JPS6023378B2 - 情報処理装置 - Google Patents
情報処理装置Info
- Publication number
- JPS6023378B2 JPS6023378B2 JP7395880A JP7395880A JPS6023378B2 JP S6023378 B2 JPS6023378 B2 JP S6023378B2 JP 7395880 A JP7395880 A JP 7395880A JP 7395880 A JP7395880 A JP 7395880A JP S6023378 B2 JPS6023378 B2 JP S6023378B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- instruction
- register
- branch
- contents
- general
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000010365 information processing Effects 0.000 title claims description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims 1
- 238000007792 addition Methods 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Advance Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は情報処理装置に関し、詳しくは、複数の命令を
オーバラップさせて処理する情報処理装置において、比
較結果により分岐成立、不成立を行なわしめる分岐命令
の高速化処理に関するものである。
オーバラップさせて処理する情報処理装置において、比
較結果により分岐成立、不成立を行なわしめる分岐命令
の高速化処理に関するものである。
第1図は情報処理装置の概略構成を示したもので、図中
、1は命令を解読する命令ユニット(1ユニット)、2
はストレージを含む記憶制御ユニット(SCユニット)
、3は命令で指定されたオペランドに対して演算を実行
する演算ユニット(Eユニット)である。
、1は命令を解読する命令ユニット(1ユニット)、2
はストレージを含む記憶制御ユニット(SCユニット)
、3は命令で指定されたオペランドに対して演算を実行
する演算ユニット(Eユニット)である。
1ユニット1は命令をストレージから読出すと、命令の
実行に必要なデータ及び制御情報をEユニット3に送出
する。
実行に必要なデータ及び制御情報をEユニット3に送出
する。
もし命令が分岐命令の場合、或いは命令の実行に必要な
オペランドがストレージ・オペランドの場合、1ユニッ
ト1はSCユニット2にリクエストを発行し、前者の場
合は分岐先命令群を1ユニット1に、また後者の場合は
必要なデータをEユニット3に送出せしめる。Eユニッ
ト3は1ユニット1或いはSCユニット2から命令の実
行に必要なデータ、制御情報を受けとると、命令で指定
された演算を実行し、演算結果を所与のレジスタ或いは
ストレージに格納して命令を終結する。周知の如く、命
令を実行にあたって1ユニット1及びSCユニット2の
動作時間の方がEユニット3の動作時間に比して長い。
オペランドがストレージ・オペランドの場合、1ユニッ
ト1はSCユニット2にリクエストを発行し、前者の場
合は分岐先命令群を1ユニット1に、また後者の場合は
必要なデータをEユニット3に送出せしめる。Eユニッ
ト3は1ユニット1或いはSCユニット2から命令の実
行に必要なデータ、制御情報を受けとると、命令で指定
された演算を実行し、演算結果を所与のレジスタ或いは
ストレージに格納して命令を終結する。周知の如く、命
令を実行にあたって1ユニット1及びSCユニット2の
動作時間の方がEユニット3の動作時間に比して長い。
これはストレージ・オペランドのアクセス・タイムが演
算速度より長いことによる。従って、高速な処理装置で
は複数の命令をオーバラップさせて処理する所謂パイプ
ライン制御を実施することにより、処理性能の向上を図
っている。第2図はストレージ・リクエストが演算時間
の3倍の時間を要するとして、分岐命令以外の一般の命
令がパイプライン制御により連続した場合を表わしたタ
イム・チャートである。
算速度より長いことによる。従って、高速な処理装置で
は複数の命令をオーバラップさせて処理する所謂パイプ
ライン制御を実施することにより、処理性能の向上を図
っている。第2図はストレージ・リクエストが演算時間
の3倍の時間を要するとして、分岐命令以外の一般の命
令がパイプライン制御により連続した場合を表わしたタ
イム・チャートである。
第2図において、横軸は装置のマシン・サイクルを示し
、縦軸は装置内の各ユニットの処理の持ち時間を示す。
こ)で、Dは命令のデコードを含むアドレス修飾処理、
Aはアドレス変換処理、Lはバッファストレージあるい
はメインストレージ読み出し処理、Eは命令実行処理の
各時間である。パイプライン制御により、命令aは第1
サイクルでSCユニット2にストレージ・オペランドの
読み出しリクエストを出し、第3サイクルの終了時点に
Eユニット3にデータが転送され、第4サイクルで演算
が実行される。同様に、命令bは第2サイクル〜第4サ
イクルでストレージ・オペランドが読み出され、第5サ
イクルで演算が行なわれる。なお、オペランドとしてス
トレージ・データ以外に汎用レジスタ(GR)等のデー
タを必要とする命令もあり、これらは一般にストレージ
・データよりも早く読み出すことができるが、一般のパ
イプライン制御のもとでは、これらのデータもストレー
ジ・データと同じ時間帯にEユニット3に送出するよう
に制御される。今、この様な情報処理装置において、下
記に示す分岐命令の処理を考えてみる。
、縦軸は装置内の各ユニットの処理の持ち時間を示す。
こ)で、Dは命令のデコードを含むアドレス修飾処理、
Aはアドレス変換処理、Lはバッファストレージあるい
はメインストレージ読み出し処理、Eは命令実行処理の
各時間である。パイプライン制御により、命令aは第1
サイクルでSCユニット2にストレージ・オペランドの
読み出しリクエストを出し、第3サイクルの終了時点に
Eユニット3にデータが転送され、第4サイクルで演算
が実行される。同様に、命令bは第2サイクル〜第4サ
イクルでストレージ・オペランドが読み出され、第5サ
イクルで演算が行なわれる。なお、オペランドとしてス
トレージ・データ以外に汎用レジスタ(GR)等のデー
