JPH09254405A - 記録装置及びその記録装置を用いたファクシミリ装置 - Google Patents
記録装置及びその記録装置を用いたファクシミリ装置Info
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- JPH09254405A JPH09254405A JP8066301A JP6630196A JPH09254405A JP H09254405 A JPH09254405 A JP H09254405A JP 8066301 A JP8066301 A JP 8066301A JP 6630196 A JP6630196 A JP 6630196A JP H09254405 A JPH09254405 A JP H09254405A
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- recording head
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
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- B41J2/17513—Inner structure
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17566—Ink level or ink residue control
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J3/00—Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
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- B41J3/46—Printing mechanisms combined with apparatus providing a visual indication
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17566—Ink level or ink residue control
- B41J2002/17573—Ink level or ink residue control using optical means for ink level indication
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 例えば、キャリッジの移動の走査速度、走査
幅、走査方向反転時の衝撃等、種々の要因によって発生
するインク液面の動揺にも係わらず高精度にインク残量
を検出し、有効にインクを利用して記録を行うことがで
きる記録装置及びその記録装置を用いたファクシミリ装
置を提供する。 【解決手段】 CPUが記録動作を制御する際に、キャ
リッジの移動の走査速度、走査幅、走査方向反転時の停
止時間などに従って、反射型フォトセンサからの出力電
流に基づいてインク残量検出を行うときの判定基準とな
る閾値を動的に変更する。
幅、走査方向反転時の衝撃等、種々の要因によって発生
するインク液面の動揺にも係わらず高精度にインク残量
を検出し、有効にインクを利用して記録を行うことがで
きる記録装置及びその記録装置を用いたファクシミリ装
置を提供する。 【解決手段】 CPUが記録動作を制御する際に、キャ
リッジの移動の走査速度、走査幅、走査方向反転時の停
止時間などに従って、反射型フォトセンサからの出力電
流に基づいてインク残量検出を行うときの判定基準とな
る閾値を動的に変更する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置及びその記
録装置を用いたファクシミリ装置に関し、特に、インク
ジェット方式に従って記録を行なう記録装置及びその記
録装置を用いたファクシミリ装置に関する。
録装置を用いたファクシミリ装置に関し、特に、インク
ジェット方式に従って記録を行なう記録装置及びその記
録装置を用いたファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりインクジェット方式に従って記
録を行なう記録装置には、その装置に設けられたインク
タンクのインク残量を検出するために種々の技術が用い
られている。そのような技術には以下のようなものがあ
る。特開平2−102061号には、インクタンク内に
設けられた反射板と反射型光センサによってインク無し
を検知する技術が開示されている。また、特開昭56−
144184号には、インク液面の動揺がインク残量検
出の精度を低下させることがないように、その対策とし
て、インク無しの検知後、一定時間経過後にインク無し
を報知する技術が開示されている。
録を行なう記録装置には、その装置に設けられたインク
タンクのインク残量を検出するために種々の技術が用い
られている。そのような技術には以下のようなものがあ
る。特開平2−102061号には、インクタンク内に
設けられた反射板と反射型光センサによってインク無し
を検知する技術が開示されている。また、特開昭56−
144184号には、インク液面の動揺がインク残量検
出の精度を低下させることがないように、その対策とし
て、インク無しの検知後、一定時間経過後にインク無し
を報知する技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、例えば、インクタンクと記録ヘッドとが一体と
なったインクカートリッジを搭載したキャリッジが移動
するとき、その走査速度、走査幅、走査方向の反転時の
停止時間等によりインク液面の動揺の程度が異なり、こ
れがインク残量検出の精度に大きな影響を与えるという
問題があった。
例では、例えば、インクタンクと記録ヘッドとが一体と
なったインクカートリッジを搭載したキャリッジが移動
するとき、その走査速度、走査幅、走査方向の反転時の
停止時間等によりインク液面の動揺の程度が異なり、こ
れがインク残量検出の精度に大きな影響を与えるという
問題があった。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、例えば、キャリッジの移動の走査速度、走査幅、走
査方向反転時の衝撃等、種々の要因によって発生するイ
ンク液面の動揺にも係わらず高精度にインク残量を検出
し、有効にインクを利用して記録を行うことができる記
録装置及びその記録装置を用いたファクシミリ装置を提
供することを目的としている。
で、例えば、キャリッジの移動の走査速度、走査幅、走
査方向反転時の衝撃等、種々の要因によって発生するイ
ンク液面の動揺にも係わらず高精度にインク残量を検出
し、有効にインクを利用して記録を行うことができる記
録装置及びその記録装置を用いたファクシミリ装置を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は、以下のような構成からなる。即
ち、記録ヘッドを移動させながらインクを吐出して記録
媒体に記録を行う記録装置であって、前記記録ヘッドを
往復移動させる走査手段と、前記インクを貯溜し、前記
記録ヘッドと一体となって前記走査手段によって往復移
動するインクタンクと、前記インクタンク内のインク残
量を検出する検出手段と、前記走査手段による前記記録
ヘッドの往復移動の状況を監視する監視手段と、前記監
視手段による監視結果に従って、前記検出手段における
前記インク残量検出の判断基準を変更するよう前記検出
手段を制御する制御手段を有することを特徴とする記録
装置を備える。
に本発明の記録装置は、以下のような構成からなる。即
ち、記録ヘッドを移動させながらインクを吐出して記録
媒体に記録を行う記録装置であって、前記記録ヘッドを
往復移動させる走査手段と、前記インクを貯溜し、前記
記録ヘッドと一体となって前記走査手段によって往復移
動するインクタンクと、前記インクタンク内のインク残
量を検出する検出手段と、前記走査手段による前記記録
ヘッドの往復移動の状況を監視する監視手段と、前記監
視手段による監視結果に従って、前記検出手段における
前記インク残量検出の判断基準を変更するよう前記検出
手段を制御する制御手段を有することを特徴とする記録
装置を備える。
【0006】また他の発明によれば、記録ヘッドを移動
させながらインクを吐出して記録媒体に記録を行う記録
装置であって、前記記録ヘッドを往復移動させる走査手
段と、前記インクを貯溜し、前記記録ヘッドと一体とな
って前記走査手段によって往復移動するインクタンク
と、前記インクタンク内のインク残量を検出する検出手
段と、前記走査手段による前記記録ヘッドの往復移動の
状況を監視する監視手段と、前記検出手段によって前記
インクが残存しないと判断された後にさらに記録動作を
続行するよう制御する記録制御手段とを有し、前記記録
制御手段は、前記監視手段による監視結果に従って、前
記インクが残存しないと判断された後にさらに実行され
る記録動作の継続時間を制御することを特徴とする記録
装置を備える。
させながらインクを吐出して記録媒体に記録を行う記録
装置であって、前記記録ヘッドを往復移動させる走査手
段と、前記インクを貯溜し、前記記録ヘッドと一体とな
って前記走査手段によって往復移動するインクタンク
と、前記インクタンク内のインク残量を検出する検出手
段と、前記走査手段による前記記録ヘッドの往復移動の
状況を監視する監視手段と、前記検出手段によって前記
インクが残存しないと判断された後にさらに記録動作を
続行するよう制御する記録制御手段とを有し、前記記録
制御手段は、前記監視手段による監視結果に従って、前
記インクが残存しないと判断された後にさらに実行され
る記録動作の継続時間を制御することを特徴とする記録
装置を備える。
【0007】さらに他の発明によれば、上記2つの構成
の記録装置のいづれか1つの記録装置を用いたファクシ
ミリ装置を備える。
の記録装置のいづれか1つの記録装置を用いたファクシ
ミリ装置を備える。
【0008】
【発明の実施の形態】以上の構成により本発明は、記録
ヘッドを移動させながらインクを吐出して記録媒体に記
録を行うとき、インクを貯溜し、記録ヘッドと一体とな
って往復移動するインクタンク内のインク残量を検出す
るが、その記録ヘッドの往復移動の状況を監視し、その
監視結果に従って、インク残量検出の判断基準を変更す
るよう制御する。
ヘッドを移動させながらインクを吐出して記録媒体に記
録を行うとき、インクを貯溜し、記録ヘッドと一体とな
って往復移動するインクタンク内のインク残量を検出す
るが、その記録ヘッドの往復移動の状況を監視し、その
監視結果に従って、インク残量検出の判断基準を変更す
るよう制御する。
【0009】この記録ヘッドの往復移動の状況には、記
録ヘッドの移動速度、移動幅、移動方向の反転時におけ
る停止時間などが含まれる。また、インク残量の検出に
は、発光素子と受光素子を備えた反射型センサと、発光
素子からの光を反射する反射板とを用い、その反射型セ
ンサと反射板は、発光素子の発光方向と反射板による反
射方向が記録ヘッドとインクタンクの往復移動方向にな
るように、かつ、反射板の反射面がその発光方向に対向
するように設けられ、一方、反射型センサは、インクタ
ンクの側壁に接して、その反射板はインクタンクの内部
に設けられるように構成される。さらに、インク残量の
検出では、反射型センサの出力と判断基準との比較が行
われ、記録ヘッドの往復移動における一定のタイミング
でその検出が行われる。
録ヘッドの移動速度、移動幅、移動方向の反転時におけ
る停止時間などが含まれる。また、インク残量の検出に
は、発光素子と受光素子を備えた反射型センサと、発光
素子からの光を反射する反射板とを用い、その反射型セ
ンサと反射板は、発光素子の発光方向と反射板による反
射方向が記録ヘッドとインクタンクの往復移動方向にな
るように、かつ、反射板の反射面がその発光方向に対向
するように設けられ、一方、反射型センサは、インクタ
ンクの側壁に接して、その反射板はインクタンクの内部
に設けられるように構成される。さらに、インク残量の
検出では、反射型センサの出力と判断基準との比較が行
われ、記録ヘッドの往復移動における一定のタイミング
でその検出が行われる。
【0010】また、判断基準の変更は、インクタンク内
のインク量が減少し、一度、インクが残存しないと判断
された後に、さらに記録動作を続行し、再度、インクが
残存しないと判断された時点で行われる。なお、記録ヘ
ッドは、熱エネルギーを利用してインクを吐出する記録
ヘッドであって、インクに与える熱エネルギーを発生す
るための熱エネルギー変換体を備えているような構成が
望ましい。
のインク量が減少し、一度、インクが残存しないと判断
された後に、さらに記録動作を続行し、再度、インクが
残存しないと判断された時点で行われる。なお、記録ヘ
ッドは、熱エネルギーを利用してインクを吐出する記録
ヘッドであって、インクに与える熱エネルギーを発生す
るための熱エネルギー変換体を備えているような構成が
望ましい。
【0011】さらに、インク残量検出結果を表示する表
示手段をさらに備えるようにしても良い。また他の発明
によれば、記録ヘッドを移動させながらインクを吐出し
て記録媒体に記録を行うとき、インクを貯溜し、記録ヘ
ッドと一体となって往復移動するインクタンク内のイン
ク残量を検出するが、インクが残存しないと判断された
後にさらに記録動作を続行する際に、その記録ヘッドの
往復移動の状況を監視し、その監視結果に従って、さら
に実行される記録動作の継続時間を制御する。
示手段をさらに備えるようにしても良い。また他の発明
によれば、記録ヘッドを移動させながらインクを吐出し
て記録媒体に記録を行うとき、インクを貯溜し、記録ヘ
ッドと一体となって往復移動するインクタンク内のイン
ク残量を検出するが、インクが残存しないと判断された
後にさらに記録動作を続行する際に、その記録ヘッドの
往復移動の状況を監視し、その監視結果に従って、さら
に実行される記録動作の継続時間を制御する。
【0012】この記録ヘッドの往復移動の状況には、記
録ヘッドの移動速度、移動幅、移動方向の反転時におけ
る停止時間などが含まれる。また、インク残量の検出に
は、発光素子と受光素子を備えた反射型センサと、発光
素子からの光を反射する反射板とを用い、その反射型セ
ンサと反射板は、発光素子の発光方向と反射板による反
射方向が記録ヘッドとインクタンクの往復移動方向にな
るように、かつ、反射板の反射面がその発光方向に対向
するように設けられ、一方、反射型センサは、インクタ
ンクの側壁に接して、その反射板はインクタンクの内部
に設けられるように構成される。そして、記録ヘッドの
往復移動における一定のタイミングでインク残量が検出
される。
録ヘッドの移動速度、移動幅、移動方向の反転時におけ
る停止時間などが含まれる。また、インク残量の検出に
は、発光素子と受光素子を備えた反射型センサと、発光
素子からの光を反射する反射板とを用い、その反射型セ
ンサと反射板は、発光素子の発光方向と反射板による反
射方向が記録ヘッドとインクタンクの往復移動方向にな
るように、かつ、反射板の反射面がその発光方向に対向
するように設けられ、一方、反射型センサは、インクタ
ンクの側壁に接して、その反射板はインクタンクの内部
に設けられるように構成される。そして、記録ヘッドの
往復移動における一定のタイミングでインク残量が検出
される。
【0013】さらに、インクが残存しないと判断された
後にさらに実行される記録動作によって発生するインク
吐出量をカウントし、そのカウントされたインク吐出量
と所定の閾値とを比較する。この閾値は、上記の監視結
果に従って、変更される。なお、記録ヘッドは、熱エネ
ルギーを利用してインクを吐出する記録ヘッドであっ
て、インクに与える熱エネルギーを発生するための熱エ
ネルギー変換体を備えているような構成が望ましい。
後にさらに実行される記録動作によって発生するインク
吐出量をカウントし、そのカウントされたインク吐出量
と所定の閾値とを比較する。この閾値は、上記の監視結
果に従って、変更される。なお、記録ヘッドは、熱エネ
ルギーを利用してインクを吐出する記録ヘッドであっ
て、インクに与える熱エネルギーを発生するための熱エ
ネルギー変換体を備えているような構成が望ましい。
【0014】以下添付図面を参照して本発明の好適な実
