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JPS61212592A - D−リボ−スの製造方法 - Google Patents

D−リボ−スの製造方法

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Publication number
JPS61212592A
JPS61212592A JP60053432A JP5343285A JPS61212592A JP S61212592 A JPS61212592 A JP S61212592A JP 60053432 A JP60053432 A JP 60053432A JP 5343285 A JP5343285 A JP 5343285A JP S61212592 A JPS61212592 A JP S61212592A
Authority
JP
Japan
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ribose
boric acid
arabinose
solution
water
Prior art date
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Granted
Application number
JP60053432A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0558438B2 (ja
Inventor
Hiroshi Hagiri
波切 弘
Takashi Tobe
戸部 岳志
Masahiko Hattori
雅彦 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Tanabe Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Tanabe Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Tanabe Co Ltd filed Critical Tokyo Tanabe Co Ltd
Priority to JP60053432A priority Critical patent/JPS61212592A/ja
Publication of JPS61212592A publication Critical patent/JPS61212592A/ja
Publication of JPH0558438B2 publication Critical patent/JPH0558438B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 産業上の利用分野 本発明はD−リボースの製造方法に関する。さらに詳し
くは、D−アラビノ5−スをモリブデン酸化合物及びホ
ウ酸化合物の存在下でエピメリ化反応を行ないI) +
 リボースを高収率で製造する方法に関する。
従来の技術 従来、D−リボースを生産する方法としては。
天然物から抽出する方法、微生物による醗酵法。
化学合成法などが知られている。
化学合成法としてはD−グルコースを酸素で酸化してD
−アラポン酸とし、これをアルカリ条件下でD−リボン
酸としたのちD−リボノラクトンとし2次いでナトリウ
ムアマルガムで還元してD−リボースを得る方法が通常
工業的に行なわれてきた。一方、アラビノースを水溶液
中でモリブデン酸化合物を触媒としてエピメリ化してリ
ボースを得る方法がいくつか知られている。たとえば。
チェコスロバキア特許第149472号(ケミカルアプ
ストラクッvol、81.78189に、1974)に
はL−アラビノースから約33チのエピメリ化率でL−
リボースを、特開昭55−164699号にはD−アラ
ビノースから約25チのエピメリ化率でD−リボースを
得る方法が記載されている。さらに9反応水溶液中のモ
リブデン酸の分離を簡単にするためモリブデン酸化合物
の代シにモリブデン酸を担持したイオン交換樹脂又はイ
オン交換繊維を用いた方法が特開昭55−76894号
、同57−54197号、同57−54198号に開示
されており、D−アラビノースからD−リボースへのエ
ピメリ化率はそれぞれ30.6%。
