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JPH10299238A - 木質系防音床材 - Google Patents

木質系防音床材

Info

Publication number
JPH10299238A
JPH10299238A JP9122990A JP12299097A JPH10299238A JP H10299238 A JPH10299238 A JP H10299238A JP 9122990 A JP9122990 A JP 9122990A JP 12299097 A JP12299097 A JP 12299097A JP H10299238 A JPH10299238 A JP H10299238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formaldehyde
plywood
approximately
slits
woody
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9122990A
Other languages
English (en)
Inventor
Naotoshi Kira
直敏 吉良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dantani Plywood Co Ltd
Original Assignee
Dantani Plywood Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dantani Plywood Co Ltd filed Critical Dantani Plywood Co Ltd
Priority to JP9122990A priority Critical patent/JPH10299238A/ja
Publication of JPH10299238A publication Critical patent/JPH10299238A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホルムアルデヒドの放散量を抑えた木質系防
音床材を提供する。 【解決手段】 ホルムアルデヒドを含有する接着剤を用
いて製造された木質基材11の下部には多数のスリット
16が形成され、更に、その裏面には緩衝シート13が
積層された木質系防音床材10において、緩衝シート1
3には、ホルムアルデヒド吸収剤が塗布又は含浸処理さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホルムアルデヒド
の放散を抑制した木質系防音床材に関する。
【0002】
【従来の技術】集合住宅等に施工される木質系防音床材
は、合板からなって、多数のスリットが形成された木質
基材と、木質基材の裏面側に貼着されている緩衝シート
と、木質基材の表面側に貼着されている突板等の化粧シ
ートとを有して構成され、床衝撃音を前記したスリット
と緩衝シートによって拡散、減衰させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常の
合板は尿素樹脂やメラミン樹脂等のようにホルムアルデ
ヒドを含有する接着剤を用いて製造されているので、多
数のスリットを設けるとその部分から遊離ホルムアルデ
ヒドが放散され易くなり、通常のスリットを形成しない
木質系床材に比較してホルムアルデヒドの放散量が多い
という問題がある。本発明はかかる事情に鑑みてなされ
たもので、ホルムアルデヒドの放散量を抑えた木質系防
音床材を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の木質系防音床材は、ホルムアルデヒドを含有する
接着剤を用いて製造された木質基材の下部には多数のス
リットが形成され、更に、その裏面には緩衝シートが積
層された木質系防音床材において、前記緩衝シートに
は、ホルムアルデヒド吸収剤が塗布又は含浸処理されて
いる。
【0005】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る木質系防音床材の一部省略斜視図、図2は同部
分断面図である。
【0006】図1、図2に示すように、本発明の一実施
の形態に係る木質系防音床材10は、木質基材の一例で
あって下部に多数のスリット16が形成された合板11
と、合板11の上部に貼着された化粧シートの一例であ
る突板12と、合板11の裏面側に貼着された緩衝シー
ト13とを有している。以下、これらについて詳しく説
明する。
【0007】前記合板11は、従来から製造されている
厚み5〜12mm程度で3〜5プライ程度の通常の縦長
の合板が使用され、その接着剤として尿素樹脂を使用し
ているので、自然の状態で多少の遊離ホルムアルデヒド
が放散されることになる。この合板11の側面には接合
用の雄実部14とこれに係合する雌実部15が形成さ
れ、裏側、即ち合板11の下部には、長手方向に直交す
る多数のスリット16が形成されている。
【0008】前記スリット16は、例えば、その幅が1
〜2mm程度、深さが2〜3mm程度で、2〜4mmピ
ッチで平行に多数形成されている。そして、合板11の
裏面側には、厚みが例えば2〜3mm程度の緩衝シート
13が貼着されている。この緩衝シート13は、ポリエ
チレン等の発泡合成樹脂や発泡ゴム、ニードルパンチに
よって形成された不織布等の常用のものが用いられてい
る。そして、緩衝シート13にはホルムアルデヒド吸収
剤の一例である尿素が含浸又は塗布されている。
【0009】前記尿素を緩衝シート13に塗布する場合
には、適当なバインダーに尿素を溶かし、これを緩衝シ
