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JPH1059088A - ドアハーネスのプロテクタ構造 - Google Patents

ドアハーネスのプロテクタ構造

Info

Publication number
JPH1059088A
JPH1059088A JP8225436A JP22543696A JPH1059088A JP H1059088 A JPH1059088 A JP H1059088A JP 8225436 A JP8225436 A JP 8225436A JP 22543696 A JP22543696 A JP 22543696A JP H1059088 A JPH1059088 A JP H1059088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protector
door
harness
harness protector
inner panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP8225436A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyoshi Serizawa
泰義 芹澤
Noboru Yamaguchi
昇 山口
Takeaki Matsunaga
剛秋 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP8225436A priority Critical patent/JPH1059088A/ja
Publication of JPH1059088A publication Critical patent/JPH1059088A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

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  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両ボディ本体側とドア側とを繋ぐハーネス
プロテクタの見栄えを向上させ、且つプロテクタ収容部
の薄型化を図る。 【解決手段】 ドア12にハーネスプロテクタ25の一
方をスライド自在に係合させ、プロテクタの他方をボデ
ィ本体5にコネクタ接続して成るドアハーネスのプロテ
クタ構造で、ドア開状態でのドアインナパネル前端3b
からコネクタ接続部30までの範囲で、プロテクタ25
が室外側に湾曲している。プロテクタの湾曲部がプロテ
クタの真直部に接線的に続いていたり、あるいはプロテ
クタ25の湾曲部26がプロテクタの真直部27よりも
外側に突出していてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両ボディ本体側
とドア側とを繋ぐハーネスプロテクタの見栄えを向上さ
せ、且つプロテクタ収容部の薄型化を図ったドアハーネ
スのプロテクタ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6〜図7は特開昭58−113566
号公報に記載された従来のドアハーネスのプロテクタ構
造の取付状態を示すものである。この構造は、ハーネス
プロテクタ35を合成ゴムを材料として筒状に形成し、
プロテクタ内部に芯材36を入れてプロテクタ35のド
ア側部分を剛性化し、芯部以外の部分で屈曲可能とした
ものである。
【0003】そして、ドアパネル37と車両ボディ本体
38とにそれぞれ貫通孔39,40を設け、プロテクタ
35に通したワイヤハーネス41を各貫通孔39,40
に挿通し、該プロテクタ35の一方をクランプ42で車
両ボディ本体38に固定し、プロテクタ35の他方を非
固定のままドアパネル37に沿って位置させている。
【0004】図7の如くヒンジ43を中心にドア44を
開いた際に、プロテクタ35が貫通孔39をスライドす
ると共に、中間部から「く」の字状に屈曲してドア44
に追従する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のドアハーネスのプロテクタ構造にあっては、プロテ
クタ35をドアパネル37及び車両ボディ本体38の貫
通孔39,40を通して組み付けなければならないため
に、作業性が悪いという問題があった。またドア44を
開いた際に、図7の如くプロテクタ35が「く」の字状
に屈曲して車室側に突出するために、見栄えが悪いとい
う問題があった。
【0006】本発明は、上記した点に鑑み、簡単に組み
付けができることは勿論のこと、特に、車室側から目立
たずに見栄えのよいドアハーネスのプロテクタ構造を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ドアにハーネスプロテクタの一方をスラ
イド自在に係合させ、該ハーネスプロテクタの他方をボ
ディ本体にコネクタ接続して成るドアハーネスのプロテ
クタ構造において、ドア開状態でのドアインナパネル前
端からコネクタ接続部までの範囲で、該ハーネスプロテ
クタが室外側に湾曲していることを特徴とする。前記ハ
ーネスプロテクタの湾曲部が該ハーネスプロテクタの真
直部に接線的に続いていてもよい。あるいは、前記ハー
ネスプロテクタ25の湾曲部26が該ハーネスプロテク
タの真直部27よりも外側に突出していてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に発明の実施の形態の具体例
を詳細に説明する。図1は本発明に係るドアハーネスの
プロテクタ構造を用いた自動車ドアを示し、図2〜図3
はドアハーネスのプロテクタ構造の第一実施例を示すも
