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JP2006168859A - シート材給送装置、およびそれを備えた画像読取装置、画像形成装置 - Google Patents

シート材給送装置、およびそれを備えた画像読取装置、画像形成装置 Download PDF

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JP2006168859A
JP2006168859A JP2004360432A JP2004360432A JP2006168859A JP 2006168859 A JP2006168859 A JP 2006168859A JP 2004360432 A JP2004360432 A JP 2004360432A JP 2004360432 A JP2004360432 A JP 2004360432A JP 2006168859 A JP2006168859 A JP 2006168859A
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English (en)
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Hiroyuki Nagao
裕之 長尾
Yasushi Nakamura
泰 中村
Kazuhisa Yoneda
和久 米田
Hidenobu Bandai
英伸 万代
Takashi Kikutani
孝史 菊谷
Toshiichi Kitaura
敏一 北浦
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Sharp Corp
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Abstract

【課題】 原稿の品質をより一層低下させることなく、原稿の重送を防止し確実に1枚ずつ原稿を画像読取手段に供給搬送できるシート材給送装置を提供する。
【解決手段】 複数のシート材を積み重ねた状態で収容する原稿載置トレイから搬送されるシート材を1枚毎に分離するシート材分離手段を備え、上記シート材分離手段は、シート材の搬送方向に回転する搬送ローラR2と、当該搬送ローラR2と圧接しているとともに上記シート材の搬送方向の逆方向に回転する無端ベルト状の逆転ベルトローラR2aとを有しており、上記逆転ベルトローラR2aは、スポンジ部材と当該スポンジ部材の外周に設けられた表面が平滑化されたコーティング層とを含んでいる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、原稿や記録材を供給搬送するためのシート材給送装置、および、それを備えた画像読取装置、画像形成装置に関するものである。
近年、シート状の原稿を自動的に搬送し、順次読取るようにした画像読取装置が画像形成装置などに搭載され、効率的な画像読取りや画像形成が行なわれるようになっている。そして、デジタル技術が進歩し、原稿を読取って電子データへ変換する変換速度や、当該電子データに基づく画像形成速度が速くなり、より多くの枚数の原稿の処理を高速に行うことができるようになっている。そして、これらの画像読取装置では、一度にセットできる原稿の枚数が100〜200枚程度と非常に多くなってきており、また、画像読取装置の原稿搬送部の進歩に伴い搬送できる原稿の種類も多様化してきている。
ところで、上記のように原稿等のシートを多数枚セットして供給搬送し、原稿の画像を読取る画像読取装置では、原稿載置トレイに積載した原稿を1枚毎ピックアップして読取りを行っている。そして、複数枚積載された原稿から1枚だけを原稿読取部に供給搬送するために、搬送ローラと逆転ローラ等により構成される分離手段を用いて、原稿を1枚ずつ原稿読取部に供給搬送している。
具体的には、上記原稿装置では、搬送ローラと逆転ローラとを圧接させて、その間に原稿を供給搬送し、上記原稿を1枚ずつ原稿読取部に供給搬送するために、複数枚の原稿がピックアップされた場合に、上記逆転ローラに接触している原稿が原稿載置トレイに戻るようにすることで、搬送ローラに接触している原稿1枚のみを原稿読取部に続く搬送路に供給するようにしている。
このとき、分離手段の上記逆転ローラは、トルクリミッタを介して、搬送ローラの回転方向とは逆方向の回転駆動力の伝達を受けるための駆動部に連結されている。そして、原稿が分離手段の搬送ローラと逆転ローラとの間に1枚のみ挟持されている場合の負荷トルクでは、逆転ローラが駆動部に対してスリップすることで、逆転ローラが原稿と共に連れ回りして1枚の原稿のみが分離手段を通過できる。つまり、原稿が1枚だけ供給搬送される場合には、逆転ローラは、搬送ローラと同じ方向に回転することになる。
しかし、原稿が2枚以上挟持されようとしたときには、逆転ローラにかかる負荷トルクが変化して、トルクリミッタにより逆転ローラがスリップできなくなり、原稿の搬送方向とは逆の方向に逆転ローラが回転することにより、確実に1枚の原稿だけを供給搬送できるようになっている。
ところで、逆転ローラに従来からのソリッドタイプで滑りにくい逆転ローラを使用している場合には、原稿の逆転ローラ側に接触する面に、例えば、鉛筆や定着性の悪いインク等により文字や絵などの画像が書き込まれていると、逆転ローラにより上記画像が擦られて画像が流れてしまうという画像の尾引き現象が発生する。その結果、逆転ローラが接触する面を読取る時に読取画質が低下してしまい、読取データの品質やそのデータを用いての画像形成物の画質が低下してしまうだけでなく、原稿自体の品質を著しく低下させてしまうという問題がある。
このような難点を解消するため、および、分離性能や搬送性の向上等を図るために、柔軟な材質で形成した逆転ローラも従来から種々提案されている。例えば、分離回転手段(逆転ローラ)を、給送回転手段(搬送ローラ)よりも硬度の小さい材質で形成したシート材給送装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この場合、分離回転手段と給送回転手段が圧接した時に、ニップ形状が分離回転手段側に凹形状となり、このニップ部分に送り出し手段によって複数のシート材が送り込まれると、送り込まれた全てのシート材の先端側が分離回転手段に対して直接接触可能になると記載されている。なお、分離回転手段としてのスポンジリタードローラの外周面に、同材質のウレタン液を均一にスプレーコーティングすることにより、コーティング層を形成している。
しかしながら、回転ローラと逆転ローラとのみを用いて、1枚ずつ原稿を供給する場合には、確実に逆転ローラに接触している原稿を原稿載置トレイに戻るようにするためには、回転ローラと逆転ローラとの圧接力を高め、2つのローラ間のニップをより大きくする必要がある。ところが、ニップをより大きくするためには、上記トルクリミッタも大きな負荷トルクに対応できるものが必要になり、また、大きなトルクを発生させることができる駆動部を用いる必要があるという問題がある。また、この場合には、トルクリミッタの寿命が短いという問題もある。
