JP3567144B2 - チップ形抵抗器およびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、抵抗体膜を配置した絶縁基板を分割して形成されるチップ形抵抗器およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
昨今、携帯端末等の小形化と普及に伴って極小寸法を有するチップ形抵抗器の供給が要請されるようになった。さらに、その携帯端末内の電源回路に保護機能を付加することが重要視されるようになり、その保護回路内にヒューズのような保護部品とともに電流検出回路用低抵抗器も多用されている。
【0003】
一方、部品メーカ等でのチップ形抵抗器の製造方法は、例えば図6の製造工程図および図7のチップ形抵抗器の縦断面図に示すような手順にて実現される。なお、ここでは複数の分割スリットにより複数領域に区画された矩形状の絶縁基板に対し、同時に以下の工程が実行されるが、説明を簡単にするため、以下一区画を一単位とするチップ形抵抗器を製造する手順について説明する。まず、図6(a)に示すような一単位の絶縁基板1において、これの裏側の左右両端部に一対の裏電極膜2を、図7に示すように形成する。なお、絶縁基板1はアルミナ96%以上含有する磁器からなる。また、裏電極膜2はAg系メタルグレーズペーストのスクリーン印刷を行って850℃で焼成することにより得られる。
【0004】
次に、その裏電極膜2に対峙する絶縁基板1の表側の各領域に、図6(b)に示すような第1表電極膜3を形成し、これらの各一の第1表電極膜3の一部に、図6(c)に示すように重なってこれらを橋絡する矩形の抵抗体膜4を、絶縁基板1上に形成する。第1表電極膜3は、Ag・Pd系メタルグレーズペーストのスクリーン印刷を行って850℃で焼成して得られる。また、抵抗体膜4は、Pd・Ag系メタルグレーズペーストのスクリーン印刷を行って850℃で焼成して得られる。
【0005】
続いて、第1表電極膜3および抵抗体膜4の左右端部に重なるように、これらの上に第2表電極膜5を図6(d)に示すように形成する。この第2表電極膜5は、Ag・Pd系メタルグレーズペーストのスクリーン印刷を行って、600℃で焼成することにより得られる。
【0006】
また、これらの各第2表電極膜5間にレジスト膜(図示しない)を形成し、抵抗体膜4を覆ったうえで、図6(e)に示すように、第2表電極膜5のそれぞれの上に銅めっき膜6を形成する。この後、レジスト膜を除去する。
【0007】
次に、このレジスト膜の除去により露出した抵抗体膜4に対し、抵抗値調整のためにトリミング溝を形成した後、その抵抗体膜4上に第1保護膜7を形成し、さらにこの第1保護膜7および銅めっき膜6上に第2保護膜8を形成し、さらにこの上に第3保護膜9を形成して、図6(f)および図7のようにする。第1〜第3保護膜7、8、9はそれぞれ塗布したエポキシ系樹脂を100℃で仮硬化させて形成される。
【0008】
また、前記絶縁基板1の左右端面に、図7に示すように、裏電極膜2と、第1表電極膜3、第2表電極膜5および銅めっき膜6とに接続されるように端面電極膜10を形成し、この端面電極膜10、裏電極膜2および銅めっき膜6の一部を覆うように銅めっき膜11を形成する。そして、これの上にさらにニッケルめっき膜12および錫めっき膜13を重ねるように形成する。
【0009】
このようなチップ形抵抗器の形成処理は、分割スリットによって多数個に区画された絶縁基板の各区画ごとに同時に実施されるため、最終段でこれらを分割スリットで複数単位に分割することにより、図7に示すようなチップ形抵抗器が得られることとなる。
【0010】
なお、前記においては、エポキシ系樹脂の保護膜7、8、9の3層とした場合について述べたが、第3保護膜9がないと、第2保護膜8の印刷かすれによって銅めっき膜6が露出してしまう場合を考慮して、3層構造としてある。しかし、第2保護膜8を、例えば図8に示すように十分な厚さとすることにより銅めっき膜6を保護できる場合には、第3保護膜9を省くことは可能である。
