JPH09150762A - 2輪車のスタンド装置 - Google Patents
2輪車のスタンド装置Info
- Publication number
- JPH09150762A JPH09150762A JP33249095A JP33249095A JPH09150762A JP H09150762 A JPH09150762 A JP H09150762A JP 33249095 A JP33249095 A JP 33249095A JP 33249095 A JP33249095 A JP 33249095A JP H09150762 A JPH09150762 A JP H09150762A
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- JP
- Japan
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- vehicle body
- stand bar
- stand
- vehicle
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車体を容易に幅方向に移動させて幅寄せで
き、狭い場所での駐車(輪)に便利な2輪車のスタンド
装置を提供する。 【解決手段】 スタンドバーを起立位置と水平収納位置
との中間位置に固定するロック手段と、スタンドバーの
回動端付近に取付けられスタンドバーの中間位置で接地
して車体を車体幅方向へ移動可能に支持する補助輪とを
備える。車体幅方向の第1軸に略直交してスタンドバー
をその起立位置付近で車体幅方向へ揺動自在に保持する
第2軸と、スタンドバーの車体幅方向外側の揺動量を規
制するストッパとを備える。
き、狭い場所での駐車(輪)に便利な2輪車のスタンド
装置を提供する。 【解決手段】 スタンドバーを起立位置と水平収納位置
との中間位置に固定するロック手段と、スタンドバーの
回動端付近に取付けられスタンドバーの中間位置で接地
して車体を車体幅方向へ移動可能に支持する補助輪とを
備える。車体幅方向の第1軸に略直交してスタンドバー
をその起立位置付近で車体幅方向へ揺動自在に保持する
第2軸と、スタンドバーの車体幅方向外側の揺動量を規
制するストッパとを備える。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、自動2輪車などに
取付けられ車体を幅方向に移動可能にしたスタンド装置
に関するものである。
取付けられ車体を幅方向に移動可能にしたスタンド装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スクータなどの自動2輪車では車体下部
に起倒可能なサイドスタンドあるいはメインスタンドを
持ち、これらのスタンドバーを起立させて車体を起立位
置に保持している。また走行時にはこのスタンドバーを
水平位置に倒して収納している。
に起倒可能なサイドスタンドあるいはメインスタンドを
持ち、これらのスタンドバーを起立させて車体を起立位
置に保持している。また走行時にはこのスタンドバーを
水平位置に倒して収納している。
【0003】
【従来技術の問題点】このような自動2輪車を駐車場あ
るいは駐輪場に入れる場合には車体を前後方向に手で押
しながら移動させて隣接する車輛との間隔をつめる(幅
寄せ)作業を行っていた。また小型の2輪車では車体を
僅かに持ち上げて幅方向に移動させることもあるが、車
体が大きい場合や女性運転者の場合にはこのような作業
も大変で不可能なこともある。
るいは駐輪場に入れる場合には車体を前後方向に手で押
しながら移動させて隣接する車輛との間隔をつめる(幅
寄せ)作業を行っていた。また小型の2輪車では車体を
僅かに持ち上げて幅方向に移動させることもあるが、車
体が大きい場合や女性運転者の場合にはこのような作業
も大変で不可能なこともある。
【0004】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、車体を容易に幅方向に移動させて幅寄せで
き、狭い場所での駐車(輪)に便利な2輪車のスタンド
装置を提供することを目的とする。
ものであり、車体を容易に幅方向に移動させて幅寄せで
き、狭い場所での駐車(輪)に便利な2輪車のスタンド
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【発明の構成】本発明によればこの目的は、2輪車の車
体下部に起倒可能に取付けられたスタンドバーを持ち、
その起立位置で車体を起立させる2輪車のスタンド装置
において、前記スタンドバーを前記起立位置と水平収納
位置との中間位置に固定するロック手段と、前記スタン
ドバーの回動端付近に取付けられ前記スタンドバーの中
間位置で接地して車体を車体幅方向へ移動可能に支持す
る補助輪とを備えることを特徴とする2輪車のスタンド
装置により達成される。
体下部に起倒可能に取付けられたスタンドバーを持ち、
その起立位置で車体を起立させる2輪車のスタンド装置
において、前記スタンドバーを前記起立位置と水平収納
位置との中間位置に固定するロック手段と、前記スタン
ドバーの回動端付近に取付けられ前記スタンドバーの中
間位置で接地して車体を車体幅方向へ移動可能に支持す
る補助輪とを備えることを特徴とする2輪車のスタンド
装置により達成される。
【0006】また同一の目的は、2輪車の車体下部に車
体幅方向の第1軸回りに回動可能に取付けられたスタン
ドバーを持ち、その起立位置で車体を起立させる2輪車
のスタンド装置において、前記第1軸に略直交して前記
スタンドバーをその起立位置付近で車体幅方向へ揺動自
在に保持する第2軸と、前記スタンドバーの車体幅方向
外側の揺動量を規制するストッパとを備えることを特徴
とする2輪車のスタンド装置によっても達成可能であ
る。
体幅方向の第1軸回りに回動可能に取付けられたスタン
ドバーを持ち、その起立位置で車体を起立させる2輪車
のスタンド装置において、前記第1軸に略直交して前記
スタンドバーをその起立位置付近で車体幅方向へ揺動自
在に保持する第2軸と、前記スタンドバーの車体幅方向
外側の揺動量を規制するストッパとを備えることを特徴
とする2輪車のスタンド装置によっても達成可能であ
る。
【0007】
【実施態様1】図1〜5は本発明の一実施態様であるメ
インスタンド装置を示すものであり、図1はその収納状
態の平面図、図2は同じく収納状態の左側面図、図3は
中間ロック位置の左側面図、図4は起立位置の左側面
図、図5は使用方法の説明図である。
インスタンド装置を示すものであり、図1はその収納状
態の平面図、図2は同じく収納状態の左側面図、図3は
中間ロック位置の左側面図、図4は起立位置の左側面
図、図5は使用方法の説明図である。
【0008】図1〜4において、符号10はメインスタ
ンドのスタンドバーであり、平面視(図1)略コ字状に
折曲され、その中間部分がブラケット12、12によっ
て車体下部に回動自在に保持されている。このスタンド
バー10の両側の足部10A、10Bの回動端は足部1
0A、10Bとの間に直角よりもやや鋭角をなすように
後方へ折曲され、ここが起立時の接地部14、14とな
る。
ンドのスタンドバーであり、平面視(図1)略コ字状に
折曲され、その中間部分がブラケット12、12によっ
て車体下部に回動自在に保持されている。このスタンド
バー10の両側の足部10A、10Bの回動端は足部1
0A、10Bとの間に直角よりもやや鋭角をなすように
後方へ折曲され、ここが起立時の接地部14、14とな
る。
【0009】スタンドバー10の左側の足部10Aの回
動端は、この接地部14の後端(上端)から車体幅方向
外側へほぼ水平に延出し、ここが足掛け部16となって
いる。またこのスタンドバー10の回動端付近には、接
地部14、14の反対側、すなわちこの接地部14、1
4よりも下(前)側に突出するように補助輪18、18
が取付けられている。この補助輪18、18の回転軸2
0(図2)は、図1、2などから明かなように車体の前
後(上下)方向を指向している。
動端は、この接地部14の後端(上端)から車体幅方向
外側へほぼ水平に延出し、ここが足掛け部16となって
いる。またこのスタンドバー10の回動端付近には、接
地部14、14の反対側、すなわちこの接地部14、1
4よりも下(前)側に突出するように補助輪18、18
が取付けられている。この補助輪18、18の回転軸2
0(図2)は、図1、2などから明かなように車体の前
後(上下)方向を指向している。
【0010】スタンドバー10の左側の足部10Aには
ロックバー22が軸支されている。このロックバー22
の一端は、車体側に固定されたロック板24のロック溝
26に係入し、他端は接地部14に沿って足掛け部16
の上方へ延出している。
ロックバー22が軸支されている。このロックバー22
の一端は、車体側に固定されたロック板24のロック溝
26に係入し、他端は接地部14に沿って足掛け部16
の上方へ延出している。
【0011】ロック溝26は、スタンドバー10の回動
中心であるブラケット12の支持点(支持軸)28を中
心として略円弧を描くように形成され、この円弧の外径
方向に後方から順に収納位置30、中間位置32、起立
位置34に対応する溝が形成されている。なおロック溝
26上縁には中間位置32の上方に段部26Aが形成さ
れている。
中心であるブラケット12の支持点(支持軸)28を中
心として略円弧を描くように形成され、この円弧の外径
方向に後方から順に収納位置30、中間位置32、起立
位置34に対応する溝が形成されている。なおロック溝
26上縁には中間位置32の上方に段部26Aが形成さ
れている。
【0012】このロックバー22には、その軸支部に取
付けたトーションばね36によって図2〜4上で反時計
方向への復帰習性が付与されている。またスタンドバー
10と車体との間には引張りばね38が掛け渡されてい
る。この引張りばね38が、スタンドバー10の収納位
置および中間位置では支持点28より後方にあり、起立
位置では、図4に示すように支持点28を乗り越えてそ
の前方へ移動する。
付けたトーションばね36によって図2〜4上で反時計
方向への復帰習性が付与されている。またスタンドバー
10と車体との間には引張りばね38が掛け渡されてい
る。この引張りばね38が、スタンドバー10の収納位
置および中間位置では支持点28より後方にあり、起立
位置では、図4に示すように支持点28を乗り越えてそ
の前方へ移動する。
【0013】次にこの実施態様の動作を説明する。スタ
ンドバー10の収納状態では、スタンドバー10は図2
に示す水平位置にあり、この時ロックバー22はロック
板24のロック溝26内で最も後方に位置する収納位置
30に係入している。図5の(A)はこの状態を示し、
走行可能な状態である。
ンドバー10の収納状態では、スタンドバー10は図2
に示す水平位置にあり、この時ロックバー22はロック
板24のロック溝26内で最も後方に位置する収納位置
30に係入している。図5の(A)はこの状態を示し、
走行可能な状態である。
【0014】停車して駐車(輪)する際には、ロックバ
ー22の後端を踏み下げてロックバー22を図2で時計
方向へ回動させてロック溝26の収納位置30から脱出
させる。このままロックバー22と共に足掛け部16を
さらに踏み下げれば、ロックバー22の前(上)端がロ
ック溝26の段部26Aに当接し、スタンドバー10の
回動が規制される。この状態で足をロックバー22およ
び足掛け部16から解放すれば、ロックバー22はトー
ションばね36によって反時計方向へ復帰し、ロックバ
ー22はロック溝26の中間位置32にロックされる
(図3)。
ー22の後端を踏み下げてロックバー22を図2で時計
方向へ回動させてロック溝26の収納位置30から脱出
させる。このままロックバー22と共に足掛け部16を
さらに踏み下げれば、ロックバー22の前(上)端がロ
ック溝26の段部26Aに当接し、スタンドバー10の
回動が規制される。この状態で足をロックバー22およ
び足掛け部16から解放すれば、ロックバー22はトー
ションばね36によって反時計方向へ復帰し、ロックバ
ー22はロック溝26の中間位置32にロックされる
(図3)。
【0015】この状態では補助輪18が接地している。
図5の(B)はこの状態を示す。従って運転者は車体下
部を足で側方へ押せば、車体は幅方向へ容易に移動す
る。すなわち幅寄せを容易に行うことができる。車体の
幅寄せが済んだら、再び足掛け部16の上に足を載せつ
つロックバー22の後端を踏めば、ロックレバー22は
ロック溝26の中間位置から脱出する。
図5の(B)はこの状態を示す。従って運転者は車体下
部を足で側方へ押せば、車体は幅方向へ容易に移動す
る。すなわち幅寄せを容易に行うことができる。車体の
幅寄せが済んだら、再び足掛け部16の上に足を載せつ
つロックバー22の後端を踏めば、ロックレバー22は
ロック溝26の中間位置から脱出する。
【0016】この時足掛け部16も同時に踏み下げれ
ば、スタンドバー10はさらに時計方向へ回動し起立位
置に来る。この状態で足をロックバー22および足掛け
部16から解放すれば、ロックバー22は再び反時計方
向へ回動復帰してロック溝26の起立位置34に係入す
る(図4)。この起立位置ではスタンドバー10の接地
部14が接地し、補助輪18は地面から離れる。図5の
(C)はこの状態を示している。
ば、スタンドバー10はさらに時計方向へ回動し起立位
置に来る。この状態で足をロックバー22および足掛け
部16から解放すれば、ロックバー22は再び反時計方
向へ回動復帰してロック溝26の起立位置34に係入す
る(図4)。この起立位置ではスタンドバー10の接地
部14が接地し、補助輪18は地面から離れる。図5の
(C)はこの状態を示している。
【0017】
【実施態様2】図6〜11は他の実施態様であるサイド
スタンド装置を示す。図6はその収納位置の平面図、図
7は同じく左側面図、図8は起立位置の左側面図、図9
は要部の拡大斜視図、図10は収納・起立位置における
引張りばねの機能を説明する図、図11は使用方法を示
す図である。
スタンド装置を示す。図6はその収納位置の平面図、図
7は同じく左側面図、図8は起立位置の左側面図、図9
は要部の拡大斜視図、図10は収納・起立位置における
引張りばねの機能を説明する図、図11は使用方法を示
す図である。
【0018】この実施態様はサイドスタンドに適用した
ものであり、1本のスタンドバー50の上(前)端は車
体下部に設けたブラケット52にブロック54を介して
取付けられる。すなわちこのブロック54は、車体幅方
向に平行で水平なボルト56によりブラケット52に軸
支され、スタンドバー50の上端はこのボルト56およ
びスタンドバー50に直交する前後方向(上下方向)の
ボルト58によってこのブロック54に軸支されてい
る。
ものであり、1本のスタンドバー50の上(前)端は車
体下部に設けたブラケット52にブロック54を介して
取付けられる。すなわちこのブロック54は、車体幅方
向に平行で水平なボルト56によりブラケット52に軸
支され、スタンドバー50の上端はこのボルト56およ
びスタンドバー50に直交する前後方向(上下方向)の
ボルト58によってこのブロック54に軸支されてい
る。
【0019】ここに水平なボルト56は、スタンドバー
50を水平にした時(図7)に上下方向のボルト58よ
り後に位置する。なおボルト56は本発明の第1軸に対
応し、ボルト58は第2軸に対応する。
50を水平にした時(図7)に上下方向のボルト58よ
り後に位置する。なおボルト56は本発明の第1軸に対
応し、ボルト58は第2軸に対応する。
【0020】スタンドバー50は、その水平位置でボル
ト56より後方に位置する引張りばね60によって引き
上げられ、水平位置(収納位置)に保持される。またこ
のスタンドバー50はその下部を下方へ回動させれば図
8に示すように起立位置になり、この時引張りばね60
は水平なボルト(第1軸)56の軸線を乗り越えてこの
起立位置に安定する。なお車体側には、スタンドバー5
0の起立位置と収納位置とで回動を規制するストッパが
設けられているのは勿論である。
ト56より後方に位置する引張りばね60によって引き
上げられ、水平位置(収納位置)に保持される。またこ
のスタンドバー50はその下部を下方へ回動させれば図
8に示すように起立位置になり、この時引張りばね60
は水平なボルト(第1軸)56の軸線を乗り越えてこの
起立位置に安定する。なお車体側には、スタンドバー5
0の起立位置と収納位置とで回動を規制するストッパが
設けられているのは勿論である。
【0021】このスタンドバー50は前後(上下)方向
のボルト58(第2軸)を中心にしても揺動可能であ
る。すなわち図6に仮想線で示すように車体幅方向へ揺
動し、最も外側へ揺動した時にはブロック54に設けた
ストッパ62がスタンドバー50に当接しその回動を制
限する。
のボルト58(第2軸)を中心にしても揺動可能であ
る。すなわち図6に仮想線で示すように車体幅方向へ揺
動し、最も外側へ揺動した時にはブロック54に設けた
ストッパ62がスタンドバー50に当接しその回動を制
限する。
【0022】なお前記の引張りばね60はスタンドバー
50の位置に対して図10に示すようにその位置が変化
する。この図10ではばね60を簡略化して直線で示す
ものである。この図10で(A)、(B)、(C)は収
納時における側面図と平面図と正面図であり、また
(D)、(E)、(F)は起立時における側面図と平面
図と正面図である。
50の位置に対して図10に示すようにその位置が変化
する。この図10ではばね60を簡略化して直線で示す
ものである。この図10で(A)、(B)、(C)は収
納時における側面図と平面図と正面図であり、また
(D)、(E)、(F)は起立時における側面図と平面
図と正面図である。
【0023】収納状態では引張りばね60は水平方向の
ボルト(第1軸)56より後方にあってスタンドバー5
0を引き上げ、また上下方向のボルト(第2軸)58よ
り後方で車体内側へスタンドバー50を引張っている。
従ってスタンドバー50は図6、7に実線で示す収納位
置に静止する。
ボルト(第1軸)56より後方にあってスタンドバー5
0を引き上げ、また上下方向のボルト(第2軸)58よ
り後方で車体内側へスタンドバー50を引張っている。
従ってスタンドバー50は図6、7に実線で示す収納位
置に静止する。
【0024】なおスタンドバー50をこの位置に保持し
車体幅方向への揺動を規制するために、その後部を保持
するストッパ64(図7、9参照)を車体下部に設ける
のが望ましい。すなわちこのストッパ64は下方へ向っ
て二又状に開き、この二又内にスタンドバー50の回動
端付近を下方から係入させてスタンドバー50の揺動を
防止するものである。
車体幅方向への揺動を規制するために、その後部を保持
するストッパ64(図7、9参照)を車体下部に設ける
のが望ましい。すなわちこのストッパ64は下方へ向っ
て二又状に開き、この二又内にスタンドバー50の回動
端付近を下方から係入させてスタンドバー50の揺動を
防止するものである。
【0025】スタンドバー50の回動端を足で踏み下げ
れば、スタンドバー50は水平なボルト56を中心にし
て下方へ回動する。この時引張りばね60は図10の
(D)のように水平なボルト56の中心線を横断してそ
の前方へ移動するから、スタンドバー50はこの起立位
置に安定する。
れば、スタンドバー50は水平なボルト56を中心にし
て下方へ回動する。この時引張りばね60は図10の
(D)のように水平なボルト56の中心線を横断してそ
の前方へ移動するから、スタンドバー50はこの起立位
置に安定する。
【0026】またこの起立位置ではスタンドバー50は
前後(上下)方向のボルト58を中心にして車体幅方向
に揺動可能である。その車体幅方向外側への最大揺動範
囲はブロック54に設けたストッパ62により規制され
る。この位置では図10(F)に示すように引張りばね
60はボルト58よりも外側にあるから、スタンドバー
50はこの位置に保持され安定する。車体はこの位置に
スタンドバー50を保持した状態で、このスタンドバー
50に荷重をかけながら寄り掛って起立位置に保持され
る。
前後(上下)方向のボルト58を中心にして車体幅方向
に揺動可能である。その車体幅方向外側への最大揺動範
囲はブロック54に設けたストッパ62により規制され
る。この位置では図10(F)に示すように引張りばね
60はボルト58よりも外側にあるから、スタンドバー
50はこの位置に保持され安定する。車体はこの位置に
スタンドバー50を保持した状態で、このスタンドバー
50に荷重をかけながら寄り掛って起立位置に保持され
る。
【0027】また車体を幅寄せするときには、図11
(A)に示すように車体をスタンドバー50の反対側へ
傾けながらスタンドバー50を足で車体内側へ押す。そ
して車体をスタンドバー50に体重をかけつつ車体をス
タンドバー50側(手前側)へ傾ければ、図11(B)
に示すように車体荷重をスタンドバー50に載せて車輪
66を地面から浮かせることができる。
(A)に示すように車体をスタンドバー50の反対側へ
傾けながらスタンドバー50を足で車体内側へ押す。そ
して車体をスタンドバー50に体重をかけつつ車体をス
タンドバー50側(手前側)へ傾ければ、図11(B)
に示すように車体荷重をスタンドバー50に載せて車輪
66を地面から浮かせることができる。
【0028】この状態で車体の下部を外側へ押せば、ス
タンドバー50は接地点を支点にして車輪66が接地す
るまで車体と共に外側へ傾き、図11(C)に示すよう
にスタンドバー50は再び地面から離れる。以上のよう
に車体を傾ける動作とスタンドバーを揺動させる動作と
を調和させながら繰り返えすことにより、車体をスタン
ドバー50の反対側(運転者から離れる方向)へ移動さ
せることができる。
タンドバー50は接地点を支点にして車輪66が接地す
るまで車体と共に外側へ傾き、図11(C)に示すよう
にスタンドバー50は再び地面から離れる。以上のよう
に車体を傾ける動作とスタンドバーを揺動させる動作と
を調和させながら繰り返えすことにより、車体をスタン
ドバー50の反対側(運転者から離れる方向)へ移動さ
せることができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、スタン
ドバーの収納位置と起立位置との間の中間位置でロック
可能とし、この中間位置で接地して車体を車体幅方向へ
移動可能にする補助輪をこのスタンドバーに設けたもの
であるから、この中間位置にスタンドバーをロックする
ことにより車体を幅方向に容易に移動させることができ
る。すなわち軽い力で簡単に幅寄せすることができる。
ドバーの収納位置と起立位置との間の中間位置でロック
可能とし、この中間位置で接地して車体を車体幅方向へ
移動可能にする補助輪をこのスタンドバーに設けたもの
であるから、この中間位置にスタンドバーをロックする
ことにより車体を幅方向に容易に移動させることができ
る。すなわち軽い力で簡単に幅寄せすることができる。
【0030】また請求項2の発明によれば、スタンドバ
ーをその起立位置で車体幅方向へ揺動可能にしたから、
スタンドバーをこの起立位置にして車体を傾ける動作と
スタンドバーを車体幅方向へ揺動させる動作とを交互に
調和させながら繰り返えすことにより、車体を軽い力で
容易に幅寄せすることができる。このため狭い場所に駐
車(輪)する場合に便利である。
ーをその起立位置で車体幅方向へ揺動可能にしたから、
スタンドバーをこの起立位置にして車体を傾ける動作と
スタンドバーを車体幅方向へ揺動させる動作とを交互に
調和させながら繰り返えすことにより、車体を軽い力で
容易に幅寄せすることができる。このため狭い場所に駐
車(輪)する場合に便利である。
【図1】本発明の一実施態様の収納状態を示す平面図
【図2】同じく左側面図
【図3】中間ロック位置の左側面図
【図4】起立位置の左側面図
【図5】使用方法の説明図
【図6】他の実施態様の収納位置の平面図
【図7】同じく左側面図
【図8】起立位置の左側面図
【図9】要部の拡大分解斜視図
【図10】引張りばねの機能説明図
【図11】その使用方法の説明図
10、50 スタンドバー 18 補助輪 22 ロックバー 24 ロック板 28、60 引張りばね 54 ブロック 56 第1軸となる水平なボルト 58 第2軸となる前後(上下)方向のボルト 62 ストッパ
Claims (2)
- 【請求項1】 2輪車の車体下部に起倒可能に取付けら
れたスタンドバーを持ち、その起立位置で車体を起立さ
せる2輪車のスタンド装置において、前記スタンドバー
を前記起立位置と水平位置との中間位置に固定するロッ
ク手段と、前記スタンドバーの回動端付近に取付けられ
前記スタンドバーの中間位置で接地して車体を車体幅方
向へ移動可能に支持する補助輪とを備えることを特徴と
する2輪車のスタンド装置。 - 【請求項2】 2輪車の車体下部に車体幅方向の第1軸
回りに回動可能に取付けられたスタンドバーを持ち、そ
の起立位置で車体を起立させる2輪車のスタンド装置に
おいて、前記第1軸に略直交して前記スタンドバーをそ
の起立位置付近で車体幅方向へ揺動自在に保持する第2
軸と、前記スタンドバーの車体幅方向外側の揺動量を規
制するストッパとを備えることを特徴とする2輪車のス
タンド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33249095A JPH09150762A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 2輪車のスタンド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33249095A JPH09150762A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 2輪車のスタンド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09150762A true JPH09150762A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18255534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33249095A Pending JPH09150762A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 2輪車のスタンド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09150762A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005170343A (ja) * | 2003-12-15 | 2005-06-30 | Kunio Hamano | 自動二輪車用サイドスタンド装置 |
WO2007058083A1 (ja) * | 2005-11-18 | 2007-05-24 | Kouji Uno | 2軸式自転車用スタンド装置 |
JP2012106595A (ja) * | 2010-11-17 | 2012-06-07 | Sadayuki Amiya | スタンド |
CN105270504A (zh) * | 2014-06-03 | 2016-01-27 | 光阳工业股份有限公司 | 摩托车的驻车装置 |
-
1995
- 1995-11-29 JP JP33249095A patent/JPH09150762A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005170343A (ja) * | 2003-12-15 | 2005-06-30 | Kunio Hamano | 自動二輪車用サイドスタンド装置 |
WO2007058083A1 (ja) * | 2005-11-18 | 2007-05-24 | Kouji Uno | 2軸式自転車用スタンド装置 |
JP2012106595A (ja) * | 2010-11-17 | 2012-06-07 | Sadayuki Amiya | スタンド |
CN105270504A (zh) * | 2014-06-03 | 2016-01-27 | 光阳工业股份有限公司 | 摩托车的驻车装置 |
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