JPH0853040A - 乗物搭乗者用の膨張可能な拘束装置 - Google Patents
乗物搭乗者用の膨張可能な拘束装置Info
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- JPH0853040A JPH0853040A JP7149065A JP14906595A JPH0853040A JP H0853040 A JPH0853040 A JP H0853040A JP 7149065 A JP7149065 A JP 7149065A JP 14906595 A JP14906595 A JP 14906595A JP H0853040 A JPH0853040 A JP H0853040A
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- B60R21/23138—Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration specially adapted for side protection
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 拘束装置の力を固縛具ストラップの間で配分
する手段を備える膨張可能な拘束装置を提供する。 【構成】 膨張可能な拘束手段16用の固縛具組立体1
0は、固縛具ストラップ30と、第一及び第二の中間パ
ッド32、34とを備えている。固縛具ストラップの第
一の端部分42は、円形の第一の縫合部分54により第
一の中間パッド32に接続される。第一の中間パッド3
2は、固縛具ストラップの第一の端部分42の横方向外
側に配置された円形の第二の縫合部分56によりエアバ
ッグの第一のパネル12に接続される。固縛具ストラッ
プの第二の端部分44は、円形の第一の縫合部分66に
より第二の中間パッド34に接続される。第二の中間パ
ッド34は、固縛具ストラップの第二の端部分44の横
方向外側に配置された円形の第二の縫合部分68により
エアバッグの第二のパネル14に接続される。
する手段を備える膨張可能な拘束装置を提供する。 【構成】 膨張可能な拘束手段16用の固縛具組立体1
0は、固縛具ストラップ30と、第一及び第二の中間パ
ッド32、34とを備えている。固縛具ストラップの第
一の端部分42は、円形の第一の縫合部分54により第
一の中間パッド32に接続される。第一の中間パッド3
2は、固縛具ストラップの第一の端部分42の横方向外
側に配置された円形の第二の縫合部分56によりエアバ
ッグの第一のパネル12に接続される。固縛具ストラッ
プの第二の端部分44は、円形の第一の縫合部分66に
より第二の中間パッド34に接続される。第二の中間パ
ッド34は、固縛具ストラップの第二の端部分44の横
方向外側に配置された円形の第二の縫合部分68により
エアバッグの第二のパネル14に接続される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗物搭乗者の拘束装置
に関する。特に、本発明は、エアバッグのような乗物搭
乗者用の膨張可能な拘束装置の固縛具組立体に関する。
に関する。特に、本発明は、エアバッグのような乗物搭
乗者用の膨張可能な拘束装置の固縛具組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】エアバッグのような乗物搭乗者用の膨張
可能な拘束装置は、乗物が衝突したときに生じるような
急激な減速時に乗物搭乗者を拘束するために使用され
る。典型的なエアバッグは、膨張流体の容積を画成する
織地パネルを備えている。圧力下の膨張流体がエアバッ
グに供給されると、エアバッグが膨張状態になるに伴な
い、これらのパネルは、互いに離れる方向に動く。
可能な拘束装置は、乗物が衝突したときに生じるような
急激な減速時に乗物搭乗者を拘束するために使用され
る。典型的なエアバッグは、膨張流体の容積を画成する
織地パネルを備えている。圧力下の膨張流体がエアバッ
グに供給されると、エアバッグが膨張状態になるに伴な
い、これらのパネルは、互いに離れる方向に動く。
【0003】膨張したときのエアバッグの形状を制御す
べくエアバッグのパネルの間を伸長する固縛具を使用す
ることは公知である。これらの固縛具は、典型的に、エ
アバッグ内に配置された、織地材料から成るストラップ
であり、そのストラップの両端はエアバッグパネルに縫
合されている。エアバッグが完全に膨張すると、固縛具
は、完全に伸長して、パネルが互いに離れる方向に更に
動くのを阻止する。このため、固縛具、パネル、及び該
固縛具を該パネルに接続する縫合部分には、急激な衝撃
が加わる。
べくエアバッグのパネルの間を伸長する固縛具を使用す
ることは公知である。これらの固縛具は、典型的に、エ
アバッグ内に配置された、織地材料から成るストラップ
であり、そのストラップの両端はエアバッグパネルに縫
合されている。エアバッグが完全に膨張すると、固縛具
は、完全に伸長して、パネルが互いに離れる方向に更に
動くのを阻止する。このため、固縛具、パネル、及び該
固縛具を該パネルに接続する縫合部分には、急激な衝撃
が加わる。
【0004】エアバッグパネルの材料は、典型的に固縛
具の材料及び縫合材料自体よりも薄く且つ軽量である。
このため、エアバッグパネルの材料の強度により、固縛
具に加えることの出来る最大の荷重が決まる。パネルを
固縛具に縫合する部分は、固縛具の比較的堅牢な材料と
パネルのより弱い材料との間にて荷重が伝達される箇所
であるから、この部分におけるパネルの材料の単位面積
当たりの荷重は、最大となる。
具の材料及び縫合材料自体よりも薄く且つ軽量である。
このため、エアバッグパネルの材料の強度により、固縛
具に加えることの出来る最大の荷重が決まる。パネルを
固縛具に縫合する部分は、固縛具の比較的堅牢な材料と
パネルのより弱い材料との間にて荷重が伝達される箇所
であるから、この部分におけるパネルの材料の単位面積
当たりの荷重は、最大となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、膨張したと
きに、乗物搭乗者を拘束する、エアバッグのような乗物
搭乗者用の膨張可能な拘束装置である。この膨張可能な
拘束装置は、非膨張位置と、膨張位置とを有する。該膨
張可能な拘束装置は、該膨張可能な拘束装置が膨張位置
にあるとき、互いに離間されている第一及び第二のパネ
ルを備えている。固縛具手段は、第一のパネルが第二の
パネルから離れる方向に動くのに抵抗し得るように、第
一のパネルと第二のパネルとの間に接続されている。固
縛具手段は、第一及び第二の端部分、該第一及び第二の
端部分の間を伸長する中間部分を有する固縛ストラップ
と、該固縛具のストラップの第一の端部分と第一のパネ
ルとの中間にあるパッドとを備えている。第一の縫合部
分が固縛具ストラップの第一の端部分を中間パッドに接
続する。第二の縫合部分が、第一の端部分の横方向外側
に配置され且つ第一の縫合部分から離間した位置にて、
中間パッドを第一のパネルに接続し、固縛具ストラップ
の第一の端部分を第一のパネルに接続する。
きに、乗物搭乗者を拘束する、エアバッグのような乗物
搭乗者用の膨張可能な拘束装置である。この膨張可能な
拘束装置は、非膨張位置と、膨張位置とを有する。該膨
張可能な拘束装置は、該膨張可能な拘束装置が膨張位置
にあるとき、互いに離間されている第一及び第二のパネ
ルを備えている。固縛具手段は、第一のパネルが第二の
パネルから離れる方向に動くのに抵抗し得るように、第
一のパネルと第二のパネルとの間に接続されている。固
縛具手段は、第一及び第二の端部分、該第一及び第二の
端部分の間を伸長する中間部分を有する固縛ストラップ
と、該固縛具のストラップの第一の端部分と第一のパネ
ルとの中間にあるパッドとを備えている。第一の縫合部
分が固縛具ストラップの第一の端部分を中間パッドに接
続する。第二の縫合部分が、第一の端部分の横方向外側
に配置され且つ第一の縫合部分から離間した位置にて、
中間パッドを第一のパネルに接続し、固縛具ストラップ
の第一の端部分を第一のパネルに接続する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の好適な実施例に
おいて、円形の第一の縫合部分が固縛具ストラップの第
一の端部分を中間パッドに接続し、また、より大径の円
形の第二の縫合部分が中間パッドを第一のパネルに接続
する。第一の縫合部分は、固縛具ストラップの第一の端
部分の縁部内に配置されており、第一のパネルと係合し
ていない。第二の縫合部分は、固縛具ストラップの第一
の端部分の縁部の外側に配置され、固縛具ストラップと
係合していない。第二の縫合部分の外周は、第一の縫合
部分よりも大きいため、第二の縫合部分は、第一の縫合
部分よりも縫目当り、又は単位面積、或いは単位長さ当
りの伝達荷重が小さい。従って、荷重は、より広い縫合
面積に亙り且つエアバッグパネルの材料のより広い部分
に亙って分散される。
おいて、円形の第一の縫合部分が固縛具ストラップの第
一の端部分を中間パッドに接続し、また、より大径の円
形の第二の縫合部分が中間パッドを第一のパネルに接続
する。第一の縫合部分は、固縛具ストラップの第一の端
部分の縁部内に配置されており、第一のパネルと係合し
ていない。第二の縫合部分は、固縛具ストラップの第一
の端部分の縁部の外側に配置され、固縛具ストラップと
係合していない。第二の縫合部分の外周は、第一の縫合
部分よりも大きいため、第二の縫合部分は、第一の縫合
部分よりも縫目当り、又は単位面積、或いは単位長さ当
りの伝達荷重が小さい。従って、荷重は、より広い縫合
面積に亙り且つエアバッグパネルの材料のより広い部分
に亙って分散される。
【0007】固縛具組立体は、第一及び第二のパネルの
間で一列状に配置された複数の固縛具ストラップと、乗
物搭乗者用の膨張可能な拘束装置の力を固縛具ストラッ
プの間で配分する手段とを備えることが出来る。該力配