のである。
【0009】図1の如くドア側のワイヤハーネス1を挿
通したハーネスプロテクタ2はドアインナパネル3の表
面にスライド自在に設けられている。該ハーネスプロテ
クタ2は合成樹脂で略矩形筒状に形成されている。図2
の如く該プロテクタ2の前端にはコネクタ4が一体に設
けられ、該コネクタ4が車両ボディ本体5側のワイヤハ
ーネス23のコネクタ6に接続されている。車両ボディ
本体側のコネクタ6は図1の如く矢印イ方向に回動自在
である。
【0010】両コネクタ4,6はドアヒンジ7より内側
のウェザストリップ8,9のさらに内側に位置し、ウェ
ザストリップ8,9とドアインナパネル表面の防水シー
ト10とで防水される。ドアインナパネル3には水平方
向にスライドガイド11が設けられており、プロテクタ
2の後端はスライドガイド11にスライド自在に係合し
ている。プロテクタ2から導出されたワイヤハーネス1
はドアインナパネル3に沿って揺動自在に支持されてい
る。なおドア12はドアインナパネル3とドアアウタパ
ネル13とドアトリム14とで構成される。
【0011】本発明におけるハーネスプロテクタ2は、
図2,図3にも示す如く室外側(ドアヒンジ7側ないし
ドアインナパネル3側)に円弧状に湾曲していることを
特徴とする。すなわち、プロテクタ2はドア開閉時の軌
跡とは相反する軌跡の曲げアールを有し、車室側(イン
ストルメントパネル15側)にその湾曲中心点O1 が位
置している。
【0012】図2のドア全開状態において、プロテクタ
2の湾曲部16は、ドアインナパネル3の表面(ドアト
リム取付面3a)とドアインナパネル3の前端面3bと
のなす交点Aをプロテクタ2のスライドライン(スライ
ド軌跡)Lまでオフセットした点A1 からプロテクタ前
端方のコネクタ接続部18にかけて、正確には車両ボデ
ィ本体5側のコネクタ6の回動中心Bにかけて形成され
ている。
【0013】プロテクタ2の湾曲中心点O1 はオフセッ
ト点A1 からスライドラインLに対して直角に垂下させ
た位置にあり、湾曲半径(曲率半径)はR1 である。湾
曲半径R1 は、オフセット点A1 とコネクタ回動中心B
を通り、且つスライドラインLに接する円の中心点O1
までの距離である。
【0014】プロテクタ2はオフセット点A1 からプロ
テクタ後端にかけては真直に形成されている。この真直
部17は図2のドア開状態においてドアインナパネル表
面3aに近接して平行に位置する。ハーネスプロテクタ
2の湾曲部16の中心線L1はハーネスプロテクタ2の
スライドラインL、すなわちプロテクタ2の真直部17
の中心線(L)に接線で続いている。すなわち湾曲部1
6は真直部17に接線的に続いている。
【0015】プロテクタ2の真直部17の後端方におい
て水平壁(上下壁)17aの中心線上にスライド突起1
9が設けられ、該スライド突起19がスライドガイド2
0の長手方向のガイド孔(長孔)21に係合している。
ガイド孔21はドアインナパネル表面3aと平行に形成
されている。図2においてスライド突起19はガイド孔
21の前端(スライド終点)21aに位置する。スライ
ドガイド20は、図1にも示す如くドアトリム14に膨
出形成されたプロテクタ収容部22内に配置されてい
る。なお、スライドラインLはプロテクタ2の設定幅に
応じて設定される。
【0016】図2のドア開状態においてプロテクタ2の
湾曲部16がドアヒンジ支点7a側に近づくから、車室
側からプロテクタ2が目立たず、見栄えが良い。
【0017】図3のドア閉状態においてプロテクタ2は
スライドガイド20に沿って収容部22内に収容され
る。スライド突起19はガイド孔21の後端(スライド
始点)21aに位置する。プロテクタ2がドアインナパ
ネル3側に湾曲して収容されるから、プロテクタ収容部
22の厚みを薄く設定できる。図2〜図3で8,9はウ
ェザストリップ、23は車両ボディ本体側ワイヤハーネ
スを示す。
【0018】なお、スライドガイド20をドアトリム1
4に設け、プロテクタ2をドアトリム14に沿ってスラ
イド自在とした構造においても本発明を適用可能であ
る。プロテクタの組付構造等については別件で提案済で
ある。
【0019】図4〜図5は本発明に係るドアハーネスの
プロテクタ構造の第二実施例を示すものである。このハ
ーネスプロテクタ25は、前例の湾曲部16(図2)を
さらに大きくドアヒンジ7側ないしドアインナパネル3
側に湾曲させたものである。
【0020】すなわち、図4のドア全開状態において、
ドアインナパネル3の表面3aと前端面3bとの交点A
をスライドガイド20のプロテクタスライドラインLに
オフセットした点A1 からコネクタ接続部30、正確に
は車両ボディ本体5側のコネクタ6の回動中心Bにかけ
て、プロテクタ25がドアヒンジ7側に大きく湾曲して
いる。この湾曲部26の中心線L3 はスライドラインL
の延長線すなわち真直部27の中心線の延長線L′より
も室外側に突出している。すなわち湾曲部26は真直部
27よりも外側に突出している。該湾曲部26の湾曲中
心点O2 は例えばオフセット点A1 とコネクタ回動中心
Bとから直角に垂下させた線の交点にある。
【0021】該湾曲部26の湾曲半径は次のように規定
される。すなわち図5のドア閉状態において図4のプロ
テクタスライドラインLをスライド始点のスライド突起
19を中心にドア閉時位置まで回転したライン、すなわ
ちプロテクタ25の真直部27の中心線をL2 とし、コ
ネクタ回動中心Bを中心とする円とラインL2 との交点
をA2 点とし、コネクタ回動中心Bと交点A2 を通り、
且つドア閉時(図5)のプロテクタスライドラインLに
接する円の中心点O2 までの距離を湾曲半径R 2 とす
る。
【0022】図4のドア開状態においてプロテクタ25
の後半の真直部27はドアインナパネル3と平行に位置
