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JPH1115371A - 地図表示装置 - Google Patents

地図表示装置

Info

Publication number
JPH1115371A
JPH1115371A JP16907297A JP16907297A JPH1115371A JP H1115371 A JPH1115371 A JP H1115371A JP 16907297 A JP16907297 A JP 16907297A JP 16907297 A JP16907297 A JP 16907297A JP H1115371 A JPH1115371 A JP H1115371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scroll
map data
map
request
scrolling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16907297A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyokazu Iwashita
輝代一 岩下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP16907297A priority Critical patent/JPH1115371A/ja
Publication of JPH1115371A publication Critical patent/JPH1115371A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクロールの要求に応じて効率よくスクロー
ル処理を行い、処理の負担を軽減する。 【解決手段】 表示画面中心位置が×のときには、
(a)に示すように、4枚の地図データM1,M2,M
4,M5をVRAMに展開しておく。車両位置を中心と
するスクロール表示では、(b)に示すように、表示画
面中心位置が右側の×の位置まで移動するとき、展開
する地図データを半分だけ左側によせる。地図データM
1,M2は右半分だけ残し、地図データM7,M8の左
半分を追加する。表示画面中心位置が再び×に戻って
も、スクロール可能領域内であり、地図更新は不要とな
る。スクロール要求がジョイスティックなどによって行
われるときには、(c)に示すように、左側を除去し、
右側に地図データM7,M8を展開する。右方向へのス
クロールが、さらに境界に達するまで余裕が生じ、高速
スクロールに対応することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーションシ
ステムや電子地図表示システムなどの地図スクロール機
能を備える地図表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両に搭載されるナビゲーシ
ョンシステムなどの地図表示装置では、ナビゲーション
システムを搭載する車両の現在位置を中心とする道路地
図表示が行われる。車両が移動すると、車両の自車位置
を中心に道路地図の表示が変化するスクロールが行われ
る。ナビゲーションシステムでは、車両の現在位置を中
心とする道路表示とは別に、ジョイスティックなどの入
力装置の操作に応じてスクロールを行い、ユーザに道路
情報などの探索の便宜を図る機能も提供される。
【0003】地図をスムーズにスクロールさせるために
は、少なくとも表示画面以上の大きさの地図データを、
予めランダムアクセスメモリなどによって実現されるビ
デオメモリ(以下、「VRAM」と略称する)上に展開
しておく必要がある。スクロールによって、VRAMに
すでに展開している地図データがなくなれば、次に必要
な地図データを展開し直し、これの繰返しでスクロール
を実現する。地図データは、一般にCD−ROMなどの
記録媒体に予め記録されており、その読出しとVRAM
の展開にはかなりの処理時間を要する。スクロールをス
ムーズに行うためには、スクロール動作中の空き時間に
次に必要な地図データをCD−RAMなどから先読み
し、表示画面以外のVRAMエリアに先に描画する処理
を行えば、高速なスクロールを実現することができる。
スクロールに関連する先行技術は、たとえば特開平6−
110998、特開平8−75480、特開平8−31
4373などに開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ナビゲーションシステ
ムなどにおける地図スクロール方法は、要求の違いによ
って次のように分けられる。 自車位置の移動に応じて表示画面を更新するスクロー
ル方法。 ユーザのジョイスティック等の入力装置の操作に応じ
