JPH1152846A - 画像生成方法及び装置と、画像表示装置、ナビゲーションシステム - Google Patents
画像生成方法及び装置と、画像表示装置、ナビゲーションシステムInfo
- Publication number
- JPH1152846A JPH1152846A JP9204736A JP20473697A JPH1152846A JP H1152846 A JPH1152846 A JP H1152846A JP 9204736 A JP9204736 A JP 9204736A JP 20473697 A JP20473697 A JP 20473697A JP H1152846 A JPH1152846 A JP H1152846A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- image
- map
- image data
- display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Navigation (AREA)
- Digital Computer Display Output (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
- Instructional Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 地図データと地図以外データをコピーして表
示画面を構成する手法を基本的には採用しながら、地図
スクロールする場合、地図以外データをスクロール毎に
コピーしなくてもよいようにする。 【解決手段】 スクロール開始の場合には、地図以外デ
ータに基づいてマスクデータを作成する(図3
(b))。具体的には地図以外データが存在する部分を
「1」、存在しない部分を「0」とした2値データであ
る。そして、このマスクデータを参照し、マスクデータ
にて「0」となっている部分に対応する地図データだけ
を表示画像生成用記憶領域にコピーする(図3(c)参
照)。コピーはデータを上書きすることとなるが、この
ようにすれば、マスクデータにて「1」となっている部
分に対応する地図データはコピーされないので、地図以
外データが存在する部分に地図データがコピーされるこ
とはない。
示画面を構成する手法を基本的には採用しながら、地図
スクロールする場合、地図以外データをスクロール毎に
コピーしなくてもよいようにする。 【解決手段】 スクロール開始の場合には、地図以外デ
ータに基づいてマスクデータを作成する(図3
(b))。具体的には地図以外データが存在する部分を
「1」、存在しない部分を「0」とした2値データであ
る。そして、このマスクデータを参照し、マスクデータ
にて「0」となっている部分に対応する地図データだけ
を表示画像生成用記憶領域にコピーする(図3(c)参
照)。コピーはデータを上書きすることとなるが、この
ようにすれば、マスクデータにて「1」となっている部
分に対応する地図データはコピーされないので、地図以
外データが存在する部分に地図データがコピーされるこ
とはない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば地図データ
と地図以外のデータを別個に準備しておき、それらが実
質的に合成された表示画面用の画像を生成する方法及び
装置と、それらを利用した画像表示装置及びその画像表
示装置を備えるナビゲーションシステムに関する。
と地図以外のデータを別個に準備しておき、それらが実
質的に合成された表示画面用の画像を生成する方法及び
装置と、それらを利用した画像表示装置及びその画像表
示装置を備えるナビゲーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車等に搭載されて、G
PS(Global Positioning System )等により検出され
た現在位置周辺の地図を自動的に表示したり、設定した
目的地までの経路をガイドするカーナビゲーションシス
テムが知られている。このようなナビゲーションシステ
ムにおいては上述したように現在地周辺や目的地までの
経路などを地図として表示する必要があり、そのための
地図表示装置が種々考えられている。
PS(Global Positioning System )等により検出され
た現在位置周辺の地図を自動的に表示したり、設定した
目的地までの経路をガイドするカーナビゲーションシス
テムが知られている。このようなナビゲーションシステ
ムにおいては上述したように現在地周辺や目的地までの
経路などを地図として表示する必要があり、そのための
地図表示装置が種々考えられている。
【0003】この地図表示装置において地図が表示され
るプロセスの概略は次のようになっている。例えば現在
地周辺を表示するのであれば、GPS受信機などによっ
て検出した現在地を含む広範囲の地図データをCD−R
OMなどの地図データ記憶手段から読み出し、この地図
データを用いて描画RAMに表示用地図を作成する。そ
して表示コントローラが、描画RAM内に作成された表
示用地図の内、表示装置の画面に表示可能な範囲を取り
出して表示装置に出力する。また、周知のように表示装
置には、地図以外にも方位を示すマークや、自車位置を
表すマークなども表示される場合が多い。そして、この
ような表示処理は、描画RAM内に作成された地図の画
像データと地図以外の画像データが合成されることで実
現される。つまり、描画RAM内には地図が作成される
領域と地図以外の方位マークや縮尺等が作成される領域
があり、これらが表示コントローラによって合成され、
表示画像が作成されるのである。
るプロセスの概略は次のようになっている。例えば現在
地周辺を表示するのであれば、GPS受信機などによっ
て検出した現在地を含む広範囲の地図データをCD−R
OMなどの地図データ記憶手段から読み出し、この地図
データを用いて描画RAMに表示用地図を作成する。そ
して表示コントローラが、描画RAM内に作成された表
示用地図の内、表示装置の画面に表示可能な範囲を取り
出して表示装置に出力する。また、周知のように表示装
置には、地図以外にも方位を示すマークや、自車位置を
表すマークなども表示される場合が多い。そして、この
ような表示処理は、描画RAM内に作成された地図の画
像データと地図以外の画像データが合成されることで実
現される。つまり、描画RAM内には地図が作成される
領域と地図以外の方位マークや縮尺等が作成される領域
があり、これらが表示コントローラによって合成され、
表示画像が作成されるのである。
【0004】また、このような地図表示装置において
は、表示装置に示された地図がスクロール可能であるこ
とが多い。つまり、通常、こうした装置においては自動
車が走行するに伴い、表示される地図が走行方向とは逆
方向にスクロールされていく。また、操作スイッチ類を
介して入力されたユーザの指示によっても所望の方向に
スクロール可能にされているものが多い。なお、スクロ
ールは、画面に表示されている地図の少なくとも一部が
画面内に残るようにして、この一部に連続する新たな地
図を表示する、という一種の画面切替処理と言うことも
できる。そして、残される一部分が大きいほど、そして
切り替えが速いほど、滑らかに地図が動かされているか
のように見える。
は、表示装置に示された地図がスクロール可能であるこ
とが多い。つまり、通常、こうした装置においては自動
車が走行するに伴い、表示される地図が走行方向とは逆
方向にスクロールされていく。また、操作スイッチ類を
介して入力されたユーザの指示によっても所望の方向に
スクロール可能にされているものが多い。なお、スクロ
ールは、画面に表示されている地図の少なくとも一部が
画面内に残るようにして、この一部に連続する新たな地
図を表示する、という一種の画面切替処理と言うことも
できる。そして、残される一部分が大きいほど、そして
切り替えが速いほど、滑らかに地図が動かされているか
のように見える。
【0005】また、方位マークや縮尺は、表示装置の画
面上のほぼ定位置に表示されているので、スクロール処
理は不要である。
面上のほぼ定位置に表示されているので、スクロール処
理は不要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した地図表示装置
は、表示装置へ表示する画像データを作成する場合に、
地図の画像データと地図以外の画像データを合成する手
法を採用しており、その合成はハードウェアにて実行さ
せていた。そのため、合成対象となる面の構成がハード
ウェアによって決められてしまい、例えば上述した地図
の画面データと地図以外の画面データの2面の合成とい
うように表示コントローラにおける合成可能な面が固定
されてしまう。
は、表示装置へ表示する画像データを作成する場合に、
地図の画像データと地図以外の画像データを合成する手
法を採用しており、その合成はハードウェアにて実行さ
せていた。そのため、合成対象となる面の構成がハード
ウェアによって決められてしまい、例えば上述した地図
の画面データと地図以外の画面データの2面の合成とい
うように表示コントローラにおける合成可能な面が固定
されてしまう。
【0007】しかしながら、これでは拡張性という面で
不利であり、表示したい画面内容に応じて別個独立に準
備する面を任意に設定することはできない。つまり、デ
ータ内容の変更などに対応してデータ更新をする必要が
あるが、その場合に、例えば地図以外のデータという1
種類のまとめ方であると、方位や縮尺のような地図関連
データのみを変更したい場合、あるいはナビゲーション
システムにおける機能説明を示すデータのみを変更した
い場合、というようにいずれか一方だけが更新された場
合であっても、「地図以外のデータ」という単位でデー
タ更新をしなくてはならなくなる。また、地図以外のデ
ータのジャンルに属する新規なデータを追加しようとす
る場合でも同様である。このように、各種処理の効率向
上といった点を考慮した場合には、上述した面構成を任
意に設定できるような地図表示装置が好ましいといえ
る。
不利であり、表示したい画面内容に応じて別個独立に準
備する面を任意に設定することはできない。つまり、デ
ータ内容の変更などに対応してデータ更新をする必要が
あるが、その場合に、例えば地図以外のデータという1
種類のまとめ方であると、方位や縮尺のような地図関連
データのみを変更したい場合、あるいはナビゲーション
システムにおける機能説明を示すデータのみを変更した
い場合、というようにいずれか一方だけが更新された場
合であっても、「地図以外のデータ」という単位でデー
タ更新をしなくてはならなくなる。また、地図以外のデ
ータのジャンルに属する新規なデータを追加しようとす
る場合でも同様である。このように、各種処理の効率向
上といった点を考慮した場合には、上述した面構成を任
意に設定できるような地図表示装置が好ましいといえ
る。
【0008】そして、このような面構成を任意に設定で
きるような地図表示装置としては、表示装置へ表示する
画像データを、上述した合成によって作成するのではな
く、コピーによって作成していくことが考えられる。コ
ピーの場合には、例えば地図の画面データを基準とし、
