JPH11195881A - 樹脂製ケース - Google Patents
樹脂製ケースInfo
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- JPH11195881A JPH11195881A JP23298A JP23298A JPH11195881A JP H11195881 A JPH11195881 A JP H11195881A JP 23298 A JP23298 A JP 23298A JP 23298 A JP23298 A JP 23298A JP H11195881 A JPH11195881 A JP H11195881A
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
の部材の側壁に湾曲する歪みがあっても容部材と蓋部材
との嵌合を円滑に行なうこと。 【解決手段】 容部材11に形成されているいずれか一
つの側壁13A、もしくは蓋部材16に形成されてお
り、かつ上記いずれか一つの側壁13Aに対応する側壁
18Aのいずれか一方もしくは双方の辺縁に、その辺縁
の両端部よりその中央に沿って底板12又は天板17方
向へ傾斜する傾斜縁20を形成した。
Description
備される樹脂製のケースであって、特に容部材と、蓋部
材とからなり、その容部材への蓋部材の被着作業性を高
めることができるようにした樹脂製ケースに関するもの
である。
器、あるいはそれらの制御機器等に接続される多数個の
フューズ、リレー等は、防水性及び防塵性を有する樹脂
製のケース内に一括収納して、例えばエンジンルーム内
等の適宜位置で固定保持させているのが一般的である。
上記のようにフューズ、リレー等を水分又は塵埃等から
保護するために用いられている樹脂製ケースの従来構造
としては、例えば図6で示す如き構造であって、1は周
囲の側壁1A,1B,1C,1Dを有する平面長方形の
容部材、2はその容部材1に形成されている各側壁1A
〜1Dの上側開口縁の外側面に重なり合うように形成さ
れている各側壁2A,2B,2C,2Dを有する平面長
方形の蓋部材であって、上記容部材1の開口縁外側面に
は、蓋部材2の係止爪3と、蓋部材2の開口辺縁が接合
される突条4が一体形成されている。また上記の蓋部材
2には、該蓋部材2を容部材1上に被せたとき、上記の
係止爪3に係止される係止片5が一体形成されている。
させる手順としては、容部材1の一側壁、例えば図7で
示すように、側壁1Cに形成されている係止爪3に、蓋
部材2の側壁2Cに設けられている係止片5を係止させ
た上で、この係止部を支点として蓋部材2の他側壁2A
を容部材1の側壁1Aに接近させるようにして蓋部材2
を回動し、さらには容部材1の側壁1Aに設けられてい
る係止爪3と、蓋部材2の側壁2Aに設けられている係
止片5とを係止させることにより容部材1に対する蓋部
材2の被着が完了されるものである。
構造の樹脂製ケースにあっては、そのケースの成形時に
おける歪みが生じる。例えば薄肉で形成されている上記
樹脂製ケースにあっては、その樹脂成形時において、特
にその樹脂製ケースの比較的長い側壁面で図8で示す如
き内方向への歪みが生じやすい。容部材1と蓋部材2と
が対をなす樹脂製ケースにおいて、これらの歪みが生じ
ていると容部材1へ蓋部材2を被着せしめようとすると
き、容部材1と蓋部材2との嵌合作業性が悪いことにな
る。つまり容部材1を構成している比較的長い側壁1
A,1Cにおいては、その容部材1内に、例えばリレ
ー、フューズ等のブロック部材が密に収納されていて、
それら側壁1A,1Cが歪みが生じないように直線的に
維持されている容部材1に対して、図8で示すように、
内方向へ湾曲する側壁2Aである蓋部材2を被着しよう
とするとき、容部材1における側壁1Aの開口辺縁(上
側辺縁)、蓋部材2における湾曲した側壁2A開口辺縁
が当接(衝突)し(図9参照)、これが原因で、容部材
1上に蓋部材2を被着する作業が円滑に行なわれ難いと
いう不具合があった。
湾曲歪みを解消するための手段として、その蓋部材2の
肉厚を厚くするとか、又はリブ等の補強部を一体形成す
るとかの対策が考えられているが、これらの対策では、
樹脂材料費あるいは金型成形費等が嵩み経済性の点で実
施することが困難なものであり、またそのようにすると
逆に容部材1及び蓋部材2の被着作業時にたわみがなく
なり、被着自体が困難となる場合があった。
ので、容部材と蓋部材とが対をなす樹脂製カバーにおい
て、その容部材と蓋部材とのいずれか一方の部材の側壁
に、内方向へ湾曲する歪みが生じていても、その歪みを
有する側壁に対応する相手部材の側壁に、両部材の嵌入
力で、上記歪みを修正することができる歪み修正構造を
具備せしめて、容部材と蓋部材のいずれか一方の部材の
側壁に湾曲する歪みがあっても容部材と蓋部材との嵌合
を円滑に行なうことができる樹脂製カバーの提供を目的
とする。
に、本発明では、上面を開口させる周囲の側壁を有する
容部材と、該容部材の開口上部より上記側壁の外側面に
接合される周囲の側壁を有する蓋部材とからなる樹脂製
ケースにおいて、上記容部材に形成されているいずれか
一つの側壁もしくは蓋部材に形成されており、かつ上記
いずれか一つの側壁に対応する側壁のいずれか一方もし
くは双方の辺縁に、その辺縁の両端部よりその中央に沿
って底板又は天板方向へ傾斜する傾斜縁を形成した樹脂
製ケースであることを特徴としている。
す実施形態に基いて詳細に説明する。
車に搭載されるフューズ、リレー等を収納する例えばポ
リプロピレン樹脂等からなる樹脂製カバーの容部材を示
し、この容部材11は、矩形形状の底板12と、その底
板12の周囲を囲む四方向の正面壁13A、左側壁13
B、背壁13C、右側壁13Dとにより上面が開口する
容体に形成されている。そしてその正面壁13A及び背
壁13Cの外面には、下記する蓋部材を係止せしめるた
めの係止爪14A及び14Bが一体に形成されている。
また各側壁13A,13B,13C,13Dの外側面に
は容部材11に対する蓋部材の嵌入位置を規制するため
の突条15が形成されている。さらに上記正面壁13A
の上側辺縁には、その辺縁の両側端より、その中央に沿
って、底板12方向へ傾斜するV字状の傾斜縁20に形
成されている。
れる蓋部材であって、この蓋部材16は、矩形形状の天
板17と、その天板17の周囲を囲む四方向の正面壁1
8A、左側壁18B、背壁18C、右側壁18Dとによ
り、下面が開口する蓋体に形成されており、さらにこれ
らの正面壁18A、左右両側壁18B,18D及び背壁
18Cは蓋部材16を容部材11上に被せたとき、上記
の各壁18A〜18Dの内側面が、容部材11の各壁1
3A〜13Dの外側面と接合されるように形状設定がな
されている。
部材11の係止爪14Aと係止される係止片19Aが、
また背面壁18Cには容部材11の係止爪14Bと係止
される係止片19Bがそれぞれ形成されている。また上
記蓋部材16の正面壁18Aには、該蓋部材の樹脂成形
時に伴なう内側方向への湾曲歪みが、例えば図3で示す
ように生じているものとする。
1における正面壁13Aの上側辺縁(開口辺縁)に、そ
の辺縁の両側端より、その中央に沿って底板12方向へ
傾斜するV字状の傾斜縁20に形成していることであっ
て、この構成により、上記の如く、正面壁18Aに湾曲
歪みを有している蓋部材16を、容部材11へ被着する
ことが容易となる。即ち、容部材11の正面壁13Aに
V字状の傾斜縁20が形成されていることにより、以下
の作用が生じる。つまり図4で示すように容部材11に
設けられている係止爪14Bに、蓋部材16に設けられ
ている係止片19Bを係止した後、その係止点を軸とし
て、その蓋部材16の正面壁18A内面が容部材11の
正面壁13A外面に重なり合うように、蓋部材16を回
動させていく。この動作により容部材11上に被着され
ようとしている蓋部材16における正面壁18Aの両端
部、即ち歪みを殆ど有していない正面壁18Aの両側端
内側面が、先ず最初に容部材11における正面壁13A
のV字状傾斜縁20の両側端部外側面上縁部に位置され
る(図5参照)。さらにその蓋部材16を、容部材11
へ被せる方向へ回動させるにつれて、蓋部材16の正面
壁18Aの辺縁が容部材11に設けられている正面壁1
3Aの上縁を滑りながら蓋部材16が容部材11へと次
第に嵌入されていくが、このとき、蓋部材16に生じて
いる内方向の湾曲歪みが容部材11の正面壁13Aによ
り押し広げられるので、その蓋部材16を容部材11へ
嵌入させることが円滑になされるものである。
案内するためのV字状傾斜縁20を容部材11の開口辺
縁に設けたことで説明したが、これに限られるものでは
なく、例えばそのV字状の傾斜縁20を蓋部材16の湾
曲歪みを有している正面壁18Aの開口縁で、その天板
17方向へ傾斜するように設けると共に、容部材11の
正面壁13Aの開口縁は直線状に形成するようにしたも
のであっても、上記同等の作用を得ることができる。更
にV字状の傾斜縁20は円弧状としてもよい。
れば、該樹脂製ケースを構成する容部材11と蓋部材1
6との嵌合壁面相互間で、その嵌合が妨げ(干渉)られ
るような歪みが生じていても容部材11と蓋部材16と
を円滑に嵌合せしめることができる。
斜視図。
正面図。
下面図。
面図。
スの図3におけるイ−イ、ロ−ロに対応する位置の容部
材と蓋部材との嵌合過程を示す説明図。
た斜視図。
過程を示す説明図で、(イ)は図8のイ−イ断面部の説
明図、(ロ)は図8のロ−ロ断面部の説明図。
Claims (1)
- 【請求項1】 上面を開口させる周囲の側壁(13
A),(13B),(13C),(13D)を有する容
部材(11)と、該容部材(11)の開口上部より上記
側壁の外側面に接合される周囲の側壁(18A),(1
8B),(18C),(18D)を有する蓋部材(1
6)とからなる樹脂製ケースにおいて、上記容部材(1
1)に形成されているいずれか一つの側壁(13A)、
もしくは蓋部材(16)に形成されており、かつ上記い
ずれか一つの側壁(13A)に対応する側壁(18A)
のいずれか一方もしくは双方の辺縁に、その辺縁の両端
部よりその中央に沿って底板(12)又は天板(17)
方向へ傾斜する傾斜縁(20)を形成したことを特徴と
する樹脂製ケース。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Publications (2)
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Family
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JP00023298A Expired - Fee Related JP3952567B2 (ja) | 1998-01-05 | 1998-01-05 | 樹脂製ケース |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3952567B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103404115A (zh) * | 2011-02-23 | 2013-11-20 | Nec卡西欧移动通信株式会社 | 便携式电子设备 |
JP2019047052A (ja) * | 2017-09-06 | 2019-03-22 | 株式会社ミツバ | 車両用制御ユニット |
CN113676796A (zh) * | 2021-07-29 | 2021-11-19 | 歌尔股份有限公司 | 电子装置、发声器件及其金属壳体 |
-
1998
- 1998-01-05 JP JP00023298A patent/JP3952567B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
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JP2019047052A (ja) * | 2017-09-06 | 2019-03-22 | 株式会社ミツバ | 車両用制御ユニット |
CN113676796A (zh) * | 2021-07-29 | 2021-11-19 | 歌尔股份有限公司 | 电子装置、发声器件及其金属壳体 |
CN113676796B (zh) * | 2021-07-29 | 2024-04-09 | 歌尔股份有限公司 | 电子装置、发声器件及其金属壳体 |
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JP3952567B2 (ja) | 2007-08-01 |
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