タを必要とする命令もあり、これらは一般にストレージ
・データよりも早く読み出すことができるが、一般のパ
イプライン制御のもとでは、これらのデータもストレー
ジ・データと同じ時間帯にEユニット3に送出するよう
に制御される。今、この様な情報処理装置において、下
記に示す分岐命令の処理を考えてみる。
この分岐命令の命令形式は第3図の如くであり、R,フ
ィールドで示されるGRの内容とR3フィールドで示さ
れるGRの内容とを加算し、その加算結果をR,フィー
ルドで示されるGRに格納する。そして、その加算結果
はR3が偶数番号のGRを示している時はR3十1で示
されるGRの内容と比較し、またR3が奇数番号のGR
を示している時はR3で示されるGRの内容と比較し、
加算結果の方が小さいか或いは等しければ第2オペラン
ド・アドレス(&フィールドで指定されるGRの内容と
○2フィールドの内容とを加えて得られるアドレス)に
分岐する。加算結果の方が大きい時は分岐が行なわれず
、該分岐命令の次の命令が実行される。また、上記とは
逆に、加算結果の方が大きい時に分岐が行なわれ、加算
結果の方が小さいか或いは等しい時は分岐が行なわれな
い分岐命令もある。いづれの分岐命令も制御としてはほ
ゞ同じであるので、こ)では前者について記述する。第
3図の分岐命令は主に次の様に使用される。
ィールドで示されるGRの内容とR3フィールドで示さ
れるGRの内容とを加算し、その加算結果をR,フィー
ルドで示されるGRに格納する。そして、その加算結果
はR3が偶数番号のGRを示している時はR3十1で示
されるGRの内容と比較し、またR3が奇数番号のGR
を示している時はR3で示されるGRの内容と比較し、
加算結果の方が小さいか或いは等しければ第2オペラン
ド・アドレス(&フィールドで指定されるGRの内容と
○2フィールドの内容とを加えて得られるアドレス)に
分岐する。加算結果の方が大きい時は分岐が行なわれず
、該分岐命令の次の命令が実行される。また、上記とは
逆に、加算結果の方が大きい時に分岐が行なわれ、加算
結果の方が小さいか或いは等しい時は分岐が行なわれな
い分岐命令もある。いづれの分岐命令も制御としてはほ
ゞ同じであるので、こ)では前者について記述する。第
3図の分岐命令は主に次の様に使用される。
今、ストレージ・アドレスS以降に命令群a,b,c,
d,……×,y,z,……が格納され、xが上記分岐命
令であるとする。ストレージ・アドレスS+3以降の命
令d〜xの命令群を初期値mから増分iにより最終値n
になるまで繰り返し実行させたい時、命令xの分岐先ア
ドレスをS+3とし、命令a〜cの演算により命令xの
R,フィールドで指定されるOR(これをORIとする
)に初期値m、R3フィールドで指定される偶数番号の
GR(これをGR2とする)に増分i、R3十1で指定
されるGR(これをGR3とする)に最終値nを格納す
る。これにより、命令d以降が実行され、命令xではG
RIの内容とOR2の内容とを加算し、その結果(n+
i)をGRIに格納する。この加算結果がGR3の内容
(n)より小さいか等しければ、命令xの第2オペラン
ド・アドレスS+3に分岐し、命令d以降が再び実行さ
れる。この結果、分岐命令xによりアドレスS+3{(
n−m)/i}回分岐し、命令d〜xが{(n−m)/
i}十1回実行される。分岐命令xが{(n−m)/i
}十1回目に実行されると、GR1の内容は(n+i)
となり、分岐が行なわれず、命令xの次の命令y、z・
・・・・・が実行される。次に第4図及び第5図に従っ
て上記分岐命令の従来の制御方式を説明する。第4図は
該分岐命令の制御に必要な部分のブロック図、第5図は
その動作を説明するためのタイム・チャートである。第
5図のaは分岐成立の場合、bは不成立の場合で、xは
分岐命令、a,b,c,dは分岐先命令群、yは命令x
の次の命令を示している。第4図において、101はス
トレージで命令及びオペランド・データが格納されてい
る。
d,……×,y,z,……が格納され、xが上記分岐命
令であるとする。ストレージ・アドレスS+3以降の命
令d〜xの命令群を初期値mから増分iにより最終値n
になるまで繰り返し実行させたい時、命令xの分岐先ア
ドレスをS+3とし、命令a〜cの演算により命令xの
R,フィールドで指定されるOR(これをORIとする
)に初期値m、R3フィールドで指定される偶数番号の
GR(これをGR2とする)に増分i、R3十1で指定
されるGR(これをGR3とする)に最終値nを格納す
る。これにより、命令d以降が実行され、命令xではG
RIの内容とOR2の内容とを加算し、その結果(n+
i)をGRIに格納する。この加算結果がGR3の内容
(n)より小さいか等しければ、命令xの第2オペラン
ド・アドレスS+3に分岐し、命令d以降が再び実行さ
れる。この結果、分岐命令xによりアドレスS+3{(
n−m)/i}回分岐し、命令d〜xが{(n−m)/
i}十1回実行される。分岐命令xが{(n−m)/i
}十1回目に実行されると、GR1の内容は(n+i)
となり、分岐が行なわれず、命令xの次の命令y、z・
・・・・・が実行される。次に第4図及び第5図に従っ
て上記分岐命令の従来の制御方式を説明する。第4図は
該分岐命令の制御に必要な部分のブロック図、第5図は
その動作を説明するためのタイム・チャートである。第
5図のaは分岐成立の場合、bは不成立の場合で、xは
分岐命令、a,b,c,dは分岐先命令群、yは命令x
の次の命令を示している。第4図において、101はス
トレージで命令及びオペランド・データが格納されてい
る。
ストレージ101から読み出された命令は線201を通
して命令バッファ・レジスタ102又は103に格納さ
れる。命令バッファ・レジスタ102及び103は複数
の命令を格納し、それぞれは現在実行中の命令群又は分
岐命令による分岐先命令群を格納する。初期状態におい
ては現在実行中の命令群は命令バッファ・レジスター0
2に格納され、その命令群中に分岐命令があると、分岐
先命令群が命令バッファ・レジスタ103に格納される
。そして、分岐命令の分岐が成立すると、今度は命令バ
ッファ・レジスター03に格納されている命令群が実行
中命令群となり、その中に分岐命令があると、その分岐
先命令群は命令バッファ・レジスタ102に格納される
。命令バッファ・レジスタ102又は103からそれぞ
れ線202又は203上に1つの命令が切り出されると
(切り出し制御に必要な構成は図に示されていない)、
フリッブ・フロップ104の値により線202,203
のいずれかがセレクト・ゲート106で選択されて命令
