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JP2603775B2 - 車両位置表示装置 - Google Patents

車両位置表示装置

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Publication number
JP2603775B2
JP2603775B2 JP3297470A JP29747091A JP2603775B2 JP 2603775 B2 JP2603775 B2 JP 2603775B2 JP 3297470 A JP3297470 A JP 3297470A JP 29747091 A JP29747091 A JP 29747091A JP 2603775 B2 JP2603775 B2 JP 2603775B2
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JP
Japan
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vehicle
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JP3297470A
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信敬 井上
順 植村
諭 砂盛
重光 鳥山
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Maspro Denkoh Corp
Original Assignee
Maspro Denkoh Corp
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Publication date
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Publication of JPH05150719A publication Critical patent/JPH05150719A/ja
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  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両位置を検出し、そ
の検出した車両位置を道路地図と共に表示装置に表示す
る車両位置表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば実開昭64−3040
9号公報に開示されている如く、表示装置に表示する道
路地図を車両の走行に応じて逐次変更することにより、
車両位置を常に表示画面の中心に表示するように構成さ
れた車両位置表示装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこうした従来の
装置では、車両位置が常に表示画面上の中心に表示され
るため、車両走行中に運転者が表示画面上での車両位置
を見失うことはないが、運転者に対して車両走行の実感
を与え難く、道路地図上のどの位置を走っているのかを
把握し難くなるという問題がある。
【0004】そこで本発明は、上記のように車両位置を
表示画面上の特定位置に表示させることにより運転者が
表示画面上での車両位置を見失うのを防止できるだけで
なく、必要に応じて車両の走行に従い車両位置を表示画
面上で移動させて、運転者が車両の走行を実感でき、且
つ道路地図上での車両位置を容易に把握できるようにす
ることを目的としてなされた。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち上記目的を達成する
ためになされた本発明は、図1に例示する如く、道路地
図及び車両位置を表示するための表示装置と、該表示装
置に道路地図を表示するための地図データが記憶された
地図データ記憶手段と、車両位置を逐次検出する車両位
置検出手段と、該車両位置検出手段にて検出された車両
位置に基づき、該車両位置を含む表示画面1面分の地図
データ領域を表示枠として設定する表示枠設定手段と、
該表示枠設定手段にて設定された表示枠内の地図データ
を、上記地図データ記憶手段から読み出し、該読み出し
た地図データと上記検出された車両位置とに基づき上記
表示装置に道路地図及び車両位置を表示する表示制御手
段と、を備えた車両位置表示装置において、上記表示枠
設定手段を、車両位置が表示画面の中心位置に固定して
表示されるように、上記検出された車両位置に応じて表
示枠を逐次更新する第1の表示枠設定手段と、通常時
は、車両位置が表示画面上で移動するように一旦設定し
た表示枠を固定し、車両位置が表示画面上の所定エリア