そこで、上記の問題を解決するために、例えば、上記逆転ローラの代わりに、分離ベルトを用いて、原稿を1枚ずつ供給搬送する構成が提案されている(例えば、特許文献2〜4参照)。特許文献2〜4の構成では、分離ベルトを用いることで、大きな負荷トルクに対応したトルクリミッタを用いなくても、分離ベルトと回転ローラとの間でより大きなニップ部を形成することが可能である。
特開平7−117880号公報(公開日:1995年5月9日) 特開平8−324817号公報(公開日:1996年12月10日) 特開平9−110197号公報(公開日:1997年4月28日) 特開昭64−87434号公報(公開日:1989年3月31日)
しかしながら、上記特許文献2〜4に開示の構成では、より大きなニップ部を形成することはできるが、分離ベルトの構成については何ら考慮されていない。例えば、特許文献3では、EPDM(エチレン−プロピレンゴム)からなる分離ベルトを使用している。従って、例えば、上記分離ベルトがEPDMのみからなる場合には、当該EPDMの硬度により、シート材に対する部分的な接触圧が不均一になり、原稿に上記画像の尾引き現象が部分的に現れる場合がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、原稿の品質をより一層低下させることなく、原稿の重送を防止し確実に1枚ずつ原稿を画像読取手段に供給搬送できるシート材給送装置、画像読取装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明に係るシート材給送装置は、上記課題を解決するために、複数のシート材を積み重ねた状態で収容するシート材収容手段から搬送されるシート材を1枚毎に分離するシート材分離手段を備え、上記シート材分離手段は、シート材の搬送方向に回転する回転ローラと、当該回転ローラと圧接しているとともに上記シート材の搬送方向の逆方向に回転する無端ベルト状のベルト部材とを有しており、上記ベルト部材は、スポンジ部材と当該スポンジ部材の外周に設けられた表面が平滑化された平滑部材とを含むものであることを特徴としている。
上記の構成によれば、複数のシート材が収容されているシート材収容手段から搬送されるシート材をシート材分離手段にて、1枚毎に分離して搬送している。
具体的には、上記シート材分離手段を構成している上記回転ローラは、シート材の搬送方向に回転しており、当該回転ローラとベルト部材との間に搬送される当該シート材を搬送方向へ搬送するものである。一方、上記シート材分離手段を構成しているベルト部材は、当該回転ローラとベルト部材とが圧接されている間に搬送される当該シート材が複数枚の場合に、確実に1枚のみが、当該回転ローラとベルト部材との間を通過できるように、シート材の搬送方向の逆方向に回転している。
そして、上記の構成によれば、上記ベルト部材は、スポンジ部材と当該スポンジ部材の外周に設けられた表面が平滑化された平滑部材とを含んでいる。これにより、ベルト部材の表面が平滑であるため、シート材が上記ニップ部を通過する際に、当該シート材の上記ベルト部材と接触する面が当該ベルト部材と擦れた場合でも、上記接触している面の品質が低下することを防止できる。また、上記ベルト部材は、スポンジ部材の表面(外周)に平滑部材が形成されているので、例えば、上記ニップ部をシート材が搬送される場合に、上記スポンジ部材によって、当該ニップ部においてシート材にかかる接触圧力を小さく、かつ、均一にすることができる。従って、シート材が上記ニップ部を通過するときに、当該シート材が過度に擦られることを防止できる。
これにより、例えば、上記シート材のベルト部材と接触する面に、当該シート材に対して定着性が悪い画像が形成されている場合、例えば、鉛筆書きやインクによって形成された画像が形成されている場合であっても、上記画像がベルト部材と擦れることによってシート材の品質およびシート材に形成された画像の品質が低下することを防止できる。
本発明に係るシート材給送装置は、上記平滑部材の表面の平均粗さRa(μm)が、0.29以下である構成がより好ましい。
上記平滑部材の表面の平均粗さRa(μm)が、0.29よりも大きい場合には、シート材に形成された画像がベルト部材と擦れることによる尾引き現象が発生する場合がある。従って、上記の構成とすることで、上記シート材に形成された画像がベルト部材と擦れることによるシート材の品質が低下することをより一層防止できる。
本発明に係るシート材給送装置は、上記平滑部材の表面の平均粗さRa(μm)が、0.09≦Ra≦0.11の範囲内である構成がより好ましい。
上記平滑部材の表面の平均粗さRa(μm)を、0.11以下とすることにより、シート材に形成された画像がベルト部材と擦れることによる尾引き現象の発生をより一層防止することができる。また、平均粗さRa(μm)を0.09以上とすることにより、シート材とベルト部材とが擦れることにより発生する音(鳴き)を防止することができる。
本発明に係るシート材給送装置は、上記平滑部材は、ウレタンゴムからなる構成がより好ましい。
上記の構成によれば、平滑部材がウレタンゴムから構成されている。ウレタンゴムは、機械的強度に優れ、耐磨耗性に優れているので、上記回転ローラに対して接触しながら、回転するベルト部材の平滑部材として好適に用いることができる。なお、上記平滑部材としては、上記ウレタンゴムからなっていてもよく、また、ウレタンゴムを含む複合材料からなっていてもよい。
本発明に係るシート材給送装置は、上記平滑部材は、ディッピング法によって上記スポンジ部材の表面に形成されてなるものである構成がより好ましい。また、上記ディッピング法を用いてウレタンゴムからなる平滑部材を形成することがより好ましい。
上記の構成によれば、ディッピング法によって上記スポンジ部材の表面に平滑部材を形成している。ディッピング法は、例えば、スプレーコーティングによって平滑部材を形成する場合と比べて簡単、かつ、平滑度の高い平滑部材を形成することができる。つまり、上記の構成とすることで、より平滑度の高い平滑部材を得ることができる。
本発明に係る画像読取装置は、上記シート材給送装置と、当該シート材給送装置によって給送された上記シート材に形成されている画像を読取る画像読取手段とを備えたことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記のシート材給送装置を備えているために、シート材の品質およびシート材に形成された画像の品質の低下を防止できるので、従来よりも、画像の状態がよい状態で当該画像を読取ることができる。これにより、従来よりも良好な読取画像を得ることができる。
本発明に係る画像形成装置は、上記画像読取装置と、上記画像読取装置によって読取られた画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段とを備えたことを特徴としている。
上記の構成のよれば、上記画像読取装置を備えているので、従来よりも、より良好な読取画像を得ることができるため、この読取画像に基づいて画像形成を行うことにより、従来よりも、原稿の画像により類似した画像を形成することができる。
