JPH0995818A - 光学繊維並びにその製造方法及び装置 - Google Patents
光学繊維並びにその製造方法及び装置Info
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- JPH0995818A JPH0995818A JP7278306A JP27830695A JPH0995818A JP H0995818 A JPH0995818 A JP H0995818A JP 7278306 A JP7278306 A JP 7278306A JP 27830695 A JP27830695 A JP 27830695A JP H0995818 A JPH0995818 A JP H0995818A
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- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01D—MECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
- D01D5/00—Formation of filaments, threads, or the like
- D01D5/253—Formation of filaments, threads, or the like with a non-circular cross section; Spinnerette packs therefor
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- D01D5/00—Formation of filaments, threads, or the like
- D01D5/28—Formation of filaments, threads, or the like while mixing different spinning solutions or melts during the spinning operation; Spinnerette packs therefor
- D01D5/30—Conjugate filaments; Spinnerette packs therefor
- D01D5/34—Core-skin structure; Spinnerette packs therefor
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- D01D—MECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
- D01D5/00—Formation of filaments, threads, or the like
- D01D5/28—Formation of filaments, threads, or the like while mixing different spinning solutions or melts during the spinning operation; Spinnerette packs therefor
- D01D5/30—Conjugate filaments; Spinnerette packs therefor
- D01D5/36—Matrix structure; Spinnerette packs therefor
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- Textile Engineering (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
- Multicomponent Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の翼材を有する海島型光学繊維を従来の
紡糸法により製造すると、隣接する翼材間に十分に海部
用ポリマーが進入せずに前記翼材が融着して所定の光学
繊維を製造できなくなることがある。本発明はこの欠点
のない光学繊維の製造装置を提供する。 【構成】 隣接する翼材間の海部に海部用流体を確実に
供給するための複数の筒状体26を紡糸用ヘッド24の底板
25に連設する。従来法によるとポリマーが十分に供給さ
れず両側に位置する翼材同士が融着してしまいやすい光
学繊維の該翼材同士が、本発明装置によると隣接する翼
材間の空間に前記流体が確実に供給されて融着すること
がなくなり、所定の光学特性を有する光学繊維が紡糸さ
れる。
紡糸法により製造すると、隣接する翼材間に十分に海部
用ポリマーが進入せずに前記翼材が融着して所定の光学
繊維を製造できなくなることがある。本発明はこの欠点
のない光学繊維の製造装置を提供する。 【構成】 隣接する翼材間の海部に海部用流体を確実に
供給するための複数の筒状体26を紡糸用ヘッド24の底板
25に連設する。従来法によるとポリマーが十分に供給さ
れず両側に位置する翼材同士が融着してしまいやすい光
学繊維の該翼材同士が、本発明装置によると隣接する翼
材間の空間に前記流体が確実に供給されて融着すること
がなくなり、所定の光学特性を有する光学繊維が紡糸さ
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融紡糸法による高機
能性光学繊維の製造方法及び装置に関し、より詳細には
2種類以上の繊維から構成される海島型高機能光学繊維
を所定形状に確実に紡糸するための方法及び装置に関す
る。
能性光学繊維の製造方法及び装置に関し、より詳細には
2種類以上の繊維から構成される海島型高機能光学繊維
を所定形状に確実に紡糸するための方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来技術】従来からユーザーの多嗜好化及び高級化の
傾向から、見る方向によって色が変わったり、より彩度
の高い色調を有する優美かつ高級感のある発色構造体が
要請されている。この目的は染料や顔料等の色素単独で
は達成されず、光の反射、干渉、回折あるいは散乱作用
で発色する構造体により、あるいはそれらと前記染料や
顔料との組合せにより達成され、より深く鮮やかに発色
する構造体が鋭意研究開発されている。例えば光学屈折