約25〜30チ、25.1チである。
2価又は3価の金属型陽イオン交換体を用いた糖液の分
離方法がいくつか知られており、たとえば特公昭59−
25600号には異性化糖水溶液をカルシウム型、スト
ロンチウム型、バリウム型等の強酸性陽イオン交換樹脂
へ導入して果糖水溶液とぶどう糖水溶液とに分離する方
法が、特開昭57−54197号及び同5.7−541
98号にはD−アラビノースをモリブデン酸イオンの存
在下でエピメリ化した反応液、即ち、D−リボース(2
5,1〜28.0チ)t  D−アラビノース(66,
4〜72.2チ)、D−キシロースとD−リフソース(
0,6〜1.8 % )を含有する水溶液をカルシウム
型、バリウム型、ストロンチウム型、アルミニウム型等
の陽イオン交換樹脂カラムに通液してD−リポースを分
離する方法が、また、特開昭55′−164699号に
はD−アラビノースをモリブデン酸触媒下でエビメリ化
した反応液から大部分(70%)の未反応のD−アラビ
ノース及び無機物を除去した母液、即ちD−リボース(
約70%)。
D−アラビノース(10チ)、D−キシロースとD−リ
フソース(10%)及び他の糖類副生成物(10%)を
含有する水性アルコール溶液をカルシウムイオン又はバ
リウムイオンを負荷した陽イオン交換体上でクロマトグ
ラフィ処理してD−リボースを得る方法などが開示され
ている。その他。
ホウ酸塩型にした強塩基性陰イオン交換樹脂を用いてリ
ボースとアラビノースを分離する方法(J。
Am、Chem、Soc、 73. 2399(195
1) ;同−乙」、。
2090 (1952))も知られている。ホウ酸又は
ホウ酸塩含有糖液を分離する方法としては亜硫酸水素型
又は亜硫酸型陰イオン交換体を用いる方法(特公昭52
−9740号)が知られている。
発明が解決しようとする問題点 D−アラビノース水溶液をモリブデン酸化合物の触媒下
でエピメリ化してD−リボースを得る従来の方法では、
エピメリ化率はせいぜい20〜30チであり工業的に実
施するには不十分であシ、より高収率のエビメリ化が望
まれている。
〔発明の構成〕
問題点を解決するための手段及び作用 本発明者らは、D−アラビノースを水、有機溶媒又は含
水有機溶媒中モリブデン酸化合物の存在下に、さらにホ
ウ酸化合物を加えて加熱することにより約70〜94%
、特に有機溶媒を使用すると約90〜94%という驚異
的なエビメリ化率でI) + IJボースが生成し、さ
らに、高い含量のD−リボース、少量の未反応D−アラ
ビノース、微量の副生成物のD−キシロースとD−リフ
ソース。
モリブデン酸化合物及びホウ酸化合物を含有する反応液
を金属型場イオン交換体を充填したカラムへ通液するこ
とによシ純粋なり一リボースが高収率で得られることを
見い出し本発明を完成した。
本発明方法はD−アラビノースから高収率でD−リボー
スを得ることができるので工業的イ非常に有利な方法で
ある。
次に9本発明の方法を具体的に説明する。
D−アラビノースをD−アラビノースに対して0.5〜
3.0倍量(W/v)の水、有機溶媒又は含水有機溶媒
へ加え、得られた溶液又は懸濁液中へモリブデン酸イオ
ンとしてD−アラビノースに対し1〜10 % (w/
w )のモリブデン酸化合物を加え。
さらにD−アラビノースに対して0.5〜5.0倍モル
、好ましくは1.5〜3倍モルのホウ酸化合物を加え3
0〜120G、好ましくは50〜100t:’の反応温
度で、30〜60分間攪拌する。
使用する溶媒としては水のほかメタノール、エタノール
、n−7’ロバノール、イソプロノくノール。
n−ブタノール、イソブタノール、 5ec−ブタノー
ル tert−ブタノール、n−7ミルアルコール。
インアミルアルコール、 5ec−アミルアルコール。
n−ヘキサノール、メチルアミルアルコール、2−エチ
ル−ヘキサノール、シクロきキサノール。
エチレングリコール、ジエチレンクリコール、フロピレ
ンゲリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル
(メチルセロツル7’)、ジエチレングリコール七ノエ
チルエーテル(カルピトール)。
ジエチレングリコールモノメチルエーテル(メチルカル
ピトール)などのアルコール類、アセトン。
メチルアセトン、メチルエチ、ルケトン、ジオキサン、
ヒリジン、α−ピコリン、2.6−ルチジン。