本発明に係るシート材給送装置は、複数のシート材を積み重ねた状態で収容するシート材収容手段から搬送されるシート材を1枚毎に分離するシート材分離手段を備え、上記シート材分離手段は、シート材の搬送方向に回転する回転ローラと、当該回転ローラと圧接しているとともに上記シート材の搬送方向の逆方向に回転する無端ベルト状のベルト部材とを有しており、上記ベルト部材は、スポンジ部材と当該スポンジ部材の外周に設けられた表面が平滑化された平滑部材とを含むものである構成である。それゆえ、例えば、上記シート材のベルト部材と接触する面に、例えば、鉛筆書きやインクによって形成された当該シート材に対して定着性が悪い画像が形成されている場合であっても、上記画像がベルト部材と擦れることによってシート材の品質およびシート材に形成された画像の品質が低下することを防止できる。
本発明の一実施形態について図面に基づいて説明すると以下の通りである。
まず、本発明の実施形態に係るシート材給送装置およびシート材給送装置を備えた画像読取装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図2は、本実施の形態に係る画像読取装置1の概略構成を示す縦断面図である。この画像読取装置1は、大略的に、光学系2と、その上方に配置されるADF(Automatic Document Feeder)3とを備えて構成されている。そして、上記画像読取装置1は、例えば、複写機やファクシミリ装置のスキャナ装置として用いられ、原稿(シート材)の両面を読取り可能な構成である。
光学系2は、第1の読取り手段であるCCD(Charge Coupled Device)読取りユニット11を備えて構成され、原稿台12上に載置されて平面状態に支持された原稿の画像を、光源ユニット13およびミラーユニット14によって、固定位置に設けられたCCD読取りユニット11に結像し、読取りを行う。CCD読取りユニット11は、結像レンズ11aおよびCCDイメージセンサ11bなどを備えて構成される。
光源ユニット13は、光源13aと、その光源13aからの読取り用の照明光を原稿台12上の所定の読取り位置に集光するミラー13bと、原稿からの反射光のみを通過させるスリット13cと、スリット13cを通過した光の光路を90°変更するミラー13dとを備えて構成される。ミラーユニット14は、光源ユニット13からの光の光路を180°変更する一対のミラー14a、14bを備えて構成される。
光源ユニット13の速度をVとすると、ミラーユニット14はV/2の速度で移動する。また、光源ユニット13は、参照符13e、13f等で示すように矢印15の方向(副走査方向)に変位することによって、原稿画像を読取ることができる。なお、CCD読取りユニット11は、図示を省略するが、少なくともCCDイメージセンサ11b、結像レンズ11aおよび光源13aを一つのユニットに構成した縮小読取光学系または等倍読取光学系のユニットを速度Vで走査させるようにした構造であってもよい。
また、上述の光学系2には、上記原稿台12から副走査方向に離間して、別の原稿台16が設けられている。光源ユニット13は、この原稿台16の下方まで変位して静止した状態で、原稿台16上を搬送されてゆく原稿の一方の面(以下、こちらを表面とする)の画像を読取ることができる。その搬送された原稿の出口付近には、排紙トレイ17が設けられている。
一方、ADF3は、第2の読取り手段であるCIS(Contact Image Senser)21を備えて構成され、原稿載置トレイ(シート材収容手段)22上に積層状態で載置された原稿を1枚ずつ搬送してゆき、CIS21で、その原稿の他方の面(以下、こちらを裏面とする)の画像を読取る。
このため、ADF3は、各種のローラR1〜R10、検出器S1〜S7、湾曲搬送経路23およびレジスト・斜行補正領域24をさらに備えて構成されている。そして、CIS21は、たとえばアレイ状のイメージセンサと、アレイ状の導光手段(セルフォックレンズ等のレンズアレイ)と、光源(LEDアレイ光源または蛍光灯)と、等を含む密着イメージセンサである。
原稿載置トレイ22は、アクチュエータS1aおよびセンサ本体S1bから成る光学式の原稿検出器S1によって原稿載置トレイ22に原稿がセットされたことを検知すると、所定のタイミングで該原稿載置トレイ22の上昇が開始され、積載された原稿束の最上面原稿が、アーム25によって昇降変位自在に支持されている呼込ローラ(ピックアップ手段)R1を押し上げ、そのことが呼込ローラ位置検出器S2によって検知されると、原稿載置トレイ22の上昇動作が一旦停止し、この状態で待機状態となる。
なお、原稿載置トレイ22に原稿がセットされて上述のように該原稿載置トレイ22が上昇して待機状態となった後、読取りを開始する信号が入力されずに所定時間放置された場合は、そのままの状態で待機状態を継続させても良いが、好ましくは呼込みローラR1の変形を防止するために、所定のレベルまで該原稿載置トレイ22を降下させて待機させる。
そして、原稿の給紙開始信号が入力されると、呼込ローラR1が回転駆動して、上記原稿束の最上面原稿から順次取込まれる。呼込ローラR1の下流側には、シート材分離手段である搬送ローラ(回転ローラ)R2、逆転ベルトローラ(ベルト部材)R2aが配置されている。呼込ローラR1はアーム25に支持され、アーム25は搬送ローラR2の回転軸に回動可能に支持されている。
そして、自重または付勢力により呼込ローラR1が原稿に接触する。また、呼込ローラR1は後述のストッパにより必要以上に下降しないようになっている。後述するように、アーム25には凸部が形成されており、光センサ等で構成される呼込ローラ位置検出器S2によって、呼込ローラR1の高さをアーム25の揺動角から検出することができる。
本実施の形態では、アーム25に凸部を設け直接に呼込ローラ位置検出器S2で検出しているが、呼込ローラ位置検出器S2をアーム25から離れた位置に設けることもでき、その場合には、リンク機構等の連結手段を用いてアーム25の高さを検出できるようにすればよい。なお、上記呼込ローラR1、搬送ローラR2及び逆転ベルトローラR2aにて、本実施の形態にかかるシート材給送装置51を構成している。また、上記シート材給送装置51は、原稿載置トレイ22を備えていてもよい。
搬送ローラR2には、トルクリミッタを備えた逆転ベルトローラR2aが対向して設けられ、原稿が重送されることなく、1枚の原稿が確実に分離されて搬送される。したがって、呼込ローラR1によって複数枚の原稿が取込まれても、当該搬送ローラR2と逆転ベルトローラR2aによって、呼込ローラR1に密着していた最上面の原稿のみが繰り出され、湾曲搬送経路23へと搬送される。なお、上記シート材給送装置51の各構成(上記呼込ローラR1、搬送ローラR2及び逆転ベルトローラR2a)の詳細については後述する。
原稿(シート材)が搬送ローラR2と逆転ベルトローラR2aとで確実に分離供給されたか否かは、アクチュエータS3aおよびセンサ本体S3bから成る給紙検出器S3によって検知される。そして、所定のタイミングで、下流側の湾曲搬送経路23へと導かれる。
湾曲搬送経路23では、原稿は搬送ローラR3〜R7によって搬送され、無理なく導かれてきているか否かが、アクチュエータS4aおよびセンサ本体S4bから成り、湾曲搬送経路23からの原稿の通過を検知する給紙検出器S4によって検知される。湾曲搬送経路23は、読取り可能な原稿の内、最も厚い、すなわち最も腰のある原稿を円滑に搬送できる曲率が設定されており、あらゆる種類の原稿の安定供給を保証できるように設計されている。
