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JPH11351780A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

Info

Publication number
JPH11351780A
JPH11351780A JP15953398A JP15953398A JPH11351780A JP H11351780 A JPH11351780 A JP H11351780A JP 15953398 A JP15953398 A JP 15953398A JP 15953398 A JP15953398 A JP 15953398A JP H11351780 A JPH11351780 A JP H11351780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
receiver tank
mounting
header pipe
heat exchanger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15953398A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichi Kato
宗一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zexel Corp filed Critical Zexel Corp
Priority to JP15953398A priority Critical patent/JPH11351780A/ja
Publication of JPH11351780A publication Critical patent/JPH11351780A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/001Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core
    • F28F9/002Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core with fastening means for other structures

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レシーバタンクを簡易な構造で接続し、凝集
サイクルの車体取付けを可能としたり、レシーバタンク
の接続部位の耐振強度を向上する熱交換器を提供するこ
と。 【解決手段】 気液分離を行うレシーバタンク2がヘッ
ダパイプ7に取付けられる熱交換器1において、前記レ
シーバタンク2は、ブラケット30又はブラケット40
を介してヘッダパイプ7に取付けられるものであって、
前記ブラケット30は、ヘッダパイプ7の周側面に沿う
ヘッダパイプの当接部31と、レシーバタンクを取付け
る取付け部35と、車両取付け部32とを備え、このブ
ラケット30によって、熱交換器1、レシーバタンク2
及び車体への取付けが一度に行われる熱交換器である。
また、前記ブラケット40は、ヘッダパイプ7方向に向
けて突出する取付け部44と、前記取付け部44に設け
られ前記ヘッダパイプ7の周曲面に適合する取付け面4
6とを備えている熱交換器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気液分離を行うレ
シーバタンクがヘッダパイプに取付けられる熱交換器に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用の冷凍サイクルに用いられる熱
交換媒体凝集装置として、例えば積層型の熱交換器が知
られている。この種の熱交換器は、複数のチューブとフ
ィンが交互に積層され、これら積層されたチューブの両
端がヘッダパイプに形成された挿入孔に挿入して接合さ
れている。これらのヘッダパイプの所要箇所には、ヘッ
ダパイプの長手方向に区画する仕切り板が配設され、ヘ
ッダパイプに設けられた入口継手から流入した熱交換媒
体がヘッダパイプの間を複数回蛇行して通流する構成を
備えている。
【0003】前記熱交換器は、冷房能力の低下を防止す
るためにレシーバタンクが連結される場合がある。レシ
ーバタンクは、熱交換器において、外部空気と熱交換さ
れて気液二相状態となった熱交換媒体を、レシーバタン
ク内部のドライヤ及びフィルタによって気液分離し、液