分手段は、複数の固縛具ストラップのそれぞれの中央部
分の間に接続された中間パッドを備えている。
間で一列状に配置された複数の固縛具ストラップと、乗
物搭乗者用の膨張可能な拘束装置の力を固縛具ストラッ
プの間で配分する手段とを備えることが出来る。該力配
分手段は、複数の固縛具ストラップのそれぞれの中央部
分の間に接続された中間パッドを備えている。
【0008】固縛具組立体は、乗物搭乗者用拘束装置が
非膨張状態にあるとき非伸長位置を有し、また、乗物搭
乗者用拘束装置が膨張状態にあるとき伸長位置を有する
複数の固縛具ストラップを備えることが出来る。一つの
実施例において、延伸可能な部材が固縛具ストラップの
間に接続されて、固縛具ストラップが非伸長状態から伸
長状態に伸長する動きに抵抗する。該延伸可能な部材
は、固縛具ストラップが非伸長状態にあるとき第一の長
さを有し、また、固縛具ストラップが伸長位置にあると
き、第一の長さよりも長い第二の長さを有する。
非膨張状態にあるとき非伸長位置を有し、また、乗物搭
乗者用拘束装置が膨張状態にあるとき伸長位置を有する
複数の固縛具ストラップを備えることが出来る。一つの
実施例において、延伸可能な部材が固縛具ストラップの
間に接続されて、固縛具ストラップが非伸長状態から伸
長状態に伸長する動きに抵抗する。該延伸可能な部材
は、固縛具ストラップが非伸長状態にあるとき第一の長
さを有し、また、固縛具ストラップが伸長位置にあると
き、第一の長さよりも長い第二の長さを有する。
【0009】
【実施例】本発明の上記及びその他の特徴は、当業者が
添付図面を参照しつつ、以下の詳細な説明を読むことに
より当業者に明らかになるであろう。
添付図面を参照しつつ、以下の詳細な説明を読むことに
より当業者に明らかになるであろう。
【0010】本発明は、乗物搭乗者用の拘束装置、特
に、エアバッグのような乗物搭乗者用の膨張可能な拘束
装置の固縛具組立体に関する。本発明は、各種の固縛具
組立体の構造に適用可能である、本発明の一つの典型例
としての固縛具組立体10が図1に示してある。
に、エアバッグのような乗物搭乗者用の膨張可能な拘束
装置の固縛具組立体に関する。本発明は、各種の固縛具
組立体の構造に適用可能である、本発明の一つの典型例
としての固縛具組立体10が図1に示してある。
【0011】該固縛具組立体10は、エアバッグ16の
第一のパネル12と第二のパネル14との間を伸長し且
つこれらのパネルを相互に接続している。これらのパネ
ル12、14は、縫合し、又はその他の方法で共に接続
することの出来る別個の織地要素とするか、又は単一の
織地要素の異なる部分としてもよい。これらのパネル1
2、14は、その間に、少なくとも、エアバッグ16の
膨張流体の容積を画成する。エアバッグ16は、乗物2
2のドア20内に取り付けられたインフレータ18と関
係付けられている。乗物22の本体24は、乗物の前記
乗客シートとして示した、シート26をインフレータ1
8に隣接する位置で支持している。乗物22に側面衝撃
が加わったとき、該インフレータ18は、公知の方法で
作動して、エアバッグ16を膨張させ、シート26に座
った搭乗者を拘束する。
第一のパネル12と第二のパネル14との間を伸長し且
つこれらのパネルを相互に接続している。これらのパネ
ル12、14は、縫合し、又はその他の方法で共に接続
することの出来る別個の織地要素とするか、又は単一の
織地要素の異なる部分としてもよい。これらのパネル1
2、14は、その間に、少なくとも、エアバッグ16の
膨張流体の容積を画成する。エアバッグ16は、乗物2
2のドア20内に取り付けられたインフレータ18と関
係付けられている。乗物22の本体24は、乗物の前記
乗客シートとして示した、シート26をインフレータ1
8に隣接する位置で支持している。乗物22に側面衝撃
が加わったとき、該インフレータ18は、公知の方法で
作動して、エアバッグ16を膨張させ、シート26に座
った搭乗者を拘束する。
【0012】エアバッグ16は、側面衝撃から保護し得
るように、ヘッドレスト、シート、ルーフレール、又は
乗物22のBピラーのような乗物のその他の位置に取り
付けられることを理解すべきである。本発明に従って構
成された固縛具組立体は、側面衝撃用エアバッグ以外の
エアバッグ内に組み込むことも更に可能であることを理
解すべきである。
るように、ヘッドレスト、シート、ルーフレール、又は
乗物22のBピラーのような乗物のその他の位置に取り
付けられることを理解すべきである。本発明に従って構
成された固縛具組立体は、側面衝撃用エアバッグ以外の
エアバッグ内に組み込むことも更に可能であることを理
解すべきである。
【0013】該固縛具組立体10(図2及び図3)は、
固縛具ストラップ30と、第一の固縛具パッド32と、
第二の固縛具パッド34とを備えている。該固縛具スト
ラップ30は、一つのループを形成し得るようにその両
端36にて縫合された、織地材料から成る平担で細長の
織地材料要素である。該固縛具ストラップ30は、二つ
の中間部分38、40を備えている。これらの固縛具の
中間部分38、40は、互いに関して平行に伸長し、エ
アバッグ16が図2に示した膨張状態にあるとき、エア
バッグパネル12、14が位置する面の横断方向に方向
決めした面内に位置している。
固縛具ストラップ30と、第一の固縛具パッド32と、
第二の固縛具パッド34とを備えている。該固縛具スト
ラップ30は、一つのループを形成し得るようにその両
端36にて縫合された、織地材料から成る平担で細長の
織地材料要素である。該固縛具ストラップ30は、二つ
の中間部分38、40を備えている。これらの固縛具の
中間部分38、40は、互いに関して平行に伸長し、エ
アバッグ16が図2に示した膨張状態にあるとき、エア
バッグパネル12、14が位置する面の横断方向に方向
決めした面内に位置している。
【0014】固縛具ストラップ30は、第一の端部分4
2と、第二の端部分44とを備えている。固縛具ストラ
ップのこれらの端部分42、44は、固縛具ストラップ
30の中間部分38、40の間を伸長している。固縛具
ストラップの端部分42、44は、エアバッグ16が図
2に示した膨張状態にあるとき、エアバッグパネル1
2、14に対して平行に伸長する固縛具ストラップ30
の部分である。これらの固縛具ストラップの端部分4
2、44は、中間部分38、40を横断し、また、互い
に且つエアバッグパネル12、14に対して平行に伸長
している。
2と、第二の端部分44とを備えている。固縛具ストラ
ップのこれらの端部分42、44は、固縛具ストラップ
30の中間部分38、40の間を伸長している。固縛具
ストラップの端部分42、44は、エアバッグ16が図
2に示した膨張状態にあるとき、エアバッグパネル1
2、14に対して平行に伸長する固縛具ストラップ30
の部分である。これらの固縛具ストラップの端部分4
2、44は、中間部分38、40を横断し、また、互い
に且つエアバッグパネル12、14に対して平行に伸長
している。
【0015】これらの固縛具ストラップの端部分42、
44の各々は、略矩形の形状をしている。例えば、固縛
具ストラップの第一の端部分42(図3)は、固縛具ス
トラップ30の中間部分38、40により及びこれらの
中間部分の間を伸長する二つの縁部46、48により画
成された矩形の形状をしている。
44の各々は、略矩形の形状をしている。例えば、固縛
具ストラップの第一の端部分42(図3)は、固縛具ス
トラップ30の中間部分38、40により及びこれらの
中間部分の間を伸長する二つの縁部46、48により画
成された矩形の形状をしている。
【0016】第一の固縛具パッド32は、エアバッグの
第一のパネル12と固縛具ストラップ30の第一の端部
分42との中間に配置されている。第一の固縛具パッド
32(図2及び図3)は、円形の形状であり、また、外
周50を有している。
第一のパネル12と固縛具ストラップ30の第一の端部
分42との中間に配置されている。第一の固縛具パッド
32(図2及び図3)は、円形の形状であり、また、外
周50を有している。
【0017】第一の固縛具パッド32は、円形の第一の
縫合部分54を形成し得るように円形のパターンにて配
置されたストラップの第一の端部分42に縫合されてい
る。第一の縫合部分54は、第一の固縛具パッド32と
同心状である。第一の縫合部分54は、図3に示すよう
に、中間部分38、40及び縁部46、48によって画
成された固縛具ストラップの第一の端部分42内を完全
に伸長する。縫合部分54は、固縛具ストラップ30を
形成する織地材料片の何れの縁部も横断しない。
縫合部分54を形成し得るように円形のパターンにて配
置されたストラップの第一の端部分42に縫合されてい
る。第一の縫合部分54は、第一の固縛具パッド32と
同心状である。第一の縫合部分54は、図3に示すよう
に、中間部分38、40及び縁部46、48によって画
成された固縛具ストラップの第一の端部分42内を完全
に伸長する。縫合部分54は、固縛具ストラップ30を
形成する織地材料片の何れの縁部も横断しない。
【0018】第一の固縛具パッド32は、円形の第二の
縫合部分56を形成し得るように円形のパターンにて配
置された縫合部分によってエアバッグの第一のパネル1
2に縫合されている。第二の縫合部分56は、第一の縫
合部分54と同心状であり且つ該第一の縫合部分54よ
りも大きい直径を有する。第一の固縛具パッド32及び
エアバッグの第一のパネル12は、固縛具ストラップの
第一の端部分42の横方向外側に配置された位置にて第
二の縫合部分56によって接続されている。第二の縫合
部分56は、中間部分38、40及び縁部46、48に
よって画成された、固縛具ストラップの外端部分42の
完全に外側に配置されている。第二の縫合部分56は、
固縛具ストラップ30を形成する織地材料片の何れの縁
部をも横断して伸長しない。第二の縫合部分56は、第
一の固縛具パッド32の外周50の完全に内側に配置さ
れる。
縫合部分56を形成し得るように円形のパターンにて配