そして、この湾曲搬送経路23と搬送ローラR2及び逆転ベルトローラR2aを覆うように、外装カバー41が装置本体に対して開閉自在に設けられている。なお、外装カバー41の開放状態を破線で示す。また、この外装カバー41の開閉動作に連動して、逆転ベルトローラR2aの支持機構を連動動作させるための連結レバー42が設けられている。なお、連結レバー42は、図示は省略するが、外装カバー41に連動させることなく、装置本体の外部から操作できるようにしてもよい。
湾曲搬送経路23を搬送された原稿は、レジスト・斜行補正領域24に搬送され、その先端が該レジスト・斜行補正領域24の出口付近にあるレジストローラR8、R9の手前に配置された給紙検出器S5によって検知されると、前記レジストローラR8、R9を停止させた状態で、所定時間、上流側からの搬送力により衝突させ、レジストおよび斜行の補正が行われる。給紙検出器S5は、アクチュエータS5aおよびセンサ本体S5bから構成されている。
上記レジスト・斜行補正領域24は、湾曲搬送経路23の最終(搬送方向の最下流側)の搬送ローラR6、R7から前記レジストローラR8、R9までの該レジスト・斜行補正領域24において、上述のようなレジストおよび斜行の補正を行えるように、これらのローラR6、R7とローラR8、R9との間で原稿の状態がほぼ平面状態となり、搬送経路のガイド面から変形を強いられることのないように考慮されている。
なお、ローラR6、R7とローラR8、R9との間の距離は、上記シート材給送装置51が湾曲搬送経路23に搬送することが可能な原稿の中で、最も小さな原稿の搬送方向の長さよりも大きくなっていればよい。そして、湾曲搬送経路23に残っている原稿の後端部分が少ない程、原稿のレジストおよび斜行の補正がスムーズに行えることとなる。
次に、レジストおよび斜行の補正が行われた原稿は、所定のタイミングで搬送が再開され、原稿の表面を露光走査するための第1の読取り位置(走行原稿読み取り時位置)Pos1へと導かれる。さらに、上記原稿は、引続き原稿の裏面を露光走査するための第2の読取り位置Pos2へ搬送される。そして、上記原稿は、第1の読取り位置Pos1でCCD読取りユニット11によって当該原稿の一方の面が読取られ、第2の読取り位置Pos2でCIS21によって当該原稿の他方の面が読取られる。
そして、表面のみまたは表裏両面の画像を読取られた原稿は、排出ローラR10、R11(排出ローラR11は光学系2側に設けられている)によって原稿排出点よりも低い位置にある当該画像読取装置1の側面に支持された排紙トレイ17上へと排出される。この原稿の排出動作の確認は、アクチュエータS6aおよびセンサ本体S6bから成る排紙検出器S6によって検知される。以上の動作が、原稿載置トレイ22上にセットされた原稿がなくなるまで繰返され、読取りが完了した原稿はすべて排紙トレイ17上に順次排出される。
また、原稿載置トレイ22は、原稿が順次給紙される毎に原稿束の高さが下がってくるので、ある程度下がれば、呼込ローラR1の位置が下がった分だけ上昇して、原稿束の最上面と該呼込ローラR1とが所定の状態を保てるように監視されている。このため、原稿載置トレイ22は、支点22aを中心に揺動可能になっており、その支点22aとは反対側の端部に設けられたリブ22bが、昇降プレート31によって押し上げられることで昇降可能となっている。
昇降プレート31は、上記リブ22bとは反対側の端部がプレート支持軸32に固着されており、このプレート支持軸32が、伝達部材(歯車)列から成る昇降機構部34を介して昇降モータ61によって回転駆動される。
この原稿載置トレイ22の待機時の位置は、呼込ローラ位置検出器S2の動作信号を基準に、後述の制御部が昇降機構部34の昇降モータ61を動作制御することで維持される。この位置はセットされる頻度の高い原稿の枚数に合わせて、後述の操作部から任意に設定できるようになっており、サービスマンや使用者が予め設定を行う。
さらに、原稿載置トレイ22は、上述したように安定した原稿の搬送を保証できるように設定された湾曲搬送経路23によって必然的に形成される該湾曲搬送経路23の入口側と出口側との高さの範囲内で上下できるようになっており、この上下方向に変位することによって、大量の原稿の載置が可能になるとともに、当該原稿載置トレイ22上に載置された大量の原稿の最上面を湾曲搬送経路23の入口へと給紙可能な状態まで上昇させ、順次給紙するようになっている。
また、原稿載置トレイ22には、原稿の側部を揃えるための原稿規制板30が設けられており、この原稿規制板30の位置は、原稿サイズ検出器S0によって検出され、画像形成時の用紙選択等に使用されるとともに、後述するように本発明による該原稿載置トレイ22の高さ制御にも使用される。
一方、原稿台12上の原稿を読取る際には、光源ユニット13は、図2中の位置Pos3から位置Pos4の方向に、図2に図示しない原稿サイズ検出器S9等で検出されたサイズに応じて所定距離だけ移動するようになっている。これに対して、ADF3によって搬送される原稿を読取る際には、上記光源ユニット13は、位置Pos1に停止して読取を行う。また、光源ユニット13は、位置Pos3、Pos4または位置Pos3と位置Pos1との中間の位置のいずれかを、当該光源ユニット13の位置検出器の検出結果を基準に、ホームポジションとし、使用されていない待機中には、このホームポジションで停止している。
この原稿台12上の原稿を読取るために、ADF3は、画像読取装置1の奥側(紙面奥側)にて、光学系2との間に設けられたヒンジ(図示せず)を回動支点として、上方に回動する。これにより、該画像読取装置1では、紙面手前側から、原稿台12の上面を開放でき、搬送できないブック物の原稿等を原稿台12にセットできる。そして、ADF3側には、原稿台12に対向して原稿マット35が設けられている。
上述のように構成される画像読取装置1は、静止読取モード、走行読取モード、両面読取モードの3つのモードで原稿の読取りが可能である。上記静止読取モードは、例えば、本等の上記原稿台12上に載置された原稿を、上記光源ユニット13およびミラーユニット14を移動させつつ、CCD読取りユニット11によって読取るモードである。
また、走行読取モードおよび両面読取モードは、共に前記原稿載置トレイ22にセットされた原稿を、ADF3で自動的に1枚ずつ給送しながら読取るモードであり、走行読取モードでは前記CCD読取りユニット11によって、両面読取モードでは、前記CCD読取りユニット11およびCIS21を共に使用して読取りを行う。前記原稿載置トレイ22にセット可能な原稿の最大枚数は、たとえば200枚である。
ここで、本実施の形態におけるシート材給送装置51の構成について説明する。当該シート材給送装置51は、搬送ローラ(回転ローラ)R2及び逆転ローラ(ベルト部材)R2aを備えている。そして、上記搬送ローラR2と逆転ベルトローラR2aとでシート材分離手段が構成されている。なお、上記シート材給送装置51には、さらに上記呼込ローラR1と原稿載置トレイ22とが含まれていてもよい。