その地図画面データ上に順次必要な画面データをコピー
していけばよいため、面構成は任意に設定することがで
きる。
きるような地図表示装置としては、表示装置へ表示する
画像データを、上述した合成によって作成するのではな
く、コピーによって作成していくことが考えられる。コ
ピーの場合には、例えば地図の画面データを基準とし、
その地図画面データ上に順次必要な画面データをコピー
していけばよいため、面構成は任意に設定することがで
きる。
【0009】但し、このような複数の画面データをコピ
ーして表示用データを作成している手法の場合には、上
述した地図のスクロール時において次のような問題があ
る。つまり、地図スクロールの場合には、地図の画面デ
ータについてはスクロールに応じて切り替えていく必要
があるが、地図画面データだけを切り替えていくことは
できない。なぜなら、コピーの場合にはコピーした面が
上書きされることとなり、地図画面データだけを切り替
えると、地図以外の画面データは全て表示されないこと
となるからである。したがって、地図画面データを切り
替えた場合には、その後、地図以外の画面データを順次
コピーしていく必要がある。したがって、コピーによる
作成手法は、面構成を任意に設定できる利点はあるが、
スクロールの度に画面数分のコピー処理が必要となり、
処理時間が増大してしまうため、スムーズにスクロール
せず、がたついてしまう可能性がある。
ーして表示用データを作成している手法の場合には、上
述した地図のスクロール時において次のような問題があ
る。つまり、地図スクロールの場合には、地図の画面デ
ータについてはスクロールに応じて切り替えていく必要
があるが、地図画面データだけを切り替えていくことは
できない。なぜなら、コピーの場合にはコピーした面が
上書きされることとなり、地図画面データだけを切り替
えると、地図以外の画面データは全て表示されないこと
となるからである。したがって、地図画面データを切り
替えた場合には、その後、地図以外の画面データを順次
コピーしていく必要がある。したがって、コピーによる
作成手法は、面構成を任意に設定できる利点はあるが、
スクロールの度に画面数分のコピー処理が必要となり、
処理時間が増大してしまうため、スムーズにスクロール
せず、がたついてしまう可能性がある。
【0010】このスクロールのがたつきの原因について
説明する。例えば、1/60秒毎のスクロールを実現し
ようとする場合には、1/60秒=約16.7ms以内
にスクロール後の表示画面を作成していく必要がある。
ここで、画面コピーの1回の処理が約11ms必要であ
るとすると、2面を順次コピーした場合には約22ms
要することとなり、スクロール間隔である16.7ms
よりも長くかかってしまうため、表示タイミングに間に
合わない。すると、そのコピー処理している表示画面を
本来表示すべきタイミングにおいては、従来と同じ表示
画面が表示され、本来は次のスクロール後の表示画面を
表示すべきタイミングで前回のコピー処理によって作成
された表示画面が表示されてしまうといったように、適
切なタイミングで表示されないため、がたついたスクロ
ールとなってしまうのである。
説明する。例えば、1/60秒毎のスクロールを実現し
ようとする場合には、1/60秒=約16.7ms以内
にスクロール後の表示画面を作成していく必要がある。
ここで、画面コピーの1回の処理が約11ms必要であ
るとすると、2面を順次コピーした場合には約22ms
要することとなり、スクロール間隔である16.7ms
よりも長くかかってしまうため、表示タイミングに間に
合わない。すると、そのコピー処理している表示画面を
本来表示すべきタイミングにおいては、従来と同じ表示
画面が表示され、本来は次のスクロール後の表示画面を
表示すべきタイミングで前回のコピー処理によって作成
された表示画面が表示されてしまうといったように、適
切なタイミングで表示されないため、がたついたスクロ
ールとなってしまうのである。
【0011】なお、上述の具体例では、画面コピーの1
回の処理が例えば8msになれば2回コピーをしても1
6msであり、1/60秒毎のスクロールを実現するこ
とはできる。しかし、3面をコピーする必要が出て来れ
ば、やはり同様の問題が生じる。つまり、画面数分のコ
ピーが必要となってくることが本質的な問題なのであ
る。
回の処理が例えば8msになれば2回コピーをしても1
6msであり、1/60秒毎のスクロールを実現するこ
とはできる。しかし、3面をコピーする必要が出て来れ
ば、やはり同様の問題が生じる。つまり、画面数分のコ
ピーが必要となってくることが本質的な問題なのであ
る。
【0012】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、複数の画面をコピーして表示画面を構成する
手法を基本的には採用しながら、その内の少なくとも一
つの画面を例えばスクロールなどのために更新していく
ような場合には、更新毎に画面数分のコピーを不要と
し、表示画面の更新間隔内で全てのコピー処理を終了で
きるようにした画像生成方法及び装置と、それらを利用
した画像表示装置及びその画像表示装置を備えるナビゲ
ーションシステムを提供することを目的とする。
のであり、複数の画面をコピーして表示画面を構成する
手法を基本的には採用しながら、その内の少なくとも一
つの画面を例えばスクロールなどのために更新していく
ような場合には、更新毎に画面数分のコピーを不要と
し、表示画面の更新間隔内で全てのコピー処理を終了で
きるようにした画像生成方法及び装置と、それらを利用
した画像表示装置及びその画像表示装置を備えるナビゲ
ーションシステムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の画像生成方法では、所定
時間毎の更新表示の必要がある第1の画像データと、そ
のような所定時間毎の更新表示の不要な第2の画像デー
タとが表示画面生成用記憶領域にコピーされている状態
で、第1の画像データの更新表示の必要が生じた場合に
は、更新表示毎に、更新表示用の第1の画像データの
内、表示画面上において第2の画像データが存在しない
部分に該当する画像データのみを、表示画面生成用記憶
領域にコピーしていくことによって、前記第1及び第2
の画像データが実質的に合成された表示画面用の画像を
生成する。
めになされた請求項1に記載の画像生成方法では、所定
時間毎の更新表示の必要がある第1の画像データと、そ
のような所定時間毎の更新表示の不要な第2の画像デー
タとが表示画面生成用記憶領域にコピーされている状態
で、第1の画像データの更新表示の必要が生じた場合に
は、更新表示毎に、更新表示用の第1の画像データの
内、表示画面上において第2の画像データが存在しない
部分に該当する画像データのみを、表示画面生成用記憶
領域にコピーしていくことによって、前記第1及び第2
の画像データが実質的に合成された表示画面用の画像を
生成する。
【0014】この結果、本発明方法によれば、第1の画
像データの更新表示の必要が生じた場合であっても、そ
の更新表示に際してコピーが必要となるのは第1の画像
データのみである。つまり、第2の画像データは、更新
表示に際してその都度コピーするのではなく、所定時間
毎の更新表示が不要であるためそのまま援用することと
なる。そして、その表示画面生成用記憶領域において
は、更新表示の度に第2の画像データ上に第1の画像デ
ータをコピーすることとなるが、表示画面上において第
2の画像データが存在しない部分に該当する第1の画像
データのみをコピーしていくため、第1の画像データに
よって第2の画像データが上書きされてしまうこともな
い。これによって、第1及び第2の画像データが実質的
に合成された表示画面用の画像が生成できる。
像データの更新表示の必要が生じた場合であっても、そ
の更新表示に際してコピーが必要となるのは第1の画像
データのみである。つまり、第2の画像データは、更新
表示に際してその都度コピーするのではなく、所定時間
毎の更新表示が不要であるためそのまま援用することと
なる。そして、その表示画面生成用記憶領域において
は、更新表示の度に第2の画像データ上に第1の画像デ
ータをコピーすることとなるが、表示画面上において第
2の画像データが存在しない部分に該当する第1の画像
データのみをコピーしていくため、第1の画像データに
よって第2の画像データが上書きされてしまうこともな
い。これによって、第1及び第2の画像データが実質的
に合成された表示画面用の画像が生成できる。
【0015】そして、上述したようにコピーが必要とな
るのは第1の画像データについてのみであり、第2の画
像データについてもコピーする手法に比べて処理時間が
短縮される。そのため、例えば更新表示の例としてスク
ロールを考えると、上述した「スクロールのがたつき」
といった問題が解消される。つまり、上述の例では、1
/60秒毎のスクロールを実現しようとする場合には約
16.7ms以内にスクロール後の表示画面を作成して
いく必要があるが、画面コピーの1回の処理が約11m
s必要であるとすると、2面を順次コピーした場合には
約22ms要することとなり、スクロール間隔である1
6.7msよりも長くかかってしまうため、表示タイミ
ングに間に合わなかった。これに対して、本発明方法を
適用すれば、第1の画像データだけのコピーでよくなる
ため、コピーに要するのは11msであり、残りの約5
ms以内に更新表示用の第1の画像データを作成してい
けば、適切な表示タイミングにおいて適切な更新表示用
の表示画面が表示されることとなり、スムーズなスクロ
ールが実現できる。
るのは第1の画像データについてのみであり、第2の画
像データについてもコピーする手法に比べて処理時間が
短縮される。そのため、例えば更新表示の例としてスク
ロールを考えると、上述した「スクロールのがたつき」
といった問題が解消される。つまり、上述の例では、1
/60秒毎のスクロールを実現しようとする場合には約
16.7ms以内にスクロール後の表示画面を作成して
いく必要があるが、画面コピーの1回の処理が約11m
s必要であるとすると、2面を順次コピーした場合には
約22ms要することとなり、スクロール間隔である1
6.7msよりも長くかかってしまうため、表示タイミ
ングに間に合わなかった。これに対して、本発明方法を
適用すれば、第1の画像データだけのコピーでよくなる
ため、コピーに要するのは11msであり、残りの約5
ms以内に更新表示用の第1の画像データを作成してい
けば、適切な表示タイミングにおいて適切な更新表示用
の表示画面が表示されることとなり、スムーズなスクロ
ールが実現できる。
【0016】なお、上述の具体例では、第1の画像デー
タが1つであるという前提で説明を進めていたが、例え
ば2つ以上であっても同様である。つまり、コピー1回
の処理が例えば8msになれば2回コピーをしても16
msであり、1/60秒毎のスクロールを実現すること
はできる。しかし、第1の画像データが2つあり、第2
の画像データが1つ以上あれば、3回以上コピーする必
要があり、やはり同様の問題が生じる。つまり、画面数
分のコピーが必要となってくることが本質的な問題なの
である。その観点からすれば、本発明方法は、第2の画