て、表示画面を更新するスクロール方法。
【0005】前述の先行技術では、スクロール制御にお
いて上述のおよびに対する区別は行っていない。し
かしながら、およびは、同じスクロールでもその動
作の特性が次の表1に示すように異なる。
【0006】
【表1】
【0007】車両の自車位置は、たとえばGPSなどを
用いて検出するけれども、誤差が生じ得る。またマップ
マッチングなどを行っている際に、マッチングの対象と
なる道路が変わることもあり得る。そのため車両の自車
位置はかなりふらつく場合がある。したがって、地図の
更新を行うか否かの判定境界付近に達すると、頻繁に地
図の書直しが必要となり、地図表示処理の負担が大きく
なる。に示すようなジョイスティックの操作に応じる
スクロールでは、ふらつきはなく、ユーザの入力は実際
の車両の移動に比較して速い更新速度を要求される。す
なわち、地図更新判定境界付近での頻繁な書直しをしな
いことが要求されるのスクロール方法と、高速スクロ
ールが要求されるのスクロール方法とを、同じように
制御すると、両者を効率よく処理することができなくな
る。
【0008】本発明の目的は、スクロールの要求に応じ
て、スクロールの準備方法を切換え、無駄な処理をなく
してスムーズなスクロール処理を行うことができる地図
表示装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、地図画像とし
て画面表示する領域より大きな領域の地図データを記憶
媒体から読出してメモリに展開しておき、スクロール要
求に従って、画面表示する地図画像を動かすスクロール
機能を備える地図表示装置において、スクロール要求の
内容を判別するスクロール内容判別手段と、スクロール
内容判別手段の判別結果に従って、スクロールの準備動
作を切換えるスクロール準備切換手段とを含むことを特
徴とする地図表示装置である。
【0010】本発明に従えば、スクロール内容判別手段
によって判別されるスクロール要求の内容に従って、ス
クロール準備切換手段がスクロールの準備動作を切換え
るので、スクロール要求の内容に応じて効率的なスクロ
ールの準備を行い、無駄な処理をなくしてスムーズなス
クロールを実行することができる。
【0011】また本発明で、前記スクロール内容判別手
段は、車両の移動によるスクロール要求と、入力操作に
よるスクロール要求とを判別することを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、スクロール要求の内容と
して、車両の移動によるものと、入力操作によるものと
を判別するので、ナビゲーションシステムなどでの車両
の自車位置を中心とするスクロールと、ジョイスティッ
クなどの操作に応じるスクロールとに応じて、スクロー
ルの準備を切換えることができる。
【0013】また本発明で、前記スクロール準備切換手
段は、スクロール要求の判別結果に従って、記憶媒体か
ら読出す地図データのメモリへの展開方法を切換えるこ
とを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、記憶媒体から読出す地図
データのメモリへの展開方法をスクロール要求の内容に
従って切換えるので、たとえば頻繁な書直しをしないこ
とが要求される場合には展開方法を狭い範囲に止め、高
速スクロールが要求される場合には展開範囲を大きくす
るなどの切換えを行い、スムーズなスクロールを行うこ
とができる。
【0015】また本発明で、前記スクロール準備切換手
段は、スクロール要求の判別結果に従って、スクロール
動作中の空き時間に行う地図データの先読みの実行タイ
ミングを切換えることを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、スクロール動作の空き時
間に行う地図データの先読みを実行するタイミングを、
スクロール要求の内容に応じて切換えるので、高速なス
クロールが必要なときには早めのタイミングで先読みを
行い、頻繁な書直しをしないことが要求されるときには
先読みを実行するタイミングを遅らせて先読みの必要性
が増大してから先読みを行うようにして、スムーズなス
クロールを行うことができる。
【0017】また本発明で、前記スクロール準備切換手
段は、スクロール要求の判別結果に従って、スクロール
動作中の空き時間に行う地図データの先読みの実行対象
となる地図データを切換えることを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、スクロール要求の内容に
従って、先読みの対象となる地図データを切換えるの
で、たとえば高速スクロールが要求されるときには少な
い地図データを対象とし、頻繁な書直しを抑制する必要
があるときには多くの地図データを先読みの対象とする
