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JPS6256490A - 高純度メチルコバラミンの製造方法 - Google Patents

高純度メチルコバラミンの製造方法

Info

Publication number
JPS6256490A
JPS6256490A JP19601985A JP19601985A JPS6256490A JP S6256490 A JPS6256490 A JP S6256490A JP 19601985 A JP19601985 A JP 19601985A JP 19601985 A JP19601985 A JP 19601985A JP S6256490 A JPS6256490 A JP S6256490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
methylcobalamin
lower aliphatic
reaction mixture
aliphatic ketone
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19601985A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0572919B2 (ja
Inventor
Yoshito Kodama
児玉 義人
Yasuo Kubo
久保 安雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eisai Co Ltd
Original Assignee
Eisai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eisai Co Ltd filed Critical Eisai Co Ltd
Priority to JP19601985A priority Critical patent/JPS6256490A/ja
Publication of JPS6256490A publication Critical patent/JPS6256490A/ja
Publication of JPH0572919B2 publication Critical patent/JPH0572919B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、医薬として実用に供しうる高純度のメチルコ
バラミンの製造方法に関する。
従来の技術 メチルコバラミンは、血液および髄液存在型の補酵素型
B12として、神経細胞などの組織移行性に優れている
。生化学的にはメチル基転移反応に関与し、核酸・蛋白
・脂質代謝においてB12同族体の中で最も優れた生体
内活性を示す。臨床的には、1赤芽球性貧血に有効であ
るのみならず、糖尿病性神経障害、多発性神経炎などの
末梢性神経障害治療剤として有効である。
メチルコバラミンの製法についての種々の方法が知られ
ているが2代表的な方法としては例えば出発原料として
シアノコバラミンを使用する方法がある(特公昭45−
38059)。
発明が解決しようとする問題点 この合成法によって得られたメチルコバラミン含有溶液
中には、微量のシアノコバラミン、ヒドロキソコバラミ
ン、更に黄色物質、塩類などが含有されている。したが
って、いかにしてこれらのメチコバール以外の挾雑成分
を除き、高純度のメチルコバラミンを得るかが問題であ
る。
これらの侠雑成分を除去する方法としては、これらの物
質は塩類を除いてその性質が近似しているため、吸着性
の差を利用した方法9例えば、イオン交換樹脂クロマト
グラフィーによる方法および水−アセトン結晶化法など
がすでに知られている。
しかしながら、これらの方法は1次のような欠点を有す
る。すなわち、イオン交換樹脂受側クロマトグラフィー
による方法は、イオン交換樹脂が高価なため、再利用す
るための別途設備を要するという欠点を有し、また水−
アセトン結晶化法では化学的性質が近似しているため、
メチルコバラミンの分離精製は困難であるという欠点を
有している。
問題点を解決するための手段 そこで2本発明者等は、これらの欠点を有しない高純度
メチルコバラミンを得るため、長年にわたって研究を重
ねてきたが2次の手段により解決できることをUい出1
.−太仝ロIIル学虚1.ナー 寸?「わち。
シアノコバラミンを常法によりメチル化して。
シアノコバラミンを主成分とする反応混合物を魅この反
応混合物を出発物質として、これを精製し。
高純度のメチルコバラミンを得る工程において。