率の異なる2種類以上の樹脂から成り真珠光沢を発する
複合繊維(特公昭43−14185 号公報、特開平1−139803
号公報)、分子配向異方性フィルムを偏光フィルムでサ
ンドイッチ構造とすることによる発色材料(繊維機械学
会誌第42巻第2号第55頁、同第10巻第160 頁、1989
年)、見る方向により色調を変え鮮やかな色調効果を有
することで有名な南米産のモルフォ蝶の発色を利用する
発色構造体(特開昭59−228042号公報、特公昭60−2484
7 号公報、特公昭63−64535 号公報)、繊維表面に一定
幅の細隙を設けることにより干渉色を発する構造体(特
開昭62−170510号公報、特開昭63−120642号公報)等が
提案されている。
傾向から、見る方向によって色が変わったり、より彩度
の高い色調を有する優美かつ高級感のある発色構造体が
要請されている。この目的は染料や顔料等の色素単独で
は達成されず、光の反射、干渉、回折あるいは散乱作用
で発色する構造体により、あるいはそれらと前記染料や
顔料との組合せにより達成され、より深く鮮やかに発色
する構造体が鋭意研究開発されている。例えば光学屈折
率の異なる2種類以上の樹脂から成り真珠光沢を発する
複合繊維(特公昭43−14185 号公報、特開平1−139803
号公報)、分子配向異方性フィルムを偏光フィルムでサ
ンドイッチ構造とすることによる発色材料(繊維機械学
会誌第42巻第2号第55頁、同第10巻第160 頁、1989
年)、見る方向により色調を変え鮮やかな色調効果を有
することで有名な南米産のモルフォ蝶の発色を利用する
発色構造体(特開昭59−228042号公報、特公昭60−2484
7 号公報、特公昭63−64535 号公報)、繊維表面に一定
幅の細隙を設けることにより干渉色を発する構造体(特
開昭62−170510号公報、特開昭63−120642号公報)等が
提案されている。
【0003】しかしこれらの発色構造体は、所定の機能
を得るためのコントロールが困難であり又複雑な形状の
複合繊維を紡糸するために適した紡糸用口金が得られ
ず、実用化のためには種々の問題点を有していた。その
ため本出願人は、鮮やかで見る方向により色味が変わ
り、しかも経時変化のない反射干渉作用を有する発色す
る光学繊維を提案した(特開平6−17349 号公報)。こ
の光学繊維は図1(a) に示す海島型の断面形状を有し、
図における縦方向に延びる芯材1の両側に間隙をおいて
計10対の翼材2を連設した島部3と該島部3の隣接する
翼材2間の間隙及び該島部3の周囲を充填する海部4と
から成っている。この海島型光学繊維の島部と海部を構
成する材料の光学屈折率を異ならせ、光の反射、干渉条
件を満足させることにより、色が鮮やかで見る方向によ
り色味が変わる光学繊維が提供できる。又通常この光学
繊維は図1(b) に示すように海部全体を溶剤で溶解して
島部のみの繊維として使用される。
を得るためのコントロールが困難であり又複雑な形状の
複合繊維を紡糸するために適した紡糸用口金が得られ
ず、実用化のためには種々の問題点を有していた。その
ため本出願人は、鮮やかで見る方向により色味が変わ
り、しかも経時変化のない反射干渉作用を有する発色す
る光学繊維を提案した(特開平6−17349 号公報)。こ
の光学繊維は図1(a) に示す海島型の断面形状を有し、
図における縦方向に延びる芯材1の両側に間隙をおいて
計10対の翼材2を連設した島部3と該島部3の隣接する
翼材2間の間隙及び該島部3の周囲を充填する海部4と
から成っている。この海島型光学繊維の島部と海部を構
成する材料の光学屈折率を異ならせ、光の反射、干渉条
件を満足させることにより、色が鮮やかで見る方向によ
り色味が変わる光学繊維が提供できる。又通常この光学
繊維は図1(b) に示すように海部全体を溶剤で溶解して
島部のみの繊維として使用される。
【0004】この光学繊維の光学機能を発現させるため
には、前述の形状及びディメンジョンを確保することが
必要であるが、前記光学繊維は通常0.01〜0.1 μm厚程
度のサイズの翼材よりなるものであり、隣接する翼材2
間の間隙を確実に分離させ所定形状に維持することがポ
リマーの溶融から繊維化までの工程における最重要点で
ある。しかし溶融したポリマーを紡糸する際に隣接する
翼材2間の間隔が狭く融着してしまうという欠点があっ
た。本出願人らはこの欠点を解決するために図2及び図
3に示した光学繊維の製造用口金を提案した(特願平7
−28519 号及び特願平7−28521 号)。図2は下部の漏
斗状の紡糸口を省略した光学繊維製造用口金の下方から
の斜視図、図3(a)は下部の紡糸口を含めた縦断面図で
あり、図3(b) は図3(a) のC−C線断面図である。
には、前述の形状及びディメンジョンを確保することが
必要であるが、前記光学繊維は通常0.01〜0.1 μm厚程
度のサイズの翼材よりなるものであり、隣接する翼材2
間の間隙を確実に分離させ所定形状に維持することがポ
リマーの溶融から繊維化までの工程における最重要点で
ある。しかし溶融したポリマーを紡糸する際に隣接する
翼材2間の間隔が狭く融着してしまうという欠点があっ
た。本出願人らはこの欠点を解決するために図2及び図
3に示した光学繊維の製造用口金を提案した(特願平7
−28519 号及び特願平7−28521 号)。図2は下部の漏
斗状の紡糸口を省略した光学繊維製造用口金の下方から
の斜視図、図3(a)は下部の紡糸口を含めた縦断面図で
あり、図3(b) は図3(a) のC−C線断面図である。
【0005】図の紡糸用口金5では、島部用ポリマー導
入口6及び海部用ポリマー導入口7を有する有底ドーナ
ツ状の紡糸用ヘッド8の底板9に、図1(a) の前記光学
繊維の島部3に対応する空間を取り囲むように凹凸状の
島部流路制御用隔壁10が形成され、前記ヘッド8の下方
には中央に漏斗状の紡糸口11を有する紡糸用台座12が設
置されている。図3に矢示した通り、この島部流路制御
用隔壁10の周囲の空間に海部用ポリマー導入口7から海
部用ポリマーを導入し、かつ島部用ポリマー導入口6か
ら島部流路制御用隔壁10の内部に島部用ポリマーを導入
すると、該島部用ポリマーが該隔壁10の内壁の形状に整
合する図1(a) の光学繊維の島部3に対応する形状に成
形され、一方前記島部流路制御用隔壁10の周囲の海部用
ポリマーは該隔壁10の外壁に整合する図1(a) の光学繊