レジスター07に格納される。即ち、フリップ・フロッ
プ104の出力線204が“0”のときは線202の命
令が選択され、線204が“1”のときは線203の命
令が選択されて命令レジスタ107に格納される。フリ
ツプ・フロップ104は初期状態で“0”にされる。今
、フリップ・フロツプ104は“0”で、第3図の形式
の分岐命令xが命令バッファ・レジスター02から切り
出されたとする。
して命令バッファ・レジスタ102又は103に格納さ
れる。命令バッファ・レジスタ102及び103は複数
の命令を格納し、それぞれは現在実行中の命令群又は分
岐命令による分岐先命令群を格納する。初期状態におい
ては現在実行中の命令群は命令バッファ・レジスター0
2に格納され、その命令群中に分岐命令があると、分岐
先命令群が命令バッファ・レジスタ103に格納される
。そして、分岐命令の分岐が成立すると、今度は命令バ
ッファ・レジスター03に格納されている命令群が実行
中命令群となり、その中に分岐命令があると、その分岐
先命令群は命令バッファ・レジスタ102に格納される
。命令バッファ・レジスタ102又は103からそれぞ
れ線202又は203上に1つの命令が切り出されると
(切り出し制御に必要な構成は図に示されていない)、
フリッブ・フロップ104の値により線202,203
のいずれかがセレクト・ゲート106で選択されて命令
レジスター07に格納される。即ち、フリップ・フロッ
プ104の出力線204が“0”のときは線202の命
令が選択され、線204が“1”のときは線203の命
令が選択されて命令レジスタ107に格納される。フリ
ツプ・フロップ104は初期状態で“0”にされる。今
、フリップ・フロツプ104は“0”で、第3図の形式
の分岐命令xが命令バッファ・レジスター02から切り
出されたとする。
命令が命令レジスタ107に格納されると、命令コード
部は線205を通して命令解読器108に入力される。
命令解読器108は命令レジスター07に格納された命
令が分岐命令であると、線210、反転回路105を通
してフリツプ・フロツプ104の値を反転する。即ち、
“0”であれば“1”に、“1”であれば“0”にセッ
トする。つまり、前に説明した如く、該分岐命令刈ま主
にある命令群を複数回繰り返して実行させる為に使用さ
れるため、分岐が成立することの方が多い。従って、予
じめ分岐成立を予測し、フリップ・フロップ104の値
を反転(今の場合は“1”)しておくことにより、第5
図に示す様に、分岐先命令aがストレージ101から読
み出され、命令バッファ・レジスタ103に格納される
と直ちに、該分岐先命令バッファ・レジスタ103から
切り出されて命令レジスタ107に格納できる様にする
のである。分岐成立を予測する効果については後で述べ
る。命令解読器108は、また分岐先命令の読み出し要
求を線211を通してストレージ制御部10川こ送出す
る。この時、線211にはストレージ101から読み出
した命令を命令バッファ・レジスタ102,103のど
ちらに格納するかの制御情報も送出する。今の場合、分
岐命令xは命令バッファ・レジスタ102から切り出さ
れたので、分岐先命令aは命令バッファ・レジスタ10
3に格納するように線211で指示される。命令レジス
タ107に格納された分岐命令xの&部は線208を通
してセレクト・ゲート113に送られ、汎用レジスタ(
GR)群109の内の線208で指定されるものを選択
する結果、該選択されたGRの内容がアドレス加算器1
14のB入力部に入力される。命令レジスタ107のR
3部は線207を通してセレクト・ゲート1 12に送
られるが、該分岐命令xの場合、セレクト・ゲート11
2の出力は“0”にされ、アドレス加算器114の×入
力部は“0”が入力される。アドレス加算器114のD
入力部には命令レジスタ107のD2部が入力され、前
記B入力部に入力されたデータとを加え、結果は線21
2を通してストレージ・アドレス・レジスタ115にセ
ットされ、分岐先命令の読み出しアドレスとなる。命令
レジス夕107のR,部及びR3部はそれぞれ線206
,207を通して命令保存部116及び117に送られ
る。命令レジスタ107に分岐命令が格納されてから以
降の上記動作は第5図の第1サイクルのDの時間帯で行
なわれる。
部は線205を通して命令解読器108に入力される。
命令解読器108は命令レジスター07に格納された命
令が分岐命令であると、線210、反転回路105を通
してフリツプ・フロツプ104の値を反転する。即ち、
“0”であれば“1”に、“1”であれば“0”にセッ
トする。つまり、前に説明した如く、該分岐命令刈ま主
にある命令群を複数回繰り返して実行させる為に使用さ
れるため、分岐が成立することの方が多い。従って、予
じめ分岐成立を予測し、フリップ・フロップ104の値
を反転(今の場合は“1”)しておくことにより、第5
図に示す様に、分岐先命令aがストレージ101から読
み出され、命令バッファ・レジスタ103に格納される
と直ちに、該分岐先命令バッファ・レジスタ103から
切り出されて命令レジスタ107に格納できる様にする
のである。分岐成立を予測する効果については後で述べ
る。命令解読器108は、また分岐先命令の読み出し要
求を線211を通してストレージ制御部10川こ送出す
る。この時、線211にはストレージ101から読み出
した命令を命令バッファ・レジスタ102,103のど
ちらに格納するかの制御情報も送出する。今の場合、分
岐命令xは命令バッファ・レジスタ102から切り出さ
れたので、分岐先命令aは命令バッファ・レジスタ10
3に格納するように線211で指示される。命令レジス
タ107に格納された分岐命令xの&部は線208を通
してセレクト・ゲート113に送られ、汎用レジスタ(
GR)群109の内の線208で指定されるものを選択
する結果、該選択されたGRの内容がアドレス加算器1
14のB入力部に入力される。命令レジスタ107のR
3部は線207を通してセレクト・ゲート1 12に送
られるが、該分岐命令xの場合、セレクト・ゲート11
2の出力は“0”にされ、アドレス加算器114の×入
力部は“0”が入力される。アドレス加算器114のD
入力部には命令レジスタ107のD2部が入力され、前
記B入力部に入力されたデータとを加え、結果は線21
2を通してストレージ・アドレス・レジスタ115にセ
ットされ、分岐先命令の読み出しアドレスとなる。命令
レジス夕107のR,部及びR3部はそれぞれ線206
,207を通して命令保存部116及び117に送られ
る。命令レジスタ107に分岐命令が格納されてから以
降の上記動作は第5図の第1サイクルのDの時間帯で行