体単相の熱交換媒体とし、再び熱交換器に流入して冷房
サイクルを循環させるための装置である。このように、
熱交換器にレシーバタンクが連結されていると、気液二
相の状態の冷媒が、ガス媒体を含まない液体単相の液冷
媒体に分離されて、再び冷凍サイクルを循環するため、
冷媒の循環量が低下することなく、冷房能力の低下を防
止することができる。また、熱交換媒体がレシーバタン
ク内部を通流することにより、フィルタ等によって媒体
中の異物が除去され、清浄な状態で熱交換媒体を通流す
ることができる。
【0004】従来、この種の凝集サイクルを車体に取り
付ける場合、車体内の取り付けスペースとの関係から、
レシーバタンクと熱交換器を取付ける種々の取り付け構
造が開示されている。例えば、特開6−50615号公
報には、受液器の流出入口と、熱交換器の流出入口が配
管で接続される構造が記載されている。
【0005】また、特開平8−219590号公報に
は、レシーバタンクと熱交換器を近接し、熱交換器の冷
媒流出入口とレシーバタンクの冷媒流出入口を連結し、
レシーバタンクの一部と熱交換器の一部を一体化して、
小スペース化を図る構造が記載されている。
【0006】その他、特開平9−159317号公報に
は、熱交換器とレシーバタンクを、接続用のブロック体
を介して接続する構造が示されている。すなわち、熱交
換器のヘッダパイプには、冷媒の流入出口が形成され、
この流入出口には、コネクタブロックが取付けられてい
る。このコネクタブロックには、ヘッダパイプの流入出
口と合致する流通孔と、ボルトが嵌合されるボルト孔が
形成されている。また、コネクタブロックとは別体とし
て継手部が形成され、この継手部にも、同様に前記流通
孔と合致する流通孔とボルト孔が形成されている。そし
て、レシーバタンク側の冷媒流入口と前記流通孔が嵌合
し、前記ボルト孔にボルトが嵌着されて、ヘッダパイプ
とレシーバタンクが連通可能に接続される構造が示され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の熱交換器の接続
構造は、例えば、前記特開平6−50615号公報に記
載されているように、熱交換器の冷媒流入出口と、レシ
ーバタンクの冷媒流入出口とがこれらを連通する配管で
接続され、この配管が接続部材を構成していたため、凝
集サイクルを車体に取付けた際に、走行中の振動が、こ
の接続部材である配管部位に集中してかかってしまい、
配管接続部位の接続強度が劣化し、ひびや割れ等による
媒体漏れの原因になるという問題があった。
【0008】また、特開平8−219590号公報に記
載されている接続構造においては、熱交換器のヘッダパ
イプとレシーバタンクを一体的に接続するため、ろう付
けが困難であり、またろうけ時に、ヘッダパイプとレシ
ーバタンクの接合位置がずれてろう付けされたり、ろう
付け不良を起こす等の問題を生じていた。
【0009】また、前記特開平6−50615号、特開
平8−219590号、特開平9−159317号公報
に開示された接続構造においては、レシーバタンクの取
付け部材の他に、これらの凝集サイクルを車体に取付け
るための取付け部材等を別途取付ける必要があり、作業
が煩雑になるとともに、取付け構造が複雑なる問題があ
った。
【0010】本発明は、前記問題点に鑑みてなされたも
のであり、レシーバタンクを簡易な構造で接続し、併せ
て、凝集サイクルの車体取付けを可能とした熱交換器、
更には、レシーバタンクを簡易な構造で接続し、併せ
て、レシーバタンクの接続部位の耐振強度を向上する熱
交換器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願第1請求項に記載し
た発明は、後記具体例で用いた符号を付して記すと、気
液分離を行うレシーバタンク2がヘッダパイプ7に取付
けられる熱交換器1において、前記レシーバタンク2
は、ブラケット30を介してヘッダパイプ7に取付けら
れるものであって、前記ブラケット30は、ヘッダパイ
プ7の周側面に沿うヘッダパイプの当接部31と、レシ
ーバタンクを取付ける取付け部35と、車両取付け部3
2とを備え、このブラケット30によって、熱交換器
1、レシーバタンク2及び車体への取付けが一度に行わ
れる構成の熱交換器である。
【0012】このように構成すると、取付けの作業工程
が簡易となり、作業の煩雑さを低減することができる。
【0013】また、本発明のブラケットは、レシーバタ
ンクを接続するとともに、車体への取付け部材ともなる
ため、別部材を設けることなく三者を固定でき、従って
作業工数を低減して、作業効率を向上することができ