次の4つの工程を結合することを特徴とする高純度のメ
チルコバラミンの製造方法である。
■ 反応混合液のpHを約2゜5〜7.0にする工程■
 シリカゲルに接触させ、該吸着物に低級脂肪族ケトン
−水を流出せしめる工程 ■ 該吸着物に、低級脂肪族アルコール類−水を流出せ
しめ、吸着物を留出する工程 ■ 該留出液を濃縮し、低級脂肪族アルコール類−水一
低級脂肪族ケトン類に溶解し、該溶液に低級脂肪族ケト
ン類を加えて結晶化させ、結晶部より高純度のメチルコ
バラミンを得る工程。
■の工程 反応混合物のpHを約2.5〜7.0に調整する工程で
あるが2通常は希塩酸水溶液2好ましくは0.03N以
下の希塩酸を用いておこなう。pHは5前後が最も好ま
しい。この範囲のpHに調整することによって吸着量の
増加と溶出分離に著しく効果がある。pH7,0を超え
た場合は未分離となり不利である。
■の工程 このメチル化反応液を、シリカゲルに接触させる工程で
ある。シリカゲルとしては例えばシリカゲル−40(メ
ルク社製)などを用いる。シリカゲル−40は比表面積
が650m”/、!i’で他のシリカゲルに比し大きく
吸着に有利である。
溶出は、低級脂肪族ケトン−水、好ましくはアセトンを
用い、 svO,5〜1.0でおこなうことが好結果を
与える。アセトンは、約596のアセトンが好ましい。
10L36以上のアセトン水溶液では未分離で。
全成分が溶出する可能性がある。
この操作により目的物質は吸着部にあり9M←Conp
、塩化ナトリウム、ヒドロキシツバラミンなどが非吸着
部分として除かれる。
■の工程 目的物質であるメチルコバラミンを含む吸着物に、更に
低級脂肪族アルコール類−水を流出せしめ、吸着物を留
出する工程である。この際svは0.5〜1.0の範囲
でおこなうことが好ましい。
低級脂肪族アルコール類とは、メタノール、エタノール
、プロパツール、ブタノールなどがあげられるが、メタ
ノールが最も好ましい。メタノールの濃度は5096前
後が好ましい結果を与える。
この工程により目的物質であるメチルコバラミンは非吸
着部分にあり、吸着されるのは黄色不純物である。非吸
着部分には、メチルコバラミンのほか、シアノコバラミ
ンが存在するものと考えられる。
■の工程 非吸着部分に含まれている目的物質であるメチルコバラ
ミンを取り出す工程であり2本工程によって高純度メチ
ルコバラミンが得られる。
具体的には、■の工程により得られた留出液(非吸着部
分)を濃縮した後、低級脂肪族アルコール類−水一低級
脂肪族ケトン類に溶解し2次いで該溶液に低級脂肪族ケ
トン類を加えて結晶化させ、結晶部より高純度のメチル
コバラミンを得る。
低級脂肪族アルコールとは、メタノール、エタノール、
プロパツール、ブタノールなどをいい。
低級脂肪族ケトン類とは、アセトン、メチルエチルケト
ンなどをいう。これらのうち、最も好ましいものは、メ
タノールとアセトンである。メタノール−水−アセトン
等の最も好ましい割合は、約2.5 : 1 :10で
ある。
本工程は、留出液に含まれている微量のシアノコバラミ
ンと、目的物質であるメチルコバラミンとを分離する方
法であり、シアノコバラミンとメチルコバラミンの溶解
差を利用している。
本発明のメリットを要約すると次のとおりである。
け)高純度・高収率のメチルコバラミンを得る工業的な
方法である。
(2)本炊では、シリカゲルクロマトの再精製工程を2
食塩および低級アルコールまたは低級ケトン類の水溶液
で同一カラム内での溶出除去をおこなうため、大幅な時
間短縮と、精製設備が不要となる。
次に1本発明の代表的な実施例を掲げるが1本発明がこ
れらのみに限定されることがないことはいうまでもない
実施例工 特公昭45−38059に記載されているシアノコバラ
ミンからメチルコバラミンを製造する方法にしたがい還
元・メチル化反応(シアノコバラミンEl)をおこない
2反応溶液から残余のヨードメチルを濃縮留去し、95
%メチルコバラミン含有メタノール水溶液600 cc
を得た。この溶液に希塩酸水溶液(0,03N以下)を
徐々に滴下し、 pH5−0とする。次いでシリカゲル
(Kiese1gθ1−40 メルク社製)500cc
が充填されたカラムにsv O,5の流速で吸着させる
。次いで59りアセトン水溶液600 ccヲsvo、
5の流速にて流し、ヒドロキソコバラミン。
食塩および金属錯体塩の除去をおこなう。その後50%
メタノール水溶液800 ccをsv 10の流速にて
カラムに流し、微量のシアノコバラミンを含有スるメチ
ルコバラミン溶液500 ccを溶出した。この溶液を
リン酸−セルロースおよびダウエックス■2(Dowe
x IX 2 )よりなる混合床ララム(100cc)