内から外れると、表示画面上での車両位置が画面中心に
対して点対称となる位置に変化するように、上記検出さ
れた車両位置に応じて表示枠を変更する第2の表示枠設
定手段と、から構成し、更に、道路地図の表示モード
を、車両位置を固定して道路地図をスクロールさせる第
1の表示モードにするか、表示画面上で車両位置が上記
所定エリアから外れたときに道路地図を書き換える第2
の表示モードにするかを、外部から設定するための表示
モード設定手段と、 該表示モード設定手段にて第1の表
示モードが設定されている場合には、上記第1の表示枠
設定手段を作動させ、上記表示モード設定手段にて第2
の表示モードが設定されている場合には、上記第2の表
示枠設定手段を作動させる、表示モード切換手段と、
設けたことを特徴とする車両位置表示装置を要旨として
いる。
【0006】
【作用】このように構成された本発明の車両位置表示装
置においては、車両位置検出手段が、車両位置を検出
し、表示枠設定手段が、その検出された車両位置に基づ
き、車両位置を含む表示画面1面分の地図データ領域を
表示枠として設定し、表示制御手段が、その設定された
表示枠内の地図データを地図データ記憶手段から読み出
し、その読み出した地図データと車両位置検出手段にて
検出された車両位置とに基づき、表示装置に道路地図及
び車両位置を表示する。また本発明では、表示枠設定手
段が、第1の表示枠設定手段と第2の表示枠設定手段と
から構成されており、表示モード設定手段を介して、外
部から第1の表示モードが設定されると、表示モード切
換手段が、第1の表示枠設定手段を作動させ、表示モー
ド設定手段を介して、外部から第2の表示モードが設定
されると、表示モード切換手段が、第2の表示枠設定手
段を作動させる。
【0007】そして、第1の表示枠設定手段は、車両位
置が表示画面の中心位置に固定して表示されるように表
示枠を逐次更新することから、表示モード設定手段を介
して第1の表示モードを設定すれば、表示装置に表示さ
れる道路地図は、車両位置が常に表示画面の中心位置と
なるように、車両位置の変化に応じてスクロールされる
ことになる。
【0008】一方、第2の表示枠設定手段は、通常時
は、車両位置が表示画面上で移動するように一旦設定し
た表示枠を固定し、車両位置が表示画面上の所定エリア
内から外れると、表示画面上での車両位置が画面中心に
対して点対称となる位置に変化するように表示枠を変更
することから、表示モード設定手段を介して第1の表示
モードを設定すれば、表示装置に表示される道路地図
は、車両位置が表示画面上の所定エリア内にある間は固
定され、車両位置がこの所定エリア内から外れると、表
示画面上での車両位置が画面中心に対して点対称となる
位置に変化するように切り換えられることになる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図2は本発明が適用された実施例の車両用ナビ
ゲーション装置全体の構成を表すブロック図である。
【0010】図2に示す如く、本実施例のナビゲーショ
ン装置は、GPS(Global Positioning System) 用の
人工衛星からの送信電波を受信するGPS用アンテナ2
aを備え、その受信信号を周波数変換し、復調して、受
信点の位置(即ち車両位置)を表す位置データを算出す
ると共に、受信点の移動速度(即ち車速)及び移動方向
(即ち車両の進行方向)を表す移動データを算出する、
車両位置検出手段としての周知のGPS受信機2と、外
部操作によって各種データを入力するための、キーボー
ド,後述の表示装置14の表示画面に表示したタッチキ
ー等からなる入力装置4と、地図データが格納された光
ディスク,磁気ディスク等からなる地図データ記憶手段
としての外部記憶装置6と、車両位置を含む道路地図や
各種メッセージを表示するためのCRT,液晶ディスプ
レイ等からなる表示装置14と、GPS受信機2,入力
装置4,外部記憶装置6等から各種データを読み取り、
そのデータに基づき表示装置14を制御する制御装置2
0とから構成されている。
【0011】また制御装置20は、CPU22,ROM
24,RAM26,入出力ポート28,及びこれら各部
を結ぶバスライン30を備えた周知のマイクロコンピュ
ータとして構成されており、表示駆動装置34を介して
表示装置14を駆動する。尚外部記憶装置6には、図3
に示す如く、全国,関東地区,関西地区,…といった表
示対象となる全領域の地図を、表示装置14の1画面分
の領域を1区画として分割した、n×m個の単位地図デ
ータが格納されており、制御装置20は、表示装置14
に道路地図を表示する際には、この外部記憶装置6に格
納された単位地図データの中から、上下左右に隣接する
9区画分の単位地図データを読み出してRAM26内に
格納し、このRAM26内に格納した9区画分の単位地
図データ(以下,大地図データという。)を基に、車両