アセトニトリル、N、N−ジメチルホルムアミ ド(D
MF )、N、N−ジメチルアセトアミド(DMA)、
ジメチルスルホキシド(DMSO)などの有機溶媒又は
それらの含水溶媒である。
使用するモリブデン酸化合物としては、モリブデン酸、
モリブデン酸アンモニウム、モリブデン酸カリウム、モ
リブデン酸ナトリウム、モリブデン酸カルシウム、アセ
チルアセトンモリブデン酸塩などが挙げられ、特にモリ
ブデンの■価の化合物が好ましい。また、モリブデン酸
を担持したイオン交換樹脂又はイオン交換繊維を用いて
もよい。
使用するホウ酸化合物としては、ホウ酸、酸化ホウ素、
ホウ酸メチル、ホウ酸エチル、ホウ酸アンモニウム、ホ
ウ酸カリウム、ホウ酸ナトリウム。
フェニルホウ酸などが挙げられる。ホウ酸エステル又は
ホウ酸塩を用いる場合、有機酸又は無機酸によって反応
液の−を1〜5.好ましくは3〜3.5に調整する。ま
た1反応溶媒として無水有機溶媒を用いる場合、特にホ
ウ酸が好適である。
こうして得られた反応液を冷却するとホウ酸化合物の一
部が析出するので、これを除去することによシ後処理の
負担を軽減することができる。回収されたホウ酸化合物
は再度反応に使用できる。
また、ホウ酸化合物は必要に応じて低級アルコールによ
る共沸除去法又は弱塩基性陰イオン交換樹脂による処理
などの公知の方法で除去することもできる。しかし1本
発明方法においては1反応液を冷却して析出した一部分
量を除去しただけで次の精製処理に使用できるので簡便
である点も特徴の一つである。
このD−リボースを含有する反応溶液をリボフラビンの
合成原料として使用する場合、溶液中のD−リボースの
含有率が高いため、l)−リボースを単離せず、陰イオ
ン交換樹脂で触媒類を除去しり溶液を4−ニトロ−O−
キ、シレン又は3.4−キシリジンの存在下接触還元し
、生成した混合物を結晶化して1−D−サビチル−3,
4−キシリジンを得、これをジアゾニウム塩溶液とカッ
プリング反応し9次いでノくルビツール酸と縮合すれば
よい。
前記の反応溶液中には]) + IJボースのt1力1
未反応D−アラビノース、副生成物のD−キシロースと
D−リクソース、モリブデン酸化合物、ホウ酸化合物を
含有し、その他側用した原料にもとすくイオン、副生成
物が含まれることもある。
この反応溶液を2価又は3価の金属型陽イオン交換体を
充填したカラム中へ通液し、水で溶11iする。溶離す
る順序はモリブデン酸化合物、ホウ酸化合物、D−キシ
ロースとI) + 17クソース D−アラビノース、
D−リボースの順であり、その溶離分布図を実施例1に
基すいて第1図に例j示した。
また、陰イオン交換樹脂でモリブデン酸化合物を除去し
たあとの反応溶液の溶離分布図を実施91j3に基ずい
て第2図に例示した。
2価又は3価の金属型陽イオン交換体としてはポリスチ
ロールスルホン酸型強酸性イオン交換樹脂ヲカルシウム
型、バリウム型、ストロンチウム型又はアルミニウム型
と成したものが好適に使用できる。
D−アラビノースの分画液にはホウ酸化合物及びモリブ
デン酸化合物が含まれるため、その溶液を一定濃度に濃
縮し、加熱すれば再びエピメリ化反応が可能のためD−
リボースの収率がさらに向上する。また、モリブデン酸
化合物の分画液はほとんど不純物を含まないので再度反
応に使用できるのも本方法の特徴である。
最も遅れて溶出するD−リボース分画液を集め減圧濃縮
するとD−リボースのシロップ状残渣が回収率95%以
上で得られる。この残渣をメタノール又はエタノールに
て1結晶化することKよシ純度99.5チ以上のD−リ
ボースの結晶を得ることができる。
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明す。
る。
実施例中1反応溶液中の糖分の組成及び結晶り、−リボ
ースの純度は糖分をホウ素化水素ナトリウムで還元し対
応する糖アルコールとし9次いで無水トリフルオロ酢酸
でアセチル化し、これをガスクロマトグラフィーによシ
測定した。また、モリブデン酸化合物及びホウ酸化合物
の定量分析は前者をキレート滴定法によシ、後者を中和
滴定法によって測定した。
なお、実施例中、使用したイオン交換樹脂ダイヤイオy
MK−318,5x−IB、WA−301dfべて三菱
化成工業■製の商品名である。
実施例 1 D−7ラビノース25?をエタノール50m1K加え、