なわれる。
分岐先命令の読み出し要求を受け取ったストレージ制御
部10川まストレージ101に読み出し起動を行なう。
部10川まストレージ101に読み出し起動を行なう。
これにより、ストレージ・アドレス・レジスター15で
指定されるアドレスから分岐先命令aが読み出され、線
201、命令バッファ・レジスタ103、セレクト・ゲ
ート106を通して第5図の第4サイクルのDの時間帯
の開始時点に該分岐先命令aが命令レジスタ107に格
納される。一方、命令保存部116及び117は第5図
の第3サイクルのLの時間帯の開始時点に該分岐命令x
のR,及びR3の内容をGR読み出しレジスター19及
び12川こセットし、GR群109の中からGR読み出
しレジスター19及び120で示されるGRをそれぞれ
セレクト・ゲート110及び111で選択して、そのデ
ータを線213及び214に出力する。
指定されるアドレスから分岐先命令aが読み出され、線
201、命令バッファ・レジスタ103、セレクト・ゲ
ート106を通して第5図の第4サイクルのDの時間帯
の開始時点に該分岐先命令aが命令レジスタ107に格
納される。一方、命令保存部116及び117は第5図
の第3サイクルのLの時間帯の開始時点に該分岐命令x
のR,及びR3の内容をGR読み出しレジスター19及
び12川こセットし、GR群109の中からGR読み出
しレジスター19及び120で示されるGRをそれぞれ
セレクト・ゲート110及び111で選択して、そのデ
ータを線213及び214に出力する。
線213及び214のデータは第5図の第4サイクルの
Eの時間帯の開始点に演算(E’ユニットの演算入力レ
ジスタ302及び303に格納される。Eユニットは第
5図の第4サイクルに演算入力レジスタ302と303
との内容を演算器304により加算してその結果を演算
出力レジスタ305に格納する。また命令保存部117
に格納された該分岐命令xのR3部は第5図の第3サイ
クルのLの時間帯の開始時点にEユニットのレジスタ3
07にセットされる。そしてレジスタ307にセットさ
れた内容が偶数の時は“1”を、奇数の時は“0”をセ
レクト・ゲート308により選択して、レジスタ307
の内容を加算器309により加算してレジスタ310に
セットし、線215を通して1ユニットに送られる。1
ユニットは線215の内容を第5図の第4サイクルのE
の時間帯の開始時点にセレクト・ゲート118を通して
GR読み出しレジスタ119にセットし、GR群109
の中からGR読み出しレジスター 19で示されるGR
をセレクト・ゲート110で選択して、第5図の第5サ
イクルのEの時間帯の開始時点に演算入力レジスタ30
2にセットする。
Eの時間帯の開始点に演算(E’ユニットの演算入力レ
ジスタ302及び303に格納される。Eユニットは第
5図の第4サイクルに演算入力レジスタ302と303
との内容を演算器304により加算してその結果を演算
出力レジスタ305に格納する。また命令保存部117
に格納された該分岐命令xのR3部は第5図の第3サイ
クルのLの時間帯の開始時点にEユニットのレジスタ3
07にセットされる。そしてレジスタ307にセットさ
れた内容が偶数の時は“1”を、奇数の時は“0”をセ
レクト・ゲート308により選択して、レジスタ307
の内容を加算器309により加算してレジスタ310に
セットし、線215を通して1ユニットに送られる。1
ユニットは線215の内容を第5図の第4サイクルのE
の時間帯の開始時点にセレクト・ゲート118を通して
GR読み出しレジスタ119にセットし、GR群109
の中からGR読み出しレジスター 19で示されるGR
をセレクト・ゲート110で選択して、第5図の第5サ
イクルのEの時間帯の開始時点に演算入力レジスタ30
2にセットする。
もう一方の演算入力レジスタ303には第5図の第4サ
イクルで演算された結果(即ち、該分岐命令xのR,部
で示されるGRの内容とR3部で示されるGRの内容と
を加算した結果)が格納される演算出力レジスタ305
の内容がセレクト・ゲート301で選択されてセットさ
れる。そして、第5図の第5サイクルで演算入力レジス
夕302と303との大小比較(即ち、減算)が演算器
304で行なわれる。その結果は演算出力レジスタ30
5にセットされ、第6サイクルのEの時間帯に線216
を通して分岐判定回路306に与えられる。分岐判定回
路306は演算出力レジスタ305の内容が正の値(0
を含む)が負の値かにより該分岐命令xの分岐成立、不
成立を判定し、分岐不成立時、その出力線217を有効
とする。今、分岐命令xのR,及びR3で示すGRの内
容をそれぞれ加えた結果がR3(R3部の内容が奇数の
とき)、又はR3十1(R3部の内容が偶数のとき)で
示されるGRの内容よりも小さいか等しい時に分岐を行
なう分岐命令の場合、上記演算出力レジスタ305の内
容が正の値(0を含む)のとき分岐が成立する。
イクルで演算された結果(即ち、該分岐命令xのR,部
で示されるGRの内容とR3部で示されるGRの内容と
を加算した結果)が格納される演算出力レジスタ305
の内容がセレクト・ゲート301で選択されてセットさ
れる。そして、第5図の第5サイクルで演算入力レジス
夕302と303との大小比較(即ち、減算)が演算器
304で行なわれる。その結果は演算出力レジスタ30
5にセットされ、第6サイクルのEの時間帯に線216
を通して分岐判定回路306に与えられる。分岐判定回
路306は演算出力レジスタ305の内容が正の値(0
を含む)が負の値かにより該分岐命令xの分岐成立、不
成立を判定し、分岐不成立時、その出力線217を有効
とする。今、分岐命令xのR,及びR3で示すGRの内
容をそれぞれ加えた結果がR3(R3部の内容が奇数の
とき)、又はR3十1(R3部の内容が偶数のとき)で
示されるGRの内容よりも小さいか等しい時に分岐を行
なう分岐命令の場合、上記演算出力レジスタ305の内
容が正の値(0を含む)のとき分岐が成立する。
これは予じめ分岐成立を予測していたこと)一致するた
め、分岐判定回路306の出力線217を有効とせず、
以後、第5図aに示す如く分岐先命令a,b,・・・・
・・が処理される。一方、演算出力レジスタ305の内
容が負の値のときは分岐が成立せず、予測と相反するた
め、第6サイクルのEの時間帯の開始時点に分岐判定回
路306の出力線217を有効とし、反転回路105を
通してフリップ・フロップ104を反転し、元の状態に
戻す(今の場合“0”にする)。そして、分岐命令xに
引続く命令yが命令バッファ・レジスタ102から切り
出され、セレクト・ゲート106を通して命令レジスタ
