JP3698456B2 - 自動車用ドアチェッカー - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車用ドアチェッカーの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車用ドアチェッカーは、図3(A)に示すように、チェックプレート1の一端部がピン2で車体3のブラケット4に枢着され、他端側がドア5内にビス6で取り付けたガイド部材7を貫通して、該ガイド部材7に収容した一対のガイドで上下方向に弾性支持されている。
【0003】
上記チェックプレート1には、ドア5の半開位置Fの前後にわたって長さ方向に伸長する凸条部1a,1aがそれぞれ形成され、該各凸条1a,1aの間の半開位置Fには、上記ガイド部材7の一対のガイドに嵌まり込んでドア5を半開位置Fに保持する節度用凹部1bが形成されている。また、上記チェックプレート1の他端部には、上記ガイド部材7に当接してドア5を全開位置Gに保持するストッパー部10が設けられている。
【0004】
図3(B)に示すように、上記チェックプレート1は、金属製の芯材1cを合成樹脂材1dで被覆して構成されている。また、上記ストッパー部10は、ストッパーラバー11とストッパープレート12とストッパーピン13とで構成され、ストッパーピン13をチェックプレート1のピン穴1eにかしめて固定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ストッパー部10として、ストッパーラバー11とストッパープレート12とストッパーピン13等の多数の部品を必要とするから、材料費、加工費、組み付け費等が嵩んで、コストアップになると共に、加工工程、組み付け工程も必要となるので、生産性が悪いという問題があった。
【0006】
本発明は上記問題を解消するためになされたもので、低コスト化が実現でき、生産性も向上する自動車用ドアチエッカーを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1では、車体に一端部が枢着されたチェックプレートの他端部に、ドア全開時に、チェックプレートを挟持するガイド部材に当接するストッパー部が設けられた自動車用ドアチェッカーにおいて、
上記チェックプレートは、板状の芯材を合成樹脂材で被覆して構成され、該チェックプレートの他端部を被覆する合成樹脂材に、上記ストッパー部が上下方向に一体成形されていると共に、上記チェックプレートの他端部の合成樹脂材とストッパー部の後面との間に、少なくとも1つの補強リブが上下に一体成形されていることを特徴とする自動車用ドアチェッカーを提供するものである。
【0008】
上記芯材は、細幅長板を2枚重ねに折り返して形成されているものであれば、該芯材の他端部をそれぞれ上下方向に折り曲げて、各折り曲げ部を被覆する合成樹脂材に、上記ストッパー部を一体成形することができる(請求項2)。
【0009】
【作用】
本発明によれば、チェックプレートの板状の芯材の他端部を被覆する合成樹脂材にストッパー部を一体成形することにより、ストッパーラバー、ストッパープレート、ストッパーピン等の多数の部品が不要となるので、材料費、加工費、組み付け費等が安くなり、大幅にコストダウンできると共に、加工工程、組み付け工程も不要となるので、生産性が向上するようになる。
【0010】
また、合成樹脂材とストッパー部との間に少なくとも1つの補強リブを一体成形しているから、ストッパー部の強度がより高まって耐久性が向上する。
【0011】
さらに、芯材が細幅長板を2枚重ねに折り返して形成されるものであれば(請求項2)、芯材の他端部をそれぞれ上下方向に折り曲げた各折り曲げ部を被覆する合成樹脂材にストッパー部を一体成形すると、ストッパー部の強度が高まって耐久性が向上する。
【0012】
【実施例】
以下、本発明を図示の実施例により詳細に説明する。なお、図3の従来技術と同一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。図1及び図2(A)に示すように、第1実施例の自動車用ドアチエッカーのチェックプレート15は、金属製の厚手の板状の芯材15aを合成樹脂材15bで被覆して構成している。
【0013】
上記チェックプレート15の他端部には、外方に突出するストッパー部16が設けられ、該ストッパー部16は、上記芯材15aを被覆する合成樹脂材15bに一体成形されている。即ち、合成樹脂材15bに芯材15aをインサートモールドするときに、合成樹脂材15bの外面を成形する金型17[図2(A)の二点鎖線参照]に、ストッパー部16に対応する成形凹部17aを形成しておけば、合成樹脂材15bによる芯材15aの被覆成形と同時にストッパー部16も成形されるようになる。
【0014】
上記ストッパー部16の後面16aと合成樹脂材15bの表裏の広幅面15c,15cとの間には、三角形状の補強リブ15d,…,15dを一体成形している。
【0015】
また、上記ストッパー部16の前面16bには、従来のストッパーラバーと同様に、衝撃を吸収するためのひれ状のクッション部15fを前後方向に撓み可能に一体成形している。該クッション部15fは、前面16bの全周に設けてもよく、前面16bの適所のみに設けてもよい。
【0016】
上記構成であれば、チェックプレート15を被覆する合成樹脂材15bにストッパー部16を一体成形できるから、従来のようなストッパーラバー等の多数の部品が一切不要となる。したがって、不要となる部品の材料費、加工費、組み付け費が安くなるので、大幅にコストダウンできると共に、加工工程、組み付け工程も不要となるので、生産性が向上するようになる。
【0017】
上記ストッパー部16、補強リブ15d及びクッション部15fは、既存のインサートモールド用金型17を僅かに改造するだけで合成樹脂材15bに一体成形できるから、ほとんどコストアップにならない。また、上記ストッパー部16に補強リブ15dを一体成形することにより、ストッパー部16の強度が高まって、耐久性が向上するようになる。
【0018】
上記実施例は、合成樹脂材15bに金属製の芯材15aをインサートモールドしたものであったが、図2(B)に示す参考例のように、硬質の合成樹脂材15bのみのチェックプレート15であってもよい。この構成であれば、芯材15aが不要になるので、よりコストダウンできるようになる。
【0019】
また、図2(C)に示す第2実施例のように、芯材15aが薄手の細幅長板を2枚重ねに折り返したものであれば、芯材15aの他端部をそれぞれ上下方向に折り曲げて、各折り曲げ部15e,15eを合成樹脂材15bで被覆したストッパー部16としてもよい。この構成であれば、上記補強リブ15dと相俟って、ストッパー部16の強度がより高まるようになる。
【0020】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明の自動車用ドアチェッカーは、チェックプレートの板状の芯材の他端部を被覆する合成樹脂材にストッパー部を一体成形したものであるから、従来のようなストッパーラバー、ストッパープレート、ストッパーピン等の多数の部品が不要となるので、材料費、加工費、組み付け費等が安くなり、大幅にコストダウンできると共に、加工工程、組み付け工程も不要となるので、生産性が向上するようになる。
【0021】
また、合成樹脂材とストッパー部との間に少なくとも1つの補強リブを一体成形したから、ストッパー部の強度が高まって耐久性がより向上するようになる。
【0022】
さらに、芯材が細幅長板を2枚重ねに折り返して形成されるものであれば(請求項2)、芯材の他端部をそれぞれ上下方向に折り曲げた各折り曲げ部を被覆する合成樹脂材にストッパー部を一体成形すると、ストッパー部の強度が高まって耐久性が向上するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のチェックプレートのストッパー部の斜視図である。
【図2】 (A)(C)は、それぞれストッパー部の実施例の断面図、(B)はストッパー部の参考例の断面図である。
【図3】 (A)は従来のチェックプレートの平面図、(B)はストッパー部の断面図である。
【符号の説明】
3 車体
7 ガイド部材
15 チェックプレート
15a 芯材
15b 合成樹脂材
15d 補強リブ
15e 折り曲げ部
16 ストッパー部
Claims (2)
- 車体に一端部が枢着されたチェックプレートの他端部に、ドア全開時に、チェックプレートを挟持するガイド部材に当接するストッパー部が設けられた自動車用ドアチェッカーにおいて、
上記チェックプレートは、板状の芯材を合成樹脂材で被覆して構成され、該チェックプレートの他端部を被覆する合成樹脂材に、上記ストッパー部が上下方向に一体成形されていると共に、上記チェックプレートの他端部の合成樹脂材とストッパー部の後面との間に、少なくとも1つの補強リブが上下に一体成形されていることを特徴とする自動車用ドアチェッカー。 - 上記芯材は、細幅長板を2枚重ねに折り返して形成されていて、該芯材の他端部がそれぞれ上下方向に折り曲げられ、各折り曲げ部を被覆する合成樹脂材に、上記ストッパー部が一体成形されている請求項1に記載の自動車用ドアチェッカー。
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JP09039695A JP3698456B2 (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 自動車用ドアチェッカー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP09039695A JP3698456B2 (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 自動車用ドアチェッカー |
Publications (2)
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JPH08260796A JPH08260796A (ja) | 1996-10-08 |
JP3698456B2 true JP3698456B2 (ja) | 2005-09-21 |
Family
ID=13997430
Family Applications (1)
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JP09039695A Expired - Lifetime JP3698456B2 (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 自動車用ドアチェッカー |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3698456B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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-
1995
- 1995-03-23 JP JP09039695A patent/JP3698456B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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