JPH10325963A - アクティブマトリクス型表示装置の製造方法 - Google Patents
アクティブマトリクス型表示装置の製造方法Info
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- JPH10325963A JPH10325963A JP13554797A JP13554797A JPH10325963A JP H10325963 A JPH10325963 A JP H10325963A JP 13554797 A JP13554797 A JP 13554797A JP 13554797 A JP13554797 A JP 13554797A JP H10325963 A JPH10325963 A JP H10325963A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 走査配線の形成から信号配線の形成までの間
に静電気によるTFTの破壊を防ぐ。 【解決手段】 走査配線1aを第1導電層1aと第2導
電層2aとで形成する。第1導電層1aを断続的に形成
した後、信号配線3を形成する際に第2導電層2aで第
1導電層1aの断線部分を接続する。走査配線1と信号
配線3とを表示領域外の端部で短絡配線18により短絡
する。
に静電気によるTFTの破壊を防ぐ。 【解決手段】 走査配線1aを第1導電層1aと第2導
電層2aとで形成する。第1導電層1aを断続的に形成
した後、信号配線3を形成する際に第2導電層2aで第
1導電層1aの断線部分を接続する。走査配線1と信号
配線3とを表示領域外の端部で短絡配線18により短絡
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、テレビジ
ョンセット、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッ
サまたはOA(Office Automation)
機器などに用いられるアクティブマトリクス型表示装置
の製造方法に関する。
ョンセット、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッ
サまたはOA(Office Automation)
機器などに用いられるアクティブマトリクス型表示装置
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のアクティブマトリクス型表示装置
としては、液晶層等の表示媒体を挟んで一対の基板が対
向配置された構成のものが知られている。一方のアクテ
ィブマトリクス基板には、複数の信号配線と複数の走査
配線とが互いに交差するように設けられ、各信号配線と
各走査配線との交差部近傍に、TFT(薄膜トランジス
タ)等のスイッチング素子を介して両配線に接続された
画素電極が設けられる。各画素電極には、対応する走査
配線の信号でスイッチングされるTFTを介して対応す
る信号配線の信号が与えられ、その画素電極と対向基板
上に設けられた対向電極との間の表示媒体部分に電圧が
印加される。これにより、両電極の間に挟まれた表示媒
体部分の光学的特性が変化して、この光学的特性の変化
が表示パターンとして視覚的に認識される。
としては、液晶層等の表示媒体を挟んで一対の基板が対
向配置された構成のものが知られている。一方のアクテ
ィブマトリクス基板には、複数の信号配線と複数の走査
配線とが互いに交差するように設けられ、各信号配線と
各走査配線との交差部近傍に、TFT(薄膜トランジス
タ)等のスイッチング素子を介して両配線に接続された
画素電極が設けられる。各画素電極には、対応する走査
配線の信号でスイッチングされるTFTを介して対応す
る信号配線の信号が与えられ、その画素電極と対向基板
上に設けられた対向電極との間の表示媒体部分に電圧が
印加される。これにより、両電極の間に挟まれた表示媒
体部分の光学的特性が変化して、この光学的特性の変化
が表示パターンとして視覚的に認識される。
【0003】このアクティブマトリクス型表示装置の製
造において、製造工程中に静電気が発生すると、走査配
線または信号配線を通じて個々のTFTのゲート電極に
大量の電荷が集中するため、ゲート絶縁膜等に大きな電
位差が生じて絶縁破壊等が発生したり、スイッチング素
子の破壊が発生したりして不良品となることがあり、製
造歩留りが低下することが大きな問題となっている。
造において、製造工程中に静電気が発生すると、走査配
線または信号配線を通じて個々のTFTのゲート電極に
大量の電荷が集中するため、ゲート絶縁膜等に大きな電
位差が生じて絶縁破壊等が発生したり、スイッチング素
子の破壊が発生したりして不良品となることがあり、製
造歩留りが低下することが大きな問題となっている。
【0004】従来、上述の静電気破壊に対する対策とし
ては、以下のような方法が提案されている。
ては、以下のような方法が提案されている。
【0005】第1の方法は、信号配線や走査配線を基板
の両側に延出して導電体で接続することにより、各配線
を導通させる方法である(特開平2−198424
号)。この方法によれば、信号配線の電位と走査配線の
電位とが同電位になり、スイッチング素子に大きな電圧
が印加されないので、静電気破壊を防ぐことができる。
の両側に延出して導電体で接続することにより、各配線
を導通させる方法である(特開平2−198424
号)。この方法によれば、信号配線の電位と走査配線の
電位とが同電位になり、スイッチング素子に大きな電圧
が印加されないので、静電気破壊を防ぐことができる。
【0006】第2の方法は、アクティブマトリクス基板
の製造工程の初期に形成される導電膜を、表示上必要と
されない基板周辺領域や、表示領域と接続用端子との間
の基板露出部等に残しておく方法である(特開平2−2
56030号)。この方法によれば、導電膜により基板
が帯電するのを抑制して、静電気障害を防ぐことができ
る。
の製造工程の初期に形成される導電膜を、表示上必要と
されない基板周辺領域や、表示領域と接続用端子との間
の基板露出部等に残しておく方法である(特開平2−2
56030号)。この方法によれば、導電膜により基板
が帯電するのを抑制して、静電気障害を防ぐことができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の対策による場合には、いずれも以下のような問題
点があった。
従来の対策による場合には、いずれも以下のような問題
点があった。
【0008】アクティブマトリクス型表示装置の製造途
中においては、走査配線および信号配線は同時に形成さ
れず、どちらか一方の配線が先に形成され、いくつかの
工程を経た後で他方の配線が形成される。例えば、コプ
ラナー型TFTの場合、走査配線の形成後に、ソース領
域およびドレイン領域形成のためのイオン注入工程、層
間絶縁膜の形成工程、ソースコンタクトおよびドレイン
コンタクトの形成工程、その他、フォトリソグラフィ工
程や洗浄工程等の工程を実施し、その後に信号配線が形
成される。図11は、スイッチング素子としてのTFT
4および走査配線1が形成されているものの、信号配線
がまだ形成されていない状態を示す。つまり、個々のT
FT4のソース領域およびドレイン領域は電気的に浮遊
状態となって走査配線1とは接続されていない。
中においては、走査配線および信号配線は同時に形成さ
れず、どちらか一方の配線が先に形成され、いくつかの
工程を経た後で他方の配線が形成される。例えば、コプ
ラナー型TFTの場合、走査配線の形成後に、ソース領
域およびドレイン領域形成のためのイオン注入工程、層
間絶縁膜の形成工程、ソースコンタクトおよびドレイン
コンタクトの形成工程、その他、フォトリソグラフィ工
程や洗浄工程等の工程を実施し、その後に信号配線が形
成される。図11は、スイッチング素子としてのTFT
4および走査配線1が形成されているものの、信号配線
がまだ形成されていない状態を示す。つまり、個々のT
FT4のソース領域およびドレイン領域は電気的に浮遊
状態となって走査配線1とは接続されていない。
【0009】この状態において、上述したような工程、
特にイオン注入工程やソースコンタクトおよびドレイン
コンタクトの形成工程等のように強制的にイオンを注入
する工程では、装置の構造上の問題または層間絶縁膜等
の膜厚分布等により、静電気の帯電の程度がウェハー面