ート13の全面又は片側の接合面に塗布することにな
る。この場合、尿素の付着を良くするために、バインダ
ーに澱粉等の適当な固定剤を混入するのが好ましい。ま
た、尿素を緩衝シート13に含浸する場合も、尿素を適
当なバインダーに溶かして、その中に緩衝シート13を
浸漬し、必要な場合に真空及び/又は加圧して緩衝シー
ト13への充填率を高めるようにする。この緩衝シート
13の合板11への接合は、例えば、ゴム系の接着剤を
用いて行う。なお、尿素の塗布量又は含浸量は50〜1
00g/m2 程度が好ましい。これより少ない場合に
は、その効果が小さくなり、100g/m2 を超えて塗
布しても、吸収されるホルムアルデヒドの量は殆ど変わ
らない。また、合板11の表面側に貼着される突板12
は常法によって接合されて、表面の化粧効果を高めるよ
うにしている。
【0010】以上のように、木質系防音床材10を構成
するので、スリット16と緩衝シート13の貼着によっ
て防音効果が発揮され、更に、合板11の製造過程によ
って生じる尿素樹脂等から発生する遊離ホルムアルデヒ
ドの主要部分は、ホルムアルデヒド吸収剤が吸収するの
で、放散されるホルムアルデヒドの量が減少する。
【0011】前記実施の形態においては、ホルムアルデ
ヒドを含有する接着剤として、比較的安価な尿素樹脂の
場合について説明したが、その他のメラミン樹脂や尿素
−メラミン共縮合樹脂等ホルムアルデヒドを含有する接
着剤を使用した木質基材に本発明が適用されることは当
然である。また、ホルムアルデヒド吸収剤としては、前
述のように尿素に限定されず、放散するホルムアルデヒ
ドを吸収して保持するもの(例えば活性炭等)であれ
ば、その他のものであっても本発明は適用される。
【0012】
【発明の効果】請求項1記載の木質系防音床材において
は、木質基材の下部に多数のスリットが形成されること
によって、木質基材の表面積が増加し、ホルムアルデヒ
ドの放散量が増加するが、前記木質基材の裏面には、ホ
ルムアルデヒド吸収剤が塗布又は含浸された緩衝シート
が積層されているので、多数のスリットから発生したホ
ルムアルデヒドは緩衝シートに吸収されて、外部に放散
され難い。従って、従来から一般的に使用される尿素樹
脂等のホルムアルデヒドを含有する接着剤を用いた合板
等の木質基材を利用して木質系防音床材を構成しても、
防音効果を減少させること無くして、ホルムアルデヒド
の放散量を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る木質系防音床材の
一部省略斜視図である。
【図2】同部分断面図である。
【符号の説明】
10 木質系防音床材 11 合板(木
質基材) 12 突板(化粧シート) 13 緩衝シー
ト 14 雄実部 15 雌実部 16 スリット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルムアルデヒドを含有する接着剤を用
    いて製造された木質基材の下部には多数のスリットが形
    成され、更に、その裏面には緩衝シートが積層された木
    質系防音床材において、 前記緩衝シートには、ホルムアルデヒド吸収剤が塗布又
    は含浸処理されていることを特徴とする木質系防音床
    材。
JP9122990A 1997-04-25 1997-04-25 木質系防音床材 Pending JPH10299238A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9122990A JPH10299238A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 木質系防音床材

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JP9122990A JPH10299238A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 木質系防音床材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10299238A true JPH10299238A (ja) 1998-11-10

Family

ID=14849565

Family Applications (1)

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JP9122990A Pending JPH10299238A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 木質系防音床材

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JP (1) JPH10299238A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008013930A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Daiken Trade & Ind Co Ltd 防音床材
CN105507555A (zh) * 2015-12-31 2016-04-20 湖州南浔双林振森实木加工厂 具有去除甲醛功能的木地板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008013930A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Daiken Trade & Ind Co Ltd 防音床材
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