維の海部4に対応する形状に成形される。両ポリマーは
紡糸口11内を下降しながら整合面同士が接触して一体化
し、図1(a) に示すような海島型の光学繊維に紡糸され
る。
入口6及び海部用ポリマー導入口7を有する有底ドーナ
ツ状の紡糸用ヘッド8の底板9に、図1(a) の前記光学
繊維の島部3に対応する空間を取り囲むように凹凸状の
島部流路制御用隔壁10が形成され、前記ヘッド8の下方
には中央に漏斗状の紡糸口11を有する紡糸用台座12が設
置されている。図3に矢示した通り、この島部流路制御
用隔壁10の周囲の空間に海部用ポリマー導入口7から海
部用ポリマーを導入し、かつ島部用ポリマー導入口6か
ら島部流路制御用隔壁10の内部に島部用ポリマーを導入
すると、該島部用ポリマーが該隔壁10の内壁の形状に整
合する図1(a) の光学繊維の島部3に対応する形状に成
形され、一方前記島部流路制御用隔壁10の周囲の海部用
ポリマーは該隔壁10の外壁に整合する図1(a) の光学繊
維の海部4に対応する形状に成形される。両ポリマーは
紡糸口11内を下降しながら整合面同士が接触して一体化
し、図1(a) に示すような海島型の光学繊維に紡糸され
る。
【0006】
【発明が解決すべき問題点】この紡糸方法では、海部用
ポリマー導入口7から導入される海部用ポリマーが図2
の隣接する外向き凸状の島部流路制御用隔壁間の間隙に
導入されると、図1(a) に示す隣接する翼材2間に海部
用ポリマーが十分に進入しその状態で紡糸されて、隣接
する翼材2同士が融着することなく所定形状に紡糸され
て前述の特性を有する光学繊維が製造される。しかしな
がらこの光学繊維は非常に微細なサイズであり、従って
隣接する翼材2間の間隙は更に小さい。例えば青色の発
色をする波長0.47μm(反射スペクトルにおけるピーク
波長を言う)を得ようとすると、詳細は後述するが、翼
材板の厚みは0.08μm(構成材料の光学屈折率nを1.56
として)でその間隔は0.12μm(構成材料の光学屈折率
nを空気1.0 として)程度になり、翼材の枚数も十分な
光の反射干渉を発生させるには最低でも8枚以上が必要
となる。この様な微少寸法を正確に得るには図3の海部
材導入口7から供給された海部ポリマーが十分に島部ポ
リマーの翼材を構成する一枚一枚の間隔の中に入り込
み、翼材一枚一枚を区分できて寸法が正確に維持できる
ようにする必要があり,そのためには翼材と翼材を区分
する隔壁の高さを長くとって海部ポリマーが十分に入り
込むだけの長さ方向の寸法を作る必要がある。しかし翼
材を構成する島部流路寸法を小さくするとこの翼材の幅
及び間隔は狭くなり、レーザー加工や放電加工といった
精度の高い加工技術でも現存の機械加工技術では高さの
高い物を作るのは困難であり、どうしても高さを低くせ
ざるを得なかった。
ポリマー導入口7から導入される海部用ポリマーが図2
の隣接する外向き凸状の島部流路制御用隔壁間の間隙に
導入されると、図1(a) に示す隣接する翼材2間に海部
用ポリマーが十分に進入しその状態で紡糸されて、隣接
する翼材2同士が融着することなく所定形状に紡糸され
て前述の特性を有する光学繊維が製造される。しかしな
がらこの光学繊維は非常に微細なサイズであり、従って
隣接する翼材2間の間隙は更に小さい。例えば青色の発
色をする波長0.47μm(反射スペクトルにおけるピーク
波長を言う)を得ようとすると、詳細は後述するが、翼
材板の厚みは0.08μm(構成材料の光学屈折率nを1.56
として)でその間隔は0.12μm(構成材料の光学屈折率
nを空気1.0 として)程度になり、翼材の枚数も十分な
光の反射干渉を発生させるには最低でも8枚以上が必要
となる。この様な微少寸法を正確に得るには図3の海部
材導入口7から供給された海部ポリマーが十分に島部ポ
リマーの翼材を構成する一枚一枚の間隔の中に入り込
み、翼材一枚一枚を区分できて寸法が正確に維持できる
ようにする必要があり,そのためには翼材と翼材を区分
する隔壁の高さを長くとって海部ポリマーが十分に入り
込むだけの長さ方向の寸法を作る必要がある。しかし翼
材を構成する島部流路寸法を小さくするとこの翼材の幅
及び間隔は狭くなり、レーザー加工や放電加工といった
精度の高い加工技術でも現存の機械加工技術では高さの
高い物を作るのは困難であり、どうしても高さを低くせ
ざるを得なかった。
【0007】このようにして紡糸された光学繊維は隣接
する翼材2が接触し融着しやすいため、所望の光学特性
を有しないことが多く、前述の光学繊維の実用化の大き
な阻害化要因となっている。本発明はこれらの従来技術
の問題点、つまりこの様な微細寸法を得るための精密機
械加工によっても精度高くかつ隔壁の高さを十分高くす
ることが困難であるため、海島型光学繊維の隣接する翼
材同士が融着してしまうことを防止し、所定の光学特性
を有する光学繊維の製造装置を提供することを目的とす
る。
する翼材2が接触し融着しやすいため、所望の光学特性
を有しないことが多く、前述の光学繊維の実用化の大き
な阻害化要因となっている。本発明はこれらの従来技術
の問題点、つまりこの様な微細寸法を得るための精密機
械加工によっても精度高くかつ隔壁の高さを十分高くす
ることが困難であるため、海島型光学繊維の隣接する翼
材同士が融着してしまうことを防止し、所定の光学特性
を有する光学繊維の製造装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明は、底面に上下
が開口する複数の海部成形用筒状体が一定間隔で、筒状
体の内寸厚さ又は内直径と筒状体同士の間隔の比率が3
0:1〜1:30の範囲になるよう設置され該筒状体の周
囲に島部用ポリマー流路が形成された紡糸用ヘッドの前
記筒状体及びポリマー流路に海部用流体及び島部用ポリ
マーをそれぞれ供給し、前記筒状体の下方に位置する紡
糸用台座の漏斗状の紡糸口により紡糸することを特徴と
する光学繊維の製造方法、及び該方法に使用可能な装置
である。このように本発明の装置では紡糸口金に筒状体
を設置することによって隔壁の高さは薄くできかつ隔壁
の高さは希望する寸法通り満足させることができる。
が開口する複数の海部成形用筒状体が一定間隔で、筒状
体の内寸厚さ又は内直径と筒状体同士の間隔の比率が3
0:1〜1:30の範囲になるよう設置され該筒状体の周
囲に島部用ポリマー流路が形成された紡糸用ヘッドの前
