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JPS6211989B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6211989B2
JPS6211989B2 JP54051105A JP5110579A JPS6211989B2 JP S6211989 B2 JPS6211989 B2 JP S6211989B2 JP 54051105 A JP54051105 A JP 54051105A JP 5110579 A JP5110579 A JP 5110579A JP S6211989 B2 JPS6211989 B2 JP S6211989B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resinoid
dressing
abrasive grains
binder
grinding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54051105A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55144961A (en
Inventor
Hiroto Kobayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritake Co Ltd
Original Assignee
Noritake Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritake Co Ltd filed Critical Noritake Co Ltd
Priority to JP5110579A priority Critical patent/JPS55144961A/ja
Publication of JPS55144961A publication Critical patent/JPS55144961A/ja
Publication of JPS6211989B2 publication Critical patent/JPS6211989B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明はレジノイド砥石のドレツシング方法
に関するものである。 熱硬化性合成樹脂を砥粒の結合剤とするレジノ
イド砥石は、研削作業を始める前に砥石外面を所
定形状にするためツルーイング(形直し)される
が、ツルーイングされたレジノイド砥石は第2図
に示すようにレジノイド砥石13外面の砥粒11
〜11が結合剤12の内部に埋没され、突出部分
が少ない状態のものとなり、研削に適した切れ刃
として作用しにくくなつている。しかし、ツルー
イングしたレジノイド砥石は通常は外面部の砥粒
が埋没した突出部分が少ないままの状態で研削に
使用され、使用しているうちに砥粒が突出し研削
性は高まるが、使用初期において研削性の悪い欠
点がある。そして、砥粒が埋没されたツルーイン
グ後のレジノイド砥石は、必要に応じ、砥粒を突
出させるためのドレツシング(目直し)をする場
合もあるが、従来の処理操作は面倒であり、砥粒
の突出量が調節しにくく、砥粒の種類によつては
砥粒が容易に突出しない欠点がある。 また、一般にレジノイド砥石には弾性があるた
め、被研削材の加工精度が低くなる欠点があつ
た。このため加工精度を良くするには気孔率の少
ない硬度の大きい研削砥石を使用する必要がある
が、従来のドレツシング方法はこのような気孔率
の小さい研削砥石への適用は困難であつた。また
レジノイド砥石は結合剤が有機質であるためドレ
ツシング中の発熱により結合剤が炭化され砥粒の
保持力が低下する欠点もあつた。 一方、レジノイド砥石はビトリフアイド砥石の
ように無機質の結合剤を用いた砥石に較べ、研削
時における被削材の当りがソフトであり、耐衝撃
性が大きい優れた利点があり、上記した欠点を有
するにもかかわらず最近の需要は増大している。
そこで、本発明者はレジノイド砥石の高い需要性
に鑑み、上記した欠点を除去しようと考え、研究
の結果、良好な成果を得て本発明を完成した。す
なわち、本発明の目的はツルーイングの際に結合
剤内に埋没した砥粒を容易に突出させ得る、レジ
ノイド砥石のドレツシング方法を提供し、レジノ
イド砥石の研削性を高めようとしたものである。
また本発明の他の目的は使用して目づまりした、
ツルーイングしないレジノイド砥石のドレツシン
グを効率良く行ない得るドレツシン方法を提供す
ることにある。 本発明は、砥粒を有機質結合剤にて結合せしめ
てなる柔軟性研磨材料を用いて、レジノイド砥石
の外面部をドレツシングする方法である。このド
レツシング用の砥粒は、アルミナ、炭化ケイ素な
ど、通常レジノイド砥石に用いられる砥粒が採用
できる。ドレツシング用の砥粒の大きさはドレツ
シングしたいレジノイド砥石の砥粒と同じか、あ