ことによって、スムーズなスクロールを実行することが
できる。
【0019】また本発明で、前記スクロール準備切換手
段は、スクロール要求の判別結果に従って、スクロール
動作中の空き時間に行う地図データの先展開を実行する
タイミングを切換えることを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、スクロール要求の内容に
従って、先展開を行うタイミングを切換えるので、たと
えば高速スクロールが要求されるときには先展開を行う
タイミングを速め、頻繁な書直しを抑制することが要求
されるときには先展開を行うタイミングを遅くして、ス
ムーズなスクロールを行うことができる。
【0021】また本発明で、前記スクロール内容判別手
段は、地図表示回転角度を判別し、前記スクロール準備
切換手段は、地図表示回転角度に従って、スクロール動
作中の空き時間に行う地図データの先展開を有効または
無効に切換えることを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、スクロール要求の内容と
して地図表示回転角度を判別し、地図表示回転角度に従
って、スクロール動作中の空き時間に行う地図データの
先展開を有効または無効とするように切換える。地図表
示回転角度が0でないと、スクロールに関連する地図デ
ータの量が多くなり、メモリの記憶容量が大きくなり、
記憶媒体から読出す地図データの量も多くなる。地図表
示回転角度が小さいときのみ地図データの先展開を有効
にすることによって、大きなメモリの領域を確保するこ
とができない場合であっても、最小限の先展開を行って
スムーズなスクロールを実行することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
基本的なハードウエアの電気的構成を示す。本実施形態
の地図表示装置は、車両に搭載するナビゲーションシス
テムとして動作する。ナビゲーションシステムとしての
各種機能は、処理装置1のプログラム動作によって実現
される。地図データなどの画像表示は、画像表示装置2
によって行われる。画像表示される地図データは、地図
記憶装置3に予め記憶されている地図データを選択的に
読出して用いる。ナビゲーションシステムを搭載する車
両の自車位置は、位置検出装置4によって検出される。
位置検出装置4は、インタフェース5を介して処理装置
1と接続される。ナビゲーションシステムにおける処理
装置1へのユーザの指示は、ジョイスティックやキーボ
ードなどを含む入力装置6を介して行われる。処理装置
1、画像表示装置2、地図記憶装置3、入力装置6およ
びインタフェース5を介する位置検出装置4は、システ
ムバス7を介して相互に接続される。
【0024】処理装置1内には、中央処理装置(以下、
「CPU」と略称する)10が含まれ、読出し専用メモ
リ(以下、「ROM」と略称する)11に予め格納され
ているプログラムに従ってナビゲーション装置としての
必要な動作を行う。読書き可能なメモリであるRAM1
2には、CPU10によって各種データが書込まれ、プ
ログラムの途中でワークエリアとして利用される。
【0025】画像表示装置2には、LCDと略称される
液晶表示装置や、CRTと略称される陰極線管などを含
む表示装置20が設けられ、表示装置20の表示データ
はVRAM21に予め展開され、表示装置20にはVR
AM21の記憶内容の一部が表示される。VRAM21
への書込みや読出しは、グラフィックコントローラ22
を介して行われる。VRAM21の記憶内容のうち、表
示装置20の画像表示に応じて位置を変更する動作は、
表示コントローラ23によって行われる。
【0026】地図データは、大容量の記憶媒体であるC
D−ROM30などに予め記憶されている。CD−RO
MをCD−ROMドライバ31に装着し、記憶内容を読
出してCD−ROMデコーダ32から地図データとして
取出すことができる。
【0027】位置検出装置4には、方位センサ40、角
速度センサ41、距離センサ42およびGPS43が含
まれる。方位センサ40は、たとえば地磁気を検出し、
車両の進行方向を検出することができる。角速度センサ
41は、車両の方向変換に伴う角速度を検出する。距離
センサ42は、車両の走行距離を検出する。方位センサ
40または角速度センサ41によって、車両の走行方向
の変化を検出し、距離センサ42によって、車両の走行
距離を検出すると、特定の位置を基準として、相対的な
車両位置を求めることができる。GPS43からは、地
球上での絶対的な車両位置を求めることができる。
【0028】図2は、図1の実施形態の処理装置1の動
作を示す。ステップa0から動作を開始し、ステップa
1では、の車両位置更新またはのジョイスティック
操作によるスクロール要求が受信される。ステップa2