上記呼込みローラR1は、原稿載置トレイ22に載置(収容)されている複数のシート材を上記搬送ローラR2と逆転ベルトローラR2aとの間に搬送するものである。具体的には、上記呼込みローラR1は、上記原稿載置トレイ22に載置(収容)されているシート材と接しており、当該呼込みローラR1が上記シート材の搬送方向に回転することにより、呼込みローラR1と接しているシート材が搬送される。そして、上記呼込みローラR1と逆転ベルトローラR2aとを組み合わせることで、シート材の重送が低減し、逆転ベルトローラR2aによってシート材が擦られることが少なくなり、シート材の汚れや画像の尾引き(引き伸ばし)の発生を抑制することができ、シート材の品質を良好に保つことができる。
上記搬送ローラR2は、上記逆転ベルトローラR2aと圧接している。そして、上記搬送ローラR2は、逆転ベルトローラR2aと共に、呼込みローラR1によって搬送されてきたシート材を1枚ずつに分離する。上記搬送ローラR2の硬度は、逆転ベルトローラR2aよりも高い。
上記逆転ベルトローラR2aは、上記搬送ローラR2と圧接している。そして、上記逆転ベルトローラR2aは、駆動ローラと従動ローラと、当該駆動ローラと従動ローラとによって帳架された無端ベルト状のベルト部材とから構成されている。以下、上記逆転ベルトローラR2aについて詳細に説明する。
図1(a)は、逆転ベルトローラR2aの概略の構成を示す断面図である。また、図1(b)は、逆転ベルトローラR2aの概略の構成を示す斜視図である。逆転ベルトローラR2aは、図1(a)(b)に示すように、トルクリミッタ72を介して駆動源73に接続された駆動ローラ70と回転自在な従動ローラ71とにベルト部材66が帳架されて構成されている。そして、上記逆転ベルトローラR2aは、駆動ローラ70の回転によりベルト部材66が呼込みローラR1とは逆方向に回転している。ここで、ベルト部材66について説明する。
上記ベルト部材66は、スポンジ部材SPと、当該スポンジ部材SPの外周表面に設けられた平滑部材とを含んで構成されている。具体的には、上記ベルト部材66は、当該ベルト部材66に用いられるスポンジ部材SPの外周に、表面が光沢を有する程度に平滑化されたコーティング層(平滑部材)Ctを設けてなっている。このスポンジ部材SPの外周表面に形成されるコーティング層Ctの材質としては、ウレタンゴムが好ましく、特にディッピング法によってウレタンゴムからなるコーティング層Ctを上記スポンジ部材SPの外周に形成することがより好ましい。
このディッピング法は、ウレタン液中に、長尺の逆転ベルトローラR2aを構成しているスポンジ部材SPを浸漬させるものであり、浸漬することで、スポンジ部材SPの表面にコーティング層Ctを形成する。そして、上記スポンジ部材SPの表面にコーティング層Ctを形成した後に、端部の使用できない部分を取り除いて、複数個に切り分けることで上記コーティング層Ctが形成されたベルト部材66を形成する。このディッピング法を用いてベルト部材66を形成することにより、スプレー工程よりも簡素な作業工程で、歩留りよく多数の逆転ベルトローラR2aのベルト部材66を安価に製造することができる。また、スプレー工程のようにウレタン液を母材(スポンジ部材SP)に吹き付けてコーティング層Ctを形成する場合よりも、表面の平滑度の高いコーティング層Ctを得ることができる。
そして、ディッピング法によって上記コーティング層Ctを形成することにより、例えば、スプレー工程と比べて工程を簡単にすることができるため、コストを下げることができる。
コーティング層Ctの厚さは、例えば、0.15mm程度に設定するのが好ましい。また、スポンジ部材SPは硬度5〜30°(なお、硬度はアスカーC硬度を示している、以下についても同じである)であればよく、硬度が低いと、コーティング液(ウレタン液)がスポンジ部材SPの内部に浸透するため、コーティング層Ctを形成しにくくなる。なお、一般的なディッピング法を用いる場合には、用いるスポンジ部材SPの硬度としては20〜30の範囲内がより好ましいが、コーティング技術によってはスポンジ部材SPの硬度を上記範囲内よりも小さくしてもよい。
そして、上記スポンジ部材SPの材質は、アスカーC30°の硬度のアクリルニトリルブタジエンゴム(NBR)の発泡ゴムが好適であるが、その他に、メラミンスポンジ、CRゴムスポンジ、シリコンスポンジやウレタンスポンジ等を用いることもできる。また、シリコン材を使用することもできる。
また、コーティング層Ctは、図3(a)に示すように、スポンジ部材SPの外周表面のみに形成してもよく、また、図3(b)に示すように、スポンジ部材の両表面に形成してもよい。なお、図3(a)、(b)は、ベルト部材66の断面を示す断面図である。
本実施の形態では、コーティング層Ctの表面は、光沢を有する程度に充分に平滑化されている。これにより、シート材に対するベルト部材66の接触状態を均一化することができ、また、シート材とベルト部材66との接触面積を大きくすることができるので、部分的な接触圧力を小さく、かつ、均一に分散させることができる。従って、原稿画像が形成されたシート材を搬送する場合、画像を形成している鉛筆粉等が、逆転ベルトローラR2aによって擦り取られにくくなり、画像の尾引き現象が発生しにくくなる。
そして、上記コーティング層Ctの表面の平均粗さRa(μm)としては、0.29以下であることがより好ましい。これについて説明する。
図4は、シート材をローラ(逆転ローラ)で押圧した場合に、ローラ表面の平滑度が、シート材の引き抜き力(摩擦力)にどのように影響するかを測定するための測定機61の構成図である。この測定機61は、略水平状態に配置される基台62に立設した支持部材63に回動自在に支持された平行棒64を具備し、その平行棒64の一端にカウンターウエイト65を取り付け、その他端には、測定対象となるベルト部材66が固定状態に支持されると共に、そのベルト部材66に対して押圧力を付与するためのウエイト67を交換自在に搭載し、基台62上に載置したシート材をベルト部材66で押圧し、そのシート材をテンションゲージ68で引っ張ることにより、そのときの張力を測定するように構成される。
このような測定機61によって、従来の逆転ローラと本発明の逆転ローラ用のベルトとにより、シート材の引き抜き力を測定し、表1に示すような結果が得られた。ここで、比較例である従来の逆転ローラとしては、硬度33°のEPDM象皮研磨ローラ(形状;ローラ)を用いている。また、実施例である本発明の逆転ローラ用のベルトとしては、硬度30のアクリルニトリルブタジエンゴム(NBR)の発泡ゴムをスポンジ部材として用いて、そのスポンジ部材の外周表面をウレタンゴムからなるコーティング層(平滑部材)を形成したもの(コーティング層の表面の粗さが異なるもの)を用いている。
Figure 2006168859
従来品のEPDM象皮研磨(硬度33)のローラでは、ウエイト67の重量が200gfに設定されている場合には180〜190gfの引き抜き力を要し、ウエイト67の重量が550gfの場合には、500〜510gfの引き抜き力を要した。
これに対して、本発明である、発泡NBR(硬度30)+ウレタンコート(表面粗い)の場合、ウエイト67の重量を200gfに設定した場合には160〜170gfの引き抜き力を要し、550gfの場合には420〜430gfの引き抜き力を要した。