るいは2〜3グレード大きいものが適する。ドレ
ツシング用の砥粒の大きさは前記した場合より小
さすぎても、大きすぎてもドレツシングの効率が
悪くなる。前記有機質結合剤は発泡ポリウレタ
ン、PVA樹脂などの軟質の合成樹脂、ゴム、セ
ラツクなどのものが使用できる。そして、柔軟性
研磨材料の有機質結合剤と砥粒の比率は有機質結
合剤の種類、砥粒の種類及び粒度などにより一定
しないが、その一例を示せば、酸化アルミニウム
砥粒(WA、80メツシユのもの)70〜80重量部に
対し、PVA樹脂30〜20重量部を混合し、これを
焼成することにより形成される。柔軟性基材の形
状は円盤・直方体など立体状のものに限らずべル
ト状、円形、方形などの平面状のものであつても
よい。前記柔軟性研磨材料は次の構成のものが使
用できる。すなわち、たとえば、(イ)ドレツシング
用の研削砥石などのように砥粒が三次元的に分布
し、ゴム、セラツク、合成繊維、発泡ポリウレタ
ンなどの有機質結合剤により結合固定支持させた
柔軟性の結合研磨材料、(ロ)研磨布紙、研磨ベルト
などのように、砥粒が柔軟性基材上に二次元的に
分布し、接着された塗装研磨材料、あるいは(ハ)
布、皮革などを基材としたバフなどの柔軟性材料
を用いることができる。前記柔軟性基材は紙、
布、皮革、ゴムなどの柔軟性を有する材質が適す
る。しかして前記柔軟性研磨材料は、所定量のド
レツシング用の砥粒を有機質結合剤により所定の
大きさの柔軟性基材に接着せしめることにより形
成される。なお、これらを用いる場合にはドレツ
シングしたいレジノイド砥石の砥粒とその大さが
同等あるいは数グレード大きいものを選択して使
用される。 しかして、ツルーイングしたレジノイド砥石の
外面部に、柔軟性研磨材料の研削面を当接させ
て、レジノイド砥石の外面部を研削してドレツシ
ングすることにより、レジノイド砥石の砥粒は損
傷させず、砥粒間の結合剤(熱硬化性合成樹脂)
のみを有効にコントロールして除去することがで
きる。かくして第1図に示すように外面部の砥粒
1〜1が結合剤2面より外方へ鋭く突出したレジ
ノイド砥石3が得られる。このレジノイド砥石3
は研削初期においても高精度の研削性を発揮す
る。 そして、本発明は柔軟性研磨材料により、レジ
ノイド砥石の外面部をドレツシングして、レジノ
イド砥石外面部の砥粒を突出せしめる方法である
から、ツルーイングしたレジノイド砥石に限ら
ず、研削使用済の目づまりした、ツルーイングし
ないレジノイド砥石に対しても簡便に適用でき、
外面部の砥粒を鋭く突出させることができる。 また、レジノイド砥石の研削用のものは通常、
約30〜40%微小気孔を結合剤中に含有する、高い
気孔率を有するものが使用されるのであるが、一
般にソレノイド砥石には弾性があるため被削材の
加工精度が低くなる欠点があつたが、この加工精
度を良くするには気孔率の少ない硬度の大きい研
削砥石を使用する必要がある。従来のドレツシン
グ方法ではこのような気孔率の小さい研削砥石へ
の適用は困難であつた。本発明によれば気孔率が
約10%以下(10〜0%)のものであつても容易に
ドレツシングできるので、従来使用されなかつた
低気孔率のレジノイド砥石を精密研削に使用する
ことができる。 また、レジノイド砥石は研削時における、砥石
と被削材との接触により発熱するが、この際に有
機質である結合剤が炭化され砥粒の保持力が低下
する。そこで、結合剤中にAl、Cu、Niなどの熱
伝導性の高い金属粉、あるいは炭素粉を混入せし
めることにより摩擦熱を放散させ炭化を防化し研
削性及び耐久性を高めることができる。すなわ
ち、結合剤中に、熱伝導性の高い金属粉、あるい
は炭素粉を、結合剤に対し約5〜40容量%の範囲
内にて適宜に混入せしめることができる。前記金
属粉あるいは炭素粉は砥石の研削性に悪影響を与
えないため砥石の砥粒よりも小径の100ミクロン
以下のものを用いる。熱伝導性の高い金属粉、あ
るいは炭素粉を混入せしめたレジノイド砥石は研
削時に砥粒切れ刃付近に熱が蓄積せず、結合剤の
炭化がされにくく、砥粒の保持性が低下しない。
他方、このレジノイド砥石にて研削される被削材
は研削やけ、割れなどの熱損傷が少ない利点があ
る。 次に本発明の実験例を説明する。 実験例 1 研削砥石の表示規格においてGA80X7Bのレジ
ノイド砥石、すなわち、アルミナ砥粒(GA)の
80メツシユのものをフエノール樹脂にて結合させ
た円形の砥石(外径405mm、厚さ25mm、中心穴径
152.4mm)A1、B1を二枚用意する。そして、砥石
A1及びB1はいずれも砥粒率が49%、気孔率が5
%であり、ダイヤモンド工具にて同様にツルーイ
ングをなした。次いで砥石B1には砥石B1の砥粒
と同じ大きさのアルミナ砥粒(WA80)をPVA樹
脂にて結合させ結合部分が柔軟性を有する研削砥
石にてドレツシングし、砥粒を突出させた。次い
で前記砥石A1あるいはB1を用いて外径90mm厚さ
10mmの円形の高速度鋼(硬度HRCにて62のも
の)を砥石周速2500m/min.、切込速度0.5mm/
