JP2515256Y2 - 手術台等の油圧制御装置 - Google Patents
手術台等の油圧制御装置Info
- Publication number
- JP2515256Y2 JP2515256Y2 JP11030991U JP11030991U JP2515256Y2 JP 2515256 Y2 JP2515256 Y2 JP 2515256Y2 JP 11030991 U JP11030991 U JP 11030991U JP 11030991 U JP11030991 U JP 11030991U JP 2515256 Y2 JP2515256 Y2 JP 2515256Y2
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- Japan
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- operating table
- oil
- opening adjustment
- electromagnetic opening
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- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
- Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電動油圧で作動する手
術台、治療台、デンタル椅子、理美容用椅子等(以下、
手術台等という)の速度制御及び起動停止時のショック
緩和装置における油圧制御装置に関する。
術台、治療台、デンタル椅子、理美容用椅子等(以下、
手術台等という)の速度制御及び起動停止時のショック
緩和装置における油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の手術台等を駆動する油圧装置で
は、モータでポンプを駆動し給油側電磁弁を開とすれ
ば、圧力油は直接昇降シリンダ又は起倒シリンダ等に供
給され、手術台等を上昇又は背凭れ等を起倒する。又排
油側電磁弁を開とすれば、昇降シリンダー内の圧力油は
直接タンクへベントされて手術台は下降するようになっ
ている。(起倒シリンダ側も同様。)これら従来のもの
は、定吐出量ポンプを使用しているので手術台等は一定
速度での昇降又は起倒しか出来ず、又起動停止時のショ
ックも大きくこれの改善が要望されていた。
は、モータでポンプを駆動し給油側電磁弁を開とすれ
ば、圧力油は直接昇降シリンダ又は起倒シリンダ等に供
給され、手術台等を上昇又は背凭れ等を起倒する。又排
油側電磁弁を開とすれば、昇降シリンダー内の圧力油は
直接タンクへベントされて手術台は下降するようになっ
ている。(起倒シリンダ側も同様。)これら従来のもの
は、定吐出量ポンプを使用しているので手術台等は一定
速度での昇降又は起倒しか出来ず、又起動停止時のショ
ックも大きくこれの改善が要望されていた。
【0003】前述したように従来の手術台等の駆動用の
油圧装置は、定吐出量ポンプが使用されており、又小型
低コストとするため、通常歯車ポンプを使用しているた
め、その慣性部が小さく、ポンプは瞬時に定回転まで発
停し、該ポンプの吐出油圧を直接作動シリンダに導いて
いるので次の欠点があった。 (1)定速度で昇降又は起倒しか出来ず手術台として微
少な位置の制御が困難であった。 (2)起動停止時のショックが大きく、被施術者に与え
る影響を無視出来なかった。
油圧装置は、定吐出量ポンプが使用されており、又小型
低コストとするため、通常歯車ポンプを使用しているた
め、その慣性部が小さく、ポンプは瞬時に定回転まで発
停し、該ポンプの吐出油圧を直接作動シリンダに導いて
いるので次の欠点があった。 (1)定速度で昇降又は起倒しか出来ず手術台として微
少な位置の制御が困難であった。 (2)起動停止時のショックが大きく、被施術者に与え
る影響を無視出来なかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の問題を
解消するために、従来型の油圧制御装置に、ポンプと給
油側電磁弁間の管路を分岐した管路(ブリードオフ回
路)に電磁力で開度が変わる比例電磁式流量調整弁や高
速で開閉する高速電磁弁等(以降電磁開度調整弁と言
う)と排油側電磁弁とタンク間の管路に排油側逆止弁と
電磁開度調整弁とを設けるようにする。又排油側電磁弁
の下流側管路をポンプの吐出側をブリードオフする管路
に接続し、吐出側の電磁開度調整弁のみで制御するよう
にする。更に他の手段としては、排油側電磁弁の下流側
それぞれに排油側逆止弁と、該逆止弁の下流側の管路に
電磁開度調整弁とを設け、給油側電磁弁と排油側電磁弁
と電磁開度調整弁とを同時に制御するようにする。又、
手術台の位置や速度等を制御するためのボリュームを省
略し、抵抗とコンデンサー等で遅れ回路を形成し、手術
台等の起動及び停止時のみ、電磁開度調整弁を所定の開
度変化となるよう制御することにより、ショックを緩和
させようとするものである。
解消するために、従来型の油圧制御装置に、ポンプと給
油側電磁弁間の管路を分岐した管路(ブリードオフ回
路)に電磁力で開度が変わる比例電磁式流量調整弁や高
速で開閉する高速電磁弁等(以降電磁開度調整弁と言
う)と排油側電磁弁とタンク間の管路に排油側逆止弁と
電磁開度調整弁とを設けるようにする。又排油側電磁弁
の下流側管路をポンプの吐出側をブリードオフする管路
に接続し、吐出側の電磁開度調整弁のみで制御するよう
にする。更に他の手段としては、排油側電磁弁の下流側
それぞれに排油側逆止弁と、該逆止弁の下流側の管路に
電磁開度調整弁とを設け、給油側電磁弁と排油側電磁弁
と電磁開度調整弁とを同時に制御するようにする。又、
手術台の位置や速度等を制御するためのボリュームを省
略し、抵抗とコンデンサー等で遅れ回路を形成し、手術
台等の起動及び停止時のみ、電磁開度調整弁を所定の開
度変化となるよう制御することにより、ショックを緩和
させようとするものである。
【0006】以上のように、手術台等の昇降及び背凭れ
などの起倒速度を任意に変え得るようにすると共に、例
えば手術台等の上昇時、ポンプの起動直前にブリードオ
フ回路の電磁開度調整弁が全開となすようにすると、シ
ョックなくポンプを起動するようにすることができる。
次に該調整弁が徐々に閉まるようにすると、圧力油は徐
々にシリンダに供給されても手術台は緩やかに加速が行
われる。又停止時には該調整弁が徐々に開かれるので、
手術台等を緩やかな減速が行なわれるようになる。
などの起倒速度を任意に変え得るようにすると共に、例
えば手術台等の上昇時、ポンプの起動直前にブリードオ
フ回路の電磁開度調整弁が全開となすようにすると、シ
ョックなくポンプを起動するようにすることができる。
次に該調整弁が徐々に閉まるようにすると、圧力油は徐
々にシリンダに供給されても手術台は緩やかに加速が行
われる。又停止時には該調整弁が徐々に開かれるので、
手術台等を緩やかな減速が行なわれるようになる。
【0007】
【作 用】このように上昇時、電磁開度調整弁の開度を
全開として全油量をベントさせ、以降同弁を徐々に閉と
することにより油圧シリンダに供給される油量の変化が
緩やかなものとしてショックを緩和する。又定常速度で
上昇中も同弁の開度を適宜に保ってポンプ吐出量の一部
をタンクへベントさせることで、油圧シリンダへの供給
油量が制限されるので上昇速度も調整できる。又下降時
もシリンダのベント回路の電磁開度調整弁の開度を緩や
かに変化させることにより、緩やかな起動停止によって
ショックを緩和し、かつ定常速度時の同弁の開度を所定
の値として所望の昇降速度を得るようにする。この時、
排油側逆止弁は作動させていない側のシリンダ(昇降シ
リンダ又は起倒シリンダ)への排油側圧力油の逆流を防
止する。
全開として全油量をベントさせ、以降同弁を徐々に閉と
することにより油圧シリンダに供給される油量の変化が
緩やかなものとしてショックを緩和する。又定常速度で
上昇中も同弁の開度を適宜に保ってポンプ吐出量の一部
をタンクへベントさせることで、油圧シリンダへの供給
油量が制限されるので上昇速度も調整できる。又下降時
もシリンダのベント回路の電磁開度調整弁の開度を緩や
かに変化させることにより、緩やかな起動停止によって
ショックを緩和し、かつ定常速度時の同弁の開度を所定
の値として所望の昇降速度を得るようにする。この時、
排油側逆止弁は作動させていない側のシリンダ(昇降シ
リンダ又は起倒シリンダ)への排油側圧力油の逆流を防
止する。
【0008】
【考案の実施例】次に、本考案の実施例を図面をもとに
以下に説明する。先ず図1に記載の手術台に組み込まれ
た第1実施例の油圧作動回路図について説明する。1は
手術台、2は背凭れ、3は昇降シリンダ、4は起倒シリ
ンダである。5はモーターで、ポンプ6を駆動するよう
になっており、給油側電磁弁7を開とすれば、圧力油は
昇降シリンダー3に供給され手術台1を上昇する。8は
排油側電磁弁で同弁を開とすれば昇降シリンダー3内の
圧力油はベントされて手術台1は下降するようになって
いる。
以下に説明する。先ず図1に記載の手術台に組み込まれ
た第1実施例の油圧作動回路図について説明する。1は
手術台、2は背凭れ、3は昇降シリンダ、4は起倒シリ
ンダである。5はモーターで、ポンプ6を駆動するよう
になっており、給油側電磁弁7を開とすれば、圧力油は
昇降シリンダー3に供給され手術台1を上昇する。8は
排油側電磁弁で同弁を開とすれば昇降シリンダー3内の
圧力油はベントされて手術台1は下降するようになって
いる。
【0009】9及び10は、それぞれ給油側及び排油側
逆止弁で、11はポンプ吐出側逆止弁、12及び13は
電磁開度調整弁、14はタンクであり、15は手術台1
の動きを検出するボリューム、16は制御器である。手
術台1の所定時間経過後の位置を指定する信号電圧X
(時間と共に変化する)と手術台1の実際の動きに比例
したボリューム15からの電圧Yとが制御器16に加え
られると、制御器16では(X−Y)の値に比例又は反
比例した弁開度の指令信号を電磁開度調整弁12又は1
3に印加する。
逆止弁で、11はポンプ吐出側逆止弁、12及び13は
電磁開度調整弁、14はタンクであり、15は手術台1
の動きを検出するボリューム、16は制御器である。手
術台1の所定時間経過後の位置を指定する信号電圧X
(時間と共に変化する)と手術台1の実際の動きに比例
したボリューム15からの電圧Yとが制御器16に加え
られると、制御器16では(X−Y)の値に比例又は反
比例した弁開度の指令信号を電磁開度調整弁12又は1
3に印加する。
【0010】通常、比例電磁式流量調整弁は、該調整弁
への入力電流によって流量制御ポートの開口面積が変化
し、更に1次または2次圧力が変化すれば開口面積が変
化して弁内部での消費エネルギーを自らコントロールし
て一定流量を吐出するようになっているが、本考案で使
用する電磁開度調整弁は、1次圧力、2次圧力と関係な
く絞り弁のように単に与えられた電流に相応して弁開度
だけを変化させるもので良い。
への入力電流によって流量制御ポートの開口面積が変化
し、更に1次または2次圧力が変化すれば開口面積が変
化して弁内部での消費エネルギーを自らコントロールし
て一定流量を吐出するようになっているが、本考案で使
用する電磁開度調整弁は、1次圧力、2次圧力と関係な
く絞り弁のように単に与えられた電流に相応して弁開度
だけを変化させるもので良い。
【0011】又、通常の高速電磁弁は高速に所定の頻度
で開閉する弁で更に1周期中で開(又は閉)となる時間
比率(以降変調率と言う)が変るように制御される。即
ち時間率で見た場合変調率が変わればみかけの弁開度が
変ることになる。従って、図1に示す本考案の第1の実
施例では、制御器16は給油側の電磁開度調整弁12に
対する開度の指令は(X−Y)の値に反比例させ、排油
側の電磁開度調整弁13に対しては正比例させた動作命
令を指令する。従ってポンプ6の起動直前では、位置の
指令信号Xがゼロ故X−Yもゼロとなって、電磁開度調
整弁12のポートは全開である。又、ポンプ6を起動後
時間の経過と共に位置の指令電圧Xは増加し、X−Yの
電圧は増加するので、電磁開度調整弁12の開度は次第
に小さくなってポートを閉じて逃がし油量が制限される
ので昇降シリンダー3へ供給される圧力油は徐々に増加
する。
で開閉する弁で更に1周期中で開(又は閉)となる時間
比率(以降変調率と言う)が変るように制御される。即
ち時間率で見た場合変調率が変わればみかけの弁開度が
変ることになる。従って、図1に示す本考案の第1の実
施例では、制御器16は給油側の電磁開度調整弁12に
対する開度の指令は(X−Y)の値に反比例させ、排油
側の電磁開度調整弁13に対しては正比例させた動作命
令を指令する。従ってポンプ6の起動直前では、位置の
指令信号Xがゼロ故X−Yもゼロとなって、電磁開度調
整弁12のポートは全開である。又、ポンプ6を起動後
時間の経過と共に位置の指令電圧Xは増加し、X−Yの
電圧は増加するので、電磁開度調整弁12の開度は次第
に小さくなってポートを閉じて逃がし油量が制限される
ので昇降シリンダー3へ供給される圧力油は徐々に増加
する。
【0012】かくして手術台1は緩やかな起動が行われ
るのである。手術台1が動き始めるとボリューム15の
出力電圧Yも増加するので手術台1はX−Yの値に見合
った平衡状態の計画速度で上昇する。手術台1が目標位
置付近に到達すればX−Yの値は次第に小さくなるので
給油側の電磁開度調整弁12の開度も次第に大きくな
り、同弁からの逃がし油量も次第に大きくなるので昇降
シリンダー3への給油量が少なくなり、X−Yがゼロの
時手術台の上昇動作は停止する。手術台1を下降させる
場合は、ポンプ6を停止させ昇降シリンダ3内の圧力油
をベントさせるが、この場合も同様な要領で排油側の電
磁開度調整弁13を制御して緩やかな起動停止と所望の
平衡状態での計画速度で下降させる事ができる。図1に
示す如く、背凭れ2等の起倒も又シリンダが何組あって
も昇降側各1組の電磁開度調整弁によって同様に制御さ
れる。
るのである。手術台1が動き始めるとボリューム15の
出力電圧Yも増加するので手術台1はX−Yの値に見合
った平衡状態の計画速度で上昇する。手術台1が目標位
置付近に到達すればX−Yの値は次第に小さくなるので
給油側の電磁開度調整弁12の開度も次第に大きくな
り、同弁からの逃がし油量も次第に大きくなるので昇降
シリンダー3への給油量が少なくなり、X−Yがゼロの
時手術台の上昇動作は停止する。手術台1を下降させる
場合は、ポンプ6を停止させ昇降シリンダ3内の圧力油
をベントさせるが、この場合も同様な要領で排油側の電
磁開度調整弁13を制御して緩やかな起動停止と所望の
平衡状態での計画速度で下降させる事ができる。図1に
示す如く、背凭れ2等の起倒も又シリンダが何組あって
も昇降側各1組の電磁開度調整弁によって同様に制御さ
れる。
【0013】上記は給油側の電磁開度調整弁12をブリ
ードオフ回路に設けた場合について述べたが、メータイ
ン側(管路17に直列)に設けても良く、この場合の弁
の開度は(X−Y)の価に比例するよう制御器16で制
御すれば良い。
ードオフ回路に設けた場合について述べたが、メータイ
ン側(管路17に直列)に設けても良く、この場合の弁
の開度は(X−Y)の価に比例するよう制御器16で制
御すれば良い。
【0014】次に、他の実施例について、以下に説明す
るが、前記した第1の実施例と同じ部分についてはその
説明を省略する。図2に示す本考案の第2の実施例につ
いて説明すると、本実施例は、手術台1の油圧制御装置
で2つのシリンダを同時制御しない場合の油圧制御回路
である。図2の要領では電磁開度調整弁13を省略し、
管路19を電磁開度調整弁12の上流側の管路18に直
接接続したもので、電磁開度調整弁12は手術台1の上
昇時、下降時共に作動して油圧をベントする。この要領
は電磁開度調整弁が1組省略できて経済的である。
るが、前記した第1の実施例と同じ部分についてはその
説明を省略する。図2に示す本考案の第2の実施例につ
いて説明すると、本実施例は、手術台1の油圧制御装置
で2つのシリンダを同時制御しない場合の油圧制御回路
である。図2の要領では電磁開度調整弁13を省略し、
管路19を電磁開度調整弁12の上流側の管路18に直
接接続したもので、電磁開度調整弁12は手術台1の上
昇時、下降時共に作動して油圧をベントする。この要領
は電磁開度調整弁が1組省略できて経済的である。
【0015】次に、図3に示す第3の実施例について説
明すると、手術台1の油圧制御回路中で図2に示す第2
実施例のものより更にブリードオフ回路の管路18を廃
止したもので手術台1の上昇時には給油側電磁弁7、排
油側電磁弁8共に開とし、電磁開度調整弁13にて起
動、停止時と定常速度で昇降中にも油を所要量ベントさ
せショック緩和と速度調整を行うものである。
明すると、手術台1の油圧制御回路中で図2に示す第2
実施例のものより更にブリードオフ回路の管路18を廃
止したもので手術台1の上昇時には給油側電磁弁7、排
油側電磁弁8共に開とし、電磁開度調整弁13にて起
動、停止時と定常速度で昇降中にも油を所要量ベントさ
せショック緩和と速度調整を行うものである。
【0016】次に、図4より第4の実施例について説明
する。前述した実施例では、手術台の起動から経時毎に
変化する所定時間後の位置の信号Xと実際に動いた信号
Yとの差で電磁開度調整弁の開度を変化させる場合につ
いて述べたが、ボリューム15を省略し、制御器16を
抵抗とコンデンサ等で遅れ回路を形成し、電磁開度調整
弁の開度を、起動停止時にのみ変化させて一部の油量を
ベントさせ起動停止時のショック緩和を図る装置も構造
簡単で静粛な手術台として極めて有効である。図4で
は、ボリューム15を省略し、抵抗とコンデンサ等で遅
れ回路を形成した第1実施例でのケースを開示したが、
第2及び第3のそれぞれの実施例においても、適用でき
るものである。
する。前述した実施例では、手術台の起動から経時毎に
変化する所定時間後の位置の信号Xと実際に動いた信号
Yとの差で電磁開度調整弁の開度を変化させる場合につ
いて述べたが、ボリューム15を省略し、制御器16を
抵抗とコンデンサ等で遅れ回路を形成し、電磁開度調整
弁の開度を、起動停止時にのみ変化させて一部の油量を
ベントさせ起動停止時のショック緩和を図る装置も構造
簡単で静粛な手術台として極めて有効である。図4で
は、ボリューム15を省略し、抵抗とコンデンサ等で遅
れ回路を形成した第1実施例でのケースを開示したが、
第2及び第3のそれぞれの実施例においても、適用でき
るものである。
【0017】
【考案の効果】本考案は、手術台等の上昇時ポンプ起動
直前にブリードオフ回路の電磁開度調整弁が全開となっ
ているので、ショックなくポンプは起動し、次に同弁が
徐々に閉まることにより、圧力油は徐々にシリンダに供
給され又停止時には同弁が徐々に開かれるので、手術台
は緩やかな起動停止が行われる。又下降時もシリンダの
ベント回路の電磁開度調整弁の開度を緩やかに変化させ
て緩やかな起動停止によりショックを緩和し、かつ定常
速度時の同弁の開度を所定の値として所望の昇降速度を
得ることができる。
直前にブリードオフ回路の電磁開度調整弁が全開となっ
ているので、ショックなくポンプは起動し、次に同弁が
徐々に閉まることにより、圧力油は徐々にシリンダに供
給され又停止時には同弁が徐々に開かれるので、手術台
は緩やかな起動停止が行われる。又下降時もシリンダの
ベント回路の電磁開度調整弁の開度を緩やかに変化させ
て緩やかな起動停止によりショックを緩和し、かつ定常
速度時の同弁の開度を所定の値として所望の昇降速度を
得ることができる。
【0018】
【図1】図1は本考案の手術台に組み込まれた第1実施
例の油圧作動制御回路図である。
例の油圧作動制御回路図である。
【図2】図2は本考案の手術台に組み込まれた第2実施
例の油圧作動制御回路図である。
例の油圧作動制御回路図である。
【図3】図3は本考案の手術台に組み込まれた第2実施
例の油圧作動制御回路図である。
例の油圧作動制御回路図である。
【図4】図4は本考案の手術台に組み込まれた第2実施
例の油圧作動制御回路図である。
例の油圧作動制御回路図である。
1 手術台 2 背凭れ 3 昇降シリンダ 4 起倒シリンダ 5 モータ 6 ポンプ 7 給油側電磁弁 8 排油側電磁弁 9 給油側逆止弁 10 排油側逆止弁 11 ポンプ吐出側逆止弁 12、13 電磁開度調整弁 14 油タンク 15 ボリューム 16 制御器 17、18 管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F04B 49/00 F04B 49/02 321 F15B 11/00 9037−3J F15B 11/00 T (56)参考文献 特開 平1−126969(JP,A) 特開 平2−291859(JP,A) 特開 昭62−155852(JP,A) 特開 昭57−1342(JP,A) 特開 平4−371150(JP,A) 実開 昭57−10832(JP,U) 実開 昭51−117387(JP,U) 実開 昭55−143053(JP,U)
Claims (4)
- 【請求項1】 ポンプの吐出側と給油側電磁弁間の管路
を分岐した管路に電磁開度調整弁とそれぞれの排油側電
磁弁の下流側に排油側逆止弁と、該逆止弁の下流側管路
に電磁開度調整弁とを設けたことを特徴とする手術台等
の油圧制御装置。 - 【請求項2】 排油側電磁弁の下流側管路をポンプの吐
出側をブリードオフする管路に接続したことを特徴とす
る請求項1の手術台等の油圧制御装置。 - 【請求項3】 排油側電磁弁の下流側それぞれに排油側
逆止弁と、該逆止弁の下流側管路に電磁開度調整弁とを
設け、手術台等の上昇時にも給油側電磁弁と排油側電磁
弁と電磁開度調整弁とを同時に制御することを特徴とす
る手術台等の油圧制御装置。 - 【請求項4】 抵抗とコンデンサー等で遅れ回路を形成
し、手術台等の起動及び停止時のみに電磁開度調整弁を
制御するようにしたことを特徴とする請求項1の手術台
等の油圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11030991U JP2515256Y2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 手術台等の油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11030991U JP2515256Y2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 手術台等の油圧制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0744073U JPH0744073U (ja) | 1995-10-31 |
JP2515256Y2 true JP2515256Y2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=14532445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11030991U Expired - Lifetime JP2515256Y2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 手術台等の油圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515256Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001269372A (ja) * | 2000-03-24 | 2001-10-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | 医療用ベッドの昇降制御方法および装置 |
JP2005110789A (ja) * | 2003-10-03 | 2005-04-28 | Aisin Seiki Co Ltd | 電動式昇降ベッド |
JP4556056B2 (ja) * | 2003-10-16 | 2010-10-06 | 株式会社いうら | ベッド |
JP2007097749A (ja) * | 2005-10-03 | 2007-04-19 | Osada Res Inst Ltd | 歯科用治療椅子 |
JP5325632B2 (ja) * | 2009-03-30 | 2013-10-23 | 株式会社ジーシー | 歯科用ユニット |
CN108578153A (zh) * | 2018-04-08 | 2018-09-28 | 李菁 | 自动翻身手术台 |
-
1991
- 1991-11-12 JP JP11030991U patent/JP2515256Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0744073U (ja) | 1995-10-31 |
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---|---|---|
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