さらに、本発明の発泡NBR(硬度30)+ウレタンコート(表面光沢)の場合、ウエイト67の重量を200gfに設定した場合には100〜110gfの引き抜き力を要し、550gfの場合には220〜230gfの引き抜き力を要した。
実際の使用時には、シート材に対して550gf程度の押圧力が作用するが、本発明の場合のように、スポンジ部材の外周表面にコーティング層Ct(平滑部材)を形成したベルト部材66を用いることにより、従来よりも、少ない力でシート材を引き抜くことができる。そして、上記コーティング層Ctの表面をさらに光沢性を有する程に平滑化することで、従来品の約半分程度の引き抜き力でシート材を引き抜くことができる。従って、本発明の発泡NBR(硬度30)+ウレタンコート(表面光沢)を逆転ベルトローラR2aのベルト部材66として用いた場合、シート材に作用する摩擦力を一層低減させることができるため、シート面に形成された例えば鉛筆書きの画像や定着性が低い画像が尾引き現象を起こして、シート材が汚れたり画像が不鮮明になったりして品質が低下してしまうのを防止でき、シート材に対して良好な処理を行うことができる。
ここで、本発明にかかるベルト部材66のコーティング層Ctの表面粗さについて詳細に説明する。上記コーティング層Ctの表面粗さを調べるために、接触型の表面粗さ計で、従来品および本発明の逆転ベルトローラR2aの表面粗さをそれぞれ測定し、原稿の鉛筆画像の逆転ベルトローラR2aの擦れによる汚れの程度を評価した。その結果を表2に示す。
Figure 2006168859
なお、表2では、汚れに対する評価が×の場合は、使用できない程度に汚れが目立つ状態、△の場合は、使用できる程度に汚れが少ない状態、◎〜○の場合は、汚れが目立たず好ましい状態、をそれぞれ表している。つまり、好ましい範囲は◎〜○であり、△まで使用できる。また、粗さが記載している範囲を超えて小さい場合、すなわち、ウレタンコートの表面が、表中の「光沢〜やや粗」の範囲よりも小さい場合には、表面の滑らかさが更にアップし汚れに対しては問題ないが、シート材とベルト部材66とが擦れることにより音(鳴き)が発生し不快な騒音の原因となる場合がある。
表2の結果より、従来品のEPDM象皮研磨の逆転ローラベルトについての擦れによる評価は、×であった。
一方、NBR発泡(硬度30)+ウレタンコート(光沢性があるが表面が若干粗い)の逆転ローラベルトについての擦れによる評価は、△であり使用できる程度であった。これに対して、本発明のNBR発泡ゴム(硬度30)+ウレタンコート(表面光沢)の逆転ベルトローラR2aベルトは、良好な評価(◎〜○)を得ることができた。なお、上記表2中の「NBR発泡ゴム+ウレタンコート(表面光沢〜やや粗)」と表1中の「NBR発泡ゴム+ウレタンコート(表面光沢)」とは同じものである。
表2の結果から、コーティング層Ctの表面粗さにおける平均粗さRa(μm)は、少なくとも0.29μm以下であることが好ましく、さらに、下記(1)式の範囲内であることがより好ましい。
0.09≦Ra≦0.11・・・・・・・・・・・(1)式
また、その他の最大高さRy(μm)、十点平均粗さRz(μm)、最大粗さRmax(μm)については、それぞれ、1.28μm以下、0.93μm以下、96.59μm以下であることがより好ましく、特に下記の(2)式〜(4)式に示す範囲内であることが特に好ましいこと。
0.46≦Ra≦0.60・・・・・・・・・・・(2)式
0.39≦Rz≦0.80・・・・・・・・・・・(3)式
13.20≦Rmax≦35.36・・・・・・・(4)式
そして、コーティング層Ctの表面を上記式(1)〜(4)の範囲内とすることにより、当該コーティング層Ctの表面を、光沢を有する程度に充分に平滑化することができる。従って、シート面に形成された例えば鉛筆書きの画像や定着性が低い画像の尾引き(引き伸ばし)現象が発生したり、シートが汚れたり画像が不鮮明になったりして品質が低下するのを防止でき、シートに対して良好な処理を行うことができる。
以上の結果については、平均粗さRa、最大高さRy、十点平均粗さRzの値が、大きく影響しており、表面が平滑である程、シート材に対する接触状態が均一で接触面積が大きくなり、部分的な接触圧力が小さく均一に分散され、画像を形成する鉛筆粉が逆転ベルトローラR2aによって擦り取られにくくなる。
以上のように、本実施の形態にかかるシート材給送装置51は、複数のシート材を積み重ねた状態で収容する原稿載置トレイ22から搬送されるシート材を1枚毎に分離するシート材分離手段を備え、上記シート材分離手段は、シート材の搬送方向に回転する搬送ローラR2と、当該搬送ローラR2と圧接しているとともに上記シート材の搬送方向の逆方向に回転する無端ベルト状の逆転ベルトローラR2aとを有しており、上記逆転ベルトローラR2aは、スポンジ部材SPと当該スポンジ部材SPの外周に設けられた表面が平滑化されたコーティング層Ctとを含むものである構成である。
上記の構成によれば、複数のシート材が収容されている原稿載置トレイ22から搬送されるシート材をシート材分離手段にて、1枚毎に分離して搬送している。
具体的には、上記シート材分離手段を構成している上記搬送ローラR2は、シート材の搬送方向に回転しており、当該搬送ローラR2と逆転ベルトローラR2aとの間に搬送される当該シート材を搬送方向へ搬送するものである。一方、上記シート材分離手段を構成している逆転ベルトローラR2aは、当該搬送ローラR2と逆転ベルトローラR2aとが圧接されている間に搬送される当該シート材が複数枚の場合に、確実に1枚のみが、当該搬送ローラR2と逆転ベルトローラR2aとの間を通過できるように、シート材の搬送方向の逆方向に回転している。より具体的には、上記逆転ベルトローラR2aは、トルクリミッタ72を介して接続された駆動源73によって、通常はシート材の搬送方向の逆方向に回転している。そして、上記搬送ローラR2と逆転ベルトローラR2aとの間の圧接された部分(以下、ニップ部と称する)にシート材が噛み込まれると、逆転ベルトローラR2aにかかる負荷トルクが変化してトルクリミッタ72によって駆動源73からの駆動力の伝達が切られることになる。従って、上記ニップ部にシート材が噛み込まれると、上記逆転ベルトローラR2aは、シート材の搬送方向と同じ方向に従動回転されて、上記シートが上記ニップ部を搬送される。また、上記ニップ部の間にシート材が噛み込む前は、上記逆転ベルトローラR2aは、シート材の搬送方向とは逆方向に回転しているため、例えば、複数枚のシートが上記ニップ部に供給されそうになると、上記逆転ベルトローラR2aの回転によって、当該逆転ベルトローラR2aと接触するシート材は上記搬送方向の逆方向に押し戻される。これにより、搬送ローラR2と接触するシート材のみが、上記ニップ部に供給されることになり、この結果、シート材を1枚だけ搬送することができる。