位置に対応した地図表示を行なう。
【0012】以下、このように制御装置20にて実行さ
れる地図表示処理について、図4に示すフローチャート
に沿って説明する。図4に示す如く、この処理が開始さ
れると、まずステップ100にて、表示装置14への地
図表示を、自車位置を常に表示画面の中心に表示させる
ために車両の走行に応じて地図を常時スクロールさせる
車両中心スクロールモードにて行なうか、或は表示画面
上に地図を固定しておき車両の走行に応じて自車位置を
その地図上で移動させ、自車位置が表示画面上にて予め
設定されたフレームから外れたときに表示地図を変更す
るスキップスクロールモードにて行なうかを、運転者等
の車両乗員に設定させる、表示モード設定手段としての
スクロールモード設定処理を実行する。
【0013】このスクロールモード設定処理は、表示装
置14に図5(a)に示すスクロールモード選択画面を
タッチキーとして表示し、この表示画面上の「スキッ
プ」が指で触れられるとスキップスクロールモードが選
択されたと判断し、表示画面上の「中心」が指で触れら
れると車両中心スクロールモードが選択されたと判断す
る、といった手順で実行される。
【0014】またスキップスクロールモードが選択され
たと判断した場合には、表示装置14に図5(b)に示
すフレーム設定画面を表示し、車両乗員にフレームの大
きさを設定させる。尚このフレーム設定画面は、図に+
印で示す表示画面の中心位置Oと、この中心位置Oを中
心とする長方形のフレーム(図に点線で示す)と、図に
×印で示すカーソルKとからなり、キー操作によりカー
ソルKを任意の位置に移動させることにより、このカー
ソルKの位置をフレームの一つの角としてフレームの大
きさを任意に設定できるようにされている。
【0015】尚このステップ100のスクロールモード
設定処理は、制御装置20において電源投入時に1回だ
け実行される処理であるが、スクロールモードは、入力
装置4に設けられているスクロールモード変更キーの操
作によって、またフレームは、入力装置4に設けられて
いるフレーム変更キーの操作によって、夫々、電源投入
時以外にも自由に変更できるようにされている。
【0016】上記のようにステップ100にてスクロー
ルモードが設定されると、今度はステップ110に移行
して、GPS受信機2から現在の車両位置を読み込む。
そして続くステップ120では、外部記憶装置6に格納
された単位地図データの中から、この読み込んだ車両位
置を含む区画の単位地図データ(以下,中央単位地図デ
ータという。)Pijを検索し、この検索した中央単位地
図データPijを中心とする図6に示す9区画分の単位地
図データを大地図データとして読み出し、RAM26に
予め設定された2つの地図データ格納領域に夫々格納す
る。
【0017】次にステップ130では、ステップ120
で読み出した大地図データの中から、図6に示す如く、
中央単位地図データPijを含む4区画分の地図データを
各々4個作成し、これら各地図データD1,D2,D
3,D4を夫々表示用地図データとして作成する。尚こ
の作成された4個の表示用地図データは、大地図データ
と同様、RAM26に予め設定された2つの地図データ
格納領域に夫々格納される。
【0018】こうして大地図データの読み込み及び表示
用地図データの作成が終了すると、今度はステップ14
0に移行して、ステップ110で読み込んだ車両位置を
表示装置14の表示画面の中心に表示させるための地図
データの領域を表示枠として設定する。そして続くステ
ップ150では、上記4個の表示用地図データD1〜D
4の中から、この設定された表示枠を含む表示用地図デ
ータを選択し、この表示用地図データを地図表示に実際
に使用する表示用地図データとして設定する。
【0019】次にステップ160では、ステップ150
で設定された表示用地図データから上記表示枠内の地図
データを読み出すことにより、車両位置を中心とする地
図表示用の画像データを作成し、この画像データを表示
駆動装置34に出力することにより、表示装置14に地
図を表示させる。また次にステップ170ではGPS受
信機2から車両の進行方向を読み込み、ステップ180
にて、例えば図9(c)に示す如く、表示装置14に表
示されている表示地図上に車両の進行方向を含む車両位
置を表示させる。
【0020】尚本実施例では、地図データがRAM26
内の2つの地図データ格納領域に夫々格納されているの
で、上記ステップ150及びステップ160では、その
内の一方の領域に格納されている地図データを用いて実
行される。こうして表示装置14への道路地図及び車両
位置の初期表示を行なうと、ステップ190に移行し
て、GPS受信機2から現在の車両位置を読み込む。そ
して続く200では、車両位置は現在地図表示に使用し
ている大地図データの中央単位地図データ内にあるか否