像データについてのコピーが不要となることで、更新表
示毎に画面数分のコピーをする必要がなくなり、表示画
面の更新間隔内で全てのコピー処理を終了できるように
する点で非常に有効である。そして、複数の画面をコピ
ーして表示画面を構成する手法を基本的には採用してい
るため、合成対象となる面構成がハードウェアによって
決められてしまういわゆる画面合成機能による場合に比
べて、拡張性という面で有利である。つまり、面構成を
任意に設定できるため、例えばその面単位でデータの更
新処理があった場合には、他の面を構成するデータにつ
いて影響を及ぼすことがない。
タが1つであるという前提で説明を進めていたが、例え
ば2つ以上であっても同様である。つまり、コピー1回
の処理が例えば8msになれば2回コピーをしても16
msであり、1/60秒毎のスクロールを実現すること
はできる。しかし、第1の画像データが2つあり、第2
の画像データが1つ以上あれば、3回以上コピーする必
要があり、やはり同様の問題が生じる。つまり、画面数
分のコピーが必要となってくることが本質的な問題なの
である。その観点からすれば、本発明方法は、第2の画
像データについてのコピーが不要となることで、更新表
示毎に画面数分のコピーをする必要がなくなり、表示画
面の更新間隔内で全てのコピー処理を終了できるように
する点で非常に有効である。そして、複数の画面をコピ
ーして表示画面を構成する手法を基本的には採用してい
るため、合成対象となる面構成がハードウェアによって
決められてしまういわゆる画面合成機能による場合に比
べて、拡張性という面で有利である。つまり、面構成を
任意に設定できるため、例えばその面単位でデータの更
新処理があった場合には、他の面を構成するデータにつ
いて影響を及ぼすことがない。
【0017】一方、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明方法を実現する画像生成装置に関するもの
である。そして、この画像生成装置においては、所定時
間毎の更新表示の必要がある第1の画像データと、前記
所定時間毎の更新表示の不要な第2の画像データとが実
質的に合成された表示画面用の画像を、表示画面生成用
記憶領域に生成するのであるが、更新表示用に描画され
た第1の画像データを記憶しておくための描画データ用
記憶領域を備えている。そして、画像生成制御手段が、
表示画面生成用記憶領域に第1の画像データ及び第2の
画像データがコピーされている状態で、第1の画像デー
タの更新表示の必要が生じた場合には、更新表示毎に、
描画データ用記憶領域に記憶されている更新表示用の第
1の画像データの内、表示画面上において第2の画像デ
ータが存在しない部分に該当する画像データのみを表示
画面生成用記憶領域にコピーしていくことによって、表
示画面用の画像を生成する。
に記載の発明方法を実現する画像生成装置に関するもの
である。そして、この画像生成装置においては、所定時
間毎の更新表示の必要がある第1の画像データと、前記
所定時間毎の更新表示の不要な第2の画像データとが実
質的に合成された表示画面用の画像を、表示画面生成用
記憶領域に生成するのであるが、更新表示用に描画され
た第1の画像データを記憶しておくための描画データ用
記憶領域を備えている。そして、画像生成制御手段が、
表示画面生成用記憶領域に第1の画像データ及び第2の
画像データがコピーされている状態で、第1の画像デー
タの更新表示の必要が生じた場合には、更新表示毎に、
描画データ用記憶領域に記憶されている更新表示用の第
1の画像データの内、表示画面上において第2の画像デ
ータが存在しない部分に該当する画像データのみを表示
画面生成用記憶領域にコピーしていくことによって、表
示画面用の画像を生成する。
【0018】この結果、本発明装置によれば、第1の画
像データの更新表示の必要が生じた場合であっても、そ
の更新表示に際してコピーが必要となるのは第1の画像
データのみであり、第2の画像データは、更新表示に際
してその都度コピーしなくても第1の画像データによっ
て上書きされてしまうこともなく、請求項1に記載の発
明方法を実現して、上記と同様の効果を得ることができ
る。
像データの更新表示の必要が生じた場合であっても、そ
の更新表示に際してコピーが必要となるのは第1の画像
データのみであり、第2の画像データは、更新表示に際
してその都度コピーしなくても第1の画像データによっ
て上書きされてしまうこともなく、請求項1に記載の発
明方法を実現して、上記と同様の効果を得ることができ
る。
【0019】また、請求項3に記載の画像生成装置にお
いては、画像生成制御手段が、第1の画像データの更新
表示の必要が生じた場合には、表示画面上における第2
の画像データを覆い隠すマスクデータを作成し、その
後、更新表示毎に、第1の画像データの内、マスクデー
タ以外の部分を表示画面生成用記憶領域にコピーするよ
うにしている。つまり、「更新表示用の第1の画像デー
タの内、表示画面上において第2の画像データが存在し
ない部分に該当する画像データのみを表示画面生成用記
憶領域にコピーしていく」ための一手法として、マスク
データを作成し、そのマスクデータを参照してコピーす
るようにしたのである。このマスクデータは、表示画面
上における第2の画像データを覆い隠すものであり、例
えば第2の画像データが存在する部分を「1」、存在し
ない部分を「0」とした2値データとすることが考えら
れる。このようにしておけば、マスクデータにて「0」
となっている部分に対応する第1の画像データだけをコ
ピーすることで、第1の画像データと第2の画像データ
とが実質的に合成された表示用画面を生成することがで
きる。
いては、画像生成制御手段が、第1の画像データの更新
表示の必要が生じた場合には、表示画面上における第2
の画像データを覆い隠すマスクデータを作成し、その
後、更新表示毎に、第1の画像データの内、マスクデー
タ以外の部分を表示画面生成用記憶領域にコピーするよ
うにしている。つまり、「更新表示用の第1の画像デー
タの内、表示画面上において第2の画像データが存在し
ない部分に該当する画像データのみを表示画面生成用記
憶領域にコピーしていく」ための一手法として、マスク
データを作成し、そのマスクデータを参照してコピーす
るようにしたのである。このマスクデータは、表示画面
上における第2の画像データを覆い隠すものであり、例
えば第2の画像データが存在する部分を「1」、存在し
ない部分を「0」とした2値データとすることが考えら
れる。このようにしておけば、マスクデータにて「0」
となっている部分に対応する第1の画像データだけをコ
ピーすることで、第1の画像データと第2の画像データ
とが実質的に合成された表示用画面を生成することがで
きる。
【0020】なお、このマスクデータを参照する手法
は、第1の画像データ自体は加工せずにマスクデータが
「1」となっている部分は出力しないという手法であ
る。それ以外の実現手法としては、例えば描画データ用
記憶領域において、更新表示用の第1の画像データ自体
に対して加工を行うことも考えられる。つまり、第1の
画像データ中のマスクしたい部分を削除してしまい、そ
のマスク部分が削除された状態での第1の画像データを
コピーするようにしてもよい。
は、第1の画像データ自体は加工せずにマスクデータが
「1」となっている部分は出力しないという手法であ
る。それ以外の実現手法としては、例えば描画データ用
記憶領域において、更新表示用の第1の画像データ自体
に対して加工を行うことも考えられる。つまり、第1の
画像データ中のマスクしたい部分を削除してしまい、そ
のマスク部分が削除された状態での第1の画像データを
コピーするようにしてもよい。
【0021】また、これまでに説明した第1の画像デー
タは、所定時間毎の更新表示の必要があるデータであ
り、第2の画像データは、所定時間毎の更新表示の不要
なデータであるが、具体例としては、例えば請求項4に
示すように、第1の画像データは地図データであり、第
2の画像データは地図以外のデータであって地図上に表
示させるためのデータとすることが考えられる。そし
て、さらにこの場合の第1の画像データである地図デー
タは、請求項5に示すように、所定の地図スクロール指
示に応じて更新表示が必要なデータとすることが考えら
れる。
タは、所定時間毎の更新表示の必要があるデータであ
り、第2の画像データは、所定時間毎の更新表示の不要
なデータであるが、具体例としては、例えば請求項4に
示すように、第1の画像データは地図データであり、第
2の画像データは地図以外のデータであって地図上に表
示させるためのデータとすることが考えられる。そし
て、さらにこの場合の第1の画像データである地図デー
タは、請求項5に示すように、所定の地図スクロール指
示に応じて更新表示が必要なデータとすることが考えら
れる。
【0022】地図データの場合には一度に表示する領域
が限定されてしまうので、例えばスクロールして順次異
なる領域を表示させていく使用方法が想定される。その
場合、地図データについてはそのスクロールに応じるた
め所定時間毎に更新表示していく必要があり、地図デー
タ以外の例えばその地図の方位や縮尺については表示画
面の所定位置に固定した表示としても構わない。したが
って、所定時間毎に更新表示する必要はない。なお、地
図データのスクロールは、特に利用者からの地図スクロ
ール指示に応じて実行する場合が考えられる。もちろ
ん、利用者からの指示ではなく装置自体が自動的に行な
うことも考えられるが、上述したスクロールのがたつき
を防止してスムーズにスクロールさせるという効果を考
えると、利用者がスクロール指示をした場合にこのよう
なスムーズなスクロールが実現されることが非常に有効
であると思われる。
が限定されてしまうので、例えばスクロールして順次異
なる領域を表示させていく使用方法が想定される。その
場合、地図データについてはそのスクロールに応じるた
め所定時間毎に更新表示していく必要があり、地図デー
タ以外の例えばその地図の方位や縮尺については表示画
面の所定位置に固定した表示としても構わない。したが
って、所定時間毎に更新表示する必要はない。なお、地
図データのスクロールは、特に利用者からの地図スクロ
ール指示に応じて実行する場合が考えられる。もちろ
ん、利用者からの指示ではなく装置自体が自動的に行な
うことも考えられるが、上述したスクロールのがたつき
を防止してスムーズにスクロールさせるという効果を考
えると、利用者がスクロール指示をした場合にこのよう
なスムーズなスクロールが実現されることが非常に有効
であると思われる。
【0023】一方、請求項6に記載の発明は、前記第1
の画像データ及び第2の画像データが記憶された画像デ
ータ記憶手段と、該画像データ記憶手段から読み出した
前記第1の画像データと第2の画像データとが実質的に
合成された表示画面用の画像を表示画面生成用記憶領域
に生成する前記請求項2〜5のいずれかに記載の画像生
成装置と、該画像生成装置によって生成された画像を表
示する画像表示手段と、を備えることを特徴とする画像
表示装置である。
の画像データ及び第2の画像データが記憶された画像デ
ータ記憶手段と、該画像データ記憶手段から読み出した
前記第1の画像データと第2の画像データとが実質的に