記筒状体及びポリマー流路に海部用流体及び島部用ポリ
マーをそれぞれ供給し、前記筒状体の下方に位置する紡
糸用台座の漏斗状の紡糸口により紡糸することを特徴と
する光学繊維の製造方法、及び該方法に使用可能な装置
である。このように本発明の装置では紡糸口金に筒状体
を設置することによって隔壁の高さは薄くできかつ隔壁
の高さは希望する寸法通り満足させることができる。
【0009】以下、本発明の詳細について説明する。本
発明の光学繊維の製造方法では、海部成形用筒状体とし
て方形又は長円形の断面の筒状体を使用すると図4に示
すような光学繊維が得られる。この光学繊維を溶剤で海
部を溶解することにより前記図1(b) の光学繊維が製造
される。図4の光学繊維では計20個の方形部が形成さ
れ、本明細書では図1(a) 及び(b) と一致させてこの部
分を海部14と称し、隣接する海部14間に位置する島部15
の部分を特に翼材16と称する。この光学繊維は海部14の
厚みと翼材16の厚みの比率が30:1〜1:30の範囲のと
き光学機能を強く発する。なお、反射干渉条件を用いて
より詳しく言えば、海部の光学的厚みと翼材の光学的厚
みの比が1:5〜5:1の範囲のとき光学機能を強く発
し、この比が1:1(いわゆる四分の一波長)のとき光
学機能が最大となる。ここで「光学的厚み」とは海部、
翼材それぞれの「幾何学的厚み(通常、単に「厚み」と
言っているもの)×光学屈折率」で定義されるものであ
る。
発明の光学繊維の製造方法では、海部成形用筒状体とし
て方形又は長円形の断面の筒状体を使用すると図4に示
すような光学繊維が得られる。この光学繊維を溶剤で海
部を溶解することにより前記図1(b) の光学繊維が製造
される。図4の光学繊維では計20個の方形部が形成さ
れ、本明細書では図1(a) 及び(b) と一致させてこの部
分を海部14と称し、隣接する海部14間に位置する島部15
の部分を特に翼材16と称する。この光学繊維は海部14の
厚みと翼材16の厚みの比率が30:1〜1:30の範囲のと
き光学機能を強く発する。なお、反射干渉条件を用いて
より詳しく言えば、海部の光学的厚みと翼材の光学的厚
みの比が1:5〜5:1の範囲のとき光学機能を強く発
し、この比が1:1(いわゆる四分の一波長)のとき光
学機能が最大となる。ここで「光学的厚み」とは海部、
翼材それぞれの「幾何学的厚み(通常、単に「厚み」と
言っているもの)×光学屈折率」で定義されるものであ
る。
【0010】図4の光学繊維では海部14はそのまま残し
ても良い。通常図4に示した通り溶剤により海部14を溶
解させることにより島部のみを残し海部を空気層とし、
目的とする光学繊維を得ることができる。一般に発色す
るための条件として島部材料の屈折率と海部材料の屈折
率が異なっていることが必要で、望めるならば少なくと
も双方の屈折率比は1:1.1 以上あることが好ましい。
ところが繊維を構成するポリマー同士の光学屈折率は必
ずしも大きくとりにくい場合がある。しかし一方をポリ
マー材質(例えばPET)に、他方を空気層とすると両
者の光学屈折率の比率は1.56:1となり非常に大きな値
を確保できるため、翼材の枚数が少なくても高反射率が
得られ、いわゆる非常に鮮やかな発色となるなど、気体
を一方に用いることは重要である。本発明では従来の海
部用ポリマーに代えて海部用ガスを前記海部成形用筒状
体に供給しかつその周囲に島部用ポリマーを供給しなが
ら紡糸を行なうことができ、これにより、海部14が中空
の図4の実線で示された光学繊維が得られる。従って本
発明では前記海部成形用筒状体には海部用流体つまり海
部用ポリマー又は海部用ガスが供給される。
ても良い。通常図4に示した通り溶剤により海部14を溶
解させることにより島部のみを残し海部を空気層とし、
目的とする光学繊維を得ることができる。一般に発色す
るための条件として島部材料の屈折率と海部材料の屈折
率が異なっていることが必要で、望めるならば少なくと
も双方の屈折率比は1:1.1 以上あることが好ましい。
ところが繊維を構成するポリマー同士の光学屈折率は必
ずしも大きくとりにくい場合がある。しかし一方をポリ
マー材質(例えばPET)に、他方を空気層とすると両
者の光学屈折率の比率は1.56:1となり非常に大きな値
を確保できるため、翼材の枚数が少なくても高反射率が
得られ、いわゆる非常に鮮やかな発色となるなど、気体
を一方に用いることは重要である。本発明では従来の海
部用ポリマーに代えて海部用ガスを前記海部成形用筒状
体に供給しかつその周囲に島部用ポリマーを供給しなが
ら紡糸を行なうことができ、これにより、海部14が中空
の図4の実線で示された光学繊維が得られる。従って本
発明では前記海部成形用筒状体には海部用流体つまり海
部用ポリマー又は海部用ガスが供給される。
【0011】図2及び図3に示した装置を用いて島部を
ポリマーとし海部を空気層又はその他のガス層にしよう
とすると、翼材と翼材が導入口に入る段階で接合して一
体の繊維となってしまって全く目的の翼材16を複数持つ
島部を構成することはできない。又逆に島部を空気層と
し海部をポリマーとした場合、この空気層を構成する導
入流路は翼材が全体を通じて連結された構造のため、導
入口から吐出孔に至り、吐出孔から紡糸されるまでに気
体は周囲圧力(ポリマーの吐出圧力)によって初めの形
状から形状を変えてしまい目標の形状を示すことができ
ない。これに対し本発明装置では、図1の光学繊維にお
ける翼材2間の空間を充填する海部ポリマーに相当する
海部用流体が紡糸用ヘッドに連設された筒状体により案
内されるため、供給された海部用流体の全量が確実に紡
糸口入口に達する。換言すると海部用流体は単一の経路
により紡糸口まで達するため、図2及び3の装置とは異
なり、常に隣接する翼材間が海部用流体で充填又は分離
された所定の光学特性を有する光学繊維が製造できる。
ポリマーとし海部を空気層又はその他のガス層にしよう
とすると、翼材と翼材が導入口に入る段階で接合して一
体の繊維となってしまって全く目的の翼材16を複数持つ
島部を構成することはできない。又逆に島部を空気層と
し海部をポリマーとした場合、この空気層を構成する導
入流路は翼材が全体を通じて連結された構造のため、導
入口から吐出孔に至り、吐出孔から紡糸されるまでに気
体は周囲圧力(ポリマーの吐出圧力)によって初めの形
状から形状を変えてしまい目標の形状を示すことができ