【0011】
また、前記においては、銅めっき膜11と錫めっき膜13との間にニッケルめっき膜12を設けた場合を示したが、これはニッケルめっき膜12がないと、複数回の半田付けを行った場合に、銅めっき膜11の半田くわれを生じてしまうことを避けるためである。しかし、このような銅めっき膜11の半田くわれを生じるおそれがない場合には、図8に示すように、銅めっき膜11上に直接錫めっき膜13を形成することも可能である。なお、抵抗値に影響のない抵抗値領域においては銅めっき膜11を省略してもよい。
【0012】
なお、Pd・Ag系の厚膜抵抗材料としては、抵抗温度係数(以下、TCRという)の小さいものが開発されており、シート抵抗値として85mΩ〜30ΩにおいてTCRが±50×10 −6 /℃が実現されている。この厚膜抵抗材料を使用した従来例におけるチップ形抵抗器の抵抗値は例えば50mΩ〜200mΩで、このときのTCRは±150×10 −6 /℃となる。
【0013】
しかし、前記厚膜抵抗材料よりさらにシート抵抗値の低いPd・Ag系の厚膜抵抗材料ではTCRが+300〜500×10 −6 /℃と増加する。従って、さらにシート抵抗値が低く、TCRが小さい抵抗値を得るのは困難であり、このために抵抗体膜の縦横比を大きくする必要がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のチップ形抵抗器では前記のように第2表電極膜5を形成することによる抵抗体膜4の有効部分形状が矩形状であり、絶縁基板1のサイズに限界があることによって、抵抗体膜4の縦横比を大きくとることができず、結果として低抵抗化を十分に実現できないという問題があった。
【0015】
本発明は前記のような問題を解決するものであり、抵抗体膜の縦横比を大きくとることにより、小さなTCRのPd・Ag系の厚膜抵抗材料を使用して更なる低抵抗化を実現することができるチップ形抵抗器およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記目的達成のために、請求項1の発明にかかるチップ形抵抗器は、絶縁基板に設けられた抵抗体膜と、該抵抗体膜の上に、該抵抗体膜を斜め方向に横切る所定幅の帯状領域を除いて設けられた一対の表電極膜と、前記抵抗体膜の帯状領域に抵抗値調整のため前記斜め方向に形成したトリミング溝と、該表電極膜上および前記抵抗体膜上に設けられた保護膜とを備えたことを特徴とする。
【0017】
また、請求項2の発明にかかるチップ形抵抗器は、絶縁基板裏側の左右両端部に設けられた一対の裏電極膜と、これらの裏電極膜に対峙するように前記絶縁基板の表面に設けられた各一の第1表電極膜と、該第1表電極膜どうしをこれらの一部を覆うように接続する抵抗体膜と、該抵抗体膜および前記第1表電極膜の上に、前記抵抗体膜を斜め方向に横切る所定幅の帯状領域を除いて設けられた一対の第2表電極膜と、該第2表電極膜上に設けられた銅めっき膜と、該銅めっき膜間の前記帯状領域の抵抗体膜に抵抗値調整のため前記斜め方向に形成されたトリミング溝と、前記銅めっき膜の左右端部を除く領域および前記抵抗体膜上に設けられた保護膜と、前記絶縁基板の左右端面に、前記裏電極膜と前記第1表電極膜、第2表電極膜および銅めっき膜とを接続するように形成された端面電極膜と、該端面電極膜と該端面電極膜付近の前記銅めっき膜および裏電極膜とを覆うように設けられた電極めっき膜とを備えたことを特徴とする。
【0018】