合成された表示画面用の画像を表示画面生成用記憶領域
に生成する前記請求項2〜5のいずれかに記載の画像生
成装置と、該画像生成装置によって生成された画像を表
示する画像表示手段と、を備えることを特徴とする画像
表示装置である。
【0024】これは、上述した画像生成装置を利用し、
その生成された画像を表示する装置であり、上述したの
と同様の効果が発揮される。すなわち、この画像表示装
置によれば、例えば第1の画像データをスクロールさせ
る場合、がたつきのないスムーズなスクロールが実現で
きる。
その生成された画像を表示する装置であり、上述したの
と同様の効果が発揮される。すなわち、この画像表示装
置によれば、例えば第1の画像データをスクロールさせ
る場合、がたつきのないスムーズなスクロールが実現で
きる。
【0025】また、この画像表示装置においては、請求
項7に示すように、前記第1の画像データは地図データ
であり、前記第2の画像データは地図以外のデータであ
って地図上に表示させるためのデータであり、さらに、
前記第1の画像データである地図データをスクロールさ
せる指示を入力するための指示入力手段を備え、前記画
像生成制御手段は、前記指示入力手段によってスクロー
ル指示が入力された場合に、前記第1の画像データの更
新表示の必要が生じたと判断するよう構成することも考
えられる。
項7に示すように、前記第1の画像データは地図データ
であり、前記第2の画像データは地図以外のデータであ
って地図上に表示させるためのデータであり、さらに、
前記第1の画像データである地図データをスクロールさ
せる指示を入力するための指示入力手段を備え、前記画
像生成制御手段は、前記指示入力手段によってスクロー
ル指示が入力された場合に、前記第1の画像データの更
新表示の必要が生じたと判断するよう構成することも考
えられる。
【0026】この場合には、指示入力手段によってスク
ロール指示が入力されると、第1の画像データである地
図データをスクロールさせる処理に移行する。上述した
ように、地図データのスクロールは、特に利用者からの
地図スクロール指示に応じて実行する場合が考えられ、
利用者がスクロール指示をした場合にスムーズなスクロ
ールが実現されることは非常に有効である。
ロール指示が入力されると、第1の画像データである地
図データをスクロールさせる処理に移行する。上述した
ように、地図データのスクロールは、特に利用者からの
地図スクロール指示に応じて実行する場合が考えられ、
利用者がスクロール指示をした場合にスムーズなスクロ
ールが実現されることは非常に有効である。
【0027】また、請求項7の画像表示装置をナビゲー
ションシステム用として利用する場合には、請求項8に
示すように構成することが考えられる。すなわち、請求
項7に記載の画像表示装置と、ナビゲーション装置とを
備え、前記画像表示装置は、少なくとも前記ナビゲーシ
ョン装置がナビゲート処理をする上で表示する必要のあ
る所定のナビゲート処理関連データを画像として表示す
るために用いられるものとして構成するのである。
ションシステム用として利用する場合には、請求項8に
示すように構成することが考えられる。すなわち、請求
項7に記載の画像表示装置と、ナビゲーション装置とを
備え、前記画像表示装置は、少なくとも前記ナビゲーシ
ョン装置がナビゲート処理をする上で表示する必要のあ
る所定のナビゲート処理関連データを画像として表示す
るために用いられるものとして構成するのである。
【0028】この場合のナビゲート処理関連データとし
ては、車両の現在地や目的地までの経路設定その他が考
えられる。例えば、請求項9に示すものは、請求項8に
記載のナビゲーションシステムにおいて、前記ナビゲー
ション装置は、車両に搭載され、さらに車両の現在地を
検出する現在地検出手段を備えており、前記現在地検出
手段によって検出した車両の現在地を前記ナビゲート処
理関連データとし、前記表示画面中の所定位置に表示す
る制御を実行するよう構成されており、前記画像表示装
置は、前記車両の走行に合わせて前記地図データをスク
ロールさせ、前記表示画面中の所定位置に車両の現在地
を表示させるよう構成されていることを特徴とする。
ては、車両の現在地や目的地までの経路設定その他が考
えられる。例えば、請求項9に示すものは、請求項8に
記載のナビゲーションシステムにおいて、前記ナビゲー
ション装置は、車両に搭載され、さらに車両の現在地を
検出する現在地検出手段を備えており、前記現在地検出
手段によって検出した車両の現在地を前記ナビゲート処
理関連データとし、前記表示画面中の所定位置に表示す
る制御を実行するよう構成されており、前記画像表示装
置は、前記車両の走行に合わせて前記地図データをスク
ロールさせ、前記表示画面中の所定位置に車両の現在地
を表示させるよう構成されていることを特徴とする。
【0029】このナビゲーションシステムによれば、検
出した車両の現在地を表示画面中の所定位置、例えば中
央部分に表示させることによって、利用者に現在走行し
ている位置及びその周囲の状況を報知することができ
る。この場合、車両の走行に伴って「車両の現在地」は
移動していくため、それに合わせて地図データをスクロ
ールさせていく必要がある。したがって、このような場
合にスムーズなスクロールが実現できることは、非常に
有効である。
出した車両の現在地を表示画面中の所定位置、例えば中
央部分に表示させることによって、利用者に現在走行し
ている位置及びその周囲の状況を報知することができ
る。この場合、車両の走行に伴って「車両の現在地」は
移動していくため、それに合わせて地図データをスクロ
ールさせていく必要がある。したがって、このような場
合にスムーズなスクロールが実現できることは、非常に
有効である。
【0030】また、請求項10に示すものは、請求項9
に記載のナビゲーションシステムにおいて、前記ナビゲ
ーション装置は、さらに、現在地から指定された目的地
までの経路を算出する経路算出手段を備え、その算出し
た目的地までの経路を前記ナビゲート処理関連データと
し、前記表示画面中に表示する制御を実行するよう構成
されており、前記画像表示装置は、前記ナビゲーション
装置から経路試走指示を受けた場合には、現在地から前
記目的地までの経路を順番に辿るように前記地図データ
をスクロールさせるよう構成されていることを特徴とす
る。
に記載のナビゲーションシステムにおいて、前記ナビゲ
ーション装置は、さらに、現在地から指定された目的地
までの経路を算出する経路算出手段を備え、その算出し
た目的地までの経路を前記ナビゲート処理関連データと
し、前記表示画面中に表示する制御を実行するよう構成
されており、前記画像表示装置は、前記ナビゲーション
装置から経路試走指示を受けた場合には、現在地から前
記目的地までの経路を順番に辿るように前記地図データ
をスクロールさせるよう構成されていることを特徴とす
る。
【0031】このナビゲーションシステムによれば、目
的地までの経路が算出され、その経路を表示させること
ができるのであるが、例えば目的地までの距離が長い
と、一度に表示することが難しくなる。もちろん、縮尺
を大きくして一度に表示させることは可能であるが、そ
の場合には詳しい経路を利用者が把握できないため実用
的ではない。したがって、利用者が把握可能な程度の縮
尺で表示しながら、目的地までの経路を順番に辿るよう
に地図データをスクロールさせれば、利便が向上する。
したがって、このような場合にスムーズなスクロールが
実現できることは、非常に有効である。
的地までの経路が算出され、その経路を表示させること
ができるのであるが、例えば目的地までの距離が長い
と、一度に表示することが難しくなる。もちろん、縮尺
を大きくして一度に表示させることは可能であるが、そ
の場合には詳しい経路を利用者が把握できないため実用
的ではない。したがって、利用者が把握可能な程度の縮
尺で表示しながら、目的地までの経路を順番に辿るよう
に地図データをスクロールさせれば、利便が向上する。
したがって、このような場合にスムーズなスクロールが
実現できることは、非常に有効である。
【0032】なお、上述した2つの例は、自動車の走行
に伴って自動的に表示したり、算出した経路を自動的に
辿りながら表示するものであったが、当然ながら、この
ような構成のナビゲーションシステムにおいても、利用
者からの地図スクロール指示に応じて地図データをスク
ロールするようにしてもよい。
に伴って自動的に表示したり、算出した経路を自動的に
辿りながら表示するものであったが、当然ながら、この
ような構成のナビゲーションシステムにおいても、利用
者からの地図スクロール指示に応じて地図データをスク
ロールするようにしてもよい。
【0033】また、画像表示装置の利用例としてナビゲ
ーションシステムを挙げたが、その他のシステムであっ
てもよい。また、第1の画像データとして地図データを
挙げたが、地図データでなくても、例えば一度に全てを
表示できないデータがあり、それをスクロールしながら
表示させていくことが有効な画像データであれば、同様
に適用可能である。
ーションシステムを挙げたが、その他のシステムであっ
てもよい。また、第1の画像データとして地図データを
挙げたが、地図データでなくても、例えば一度に全てを
表示できないデータがあり、それをスクロールしながら
表示させていくことが有効な画像データであれば、同様
に適用可能である。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態とし
て車載用ナビゲーションシステムに適用した例を示す。
図1は本実施形態の車載用ナビゲーションシステム2
(以下、単にナビゲーションシステム2という。)の概
略構成を示すブロック図である。本ナビゲーションシス
テム2は、位置検出器4、地図データ入力器6、操作ス
イッチ群8、これらに接続されたナビ制御部10、ナビ
制御部10に接続された表示制御部11、外部メモリ1
2及びリモコンセンサ15を備えている。なおナビ制御
部10は通常のコンピュータとして構成されており、内
部には、周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこ
れらの構成を接続するバスラインが備えられている。
て車載用ナビゲーションシステムに適用した例を示す。
図1は本実施形態の車載用ナビゲーションシステム2
(以下、単にナビゲーションシステム2という。)の概
略構成を示すブロック図である。本ナビゲーションシス
テム2は、位置検出器4、地図データ入力器6、操作ス
イッチ群8、これらに接続されたナビ制御部10、ナビ
制御部10に接続された表示制御部11、外部メモリ1
2及びリモコンセンサ15を備えている。なおナビ制御
部10は通常のコンピュータとして構成されており、内
部には、周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこ
れらの構成を接続するバスラインが備えられている。
【0035】前記位置検出器4は、いずれも周知の地磁
気センサ16、ジャイロスコープ18、距離センサ2
0、及び衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出す