では、スクロール要求の内容を設定する。ステップa3
では、スクロール要求の内容に従って、スクロール更新
位置を算出する。ステップa4では、スクロール更新位
置がスクロール限界に達しているか否かを判断する。ス
クロール限界に達していれば、ステップa5で、地図デ
ータの先展開が行われているか否かを判断する。先展開
が行われていれば、ステップa6で直ちに画面切換えを
行う。
【0029】ステップa4で、スクロール更新位置がス
クロール限界に達していないと判断されるときには、ス
テップa2のスクロール要求設定に基づいてステップa
7で先読み地図データの算出を行う。次にステップa8
で、算出されたデータに従って地図データの先読みを行
う。次にステップa9で、読込まれた地図データを先に
展開する地図先展開を行う。ステップa5で、先展開あ
りと判断されないときには、ステップa10で必要な地
図データの算出を行い、ステップa11では算出された
地図データに従って地図データの読取りを行う。次にス
テップa12で、読取られた地図データの展開を行う。
ステップa12が終了すると、ステップa6に移り、画
面切換えが行われる。ステップa6またはステップa9
の処理が終了すると、ステップa13で動作を終了す
る。
【0030】図3は、CD−ROM30に記憶される地
図データベースと表示中心位置との関係を示す。CD−
ROM30には、隣接する地図M1〜M12が所定のフ
ォーマットに従って記憶される。説明の便宜上、地図1
枚の大きさと画面表示される地図画像の大きさとは等し
いものとする。表示画面中心位置が×,×および×
のように遷移する場合に、VRAMに対する地図デー
タの展開方法を、スクロール要求の違いによって切換え
る。
【0031】図4は、図3の×から×へ表示画面中
心位置が遷移した場合に、地図データの展開方法が切換
えられる状態を示す。図4(a)に示すように、表示画
面中心位置が×のときには、M1,M2,M4および
M5の4枚の地図データがVRAM21に展開される。
表示画面中心位置が×に移動するときには、車両位置
を中心とするスクロール要求では、地図データM1お
よびM2の右半分を残し、地図データM7およびM8の
左半分を追加し、地図データM4およびM5は左に移動
させる。車両位置のふらつきによって、表示画面中心位
置が×から×に戻っても、スクロール可能領域内で
あるために地図を更新しなくてもよい。スクロール要求
がジョイスティックに基づくの場合には、図4(c)
に示すように、地図データM4およびM5を左側に移
し、右側には地図データM7およびM8を展開する。こ
の場合、右方向へのスクロールであり、右方向への境界
に達するまで余裕ができ、高速スクロールに対応するこ
とができる。
【0032】図5は、本発明の実施の他の形態として、
図1のRAM12に9枚の地図データM1〜M9がCD
−ROM30から予め読出されている場合に、スクロー
ル要求に従って先読み実行タイミングを切換えたり、先
読み対象の地図データを切換える状態を示す。図5
(a)は、図3に示す×の表示画面中心で9枚の地図
データを読取っている状態を示す。スクロール要求で
は、図5(b)に示すように、図3の×の位置まで表
示画面中心位置が移動したタイミングで、右側の地図デ
ータM10,M11,M12を先読みし、左側の地図デ
ータM1,M2,M3は削除する。スクロール要求で
は、図5(c)に示すように、表示画面中心位置が×
に移動したタイミングで、右側の地図データのうちM1
0,M12を先読みする。左側の地図データM1,M
2,M3は削除する。このように、スクロール可能領域
を超えた段階で、その次の地図データを先読みするタイ
ミングを、スクロール要求に応じて切換え、車両位置に
応じるスクロール要求ではタイミングを遅らせて多く
の地図データを先読みの対象とする。ジョイスティック
操作などに応じたスクロール要求では、先読みのタイ
ミングを速め、先読みの対象となる地図データの範囲を
絞る。
【0033】図6は、本発明の実施のさらに他の形態と
して、図3の画面表示中心位置が×から右方向に移動
する場合に、スクロール要求の違いによって地図データ
を先に展開するタイミングを切換える状態を示す。図6
(a)は、表示画面中心位置が×にあり、4枚の地図
データM1,M2,M4,M5が図1のVRAM21に
展開されている状態を示す。図6(b)は、スクロール
要求に従って、表示画面中心位置が×に移動するタ
イミングで、表示中のVRAM21の領域とは異なる領
域である裏VRAMに次の地図を先に展開している状態
を示す。図6(c)は、スクロール要求として、ジョ
イスティックなどの操作が「右スクロール」を要求して
いると検知したタイミングで、裏VRAMに次の地図を
先に展開する状態を示す。裏VRAMが利用可能な場合
には、現在表示中のVRAM21の表示内容には影響が