さらにモリブデン酸アンモニウム1.75F及びホウ酸
25.89−を加えて反応温度88c(反応容器内の温
度はエタノールの沸点より高くなる。
)で45分間攪拌下加熱した。反応終了後、溶媒を減圧
留去し、残渣に水50t#を加えて攪拌し。
10Cに冷却して析出したホウ酸をr別した。結晶を冷
水で洗浄し、乾燥してホウ酸20.59−を回収した。
r液と洗液を合すると110stJであった。
この溶液中の糖分の組成は次の通シであった。
D−リボース         90.5%D−アシビ
ノース         7.7チD−キシロースとD
−リクンース他1.8%この溶液をカルシウム型に交換
した強酸性陽イオン交換樹脂ダイヤイオンMK−318
510at/を充填したカラムに通液し、水で溶出し、
溶出液をフラクションコレクターによって10dずつ分
画した。その流速は68++Lg/時であった。
溶出順序はモリブデン、ホウ酸、D−キシロースとD−
リクソース、D−アラビノース、D−リボースであった
(牙1図参照)。溶出液は全量10103Oであシ、そ
のうち、D−リボース分画として7?クシ:l7Nn4
3〜103(7)610.lIl、  D−アラヒノー
ス拳ホウ酸分画として7ラクシヨンrI&L25〜42
の18oR1,モリブデン分画としてフラクションl’
&11〜24の140++/をそれぞれ分取した。D−
リボース分画液を合し、溶媒を減圧乾固してシロップ残
渣23.19−を得た。この残渣にエタノール40m/
を加え冷蔵庫に一晩放置すると結晶が析出したのでP取
し、乾燥してD−リボースの結晶20.4 P (81
,6チ)を得た。融点86 tl’o (”)p −1
8,4°(C=1.0.水)。純度99.7%。
さらに、D−7ラビノース・ホウ酸分画液を減圧濃縮し
てシロップ状としたのちエタノール511tを加え90
1Z’で40分間攪攪拌下熱した。反応後。
水10!Itlを加えて6CK冷却し、析出したホウ酸
をr別、洗浄した。r液と洗浄液を合した溶液を上記と
同様の方法に準じてクロマト分離、結晶化等を行なって
D−リボースの結晶tasP(s、sチ)を得た。融点
86.0 C9゜純度99.8チ。合計の収率は87.
1チであった。
また、モリブデン分画及びアラビノース・ホウ酸分画中
のモリブデンとホウ酸の量はモリブデンとして0.9y
−、ホウ酸として5.1?含まれておシ定量的に回収で
きた。
実施例 2 D−アラビノース20?をメタノール40ffi/に加
え、さらにモリブデン酸アンモニウム1.5?及びホウ
酸20.6 iをオートクレーブに入れ、88C40分
間攪拌下加熱した。反応終了後、オートクレーブから反
応液を取出し、溶媒を減圧留去し。
残渣に水50slを加えて攪拌し、冷蔵庫中に一晩放置
した。析出したホウ酸をP別し、冷水35dで洗浄し、
乾燥してホウ酸16Fを回収した。r液と洗液を合する
と92dであシ、この溶液中の糖分の組成は次の通シで
あった。
D−リボース         87.8チD−アラビ
ノース        10.4%D−キシロースとD
−リフソース他1.7%この溶液にメタノール35m1
を加えカルシウム型に変換した強酸性陽イオン交換樹脂
ダイヤイオンMK−318510xlを充填したカラム
に通液し、水を用いて75td/時の流速で溶出した。
溶出液を15dずつ分画し、全量990 txlを得た
そのうちD−リボース分画450yxl、D−アラビノ
ース・ホウ酸分面210m1.モリブデン分画240d
であった。
D−リボース分画液を合し、溶媒を減圧乾固して得られ
たシロップ残渣17.2 Fへエタノール20m1を加
えて冷蔵庫に一晩放置し、析出した結晶をP取し、乾燥
してD−リボースの結晶15.IP(75,5%)を得
た。融点86.5C’0純度99゜次に、アラビノース
・ホウ酸分画液を合し、減圧濃縮し、イソプロパツール
5 txlを加えて反応温度88Cで攪拌下60分間反
応した。反応終了後。
溶媒を減圧留去し、水30txlを加え4Cに°冷却し
析出したホウ酸をr別、洗浄した。r液と洗液の合計は
40dであシ、この溶液中の糖分の組成は次の通シであ
った。
D −y ホース73.21 D−7ラビノース        15.3%D−牟シ
ロースとD−リフソース他 11.4%この溶液を上記
と同様の方法に準じてクロマト分離、結晶化等を行なっ
