[go: up one dir, main page]

JPH10321403A - 抵抗器の製造方法 - Google Patents

抵抗器の製造方法

Info

Publication number
JPH10321403A
JPH10321403A JP9129248A JP12924897A JPH10321403A JP H10321403 A JPH10321403 A JP H10321403A JP 9129248 A JP9129248 A JP 9129248A JP 12924897 A JP12924897 A JP 12924897A JP H10321403 A JPH10321403 A JP H10321403A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
resistance
upper electrode
resistor
layers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9129248A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3651179B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Yamada
博之 山田
Mitsunari Nakatani
光成 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP12924897A priority Critical patent/JP3651179B2/ja
Publication of JPH10321403A publication Critical patent/JPH10321403A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3651179B2 publication Critical patent/JP3651179B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
  • Non-Adjustable Resistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気的特性に優れた抵抗器を製造することを
目的とする。 【解決手段】 基板21の上面の側部に複数対の上面電
極層22を形成し、次に前記基板21の上面に前記複数
対の上面電極層22と電気的に接続するように全面抵抗
層31を形成し、次に前記全面抵抗層31の一部を除去
し独立した複数の抵抗層24を形成し、次に少なくとも
前記抵抗層24を覆うように保護層25を形成するもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子回路に使
用される抵抗器の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化に伴い、回路基
板に使用される電子部品に対しても実装密度を上げるた
め、ますます小型化への要求が高まっている。抵抗器に
対しても、電子回路の無調整化のため、小形かつ抵抗値
許容差の高精度な抵抗器への要求とともに、抵抗器の一
種として複数の抵抗器を1チップ化したネットワーク抵
抗器への要求が高まってきている。
【0003】以下、従来の抵抗器の製造方法について、
図面を参照しながら説明する。図8(a)は従来の抵抗
器の斜視図、図8(b)は同断面図である。
【0004】図において、1は96%アルミナを含有し
てなる基板である。この基板には隣り合う電極を隔てる
ための凹部9が設けられている。2,3は基板1の上面
および裏面の側部に設けられたAu等からなる複数対の
上面電極層または下面電極層である。4は基板1の上面
に上面電極層2と電気的に接続するように設けられたN
iCr等の薄膜からなる抵抗層である。5は抵抗層4の
上面に設けられた熱硬化性の樹脂等からなる保護層であ
る。6は基板1の側面に少なくとも上面電極層2と下面
電極層3と電気的に接続するように設けられた複数対の
側面電極層である。7は露出した上面電極層2および下
面電極層3および側面電極層6を覆うように設けられた
Niめっき層である。8は少なくともNiめっき層7を
覆うように設けられたはんだめっき層である。
【0005】以上のように構成された従来の抵抗器につ
いて、以下にその製造方法を図面を参照しながら説明す
る。
【0006】図9は従来の抵抗器の製造方法を示す工程
図である。まず、図9(a)に示すように、凹部9を有
する96%アルミナを含有してなる基板1に、凹部9を
隔てて複数対の上面電極層2を形成する。