る。
【0014】本願第2請求項に記載した発明は、請求項
1記載の熱交換器において、前記熱交換器1のヘッダパ
イプ7には、ブラケット30の取付け位置決め用の凸部
71が形成され、また、前記ブラケット30には、ヘッ
ダパイプ7の前記凸部71に対応する位置決め部39が
形成されている構成の熱交換器である。
【0015】このように、本発明は、ヘッダパイプには
位置決め用の凸部が形成され、また、ブラケットには前
記位置決め用の凸部と対応する孔部、凹部等の位置決め
部が形成されているため、ブラケットを、位置ずれする
ことなく所定位置に取付けることができ、その結果、ろ
う付け性が向上する。
【0016】本願第3請求項に記載した発明は、気液分
離を行うレシーバタンク2がヘッダパイプ7に取付けら
れる熱交換器1において、前記レシーバタンク2は、ブ
ラケット40を介してヘッダパイプ7に取付けられるも
のであって、前記ブラケット40は、レシーバタンクに
一体形成されるもの、又はレシーバタンクに嵌合される
別製のものであり、ヘッダパイプ7方向に向けて突出す
る取付け部44と、前記取付け部44に設けられ前記ヘ
ッダパイプ7の周曲面に適合する取付け面46とを備え
ている構成の熱交換器である。
【0017】レシーバタンクの例えば下部域において、
このようにヘッダパイプとレシーバタンクを接続するブ
ラケットが設けられると、このブラケットがヘッダパイ
プとレシーバタンクの接続部位を補強するため、機能部
品を交換するときにレシーバタンクとヘッダパイプの接
続部位にかかるねじれトルク等の負荷を、当該ブラケッ
トで低減することができる。更に、熱交換器の媒体流出
入口とレシーバタンクの媒体流入出口を連通する配管等
の連結部位を補強することができるので、車体取付け時
の耐振強度を向上することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の具体例を図面に基
づいて説明する。
【0019】図1は熱交換器1及びレシーバタンク2の
正面図を示している。
【0020】図1に示すように、この熱交換器1は、複
数のチューブ4とフィン5が交互に積層され、これらの
積層された偏平チューブ4,4の各両端が、それぞれヘ
ッダパイプ6,7のチューブ挿入孔8,8に挿入されて
接続されている。前記積層された偏平チューブ4の上端
側及び下端側には、横断面コ字状のサイドプレート9が
配設されている。前記ヘッダパイプ6,7は、ろう材が
クラッドされた所定の大きさのプレートをロール成形等
により丸めて形成されている。ヘッダパイプ6,7の上
下端部の開口はキャップ10によって閉塞されている。
また、ヘッダパイプ6,7の内部所要箇所には図示を省
略した仕切り板が配設されている。
【0021】また、レシーバタンク2と連結されるヘッ
ダパイプ7には、熱交換媒体を通流するための出口連通
孔14及び入口連通孔15(図3参照)が形成されてい
る。レシーバタンク2は、縦長状の密閉容器であり、レ
シーバタンク2内部に図示を省略したフィルター部材及
びドライヤ等の気液分離機能を有する機能部品を保持し
ている。
【0022】レシーバタンク2は、ろう材がクラッドさ
れた所定の大きさのプレートをプレス成形等により丸め
て製作されている。
【0023】本例のレシーバタンク2は、その上部に、
長手方向上部に突出する取付け部が形成されている。こ
の取付け部は、後述するブラケットのレシーバタンク取
付け部に嵌着できる形状に形成されている。
【0024】本例の場合は、レシーバタンクの取付け部
は、図2に示すように、取付け台座22から、後述する
ブラケット30のレシーバタンク取付け部35に嵌合す
る、突出した棒形状の取付け部23を形成して該取付け
部としている。
【0025】前記ヘッダパイプ6に取付けられるブラケ
ット30は、ろう材をクラッドした所定形状のブレージ
ングシートをプレス成形等することにより形成されてい
る。
【0026】本例の取付けブラケット30は、ヘッダパ
イプ7の周側面に沿って、ヘッダパイプ7の外周と略一
致する曲率を有する当接部31と、前記当接部31から
車体取付け方向に向けて突出する、平面33を有する車
体取付け部32とを備えている。この車体取付け部32
は、前記当接部31から突出した車体取付け部32の平
面33に、車体取付け部材(図示を省略)が挿入される
取付け孔34を形成して構成されている。
【0027】また、前記車体取付け部32の平面33か
らレシーバタンク枢着位置方向に、前記平面33から水
平方向に突出するレシーバタンク取付け部35が形成さ