min.の条件で研削した。研削時における砥石軸
抵抗を消費電力で表わした研削抵抗、及び研削後
の高速度鋼の真円度を測定した結果は次の第1表
の通りである。
【表】 第1表より本発明方法により処理された砥石に
相当する、砥石B1が、従来処理法による砥石A1
に較べ、砥石の切れ味及び仕上げ精度が優れてい
ることがわかる。 実験例 2 下記の第2表に示す規格、砥粒率、及び気孔率
を有するレジノイド砥石A2、B2を用意し、両砥
石A2、B2にはいずれもダイヤモンド工具にてツ
ルーイングを行なつた。そして砥石B2には砥石
B2の砥粒と同じ大きさのアルミナ砥粒をPVA樹
脂にて結合させ結合部分が柔軟性の研削砥石にて
ドレツシングし、砥粒を突出させた。
【表】 なお、砥石A2及びB2の大きさはいずれも外径
405mm厚さ25mm、中心穴径152.4mmである。次い
で、外径50mm厚さ20mmの軸受鋼(硬度HRC62の
もの)を、前記砥石A2あるいはB2を用いて砥石
周速2500m/min.、切込速度2mm/min.スパー
クアウト2sec.の条件にてそれぞれ研削した。軸
受鋼の切残し量は砥石B2の方が少く、設定寸法
に近く、仕上げ精度が高かつた。
【表】 実験例 3 下記の第4表に示す規格、砥粒率及び気孔率を
有するレジノイド砥石A3、B3を用意し、両砥石
A3、B3にはいずれもダイヤモンド工具にてツル
ーイングを行なつた。砥石B3は結合剤内に100〜
200メツシユのAl粉を結合剤の20%量混入せしめ
たものであり、36メツシユのアルミナ砥粒を
PVA樹脂にて結合させ結合部分が柔軟性の研削
砥石にてドレツシングし、砥粒を突出させた。
【表】 なお、砥粒A3及びB3は前記実施例2の場合と
同じ大きさのものを用いた。しかして、外径50mm
厚さ20mmの円形の鋳鉄(硬度HRC30)を前記砥
石A3あるいはB3を用いて、砥石周速2500m/
min.切込速度6mm/min.の条件にてそれぞれ研
削した。この研削結果は第5表に示すようであつ
た。
【表】 なお表中における研削比は
(加工物の研削体積)/(砥石の
損耗体積)である。
第5表よりわかるように、砥石B3は砥石A3に
較べ研削比が高く、砥石の耐用性が大きい。ま
た、砥石B3は鋳鉄に研削やけを生じない利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法により処理した場合の、レ
ジノイド砥石の外面部の砥粒状態を示す説明図、
第2図はツルーイングのみを行なつた場合のレジ
ノイド砥石の外面部の砥粒状態を示す説明図であ
る。 1,11……砥粒、2,12……結合剤、3,
13……レジノイド砥石。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルミナ等の砥粒を熱硬化合成樹脂にて結合
    したレジノイド砥石をドレツシングするに際し、 砥粒の大きさがドレツシングするレジノイド砥
    石の砥粒に対してほぼ同等あるいは数グレード大
    きい、ドレツシング用の砥粒を合成樹脂等の有機
    質結合剤にて結合せしめてなる柔軟性研磨材料に
    より、前記レジノイド砥石の研削面部を研削する
    ことを特徴としたレジノイド砥石のドレツシング
    方法。 2 前記レジノイド砥石が、その結合剤である熱
    硬化性合成樹脂内に、砥石に対し約10(容量)%
    以下の量において微小気孔を含有するものである
    特許請求の範囲第1項記載のレジノイド砥石のド
    レツシング方法。 3 前記レジノイド砥石が、その結合剤である熱
    硬化性合成樹脂内に、結合剤約5〜40(容量)%
    量のAlなどの熱伝導性の高い金属粉を混入せし
    めてなるものである特許請求の範囲第1項記載の
    レジノイド砥石のドレツシング方法。 4 前記レジノイド砥石が、その結合剤である熱
    硬化性合成樹脂内に、結合剤約5〜40(容量)%
    量のC粉を混入せしめてなるものである特許請求
    の範囲第1項記載のレジノイド砥石のドレツシン
    グ方法。
JP5110579A 1979-04-23 1979-04-23 Dressing method of resinoid grind stone Granted JPS55144961A (en)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007202743A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Manii Kk 歯科用軸付砥石及びその製造方法

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JPH0641102B2 (ja) * 1986-10-14 1994-06-01 三菱マテリアル株式会社 砥石のドレツシング方法

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