ない。これに対し本発明装置では、図1の光学繊維にお
ける翼材2間の空間を充填する海部ポリマーに相当する
海部用流体が紡糸用ヘッドに連設された筒状体により案
内されるため、供給された海部用流体の全量が確実に紡
糸口入口に達する。換言すると海部用流体は単一の経路
により紡糸口まで達するため、図2及び3の装置とは異
なり、常に隣接する翼材間が海部用流体で充填又は分離
された所定の光学特性を有する光学繊維が製造できる。
【0012】前記筒状体の断面形状は方形又は長円形に
限定されるものではなく、図4以外の断面形状を有する
光学繊維を得るためには、該光学繊維の形状特に海部の
形状に応じた例えば楕円状の断面等層状に重なる部分を
有すれば良い。特定の光学繊維を得るためには隣接する
海部は平行な方形状又は長円形状に成形することが望ま
しく、前記筒状体の断面形状が円形であると所定の光学
特性が得られない。しかしこの海部が円形の光学繊維を
断面と直角方向から圧縮すると円が変形して長円形とな
り良好な光学特性を有する光学繊維が得られる。この場
合には海部の周囲全体に島部が存在することが必要で、
図4に点線で示した従来の光学繊維には適用できない。
又この海部成形用筒状体の断面は海部用流体の流れに沿
って同一径である必要はなく、例えばテーパー状に縮径
していても良い。この筒状体の材質は特に限定されず、
使用する海部用流体及び島部用ポリマーに対する耐性を
有しかつ両ポリマー又は流体に悪影響を及ぼさない任意
の材料により構成できる。
限定されるものではなく、図4以外の断面形状を有する
光学繊維を得るためには、該光学繊維の形状特に海部の
形状に応じた例えば楕円状の断面等層状に重なる部分を
有すれば良い。特定の光学繊維を得るためには隣接する
海部は平行な方形状又は長円形状に成形することが望ま
しく、前記筒状体の断面形状が円形であると所定の光学
特性が得られない。しかしこの海部が円形の光学繊維を
断面と直角方向から圧縮すると円が変形して長円形とな
り良好な光学特性を有する光学繊維が得られる。この場
合には海部の周囲全体に島部が存在することが必要で、
図4に点線で示した従来の光学繊維には適用できない。
又この海部成形用筒状体の断面は海部用流体の流れに沿
って同一径である必要はなく、例えばテーパー状に縮径
していても良い。この筒状体の材質は特に限定されず、
使用する海部用流体及び島部用ポリマーに対する耐性を
有しかつ両ポリマー又は流体に悪影響を及ぼさない任意
の材料により構成できる。
【0013】本発明装置により紡糸される光学繊維を構
成する海部用ポリマー及び島部用ポリマーは互いにその
光学特性特に光学屈折率が異なっていれば良く、ポリエ
チレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレ
ート等のポリエステル類の他に、ポリスチレン、ポリカ
ーボネート、ポリフッ化エチレン、ポリアセタール、ポ
リフェニレンサルファイド等が使用でき、これらのコポ
リマーであっても良い。又海部用ガスは前記島部用ポリ
マーと反応せずかつ前記筒状体を腐食しない任意のガス
例えば窒素ガスを使用できる。
成する海部用ポリマー及び島部用ポリマーは互いにその
光学特性特に光学屈折率が異なっていれば良く、ポリエ
チレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレ
ート等のポリエステル類の他に、ポリスチレン、ポリカ
ーボネート、ポリフッ化エチレン、ポリアセタール、ポ
リフェニレンサルファイド等が使用でき、これらのコポ
リマーであっても良い。又海部用ガスは前記島部用ポリ
マーと反応せずかつ前記筒状体を腐食しない任意のガス
例えば窒素ガスを使用できる。
【0014】次に本発明に係わる光学繊維製造装置の一
例を添付図面に基づいて詳述する。図5から図9は本発
明に係わる光学繊維製造装置の一例を示すもので、図5
はその縦断面図、図6は図5のA−A線縦断面図、図7
は図5のB−B線縦断面図、図8は図5のC−C線断面
図、図9は一部破断斜視図である。
例を添付図面に基づいて詳述する。図5から図9は本発
明に係わる光学繊維製造装置の一例を示すもので、図5
はその縦断面図、図6は図5のA−A線縦断面図、図7
は図5のB−B線縦断面図、図8は図5のC−C線断面
図、図9は一部破断斜視図である。
【0015】図示の光学繊維の製造装置21では、中央に
比較的大径の海部用流体導入口22及び周辺部の複数の島
部用ポリマー導入口23を有する有底ドーナツ状の紡糸用
ヘッド24の底板25に、図4の海部14に対応する上下が開
口する計30個の海部成形用筒状体26が下向きに連設され
ている。前記ヘッド24及び該筒状体26の下方には、該筒
状体26の下方に相当するその中央部に漏斗状の紡糸口27
を有する紡糸用台座28が設置されている。このように構
成された光学繊維用製造装置の海部用流体導入口22及び
島部用ポリマー導入口23からそれぞれ海部用ポリマー及
び島部用ポリマーをそれぞれ供給すると、海部用ポリマ
ーは前記ヘッド24の底面25から前記海部成形用筒状体26
内に進入し、一方島部用ポリマーは前記島部用ポリマー
導入口23の出口から前記ヘッド24の底板25と前記台座28
の天板とで形成される空間の内に進入して前記隣接する
筒状体26間の空間及びその周囲の空間を満たす。
比較的大径の海部用流体導入口22及び周辺部の複数の島
部用ポリマー導入口23を有する有底ドーナツ状の紡糸用
ヘッド24の底板25に、図4の海部14に対応する上下が開
口する計30個の海部成形用筒状体26が下向きに連設され
ている。前記ヘッド24及び該筒状体26の下方には、該筒
状体26の下方に相当するその中央部に漏斗状の紡糸口27
を有する紡糸用台座28が設置されている。このように構
成された光学繊維用製造装置の海部用流体導入口22及び
島部用ポリマー導入口23からそれぞれ海部用ポリマー及
び島部用ポリマーをそれぞれ供給すると、海部用ポリマ
ーは前記ヘッド24の底面25から前記海部成形用筒状体26
内に進入し、一方島部用ポリマーは前記島部用ポリマー
導入口23の出口から前記ヘッド24の底板25と前記台座28
の天板とで形成される空間の内に進入して前記隣接する
筒状体26間の空間及びその周囲の空間を満たす。
【0016】前記筒状体26の内外に供給された両ポリマ
ーは該筒状体の下方において一体化され、前記漏斗状の