るGPS(Global Positioning System )のためのGP
S受信機22を有している。これらのセンサ等16,1
8,20,22は各々が性質の異なる誤差を持っている
ため、複数のセンサにより、各々補間しながら使用する
ように構成されている。なお、精度によっては上述した
内の一部で構成してもよく、更に、ステアリングの回転
センサ、各転動輪の車輪センサ等を用いてもよい。
気センサ16、ジャイロスコープ18、距離センサ2
0、及び衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出す
るGPS(Global Positioning System )のためのGP
S受信機22を有している。これらのセンサ等16,1
8,20,22は各々が性質の異なる誤差を持っている
ため、複数のセンサにより、各々補間しながら使用する
ように構成されている。なお、精度によっては上述した
内の一部で構成してもよく、更に、ステアリングの回転
センサ、各転動輪の車輪センサ等を用いてもよい。
【0036】地図データ入力器6は、位置検出の精度向
上のためのいわゆるマップマッチング用データ、地図デ
ータ及び目印データを含む各種データを入力するための
装置である。記憶媒体としては、そのデータ量からCD
−ROMを用いるのが一般的であるが、例えばDVDや
メモリカード等の他の媒体を用いても良い。
上のためのいわゆるマップマッチング用データ、地図デ
ータ及び目印データを含む各種データを入力するための
装置である。記憶媒体としては、そのデータ量からCD
−ROMを用いるのが一般的であるが、例えばDVDや
メモリカード等の他の媒体を用いても良い。
【0037】表示制御部11にはCRT表示器14が接
続されている。このCRT表示器14には、位置検出器
4から入力された車両現在位置マークと、地図データ入
力器6より入力された地図データと、更に地図上に表示
する誘導経路や後述する設定地点の目印等の「地図以外
データ」とを重ねて表示することができる。なお、CR
T表示器14は、CRT、いわゆるブラウン管である
が、これ以外でも、例えば液晶ディスプレイやプラズマ
ディスプレイ等を用いてもよい。
続されている。このCRT表示器14には、位置検出器
4から入力された車両現在位置マークと、地図データ入
力器6より入力された地図データと、更に地図上に表示
する誘導経路や後述する設定地点の目印等の「地図以外
データ」とを重ねて表示することができる。なお、CR
T表示器14は、CRT、いわゆるブラウン管である
が、これ以外でも、例えば液晶ディスプレイやプラズマ
ディスプレイ等を用いてもよい。
【0038】表示制御部11は、主な構成要素として描
画プロセッサ111と描画RAM112とを備えてい
る。描画RAM112は、表示画面生成用記憶領域11
2a、描画データ用記憶領域112b及びワーク領域1
12cを有している。そして描画プロセッサ111は、
描画RAM112の所定の記憶領域を使用して地図をは
じめとする画像データを作成したり、あるいは描画RA
M112に作成された画像データを読み出してCRT表
示器14側に出力して画像を表示する制御を行なう。な
お、CRT表示器14に出力されるのはアナログの表示
信号となるので、いわゆるD/A変換器なども備えてい
るが、図示は省略している。また、描画プロセッサ11
1において実行される処理内容については後述するが、
概略的に機能を説明すれば、描画RAM112の描画デ
ータ用記憶領域112bに地図データを描画する「描画
機能」と、地図以外データに基づいてワーク領域112
cにマスクデータを作成する「マスクデータ作成機能」
と、マスクデータを参照し、描画データ用記憶領域11
2bに描画された地図データを表示画面生成用記憶領域
112aにコピーする「コピー機能」と、表示画面生成
用記憶領域112aに生成された表示画面用の画像デー
タを読み出してCRT表示器14側に出力して表示させ
る「表示機能」を備えている。
画プロセッサ111と描画RAM112とを備えてい
る。描画RAM112は、表示画面生成用記憶領域11
2a、描画データ用記憶領域112b及びワーク領域1
12cを有している。そして描画プロセッサ111は、
描画RAM112の所定の記憶領域を使用して地図をは
じめとする画像データを作成したり、あるいは描画RA
M112に作成された画像データを読み出してCRT表
示器14側に出力して画像を表示する制御を行なう。な
お、CRT表示器14に出力されるのはアナログの表示
信号となるので、いわゆるD/A変換器なども備えてい
るが、図示は省略している。また、描画プロセッサ11
1において実行される処理内容については後述するが、
概略的に機能を説明すれば、描画RAM112の描画デ
ータ用記憶領域112bに地図データを描画する「描画
機能」と、地図以外データに基づいてワーク領域112
cにマスクデータを作成する「マスクデータ作成機能」
と、マスクデータを参照し、描画データ用記憶領域11
2bに描画された地図データを表示画面生成用記憶領域
112aにコピーする「コピー機能」と、表示画面生成
用記憶領域112aに生成された表示画面用の画像デー
タを読み出してCRT表示器14側に出力して表示させ
る「表示機能」を備えている。
【0039】また、本ナビゲーションシステム2は、リ
モートコントロール端末(以下、リモコンと称する。)
15aを介してリモコンセンサ15から、あるいは操作
スイッチ群8により目的地の位置を入力すると、現在位
置からその目的地までの最適な経路を自動的に選択して
誘導経路を形成し表示する、いわゆる経路案内機能も備
えている。このような自動的に最適な経路を設定する手
法は、ダイクストラ法等の手法が知られている。操作ス
イッチ群8は、例えば、CRT表示器14と一体になっ
たタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチ等が用
いられ、各種入力に使用される。
モートコントロール端末(以下、リモコンと称する。)
15aを介してリモコンセンサ15から、あるいは操作
スイッチ群8により目的地の位置を入力すると、現在位
置からその目的地までの最適な経路を自動的に選択して
誘導経路を形成し表示する、いわゆる経路案内機能も備
えている。このような自動的に最適な経路を設定する手
法は、ダイクストラ法等の手法が知られている。操作ス
イッチ群8は、例えば、CRT表示器14と一体になっ
たタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチ等が用
いられ、各種入力に使用される。
【0040】次に、本実施形態1のナビゲーションシス
テム2の動作について説明する。なお、通常の画像表示
処理ではなく、スクロール表示する場合の動作に特徴が
あるので、ナビゲーションシステムとしての一般的な動
作を簡単に説明した後、そのスクロール表示にかかる特
に表示制御部11での動作について詳しく説明すること
とする。
テム2の動作について説明する。なお、通常の画像表示
処理ではなく、スクロール表示する場合の動作に特徴が
あるので、ナビゲーションシステムとしての一般的な動
作を簡単に説明した後、そのスクロール表示にかかる特
に表示制御部11での動作について詳しく説明すること
とする。
【0041】ナビゲーションシステム2の電源オン後
に、CRT表示器14上に表示されるメニューから、ド
ライバーがリモコン15a(操作スイッチ群8でも同様
に操作できる。以後の説明においても同じ)により、案
内経路をCRT表示器14に表示させるために経路情報
表示処理を選択した場合、次のような処理を実施する。
に、CRT表示器14上に表示されるメニューから、ド
ライバーがリモコン15a(操作スイッチ群8でも同様
に操作できる。以後の説明においても同じ)により、案
内経路をCRT表示器14に表示させるために経路情報
表示処理を選択した場合、次のような処理を実施する。
【0042】すなわち、ドライバーがCRT表示器14
上の地図に基づいて、リモコン15aなどの操作によっ
て目的地を入力すると、GPS受信機22から得られる
衛星のデータに基づき車両の現在地が求められ、目的地
と現在地との間に、ダイクストラ法によりコスト計算し
て、現在地から目的地までの最も短距離の経路等を誘導
経路として求める処理が行われる。そして、CRT表示
器14上の道路地図に重ねて誘導経路を表示して、ドラ
イバーに適切なルートを案内する。このような誘導経路
を求める計算処理や案内処理は一般的に良く知られた処
理であるので説明は省略する。
上の地図に基づいて、リモコン15aなどの操作によっ
て目的地を入力すると、GPS受信機22から得られる
衛星のデータに基づき車両の現在地が求められ、目的地
と現在地との間に、ダイクストラ法によりコスト計算し
て、現在地から目的地までの最も短距離の経路等を誘導
経路として求める処理が行われる。そして、CRT表示
器14上の道路地図に重ねて誘導経路を表示して、ドラ
イバーに適切なルートを案内する。このような誘導経路
を求める計算処理や案内処理は一般的に良く知られた処
理であるので説明は省略する。
【0043】これが、一般的なナビゲーションシステム
としての動作であり、CRT表示器14には、図3
(a)に示すように、地図データ及び地図以外データが
実質的に合成されたものが表示画面生成用記憶領域11
2aに表示用データとして作成され、その表示用データ
に基づく画像がCRT表示器14に画面表示されること
となる。
としての動作であり、CRT表示器14には、図3
(a)に示すように、地図データ及び地図以外データが
実質的に合成されたものが表示画面生成用記憶領域11
2aに表示用データとして作成され、その表示用データ
に基づく画像がCRT表示器14に画面表示されること
となる。
【0044】次に、CRT表示器14に表示された地図
をスクロールさせる場合の処理について説明する。な
お、地図スクロールは自動的に行われる場合と利用者の
指示にしたがって行われる場合とがある。例えば、ナビ
ゲーションシステム2が搭載された自動車が走行するに
伴い、表示される地図が走行方向とは逆方向にスクロー
ルされていくが、この場合には利用者が指示するのでな
く、自動的に行われる。一方、利用者の指示に従う場合
とは、例えば利用者が実際に自分の眼で地図を見ながら
目的地などを探す場合などであり、操作スイッチ群8を
介して入力された利用者の指示によって所望の方向にス
クロールする。なお、スクロールは、画面に表示されて
いる地図の少なくとも一部が画面内に残るようにして、
この一部に連続する新たな地図を表示する、という一種
の画面切替処理と言うこともできる。つまり、スクロー
ルする毎に更新された地図を表示していくこととなる。
をスクロールさせる場合の処理について説明する。な
お、地図スクロールは自動的に行われる場合と利用者の
指示にしたがって行われる場合とがある。例えば、ナビ
ゲーションシステム2が搭載された自動車が走行するに
伴い、表示される地図が走行方向とは逆方向にスクロー
ルされていくが、この場合には利用者が指示するのでな
く、自動的に行われる。一方、利用者の指示に従う場合
とは、例えば利用者が実際に自分の眼で地図を見ながら
目的地などを探す場合などであり、操作スイッチ群8を