107に第5図bの第8サイクルのDの開始時点に格納
される。また、第4図には図示されていないが、分岐先
命令a〜dは第5図bに示す如く、第7サイクルの時間
帯でそれぞれ無効化される。以上は分岐命令の分岐が成
立すると予測した場合についての説明であるが、分岐不
成立を予測した場合について少し説明を行なっておく、
第6図は分岐不成立を予測して処理した場合のタイム・
チャートであり、aは分岐成立時、bは分岐不成立時の
ものである。
め、分岐判定回路306の出力線217を有効とせず、
以後、第5図aに示す如く分岐先命令a,b,・・・・
・・が処理される。一方、演算出力レジスタ305の内
容が負の値のときは分岐が成立せず、予測と相反するた
め、第6サイクルのEの時間帯の開始時点に分岐判定回
路306の出力線217を有効とし、反転回路105を
通してフリップ・フロップ104を反転し、元の状態に
戻す(今の場合“0”にする)。そして、分岐命令xに
引続く命令yが命令バッファ・レジスタ102から切り
出され、セレクト・ゲート106を通して命令レジスタ
107に第5図bの第8サイクルのDの開始時点に格納
される。また、第4図には図示されていないが、分岐先
命令a〜dは第5図bに示す如く、第7サイクルの時間
帯でそれぞれ無効化される。以上は分岐命令の分岐が成
立すると予測した場合についての説明であるが、分岐不
成立を予測した場合について少し説明を行なっておく、
第6図は分岐不成立を予測して処理した場合のタイム・
チャートであり、aは分岐成立時、bは分岐不成立時の
ものである。
第5図と比較すれば明らかなように、bの分岐不成立時
は、第6図の分岐不成立予測の場合の方が分岐命令xの
次の処理される命令yは4サイクル早く実行できる。し
かし、aの分岐成立時は、分岐命令xの次に処理される
命令aは第6図の分岐不成立予測の場合の方が4サイク
ル遅い。該分岐命令は前述した如く分岐が成立すること
の方が多いため、分岐成立時の処理速度が早い分岐成立
を予測した方式が一般に採用されている。ところで、第
3図の形式の分岐命令を処理する場合において、従釆は
第5図に示したごとく、命令のR,部で指定される汎用
レジスタの内容とR3部で指定される汎用レジスタの内
容とをEの時間帯の第1サイクルで加算し、その結果と
R3またはR3十1の汎用レジスタの内容とをEの第2
サイクルで比較して、その結果によりEの第3サイクル
で分岐の判定を行なっていた。
は、第6図の分岐不成立予測の場合の方が分岐命令xの
次の処理される命令yは4サイクル早く実行できる。し
かし、aの分岐成立時は、分岐命令xの次に処理される
命令aは第6図の分岐不成立予測の場合の方が4サイク
ル遅い。該分岐命令は前述した如く分岐が成立すること
の方が多いため、分岐成立時の処理速度が早い分岐成立
を予測した方式が一般に採用されている。ところで、第
3図の形式の分岐命令を処理する場合において、従釆は
第5図に示したごとく、命令のR,部で指定される汎用
レジスタの内容とR3部で指定される汎用レジスタの内
容とをEの時間帯の第1サイクルで加算し、その結果と
R3またはR3十1の汎用レジスタの内容とをEの第2
サイクルで比較して、その結果によりEの第3サイクル
で分岐の判定を行なっていた。
すなわち、該分岐命令の処理において分岐判定に必要な
演算を全て演算曲ユニットで行なっていた。このため、
分岐の成立・不成立の判定が遅くなり、分岐の予測が失
敗した時の処理速度が遅いという欠点があつた。この発
明の目的とするところは、上記の如き従来の欠点を除去
するものであり、分岐成立時の処理速度を低下させずに
、分岐不成立時の処理速度を向上させる効果を有する情
報処理装置を提供することにある。
演算を全て演算曲ユニットで行なっていた。このため、
分岐の成立・不成立の判定が遅くなり、分岐の予測が失
敗した時の処理速度が遅いという欠点があつた。この発
明の目的とするところは、上記の如き従来の欠点を除去
するものであり、分岐成立時の処理速度を低下させずに
、分岐不成立時の処理速度を向上させる効果を有する情
報処理装置を提供することにある。
しかして、この発明の特徴とするところは、分岐命令の
R,部を格納するレジスタを持ち、Dの時間帯を2マシ
ンサイクルとして、データを演算ユニットに転送すると
同時にそのデータを比較することにより、該分岐命令の
分岐不成立時の処理速度を向上させるものである。
R,部を格納するレジスタを持ち、Dの時間帯を2マシ
ンサイクルとして、データを演算ユニットに転送すると
同時にそのデータを比較することにより、該分岐命令の
分岐不成立時の処理速度を向上させるものである。
以下、本発明の一実施例につき図面を用いて詳細に説明
する。第7図は本発明の−実施例のブロック図であり、
第8図はその動作を説明するためのタイム・チャートで
ある。第8図のaは分岐成立時、bは分岐不成立時のも
のである。第7図の構成は第4図とほとんど同じである
ので、第4図と異なる部分についてのみ説明する。
する。第7図は本発明の−実施例のブロック図であり、
第8図はその動作を説明するためのタイム・チャートで
ある。第8図のaは分岐成立時、bは分岐不成立時のも
のである。第7図の構成は第4図とほとんど同じである
ので、第4図と異なる部分についてのみ説明する。
第7図において、本発明により追加されたのはR,レジ
スター29と比較回路130である。R,レジスター2
9の入力は命令レジスター07のR.部が接続され、そ
の出力は命令レジスター07のB2に接続される。比較
回路130の入力にはセレクト・ゲート110及び11
1の出力線213及び214が接続され、その出力は分
岐判定回路131に接続される。分岐判定回路131の
動作は第4図の分岐判定回路306の動作と同じである
が、第4図の分岐判定回路306はEュニツトにあるの
に対して、第7図の分岐判定回路131は1ユニットに
ある。第7図のセレクト・ゲート121、加算器122
、アドレス・レジス夕123、アドレス・スタツク・レ
ジスタ124〜126、セレクト・ゲート127、セッ
ト・アップ・アドレス・レジスター28及び線218は
第4図では図示されていなかったが、これは従来の該分
岐命令の動作には関係がなかった)めであり、これらは
他の命令の処理に必要であり、本発明により特に追加さ
れたものではない。また第4図の命令保存部116、セ
レクト・ゲート118、GR読み出しレジスタ120及
びEユニットの301〜305,307〜31川ま本発
明の動作には特に関係がないので第7図では図示しない
。今、フリップ・フロツプ104は“0”とする。
スター29と比較回路130である。R,レジスター2