かを判断し、車両位置が中央単位地図データ内にあれ
ば、ステップ210に移行して、現在設定されているス
クロールモードを読み込み、続くステップ220にて、
現在のスクロールモードがスキップスクロールモードか
否かを判断する。
【0021】そしてこのステップ220にて、現在設定
されているスクロールモードがスキップスクロールモー
ドであると判断されると、ステップ230にて現在設定
されているフレームを読み込み、続くステップ240に
て車両位置は表示地図上のフレーム内にあるか否かを判
断する。このステップ240にて、車両位置はフレーム
内にあると判断されると、再度ステップ170に移行し
て、ステップ170及びステップ180にて、表示地図
上での車両位置を、前回ステップ190で読み込んだ最
新の車両位置に変更し、ステップ190以降の処理を再
度実行する。
【0022】一方ステップ240にて、車両位置がフレ
ーム内にないと判断された場合には、ステップ250に
移行して、表示枠変更処理を以下のように実行する。即
ち、このステップ250では、図7に示す如く、まず現
在の表示地図の領域を規定している表示枠G1の中心位
置S1の地図座標(x1,y1)と、この表示地図上に
て図に点線で示すフレームから外れた現在の車両位置S
2の地図座標(x2,y2)とを読み込み、その偏差
(△x,△y)を求める。そしてこの求めた偏差(△
x,△y)と、表示枠G1の中心座標(x1,y1)と
から、次式(1) ,(2) を用いて、座標(x3,y3)を
求め、この座標(x3,y3)の位置S3を中心とする
表示枠G2を新たな表示枠として設定する。
【0023】x3=x1+2・△x …(1) y3=y1+2・△y …(2) そしてこのステップ250にて新たな表示枠が設定され
ると、ステップ150に移行して、この表示枠を含む表
示用地図データを設定し、ステップ150以降の処理を
実行する。
【0024】この結果、表示装置14への表示地図が図
9(a)に示す如き道路地図であり、車両が図に点線で
示すフレーム内の地点Aから、フレームから外れた地点
Bに移動すると、表示地図が、車両位置Bが図に+印で
示す表示地図の中心位置Oに対して点対象の位置とな
る、図9(b)に示す如き表示地図に変更されることと
なる。
【0025】次に上記ステップ220にて、現在のスク
ロールモードがスキップスクロールモードではなく、車
両中心スクロールモードであると判断された場合には、
ステップ260に移行して、ステップ190で読み込ん
だ車両位置を表示装置14の表示画面の中心に表示させ
るために、車両位置に応じて表示枠を変更し、再度ステ
ップ150に移行する。即ちこのステップ220では、
図8に示す如く、GPS受信機2で検出された車両位置
がS11からS12に変化した場合には、表示枠を、車両位
置S11を表示地図の中心に表示させる表示枠G11から、
車両位置S12を表示地図の中心に表示させる表示枠G12
に変更することにより、図9(c)に示す如く、GPS
受信機2で検出された最新の車両位置Bを常に表示地図
の中心に表示できるようにしている。
【0026】次に上記ステップ200にて、車両位置が
現在表示に使用している大地図データの中央単位地図デ
ータ内にないと判断された場合には、ステップ270に
移行し、周知のマルチタスク動作によって当該地図表示
処理と並行して実行可能な地図データ更新処理を起動
し、ステップ210に移行する。
【0027】この地図データ更新処理は、RAM26内
の2つの地図データ格納領域の内の、現在表示に使用し
ていない側の地図データを更新するための処理で、当該
地図データ格納領域内の大地図データを、中央単位地図
データ内に車両位置が含まれるように変更し、更にこの
変更した大地図データを用いて、4個の地図データを作
成し直す、といった手順で実行される。そしてこの地図
データ更新処理による地図データの更新が終了すると、
次の表示用地図データの変更の際に、表示に使用する地
図データを、この更新された地図データが格納された地
図データ格納領域から読み出すことにより、表示に使用
する地図データ格納領域を変更する。
【0028】以上説明したように、本実施例では、電源
投入時に実行されるスクロールモード設定処理或は入力
装置4に設けられたスクロールモード変更キーの操作に
よって、スクロールモードをスキップスクロールモード
と車両中心スクロールモードとのいずれかに選択できる
ようにされている。
【0029】そしてスキップスクロールモードが選択さ
れている場合には、車両位置が表示地図上のフレーム内
にあれば、ステップ170〜ステップ190の処理によ
り、車両の走行に伴い車両位置が表示地図上を移動する
ように表示され、車両位置がフレームから外れた場合
に、ステップ250,ステップ150,ステップ160
の処理によって、車両位置をフレーム内に表示できるよ
うに表示地図が変更される。