介して入力された利用者の指示によって所望の方向にス
クロールする。なお、スクロールは、画面に表示されて
いる地図の少なくとも一部が画面内に残るようにして、
この一部に連続する新たな地図を表示する、という一種
の画面切替処理と言うこともできる。つまり、スクロー
ルする毎に更新された地図を表示していくこととなる。
【0045】図2は、表示制御部11にて実行されるス
クロール時の画像生成及び表示にかかる処理を示すフロ
ーチャートである。図2の最初のステップS110にお
いては、スクロール指示の判定を行ない、続くS120
にてスクロール開始するかどうかを判断する。これは、
例えば操作スイッチ群8を介して利用者からスクロール
開始指示が入力された場合にはS120にて肯定判断と
なる。また、上述したように自動的にスクロールさせて
いくような処理が実行される場合にも、スクロール開始
であると判断するようにしてもよい。
クロール時の画像生成及び表示にかかる処理を示すフロ
ーチャートである。図2の最初のステップS110にお
いては、スクロール指示の判定を行ない、続くS120
にてスクロール開始するかどうかを判断する。これは、
例えば操作スイッチ群8を介して利用者からスクロール
開始指示が入力された場合にはS120にて肯定判断と
なる。また、上述したように自動的にスクロールさせて
いくような処理が実行される場合にも、スクロール開始
であると判断するようにしてもよい。
【0046】そして、スクロール開始の場合には(S1
20:YES)、続くS130にてマスクデータの作成
を行なう。このマスクデータは、地図以外データに基づ
いて作成され、図3(b)に示すように、表示画面上に
おいてこの地図以外データを覆い隠すためのデータであ
る。具体的には、例えば地図以外データが存在する部分
を「1」、存在しない部分を「0」とした2値データと
してある。
20:YES)、続くS130にてマスクデータの作成
を行なう。このマスクデータは、地図以外データに基づ
いて作成され、図3(b)に示すように、表示画面上に
おいてこの地図以外データを覆い隠すためのデータであ
る。具体的には、例えば地図以外データが存在する部分
を「1」、存在しない部分を「0」とした2値データと
してある。
【0047】S130にてマスクデータが作成される
と、まず地図以外データが表示画面生成用記憶領域11
2aにコピーされる。続くS140では、図3(c)に
示すように、このマスクデータを参照して地図データを
表示画面生成用記憶領域112aにコピーする。この場
合の「マスクデータを参照して」の意味は、マスクデー
タにて「0」となっている部分に対応する地図データだ
けをコピーすることである。コピーはデータを上書きす
ることとなるが、このようにすれば、マスクデータにて
「1」となっている部分に対応する地図データはコピー
されないので、地図以外データが存在する部分に地図デ
ータがコピーされることはない。そのため、地図データ
と地図以外データとが実質的に合成された表示用データ
が表示画面生成用記憶領域112aに生成されることと
なる。また、このコピーする地図データは、スクロール
の進行方向に移動したデータである。本実施形態では、
1/60秒毎にスクロールさせるため、そのスクロール
間隔に対応した分だけ移動した状態の地図データをコピ
ーする。
と、まず地図以外データが表示画面生成用記憶領域11
2aにコピーされる。続くS140では、図3(c)に
示すように、このマスクデータを参照して地図データを
表示画面生成用記憶領域112aにコピーする。この場
合の「マスクデータを参照して」の意味は、マスクデー
タにて「0」となっている部分に対応する地図データだ
けをコピーすることである。コピーはデータを上書きす
ることとなるが、このようにすれば、マスクデータにて
「1」となっている部分に対応する地図データはコピー
されないので、地図以外データが存在する部分に地図デ
ータがコピーされることはない。そのため、地図データ
と地図以外データとが実質的に合成された表示用データ
が表示画面生成用記憶領域112aに生成されることと
なる。また、このコピーする地図データは、スクロール
の進行方向に移動したデータである。本実施形態では、
1/60秒毎にスクロールさせるため、そのスクロール
間隔に対応した分だけ移動した状態の地図データをコピ
ーする。
【0048】そして、続くS150では、表示画面生成
用記憶領域112aに生成された表示用データを読み出
して、CRT表示器14へ表示信号を出力する。なお、
上述したように、CRT表示器14に出力されるのはア
ナログの表示信号となるので、表示画面生成用記憶領域
112aに生成された表示用データはD/A変換されて
所定の形式のアナログ表示信号にされてから出力され
る。
用記憶領域112aに生成された表示用データを読み出
して、CRT表示器14へ表示信号を出力する。なお、
上述したように、CRT表示器14に出力されるのはア
ナログの表示信号となるので、表示画面生成用記憶領域
112aに生成された表示用データはD/A変換されて
所定の形式のアナログ表示信号にされてから出力され
る。
【0049】続くS160では、新しく描き足す部分の
地図データを作成する。これは、上述のS140にて、
スクロールの進行方向に移動した地図データをコピーす
ることで表示用データを生成していたが、次回(以降)
の表示のためにはそのスクロール方向の地図データを新
しく描画する必要がある。具体的には、図4に示すよう
に、描画RAM112の描画データ用記憶領域112b
には表示用のサイズよりも少し大きな領域の地図データ
が描画されており、その地図データに対してスクロール
方向に隣接する所定領域の地図データを新しく描き足す
こととなる。
地図データを作成する。これは、上述のS140にて、
スクロールの進行方向に移動した地図データをコピーす
ることで表示用データを生成していたが、次回(以降)
の表示のためにはそのスクロール方向の地図データを新
しく描画する必要がある。具体的には、図4に示すよう
に、描画RAM112の描画データ用記憶領域112b
には表示用のサイズよりも少し大きな領域の地図データ
が描画されており、その地図データに対してスクロール
方向に隣接する所定領域の地図データを新しく描き足す
こととなる。
【0050】そして、S170ではスクロールが終了が
どうかを判断し、スクロール終了でなければ(S17
0:NO)、S140へ戻って再度S140〜S160
の処理を繰り返し、一方、スクロール終了であれば(S
170:YES)、本スクロール関連処理を終了する。
このスクロール終了かどうかは、例えば操作スイッチ群
8を介して入力された利用者の指示によってスクロール
する場合には、同様に操作スイッチ群8を介してスクロ
ール終了の指示があったかどうかで判断する。また、自
動車が走行するに伴い、表示される地図が走行方向とは
逆方向にスクロールしていく場合には、自動車が停止し
たりするとスクロール終了となる。
どうかを判断し、スクロール終了でなければ(S17
0:NO)、S140へ戻って再度S140〜S160
の処理を繰り返し、一方、スクロール終了であれば(S
170:YES)、本スクロール関連処理を終了する。
このスクロール終了かどうかは、例えば操作スイッチ群
8を介して入力された利用者の指示によってスクロール
する場合には、同様に操作スイッチ群8を介してスクロ
ール終了の指示があったかどうかで判断する。また、自
動車が走行するに伴い、表示される地図が走行方向とは
逆方向にスクロールしていく場合には、自動車が停止し
たりするとスクロール終了となる。
【0051】このように、本ナビゲーションシステム2
においては、地図スクロールを行なう場合、スクロール
間隔毎に更新しながらコピーしていく必要があるのは地
図データだけであり、地図以外データについてはその都
度コピーする必要がないことに鑑み、そのまま援用して
いる。但し、地図以外データに対して地図データをその
ままコピーしてしまうと地図データによって地図以外デ
ータが上書きされてしまうため、まず表示制御部11で
は地図以外データのマスクデータを作成し、このマスク
データにて「0」となっている部分の地図データをコピ
ーするようにしている。これによって、地図以外データ
が地図データによって上書きされることなく、両データ
が実質的に合成された表示用データが生成できるのであ
る。
においては、地図スクロールを行なう場合、スクロール
間隔毎に更新しながらコピーしていく必要があるのは地
図データだけであり、地図以外データについてはその都
度コピーする必要がないことに鑑み、そのまま援用して
いる。但し、地図以外データに対して地図データをその
ままコピーしてしまうと地図データによって地図以外デ
ータが上書きされてしまうため、まず表示制御部11で
は地図以外データのマスクデータを作成し、このマスク
データにて「0」となっている部分の地図データをコピ
ーするようにしている。これによって、地図以外データ
が地図データによって上書きされることなく、両データ
が実質的に合成された表示用データが生成できるのであ
る。
【0052】そして、上述したようにコピーが必要とな
るのは地図データについてのみであり、地図以外データ
についてもコピーする手法に比べて処理時間が短縮され
る。そのため、従来技術における問題点として上述した
「スクロールのがたつき」が解消される。つまり、例え
ば1/60秒毎のスクロールを実現しようとする場合に
は約16.7ms以内にスクロール後の表示画面を作成
していく必要があるが、画面コピーの1回の処理が約1
1ms必要であるとすると、2面を順次コピーした場合
には約22ms要することとなり、スクロール間隔であ
る16.7msよりも長くかかってしまって表示タイミ
ングに間に合わなかった。これに対して、本実施形態の
場合には地図データだけのコピーでよくなるため、図2
のS140に示すコピーに要するのは11msであり、
残りの約5ms以内にS150〜S170の処理を行え
ば、適切な表示タイミングにおいて適切にスクロールさ
れた地図が表示されることとなり、スムーズなスクロー
ルが実現できる。なお、本実施形態では地図データが1
つであるという前提で説明を進めたが、例えば2つ以上
であっても同様である。つまり、コピー1回の処理が例
えば8msになれば2回コピーをしても16msであ
り、1/60秒毎のスクロールを実現することはでき
る。しかし、地図データが2つあり、地図以外データが
1つ以上あれば、3回以上コピーする必要があり、やは
り同様の問題が生じる。つまり、画面数分のコピーが必
要となってくることが本質的な問題なのである。その観
点からすれば、地図以外データについてのコピーが不要
であることによってスクロール毎に画面数分のコピーを
する必要がなくなり、スクロール間隔内で全てのコピー
処理を終了できるようにする点で非常に有効である。
るのは地図データについてのみであり、地図以外データ
についてもコピーする手法に比べて処理時間が短縮され
る。そのため、従来技術における問題点として上述した
「スクロールのがたつき」が解消される。つまり、例え
ば1/60秒毎のスクロールを実現しようとする場合に
は約16.7ms以内にスクロール後の表示画面を作成
