[go: up one dir, main page]

JPH08210715A - スターリング冷凍機 - Google Patents

スターリング冷凍機

Info

Publication number
JPH08210715A
JPH08210715A JP3753395A JP3753395A JPH08210715A JP H08210715 A JPH08210715 A JP H08210715A JP 3753395 A JP3753395 A JP 3753395A JP 3753395 A JP3753395 A JP 3753395A JP H08210715 A JPH08210715 A JP H08210715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
expansion
balance
compression
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3753395A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroya Taniguchi
裕哉 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP3753395A priority Critical patent/JPH08210715A/ja
Publication of JPH08210715A publication Critical patent/JPH08210715A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G2270/00Constructional features
    • F02G2270/85Crankshafts

Landscapes

  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Compressor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械基礎に作用して周辺に発生させる振動を
防止して、機械的アンバランスによる不安定要因によっ
て生じる振動騒音を抑制すること。 【構成】 圧縮空間11を形成する圧縮シリンダ10内
に介挿された圧縮ピストン1と、膨張空間21を形成す
る膨張シリンダ20内に介挿された膨張ピストン2と、
前記圧縮ピストン1および膨張ピストン2に一端が係止
されたコネクティングロッド31、32の他端に係止さ
れクランク軸33を回転駆動するモータ3と、前記圧縮
ピストン1および膨張ピストン2の係止点に対向して前
記クランク軸33に配設されたバランスウエイト40に
よって構成されるウエイトバランス機構4とから成るス
ターリング冷凍機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転バランス機構によ
り前記圧縮ピストンおよび膨張ピストンの回転バランス
を図ることにより、振動騒音およびそれに誘因される問
題を解消するスターリング冷凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスターリング冷凍機(特開平5−
203273他)は、図7に示すように圧縮空間CSを
形成する圧縮シリンダCC内に介挿された圧縮ピストン
CPおよび膨張空間ESを形成する膨張シリンダEC内
に介挿された膨張ピストンEPに対して、夫々一端が係
止されたコネクティングロッドRC、REの他端に係止
されクランク軸Kを、モータが回転駆動するものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスターリン
グ冷凍機は、前記圧縮ピストンCPおよび膨張ピストン
EPに一端が係止された前記コネクティングロッドR
C、REの他端に係止され前記クランク軸Kにおいて、
特に回転バランスおよびウエイトバランスに関する技術
的配慮がなされていないので、とりわけ1気筒構成のも
のについては前記圧縮ピストンCPおよび膨張ピストン
EPの往復に伴いシリンダ毎に生じる慣性力が前記クラ
ンク軸Kの軸受け部を介して機械基礎に作用して周辺に
振動を発生させたり、機械的アンバランスによる不安定
要因によって生じる振動騒音の問題があった。上記問題
をさけるために、圧縮部と膨張部を分割した所謂スプリ
ットタイプのスターリング冷凍機も提案されているが、
装置全体が大掛かりになるという問題があった。