紡糸口27を降下しながら紡糸されて光学繊維として取り
出される。このように紡糸された光学繊維は、前記筒状
体26により海部用ポリマーが確実に紡糸口27の入口に到
達しその後紡糸されるため、図4に示すように海部14に
より島部15の隣接する翼材16が確実に分離され隣接する
翼材16が互いに融着することがなく、所定の光学特性を
有し、得られる光学繊維の光学特性が損なわれることが
ない。
ーは該筒状体の下方において一体化され、前記漏斗状の
紡糸口27を降下しながら紡糸されて光学繊維として取り
出される。このように紡糸された光学繊維は、前記筒状
体26により海部用ポリマーが確実に紡糸口27の入口に到
達しその後紡糸されるため、図4に示すように海部14に
より島部15の隣接する翼材16が確実に分離され隣接する
翼材16が互いに融着することがなく、所定の光学特性を
有し、得られる光学繊維の光学特性が損なわれることが
ない。
【0017】又前記海部用流体導入口22及び島部用ポリ
マー導入口23にそれぞれ海部用ガス及び島部用ポリマー
を供給すると、海部用ガスは前記ヘッド24の底面25から
前記海部成形用筒状体26内に進入し、一方島部用ポリマ
ーは前記島部用ポリマー導入口23の出口から前記ヘッド
24の底板25と前記台座28の天板とで形成される空間に内
に進入する。次いで島部ポリマーが紡糸口27を降下しな
がら紡糸される間に隣接する翼材16間に常にガスが存在
して両翼材16の接触を防止するため、海部14が中空状と
なった図4に示す光学繊維が得られる。
マー導入口23にそれぞれ海部用ガス及び島部用ポリマー
を供給すると、海部用ガスは前記ヘッド24の底面25から
前記海部成形用筒状体26内に進入し、一方島部用ポリマ
ーは前記島部用ポリマー導入口23の出口から前記ヘッド
24の底板25と前記台座28の天板とで形成される空間に内
に進入する。次いで島部ポリマーが紡糸口27を降下しな
がら紡糸される間に隣接する翼材16間に常にガスが存在
して両翼材16の接触を防止するため、海部14が中空状と
なった図4に示す光学繊維が得られる。
【0018】次に本発明装置を使用する光学繊維の製造
に関する実施例を説明するが、該実施例は本発明を限定
するものではない。
に関する実施例を説明するが、該実施例は本発明を限定
するものではない。
【実施例1】図5から図9に示した紡糸装置を使用して
光学繊維の製造を行なった。図8に示したステンレス製
筒状体のディメンジョンをa=0.3 mm、b=0.6 mm、そ
の厚みをそれぞれ0.05mm、全体の導入流路のストレート
長さを8mmとし、紡糸口金より流出側へ6mmの高さで台
座から突出した状態にした。この筒状体は全部で30本あ
り、各15本づつ2列に平行に並び、平行部と平行部のピ
ッチ間隔は0.6 mmとした。これにより海部を構成する筒
状体の開口部の幅寸法と、島部を構成する平行に並んだ
筒状体と筒状体の間隔の寸法比率が1:1.5 となった。
一方図7に示した漏斗状の紡糸口27の入口の寸法は、i
=1.6 mm、j=9.9 mm、q=0.2 mm、r=0.9 mm、スト
レート部の長さを5mmとし、漏斗状の紡糸口27の吐出孔
寸法は0.2 mm×0.2 mmの開口を持ち、ストレート長を0.
5 mmとした。紡糸用の押出装置としては表1の仕様の装
置を用いた。
光学繊維の製造を行なった。図8に示したステンレス製
筒状体のディメンジョンをa=0.3 mm、b=0.6 mm、そ
の厚みをそれぞれ0.05mm、全体の導入流路のストレート
長さを8mmとし、紡糸口金より流出側へ6mmの高さで台
座から突出した状態にした。この筒状体は全部で30本あ
り、各15本づつ2列に平行に並び、平行部と平行部のピ
ッチ間隔は0.6 mmとした。これにより海部を構成する筒
状体の開口部の幅寸法と、島部を構成する平行に並んだ
筒状体と筒状体の間隔の寸法比率が1:1.5 となった。
一方図7に示した漏斗状の紡糸口27の入口の寸法は、i
=1.6 mm、j=9.9 mm、q=0.2 mm、r=0.9 mm、スト
レート部の長さを5mmとし、漏斗状の紡糸口27の吐出孔
寸法は0.2 mm×0.2 mmの開口を持ち、ストレート長を0.
5 mmとした。紡糸用の押出装置としては表1の仕様の装
置を用いた。
【0019】
【表1】
【0020】使用したポリマーは島部ポリマーとしてポ
リエチレンテレフタレート(PET)、海部ポリマーと
してポリスチレン(PS)を用い、紡糸温度270 〜290
℃、ギヤポンプの回転数を海部ポリマーは14rpm、島
部ポリマーは1.5 〜3rpmの範囲、巻取速度5000m/
分で紡糸を行なった。その結果、紡糸された繊維の外寸
は海部層が15列に並んでいる方向に3.3 μmの厚みで翼
材の厚さは0.08μm、翼材と翼材の間隔は0.12μmとな
り目的とする光学機能を持つ繊維を得ることができた。
リエチレンテレフタレート(PET)、海部ポリマーと
してポリスチレン(PS)を用い、紡糸温度270 〜290
℃、ギヤポンプの回転数を海部ポリマーは14rpm、島
部ポリマーは1.5 〜3rpmの範囲、巻取速度5000m/
分で紡糸を行なった。その結果、紡糸された繊維の外寸
は海部層が15列に並んでいる方向に3.3 μmの厚みで翼
材の厚さは0.08μm、翼材と翼材の間隔は0.12μmとな
り目的とする光学機能を持つ繊維を得ることができた。
【0021】
【実施例2】紡糸装置として図10及び図11に示す紡糸装
置を用いた。図10はその縦断面図、図11は図10のB−B
線横断平面図である。この紡糸装置は図5の紡糸装置と
類似するもので、筒状体26の周囲が紡糸口27の上端周辺
部に接触せず間隔が生じている点でのみ図5の装置と異
なっている。他の部材については図5と同一の符号を付
して説明を省略する。筒状体の開口部形状は実施例1と
同様とし、漏斗状の紡糸口27の入口寸法は図11に示すよ
うにk=2.6 mm、l=9.9 mm、m=0.2 mm、n=3mmと
し、その他の部分は実施例1と同様な寸法とした。紡糸
条件としては、海部ポリマーの代わりに空気を送り込ん
だ他は実施例1と同様にしたところ、繊維の外寸は空気
層が15列に並んでいる方向に4.0 mmで翼材の厚さは0.08
μm、翼材と翼材の間隔として空気層が0.12μmの間隔
で連なった列を2列持つ繊維が得られ、この繊維は光学
機能を良く発揮した。