置された縫合部分によってエアバッグの第一のパネル1
2に縫合されている。第二の縫合部分56は、第一の縫
合部分54と同心状であり且つ該第一の縫合部分54よ
りも大きい直径を有する。第一の固縛具パッド32及び
エアバッグの第一のパネル12は、固縛具ストラップの
第一の端部分42の横方向外側に配置された位置にて第
二の縫合部分56によって接続されている。第二の縫合
部分56は、中間部分38、40及び縁部46、48に
よって画成された、固縛具ストラップの外端部分42の
完全に外側に配置されている。第二の縫合部分56は、
固縛具ストラップ30を形成する織地材料片の何れの縁
部をも横断して伸長しない。第二の縫合部分56は、第
一の固縛具パッド32の外周50の完全に内側に配置さ
れる。
【0019】本発明に従って構成された固縛具組立体
は、円形以外の形状の縫合部分を含むことが出来ること
を理解すべきである。しかし、円形の形状が望ましい。
しかしながら、本発明に従って構成された固縛具組立体
には、例えば、長円形又は楕円形の形状を有する縫合部
分を含めることが出来る。かかる縫合部分の全ての形状
は、本明細書において、便宜上、「湾曲部分」と称す
る。固縛具組立体が縫合部分54、56にような湾曲し
た2つの縫合部分を有する場合、これらの2つの縫合部
分は同心状である必要がある。これらの2つの縫合部分
は、その全周に亙って同一距離だけ互いに離間されてい
なければならない。
は、円形以外の形状の縫合部分を含むことが出来ること
を理解すべきである。しかし、円形の形状が望ましい。
しかしながら、本発明に従って構成された固縛具組立体
には、例えば、長円形又は楕円形の形状を有する縫合部
分を含めることが出来る。かかる縫合部分の全ての形状
は、本明細書において、便宜上、「湾曲部分」と称す
る。固縛具組立体が縫合部分54、56にような湾曲し
た2つの縫合部分を有する場合、これらの2つの縫合部
分は同心状である必要がある。これらの2つの縫合部分
は、その全周に亙って同一距離だけ互いに離間されてい
なければならない。
【0020】第一の縫合部分54は、円形の形状である
ため、エアバッグ16が図2に示した膨張状態にないと
き、固縛具ストラップの第一の端部分42の部分は、縫
合部分が縫合部分54から吊れ下がり、第一の固縛具パ
ッド32から離間することが出来ることを理解すべきで
ある。エアバッグ16内の流体圧力が十分に上昇して、
固縛具ストラップの第一の端部分を偏平にするとき、図
2に示すように、これらの端部分42の部分は、第一の
固縛具パッド32及び第二の縫合部分56に対して外方
に動き且つこれらのパッド32及び縫合部分56よりも
上方に位置する。このときまでに、符号60、62(図
3)で示した円形の第二の縫合部分56の円弧状部分
は、偏平になった端部分42と第一の固縛具パッド32
との間に配置される。第二の縫合部分56は、これらの
位置にて固縛具ストラップの端部分42を貫通して伸長
しない。
ため、エアバッグ16が図2に示した膨張状態にないと
き、固縛具ストラップの第一の端部分42の部分は、縫
合部分が縫合部分54から吊れ下がり、第一の固縛具パ
ッド32から離間することが出来ることを理解すべきで
ある。エアバッグ16内の流体圧力が十分に上昇して、
固縛具ストラップの第一の端部分を偏平にするとき、図
2に示すように、これらの端部分42の部分は、第一の
固縛具パッド32及び第二の縫合部分56に対して外方
に動き且つこれらのパッド32及び縫合部分56よりも
上方に位置する。このときまでに、符号60、62(図
3)で示した円形の第二の縫合部分56の円弧状部分
は、偏平になった端部分42と第一の固縛具パッド32
との間に配置される。第二の縫合部分56は、これらの
位置にて固縛具ストラップの端部分42を貫通して伸長
しない。
【0021】第二の固縛具パッド34(図2)は、第一
の固縛具パッド32と同一である。該第二の固縛具パッ
ド34は、円形の形状であり、また、外周64を有して
いる。該第二の固縛具パッド34は、固縛具ストラップ
の第二の端部分44とエアバッグの第二のパネル14と
の中間に配置されている。
の固縛具パッド32と同一である。該第二の固縛具パッ
ド34は、円形の形状であり、また、外周64を有して
いる。該第二の固縛具パッド34は、固縛具ストラップ
の第二の端部分44とエアバッグの第二のパネル14と
の中間に配置されている。
【0022】第二の固縛具パッド34は、円形の縫合部
分66を形成し得るように円形のパターンにて配置され
た縫合部分により固縛具ストラップの第二の端部分44
に縫合されている。この第一の縫合部分66は、第二の
固縛具パッド34と同心状である。第一の縫合部分66
は、固縛具ストラップの第二の端部分44の境界内に完
全に配置される。
分66を形成し得るように円形のパターンにて配置され
た縫合部分により固縛具ストラップの第二の端部分44
に縫合されている。この第一の縫合部分66は、第二の
固縛具パッド34と同心状である。第一の縫合部分66
は、固縛具ストラップの第二の端部分44の境界内に完
全に配置される。
【0023】第二の固縛具パッド34は、円形の第二の
縫合部分68を形成し得るように円形のパターンにて配
置された縫合部分によりエアバッグの第二のパネル14
に縫合されている。該第二の縫合部分68は、第一の縫
合部分66と同心状であり且つ該第一の縫合部分66よ
りも大きい直径を有する。第二の縫合部分68は、固縛
具ストラップの第二の端部分44の横方向外側に配置さ
れている。第二の縫合部分68は、第二の固縛具パッド
34の外周64の完全に内側に配置されている。
縫合部分68を形成し得るように円形のパターンにて配
置された縫合部分によりエアバッグの第二のパネル14
に縫合されている。該第二の縫合部分68は、第一の縫
合部分66と同心状であり且つ該第一の縫合部分66よ
りも大きい直径を有する。第二の縫合部分68は、固縛
具ストラップの第二の端部分44の横方向外側に配置さ
れている。第二の縫合部分68は、第二の固縛具パッド
34の外周64の完全に内側に配置されている。
【0024】乗物が衝突したときに生ずるような乗物2
2への側面衝撃が加わっるとき、インフレータ18(図
1)は、公知の方法で作動して、膨張流体をエアバッグ
のパネル12、14の間の膨張流体の容積内に導入す
る。エアバッグ16が膨張状態となるに伴い、このエア
バッグ16内の膨張流体の圧力によって第一のパネル1
2は、第二のパネル14から離れる方向に動く。エアバ
ッグのパネル12、14のこの相対的な動きが生じる
と、固縛具組立体10は、エアバッグ16が膨張してい
ないときに配置される収縮位置から伸長する。
2への側面衝撃が加わっるとき、インフレータ18(図
1)は、公知の方法で作動して、膨張流体をエアバッグ
のパネル12、14の間の膨張流体の容積内に導入す
る。エアバッグ16が膨張状態となるに伴い、このエア
バッグ16内の膨張流体の圧力によって第一のパネル1
2は、第二のパネル14から離れる方向に動く。エアバ
ッグのパネル12、14のこの相対的な動きが生じる
と、固縛具組立体10は、エアバッグ16が膨張してい
ないときに配置される収縮位置から伸長する。
【0025】固縛具組立体10は、図2に示すように、
完全に伸長したとき、第一のパネル12が第二のパネル
14から離れる方向に動くのに抵抗する。パネル12、
14間でのエアバッグ16内の流体圧力のため、第一の
パネル12と第二のパネル14との間を伸長する方向に
向けて固縛具組立体10に引張り荷重が加えられる。こ
の引張り荷重は、固縛具ストラップ30に応力を加え
る。
完全に伸長したとき、第一のパネル12が第二のパネル
14から離れる方向に動くのに抵抗する。パネル12、
14間でのエアバッグ16内の流体圧力のため、第一の
パネル12と第二のパネル14との間を伸長する方向に
向けて固縛具組立体10に引張り荷重が加えられる。こ
の引張り荷重は、固縛具ストラップ30に応力を加え
る。
【0026】この荷重は、固縛具ストラップ30から第
一の縫合部分54、66を通じて固縛具パッド32、3
4に伝達される。これらの固縛具パッド32、34は、
第二の縫合部分56、68を通じてその荷重をエアバッ
グパネル12、14に伝達する。第二の縫合部分56、
68は、第一の縫合部分54、66よりも大きい直径を
有し、第一の縫合部分と等しい荷重を伝達する。故に、
第二の縫合部分56、68は、第一の縫合部分54、6
6よりも縫目当り、又は単位長さ当り伝達する荷重が小
さい。故に、固縛具組立体10により伝達される荷重
は、より多数の縫合部分に且つエアバッグパネル12、
14のより多くの材料に亙って分散される。その結果、
第二の縫合部分56、68の位置におけるパネル12、
14の材料の単位面積当りの荷重が最小となる。
一の縫合部分54、66を通じて固縛具パッド32、3
4に伝達される。これらの固縛具パッド32、34は、
第二の縫合部分56、68を通じてその荷重をエアバッ
グパネル12、14に伝達する。第二の縫合部分56、
68は、第一の縫合部分54、66よりも大きい直径を
有し、第一の縫合部分と等しい荷重を伝達する。故に、
第二の縫合部分56、68は、第一の縫合部分54、6
6よりも縫目当り、又は単位長さ当り伝達する荷重が小
さい。故に、固縛具組立体10により伝達される荷重
は、より多数の縫合部分に且つエアバッグパネル12、
14のより多くの材料に亙って分散される。その結果、
第二の縫合部分56、68の位置におけるパネル12、
14の材料の単位面積当りの荷重が最小となる。
【0027】また、縫合部分が円形の形状であるため、
固縛具組立体10及びエアバッグパネル12、14に加
わる応力は小さい。円形の縫合部分は、コーナ部分が無
く、従って、局部的な応力箇所が無い。これに反して、
X内部を有する矩形である典型的な箱形の縫合パターン
では、矩形のコーナ部分に大きい応力箇所が生ずる。
固縛具組立体10及びエアバッグパネル12、14に加
わる応力は小さい。円形の縫合部分は、コーナ部分が無
く、従って、局部的な応力箇所が無い。これに反して、
X内部を有する矩形である典型的な箱形の縫合パターン
では、矩形のコーナ部分に大きい応力箇所が生ずる。
【0028】更に、本発明は、固縛具組立体10を含む
エアバッグ16の各種の構成要素に使用される縫合材料
におけるせん断応力が最小である。固縛具組立体10
は、1つではなくて、2つの中間部分38、40を有す
るから、エアバッグ16が図2に示した膨張状態にある
とき、エアバッグパネル12、14は、互いに平行に保
持される。その結果、縫合材料のせん断力よりも強い、
縫合した接続部分は張力状態に保たれる。
エアバッグ16の各種の構成要素に使用される縫合材料
におけるせん断応力が最小である。固縛具組立体10
は、1つではなくて、2つの中間部分38、40を有す
るから、エアバッグ16が図2に示した膨張状態にある
とき、エアバッグパネル12、14は、互いに平行に保
持される。その結果、縫合材料のせん断力よりも強い、
縫合した接続部分は張力状態に保たれる。
【0029】エアバッグ16のようなエアバッグに複数
の固縛具組立体10を設けることが出来る。膨張したエ
アバッグ16の形状を特別に設定し且つ制御するため
に、十分な数及び適当な寸法の固縛具組立体10を使用
することが望ましい。本発明の固縛具組立体は、典型的
に、大きい流体圧力を受け、従って、固縛具により大き
い荷重が加わる側面衝撃用エアバッグにて特に有用であ
る。
の固縛具組立体10を設けることが出来る。膨張したエ
アバッグ16の形状を特別に設定し且つ制御するため
に、十分な数及び適当な寸法の固縛具組立体10を使用
することが望ましい。本発明の固縛具組立体は、典型的
に、大きい流体圧力を受け、従って、固縛具により大き
い荷重が加わる側面衝撃用エアバッグにて特に有用であ
る。
【0030】固縛具パッド32、34、及び固縛具スト
ラップ30は、織りナイロン織地のような標準的なエア
バッグの固縛具織地材料から成ることが望ましい。固縛
具パッド32、34、及び固縛具ストラップ30は、織
端から直線状に、又は斜めに裁断したものでよい。これ
らの部分の寸法は、膨張したときのエアバッグ16の所
望の寸法、及びエアバッグ内の流体圧力に依存して選択
される。一つの固縛具組立体10は、幅76.2mm
(3インチ)の固縛具ストラップ30、直径50.8m
m(2インチ)の縫合部分54、直径76.2mm(3
インチ)の縫合部分56、直径101.6mm(4イン
チ)の第一の固縛具パッド32を使用して、パネル1
2、14間の距離が99.06mm(3.9インチ)と
なるように構成される。
ラップ30は、織りナイロン織地のような標準的なエア
バッグの固縛具織地材料から成ることが望ましい。固縛
具パッド32、34、及び固縛具ストラップ30は、織
端から直線状に、又は斜めに裁断したものでよい。これ
らの部分の寸法は、膨張したときのエアバッグ16の所
望の寸法、及びエアバッグ内の流体圧力に依存して選択
される。一つの固縛具組立体10は、幅76.2mm
(3インチ)の固縛具ストラップ30、直径50.8m
m(2インチ)の縫合部分54、直径76.2mm(3
インチ)の縫合部分56、直径101.6mm(4イン
チ)の第一の固縛具パッド32を使用して、パネル1
2、14間の距離が99.06mm(3.9インチ)と
なるように構成される。
【0031】図4及び図5には、本発明の第二の実施例
による固縛具組立体100が示してある。該固縛具組立
体100は、図1乃至図3に示した固縛具組立体10に
代えて、エアバッグ16内に使用することが出来る。こ
のため、固縛具組立体100は、エアバッグパネル1
2、14を相互に接続する状態で図4及び図5に示して
ある。
による固縛具組立体100が示してある。該固縛具組立
体100は、図1乃至図3に示した固縛具組立体10に
代えて、エアバッグ16内に使用することが出来る。こ
のため、固縛具組立体100は、エアバッグパネル1
2、14を相互に接続する状態で図4及び図5に示して
ある。
【0032】固縛具組立体100は、8つの固縛具スト
ラップ104、106、108、110、112、11
4、116、118(図5)を相互に接続する円形の中
間パッド102を備えている。明確化のため、図4に
は、固縛具ストラップ108、116しか示さず、固縛
具ストラップ108、116と同一構造である構造固縛
具ストラップ104、106、110、112、11
4、118は示していない。これらの固縛具ストラップ
104乃至118は、固縛具組立体100の軸線156
の周りで等しい角度間隔にて配置された円形列状に配置
されている。また、固縛具組立体100は、第一の固縛
具パッド120と、第二の固縛具パッド122とを備え
ている。
ラップ104、106、108、110、112、11
4、116、118(図5)を相互に接続する円形の中
間パッド102を備えている。明確化のため、図4に
は、固縛具ストラップ108、116しか示さず、固縛
具ストラップ108、116と同一構造である構造固縛
具ストラップ104、106、110、112、11
4、118は示していない。これらの固縛具ストラップ
104乃至118は、固縛具組立体100の軸線156
の周りで等しい角度間隔にて配置された円形列状に配置
されている。また、固縛具組立体100は、第一の固縛
具パッド120と、第二の固縛具パッド122とを備え
ている。
【0033】これらの固縛ストラップ104乃至118
の各々は、中間パッド102に縫合することによって互
いに接続された2つのストラップ部材から成っている。
例えば、固縛具ストラップ108(図4)は、外端部分
132と、中央端部分134とを有する第一のストラッ
プ部材130を備えている。また、該固縛具ストラップ
108は、内端部分138と、中央端部分140とを有
する第二のストラップ部材136を備えている。同様
に、固縛具ストラップ116は、外端部分144と、中
央端部分146とを有する第一のストラップ部材142
を備えている。該固縛具ストラップ116は、内端部分
150と、中央端部分152とを有する第二のストラッ
プ部材148を備えている。
の各々は、中間パッド102に縫合することによって互
いに接続された2つのストラップ部材から成っている。
例えば、固縛具ストラップ108(図4)は、外端部分
132と、中央端部分134とを有する第一のストラッ
プ部材130を備えている。また、該固縛具ストラップ
108は、内端部分138と、中央端部分140とを有
する第二のストラップ部材136を備えている。同様
に、固縛具ストラップ116は、外端部分144と、中
央端部分146とを有する第一のストラップ部材142
を備えている。該固縛具ストラップ116は、内端部分
150と、中央端部分152とを有する第二のストラッ
プ部材148を備えている。
【0034】固縛具組立体100の全ての固縛具ストラ
ップ部材の中央端部分は、円形の縫合部分154内に配
置された縫合部分により、互いに且つ中間パッド102
に接続されている。該縫合部分154は、その中心とし
ての軸線156を有する円形のパターンにて伸長してい
る。縫合部分154は、全ての固縛具ストラップ104
乃至118を中間パッド102に且つ互いに接続する。
エアバッグ16が膨張状態にあるとき、該中間パッド1
02は、パネル12、14に対して平行に且つ固縛具ス
トラップ104乃至118に対して横断状態に伸長して
いる。
ップ部材の中央端部分は、円形の縫合部分154内に配
置された縫合部分により、互いに且つ中間パッド102
に接続されている。該縫合部分154は、その中心とし
ての軸線156を有する円形のパターンにて伸長してい
る。縫合部分154は、全ての固縛具ストラップ104
乃至118を中間パッド102に且つ互いに接続する。
エアバッグ16が膨張状態にあるとき、該中間パッド1
02は、パネル12、14に対して平行に且つ固縛具ス
トラップ104乃至118に対して横断状態に伸長して
いる。
【0035】第一の固縛具ストラップ120は、外周1
64を有する円形の形状をしている。第一の固縛具パッ
ドは、エアバッグ16の第一のパネル12と固縛具スト
ラップ104乃至118の外端部分との間に配置されて
いる。固縛具ストラップ104乃至118の外端部分
は、円形の縫合部分160を形成し得るように円形のパ
ターンにて配置された縫合部分によって第一の固縛具パ
ッド120に縫合されている。円形の縫合部分160
は、縫合部分154と同心状であり且つ該縫合部分15
4よりも大きい直径を有する。縫合部分160は、全て
の固縛具ストラップ104乃至118を第一の固縛具パ
ッド120に接続している。
64を有する円形の形状をしている。第一の固縛具パッ
ドは、エアバッグ16の第一のパネル12と固縛具スト
ラップ104乃至118の外端部分との間に配置されて
いる。固縛具ストラップ104乃至118の外端部分
は、円形の縫合部分160を形成し得るように円形のパ
ターンにて配置された縫合部分によって第一の固縛具パ
ッド120に縫合されている。円形の縫合部分160
は、縫合部分154と同心状であり且つ該縫合部分15
4よりも大きい直径を有する。縫合部分160は、全て
の固縛具ストラップ104乃至118を第一の固縛具パ
ッド120に接続している。
【0036】第一の固縛具パッド120は、円形の縫合
部分162を形成し得るように円形のパターンにて配置
された縫合部分によってエアバッグの第一のパネル12
に縫合されている。縫合部分162は、縫合部分160
と同心状で且つ縫合部分160よりも大きい直径を有す
る。縫合部分162は、端部分132、144を有す
る、固縛具ストラップの外端部分の完全に半径方向外方
に配置されている。固縛具部分162は、第一の固縛具
パッド120の外周164内で完全に伸長している。
部分162を形成し得るように円形のパターンにて配置
された縫合部分によってエアバッグの第一のパネル12
に縫合されている。縫合部分162は、縫合部分160