そして、上記の構成によれば、上記逆転ベルトローラR2aは、スポンジ部材SPと当該スポンジ部材SPの外周に設けられた表面が平滑化されたコーティング層Ctとを含んでいる。これにより、逆転ベルトローラR2aの表面が平滑であるため、シート材が上記ニップ部を通過する際に、当該シート材の上記逆転ベルトローラR2aと接触する面が当該逆転ベルトローラR2aと擦れた場合でも、上記接触している面の品質が低下することを防止できる。また、上記逆転ベルトローラR2aは、スポンジ部材SPの表面(外周)にコーティング層Ctが形成されているので、例えば、上記ニップ部をシート材が搬送される場合に、上記スポンジ部材SPによって、当該ニップ部においてシート材にかかる接触圧力を小さく、かつ、均一にすることができる。従って、シート材が上記ニップ部を通過するときに、当該シート材が過度に擦られることを防止できる。
これにより、例えば、上記シート材の逆転ベルトローラR2aと接触する面に、例えば、鉛筆書きやインクによって形成された当該シート材に定着性が悪い画像が形成されている場合であっても、上記画像が逆転ベルトローラR2aと擦れることによってシート材の品質およびシート材に形成された画像の品質が低下することを防止できる。
また、本実施の形態に係るシート材給送装置51は、上記コーティング層Ctの表面の平均粗さRa(μm)が、0.29以下である構成がより好ましい。
上記コーティング層Ctの表面の平均粗さRa(μm)が、0.29よりも大きい場合には、シート材に形成された画像が逆転ベルトローラR2aと擦れることによる尾引き現象が発生する場合がある。従って、上記の構成とすることで、上記シート材に形成された画像が逆転ベルトローラR2aと擦れることによるシート材の品質が低下することをより一層防止できる。
さらに、本実施の形態に係るシート材給送装置51は、上記コーティング層Ctの表面の平均粗さRa(μm)が、0.09≦Ra≦0.11の範囲内である構成がより好ましい。
上記コーティング層Ctの表面の平均粗さRa(μm)を、0.11以下とすることにより、シート材に形成された画像が逆転ベルトローラR2aと擦れることによる尾引き現象の発生をより一層防止することができる。また、平均粗さRa(μm)を0.09以上とすることにより、シート材と逆転ベルトローラR2aとが擦れることにより発生する音(鳴き)を防止することができる。
さらに、本実施の形態に係るシート材給送装置51は、上記コーティング層Ctは、ウレタンゴムから構成されている構成がより好ましい。
上記の構成によれば、コーティング層Ctがウレタンゴムから構成されている。ウレタンゴムは、機械的強度に優れ、耐磨耗性に優れているので、上記搬送ローラR2に対して接触しながら、回転する逆転ベルトローラR2aのコーティング層Ctとして好適に用いることができる。
さらに、本発明に係るシート材給送装置51は、上記コーティング層Ctは、ディッピング法によって上記スポンジ部材SPの表面に形成されたウレタンゴムである構成がより好ましい。
上記の構成によれば、ディッピング法によって上記スポンジ部材SPの表面にウレタンゴム層(コーティング層Ct)を形成している。ディッピング法は、例えば、スプレーコーティングによって上記ウレタンゴム層を形成する場合と比べて、簡単であり、かつ、平滑度の高いウレタンゴム層を形成することができる。つまり、上記の構成とすることで、より平滑度の高いコーティング層Ctを得ることができる。
本実施の形態に係る画像読取装置1は、上記シート材給送装置51と、当該シート材給送装置51によって給送された上記シート材に形成されている画像を読取る光学系2とを備える構成である。
上記の構成によれば、上記のシート材給送装置51を備えているために、シート材の品質およびシート材に形成された画像の品質の低下を防止できるので、従来よりも、画像の状態がよい状態で当該画像を読取ることができる。これにより、従来よりも良好な読取画像を得ることができる。
本実施の形態に係るデジタル複合機100は、上記画像読取装置1と、上記画像読取装置1によって読取られた画像データに基づいて画像を形成する画像形成部210とを備える構成である。
上記の構成のよれば、上記画像読取装置1を備えているので、従来よりも、より良好な読取画像を得ることができるため、この読取画像に基づいて画像形成を行うことにより、従来よりも、原稿の画像により類似した画像を形成することができる。
ここで、上記シート材給送装置51を備えたデジタル複合機100について説明する。
図5は、本実施の他の形態にかかるデジタル複合機(画像形成装置)100の概略構成を示す断面図である。このデジタル複合機100では、上記シート材給送装置51を備えた読取り部(画像読取装置)110にて読取られた原稿画像は、画像データとして図示しない画像データ入力部へと送られる。そして、上記デジタル複合機100は、画像データに対して所定の画像処理を施した後、当該画像データを画像処理部のメモリに一旦記憶し、出力指示に応じてメモリ内の画像を読出して画像形成部(本発明の画像形成手段)210の光書込み装置であるレーザ書込みユニット227に転送する。なお、図6に示すように、読取り部(画像読取装置)110の上部には、ADF3が搭載され、また、その操作側には、操作パネル112が設けられている。
レーザ書込みユニット227は、メモリから読出した画像データ、または外部の装置から転送されてきた画像データに応じてレーザ光を出射する半導体レーザ光源、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度で偏向されたレーザ光が感光体ドラム222上において等角速度で偏向されるように補正するf−θレンズなどをから構成されている。なお、本実施の形態では、書込み装置としてレーザ書込みユニットを用いているが、LEDやEL等の発光素子アレイを用いた固体走査型の光書込みヘッドユニットを用いてもよい。
画像形成部210は、上記レーザ書込みユニット227の他に、感光体ドラム222の周囲に、感光体ドラム222を所定の電位に帯電させる帯電器223、感光体ドラム222上に形成された静電潜像にトナーを供給して顕像化する現像器224、感光体ドラム222表面に形成されたトナー像をシートに転写する転写器(転写チャージャ等)225、余分なトナーを回収するクリーニング器226、除電器(除電チャージャ等)229を備えている。そして、この画像形成部210で画像が転写されたシートは、その後、定着ユニット217に送られ、画像がシートに定着される。
上記画像形成部210の排出側には、上記定着ユニット217の他に、シートの裏面に再度画像を形成するためにシートの前後を反転させるスイッチバック路221、画像が形成されたシートに対してステープル処理等を行うとともに昇降トレイ261を有する後処理装置260を備えている。定着ユニット217にてトナー像が定着されたシートは、必要に応じてスイッチバック路221を経て排紙ローラ219にて後処理装置260へと導かれ、ここで所定の後処理が施された後、排出される。
給紙部は、上記画像形成部210の下方に配設されており、本体に備えられた手差トレイ254、両面ユニット255、用紙トレイ251と多段給紙部270に備えられた給紙トレイ252、253で構成されている。また、これらのトレイ251、252、253、254から給紙した用紙を画像形成部210における転写器が配置された転写位置へと搬送する搬送手段250を備えている。
両面ユニット255は、シートを反転させるスイッチバック路221に通じており、シートの両面に画像形成を行うときに用いられる。なお、両面ユニット255は通常の用紙カセットと交換可能な構成となっており、両面ユニット255を通常の用紙カセットに置き換えた構成とすることも可能となっている。