していく必要があるが、画面コピーの1回の処理が約1
1ms必要であるとすると、2面を順次コピーした場合
には約22ms要することとなり、スクロール間隔であ
る16.7msよりも長くかかってしまって表示タイミ
ングに間に合わなかった。これに対して、本実施形態の
場合には地図データだけのコピーでよくなるため、図2
のS140に示すコピーに要するのは11msであり、
残りの約5ms以内にS150〜S170の処理を行え
ば、適切な表示タイミングにおいて適切にスクロールさ
れた地図が表示されることとなり、スムーズなスクロー
ルが実現できる。なお、本実施形態では地図データが1
つであるという前提で説明を進めたが、例えば2つ以上
であっても同様である。つまり、コピー1回の処理が例
えば8msになれば2回コピーをしても16msであ
り、1/60秒毎のスクロールを実現することはでき
る。しかし、地図データが2つあり、地図以外データが
1つ以上あれば、3回以上コピーする必要があり、やは
り同様の問題が生じる。つまり、画面数分のコピーが必
要となってくることが本質的な問題なのである。その観
点からすれば、地図以外データについてのコピーが不要
であることによってスクロール毎に画面数分のコピーを
する必要がなくなり、スクロール間隔内で全てのコピー
処理を終了できるようにする点で非常に有効である。
【0053】そして、複数の画面をコピーして表示画面
を構成する手法を基本的には採用しているため、合成対
象となる面構成がハードウェアによって決められてしま
ういわゆる画面合成機能による場合に比べて、拡張性と
いう面で有利である。つまり、面構成を任意に設定でき
るため、例えばその面単位でデータの更新処理があった
場合には、他の面を構成するデータについて影響を及ぼ
すことがない。
を構成する手法を基本的には採用しているため、合成対
象となる面構成がハードウェアによって決められてしま
ういわゆる画面合成機能による場合に比べて、拡張性と
いう面で有利である。つまり、面構成を任意に設定でき
るため、例えばその面単位でデータの更新処理があった
場合には、他の面を構成するデータについて影響を及ぼ
すことがない。
【0054】以上、本発明はこのような実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
において種々なる形態で実施し得る。例えば、上記実施
形態においては、地図以外データのマスクデータを作成
し、そのマスクデータを参照して地図データをコピーす
るようにした。このマスクデータを参照する手法は、地
図データ自体は加工せずにマスクデータが「1」となっ
ている部分は出力しないという手法である。それ以外の
実現手法としては、例えば描画RAM112内の描画デ
ータ用記憶領域112bにおいて、スクロール後に表示
させるための地図データ自体に対して加工を行うことも
考えられる。つまり、地図データ中のマスクしたい部分
を削除してしまい、そのマスク部分が削除された状態で
の地図データをコピーするようにしてもよい。
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
において種々なる形態で実施し得る。例えば、上記実施
形態においては、地図以外データのマスクデータを作成
し、そのマスクデータを参照して地図データをコピーす
るようにした。このマスクデータを参照する手法は、地
図データ自体は加工せずにマスクデータが「1」となっ
ている部分は出力しないという手法である。それ以外の
実現手法としては、例えば描画RAM112内の描画デ
ータ用記憶領域112bにおいて、スクロール後に表示
させるための地図データ自体に対して加工を行うことも
考えられる。つまり、地図データ中のマスクしたい部分
を削除してしまい、そのマスク部分が削除された状態で
の地図データをコピーするようにしてもよい。
【0055】また、上記実施形態においては、スクロー
ル開始や終了の指示については、操作スイッチ群8を介
して利用者からスクロール開始あるいは終了の指示が入
力された場合や、自動車が走行するに伴い、表示される
地図が走行方向とは逆方向にスクロールしていく例を挙
げた。これ以外にも、例えばナビゲーションシステム2
ならではの使用方法も考えられる。つまり、上述したよ
うに本ナビゲーションシステム2においては現在地から
指定された目的地までの経路を算出する経路算出機能を
備えており、算出した目的地までの経路を地図上に重ね
て表示させることができるようにされている。したがっ
て、例えば操作スイッチ群8から経路試走指示を入力で
きるようにしておき、経路試走指示が入力された場合に
は、現在地から前記目的地までの経路を順番に辿るよう
に地図データをスクロールさせるのである。これは、目
的地までの距離が長いと経路を一度に表示することが難
しくなることに起因している。もちろん、縮尺を大きく
して一度に表示させることは可能であるが、その場合に
は詳しい経路を利用者が把握できないため実用的ではな
い。したがって、利用者が把握可能な程度の縮尺で表示
しながら、目的地までの経路を順番に辿るように地図デ
ータをスクロールさせれば、利便が向上する。したがっ
て、このような場合にスムーズなスクロールが実現でき
ることは、非常に有効である。
ル開始や終了の指示については、操作スイッチ群8を介
して利用者からスクロール開始あるいは終了の指示が入
力された場合や、自動車が走行するに伴い、表示される
地図が走行方向とは逆方向にスクロールしていく例を挙
げた。これ以外にも、例えばナビゲーションシステム2
ならではの使用方法も考えられる。つまり、上述したよ
うに本ナビゲーションシステム2においては現在地から
指定された目的地までの経路を算出する経路算出機能を
備えており、算出した目的地までの経路を地図上に重ね
て表示させることができるようにされている。したがっ
て、例えば操作スイッチ群8から経路試走指示を入力で
きるようにしておき、経路試走指示が入力された場合に
は、現在地から前記目的地までの経路を順番に辿るよう
に地図データをスクロールさせるのである。これは、目
的地までの距離が長いと経路を一度に表示することが難
しくなることに起因している。もちろん、縮尺を大きく
して一度に表示させることは可能であるが、その場合に
は詳しい経路を利用者が把握できないため実用的ではな
い。したがって、利用者が把握可能な程度の縮尺で表示
しながら、目的地までの経路を順番に辿るように地図デ
ータをスクロールさせれば、利便が向上する。したがっ
て、このような場合にスムーズなスクロールが実現でき
ることは、非常に有効である。
【0056】ところで、上記実施形態では、スクロール
処理している最中は地図データだけが更新されていき、
地図以外データはスクロール開始時のものがそのまま援
用されることを前提とした。しかし、例えば、地図以外
データを更新させる処理を別ルーチンで実行しており、
その地図以外データの更新があった場合には、例外的に
その更新された地図以外データのコピー処理を行っても
よい。そして、その場合には、上述した図2のフローチ
ャートにおけるS140〜S170での処理の後にマス
クデータの変更があるかどうかを判断し、変更されてい
ればその変更されたマスクデータを作成する処理を追加
することとなる。なお、この場合においても、例外的に
地図データのコピーと地図以外データのコピーという2
回のコピーが生じるが、例えば地図以外データの更新は
1秒以上の間隔で実行しているとすると、スクロールの
1/60秒に対して非常に大きな時間間隔となるため、
全体として見れば、スクロールのがたつきは防止されて
おり、上述した各種効果を阻害することはない。
処理している最中は地図データだけが更新されていき、
地図以外データはスクロール開始時のものがそのまま援
用されることを前提とした。しかし、例えば、地図以外
データを更新させる処理を別ルーチンで実行しており、
その地図以外データの更新があった場合には、例外的に
その更新された地図以外データのコピー処理を行っても
よい。そして、その場合には、上述した図2のフローチ
ャートにおけるS140〜S170での処理の後にマス
クデータの変更があるかどうかを判断し、変更されてい
ればその変更されたマスクデータを作成する処理を追加
することとなる。なお、この場合においても、例外的に
地図データのコピーと地図以外データのコピーという2
回のコピーが生じるが、例えば地図以外データの更新は
1秒以上の間隔で実行しているとすると、スクロールの
1/60秒に対して非常に大きな時間間隔となるため、
全体として見れば、スクロールのがたつきは防止されて
おり、上述した各種効果を阻害することはない。
【0057】また、画像を生成し表示する装置の利用例
としてナビゲーションシステムを挙げたが、その他のシ
ステムであってもよい。また、スクロールさせるデータ
として地図データを挙げたが、地図データでなくても、
例えば一度に全てを表示できないデータがあり、それを
スクロールしながら表示させていくことが有効な画像デ
ータであれば、同様に適用可能である。
としてナビゲーションシステムを挙げたが、その他のシ
ステムであってもよい。また、スクロールさせるデータ
として地図データを挙げたが、地図データでなくても、
例えば一度に全てを表示できないデータがあり、それを
スクロールしながら表示させていくことが有効な画像デ
ータであれば、同様に適用可能である。
【図1】本発明の実施の形態としてのナビゲーションシ
ステムの概略構成を示すブロック図である。
ステムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】表示制御部にて実行されるスクロール関連処理
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図3】スクロール時のマスクデータ作成及び地図デー
タのコピーの概要を示す説明図である。
タのコピーの概要を示す説明図である。
【図4】新しく描き足す部分の地図データ作成の概要を
示す説明図である。
示す説明図である。
2…ナビゲーションシステム 4…位置検出器 6…地図データ入力器 8…操作スイッチ
群 10…ナビ制御部 11…表示制御部 12…外部メモリ 14…CRT表示
器 15…リモコンセンサ 15a…リモコン 16…地磁気センサ 18…ジャイロス
コープ 20…距離センサ 22…GPS受信
機 111…描画プロセッサ 112…描画RA
M 112a…表示画面生成用記憶領域 112b…描画デ
ータ用記憶領域 112c…ワーク領域
群 10…ナビ制御部 11…表示制御部 12…外部メモリ 14…CRT表示
器 15…リモコンセンサ 15a…リモコン 16…地磁気センサ 18…ジャイロス
コープ 20…距離センサ 22…GPS受信
機 111…描画プロセッサ 112…描画RA
M 112a…表示画面生成用記憶領域 112b…描画デ
ータ用記憶領域 112c…ワーク領域
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/36 510 G09G 5/36 510B 520 520N 530 530M
Claims (10)
- 【請求項1】 所定時間毎の更新表示の必要がある第1
の画像データと、前記所定時間毎の更新表示の不要な第
2の画像データとが実質的に合成された表示画面用の画
像を、表示画面生成用記憶領域に生成する画像生成方法
であって、 前記表示画面生成用記憶領域に前記第1の画像データ及
び第2の画像データがコピーされている状態で、前記第
1の画像データの更新表示の必要が生じた場合には、更
新表示毎に、当該更新表示用の前記第1の画像データの
内、表示画面上において前記第2の画像データが存在し
ない部分に該当する画像データのみを、前記表示画面生
成用記憶領域にコピーしていくことによって、前記表示
画面用の画像を生成することを特徴とする画像生成方
法。 - 【請求項2】 所定時間毎の更新表示の必要がある第1
の画像データと、前記所定時間毎の更新表示の不要な第
2の画像データとが実質的に合成された表示画面用の画
像を、表示画面生成用記憶領域に生成する画像生成装置
であって、 前記更新表示用に描画された第1の画像データを記憶し
ておくための描画データ用記憶領域を備え、 前記表示画面生成用記憶領域に前記第1の画像データ及
び第2の画像データがコピーされている状態で、前記第
1の画像データの更新表示の必要が生じた場合には、更
新表示毎に、前記描画データ用記憶領域に記憶されてい
る更新表示用の前記第1の画像データの内、表示画面上
において前記第2の画像データが存在しない部分に該当
する画像データのみを前記表示画面生成用記憶領域にコ
ピーしていくことによって、前記表示画面用の画像を生
成する画像生成制御手段を備えていることを特徴とする
画像生成装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の画像生成装置におい
て、 前記画像生成制御手段は、 前記第1の画像データの更新表示の必要が生じた場合に
は、前記表示画面上における前記第2の画像データを覆
い隠すマスクデータを作成し、その後、前記更新表示毎
に、前記第1の画像データの内、前記マスクデータ以外
の部分を前記表示画面生成用記憶領域にコピーするよう
構成されていることを特徴とする画像生成装置。 - 【請求項4】 請求項2又は3に記載の画像生成装置に
おいて、 前記第1の画像データは地図データであり、前記第2の
画像データは地図以外のデータであって地図上に表示さ
せるためのデータであることを特徴とする画像生成装
置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の画像生成装置におい
て、 前記第1の画像データである地図データは、所定の地図
スクロール指示に応じて更新表示が必要なデータである
ことを特徴とする画像生成装置。 - 【請求項6】 前記第1の画像データ及び第2の画像デ
ータが記憶された画像データ記憶手段と、 該画像データ記憶手段から読み出した前記第1の画像デ
ータと第2の画像データとが実質的に合成された表示画
面用の画像を表示画面生成用記憶領域に生成する前記請
求項2〜5のいずれかに記載の画像生成装置と、 該画像生成装置によって生成された画像を表示する画像
表示手段と、 を備えることを特徴とする画像表示装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の画像表示装置におい
て、 前記第1の画像データは地図データであり、前記第2の
画像データは地図以外のデータであって地図上に表示さ
せるためのデータであり、 さらに、前記第1の画像データである地図データをスク
ロールさせる指示を入力するための指示入力手段を備
え、 前記画像生成制御手段は、前記指示入力手段によってス
クロール指示が入力された場合に、前記第1の画像デー
タの更新表示の必要が生じたと判断するよう構成されて
いることを特徴とする画像表示装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載の画像表示装置と、ナビ
ゲーション装置とを備え、 前記画像表示装置は、少なくとも前記ナビゲーション装
置がナビゲート処理をする上で表示する必要のある所定
のナビゲート処理関連データを画像としての表示するた
めに用いられるものとして構成されていることを特徴と
するナビゲーションシステム。 - 【請求項9】 請求項8に記載のナビゲーションシステ
ムにおいて、 前記ナビゲーション装置は、車両に搭載され、さらに車
両の現在地を検出する現在地検出手段を備えており、前
記現在地検出手段によって検出した車両の現在地を前記
ナビゲート処理関連データとし、前記表示画面中の所定
位置に表示する制御を実行するよう構成されており、 前記画像表示装置は、前記車両の走行に合わせて前記地
図データをスクロールさせ、前記表示画面中の所定位置
に車両の現在地を表示させるよう構成されていることを
特徴とするナビゲーションシステム。 - 【請求項10】 請求項9に記載のナビゲーションシス
テムにおいて、 前記ナビゲーション装置は、さらに、現在地から指定さ
れた目的地までの経路を算出する経路算出手段を備え、
その算出した目的地までの経路を前記ナビゲート処理関
連データとし、前記表示画面中に表示する制御を実行す
るよう構成されており、 前記画像表示装置は、前記ナビゲーション装置から経路
試走指示を受けた場合には、現在地から前記目的地まで
の経路を順番に辿るように前記地図データをスクロール
させるよう構成されていることを特徴とするナビゲーシ
ョンシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9204736A JPH1152846A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 画像生成方法及び装置と、画像表示装置、ナビゲーションシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9204736A JPH1152846A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 画像生成方法及び装置と、画像表示装置、ナビゲーションシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1152846A true JPH1152846A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16495470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9204736A Pending JPH1152846A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 画像生成方法及び装置と、画像表示装置、ナビゲーションシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1152846A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007033875A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-02-08 | Ono Sokki Co Ltd | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
CN107977127A (zh) * | 2017-11-13 | 2018-05-01 | 北京小米移动软件有限公司 | 更新页面的方法、装置及终端 |
-
1997
- 1997-07-30 JP JP9204736A patent/JPH1152846A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007033875A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-02-08 | Ono Sokki Co Ltd | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
CN107977127A (zh) * | 2017-11-13 | 2018-05-01 | 北京小米移动软件有限公司 | 更新页面的方法、装置及终端 |
CN107977127B (zh) * | 2017-11-13 | 2020-07-10 | 北京小米移动软件有限公司 | 更新页面的方法、装置及终端 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5089826A (en) | Navigation system for movable body | |
JPH1183511A (ja) | 車両用走行経路案内装置及び記憶媒体 | |
JPH07270172A (ja) | ナビゲーション装置における地図表示装置 | |
JP3949862B2 (ja) | ナビゲーション装置 | |
JP2000066659A (ja) | 画面合成装置及び方法、ナビゲーションシステム | |
JPH05289609A (ja) | 車両用ナビゲーション装置 | |
JP2917856B2 (ja) | ナビゲーション装置における項目検索装置 | |
JPH1152846A (ja) | 画像生成方法及び装置と、画像表示装置、ナビゲーションシステム | |
JPH04240687A (ja) | 車両用経路案内装置 | |
JP2002243468A (ja) | ナビゲーション装置およびナビゲーション装置の表示方法 | |
JPH1137768A (ja) | 移動体用ナビゲーション装置 | |
JPH09101747A (ja) | 道路地図表示装置 | |
JP3368722B2 (ja) | 車両用走行案内装置 | |
JPH0989582A (ja) | ナビゲーション装置 | |
JP2840011B2 (ja) | ナビゲーション装置 | |
JP2725902B2 (ja) | ナビゲ−ション装置 | |
JP2861939B2 (ja) | ナビゲーション装置 | |
JPH0668383A (ja) | 車両用経路誘導装置 | |
JP3376756B2 (ja) | ナビゲーション装置 | |
JP2603775B2 (ja) | 車両位置表示装置 | |
JP2737698B2 (ja) | ナビゲーション装置及び表示方法 | |
JPH07103774A (ja) | 車載ナビゲーション装置 | |
JPH03264815A (ja) | 車両用ナビゲーション装置 | |
KR100247979B1 (ko) | 네비게이션의궤적표시방법 | |
JP2913677B2 (ja) | 移動体用現在地表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040712 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060303 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060404 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060801 |