施の形態について詳細に説明する。 <装置構成の説明(図1〜図5)> ・機械的構成 図1は本発明の代表的な実施形態であるインクジェット
方式に従う記録部を備えたファクシミリ装置の機械的構
成を示す側断面図である。
施の形態について詳細に説明する。 <装置構成の説明(図1〜図5)> ・機械的構成 図1は本発明の代表的な実施形態であるインクジェット
方式に従う記録部を備えたファクシミリ装置の機械的構
成を示す側断面図である。
【0015】まず、ファクシミリ装置の記録部の構成に
ついて説明する。図1において、1は装置全体の主構造
であるフレーム、2はフレーム1に固着されているAS
F(Auto Sheet Feeder:オート・シート・フィーダ)
シャーシである。ASFシャーシ2は記録紙を複数枚搭
載しておき記録時に一枚ずつ分離し記録部分に送り込む
ASF部の構造体である。また、3は中板、4は中板押
圧バネである。中板3は、ASFシャーシ2に回動自在
に取付けられていると共に、中板押圧バネ4により図中
時計回り方向に付勢されている。5は駆動系(不図示)
により図中時計回りに回転する記録紙分離ローラ、6は
記録紙分離ローラ5のホームポジションを検出する透過
型センサ(以下、ローラポジションセンサ)である。
ついて説明する。図1において、1は装置全体の主構造
であるフレーム、2はフレーム1に固着されているAS
F(Auto Sheet Feeder:オート・シート・フィーダ)
シャーシである。ASFシャーシ2は記録紙を複数枚搭
載しておき記録時に一枚ずつ分離し記録部分に送り込む
ASF部の構造体である。また、3は中板、4は中板押
圧バネである。中板3は、ASFシャーシ2に回動自在
に取付けられていると共に、中板押圧バネ4により図中
時計回り方向に付勢されている。5は駆動系(不図示)
により図中時計回りに回転する記録紙分離ローラ、6は
記録紙分離ローラ5のホームポジションを検出する透過
型センサ(以下、ローラポジションセンサ)である。
【0016】なお、図1に示す中板3の位置は、駆動系
の中板動作カム部(不図示)により図中反時計回りに回
動させられている所で停止している待機状態の時に対応
している。そのカムが外れている時は時計回りに回動
し、記録紙分離ローラ5の外周に当接する。また、中板
3の動作と記録紙分離ローラ5の切り欠き位置とは互い
に同期している。
の中板動作カム部(不図示)により図中反時計回りに回
動させられている所で停止している待機状態の時に対応
している。そのカムが外れている時は時計回りに回動
し、記録紙分離ローラ5の外周に当接する。また、中板
3の動作と記録紙分離ローラ5の切り欠き位置とは互い
に同期している。
【0017】7は駆動系(不図示)により図中反時計回
りに回転する記録紙搬送ローラ、8は記録紙搬送ローラ
7の外周にバネ(不図示)により当接するように設けら
れた記録紙搬送コロである。記録紙搬送ローラ7と記録
紙搬送コロ8とは互いの当接部分で記録紙を侠持し、こ
れを図中左方に搬送する(以下、この搬送方向を副走査
方向という)。9はインクジェット方式に従う記録ヘッ
ドとインクを貯溜するインクタンクとを一体的に内蔵し
た交換可能なタイプ(ディスポーザブルタイプ)のイン
クカートリッジ、10はインクカートリッジ9を着脱可
能に取付けるキャリッジである。
りに回転する記録紙搬送ローラ、8は記録紙搬送ローラ
7の外周にバネ(不図示)により当接するように設けら
れた記録紙搬送コロである。記録紙搬送ローラ7と記録
紙搬送コロ8とは互いの当接部分で記録紙を侠持し、こ
れを図中左方に搬送する(以下、この搬送方向を副走査
方向という)。9はインクジェット方式に従う記録ヘッ
ドとインクを貯溜するインクタンクとを一体的に内蔵し
た交換可能なタイプ(ディスポーザブルタイプ)のイン
クカートリッジ、10はインクカートリッジ9を着脱可
能に取付けるキャリッジである。
【0018】さて、インクカートリッジ9の記録面は図
中、インクカートリッジ9の下部にあり、図中横方向に
複数のノズルが並んでヘッド記録面を形成している。記
録動作時にはインクカートリッジ9をそのノズルの配列
方向とは直行する方向(図面に垂直方向:以下、この方
向を主走査方向という)に移動させ、それらのノズルか
ら選択的にインクを吐出することにより複数のノズルに
よる記録幅分の領域に記録をすることが出来る。その
後、記録用紙を記録幅分だけ副走査方向に搬送し、記録
動作を繰り返すことにより記録紙上に記録が行なわれる
(このような記録方式はマルチスキャン方式と呼ばれ
る)。
中、インクカートリッジ9の下部にあり、図中横方向に
複数のノズルが並んでヘッド記録面を形成している。記
録動作時にはインクカートリッジ9をそのノズルの配列
方向とは直行する方向(図面に垂直方向:以下、この方
向を主走査方向という)に移動させ、それらのノズルか
ら選択的にインクを吐出することにより複数のノズルに
よる記録幅分の領域に記録をすることが出来る。その
後、記録用紙を記録幅分だけ副走査方向に搬送し、記録
動作を繰り返すことにより記録紙上に記録が行なわれる
(このような記録方式はマルチスキャン方式と呼ばれ
る)。
【0019】また、キャリッジ10には反射型フォトセ
ンサによるインク残量検出センサが取付けられており、
インクカートリッジ9内の残存インク量を検出してい
る。このインク残量検出センサの検出方向は、おおよ
そ、インクカートリッジ9の往復走査方向と同じ方向で
あり、そのインク残量センサはキャリッジ10に取付け
られているので、キャリッジ10の移動によってインク
カートリッジ9とともに移動することは言うまでもな
い。なお、この点については詳細に後述する。
ンサによるインク残量検出センサが取付けられており、
インクカートリッジ9内の残存インク量を検出してい
る。このインク残量検出センサの検出方向は、おおよ
そ、インクカートリッジ9の往復走査方向と同じ方向で
あり、そのインク残量センサはキャリッジ10に取付け
られているので、キャリッジ10の移動によってインク
カートリッジ9とともに移動することは言うまでもな
い。なお、この点については詳細に後述する。
【0020】12、13は各々、キャリッジ10の主走
査方向への往復移動が円滑になされるように補助するガ
イドレールであり、キャリッジ10はこれら2本のレー
ル12、13に主走査方向に移動可能に取り付けられ、
駆動系(不図示)により往復移動する。14は記録ヘッ
ドに対向し記録用紙を記録ヘッドに対向させその記録位
置での記録ヘッドとの距離を保持させるプラテン、15
は排紙ローラ、16は排紙コロである。排紙コロ16は
排紙ローラ15に対し押圧部材(不図示)により付勢さ
れており、排紙ローラ15と排紙コロ16との当接部に
記録用紙を挟持しつつ記録用紙を排出する。17は記録
紙カバーでありインクカートリッジ9を交換する時など
のために下方を支点に開くような構成となっている。
査方向への往復移動が円滑になされるように補助するガ
イドレールであり、キャリッジ10はこれら2本のレー
ル12、13に主走査方向に移動可能に取り付けられ、
駆動系(不図示)により往復移動する。14は記録ヘッ
ドに対向し記録用紙を記録ヘッドに対向させその記録位
置での記録ヘッドとの距離を保持させるプラテン、15
は排紙ローラ、16は排紙コロである。排紙コロ16は
排紙ローラ15に対し押圧部材(不図示)により付勢さ
れており、排紙ローラ15と排紙コロ16との当接部に
記録用紙を挟持しつつ記録用紙を排出する。17は記録
紙カバーでありインクカートリッジ9を交換する時など
のために下方を支点に開くような構成となっている。
【0021】次に、ファクシミリ装置の読取部の構成に
ついて説明する。20は、駆動系(不図示)により図中
反時計回りに回転して、複数枚セットされた原稿を1枚
ずつ図中左方向へ搬送する読取分離ローラ、21は押圧
部材(不図示)により読取分離ローラ20に対し付勢さ
れ、複数枚セットされた原稿を1枚ずつ分離するゴムの
ような摩擦力の高い材質でできている分離片、22は原
稿に描かれた画像を読み取ってその画像が表現する情報
を電気信号に変換する密着型ラインイメージセンサ(以
下、イメージセンサという)、23はCSバネ、24は
駆動系(不図示)により図中時計回りに回転する白色の
CSローラである。ここで、CSバネ23はイメージセ
ンサ22をCSローラ24に対し押圧するように設けら
れている。また、CSローラ24はイメージセンサ22
の読み取り面全面に原稿を密着させること、原稿を図中
左方向に搬送させること、原稿読取のバックグランドと
なるなどの役割を持つ。
ついて説明する。20は、駆動系(不図示)により図中
反時計回りに回転して、複数枚セットされた原稿を1枚
ずつ図中左方向へ搬送する読取分離ローラ、21は押圧
部材(不図示)により読取分離ローラ20に対し付勢さ
れ、複数枚セットされた原稿を1枚ずつ分離するゴムの
ような摩擦力の高い材質でできている分離片、22は原
稿に描かれた画像を読み取ってその画像が表現する情報
を電気信号に変換する密着型ラインイメージセンサ(以
下、イメージセンサという)、23はCSバネ、24は
駆動系(不図示)により図中時計回りに回転する白色の
CSローラである。ここで、CSバネ23はイメージセ
ンサ22をCSローラ24に対し押圧するように設けら
れている。また、CSローラ24はイメージセンサ22
の読み取り面全面に原稿を密着させること、原稿を図中
左方向に搬送させること、原稿読取のバックグランドと
なるなどの役割を持つ。
【0022】25は読取部及び操作パネル(後述)を支
持する構造体も兼ねたフレーム1に固着された原稿の下
面をガイドするための原稿ガイド、26は原稿ガイド2
5に固着され原稿の上面をガイドするための原稿ガイ
ド、27は操作用スイッチを備えた操作基板、28は操
作基板27を固着し、それ自身が原稿ガイド25に固着
されている操作パネルである。
持する構造体も兼ねたフレーム1に固着された原稿の下
面をガイドするための原稿ガイド、26は原稿ガイド2
5に固着され原稿の上面をガイドするための原稿ガイ
ド、27は操作用スイッチを備えた操作基板、28は操
作基板27を固着し、それ自身が原稿ガイド25に固着
されている操作パネルである。
【0023】30は電源トランスやコンデンサなどで構
成される電源部、31はフレーム1に取付けられ装置全
体の動作を制御する電気制御基板である。電気制御基板
31には、装置各部に振り分けられている電気素子や部
品(イメージセンサ22、操作基板27、電源部30、
インクカートリッジ9、各駆動モータ(不図示)、ロー
ラポジションセンサ6、各センサ(不図示))からの束
線がすべて結線されている。なお、ここでは説明されて
いない読取部の各種センサや記録用紙有無を検出するセ
ンサなどは、束線を介さず直接、電気制御基板31に実
装されている。また、外部インタフェース(例えば、公
衆電話回線網インタフェース、付属子電話インタフェー
ス、外部子電話インタフェース、セントロニクスなどの
パソコンインタフェース)は全て電気制御基板31に結
線されるよう構成されている。
成される電源部、31はフレーム1に取付けられ装置全
体の動作を制御する電気制御基板である。電気制御基板
31には、装置各部に振り分けられている電気素子や部
品(イメージセンサ22、操作基板27、電源部30、
インクカートリッジ9、各駆動モータ(不図示)、ロー
ラポジションセンサ6、各センサ(不図示))からの束
線がすべて結線されている。なお、ここでは説明されて
いない読取部の各種センサや記録用紙有無を検出するセ
ンサなどは、束線を介さず直接、電気制御基板31に実
装されている。また、外部インタフェース(例えば、公
衆電話回線網インタフェース、付属子電話インタフェー
ス、外部子電話インタフェース、セントロニクスなどの
パソコンインタフェース)は全て電気制御基板31に結
線されるよう構成されている。
【0024】図2はインクカートリッジ9の詳細な構成
を示す部分破断図である。図2において、11は反射型
フォトセンサ(以下、フォトセンサという)、91はイ
ンク、92はスポンジ、93はフォトセンサ11からの
光を反射する反射板、94は記録ヘッドである。特に、
図2はキャリッジ10が静止しており、これに搭載され
るインクカートリッジ9も静止している状態を示してい
る。従って、インク91の液面も動揺せず滑らかであ
る。
を示す部分破断図である。図2において、11は反射型
フォトセンサ(以下、フォトセンサという)、91はイ
ンク、92はスポンジ、93はフォトセンサ11からの
光を反射する反射板、94は記録ヘッドである。特に、
図2はキャリッジ10が静止しており、これに搭載され
るインクカートリッジ9も静止している状態を示してい
る。従って、インク91の液面も動揺せず滑らかであ
る。
【0025】また、図2から明らかなように、反射板9
3はインク容器底面付近に設けられ、かつ、その位置は
フォトセンサ11が設置されているインクカートリッジ
壁面に近いところある。これは、フォトセンサ11近く
に反射板93を設けることにより、インクが残存しない
場合にフォトセンサ11が受光する反射光強度を強く
し、インク残量検出に係わるS/N比を向上させるため
である。この時、フォトセンサ11が設置されている側
のインクカートリッジ側面と反射板93との間隔(検出
隙間)は、インクの表面張力と、インクと壁及びインク
と反射板との溌水性の関係によりインクが溜まらないよ
うな間隔(2〜4mm)とすることで正確な残量検知を
達成する。
3はインク容器底面付近に設けられ、かつ、その位置は
フォトセンサ11が設置されているインクカートリッジ
壁面に近いところある。これは、フォトセンサ11近く
に反射板93を設けることにより、インクが残存しない
場合にフォトセンサ11が受光する反射光強度を強く
し、インク残量検出に係わるS/N比を向上させるため
である。この時、フォトセンサ11が設置されている側
のインクカートリッジ側面と反射板93との間隔(検出
隙間)は、インクの表面張力と、インクと壁及びインク
と反射板との溌水性の関係によりインクが溜まらないよ
うな間隔(2〜4mm)とすることで正確な残量検知を
達成する。
【0026】また、このように反射板93が設けられて
も、反射板93の左右の空間は別体の窪みではなく、反
射板は中央のみで実際のインクが貯溜される空間は反射
板の脇にて互いに連通している。この構成によりフォト
センサ11と反射板93の間で検知される液面はインク
カートリッジ内の液面と同じく変化する。また、この構
成に限らず反射板の底部に連通する穴を設けて反射板の
両側の液面が等しくなるよう構成しても良い。
も、反射板93の左右の空間は別体の窪みではなく、反
射板は中央のみで実際のインクが貯溜される空間は反射
板の脇にて互いに連通している。この構成によりフォト
センサ11と反射板93の間で検知される液面はインク
カートリッジ内の液面と同じく変化する。また、この構
成に限らず反射板の底部に連通する穴を設けて反射板の
両側の液面が等しくなるよう構成しても良い。
【0027】さて、フォトセンサ11は、インク91が
インクカートリッジ9に充填されているとき、インク9
1はフォトセンサ11からの光を遮るためフォトセンサ
で反射板93からの反射光をほとんど捉えることはでき
ず、フォトセンサ11からの出力電流はほとんどゼロと
なる。これに対して、インクカートリッジ9にインク無
い時、反射板93からの反射光をフォトセンサ11は捉
え、その結果、フォトセンサ11はその反射光強度に従
った電流を出力する。
インクカートリッジ9に充填されているとき、インク9
1はフォトセンサ11からの光を遮るためフォトセンサ
で反射板93からの反射光をほとんど捉えることはでき
ず、フォトセンサ11からの出力電流はほとんどゼロと
なる。これに対して、インクカートリッジ9にインク無
い時、反射板93からの反射光をフォトセンサ11は捉
え、その結果、フォトセンサ11はその反射光強度に従
った電流を出力する。
【0028】・電気的構成 図3は図1に機械的構成を示したファクシミリ装置の電
気的構成を示すブロック図である。図3において、10
1はマイクロプロセッサなどから構成されるCPU、1
02はCPU101が実行する制御プログラムや処理プ
ログラムを格納するROM、103はファクシミリ送受
信のための画像データやコピー処理のために読み込まれ
た画像データを格納するための記録領域やCPU101
が制御プログラムや処理プログラムを実行するときの作
業領域として用いられるRAM、104は電源部30か
らの電源供給がなくとも情報を記憶保持できるようにバ
ックアップ電源を備えたDRAMやSRAM、或いは、
EEPROMなどで構成される不揮発性メモリである。
気的構成を示すブロック図である。図3において、10
1はマイクロプロセッサなどから構成されるCPU、1
02はCPU101が実行する制御プログラムや処理プ
ログラムを格納するROM、103はファクシミリ送受
信のための画像データやコピー処理のために読み込まれ
た画像データを格納するための記録領域やCPU101
が制御プログラムや処理プログラムを実行するときの作
業領域として用いられるRAM、104は電源部30か
らの電源供給がなくとも情報を記憶保持できるようにバ
ックアップ電源を備えたDRAMやSRAM、或いは、
EEPROMなどで構成される不揮発性メモリである。
【0029】また、105はJISコード、ASCII
コードなどのコード体系に従って表現されたキャラクタ
コードに従ってキャラクタパターンを発生するキャラク
タジェネレータ(CG)、106は図1で説明した構成
の記録部、107は図1で説明した構成の読取部、10
8はモデム(MODEM)、109は網制御ユニット
(NCU)、110は電話回線、111は電話機、11
2は図1で説明した操作基板27の操作パネル28の一
部で構成される操作部、113は図1で説明した操作基
板27の操作パネル28の一部で構成されLCDやLE
Dなどを備えた表示部である。
コードなどのコード体系に従って表現されたキャラクタ
コードに従ってキャラクタパターンを発生するキャラク
タジェネレータ(CG)、106は図1で説明した構成
の記録部、107は図1で説明した構成の読取部、10
8はモデム(MODEM)、109は網制御ユニット
(NCU)、110は電話回線、111は電話機、11
2は図1で説明した操作基板27の操作パネル28の一
部で構成される操作部、113は図1で説明した操作基
板27の操作パネル28の一部で構成されLCDやLE
Dなどを備えた表示部である。
【0030】そして、CPU101は、ROM102、
RAM103、不揮発性メモリ104、CG105、記
録部106、読み取り部107、モデム108、NCU
109、操作部112、及び、表示部113を制御す
る。さて、RAM103は、読取部107によって読み
取られた2値化画像データ或いは記録部106に記録さ
れる2値化画像データを格納すると共に、モデム108
によって変調されNCU109を介して電話回線110
に出力する符号化画像データと、電話回線110を介し
て受信したアナログ画像信号をNCU109及びモデム
部108を介して復調して得られる符号化画像データを
格納する。また、不揮発性メモリ104は、電源供給の
有無に係わらず保存しておくべきデータ(例えば短縮ダ
イヤル番号など)を格納する。CG105はCPU10
1の制御に基づき必要に応じて入力されたコードに対応
するキャラクタパターンデータを発生する。
RAM103、不揮発性メモリ104、CG105、記
録部106、読み取り部107、モデム108、NCU
109、操作部112、及び、表示部113を制御す
る。さて、RAM103は、読取部107によって読み
取られた2値化画像データ或いは記録部106に記録さ
れる2値化画像データを格納すると共に、モデム108
によって変調されNCU109を介して電話回線110
に出力する符号化画像データと、電話回線110を介し
て受信したアナログ画像信号をNCU109及びモデム
部108を介して復調して得られる符号化画像データを
格納する。また、不揮発性メモリ104は、電源供給の
有無に係わらず保存しておくべきデータ(例えば短縮ダ
イヤル番号など)を格納する。CG105はCPU10
1の制御に基づき必要に応じて入力されたコードに対応
するキャラクタパターンデータを発生する。
【0031】記録部106の電気系はDMAコントロー
ラ、インクジェット方式に従う記録ヘッド、CMOSロ
ジックICなどから構成され、CPU101の制御によ
ってRAM103に格納されている画像データを取り出
して記録出力する。一方、読取部107の電気系はDM
Aコントローラ、画像処理IC、イメージセンサ、CM
OSロジックICなどから構成され、CPU101の制
御に基づいてイメージセンサ(CS)22から読み取っ
た画像データを2値化し、その2値化データを順次、R
AM103に出力する。なお、読取部107に対する原
稿のセット状態は、原稿の搬送路に設けられたフォトセ
ンサを用いた原稿検出部(不図示)により検出できるよ
うになっている。
ラ、インクジェット方式に従う記録ヘッド、CMOSロ
ジックICなどから構成され、CPU101の制御によ
ってRAM103に格納されている画像データを取り出
して記録出力する。一方、読取部107の電気系はDM
Aコントローラ、画像処理IC、イメージセンサ、CM
OSロジックICなどから構成され、CPU101の制
御に基づいてイメージセンサ(CS)22から読み取っ
た画像データを2値化し、その2値化データを順次、R
AM103に出力する。なお、読取部107に対する原
稿のセット状態は、原稿の搬送路に設けられたフォトセ
ンサを用いた原稿検出部(不図示)により検出できるよ
うになっている。
【0032】モデム108は、G3/G2モデムとこれ
らのモデムに接続されたクロック発生回路などから構成
され、CPU101の制御に基づいてRAM103に格
納されている符号化送信データを変調して、NCU10
9を介して電話回線110に出力したり、電話回線11
0を介して受信するアナログ画像信号をNCU109を
介して入力し、その信号を復調して符号化受信データを
得、これをRAM103に格納する。NCU109は、
CPU101の制御により電話回線110をモデム10
8或いは電話機111のいずれかに切り換えて接続す
る。また、NCU109は呼出信号(CI)を検出する
検出回路を有し、呼出信号が検出されたときは着信信号
をCPU101へ送る。
らのモデムに接続されたクロック発生回路などから構成
され、CPU101の制御に基づいてRAM103に格
納されている符号化送信データを変調して、NCU10
9を介して電話回線110に出力したり、電話回線11
0を介して受信するアナログ画像信号をNCU109を
介して入力し、その信号を復調して符号化受信データを
得、これをRAM103に格納する。NCU109は、
CPU101の制御により電話回線110をモデム10
8或いは電話機111のいずれかに切り換えて接続す
る。また、NCU109は呼出信号(CI)を検出する
検出回路を有し、呼出信号が検出されたときは着信信号
をCPU101へ送る。
【0033】電話機111は、ファクシミリ装置本体と
一体化された電話機であり、ハンドセット及びスピーチ
ネットワーク、ダイヤラ、テンキーやワンタッチキーな
どから構成されている。操作部112は、画像送信/受
信などをスタートさせるキー、送受信時におけるファク
シミリ画像の解像度をファイン、標準などに切り換える
解像度選択キー、自動受信等の操作モードを指定するモ
ード選択キー、ダイヤリング用のテンキーやワンタッチ
キーなどから構成されている。表示部113は、時刻表
示用の7セグメントLCDと、各種モードを表示する絵
文字LCDと、5×7ドット(1文字)×1行分の表示
を行うことができるドットマトリックスLCDとを組み
合わせたLCDモジュールと、LEDなどから構成され
ている。
一体化された電話機であり、ハンドセット及びスピーチ
ネットワーク、ダイヤラ、テンキーやワンタッチキーな
どから構成されている。操作部112は、画像送信/受
信などをスタートさせるキー、送受信時におけるファク
シミリ画像の解像度をファイン、標準などに切り換える
解像度選択キー、自動受信等の操作モードを指定するモ
ード選択キー、ダイヤリング用のテンキーやワンタッチ
キーなどから構成されている。表示部113は、時刻表
示用の7セグメントLCDと、各種モードを表示する絵
文字LCDと、5×7ドット(1文字)×1行分の表示
を行うことができるドットマトリックスLCDとを組み
合わせたLCDモジュールと、LEDなどから構成され
ている。
【0034】次に、記録部106に設けられるインク残
量検出部の電気的構成について説明する。図4はインク
残量検出部の電気的構成を示すブロック図である。図4
において、151はフォトセンサ11からの出力電流強
度に従った電圧に変換する電流/電圧変換部、152は
ノイズの除去とインク液面の揺れによる出力電圧変動を
抑えるために機能する平滑回路ブロック、153はA/
D変換部、154はCPU101からの制御信号に従っ
て後述の切り替え信号を電流/電圧変換部151に与え
る出力ポート部、155は各種センサの出力を入力して
その信号をCPU101に出力する入力ポート部、15
6はインクカートリッジ9がキャリッジ10に装着され
ているかどうかを検出するカートリッジ脱着検出センサ
である。なお、電流/電圧変換部151は、外部(ここ
ではCPU101)からの切り替え信号により電流/電
圧変換の比率を変えることができ、A/D変換部153
の出力はCPU101に入力される。
量検出部の電気的構成について説明する。図4はインク
残量検出部の電気的構成を示すブロック図である。図4
において、151はフォトセンサ11からの出力電流強
度に従った電圧に変換する電流/電圧変換部、152は
ノイズの除去とインク液面の揺れによる出力電圧変動を
抑えるために機能する平滑回路ブロック、153はA/
D変換部、154はCPU101からの制御信号に従っ
て後述の切り替え信号を電流/電圧変換部151に与え
る出力ポート部、155は各種センサの出力を入力して
その信号をCPU101に出力する入力ポート部、15
6はインクカートリッジ9がキャリッジ10に装着され
ているかどうかを検出するカートリッジ脱着検出センサ
である。なお、電流/電圧変換部151は、外部(ここ
ではCPU101)からの切り替え信号により電流/電
圧変換の比率を変えることができ、A/D変換部153
の出力はCPU101に入力される。
【0035】図5は電流/電圧変換部151の詳細な構
成を示すブロック図である。図5から明らかなように、
インクカートリッジ9にインクが有る時はフォトセンサ
11からの出力は小さいので“Low”レベルの信号が
A/D変換部153へ入力され、一方、インクカートリ
ッジ9にインクが無いの時はフォトセンサ11からの出
力は大きいので“Hi”レベルの信号がA/D変換部1
53へ入力される。また、出力ポート部154からのO
N/OFF信号に従ってスイッチ157が開閉(ON/
OFF)される。ここで、スイッチ157が閉じる(O
N)すると抵抗が並列に接続されるためA/D変換部1
53への入力電圧はスイッチ157が開いた(OFF)
時より小さくなる。
成を示すブロック図である。図5から明らかなように、
インクカートリッジ9にインクが有る時はフォトセンサ
11からの出力は小さいので“Low”レベルの信号が
A/D変換部153へ入力され、一方、インクカートリ
ッジ9にインクが無いの時はフォトセンサ11からの出
力は大きいので“Hi”レベルの信号がA/D変換部1
53へ入力される。また、出力ポート部154からのO
N/OFF信号に従ってスイッチ157が開閉(ON/
OFF)される。ここで、スイッチ157が閉じる(O
N)すると抵抗が並列に接続されるためA/D変換部1
53への入力電圧はスイッチ157が開いた(OFF)
時より小さくなる。
【0036】また、図5において、158は平滑用のコ
ンデンサであり、前段の抵抗成分とペアで信号を平滑化
するために機能する。 <装置の記録動作の説明> ・機械的動作 原稿のコピーやファクシミリ画像信号の受信により記録
動作が必要になると、駆動系(不図示)の回転により記
録紙分離ローラ5が時計回りに回転すると共にその駆動
系の一部であるカムの働きによって中板3の押し下げが
無くなり、バネ4の押圧により中板3が回動しASF部
に搭載された複数枚の記録用紙の一番上の記録用紙が記
録紙分離ローラ5に当接する。更に、記録紙分離ローラ
5が回転すると一番上の記録用紙だけが左下方に搬送さ
れる。その繰り出された紙は記録紙搬送ローラ7と記録
紙搬送コロ8の当接部へ導かれる。この間、用紙先端位
置検出センサ(不図示)により記録用紙の先端位置が検
出され、この検出結果に基づいてその後の記録用紙搬送
量が算出される。
ンデンサであり、前段の抵抗成分とペアで信号を平滑化
するために機能する。 <装置の記録動作の説明> ・機械的動作 原稿のコピーやファクシミリ画像信号の受信により記録
動作が必要になると、駆動系(不図示)の回転により記
録紙分離ローラ5が時計回りに回転すると共にその駆動
系の一部であるカムの働きによって中板3の押し下げが
無くなり、バネ4の押圧により中板3が回動しASF部
に搭載された複数枚の記録用紙の一番上の記録用紙が記
録紙分離ローラ5に当接する。更に、記録紙分離ローラ
5が回転すると一番上の記録用紙だけが左下方に搬送さ
れる。その繰り出された紙は記録紙搬送ローラ7と記録
紙搬送コロ8の当接部へ導かれる。この間、用紙先端位
置検出センサ(不図示)により記録用紙の先端位置が検
出され、この検出結果に基づいてその後の記録用紙搬送
量が算出される。
【0037】記録紙搬送ローラ7と記録紙搬送コロ8と
ので構成されるローラ対に侠持された記録用紙は更に左
方に搬送される。この時、記録紙分離ローラ5のローラ
回転速度が記録紙搬送ローラ7のそれより若干速く設定
されているため、記録紙分離ローラ5と記録用紙との間
の摩擦力は、記録紙搬送ローラ7の搬送力に対し負荷に
ならない。更に、記録用紙が搬送されると、その記録用
紙は記録排紙ローラ15と排紙コロ16とで構成される
ローラ対にも侠持される。このローラ対の用紙送り速度
は、記録紙搬送ローラ7のそれより速いが、その搬送力
は記録紙搬送ローラ7のそれより非常に小さいため、記
録用紙の搬送量は記録紙搬送ローラ7により決定され、
かつ、記録用紙は軽く張られた状態となる。
ので構成されるローラ対に侠持された記録用紙は更に左
方に搬送される。この時、記録紙分離ローラ5のローラ
回転速度が記録紙搬送ローラ7のそれより若干速く設定
されているため、記録紙分離ローラ5と記録用紙との間
の摩擦力は、記録紙搬送ローラ7の搬送力に対し負荷に
ならない。更に、記録用紙が搬送されると、その記録用
紙は記録排紙ローラ15と排紙コロ16とで構成される
ローラ対にも侠持される。このローラ対の用紙送り速度
は、記録紙搬送ローラ7のそれより速いが、その搬送力
は記録紙搬送ローラ7のそれより非常に小さいため、記
録用紙の搬送量は記録紙搬送ローラ7により決定され、
かつ、記録用紙は軽く張られた状態となる。
【0038】記録紙分離ローラ5が一回転し、ローラポ
ジションセンサ6が記録紙分離ローラ5のホームポジシ
ョンを検知すると一旦回転を停止する。この直前に、カ
ム(不図示)により中板3は待機状態の時のように再び
押し下げられる。その後、記録紙搬送ローラ7と記録紙
排紙ローラ14の回転を逆転させ、用紙先端位置検出セ
ンサによる記録用紙の先端検出時点から計数していた用
紙送り量に応じて、記録用紙を逆方向に搬送させ、記録
用紙先端が記録ヘッドの記録位置にくるよう頭出しを行
う。
ジションセンサ6が記録紙分離ローラ5のホームポジシ
ョンを検知すると一旦回転を停止する。この直前に、カ
ム(不図示)により中板3は待機状態の時のように再び
押し下げられる。その後、記録紙搬送ローラ7と記録紙
排紙ローラ14の回転を逆転させ、用紙先端位置検出セ
ンサによる記録用紙の先端検出時点から計数していた用
紙送り量に応じて、記録用紙を逆方向に搬送させ、記録
用紙先端が記録ヘッドの記録位置にくるよう頭出しを行
う。
【0039】そして、キャリッジ10を主走査方向に走
査しながら記録すべき画像データに応じてノズルから選
択的にインクを吐出して記録を行う。キャリッジ10が
主走査方向に1回の走査(往路走査)を終了すると、そ
の復路走査時に記録紙搬送ローラ7と記録紙排紙ローラ
15を正転(反時計回り)させ、所定量(記録ヘッドの
記録幅分)だけ記録用紙を左方向に搬送する。その後、
再び、キャリッジ10を主走査方向に走査(往路走査)
しノズルから選択的にインクを吐出させ記録を行う。こ
のような動作を繰り返すことにより記録用紙全面にわた
って記録画像を形成する。最後に、用紙先端位置検出セ
ンサにより記録用紙の後端を検知することにより記録用
紙一枚分の記録動作を終了する。
査しながら記録すべき画像データに応じてノズルから選
択的にインクを吐出して記録を行う。キャリッジ10が
主走査方向に1回の走査(往路走査)を終了すると、そ
の復路走査時に記録紙搬送ローラ7と記録紙排紙ローラ
15を正転(反時計回り)させ、所定量(記録ヘッドの
記録幅分)だけ記録用紙を左方向に搬送する。その後、
再び、キャリッジ10を主走査方向に走査(往路走査)
しノズルから選択的にインクを吐出させ記録を行う。こ
のような動作を繰り返すことにより記録用紙全面にわた
って記録画像を形成する。最後に、用紙先端位置検出セ
ンサにより記録用紙の後端を検知することにより記録用
紙一枚分の記録動作を終了する。
【0040】記録用紙複数枚分の記録をする時は、以上
の動作を繰り返す。 ・記録制御(図6〜図11) 次に、図6に示すフローチャートを参照して、CPU1
01とインク残量検出部とが連動して実行するインク残
量に従う記録制御について説明する。本実施形態のファ
クシミリ装置では、ファクシミリ画像信号受信や、画像
原稿のコピー指示により記録が必要になると、以下に示
す処理が実行される。
の動作を繰り返す。 ・記録制御(図6〜図11) 次に、図6に示すフローチャートを参照して、CPU1
01とインク残量検出部とが連動して実行するインク残
量に従う記録制御について説明する。本実施形態のファ
クシミリ装置では、ファクシミリ画像信号受信や、画像
原稿のコピー指示により記録が必要になると、以下に示
す処理が実行される。
【0041】(1)記録制御の概要 まず、ステップS1では、インクが残存しているかどう
かインク残量検出部における検出結果を用いて調べる。
ここで、インクが残存していると判定された場合には処
理はステップS2に進み、一方、インクが残存していな
いと判定された場合には処理はステップS6に進む。
尚、ステップS1におけるインク残量検出の詳細は後述
する。
かインク残量検出部における検出結果を用いて調べる。
ここで、インクが残存していると判定された場合には処
理はステップS2に進み、一方、インクが残存していな
いと判定された場合には処理はステップS6に進む。
尚、ステップS1におけるインク残量検出の詳細は後述
する。
【0042】次にステップS2では、不揮発性メモリ1
04に設定されたインク吐出量カウンタ(以下、カウン
タという)のカウント値(CNT)をリセットする。こ
のカウンタは、インクが残存していないと判断された場
合に、その判断がなされた以後の記録動作においてイン
ク吐出量をカウントをするために用いられるものであ
り、インクが残存している場合には用いられることはな
いので、ここで、その値がリセットされる。ステップS
3では記録動作(ここでは、記録ヘッドの主走査方向へ
の1走査によって実行される記録ヘッドの記録幅分の記
録を指す)が実行され、記録用紙に記録が行なわれる。
04に設定されたインク吐出量カウンタ(以下、カウン
タという)のカウント値(CNT)をリセットする。こ
のカウンタは、インクが残存していないと判断された場
合に、その判断がなされた以後の記録動作においてイン
ク吐出量をカウントをするために用いられるものであ
り、インクが残存している場合には用いられることはな
いので、ここで、その値がリセットされる。ステップS
3では記録動作(ここでは、記録ヘッドの主走査方向へ
の1走査によって実行される記録ヘッドの記録幅分の記
録を指す)が実行され、記録用紙に記録が行なわれる。
【0043】さらに、ステップS4ではカウンタでイン
ク吐出量を計数する。ここでは、1記録動作当たり実際
にインク吐出が発生する画素数(以下、これを記録ドッ
トという)を計数する。そして、ステップS5では一連
の記録動作が終了したかどうかを調べる。ここで、記録
動作終了と判定されれば処理は終了し、記録動作続行と
判定されれば処理はステップS1に戻り、上述の動作を
繰り返す。
ク吐出量を計数する。ここでは、1記録動作当たり実際
にインク吐出が発生する画素数(以下、これを記録ドッ
トという)を計数する。そして、ステップS5では一連
の記録動作が終了したかどうかを調べる。ここで、記録
動作終了と判定されれば処理は終了し、記録動作続行と
判定されれば処理はステップS1に戻り、上述の動作を
繰り返す。
【0044】さて、処理はステップS6において、イン
ク吐出量、即ち、カウンタのカウンタ値(CNT)と所
定の閾値(n)とを比較する。ここで、CNT<nであ
れば処理はステップS3に進み、一方、CNT≧nであ
れば処理は終了する。インク残量検知部では、液体のイ
ンクの残量を直接検出しているので、図2に示したよう
に、インクカートリッジの構造上、インクが残存してい
ないことを検知していても、実際には少量のインクが残
存しているし、スポンジ92にもインクは含まれている
ため、依然として記録は可能である。従って、記録可能
な量を多くするためには、インクが残存していないこと
が検出された後も記録動作が可能であるように記録制御
をする必要がある(延命制御)。この制御は、特に、本
実施例のような交換可能なディスポーザブルタイプのイ
ンクカートリッジを用いる装置の場合不可欠である。
ク吐出量、即ち、カウンタのカウンタ値(CNT)と所
定の閾値(n)とを比較する。ここで、CNT<nであ
れば処理はステップS3に進み、一方、CNT≧nであ
れば処理は終了する。インク残量検知部では、液体のイ
ンクの残量を直接検出しているので、図2に示したよう
に、インクカートリッジの構造上、インクが残存してい
ないことを検知していても、実際には少量のインクが残
存しているし、スポンジ92にもインクは含まれている
ため、依然として記録は可能である。従って、記録可能
な量を多くするためには、インクが残存していないこと
が検出された後も記録動作が可能であるように記録制御
をする必要がある(延命制御)。この制御は、特に、本
実施例のような交換可能なディスポーザブルタイプのイ
ンクカートリッジを用いる装置の場合不可欠である。
【0045】そのため、所定の閾値(n)は、インク残
量検知部がインクが残存しないことを検知した時のイン
クの残量を測定しておくことによって決定される値であ
る。また、その値はインク残量検知精度のバラツキ、装
置設置環境の温度変動等によるインク吐出量のバラツ
キ、記録ヘッド毎の製品品質差によるインク吐出量のバ
ラツキ、記録パターンや記録履歴によるインク吐出量変
化等を考慮し、どんな場合でも記録可能な値となるよう
に設定される。又、吐出性能を維持するためのインク予
備吐出やポンプによる吐出口(ノズル口)からの吸引動
作(回復動作)を記録部106が備えている場合には、
その時のインク吐出量や吸引インク量を計数し、所定の
閾値(n)の決定にフィードバックしてもよい。
量検知部がインクが残存しないことを検知した時のイン
クの残量を測定しておくことによって決定される値であ
る。また、その値はインク残量検知精度のバラツキ、装
置設置環境の温度変動等によるインク吐出量のバラツ
キ、記録ヘッド毎の製品品質差によるインク吐出量のバ
ラツキ、記録パターンや記録履歴によるインク吐出量変
化等を考慮し、どんな場合でも記録可能な値となるよう
に設定される。又、吐出性能を維持するためのインク予
備吐出やポンプによる吐出口(ノズル口)からの吸引動
作(回復動作)を記録部106が備えている場合には、
その時のインク吐出量や吸引インク量を計数し、所定の
閾値(n)の決定にフィードバックしてもよい。
【0046】さて、記録処理停止の処理は本実施例の特
徴と直接関係ないが、通常は記録処理を停止すべきと判
定された時点で記録が行なわれている記録用紙の頁は完
全には記録ができていないと考えて、その頁の先頭か
ら、例えば、ファクシミリ画像信号受信中であれば、受
信データをメモリの中に蓄えるという代行受信に切り換
え、記録が再び可能になった時点で記録を再開できる。
なぜなら、ファクシミリ画像受信の場合は、特に、受信
側にはオリジナル原稿がないので、受信データは必ず何
かのタイミングで記録ができるように対処する必要があ
るからでる。
徴と直接関係ないが、通常は記録処理を停止すべきと判
定された時点で記録が行なわれている記録用紙の頁は完
全には記録ができていないと考えて、その頁の先頭か
ら、例えば、ファクシミリ画像信号受信中であれば、受
信データをメモリの中に蓄えるという代行受信に切り換
え、記録が再び可能になった時点で記録を再開できる。
なぜなら、ファクシミリ画像受信の場合は、特に、受信
側にはオリジナル原稿がないので、受信データは必ず何
かのタイミングで記録ができるように対処する必要があ
るからでる。
【0047】このような記録停止の処理は、図6に示す
フローチャートによれば、即時停止になっているが、現
在記録中の頁は無条件にその記録処理を続行させ、その
頁の記録が終了した時点でその処理を終了するように記
録制御しても良い。これに対して、コピー動作に伴う記
録動作を行う時はユーザが装置のある場所にいて記録状
態をユーザ自身が判断できるため、上述のようなファク
シミリ画像受信の時の処理とは異なり、例えば、インク
が残存しない旨を表示部113にメッセージ表示してユ
ーザに警告するのみに留め、その記録用紙の最後まで記
録を行ない、その後の対処はユーザの判断に任せるよう
にすることもできる。
フローチャートによれば、即時停止になっているが、現
在記録中の頁は無条件にその記録処理を続行させ、その
頁の記録が終了した時点でその処理を終了するように記
録制御しても良い。これに対して、コピー動作に伴う記
録動作を行う時はユーザが装置のある場所にいて記録状
態をユーザ自身が判断できるため、上述のようなファク
シミリ画像受信の時の処理とは異なり、例えば、インク
が残存しない旨を表示部113にメッセージ表示してユ
ーザに警告するのみに留め、その記録用紙の最後まで記
録を行ない、その後の対処はユーザの判断に任せるよう
にすることもできる。
【0048】しかし、いづれにしても、本装置はファク
シミリ受信動作とコピー動作の2つの記録動作が可能で
あり、その動作がいつ発生するかは予め定まっている訳
ではないので、常に、ファクシミリ受信動作が発生する
ことを考慮すれば、インク残量検知、インク吐出量の計
数、インク吐出量と所定の閾値との比較処理は常に必要
であり、インク吐出量が所定量を越えたことが判別され
ると、速やかに、ユーザに警告を促すことが望ましい。
シミリ受信動作とコピー動作の2つの記録動作が可能で
あり、その動作がいつ発生するかは予め定まっている訳
ではないので、常に、ファクシミリ受信動作が発生する
ことを考慮すれば、インク残量検知、インク吐出量の計
数、インク吐出量と所定の閾値との比較処理は常に必要
であり、インク吐出量が所定量を越えたことが判別され
ると、速やかに、ユーザに警告を促すことが望ましい。
【0049】さて、この実施形態では、インク残量検出
のためのセンサとして反射型のフォトセンサを用いるた
め太陽光などの強い光による迷光がその受光部に入射す
ると誤動作になる問題が生じる。装置の構造上、記録部
106には記録紙を装置外に排出するために開口部が必
ずある。この実施形態のように、インクジェット方式を
用いて記録を行う場合、記録動作後にその記録用紙の記
録面に装置のガイド等が接触するとその記録画像がかす
れたりする等の記録劣化を引き起こす問題が生じるた
め、記録後は直ちに記録用紙を装置外に排出する方が望
ましい。従って、記録ヘッドから排出口(即ち、開口
部)までの距離は短いことが望ましい。一方、記録ヘッ
ドの近傍には既に説明したようにインク残量検出部が設
けられているため、開口部から入射する迷光がフォトセ
ンサ11の受光部に入りやすくなる。
のためのセンサとして反射型のフォトセンサを用いるた
め太陽光などの強い光による迷光がその受光部に入射す
ると誤動作になる問題が生じる。装置の構造上、記録部
106には記録紙を装置外に排出するために開口部が必
ずある。この実施形態のように、インクジェット方式を
用いて記録を行う場合、記録動作後にその記録用紙の記
録面に装置のガイド等が接触するとその記録画像がかす
れたりする等の記録劣化を引き起こす問題が生じるた
め、記録後は直ちに記録用紙を装置外に排出する方が望
ましい。従って、記録ヘッドから排出口(即ち、開口
部)までの距離は短いことが望ましい。一方、記録ヘッ
ドの近傍には既に説明したようにインク残量検出部が設
けられているため、開口部から入射する迷光がフォトセ
ンサ11の受光部に入りやすくなる。
【0050】さらに装置の構造上、インクジェット方式
の記録を行う記録部では、図1を参照して説明したよう
に、インクを上方から下方に吐出して記録を行い、記録
用紙は水平方向に搬送する構成が一般的であるため、記
録用紙の排出口よりインクカートリッジ9は相対的に上
方に位置する、即ち、フォトセンサ11も記録用紙の排
出口より相対的に上方に位置する。このため、フォトセ
ンサ11に直接光が入ることは少なく、例えば、装置を
設置する机や装置から排出した記録用紙からの反射光の
みが問題となる。しかし、その光が室内光である場合に
は、その強度は弱いので、インク残量検出における誤認
識を引き起こす要因とはならない。
の記録を行う記録部では、図1を参照して説明したよう
に、インクを上方から下方に吐出して記録を行い、記録
用紙は水平方向に搬送する構成が一般的であるため、記
録用紙の排出口よりインクカートリッジ9は相対的に上
方に位置する、即ち、フォトセンサ11も記録用紙の排
出口より相対的に上方に位置する。このため、フォトセ
ンサ11に直接光が入ることは少なく、例えば、装置を
設置する机や装置から排出した記録用紙からの反射光の
みが問題となる。しかし、その光が室内光である場合に
は、その強度は弱いので、インク残量検出における誤認
識を引き起こす要因とはならない。
【0051】一方、その光が太陽光である場合には問題
となる。特に、入射角の小さい、斜光、つまり、朝、夕
の短い時間(例えば、1時間)が問題となる。従って、
図6に示すフローチャートでは、インクが残存しないと
判定されたものの、延命制御を行なっている場合には、
再び、インク残量検出の処理が行われるようにし、再度
のインク残量検出において、インクが残存すると判定さ
れれば、初めのインク残量検出における“インクが残存
しない”という判定結果がが誤認識であると考え、延命
制御を停止し、即ち、処理をステップS2に進ませ、カ
ウント値(CNT)をリセットし、通常の記録動作に戻
すようにしている。これによって、迷光に起因する誤認
識によってもたらされる動作を停止させることができ
る。
となる。特に、入射角の小さい、斜光、つまり、朝、夕
の短い時間(例えば、1時間)が問題となる。従って、
図6に示すフローチャートでは、インクが残存しないと
判定されたものの、延命制御を行なっている場合には、
再び、インク残量検出の処理が行われるようにし、再度
のインク残量検出において、インクが残存すると判定さ
れれば、初めのインク残量検出における“インクが残存
しない”という判定結果がが誤認識であると考え、延命
制御を停止し、即ち、処理をステップS2に進ませ、カ
ウント値(CNT)をリセットし、通常の記録動作に戻
すようにしている。これによって、迷光に起因する誤認
識によってもたらされる動作を停止させることができ
る。
【0052】また、延命制御中にインクカートリッジが
交換され、もはや、延命制御が必要ではなくなってしま
った場合を考慮し、インクカートリッジの交換の有無を
調べ、その結果に従って延命制御の停止と、カウント値
(CNT)のカウントをリセットできるような処理を加
えるようにしても良い。これは、図4に示すカートリッ
ジ脱着センサ156からの出力に基づいて実行すること
ができる。なお、装置の生産コストを重視するならば、
カートリッジ脱着センサ156を用いず、例えば、イン
クカートリッジ9とキャリッジ10との間の電気的接点
にカートリッジ検出用の接点を設け、センサの役目を果
たすようにしても良い。この処理は、図6に示したフロ
ーチャートで考えるならば、ステップS1とステップS
6との間に、新たなインクカートリッジを装着したかど
うかの判断を挿入し、その判断で新たなインクカートリ
ッジの装着が認められないなら処理はステップS6へ、
一方、新たなインクカートリッジの装着が認められるな
らば処理はステップS2に進むようにすることで実現で
きる。
交換され、もはや、延命制御が必要ではなくなってしま
った場合を考慮し、インクカートリッジの交換の有無を
調べ、その結果に従って延命制御の停止と、カウント値
(CNT)のカウントをリセットできるような処理を加
えるようにしても良い。これは、図4に示すカートリッ
ジ脱着センサ156からの出力に基づいて実行すること
ができる。なお、装置の生産コストを重視するならば、
カートリッジ脱着センサ156を用いず、例えば、イン
クカートリッジ9とキャリッジ10との間の電気的接点
にカートリッジ検出用の接点を設け、センサの役目を果
たすようにしても良い。この処理は、図6に示したフロ
ーチャートで考えるならば、ステップS1とステップS
6との間に、新たなインクカートリッジを装着したかど
うかの判断を挿入し、その判断で新たなインクカートリ
ッジの装着が認められないなら処理はステップS6へ、
一方、新たなインクカートリッジの装着が認められるな
らば処理はステップS2に進むようにすることで実現で
きる。
【0053】ただ、予期しない電源切断などによってイ
ンクカートリッジの交換があったかどうかが判別できな
い場合には強制的に記録動作を停止するような制御を行
うことが望ましい。 (2)インク残量検出の詳細 インク残量は、前述のようにインクカートリッジ内部に
設置された反射板93とフォトセンサ11を用いて、フ
ォトセンサ11から発光され反射板93で反射され再び
フォトセンサ11で受光された反射光強度から検出され
る。さて、図2にも示したように、フォトセンサ11と
反射板93はともにキャリッジ10の往復移動方向(主
走査方向)に添って設けられ、そのセンサ受光面や反射
面は主走査方向に対して垂直になるように配されてい
る。
ンクカートリッジの交換があったかどうかが判別できな
い場合には強制的に記録動作を停止するような制御を行
うことが望ましい。 (2)インク残量検出の詳細 インク残量は、前述のようにインクカートリッジ内部に
設置された反射板93とフォトセンサ11を用いて、フ
ォトセンサ11から発光され反射板93で反射され再び
フォトセンサ11で受光された反射光強度から検出され
る。さて、図2にも示したように、フォトセンサ11と
反射板93はともにキャリッジ10の往復移動方向(主
走査方向)に添って設けられ、そのセンサ受光面や反射
面は主走査方向に対して垂直になるように配されてい
る。
【0054】キャリッジ10は記録ヘッドがインクを吐
出して記録動作を行うとき、即ち、キャリッジ10がそ
のホームポジションを最初の静止位置として往路走査を
する場合(この方向を順方向という)、キャリッジ10
は速度“0”から加速を始め、所定の速度(X)に達し
たとき、等速移動に移り、その等速移動時にインク吐出
を行なって実際の記録を行う。また、その記録が終了し
た後、キャリッジ10は、速度(X)から所定の負の加
速度で減速し、ホームポジションとは反対側で停止す
る。
出して記録動作を行うとき、即ち、キャリッジ10がそ
のホームポジションを最初の静止位置として往路走査を
する場合(この方向を順方向という)、キャリッジ10
は速度“0”から加速を始め、所定の速度(X)に達し
たとき、等速移動に移り、その等速移動時にインク吐出
を行なって実際の記録を行う。また、その記録が終了し
た後、キャリッジ10は、速度(X)から所定の負の加
速度で減速し、ホームポジションとは反対側で停止す
る。
【0055】このようにキャリッジ10が移動するた
め、インクカートリッジ9に加速度(慣性力)が働く。
つまり、順方向の移動(往路走査)における加速時や逆
方向の移動(復路走査)における減速時では、インクカ
ートリッジ9のインク液面は図7に示すようになる。一
方、順方向の移動(往路走査)における減速時や逆方向
の移動(往路走査)における加速時では、インクカート
リッジ9のインク液面は図8に示すようになる。なお、
キャリッジ10が等速移動中や静止状態にあるときは、
インクカートリッジ9に加速度が働かないので、インク
カートリッジ9のインク液面は図2に示すようになる。
め、インクカートリッジ9に加速度(慣性力)が働く。
つまり、順方向の移動(往路走査)における加速時や逆
方向の移動(復路走査)における減速時では、インクカ
ートリッジ9のインク液面は図7に示すようになる。一
方、順方向の移動(往路走査)における減速時や逆方向
の移動(往路走査)における加速時では、インクカート
リッジ9のインク液面は図8に示すようになる。なお、
キャリッジ10が等速移動中や静止状態にあるときは、
インクカートリッジ9に加速度が働かないので、インク
カートリッジ9のインク液面は図2に示すようになる。
【0056】このようにインクカートリッジ9のインク
液面(正確にはフォトセンサ11が設置されている側の
インクカートリッジ側面と反射板93との隙間)の状態
はキャリッジ10の移動により各々変化する。従って、
たとえ残存インク量が同じであってもインク液面の変化
によって、あるタイミングではインクが残存しないと判
定されたり、或いは、別のタイミングではインクは残存
していると判定されることがある。言い換えると、イン
ク液面の変化によって、見かけ上インクが残存していな
いと判定されたり、インクが残存していないのにインク
が残存していると判定されることがある。図2、図7、
及び、図8夫々に示す状態を考えると、検知される見か
け上のインク残量は、図7の状態が一番多く、図8の状
態が一番少ない。従って、インク残量の検出タイミング
を常に、上記3つの状態の内の決まった1つの状態(例
えば、図2に示す状態)となるようにして、常にインク
液面の状態が同じ条件でインク残量を検出するようにタ
イミング制御を行なう。
液面(正確にはフォトセンサ11が設置されている側の
インクカートリッジ側面と反射板93との隙間)の状態
はキャリッジ10の移動により各々変化する。従って、
たとえ残存インク量が同じであってもインク液面の変化
によって、あるタイミングではインクが残存しないと判
定されたり、或いは、別のタイミングではインクは残存
していると判定されることがある。言い換えると、イン
ク液面の変化によって、見かけ上インクが残存していな
いと判定されたり、インクが残存していないのにインク
が残存していると判定されることがある。図2、図7、
及び、図8夫々に示す状態を考えると、検知される見か
け上のインク残量は、図7の状態が一番多く、図8の状
態が一番少ない。従って、インク残量の検出タイミング
を常に、上記3つの状態の内の決まった1つの状態(例
えば、図2に示す状態)となるようにして、常にインク
液面の状態が同じ条件でインク残量を検出するようにタ
イミング制御を行なう。
【0057】しかしながら、インク残量の検出タイミン
グを常に同じ液面状態にあるときとするように制御して
も、記録動作が進みインクカートリッジ9内のインク残
量の変化がすると、反射型フォトセンサ11からの出力
電流の信号波形そのものが変化する。まず、キャリッジ
10が往復移動を行う際の反射型フォトセンサ11から
の出力電流の変化とインク残量との関係を図9に示すタ
イムチャートを参照して説明する。
グを常に同じ液面状態にあるときとするように制御して
も、記録動作が進みインクカートリッジ9内のインク残
量の変化がすると、反射型フォトセンサ11からの出力
電流の信号波形そのものが変化する。まず、キャリッジ
10が往復移動を行う際の反射型フォトセンサ11から
の出力電流の変化とインク残量との関係を図9に示すタ
イムチャートを参照して説明する。
【0058】図9において、フェーズaはキャリッジ1
0が順方向に等速移動する区間(これに相当する移動長
をキャリッジ移動幅という)を、フェーズbはフェーズ
aにおける等速移動から停止に至るまでの減速区間を、
フェーズcはホームポジションとは反対側にキャリッジ
10が位置し、その走査方向を順方向から逆方向に反転
するために一時的に停止する区間(キャリッジ走査方向
反転時の停止時間)を、フェーズdはキャリッジ10が
逆方向に移動するために停止状態から等速移動状態に至
るまでの加速区間を、フェーズeはキャリッジ10が逆
方向に等速移動する区間(これに相当する移動長をキャ
リッジ移動幅という)を、フェーズfはフェーズeにお
ける等速移動から停止に至るまでの減速区間を、フェー
ズgはホームポジション側にキャリッジ10が位置し、
その走査方向を逆方向から順方向に反転するために一時
的に停止する区間(キャリッジ走査方向反転時の停止時
間)を、そして、フェーズhはキャリッジ10がホーム
ポジションから離れる方向に向かって移動するために停
止状態から等速移動状態に至るまでの加速区間を示す。
0が順方向に等速移動する区間(これに相当する移動長
をキャリッジ移動幅という)を、フェーズbはフェーズ
aにおける等速移動から停止に至るまでの減速区間を、
フェーズcはホームポジションとは反対側にキャリッジ
10が位置し、その走査方向を順方向から逆方向に反転
するために一時的に停止する区間(キャリッジ走査方向
反転時の停止時間)を、フェーズdはキャリッジ10が
逆方向に移動するために停止状態から等速移動状態に至
るまでの加速区間を、フェーズeはキャリッジ10が逆
方向に等速移動する区間(これに相当する移動長をキャ
リッジ移動幅という)を、フェーズfはフェーズeにお
ける等速移動から停止に至るまでの減速区間を、フェー
ズgはホームポジション側にキャリッジ10が位置し、
その走査方向を逆方向から順方向に反転するために一時
的に停止する区間(キャリッジ走査方向反転時の停止時
間)を、そして、フェーズhはキャリッジ10がホーム
ポジションから離れる方向に向かって移動するために停
止状態から等速移動状態に至るまでの加速区間を示す。
【0059】ここでは、キャリッジ10のキャリッジ移
動幅(図9ではフェーズaとフェーズeの区間)及びキ
ャリッジ走査方向反転時の停止時間(図9ではフェーズ
cとフェーズgの区間)は充分大きく設定してある。ま
た、図9(a)に示す状態はインクカートリッジ9に残
存するインク量が最も多く、図9(b)、図9(c)、
図9(d)、図9(e)と徐々にインク残量が少なくな
った状態を示し、図9(e)はインクカートリッジ9に
残存するインク量が最も少ない状態を示している。ま
た、図9(a)〜図9(e)において、縦軸は反射型フ
ォトセンサ11からの出力電流(Aout)を、横軸が時
間(t)を表わしている。出力電流(Aout)が高いほ
どインク残量が少ないことを示す。
動幅(図9ではフェーズaとフェーズeの区間)及びキ
ャリッジ走査方向反転時の停止時間(図9ではフェーズ
cとフェーズgの区間)は充分大きく設定してある。ま
た、図9(a)に示す状態はインクカートリッジ9に残
存するインク量が最も多く、図9(b)、図9(c)、
図9(d)、図9(e)と徐々にインク残量が少なくな
った状態を示し、図9(e)はインクカートリッジ9に
残存するインク量が最も少ない状態を示している。ま
た、図9(a)〜図9(e)において、縦軸は反射型フ
ォトセンサ11からの出力電流(Aout)を、横軸が時
間(t)を表わしている。出力電流(Aout)が高いほ
どインク残量が少ないことを示す。
【0060】図9(a)に示す状態では、キャリッジ1
0の移動による加速度によりインク液面は動揺するが、
反射型フォトセンサ11にその影響が達しないため、出
力波形に変化は現れない。図9(b)ではインクが減っ
てきたため、インク液面の揺れが出力波形に影響を与え
ている。特に、図9(b)に示す信号波形の尖頭部P1
とP2のように、フェーズbとフェーズdにおけるイン
クに加速度が働いているときに、その影響が現れる。即
ち、このときのインク液面は図8に示すように偏り、反
射型フォトセンサ11と光反射板93との間のインクは
少なくなり、反射型フォトセンサ11の出力電流が上が
る。この時、その出力が図9(e)に示すようなインク
が完全にない状態に比べて低いのはある程度インクを透
過する波長の光を用いた反射型センサを用いているため
と、そのセンサはある面積を通過する光を検知している
ため、その出力は検知する光が通過する領域に存在する
インク量に依存するためである。一方、インクに加速度
が働かない状態(フェーズa、フェーズc、フェーズ
e、フェーズg)ではインクが検知範囲をすべて覆って
いるため、その出力は図9(a)と同じである。また、
逆の加速度がインクに働いているとき(フェーズfとフ
ェーズg)は、インク液面が図7に示すように偏るが、
反射型フォトセンサ11と光反射板93との間にはイン
クが十分に存在するので、出力変化はない。
0の移動による加速度によりインク液面は動揺するが、
反射型フォトセンサ11にその影響が達しないため、出
力波形に変化は現れない。図9(b)ではインクが減っ
てきたため、インク液面の揺れが出力波形に影響を与え
ている。特に、図9(b)に示す信号波形の尖頭部P1
とP2のように、フェーズbとフェーズdにおけるイン
クに加速度が働いているときに、その影響が現れる。即
ち、このときのインク液面は図8に示すように偏り、反
射型フォトセンサ11と光反射板93との間のインクは
少なくなり、反射型フォトセンサ11の出力電流が上が
る。この時、その出力が図9(e)に示すようなインク
が完全にない状態に比べて低いのはある程度インクを透
過する波長の光を用いた反射型センサを用いているため
と、そのセンサはある面積を通過する光を検知している
ため、その出力は検知する光が通過する領域に存在する
インク量に依存するためである。一方、インクに加速度
が働かない状態(フェーズa、フェーズc、フェーズ
e、フェーズg)ではインクが検知範囲をすべて覆って
いるため、その出力は図9(a)と同じである。また、
逆の加速度がインクに働いているとき(フェーズfとフ
ェーズg)は、インク液面が図7に示すように偏るが、
反射型フォトセンサ11と光反射板93との間にはイン
クが十分に存在するので、出力変化はない。
【0061】この後、インクカートリッジ9のインク量
が減っていくと徐々に尖頭部P1、P2の出力が上がっ
ていく。他の平坦な部分の出力はしばらく変化しない。
更にインクが消費され、インク液面の動揺がない状態で
も、その液面が反射型フォトセンサ11の検知範囲に入
ってくると、図9(c)に示すように、出力信号の平坦
部のレベルが徐々に上昇する。この時、フェーズfとフ
ェーズgのように逆の加速度がインクに働くと、図7に
示すように、反射型フォトセンサ11の検知範囲がイン
クで覆われるようになるので、その部分では信号出力レ
ベルは逆に低くなる。これは図9(c)に示すように信
号波形の窪み部D1、D2として現れる。図9(c)
は、反射型フォトセンサ11の検知範囲の約半分がイン
ク液面の上に露出している状態を示している。
が減っていくと徐々に尖頭部P1、P2の出力が上がっ
ていく。他の平坦な部分の出力はしばらく変化しない。
更にインクが消費され、インク液面の動揺がない状態で
も、その液面が反射型フォトセンサ11の検知範囲に入
ってくると、図9(c)に示すように、出力信号の平坦
部のレベルが徐々に上昇する。この時、フェーズfとフ
ェーズgのように逆の加速度がインクに働くと、図7に
示すように、反射型フォトセンサ11の検知範囲がイン
クで覆われるようになるので、その部分では信号出力レ
ベルは逆に低くなる。これは図9(c)に示すように信
号波形の窪み部D1、D2として現れる。図9(c)
は、反射型フォトセンサ11の検知範囲の約半分がイン
ク液面の上に露出している状態を示している。
【0062】さて、図9(c)に示す状態では、インク
液面が図7や図8に示す状態になり、これが信号波形の
変化(尖頭部P1、P2や窪み部D1、D2)となって
現れるが、キャリッジ10が等速移動状態や停止状態に
なった後でも、インク液面の動揺がすぐに解消され、静
止状態になる訳ではなく、その揺り戻しによりインク液
面は振動するので、出力信号の波形も乱れ、それが時間
と共に減衰し、最後に出力信号の波形も平坦に戻るとい
う経過を辿る。更にインクが消費されると全体的に出力
信号のレベルが上方に移動する。
液面が図7や図8に示す状態になり、これが信号波形の
変化(尖頭部P1、P2や窪み部D1、D2)となって
現れるが、キャリッジ10が等速移動状態や停止状態に
なった後でも、インク液面の動揺がすぐに解消され、静
止状態になる訳ではなく、その揺り戻しによりインク液
面は振動するので、出力信号の波形も乱れ、それが時間
と共に減衰し、最後に出力信号の波形も平坦に戻るとい
う経過を辿る。更にインクが消費されると全体的に出力
信号のレベルが上方に移動する。
【0063】さらにインクの消費が進んでインク液面の
レベルが低下し、キャリッジ10が等速移動状態や停止
状態にあるときでも、反射型フォトセンサ11の検知範
囲がインク液面上に露出するようになると、図9(d)
に示すように、フェーズf、フェーズhのときのみにイ
ンクの液面の変化によって、インクの存在が検出され、
その時だけ出力信号のレベルが下がり、残りのフェーズ
では信号波形が常にフラットになる。
レベルが低下し、キャリッジ10が等速移動状態や停止
状態にあるときでも、反射型フォトセンサ11の検知範
囲がインク液面上に露出するようになると、図9(d)
に示すように、フェーズf、フェーズhのときのみにイ
ンクの液面の変化によって、インクの存在が検出され、
その時だけ出力信号のレベルが下がり、残りのフェーズ
では信号波形が常にフラットになる。
【0064】さらに、すべてインクがなくなると、図9
(e)に示すように、キャリッジ10の移動状態に係わ
らず、どのフェーズでもインクの存在は検出されず、出
力信号レベルは高くなる。図9(a)〜図9(e)から
明らかなように、インク残量に従って、フェーズa〜フ
ェーズhに渡って、出力信号の波形が刻々と変化するこ
とが分かる。従って、この変化を考慮しなければ、正確
なインク残量検出を行うことはできないことは明白であ
る。例えば、フェーズbやフェーズdのタイミングで、
インク残量を検出しているとすれば、図9(b)〜図9
(c)に示すような出力信号波形が得られているとき
に、インクが残存しないという判定がなされてしまうこ
とになる。一方、インク残量を検出タイミングをフェー
ズb、フェーズd以外のタイミングとすれば、図9
(b)〜図9(c)に示すような出力信号波形が得られ
ているとき、インクが残存しないという判定がなされな
い。
(e)に示すように、キャリッジ10の移動状態に係わ
らず、どのフェーズでもインクの存在は検出されず、出
力信号レベルは高くなる。図9(a)〜図9(e)から
明らかなように、インク残量に従って、フェーズa〜フ
ェーズhに渡って、出力信号の波形が刻々と変化するこ
とが分かる。従って、この変化を考慮しなければ、正確
なインク残量検出を行うことはできないことは明白であ
る。例えば、フェーズbやフェーズdのタイミングで、
インク残量を検出しているとすれば、図9(b)〜図9
(c)に示すような出力信号波形が得られているとき
に、インクが残存しないという判定がなされてしまうこ
とになる。一方、インク残量を検出タイミングをフェー
ズb、フェーズd以外のタイミングとすれば、図9
(b)〜図9(c)に示すような出力信号波形が得られ
ているとき、インクが残存しないという判定がなされな
い。
【0065】さらに加えて、キャリッジ10の動作は上
述のように常に1つのパターンの出力信号波形の変化が
あると言うわけではない。実際には、(A)キャリッジ
移動速度が異なる場合;(B)キャリッジの走査幅が異
なる場合;(C)キャリッジ走査方向反転時の停止時間
が異なる場合には、出力信号の波形は異なる。以下、
(A)〜(C)夫々の場合についての信号波形について
説明する。
述のように常に1つのパターンの出力信号波形の変化が
あると言うわけではない。実際には、(A)キャリッジ
移動速度が異なる場合;(B)キャリッジの走査幅が異
なる場合;(C)キャリッジ走査方向反転時の停止時間
が異なる場合には、出力信号の波形は異なる。以下、
(A)〜(C)夫々の場合についての信号波形について
説明する。
【0066】(A)キャリッジ移動速度が異なる場合 インクジェット方式の記録の場合、1ドット当たりの記
録に要する時間がその記録品位を決定するという特性が
ある。従って、通常、インクジェット方式の記録装置や
記録部を有する装置では、記録品位を優先するモードと
記録速度を優先するモードの2つの記録モードを有して
いる。つまり、記録品位を優先する場合には、キャリッ
ジの移動速度を遅くして、記録を行い、一方、記録速度
を優先する場合には記録品位を犠牲にしてキャリッジの
移動速度を速くして、記録を行うのである。
録に要する時間がその記録品位を決定するという特性が
ある。従って、通常、インクジェット方式の記録装置や
記録部を有する装置では、記録品位を優先するモードと
記録速度を優先するモードの2つの記録モードを有して
いる。つまり、記録品位を優先する場合には、キャリッ
ジの移動速度を遅くして、記録を行い、一方、記録速度
を優先する場合には記録品位を犠牲にしてキャリッジの
移動速度を速くして、記録を行うのである。
【0067】このようにキャリッジ10の移動速度が速
くなったり遅くなったりすれば、その加速時、減速時に
加わる加速度は当然変化し、その変化がインク液面の動
揺状態に大きな影響を与える。例えば、インク液面レベ
ルが低下し、図9(c)で説明したような状態、反射型
フォトセンサ11の検知範囲の約半分がインク液面の上
に露出している状態にあったとする。
くなったり遅くなったりすれば、その加速時、減速時に
加わる加速度は当然変化し、その変化がインク液面の動
揺状態に大きな影響を与える。例えば、インク液面レベ
ルが低下し、図9(c)で説明したような状態、反射型
フォトセンサ11の検知範囲の約半分がインク液面の上
に露出している状態にあったとする。
【0068】さて、図10(a)は、図9(c)で説明
したような状態、反射型フォトセンサ11の検知範囲の
約半分がインク液面の上に露出している状態で加速度
(a)が、a=α1で、キャリッジ10を加速減速し、
移動速度(v)がv=v1で等速移動した場合に得られ
る反射型フォトセンサ11の出力電流の信号波形であ
る。一方、図10(b)は、図10(a)と同じインク
残量で、キャリッジ10を加速度(a)がa=α2(>
α1)で加速減速し、移動速度(v)がv=v2(>v
1)で等速移動した場合に得られる反射型フォトセンサ
11の出力電流の信号波形である。ここで、夫々の場合
の加速減速時間、キャリッジ走査幅、キャリッジ走査方
向反転のための停止時間は同じとする。
したような状態、反射型フォトセンサ11の検知範囲の
約半分がインク液面の上に露出している状態で加速度
(a)が、a=α1で、キャリッジ10を加速減速し、
移動速度(v)がv=v1で等速移動した場合に得られ
る反射型フォトセンサ11の出力電流の信号波形であ
る。一方、図10(b)は、図10(a)と同じインク
残量で、キャリッジ10を加速度(a)がa=α2(>
α1)で加速減速し、移動速度(v)がv=v2(>v
1)で等速移動した場合に得られる反射型フォトセンサ
11の出力電流の信号波形である。ここで、夫々の場合
の加速減速時間、キャリッジ走査幅、キャリッジ走査方
向反転のための停止時間は同じとする。
【0069】従って、図10(b)は、図10(a)に
比べキャリッジの移動速度が速く、そのためフェーズe
の部分が図10(b)の場合は図10(a)に比較して
短い場合である。図10(a)と図10(b)とに示さ
れる信号波形を比較すれば明らかなように、たとえ、実
際にはインク残量が同じ量で、キャリッジ移動中の同じ
タイミング(例えば、フェーズbやフェーズd)で、イ
ンク残量検出を行ったとしても、キャリッジ移動速度の
違いが反射型フォトセンサ11の出力電流の信号波形に
影響を与え、それがインク残量の検出精度に影響を与え
ることになる。
比べキャリッジの移動速度が速く、そのためフェーズe
の部分が図10(b)の場合は図10(a)に比較して
短い場合である。図10(a)と図10(b)とに示さ
れる信号波形を比較すれば明らかなように、たとえ、実
際にはインク残量が同じ量で、キャリッジ移動中の同じ
タイミング(例えば、フェーズbやフェーズd)で、イ
ンク残量検出を行ったとしても、キャリッジ移動速度の
違いが反射型フォトセンサ11の出力電流の信号波形に
影響を与え、それがインク残量の検出精度に影響を与え
ることになる。
【0070】さらに、このようなキャリッジ移動速度の
変化は、記録モードに従うのみならず、キャリッジの往
路方向の移動と復路方向の移動でも異なる場合がある。
例えば、キャリッジの往路方向でのみ記録動作を行い、
復路方向では記録動作を行なわずキャリッジの移動最高
速度でホームポジションに復帰するような構成の装置の
場合である。
変化は、記録モードに従うのみならず、キャリッジの往
路方向の移動と復路方向の移動でも異なる場合がある。
例えば、キャリッジの往路方向でのみ記録動作を行い、
復路方向では記録動作を行なわずキャリッジの移動最高
速度でホームポジションに復帰するような構成の装置の
場合である。
【0071】(B)キャリッジの走査幅が異なる場合 キャリッジ10の往復運動における走査幅は、例えば、
以下に示すような理由のために常に一定ではない。
(1)装置にセットする記録用紙のサイズがA4の場合
とB4の場合、或は、他のサイズであると、それにした
がって走査幅が異なる。(2)たとえ記録用紙のサイズ
が一定であっても、記録データによっては記録領域がホ
ームポジション近傍に集中する場合(極端な場合、キャ
リッジの1走査で1ドットだけの記録を行う場合)や、
記録用紙の特定領域に集中する場合があり、このような
データを用いて記録を行うとキャリッジの往復運動はあ
る特定の領域に限定されてしまう。
以下に示すような理由のために常に一定ではない。
(1)装置にセットする記録用紙のサイズがA4の場合
とB4の場合、或は、他のサイズであると、それにした
がって走査幅が異なる。(2)たとえ記録用紙のサイズ
が一定であっても、記録データによっては記録領域がホ
ームポジション近傍に集中する場合(極端な場合、キャ
リッジの1走査で1ドットだけの記録を行う場合)や、
記録用紙の特定領域に集中する場合があり、このような
データを用いて記録を行うとキャリッジの往復運動はあ
る特定の領域に限定されてしまう。
【0072】以上のような条件では、キャリッジの加速
と減速が非常に短い時間間隔で実行される。このため、
キャリッジの加速時に動揺したインク液面が安定する前
に、キャリッジの減速によるインク液面の動揺が発生
し、その結果、これら加速と減速の両方の影響を受けた
インク液面の動揺が生じる。図11(a)は、図9
(c)及び図10(a)で説明したような状態、反射型
フォトセンサ11の検知範囲の約半分がインク液面の上
に露出している状態で加速度(a)が、a=α1で、キ
ャリッジ10を加速減速し、移動速度(v)がv=v1
で等速移動した場合に得られる反射型フォトセンサ11
の出力電流の信号波形である。ここで、フェーズeにお
ける走査幅(w)をw=w1とする。また、図11
(b)は、図11(a)と同じ条件で、ただ、フェーズ
eにおける移動幅(w)がw=w2<w1と異なる場合
に得られる反射型フォトセンサ11の出力電流の信号波
形である。同様に、図11(c)は図11(a)と同じ
条件で、ただ、フェーズeにおける移動幅(w)がw=
w3<w2<w1と、図11(a)の場合とも図11
(b)の場合とも異なる場合に得られる反射型フォトセ
ンサ11の出力電流の信号波形である。
と減速が非常に短い時間間隔で実行される。このため、
キャリッジの加速時に動揺したインク液面が安定する前
に、キャリッジの減速によるインク液面の動揺が発生
し、その結果、これら加速と減速の両方の影響を受けた
インク液面の動揺が生じる。図11(a)は、図9
(c)及び図10(a)で説明したような状態、反射型
フォトセンサ11の検知範囲の約半分がインク液面の上
に露出している状態で加速度(a)が、a=α1で、キ
ャリッジ10を加速減速し、移動速度(v)がv=v1
で等速移動した場合に得られる反射型フォトセンサ11
の出力電流の信号波形である。ここで、フェーズeにお
ける走査幅(w)をw=w1とする。また、図11
(b)は、図11(a)と同じ条件で、ただ、フェーズ
eにおける移動幅(w)がw=w2<w1と異なる場合
に得られる反射型フォトセンサ11の出力電流の信号波
形である。同様に、図11(c)は図11(a)と同じ
条件で、ただ、フェーズeにおける移動幅(w)がw=
w3<w2<w1と、図11(a)の場合とも図11
(b)の場合とも異なる場合に得られる反射型フォトセ
ンサ11の出力電流の信号波形である。
【0073】図11(b)に示す信号波形は、フェーズ
dにおける加速度によって発生するインク液面の動揺に
起因する電流出力が減少しているときにフェーズfにお
ける減速が始まる場合の状態(図8に示す液面の状態か
ら図7に示す液面の状態に急速に変化しているとき)に
対応する。一方、図11(c)に示す信号波形は、フェ
ーズdにおける加速度によって発生するインク液面の動
揺に起因する電流出力が増大しているときにフェーズf
における減速が始まる場合の状態(図7に示す液面の状
態から図8に示す液面の状態に急速に変化していると
き)に対応する。
dにおける加速度によって発生するインク液面の動揺に
起因する電流出力が減少しているときにフェーズfにお
ける減速が始まる場合の状態(図8に示す液面の状態か
ら図7に示す液面の状態に急速に変化しているとき)に
対応する。一方、図11(c)に示す信号波形は、フェ
ーズdにおける加速度によって発生するインク液面の動
揺に起因する電流出力が増大しているときにフェーズf
における減速が始まる場合の状態(図7に示す液面の状
態から図8に示す液面の状態に急速に変化していると
き)に対応する。
【0074】図11(b)と図11(c)とを比較すれ
ば、図11(b)に示す状態はフェーズfで発生する加
速度によって新たに発生する液面の動揺の位相と、フェ
ーズdにおける加速度の影響を受けた液面の動揺の位相
と一致するために液面の動揺の振幅が増幅される。この
ため、反射型フォトセンサ11の出力電流は実際のイン
ク残量を余り反映しないものとなる。これに対して、図
11(c)に示す状態ではフェーズdとフェーズfの2
つのフェーズに起因する液面の動揺が逆位相になるた
め、それらの動揺の振幅を互いに打ち消しあう。このた
め、反射型フォトセンサ11の出力電流は液面の動揺の
影響を余りうけないものとなる。ここでは、2つの典型
的な例について説明したが、減速(フェーズf)の始ま
るタイミングによって、種々の重ね合わせが起こること
は言うまでもない。さらに、同様の現象が逆の加速度が
インクに働くとき、即ち、フェーズaでも発生する。
ば、図11(b)に示す状態はフェーズfで発生する加
速度によって新たに発生する液面の動揺の位相と、フェ
ーズdにおける加速度の影響を受けた液面の動揺の位相
と一致するために液面の動揺の振幅が増幅される。この
ため、反射型フォトセンサ11の出力電流は実際のイン
ク残量を余り反映しないものとなる。これに対して、図
11(c)に示す状態ではフェーズdとフェーズfの2
つのフェーズに起因する液面の動揺が逆位相になるた
め、それらの動揺の振幅を互いに打ち消しあう。このた
め、反射型フォトセンサ11の出力電流は液面の動揺の
影響を余りうけないものとなる。ここでは、2つの典型
的な例について説明したが、減速(フェーズf)の始ま
るタイミングによって、種々の重ね合わせが起こること
は言うまでもない。さらに、同様の現象が逆の加速度が
インクに働くとき、即ち、フェーズaでも発生する。
【0075】さて、このような反射型フォトセンサ11
の出力電流の変化を踏まえ、例えば、インク残量の検出
タイミングをフェーズfのようなキャリッジ10の減速
時に行なっているとすれば、図11(b)や図11
(c)に示すように、インク残量の検出結果は、そのと
きのキャリッジの走査幅によって、大きく変化してしま
うことになる。また、キャリッジの走査幅は上述のよう
に記録データに依存するので、キャリッジ1走査毎に変
化することがあり、そのたびにインク残量の検出結果に
ばらつきを生じさせてしまう。
の出力電流の変化を踏まえ、例えば、インク残量の検出
タイミングをフェーズfのようなキャリッジ10の減速
時に行なっているとすれば、図11(b)や図11
(c)に示すように、インク残量の検出結果は、そのと
きのキャリッジの走査幅によって、大きく変化してしま
うことになる。また、キャリッジの走査幅は上述のよう
に記録データに依存するので、キャリッジ1走査毎に変
化することがあり、そのたびにインク残量の検出結果に
ばらつきを生じさせてしまう。
【0076】(C)キャリッジ走査方向反転時の停止時
間が異なる場合 記録動作におけるキャリッジ10の移動は、RAM10
3に定義されたラインバッファに1走査分の記録データ
が揃った時点で行われる。言い換えると、このデータが
揃うまでの間キャリッジ10はその移動を停止する。プ
リンタの場合、ホストコンピュータからのデータ伝送時
間やキャラクタデータを基にフォントデータからビット
マップデータに展開する時間、マルチスキャン記録制御
に適した形式にデータを並べ替える時間が必要となるた
めである。ファクシミリの場合は、これらに加えて、通
信回線を介しての伝送時間が必要である。これらの時間
は、データ量や回線伝送能力などに依存するものであ
り、常に一定である訳ではない。従って、キャリッジ走
査方向反転時の停止時間も以上のような要因から一定で
はない。
間が異なる場合 記録動作におけるキャリッジ10の移動は、RAM10
3に定義されたラインバッファに1走査分の記録データ
が揃った時点で行われる。言い換えると、このデータが
揃うまでの間キャリッジ10はその移動を停止する。プ
リンタの場合、ホストコンピュータからのデータ伝送時
間やキャラクタデータを基にフォントデータからビット
マップデータに展開する時間、マルチスキャン記録制御
に適した形式にデータを並べ替える時間が必要となるた
めである。ファクシミリの場合は、これらに加えて、通
信回線を介しての伝送時間が必要である。これらの時間
は、データ量や回線伝送能力などに依存するものであ
り、常に一定である訳ではない。従って、キャリッジ走
査方向反転時の停止時間も以上のような要因から一定で
はない。
【0077】図12(a)は、図9(c)及び図10
(a)及び図11(a)で説明したような状態、反射型
フォトセンサ11の検知範囲の約半分がインク液面の上
に露出している状態で加速度(a)が、a=α1で、キ
ャリッジ10を加速減速し、移動速度(v)がv=v1
で等速移動した場合に得られる反射型フォトセンサ11
の出力電流の信号波形である。ここで、フェーズcにお
けるキャリッジ停止時間(p)をp=p1とする。ま
た、図12(b)は、図12(a)と同じ条件で、た
だ、フェーズcにおけるキャリッジ停止時間(p)がp
=p2(=0)<p1と異なる場合に得られる反射型フ
ォトセンサ11の出力電流の信号波形である。同様に、
図12(c)は図12(a)と同じ条件で、ただ、フェ
ーズcにおけるキャリッジ停止時間(p)がp=p3
(p2<p3<p1)と、図12(a)の場合とも図1
2(b)の場合とも異なる場合に得られる反射型フォト
センサ11の出力電流の信号波形である。
(a)及び図11(a)で説明したような状態、反射型
フォトセンサ11の検知範囲の約半分がインク液面の上
に露出している状態で加速度(a)が、a=α1で、キ
ャリッジ10を加速減速し、移動速度(v)がv=v1
で等速移動した場合に得られる反射型フォトセンサ11
の出力電流の信号波形である。ここで、フェーズcにお
けるキャリッジ停止時間(p)をp=p1とする。ま
た、図12(b)は、図12(a)と同じ条件で、た
だ、フェーズcにおけるキャリッジ停止時間(p)がp
=p2(=0)<p1と異なる場合に得られる反射型フ
ォトセンサ11の出力電流の信号波形である。同様に、
図12(c)は図12(a)と同じ条件で、ただ、フェ
ーズcにおけるキャリッジ停止時間(p)がp=p3
(p2<p3<p1)と、図12(a)の場合とも図1
2(b)の場合とも異なる場合に得られる反射型フォト
センサ11の出力電流の信号波形である。
【0078】図12(a)、図12(b)、図12
(c)に示される信号波形の比較から明らかなように、
キャリッジ走査幅の違いによる場合と同様、キャリッジ
停止時間(p)の変化によりインク液面の動揺が重ね合
わせられ、種々の信号波形を生じさせる。例えば、図1
2(a)に示すような充分長い停止時間のあるときに対
し、図12(b)に示すように停止時間が全くなければ
減速の加速度と加速の加速度とが連続して起こるため
に、加速度がインクに働く時間が倍になっていることに
なるし、図12(c)に示すように停止時間が短い場合
には、キャリッジの減速に起因するインク液面の動揺が
収まる前にキャリッジの加速による加速度がかかること
になる。そのタイミングによってはインクの揺れは重ね
合わされたり、減じられたりする。従って、インク残量
の検出結果は、そのときのキャリッジ停止時間によっ
て、大きく変化してしまうことになる。また、キャリッ
ジ停止時間は上述のように記録データに依存するので、
キャリッジ1走査毎に変化することがあり、そのたびに
インク残量の検出結果にばらつきを生じさせてしまう。
(c)に示される信号波形の比較から明らかなように、
キャリッジ走査幅の違いによる場合と同様、キャリッジ
停止時間(p)の変化によりインク液面の動揺が重ね合
わせられ、種々の信号波形を生じさせる。例えば、図1
2(a)に示すような充分長い停止時間のあるときに対
し、図12(b)に示すように停止時間が全くなければ
減速の加速度と加速の加速度とが連続して起こるため
に、加速度がインクに働く時間が倍になっていることに
なるし、図12(c)に示すように停止時間が短い場合
には、キャリッジの減速に起因するインク液面の動揺が
収まる前にキャリッジの加速による加速度がかかること
になる。そのタイミングによってはインクの揺れは重ね
合わされたり、減じられたりする。従って、インク残量
の検出結果は、そのときのキャリッジ停止時間によっ
て、大きく変化してしまうことになる。また、キャリッ
ジ停止時間は上述のように記録データに依存するので、
キャリッジ1走査毎に変化することがあり、そのたびに
インク残量の検出結果にばらつきを生じさせてしまう。
【0079】更に加えて、インクタンクの底面積、その
形状、インクの粘度特性、インク液面の動揺の周期、振
幅、減衰率等の要因もインク残量の検出結果にばらつき
を生じさせてしまう。ただ、インク液面の動揺の周期や
振幅以外の要因は静的なものなので、予め、インク残量
検出制御に考慮しておくことは可能である。さて、ここ
で上述の検討についてまとめると、記録動作が進み、イ
ンクカートリッジ9内の反射板93がインク液面上に露
出するほどにインク残量が少なくなり、さらに、キャリ
ッジの移動速度、キャリッジの走査幅、キャリッジ走査
方向反転時の停止時間が異なると、反射型フォトセンサ
11の出力電流の信号波形は変化し、インク残量検出の
結果に大きな影響を与えることが分かった。
形状、インクの粘度特性、インク液面の動揺の周期、振
幅、減衰率等の要因もインク残量の検出結果にばらつき
を生じさせてしまう。ただ、インク液面の動揺の周期や
振幅以外の要因は静的なものなので、予め、インク残量
検出制御に考慮しておくことは可能である。さて、ここ
で上述の検討についてまとめると、記録動作が進み、イ
ンクカートリッジ9内の反射板93がインク液面上に露
出するほどにインク残量が少なくなり、さらに、キャリ
ッジの移動速度、キャリッジの走査幅、キャリッジ走査
方向反転時の停止時間が異なると、反射型フォトセンサ
11の出力電流の信号波形は変化し、インク残量検出の
結果に大きな影響を与えることが分かった。
【0080】一方、キャリッジの移動速度、キャリッジ
の走査幅、キャリッジ走査方向反転時の停止時間はCP
U101によって制御されるために、CPU101はこ
れらの値を常にしることができる。以上の検討から、こ
の実施形態では、CPU101は反射型フォトセンサ1
1から得られる出力電流(Aout)をA/D変換部15
3で変換した値を常にモニタし、その値が所定のレベル
より高くなったときに、インクカートリッジ9内の反射
板93がインク液面上に露出するほどにインク残量が少
なくなったと認め、これ以降の、即ち、延命制御に入っ
た後のインク残量検出処理におけるインク残存有無の判
定に用いる閾値を、どのような記録制御が行われるかに
従って、動的に切り替えるよう制御する。
の走査幅、キャリッジ走査方向反転時の停止時間はCP
U101によって制御されるために、CPU101はこ
れらの値を常にしることができる。以上の検討から、こ
の実施形態では、CPU101は反射型フォトセンサ1
1から得られる出力電流(Aout)をA/D変換部15
3で変換した値を常にモニタし、その値が所定のレベル
より高くなったときに、インクカートリッジ9内の反射
板93がインク液面上に露出するほどにインク残量が少
なくなったと認め、これ以降の、即ち、延命制御に入っ
た後のインク残量検出処理におけるインク残存有無の判
定に用いる閾値を、どのような記録制御が行われるかに
従って、動的に切り替えるよう制御する。
【0081】例えば、インク残量の検出をフェーズdの
タイミングで行なうとした場合、標準的な閾値を、図9
(c)、図10(a)、図11(a)、図12(a)に
示すように、Aout=A1におくとする。しかしなが
ら、図10(b)に示すように、キャリッジの移動速度
(v)が速い場合には、閾値をA2(>A1)に変化さ
せるようにCPU101は制御する。同様に、図12
(b)に示すようにキャリッジ停止時間(p)がないよ
うな場合には、閾値をA3(>A1)に変化させるよう
にCPU101は制御する。
タイミングで行なうとした場合、標準的な閾値を、図9
(c)、図10(a)、図11(a)、図12(a)に
示すように、Aout=A1におくとする。しかしなが
ら、図10(b)に示すように、キャリッジの移動速度
(v)が速い場合には、閾値をA2(>A1)に変化さ
せるようにCPU101は制御する。同様に、図12
(b)に示すようにキャリッジ停止時間(p)がないよ
うな場合には、閾値をA3(>A1)に変化させるよう
にCPU101は制御する。
【0082】このように、この実施形態に従えば、延命
制御中の記録動作において、どのような記録制御が行わ
れるかに従って、閾値を動的に変化させるよう制御する
ことによって、記録状況によって変化する反射型フォト
センサ11の出力電流の信号波形を考慮した、その記録
状況によって影響を受けないようなインク残量検出を行
うことができる。
制御中の記録動作において、どのような記録制御が行わ
れるかに従って、閾値を動的に変化させるよう制御する
ことによって、記録状況によって変化する反射型フォト
センサ11の出力電流の信号波形を考慮した、その記録
状況によって影響を受けないようなインク残量検出を行
うことができる。
【0083】なお、以上の説明では、キャリッジの往復
移動動作において、ある1つのタイミングだけでインク
残量検出を行う場合について説明したが本発明はこれに
よって限定されるものではない。例えば、2つ以上のタ
イミングでインク残量の検出を行い、その結果の平均を
求めてその平均値と閾値とを比較するようにしたり、或
は、所定時間にわたってその検出結果を時間積分し、そ
の積分結果と閾値とを比較するようにしても良い。或
は、所定の時間間隔で複数回インク残量検出を行なっ
て、それぞれについて閾値との比較を行い、その比較結
果を多数決原理によって最終的にその結果を求めるよう
にしても良い。
移動動作において、ある1つのタイミングだけでインク
残量検出を行う場合について説明したが本発明はこれに
よって限定されるものではない。例えば、2つ以上のタ
イミングでインク残量の検出を行い、その結果の平均を
求めてその平均値と閾値とを比較するようにしたり、或
は、所定時間にわたってその検出結果を時間積分し、そ
の積分結果と閾値とを比較するようにしても良い。或
は、所定の時間間隔で複数回インク残量検出を行なっ
て、それぞれについて閾値との比較を行い、その比較結
果を多数決原理によって最終的にその結果を求めるよう
にしても良い。
【0084】いづれにしても、このようにして得られた
結果は、ステップS1のインク残量検出の判定に用いら
れる。また、以上の説明では、ファクシミリ装置を例と
して説明したが本発明はこれによって限定されるもので
はない。例えば、インクジェット方式のプリンタ装置
や、さらには、そのプリンタ装置を用いた複写機などに
も本発明は適用可能である。
結果は、ステップS1のインク残量検出の判定に用いら
れる。また、以上の説明では、ファクシミリ装置を例と
して説明したが本発明はこれによって限定されるもので
はない。例えば、インクジェット方式のプリンタ装置
や、さらには、そのプリンタ装置を用いた複写機などに
も本発明は適用可能である。
【0085】さらに、以上の説明した処理によって得ら
れるインク残量検出結果を表示部113のLCDに表示
するように装置を構成しても良い。さらにまた、インク
残量検出を行う周期、記録頁数、記録ドット数等をカウ
ントし、これらの情報に基づいて、延命制御に入った後
にインクが完全になくなるまでの時間を予想し、これを
LCDに表示するようにしても良い。
れるインク残量検出結果を表示部113のLCDに表示
するように装置を構成しても良い。さらにまた、インク
残量検出を行う周期、記録頁数、記録ドット数等をカウ
ントし、これらの情報に基づいて、延命制御に入った後
にインクが完全になくなるまでの時間を予想し、これを
LCDに表示するようにしても良い。
【0086】
【他の実施形態】さて、上述の実施形態では、どのよう
な記録制御が行われるかに従って、インク残量検出に用
いる閾値を動的に変化させるよう制御する例について説
明したが、ここでは、キャリッジの移動速度、キャリッ
ジの走査幅、キャリッジ走査方向反転時の停止時間など
の記録状況の変化に従って、インクが残存しないと判断
された後の延命制御を行う時間を動的に変化させる場合
について説明する。
な記録制御が行われるかに従って、インク残量検出に用
いる閾値を動的に変化させるよう制御する例について説
明したが、ここでは、キャリッジの移動速度、キャリッ
ジの走査幅、キャリッジ走査方向反転時の停止時間など
の記録状況の変化に従って、インクが残存しないと判断
された後の延命制御を行う時間を動的に変化させる場合
について説明する。
【0087】例えば、インク残量検出のための閾値をA
1に固定し、フェーズdのタイミングでインク残量検出
処理を行う場合、図10(b)に示すようにキャリッジ
移動速度が速いと、インクがインクカートリッジにかな
り残存しているにも係わらず、インクが残存しないと判
断されることがある。或は、フェーズfのタイミングで
インク残量検出処理を行う場合、図10(b)に示すよ
うにキャリッジ移動速度が速いと、インクがインクカー
トリッジにあまり残存していなくなって初めて、インク
が残存しないと判断されることがある。
1に固定し、フェーズdのタイミングでインク残量検出
処理を行う場合、図10(b)に示すようにキャリッジ
移動速度が速いと、インクがインクカートリッジにかな
り残存しているにも係わらず、インクが残存しないと判
断されることがある。或は、フェーズfのタイミングで
インク残量検出処理を行う場合、図10(b)に示すよ
うにキャリッジ移動速度が速いと、インクがインクカー
トリッジにあまり残存していなくなって初めて、インク
が残存しないと判断されることがある。
【0088】このように、どんなタイミングで、或は、
どんな記録状況でインク残量検出を行うかに依存して、
インクが残存しないと判断された時点で実際に残存して
いるインク量は異なる。従って、この実施形態では、図
6に示すフローチャートのステップS6における延命処
理の終了の判断に用いる閾値(n)を、インクが残存し
ないと判断された時点における記録状況やタイミングに
従って変化させるよう、CPU101は制御する。例え
ば、通常、その閾値(n)の値をn=n1とすれば、フ
ェーズdのタイミングで、かつ、図10(b)に示すよ
うにキャリッジ移動速度が速い記録動作において、イン
クが残存しないと判断された場合には、その閾値(n)
をn=n2(>n1)となるように制御する。これによ
って、残存インクを有効に用いた延命制御においてより
多くの記録が行われることになる。これに対して、フェ
ーズfのタイミングで、かつ、図10(b)に示すよう
にキャリッジ移動速度が速い記録動作において、インク
が残存しないと判断された場合には、その閾値(n)を
n=n3(<n1)となるように制御する。これによっ
て、実際のインクがなくなる前に、即ち、記録が不可能
になる前に記録動作を停止させることができる。
どんな記録状況でインク残量検出を行うかに依存して、
インクが残存しないと判断された時点で実際に残存して
いるインク量は異なる。従って、この実施形態では、図
6に示すフローチャートのステップS6における延命処
理の終了の判断に用いる閾値(n)を、インクが残存し
ないと判断された時点における記録状況やタイミングに
従って変化させるよう、CPU101は制御する。例え
ば、通常、その閾値(n)の値をn=n1とすれば、フ
ェーズdのタイミングで、かつ、図10(b)に示すよ
うにキャリッジ移動速度が速い記録動作において、イン
クが残存しないと判断された場合には、その閾値(n)
をn=n2(>n1)となるように制御する。これによ
って、残存インクを有効に用いた延命制御においてより
多くの記録が行われることになる。これに対して、フェ
ーズfのタイミングで、かつ、図10(b)に示すよう
にキャリッジ移動速度が速い記録動作において、インク
が残存しないと判断された場合には、その閾値(n)を
n=n3(<n1)となるように制御する。これによっ
て、実際のインクがなくなる前に、即ち、記録が不可能
になる前に記録動作を停止させることができる。
【0089】従って、この実施形態に従えば、実際の残
存インク量を正確に反映した延命制御を実行することが
できる。以上の実施形態は、特にインクジェット記録方
式の中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエ
ネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電
気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーに
よりインクの状態変化を生起させる方式を用いることに
より記録の高密度化、高精細化が達成できる。
存インク量を正確に反映した延命制御を実行することが
できる。以上の実施形態は、特にインクジェット記録方
式の中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエ
ネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電
気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーに
よりインクの状態変化を生起させる方式を用いることに
より記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0090】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0091】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。記録ヘ
ッドの構成としては、上述の各明細書に開示されている
ような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用面が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書、米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスロット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成としても良い。
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。記録ヘ
ッドの構成としては、上述の各明細書に開示されている
ような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用面が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書、米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスロット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成としても良い。
【0092】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。加えて、上記の実施形態で説
明した記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置
本体に装着されることで、装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。加えて、上記の実施形態で説
明した記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置
本体に装着されることで、装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0093】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0094】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。以上説明した実施の形態においては、インクが液
体であることを前提として説明しているが、室温やそれ
以下で固化するインクであっても、室温で軟化もしくは
液化するものを用いても良く、あるいはインクジェット
方式ではインク自体を30°C以上70°C以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものであればよい。
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。以上説明した実施の形態においては、インクが液
体であることを前提として説明しているが、室温やそれ
以下で固化するインクであっても、室温で軟化もしくは
液化するものを用いても良く、あるいはインクジェット
方式ではインク自体を30°C以上70°C以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0095】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0096】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0097】
【発明の効果】以上説明してように本発明に従えば、記
録ヘッドを移動させながらインクを吐出して記録媒体に
記録を行うとき、インクを貯溜し、記録ヘッドと一体と
なって往復移動するインクタンク内のインク残量を検出
するが、その記録ヘッドの往復移動の状況を監視し、そ
の監視結果に従って、インク残量検出の判断基準を変更
するよう制御するので、記録ヘッドの往復移動がインク
に与える影響、例えば、インク液面の動揺による影響を
除去した正確なインク残量検出を行うことができるとい
う効果がある。
録ヘッドを移動させながらインクを吐出して記録媒体に
記録を行うとき、インクを貯溜し、記録ヘッドと一体と
なって往復移動するインクタンク内のインク残量を検出
するが、その記録ヘッドの往復移動の状況を監視し、そ
の監視結果に従って、インク残量検出の判断基準を変更
するよう制御するので、記録ヘッドの往復移動がインク
に与える影響、例えば、インク液面の動揺による影響を
除去した正確なインク残量検出を行うことができるとい
う効果がある。
【0098】また他の発明によれば、記録ヘッドを移動
させながらインクを吐出して記録媒体に記録を行うと
き、インクを貯溜し、記録ヘッドと一体となって往復移
動するインクタンク内のインク残量を検出するが、イン
クが残存しないと判断された後にさらに記録動作を続行
する際に、その記録ヘッドの往復移動の状況を監視し、
その監視結果に従って、さらに実行される記録動作の継
続時間を制御するので、インクタンクに残存するわずか
な量のインクを有効に利用して記録動作を行うことがで
きるという効果がある。
させながらインクを吐出して記録媒体に記録を行うと
き、インクを貯溜し、記録ヘッドと一体となって往復移
動するインクタンク内のインク残量を検出するが、イン
クが残存しないと判断された後にさらに記録動作を続行
する際に、その記録ヘッドの往復移動の状況を監視し、
その監視結果に従って、さらに実行される記録動作の継
続時間を制御するので、インクタンクに残存するわずか
な量のインクを有効に利用して記録動作を行うことがで
きるという効果がある。
【図1】本発明の代表的な実施形態であるインクジェッ
ト方式に従う記録部を備えたファクシミリ装置の機械的
構成を示す側断面図である。
ト方式に従う記録部を備えたファクシミリ装置の機械的
構成を示す側断面図である。
【図2】インクカートリッジ9の詳細な構成を示す部分
破断図である。
破断図である。
【図3】図1に機械的構成を示したファクシミリ装置の
電気的構成を示すブロック図である。
電気的構成を示すブロック図である。
【図4】インク残量検出部の電気的構成を示すブロック
図である。
図である。
【図5】電流/電圧変換部151の詳細な構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図6】インク残量に従う記録制御処理の概要を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図7】キャリッジ加速/減速中におけるインクカート
リッジ9内のインク液面の状態を示す図である。
リッジ9内のインク液面の状態を示す図である。
【図8】キャリッジ加速/減速中におけるインクカート
リッジ9内のインク液面の状態を示す図である。
リッジ9内のインク液面の状態を示す図である。
【図9】インク残量の変化に伴う反射型フォトセンサ1
1の出力電流の信号波形の変化を示す図である。
1の出力電流の信号波形の変化を示す図である。
【図10】キャリッジ速度の変化に伴う反射型フォトセ
ンサ11の出力電流の信号波形の変化を示す図である。
ンサ11の出力電流の信号波形の変化を示す図である。
【図11】キャリッジ走査幅の変化に伴う反射型フォト
センサ11の出力電流の信号波形の変化を示す図であ
る。
センサ11の出力電流の信号波形の変化を示す図であ
る。
【図12】キャリッジ走査方向反転時の停止時間の変化
に伴う反射型フォトセンサ11の出力電流の信号波形の
変化を示す図である。
に伴う反射型フォトセンサ11の出力電流の信号波形の
変化を示す図である。
1 フレーム 7 記録紙搬送ローラ 9 インクカートリッジ 10 キャリッジ 11 反射型フォトセンサ 12、13 レール 15 記録紙排紙ローラ 31 制御基板 91 インク 92 スポンジ 93 反射板 151 電流/電圧変換部 153 A/D変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 実 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 川島 俊寿 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (16)
- 【請求項1】 記録ヘッドを移動させながらインクを吐
出して記録媒体に記録を行う記録装置であって、 前記記録ヘッドを往復移動させる走査手段と、 前記インクを貯溜し、前記記録ヘッドと一体となって前
記走査手段によって往復移動するインクタンクと、 前記インクタンク内のインク残量を検出する検出手段
と、 前記走査手段による前記記録ヘッドの往復移動の状況を
監視する監視手段と、 前記監視手段による監視結果に従って、前記検出手段に
おける前記インク残量検出の判断基準を変更するよう前
記検出手段を制御する制御手段を有することを特徴とす
る記録装置。 - 【請求項2】 前記監視手段における前記記録ヘッドの
往復移動の状況には、前記記録ヘッドの移動速度、移動
幅、移動方向の反転時における停止時間を含むことを特
徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 【請求項3】 前記検出手段は、 発光素子と受光素子を備えた反射型センサと、 前記発光素子からの光を反射する反射板とを含み、 前記反射型センサと前記反射板は、前記発光素子の発光
方向と前記反射板による反射方向が前記走査手段による
前記記録ヘッドとインクタンクの往復移動方向になるよ
うに、かつ、前記反射板の反射面が前記発光方向に対向
するように設けられ、 前記反射型センサは、前記インクタンクの側壁に接し
て、前記反射板は前記インクタンクの内部に設けられる
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 【請求項4】 前記検出手段は、さらに、前記反射型セ
ンサの出力と前記判断基準とを比較する比較手段を含む
ことを特徴とする請求項3に記載の記録装置。 - 【請求項5】 前記検出手段は、前記走査手段による前
記記録ヘッドの往復移動における一定のタイミングで前
記インク残量を検出することを特徴とする請求項1に記
載の記録装置。 - 【請求項6】 前記制御手段による前記判断基準の変更
は、前記インクタンク内のインク量が減少し、前記検出
手段によって、一度、インクが残存しないと判断された
後に、さらに記録動作を続行し、再度、インクが残存し
ないと判断された時点で行われることを特徴とする請求
項1に記載の記録装置。 - 【請求項7】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の記録装
置。 - 【請求項8】 前記検出手段による検出結果を表示する
表示手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記
載の記録装置。 - 【請求項9】 記録ヘッドを移動させながらインクを吐
出して記録媒体に記録を行う記録装置であって、 前記記録ヘッドを往復移動させる走査手段と、 前記インクを貯溜し、前記記録ヘッドと一体となって前
記走査手段によって往復移動するインクタンクと、 前記インクタンク内のインク残量を検出する検出手段
と、 前記走査手段による前記記録ヘッドの往復移動の状況を
監視する監視手段と、 前記検出手段によって前記インクが残存しないと判断さ
れた後にさらに記録動作を続行するよう制御する記録制
御手段とを有し、 前記記録制御手段は、前記監視手段による監視結果に従
って、前記インクが残存しないと判断された後にさらに
実行される記録動作の継続時間を制御することを特徴と
する記録装置。 - 【請求項10】 前記監視手段における前記記録ヘッド
の往復移動の状況には、前記記録ヘッドの移動速度、移
動幅、移動方向の反転時における停止時間を含むことを
特徴とする請求項9に記載の記録装置。 - 【請求項11】 前記検出手段は、 発光素子と受光素子を備えた反射型センサと、 前記発光素子からの光を反射する反射板とを含み、 前記反射型センサと前記反射板は、前記発光素子の発光
方向と前記反射板による反射方向が前記走査手段による
前記記録ヘッドとインクタンクの往復移動方向になるよ
うに、かつ、前記反射板の反射面が前記発光方向に対向
するように設けられ、 前記反射型センサは、前記インクタンクの側壁に接し
て、前記反射板は前記インクタンクの内部に設けられる
ことを特徴とする請求項9に記載の記録装置。 - 【請求項12】 前記記録制御手段は、 前記インクが残存しないと判断された後にさらに実行さ
れる記録動作によって発生するインク吐出量をカウント
する計数手段と、 前記計数手段によってカウントされたインク吐出量と所
定の閾値とを比較する比較手段とを含むことを特徴とす
る請求項9に記載の記録装置。 - 【請求項13】 前記記録制御手段は、前記監視手段に
よる監視結果に従って、前記所定の閾値を変更すること
を特徴とする請求項12に記載の記録装置。 - 【請求項14】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに
与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換
体を備えていることを特徴とする請求項9に記載の記録
装置。 - 【請求項15】 前記検出手段は、前記走査手段による
前記記録ヘッドの往復移動における一定のタイミングで
前記インク残量を検出することを特徴とする請求項9に
記載の記録装置。 - 【請求項16】 請求項1或は9に記載の記録装置を用
いたファクシミリ装置。
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