している。該真直部27は図5のドア閉時にドアインナ
パネル3に対してやや傾斜し、真直部27の先端方(湾
曲部26との境28)がドアインナパネル3からやや離
間して位置する。そしてプロテクタ25の前半の湾曲部
26が真直部27の先端方28よりもドアインナパネル
3に近接して位置する。この際、湾曲部26の中心線
(半径R2 で描かれる円弧)L3 はスライドガイド20
のガイド孔21の中心線すなわちスライドラインLに接
している。
【0023】なお、図4,図5でプロテクタ25を除く
ドアインナパネル3や車両ボディ本体5、インストルメ
ントパネル15、及びスライドガイド20等の構造は第
一実施例と同様である。
【0024】図4のドア開時においてプロテクタ25の
湾曲部26がドア12と車両ボディ本体5との間の略三
角形状の空間29内に進入して位置し、車室側から大き
く遠ざかるから、第一実施例よりもプロテクタ25が一
層目立たなくなる。また、図5のドア閉時においてプロ
テクタ25の湾曲部26がドアインナパネル3に近接し
て位置するから、ドアトリム14のプロテクタ収容部2
2の厚みを第一実施例よりも一層薄くすることができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上の如くに、本発明によれば、ハーネ
スプロテクタが室外側に湾曲しているから、ドア開時に
ハーネスプロテクタが少なくともドアインナパネルの表
面に沿った線上に位置し、あるいはドアインナパネルよ
りもさらに奥まって位置し、それによりハーネスプロテ
クタが車室側から目立たなくなり、見栄えが向上する。
また、ハーネスプロテクタが車室側に突出しないから、
ドアトリムに形成するプロテクタ収容部を薄型化するこ
とができ、ドアトリムがスマート化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドアハーネスのプロテクタ構造を
適用した自動車ドアを示す分解斜視図である。
【図2】ドアハーネスのプロテクタ構造の第一実施例を
示すドア開状態の平面図である。
【図3】同じく第一実施例を示すドア閉状態の平面図で
ある。
【図4】ドアハーネスのプロテクタ構造の第二実施例を
示すドア開状態の平面図である。
【図5】同じく第二実施例を示すドア閉状態の平面図で
ある。
【図6】従来例を示すドア閉状態の平面図である。
【図7】同じく従来例を示すドア開状態の平面図であ
る。
【符号の説明】
2,25 ハーネスプロテクタ 3 ドアインナパネル 3b 前端面 5 車両ボディ本体 16,26 湾曲部 17,27 真直部 18,30 コネクタ接続部 22 プロテクタ収容部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアにハーネスプロテクタの一方をスラ
    イド自在に係合させ、該ハーネスプロテクタの他方をボ
    ディ本体にコネクタ接続して成るドアハーネスのプロテ
    クタ構造において、ドア開状態でのドアインナパネル前
    端からコネクタ接続部までの範囲で、該ハーネスプロテ
    クタが室外側に湾曲していることを特徴とするドアハー
    ネスのプロテクタ構造。
  2. 【請求項2】 前記ハーネスプロテクタの湾曲部が該ハ
    ーネスプロテクタの真直部に接線的に続いていることを
    特徴とする請求項1記載のドアハーネスのプロテクタ構
    造。
  3. 【請求項3】 前記ハーネスプロテクタの湾曲部が該ハ
    ーネスプロテクタの真直部よりも外側に突出しているこ
    とを特徴とする請求項1記載のドアハーネスのプロテク
    タ構造。
JP8225436A 1996-08-27 1996-08-27 ドアハーネスのプロテクタ構造 Abandoned JPH1059088A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8225436A JPH1059088A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 ドアハーネスのプロテクタ構造

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JP8225436A JPH1059088A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 ドアハーネスのプロテクタ構造

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JPH1059088A true JPH1059088A (ja) 1998-03-03

Family

ID=16829344

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JP8225436A Abandoned JPH1059088A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 ドアハーネスのプロテクタ構造

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JP (1) JPH1059088A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009196498A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネス用プロテクタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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