JPH091522A - 鋳込み成形方法 - Google Patents
鋳込み成形方法Info
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- JPH091522A JPH091522A JP15742095A JP15742095A JPH091522A JP H091522 A JPH091522 A JP H091522A JP 15742095 A JP15742095 A JP 15742095A JP 15742095 A JP15742095 A JP 15742095A JP H091522 A JPH091522 A JP H091522A
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- molds
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 成形型1内に泥漿タンク17から泥漿を導入
し、内部型3,3’の内面に着肉させた後、余剰の泥漿
を泥漿タンク17に戻す。排液路5,5’内を吸引して
着肉物から水分を吸収する。脱型に先立って、温水タン
ク33から排液路5,5’に温水を供給して内部型3,
3’を加温する。 【効果】 泥漿の着肉速度が大きい。成形型の乾燥が促
進される。成形物の硬度が高い。
し、内部型3,3’の内面に着肉させた後、余剰の泥漿
を泥漿タンク17に戻す。排液路5,5’内を吸引して
着肉物から水分を吸収する。脱型に先立って、温水タン
ク33から排液路5,5’に温水を供給して内部型3,
3’を加温する。 【効果】 泥漿の着肉速度が大きい。成形型の乾燥が促
進される。成形物の硬度が高い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は陶磁器を成形するための
鋳込み成形方法に関する。
鋳込み成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の鋳込み成形方法について第2図を
参照して説明する。耐圧シェル2内に多孔質合成樹脂等
の多孔質体よりなる内部型3を設けた上型2aと下型2
bとにより成形型1が構成されている。内部型3内には
綿チューブ等よりなる排液路5,5’が形成されてい
る。
参照して説明する。耐圧シェル2内に多孔質合成樹脂等
の多孔質体よりなる内部型3を設けた上型2aと下型2
bとにより成形型1が構成されている。内部型3内には
綿チューブ等よりなる排液路5,5’が形成されてい
る。
【0003】成形型1内のキャビティ4に臨むようにし
て成形型1の下部に泥漿の流入口6が設けられ、上部に
泥漿のオーバーフロー流出口7が設けられている。この
オーバーフロー流出口7は泥漿センサ10付きのオーバ
ーフロータンク9に連通している。該タンク9は、三方
バルブ11を介してエアコンプレッサ又は大気に連通可
能となっている。
て成形型1の下部に泥漿の流入口6が設けられ、上部に
泥漿のオーバーフロー流出口7が設けられている。この
オーバーフロー流出口7は泥漿センサ10付きのオーバ
ーフロータンク9に連通している。該タンク9は、三方
バルブ11を介してエアコンプレッサ又は大気に連通可
能となっている。
【0004】前記排液路5,5’は配管8,8’を介し
て気液分離用セパレータ12,12’に連通している。
該セパレータ12,12’は三方バルブ14,14’を
介して真空ポンプ又はエアコンプレッサ(図示略)に接
続されている。セパレータ12,12’には大気開放用
バルブ13,13’が設けられている。
て気液分離用セパレータ12,12’に連通している。
該セパレータ12,12’は三方バルブ14,14’を
介して真空ポンプ又はエアコンプレッサ(図示略)に接
続されている。セパレータ12,12’には大気開放用
バルブ13,13’が設けられている。
【0005】成形型1のキャビティ4には、泥漿タンク
17内の泥漿が泥漿ポンプ18及びバルブ19,21を
有する配管16を介して導入される。配管16からは、
バルブ22を有した泥漿返送用配管20が分岐してい
る。
17内の泥漿が泥漿ポンプ18及びバルブ19,21を
有する配管16を介して導入される。配管16からは、
バルブ22を有した泥漿返送用配管20が分岐してい
る。
【0006】台車24に載設された昇降テーブル23を
下型2bの下側に配置し、下型2bを昇降させうるよう
構成している。
下型2bの下側に配置し、下型2bを昇降させうるよう
構成している。
【0007】この泥漿鋳込み装置を用いて成形を行なう
には、バルブ11を大気連通にすると共にバルブ19,
21を開とし、ポンプ18を作動させ、配管16を介し
て泥漿タンク17内の泥漿をキャビティ4内に供給す
る。キャビティ4内が泥漿で充満されると、泥漿の一部
がオーバーフロータンク9に流入する。泥漿センサ10
で泥漿が検出されると、泥漿の供給が停止される。
には、バルブ11を大気連通にすると共にバルブ19,
21を開とし、ポンプ18を作動させ、配管16を介し
て泥漿タンク17内の泥漿をキャビティ4内に供給す
る。キャビティ4内が泥漿で充満されると、泥漿の一部
がオーバーフロータンク9に流入する。泥漿センサ10
で泥漿が検出されると、泥漿の供給が停止される。
【0008】そこで、バルブ19,21を閉じると共
に、バルブ11を操作してエアコンプレッサからの加圧
エアによりキャビティ4内の泥漿を加圧する。また、真
空ポンプを作動させ、バルブ14を操作して配管5,
5’内を減圧し、泥漿中の固形分を内部型3,3’の表
面(キャビティ面)に着肉させる。所要厚みに着肉物が
成長した後、バルブ11を操作してオーバーフロータン
ク9内を大気圧にすると共に、バルブ21,22を開
き、キャビティ4内の余剰の泥漿を配管16,20から
泥漿タンク17へ戻す。
に、バルブ11を操作してエアコンプレッサからの加圧
エアによりキャビティ4内の泥漿を加圧する。また、真
空ポンプを作動させ、バルブ14を操作して配管5,
5’内を減圧し、泥漿中の固形分を内部型3,3’の表
面(キャビティ面)に着肉させる。所要厚みに着肉物が
成長した後、バルブ11を操作してオーバーフロータン
ク9内を大気圧にすると共に、バルブ21,22を開
き、キャビティ4内の余剰の泥漿を配管16,20から
泥漿タンク17へ戻す。
【0009】このままさらに排液路5,5’内を真空ポ
ンプによって吸引して減圧状態に保つと共に、キャビテ
ィ4内に加圧エアを供給し、着肉物中の水分を内部型
3,3’に吸わせ、着肉物を硬いものとする。
ンプによって吸引して減圧状態に保つと共に、キャビテ
ィ4内に加圧エアを供給し、着肉物中の水分を内部型
3,3’に吸わせ、着肉物を硬いものとする。
【0010】着肉物の水分が十分に低くなり、着肉物が
所要の強度に達した後、バルブ11を大気連通とすると
共に、バルブ14を操作してセパレータ12,12’内
に加圧エアを供給する。そうすると、内部型3,3’内
に存在していた水が内部型3,3’と着肉物との界面に
滲出し、両者の間に水膜が形成され、両者が離反可能と
なる。そこで、上型2aと下型2bとを分割する型開き
を行ない、脱型(成形体の取り出し)を行なう。
所要の強度に達した後、バルブ11を大気連通とすると
共に、バルブ14を操作してセパレータ12,12’内
に加圧エアを供給する。そうすると、内部型3,3’内
に存在していた水が内部型3,3’と着肉物との界面に
滲出し、両者の間に水膜が形成され、両者が離反可能と
なる。そこで、上型2aと下型2bとを分割する型開き
を行ない、脱型(成形体の取り出し)を行なう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の鋳込
み成形方法において、着肉時間及び着肉物からの水分吸
い出し時間を短縮することを目的とする。
み成形方法において、着肉時間及び着肉物からの水分吸
い出し時間を短縮することを目的とする。
【0012】また、本発明は、成形型内の残存水が少な
い場合でも脱型時に型面に水膜を確実に形成できる鋳込
み成形方法を提供することを別の目的とする。
い場合でも脱型時に型面に水膜を確実に形成できる鋳込
み成形方法を提供することを別の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の鋳込み成形方
法は、内部が多孔質体よりなる成形型内に泥漿を供給
し、該成形型の内面に固形分を着肉させて成形体を形成
し、次いで成形体を該成形型から脱型させる鋳込み成形
方法において、成形型内面に固形分を着肉させた後、脱
型に先立って該成形型を加温することを特徴とするもの
である。
法は、内部が多孔質体よりなる成形型内に泥漿を供給
し、該成形型の内面に固形分を着肉させて成形体を形成
し、次いで成形体を該成形型から脱型させる鋳込み成形
方法において、成形型内面に固形分を着肉させた後、脱
型に先立って該成形型を加温することを特徴とするもの
である。
【0014】請求項2の鋳込み成形方法は、請求項1に
おいて、前記成形型は、前記多孔質体内に排液路を備え
ており、この排液路内に温水を供給することにより前記
成形型の加温を行なうことを特徴とするものである。
おいて、前記成形型は、前記多孔質体内に排液路を備え
ており、この排液路内に温水を供給することにより前記
成形型の加温を行なうことを特徴とするものである。
【0015】請求項3の鋳込み成形方法は、排液路を有
した多孔質体よりなる成形型内に泥漿を供給し、該排液
路を吸引して該成形型の内面に固形分を着肉させて成形
体を形成し、次いで成形体を該成形型から脱型させる鋳
込み成形方法において、脱型時に該排液路に温水を流入
させることを特徴とするものである。
した多孔質体よりなる成形型内に泥漿を供給し、該排液
路を吸引して該成形型の内面に固形分を着肉させて成形
体を形成し、次いで成形体を該成形型から脱型させる鋳
込み成形方法において、脱型時に該排液路に温水を流入
させることを特徴とするものである。
【0016】請求項4の鋳込み成形方法は、請求項3に
おいて、前記排液路に温水を流入させるに際して、該排
液路を温水タンクに連結させ、該排液路内に残存してい
た負圧によって温水を該排液路内に吸入させることを特
徴とするものである。
おいて、前記排液路に温水を流入させるに際して、該排
液路を温水タンクに連結させ、該排液路内に残存してい
た負圧によって温水を該排液路内に吸入させることを特
徴とするものである。
【0017】
【作用】成形型を加温することにより、成形型の多孔質
体や着肉物の温度が高まり、それらに含まれる水分が移
動し易くなる。
体や着肉物の温度が高まり、それらに含まれる水分が移
動し易くなる。
【0018】この結果、短時間で着肉物の硬度を高める
ことが可能となる。
ことが可能となる。
【0019】なお、成形型を加温しておくと、次回の鋳
込み時の着肉も速くなる。さらに、成形型の乾燥も促進
される。
込み時の着肉も速くなる。さらに、成形型の乾燥も促進
される。
【0020】なお、請求項2の方法にあっては、排液路
に温水を供給することにより多孔質体全体を効率良く加
温できる。また、排液路が温水で洗浄される。
に温水を供給することにより多孔質体全体を効率良く加
温できる。また、排液路が温水で洗浄される。
【0021】請求項3の方法にあっては、脱型時に排液
路に温水が供給され、この温水が型面に水膜を形成する
ようになる。従って、成形型内の残存水がきわめて少な
い場合であっても、成形型面と着肉物との間に確実に水
膜を形成し、脱型することができる。
路に温水が供給され、この温水が型面に水膜を形成する
ようになる。従って、成形型内の残存水がきわめて少な
い場合であっても、成形型面と着肉物との間に確実に水
膜を形成し、脱型することができる。
【0022】請求項4の方法にあっては、ポンプを用い
ることなく温水を成形型に流入させることができる。
ることなく温水を成形型に流入させることができる。
【0023】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は請求項1,2の発明の実施例方法が適用さ
れた鋳込み成形装置の系統図である。
る。第1図は請求項1,2の発明の実施例方法が適用さ
れた鋳込み成形装置の系統図である。
【0024】本実施例においても、成形型1は、多孔質
の内部型3,3’及び排液路5,5’を耐圧シェル2内
に備えた上型2aと下型2bとを備えている。排液路
5,5’の一端には配管8,8’を介してセパレータ1
2,12’が接続されている。
の内部型3,3’及び排液路5,5’を耐圧シェル2内
に備えた上型2aと下型2bとを備えている。排液路
5,5’の一端には配管8,8’を介してセパレータ1
2,12’が接続されている。
【0025】この配管8,8’の途中に三方バルブ3
0,31が設けられ、配管8,8’が温水供給用のポン
プ35を備えた配管32に連通可能とされている。該配
管32は、ヒータ34を備えた温水タンク33に導通さ
れている。
0,31が設けられ、配管8,8’が温水供給用のポン
プ35を備えた配管32に連通可能とされている。該配
管32は、ヒータ34を備えた温水タンク33に導通さ
れている。
【0026】排液路5,5’の他端には、バルブ36,
36’を備えた配管37,37’が接続されている。そ
の他の構成は第2図と同様であり、同一符号は同一部分
を示している。
36’を備えた配管37,37’が接続されている。そ
の他の構成は第2図と同様であり、同一符号は同一部分
を示している。
【0027】この成形型1を用いて泥漿鋳込み成形を行
なう場合、バルブ36,36’を閉じておき、前記従来
例と同様に、ポンプ18によって泥漿タンク17内の泥
漿をキャビティ4に供給する。キャビティ4内が泥漿で
充満された後、キャビティ4内をエアで加圧すると共
に、排液路5,5’内を減圧し、内部型3,3’の内面
に着肉物を形成する。
なう場合、バルブ36,36’を閉じておき、前記従来
例と同様に、ポンプ18によって泥漿タンク17内の泥
漿をキャビティ4に供給する。キャビティ4内が泥漿で
充満された後、キャビティ4内をエアで加圧すると共
に、排液路5,5’内を減圧し、内部型3,3’の内面
に着肉物を形成する。
【0028】所定時間経過後、余剰の泥漿を泥漿タンク
17に戻し、その後さらに着肉物10の水分を内部型
3,3’に吸引させ、着肉物の硬度を高める。
17に戻し、その後さらに着肉物10の水分を内部型
3,3’に吸引させ、着肉物の硬度を高める。
【0029】着肉物の水分が十分に内部型3,3’に吸
収された後、脱型を行なうのに先立って、三方バルブ3
0,31を、排液路5,5’が配管32にのみ連通する
ように流路切替を行なう。次いで、バルブ36,36’
を開とすると共にポンプ35を作動させ、温水タンク3
3内の温水を排液路5,5’に流通させる。これによ
り、内部型3,3’が全体としてほぼ均一に加温され
る。なお、温排水は配管37,37’から排出される。
収された後、脱型を行なうのに先立って、三方バルブ3
0,31を、排液路5,5’が配管32にのみ連通する
ように流路切替を行なう。次いで、バルブ36,36’
を開とすると共にポンプ35を作動させ、温水タンク3
3内の温水を排液路5,5’に流通させる。これによ
り、内部型3,3’が全体としてほぼ均一に加温され
る。なお、温排水は配管37,37’から排出される。
【0030】なお、このように温水を排液路5,5’内
に導入した場合、内部型3,3’内に吸収されていた水
分が内部型3,3’の表面に滲み出し、内部型3,3’
の内面と着肉物との間に水膜が形成される。そこで、上
型2aと下型2bとを分割し、成形物を成形型1から取
り出す。
に導入した場合、内部型3,3’内に吸収されていた水
分が内部型3,3’の表面に滲み出し、内部型3,3’
の内面と着肉物との間に水膜が形成される。そこで、上
型2aと下型2bとを分割し、成形物を成形型1から取
り出す。
【0031】この脱型を行なった後、必要に応じ上型2
a及び下型2bを乾燥させた後、成形型1を再び型組み
し、次の泥漿鋳込み操作を開始する。
a及び下型2bを乾燥させた後、成形型1を再び型組み
し、次の泥漿鋳込み操作を開始する。
【0032】ところで、前回の泥漿鋳込み操作の最後
に、排液路5,5’に温水を導入して内部型3,3’を
加温してあるため、次の鋳込み操作時においてもこの内
部型3,3’の温度が高いものとなっている。従って、
内部型3,3’内において水分が移動し易く、短時間で
着肉物から水分を吸収して該着肉物の硬度を高めること
が可能である。また、着肉速度それ自体も速いものとな
る。さらに、成形型の乾燥も早い。
に、排液路5,5’に温水を導入して内部型3,3’を
加温してあるため、次の鋳込み操作時においてもこの内
部型3,3’の温度が高いものとなっている。従って、
内部型3,3’内において水分が移動し易く、短時間で
着肉物から水分を吸収して該着肉物の硬度を高めること
が可能である。また、着肉速度それ自体も速いものとな
る。さらに、成形型の乾燥も早い。
【0033】本実施例にあっては、排液路5,5’が温
水で洗浄されるようになるため、排液路の泥成分による
閉塞も防止されるようになる。
水で洗浄されるようになるため、排液路の泥成分による
閉塞も防止されるようになる。
【0034】上記実施例にあっては温水を排液路に導入
して成形型を加温しているが、成形型に温風を吹き付け
たり、あるいは成形型にヒータを設けることにより成形
型を加温するようにしても良い。
して成形型を加温しているが、成形型に温風を吹き付け
たり、あるいは成形型にヒータを設けることにより成形
型を加温するようにしても良い。
【0035】第3図に請求項3,4の実施例方法を示
す。成形型50の上型51及び下型52の排液路が配管
53,54及びバルブ55,56,57,58,59,
60を介して温水タンク61、真空源62、圧縮空気源
63に接続されている。
す。成形型50の上型51及び下型52の排液路が配管
53,54及びバルブ55,56,57,58,59,
60を介して温水タンク61、真空源62、圧縮空気源
63に接続されている。
【0036】泥漿タンク64にはポンプ65付きの巡回
ライン66が設けられている。タンク64と成形型50
とを接続する配管67,68,69の途中にバルブ7
1,72,73が設けられている。この配管67から分
岐した排出用配管70にバルブ74が設けられている。
ライン66が設けられている。タンク64と成形型50
とを接続する配管67,68,69の途中にバルブ7
1,72,73が設けられている。この配管67から分
岐した排出用配管70にバルブ74が設けられている。
【0037】成形型50には高圧ホース75を介して電
極76付きのサブタンク77が接続されており、該サブ
タンク77は、三方バルブ78,79を有する配管8
0,81を介して8kg/cm2 及び3kg/cm2 の
圧縮空気源に接続されている。三方バルブ78,79は
サブタンク77内を大気に連通可能である。
極76付きのサブタンク77が接続されており、該サブ
タンク77は、三方バルブ78,79を有する配管8
0,81を介して8kg/cm2 及び3kg/cm2 の
圧縮空気源に接続されている。三方バルブ78,79は
サブタンク77内を大気に連通可能である。
【0038】泥漿鋳込み成形を行なうには、上型51と
下型52とを型組みした後、バルブ74を開とし、配管
内の泥抜きを行なう。
下型52とを型組みした後、バルブ74を開とし、配管
内の泥抜きを行なう。
【0039】次に、バルブ74を閉、バルブ71,73
を開、バルブ78を大気連通とし、バルブ57,58を
開とする。
を開、バルブ78を大気連通とし、バルブ57,58を
開とする。
【0040】これにより、泥漿タンク64内の泥漿が成
形型50内に流入し、成形型50内が満杯になると泥漿
がサブタンク77に流入する。
形型50内に流入し、成形型50内が満杯になると泥漿
がサブタンク77に流入する。
【0041】電極76が泥漿を検知すると、バルブ7
1,73を閉、バルブ78を8kg/cm2 圧空源連通
とし、成形型内が8kg/cm2 の空気圧で加圧され
る。この状態を所定時間維持することにより着肉が進行
する。
1,73を閉、バルブ78を8kg/cm2 圧空源連通
とし、成形型内が8kg/cm2 の空気圧で加圧され
る。この状態を所定時間維持することにより着肉が進行
する。
【0042】所定時間経過後、バルブ78を閉、バルブ
79を3kg/cm2 圧空源連通とし、さらに、バルブ
71,72を開とする。これにより、成形型50内の余
分な泥漿が泥漿タンク64に戻される。
79を3kg/cm2 圧空源連通とし、さらに、バルブ
71,72を開とする。これにより、成形型50内の余
分な泥漿が泥漿タンク64に戻される。
【0043】この排泥終了後、バルブ71,72を閉と
する。次いで、バルブ57,58を閉、バルブ55,5
6を開とする。これにより、負圧となっていた上型51
及びび下型52の排液路内に温水が吸入される。次に、
バルブ55,56を閉、バルブ59,60を開とし、排
液路にエア圧をかける。これにより、型面と着肉した成
形物との間に水膜が形成される。そこで、まず上型51
を脱型し、次に下型52を脱型する。
する。次いで、バルブ57,58を閉、バルブ55,5
6を開とする。これにより、負圧となっていた上型51
及びび下型52の排液路内に温水が吸入される。次に、
バルブ55,56を閉、バルブ59,60を開とし、排
液路にエア圧をかける。これにより、型面と着肉した成
形物との間に水膜が形成される。そこで、まず上型51
を脱型し、次に下型52を脱型する。
【0044】このように、脱型時に上型51及び下型5
2の排液路に温水を流入させることにより、水膜を確実
に形成させて脱型することが可能となる。
2の排液路に温水を流入させることにより、水膜を確実
に形成させて脱型することが可能となる。
【0045】
【発明の効果】以上の通り、本発明の泥漿鋳込み方法に
よると、成形時の泥漿の着肉速度を大きくすると共に、
着肉物からの水分吸収を速めることができる。また、成
形物の硬度を高くすることも可能である。さらに、成形
型の乾燥を促進することもできる。
よると、成形時の泥漿の着肉速度を大きくすると共に、
着肉物からの水分吸収を速めることができる。また、成
形物の硬度を高くすることも可能である。さらに、成形
型の乾燥を促進することもできる。
【0046】請求項2〜4の方法によると、排液路の閉
塞が防止される。
塞が防止される。
【0047】請求項3,4の方法によると、脱型を確実
に行なえる。
に行なえる。
【0048】請求項4の方法によると、温水を排液路に
容易に導入できる。
容易に導入できる。
【図1】実施例方法を説明する泥漿鋳込み装置の系統図
である。
である。
【図2】従来の泥漿鋳込み装置の断面図である。
【図3】別の実施例方法を説明する泥漿鋳込み装置の系
統図である。
統図である。
1,50 成形型 2 耐圧シェル 2a,51 上型 2b,52 下型 3,3’ 内部型 4 キャビティ 5,5’ 排液路 12,12’ セパレータ 17,64 泥漿タンク 30,31 三方バルブ 33,61 温水タンク 77 サブタンク
Claims (4)
- 【請求項1】 内部が多孔質体よりなる成形型内に泥漿
を供給し、該成形型の内面に固形分を着肉させて成形体
を形成し、次いで成形体を該成形型から脱型させる鋳込
み成形方法において、 成形型内面に固形分を着肉させた後、脱型に先立って該
成形型を加温することを特徴とする鋳込み成形方法。 - 【請求項2】 請求項1において、前記成形型は、前記
多孔質体内に排液路を備えており、この排液路内に温水
を供給することにより前記成形型の加温を行なうことを
特徴とする鋳込み成形方法。 - 【請求項3】 排液路を有した多孔質体よりなる成形型
内に泥漿を供給し、該排液路を吸引して該成形型の内面
に固形分を着肉させて成形体を形成し、次いで成形体を
該成形型から脱型させる鋳込み成形方法において、 脱型時に該排液路に温水を流入させることを特徴とする
鋳込み成形方法。 - 【請求項4】 請求項3において、前記排液路に温水を
流入させるに際して、該排液路を温水タンクに連結さ
せ、該排液路内に残存していた負圧によって温水を該排
液路内に吸入させることを特徴とする鋳込み成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15742095A JPH091522A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 鋳込み成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15742095A JPH091522A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 鋳込み成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH091522A true JPH091522A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15649249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15742095A Pending JPH091522A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 鋳込み成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH091522A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013010329A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-17 | Taiheiyo Cement Corp | セラミックス成形体及び焼結体並びにこれらの製造方法 |
CN104424704A (zh) * | 2013-08-30 | 2015-03-18 | 富士电机株式会社 | 自动售货机 |
CN113500684A (zh) * | 2021-07-12 | 2021-10-15 | 湖南大球泥瓷艺有限公司 | 一种大型浮雕瓷板的高压快速注浆成型设备 |
-
1995
- 1995-06-23 JP JP15742095A patent/JPH091522A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013010329A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-17 | Taiheiyo Cement Corp | セラミックス成形体及び焼結体並びにこれらの製造方法 |
CN104424704A (zh) * | 2013-08-30 | 2015-03-18 | 富士电机株式会社 | 自动售货机 |
CN113500684A (zh) * | 2021-07-12 | 2021-10-15 | 湖南大球泥瓷艺有限公司 | 一种大型浮雕瓷板的高压快速注浆成型设备 |
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