このように構成されるデジタル複合機100における搬送手段250、すなわち、250a、250b、250c、250dには、図1に示したようなシート材給送装置51を設けることができる。
なお、本発明にかかる画像読取装置は、図2に示す構成に限定されることなく、少なくとも、互いに当接し合う搬送ローラと上記ベルト部材66を備えた逆転ローラとを含むシート材分離手段を備えたシート材給送装置を備えていればよい。
また、シート材給送装置は、複数のシート材を積み重ねた状態で収容するシート材収容手段と、前記シート材に接触し前記シート材を搬送路に向かって供給搬送するシート材ピックアップ手段と、前記シート材ピックアップ手段の下流側に位置し互いに当接し合う搬送ローラと逆転ローラ等により構成されるシート材分離手段とを備えていることがより好ましい。
また、本発明にかかる画像形成装置は、図5および図6に示す構成に限定されることなく、少なくとも上記シート材給送装置を備えていればよい。また、上記画像形成装置は、上記シート材給送装置を、例えば、画像読取装置の一部として備えていても良く、また、例えば、給紙トレイから供給されるシート材を画像形成部に導くために上記シート材給送装置を設けていても良い。
また、本実施の形態にかかるシート材給送装置は、複数のシート材を積み重ねた状態で収容するシート材収容手段と、上記シート材に接触し前記シート材を搬送路に向かって供給搬送するシート材ピックアップ手段と、上記シート材ピックアップ手段の下流側に位置し搬送ローラと無端状の逆転ベルトを含むシート材分離手段とを備え、上記逆転ベルトは、スポンジ部材SPの外周に、表面が光沢を有する程度に平滑化されたウレタンゴムからなるコーティング層を設けてなる構成であってもよい。
逆転ローラの弾性層をスポンジ部材SPで構成し、その外周面に表面が滑らかな光沢を有するコーティング層を設けることで、シート材に対する接触状態が均一で接触面積が大きくなり、部分的な接触圧力を小さく、かつ、均一に分散させることができる。このため、シート面が過度に擦られることがなく、例えば、シート面に形成された鉛筆書きの画像や定着性が低い画像が尾引き現象を起こしてシート材が汚れたり画像が不鮮明になったりして品質が低下してしまうのを防止でき、シート材に対して良好な処理を行うことができる。
また、本実施の形態にかかるシート材材給送装置は、上記コーティング層(平滑部材)の表面の平均粗さRa(μm)が、0.09≦Ra≦0.11の範囲内である構成がより好ましい。
上記コーティング層表面の平均粗さRaが、上記範囲を満たすように設定されることで、コーティング層表面を、光沢を有する程度に平滑化することができる。従って、シート面に形成された例えば鉛筆書きの画像や定着性が低い画像の尾引き現象が発生したり、シートが汚れたり画像が不鮮明になったりして品質が低下するのを防止でき、シートに対して良好な処理を行うことができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明にかかるシート材給送装置は、原稿を自動的に読取部へ搬送する原稿自動搬送装置(ADF)を備えた画像読取装置や、給紙トレイから画像形成部へシート材を搬送して画像形成を行う画像形成装置に好適に適用できる。
逆転ベルトローラR2aの概略の構成を示す図面であり(a)は断面図であり(b)は斜視図である。 本発明の実施形態を示すものであり、画像読取装置の概略構成を示す縦断面図である。 (a)、(b)は、ベルト部材66の断面を示す断面図である。 シート材をローラ(逆転ローラ)で押圧した場合に、ローラ表面の平滑度が、シート材の引き抜き力(摩擦力)にどのように影響するかを測定するための測定機の構成図である。 本実施の他の形態にかかるデジタル複合機(画像形成装置)の概略構成を示す断面図である。 上記デジタル複合機の斜視図である。
符号の説明
1 画像読取装置
2 光学系
3 ADF
11 CCD読取りユニット
12 原稿台
13 光源ユニット
14 ミラーユニット
16 原稿台
17 排紙トレイ
22 原稿載置トレイ
23 湾曲搬送経路
51 シート材給送装置
66 ベルト部材
70 駆動ローラ
71 従動ローラ71
72 トルクリミッタ
73 駆動源
100 デジタル複合機
210 画像形成部
217 定着ユニット
219 排紙ローラ
222 感光体ドラム
250 搬送手段
251 用紙トレイ
252 給紙トレイ
254 手差トレイ
270 多段給紙部
Ct コーティング層
SP スポンジ部材
R2 搬送ローラ(シート材分離手段)
R2a 逆転ベルトローラ(ベルト部材、シート材分離手段)

Claims (7)

  1. 複数のシート材を積み重ねた状態で収容するシート材収容手段から搬送されるシート材を1枚毎に分離するシート材分離手段を備え、
    上記シート材分離手段は、シート材の搬送方向に回転する回転ローラと、当該回転ローラと圧接しているとともに上記シート材の搬送方向の逆方向に回転する無端ベルト状のベルト部材とを有しており、
    上記ベルト部材は、スポンジ部材と、当該スポンジ部材の外周に設けられ、表面が平滑化された平滑部材とを含むものであることを特徴とするシート材給送装置。
  2. 上記平滑部材の表面の平均粗さRa(μm)が、0.29以下であることを特徴とする請求項1に記載のシート材給送装置。
  3. 上記平滑部材の表面の平均粗さRa(μm)が、0.09≦Ra≦0.11の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載のシート材給送装置。
  4. 上記平滑部材は、ウレタンゴムからなることを特徴とする請求項1に記載のシート材給送装置。
  5. 上記平滑部材は、ディッピング法によって上記スポンジ部材の表面に形成されてなるものであることを特徴とする請求項1に記載のシート材給送装置。
  6. 請求項1記載のシート材給送装置と、当該シート材給送装置によって給送された上記シート材に形成されている画像を読取る画像読取手段とを備えることを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項6に記載の画像読取装置と、上記画像読取装置によって読取られた画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2004360432A 2004-12-13 2004-12-13 シート材給送装置、およびそれを備えた画像読取装置、画像形成装置 Withdrawn JP2006168859A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009018921A (ja) * 2007-07-12 2009-01-29 Kyocera Mita Corp 給紙機構、給紙装置、画像形成装置
JP2016199375A (ja) * 2015-04-13 2016-12-01 シャープ株式会社 給紙装置およびそれを備える画像形成装置

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