【0030】また逆に車両中心スクロールモードが選択
されている場合には、ステップ260及びステップ15
0〜ステップ190の処理により、GPS受信機2で検
出された最新の車両位置が常に表示地図の中心に表示さ
れる。このため例えばスクロールモードとしてスキップ
スクロールモードを選択して、表示装置14に図9
(b)に示す如く地図表示がなされている状態で、スク
ロールモードを車両中心モードに変更すると、その車両
位置Bが表示地図の中心位置Oとなるように表示地図が
変更されて、その後は車両位置が常に表示地図の中心位
置Oに表示されることとなり、またこの状態でスクロー
ルモードをスキップスクロールモードに変更すると、車
両位置が表示地図上を移動するようになる。
【0031】従って本実施例によれば、従来のように車
両位置を表示画面の特定位置(中心)に表示させること
により運転者が表示画面上での車両位置を見失うのを防
止できるだけでなく、車両の走行に従い車両位置を表示
画面上で移動させて、運転者が車両の走行を実感でき、
しかも道路地図上での車両位置を容易に把握できるよう
にすることが可能となる。
【0032】尚本実施例においては、表示装置14に表
示枠に対応した道路地図を表示すると共に、その地図上
に車両位置を表示するために実行されるステップ110
〜ステップ210,及びステップ270の一連の処理
が、本発明の表示制御手段に相当する。また、ステップ
260にて実行される表示枠変更処理が第1の表示枠設
定手段に相当し、ステップ230〜ステップ250にて
実行される表示枠変更のための処理が第2の表示枠設定
手段に相当し、これら各処理の何れを実行するかをスク
ロールモードに応じて切り換えるステップ220の処理
が表示モード切換手段に相当する。
【0033】また次に本実施例では、スキップスクロー
ルモードで動作しているときに、車両位置がフレームか
ら外れると、車両位置が表示地図の中心に対して点対称
となる位置に表示地図を変更するようにされているた
め、車両が道路地図上のどの位置を走っているのかを把
握し易くなるばかりでなく、表示地図から今後の走行予
定経路を確認し易くなる。
【0034】また更に本実施例では、表示地図上への車
両位置の表示に際しては、車両の進行方向を読み込み、
その進行方向を表す記号(図9に示す三角記号)によ
り、車両位置を表示するようにしているため、車両中心
スクロールモードにて地図表示を行っている場合にも、
表示地図上での車両の進行方向を把握し易くなる。
【0035】また本実施例では、RAM26に4個の表
示用地図データを格納しておき、表示地図の変更の際に
は、その4個の表示用地図データの中から使用する地図
データを選択するようにされているため、光ディスク等
の外部記憶装置6から表示用の地図データを直接読み込
む従来装置に比べ、表示地図の変更に要する時間が極め
て短くなり、常に最新の車両位置を表示することが可能
となる。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の車両位置表
示装置においては、道路地図の表示モードとして、表示
画面の中心が車両位置となるように、車両の移動に伴い
道路地図をスクロールさせる第1の表示モードと、通常
時は道路地図のスクロールを停止して表示画面上で車両
位置を移動させ、車両位置が表示画面上の所定エリアか
ら外れたときに、表示画面上での車両位置が画面中心に
対して点対称となる位置に変化するように道路地図を切
り換える第2の表示モードと、の何れかを任意に選択で
きるようにされている。このため本発明によれば、従来
のように車両位置を表示画面の中心位置に固定して表示
させることにより、運転者が表示画面上で車両位置を見
失うのを防止できるだけでなく、車両の走行に従い車両
位置を表示画面上で移動させることにより、運転者が車
両の走行を実感できるようにすることが可能となる。
た特に、本発明において、第2の表示モードでは、表示
画面上で車両位置が所定の表示エリア内から外れた場合
に、車両位置が表示画面中心となるように道路地図を切
り換えるのではなく、車両位置が、それまで表示されて
いた表示画面上の位置から、表示画面の中心に対して点
対称となる位置へと変化するように、道路地図を切り換
えるので、道路地図の切り換え後に車両位置が表示され
る位置を容易に予測でき、切り換え後の道路地図から、
車両が表示地図上のどの位置を走っているのかを容易に
把握できる。また、第2の表示モードにおける道路地図
の切り換え後には、車両の進行方向の地図が表示装置に
広く表示されることになるので、切り換え後の道路地図
から車両の走行予定経路を容易に確認できる。また更
に、第2の表示モードにおける道路地図の切り換えを、
車両位置が表示画面の端部まで移動してから行なうので
はなく、車両位置が表示画面の所定エリア内から外れた
ときに行なうようにされているので、道路地図が切り換
えられる直前であっても、表示された道路地図上で車両
進行方向前方の目標物を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を例示するブロック図である。
【図2】実施例の車両用ナビゲーション装置全体の構成
を表すブロック図である。
【図3】外部記憶装置に格納された地図データの構成を
説明する説明図である。
【図4】地図表示処理を表すフローチャートである。
【図5】スクロールモード設定時に表示装置に表示され
る選択画面を表す説明図である。
【図6】図4のステップ120及び130で実行される
大地図データの読み込み及び表示用地図データの作成手
順を説明する説明図である。
【図7】スキップスクロールモード設定時の表示枠の変
更の動作を説明する説明図である。
【図8】車両中心スクロールモード設定時の表示枠の変
更の動作を説明する説明図である。
【図9】表示装置への道路地図及び車両位置の表示状態
を表す説明図である。
【符号の説明】
2…GPS受信機 4…入力装置 6…外部記憶装
置 14…表示装置 20…制御装置 22…CPU 24…ROM
26…RAM 28…入出力ポート 30…バスライン 34…表
示駆動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳥山 重光 愛知県愛知郡日進町大字浅田字上納80番 地 マスプロ電工株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−126067(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路地図及び車両位置を表示するための
    表示装置と、 該表示装置に道路地図を表示するための地図データが記
    憶された地図データ記憶手段と、 車両位置を逐次検出する車両位置検出手段と、該車両位置検出手段にて検出された車両位置に基づき、
    該車両位置を含む表示画面1面分の地図データ領域を表
    示枠として設定する表示枠設定手段と、 該表示枠設定手段にて設定された表示枠内の地図データ
    を、上記地図データ記憶手段から読み出し、該読み出し
    た地図データと上記検出された車両位置と に基づき上記
    表示装置に道路地図及び車両位置を表示する表示制御手
    段と、 を備えた車両位置表示装置において、上記表示枠設定手段を、 車両位置が表示画面の中心位置に固定して表示されるよ
    うに、上記検出された車両位置に応じて表示枠を逐次更
    新する第1の表示枠設定手段と、 通常時は、車両位置が表示画面上で移動するように一旦
    設定した表示枠を固定し、車両位置が表示画面上の所定
    エリア内から外れると、表示画面上での車両位置が画面
    中心に対して点対称となる位置に変化するように、上記
    検出された車両位置に応じて表示枠を変更する第2の表
    示枠設定手段と、 から構成し、更に、 道路地図の表示モードを、車両位置を固定して道路地図
    をスクロールさせる第1の表示モードにするか、表示画
    面上で車両位置が上記所定エリアから外れたときに道路
    地図を書き換える第2の表示モードにするかを、外部か
    ら設定するための表示モード設定手段と、 該表示モード設定手段にて第1の表示モードが設定され
    ている場合には、上記第1の表示枠設定手段を作動さ
    せ、上記表示モード設定手段にて第2の表示モードが設
    定されている場合には、上記第2の表示枠設定手段を作
    動させる、表示モード切換手段と、 を設けたことを特徴とする車両位置表示装置。
JP3297470A 1991-11-13 1991-11-13 車両位置表示装置 Expired - Lifetime JP2603775B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3297470A JP2603775B2 (ja) 1991-11-13 1991-11-13 車両位置表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3297470A JP2603775B2 (ja) 1991-11-13 1991-11-13 車両位置表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05150719A JPH05150719A (ja) 1993-06-18
JP2603775B2 true JP2603775B2 (ja) 1997-04-23

Family

ID=17846915

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