また、請求項3の発明にかかるチップ形抵抗器は、絶縁基板裏側の左右両端部に設けられた一対の裏電極膜と、前記絶縁基板表側の左端から右端までの領域に設けられた抵抗体膜と、該抵抗体膜の上に、該抵抗体膜を斜め方向に横切る所定幅の帯状領域を除いて設けられた一対の表電極膜と、これらの各表電極膜上に設けられた銅めっき膜と、これらの各銅めっき膜間の前記帯状領域の抵抗体膜に抵抗値調整のため前記斜め方向に形成されたトリミング溝と、前記銅めっき膜の左右端部を除く領域と前記抵抗体膜上に設けられた保護膜と、前記絶縁基板の左右端面に、前記裏電極膜と前記表電極膜および銅めっき膜とを接続するように形成された端面電極膜と、該端面電極膜と該端面電極膜付近の前記銅めっき膜および裏電極膜とを覆うように設けられた電極めっき膜とを備えたことを特徴とする。
【0019】
また、請求項4の発明にかかるチップ形抵抗器は、絶縁基板裏側の左右両端部に設けられた一対の裏電極膜と、前記絶縁基板表側の左端から右端までの領域に設けられた抵抗体膜と、該抵抗体膜の上に、該抵抗体膜を斜め方向に横切る所定幅の帯状領域を除いて設けられた一対の銅めっき膜と、これらの各銅めっき膜間の前記帯状領域の前記抵抗体膜に抵抗値調整のため前記斜め方向に形成されたトリミング溝と、前記銅めっき膜の左右端部を除く領域および前記抵抗体膜上に設けられた保護膜と、前記絶縁基板の左右端面に、前記裏電極膜と銅めっき膜とを接続するように形成された端面電極膜と、該端面電極膜と該端面電極膜付近の前記銅めっき膜および裏電極膜とを覆うように設けられた電極めっき膜とを備えたことを特徴とする。
【0020】
また、請求項5の発明にかかるチップ形抵抗器の製造方法は、絶縁基板上に抵抗体膜を形成する抵抗体膜形成工程と、前記抵抗体膜上に、該抵抗体膜を斜め方向に横切る所定幅を除いて一対の表電極膜を形成する表電極膜形成工程と、前記抵抗体の帯状領域に抵抗値調整のため前記斜め方向に形成するトリミング溝形成工程と、前記表電極膜および抵抗体膜を覆うように保護膜を形成する保護膜形成工程とを実施することを特徴とする。
【0021】
また、請求項6の発明にかかるチップ形抵抗器の製造方法は、複数の分割スリットにより区画された絶縁基板の一区画を単位として、各単位の絶縁基板裏側の左右両端部に一対の裏電極膜を形成する裏電極膜形成工程と、前記裏電極膜に対峙する前記絶縁基板表側の各領域に第1表電極膜を形成する第1表電極膜形成工程と、前記各第1表電極膜の一部に重なってこれらを橋絡するように前記絶縁基板上に抵抗体膜を形成する抵抗体膜形成工程と、前記抵抗体膜および第1表電極膜の上に、前記抵抗体膜を斜め方向に横切る所定幅の帯状領域を除いて第2表電極膜を形成する第2表電極膜形成工程と、前記帯状領域に臨む抵抗体膜上にレジスト膜を施し、前記第2表電極膜上に銅めっき膜を形成する銅めっき膜形成工程と、前記レジスト膜を剥離処理して、前記抵抗体膜の帯状領域に抵抗値調整のため前記斜め方向にトリミング溝を形成するトリミング溝形成工程と、トリミング溝を形成した前記抵抗体膜および銅めっき膜を覆うように保護膜を形成する保護膜形成工程と、前記絶縁基板の左右端面に、前記裏電極膜と、前記第1表電極膜、第2表電極膜および銅めっき膜とを接続するように端面電極膜を形成する端面電極膜形成工程と、前記端面電極膜上に電極めっき膜を形成する電極めっき膜形成工程と、前記絶縁基板を前記分割スリットにより一区画ごとに分割する分割工程とを実施することを特徴とする。
【0022】
また、請求項7の発明にかかるチップ形抵抗器の製造方法は、複数の分割スリットにより区画された絶縁基板の一区画を単位として、各単位の絶縁基板裏側の左右両端部に一対の裏電極膜を形成する裏電極膜形成工程と、前記絶縁基板表側の左端部から右端部までの領域に抵抗体膜を形成する抵抗体膜形成工程と、前記抵抗体膜上に該抵抗体膜を斜め方向に横切る所定幅の帯状領域を除いて表電極膜を形成する表電極膜形成工程と、前記帯状領域に臨む抵抗体膜上にレジスト膜を施して、前記表電極膜上に銅めっき膜を形成する銅めっき膜形成工程と、前記レジスト膜を剥離処理して、前記抵抗体膜上の帯状領域に抵抗値調整のため前記斜め方向にトリミング溝を形成するトリミング溝形成工程と、トリミング溝を形成した前記抵抗体膜および銅めっき膜を覆うように保護膜を形成する保護膜形成工程と、前記絶縁基板の左右端面に、前記裏電極膜と前記表電極膜および銅めっき膜とを接続するように端面電極膜を形成する端面電極膜形成工程と、前記端面電極膜上に電極めっき膜を形成する電極めっき膜形成工程と、前記絶縁基板を前記分割スリットにより一区画ごとに分割する分割工程とを実施することを特徴とする。
【0023】
また、請求項8の発明にかかるチップ形抵抗器の製造方法は、複数の分割スリットにより区画された絶縁基板の一区画を単位として、各単位の絶縁基板裏側の左右両端部に一対の裏電極膜を形成する裏電極膜形成工程と、前記絶縁基板表側の左端部から右端部までの領域に抵抗体膜を形成する抵抗体膜形成工程と、前記抵抗体膜上に該抵抗体膜を斜め方向に横切る所定幅の帯状領域を除いて銅めっき膜を形成する銅めっき膜形成工程と、前記銅めっき膜間に露出する前記抵抗体膜上の帯状領域に抵抗値調整のため前記斜め方向にトリミング溝を形成するトリミング溝形成工程と、トリミング溝を形成した前記抵抗体膜および銅めっき膜を覆うように保護膜を形成する保護膜形成工程と、前記絶縁基板の左右端面に、前記裏電極膜と前記銅めっき膜とを接続するように端面電極膜を形成する端面電極膜形成工程と、前記端面電極膜上に電極めっき膜を形成する電極めっき膜形成工程と、前記絶縁基板を前記分割スリットにより一区画ごとに分割する分割工程とを実施するものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図について説明する。図1は本発明のチップ形抵抗器の製造工程を示す説明図であり、図2はそのチップ形抵抗器を示す断面図である。ここでは複数の分割スリットにより区画された矩形状の絶縁基板の各区画に対し、同時に以下の工程が実行されるが、説明を簡単にするため、矩形絶縁基板を分割した一区画を一単位として、チップ形抵抗器を製造する手順を説明する。まず、図1(a)に示すような一単位の絶縁基板1において、これの裏側の左右両端部に、図2に示すような一対の裏電極膜2を形成する。なお、前記絶縁基板1はアルミナ96%以上含有する磁器からなる。また、裏電極膜2はAg系メタルグレーズペーストのスクリーン印刷を行って、850℃で焼成することにより得られる。
【0025】
次に、その裏電極膜2に対峙する絶縁基板1の表側の各領域に、図1(b)に示すような表電極膜としての第1表電極膜3を形成し、これらの各一の第1表電極膜3の一部に、図1(c)に示すように重なってこれらを橋絡する矩形の抵抗体膜4を絶縁基板1上に形成する。前記第1表電極膜3は、Ag・Pd系メタルグレーズペーストのスクリーン印刷を行って850℃で焼成して得られる。前記抵抗体膜4は、Pd・Ag系メタルグレーズペーストのスクリーン印刷を行っている。
【0026】
続いて、第1表電極膜3および抵抗体膜4の上に、抵抗体膜4を斜め方向に横切る所定幅の帯状領域(平行四辺形)を残して、これらの上にもう一方の表電極膜としての第2表電極膜5を図1(d)に示すように形成する。この第2表電極膜5は、Ag・Pd系メタルグレーズペーストのスクリーン印刷を行って、600℃で焼成することにより得られる。
【0027】
また、これらの各第2表電極膜5間にレジスト膜(図示しない)を形成し、抵抗体膜4を覆ったうえで、図1(e)に示すように、第2表電極膜5のそれぞれの上に銅めっき膜6を形成する。これにより、電極部の抵抗値の低減とTCRの低減とを図ることができる。この後、レジスト膜を除去する。
【0028】
次に、このレジスト膜の除去により露出した抵抗体膜4に対して、抵抗値調整のためにトリミング溝を形成した後、その抵抗体膜4上に第1保護膜7を形成する。なお、トリミング溝は前記のような帯状領域の前記斜め方向に形成される。従って、絶縁基板に直角に形成される場合より、精度の高いトリミングが可能となる。さらにこの第1保護膜7および銅めっき膜6上に第2保護膜8を形成し、さらにこの上に、図1(f)に示すような第3保護膜9を形成して、図2に示すような構造とする。第1〜第3保護膜7、8、9はそれぞれ塗布したエポキシ系樹脂を100℃で仮硬化させて形成される。特に、第1保護膜7は抵抗体膜4と銅めっき膜6との段差解消に寄与する。100℃による前記仮硬化により、銅めっき膜6の酸化防止を図ることができる。
【0029】
また、前記絶縁基板1の左右端面に、図2に示すように、裏電極膜2と、第1表電極膜3、第2表電極膜5および銅めっき膜6に接続されるように端面電極膜10を形成し、この端面電極膜10、裏電極膜2および銅めっき膜6の各一部を覆うように電極めっき膜としての銅めっき膜11を形成する。そして、これの上にさらに電極めっき膜としてのニッケルめっき膜12と錫めっき膜13を形成する。前記仮硬化した保護層は、端面電極膜形成のための硬化時に硬化する。
【0030】
そして、このようなチップ形抵抗器の形成処理は、分割スリットによって多数個に区画された絶縁基板の各区画ごとに実施されるため、最終段でこれらを分割スリットで分割することにより、図2に示すような各一単位のチップ形抵抗器が得られることとなる。そして、このようにして得られたチップ形抵抗器の抵抗値は20mΩ〜50mΩで、このときTCRは0〜350×10 −6 /℃となる。つまり、抵抗体膜4の縦横比を大きくすることで、低TCRのPd・Ag系の厚膜抵抗材料を使用して、低抵抗のチップ形抵抗器を実現できたことになる。
【0031】
図3は他のチップ形抵抗器の製造工程を示す説明図である。ここでは、複数の分割スリットにより複数個に区画された矩形の絶縁基板1の各区画において、図3(a)に示すように、絶縁基板1裏側の左右両端部に、図2に示したものと同じ一対の裏電極膜2を形成する。
【0032】
また、前記絶縁基板1表側の左端部から右端部までの領域には、抵抗体膜4を図3(b)に示すように形成し、この抵抗体膜4上に、抵抗体膜4を斜め方向に横切る所定幅の帯状領域(平行四辺形)を除いて、図3(c)に示すような表電極膜5を形成する。
【0033】
次に、前記帯状領域に臨む抵抗体膜4上にレジスト膜(図示しない)を施し、前記表電極膜5上に銅めっき膜6を形成し、さらに前記レジスト膜を剥離処理して、帯状領域の前記抵抗体膜4上に、前記斜め方向に抵抗値調整のためのトリミング溝(図示省略)を形成する。
【0034】
続いて、このようなトリミング溝を形成した前記抵抗体膜4および銅めっき膜6を覆うように、図2に示したものと同じ第1、第2、第3の保護膜7、8、9を形成する。図3(e)では第3の保護膜9のみを示した。そして、図2に示した場合と同様にして、前記絶縁基板1の左右端面に、前記裏電極膜2と、表電極膜3および銅めっき膜6とを接続するように端面電極膜10を形成する。
【0035】
また、この端面電極膜10上には前記同様に銅めっき膜11、ニッケルめっき膜12および錫めっき膜13を形成し、この前記絶縁基板1を前記分割スリットに沿って一区画ごとに分割して、多数のチップ形抵抗器を得る。この工程で用いられる絶縁基板1、抵抗体膜4、表電極膜5、銅めっき膜6、保護膜7、8、9および端面電極膜10の各使用材料と処理条件は、図1および図2について述べたものとすべて同一である。
【0036】
この実施の形態のチップ抵抗器の製造方法にあっては、図1に示すような第1表電極膜3が省かれ、さらに、抵抗体膜4が絶縁基板1表面にベタ印刷されるため、工程の簡素化およびこれによる製品コストの低減が可能になる。
【0037】
図4はさらに他のチップ抵抗器の製造工程を示す説明図である。この製造工程にあっても、まず、複数の分割スリットにより複数個に区画された矩形状の絶縁基板1の各区画において、図4(a)に示すように絶縁基板1裏側の左右両端部に、図2に示したものと同じ一対の裏電極膜2を形成する。