【0007】次に、図9(b)に示すように、複数対の
上面電極層2を形成した基板1上に、所望の抵抗パター
ンを形成したメタルマスクを使用し、対をなす上面電極
層2間に個々のスパッタ工法等によりNiCr等からな
る薄膜の抵抗層4を形成し、この抵抗層4を安定な膜に
するために、約300〜400℃の温度で熱処理を行
う。
【0008】次に、図9(c)に示すように、抵抗層4
の抵抗値を所定の値に修正するためにレーザートリミン
グ等によりトリミング溝10を施して抵抗値修正を行
う。
【0009】次に、図9(d)に示すように、抵抗値を
修正した抵抗層4を保護するために、エポキシ樹脂等の
熱硬化性の樹脂による保護層5を形成する。
【0010】次に、図9(e)に示すように、基板1の
凹部9のある側面に、上面電極層2および下面電極層3
(本図では図示せず)を電気的に接続するようにスパッ
タ工法等により、NiCr等からなる側面電極層6を形
成する。
【0011】最後に、必要に応じてはんだ付け時の信頼
性の確保のため、Niめっき層とはんだめっき層の電極
めっき層を形成して、従来の抵抗器を形成していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の抵抗器の製造方法では、図10に示すように所望の
抵抗パターンを有したメタルマスク11を基板1に位置
決めして、抵抗層4を形成する場合、スパッタ工法では
図中の矢印のようにあらゆる方向からスパッタ原子が入
射してくるため、抵抗パターンのエッジ部分への入射が
メタルマスクの厚みにより妨げられるため、抵抗層4の
断面形状がかまぼこ状のようにエッジ部での膜厚が薄く
なり、抵抗器の電気的特性、特にパルス特性が劣化する
という課題を有していた。
【0013】本発明は上記従来の課題を解決するため、
抵抗パターン全体の膜厚がほぼ均一で、電気的特性に優
れた抵抗器の製造方法を提供することを目的とするもの
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、基板の上面の側部に複数対の上面電極層を
形成し、次に基板の上面に複数対の上面電極層と電気的
に接続するように抵抗層を形成し、次に抵抗層の一部を
除去し独立した複数の抵抗層を形成してなるものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、基板の上面の側部に複数対の上面電極層を形成し、
次に前記基板の上面に前記複数対の上面電極層と電気的
に接続するように抵抗層を形成し、次に前記抵抗層の一
部を除去し独立した複数の抵抗層を形成し、次に少なく
とも前記抵抗層を覆うように保護層を形成し、次に前記
基板の側面に前記複数の上面電極層と電気的に接続する
ように複数対の側面電極層を形成してなるものである。
【0016】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
記載の抵抗層の一部を除去し独立した複数の抵抗層を形
成する際、隣り合う抵抗層は少なくとも2本以上の線に
より分離するものである。
【0017】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
記載の抵抗層の一部を除去し独立した複数の抵抗層を形
成する際に、前記抵抗層の抵抗値を調整するために前記
複数対の上面電極層間の複数の抵抗層の一部を各々除去
するものである。
【0018】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
記載の抵抗層は、メタルマスクを使用してスパッタ法に
より形成するものである。
【0019】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
記載の抵抗層の除去と、上面電極層間の前記抵抗層の抵
抗値を調整するために抵抗層の一部の除去とが連続する
ものである。
【0020】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
記載の抵抗層の除去と、上面電極層間の抵抗層の抵抗値
を調整するために抵抗層の一部の除去を同一のレーザに
より行うものである。
【0021】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1における抵抗器およびその製造方法について、図面
を参照しながら説明する。
【0022】図1(a)は本発明の実施の形態1におけ
る抵抗器の斜視図、図1(b)は同断面図である。
【0023】図において、21は96%アルミナを含有
してなる基板で、対向する側面に複数の凹部29が設け
られている。22,23は基板21の上面または下面の
側部に設けられたAu系等の薄膜等からなる複数対の上