【0004】そこで本発明者は、回転バランス機構によ
り前記圧縮ピストンおよび膨張ピストンの回転バランス
およびウエイトバランスを図るという本発明の技術的思
想に着眼し、更に研究開発を重ねて、機械基礎に作用し
て周辺に発生させる振動を防止して、機械的アンバラン
スによる不安定要因によって生じる振動騒音を抑制する
という目的を達成する本発明に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のスターリング冷凍機は、圧縮空間を形成
する圧縮シリンダ内に介挿された圧縮ピストンと、膨張
空間を形成する膨張シリンダ内に介挿された膨張ピスト
ンと、前記圧縮ピストンおよび膨張ピストンに一端が係
止されたコネクティングロッドの他端に係止されクラン
ク軸を回転駆動するモータと、前記圧縮ピストンおよび
膨張ピストンの回転バランスを図る回転バランス機構と
から成るものである。
【0006】本発明(請求項2に記載の第2発明)のス
ターリング冷凍機は、第1発明において、前記回転バラ
ンス機構が、前記圧縮ピストンおよび膨張ピストンのウ
エイトをバランスさせるウエイトバランス機構によって
構成されるものである。
【0007】本発明(請求項3に記載の第3発明)のス
ターリング冷凍機は、第2発明において、前記ウエイト
バランス機構が、前記圧縮ピストンおよび膨張ピストン
のウエイトを等しくすることによって構成されるもので
ある。
【0008】本発明(請求項4に記載の第4発明)のス
ターリング冷凍機は、第3発明において、前記クランク
軸が、前記圧縮ピストンおよび膨張ピストンに対向する
位置にバランスウエイトを備えているものである。
【0009】本発明(請求項5に記載の第5発明)のス
ターリング冷凍機は、第4発明において、前記バランス
ウエイトが、前記クランク軸の両端に配設されているも
のである。
【0010】本発明(請求項6に記載の第6発明)のス
ターリング冷凍機は、第5発明において、前記回転軸の
両端に配設された前記バランスウエイトの重量を等しく
したものである。
【0011】
【作用】上記構成より成る第1発明のスターリング冷凍
機は、前記モータが、前記コネクティングロッドおよび
前記クランク軸を介して前記圧縮ピストンと膨張ピスト
ンとを回転駆動すると、前記圧縮ピストンが、圧縮空間
を形成する圧縮シリンダ内を往復動するとともに、前記
膨張ピストンが、膨張空間を形成する膨張シリンダ内を
往復動するため、前記圧縮空間内の作動ガスが前記膨張
ピストン内を介して前記膨張空間に供給されるもので、
この時前記回転バランス機構が前記圧縮ピストンおよび
膨張ピストンの回転バランスを図るものである。
【0012】上記構成より成る第2発明のスターリング
冷凍機は、前記圧縮ピストンおよび膨張ピストンのウエ
イトをバランスさせた前記ウエイトバランス機構によっ
て、前記圧縮ピストンおよび膨張ピストンの回転バラン
スを図るものである。
【0013】上記構成より成る第3発明のスターリング
冷凍機は、前記圧縮ピストンおよび膨張ピストンのウエ
イトを等しくした前記ウエイトバランス機構によって、
前記圧縮ピストンおよび膨張ピストンの回転バランスを
図るものである。
【0014】上記構成より成る第4発明のスターリング
冷凍機は、前記クランク軸の前記圧縮ピストンおよび膨
張ピストンに対向する位置に配設された前記バランスウ
エイトによって前記圧縮ピストンおよび膨張ピストンの
ウエイトバランスおよび回転バランスを図るものであ
る。
【0015】上記構成より成る第5発明のスターリング
冷凍機は、前記クランク軸の前記圧縮ピストンおよび膨
張ピストンに対向する位置であって軸方向の両端に配設
された前記バランスウエイトによって前記圧縮ピストン
および膨張ピストンのウエイトバランスおよび回転バラ
ンスを図るので、前記クランク軸の軸方向の回転バラン
スを図るものである。
【0016】上記構成より成る第6発明のスターリング
冷凍機は、前記クランク軸の前記圧縮ピストンおよび膨
張ピストンに対向する位置であって軸方向の両端に配設
された等しい重量の前記バランスウエイトによって前記
圧縮ピストンおよび膨張ピストンのウエイトバランスお
よび回転バランスを図るので、前記クランク軸の軸方向
の回転バランスを一層有効に図るものである。
【0017】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明のスターリン
グ冷凍機は、前記回転バランス機構が前記圧縮ピストン
および膨張ピストンの回転バランスを図るもので、機械