てD−リボースの結晶1゜34F(6,7チ)を得た。
融点86.2G、  純度99.8チ。
合計の収率は82.2%であった。
実施例 3 D−アラビノース251をジオキサン45m1に加え、
さらにモリブデン酸アンモニウム1.8y−及びホウ酸
30?を加え、90Cで40分間攪拌下加熱した。次い
で、実施例1と同様の操作によってホウ酸23.89−
を回収し、液量78ゴの水溶液を得た。この溶液中の糖
分の組成は次の通りであった。
D−リボース         94.2チD−アラビ
ノース        4.9チD−キシロースt!−
D−!Jクソース他0.9%この溶液を遊離型Kl!i
t整したスチレン系弱塩基性陰イオン交換樹脂ダイヤイ
オンWA−30を20耐用いてモリブデン酸を除去した
。この処理液を80ffi/まで減圧濃縮し、カルシウ
ム型に交換した強酸性陽イオン交換樹脂ダイヤイオンM
K−318510m/を充填したカラムに通液し、水で
連続的に溶出して12xlずつ分画した(第2図参照)
流速は9811Ll/時であった。溶出液の全量は96
0m1であシ、そのうちD−リボース分画としてフラク
ション陽31〜80の600t/、D−アラビノース・
ホウ酸分画としてフラクション先14 〜30の204
ゴを分取した。
I)−17ボ一ス分画液中の糖分の組成はD−リボース
99.2%、D−アラビノース他0.8チであった。
この溶液を減圧乾固し、エタノール35xtlを加えて
冷蔵庫へ一晩放置し、析出した結晶をr取し。
乾燥してD−リボースの結晶20.8p(83,2チ)
を得た。融点86.4C,純度100チ。
実施例 4 D−アラビノース10Pを5%含含水イソクロノノール
25m/に加え、さらにモリブデン酸アンモニウムo、
sy−及びホウ酸12.6y−を加え、90Gで50分
間攪拌下加熱した。次いで、実施例1と同様の操作によ
ってホウ酸9.5y−を回収し、液量45++t/の水
溶液を得た。この溶液中の糖分の組成は次の通りであっ
た。
D−リyt:−ス89.5% D−アラビノース         8.2%D−キシ
ロース、!:D−!Jり、ソース他2.2%この溶液を
カルシウム型に交換した強酸性陽イオン交換樹脂5K−
IB  1000mlを充填したカラムに通液し、流速
200 m67時で水によって溶出した。溶出液を15
dずつ分画し、モリブデン分画450m1.D−アラビ
ノース壷ホウ酸分画39(ltl、D−リボース分画9
00厘lを分取した。
D−リボース分画液中の糖分の組成はf)−リボース9
8,7チ、D−7ラビノース0.8チ、その他0.5%
であった。
この溶液を減圧乾固し、エタノール15mA’で結晶化
してD−リボースの結晶7.67(76%)を得た。融
点86C0純度99.8チ。
実施例 5 D−アラビノース209−を水15m/に加え、さらに
モリブデン酸ナトリウム2.1?及びホウ酸メチル28
?を加え酢酸でp)13.2に調整し、93Cで50分
間攪拌下加熱した。反応終了後1反応液K 水20 t
rtlを加え、10Cに冷却した。析出したホウ酸をr
別い水洗してホウ酸13.2y−を回収した。r液と洗
液を合わせた溶液60mJ中の糖分の組成は次の通りで
あった。
D−リボース         69.8チD−アラビ
ノース        27.8チD−キシロースとD
−リフソース他2.4%この溶液をノ(リウム型に交換
した強酸性陽イオン交換樹脂ダイヤイオンMK−318
500x/を充填したカラムに通液し、カラム内の温度
を40Cに保持しながら、水で溶出した。流速は70a
t/時であった。溶出液をモ1)ブデン分画240rn
1.D−アラビノース・ホウ酸分画190mg、D+ 
IJポース分画450 rugの1@に分取した。
D −IJボース分画液の糖分の組成はD−リボース9
8.2%、D−アラビノース1.2チ、 そのイ也0.
5チであった。
この溶液を減圧乾固してシロップ残渣13.7ii1−
を得、これにエタノール15m/を加えて結晶化し。
P取し、乾燥してD−lJ&−スの結晶tt4y(57
チ)を得た。融点86.2C,純度99.5チ。
実施例 6 D−7ラビノース601をジオキサン110++t#に
加え、さらにモリブデン酸アンモニウム4.8y−及び
ホウ酸61.8Pを加え、88・Cで45分間反応した
。次いで、実施例1と同様の操作によってホウ酸48.