9の入力は命令レジスター07のR.部が接続され、そ
の出力は命令レジスター07のB2に接続される。比較
回路130の入力にはセレクト・ゲート110及び11
1の出力線213及び214が接続され、その出力は分
岐判定回路131に接続される。分岐判定回路131の
動作は第4図の分岐判定回路306の動作と同じである
が、第4図の分岐判定回路306はEュニツトにあるの
に対して、第7図の分岐判定回路131は1ユニットに
ある。第7図のセレクト・ゲート121、加算器122
、アドレス・レジス夕123、アドレス・スタツク・レ
ジスタ124〜126、セレクト・ゲート127、セッ
ト・アップ・アドレス・レジスター28及び線218は
第4図では図示されていなかったが、これは従来の該分
岐命令の動作には関係がなかった)めであり、これらは
他の命令の処理に必要であり、本発明により特に追加さ
れたものではない。また第4図の命令保存部116、セ
レクト・ゲート118、GR読み出しレジスタ120及
びEユニットの301〜305,307〜31川ま本発
明の動作には特に関係がないので第7図では図示しない
。今、フリップ・フロツプ104は“0”とする。
第8図の第1サイクルのDの開始時点に分岐命令xが命
令バッファ・レジス夕102から切り出され、命令レジ
スタ107に格納されると、その命令コ−ド部は命令解
読器108に入力される。命令解読器108は従来と同
様、分岐先命令の読出し要求を線211を通してストレ
ージ制御部10川こ送出する。また、該線211には分
岐先命令を命令バッファ・レジスタ102,103のい
ずれに格納するかという制御情報も送出する。分岐先ア
ドレスは命令レジスタ107のB2部とD2部とにより
アドレス加算器1 14で計算され、ストレージ・アド
レス・レジスタ115に転送される。命令レジスター0
7のR,部はR,レジスタ129に格納される。以上の
動作は第8図の第1サイクルのDの時間帯で行なわれる
。次に、R,レジスター29の内容は第2サイクルの開
始時点に命令レジスター07のB部にセットされ、これ
により汎用レジスタ群109の内の1つをセレクト・ゲ
ート113で選択する。また命令レジスター07のR2
部により汎用レジスタ群109の内の1つをセレクト・
ゲ−ト112で選択する。セレクト・ゲート112及び
113で選択された汎用レジスタの内容はそれぞれアド
レス加算器の×入力部及びB入力部に入力される。アド
レス加算器114の○入力部には“0”が入力される。
これにより該分岐命令のR,部で示される汎用レジスタ
の内容とR3部で示される汎用レジスタの内容とがアド
レス加算器114を用いて加算され、その結果はアドレ
ス・レジスター23にセットされる。アドレス・レジス
タ123にセットされた内容は第3サイクルのAの時間
帯にアドレス・スタツク・レジスタ124〜126の内
の1つに格納される。第7図ではアドレス・スタックと
して3つ記されているが、これはパイプライン制御方式
において処理を円滑にするためで、必ずしも3つである
必要はない。命令解読器108は第2サイクルのDの終
了時点に出力線210、反転回路105を通してフリッ
プ・フロップ104を反転し、“1”にセットする。
令バッファ・レジス夕102から切り出され、命令レジ
スタ107に格納されると、その命令コ−ド部は命令解
読器108に入力される。命令解読器108は従来と同
様、分岐先命令の読出し要求を線211を通してストレ
ージ制御部10川こ送出する。また、該線211には分
岐先命令を命令バッファ・レジスタ102,103のい
ずれに格納するかという制御情報も送出する。分岐先ア
ドレスは命令レジスタ107のB2部とD2部とにより
アドレス加算器1 14で計算され、ストレージ・アド
レス・レジスタ115に転送される。命令レジスター0
7のR,部はR,レジスタ129に格納される。以上の
動作は第8図の第1サイクルのDの時間帯で行なわれる
。次に、R,レジスター29の内容は第2サイクルの開
始時点に命令レジスター07のB部にセットされ、これ
により汎用レジスタ群109の内の1つをセレクト・ゲ
ート113で選択する。また命令レジスター07のR2
部により汎用レジスタ群109の内の1つをセレクト・
ゲ−ト112で選択する。セレクト・ゲート112及び
113で選択された汎用レジスタの内容はそれぞれアド
レス加算器の×入力部及びB入力部に入力される。アド
レス加算器114の○入力部には“0”が入力される。
これにより該分岐命令のR,部で示される汎用レジスタ
の内容とR3部で示される汎用レジスタの内容とがアド
レス加算器114を用いて加算され、その結果はアドレ
ス・レジスター23にセットされる。アドレス・レジス
タ123にセットされた内容は第3サイクルのAの時間
帯にアドレス・スタツク・レジスタ124〜126の内
の1つに格納される。第7図ではアドレス・スタックと
して3つ記されているが、これはパイプライン制御方式
において処理を円滑にするためで、必ずしも3つである
必要はない。命令解読器108は第2サイクルのDの終
了時点に出力線210、反転回路105を通してフリッ
プ・フロップ104を反転し、“1”にセットする。
また第2サイクルの○の時間帯には命令レジスター07
のR3部が命令保存部117に送られる。そして第3サ
イクルのAの時間帯にそのR3部が加算器122に入力
され、加算器122のもう一方の入力にはR3の値が偶
数の時は“1”を、奇数の時は“0”をセレクタ・ゲー
ト121で選ばれて入力される。その結果は第4サイク
ルのLの開始時点にGR議出しレジスタ119にセット
される。またこの時、アドレス・スタック・レジスタ1
24〜126の内の一つに格納された上記内容がセレク
ト・ゲート127により選ばれセット・アップ・アドレ
ス・レジスタ128にセットされる。そして第4サイク
ルのLの時間帯にGR議出しレジスター19で示される
汎用レジスタの内容がセレクト・ゲート110により選
択されて線213上に出力する。またセット・アップ・
アドレス・レジスター28の内容が線218、セレクト
・ゲート111を通して線214上に出力する。そして
線213及び線214上のデータは第4サイクルのLの
終了時点にEユニットに転送される。この時、線213
及び線214上のデータは比較回路130のそれぞれの
入力に接続され、両者のデータの大小比較を行ない、そ
の結果は分岐判定回路131に与えられる。分岐判定回
路131は比較回路130の出力により該分岐命令の分
岐成立・不成立を判定し、分岐不成立時、その出力線2
17を第5サイクルの開始時点に有効とする。分岐成立