内で必ずしも均一とはならず、むしろ不均一に帯電して
いると考えられる。
特にイオン注入工程やソースコンタクトおよびドレイン
コンタクトの形成工程等のように強制的にイオンを注入
する工程では、装置の構造上の問題または層間絶縁膜等
の膜厚分布等により、静電気の帯電の程度がウェハー面
内で必ずしも均一とはならず、むしろ不均一に帯電して
いると考えられる。
【0010】ここで、例えば、走査配線の一部が帯電し
ているとすると、帯電した部分に近い領域ではソース領
域およびドレイン領域も帯電するため、その領域のゲー
ト絶縁膜は破壊されにくい。しかし、その走査配線内に
電位差が発生するため、ウェハー上に抵抗が低く、長い
走査配線が形成されている場合、帯電した部分の電荷が
同じ走査配線を通じて帯電していない部分まで急速に移
動すると考えられる。そして、同じ走査配線の帯電して
いない領域のTFTのゲート電極に大きな電位が印加さ
れる。一方、ソース領域およびドレイン領域は、図11
に示したように走査配線と接続されていないのでゲート
電極と同じ電位にならず、その結果、ゲート絶縁膜に大
きな電圧が印加される。さらに、走査配線の長さが長い
ために、所謂アンテナ効果のような現象が発生すること
もあると考えられ、その場合、多くの電荷が1つのTF
Tのゲート絶縁膜に集中して、ゲート絶縁膜の破壊等を
引き起こすという問題が生じる。このアンテナ効果は、
イオン注入工程やエッチング工程等の製造工程中に、電
気的にフローティング(浮遊)な状態にある配線が帯電
することにより、ゲート絶縁膜に大きな電界が発生して
ゲート絶縁膜を破壊する現象であり、アンテナ面積(そ
の浮遊な状態にある配線の面積)が大きい程、また、ア
ンテナ周囲長(その配線の周囲長)が長い程、起こり易
くなる。
ているとすると、帯電した部分に近い領域ではソース領
域およびドレイン領域も帯電するため、その領域のゲー
ト絶縁膜は破壊されにくい。しかし、その走査配線内に
電位差が発生するため、ウェハー上に抵抗が低く、長い
走査配線が形成されている場合、帯電した部分の電荷が
同じ走査配線を通じて帯電していない部分まで急速に移
動すると考えられる。そして、同じ走査配線の帯電して
いない領域のTFTのゲート電極に大きな電位が印加さ
れる。一方、ソース領域およびドレイン領域は、図11
に示したように走査配線と接続されていないのでゲート
電極と同じ電位にならず、その結果、ゲート絶縁膜に大
きな電圧が印加される。さらに、走査配線の長さが長い
ために、所謂アンテナ効果のような現象が発生すること
もあると考えられ、その場合、多くの電荷が1つのTF
Tのゲート絶縁膜に集中して、ゲート絶縁膜の破壊等を
引き起こすという問題が生じる。このアンテナ効果は、
イオン注入工程やエッチング工程等の製造工程中に、電
気的にフローティング(浮遊)な状態にある配線が帯電
することにより、ゲート絶縁膜に大きな電界が発生して
ゲート絶縁膜を破壊する現象であり、アンテナ面積(そ
の浮遊な状態にある配線の面積)が大きい程、また、ア
ンテナ周囲長(その配線の周囲長)が長い程、起こり易
くなる。
【0011】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたものであり、走査配線および信号
配線のうちの一方の配線の形成から他方の配線の形成ま
での間に静電気によるスイッチング素子の破壊を防ぐこ
とができるアクティブマトリクス型表示装置の製造方法
を提供することを目的とする。
決するためになされたものであり、走査配線および信号
配線のうちの一方の配線の形成から他方の配線の形成ま
での間に静電気によるスイッチング素子の破壊を防ぐこ
とができるアクティブマトリクス型表示装置の製造方法
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のアクティブマト
リクス型表示装置の製造方法は、光学特性の変調される
表示媒体を挟んで対向配置された一対の基板のうちの一
方の基板上に、複数の信号配線と複数の走査配線とが両
配線を互いに交差して設けられたアクティブマトリクス
型表示装置を製造する方法であって、該一方の基板上
に、該走査配線および該信号配線のうちの一方の配線
を、断続的に第1導電層で形成する第1工程と、該走査
配線および該信号配線のうちの他方の配線を第2導電層
で形成すると共に、第2導電層で該一方の配線の断線部
分を接続する第2工程とを含み、そのことにより上記目
的が達成される。
リクス型表示装置の製造方法は、光学特性の変調される
表示媒体を挟んで対向配置された一対の基板のうちの一
方の基板上に、複数の信号配線と複数の走査配線とが両
配線を互いに交差して設けられたアクティブマトリクス
型表示装置を製造する方法であって、該一方の基板上
に、該走査配線および該信号配線のうちの一方の配線
を、断続的に第1導電層で形成する第1工程と、該走査
配線および該信号配線のうちの他方の配線を第2導電層
で形成すると共に、第2導電層で該一方の配線の断線部
分を接続する第2工程とを含み、そのことにより上記目
的が達成される。
【0013】前記信号配線および前記走査配線を、それ
らの表示領域外の端部で共通の短絡配線にて短絡する工
程を含んでいてもよい。
らの表示領域外の端部で共通の短絡配線にて短絡する工
程を含んでいてもよい。
【0014】前記第1工程において、更に蓄積容量共通
配線を断続的に第1導電層で形成し、前記第2工程にお
いて、該蓄積容量共通配線の断線部分を第2導電層で接
続してもよい。
配線を断続的に第1導電層で形成し、前記第2工程にお
いて、該蓄積容量共通配線の断線部分を第2導電層で接
続してもよい。
【0015】前記信号配線、前記走査配線および前記蓄
積容量共通配線を、それらの表示領域外の端部で共通の
短絡配線にて短絡する工程を含んでいてもよい。
積容量共通配線を、それらの表示領域外の端部で共通の
短絡配線にて短絡する工程を含んでいてもよい。
【0016】以下、本発明の作用について説明する。
【0017】本発明にあっては、走査配線および信号配
線のうちの一方の配線は、第1導電層と第2導電層とで
形成される。つまり、一方の配線を第1導電層で断続的
に形成した後、他方の配線を第2導電層で形成する際
に、その第2導電層で第1導電層の断線部分を接続して
形成する。従って、第2導電層が形成されるまでは第1
導電層が断線しているので、静電気が発生しても一方の
配線を通じて帯電していない領域まで電荷が移動するこ
とはなく、ゲート絶縁膜に大きな電圧が印加されること
はない。よって、第1導電層の形成から他方の配線の形
成までの工程において、静電気によるスイッチング素子
の破壊等が生じない。一方の配線の第2導電層は他方の
配線と同時に形成されるので、工程数は増加しない。
線のうちの一方の配線は、第1導電層と第2導電層とで
形成される。つまり、一方の配線を第1導電層で断続的
に形成した後、他方の配線を第2導電層で形成する際
に、その第2導電層で第1導電層の断線部分を接続して
形成する。従って、第2導電層が形成されるまでは第1
導電層が断線しているので、静電気が発生しても一方の
配線を通じて帯電していない領域まで電荷が移動するこ
とはなく、ゲート絶縁膜に大きな電圧が印加されること
はない。よって、第1導電層の形成から他方の配線の形
成までの工程において、静電気によるスイッチング素子
の破壊等が生じない。一方の配線の第2導電層は他方の
配線と同時に形成されるので、工程数は増加しない。
【0018】このようにして得られた走査配線および信
号配線を、表示領域外の端部で共通の短絡配線により短
絡すれば、TFTのソース領域およびドレイン領域側と
ゲート電極側とが常に同電位に保たれるので、静電気が
発生してもゲート絶縁膜に大きな電圧が印加されること
はない。よって、両配線が形成された後も静電気による
スイッチング素子の破壊等を防ぐことができる。
号配線を、表示領域外の端部で共通の短絡配線により短
絡すれば、TFTのソース領域およびドレイン領域側と
ゲート電極側とが常に同電位に保たれるので、静電気が
発生してもゲート絶縁膜に大きな電圧が印加されること
はない。よって、両配線が形成された後も静電気による
スイッチング素子の破壊等を防ぐことができる。
【0019】また、蓄積容量を設ける場合には、蓄積容
量共通配線についても第1導電層と第2導電層とで形成
する。つまり、蓄積容量共通配線を第1導電層で断続的
に形成した後、蓄積容量共通配線の断線部分を第2導電