生じないので、速めに次の地図データを展開し、スムー
ズなスクロールを行うことができる。
【0034】図7は、図6の実施形態とは別個となり、
VRAM21に表と裏との2エリアを確保することがで
きないようなハードウエア構成の場合に、地図表示回転
角度によって先描画の実行を有効/無効に切換える場合
の動作を示す。ステップb0から動作を開始し、ステッ
プb1では、表示画面中心位置がスクロール限界に達し
ているか否かを判断する。達していると判断されるとき
には、ステップb2で地図データの先展開がなされてい
るか否かを判断する。先展開がなされていれば、ステッ
プb3で画面を切換えてスクロールを完了する。ステッ
プb1で、スクロール限界に達していないと判断される
ときには、ステップb4で先読み地図データを算出し、
ステップb5で地図データの先読みを行う。ステップb
6では、先読み地図データを地図表示回転角により先展
開するか否かを判断する。地図表示回転角=0のときに
は、ステップb7で地図データの先展開を行う。地図表
示回転角が0ではないときには、ステップb7の先展開
は行わない。ステップb2で、先展開がないと判断され
るときには、ステップb8で必要な地図データを算出
し、ステップb9で先読みが行われているか否かを判断
する。先読みが行われていないときには、ステップb1
0で地図データの読取りを行う。ステップb10で地図
データの読取りが行われた後、またはステップb9で先
読みがすでに行われているときには、ステップb11で
地図データの展開を行い、ステップb3で画面の切換え
を行う。ステップb3の画面切換えが行われた後、また
はステップb6で地図表示回転角が0でないと判断され
るとき、またはステップb7で地図先展開が行われた後
は、ステップb12で処理を終了する。
【0035】図8は、地図表示回転角度によって地図の
必要枚数が異なる状態を示す。図8(a)は、回転角度
が0の場合で、最大4枚の地図があればよい。地図表示
回転角度が0以外の場合は、図8(b)に示すように最
大9枚の地図が必要となる。図7のステップb6は、先
展開実行判定手段として動作し、回転角度による先展開
の実行を有効/無効に切換える。これによって、地図4
枚×2エリア分のVRAM21しか確保することができ
なくても、最小限の先展開を実行し、高速なスクロール
に対応させることができる。
【0036】以上のように本発明を適用すると、地図ス
クロールの要求に応じて効率よくスクロール処理を行う
ことができ、CPU10等の処理装置1の負荷を軽減す
ることができる。またVRAM21のメモリ容量が、表
と裏との2エリアを充分確保することができないような
ハードウエア構成である場合でも、地図回転表示を行わ
ない場合には地図データの先描画を実行し、スクロール
速度を高速化することができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スクロー
ル要求の内容に応じてスクロール準備を切換えるので、
無駄な処理をなくして効率的なスクロール準備を行い、
スムーズなスクロールを実行することができる。
【0038】また本発明によれば、スクロール要求を、
道路上を移動する車両位置を中心として行うか、入力装
置に連続的に与えられる位置を中心として行うかでスク
ロール準備を切換え、スクロール要求に応じて適切なス
クロール準備を行うことができる。たとえば車両位置を
中心とするスクロールでは、車両位置が比較的不安定と
なるので、スクロール準備の切換え位置付近では頻繁な
準備の切換えが行われる可能性があるけれども、スクロ
ール要求に応じて切換えることによって、頻繁な切換え
を抑制することができる。またジョイスティックなどに
よるユーザの操作に応じてスクロールを行うときには、
高速でスクロール準備を行い、スムーズなスクロールを
実現することができる。
【0039】また本発明によれば、スクロール動作をス
ムーズに行うための地図データのメモリへの展開方法
を、スクロール内容に応じて切換えるので、スクロール
内容に応じて適切に展開方法を切換えることができる。
【0040】また本発明によれば、スクロール動作中の
空き時間に行う地図データの先読みを実行するタイミン
グを、スクロール要求の内容に応じて適切に切換えるこ
とができ、スムーズなスクロールを実行させることがで
きる。
【0041】また本発明によれば、スクロール動作中の
空き時間に行う先読みの対象となる地図データを、スク
ロール要求の内容に応じて切換えるので、動作速度の要
求などに応じて適切な地図データの範囲を切換え、スム
ーズなスクロールを実現することができる。
【0042】また本発明によれば、スクロール動作中の
空き時間に行う地図データの先展開を実行するタイミン
グをスクロール要求に応じて切換えるので、高速スクロ