れている。このレシーバタンク取付け部35には、前記
平面33から水平に突出する取付け平面36が形成さ
れ、この取付け平面36に、レシーバタンク2の取付け
部23を嵌合する孔部37が形成されている。また、ブ
ラケット30の強度を向上するため、平面33の上部に
は、前記取付け平面36と対向する位置に、補強平面3
8が形成されている。
【0028】また、前記当接部31には、ヘッダパイプ
7に形成された後述する位置決め用凸部71に合致する
位置決め部39が形成されている。
【0029】すなわち、ヘッダパイプ7の外周側面の一
部に、位置決め用の凸部71をプレス成形等によって形
成する。そして、取付けブラケット30の、ヘッダパイ
プ7と当接する当接部31に、前記凸部71と合致する
孔又は凹部を形成し、ヘッダパイプ7の凸部71を、取
付けブラケット30の当接部31に形成された孔又は凹
部に嵌合することにより、位置決めがなされ、これによ
り、ヘッダパイプ7の所定位置に取付けブラケットを組
み付けることができるように形成されている。
【0030】このように、本例のブラケット30によれ
ば、ブレージングシートをプレス成形等することによっ
て比較的簡単に形成することができる。また、本例のブ
ラケットは、位置決め部によって、熱交換器のヘッダパ
イプの所定位置に前記ブラケットをろう付けした後、前
記取付け平面に形成された孔部にレシーバタンクの取付
け部を嵌着させることにより、簡易にレシーバタンクを
ブラケットに取付けることが可能となる。
【0031】従って、本例のブラケットは、従来のよう
に、レシーバタンク取付け用のコネクタブロックやボル
ト等を設けることなく、また、レシーバタンクを一体ろ
う付けすることなく、ろう付け後の工程で、熱交換器に
レシーバタンクを簡単な構造で取付けることが可能とな
る。また、本例のブラケットは、車体取付けブラケット
としても機能するため、別部材として車体取付けブラケ
ットを設ける必要がなくなり、取付け工数の低減化と、
取付け工程の簡易化を図ることができ、製造コストの低
減と、作業効率の向上を図ることが可能となる。
【0032】次に、レシーバタンクの下部域に設けられ
て、レシーバタンクとヘッダパイプの連結を補強するブ
ラケットについて説明する。
【0033】図3は、ブラケット40を設けたレシーバ
タンク2の下部及び熱交換器のヘッダパイプ6を示す斜
視図である。
【0034】図3に示すように、ブラケット40は、レ
シーバタンク2の下部タンク部50の段部51の上端に
一体に形成され、レシーバタンク2(この例では外管)
の外周に嵌合するリング面42が形成され、このリング
面42の一部から、所定の幅を有し、ヘッダパイプ6方
向に向けて突出する取付け部44が形成されている。こ
の取付け部44は、前記リング面42の一部にヘッダパ
イプ6方向に向けて突出する平面45が形成され、この
平面45の先端が垂直方向に屈曲し、この屈曲部位にヘ
ッダパイプの周曲面と合致する曲率を有する取付け面4
6が形成されている。
【0035】従って、レシーバタンク2の外管に、ブラ
ケット40を有する下部タンク部50を取付けた後、レ
シーバタンク2の入口部24及び出口部25と、前記ヘ
ッダパイプ6に形成された出入口連通孔14,15を配
管26,27を介して接続することにより、レシーバタ
ンク2とヘッダパイプ6が冷媒流路を確保して連通可能
に接続される。尚、配管26,27の先端部には、ヘッ
ダパイプ6の出入口連通孔14,15に挿入される、媒
体流路が形成された突起部26a,27aが形成されて
いる。
【0036】また、前記ブラケット40は、その取付け
面46が、ヘッダパイプ6の外周に沿って当接される。
【0037】従って、熱交換器1のヘッダパイプ6とレ
シーバタンク2は、これらの長手方向下部域において、
配管26,27及びブラケット40によって接続され
る。
【0038】このブラケット40によって、凝集サイク
ルを車体に取付けた際に、走行中の振動等による負荷を
前記ブラケット40で補強することが可能となる。この
ため、走行中の振動による負荷等によって、接続部位の
ひびや割れ等による媒体漏れを防止して、凝集機能を向
上させることが可能となる。
【0039】また、レシーバタンク2内部に設けられた
気液分離機能部品の取り替え時において、交換時に発生
するねじれトルクによる負荷を、ヘッダパイプ6とレシ
ーバタンク2を連結する配管26,27にかけることな
く、前記ブラケット40によって補強することができる
ため、凝集サイクルの耐久性を向上することが可能とな
る。
【0040】また、所定位置に前記ブラケットを組み付
ける際、レシーバタンクの周面に外方向に突出する凸部
を設けることにより、この凸部が位置決め部となり、レ
シーバタンクの所定位置にブラケットを組み付けること
が可能となる。
【0041】その他、図4に示すように、レシーバタン
ク2の下部開口部に、上部に外管を嵌合する段部51
と、更に、前記段部51よりも直径の小さい段部52が
形成された下部タンク部(継手部材)50を設けた場
合、下部タンク部50の第一の段部51を、レシーバタ
ンク2の外管の外周よりも大きく形成し、この段部51
に、下部タンク部50とは別体のブラケット40の当接
面41を嵌合する構造とすることにより、ブラケット4
0をレシーバタンク2の所定部位に装着することができ
る。この場合、ブラケットの当接面41及びリング面4
2が下部タンク部50によって支持されるため、ずれた
り外れたりすることなくブラケット40をレシーバタン
ク2に組み付けることができる。
【0042】従って、レシーバタンク2の下部域におい
て、前記ブラケット40の取付け面46をヘッダパイプ
6の周側面に当接させ、また、レシーバタンク2の上部
域において、前記取付けブラケット30にレシーバタン
ク2の取付け部23を嵌着することにより、熱交換器1
のヘッダパイプ6にレシーバタンク2を安定に保持する
ことが可能となり、耐振強度を向上させることが可能と
なる。
【0043】このように、プレス成形によって取付けブ
ラケット30又はブラケット40を簡易に形成すること
ができる。
【0044】また、取付けブラケット30、及び、レシ
ーバタンク2の下部域において接続強度を向上するブラ
ケット40が取付けられていると、レシーバタンク2を
熱交換器に直接ろう付けすることなく、簡単に取付ける
ことができる。従って、取付けの作業工程が簡易とな
り、作業の煩雑さを低減することができる。
【0045】更に、取付けブラケット30及びブラケッ
ト40の双方を用いた場合は、レシーバタンクの上部域
のみならず、レシーバタンクの下部域においてもヘッダ
パイプとレシーバタンクを強固に接合することができる
ので、耐振強度が向上し、外れたりずれたりするのを防
止することができる。
【0046】また、レシーバタンク内部に保持される気
液分離部材の交換も容易となり、交換時に発生するねじ
れトルク等によって接続部位に生じる負荷を、ブラケッ
トによって低減することができ、凝集サイクルの耐久性
を向上することが可能となる。
【0047】また、前記ブラケットによって接続強度を
向上することができるため、凝集サイクルの信頼性が向
上する。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1請求項に
記載した発明は、後記具体例で用いた符号を付して記す
と、気液分離を行うレシーバタンク2がヘッダパイプ7
に取付けられる熱交換器1において、前記レシーバタン
ク2は、ブラケット30を介してヘッダパイプ7に取付
けられるものであって、前記ブラケット30は、ヘッダ
パイプ7の周側面に沿うヘッダパイプの当接部31と、
レシーバタンクを取付ける取付け部35と、車両取付け
部32とを備え、このブラケット30によって、熱交換
器1、レシーバタンク2及び車体への取付けが一度に行
われる構成の熱交換器である。
【0049】このように構成すると、取付けの作業工程
が簡易となり、作業の煩雑さを低減することができる。
【0050】また、本発明のブラケットは、レシーバタ
ンクを接続するとともに、車体への取付け部材ともなる
ため、別部材を設けることなく三者を固定でき、従って
作業工数を低減して、作業効率を向上することができ
る。
【0051】本願第2請求項に記載した発明は、請求項
1記載の熱交換器において、前記熱交換器1のヘッダパ
イプ7には、ブラケット30の取付け位置決め用の凸部
71が形成され、また、前記ブラケット30には、ヘッ
ダパイプ7の前記凸部71に対応する位置決め部39が
形成されている構成の熱交換器である。
【0052】このように、本発明は、ヘッダパイプには
位置決め用の凸部が形成され、また、ブラケットには前
記位置決め用の凸部と対応する孔部、凹部等の位置決め
部が形成されているため、ブラケットを、位置ずれする
ことなく所定位置に取付けることができ、その結果、ろ
う付け性が向上する。
【0053】本願第3請求項に記載した発明は、気液分
離を行うレシーバタンク2がヘッダパイプ7に取付けら
れる熱交換器1において、前記レシーバタンク2は、ブ
ラケット40を介してヘッダパイプ7に取付けられるも
のであって、前記ブラケット40は、レシーバタンクに
一体形成されるもの、又はレシーバタンクに嵌合される
別製のものであり、ヘッダパイプ7方向に向けて突出す
る取付け部44と、前記取付け部44に設けられ前記ヘ
ッダパイプ7の周曲面に適合する取付け面46とを備え
ている構成の熱交換器である。
【0054】レシーバタンクの例えば下部域において、
このようにヘッダパイプとレシーバタンクを接続するブ
ラケットが設けられると、このブラケットがヘッダパイ
プとレシーバタンクの接続部位を補強するため、機能部
品を交換するときにレシーバタンクとヘッダパイプの接
続部位にかかるねじれトルク等の負荷を、当該ブラケッ
トで低減することができる。更に、熱交換器の媒体流出
入口とレシーバタンクの媒体流入出口を連通する配管等
の連結部位を補強することができるので、車体取付け時
の耐振強度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例に係る熱交換器の正面図であ
る。
【図2】本発明の具体例に係り、熱交換器並びにレシー
バタンクの一部、及び、取付けブラケットを示す斜視図
である。
【図3】本発明の具体例に係り、ヘッダパイプ並びにレ
シーバタンクの一部、及び、ブラケットを示す斜視図で
ある。
【図4】本発明の具体例に係り、継手部材及びブラケッ
トを設けたレシーバタンクの断面図である。
【符号の説明】
1 熱交換器 2 レシーバタンク 4 チューブ 5 フィン 6 ヘッダパイプ 7 ヘッダパイプ 8 チューブ挿入孔 9 サイドプレート 10 キャップ 12 入口継手 13 出口継手 14 出口連通孔 15 入口連通孔 24 入口部 25 出口部 26 配管 26a 突起部 27 接続部材 27a 突起部 30 取り付けブラケット 31 当接部 32 車体取付部 33 車体取付け平面 34 車体取付け孔 35 レシーバタンク取付け部 36 取付け平面 37 取り付け孔 38 補強用平面 39 位置決め部 40 ブラケット 41 当接面 42 リング面 44 取付け部 45 平面 46 取付け面 50 下部タンク部(継手部材) 51 段部 52 段部 71 凸部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気液分離を行うレシーバタンクがヘッダ
    パイプに取付けられる熱交換器において、 前記レシーバタンクは、ブラケットを介してヘッダパイ
    プに取付けられるものであって、 前記ブラケットは、ヘッダパイプの周側面に沿うヘッダ
    パイプの当接部と、レシーバタンクを取付ける取付け部
    と、車両取付け部とを備え、 このブラケットによって、熱交換器、レシーバタンク及
    び車体への取付けが一度に行われることを特徴とする熱
    交換器。
  2. 【請求項2】 前記熱交換器のヘッダパイプには、ブラ
    ケットの取付け位置決め用の凸部が形成され、また、前
    記ブラケットには、ヘッダパイプの前記凸部に対応する
    位置決め部が形成されていることを特徴とする前記請求
    項1記載の熱交換器。
  3. 【請求項3】 気液分離を行うレシーバタンクがヘッダ
    パイプに取付けられる熱交換器において、 前記レシーバタンクは、ブラケットを介してヘッダパイ
    プに取付けられるものであって、 前記ブラケットは、レシーバタンクに一体形成されるも
    の、又はレシーバタンクに嵌合される別製のものであ
    り、ヘッダパイプ方向に向けて突出する取付け部と、前
    記取付け部に設けられ前記ヘッダパイプの周曲面に適合
    する取付け面とを備えていることを特徴とする熱交換
    器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000039290A (ja) * 1998-07-22 2000-02-08 Suzuki Motor Corp 熱交換装置
JP2009229023A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Denso Corp 熱交換器およびその製造方法
JP2009257624A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Denso Corp 熱交換器およびその製造方法
CN102322710A (zh) * 2011-09-23 2012-01-18 天津三电汽车空调有限公司 平行流式蒸发器的进出管路与管座的连接结构

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