2 Fを、回収し液量210m1の水溶液を得た。この
溶液中の糖分の組成は次の通シであった。
D−リボース         93.4チD−アラビ
ノース         5.8チD−キシロースとD
−リフソース他0.7%この溶液をカルシウム型に交換
した強酸性陽イオン交換樹脂ダイヤイオンMK−318
1500ゴを充填、したカラムに通液し、水を用いて流
速285 m67時で溶出した。分取したD−リボース
分画液1080+t/を減圧乾固してシロップ残渣56
.651−を得た。これをエタノール80m1にて結晶
化してD−リボースの結晶51.6p(86チ)を得た
一方、D−アラビノース・ホウ酸分画液480R/中の
糖分の組成はD−アラビノース85.4%。
D−キシロースとD−リクンース他11.4チ、D−リ
ポース3.2チであり、さらにホウ酸10.2 pを含
有していた。また、モリブデン分画液555rttl中
にはモリブデン2.4y−及びホウ酸3.2y−を含有
していた。
D−アラビノース・ホウ酸分画液を減圧濃縮してシロッ
プ状とし、これにモリブデン酸アンモニウム0.1?及
びジオキサン5dを加え、88Cで45分間加熱攪拌し
た。反応終了後、水50III7を加え、10CK冷却
し、析出物をr別したr液中の糖分の組成はD−リボー
ス78.7%、D−アラビノース11.5%、D−キシ
ロースとD−リフソース他10,8%であった。
この溶液を上記と同様の方法によって、クロマト分離、
結晶化を行なってD−リボースの結晶1゜6Lf(2,
6チ)を得た。融点86.4%。純度100チ。
合計の収率は88.6%であった。
実施例 7 D−アラビノース155Lを5チ含水エチレングリコー
ル40txlに加え、さらにホウ酸メチル3 ’1iを
加えたのち希硫酸で−を3.3に調整した。そこにモリ
ブデン酸アンモニウム1.2iを加え90Cで40分間
攪拌した。反応終了後9反応液をIOCまで冷却し、析
出物をr別し、結晶を25dの冷水で洗浄した。r液を
減圧濃縮して溶媒を留去したあと水50txlを加えた
。この水溶液中の糖分の組成は次の通シであった。
D−リM−y、          90.2’1rD
−アラビノース         7.3%D−キシロ
ースとD−リフソース他  2.5チこの溶液をストロ
ンチウム型に交換した強酸性陽イオン交換樹脂ダイヤイ
オンMK−318500ゴを充填したカラムに通、液し
、水で溶出し、溶出液を10dずつ分画した。l) −
I)ボースの分画液を集めて減圧乾固し、得られたシロ
ップ残渣をエタノール20m/で結晶化し、P取し、乾
燥してD−リボースの結晶ii、sy(7g、7%)を
得た。
融点ss、8tl’、純度99.7チ 実施例 8 D−アラビノース15?を水20mjに加え、さらにホ
ウ酸ナトリウム(Na、B、O,−10H,O) 57
゜21及びモリブデン酸(son)x、5Fを加え。
得られた水溶液を希硫酸でpH3,2に調整し、92C
で40分間加熱攪拌した。反応終了後9反応液を8Cま
で冷却し、析出したホウ酸、硫酸ナトリウムをr別し、
そのr液を強酸性陽イオン交換樹脂ダイヤイオン5K−
IB  で処理して脱塩した。
処理液を60−まで減圧濃縮したのち糖分の組成を測定
すると次の通シであった。
D−リボース         68.5%D−7ラビ
ノース        29.1%D−キシロースとD
−リフソース他2.4%この溶液をアルミニウム型に交
換した強酸性陽イオン交換樹脂ダイヤイオンMK−31
8500rnlを充填したカラムに通液し、流速88a
l1時をもって水・で溶出し、溶出液を10rnlずつ
分画した。
D−リボース分画液を合し減圧乾固し、エタノールから
結晶化を行なってD−リボースの結晶9.17 (60
,6%)を得た。融点86C0純度99.5チ。
D−リボース含有溶液をリボフラビンの合成に使用する
場合には次の通りに行なう。
参考例 D−アラビノース16.0pをジオキサン30ytlに
加え、モリブデン酸アンモニウムx、tsy及びホウ酸
18.51i1−を加え、88Cで45分間加熱攪拌し
た。前記実施例と同様の操作でホウ酸をr別したあとの
溶液中の糖分の組成は次の通りであった。