ールが要求されるときには前もって次の道路地図データ
の展開を行うことができ、スムーズなスクロールを実行
することができる。
【0043】また本発明によれば、地図表示回転角度に
応じて、地図データの先展開を有効または無効に切換え
るので、充分なメモリの記憶領域を確保することができ
ないときには、地図表示回転角度に伴う先展開を無効と
し、スクロール速度の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の概略的な電気的構成を
示すブロック図である。
【図2】図1の実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】地図データと表示画面との関係を示す図であ
る。
【図4】図3で、スクロール要求の内容に応じて地図の
展開方法を切換える状態を示す図である。
【図5】図1の実施形態で、スクロール要求の内容に応
じて、先読み実行タイミングおよび先読み対象の地図デ
ータを切換える状態を示す図である。
【図6】スクロール要求の内容に応じて先展開の実行タ
イミングを切換える状態を示す図である。
【図7】図1の実施形態で、地図表示回転角度の先展開
を行うか否かを切換える動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】地図表示回転角度を変える際に影響する地図デ
ータの範囲を示す図である。
【符号の説明】
1 処理装置 2 画像表示装置 3 地図記憶装置 4 位置検出装置 6 入力装置 10 CPU 11 ROM 12 RAM 20 表示装置 21 VRAM 30 CD−ROM 43 GPS
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/36 510 G09G 5/36 510B H04N 5/445 H04N 5/445 Z // G06T 1/00 G06F 15/62 335

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図画像として画面表示する領域より大
    きな領域の地図データを記憶媒体から読出してメモリに
    展開しておき、スクロール要求に従って、画面表示する
    地図画像を動かすスクロール機能を備える地図表示装置
    において、 スクロール要求の内容を判別するスクロール内容判別手
    段と、 スクロール内容判別手段の判別結果に従って、スクロー
    ルの準備動作を切換えるスクロール準備切換手段とを含
    むことを特徴とする地図表示装置。
  2. 【請求項2】 前記スクロール内容判別手段は、 車両の移動によるスクロール要求と、 入力操作によるスクロール要求とを判別することを特徴
    とする請求項1記載の地図表示装置。
  3. 【請求項3】 前記スクロール準備切換手段は、スクロ
    ール要求の判別結果に従って、記憶媒体から読出す地図
    データのメモリへの展開方法を切換えることを特徴とす
    る請求項1または2記載の地図表示装置。
  4. 【請求項4】 前記スクロール準備切換手段は、スクロ
    ール要求の判別結果に従って、スクロール動作中の空き
    時間に行う地図データの先読みの実行タイミングを切換
    えることを特徴とする請求項1または2記載の地図表示
    装置。
  5. 【請求項5】 前記スクロール準備切換手段は、スクロ
    ール要求の判別結果に従って、スクロール動作中の空き
    時間に行う地図データの先読みの実行対象となる地図デ
    ータを切換えることを特徴とする請求項1または2記載
    の地図表示装置。
  6. 【請求項6】 前記スクロール準備切換手段は、スクロ
    ール要求の判別結果に従って、スクロール動作中の空き
    時間に行う地図データの先展開を実行するタイミングを
    切換えることを特徴とする請求項1または2記載の地図
    表示装置。
  7. 【請求項7】 前記スクロール内容判別手段は、地図表
    示回転角度を判別し、前記スクロール準備切換手段は、
    地図表示回転角度に従って、スクロール動作中の空き時
    間に行う地図データの先展開を有効または無効に切換え
    ることを特徴とする請求項1記載の地図表示装置。
JP16907297A 1997-06-25 1997-06-25 地図表示装置 Pending JPH1115371A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16907297A JPH1115371A (ja) 1997-06-25 1997-06-25 地図表示装置

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