置を用いた。図10はその縦断面図、図11は図10のB−B
線横断平面図である。この紡糸装置は図5の紡糸装置と
類似するもので、筒状体26の周囲が紡糸口27の上端周辺
部に接触せず間隔が生じている点でのみ図5の装置と異
なっている。他の部材については図5と同一の符号を付
して説明を省略する。筒状体の開口部形状は実施例1と
同様とし、漏斗状の紡糸口27の入口寸法は図11に示すよ
うにk=2.6 mm、l=9.9 mm、m=0.2 mm、n=3mmと
し、その他の部分は実施例1と同様な寸法とした。紡糸
条件としては、海部ポリマーの代わりに空気を送り込ん
だ他は実施例1と同様にしたところ、繊維の外寸は空気
層が15列に並んでいる方向に4.0 mmで翼材の厚さは0.08
μm、翼材と翼材の間隔として空気層が0.12μmの間隔
で連なった列を2列持つ繊維が得られ、この繊維は光学
機能を良く発揮した。
【0022】
【発明の効果】本発明は、底面に上下が開口する複数の
海部成形用筒状体が設置され該筒状体の周囲に島部用ポ
リマー流路が形成された紡糸用ヘッドの前記筒状体及び
ポリマー流路に海部用流体及び島部用ポリマーをそれぞ
れ供給し、前記筒状体の下方に位置する紡糸用台座の漏
斗状の紡糸口により紡糸することを特徴とする光学繊維
の製造方法(請求項1)である。
海部成形用筒状体が設置され該筒状体の周囲に島部用ポ
リマー流路が形成された紡糸用ヘッドの前記筒状体及び
ポリマー流路に海部用流体及び島部用ポリマーをそれぞ
れ供給し、前記筒状体の下方に位置する紡糸用台座の漏
斗状の紡糸口により紡糸することを特徴とする光学繊維
の製造方法(請求項1)である。
【0023】本発明方法では、島部の隣接する翼材間に
充填又は該翼材を分離する海部用流体が、筒状体により
案内されて紡糸口入口に達し、他の経路を通ることがな
い。従って海部用流体は確実に所定の箇所つまり前記隣
接する翼材間の空間に供給されかつその空間を閉塞しあ
るい紡糸工程の間に該空間に存在する。この海部用流体
がポリマーであると、供給される両ポリマーが2種類の
経路を通り、両経路を通るポリマーの比により前記翼材
間に充填されるポリマー量の多寡が生じ、得られる光学
繊維の光学特性に悪影響を及ぼす従来の装置と異なり、
供給される海部用ポリマーの全てが確実に前記筒状体に
導かれかつ海部形成用に使用されるため、供給経路の確
定に腐心することなく、隣接する翼材同士の融着のない
光学特性に優れた光学繊維が得られる。
充填又は該翼材を分離する海部用流体が、筒状体により
案内されて紡糸口入口に達し、他の経路を通ることがな
い。従って海部用流体は確実に所定の箇所つまり前記隣
接する翼材間の空間に供給されかつその空間を閉塞しあ
るい紡糸工程の間に該空間に存在する。この海部用流体
がポリマーであると、供給される両ポリマーが2種類の
経路を通り、両経路を通るポリマーの比により前記翼材
間に充填されるポリマー量の多寡が生じ、得られる光学
繊維の光学特性に悪影響を及ぼす従来の装置と異なり、
供給される海部用ポリマーの全てが確実に前記筒状体に
導かれかつ海部形成用に使用されるため、供給経路の確
定に腐心することなく、隣接する翼材同士の融着のない
光学特性に優れた光学繊維が得られる。
【0024】一方前記海部用流体をガスとすると(請求
項2)、紡糸工程で前記島部用ポリマーが所定形状の光
学繊維に紡糸される際に、隣接する翼材間の空間に前記
筒状体を通して案内されたガスが供給されるため、紡糸
工程における前記隣接する翼材が接触することがなく、
従って両者の融着のない所定形状の中空海部を有する光
学繊維が提供される。この方法は前述の2種類のポリマ
ーを使用して海部がポリマーで充填された光学繊維を製
造し、この海部を溶解する工程を経る方法と比較して工
程数が大きく減少し従ってコスト的にも有利に所望の光
学繊維を製造できる。
項2)、紡糸工程で前記島部用ポリマーが所定形状の光
学繊維に紡糸される際に、隣接する翼材間の空間に前記
筒状体を通して案内されたガスが供給されるため、紡糸
工程における前記隣接する翼材が接触することがなく、
従って両者の融着のない所定形状の中空海部を有する光
学繊維が提供される。この方法は前述の2種類のポリマ
ーを使用して海部がポリマーで充填された光学繊維を製
造し、この海部を溶解する工程を経る方法と比較して工
程数が大きく減少し従ってコスト的にも有利に所望の光
学繊維を製造できる。
【0025】所定の光学特性を有する光学繊維を得るた
めには前記海部が層状に換言すると通常方形の海部が平
行に位置していることが必要であり、前記海部成形用筒
状体の断面を方形又は長円形とすることにより方形又は
長円形の海部を有する光学繊維が得られ(請求項3)、
該海部の形状は楕円状でもほぼ同等の光学特性が発現す
る。最終的な光学繊維の海部の形状はこのような方形等
とする必要があるが、海部成形用筒状体の断面を円形断
面とし、得られる円形断面の海部を圧縮し長円形の海部
に変形させても良い(請求項4)。又本発明に係わる光
学繊維は、前記請求項1〜4のいずれかに記載した方法
により製造され(請求項5)、該光学繊維は前述した通
りの優れた光学特性を有している。
めには前記海部が層状に換言すると通常方形の海部が平
行に位置していることが必要であり、前記海部成形用筒
状体の断面を方形又は長円形とすることにより方形又は
長円形の海部を有する光学繊維が得られ(請求項3)、
該海部の形状は楕円状でもほぼ同等の光学特性が発現す
る。最終的な光学繊維の海部の形状はこのような方形等
とする必要があるが、海部成形用筒状体の断面を円形断
面とし、得られる円形断面の海部を圧縮し長円形の海部
に変形させても良い(請求項4)。又本発明に係わる光
学繊維は、前記請求項1〜4のいずれかに記載した方法
により製造され(請求項5)、該光学繊維は前述した通
りの優れた光学特性を有している。
【0026】本発明装置は、底面に上下が開口する複数
の海部成形用筒状体が設置され、該筒状体に海部用流体
を供給するための海部用流体導入口、及び前記筒状体間
の空間及び該筒状体の周囲に島部用ポリマーを供給する
ための島部用ポリマー導入口を有する紡糸用ヘッド、及
び前記筒状体の下方に位置し少なくとも前記島部用ポリ
マーを紡糸する漏斗状の紡糸口を有する紡糸用台座を含
んで成ることを特徴とする光学繊維の製造装置(請求項
6)である。この装置により製造される光学繊維も前述