【0038】
また、前記絶縁基板1表側の左端部から右端部までの領域には、抵抗体膜4を図4(b)に示すように形成して、この抵抗体膜4上の中央部に、この抵抗体膜4を斜め方向に横切る所定幅の帯状領域(平行四辺形)にレジスト膜(図示しない)を形成した後、このレジスト膜上および抵抗体膜4上に銅めっき膜6を形成する。
【0039】
次に、前記レジスト膜を剥離処理して、前記帯状領域の抵抗体膜4上に前記斜め方向にトリミング溝を形成する。
【0040】
続いて、このようなトリミングを行った前記抵抗体膜4および銅めっき膜6を覆うように、前記同様の手順にて、図2に示すような第1、第2、第3の保護膜7、8、9を形成する。図4(d)では第3の保護膜9のみを示した。そして、図2に示した場合と同様にして、前記絶縁基板1の左右端面に、前記裏電極膜2と銅めっき膜6とを接続するように端面電極膜10を形成する。
【0041】
そして、最終的に、前記端面電極膜10上に銅めっき膜11、ニッケルめっき膜12および錫めっき膜13を形成した後、前記絶縁基板1を前記分割スリットに沿って一区画ごとに分割して、多数のチップ形抵抗器を同時に得る。なお、この工程で用いられる絶縁基板1、抵抗体膜4、表電極膜5、銅めっき膜6、保護膜7、8、9および端面電極膜10の各使用材料と処理条件も、図1および図2について述べたものとすべて同一である。
【0042】
この実施の形態のチップ抵抗器の製造方法では、図1に示すような第1表電極膜3および第2表電極膜5が省かれ、さらに抵抗体膜4が絶縁基板1表面にベタ印刷されるため、更なる工程の簡単化と、製品コストの低減が可能になる。
【0043】
なお、前記においては、エポキシ系樹脂の保護膜7、8、9の3層とした場合について述べたが、第3保護膜9がないと、第2保護膜8の印刷かすれによって銅めっき膜6が露出してしまう場合を考慮して、3層構造としてある。なお、第2保護膜8を、例えば図5に示すように十分な厚さとすることにより銅めっき膜6を保護できる場合には、第3保護膜9を省くことは可能である。
【0044】
また、前記においては、銅めっき膜11と錫めっき膜13との間にニッケルめっき膜12を設けた場合を示したが、これはニッケルめっき膜12がないと、複数回の半田付けを行った場合に、銅めっき膜11の半田くわれを生じてしまうことを避けるためである。なお、このような銅めっき膜11の半田くわれを生じるおそれがない場合には、図5に示すように、銅めっき膜11上に直接錫めっき膜13を形成することも可能である。なお、抵抗値に影響のない抵抗値領域においては銅めっき膜11に代えてニッケルめっき膜を用いてもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、絶縁基板上に形成された抵抗体膜を斜め方向に横切る所定幅の帯状領域を残して、この抵抗体膜上に第2表電極膜や銅めっき膜を重ねるように設けることで、抵抗体膜の縦横比を大きくとることができ、これにより、小さいTCRのPd・Ag系の厚膜抵抗材料を使用し、更なる低抵抗化されたチップ形抵抗器を簡単かつローコストに得ることができる。
【0046】
また、必要に応じて第1表電極膜や第2表電極膜、あるいはこれらの両方を省くことにより、製造工程の簡素化およびローコスト化をともに実現できるという利点が得られるものである。
特に、本発明では、斜め方向に横切る所定幅の帯状領域に抵抗値調整のためのトリミング溝を備えたことにより、絶縁基板に直角に形成される場合よりも精度の高いトリミングができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態によるチップ形抵抗器の製造工程を示す説明図である。
【図2】本発明の実施の一形態によるチップ形抵抗器を示す縦断面図である。