層で接続する。この場合にも、第2導電層が形成される
までは第1導電層が互いに離隔しているので、静電気が
発生しても蓄積容量共通配線を通じて帯電していない領
域まで電荷が移動することはなく、蓄積容量に大きな電
圧が印加されることはない。よって、第1導電層の形成
から第2導電層からなる他方の配線の形成までの工程に
おいて、静電気による蓄積容量の破壊等が生じない。ま
た、第1導電層は一方の配線の第1導電層と同時に形成
し、第2導電層は一方の配線の第2導電層および他方の
配線と同時に形成されるので、工程数は増加しない。
量共通配線についても第1導電層と第2導電層とで形成
する。つまり、蓄積容量共通配線を第1導電層で断続的
に形成した後、蓄積容量共通配線の断線部分を第2導電
層で接続する。この場合にも、第2導電層が形成される
までは第1導電層が互いに離隔しているので、静電気が
発生しても蓄積容量共通配線を通じて帯電していない領
域まで電荷が移動することはなく、蓄積容量に大きな電
圧が印加されることはない。よって、第1導電層の形成
から第2導電層からなる他方の配線の形成までの工程に
おいて、静電気による蓄積容量の破壊等が生じない。ま
た、第1導電層は一方の配線の第1導電層と同時に形成
し、第2導電層は一方の配線の第2導電層および他方の
配線と同時に形成されるので、工程数は増加しない。
【0020】このようにして得られた走査配線、信号配
線および蓄積容量共通配線を、表示領域外の端部で共通
の短絡配線により短絡すれば、蓄積容量を構成する一方
の電極部分、例えば蓄積容量共通配線側電極と、これに
対向する他方の電極部分、例えば蓄積容量ドレイン側電
極とが常に同電位に保たれるので、走査配線、信号配線
および蓄積容量共通配線の形成後も静電気によるスイッ
チング素子の破壊と共に蓄積容量の破壊も防ぐことがで
きる。
線および蓄積容量共通配線を、表示領域外の端部で共通
の短絡配線により短絡すれば、蓄積容量を構成する一方
の電極部分、例えば蓄積容量共通配線側電極と、これに
対向する他方の電極部分、例えば蓄積容量ドレイン側電
極とが常に同電位に保たれるので、走査配線、信号配線
および蓄積容量共通配線の形成後も静電気によるスイッ
チング素子の破壊と共に蓄積容量の破壊も防ぐことがで
きる。
【0021】また、走査配線を蓄積容量共通配線として
兼用したCs on Gate構造の場合には、蓄積容
量共通配線としても用いられる走査配線と信号配線とを
表示領域外の端部で共通の短絡配線により短絡すれば、
蓄積容量を構成する一方の電極部分、例えば蓄積容量共
通配線側電極と、これに対向する他方の電極部分、例え
ば蓄積容量ドレイン側電極とが常に同電位に保たれるの
で、走査配線および信号配線の形成後も静電気によるス
イッチング素子の破壊と共に蓄積容量の破壊も防ぐこと
ができる。
兼用したCs on Gate構造の場合には、蓄積容
量共通配線としても用いられる走査配線と信号配線とを
表示領域外の端部で共通の短絡配線により短絡すれば、
蓄積容量を構成する一方の電極部分、例えば蓄積容量共
通配線側電極と、これに対向する他方の電極部分、例え
ば蓄積容量ドレイン側電極とが常に同電位に保たれるの
で、走査配線および信号配線の形成後も静電気によるス
イッチング素子の破壊と共に蓄積容量の破壊も防ぐこと
ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図にお
いて、従来技術と同じ機能を有する部分には同じ番号を
付して説明する。
て、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図にお
いて、従来技術と同じ機能を有する部分には同じ番号を
付して説明する。
【0023】(実施形態1)図1は、実施形態1のアク
ティブマトリクス型表示装置を示す等価回路図であり、
図2はそのアクティブマトリクス基板の1画素分を示す
平面図である。このアクティブマトリクス型表示装置
は、アクティブマトリクス基板上に、走査配線1と信号
配線3とが互いに交差して設けられている。各走査配線
1は断続的に設けられた第1導電層1aと第1導電層1
aの断線部分を接続する第2導電層2aとからなる。図
2の走査配線1において、第1導電層1aは左下がりの
斜線で示した部分であり、第2導電層2aは右下がりの
斜線で示した部分である。後述する図3(e−2)に示
すように、両者は層間絶縁膜10を間に介して設けら
れ、層間絶縁膜10のコンタクトホール11bを介して
接続されている。
ティブマトリクス型表示装置を示す等価回路図であり、
図2はそのアクティブマトリクス基板の1画素分を示す
平面図である。このアクティブマトリクス型表示装置
は、アクティブマトリクス基板上に、走査配線1と信号
配線3とが互いに交差して設けられている。各走査配線
1は断続的に設けられた第1導電層1aと第1導電層1
aの断線部分を接続する第2導電層2aとからなる。図
2の走査配線1において、第1導電層1aは左下がりの
斜線で示した部分であり、第2導電層2aは右下がりの
斜線で示した部分である。後述する図3(e−2)に示
すように、両者は層間絶縁膜10を間に介して設けら
れ、層間絶縁膜10のコンタクトホール11bを介して
接続されている。
【0024】このアクティブマトリクス基板は、各走査
配線1と各信号配線3との交差部近傍にスイッチング素
子としてのTFT4が設けられている。このTFT4は
コプラナー型であり、TFT4のゲート電極は走査配線
1の一部であり、TFT4のソース領域は層間絶縁膜の
コンタクトホール11aを介して信号配線3と接続さ
れ、TFT4のドレイン領域は層間絶縁膜のコンタクト
ホール13を介して画素電極14と接続されている。各
走査配線1および各信号配線3は表示領域外の端部で短
絡配線18により短絡されている。このアクティブマト
リクス基板は、対向電極が設けられた対向基板と対向配
置されて両基板間に液晶5が挟持され、各画素電極14
と対向電極との間に電圧を印加することにより液晶5の
光学特性を変化させる。
配線1と各信号配線3との交差部近傍にスイッチング素
子としてのTFT4が設けられている。このTFT4は
コプラナー型であり、TFT4のゲート電極は走査配線
1の一部であり、TFT4のソース領域は層間絶縁膜の
コンタクトホール11aを介して信号配線3と接続さ
れ、TFT4のドレイン領域は層間絶縁膜のコンタクト
ホール13を介して画素電極14と接続されている。各
走査配線1および各信号配線3は表示領域外の端部で短
絡配線18により短絡されている。このアクティブマト
リクス基板は、対向電極が設けられた対向基板と対向配
置されて両基板間に液晶5が挟持され、各画素電極14
と対向電極との間に電圧を印加することにより液晶5の
光学特性を変化させる。
【0025】図3は、上記アクティブマトリクス基板の
製造工程を示す断面図である。図3の左側の(a−1)
〜(e−1)は図2のB−B’線部分の断面図であり、
TFT4部分を示す。図3の右側の(a−2)〜(e−
2)は図1および図2のAーA’線部分の断面図であ
り、走査配線1部分を示す。
製造工程を示す断面図である。図3の左側の(a−1)
〜(e−1)は図2のB−B’線部分の断面図であり、
TFT4部分を示す。図3の右側の(a−2)〜(e−
2)は図1および図2のAーA’線部分の断面図であ
り、走査配線1部分を示す。
【0026】まず、図3(a−1)、(a−2)に示す
ように、絶縁性の基板6上にTFT4のチャネル領域、
ソース領域およびドレイン領域を構成する半導体層7を
形成する。
ように、絶縁性の基板6上にTFT4のチャネル領域、
ソース領域およびドレイン領域を構成する半導体層7を
形成する。
【0027】次に、図3(b−1)、(b−2)に示す
ように、半導体層7上を覆ってゲート絶縁膜8を形成す
る。
ように、半導体層7上を覆ってゲート絶縁膜8を形成す
る。
【0028】続いて、図3(c−1)、(c−2)に示
すように、ゲート絶縁膜8上に走査配線1の第1導電層
1aおよびTFT4のゲート電極9を形成する。このと
き、走査配線1の第1導電層1aは、1画素または複数
の画素毎に断続的に形成する。また、表示領域外には短
絡配線(図示せず)を形成する。
すように、ゲート絶縁膜8上に走査配線1の第1導電層
1aおよびTFT4のゲート電極9を形成する。このと
き、走査配線1の第1導電層1aは、1画素または複数
の画素毎に断続的に形成する。また、表示領域外には短
絡配線(図示せず)を形成する。
【0029】その後、図3(d−1)、(d−2)に示
すように、半導体層7にイオン注入によりソース領域7
aおよびドレイン領域7bを形成し、イオン注入されな
かった領域をチャネル領域7cとする。その上に第1の
層間絶縁膜10を形成してコンタクトホール11a、1
1bを形成し、その上に走査配線1の第2導電層2aお
よび信号配線3を形成する。このとき、断続的に形成さ
れた第1導電層1aの断線部分を第2導電層2aで接続
するように、コンタクトホール11bを介して第1導電
層1aと第2導電層2aとを接続し、信号配線3はコン
タクトホール11aを介してソース領域7aと接続す
る。また、走査配線1および信号配線3の表示領域外の
端部を短絡配線と接続する。
すように、半導体層7にイオン注入によりソース領域7
aおよびドレイン領域7bを形成し、イオン注入されな
かった領域をチャネル領域7cとする。その上に第1の
層間絶縁膜10を形成してコンタクトホール11a、1
1bを形成し、その上に走査配線1の第2導電層2aお
よび信号配線3を形成する。このとき、断続的に形成さ
れた第1導電層1aの断線部分を第2導電層2aで接続
するように、コンタクトホール11bを介して第1導電
層1aと第2導電層2aとを接続し、信号配線3はコン
タクトホール11aを介してソース領域7aと接続す
る。また、走査配線1および信号配線3の表示領域外の
端部を短絡配線と接続する。
【0030】その後、図3(e−1)、(e−2)に示
すように、第2の層間絶縁膜12を形成してコンタクト
ホール13を形成し、その上に透明導電膜からなる画素
電極14を形成してコンタクトホール13を介してドレ
イン領域7bと接続する。
すように、第2の層間絶縁膜12を形成してコンタクト
ホール13を形成し、その上に透明導電膜からなる画素
電極14を形成してコンタクトホール13を介してドレ
イン領域7bと接続する。
【0031】図4は、この実施形態1のアクティブマト
リクス型表示装置について、第1導電層1aの形成後か
ら信号配線3の形成までの工程におけるTFTおよび走
査配線を示す等価回路図である。この図4と上述の図1
1との比較から理解されるように、走査配線1の第1導
電層1aが断続的に形成されているため、イオン注入工
程やソースコンタクトおよびドレインコンタクトの形成
工程等で静電気による帯電が生じても、走査配線1上で
他の領域への電荷の移動が起こらない。従って、従来の
アクティブマトリクス型表示装置で生じていたアンテナ
効果のような現象は生じにくく、個々のTFT4のゲー
ト絶縁膜に大きな電圧が印加されることはなく、ゲート
絶縁膜の絶縁破壊を防ぐことができる。また、走査配線
1の第2導電層2aは信号配線3と同時に形成できるの
で、製造工程は増加しない。さらに、信号配線3の形成
後は、走査配線1および信号配線3が表示領域外の端部
で短絡配線18により短絡されており、走査配線1と信
号配線3とが同電位になるので、ゲート絶縁膜の絶縁破
壊を防ぐことができる。
リクス型表示装置について、第1導電層1aの形成後か
ら信号配線3の形成までの工程におけるTFTおよび走
査配線を示す等価回路図である。この図4と上述の図1
1との比較から理解されるように、走査配線1の第1導
電層1aが断続的に形成されているため、イオン注入工
程やソースコンタクトおよびドレインコンタクトの形成
工程等で静電気による帯電が生じても、走査配線1上で
他の領域への電荷の移動が起こらない。従って、従来の
アクティブマトリクス型表示装置で生じていたアンテナ
効果のような現象は生じにくく、個々のTFT4のゲー
ト絶縁膜に大きな電圧が印加されることはなく、ゲート
絶縁膜の絶縁破壊を防ぐことができる。また、走査配線
1の第2導電層2aは信号配線3と同時に形成できるの
で、製造工程は増加しない。さらに、信号配線3の形成
後は、走査配線1および信号配線3が表示領域外の端部
で短絡配線18により短絡されており、走査配線1と信
号配線3とが同電位になるので、ゲート絶縁膜の絶縁破
壊を防ぐことができる。
【0032】(実施形態2)この実施形態では、スイッ
チング素子として逆スタガ型TFTを用いたアクティブ
マトリクス型表示装置について説明する。
チング素子として逆スタガ型TFTを用いたアクティブ
マトリクス型表示装置について説明する。
【0033】図5は、本実施形態2のアクティブマトリ
クス型表示装置のアクティブマトリクス基板の製造工程
を示す断面図である。図5の左側の(a−1)〜(d−
1)はTFT部分を示し、図5の右側の(a−2)〜
(d−2)は走査配線部分を示す。
クス型表示装置のアクティブマトリクス基板の製造工程
を示す断面図である。図5の左側の(a−1)〜(d−
1)はTFT部分を示し、図5の右側の(a−2)〜
(d−2)は走査配線部分を示す。
【0034】まず、図5(a−1)、(a−2)に示す
ように、絶縁性の基板6上に走査配線1の第1導電層1
aおよびTFT4のゲート電極9を形成する。このと
き、走査配線1の第1導電層1aは、1画素または複数
の画素毎に断続的に形成する。また、表示領域外には短
絡配線(図示せず)を形成する。次に、第1導電層1a
およびゲート電極9を覆ってゲート絶縁膜8を形成す
る。
ように、絶縁性の基板6上に走査配線1の第1導電層1
aおよびTFT4のゲート電極9を形成する。このと
き、走査配線1の第1導電層1aは、1画素または複数
の画素毎に断続的に形成する。また、表示領域外には短
絡配線(図示せず)を形成する。次に、第1導電層1a
およびゲート電極9を覆ってゲート絶縁膜8を形成す
る。
【0035】次に、図5(b−1)、(b−2)に示す
ように、ゲート絶縁膜8の上にTFT4のチャネル領
域、ソース領域およびドレイン領域を構成する半導体層
7を形成する。
ように、ゲート絶縁膜8の上にTFT4のチャネル領
域、ソース領域およびドレイン領域を構成する半導体層
7を形成する。
【0036】続いて、図5(c−1)、(c−2)に示
すように、半導体層7にイオン注入を行ってソース領域
7aおよびドレイン領域7bを形成し、イオン注入され
なかった領域をチャネル領域7cとする。その上に第1
の層間絶縁膜10を形成してコンタクトホール11a、
11bを形成し、その上に走査配線1の第2導電層2a
および信号配線3を形成する。このとき、断続的に形成
された第1導電層1aの断線部分を第2導電層2aで接
続するように、コンタクトホール11bを介して第1導
電層1aと第2導電層2aとを接続する。また、信号配
線3はコンタクトホール11aを介してソース領域7a
と接続する。また、走査配線1および信号配線3の表示
領域外の端部を短絡配線と接続する。
すように、半導体層7にイオン注入を行ってソース領域
7aおよびドレイン領域7bを形成し、イオン注入され
なかった領域をチャネル領域7cとする。その上に第1
の層間絶縁膜10を形成してコンタクトホール11a、
11bを形成し、その上に走査配線1の第2導電層2a
および信号配線3を形成する。このとき、断続的に形成
された第1導電層1aの断線部分を第2導電層2aで接
続するように、コンタクトホール11bを介して第1導
電層1aと第2導電層2aとを接続する。また、信号配
線3はコンタクトホール11aを介してソース領域7a
と接続する。また、走査配線1および信号配線3の表示
領域外の端部を短絡配線と接続する。
【0037】その後、図5(d−1)、(d−2)に示
すように、第2の層間絶縁膜12を形成してコンタクト
ホール13を形成し、その上に透明導電膜からなる画素
電極14を形成してコンタクトホール13を介してドレ
イン領域7bと接続する。
すように、第2の層間絶縁膜12を形成してコンタクト
ホール13を形成し、その上に透明導電膜からなる画素
電極14を形成してコンタクトホール13を介してドレ
イン領域7bと接続する。
【0038】この実施形態2のアクティブマトリクス型
表示装置は、第1導電層1aの形成後から信号配線3の
形成までの工程において静電気が発生しても、実施形態
1のアクティブマトリクス型表示装置と同様に、走査配
線1の第1導電層1aが断続的に形成されているため、
個々のTFTのゲート絶縁膜に大きな電圧が印加される
ことはなく、ゲート絶縁膜の絶縁破壊を防ぐことができ
る。また、走査配線1の第2導電層2aは信号配線3と
同時に形成できるので、製造工程は増加しない。さら
に、信号配線3の形成後は、走査配線1および信号配線
3が表示領域外の端部で短絡配線18により短絡されて
おり、走査配線1と信号配線3とが同電位になるので、
ゲート絶縁膜の絶縁破壊を防ぐことができる。
表示装置は、第1導電層1aの形成後から信号配線3の
形成までの工程において静電気が発生しても、実施形態
1のアクティブマトリクス型表示装置と同様に、走査配
線1の第1導電層1aが断続的に形成されているため、
個々のTFTのゲート絶縁膜に大きな電圧が印加される
ことはなく、ゲート絶縁膜の絶縁破壊を防ぐことができ
る。また、走査配線1の第2導電層2aは信号配線3と
同時に形成できるので、製造工程は増加しない。さら
に、信号配線3の形成後は、走査配線1および信号配線
3が表示領域外の端部で短絡配線18により短絡されて
おり、走査配線1と信号配線3とが同電位になるので、
ゲート絶縁膜の絶縁破壊を防ぐことができる。
【0039】(実施形態3)この実施形態3では、蓄積
容量を設けたアクティブマトリクス型表示装置について
説明する。
容量を設けたアクティブマトリクス型表示装置について
説明する。
【0040】図6は、実施形態3のアクティブマトリク
ス型表示装置を示す等価回路図であり、図7はそのアク
ティブマトリクス基板の1画素分を示す平面図である。
このアクティブマトリクス型表示装置は、アクティブマ
トリクス基板上に、走査配線1と信号配線3とが互いに
交差して設けられている。各走査配線1は断続的に設け
られた第1導電層1aと第1導電層1aの断線部分を接
続する第2導電層2aとからなる。また、走査配線1と
平行に、かつ、信号配線3と交差して蓄積容量共通配線
16が設けられ、蓄積容量15を構成する一方の電極で
ある蓄積容量共通配線側電極20に接続されている。こ
の蓄積容量共通配線側電極20に対向し、かつ、TFT
4のドレイン電極に接続されて、蓄積容量15を構成す
る他方の電極部分、例えば蓄積容量ドレイン側電極19
が設けられている。各蓄積容量共通配線16は断続的に
設けられた第1導電層16aと第1導電層16aの断線
部分を接続する第2導電層17aとからなる。図7の走
査配線1において、第1導電層1aは左下がりの斜線で
示した部分であり、第2導電層2aは右下がりの斜線で
示した部分である。実施形態1において図3(e−2)
に示したように、両者は層間絶縁膜10を間に介して設
けられ、層間絶縁膜10のコンタクトホール11bを介
して接続されている。また、図7の蓄積容量共通配線1
6において、第1導電層16aは左下がりの斜線で示し
た部分であり、第2導電層17aは右下がりの斜線で示
した部分である。後述する図8(e−2)に示すよう
に、両者は層間絶縁膜10を間に介して設けられ、層間
絶縁膜10のコンタクトホール11cを介して接続され
ている。さらに、蓄積容量共通配線16は、走査配線1
および信号配線3と同様に、表示領域外の端部で短絡配
線18により短絡されている。なお、図7においては簡
単のために画素電極を省略しているが、後述する図8
(e−1)に示すように、画素電極14は層間絶縁膜1
2のコンタクトホール13を介してTFT4のドレイン
領域と接続されている。
ス型表示装置を示す等価回路図であり、図7はそのアク
ティブマトリクス基板の1画素分を示す平面図である。
このアクティブマトリクス型表示装置は、アクティブマ
トリクス基板上に、走査配線1と信号配線3とが互いに
交差して設けられている。各走査配線1は断続的に設け
られた第1導電層1aと第1導電層1aの断線部分を接
続する第2導電層2aとからなる。また、走査配線1と
平行に、かつ、信号配線3と交差して蓄積容量共通配線
16が設けられ、蓄積容量15を構成する一方の電極で
ある蓄積容量共通配線側電極20に接続されている。こ
の蓄積容量共通配線側電極20に対向し、かつ、TFT
4のドレイン電極に接続されて、蓄積容量15を構成す
る他方の電極部分、例えば蓄積容量ドレイン側電極19
が設けられている。各蓄積容量共通配線16は断続的に
設けられた第1導電層16aと第1導電層16aの断線
部分を接続する第2導電層17aとからなる。図7の走
査配線1において、第1導電層1aは左下がりの斜線で
示した部分であり、第2導電層2aは右下がりの斜線で
示した部分である。実施形態1において図3(e−2)
に示したように、両者は層間絶縁膜10を間に介して設
けられ、層間絶縁膜10のコンタクトホール11bを介
して接続されている。また、図7の蓄積容量共通配線1
6において、第1導電層16aは左下がりの斜線で示し
た部分であり、第2導電層17aは右下がりの斜線で示
した部分である。後述する図8(e−2)に示すよう
に、両者は層間絶縁膜10を間に介して設けられ、層間
絶縁膜10のコンタクトホール11cを介して接続され
ている。さらに、蓄積容量共通配線16は、走査配線1
および信号配線3と同様に、表示領域外の端部で短絡配
線18により短絡されている。なお、図7においては簡
単のために画素電極を省略しているが、後述する図8
(e−1)に示すように、画素電極14は層間絶縁膜1
2のコンタクトホール13を介してTFT4のドレイン
領域と接続されている。
【0041】この蓄積容量共通配線16の第1導電層1
6aは、走査配線1の第1導電層1aと同時に断続して
形成することができる。また、蓄積容量共通配線16の
第2導電層17aは、走査配線1の第2導電層2aと同
時に形成して第1導電層16aの断線部を接続すること
ができる。
6aは、走査配線1の第1導電層1aと同時に断続して
形成することができる。また、蓄積容量共通配線16の
第2導電層17aは、走査配線1の第2導電層2aと同
時に形成して第1導電層16aの断線部を接続すること
ができる。
【0042】図8は、上記アクティブマトリクス基板の
製造工程を示す断面図である。図8の左側の(a−1)
〜(e−1)は図7のC−C’線部分の断面図であり、
スイッチング素子としてのTFT4部分および蓄積容量
15部分を示す。図8の右側の(a−2)〜(e−2)
は図6および図7のDーD’線部分の断面図であり、蓄
積容量共通配線16部分を示す。
製造工程を示す断面図である。図8の左側の(a−1)
〜(e−1)は図7のC−C’線部分の断面図であり、
スイッチング素子としてのTFT4部分および蓄積容量
15部分を示す。図8の右側の(a−2)〜(e−2)
は図6および図7のDーD’線部分の断面図であり、蓄
積容量共通配線16部分を示す。
【0043】まず、図8(a−1)、(a−2)に示す
ように、絶縁性の基板6上にTFT4のチャネル領域、
ソース領域、ドレイン領域および蓄積容量15の蓄積容
量ドレイン側電極19を構成する半導体層7を形成す
る。
ように、絶縁性の基板6上にTFT4のチャネル領域、
ソース領域、ドレイン領域および蓄積容量15の蓄積容
量ドレイン側電極19を構成する半導体層7を形成す
る。
【0044】次に、図8(b−1)、(b−2)に示す
ように、半導体層7上を覆ってゲート絶縁膜8を形成す
る。
ように、半導体層7上を覆ってゲート絶縁膜8を形成す
る。
【0045】続いて、レジスト(図示せず)をマスクと
して半導体層7の所定の部分にイオン注入することによ
り蓄積容量ドレイン側電極19を形成する。その後、図
8(c−1)、(c−2)に示すように、ゲート絶縁膜
8上にTFT4のゲート電極9、蓄積容量共通配線16
の第1導電層16aおよび蓄積容量共通配線側電極20
を形成し、それと共にゲート絶縁膜8上に走査配線1の
第1導電層1a(図示せず)を形成する。このとき、走
査配線1の第1導電層1aおよび蓄積容量共通配線16
の第1導電層16aは、1画素または複数の画素毎に断
続的に形成する。また、表示領域外には短絡配線(図示
せず)を形成する。なお、ゲート絶縁膜8は蓄積容量1
5の絶縁膜としても用いられるが、イオン注入によりダ
メージを受けることが予想されるので、その部分の絶縁
膜8を一旦除去し、CVD法等により改めて蓄積容量1
5用の絶縁膜を形成してもよい。
して半導体層7の所定の部分にイオン注入することによ
り蓄積容量ドレイン側電極19を形成する。その後、図
8(c−1)、(c−2)に示すように、ゲート絶縁膜
8上にTFT4のゲート電極9、蓄積容量共通配線16
の第1導電層16aおよび蓄積容量共通配線側電極20
を形成し、それと共にゲート絶縁膜8上に走査配線1の
第1導電層1a(図示せず)を形成する。このとき、走
査配線1の第1導電層1aおよび蓄積容量共通配線16
の第1導電層16aは、1画素または複数の画素毎に断
続的に形成する。また、表示領域外には短絡配線(図示
せず)を形成する。なお、ゲート絶縁膜8は蓄積容量1
5の絶縁膜としても用いられるが、イオン注入によりダ
メージを受けることが予想されるので、その部分の絶縁
膜8を一旦除去し、CVD法等により改めて蓄積容量1
5用の絶縁膜を形成してもよい。
【0046】その後、図8(d−1)、(d−2)に示
すように、半導体層7にイオン注入によりソース領域7
aおよびドレイン領域7bを形成し、イオン注入されな
かった領域をチャネル領域7cとする。その上に第1の
層間絶縁膜10を形成した後に、前記コンタクトホール
11a、11b(図8には表れていない)、およびコン
タクトホール11cを形成し、その上に走査配線1の第
2導電層2a、蓄積容量共通配線16の第2導電層17
aおよび信号配線3を形成する。このとき、断続的に形
成された走査配線1の第1導電層1aの断線部分を第2
導電層2aで接続するように、コンタクトホール11b
を介して第1導電層1aと第2導電層2aとを接続す
る。同様に、断続的に形成された蓄積容量共通配線16
の第1導電層16aの断線部分を第2導電層17aで接
続するように、コンタクトホール11cを介して第1導
電層16aと第2導電層17aとを接続する。信号配線
3はコンタクトホール11aを介してソース領域7aと
接続する。また、走査配線1、信号配線3および蓄積容
量共通配線16の表示領域外の端部を短絡配線と接続す
る。
すように、半導体層7にイオン注入によりソース領域7
aおよびドレイン領域7bを形成し、イオン注入されな
かった領域をチャネル領域7cとする。その上に第1の
層間絶縁膜10を形成した後に、前記コンタクトホール
11a、11b(図8には表れていない)、およびコン
タクトホール11cを形成し、その上に走査配線1の第
2導電層2a、蓄積容量共通配線16の第2導電層17
aおよび信号配線3を形成する。このとき、断続的に形
成された走査配線1の第1導電層1aの断線部分を第2
導電層2aで接続するように、コンタクトホール11b
を介して第1導電層1aと第2導電層2aとを接続す
る。同様に、断続的に形成された蓄積容量共通配線16
の第1導電層16aの断線部分を第2導電層17aで接
続するように、コンタクトホール11cを介して第1導
電層16aと第2導電層17aとを接続する。信号配線
3はコンタクトホール11aを介してソース領域7aと
接続する。また、走査配線1、信号配線3および蓄積容
量共通配線16の表示領域外の端部を短絡配線と接続す
る。
【0047】その後、図8(e−1)、(e−2)に示
すように、第2の層間絶縁膜12を形成してコンタクト
ホール13を形成し、その上に透明導電膜からなる画素
電極14を形成してコンタクトホール13を介してドレ
イン領域7bと接続する。
すように、第2の層間絶縁膜12を形成してコンタクト
ホール13を形成し、その上に透明導電膜からなる画素
電極14を形成してコンタクトホール13を介してドレ
イン領域7bと接続する。
【0048】図9は、この実施形態3のアクティブマト
リクス型表示装置について、第1導電層1a、16aの
形成後から信号配線3の形成までの工程におけるTF
T、走査配線および蓄積容量共通配線を示す等価回路図
である。この図から理解されるように、走査配線1の一
部1aおよび蓄積容量共通配線16の第1導電層16a
が断続的に形成されているため、イオン注入工程やソー
スコンタクトおよびドレインコンタクトの形成工程等で
静電気による帯電が生じても、個々のTFT4のゲート
絶縁膜や蓄積容量15に大きな電圧が印加されることは
なく、静電気によるTFT4や蓄積容量15の破壊を防
ぐことができる。また、蓄積容量共通配線16の第2導
電層17aは走査配線1の第2導電層2aおよび信号配
線3と同時に形成できるので、製造工程は増加しない。
さらに、信号配線3の形成後は、走査配線1、信号配線
3および蓄積容量共通配線16が表示領域外の端部で短
絡配線18により短絡されており、走査配線1、信号配
線3および蓄積容量共通配線16が同電位になるので、
静電気によるTFT4や蓄積容量15の破壊を防ぐこと
ができる。
リクス型表示装置について、第1導電層1a、16aの
形成後から信号配線3の形成までの工程におけるTF
T、走査配線および蓄積容量共通配線を示す等価回路図
である。この図から理解されるように、走査配線1の一
部1aおよび蓄積容量共通配線16の第1導電層16a
が断続的に形成されているため、イオン注入工程やソー
スコンタクトおよびドレインコンタクトの形成工程等で
静電気による帯電が生じても、個々のTFT4のゲート
絶縁膜や蓄積容量15に大きな電圧が印加されることは
なく、静電気によるTFT4や蓄積容量15の破壊を防
ぐことができる。また、蓄積容量共通配線16の第2導
電層17aは走査配線1の第2導電層2aおよび信号配
線3と同時に形成できるので、製造工程は増加しない。
さらに、信号配線3の形成後は、走査配線1、信号配線
3および蓄積容量共通配線16が表示領域外の端部で短
絡配線18により短絡されており、走査配線1、信号配
線3および蓄積容量共通配線16が同電位になるので、
静電気によるTFT4や蓄積容量15の破壊を防ぐこと
ができる。
【0049】(実施形態4)この実施形態4では、Cs
on Gate構造の蓄積容量を設けたアクティブマ
トリクス型表示装置について説明する。
on Gate構造の蓄積容量を設けたアクティブマ
トリクス型表示装置について説明する。
【0050】図10は、実施形態4のアクティブマトリ
クス型表示装置におけるアクティブマトリクス基板の1
画素分を示す平面図である。このアクティブマトリクス
型表示装置は、アクティブマトリクス基板上に、走査配
線1と信号配線3とが互いに交差して設けられている。
各走査配線1は断続的に設けられた第1導電層1aと第
1導電層1aの断線部分を接続する第2導電層2aとか
らなる。また、走査配線1は蓄積容量共通配線としても
機能し、走査配線1を挟んで隣接する画素の蓄積容量1
5を構成する一方の電極である蓄積容量共通配線側電極
20に接続されている。この蓄積容量共通配線側電極2
0に対向し、かつ、TFT4のドレイン電極に接続され
て、蓄積容量15を構成する他方の電極部分、例えば蓄
積容量ドレイン側電極19が設けられている。図10の
走査配線1において、第1導電層1aは左下がりの斜線
で示した部分であり、第2導電層2aは右下がりの斜線
で示した部分である。実施形態1において図3(e−
2)に示したように、両者は層間絶縁膜10を間に介し
て設けられ、層間絶縁膜10のコンタクトホール11b
を介して接続されている。また、走査配線1および信号
配線3は、表示領域外の端部で短絡配線18により短絡
されている。なお、図10においては簡単のために画素
電極を省略しているが、実施形態3において図8(e−
1)に示したように、画素電極14は層間絶縁膜12の
コンタクトホール13を介してTFT4のドレイン領域
と接続されている。
クス型表示装置におけるアクティブマトリクス基板の1
画素分を示す平面図である。このアクティブマトリクス
型表示装置は、アクティブマトリクス基板上に、走査配
線1と信号配線3とが互いに交差して設けられている。
各走査配線1は断続的に設けられた第1導電層1aと第
1導電層1aの断線部分を接続する第2導電層2aとか
らなる。また、走査配線1は蓄積容量共通配線としても
機能し、走査配線1を挟んで隣接する画素の蓄積容量1
5を構成する一方の電極である蓄積容量共通配線側電極
20に接続されている。この蓄積容量共通配線側電極2
0に対向し、かつ、TFT4のドレイン電極に接続され
て、蓄積容量15を構成する他方の電極部分、例えば蓄
積容量ドレイン側電極19が設けられている。図10の
走査配線1において、第1導電層1aは左下がりの斜線
で示した部分であり、第2導電層2aは右下がりの斜線
で示した部分である。実施形態1において図3(e−
2)に示したように、両者は層間絶縁膜10を間に介し
て設けられ、層間絶縁膜10のコンタクトホール11b
を介して接続されている。また、走査配線1および信号
配線3は、表示領域外の端部で短絡配線18により短絡
されている。なお、図10においては簡単のために画素
電極を省略しているが、実施形態3において図8(e−
1)に示したように、画素電極14は層間絶縁膜12の
コンタクトホール13を介してTFT4のドレイン領域
と接続されている。
【0051】このアクティブマトリクス基板において
は、蓄積容量共通配線16を形成せず、走査配線1を蓄
積容量共通配線として用いるため、走査配線1と、それ
を挟んで隣接する画素の蓄積容量共通配線側電極20と
を接続させて形成する。それ以外は実施形態3のアクテ
ィブマトリクス基板と同様にして作製することができ
る。
は、蓄積容量共通配線16を形成せず、走査配線1を蓄
積容量共通配線として用いるため、走査配線1と、それ
を挟んで隣接する画素の蓄積容量共通配線側電極20と
を接続させて形成する。それ以外は実施形態3のアクテ
ィブマトリクス基板と同様にして作製することができ
る。
【0052】この実施形態4のアクティブマトリクス型
表示装置は、第1導電層1aの形成後から信号配線3の
形成までの工程において静電気が発生しても、実施形態
3のアクティブマトリクス型表示装置と同様に、走査配
線1の第1導電層1aが断続的に形成されているため、
個々のTFT4のゲート絶縁膜や蓄積容量15に大きな
電圧が印加されることはなく、静電気によるTFT4や
蓄積容量15の破壊を防ぐことができる。また、走査配
線1の第2導電層2aは信号配線3と同時に形成できる
ので、製造工程は増加しない。さらに、信号配線3の形
成後は、蓄積容量共通配線としても機能する走査配線1
および信号配線3が表示領域外の端部で短絡配線18に
より短絡されており、走査配線1および信号配線3が同
電位になるので、静電気によるTFT4や蓄積容量15
の破壊を防ぐことができる。
表示装置は、第1導電層1aの形成後から信号配線3の
形成までの工程において静電気が発生しても、実施形態
3のアクティブマトリクス型表示装置と同様に、走査配
線1の第1導電層1aが断続的に形成されているため、
個々のTFT4のゲート絶縁膜や蓄積容量15に大きな
電圧が印加されることはなく、静電気によるTFT4や
蓄積容量15の破壊を防ぐことができる。また、走査配
線1の第2導電層2aは信号配線3と同時に形成できる
ので、製造工程は増加しない。さらに、信号配線3の形
成後は、蓄積容量共通配線としても機能する走査配線1
および信号配線3が表示領域外の端部で短絡配線18に
より短絡されており、走査配線1および信号配線3が同
電位になるので、静電気によるTFT4や蓄積容量15
の破壊を防ぐことができる。
【0053】なお、上記実施形態1〜4では、走査配線
を断続的に第1導電層で形成した後で、信号配線を第2
導電層で形成する際に走査配線の断線部分を第2導電層
で接続した例について説明したが、信号配線を第1導電
層と第2導電層とで形成してもよい。その場合、信号配
線を断続的に第1導電層で形成した後で、走査配線を第
2導電層で形成する際に信号配線の断線部分を第2導電
層で接続することができる。
を断続的に第1導電層で形成した後で、信号配線を第2
導電層で形成する際に走査配線の断線部分を第2導電層
で接続した例について説明したが、信号配線を第1導電
層と第2導電層とで形成してもよい。その場合、信号配
線を断続的に第1導電層で形成した後で、走査配線を第
2導電層で形成する際に信号配線の断線部分を第2導電
層で接続することができる。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
走査配線および信号配線のうちの一方の配線が断続的に
形成された第1導電層と第1導電層の断線部分を接続す
る第2導電層とからなり、第1導電層を形成してから他
方の配線を形成する工程までの間は第1導電層が断線し
ているので、イオン注入工程やソースコンタクトおよび
ドレインコンタクトの形成工程等で静電気が発生して
も、所謂アンテナ効果などのような現象が起こらない。
よって、個々のTFTのゲート絶縁膜に大きな電圧が印
加されることはなく、ゲート絶縁膜の絶縁破壊等を防ぐ
ことができる。また、第2導電層は他方の配線と同時に
形成でき、工程数が増加しないのでコストアップも生じ
ない。
走査配線および信号配線のうちの一方の配線が断続的に
形成された第1導電層と第1導電層の断線部分を接続す
る第2導電層とからなり、第1導電層を形成してから他
方の配線を形成する工程までの間は第1導電層が断線し
ているので、イオン注入工程やソースコンタクトおよび
ドレインコンタクトの形成工程等で静電気が発生して
も、所謂アンテナ効果などのような現象が起こらない。
よって、個々のTFTのゲート絶縁膜に大きな電圧が印
加されることはなく、ゲート絶縁膜の絶縁破壊等を防ぐ
ことができる。また、第2導電層は他方の配線と同時に
形成でき、工程数が増加しないのでコストアップも生じ
ない。
【0055】本発明において、走査配線と信号配線の表
示領域外の端部を共通の短絡配線で短絡しておくと、両
配線の形成後も静電気によるスイッチング素子の破壊等
を防ぐことができる。
示領域外の端部を共通の短絡配線で短絡しておくと、両
配線の形成後も静電気によるスイッチング素子の破壊等
を防ぐことができる。
【0056】本発明において、蓄積容量を設ける場合に
は、蓄積容量配線を第1導電層と第2導電層とで形成し
てもよい。この場合、第1導電層を形成してから他方の
配線を形成する工程までの間は第1導電層が断線してい
るので、蓄積容量の絶縁膜に大きな電圧が印加されるこ
とはなく、蓄積容量の絶縁膜の絶縁破壊等を防ぐことが
できる。また、信号配線、走査配線および蓄積容量共通
配線の表示領域外の端部を共通の短絡配線で短絡してお
くと、各配線の形成後も静電気によるスイッチング素子
の破壊と共に蓄積容量の破壊を防ぐことができる。
は、蓄積容量配線を第1導電層と第2導電層とで形成し
てもよい。この場合、第1導電層を形成してから他方の
配線を形成する工程までの間は第1導電層が断線してい
るので、蓄積容量の絶縁膜に大きな電圧が印加されるこ
とはなく、蓄積容量の絶縁膜の絶縁破壊等を防ぐことが
できる。また、信号配線、走査配線および蓄積容量共通
配線の表示領域外の端部を共通の短絡配線で短絡してお
くと、各配線の形成後も静電気によるスイッチング素子
の破壊と共に蓄積容量の破壊を防ぐことができる。
【0057】また、本発明において、Cs on Ga
te構造の蓄積容量を設けてもよい。この場合、蓄積容
量共通配線としても機能する走査配線が第1導電層と第
2導電層とで形成されているので、第1導電層を形成し
てから他方の配線を形成する工程までの間に蓄積容量の
絶縁膜に大きな電圧が印加されることはなく、蓄積容量
の絶縁膜の絶縁破壊等を防ぐことができる。また、走査
配線と信号配線とを表示領域外の端部で共通の短絡配線
で短絡しておくと、各配線の形成後も静電気によるスイ
ッチング素子の破壊と共に蓄積容量の破壊を防ぐことが
できる。
te構造の蓄積容量を設けてもよい。この場合、蓄積容
量共通配線としても機能する走査配線が第1導電層と第
2導電層とで形成されているので、第1導電層を形成し
てから他方の配線を形成する工程までの間に蓄積容量の
絶縁膜に大きな電圧が印加されることはなく、蓄積容量
の絶縁膜の絶縁破壊等を防ぐことができる。また、走査
配線と信号配線とを表示領域外の端部で共通の短絡配線
で短絡しておくと、各配線の形成後も静電気によるスイ
ッチング素子の破壊と共に蓄積容量の破壊を防ぐことが
できる。
【図1】実施形態1のアクティブマトリクス型表示装置
の等価回路図である。
の等価回路図である。
【図2】実施形態1のアクティブマトリクス型表示装置
におけるアクティブマトリクス基板の平面図である。
におけるアクティブマトリクス基板の平面図である。
【図3】実施形態1のアクティブマトリクス型表示装置
におけるアクティブマトリクス基板の製造工程を示す断
面図である。
におけるアクティブマトリクス基板の製造工程を示す断
面図である。
【図4】実施形態1のアクティブマトリクス型表示装置
について、走査配線の第1導電層の形成から信号配線の
形成工程までにおける等価回路図である。
について、走査配線の第1導電層の形成から信号配線の
形成工程までにおける等価回路図である。
【図5】実施形態2のアクティブマトリクス型表示装置
におけるアクティブマトリクス基板の製造工程を示す断
面図である。
におけるアクティブマトリクス基板の製造工程を示す断
面図である。
【図6】実施形態3のアクティブマトリクス型表示装置
の等価回路図である。
の等価回路図である。
【図7】実施形態3のアクティブマトリクス型表示装置
におけるアクティブマトリクス基板の平面図である。
におけるアクティブマトリクス基板の平面図である。
【図8】実施形態3のアクティブマトリクス型表示装置
におけるアクティブマトリクス基板の製造工程を示す断
面図である。
におけるアクティブマトリクス基板の製造工程を示す断
面図である。
【図9】実施形態3のアクティブマトリクス型表示装置
について、走査配線および蓄積容量共通配線の第1導電
層の形成から信号配線の形成工程までにおける等価回路
図である。
について、走査配線および蓄積容量共通配線の第1導電
層の形成から信号配線の形成工程までにおける等価回路
図である。
【図10】実施形態4のアクティブマトリクス型表示装
置におけるアクティブマトリクス基板の平面図である。
置におけるアクティブマトリクス基板の平面図である。
【図11】従来のアクティブマトリクス型表示装置につ
いて、走査配線の第1導電層の形成から信号配線の形成
工程までにおける等価回路図である。
いて、走査配線の第1導電層の形成から信号配線の形成
工程までにおける等価回路図である。
1 走査配線 1a 走査配線の第1導電層 2a 走査配線の第2導電層 3 信号配線 4 TFT 5 液晶 6 基板 7 半導体層 7a ソース領域 7b ドレイン領域 7c チャネル領域 8 ゲート絶縁膜 9 ゲート電極 10 第1の層間絶縁膜 11a、11b、11c、13 コンタクトホール 12 第2の層間絶縁膜 14 画素電極 15 蓄積容量 16 蓄積容量共通配線 16a 蓄積容量共通配線の第1導電層 17a 蓄積容量共通配線の第2導電層 18 短絡配線 19 蓄積容量ドレイン側電極 20 蓄積容量共通配線側電極
Claims (4)
- 【請求項1】 光学特性の変調される表示媒体を挟んで
対向配置された一対の基板のうちの一方の基板上に、複
数の信号配線と複数の走査配線とが両配線を互いに交差
して設けられたアクティブマトリクス型表示装置を製造
する方法であって、 該一方の基板上に、該走査配線および該信号配線のうち
の一方の配線を、断続的に第1導電層で形成する第1工
程と、 該走査配線および該信号配線のうちの他方の配線を第2
導電層で形成すると共に、第2導電層で該一方の配線の
断線部分を接続する第2工程とを含むアクティブマトリ
クス型表示装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記信号配線および前記走査配線を、そ
れらの表示領域外の端部で共通の短絡配線にて短絡する
工程を含む請求項1に記載のアクティブマトリクス型表
示装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記第1工程において、更に蓄積容量共
通配線を断続的に第1導電層で形成し、前記第2工程に
おいて、該蓄積容量共通配線の断線部分を第2導電層で
接続する請求項1または2に記載のアクティブマトリク
ス型表示装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記信号配線、前記走査配線および前記
蓄積容量共通配線を、それらの表示領域外の端部で共通
の短絡配線にて短絡する工程を含む請求項3に記載のア
クティブマトリクス型表示装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13554797A JPH10325963A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | アクティブマトリクス型表示装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13554797A JPH10325963A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | アクティブマトリクス型表示装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10325963A true JPH10325963A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15154343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13554797A Withdrawn JPH10325963A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | アクティブマトリクス型表示装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10325963A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006229081A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Sony Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
JP2010087303A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Dainippon Printing Co Ltd | ディスプレイ用薄膜トランジスタ基板及びその製造方法 |
WO2012074000A1 (ja) * | 2010-12-01 | 2012-06-07 | シャープ株式会社 | 表示装置の製造方法 |
JP2013128119A (ja) * | 1999-04-12 | 2013-06-27 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 表示装置 |
WO2013183220A1 (ja) * | 2012-06-05 | 2013-12-12 | シャープ株式会社 | 薄膜トランジスタ基板の製造方法 |
JP2014150262A (ja) * | 2000-09-29 | 2014-08-21 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置 |
US9335593B2 (en) | 2013-01-22 | 2016-05-10 | Seiko Epson Corporation | Electro-optic device comprising a data line disposed between a transistor and a capacitor and electronic apparatus |
US9645458B2 (en) | 2013-01-22 | 2017-05-09 | Seiko Epson Corporation | Electrooptical device, method of manufacturing electrooptical device, and electronic apparatus |
JP2018101807A (ja) * | 2012-04-13 | 2018-06-28 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置 |
-
1997
- 1997-05-26 JP JP13554797A patent/JPH10325963A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013128119A (ja) * | 1999-04-12 | 2013-06-27 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 表示装置 |
US8866143B2 (en) | 1999-04-12 | 2014-10-21 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method for fabricating the same |
JP2014150262A (ja) * | 2000-09-29 | 2014-08-21 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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