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JPH085633Y2 - 椅子等の起動時のショック緩和装置 - Google Patents

椅子等の起動時のショック緩和装置

Info

Publication number
JPH085633Y2
JPH085633Y2 JP7789291U JP7789291U JPH085633Y2 JP H085633 Y2 JPH085633 Y2 JP H085633Y2 JP 7789291 U JP7789291 U JP 7789291U JP 7789291 U JP7789291 U JP 7789291U JP H085633 Y2 JPH085633 Y2 JP H085633Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chair
valve
valve box
control valve
starting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7789291U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04138345U (ja
Inventor
長文 庄子
石夫 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takara Belmont Corp
Original Assignee
Takara Belmont Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takara Belmont Corp filed Critical Takara Belmont Corp
Priority to JP7789291U priority Critical patent/JPH085633Y2/ja
Publication of JPH04138345U publication Critical patent/JPH04138345U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH085633Y2 publication Critical patent/JPH085633Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本装置は油圧作動の理・美容椅
子、手術台等(以下椅子等という)の比較的小容量の油
圧作動装置における起動時のショック緩和装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術の油圧作動の椅子では作動初め
のショックについて特に対策が取られていないのが一般
的であった。また既存の技術を利用して椅子を静粛に作
動させる方法としては、一部に昇降シリンダに至る油圧
管路にアキュムレータを設ける方法が採用されているが
術者が椅子に腰かけている人に施術する時、椅子ヘの負
荷が変動して椅子が動く為、複雑な動揺防止装置を併用
しているのが現状である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】椅子の昇降等に使用さ
れるモータポンプは一般に容量が小さく(出力100W
以下)小型故、起動時の時定数はかなり小さく通電すれ
ば直に定速で上昇を始めて大きなショックを伴ってい
た。
【0004】又、椅子を下降させる時はモータポンプを
駆動させないが、下降側の電磁弁を開けば昇降用の油圧
シリンダに蓄えられている圧力油が急激にベントされる
ので急激に椅子は下降を始めてやはり大きなショックを
伴い、静粛な椅子の開発が要望されていた。本考案は昇
降の起動時にショックのない、油圧装置を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の目的を
達成するための椅子等の起動時のショック緩和装置に関
し、モータポンプ5から油圧シリンダ6間と復帰側電磁
弁7と油タンク10間の管路それぞれに、該管路に印加
された圧力によって徐々に開くスローオープン弁4、4
aを設けたもので、該スローオープン弁4、4aの構造
としては該スローオープン弁4、4aに圧力油が印加さ
れていないとき弁箱1内を滑動可能に設けた制御弁2が
バネ3の付勢により片方に押されて弁箱1の流出口通路
1dを閉じる構造としている。
【0006】一方制御弁2本体には弁箱1の流入口に通
ずる箇所から制御弁2本体を貫通し、端面2aと該端面
2aと弁箱1間の区画1aに開口された圧力導入孔2c
と、他方端面2bから弁箱1のベント孔1eまで制御弁
2本体を貫通した細孔2dとを設け、且つ端面2bと弁
箱1間の区画1bには前記バネ3を配設したものであ
る。
【0007】
【作 用】モータポンプ5を起動し圧力油が瞬時に吐出
されても、ゲイトとなるスローオープン弁4は閉状態と
なっているので圧力油は直ぐに昇降シリンダ6へは供給
されない。同圧力は先ずスローオープン弁4の区画1a
に導入されてバネ3に抗して制御弁2を区画1b側へ押
しやろうとするが区画1bに蓄えられている油の排出孔
は制御弁2本体に設けられた細孔2dのみ故、同細孔2
d部の抵抗によって制御弁2はスローに作動して流入口
1cから流出口1d間の流路は、徐々に開かれるので油
圧シリンダ6はスローに上昇を始める。
【0008】椅子を下降させる時も同様で、復帰側電磁
弁7を開とすれば、該電磁弁7の下流側に設けている下
降側スローオープン弁4aも徐々に開かれるので椅子は
徐々に下降を始める。かくしてこれまで問題となってい
た昇降起動時のショックは低減され静粛な椅子が実現で
きるものである。
【0009】
【考案の実施例】次に、本考案の実施の一例を図面をも
とに説明する。第1図は本考案に係るスローオープン弁
の断面図であり、第2図はスローオープン弁を椅子の油
圧昇降装置に組み込んだ実施例を示す。ただし椅子本体
は油圧シリンダに連結されているが省略している。
【0010】第1図によれば4はスローオープン弁で1
は弁箱、2制御弁、3はバネである。圧力油は弁箱1の
流入口1cから入り流出口1dより吐出されるが流入口
1cの圧力が低い時にはバネ3の力で制御弁2を区画1
a側に移動させて制御弁2の中央ランド部で流出口1d
を閉状態としている。1eはベント孔である。
【0011】モータポンプ5が起動されて流入口1cに
圧力油が供給されれば制御弁2に設けられた圧力導入孔
2cを通って、圧力油は端面2aから区画1aに供給さ
れ制御2を区画1b側へ急激に移動させようとするが、
その為には区画1b内の油を排出させる必要があり、こ
の時排出される油は制御弁2に設けられた細孔2dによ
って絞られているので制御弁2は緩やかに移動し、流出
口1dは徐々に開かれる。流入口1Cの圧力が下がると
バネ3によって制御弁2を区画1a側に押し戻そうとす
るが、チェック弁2fは自動的に開となりバイパス孔2
eより、区画1b側へ油は容易に還流するので制御弁2
は速やかに復帰する。
【0012】第2図はスローオープン弁4を装備した椅
子の油圧昇降装置の回路図である。6は油圧シリンダ
ー、7は電磁弁で、モータポンプ5を駆動すれば該モー
ターポンプ5は瞬時に定格油量を吐出するがスローオー
プン弁4は徐々に開かれるので油圧シリンダ6へは徐々
に圧力油が供給されて上昇は緩やかに起動されショック
は発生しない。又椅子を下降させる時も同様に電磁弁7
を開としてもスローオープン弁4aは徐々に開となるの
で椅子は徐々に下降をはじめ該スローオープン弁4aが
全開となれば一定速度で下降するようになる。かくして
スローオープン弁4、4aを採用した油圧昇降の椅子は
上昇及び下降の起動時共にショックは緩和されるのであ
る。
【0013】以上の実施例は椅子の油圧昇降装置につい
て述べたが、椅子のもたれの起倒装置についても手術台
の他各種ユニットの作動装置についても適用可能であ
る。
【0014】
【考案の効果】本考案は叙上のように、モータポンプ5
を起動し圧力油が瞬時に吐出されても、スローオープン
弁4により圧力油は直ぐに昇降シリンダ6へは供給され
ず、スローオープン弁4内の区画に一端導入され、制御
弁2の緩やかな作動を行わせ油圧シリンダーへの供給の
立ち上がりを緩やかにさせることにより油圧シリンダ6
はスローに上昇を始め、椅子上昇起動時のショックを緩
和させ、着座者に対して苦痛を与えることもなく安楽に
座れる。
【0015】又椅子を下降させる時も同様で、下降側ス
ローオープン弁4aも徐々に開かれる構造となっている
ため椅子は徐々に下降を始めるようになっており、椅子
下降起動時のショックは低減され着座者に対してショッ
クを与えない椅子が実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るスローオープン弁の断面図であ
る。
【図2】スローオープン弁を油圧装置に組み込んだ油圧
回路図である。
【符号の説明】
1 弁箱 1a、1b 区面 1c 流入口 1d 流出口 1e ベント孔 2 制御弁 2a、2b 端面 2c 圧力導入孔 2d 細孔 3 バネ 4、4a スローオープン弁 5 モータポンプ 6 油圧シリンダ 7 電磁弁 8 チェック弁 9 リリーフ弁 10 油タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F15B 11/00 7344−4C A61G 15/00 C

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椅子等を作動させる油圧装置において、
    弁箱1と、該弁箱1内を滑動可能に設けた制御弁2と、
    該制御弁2本体を貫通し端面2aと弁箱1内の区画1a
    に開口された圧力導入孔2cと、他方端面2bから弁箱
    1内のベント孔1e間に連通した細孔2dとを設け、か
    つ端面2bと弁箱1内の区画1b内にバネ3を配設し該
    バネ3の反力で片方に押されて弁箱1の流出口1dを閉
    じるように成したことを特徴とする椅子等の起動時のシ
    ョック緩和装置。
  2. 【請求項2】 モータポンプ5から油圧シリンダ6間と
    復帰側電磁弁7から油タンク10間の管路に設けられ、
    該管路に印加された圧力によって流路を開くことを特徴
    とする請求項1記載の椅子等の起動時のショック緩和装
    置。
JP7789291U 1991-06-20 1991-06-20 椅子等の起動時のショック緩和装置 Expired - Lifetime JPH085633Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7789291U JPH085633Y2 (ja) 1991-06-20 1991-06-20 椅子等の起動時のショック緩和装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP7789291U JPH085633Y2 (ja) 1991-06-20 1991-06-20 椅子等の起動時のショック緩和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04138345U JPH04138345U (ja) 1992-12-25
JPH085633Y2 true JPH085633Y2 (ja) 1996-02-21

Family

ID=31930854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7789291U Expired - Lifetime JPH085633Y2 (ja) 1991-06-20 1991-06-20 椅子等の起動時のショック緩和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH085633Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5325632B2 (ja) * 2009-03-30 2013-10-23 株式会社ジーシー 歯科用ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04138345U (ja) 1992-12-25

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