面電極層、下面電極層である。24は基板21の上面に
設けられ、複数対の対向する上面電極層22間に電気的
に接続するように設けられたNiCr系等の薄膜等から
なる抵抗層である。25は少なくとも抵抗層24を覆う
ように設けられたエポキシ系樹脂等からなる保護層であ
る。26は基板21の側面に凹部29を除いて上面電極
層22および下面電極層23を電気的に接続するように
設けられたNiCr系等の薄膜等からなる側面電極層で
ある。27,28は必要に応じてはんだ付け時の信頼性
等の確保のために側面電極層26を覆うように設けられ
たNiめっき層、このNiめっき層27を覆うように設
けられたはんだめっき層である。
【0024】以上のように構成された本発明の一実施の
形態における抵抗器について、以下にその製造方法を図
面を参照しながら説明する。
【0025】図2、3は本発明の実施の形態1における
抵抗器の製造方法を示す工程図である。
【0026】まず、図2(a)に示すように、耐熱性お
よび絶縁性に優れた96%アルミナを含有してなる基板
21の上面および下面の側部の凹部29を挟んで、Au
を主成分とする金属有機物等からなる電極ペーストをス
クリーン印刷・乾燥し、金属有機物等からなる電極ペー
ストの有機成分だけを飛ばし、金属成分だけを基板21
上に焼き付けるために、ベルト式連続焼成炉によって約
850℃の温度で、45分のプロファイルによって焼成
し、対向する複数対の上面電極層22および下面電極層
(図示せず)を同時に形成する。
【0027】次に、図2(b)に示すように、基板21
の上面に、複数対の対向する上面電極層22と電気的に
接続するような抵抗体パターン(図中では8つの上面電
極層22と接続する)を有したメタルマスク(図示せ
ず)を密着、位置決めし、NiCrの全面抵抗層31を
スパッタ工法により形成し、その後全面抵抗層31を安
定な膜にするために、約300〜400℃の雰囲気中で
熱処理を行う。
【0028】次に、図2(c)に示すように、基板21
の上面の上面電極層22と隣り合う側端の全面抵抗層3
1をレーザーにより除去してレーザースクライブ溝32
を形成し、対をなす上面電極層22間に所望のパターン
の抵抗層24を形成するレーザースクライブ工程を行
う。またこの際、両側端(メタルマスクで形成された抵
抗層24の最外部)の抵抗層24も除去する。この時、
レーザーの加工条件は、YAGレーザーで、100mm/
s,10kHz,2W,スポット径150μmに設定し
たものである。この時、除去された後の抵抗層の状態は
図4に示すように、従来の抵抗層の状態とは異なり、抵
抗層の中心とエッジでの膜厚がほぼ均一な状態を得るこ
とができる。
【0029】次に、図2(d)に示すように、抵抗層2
4の抵抗値を所定の値に修正するために前工程で用いた
同一のYAGレーザーによるレーザートリミング等によ
り、トリミング溝30を施して抵抗値修正を行う。この
際、抵抗値測定用のトリミングプローブは、上面電極層
22上にセットし、トリミングは、図示のようなLカッ
ト法、または複数本のストレートカットによるサーペン
タインカット法により行った。また、レーザートリミン
グの位置基準を、前工程のレーザースクライブと同じ基
準に設定したことにより、抵抗層24のエッジから位置
ずれすることなくトリミングでき、前工程の抵抗層の除
去と上面電極層間の抵抗層の抵抗値を調整するための抵
抗層の一部の除去とが連続することで抵抗層を切り残す
ことがなくなる。
【0030】次に、図2(e)に示すように、トリミン
グ溝30を施して抵抗値修正した抵抗層24(本図では
図示せず)を保護するために、エポキシ系の樹脂ペース
トを上面電極層22と隣り合う基板21の側端までスク
リーン印刷し、約200℃,30分の条件で熱硬化して
保護層25を形成する。
【0031】次に、図3に示すように、基板21の側面
に上面電極層22および下面電極層(図示せず)とをつ
なぐように、スパッタ工法によりNiCr等の薄膜から
なる側面電極層26を形成する。
【0032】最後に、必要に応じて露出している上面電
極層22と下面電極層(図示せず)と側面電極層26の
はんだ付け時の電極食われの防止およびはんだ付け時の
信頼性の確保のため、電気めっきによって、Niめっき
層(図示せず)、はんだめっき層(図示せず)を形成し
て、抵抗器を製造するものである。
【0033】以上のように構成、製造された本発明の実
施の形態1における抵抗器は、メタルマスクの陰になっ
た抵抗層の膜厚の薄い部分を除去して抵抗パターン全体
の膜厚が均一であるために、電気的特性、特にパルス特
性(定格電圧の4倍を5秒間印加する)を従来の抵抗器
と比較した場合、従来の抵抗器では3〜5%の抵抗値変
化率であったが、本発明による抵抗器ではほとんど変化
しなかった。また、トリミング以降の製造工程での抵抗