基礎に作用して周辺に発生させる振動を防止して、機械
的アンバランスによる不安定要因によって生じる振動騒
音を抑制するという効果を奏する。
【0018】上記作用を奏する第2発明のスターリング
冷凍機は、前記圧縮ピストンおよび膨張ピストンのウエ
イトをバランスさせた前記ウエイトバランス機構によっ
て、回転バランスを図るので、ウエイトアンバランスの
源でバランスさせるため、有効に上記振動騒音を防止お
よび抑制することが出来るという効果を奏する。
【0019】上記作用を奏する第3発明のスターリング
冷凍機は、前記圧縮ピストンおよび膨張ピストンのウエ
イトを等しくした前記ウエイトバランス機構によって、
回転バランスを図るので、ウエイトアンバランスの源の
ウエイトを同一にするものであるため、一層有効に上記
振動騒音を防止および抑制することが出来るという効果
を奏する。
【0020】上記作用を奏する第4発明のスターリング
冷凍機は、前記クランク軸の対向する位置に配設された
前記バランスウエイトによって、前記圧縮ピストンおよ
び膨張ピストンのウエイトアンバランスおよび回転アン
バランスを相殺するので、格段に上記振動騒音を防止お
よび抑制することが出来るという効果を奏する。
【0021】上記作用を奏する第5発明のスターリング
冷凍機は、前記クランク軸の軸方向の両端に配設された
前記バランスウエイトによって前記圧縮ピストンおよび
膨張ピストンのウエイトバランスおよび回転バランスを
図るので、前記クランク軸の軸方向の回転バランスを図
ることが出来るという効果を奏する。
【0022】上記作用を奏する第6発明のスターリング
冷凍機は、前記クランク軸の軸方向の両端に配設された
重量の等しい前記バランスウエイトによって前記圧縮ピ
ストンおよび膨張ピストンのウエイトバランスおよび回
転バランスを図るので、前記クランク軸の軸方向の回転
バランスを一層有効に図ることが出来るという効果を奏
する。
【0023】
【実施例】以下本発明の実施例につき、図面を用いて説
明する。
【0024】(第1実施例)第1実施例のスターリング
冷凍機は、図1ないし図5に示すように圧縮空間11を
形成する圧縮シリンダ10内に介挿された圧縮ピストン
1と、膨張空間21を形成する膨張シリンダ20内に介
挿された膨張ピストン2と、前記圧縮ピストン1および
膨張ピストン2に一端が係止されたコネクティングロッ
ド31、32の他端に係止されクランク軸33を回転駆
動するモータ3と、前記圧縮ピストン1および膨張ピス
トン2の係止点に対向して前記クランク軸33に配設さ
れたバランスウエイト40によって構成されるウエイト
バランス機構4とから成るものである。
【0025】前記圧縮ピストン1は、図1および図4に
示すように外周に放熱フィンを備えるとともに、一端に
ヘッド12を固着した圧縮シリンダ10内に介挿され、
外周にピストンリング13が巻装されている。前記圧縮
シリンダ10と放熱器12と前記圧縮ピストン1との間
に形成される圧縮空間11に連通する第1の連通路14
が前記圧縮シリンダ10内に形成されている。
【0026】前記膨張ピストン2は、図1、図2および
図3に示すように外周に放熱フィンを備えた前記膨張空
間21を形成する前記膨張シリンダ20および該膨張シ
リンダ20の一端に固着した長い薄肉のチューブ22内
に介挿され、下部外周にピストンリング23が巻装され
ている。前記圧縮シリンダ10内に形成されている前記
第1の連通路14に連通する第2の連通路24が前記膨
張シリンダ20内に形成されている。
【0027】前記膨張ピストン2は、前記膨張シリンダ
20内に形成されている前記第2の連通路24の一端開
口に対向してその下部外周の軸方向に長溝25が形成さ
れ、前記膨張ピストン2が往復動しても常に前記第2の
連通路24に連通するように構成されている。また該膨
張ピストン2と前記膨張シリンダ20との間には摺動材
28が介挿され、往復動を円滑にしている。
【0028】前記膨張ピストン2は、下部に前記長溝2
5に連通するL字状の通路26が形成され、メッシュに
よって構成される上部のチューブ29内に介挿された蓄
熱器27に作動ガスを供給し得る構成より成る。
【0029】ウエイトアンバランスの源である前記膨張
ピストン2および圧縮ピストン1とは、その重量を同一
にして、ウエイトのアンバランスを抑制して、ウエイト
バランス機構4を構成している。
【0030】すなわち、前記膨張ピストン2は、前記摺
動材28が外周に装着されたピストン本体200と金網
等のメッシュの蓄熱器27が内蔵されるリジェネレータ
202およびフタ5とによって構成される。
【0031】上記膨張ピストン2と前記圧縮ピストン1
とは、基本的に大きさ、重量が異なり、前記蓄熱器27
を内蔵する前記膨張ピストンの方が圧縮ピストンに比べ
て重量が大きいので、本第1実施例においては、最も大
きなウエイトを占める前記蓄熱器27の軽量化を行っ
た。
【0032】前記蓄熱器27は、通常金網等のメッシュ
材を使用することが多いが、冷凍性能に直接影響を及ぼ
すため、メッシュの空隙率や、材質、比熱の慎重な選
定、評価試験を行い、材質をステンレスに変更した。
【0033】次に前記蓄熱器27を収容するリジェネレ
ータ202を構成するチューブ22の軽量化を行うた
め、市販の薄肉パイプ材の中からステンレス継目無配管
を選定し、熱伝導率や加工性を考慮した肉厚に設定し
た。
【0034】前記ピストン本体200も熱伝導率を考慮
して材質アルミニウムを選定し、摺動による摩耗を考慮
して前記摺動材28を充填材入りテフロンに設定した。
【0035】次に前記バランスウエイト40の重量調
整、および前記圧縮ピストン1のボディ側に設けた加工
代d(図4に示す)の深さによって重量調整を行い、両
ピストン1および2の重量バランスを均等化し、一次慣
性力を釣り合わせるものである。
【0036】前記モータ3は、図1および図2に示すよ
うに前記圧縮ピストン1および前記膨張ピストン2に連
絡する第1および第2のコネクティングロッド31、3
2と、該第1および第2のコネクティングロッド31、
32が偏心して係止されたクランク33と、前記クラン
ク軸33を収容するクランクケース35と、前記クラン
ク軸33の軸端に配設され、該クランク軸33を回転駆
動する駆動モータ36とから成る。
【0037】前記ウエイトバランス機構4は、図1およ
び図2に示すように前記圧縮ピストン1および膨張ピス
トン2に一端を係止した前記コネクティングロッド3
1、32の他端を軸支するクランクピン331に対して
軸心を挟んで対向する位置の前記クランク軸33に配設
されたバランスウエイト40によって構成されている。
【0038】該バランスウエイト40は、図2に示すよ
うに前記クランク軸33の両端に固着され、前記圧縮ピ
ストン1および膨張ピストン2の重量の総和の2分の1
の重量の左右のバランスウエイト401、402によっ
て構成されている。
【0039】なお、図2においては、理解を容易にする
ために前記バランスウエイト401および402は、角
度展開して図示して、前記バランスウエイト40が、前
記クランク軸33の両端に左右のバランスウエイト40
1、402が配設されている状態を示している。
【0040】すなわち、図5のスケルトン図に示すよう
に単シリンダ機械の釣合いであり、慣性力の大きさのみ
を考えそのモーメントについては基本的に考えなくても
よいものであり、回転質量(mR+mo)の慣性力は、
(mR+mo)・rであり、バランスウエイトmBをr
Bの位置に取り付けその慣性力mB・rBによって釣り
合わせればよいことになる。
【0041】前記膨張ピストンの頂部に複数の流路51
が形成されたフタ5が配設され、該流路51を通過した
作動ガスは前記膨張シリンダ20の先端に配設された冷
凍を出力するコールドヘッド201との間に形成される
膨張空間20に流入する。
【0042】上記構成より成る第1実施例のスターリン
グ冷凍機は、前記駆動モータによって前記クランク33
が回転すると、前記第1および第2のコネクティングロ
ッド31、32が前記圧縮シリンダ10内を図1中右方
に圧縮ピストン1を移動させる。
【0043】前記圧縮ピストン1が右方に移動して、前
記圧縮空間のヘリウム等の作動ガスが圧縮され、圧縮熱
が前記放熱器12にて外部へ放出され、温度一定のまま
圧力が上昇する(等温圧縮行程)。
【0044】次に圧縮ピストン1が上死点に向かって移
動し、前記膨張ピストン2が上死点から下死点に向かっ
て移動すると、作動ガスが前記第1の連通路14および
第2の連通路24を介して、前記膨張ピストン2内のL
字状の通路26から前記蓄熱器27のメッシュ内に供給
され、作動ガスが前記蓄熱器27のメッシュ内で徐々に
冷却され、前記吸着部材40の5個の流路41を介して
前記膨張空間21内に進入する(等容行程)。
【0045】次に、前記圧縮ピストン1が、上死点から
下死点に向かって移動し、前記膨張ピストン2がさらに
下死点に向かって移動すると、前記膨張空間21内の作
動流体は、コールドヘッド201にて冷凍を発生しなが
ら膨張して、温度一定のまま圧力が低下する(等温膨張
行程)。
【0046】さらに前記圧縮ピストンが下死点に向かっ
て移動し、前記膨張ピストン1が下死点から上死点に向
かって移動すると、前記膨張空間21内の作動流体は前
記蓄熱器27にて熱が奪われ、前記連通路24、14お
よび放熱器12を介して、前記圧縮空間11に移動する
(等容行程)。
【0047】以上の冷凍サイクルすなわち、等温圧縮・
等容・等温膨張・等容行程を行うことによって、前記コ
ールドヘッド201において冷凍を出力することができ
る。
【0048】上記作用を奏する第1実施例のスターリン
グ冷凍機は、前記圧縮ピストンおよび膨張ピストンのウ
エイトを等しくして前記ウエイトバランス機構4を構成
したので、ウエイトアンバランスの源のウエイトを同一
にするものであるため、一層有効に上記振動騒音を防止
および抑制することが出来るとともに、機械基礎に作用
して周辺に発生させる振動を防止して、機械的アンバラ
ンスによる不安定要因によって生じる振動騒音を抑制す
るという効果を奏する。
【0049】また第1実施例のスターリング冷凍機は、
前記クランク軸33の対向する位置に配設された前記バ
ランスウエイト40によって、前記圧縮ピストンおよび
膨張ピストンのウエイトアンバランスおよび回転アンバ
ランスを相殺するので、スプリットタイプのような大掛
かりな装置を不要にして、格段に上記振動騒音を防止お
よび抑制することが出来るという効果を奏する。
【0050】さらに第1実施例のスターリング冷凍機
は、前記クランク軸33の軸方向の両端に配設された前
記左右のバランスウエイト401、402によって前記
圧縮ピストンおよび膨張ピストンのウエイトバランスお
よび回転バランスを図るので、前記クランク軸の軸方向
の回転バランスを図ることが出来るという効果を奏す
る。
【0051】また第1実施例のスターリング冷凍機は、
前記クランク軸33の軸方向の両端に配設された重量の
等しい前記バランスウエイトによって重量の等しい前記
圧縮ピストン1および膨張ピストン2のウエイトバラン
スおよび回転バランスを図るので、前記クランク軸の軸
方向の回転バランスを一層有効に図ることが出来るとい
う効果を奏する。
【0052】さらに、第1実施例のスターリング冷凍機
は、上述した機構のため、前記圧縮ピストン1、膨張ピ
ストン2および前記バランスウエイト40の重量すなわ
ち慣性力のみを調整すれば良く、モーメントについて考
慮する必要が無いので、容易に回転バランスを図ること
が出来るという効果を奏する
【0053】また第1実施例のスターリング冷凍機は、
前記膨張ピストン2内の作動ガスの流路の一部に配設さ
れた複数き流路51を有する前記吸着部材5が、作動ガ
スに混入している不純物を吸着するので、前記蓄熱器2
7の上端のプラグにおける目詰まりおよび流れの抵抗の
増加を防止して、性能劣化の速度を遅くし、耐久性を高
め、長寿命化を実現するという効果を奏する。
【0054】(第2実施例)第2実施例のスターリング
冷凍機は、図6に示すように前記ウエイトバランス機構
4を、前記圧縮ピストン1に一端を係止した前記コネク
ティングロッド31の他端を軸支するクランクピン33
1に対して軸心を挟んで対向する位置の前記クランク軸
33に配設されたバランスウエイト403および前記膨
張ピストン2に一端を係止した前記コネクティングロッ
ド32の他端を軸支するクランクピン332に対して軸
心を挟んで対向する位置の前記クランク軸33に配設さ
れたバランスウエイト404よって構成されている。
【0055】前記クランクピン331と前記クランクピ
ン332との関係は、前記クランク軸33の回転中心を
挟んで対向して前記クランク軸33に配設されており、
したがって図6に示すように前記バランスウエイト40
3および前記バランスウエイト404も前記クランク軸
の回転中心を挟んで対向して前記クランク軸に配設され
ている。
【0056】該バランスウエイト40は、図6に示すよ
うに前記クランク軸33の軸方向に一定の距離をおいて
回転可能に軸支された前記コネクティングロッド31、
32に前記軸方向に近接した位置に複数のボルトによっ
て固着され、重量の等しい前記圧縮ピストン1および膨
張ピストン2と重量が等しい左右のバランスウエイト4
03、404によって構成されている。
【0057】上記構成より成る第2実施例のスターリン
グ冷凍機は、前記クランク軸33の前記圧縮ピストン1
および膨張ピストン2に対向する位置に配設された前記
バランスウエイト403、404によって、前記圧縮ピ
ストン1および膨張ピストン2のウエイトバランスおよ
び回転バランスを図るものである。
【0058】また第2実施例のスターリング冷凍機は、
前記クランク軸33の前記圧縮ピストン1および膨張ピ
ストン2に回転中心に対して対向する位置であって軸方
向の位置において近接する位置に配設された等しい重量
の前記バランスウエイト403、404によって前記圧
縮ピストン1および膨張ピストン2のウエイトバランス
および回転バランスを図るので、前記クランク軸33の
軸方向のモーメントを相殺するものである。
【0059】上記作用を奏する第2実施例のスターリン
グ冷凍機は、前記クランク軸33において対向する位置
に配設された前記バランスウエイト403、404によ
って、前記圧縮ピストン1および膨張ピストン2のウエ
イトアンバランスおよび回転アンバランスを相殺するの
で、格段に上記振動騒音を防止および抑制することが出
来るという効果を奏する。
【0060】また第2実施例のスターリング冷凍機は、
前記クランク軸33の軸方向において前記圧縮ピストン
1および膨張ピストン2に近接して配設された重量の等
しい前記バランスウエイト403、404によって前記
圧縮ピストンおよび膨張ピストンのウエイトバランスお
よび回転バランスを図るので、前記クランク軸33の軸
方向のモーメントを相殺するため、前記クランク軸33
の軸方向の回転バランスを一層有効に図ることが出来る
という効果を奏する。
【0061】上述の実施例は、説明のために例示したも
ので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例装置を示す断面図である。
【図2】本第1実施例装置を示す図1のA−A線に沿う
断面図である。
【図3】本第1実施例装置の膨張ピストンを示す拡大断
面図である。
【図4】本第1実施例装置の圧縮ピストンを示す拡大断
面図である。
【図5】本第1実施例装置を示すスケルトン図である。
【図6】本発明の第2実施例装置を示すスケルトン図で
ある。
【図7】従来装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 圧縮ピストン 2 膨張ピストン 3 モータ 4 ウエイトバランス機構 10 圧縮シリンダ 11 圧縮空間 20 膨張シリンダ 21 膨張空間 31、32 コネクティングロッド 33 クランク軸 40 バランスウエイト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮空間を形成する圧縮シリンダ内に介
    挿された圧縮ピストンと、 膨張空間を形成する膨張シリンダ内に介挿された膨張ピ
    ストンと、 前記圧縮ピストンおよび膨張ピストンに一端が係止され
    たコネクティングロッドの他端に係止されクランク軸を
    回転駆動するモータと、 前記圧縮ピストンおよび膨張ピストンの回転バランスを
    図る回転バランス機構とから成ることを特徴とするスタ
    ーリング冷凍機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記回転バランス機構が、前記圧縮ピストンおよび膨張
    ピストンのウエイトをバランスさせるウエイトバランス
    機構によって構成されることを特徴とするスターリング
    冷凍機。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記ウエイトバランス機構が、前記圧縮ピストンおよび
    膨張ピストンのウエイトを等しくすることによって構成
    されることを特徴とするスターリング冷凍機。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記クランク軸が、前記圧縮ピストンおよび膨張ピスト
    ンに対向する位置にバランスウエイトを備えていること
    を特徴とするスターリング冷凍機。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記バランスウエイトが、前記クランク軸の両端に配設
    されていることを特徴とするスターリング冷凍機。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記回転軸の両端に配設された前記バランスウエイトの
    重量を等しくしたことを特徴とするスターリング冷凍
    機。
JP3753395A 1995-02-01 1995-02-01 スターリング冷凍機 Pending JPH08210715A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3753395A JPH08210715A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 スターリング冷凍機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3753395A JPH08210715A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 スターリング冷凍機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08210715A true JPH08210715A (ja) 1996-08-20

Family

ID=12500172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3753395A Pending JPH08210715A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 スターリング冷凍機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08210715A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1279906A3 (en) * 2001-07-24 2003-08-27 Sanyo Electric Co. Ltd Stirling refrigerator
KR101490733B1 (ko) * 2014-08-14 2015-02-11 하나기술(주) 유로 분리형 스터링냉각기

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1279906A3 (en) * 2001-07-24 2003-08-27 Sanyo Electric Co. Ltd Stirling refrigerator
KR101490733B1 (ko) * 2014-08-14 2015-02-11 하나기술(주) 유로 분리형 스터링냉각기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4542532B2 (ja) 多段シリンダーからなるアルファ型フリーピストン・スターリング機関
US6109040A (en) Stirling cycle refrigerator or engine employing the rotary wankel mechanism
US4550571A (en) Balanced integral Stirling cryogenic refrigerator
AU727778B2 (en) Stirling Cycle Engine
JP2002130853A (ja) スターリングエンジン
JPH08210715A (ja) スターリング冷凍機
JP2008190727A (ja) リニアモータ圧縮機及びスターリング冷凍機
US20240230175A1 (en) Compressor unit and refrigeration apparatus
US8984898B2 (en) Cryogenic refrigerator system with pressure wave generator
US8171742B2 (en) Pressure wave generator
JPH0684745B2 (ja) 熱エンジン
US3834172A (en) Double-acting expander engine and cryostat
JP2000136753A (ja) V型配列スターリング機器
JPH01280668A (ja) 多気筒型スターリング機関
JPH0719639A (ja) スターリングサイクルヒートポンプ装置
JPH11287525A (ja) 斜板式スターリング冷凍機
JP2004205088A (ja) 蓄冷式冷凍機
JP2014517192A (ja) 外燃機関
JP2003194430A (ja) スターリング機関
JPH09264623A (ja) フリーディスプレーサ型スターリング冷凍機
JP3101448B2 (ja) 熱ガス機関
JPH0416121Y2 (ja)
JPH07198218A (ja) フリ−ピストン式熱ガス機関
JP2002303464A (ja) スターリング冷凍機
JP3071053B2 (ja) 熱ガス機関