と同心状で且つ縫合部分160よりも大きい直径を有す
る。縫合部分162は、端部分132、144を有す
る、固縛具ストラップの外端部分の完全に半径方向外方
に配置されている。固縛具部分162は、第一の固縛具
パッド120の外周164内で完全に伸長している。
【0037】第二の固縛具パッド122は、第一の固縛
具パッド120と同一構造である。該第二の固縛具パッ
ド122は、外周170を有して円形の形状をしてい
る。第二の固縛具パッド122は、エアバッグパネル1
4と、内端部分138、150を有する固縛具ストラッ
プ104乃至118の内端部分との中間に配置されてい
る。
具パッド120と同一構造である。該第二の固縛具パッ
ド122は、外周170を有して円形の形状をしてい
る。第二の固縛具パッド122は、エアバッグパネル1
4と、内端部分138、150を有する固縛具ストラッ
プ104乃至118の内端部分との中間に配置されてい
る。
【0038】固縛具ストラップ104乃至118の内端
部分は、円形の縫合部分172を形成し得るように円形
のパターンにて配置された縫合部分により第二の固縛具
パッド122に縫合されている。縫合部分172は、縫
合部分154と同心状で且つ縫合部分154よりも大き
い直径を有する。第二の固縛具パッド122は、円形の
縫合部分174を形成し得るように円形のパターンにて
配置された縫合部分によりエアバッグの第二のパネル1
4に縫合されている。該縫合部分174は、縫合部分1
72と同心状であり且つ縫合部分172によりも大きい
直径を有する。縫合部分174は、内端部分138、1
50を有する固縛具ストラップの内端部分の完全に半径
方向外側に配置されている。縫合部分174は、第二の
固縛パッド122の外周170内に完全に配置されてい
る。
部分は、円形の縫合部分172を形成し得るように円形
のパターンにて配置された縫合部分により第二の固縛具
パッド122に縫合されている。縫合部分172は、縫
合部分154と同心状で且つ縫合部分154よりも大き
い直径を有する。第二の固縛具パッド122は、円形の
縫合部分174を形成し得るように円形のパターンにて
配置された縫合部分によりエアバッグの第二のパネル1
4に縫合されている。該縫合部分174は、縫合部分1
72と同心状であり且つ縫合部分172によりも大きい
直径を有する。縫合部分174は、内端部分138、1
50を有する固縛具ストラップの内端部分の完全に半径
方向外側に配置されている。縫合部分174は、第二の
固縛パッド122の外周170内に完全に配置されてい
る。
【0039】固縛具組立体100は、エアバッグ16が
膨張したとき、上述の方法にてエアバッグの第一のパネ
ル12が第二のパネル14から離れる方向に動くのに抵
抗する。エアバッグの第一のパネル12が第二のパネル
14から離れる方向に動くときに該エアバッグの第一の
パネル12により加えられる力は、固縛具組立体100
の固縛具ストラップ104乃至118を通じて伝達され
る。第一の固縛具パッド120は、その荷重を固縛具ス
トラップ104乃至118から縫合部分162を通じて
パネル12内に分配する。内側固縛具パッド122は、
その荷重を固縛具ストラップ104乃至118から縫合
部分174を通じて第二のパネル14内に伝達する。
膨張したとき、上述の方法にてエアバッグの第一のパネ
ル12が第二のパネル14から離れる方向に動くのに抵
抗する。エアバッグの第一のパネル12が第二のパネル
14から離れる方向に動くときに該エアバッグの第一の
パネル12により加えられる力は、固縛具組立体100
の固縛具ストラップ104乃至118を通じて伝達され
る。第一の固縛具パッド120は、その荷重を固縛具ス
トラップ104乃至118から縫合部分162を通じて
パネル12内に分配する。内側固縛具パッド122は、
その荷重を固縛具ストラップ104乃至118から縫合
部分174を通じて第二のパネル14内に伝達する。
【0040】固縛具組立体100の中間パッド102
は、その荷重を全ての固縛具ストラップ104乃至11
8の間で分散させる。このため、固縛具ストラップ10
4乃至118の一つがその他のものよりも大きい応力又
は荷重を受けたとしても、その特定の一つのストラップ
に加わる過度の荷重は、中間パッド102により均一に
され又は分散される。
は、その荷重を全ての固縛具ストラップ104乃至11
8の間で分散させる。このため、固縛具ストラップ10
4乃至118の一つがその他のものよりも大きい応力又
は荷重を受けたとしても、その特定の一つのストラップ
に加わる過度の荷重は、中間パッド102により均一に
され又は分散される。
【0041】例えば、固縛具ストラップ108の第一の
ストラップ部材130が外方に動くエアバッグパネル1
2の力を中間パッド102内に伝達するとする。その荷
重の一部は、固縛具ストラップ108の第二のストラッ
プ部材136を通じてエアバッグパネル14内に伝達さ
れる。しかしながら、第一のストラップ部材130から
中間パッド102に伝達された荷重の一部は、他方の固
縛具ストラップ104、106、110乃至118の第
二のストラップ部材の一部により支承される。
ストラップ部材130が外方に動くエアバッグパネル1
2の力を中間パッド102内に伝達するとする。その荷
重の一部は、固縛具ストラップ108の第二のストラッ
プ部材136を通じてエアバッグパネル14内に伝達さ
れる。しかしながら、第一のストラップ部材130から
中間パッド102に伝達された荷重の一部は、他方の固
縛具ストラップ104、106、110乃至118の第
二のストラップ部材の一部により支承される。
【0042】従って、中間パッド102は、複数の固縛
具ストラップ104乃至118により伝達された荷重を
均一にし且つ一層均一に分散させる。その結果、過度の
荷重を任意の一つの所定の固縛具ストラップ104乃至
118を通じて伝達することにより、パネル12、14
の材料に過度の応力が加わる可能性が少なくなる。ま
た、中間パッド102は、固縛具組立体100の部品要
素の横方向への動き、即ち、図4の左方向又は右方向へ
の動きを制御する。
具ストラップ104乃至118により伝達された荷重を
均一にし且つ一層均一に分散させる。その結果、過度の
荷重を任意の一つの所定の固縛具ストラップ104乃至
118を通じて伝達することにより、パネル12、14
の材料に過度の応力が加わる可能性が少なくなる。ま
た、中間パッド102は、固縛具組立体100の部品要
素の横方向への動き、即ち、図4の左方向又は右方向へ
の動きを制御する。
【0043】本発明による固縛具組立体は、固縛具パッ
ド120、122のような固縛具パッドを備えずに、中
間パッド102のような中間パッドを含めることが可能
であることを留意すべきである。更に、図2及び図3に
関して上述したように、一又は全ての固縛具ストラップ
104乃至118を円形の第一の縫合部分により固縛具
パッド120、122に接続することが出来る。
ド120、122のような固縛具パッドを備えずに、中
間パッド102のような中間パッドを含めることが可能
であることを留意すべきである。更に、図2及び図3に
関して上述したように、一又は全ての固縛具ストラップ
104乃至118を円形の第一の縫合部分により固縛具
パッド120、122に接続することが出来る。
【0044】図6乃至図8には、本発明の第三の実施例
による固縛具組立体200が示してある。該固縛具組立
体200は、第一及び第二の固縛具パッド202、20
4と、四つの同一の固縛具ストラップ206、208、
210、212と、延伸可能な部材214とを備えてい
る。固縛具組立体10、又は100に代えて、エアバッ
グ16内で固縛具組立体200を使用することも出来
る。
による固縛具組立体200が示してある。該固縛具組立
体200は、第一及び第二の固縛具パッド202、20
4と、四つの同一の固縛具ストラップ206、208、
210、212と、延伸可能な部材214とを備えてい
る。固縛具組立体10、又は100に代えて、エアバッ
グ16内で固縛具組立体200を使用することも出来
る。
【0045】固縛具ストラップ206(図6及び図7)
は、第一の端部分220と、第二の端部分222と、中
間部分224とを備える一本の連続的な固縛具ストラッ
プ材料である。同様に、固縛具ストラップ208は、第
一の端部分226と、第二の端部分228と、中間部分
230とを備えている。
は、第一の端部分220と、第二の端部分222と、中
間部分224とを備える一本の連続的な固縛具ストラッ
プ材料である。同様に、固縛具ストラップ208は、第
一の端部分226と、第二の端部分228と、中間部分
230とを備えている。
【0046】固縛具ストラップ210(図7)は、第一
の端部分232と、第二の端部分(図示せず)と、中間
部分234とを備えている。固縛具ストラップ212
(図6)は、第一の端部分236と、第二の端部分23
8と、中間部分240とを備えている。
の端部分232と、第二の端部分(図示せず)と、中間
部分234とを備えている。固縛具ストラップ212
(図6)は、第一の端部分236と、第二の端部分23
8と、中間部分240とを備えている。
【0047】第一の固縛具パッド202は、外周252
を有する円形の形状である。第一の固縛具パッド202
は、第一のエアバッグパネル12と、固縛具ストラップ
の第一の端部分220、226、232、236との中
間に配置されている。該第一の固縛具パッド202は、
円形の縫合部分254を形成し得るように円形のパター
ンにて配置された縫合部分により固縛具ストラップの第
一の端部分に縫合されている。
を有する円形の形状である。第一の固縛具パッド202
は、第一のエアバッグパネル12と、固縛具ストラップ
の第一の端部分220、226、232、236との中
間に配置されている。該第一の固縛具パッド202は、
円形の縫合部分254を形成し得るように円形のパター
ンにて配置された縫合部分により固縛具ストラップの第
一の端部分に縫合されている。
【0048】該第一のパッド202は、円形の縫合部分
256を形成し得るように円形のパターンにて配置され
た縫合部分によりエアバッグの第一のパネル12に縫合
されている。該縫合部分256は、縫合部分254と同
心状であり且つ該縫合部分254よりも大きい直径を有
する。該縫合部分256は、固縛具ストラップ206乃
至212の第一の端部分の完全に外側に配置され、即
ち、該第一の端部分と交差していない。縫合部分256
は、第一の固縛具パッド202の外周252の完全に内
側に配置され、即ち、該外周252に交差していない。
256を形成し得るように円形のパターンにて配置され
た縫合部分によりエアバッグの第一のパネル12に縫合
されている。該縫合部分256は、縫合部分254と同
心状であり且つ該縫合部分254よりも大きい直径を有
する。該縫合部分256は、固縛具ストラップ206乃
至212の第一の端部分の完全に外側に配置され、即
ち、該第一の端部分と交差していない。縫合部分256
は、第一の固縛具パッド202の外周252の完全に内
側に配置され、即ち、該外周252に交差していない。
【0049】第二の固縛具パッド204は第一の固縛具
パッド202と同一構造である。第二の固縛具パッド2
04は外周262を有して円形の形状である。第二の固
縛具パッド204は、エアバッグの第二のパネル14と
固縛具ストラップ206乃至212の第二の端部分22
2、228、238との中間に配置されている。該第二
の固縛具パッド204は、円形の縫合部分264を形成
し得るように円形のパターンにて配置された縫合部分に
より固縛具ストラップの第二の端部分に縫合されてい
る。
パッド202と同一構造である。第二の固縛具パッド2
04は外周262を有して円形の形状である。第二の固
縛具パッド204は、エアバッグの第二のパネル14と
固縛具ストラップ206乃至212の第二の端部分22
2、228、238との中間に配置されている。該第二
の固縛具パッド204は、円形の縫合部分264を形成
し得るように円形のパターンにて配置された縫合部分に
より固縛具ストラップの第二の端部分に縫合されてい
る。
【0050】該第二の固縛パッド204は、円形の縫合
部分266を形成し得るように円形のパターンにて配置
された縫合部分によりエアバッグの第二のパネル14に
縫合されている。該縫合部分266は、縫合部分264
と同心状であり且つ該縫合部分264よりも大きい直径
を有する。該縫合部分266は、固縛具ストラップ20
6乃至212の第二の端部分の半径方外側に配置され、
該第二の端部分に交差しない。円形の縫合部分266
は、固縛具パッド204の完全に内側に配置され、その
外周262に交差しない。
部分266を形成し得るように円形のパターンにて配置
された縫合部分によりエアバッグの第二のパネル14に
縫合されている。該縫合部分266は、縫合部分264
と同心状であり且つ該縫合部分264よりも大きい直径
を有する。該縫合部分266は、固縛具ストラップ20
6乃至212の第二の端部分の半径方外側に配置され、
該第二の端部分に交差しない。円形の縫合部分266
は、固縛具パッド204の完全に内側に配置され、その
外周262に交差しない。
【0051】延伸可能な部材214(図6乃至図8)
は、ゴムバンドの形態のエラストマー的材料で形成する
ことが出来る。これと代替的に、該延伸可能な部材21
4は、延伸する(伸びる)が収縮はしない織地のような
材料で形成してもよい。該延伸可能な部材は、単一の連
続的な材料ループであり、固縛具ストラップ206乃至
212の中間部分の周りを伸長し且つ該中間部分に外接
する。延伸可能な部材214は、該延伸可能な部材が固
縛具ストラップに関して動くのを防止するのに十分な箇
所にて、例えば、縫合により、固縛具ストラップ206
乃至212に接続される。
は、ゴムバンドの形態のエラストマー的材料で形成する
ことが出来る。これと代替的に、該延伸可能な部材21
4は、延伸する(伸びる)が収縮はしない織地のような
材料で形成してもよい。該延伸可能な部材は、単一の連
続的な材料ループであり、固縛具ストラップ206乃至
212の中間部分の周りを伸長し且つ該中間部分に外接
する。延伸可能な部材214は、該延伸可能な部材が固
縛具ストラップに関して動くのを防止するのに十分な箇
所にて、例えば、縫合により、固縛具ストラップ206
乃至212に接続される。
【0052】固縛具組立体200は、例えば、エアバッ
グ16内に1乃至2psiの流体圧力が作用する状態に
て、エアバッグ16の一部分が膨張した状態で図6に示
してある。エアバッグパネル12、14は、図6に符号
Aで示した距離だけ離間されている。固縛具ストラップ
206、208、210、212は、一部分のみ伸長
し、直線状ではない。延伸可能な部材214は、延伸せ
ずに、弛緩している。
グ16内に1乃至2psiの流体圧力が作用する状態に
て、エアバッグ16の一部分が膨張した状態で図6に示
してある。エアバッグパネル12、14は、図6に符号
Aで示した距離だけ離間されている。固縛具ストラップ
206、208、210、212は、一部分のみ伸長
し、直線状ではない。延伸可能な部材214は、延伸せ
ずに、弛緩している。
【0053】エアバッグ16内での流体圧力の上昇に伴
ない、エアバッグパネル12、14は、更に互いに離れ
る方向に動く。エアバッグ16が図8に示した膨張状態
になると、固縛具ストラップ206、208、210、
212は、直線状となり、更に互いに離れる方向に動い
て完全に伸長する。固縛具ストラップが直線状となり且
つ伸長すると、延伸可能な部材214は、固縛具ストラ
ップの中間部分が図7に示した状態から図8に示した状
態まで半径方向外方に動くのに抵抗する。しかしなが
ら、エアバッグ16内での膨張流体の圧力が延伸可能な
部材214の抵抗に打ち勝ち、固縛具組立体200の一
部を動かして図8に示した状態にする。
ない、エアバッグパネル12、14は、更に互いに離れ
る方向に動く。エアバッグ16が図8に示した膨張状態
になると、固縛具ストラップ206、208、210、
212は、直線状となり、更に互いに離れる方向に動い
て完全に伸長する。固縛具ストラップが直線状となり且
つ伸長すると、延伸可能な部材214は、固縛具ストラ
ップの中間部分が図7に示した状態から図8に示した状
態まで半径方向外方に動くのに抵抗する。しかしなが
ら、エアバッグ16内での膨張流体の圧力が延伸可能な
部材214の抵抗に打ち勝ち、固縛具組立体200の一
部を動かして図8に示した状態にする。
【0054】エアバッグ16が完全に膨張し、固縛具組
立体200が図8に示した状態となると、固縛具ストラ
ップ206、208、210、212は、完全に伸長す
る。エアバッグパネル12、14は、図8に符号Bで示
した距離だけ離間されている。図8に符号Bで示した距
離は、図6に符号Aで示した距離よりも長い。延伸可能
な部材214は、延伸状態にある。該延伸可能な部材の
長さは、弛緩した状態(図7)にあるときよりも、延伸
状態(図8)にあるときの方が長い。
立体200が図8に示した状態となると、固縛具ストラ
ップ206、208、210、212は、完全に伸長す
る。エアバッグパネル12、14は、図8に符号Bで示
した距離だけ離間されている。図8に符号Bで示した距
離は、図6に符号Aで示した距離よりも長い。延伸可能
な部材214は、延伸状態にある。該延伸可能な部材の
長さは、弛緩した状態(図7)にあるときよりも、延伸
状態(図8)にあるときの方が長い。
【0055】
【発明の効果】上述のように、延伸可能な部材214の
延伸に対する抵抗力に打ち勝つためには、相当量の時間
及びエネルギが必要とされる。即ち、固縛具組立体内に
延伸可能な部材214が存在しないときよりも、延伸可
能な部材214の抵抗力に抗して固縛具組立体200の
部分が図6に示した状態から図8に示した状態まで動く
ためには、多少、より長い時間がかかる。このため、固
縛具ストラップ206、208、210、212を通じ
て、及び固縛具パッド202、204を通じてエアバッ
グ16の力がエアバッグパネル12、14内に伝達され
るためには、多少、より長い時間がかかる。より長い時
間をかけて固縛具組立体200を通じてエアバッグパネ
ル12、14内に同一量の力が伝達されるため、縫合部
分256、266に加わる瞬間的な最大荷重、即ち、膨
張時間中に縫合部分に加わる最大荷重は、小さくなる。
このため、バッグ/縫合部分の相互接続部の最大応力が
小さくなる。
延伸に対する抵抗力に打ち勝つためには、相当量の時間
及びエネルギが必要とされる。即ち、固縛具組立体内に
延伸可能な部材214が存在しないときよりも、延伸可
能な部材214の抵抗力に抗して固縛具組立体200の
部分が図6に示した状態から図8に示した状態まで動く
ためには、多少、より長い時間がかかる。このため、固
縛具ストラップ206、208、210、212を通じ
て、及び固縛具パッド202、204を通じてエアバッ
グ16の力がエアバッグパネル12、14内に伝達され
るためには、多少、より長い時間がかかる。より長い時
間をかけて固縛具組立体200を通じてエアバッグパネ
ル12、14内に同一量の力が伝達されるため、縫合部
分256、266に加わる瞬間的な最大荷重、即ち、膨
張時間中に縫合部分に加わる最大荷重は、小さくなる。
このため、バッグ/縫合部分の相互接続部の最大応力が
小さくなる。
【0056】延伸可能な部材214は、固縛具パッド2
02、204のような固縛具パッドを備えない固縛具組
立体200のような固縛具組立体内に組み込むことが出
来ることを理解すべきである。
02、204のような固縛具パッドを備えない固縛具組
立体200のような固縛具組立体内に組み込むことが出
来ることを理解すべきである。
【0057】本発明の上記の説明から、当業者には、本
発明の改良、変更及び応用例が認識されよう。例えば、
本発明による固縛具組立体は、エアバッグの2つのパネ
ルではなくて、エアバッグハウジング又はインフレータ
とエアバッグの1つのパネルとの間を伸長し且つこれら
を相互に接続するようにしてもよい。当業者の範囲に属
するかかる改良、変形及び応用例は、特許請求の範囲に
包含することを意図するものである。
発明の改良、変更及び応用例が認識されよう。例えば、
本発明による固縛具組立体は、エアバッグの2つのパネ
ルではなくて、エアバッグハウジング又はインフレータ
とエアバッグの1つのパネルとの間を伸長し且つこれら
を相互に接続するようにしてもよい。当業者の範囲に属
するかかる改良、変形及び応用例は、特許請求の範囲に
包含することを意図するものである。
【図1】本発明による固縛具組立体を備える乗物搭乗者
用拘束装置の図解図である。
用拘束装置の図解図である。
【図2】図1の固縛具組立体の平面図である。
【図3】図2の線3−3に沿った断面図である。
【図4】本発明の第二の実施例による固縛具組立体を示
す図である。
す図である。
【図5】図4の線5−5に沿った断面図である。
【図6】部分的に膨張状態にあるエアバッグを示す本発
明の第三の実施例による固縛具組立体を示す図である。
明の第三の実施例による固縛具組立体を示す図である。
【図7】図6の線7−7に沿った断面図である。
【図8】膨張状態にあるエアバッグを示す図6と同様の
図である。
図である。
10 固縛具組立体 12 エアバッグ
の第一のパネル 14 エアバッグの第二のパネル 16 エアバッグ 18 インフレータ 20 ドア 22 乗物 24 乗物の本体 26 シート 30 固縛具スト
ラップ 32 第一の固縛具パッド 34 第二の固縛
具パッド 36 固縛具ストラップの両端 38、40 固縛具ストラップの中間部分 42 固縛具ストラップの第一の端部分 44 固縛具ストラップの第二の端部分 46、48 縁部 50 第一の固縛
具パッドの外周 54 円形の第一の縫合部分 56 円形の第二
の縫合部分 60、62 縫合部分の円弧状部分 64 第二の固縛
具パッドの外周 66 円形の第一の縫合部分 68 円形の第二
の縫合部分
の第一のパネル 14 エアバッグの第二のパネル 16 エアバッグ 18 インフレータ 20 ドア 22 乗物 24 乗物の本体 26 シート 30 固縛具スト
ラップ 32 第一の固縛具パッド 34 第二の固縛
具パッド 36 固縛具ストラップの両端 38、40 固縛具ストラップの中間部分 42 固縛具ストラップの第一の端部分 44 固縛具ストラップの第二の端部分 46、48 縁部 50 第一の固縛
具パッドの外周 54 円形の第一の縫合部分 56 円形の第二
の縫合部分 60、62 縫合部分の円弧状部分 64 第二の固縛
具パッドの外周 66 円形の第一の縫合部分 68 円形の第二
の縫合部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スティーヴン・ダブリュー・マウラー アメリカ合衆国ミシガン州48035,クリン トン・タウンシップ,フォールマン 16500 (72)発明者 マシュー・シー・ボラエート アメリカ合衆国ミシガン州48014,キャパ ク,サウス・ウォーカー 206 (72)発明者 ジェフリー・シー・シノアー アメリカ合衆国ミシガン州48317,ウティ カ,パルミラ・コート 48845
Claims (23)
- 【請求項1】 膨張したときに、乗物搭乗者を拘束する
エアバッグのような乗物搭乗者用の膨張可能な拘束装置
であって、非膨張状態と、膨張状態とを有する前記膨張
可能な拘束装置にして、 該膨張可能な拘束装置が膨張状態にあるとき、互いに離
間され、その間に膨張流体の容積を少なくとも部分的に
画成する第一及び第二のパネルと、 該第一及び第二のパネルの間に接続され、前記第一のパ
ネルが前記第二のパネルから離れる方向に動くのに抵抗
する固縛具手段とを備え、 該固縛具手段が、第一及び第二の端部分、該第一及び第
二の端部分の間を伸長する中間部分を有する固縛具スト
ラップと、中間パッドとを備え、 前記固縛具ストラップの前記第一の端部分を前記中間パ
ッドに接続する第一の縫合部分と、 前記第一及び第二の端部分の横方向外側に配置され且つ
前記第一の縫合部分から離間された位置にて前記中間パ
ッドを前記第一のパネルに接続する第二の縫合部分であ
って、前記固縛具ストラップの前記第一の端部分を前記
第一のパネルに接続する前記第二の縫合部分とを備える
ことを特徴とする乗物搭乗者用の膨張可能な拘束装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の乗物搭乗者用の膨張可
能な拘束装置にして、前記固縛具ストラップの前記第一
の端部分が、前記膨張可能な拘束装置が膨張状態にある
とき、前記第一のパネルに対して略平行に伸長し、 前記中間パッドが、前記第一の端部分と前記第一のパネ
ルとの間に配置され且つ該第一の端部分及び前記第一の
パネルに対して略平行に伸長し、 前記第一の縫合部分が、湾曲した形態を有し且つ前記第
一の端部分の内側に配置され、 前記第二の縫合部分が、湾曲した形態を有し且つ前記第
一の端部分の外側に配置され、前記第一の縫合部分より
も大きい直径を有し且つ該第一の縫合部分と同心状であ
ることを特徴とする乗物搭乗者用の膨張可能な拘束装
置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の乗物搭乗者用の膨張可
能な拘束装置にして、前記固縛具手段が、前記固縛具ス
トラップの前記第二の端部分を前記第二のパネルに接続
する第二の中間パッドと、前記固縛具ストラップの前記
第二の端部分を前記第二の中間パッドに接続する第三の
湾曲した縫合部分と、前記第二の端部分の横方向外側の
位置にて且つ前記第三の湾曲した縫合部分から離間した
位置にて前記第二の中間パッドを前記第二のパネルに接
続する第四の湾曲した縫合部分とを備え、該第四の湾曲
した縫合部分が、前記第三の湾曲した縫合部分よりも大
きい直径を有することを特徴とする乗物搭乗者用の膨張
可能な拘束装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の乗物搭乗者用の膨張可
能な拘束装置にして、前記固縛具ストラップが、前記膨
張可能な拘束装置の前記第一及び第二のパネル間を伸長
する第一及び第二の中間部分を備え、 前記固縛具ストラップの第一の端部分が、前記第一及び
第二の中間部分の第一の端部分を相互に接続し、 前記固縛具ストラップの第二の端部分が、前記第一及び
第二の中間部分の第二の端部分を相互に接続し、 前記中間部分が、前記膨張可能な拘束装置が膨張状態に
あるとき、互いに平行に且つ前記端部分に対して横断状
態に伸長することを特徴とする乗物搭乗者用の膨張可能
な拘束装置。 - 【請求項5】 前記第一のパネルが前記第二のパネルか
ら離れる方向に動くのに抵抗し得るよう前記第一及び第
二のパネルの間に接続された第二の固縛具ストラップを
備える、請求項1に記載の乗物搭乗者用の膨張可能な拘
束装置にして、 前記固縛具ストラップが、前記膨張可能な拘束装置が非
膨張状態にあるとき、非伸長状態を有し、前記膨張可能
な拘束装置が膨張状態にあるとき、伸長状態を有し、 前記膨張可能な拘束装置が膨張したとき、前記固縛具ス
トラップが非伸長状態から伸長状態まで動くのに抵抗す
る手段であって、前記固縛具ストラップの間に接続され
た延伸可能な部材を備える前記抵抗手段を備え、 該延伸可能な部材が、前記固縛具ストラップが非伸長状
態にあるとき、第一の長さを有し、前記固縛具ストラッ
プが伸長状態にあるとき、前記第一の長さよりも長い第
二の長さを有することを特徴とする乗物搭乗者用の膨張
可能な拘束装置。 - 【請求項6】 請求項1に記載の乗物搭乗者用の膨張可
能な拘束装置にして、 前記第一及び第二のパネルの間に接続され、該第一のパ
ネルが該第二のパネルから離れる方向に動くのに抵抗す
る第二の固縛具ストラップと、 該固縛具ストラップの間で前記膨張可能な拘束装置の膨
張力を分配する手段であって、前記固縛具ストラップの
それぞれの中央部分の間に接続された中間パッドを備え
る前記分配手段とを備え、 前記中間パッドが、前記膨張可能な拘束装置が膨張状態
にあるとき、前記第一及び第二のパネルに対して略平行
に且つ前記固縛具ストラップを横断するように伸長する
ことを特徴とする乗物搭乗者用の膨張可能な拘束装置。 - 【請求項7】 膨張したときに、乗物搭乗者を拘束する
エアバッグのような乗物搭乗者用の膨張可能な拘束装置
であって、非膨張状態と、膨張状態とを有する前記膨張
可能な拘束装置にして、 該膨張可能な拘束装置が膨張状態にあるとき、互いに離
間され、その間に膨張流体の容積を少なくとも部分的に
画成する第一及び第二のパネルと、 該第一及び第二のパネルの間に接続され、前記第一のパ
ネルが前記第二のパネルから離れる方向に動くのに抵抗
する固縛具手段とを備え、 該固縛具手段が中間パッド及び固縛具ストラップを備
え、 該固縛具ストラップが、該固縛具ストラップの第一の端
部分の縁部と境を接する第一の端部分を有し、 該固縛具ストラップの第一の端部分を前記中間パッドに
接続する円形の第一の縫合部分であって、前記固縛具ス
トラップの第一の端部分の前記縁部の内側に配置され且
つ前記第一のパネルに係合していない前記第一の縫合部
分と、 前記中間パッドを前記第一のパネルに接続する円形の第
二の縫合部分であって、前記固縛具ストラップの円形の
第一の縫合部分の外側に配置され且つ前記固縛具ストラ
ップに係合していない前記第二の縫合部分とを備えるこ
とを特徴とする乗物搭乗者用の膨張可能な拘束装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載の乗物搭乗者用の膨張可
能な拘束装置にして、前記第二の縫合部分が、前記第一
の縫合部分と同心状で且つ該第一の縫合部分よりも大き
い直径を有することを特徴とする乗物搭乗者用の膨張可
能な拘束装置。 - 【請求項9】 請求項8に記載の乗物搭乗者用の膨張可
能な拘束装置にして、前記中間パッドが、前記第一の端
部分と前記第一のパネルとの間に配置され且つ該第一の
端部及び該第一のパネルに対して略平行に伸長すること
を特徴とする乗物搭乗者用の膨張可能な拘束装置。 - 【請求項10】 膨張したときに、乗物搭乗者を拘束す
るエアバッグのような乗物搭乗者用の膨張可能な拘束装
置であって、非膨張状態と、膨張状態とを有する前記膨
張可能な拘束装置にして、 該膨張可能な拘束装置が膨張したとき、互いに離間され
且つその間に膨張流体の容積を少なくとも部分的に画成
する第一及び第二のパネルと、 該第一及び第二のパネルの間に接続され、前記第一のパ
ネルが前記第二のパネルから離れる方向に動くのに各々
抵抗する第一及び第二の固縛具ストラップとを備え、 前記固縛具ストラップが、前記膨張可能な拘束装置が非
膨張状態にあるとき非伸長状態を有し、前記膨張可能な
拘束装置が膨張状態にあるとき伸長状態を有し、 前記膨張可能な拘束装置が膨張したとき、前記固縛具ス
トラップが非伸長状態から伸長状態まで動くのに抵抗す
る手段であって、前記固縛具ストラップの間に接続され
た延伸可能な部材を備える前記抵抗手段を備え、 前記延伸可能な部材が、前記固縛具ストラップが非伸長
状態にあるとき、第一の長さを有し、前記固縛具ストラ
ップが伸長状態にあるとき、前記第一の長さよりも長い
第二の長さを有することを特徴とする乗物搭乗者用の膨
張可能な拘束装置。 - 【請求項11】 請求項10に記載の乗物搭乗者用の膨
張可能な拘束装置にして、前記延伸可能な部材が、前記
第一及び第二の固縛具ストラップの周りを伸長する材料
のループを備えることを特徴とする乗物搭乗者用の膨張
可能な拘束装置。 - 【請求項12】 請求項11に記載の乗物搭乗者用の膨
張可能な拘束装置にして、前記固縛具ストラップが、前
記膨張可能な拘束装置が非膨張状態にあるとき、第一の
距離だけ互いに離間され、前記膨張可能な拘束装置が膨
張状態にあるとき、第二の距離だけ互いに離間され、 該第二の距離が、前記第一の距離よりも長いことを特徴
とする乗物搭乗者用の膨張可能な拘束装置。 - 【請求項13】 請求項10に記載の乗物搭乗者用の膨
張可能な拘束装置にして、第一及び第二の中間パッドを
備え、前記第一の固縛具ストラップが、第一及び第二の
両端部分を有し、前記第二の固縛具ストラップが、第一
及び第二の両端部分を有し、 前記第一の中間パッドが、前記固縛具ストラップの前記
第一の端部分を接続し、前記固縛具ストラップと前記第
一のパネルとの中間に配置され、 前記第二の中間パッドが、前記固縛具ストラップの前記
第二の端部分を接続し且つ前記固縛具ストラップと前記
第二のパネルとの中間に配置されることを特徴とする乗
物搭乗者用の膨張可能な拘束装置。 - 【請求項14】 請求項13に記載の乗物搭乗者用の膨
張可能な拘束装置にして、前記固縛具ストラップの第一
の端部分の横方向外側に配置された位置にて前記第一の
中間パッドを前記第一のパネルに接続する第一の湾曲し
た縫合部分と、前記固縛具ストラップの第二の端部分の
横方向外側に配置された位置にて前記第二の中間パッド
を前記第二のパネルに接続する第二の湾曲した縫合部分
と、を備え、 該第一及び第二の湾曲した端部分が互いに同心状である
ことを特徴とする乗物搭乗者用の膨張可能な拘束装置。 - 【請求項15】 膨張したときに、乗物搭乗者を拘束す
るエアバッグのような乗物搭乗者用の膨張可能な拘束装
置であって、非膨張状態と、膨張状態とを有する前記膨
張可能な拘束装置にして、 該膨張可能な拘束装置が膨張したとき、互いに離間され
且つその間に膨張流体の容積を少なくとも部分的に画成
する第一及び第二のパネルであって、 前記膨張可能な拘束装置が膨張状態にあるとき、第一の
方向に向けて互いに略平行に伸長する前記第一及び第二
のパネルと、 前記第一のパネルが前記第二のパネルから離れる方向に
動くのに抵抗し得るように前記第一及び第二のパネルの
間に一列状に配置された複数の固縛具ストラップであっ
て、 該ストラップの各々が、前記第一のパネルに接続された
第一の端部分と、前記第二のパネルに接続された第二の
端部分と、前記第一及び第二の端部分の間の中間にある
中央部分とを有する前記複数の固縛具ストラップと、を
備え、 該固縛具ストラップが、前記膨張可能な拘束装置が膨張
状態にあるとき、第二の方向に向けて前記第一及び第二
のパネルに対して略垂直に伸長し、 前記固縛具ストラップの間で前記膨張可能な拘束装置の
膨張力を分配する手段であって、前記複数の固縛具スト
ラップのそれぞれの中央部分の間に接続された中間パッ
ドを備える前記分配手段を備えることを特徴とする乗物
搭乗者用の膨張可能な拘束装置。 - 【請求項16】 請求項15に記載の乗物搭乗者用の膨
張可能な拘束装置にして、前記固縛具ストラップが軸線
の周りで円形列状に配置され、前記中間パッドが円形の
形状であり、前記固縛具ストラップが該中間パッドの外
周部分に接続され、前記中間パッドが、前記膨張可能な
拘束装置が膨張状態にあるとき、前記第一及び第二のパ
ネルに対して略平行に且つ前記固縛具ストラップに対し
て略垂直に第一の方向に伸長することを特徴とする乗物
搭乗者用の膨張可能な拘束装置。 - 【請求項17】 請求項15に記載の乗物搭乗者用の膨
張可能な拘束装置にして、前記固縛具ストラップの各々
が、互いに且つ前記中間パッドに接続された中央端部分
を有する一対の第一及び第二のストラップ部材を備え、 前記第一のストラップ部材が、該第一のパネルに接続さ
れたその中央端部分に対向する端部分を有し、 前記第二のストラップ部材が、該第第二のパネルに接続
されたその中央端部分に対向する端部分を有することを
特徴とする乗物搭乗者用の膨張可能な拘束装置。 - 【請求項18】 請求項15に記載の乗物搭乗者用の膨
張可能な拘束装置にして、第一及び第二の中間パッドを
備え、前記第一の固縛具ストラップが、第一及び第二の
両端部分を有し、 前記第二の固縛具ストラップが、第一及び第二の両端部
分を有し、前記第一の中間パッドが前記固縛具ストラッ
プの前記第一の端部分を接続し且つ前記固縛具ストラッ
プと前記第一のパネルとの中間に配置され、 前記第二の中間パッドが前記固縛具ストラップの前記第
二の端部分を接続し且つ前記固縛具ストラップと前記第
二のパネルとの中間に配置されることを特徴とする乗物
搭乗者用の膨張可能な拘束装置。 - 【請求項19】 請求項18に記載の乗物搭乗者用の膨
張可能な拘束装置にして、前記固縛具ストラップの第一
の端部分の横方向外側に配置された位置にて前記第一の
中間パッドを前記第一のパネルに接続する円形の第一の
縫合部分と、前記固縛具ストラップの第二の端部分の横
方向外側に配置された位置にて前記第二の中間パッドを
前記第二のパネルに接続する円形の第二の縫合部分とを
備えることを特徴とする乗物搭乗者用の膨張可能な拘束
装置。 - 【請求項20】 膨張したときに、乗物搭乗者を拘束す
るエアバッグのような乗物搭乗者用の膨張可能な拘束装
置であって、非膨張状態と、膨張状態とを有する膨張可
能な拘束装置にして、 前記膨張可能な拘束装置が膨張状態にあるとき、膨張部
分を有し且つ膨張流体の容積の少なくとも一部を画成す
る第一のパネルと、 前記第一のパネルの動きに抵抗し得るように前記第一の
パネルに接続された固縛具手段であって、 第一及び第二の端部分と、該第一及び第二の端部分の間
を伸長する中間部分とを備える前記固縛具手段と、 前記固縛具ストラップの前記第一の端部分を前記中間部
分に接続する第一の縫合部分と、 前記第一の端部分の横方向外側に配置され且つ前記第一
の縫合部分から離間された位置にて前記第一の中間パッ
ドを前記第一のパネルに接続し、これにより、前記固縛
具ストラップの前記第一の端部分を前記第一のパネルに
接続する第二の縫合部分と、を備えることを特徴とする
膨張可能な拘束装置。 - 【請求項21】 請求項20に記載の乗物搭乗者用の膨
張可能な拘束装置にして、前記固縛具ストラップの前記
第一の端部分が、前記膨張可能な拘束装置が膨張状態に
あるとき、前記第一のパネルに対して略平行に伸長し、 前記中間パッドが、前記第一の端部分と前記第一のパネ
ルとの間に配置され且つ該第一の端部分及び該第一のパ
ネルに対して略平行に伸長し、 前記第一の縫合部分が、円形の形状であり且つ前記第一
の端部分の内側に配置され、 前記第二の縫合部分が、円形の形状であり且つ前記第一
の縫合部分よりも大きい直径を有することを特徴とする
乗物搭乗者用の膨張可能な拘束装置。 - 【請求項22】 請求項20に記載の乗物搭乗者用の膨
張可能な拘束装置にして、前記第一のパネルの動きに抵
抗し得るように前記第一のパネルに接続された第二の固
縛具ストラップを備え、該固縛具ストラップが、前記膨
張可能な拘束装置が非膨張状態にあるとき、非伸長状態
を有し、また、前記膨張可能な拘束装置が膨張状態にあ
るとき、伸長状態を有し、 前記膨張可能な拘束装置が膨張したとき、前記固縛具ス
トラップが非伸長状態から伸長状態に動くのに抵抗する
手段であって、前記固縛具ストラップの間に接続された
延伸可能な部材を備える前記抵抗手段を備え、 該延伸可能な部材が、前記固縛具ストラップが非伸長状
態にあるとき、第一の長さを有し、前記固縛具ストラッ
プが伸長状態にあるとき、該第一の長さよりも長い第二
の長さを有することを特徴とする乗物搭乗者用の膨張可
能な拘束装置。 - 【請求項23】 請求項20に記載の乗物搭乗者用の膨
張可能な拘束装置にして、 前記第一のパネルの動きに抵抗し得るように前記第一の
パネルに接続された第二の固縛具ストラップと、 該固縛具ストラップの間で前記膨張可能な拘束装置の膨
張力を分配する手段であって、前記固縛具ストラップの
それぞれの中央部分の間に接続された中間パッドを備え
る前記分配手段とを備え、該中間パッドが、前記膨張可
能な拘束装置が膨張状態にあるとき、前記第一のパネル
に対して略平行に且つ前記固縛具ストラップを横断する
ように伸長することを特徴とする乗物搭乗者用の膨張可
能な拘束装置。
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