【図3】本発明の実施の他の形態によるチップ形抵抗器の製造工程を概念的に示す説明図である。
【図4】本発明の実施の他の形態によるチップ形抵抗器の製造工程を概念的に示す説明図である。
【図5】本発明の実施の他の形態によるチップ形抵抗器を示す縦断面図である。
【図6】従来のチップ形抵抗器の製造工程を概念的に示す説明図である。
【図7】従来のチップ形抵抗器を示す断面図である。
【図8】従来の他のチップ形抵抗器を示す断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁基板
2 裏電極膜
3 第1表電極膜(表電極膜)
4 抵抗体膜
5 第2表電極膜(表電極膜)
6 銅めっき膜
7 第1保護膜(保護膜)
8 第2保護膜(保護膜)
9 第3保護膜(保護膜)
10 端面電極膜
11 銅めっき膜(電極めっき膜)
12 ニッケルめっき膜(電極めっき膜)
13 錫めっき膜(電極めっき膜)
Claims (8)
- 絶縁基板に設けられた抵抗体膜と、該抵抗体膜の上に、該抵抗体膜を斜め方向に横切る所定幅の帯状領域を除いて設けられた一対の表電極膜と、前記抵抗体膜の帯状領域に抵抗値調整のため前記斜め方向に形成したトリミング溝と、該表電極膜上および前記抵抗体膜上に設けられた保護膜とを備えたことを特徴とするチップ形抵抗器。
- 絶縁基板裏側の左右両端部に設けられた一対の裏電極膜と、これらの裏電極膜に対峙するように前記絶縁基板の表面に設けられた各一の第1表電極膜と、該第1表電極膜どうしをこれらの一部を覆うように接続する抵抗体膜と、該抵抗体膜および前記第1表電極膜の上に、前記抵抗体膜を斜め方向に横切る所定幅の帯状領域を除いて設けられた一対の第2表電極膜と、該第2表電極膜上に設けられた銅めっき膜と、該銅めっき膜間の前記帯状領域の抵抗体膜に抵抗値調整のため前記斜め方向に形成されたトリミング溝と、前記銅めっき膜の左右端部を除く領域および前記抵抗体膜上に設けられた保護膜と、前記絶縁基板の左右端面に、前記裏電極膜と前記第1表電極膜、第2表電極膜および銅めっき膜とを接続するように形成された端面電極膜と、該端面電極膜と該端面電極膜付近の前記銅めっき膜および裏電極膜とを覆うように設けられた電極めっき膜とを備えたことを特徴とするチップ形抵抗器。
- 絶縁基板裏側の左右両端部に設けられた一対の裏電極膜と、前記絶縁基板表側の左端から右端までの領域に設けられた抵抗体膜と、該抵抗体膜の上に、該抵抗体膜を斜め方向に横切る所定幅の帯状領域を除いて設けられた一対の表電極膜と、これらの各表電極膜上に設けられた銅めっき膜と、これらの各銅めっき膜間の前記帯状領域の抵抗体膜に抵抗値調整のため前記斜め方向に形成されたトリミング溝と、前記銅めっき膜の左右端部を除く領域と前記抵抗体膜上に設けられた保護膜と、前記絶縁基板の左右端面に、前記裏電極膜と前記表電極膜および銅めっき膜とを接続するように形成された端面電極膜と、該端面電極膜と該端面電極膜付近の前記銅めっき膜および裏電極膜とを覆うように設けられた電極めっき膜とを備えたことを特徴とするチップ形抵抗器。
- 絶縁基板裏側の左右両端部に設けられた一対の裏電極膜と、前記絶縁基板表側の左端から右端までの領域に設けられた抵抗体膜と、該抵抗体膜の上に、該抵抗体膜を斜め方向に横切る所定幅の帯状領域を除いて設けられた一対の銅めっき膜と、これらの各銅めっき膜間の前記帯状領域の前記抵抗体膜に抵抗値調整のため前記斜め方向に形成されたトリミング溝と、前記銅めっき膜の左右端部を除く領域および前記抵抗体膜上に設けられた保護膜と、前記絶縁基板の左右端面に、前記裏電極膜と銅めっき膜とを接続するように形成された端面電極膜と、該端面電極膜と該端面電極膜付近の前記銅めっき膜および裏電極膜とを覆うように設けられた電極めっき膜とを備えたことを特徴とするチップ形抵抗器。
- 絶縁基板上に抵抗体膜を形成する抵抗体膜形成工程と、前記抵抗体膜上に、該抵抗体膜を斜め方向に横切る所定幅を除いて一対の表電極膜を形成する表電極膜形成工程と、前記抵抗体の帯状領域に抵抗値調整のため前記斜め方向に形成するトリミング溝形成工程と、前記表電極膜および抵抗体膜を覆うように保護膜を形成する保護膜形成工程とを実施することを特徴とするチップ形抵抗器の製造方法。
- 複数の分割スリットにより区画された絶縁基板の一区画を単位として、各単位の絶縁基板裏側の左右両端部に一対の裏電極膜を形成する裏電極膜形成工程と、前記裏電極膜に対峙する前記絶縁基板表側の各領域に第1表電極膜を形成する第1表電極膜形成工程と、前記各第1表電極膜の一部に重なってこれらを橋絡するように前記絶縁基板上に抵抗体膜を形成する抵抗体膜形成工程と、前記抵抗体膜および第1表電極膜の上に、前記抵抗体膜を斜め方向に横切る所定幅の帯状領域を除いて第2表電極膜を形成する第2表電極膜形成工程と、前記帯状領域に臨む抵抗体膜上にレジスト膜を施し、前記第2表電極膜上に銅めっき膜を形成する銅めっき膜形成工程と、前記レジスト膜を剥離処理して、前記抵抗体膜の帯状領域に抵抗値調整のため前記斜め方向にトリミング溝を形成するトリミング溝形成工程と、トリミング溝を形成した前記抵抗体膜および銅めっき膜を覆うように保護膜を形成する保護膜形成工程と、前記絶縁基板の左右端面に、前記裏電極膜と、前記第1表電極膜、第2表電極膜および銅めっき膜とを接続するように端面電極膜を形成する端面電極膜形成工程と、前記端面電極膜上に電極めっき膜を形成する電極めっき膜形成工程と、前記絶縁基板を前記分割スリットにより一区画ごとに分割する分割工程とを実施することを特徴とするチップ形抵抗器の製造方法。
- 複数の分割スリットにより区画された絶縁基板の一区画を単位として、各単位の絶縁基板裏側の左右両端部に一対の裏電極膜を形成する裏電極膜形成工程と、前記絶縁基板表側の左端部から右端部までの領域に抵抗体膜を形成する抵抗体膜形成工程と、前記抵抗体膜上に該抵抗体膜を斜め方向に横切る所定幅の帯状領域を除いて表電極膜を形成する表電極膜形成工程と、前記帯状領域に臨む抵抗体膜上にレジスト膜を施して、前記表電極膜上に銅めっき膜を形成する銅めっき膜形成工程と、前記レジスト膜を剥離処理して、前記抵抗体膜上の帯状領域に抵抗値調整のため前記斜め方向にトリミング溝を形成するトリミング溝形成工程と、トリミング溝を形成した前記抵抗体膜および銅めっき膜を覆うように保護膜を形成する保護膜形成工程と、前記絶縁基板の左右端面に、前記裏電極膜と前記表電極膜および銅めっき膜とを接続するように端面電極膜を形成する端面電極膜形成工程と、前記端面電極膜上に電極めっき膜を形成する電極めっき膜形成工程と、前記絶縁基板を前記分割スリットにより一区画ごとに分割する分割工程とを実施することを特徴とするチップ形抵抗器の製造方法。
- 複数の分割スリットにより区画された絶縁基板の一区画を単位として、各単位の絶縁基板裏側の左右両端部に一対の裏電極膜を形成する裏電極膜形成工程と、前記絶縁基板表側の左端部から右端部までの領域に抵抗体膜を形成する抵抗体膜形成工程と、前記抵抗体膜上に該抵抗体膜を斜め方向に横切る所定幅の帯状領域を除いて銅めっき膜を形成する銅めっき膜形成工程と、前記銅めっき膜間に露出する前記抵抗体膜上の帯状領域に抵抗値調整のため前記斜め方向にトリミング溝を形成するトリミング溝形成工程と、トリミング溝を形成した前記抵抗体膜および銅めっき膜を覆うように保護膜を形成する保護膜形成工程と、前記絶縁基板の左右端面に、前記裏電極膜と前記銅めっき膜とを接続するように端面電極膜を形成する端面電極膜形成工程と、前記端面電極膜上に電極めっき膜を形成する電極めっき膜形成工程と、前記絶縁基板を前記分割スリットにより一区画ごとに分割する分割工程とを実施することを特徴とするチップ形抵抗器の製造方法。
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