値変化も発生しなかった。
【0034】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2における抵抗器の製造方法について、図面を参照し
ながら説明する。
【0035】本発明の実施の形態2における抵抗器は、
本発明の実施の形態1に示す抵抗器の斜視図および断面
図と同じであるため省略する。
【0036】以下、本発明の実施の形態2における抵抗
器の製造方法について、以下に図面を参照しながら説明
する。
【0037】図5〜7は本発明の実施の形態2における
抵抗器の製造方法を示す工程図である。
【0038】まず、図5(a)に示すように、耐熱性お
よび絶縁性に優れた96%アルミナを含有してなる基板
41の上面および下面の側部に、Auを主成分とする金
属有機物等からなる電極ペーストをスクリーン印刷・乾
燥し、金属有機物等からなる電極ペーストの有機成分だ
けを飛ばし、金属成分だけを基板41上に焼き付けるた
めに、ベルト式連続焼成炉によって約850℃の温度
で、45分のプロファイルによって焼成し、複数対の上
面電極層42および下面電極層(図示せず)を同時に形
成する。
【0039】次に、図5(b)に示すように、基板41
の上面に、複数対の上面電極層42と電気的に接続する
ようなパターンを有したメタルマスクを位置決めし、N
iCrの全面抵抗層51をスパッタ工法により形成し、
全面抵抗層51を安定な膜にするために、約300〜4
00℃の雰囲気中で熱処理を行う。
【0040】次に、図6(a)に示すように、基板41
の上面の上面電極層42と隣り合う側端の全面抵抗層5
1をレーザーにより除去してレーザースクライブ溝52
を形成し、対をなす上面電極層42間に所望のパターン
の抵抗層44を形成するレーザースクライブ工程を行
う。隣り合う抵抗層44間に上面電極層42を除去する
ことなく、2本のレーザースクライブ溝52を形成し、
レーザースクライブ溝52間には上面電極層42と接続
しない抵抗層53が形成される。この時、レーザーの加
工条件は、YAGレーザーで、100mm/s,10kH
z,2W,スポット径150μmに設定したものであ
る。この時、除去された後の抵抗層の状態は図6(c)
に示すように、従来の抵抗層の状態とは異なり、抵抗層
の中心とエッジでの膜厚がほぼ均一な状態を得ることが
できる。
【0041】次に、図6(b)に示すように、抵抗層4
4の抵抗値を所定の値に修正するために前工程で用いた
同一のYAGレーザーによるレーザートリミング等によ
り、トリミング溝50を施して抵抗値修正を行う。この
際、抵抗値測定用のトリミングプローブは、上面電極層
42上にセットし、トリミングは、図示のようなLカッ
ト法、または複数本のストレートカットによるサーペン
タインカット法により行った。また、レーザートリミン
グの位置基準を、前工程のレーザースクライブと同じ基
準に設定したことにより、抵抗層44のエッジから位置
ずれがなくトリミングでき、前工程の抵抗層の除去と上
面電極層間の抵抗層の抵抗値を調整するための抵抗層の
一部の除去とが連続することで抵抗層の切り残しがなく
なる。また、レーザースクライブ溝52間に抵抗層53
があることで、抵抗値修正時のレーザーの1パルス目に
発生しやすいジャイアントパルスが出ても、上面電極層
と接続していない抵抗層53を除去するだけで、抵抗層
44への影響がなく、抵抗値修正精度が得やすくなる。
【0042】次に、図7(a)に示すように、トリミン
グ溝50を施して抵抗値修正した抵抗層44(本図では
図示せず)を保護するために、エポキシ系の樹脂ペース
トを上面電極層42と隣り合う基板41の側端までスク
リーン印刷し、約200℃,30分の条件で熱硬化して
保護層45を形成する。
【0043】次に、図7(b)に示すように、基板41
の側面に上面電極層42および下面電極層(図示せず)
とをつなぐように、スパッタ工法によりNiCr等の薄
膜からなる側面電極層46を形成する。
【0044】最後に、必要に応じて露出している上面電
極層42と下面電極層(図示せず)と側面電極層46の
はんだ付け時の電極食われの防止およびはんだ付け時の
信頼性の確保のため、電気めっきによって、Niめっき
層(図示せず)、はんだめっき層(図示せず)を形成し
て、抵抗器を製造するものである。
【0045】以上のように構成、製造された本発明の実
施の形態2における抵抗器は、メタルマスクの陰になっ
た抵抗層の膜厚の薄い部分を除去して抵抗パターン全体
の膜厚が均一であるために、電気的特性、特にパルス特
性(定格電圧の4倍を5秒間印加する)を従来の抵抗器
と比較した場合、従来の抵抗器では3〜5%の抵抗値変
化率であったが、本発明による抵抗器ではほとんど変化
しなかった。また、トリミング以降の製造工程での抵抗