と同様に所望の光学特性を有している。
の海部成形用筒状体が設置され、該筒状体に海部用流体
を供給するための海部用流体導入口、及び前記筒状体間
の空間及び該筒状体の周囲に島部用ポリマーを供給する
ための島部用ポリマー導入口を有する紡糸用ヘッド、及
び前記筒状体の下方に位置し少なくとも前記島部用ポリ
マーを紡糸する漏斗状の紡糸口を有する紡糸用台座を含
んで成ることを特徴とする光学繊維の製造装置(請求項
6)である。この装置により製造される光学繊維も前述
と同様に所望の光学特性を有している。
【図1】図1(a) は従来技術及び本発明装置により製造
可能な海島型の断面形状を有する光学繊維の断面図、図
1(b) は面取りをした図1(a) の光学繊維の断面図であ
る。
可能な海島型の断面形状を有する光学繊維の断面図、図
1(b) は面取りをした図1(a) の光学繊維の断面図であ
る。
【図2】従来技術の問題点を解決するために提案された
光学繊維製造用口金の下方からの斜視図である。
光学繊維製造用口金の下方からの斜視図である。
【図3】図3(a) は図2の口金を用いた紡糸装置の縦断
面図であり、図3(b) は図3(a) のC−C線断面図であ
る。
面図であり、図3(b) は図3(a) のC−C線断面図であ
る。
【図4】本発明装置で得られる光学繊維の断面を例示す
る図である。
る図である。
【図5】本発明に係わる光学繊維の製造装置の一例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図6】図5のA−A線縦断面図である。
【図7】図5のB−B線縦断面図である。
【図8】図5のC−C線縦断面図である。
【図9】図5の装置の一部破断斜視図である。
【図10】本発明に係わる光学繊維の製造装置の他の例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図11】図10のB−B線縦断面図である。
14・・・海部 15・・・島部 16・・・翼材 21・・・
光学繊維製造装置 22・・・海部用流体導入口 23・・
・島部用ポリマー導入口 24・・・紡糸用ヘッド 25・
・・底板 26・・・海部成形用筒状体 27・・・紡糸口
28・・・紡糸用台座
光学繊維製造装置 22・・・海部用流体導入口 23・・
・島部用ポリマー導入口 24・・・紡糸用ヘッド 25・
・・底板 26・・・海部成形用筒状体 27・・・紡糸口
28・・・紡糸用台座
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊沢 金也 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 田畑 洋 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 底面に上下が開口する複数の海部成形用
筒状体が一定間隔で、筒状体の内寸厚さ又は内直径と筒
状体同士の間隔の比率が30:1〜1:30の範囲になるよ
う設置され該筒状体の周囲に島部用ポリマー流路が形成
された紡糸用ヘッドの前記筒状体及びポリマー流路に海
部用流体及び島部用ポリマーをそれぞれ供給し、前記筒
状体の下方に位置する紡糸用台座の漏斗状の紡糸口によ
り紡糸することを特徴とする光学繊維の製造方法。 - 【請求項2】 海部用流路がガスである請求項1に記載
の製造方法。 - 【請求項3】 海部成形用筒状体が方形又は長円形の断
面を有し、方形又は長円形の海部を有する光学繊維を得
るようにした請求項1又は2に記載の製造方法。 - 【請求項4】 海部成形用筒状体が円形断面を有し、得
られる円形断面の海部を圧縮し長円形の海部を有する光
学繊維を得るようにした請求項1又は2に記載の製造方
法。 - 【請求項5】 請求項1、2、3又は4のいずれかの方
法により製造された光学繊維。 - 【請求項6】 底面に上下が開口する複数の海部成形用
筒状体が一定間隔で、筒状体の内寸厚さ又は内直径と筒
状体同士の間隔の比率が30:1〜1:30の範囲になるよ
う設置され、該筒状体に海部用流体を供給するための海
部用流体導入口、及び前記筒状体間の空間及び該筒状体
の周囲に島部用ポリマーを供給するための島部用ポリマ
ー導入口を有する紡糸用ヘッド、及び前記筒状体の下方
に位置し少なくとも前記島部用ポリマーを紡糸する漏斗
状の紡糸口を有する紡糸用台座を含んで成ることを特徴
とする光学繊維の製造装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7278306A JPH0995818A (ja) | 1995-10-02 | 1995-10-02 | 光学繊維並びにその製造方法及び装置 |
KR1019960043592A KR970022377A (ko) | 1995-10-02 | 1996-10-02 | 광학섬유와 그 제조방법 및 장치 |
EP96202734A EP0767260A3 (en) | 1995-10-02 | 1996-10-02 | Optical fiber and fabrication process and apparatus of same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7278306A JPH0995818A (ja) | 1995-10-02 | 1995-10-02 | 光学繊維並びにその製造方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0995818A true JPH0995818A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17595512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7278306A Pending JPH0995818A (ja) | 1995-10-02 | 1995-10-02 | 光学繊維並びにその製造方法及び装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0767260A3 (ja) |
JP (1) | JPH0995818A (ja) |
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