を用いて、 svl、oの流速にて流し2通過液は60
°C加温下、減圧濃縮し、 100cc水溶液とした。
次にメタノール250 ccを加え、40℃1時間溶解
後冷却下アセトン1000 ccを徐々に滴下し、結晶
7.0、!7(収率87,5%)を得た。
結晶はHPLC法にて、メチルコバラミン含量99.7
%であり、シアノコバラミンは検出されなかった。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シアノコバラミンを常法によりメチル化して、メ
    チルコバラミンを主成分とする反応混合物を得、この反
    応混合物を出発物質として、これを精製し、高純度のメ
    チルコバラミンを得る工程において、次の4つの工程を
    結合することを特徴とする高純度のメチルコバラミンの
    製造方法。 [1]反応混合液のpHを約2.5〜7.0に調整する
    工程 [2]シリカゲルに接触させ、該吸着物に低級脂肪族ケ
    トン−水を流出せしめる工程、 [3]次いで該吸着物に、低級脂肪族アルコール−水を
    流出せしめ、吸着物を留出する工程、 [4]該留出液を濃縮し、低級脂肪族アルコール−水−
    低級脂肪族ケトンに溶解し、該溶液に低級脂肪族ケトン
    を加えて結晶化させ、結晶部より高純度のメチルコバラ
    ミンを得る工程。
  2. (2)工程[2]において、流速svが0.5〜1.0
    である特許請求の範囲第1項記載の高純度のメチルコバ
    ラミンの製造方法。
  3. (3)工程[3]において、流速svが0.5〜1.0
    である特許請求の範囲第1項記載の高純度のメチルコバ
    ラミンの製造方法。
  4. (4)工程[2]および[3]において、流速svが0
    .5〜1.0である特許請求の範囲第1項記載の高純度
    のメチルコバラミンの製造方法。
  5. (5)工程[2]および[4]において、低級脂肪族ケ
    トンがアセトンである特許請求の範囲第1項記載の高純
    度のメチルコバラミンの製造方法。
  6. (6)工程[3]および[4]において、低級脂肪族ア
    ルコールがメタノールである特許請求の範囲第1項記載
    の高純度のメチルコバラミンの製造方法。
  7. (7)工程[4]において、低級脂肪族アルコール−水
    −低級脂肪族ケトンが2.5:1:10である特許請求
    の範囲第1項記載の高純度のメチルコバラミンの製造方
    法。
  8. (8)工程[4]において、低級脂肪族アルコールがメ
    タノールであり、低級脂肪族ケトンがアセトンである特
    許請求の範囲第7項記載の高純度のメチルコバラミンの
    製造方法。
  9. (9)工程[1]において、pHが5.0〜6.0であ
    る特許請求の範囲第1項記載の高純度のメチルコバラミ
    ンの製造方法。
  10. (10)工程[1]において、pHが5.0〜6.0で
    あり、工程[2]および[4]において、低級脂肪族ケ
    トンがアセトンであり、工程[3]および[4]におい
    て、低級脂肪族アルコールがメタノールであり、工程[
    2]および[3]において、流速svが0.5〜1.0
    であり、工程[4]におけるメタノール−水−アセトン
    が2.5:1:10の割合である特許請求の範囲第1項
    記載の高純度のメチルコバラミンの製造方法。
JP19601985A 1985-09-06 1985-09-06 高純度メチルコバラミンの製造方法 Granted JPS6256490A (ja)

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JPH0572919B2 JPH0572919B2 (ja) 1993-10-13

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014510134A (ja) * 2011-05-30 2014-04-24 インターキム ソシエダッド アノニマ デ キャピタル バリアブレ メチルコバラミンの合成プロセス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014510134A (ja) * 2011-05-30 2014-04-24 インターキム ソシエダッド アノニマ デ キャピタル バリアブレ メチルコバラミンの合成プロセス

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