時、即ち予測が正しかった時は分岐判定回路131の出
力線217を有効とせず、第8図aに示す如く分岐先命
令a,b,・・・・・・が処理される。分岐不成立時、
即ち予測失敗の時は第8図bに示す如く第5サイクルの
開始時点に分岐判定回路131の出力線217を有効と
し、反転回路105を通してフリップ・フロップ104
を反転して元の状態“0”に戻す。そして分岐命令xに
引続く命令yが命令バッファ・レジスタ102から切り
出され、命令レジスター07に第8図bの第7サイクル
のDの開始時点に格納される。また、分岐先命令a〜c
は第6サイクルの時間帯でそれぞれ無効化される。以上
説明した如く、本発明は分岐命令のR,部で示されるG
Rの内容とR3部で示されるGRの内容との加算をアド
レス加算器で行ない、その加算結果とR3又はR3十1
のGRの内容とをEユニットに送出すると同時にこれら
を比較することにより分岐成立、不成立を判定させるも
のであるから、従釆の上記加算及び比較を全てEユニッ
トで行ない分岐成立、不成立を判定させる場合に比べ、
分岐判定を1サイクル早く行なうことができ、従って分
岐不成立時の処理速度の向上をもたらすことが出来る効
果を有するものである。
のR3部が命令保存部117に送られる。そして第3サ
イクルのAの時間帯にそのR3部が加算器122に入力
され、加算器122のもう一方の入力にはR3の値が偶
数の時は“1”を、奇数の時は“0”をセレクタ・ゲー
ト121で選ばれて入力される。その結果は第4サイク
ルのLの開始時点にGR議出しレジスタ119にセット
される。またこの時、アドレス・スタック・レジスタ1
24〜126の内の一つに格納された上記内容がセレク
ト・ゲート127により選ばれセット・アップ・アドレ
ス・レジスタ128にセットされる。そして第4サイク
ルのLの時間帯にGR議出しレジスター19で示される
汎用レジスタの内容がセレクト・ゲート110により選
択されて線213上に出力する。またセット・アップ・
アドレス・レジスター28の内容が線218、セレクト
・ゲート111を通して線214上に出力する。そして
線213及び線214上のデータは第4サイクルのLの
終了時点にEユニットに転送される。この時、線213
及び線214上のデータは比較回路130のそれぞれの
入力に接続され、両者のデータの大小比較を行ない、そ
の結果は分岐判定回路131に与えられる。分岐判定回
路131は比較回路130の出力により該分岐命令の分
岐成立・不成立を判定し、分岐不成立時、その出力線2
17を第5サイクルの開始時点に有効とする。分岐成立
時、即ち予測が正しかった時は分岐判定回路131の出
力線217を有効とせず、第8図aに示す如く分岐先命
令a,b,・・・・・・が処理される。分岐不成立時、
即ち予測失敗の時は第8図bに示す如く第5サイクルの
開始時点に分岐判定回路131の出力線217を有効と
し、反転回路105を通してフリップ・フロップ104
を反転して元の状態“0”に戻す。そして分岐命令xに
引続く命令yが命令バッファ・レジスタ102から切り
出され、命令レジスター07に第8図bの第7サイクル
のDの開始時点に格納される。また、分岐先命令a〜c
は第6サイクルの時間帯でそれぞれ無効化される。以上
説明した如く、本発明は分岐命令のR,部で示されるG
Rの内容とR3部で示されるGRの内容との加算をアド
レス加算器で行ない、その加算結果とR3又はR3十1
のGRの内容とをEユニットに送出すると同時にこれら
を比較することにより分岐成立、不成立を判定させるも
のであるから、従釆の上記加算及び比較を全てEユニッ
トで行ない分岐成立、不成立を判定させる場合に比べ、
分岐判定を1サイクル早く行なうことができ、従って分
岐不成立時の処理速度の向上をもたらすことが出来る効
果を有するものである。
第1図は情報処理装置の概略構成を示す図、第2図はパ
イプライン制御による一般命令のタイム・チャートを示
す図、第3図は本発明で対象とする分岐命令の命令形式
を示す図、第4図は第3図の分岐命令の従釆の動作を説
明するために必要な部分のブロック図、第5図及び第6
図は第4図の動作を説明するためのタイム・チャートを
示す図、第7図は本発明の一実施例を示す図、第8図は
第7図の動作を説明するためのタイム・チャートを示す
図である。 100・・・・・・ストレージ制御部、101・・・・
・・ストレージ、102,103・・・・・・命令バッ
ファ・レジスタ、104……フリツプ・フロツプ、10
5…・・・反転回路、106,110〜113,121
,127…・・・セレクト・ゲート、107・・・・・
・命令レジスタ、108・・・・・・命令解読器、10
9・・・・・・汎用レジス夕、114・・・・・・アド
レス加算器、115・・・…ストレージ・アドレス・レ
ジスタ、117……命令保存部、119・・・・・・G
F読み出しレジスタ、122・・・・・・加算器、12
3……アドレス・レジスタ、124〜126……アドレ
ス・スタツク・レジスタ、128……セット・アップ・
アドレス・レジスタ、129……R,レジスタ、130
……比較回路、131・・・・・・分岐判定回路。 第1図第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図
イプライン制御による一般命令のタイム・チャートを示
す図、第3図は本発明で対象とする分岐命令の命令形式
を示す図、第4図は第3図の分岐命令の従釆の動作を説
明するために必要な部分のブロック図、第5図及び第6
図は第4図の動作を説明するためのタイム・チャートを
示す図、第7図は本発明の一実施例を示す図、第8図は
第7図の動作を説明するためのタイム・チャートを示す
図である。 100・・・・・・ストレージ制御部、101・・・・
・・ストレージ、102,103・・・・・・命令バッ
ファ・レジスタ、104……フリツプ・フロツプ、10
5…・・・反転回路、106,110〜113,121
,127…・・・セレクト・ゲート、107・・・・・
・命令レジスタ、108・・・・・・命令解読器、10
9・・・・・・汎用レジス夕、114・・・・・・アド
レス加算器、115・・・…ストレージ・アドレス・レ
ジスタ、117……命令保存部、119・・・・・・G
F読み出しレジスタ、122・・・・・・加算器、12
3……アドレス・レジスタ、124〜126……アドレ
ス・スタツク・レジスタ、128……セット・アップ・
アドレス・レジスタ、129……R,レジスタ、130
……比較回路、131・・・・・・分岐判定回路。 第1図第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図
Claims (1)
- 1 記憶装置から読出された複数の命令群をそれぞれ格
納する複数の命令バツフア・レジスタを具備して、その
選択された命令バツフア・レジスタから命令レジスタへ
次々に命令を切り出し、複数の命令をオーバラツプさせ
て処理する情報処理装置において、命令の第1フイール
ドで示される汎用レジスタの内容と第2フイールド(第
1および第2フイールドはいずれも第1オペランド部を
形成している)で示される汎用レジスタの内容とを加算
し、該加算結果と前記第2フイールドの内容で示される
汎用レジスタあるいはその内容+1の番号の汎用レジス
タの内容とを比較し、その結果により第2オペランド・
アドレスに分岐するという分岐命令を処理するため、該
分岐命令の第1フイールドを一時格納するレジスタを設
け、現在実行中の命令群が格納されている命令バツフア
・レジスタ(以下、第1命令バツフア・レジスタという
)から前記命令レジスタへ切り出された命令が前記分岐
命令であることを解読すると、まず第1のサイクルでも
つて、前記分岐命令の第2オペランド・アドレスの分岐
先命令群を記憶装置から読出して前記第1命令バツフア
・レジスタ以外の命令バツフア・レジスタ(以下、第2
命令バツフア・レジスタという)に格納すると共に、該
分岐命令の第1フイールドを前記レジスタへ格納し、次
の第2のサイクルでもつて、前記レジスタの内容を命令
レジスタの第2オペランド・フイールド部に設定して、
該オペランド・フイールド部で示される該当汎用レジス
タの内容と前記第2フイールドで示される該当汎用レジ
スタの内容とを加算し、加算結果をオペランド・アドレ
ス・レジスタに格納し、第3サイクル以降は前記第2命
令バツフア・レジスタの分岐先命令群を有効として、該
分岐先命令群が記憶装置から読出され第2命令バツフア
・レジスタに格納されると該第2命令バツフア・レジス
タから命令レジスタへ次々に命令を切り出して分岐先命
令の処理を行ない、そして、前記オペランド・アドレス
・レジスタに格納された加算結果と分岐命令の第2フイ
ールドの内容で示される汎用レジスタあるいはその内容
+1の番号の汎用レジスタの内容とを演算ユニツトに転
送すると共に、これらの内容を比較して分岐成立・不成
立の判定を行ない、分岐成立の時は前記第2命令バツフ
ア・レジスタの分岐先命令群の処理を引き続き有効とし
、分岐不成立の時は前記第1命令バツフア・レジスタの
命令群を再び有効として処理することを特徴とする情報
処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7395880A JPS6023378B2 (ja) | 1980-06-02 | 1980-06-02 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7395880A JPS6023378B2 (ja) | 1980-06-02 | 1980-06-02 | 情報処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57755A JPS57755A (en) | 1982-01-05 |
JPS6023378B2 true JPS6023378B2 (ja) | 1985-06-07 |
Family
ID=13533092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7395880A Expired JPS6023378B2 (ja) | 1980-06-02 | 1980-06-02 | 情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6023378B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60107141A (ja) * | 1983-11-16 | 1985-06-12 | Fujitsu Ltd | プランチ制御方式 |
JPH0752390B2 (ja) * | 1985-05-07 | 1995-06-05 | 株式会社日立製作所 | 命令処理装置 |
JPS62103736A (ja) * | 1985-10-31 | 1987-05-14 | Fujitsu Ltd | ブランチ制御方式 |
-
1980
- 1980-06-02 JP JP7395880A patent/JPS6023378B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57755A (en) | 1982-01-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0021399B1 (en) | A method and a machine for multiple instruction execution | |
JPS633337B2 (ja) | ||
JPS63317828A (ja) | マイクロコ−ド読み出し制御方式 | |
JPH01177127A (ja) | 情報処理装置 | |
JPS61253541A (ja) | 命令処理装置 | |
JPH02195429A (ja) | 情報処理装置 | |
JPS6023378B2 (ja) | 情報処理装置 | |
JPH0512751B2 (ja) | ||
JP2778610B2 (ja) | パイプライン演算制御方法およびシステム | |
JP2772100B2 (ja) | 並列命令フェッチ機構 | |
JPS59163671A (ja) | ベクトル処理装置 | |
JPH07110769A (ja) | Vliw型計算機 | |
JPH0452488B2 (ja) | ||
JPS63141131A (ja) | パイプライン制御方式 | |
JP2819733B2 (ja) | 情報処理装置 | |
JP2545594B2 (ja) | オペランドデータ先取り方式 | |
JPS6126089B2 (ja) | ||
JPS5896346A (ja) | 階層型演算方式 | |
JPH0619705A (ja) | パイプライン制御方式 | |
JPH0218732B2 (ja) | ||
JPH0348535B2 (ja) | ||
JPS5960647A (ja) | メモリアクセス制御方式 | |
JPS63245526A (ja) | 情報処理装置 | |
JPS6375834A (ja) | マイクロ命令選択装置 | |
JPS58163046A (ja) | 情報処理装置 |