D−リボース         92.5%D−アラビ
ノース         6.4%D−キシロースとD
−リフソース他  1.1%この溶液を弱塩基性陰イオ
ン交換樹脂ダイヤイオンWA−30を12txt用いて
処理しモリブデン酸を除去した。この溶液を糖濃度が約
50優になるまで濃縮して500−のオートクレーブ中
へ入れ。
さらにメタノール230st#、3.4−キシリジン1
2.6f、酢酸0.3 txt、酢酸ナトリウム0.4
)。
ラネーニッケル9.0)(含水)を加え水素を充填し、
60Cで80分1間攪拌した。反応終了後9反応液から
ラネーニッケルをr別し、F液を約200dまで濃縮し
、冷却すると結晶が析出した。この結晶をr取し、50
チメタノールで再結晶して1−D−リビチルー3.4−
キシ、リジンの結晶24.4)(89,7%)を得た。
融点145C,(α°〕D−21,8°(C=0.4.
  メタノール)こうして得られた1−D−リビテルー
3.4−キシリジンを常法に従ってジアゾニウム塩溶液
とカップリング反応し1次いでバルビッール酸と縮合す
ればリボ7−)ビンが得られる。
〔発明の効果〕
従来のD−アラビノースのエピメリ化反応は水の溶媒の
もと、モリブデン酸化合物を触媒として行すい、D−リ
ボースへのエビメリ化率は20〜30%程度であった。
本発明方法は、従来の方法にホウ酸化合物を添加し、さ
らに溶媒として水の#1か有機溶媒又は含水有機溶媒を
使用することによシエビメリ化率を約70〜94チにま
で向上させることができた。
特に、溶媒として有機溶媒を使用すると約90〜94%
という驚異的なエビメリ化率を示した。
つづいて、この反応液をカルシウム型、バリウム型、ス
トロンチウム型又はアルミニウム聾に交換した強酸性陽
イオン交換樹脂を用いてカラムクロマトグラフィーを一
回行なうことによシタ5チ以上の回収率で、99.5%
以上の高純度のD−リボースを得ることができる。さら
に、クロマト分離によって回収された未反応D−7ラビ
ノース。
モリブデン及びホウ酸は再使用することができるという
利点もある。
従って9本発明方法は極めて高収率にD−リボースを製
造することができるので工業的に非常に有益な方法であ
る。
【図面の簡単な説明】
牙1図は本発明方法の実施例1の溶離分布図。 第2図は実施例3の溶離分布図である。 ■−−−− D−リボース分画  0−−−一 D−ア
ラビノース分画  ■−−−−D−=?ジローストD−
リクソースの分画  0−一一一 ホウ酸分画■−−−
− モリプデ/分画

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水、有機溶媒又は含水有機溶媒中へD−アラビノ
    ース及びモリブデン酸化合物を加え、さらにホウ酸化合
    物を添加して加熱下でエピメリ化反応を行ない、次いで
    反応液を2価又は3価の金属型陽イオン交換体のカラム
    に通液してD−リボースを分離することを特徴とするD
    −リボースの製造方法。
  2. (2)金属型陽イオン交換体の金属がカルシウム、バリ
    ウム、ストロンチウム又はアルミニウムである特許請求
    の範囲第(1)項記載の製造方法。
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EP2319853A1 (en) 2002-12-12 2011-05-11 Idenix (Cayman) Limited Process for the production of 2'-branched nucleosides
CN103408603A (zh) * 2013-08-23 2013-11-27 山东福田药业有限公司 一种d-核糖的化学制备方法
US9968628B2 (en) 2000-05-26 2018-05-15 Idenix Pharmaceuticals Llc Methods and compositions for treating flaviviruses and pestiviruses
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