値変化も発生しなかった。
【0046】また、レーザースクライブ溝を2本設ける
ことで、抵抗値修正時にジャイアントパルスが発生した
場合でも、その影響を受けにくくなり抵抗値精度を得や
すくなる。
【0047】なお、本発明の実施の形態1および2にお
いて、金属有機物電極ペーストを用いて上面電極層およ
び下面電極層を形成したが、これは製造材料および方法
を制限するものではなく、抵抗体と同様のスパッタ法ま
たはフォトリソ法などで形成しても良い。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、抵抗パタ
ーン全体の膜厚が均一であるために、電気的特性、特に
パルス特性に優れた抵抗器を製造することができる。ま
た、小形形状の抵抗器ほど、抵抗層の面積が小さくなる
ため、より大きな効果が得られる。
【0049】また、薄膜抵抗体の抵抗体パターン形成法
として一般的なフォトリソ法を採用せず、一般的なレー
ザー加工法を採用することで、製造工程が簡素化でき、
フォトリソ法で排出されるレジスト液、エッチング液、
現像液、等の各種廃棄物がなくなり、環境保護面での効
果も得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1における抵抗器の
斜視図 (b)同断面図
【図2】同製造方法を示す工程図
【図3】同製造方法を示す工程図
【図4】同要部である抵抗層の形成状態を示す断面図
【図5】本発明の実施の形態2における抵抗器の製造方
法を示す工程図
【図6】同製造方法を示す工程図
【図7】同製造方法を示す工程図
【図8】(a)従来の抵抗器の斜視図 (b)同断面図
【図9】同製造方法を示す工程図
【図10】同要部である抵抗層の形成状態を示す断面図
【符号の説明】
21 基板 22 上面電極層 23 下面電極層 24 抵抗層 25 保護層 26 側面電極層 27 Niめっき層 28 はんだめっき層 29 凹部 30 トリミング溝 31 全面抵抗層 32 レーザースクライブ溝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の上面の側部に複数対の上面電極層
    を形成し、次に前記基板の上面に前記複数対の上面電極
    層と電気的に接続するように抵抗層を形成し、次に前記
    抵抗層の一部を除去し独立した複数の抵抗層を形成し、
    次に少なくとも前記抵抗層を覆うように保護層を形成
    し、次に前記基板の側面に前記複数の上面電極層と電気
    的に接続するように複数対の側面電極層を形成してなる
    抵抗器の製造方法。
  2. 【請求項2】 抵抗層の一部を除去し独立した複数の抵
    抗層を形成する際、隣り合う抵抗層は少なくとも2本以
    上の線により分離する請求項1記載の抵抗器の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 抵抗層の一部を除去し独立した複数の抵
    抗層を形成する際に、前記抵抗層の抵抗値を調整するた
    めに前記複数対の上面電極層間の複数の抵抗層の一部を
    各々除去する請求項1記載の抵抗器の製造方法。
  4. 【請求項4】 抵抗器は、メタルマスクを使用してスパ
    ッタ法により形成する請求項1記載の抵抗器の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 抵抗層の除去と、上面電極層間の前記抵
    抗層の抵抗値を調整するために抵抗層の一部の除去とが
    連続する請求項1記載の抵抗器の製造方法。
  6. 【請求項6】 抵抗層の除去と、上面電極層間の抵抗層
    の抵抗値を調整するために抵抗層の一部の除去を同一の
    レーザにより行う請求項1記載の抵抗器の製造方法。
JP12924897A 1997-05-20 1997-05-20 抵抗器の製造方法 Expired - Fee Related JP3651179B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12924897A JP3651179B2 (ja) 1997-05-20 1997-05-20 抵抗器の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12924897A JP3651179B2 (ja) 1997-05-20 1997-05-20 抵抗器の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10321403A true JPH10321403A (ja) 1998-12-04
JP3651179B2 JP3651179B2 (ja) 2005-05-25

Family

ID=15004877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12924897A Expired - Fee Related JP3651179B2 (ja) 1997-05-20 1997-05-20 抵抗器の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3651179B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001093709A (ja) * 1999-09-27 2001-04-06 Koa Corp 多連抵抗素子及びその製造方法
CN115206608A (zh) * 2021-04-08 2022-10-18 光颉科技股份有限公司 柱状电阻元件的脉冲修阻制作方法以及以脉冲修阻方式制作的柱状电阻

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001093709A (ja) * 1999-09-27 2001-04-06 Koa Corp 多連抵抗素子及びその製造方法
CN115206608A (zh) * 2021-04-08 2022-10-18 光颉科技股份有限公司 柱状电阻元件的脉冲修阻制作方法以及以脉冲修阻方式制作的柱状电阻

Also Published As

Publication number Publication date
JP3651179B2 (ja) 2005-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5474975B2 (ja) 金属ストリップ抵抗器とその製造方法
JP3129170B2 (ja) 角形薄膜チップ抵抗器の製造方法
JPH1050502A (ja) 抵抗器およびその製造方法
JP2000306711A (ja) 多連チップ抵抗器およびその製造方法
JPH11204315A (ja) 抵抗器の製造方法
JP3567144B2 (ja) チップ形抵抗器およびその製造方法
JP2003045703A (ja) チップ抵抗器及びその製造方法
JP3651179B2 (ja) 抵抗器の製造方法
JP2002270402A (ja) チップ抵抗器
JP3092451B2 (ja) 角形薄膜チップ抵抗器およびその製造方法
JP2004319195A (ja) チップ型ヒューズ
JP3134067B2 (ja) 低抵抗チップ抵抗器及びその製造方法
JP2001110601A (ja) 抵抗器およびその製造方法
JP3282424B2 (ja) 角形薄膜チップ抵抗器の製造方法
JP2000138102A (ja) 抵抗器およびその製造方法
JP3767084B2 (ja) 抵抗器の製造方法
JP3766570B2 (ja) 薄膜型抵抗器の構造
JP2003297670A (ja) チップ型複合部品
JPH11111513A (ja) チップ抵抗器の製造方法
JPH10321404A (ja) 抵抗器およびその製造方法
JPH10321401A (ja) 抵抗器およびその製造方法
JP2000208304A (ja) チップ型サ―ミスタ及びチップ型サ―ミスタの抵抗値修正方法
JP2004128218A (ja) 小型電子部品の製造方法およびチップ抵抗器
JP2718196B2 (ja) 角板型薄膜チップ抵抗器の製造方法
JP2718178B2 (ja) 角板型薄膜チップ抵抗器の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050214

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080304

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090304

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100304

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110304

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110304

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120304

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130304

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130304

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees