JP2764336B2 - 二輪車用メインスタンド - Google Patents
二輪車用メインスタンドInfo
- Publication number
- JP2764336B2 JP2764336B2 JP8877190A JP8877190A JP2764336B2 JP 2764336 B2 JP2764336 B2 JP 2764336B2 JP 8877190 A JP8877190 A JP 8877190A JP 8877190 A JP8877190 A JP 8877190A JP 2764336 B2 JP2764336 B2 JP 2764336B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stand
- lock
- stand bar
- bar
- bracket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、二輪車のメインスタンドに関する。
従来技術 通常二輪車のメインスタンドには車体の前方または後
方寄りにあって一方の車輪を持上げ他方の車輪と起立し
たメインスタンドとによって車体を支持するものであ
る。
方寄りにあって一方の車輪を持上げ他方の車輪と起立し
たメインスタンドとによって車体を支持するものであ
る。
したがって多量の荷物を積載した場合には、停車時に
車体の一方を持ち上げて支持させるのに大きな力を要す
るとともに、重心が高い位置にあるので直方姿勢を維持
させて支持作業を行なうのが極めて困難である。
車体の一方を持ち上げて支持させるのに大きな力を要す
るとともに、重心が高い位置にあるので直方姿勢を維持
させて支持作業を行なうのが極めて困難である。
そこで車体を支持する際に、車体自体の重量は前後の
車輪で支え、左右の平衡だけをメインスタンドによって
行なうようにした例(実公昭58−45980号公報等)が提
案されている。
車輪で支え、左右の平衡だけをメインスタンドによって
行なうようにした例(実公昭58−45980号公報等)が提
案されている。
上記公報記載のものは、第1図に図示するように左右
一対のフレーム部01間に若干の傾斜をもって架設された
板状フレーム02に基端部を各々枢着された左右一対のス
タンドバー03が設けられており、各スタンドバー03の基
部には互いに噛み合った一対のギア04が固着され、両ス
タンドバー03の連動機構が構成されている。
一対のフレーム部01間に若干の傾斜をもって架設された
板状フレーム02に基端部を各々枢着された左右一対のス
タンドバー03が設けられており、各スタンドバー03の基
部には互いに噛み合った一対のギア04が固着され、両ス
タンドバー03の連動機構が構成されている。
板状フレーム02には一方のギア04と噛み合うラチェッ
ト機能を有する係合爪05が軸支され、スタンドバー03の
一方向(下降方向)のみの回動を許している。
ト機能を有する係合爪05が軸支され、スタンドバー03の
一方向(下降方向)のみの回動を許している。
なお、係合爪05はワイヤを介して連結されるレバー06
の操作でギア04との噛合を外すことができる。
の操作でギア04との噛合を外すことができる。
そして常に拡開傾向のU字形ばね07が両スタンドバー
03に係止されていて、スタンドバー03を常に上方向に付
勢している。
03に係止されていて、スタンドバー03を常に上方向に付
勢している。
本例は以上のように構成されているので、第1図で実
線で示す収納状態から一方のスタンドバー03を下方へ揺
動して起立させると、ギア04を介して他方のスタンドバ
ー03も対称に揺動して起立しスタンドバー03の屈曲した
先端部が地面に当接して2点鎖線で示す起立状態とな
り、車体の直立姿勢を維持することができる。
線で示す収納状態から一方のスタンドバー03を下方へ揺
動して起立させると、ギア04を介して他方のスタンドバ
ー03も対称に揺動して起立しスタンドバー03の屈曲した
先端部が地面に当接して2点鎖線で示す起立状態とな
り、車体の直立姿勢を維持することができる。
車体の重量は前後車輪で支えるので、車体の一方を持
ち上げる必要はなく大した力を要しない。
ち上げる必要はなく大した力を要しない。
U字形ばね07に抗して起立されたスタンドバー03は係
合爪05により起立状態が維持されているので、レバー06
を操作して係合爪05をギア04から外せば、スタンドバー
03はU字形ばね07により上方に跳ね上げられ収納状態と
なる。
合爪05により起立状態が維持されているので、レバー06
を操作して係合爪05をギア04から外せば、スタンドバー
03はU字形ばね07により上方に跳ね上げられ収納状態と
なる。
解決しようとする課題 以上のように左右のスタンドバー03は常に対称的に動
くように仕組まれているため、車両を停車させた場所が
平地で凹凸がない場合であれば第1図の2点鎖線で示す
如く車体を直立に維持することができるが、路面が傾斜
しているような場合には、傾斜した路面に垂直に車体が
支持されることになり倒れ易くなる。
くように仕組まれているため、車両を停車させた場所が
平地で凹凸がない場合であれば第1図の2点鎖線で示す
如く車体を直立に維持することができるが、路面が傾斜
しているような場合には、傾斜した路面に垂直に車体が
支持されることになり倒れ易くなる。
また路面に凹凸があると、車体を直立に支持しようと
するとき、スタンドバー03の一方が路面に当接しても他
方が路面に接しない場合があり、車体を直立に支持する
ことが不可能である。
するとき、スタンドバー03の一方が路面に当接しても他
方が路面に接しない場合があり、車体を直立に支持する
ことが不可能である。
したがって車両を停車し安定した直立姿勢で支持する
ときは場所を選ばなければならず不便である。
ときは場所を選ばなければならず不便である。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的
とする処は、路面の傾斜または凹凸に対しても車体を直
立に維持したまま左右のスタンドが別個独立に動作して
路面に確実に当接し、車体を直立に自立させることがで
きる二輪車用メインスタンドを供する点にある。
とする処は、路面の傾斜または凹凸に対しても車体を直
立に維持したまま左右のスタンドが別個独立に動作して
路面に確実に当接し、車体を直立に自立させることがで
きる二輪車用メインスタンドを供する点にある。
課題を解決するための手段および作用 本発明は、二輪車において、車体下側のフレームに左
右方向に指向して回動自在に支持された回動軸と、同回
動軸の左右端近傍にそれぞれ外側への揺動を可能に枢支
された左右一対のスタンドバーと、前記回動軸の回動に
伴い共に回動する摺動子を軸方向へ案内しかつ同摺動子
が軸方向に摺動できる摺動可能範囲を回動角に応じて徐
々に変化させた所定のカム形状を有する左右のカム機構
と、同カム機構の摺動子との前記スタンドバーとを連結
した左右のリンク部材と、前記スタンドを内側へ付勢す
る左右の付勢手段と、スタンドの完全起立時にのみスタ
ンドバーの揺動を固定する左右の固定手段とを備え、略
前後水平方向に指向して収納されていたスタンドバーを
前記回動軸の一方向へ回動により垂直方向に回動すると
ともに前記左右のカム機構により前記左右のリンク部材
を介して左右のスタンドバーを互いに独立して外側へ揺
動し路面に追従して張り出させることができる二輪車用
メインスタンドである。
右方向に指向して回動自在に支持された回動軸と、同回
動軸の左右端近傍にそれぞれ外側への揺動を可能に枢支
された左右一対のスタンドバーと、前記回動軸の回動に
伴い共に回動する摺動子を軸方向へ案内しかつ同摺動子
が軸方向に摺動できる摺動可能範囲を回動角に応じて徐
々に変化させた所定のカム形状を有する左右のカム機構
と、同カム機構の摺動子との前記スタンドバーとを連結
した左右のリンク部材と、前記スタンドを内側へ付勢す
る左右の付勢手段と、スタンドの完全起立時にのみスタ
ンドバーの揺動を固定する左右の固定手段とを備え、略
前後水平方向に指向して収納されていたスタンドバーを
前記回動軸の一方向へ回動により垂直方向に回動すると
ともに前記左右のカム機構により前記左右のリンク部材
を介して左右のスタンドバーを互いに独立して外側へ揺
動し路面に追従して張り出させることができる二輪車用
メインスタンドである。
前記カム機構において、回動軸の回転に応じ摺動子が
軸方向に摺動できる摺動可能範囲が変化しているため、
摺動子に接続されるリンク部材を介してスタンドバーを
回動軸に対して揺動できる範囲が回動軸の回転に応じて
定まっている。
軸方向に摺動できる摺動可能範囲が変化しているため、
摺動子に接続されるリンク部材を介してスタンドバーを
回動軸に対して揺動できる範囲が回動軸の回転に応じて
定まっている。
すなわち回動軸のある回動角に対してスタンドバーは
一定の揺動できる範囲が定まっており、その範囲内で付
勢手段により内側へ押された状態にある。
一定の揺動できる範囲が定まっており、その範囲内で付
勢手段により内側へ押された状態にある。
かかるカム機構は左右独立に働き、回動軸の回動にと
もない左右のスタンドバーは互いに独立に外側へ揺動可
能なので、車体を直立にした状態で左右のスタンドバー
を路面に追従して張り出させ、完全起立時に固定手段に
より張り出しを固定して路面の状態に無関係に車体を直
立に自立させることができる。
もない左右のスタンドバーは互いに独立に外側へ揺動可
能なので、車体を直立にした状態で左右のスタンドバー
を路面に追従して張り出させ、完全起立時に固定手段に
より張り出しを固定して路面の状態に無関係に車体を直
立に自立させることができる。
実用例 以下第2図ないし第11図に図示した本発明に係る一実
施例について説明する。
施例について説明する。
第2図および第3図は、本実施例に係る自動二輪車1
を傾斜のある路面2に停車しメインスタンドを起立して
車体を支持した状態の側面図および正面図である。
を傾斜のある路面2に停車しメインスタンドを起立して
車体を支持した状態の側面図および正面図である。
本自動二輪車1は、前後車輪3,4の間の車体の中央に
足載せ部5を設けたスクータ型の車両である。
足載せ部5を設けたスクータ型の車両である。
ヘッドパイプ6からは2本のフレーム7が斜め下方へ
延出されたのち後方へ水平に屈曲されて足載せ部5を形
成しさらに後方へ向っている。
延出されたのち後方へ水平に屈曲されて足載せ部5を形
成しさらに後方へ向っている。
後輪4の上方には荷台8が設けられ、その前方にシー
ト9が位置している。
ト9が位置している。
車体の中央より若干後方寄りにメインスタンド10が設
けられており、左右に張り出して先端を路面に当接して
車体の直立姿勢を維持している。
けられており、左右に張り出して先端を路面に当接して
車体の直立姿勢を維持している。
第3図に示すように路面2は傾斜しており、メインス
タンド10の左右のスタンドバー11は、その鉛直線からの
張り出し角θL,θRを異にして、その先端トレッド部11
aを傾斜した路面2に当接している。
タンド10の左右のスタンドバー11は、その鉛直線からの
張り出し角θL,θRを異にして、その先端トレッド部11
aを傾斜した路面2に当接している。
このように路面が傾斜していたり、凹凸がある場合で
も左右のメインスタンド10が路面の状態に合わせて張り
出し角θを変えて車体を直立に支持することができる。
も左右のメインスタンド10が路面の状態に合わせて張り
出し角θを変えて車体を直立に支持することができる。
以下該メインスタンドの構造を説明する。
左右一対のフレーム7の所定箇所にそれぞれ対向して
ブラケット15が垂設され、その下端部に設けられた軸受
16に円筒状の回動軸17が左右水平方向に指向して支持さ
れている。
ブラケット15が垂設され、その下端部に設けられた軸受
16に円筒状の回動軸17が左右水平方向に指向して支持さ
れている。
同回動軸17の軸受16より左右外側へ突出した部分はそ
れぞれセレーション17aが形成され、同部分にブラケッ
ト18がセレーション嵌合してボルト18bにより締結さ
れ、回動軸17と直角方向にブラケット18を貫通したピボ
ットピン19によって左右のスタンドバー11の基端部が枢
支され、スタンドバー11は回動軸17に対して揺動自在に
支持されている。
れぞれセレーション17aが形成され、同部分にブラケッ
ト18がセレーション嵌合してボルト18bにより締結さ
れ、回動軸17と直角方向にブラケット18を貫通したピボ
ットピン19によって左右のスタンドバー11の基端部が枢
支され、スタンドバー11は回動軸17に対して揺動自在に
支持されている。
本構造は左右対称であり、左右のスタンドバー11は互
いに独立して揺動可能で、以下主に左側について説明す
る。
いに独立して揺動可能で、以下主に左側について説明す
る。
回動軸17の略中央にはワイヤープーリ20が嵌着され、
同ワイヤープーリ20にワイヤー21が架渡されている。
同ワイヤープーリ20にワイヤー21が架渡されている。
ワイヤー21の他方は図示されてい駆動機構のドライブ
プーリに架渡され、同駆動機構の駆動でワイヤー21を介
して回動軸17は回動される。
プーリに架渡され、同駆動機構の駆動でワイヤー21を介
して回動軸17は回動される。
また回動軸17は、ワイヤープーリ20と軸受16との間で
円筒カム25を回動自在に貫通しており、円筒カム25は左
右のフレーム7に架設されたクロスパイプ26にブラケッ
ト27を介して固定されている。
円筒カム25を回動自在に貫通しており、円筒カム25は左
右のフレーム7に架設されたクロスパイプ26にブラケッ
ト27を介して固定されている。
円筒カム25は、周壁に所定形状の溝孔25aが形成さ
れ、回動軸17の該溝孔25aに対応する回動面には軸方向
に長尺の長孔17aが形成され、回動軸17の円筒内に摺動
自在に挿入された摺動子30に突設されたブッシュ31が回
動軸17の長孔17aおよび円筒カム25の溝孔25aを貫通して
外部に突出している。
れ、回動軸17の該溝孔25aに対応する回動面には軸方向
に長尺の長孔17aが形成され、回動軸17の円筒内に摺動
自在に挿入された摺動子30に突設されたブッシュ31が回
動軸17の長孔17aおよび円筒カム25の溝孔25aを貫通して
外部に突出している。
一方スタンドバー11の基端部近傍の側面には前記ピボ
ットピン19と平行に突設されたピボットピン32によって
アーム部材33が枢着されている。
ットピン19と平行に突設されたピボットピン32によって
アーム部材33が枢着されている。
前記摺動子30に突設されたブッシュ31にピボットピン
34によって一端を枢着されたリンク部材35が、その他端
をアーム部材33の端部にピボットピン36によって枢着さ
れている。
34によって一端を枢着されたリンク部材35が、その他端
をアーム部材33の端部にピボットピン36によって枢着さ
れている。
前記ピボットピン19,34,32およびピボットピン36の4
個のピボットピンは全て同一方向に指向しており、摺動
子30の左右方向の摺動はリンク部材35、アーム部材33を
介してスタンドバー11をピボットピン19を支点として揺
動する。
個のピボットピンは全て同一方向に指向しており、摺動
子30の左右方向の摺動はリンク部材35、アーム部材33を
介してスタンドバー11をピボットピン19を支点として揺
動する。
そして回動軸17のブラケット18よりさらに外側の端部
にはブラケット40がセレーション嵌合してボルト40bに
より締結されており、同ブラケット40を回動軸17と直角
でピボットピン19と平行な方向にクランクピングシャフ
ト41が摺動自在に貫通している(第8図参照)。
にはブラケット40がセレーション嵌合してボルト40bに
より締結されており、同ブラケット40を回動軸17と直角
でピボットピン19と平行な方向にクランクピングシャフ
ト41が摺動自在に貫通している(第8図参照)。
ブラケット40から突出したクランピングシャフト41の
一端は軸芯に直角方向に貫通孔を形成した大径部41aが
形成されていて、同大径部41aがブラケット40に当接さ
れたクランパー42に摺動自在に挿入されている。
一端は軸芯に直角方向に貫通孔を形成した大径部41aが
形成されていて、同大径部41aがブラケット40に当接さ
れたクランパー42に摺動自在に挿入されている。
クランパー42は略立方体をなし、一面をブラケット40
に回動自在に当接して、同当接面に垂直にクランピング
シャフト41が挿入される円孔42aが穿設され、さらに同
円孔42aに直交して小円孔42bが穿設されており、同小円
孔42bはクランパー42の大径部41aに設けられた貫通孔と
同軸に一致されて、両孔をスプリングロッド43が摺動自
在に貫通している。
に回動自在に当接して、同当接面に垂直にクランピング
シャフト41が挿入される円孔42aが穿設され、さらに同
円孔42aに直交して小円孔42bが穿設されており、同小円
孔42bはクランパー42の大径部41aに設けられた貫通孔と
同軸に一致されて、両孔をスプリングロッド43が摺動自
在に貫通している。
スプリングロッド43の一端は、前記アーム部材33の基
端側面に固着され、他端には抜け止め用のストッパー43
aが形成されており、スプリングロッド43を中心軸にし
てコイル状の圧縮バネ44がクランパー42とアーム部材33
との間に介装されている。
端側面に固着され、他端には抜け止め用のストッパー43
aが形成されており、スプリングロッド43を中心軸にし
てコイル状の圧縮バネ44がクランパー42とアーム部材33
との間に介装されている。
したがって圧縮バネ44は、クランパー42を支えにアー
ム部材33を押圧しており、したがってアーム部材33と一
体のスタンドバー11を内側へ揺動する方向に常に付勢し
ている。
ム部材33を押圧しており、したがってアーム部材33と一
体のスタンドバー11を内側へ揺動する方向に常に付勢し
ている。
一方クランピングシャフト41の他端は、ブラケット40
と当接するロッカーアーム45の基端部およびスラスト金
具46を貫通して端部に形成されたネジ41bにナット47が
適度の軸方向クリアランスを保って螺着されている。
と当接するロッカーアーム45の基端部およびスラスト金
具46を貫通して端部に形成されたネジ41bにナット47が
適度の軸方向クリアランスを保って螺着されている。
ロッカーアーム45はクランピングシャフト41を軸に回
動し、その突出したアーム部45aに一端を係止してトー
ションスプリング48が巻回されていて、アーム部45aに
外力が加わり回動させられると、トーションスプリング
48の復元力が働らいて、アーム部45aを元の位置に戻す
ようにする。
動し、その突出したアーム部45aに一端を係止してトー
ションスプリング48が巻回されていて、アーム部45aに
外力が加わり回動させられると、トーションスプリング
48の復元力が働らいて、アーム部45aを元の位置に戻す
ようにする。
なおアーム部45aの先端には調整ネジ49が装着されて
いる。
いる。
そしてロッカーアーム45は、クランピングシャフト41
を軸として回転するが、ロッカーアーム45とブラケット
40との当接面は軸に対して垂直ではなく第8図に図示す
るように適当な角度だけ傾斜している。
を軸として回転するが、ロッカーアーム45とブラケット
40との当接面は軸に対して垂直ではなく第8図に図示す
るように適当な角度だけ傾斜している。
かかる構造により、調整ネジ49の端部が押されロッカ
ーアーム45がクランピングシャフト41を軸に回動する
と、ロッカーアーム45はブラケット40との傾斜した当接
面に沿って回動するのでブラケット40と離れる方向に移
動する。
ーアーム45がクランピングシャフト41を軸に回動する
と、ロッカーアーム45はブラケット40との傾斜した当接
面に沿って回動するのでブラケット40と離れる方向に移
動する。
すなわち第8図においてロッカーアーム45は左方向へ
移動し、ロッカーアーム45の移動はスラスト金具46、ナ
ット47を介してクランピングシャフト41を左方向へ摺動
するため、クランピングシャフト41の他端大径部41aの
貫通孔を貫通したスプリングロッド43を左方向に寄らし
めスプリングロッド43をクランパー42の小円孔42bの内
周面に押圧してスプリングロッド43をクランパー42に固
定(クランプ)する。
移動し、ロッカーアーム45の移動はスラスト金具46、ナ
ット47を介してクランピングシャフト41を左方向へ摺動
するため、クランピングシャフト41の他端大径部41aの
貫通孔を貫通したスプリングロッド43を左方向に寄らし
めスプリングロッド43をクランパー42の小円孔42bの内
周面に押圧してスプリングロッド43をクランパー42に固
定(クランプ)する。
スプリングロッド43がクランプされると、その端部と
結合されたアーム部材33およびピボットピン32を介して
スタンドバー11はその揺動位置(張り出し角θ)を固定
される。
結合されたアーム部材33およびピボットピン32を介して
スタンドバー11はその揺動位置(張り出し角θ)を固定
される。
また調整ネジ49への外力がなくなると、トーションス
プリング48によりロッカーアーム45は元の位置までブラ
ケット40との傾斜40との傾斜した当接面に沿って回動す
るので、同時にロッカーアーム45はクランピングシャフ
ト41に近づく方向に移動してクランピングシャフト41に
加えられていた第8図における左方向への力すなわちス
プリングロッド43をクランパー42にクランプしていた力
が緩み、スプリングロッド43を解放することができる。
プリング48によりロッカーアーム45は元の位置までブラ
ケット40との傾斜40との傾斜した当接面に沿って回動す
るので、同時にロッカーアーム45はクランピングシャフ
ト41に近づく方向に移動してクランピングシャフト41に
加えられていた第8図における左方向への力すなわちス
プリングロッド43をクランパー42にクランプしていた力
が緩み、スプリングロッド43を解放することができる。
以上のクランプ機構におけるロッカーアーム45を回動
するカム50がフレーム7の所定箇所に設けられている。
するカム50がフレーム7の所定箇所に設けられている。
すなわちカム50はクロスパイプ26と略同じ前後位置で
フレーム7の外側へ突出して設けられ、その外側に弯曲
して形成されたカム面50aは、スタンドバー11が起立方
向へ回動してきたときに、ともに回動するロッカーアー
ム45の先端の調整ネジ49が当接する位置にある。
フレーム7の外側へ突出して設けられ、その外側に弯曲
して形成されたカム面50aは、スタンドバー11が起立方
向へ回動してきたときに、ともに回動するロッカーアー
ム45の先端の調整ネジ49が当接する位置にある。
したがってスタンドバー11が起立方向に回動して同時
に回動するロッカーアーム45先端の調整ネジ49がカム50
のカム面50aに触れるまでは、ロッカーアーム45は通常
の外力の加わらない位置にあってスプリングロッド43は
クランプされずスタンドバー11はピボットピン19を中心
に揺動可能であるが、さらに回動して調整ネジ49がカム
50のカム面50aに当接すると調整ネジ49はカム面50aに沿
って弯曲した山を上るようにしてロッカーアーム45をク
ランピングシャフト41を軸に回動してクランピングシャ
フト41を移動してスプリングロッド43を締め付けいき、
最終的にスタンドバー11が完全起立したときにロッカー
アーム45の回動はスプリングロッド43を完全にクランプ
することができる。
に回動するロッカーアーム45先端の調整ネジ49がカム50
のカム面50aに触れるまでは、ロッカーアーム45は通常
の外力の加わらない位置にあってスプリングロッド43は
クランプされずスタンドバー11はピボットピン19を中心
に揺動可能であるが、さらに回動して調整ネジ49がカム
50のカム面50aに当接すると調整ネジ49はカム面50aに沿
って弯曲した山を上るようにしてロッカーアーム45をク
ランピングシャフト41を軸に回動してクランピングシャ
フト41を移動してスプリングロッド43を締め付けいき、
最終的にスタンドバー11が完全起立したときにロッカー
アーム45の回動はスプリングロッド43を完全にクランプ
することができる。
したがってスタンドバー11の完全起立状態で路面の状
態に合わせて揺動していたスタンドバー11は起立終了時
の揺動状態で固定される。
態に合わせて揺動していたスタンドバー11は起立終了時
の揺動状態で固定される。
逆にスタンドバー11が起立状態から収納方向へ回動さ
せられると、ロッカーアーム45はトーションスプリング
48によりカム50のカム面50aに沿ってクランピングシャ
フト41を軸に回動してスプリングロッド43のクランプを
解きスタンドバー11はピボットピン19を中心に自由に揺
動できるようになる。
せられると、ロッカーアーム45はトーションスプリング
48によりカム50のカム面50aに沿ってクランピングシャ
フト41を軸に回動してスプリングロッド43のクランプを
解きスタンドバー11はピボットピン19を中心に自由に揺
動できるようになる。
次に回動軸17の回動にともないリンク部材35を介して
スタンドバー11をピボットピン19を中心に揺動させると
ころの前記円筒カム25のカム機構について説明する。
スタンドバー11をピボットピン19を中心に揺動させると
ころの前記円筒カム25のカム機構について説明する。
前記したように摺動子30に突設されたブッシュ31は、
回動軸17の長孔17aと円筒カム25の溝孔25aを貫通してリ
ンク部材35の一端にピボットピン34によって枢着されて
いる。
回動軸17の長孔17aと円筒カム25の溝孔25aを貫通してリ
ンク部材35の一端にピボットピン34によって枢着されて
いる。
回動軸17の長孔17aは、その周方向の幅が円筒状をな
すブッシュ31の外径と略一致し、左右方向の幅は長いの
で、ブッシュ31の回動を規制して回動軸17とともに回動
させるが左右軸方向には自由に摺動を許すものである。
すブッシュ31の外径と略一致し、左右方向の幅は長いの
で、ブッシュ31の回動を規制して回動軸17とともに回動
させるが左右軸方向には自由に摺動を許すものである。
また円筒カム25の周壁に形成された溝孔25aは、対応
する長孔17aの軸方向の長尺幅内にあって斜め螺線状に
形成されている。
する長孔17aの軸方向の長尺幅内にあって斜め螺線状に
形成されている。
第9図は、回動軸17と円筒カム25を展開して示した図
であり、紙面に対し手前側の円筒カム25は固定され奥側
に重ねられた回動軸17が上下に移動することになる。
であり、紙面に対し手前側の円筒カム25は固定され奥側
に重ねられた回動軸17が上下に移動することになる。
同第9図内において、左側の円筒カム25の溝孔25a
は、右(内側)上から左(外側)下にかけて形成され、
その溝幅は上端でブッシュ31と略一致し、下方にいくに
したがい次第に拡大しており、溝孔25aの占める左右幅
は長孔17aの幅と一致し、回動軸17を約90度回動させる
に相当する所定の上下幅を有している。
は、右(内側)上から左(外側)下にかけて形成され、
その溝幅は上端でブッシュ31と略一致し、下方にいくに
したがい次第に拡大しており、溝孔25aの占める左右幅
は長孔17aの幅と一致し、回動軸17を約90度回動させる
に相当する所定の上下幅を有している。
したがってブッシュ31は、固定された溝孔25aと上下
に移動する長孔17aとの重なった範囲内に位置すること
になる。
に移動する長孔17aとの重なった範囲内に位置すること
になる。
スタンドバー11が収納状態にあるときは、第9図にお
いて長孔17aは上方に位置して、このとき溝孔25aと重な
った部分に位置するブッシュ31は右寄りすなわち内側に
位置して左右の動きも溝孔25aによって規制されていて
リンク部材35、スタンドバー11ともに固定されている。
いて長孔17aは上方に位置して、このとき溝孔25aと重な
った部分に位置するブッシュ31は右寄りすなわち内側に
位置して左右の動きも溝孔25aによって規制されていて
リンク部材35、スタンドバー11ともに固定されている。
そして回動軸17が回動され、スタンドバー11が起立さ
れてくると、第9図において回動軸17が下方に移動する
のでブッシュ31は長孔17aとともに下方に移動するとと
もに溝孔25aに沿って左(外側)方向に徐々に移動して
リンク部材35を介してスタンドバー11を外側へ揺動して
いくとともに、次第にブッシュ31が位置する溝孔25aの
溝幅が拡大してくるのでブッシュ31は左右軸方向の摺動
が自由となり、したがってスタンドバー11はピボットピ
ン19を中心に自由に揺動できる幅が広がる。
れてくると、第9図において回動軸17が下方に移動する
のでブッシュ31は長孔17aとともに下方に移動するとと
もに溝孔25aに沿って左(外側)方向に徐々に移動して
リンク部材35を介してスタンドバー11を外側へ揺動して
いくとともに、次第にブッシュ31が位置する溝孔25aの
溝幅が拡大してくるのでブッシュ31は左右軸方向の摺動
が自由となり、したがってスタンドバー11はピボットピ
ン19を中心に自由に揺動できる幅が広がる。
さらに回動軸17が回動され、第9図において長孔17a
の下側縁が溝孔25aの下側縁に一致すると、ブッシュ31
がストッパーの役目をして回動軸17の回動を阻止し、こ
の阻止された状態でスタンドバー11は完全起立状態とな
る。
の下側縁が溝孔25aの下側縁に一致すると、ブッシュ31
がストッパーの役目をして回動軸17の回動を阻止し、こ
の阻止された状態でスタンドバー11は完全起立状態とな
る。
この時前記したようにスプリングロッド43はクランプ
されて、スタンドバー11の揺動すなわち張り出し角θは
固定される。
されて、スタンドバー11の揺動すなわち張り出し角θは
固定される。
完全起立状態では、ブッシュ31が第9図において溝孔
25aの最も溝幅の拡がった部分を左右軸方向に移動でき
る範囲内においてスタンドバー11が揺動可能であり、こ
の揺動可能範囲でスタンドバー11が路面から受ける力と
圧縮バネ44の付勢力との釣り合った張り出し角θにスタ
ンドバー11は固定されることになる。
25aの最も溝幅の拡がった部分を左右軸方向に移動でき
る範囲内においてスタンドバー11が揺動可能であり、こ
の揺動可能範囲でスタンドバー11が路面から受ける力と
圧縮バネ44の付勢力との釣り合った張り出し角θにスタ
ンドバー11は固定されることになる。
以上のスタンド駆動機構は左右対称に互いに独立して
構成されている。
構成されている。
第4図ないし第8図はスタンドの起立状態を示し、第
10図および第11図はその収納状態を示すものであり、以
下図を参照しつつ動作を整理して説明する。
10図および第11図はその収納状態を示すものであり、以
下図を参照しつつ動作を整理して説明する。
まず回動軸17の回動はワイヤープーリ20に架渡される
ワイヤー21を図示されないモータにより回動させること
により行なう。
ワイヤー21を図示されないモータにより回動させること
により行なう。
第10図および第11図に示すスタンド収納状態では、回
動軸17の長孔17aは略上方を向いており、これより突出
したブッシュ31は円筒カム25の溝孔25aの最上端に嵌合
し最も内側に位置しているので、スタンドバー11は内側
に揺動してフレーム7に平行に収納され、圧縮バネ44お
よび図示されない復帰バネにより同収納状態が維持され
ている。
動軸17の長孔17aは略上方を向いており、これより突出
したブッシュ31は円筒カム25の溝孔25aの最上端に嵌合
し最も内側に位置しているので、スタンドバー11は内側
に揺動してフレーム7に平行に収納され、圧縮バネ44お
よび図示されない復帰バネにより同収納状態が維持され
ている。
ここでモータが駆動されワイヤー21を介してワイヤー
プーリ20および回動軸17が回動されると、ともにスタン
ドバー11も下方向に回動すると同時にブッシュ31が円筒
カム25の溝孔25aに案内されて外側へ徐々に移動し、し
たがってリンク部材35を介してスタンドバー11は外側張
り出し方向へ揺動していく。
プーリ20および回動軸17が回動されると、ともにスタン
ドバー11も下方向に回動すると同時にブッシュ31が円筒
カム25の溝孔25aに案内されて外側へ徐々に移動し、し
たがってリンク部材35を介してスタンドバー11は外側張
り出し方向へ揺動していく。
左右のスタンドバー11は、同時に起立方向への回動か
つ張り出し方向への揺動がなされるが、その途中でブッ
シュ31が位置する溝孔25aの左右の溝幅が拡がるので、
スタンドバー11は圧縮バネ44に抗してさらに外側へ揺動
できる範囲が拡がる。
つ張り出し方向への揺動がなされるが、その途中でブッ
シュ31が位置する溝孔25aの左右の溝幅が拡がるので、
スタンドバー11は圧縮バネ44に抗してさらに外側へ揺動
できる範囲が拡がる。
路面が傾斜しているような場合は、車体を直立姿勢の
ままスタンドバー11を起立させていくと左右いずれか一
方のスタンドバー11の足が先に路面に接し、以後同スタ
ンドバー11は回動しつつ前記揺動可能範囲で路面の反力
を受けて外側へ張り出していき、他方のスタンドバー11
も後から路面に接しやはり揺動可能範囲で路面の反力を
受けて外側へ張り出しいき、その際にいずれのスタンド
バー11も圧縮バネ44のバネ反力により常に適度の接地圧
で路面を押さえている。
ままスタンドバー11を起立させていくと左右いずれか一
方のスタンドバー11の足が先に路面に接し、以後同スタ
ンドバー11は回動しつつ前記揺動可能範囲で路面の反力
を受けて外側へ張り出していき、他方のスタンドバー11
も後から路面に接しやはり揺動可能範囲で路面の反力を
受けて外側へ張り出しいき、その際にいずれのスタンド
バー11も圧縮バネ44のバネ反力により常に適度の接地圧
で路面を押さえている。
回転が進むにつれてブッシュ31の左右軸方向の遊びが
増大するのでスタンドバー11は路面の傾斜および凹凸に
追従して張り出し角θを変えていく。
増大するのでスタンドバー11は路面の傾斜および凹凸に
追従して張り出し角θを変えていく。
こうしてある程度回動すると、前記クランプ機構にお
けるロッカーアーム45先端の調整ネジ49がカム50に接触
し、ロッカーアーム45が回動しはじめ、完全起立状態に
なったときは先に路面に接した側のスタンドバー11は後
に路面に接した側のスタンドバー11より当然張り出し角
θが大きい状態で両スタンドバー11は圧縮バネ44の反力
で路面を押しながら前記クランプ機構が働らいて固定さ
れ、路面の傾斜に追従した左右のスタンドバー11の張り
出し角θL、θRのもとに車体は直立に支持される。
けるロッカーアーム45先端の調整ネジ49がカム50に接触
し、ロッカーアーム45が回動しはじめ、完全起立状態に
なったときは先に路面に接した側のスタンドバー11は後
に路面に接した側のスタンドバー11より当然張り出し角
θが大きい状態で両スタンドバー11は圧縮バネ44の反力
で路面を押しながら前記クランプ機構が働らいて固定さ
れ、路面の傾斜に追従した左右のスタンドバー11の張り
出し角θL、θRのもとに車体は直立に支持される。
第3図はその状態を車体正面から見た図であり、左と
右とではスタンドバー11の張り出し角θLとθRとは異な
り、同張り出し状態は固定されているので車体の直立姿
勢は維持され車体は自立される。
右とではスタンドバー11の張り出し角θLとθRとは異な
り、同張り出し状態は固定されているので車体の直立姿
勢は維持され車体は自立される。
路面に凹凸があった場合でも路面の状態に合わせて左
右のスタンドバー11の張り出し角θL、θRを追従させ車
体を直立に自立させることができる。
右のスタンドバー11の張り出し角θL、θRを追従させ車
体を直立に自立させることができる。
メインスタンド10を起立させる操作は自動二輪車1が
停止し、シート9に座したまま両足で車体の直立を保持
した状態で行なわれる。
停止し、シート9に座したまま両足で車体の直立を保持
した状態で行なわれる。
したがって路面状態と関係なく運転者が意図した直立
状態で自立させることが可能である。
状態で自立させることが可能である。
本機構では、メインスタンド10が車体を持ち上げるも
のではないため、重量物を荷台8に載せている場合であ
ってもスタンドバー11を起立させるに必要な力は圧縮バ
ネ44および復帰バネの反力と各摺動部の摩擦力にのみ抗
する力があればよく、安価な小型モータで容易にスタン
ドを起立させることができる。
のではないため、重量物を荷台8に載せている場合であ
ってもスタンドバー11を起立させるに必要な力は圧縮バ
ネ44および復帰バネの反力と各摺動部の摩擦力にのみ抗
する力があればよく、安価な小型モータで容易にスタン
ドを起立させることができる。
また入力によりメインスタンド10を起立させることも
容易にできる。
容易にできる。
車体および荷物の重量は前後の車輪3,4で支え、メイ
ンスタンド10は左右の平衡のみを支持するのでスタンド
バー11の駆動機構も軽量な構造でよい。
ンスタンド10は左右の平衡のみを支持するのでスタンド
バー11の駆動機構も軽量な構造でよい。
次に二輪車を発進させる場合には、直立に支持された
自動二輪車1のシート9に座して足で路面を蹴って車体
をそのまま前進させればよい。
自動二輪車1のシート9に座して足で路面を蹴って車体
をそのまま前進させればよい。
車体が前進するとスタンドバー11の先端と路面の摩擦
によりスタンドバー11は後方へ回動しクランプ機構にお
けるロッカーアーム45はカム50に沿って回動してクラン
プを解き、スタンドバー11は復帰バネにより跳ね上げら
れ、圧縮バネ44により内側へ揺動されて第10図及び第11
図に示す収納状態となる。
によりスタンドバー11は後方へ回動しクランプ機構にお
けるロッカーアーム45はカム50に沿って回動してクラン
プを解き、スタンドバー11は復帰バネにより跳ね上げら
れ、圧縮バネ44により内側へ揺動されて第10図及び第11
図に示す収納状態となる。
スタンドバー11の回動はブッシュ31が円筒カム25の溝
孔25aの上端に当接して停止し、内側への揺動はスプリ
ングロッド43の端部のストッパー43aがクランパー42の
一面に当接して停止し、スタンドバー11はフレーム7に
平行な水平姿勢で収納される。
孔25aの上端に当接して停止し、内側への揺動はスプリ
ングロッド43の端部のストッパー43aがクランパー42の
一面に当接して停止し、スタンドバー11はフレーム7に
平行な水平姿勢で収納される。
復帰バネおよび圧縮バネ44によってスタンドバー11は
収納状態が維持されるので、走行中スタンドバー11が下
がってくるようなことはない。
収納状態が維持されるので、走行中スタンドバー11が下
がってくるようなことはない。
このように運転車はシート9に座して車体を若干前進
させるだけでメインスタンド10は自動的に跳ね上げられ
収納されるので、重い荷物を積んでいる場合でも発進時
のバランスを容易にとることができる。
させるだけでメインスタンド10は自動的に跳ね上げられ
収納されるので、重い荷物を積んでいる場合でも発進時
のバランスを容易にとることができる。
なお本実施例では、モータによりワイヤー21を介して
ワイヤープーリー20を回動軸17とともに回動させていた
が、チェーンおよびチェーンスプロケットや歯車あるい
はレバーを利用してもよく、動力源もモータのほか油圧
装置等さらには人力を用いもよい。
ワイヤープーリー20を回動軸17とともに回動させていた
が、チェーンおよびチェーンスプロケットや歯車あるい
はレバーを利用してもよく、動力源もモータのほか油圧
装置等さらには人力を用いもよい。
また本実施例ではスタンドバー11の先端には従来から
用いられているトレッドプレート11aが固着されている
が、トレッドプレート11aの代わりにホイールやキャス
ターホイールを取付けることも可能である。
用いられているトレッドプレート11aが固着されている
が、トレッドプレート11aの代わりにホイールやキャス
ターホイールを取付けることも可能である。
このようなメインスタンドにロック機構を備えた例を
次に示す。
次に示す。
従来二輪車の盗難防止の手段として錠によってハンド
ルを固定し、車の移動を困難なものとする方式が一般に
採用されているが、これらの方式は錠やロック機構が露
出している場合が多く、またカバーされている場合でも
盗難防止の構造としては強度、構造上不十分なためロッ
ク機構部が破壊されるなどの例があった。
ルを固定し、車の移動を困難なものとする方式が一般に
採用されているが、これらの方式は錠やロック機構が露
出している場合が多く、またカバーされている場合でも
盗難防止の構造としては強度、構造上不十分なためロッ
ク機構部が破壊されるなどの例があった。
そこで本例では重要な機構部や錠を強度、剛性上充分
でかつ手の届きにくいメインスタンドに装着することに
より盗難を防止したものである。
でかつ手の届きにくいメインスタンドに装着することに
より盗難を防止したものである。
第12図は同メインスタンドの起立状態における要部側
面図、第13図は同平面図であり、第14図はメインスタン
ドの収納状態における要部側面図である。
面図、第13図は同平面図であり、第14図はメインスタン
ドの収納状態における要部側面図である。
二輪車の中央下側縁を前後に走る左右一対のフレーム
にそれぞれ接合されたメインスタンドブラケット61間
に、シャフト62が架設され、同シャフト62に回動パイプ
63が回動自在に支持されている。
にそれぞれ接合されたメインスタンドブラケット61間
に、シャフト62が架設され、同シャフト62に回動パイプ
63が回動自在に支持されている。
シャフト62の両端は抜け止め用のフランジ62aが形成
されている。
されている。
シャフト62にはスタンド支持板64が軸方向と垂直に溶
接され、同スタンド支持板64にスタンドバー65の基端部
が溶接されて支持されている。
接され、同スタンド支持板64にスタンドバー65の基端部
が溶接されて支持されている。
スタンド支持板64のさらに内側にはスタンド支持板64
と平行に側板66を回動パイプ63に溶接し、スタンド支持
板64と側板66との間において各上縁と側縁の一部に沿っ
て略L字状に屈曲してロックプレート67が架設されて、
このロックプレート67の内側に略立方体をした錠68が当
接され4個のネジ69によって固着されている。
と平行に側板66を回動パイプ63に溶接し、スタンド支持
板64と側板66との間において各上縁と側縁の一部に沿っ
て略L字状に屈曲してロックプレート67が架設されて、
このロックプレート67の内側に略立方体をした錠68が当
接され4個のネジ69によって固着されている。
錠68の鍵穴68aを有する面はスタンド支持板64の内側
に当接され、鍵穴68aに対応するスタンド支持板64の部
分は円孔64aが穿設されている。
に当接され、鍵穴68aに対応するスタンド支持板64の部
分は円孔64aが穿設されている。
そしてスタンドバー65が起立時に鍵穴68aおよび円孔6
4aに対向するメインスタンドブラケット61の部分も円孔
61aが穿設されて、外側から同円孔61aより鍵を錠68の鍵
穴68aに差込むことができる。
4aに対向するメインスタンドブラケット61の部分も円孔
61aが穿設されて、外側から同円孔61aより鍵を錠68の鍵
穴68aに差込むことができる。
また錠68のロックピン70は、ロックプレート67の側体
67aに対向する面から突出しており、ロックプレート67
の対応する部分にはガイド孔67bが穿設され、ロック解
除時にはロックピン70はガイド孔67bにまで突出してい
て、ロックプレート67より外側へ出ていない。
67aに対向する面から突出しており、ロックプレート67
の対応する部分にはガイド孔67bが穿設され、ロック解
除時にはロックピン70はガイド孔67bにまで突出してい
て、ロックプレート67より外側へ出ていない。
一方メインスタンドブラケット61の内側にはロックブ
ラケット71が突設されており、ロックブラケット71はス
タンドバー65の起立時にロックプレート67の側体67aに
対向する側体71aを有し、ガイド孔67bに同軸にガイド孔
71bが同側体71aに形成されている。
ラケット71が突設されており、ロックブラケット71はス
タンドバー65の起立時にロックプレート67の側体67aに
対向する側体71aを有し、ガイド孔67bに同軸にガイド孔
71bが同側体71aに形成されている。
以上のような構成において、スタンドバー65が収納さ
れた状態では第14図に示すようにスタンドバー65は前後
水平方向に指向しており、錠68はシャフト62より下方に
位置する。
れた状態では第14図に示すようにスタンドバー65は前後
水平方向に指向しており、錠68はシャフト62より下方に
位置する。
スタンドバー65がシャフト62を中心に下方へ揺動し、
完全起立状態になると、第12図および第13図に図示する
ように、錠68がメインスタンドブラケット61の内側に位
置し、鍵穴68aおよび円孔64aがメインスタンドブラケッ
ト61の円孔61aに一致するとともにロックプレート67の
ガイド孔67bがロックブラケット71のガイド孔71bに一致
しロックピン70がガイド孔71bに臨むことになる。
完全起立状態になると、第12図および第13図に図示する
ように、錠68がメインスタンドブラケット61の内側に位
置し、鍵穴68aおよび円孔64aがメインスタンドブラケッ
ト61の円孔61aに一致するとともにロックプレート67の
ガイド孔67bがロックブラケット71のガイド孔71bに一致
しロックピン70がガイド孔71bに臨むことになる。
したがって側方から鍵を錠68の鍵穴68aに差込むこと
ができ、そして鍵を回すことによりロックピン70が前方
へ突出し、ガイド孔71bに貫入してロック状態となり、
鍵を抜くことによりロックが完了する。
ができ、そして鍵を回すことによりロックピン70が前方
へ突出し、ガイド孔71bに貫入してロック状態となり、
鍵を抜くことによりロックが完了する。
ロックピン70のガイド孔71bとの係合によりスタンド
バー65は収納が禁止さ、盗難を防止することができる。
バー65は収納が禁止さ、盗難を防止することができる。
ロックを解除する場合は、鍵穴68aに鍵を差込んで逆
回転すれば、ロックピン70が引込んでガイド孔71bから
外れるのでロックは解除され、スタンドバー65は収納可
能となる。
回転すれば、ロックピン70が引込んでガイド孔71bから
外れるのでロックは解除され、スタンドバー65は収納可
能となる。
以上のように錠68およびロック機構が強度および剛性
が高くかつ手が届きにくいメインスタンドブラケット部
に設置されているので簡単には破壊することができず、
また鍵穴68aが見つけにくい位置にあるので、盗難を有
効に防止することができる。
が高くかつ手が届きにくいメインスタンドブラケット部
に設置されているので簡単には破壊することができず、
また鍵穴68aが見つけにくい位置にあるので、盗難を有
効に防止することができる。
次に錠をメインスタンドブラケット81側に設けた例を
第15図ないし第17図に示し説明する。
第15図ないし第17図に示し説明する。
左右のメインスタンドブラケット81間に架設されたシ
ャフト82に回動パイプ83が回動自在に支持され、同回動
パイプ83にスタンド支持板84が半周程巻き付くようにし
て固着され、同支持板84にスタンドバー85の基端部が溶
接されて支持されている。
ャフト82に回動パイプ83が回動自在に支持され、同回動
パイプ83にスタンド支持板84が半周程巻き付くようにし
て固着され、同支持板84にスタンドバー85の基端部が溶
接されて支持されている。
左側のメインスタンドブラケット81の内側には回動パ
イプ83の前方にL字状に屈曲されたロックブラケット86
が、その一側体を溶接して固定されており、ロックブラ
ケット86の他の側体86aは回動パイプ83側に前後水平方
向に垂直に位置している。
イプ83の前方にL字状に屈曲されたロックブラケット86
が、その一側体を溶接して固定されており、ロックブラ
ケット86の他の側体86aは回動パイプ83側に前後水平方
向に垂直に位置している。
ロックブラケット86の屈曲した側体の内側において、
略立方体をした錠87がネジでロックブラケット86の一側
体に固着されている。
略立方体をした錠87がネジでロックブラケット86の一側
体に固着されている。
メインスタンドブラケット81、ロックブラケット86に
は同軸の円孔81a,86aが形成されており、同円孔81a,86a
に鍵穴87aを有する鍵穴回転部87bが錠87より突設されて
いる。
は同軸の円孔81a,86aが形成されており、同円孔81a,86a
に鍵穴87aを有する鍵穴回転部87bが錠87より突設されて
いる。
錠87のロックピン88は、後方へ突出してロックブラケ
ット86の側体86aのガイド孔86bに嵌入している。
ット86の側体86aのガイド孔86bに嵌入している。
一方スタンドバー85側では、起立時におけるロックピ
ン88に対応するスタンド支持板84の位置には、ガイド孔
86bと同軸となるロック穴89aが形成された円筒状の係合
部材89が、支持部材90を介してスタンド支持板84に固着
されている。
ン88に対応するスタンド支持板84の位置には、ガイド孔
86bと同軸となるロック穴89aが形成された円筒状の係合
部材89が、支持部材90を介してスタンド支持板84に固着
されている。
したがって第17図に示すスタンドバー85の収納状態か
ら下方に回動して第15図および第16図に示す起立状態に
なると、係合部材89のロック穴89aがロックブラケット8
6のガイド孔86bに同軸となりロックピン88に対向する。
ら下方に回動して第15図および第16図に示す起立状態に
なると、係合部材89のロック穴89aがロックブラケット8
6のガイド孔86bに同軸となりロックピン88に対向する。
ここで鍵を錠87の鍵穴87aに差込み回転すると、ロッ
クピン88が後方へ突出し係合部材89のロック穴89aに嵌
入し、鍵を抜くことによりロックは完了する。
クピン88が後方へ突出し係合部材89のロック穴89aに嵌
入し、鍵を抜くことによりロックは完了する。
再び鍵を鍵穴47aに差込んで逆回転すればロックピン8
8は係合部材89のロック穴より引込んでロックは解除さ
れる。
8は係合部材89のロック穴より引込んでロックは解除さ
れる。
同例においても強度および剛性が高くかつ手が届きに
くいメインスタンド部に錠およびロック機構を設けたの
で簡単に破壊されずに盗難を有効に防止できる。
くいメインスタンド部に錠およびロック機構を設けたの
で簡単に破壊されずに盗難を有効に防止できる。
さらに別の例を第18図ないし第20図に図示し説明す
る。
る。
左右のフレーム101にそれぞれ垂設されたメインスタ
ンドブラケット102間に円筒状のシャフト103が架設さ
れ、その両端部は抜け防止のフランジが設けられてい
る。
ンドブラケット102間に円筒状のシャフト103が架設さ
れ、その両端部は抜け防止のフランジが設けられてい
る。
シャフト103に回動自在に回動パイプ104が支持され、
回動パイプ104に固着されたスタンド支持部材105によっ
てスタンドバー106の基端部が固定され支持されてい
る。
回動パイプ104に固着されたスタンド支持部材105によっ
てスタンドバー106の基端部が固定され支持されてい
る。
シャフト103の左端部には、錠107が嵌入固定されて、
鍵穴107aおよびその回転部107bをシャフト103の左端開
口に向けている。
鍵穴107aおよびその回転部107bをシャフト103の左端開
口に向けている。
錠107の前側面所定位置においてピン108が前方へ突出
しており、対応するシャフト103の部分は円孔103aが設
けられており、鍵を錠107に差込んで回転するとピン108
は円孔103aよりさらに前方へ突出し鍵を逆回転するとピ
ン108は円孔103aに没する。
しており、対応するシャフト103の部分は円孔103aが設
けられており、鍵を錠107に差込んで回転するとピン108
は円孔103aよりさらに前方へ突出し鍵を逆回転するとピ
ン108は円孔103aに没する。
スタンド起立時に円孔103aに対応する回動パイプ104
の部分にも円孔104aが形成されている。
の部分にも円孔104aが形成されている。
同回動パイプ104の円孔104aと同じ位置に円筒状ガイ
ド109が突設されており、同円筒状ガイド109の端部は回
動パイプ104に基端部を強固に固着されたコ字状のブラ
ケット112によって固定されている。
ド109が突設されており、同円筒状ガイド109の端部は回
動パイプ104に基端部を強固に固着されたコ字状のブラ
ケット112によって固定されている。
円筒状ガイド109の中には摺動自在にロックピン110が
挿入されており、ロックピン110の先端は円筒状ガイド1
09のガイド孔109aに嵌入可能で、他端は回動パイプ104
の円孔104aに嵌入可能で、同端部材近傍に設けられたフ
ランジ110aとガイド孔109aの外枠部との間に圧縮バネ11
1が介装されている。
挿入されており、ロックピン110の先端は円筒状ガイド1
09のガイド孔109aに嵌入可能で、他端は回動パイプ104
の円孔104aに嵌入可能で、同端部材近傍に設けられたフ
ランジ110aとガイド孔109aの外枠部との間に圧縮バネ11
1が介装されている。
ロックピン110は、その先端を圧縮バネ111により常に
円筒状ガイド109の中に没入する方向に付勢されてい
て、フランジ110aが回動パイプ104の円孔104aの周壁に
接してロックピン110の端部はシャフト103の周面には接
することがなく、回動パイプ104の回転を妨げない。
円筒状ガイド109の中に没入する方向に付勢されてい
て、フランジ110aが回動パイプ104の円孔104aの周壁に
接してロックピン110の端部はシャフト103の周面には接
することがなく、回動パイプ104の回転を妨げない。
一方メインスタンドブラケット102の内側には、ロッ
クブラケット113が突設されており、ロックブラケット1
13の前後水平方向に垂直な側体113aは、スタンド起立時
に円筒状ガイド109に対向する位置にあって、該側体113
aには円筒状ガイド109のガイド孔109aに対応してロック
孔113bが穿設されている。
クブラケット113が突設されており、ロックブラケット1
13の前後水平方向に垂直な側体113aは、スタンド起立時
に円筒状ガイド109に対向する位置にあって、該側体113
aには円筒状ガイド109のガイド孔109aに対応してロック
孔113bが穿設されている。
したがって第20図に示すスタンド収納状態からスタン
ドバー106を下方へ揺動して第18図および第19図に示す
起立状態になると、円筒状ガイド109内のロックピン110
は、その後方のシャフト103の円孔103aおよび前方のロ
ックブラケット113のロック孔113bと同軸となる。
ドバー106を下方へ揺動して第18図および第19図に示す
起立状態になると、円筒状ガイド109内のロックピン110
は、その後方のシャフト103の円孔103aおよび前方のロ
ックブラケット113のロック孔113bと同軸となる。
ここで鍵を錠107の鍵穴107aに差込み回転すると、ピ
ン108が前方へ突出して同軸のロックピン110を圧縮バネ
111に抗して押圧し、ロックピン110の先端をガイド孔10
9aより前方へ突出させ、同先端はロックブラケット113
のロック孔113bに嵌入しロック状態とし、鍵を抜くこと
によりロックは完了する。
ン108が前方へ突出して同軸のロックピン110を圧縮バネ
111に抗して押圧し、ロックピン110の先端をガイド孔10
9aより前方へ突出させ、同先端はロックブラケット113
のロック孔113bに嵌入しロック状態とし、鍵を抜くこと
によりロックは完了する。
再び鍵を鍵穴107aに差込んで逆回転すればピン108は
後方へ引込み、同時にロックピン110が圧縮バネ111によ
り後方へ移動して、その先端をロックブラケット113の
ロック孔113bから抜き去ってロックは解除され、スタン
ドの回動が可能となる。
後方へ引込み、同時にロックピン110が圧縮バネ111によ
り後方へ移動して、その先端をロックブラケット113の
ロック孔113bから抜き去ってロックは解除され、スタン
ドの回動が可能となる。
同例においても錠107およびロック機構を強度および
剛性が高くかつ手が届きにくいメインスタンド部に設置
したので、簡単には破壊することができず、また鍵穴10
7aが見つけにくいため盗難を有効に防止できる。
剛性が高くかつ手が届きにくいメインスタンド部に設置
したので、簡単には破壊することができず、また鍵穴10
7aが見つけにくいため盗難を有効に防止できる。
発明の効果 本発明は、カム機構により左右のスタンドバーが路面
の状態に追従して張り出し角を変えて車体を支持するこ
とができるので、路面が傾斜したり凹凸がある場合でも
車体を直立に支持し自立させることができる。
の状態に追従して張り出し角を変えて車体を支持するこ
とができるので、路面が傾斜したり凹凸がある場合でも
車体を直立に支持し自立させることができる。
車体および荷物の重量は前後車輪で支持しスタンドバ
ーは左右の平衡のみを保てばよいので簡単軽量な駆動機
構でよくかつ小さな力で駆動させることができ、低コス
トで実現できる。
ーは左右の平衡のみを保てばよいので簡単軽量な駆動機
構でよくかつ小さな力で駆動させることができ、低コス
トで実現できる。
第1図は従来のメインスタンドの構造を示す正面図、第
2図は本発明の一実施例に係る自動二輪車の側面図、第
3図は同正面図、第4図は一部省略したメインスタンド
の起立状態における要部斜視図、第5図は同後面図、第
6図は同平面図、第7図は同側面図、第8図は同側断面
図、第9図は同実施例のカム機構の説明図、第10図は同
メインスタンドの収納状態における要部斜視図、第11図
は同平面図、第12図は別のメインスタンドの起立状態に
おける要部側面図、第13図は同平面図、第14図は同メイ
ンスタンドの収納状態における要部側面図、第15図はま
た別のメインスタンドの起立状態における要部側面図、
第16図は同平面図、第17図は同メインスタンドの収納状
態における要部側面図、第18図はさらにまた別のメイン
スタンドの起立状態における要部側面図、第19図は同平
面図、第20図は同メインスタンドの収納状態における要
部側面図である。 1……自動二輪車、2……路面、3……前輪、4……後
輪、5……足載せ部、6……ヘッドパイプ、7……フレ
ーム、8……荷台、9……シート、10……メインスタン
ド、11……スタンドバー、15……ブラケット、16……軸
受、17……回動軸、18……ブラケット、19……ピボット
ピン、20……ワイヤープーリ、21……ワイヤー、25……
円筒カム、26……クロスパイプ、27……ブラケット、30
……摺動子、31……ブッシュ、32……ピボットピン、33
……アーム部材、34……ピボットピン、35……リンク部
材、36……ピボットピン、40……ブラケット、41……ク
ランピングシャフト、42……クランパー、43……スプリ
ングロッド、44……圧縮バネ、45……ロッカーアーム、
46……スラスト金具、47……ナット、48……トーション
スプリング、49……調整ネジ、50……カム。 61……メインスタンドブラケット、62……シャフト、63
……回動パイプ、64……スタンド支持板、65……スタン
ドバー、66……側板、67……ロックプレート、68……
錠、69……ネジ、70……ロックピン、71……ロックブラ
ケット、81……メインスタンドブラケット、82……シャ
フト、83……回動パイプ、84……スタンド支持板、85…
…スタンドバー、86……ロックブラケット、87……錠、
88……ロックピン、89……係合部材、90……支持部材、
101……フレーム、102……メインスタンドブラケット、
103……シャフト、104……回動パイプ、105……スタン
ド支持部材、106……スタンドバー、107……錠、108…
…ピン、109……円筒状ガイド、110……ロックピン、11
1……圧縮バネ、112……ブラケット、113……ロックブ
ラケット。
2図は本発明の一実施例に係る自動二輪車の側面図、第
3図は同正面図、第4図は一部省略したメインスタンド
の起立状態における要部斜視図、第5図は同後面図、第
6図は同平面図、第7図は同側面図、第8図は同側断面
図、第9図は同実施例のカム機構の説明図、第10図は同
メインスタンドの収納状態における要部斜視図、第11図
は同平面図、第12図は別のメインスタンドの起立状態に
おける要部側面図、第13図は同平面図、第14図は同メイ
ンスタンドの収納状態における要部側面図、第15図はま
た別のメインスタンドの起立状態における要部側面図、
第16図は同平面図、第17図は同メインスタンドの収納状
態における要部側面図、第18図はさらにまた別のメイン
スタンドの起立状態における要部側面図、第19図は同平
面図、第20図は同メインスタンドの収納状態における要
部側面図である。 1……自動二輪車、2……路面、3……前輪、4……後
輪、5……足載せ部、6……ヘッドパイプ、7……フレ
ーム、8……荷台、9……シート、10……メインスタン
ド、11……スタンドバー、15……ブラケット、16……軸
受、17……回動軸、18……ブラケット、19……ピボット
ピン、20……ワイヤープーリ、21……ワイヤー、25……
円筒カム、26……クロスパイプ、27……ブラケット、30
……摺動子、31……ブッシュ、32……ピボットピン、33
……アーム部材、34……ピボットピン、35……リンク部
材、36……ピボットピン、40……ブラケット、41……ク
ランピングシャフト、42……クランパー、43……スプリ
ングロッド、44……圧縮バネ、45……ロッカーアーム、
46……スラスト金具、47……ナット、48……トーション
スプリング、49……調整ネジ、50……カム。 61……メインスタンドブラケット、62……シャフト、63
……回動パイプ、64……スタンド支持板、65……スタン
ドバー、66……側板、67……ロックプレート、68……
錠、69……ネジ、70……ロックピン、71……ロックブラ
ケット、81……メインスタンドブラケット、82……シャ
フト、83……回動パイプ、84……スタンド支持板、85…
…スタンドバー、86……ロックブラケット、87……錠、
88……ロックピン、89……係合部材、90……支持部材、
101……フレーム、102……メインスタンドブラケット、
103……シャフト、104……回動パイプ、105……スタン
ド支持部材、106……スタンドバー、107……錠、108…
…ピン、109……円筒状ガイド、110……ロックピン、11
1……圧縮バネ、112……ブラケット、113……ロックブ
ラケット。
Claims (1)
- 【請求項1】二輪車において、車体下側のフレームに左
右方向に指向して回動自在に支持された回動軸と、同回
動軸の左右端近傍にそれぞれ外側への揺動を可能に枢支
された左右一対のスタンドバーと、前記回動軸の回動に
伴い共に回動する摺動子を軸方向へ案内しかつ同摺動子
が軸方向に摺動できる摺動可能範囲を回動角に応じて徐
々に変化させた所定のカム形状を有する左右のカム機構
と、同カム機構の摺動子と前記スタンドバーとを連結し
た左右のリンク部材と、前記スタンドを内側へ付勢する
左右の付勢手段と、スタンドの完全起立時にのみスタン
ドバーの揺動を固定する左右の固定手段とを備え、略前
後水平方向に指向して収納されていたスタンドバーを前
記回動軸の一方向への回動により垂直方向に回動すると
ともに前記左右のカム機構により前記左右のリンク部材
を介して左右のスタンドバーを互いに独立して外側へ揺
動し路面に追従して張り出させることができることを特
徴とする二輪車用メインスタンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8877190A JP2764336B2 (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | 二輪車用メインスタンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8877190A JP2764336B2 (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | 二輪車用メインスタンド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03287478A JPH03287478A (ja) | 1991-12-18 |
JP2764336B2 true JP2764336B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=13952121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8877190A Expired - Fee Related JP2764336B2 (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | 二輪車用メインスタンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2764336B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6685208B1 (en) * | 2002-11-19 | 2004-02-03 | Ross L. Cowie | Balance system for an enclosed fore-and-aft wheeled vehicle |
JP5013459B2 (ja) * | 2007-03-28 | 2012-08-29 | 本田技研工業株式会社 | 二輪車用スタンド装置 |
JP5129610B2 (ja) * | 2008-02-27 | 2013-01-30 | 本田技研工業株式会社 | 二輪車用スタンド装置 |
FI124124B (fi) * | 2009-08-12 | 2014-03-31 | Wolf Pack Oy | Moottoripyörän, raskaan aseen tai raskaalla aseella varustetun moottoripyörän jalusta |
-
1990
- 1990-04-03 JP JP8877190A patent/JP2764336B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03287478A (ja) | 1991-12-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6425598B2 (en) | Folding bicycle | |
JP3395934B2 (ja) | 電動スクーターおよび電動スクーター用補助具 | |
JP2764336B2 (ja) | 二輪車用メインスタンド | |
JP4815269B2 (ja) | 二輪車のスタンド装置 | |
JP5101223B2 (ja) | 子供乗せ装置及び二輪車 | |
CN112158287B (zh) | 一种电动代步车 | |
JP2005239032A (ja) | 折りたたみ式電動二輪車 | |
TWI240691B (en) | Floor structure of scooter type vehicle | |
JP4643869B2 (ja) | 折畳み可能な車両 | |
JP2005239017A (ja) | 二輪車の駐輪装置 | |
JPH0321579A (ja) | 折り畳み式自動二輪車 | |
JPH0747983A (ja) | 自動二輪車用スタンド装置 | |
JP3046742U (ja) | 自転車兼用のローラスケートスクータ | |
JP2005239016A (ja) | 二輪車の駐輪装置 | |
JPH09150762A (ja) | 2輪車のスタンド装置 | |
JPH02249782A (ja) | 折り畳み式自動二輪車 | |
JPH11115842A (ja) | 自転車用盗難防止装置 | |
JP4431107B2 (ja) | 自動二輪車のセンタースタンド取付け構造 | |
JPH065992Y2 (ja) | 折りたたみ式自転車 | |
JP7370298B2 (ja) | スタンドおよびこれを備えた自転車 | |
CN109178179B (zh) | 一种折叠电动车 | |
JP3143941B2 (ja) | 電動車両のシート装置 | |
JP2002145141A (ja) | 自動二輪車のスタンド装置 | |
JPS6238453Y2 (ja) | ||
JPH0738064Y2 (ja) | 2輪車のステップ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |