[go: up one dir, main page]

JP2014517192A - 外燃機関 - Google Patents

外燃機関 Download PDF

Info

Publication number
JP2014517192A
JP2014517192A JP2014509851A JP2014509851A JP2014517192A JP 2014517192 A JP2014517192 A JP 2014517192A JP 2014509851 A JP2014509851 A JP 2014509851A JP 2014509851 A JP2014509851 A JP 2014509851A JP 2014517192 A JP2014517192 A JP 2014517192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
pin
piston
combustion engine
external combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014509851A
Other languages
English (en)
Inventor
ダヴィデ ジェンティーレ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Innovative Technological Systems Srl
Original Assignee
Innovative Technological Systems Srl
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Innovative Technological Systems Srl filed Critical Innovative Technological Systems Srl
Publication of JP2014517192A publication Critical patent/JP2014517192A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G1/00Hot gas positive-displacement engine plants
    • F02G1/04Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type
    • F02G1/043Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01BMACHINES OR ENGINES, IN GENERAL OR OF POSITIVE-DISPLACEMENT TYPE, e.g. STEAM ENGINES
    • F01B3/00Reciprocating-piston machines or engines with cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F01B3/0079Reciprocating-piston machines or engines with cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having pistons with rotary and reciprocating motion, i.e. spinning pistons
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G2243/00Stirling type engines having closed regenerative thermodynamic cycles with flow controlled by volume changes
    • F02G2243/30Stirling type engines having closed regenerative thermodynamic cycles with flow controlled by volume changes having their pistons and displacers each in separate cylinders
    • F02G2243/32Regenerative displacers having parallel cylinder, e.g. "Lauberau" or "Schwartzkopff" engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G2243/00Stirling type engines having closed regenerative thermodynamic cycles with flow controlled by volume changes
    • F02G2243/30Stirling type engines having closed regenerative thermodynamic cycles with flow controlled by volume changes having their pistons and displacers each in separate cylinders
    • F02G2243/34Regenerative displacers having their cylinders at right angle, e.g. "Robinson" engines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)

Abstract

第1及び第2のピストン20、30がそれぞれ内部で摺動可能な第1及び第2のシリンダー11、12を備える外燃機関である。第1及び第2のシリンダー11、12は、第1及び第2のピストン20、30の周期的な運動を決定するのに好適な熱伝達流体が通過するために互いに流体接続されている。この外燃機関はさらに回転軸Zの周りで回転するとともにクランク手段25が強固に結合された駆動軸21を備える。クランク手段25には、互いに平行なかつ回転軸Zから径方向に離れて配置される回動軸J、Kを有する少なくとも第1及び第2のピン26、32が設けられる。外燃機関は、第1のピン26と第2のピン32をそれぞれ第1のピストン20と第2のピストン30に接続するのに好適な第1の運動学的接続手段22、23と第2の運動学的接続手段31をさらに備える。第1のピン26と第2のピン32は、回転軸Zに対して第1の鋭角βに等しい所望の角度をなすように、それぞれの回動軸J、Kが角度的にオフセットした状態で配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば空気、窒素、ヘリウム又は他のガスといった熱力学的流体の等温膨張及び等温圧縮のサイクルを用いてディスプレーサー及びピストンの交互の周期的な運動を決定し、機械的作用が得られる確定的な駆動軸の回転を引き起こすスターリングエンジンとしても知られる外燃機関に関する。
熱力学的流体において生じる温度差を用い、ディスプレーサー及びピストンを周期的かつ交互に運動させる、スターリングエンジンとしても知られている外燃機関が既知である。
特にスターリングエンジンは、第1のシリンダー及び第2のシリンダーを備え、それらは互いに対して直交して、すなわちそれぞれの軸が互いに対して90°の角度をなした状態で配置され、ディスプレーサーとも呼ばれる第1のピストンと、第2のピストンとが内部を摺動する、いわゆるγ型で知られている。ディスプレーサー及び第2のピストンは、それぞれの連接棒によって単一のクランクピン付近で接続されている。第2のピストンは、機械的作用を取り出す駆動軸と連動する。
第1のシリンダーには、ヘッド付近、すなわちディスプレーサーの上死点付近に配置される高温部分、及びディスプレーサーの下死点付近に配置される低温部分が設けられる。第1のシリンダーの高温部分及び低温部分は、第1のシリンダー内に収容される熱力学的流体に熱を伝えるために、それぞれ加熱及び冷却される。
第1のシリンダーの高温部分及び低温部分は好適には、例えば第1のシリンダーの外側ジャケットとディスプレーサーとの間に流出部を設けることによって互いに流体接続される。
第1のシリンダーの低温部分付近には、第1のシリンダーと第2のシリンダーとの間に流体接続を生じさせるように、第2のシリンダーのヘッドに接続するパイプが設けられる。
高温部分からの熱によって生じる熱力学的流体の膨張を用いることによって、第2のピストンは下死点に向かって移動する。ディスプレーサーは低温部分に向かって移動するが、これには、既に加熱されている熱力学的流体の冷却を必要とし、したがって第2のピストンを上死点に向かって引き込む流体の収縮を必要とする。
第2のピストンの上死点から下死点への交互の運動によって、駆動軸が回転し、したがって機械的作用が発生する。
このタイプのエンジンは静かであり、環境に対する影響が少なく、限られたメンテナンスしか必要としないが、公称出力の変化及び調節が可能ではなく、常に略同じ能力で作動する。
この制約に起因して、そのようなエンジンは専ら、連続かつ一定のエネルギーの送達が必要とされる用途において用いられている。
このタイプのエンジンの適応性を高めるために、本出願人名義の国際特許出願である特許文献1が既知であり、この場合、エンジンのcc容積を変化させ、したがってエンジン自体の機能モード又は回転速度を変化させるために、第1のシリンダーと第2のシリンダーとの間の角度を変えるという可能性を提供する。
この解決策はエンジンの回転速度を変化させることを可能にし、したがって、ユーザーの要求に応じてエンジンを機能要件にほぼ瞬時に適合できるが、いずれの場合においても、静的エンジンよりも複雑であり、また、特定の構成では、機能性能がやや低い可能性があり、これは、第1のシリンダー及び第2のシリンダーが互いに直交状態から離れるほどより顕著になる。効率の低下は、第1のシリンダー及び第2のシリンダー内のアイドル体積(膨張/圧縮によって有用な作用を発生させない流体)の増大によって決まる。このことは、適用先で略一定のエネルギー供給が必要とされる特定の状況において、このタイプのエンジンが可変構成を断念することにつながり得る。
実際、特定の要件及び要求を満たし、特に、あまり複雑ではなく、経済的コストをより少なくするためには、静的エンジンを実現する必要があり、したがって、第1のシリンダーと第2のシリンダーとの間の角度を可変とする構成を備えず、良好な性能を有し、かつ嵩張らないエンジンを実現する必要がある。
それどころか、第1のシリンダー及び第2のシリンダーの配置を考えると、γ型のエンジンの中には、特定の用途では許容されない非常に嵩張るエンジンがある。
同じ特許文献1は、連接棒及びバー等の運動学的接続手段が、第1のピストン及び第2のピストン、並びに、回転軸の周りを回転し、第1のピストン及び第2のピストンを交互の動きで移動させるように構成されているクランク手段にそれぞれ結合される、外燃機関の一実施形態も記載している。
クランク手段は、第2のピストンの移動と同一の第1のピストンの移動を実現するように、互いに対して角度的にオフセットし、回転軸から同じ距離に配置される第1のクランクピン及び第2のクランクピンを含む。
エンジンのこの実施形態は、幾つかの特定の用途では、作動流体の熱交換が第1のシリンダー及び第2のシリンダーにおいて最適化されないとすると、熱力学的観点からの効率がそれほど高いわけではない場合がある。
実際、高温流体の膨張及び圧縮中に吸収される機械的作用は、流体が受ける体積変化が同じであるとすると、より低温の流体の膨張及び圧縮中に吸収される機械的作用よりも常に大きいことが知られている。これを考慮すると、現行の技術水準において記載されているエンジンは、高温部分及び低温部分における熱交換の関係、並びにエンジンの機能する運動学を最適化することはできない。
国際公開第2010/070428号
本発明の目的は、コンパクト、製造容易、効率的、かつ安価な外燃機関を得ることである。
本出願人は現行の技術水準の欠点を克服するとともにこれらの目的及び他の目的並びにこれらの利点及び他の利点を得るため本発明を考案、試験及び具現した。
本発明は、独立請求項において記載されるとともに特徴付けられ、一方で従属請求項は、本発明の他の特徴又は本発明の主な着想に対する変形形態を記載する。
上記目的によると、外燃機関は、
互いに対して角度的にオフセットした所定の位置に配置された、第1のシリンダー及び第2のシリンダーであって、第1のピストン及び第2のピストンがそれぞれ第1のシリンダー及び第2のシリンダー内部で摺動可能であり、第1のシリンダー及び第2のシリンダーは、第1のピストン及び第2のピストンの周期的な運動を決定するのに好適な熱伝達流体が移動するために互いに流体接続される、第1のシリンダー及び第2のシリンダーと、
回転軸の周りで回転するとともにクランク手段が強固に結合された駆動軸であって、上記クランク手段には、互いに対して平行であり、また回転軸から径方向に離れている回動軸を有する少なくとも第1のピン及び少なくとも第2のピンが設けらる、駆動軸、並びに
クランク手段とともに駆動軸を回転させるように、第1のピン及び第2のピンをそれぞれ第1のピストン及び第2のピストンにそれぞれ接続するのに好適な、第1の運動学的接続手段及び第2の運動学的接続手段と、
を備える。
本発明の1つの特徴によると、第1のピン及び第2のピンは、回転軸に対して第1の鋭角に等しい所望の角度をなすよう、それぞれの回動軸が角度的にオフセットした状態で配置される。
さらに、本発明によると、第2のピストンの移動に対する第1のピストンの区別された移動を決定するように、第1のピンは、回転軸に対して第1の距離だけ径方向に離れており、第2のピンは、回転軸に対して第2の距離だけ径方向に離れている。
このように、エンジンの熱力学的サイクルの効率を最適化し、特に第2のピストンの機械的作用への変換を最適化して、第1のシリンダー内の熱交換を最適化し、第1のピストンの熱力学的な機能モードを第2のピストンに対して切り離すことが可能である。実際、体積変化が第2の作動ピストンによって実現され、第1のピストン、すなわちディスプレーサーを第1のシリンダーの熱交換器に向かって移動させる作動流体の温度変化が第1のピストン、すなわちディスプレーサーによって実現されるとすると、エンジンの機能を第1のシリンダーの高温部分及び低温部分に関しても最適化するために2つの運動学を区別することが有用である。
さらに、第1のピン及び第2のピンの角度オフセットの特定の構成、並びにピストンの移動を区別することにより、製造が容易で、かつ、例えば連接棒−クランク機構の死点に起因する好ましくない運動学的状態が回避される、運動学的機構を実現できる。
別の特徴によると、回転軸に対する第1のピンの第1の径方向距離は、回転軸に対する第2のピンの第2の径方向距離よりも大きい。これにより、第2のピストンに比べて第1のピストンがチャンバー内で大きく移動する。したがって、第1のシリンダー内の加熱/冷却により多くの量の作動流体が関与することが可能となり、すなわち、エンジンの熱力学的サイクルから得られる利用可能な出力を増大できる。
特に、第1のシリンダーは、高温チャンバー及び低温チャンバーを備え、高温チャンバーと低温チャンバーの間には第1のピストンが設けられる。高温チャンバー及び低温チャンバーの加熱/冷却に起因する熱伝達流体の膨張/圧縮の効果によって、第1のピストンが第1のシリンダー内を摺動する。
好ましい実施形態によると、第1のピストン及び第2のピストンは、互いに対して第2の鋭角の角度をなして配置される、第1の軸及び第2の軸に沿って、第1のシリンダー及び第2のシリンダー内をそれぞれ摺動可能である。
第1の角度は、10°〜60°、有利には15°〜50°、好ましくは20°〜40°であり、第2の角度は、10°〜60°、有利には15°〜50°、好ましくは20°〜40°であることが有利である。
したがって、この特定の構成は、γ型のスターリングエンジン、及び互いに対して90°の角度で配置されるシリンダーと比較して、全体的な横方向の嵩を低減できる。
別の実施形態によると、第1の角度及び第2の角度の和は、約85°〜95°、例えば有利には約90°である。直交位相とも呼ばれるこの特定の構成は、駆動軸の回転力に対する反力を回避することによって、シリンダー内で生じる膨張/圧縮のサイクルを最適化することができる、。
特に有利な実施形態によると、クランク手段は、クランクボタンが強固に結合された、駆動軸に対して径方向に延びる少なくとも2つのアームを含み、少なくとも第1のピン及び第2のピンを含む。この実施形態は、構造的な観点からも、また運動学的な接続手段のピンへの組み付けに関しても有利である。
別の実施形態によると、クランクボタンは、隣接かつ分離して配置され、間に第1のピンが介装される2つのプレート部材を含み、また2つの第2のピンが設けられ、それらは2つのプレート要素の外面にそれぞれ結合されるとともに、第2のピストンの第2の運動学的接続手段にも接続される。
別の実施形態によると、第1のシリンダー及び第2のシリンダーの第1の軸及び第2の軸は、駆動軸の回転軸に対して略直交する平面上にある。この特定の形態によって、エンジンの支承構造に対する慣性荷重のより均一な分布が可能となり、嵩の更なる低減も可能となる。
本発明のこれらの特徴及び他の特徴は、添付の図面を参照して非限定的な例として与えられる好ましい実施形態の以下の説明から明らかとなるであろう
本発明による外燃機関の斜視図である。 図1の変形形態による外燃機関の断面図である。 図2の細部の断面図である。 1つの動作状態における図2の細部を示す図である。 図4の細部の斜視図である。
理解しやすくするために、可能であれば、図面の同一の共通の部材を特定するのに同じ参照符号が用いられている。1つの実施形態の部材及び特徴は、更なる説明がなくても他の実施形態に簡便に組み込むことができることが理解される。
添付の図面を参照すると、スターリングエンジンとも呼ばれる外燃機関が全体的に参照符号10によって示されており、所定の位置に配置され、互いに対して角度α(この場合は鋭角であり、特に図2では約40°に等しい角度)だけ、角度をなしている第1の軸X及び第2の軸Yに沿ってそれぞれ軸方向に形成される第1のシリンダー11及び第2のシリンダー12を備える。
第1のシリンダー11は、そのヘッド付近に、好適には加熱手段、この場合は熱伝達流体が移動する管の束から作られる熱交換器16によって加熱される第1の部分すなわち高温チャンバー13、及び、第1のシリンダー11のジャケットに形成される冷却チャネル19に流される冷却流体を用いて熱交換によって冷却される低温部分、すなわち低温チャンバー17を備える。
他の実施形態(図1)では、高温チャンバー13は、第1のシリンダー11の外側部分に対する直火によって、又は、例えばレンズ、パネル若しくは鏡といった1つ若しくは複数の熱集中部によって加熱される。
高温チャンバー13では、例えば約400℃〜500℃といった、比較的高い温度に達することができる
低温チャンバー17は、例えば第2のシリンダー12の外面を覆う自然対流又は強制対流を用いるフィン付きバッテリーを設けることによって冷却することもでき、低温チャンバー17内は、例えば約130℃〜140℃といった、比較的低い温度に達することがある。
低温チャンバー17の熱交換面を増やすために、その内面に複数の冷却フィンを設けることができる。
第1のシリンダー11内には(図2)、第1の軸Xに沿って摺動する第1のピストン、すなわちディスプレーサー20が配置されており、バー22、第1の連接棒23及びクランク25によって駆動軸21に運動学的に接続されている。
第1のシリンダー11は、そのジャケットの内周に、例えば高い熱交換容量を有する多孔性金属材料から作られる再生器27を含む。したがって再生器27は、効率的な熱交換特性を有し、流体の高い負荷損失を防止するサイズである。
第1のピストン20は、再生器27とともに、高温チャンバー13を低温チャンバー17から流体的に分離する。
特に、再生器27は、高温チャンバー13及び低温チャンバー17が互いに対して流体的に短絡することを防止し、高温流体と低温流体との間で優れた熱交換を実現する。駆動軸21は、図面では見えないが回転軸Zの周りにおいてベンチピン上で回転するように配置される。より詳細には、回転軸Zを、第1の軸X及び第2の軸Yがある平面に対して略直交して配置することが有利である。実際には、このように、エンジンの全体的な嵩を低減し、また、エンジンの慣性荷重をベンチピン上でより均一に分布させることが可能である。
バー22は、エンジンのケーシングに固定されるとともに中実であるブロック24によって第1の軸Xに沿って軸方向に摺動するように拘束されており、一端がディスプレーサー20に対して、他端が第1の連接棒23に対して回動する。
また、第1の連接棒23は第1のピン26付近でクランク25に対して回動する。
第2の軸Yに沿って摺動する第2のシリンダー12内には、第2のピストン30が配置され、軸Yに対して互いに対称に配置される2つの第2の連接棒31によって、対応する2つの第2のピン32付近でクランク25に接続される。第2の連接棒31を1つのみではなく2つ設けることによって、図面では見えないが駆動軸21が回転するベンチピンの作動時間を増大させるように駆動軸21に対する屈折荷重の均等な分布を得ることができる。
第2のピストン30及び第2のシリンダー12は、作動チャンバー33を画定し、その内部で熱力学的流体が膨張/圧縮する。
第2のシリンダー12の作動チャンバー33及び第1のシリンダー11の低温チャンバー17は、接続パイプ35によって流体的に相互接続され、低温チャンバー17内にある流体が、熱力学的流体の膨張/圧縮の効果によって接続パイプ35を移動することができる。
より詳細には、接続パイプ35は、第2のシリンダー12のそのヘッド付近に接続され、第1のシリンダー11にディスプレーサー20の下死点付近で接続される。
第1のシリンダー11及び第2のシリンダー12の特定の配置を仮定すると、接続パイプ35の伸長をかなり低減することができ、したがって負荷損失を低減することによってエンジンの効率を高めることができる。
第1のシリンダー11及び第2のシリンダー12はともに、第1のプレート37及び第2のプレート38を含む単一の固定されている支持構造体36に固定取付けされ、第1のプレート37及び第2のプレート38には第1のシリンダー11及び第2のシリンダー12がそれぞれ接続される。第1のプレート37及び第2のプレート38は、2つの軸X及びY間の角度αに略等しい角度だけ互いに対して角度をなして配置される。
クランク25は、駆動軸21に対して径方向に延びる2つのアーム42を含み、2つのアーム42は駆動軸21に直接接続され、2つのアーム42には、2つのアーム42間にクランクボタン40を嵌め入れて固定するためのそれぞれの孔43が形成される。アーム42には、孔43が形成される側とは反対の側に、ピストンの周期的な運動中にフライホイール機能を発揮するカウンターウェイト45が設けられる。
クランクボタン40は第1のピン26及び2つの第2のピン32を含み、第1のピン26及び2つの第2のピン32には第1の連接棒23及び第2の連接棒31がそれぞれ接続される。
クランクボタン40は、その2つの第2のピン32を用いて締め代による結合によってクランク25のアーム42の孔43付近に接続される。
第1のピン26及び第2のピン32は、互いに対して、また駆動軸21の回転軸Zに対して略平行に配置される第1の回動軸J及び第2の回動軸Kをそれぞれ有する。クランク25の回転中に、第1のピン26及び第2のピン32は駆動軸21の回転軸Zの周りを回転する。
特に、クランクボタン40には、略三角形の形状であり、互いに対して隣接かつ分離して配置され、その間に第1のピン26が介装される2つのプレート部材41が設けられる。2つのプレート部材41の外側には、その代わりに、2つの第2のピン32が配置される。
2つのプレート部材41、すなわち第1のピン21及び第2のピン33を一体に作ることが有利である。
クランクボタン40は、アーム42に連結されると、第1のピン21の第1の回動軸J及び第2のピン22の第2の回動軸Kを、それぞれ第1の距離B及び第2の距離Rだけ回転軸Zから離れて配置される。
図4を参照すると、第1の距離Bは第2の距離Rよりも大きい。この実施形態は、第1のシリンダー11内でより多くの流体が膨張/圧縮、すなわち加熱/冷却に関与することを可能にし、これにより、エンジンの熱力学的サイクルから得られる出力が増大する。
さらに、第1のピン26及び第2のピン32は、互いに対して、また回転軸Zに対して第2の角度βの角度をなして配置される。
角度α及び角度βの和は、ディスプレーサー20と第2のピストン30との間の位相角に等しい。
位相角は、85°〜95°であり、有利には90°に等しく、すなわち、ピストンの交互の運動中に、駆動軸21の回転運動に好ましくない圧力のピークが生成されないものであることが有利である。
図2を参照すると、クランク25、クランクボタン40、及び少なくともいくつかの連接棒23、31は収容ケーシング46内に収容されており、好適には、既知の方法では収容ケーシング46の底部の油だめ47によって提供される油浴において潤滑性を得る。
本発明の分野及び範囲から逸脱することなく上述したような外燃機関に変更を加え、及び/又は部品を付け加えてもよいことが明らかである。

Claims (9)

  1. 外燃機関であって、
    互いに対して所定の位置で角度的にオフセットして配置される第1のシリンダー(11)及び第2のシリンダー(12)であって、第1のピストン(20)及び第2のピストン(30)はそれぞれ前記第1のシリンダー(11)及び前記第2のシリンダー(12)の内部で摺動可能であり、前記第1のシリンダー(11)及び前記第2のシリンダー(12)は、前記第1のピストン(20)及び前記第2のピストン(30)の周期的な運動を決定するのに好適な熱伝達流体が移動するために互いに流体接続される、第1のシリンダー(11)及び第2のシリンダー(12)と、
    回転軸(Z)の周りで回転するとともに、クランク手段(25)が強固に結合された駆動軸(21)であって、前記クランク手段(25)には、互いに対して平行であり、また前記回転軸(Z)から径方向に離れて配置される回動軸(J、K)を有する少なくとも第1のピン(26)及び少なくとも第2のピン(32)が設けられる、駆動軸(21)、並びに
    前記クランク手段(25)とともに前記駆動軸(21)を回転させるように前記第1のピン(26)及び前記第2のピン(32)をそれぞれ前記第1のピストン(20)及び前記第2のピストン(30)にそれぞれ接続するのに好適な第1の運動学的接続手段(22、23)及び第2の運動学的接続手段(31)と、
    を備え、
    前記第1のピン(26)及び前記第2のピン(32)は、前記回転軸(Z)に対して第1の鋭角(β)に等しい所望の角度をなすよう、前記回動軸(J、K)に対しそれぞれ角度的にオフセットした状態で配置され、並びに、前記第2のピストン(30)の移動に対する前記第1のピストン(20)の区別された移動を決定するように、前記第1のピン(26)及び前記第2のピン(32)は、前記回転軸(Z)に対して第1の距離(B)及び第2の距離(R)だけ径方向に離れ、前記第1の距離(B)及び前記第2の距離(R)は互いに異なることを特徴とする、外燃機関。
  2. 前記第1の距離(B)は前記第2の距離(R)よりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載の外燃機関。
  3. 前記第1の角度(β)は、10°〜60°、有利には15°〜50°、好ましくは20°〜40°であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の外燃機関。
  4. 前記第1のピストン(20)及び前記第2のピストン(30)は、互いに対して第2の鋭角(α)の角度をなして配置される第1の軸(X)及び第2の軸(Y)のそれぞれに沿って前記第1のシリンダー(11)及び前記第2のシリンダー(12)内を摺動可能であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の外燃機関。
  5. 前記第2の角度(α)は、10°〜60°、有利には15°〜50°、好ましくは20°〜40°であることを特徴とする、請求項4に記載の外燃機関。
  6. 前記第1の角度(β)及び前記第2の角度(α)の和は、約85°〜95°であることを特徴とする、請求項4又は5に記載の外燃機関。
  7. 前記クランク手段(25)は、クランクボタン(40)が強固に結合された、前記駆動軸(21)に対して径方向に延びる少なくとも2つのアーム(42)を含み、少なくとも前記第1のピン(26)及び前記第2のピン(32)を含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の外燃機関。
  8. 前記クランクボタン(40)は、隣接かつ分離して配置され、間に前記第1のピン(26)が介装される2つのプレート部材(41)を含むこと、及び、前記2つのプレート部材(41)のうちの一方の外面に2つの第2のピン(32)がそれぞれ結合して設けられることを特徴とする、請求項7に記載の外燃機関。
  9. 前記第1のシリンダー(11)及び前記第2のシリンダー(12)のそれぞれの前記第1の軸(X)及び前記第2の軸(Y)は、前記駆動軸(21)の前記回転軸(Z)に対して略直交する平面上にあることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の外燃機関。
JP2014509851A 2011-05-11 2012-05-11 外燃機関 Pending JP2014517192A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
ITUD2011A000070 2011-05-11
IT000070A ITUD20110070A1 (it) 2011-05-11 2011-05-11 Motore a combustione esterna
PCT/IB2012/000912 WO2013050836A1 (en) 2011-05-11 2012-05-11 External combustion engine

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014517192A true JP2014517192A (ja) 2014-07-17

Family

ID=44554390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014509851A Pending JP2014517192A (ja) 2011-05-11 2012-05-11 外燃機関

Country Status (8)

Country Link
US (1) US9790791B2 (ja)
EP (1) EP2707588B1 (ja)
JP (1) JP2014517192A (ja)
BR (1) BR112013028928A2 (ja)
ES (1) ES2557632T3 (ja)
IT (1) ITUD20110070A1 (ja)
SI (1) SI2707588T1 (ja)
WO (1) WO2013050836A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE541779C2 (en) * 2018-03-07 2019-12-17 Maston AB Stirling engine comprising a cooling tube on a working piston
CN112169877A (zh) * 2020-08-28 2021-01-05 程友进 一种利用蒸汽式外燃机驱动的石头破碎机构

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4069671A (en) * 1976-07-02 1978-01-24 Kommanditbolaget United Stirling (Sweden) Ab & Co. Stirling engine combustion assembly
JPS5589659A (en) * 1978-12-27 1980-07-07 Aisin Seiki Kirk cycle type gas refrigerating machine
JPS62190391A (ja) * 1986-02-14 1987-08-20 Toshiba Corp 熱交換器
JPH06213074A (ja) * 1993-01-20 1994-08-02 Tohoku Electric Power Co Inc 掃気式スターリングエンジン及びその運転方法
US20080295684A1 (en) * 2007-05-30 2008-12-04 Pao-Lung Lin Double power stirling engine and coaxial stirling power mechanism
WO2010070428A2 (en) * 2008-12-19 2010-06-24 Innovative Technological Systems Di Fontana Claudio External combustion engine
JP2010255549A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Sango Co Ltd スターリングエンジン

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH392152A (de) * 1958-03-28 1965-05-15 Philips Nv Gaskolbenmaschine der Verdrängerart
US5113656A (en) * 1991-02-04 1992-05-19 Swansen Theodore L External combustion engine and heat pump
WO1995001505A1 (en) * 1993-06-29 1995-01-12 Jones Lorne S Stirling engine with super-conductor element using the meissner effect
DE4336982A1 (de) * 1993-10-29 1995-05-04 Erno Raumfahrttechnik Gmbh Energieerzeugungseinrichtung
ATE254242T1 (de) * 1997-07-15 2003-11-15 New Power Concepts Llc Brennverfahren
US6443107B1 (en) * 1999-05-27 2002-09-03 Edward Charles Mendler Rigid crankshaft cradle and actuator
EP1126153A3 (de) * 2000-02-16 2002-10-23 Josef Ing. Frauscher Stirlingmaschine
DE10311358B4 (de) * 2003-03-14 2010-04-29 Meta Motoren- Und Energie-Technik Gmbh Hubkolbenbrennkraftmaschine, Verfahren zu ihrem Betreiben sowie Vorrichtung zum Verstellen der Hubfunktion eines Ladungswechselventils
FR2940492A1 (fr) 2008-12-19 2010-06-25 Thomson Licensing Procede d'estimation de mouvement multi-resolutions
DE202009011896U1 (de) * 2009-09-02 2009-12-03 Kassner, Daniel Stirlingmotor
DE102009044313B4 (de) * 2009-10-22 2014-04-17 Fachhochschule Regensburg Vorrichtung zum Verkleinern oder Vergrößern eines Gasvolumens durch Zwangsverdrängung

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4069671A (en) * 1976-07-02 1978-01-24 Kommanditbolaget United Stirling (Sweden) Ab & Co. Stirling engine combustion assembly
JPS5589659A (en) * 1978-12-27 1980-07-07 Aisin Seiki Kirk cycle type gas refrigerating machine
US4253859A (en) * 1978-12-27 1981-03-03 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Gas refrigerator
JPS62190391A (ja) * 1986-02-14 1987-08-20 Toshiba Corp 熱交換器
JPH06213074A (ja) * 1993-01-20 1994-08-02 Tohoku Electric Power Co Inc 掃気式スターリングエンジン及びその運転方法
US20080295684A1 (en) * 2007-05-30 2008-12-04 Pao-Lung Lin Double power stirling engine and coaxial stirling power mechanism
WO2010070428A2 (en) * 2008-12-19 2010-06-24 Innovative Technological Systems Di Fontana Claudio External combustion engine
JP2010255549A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Sango Co Ltd スターリングエンジン

Also Published As

Publication number Publication date
ES2557632T3 (es) 2016-01-27
US20140290207A1 (en) 2014-10-02
SI2707588T1 (sl) 2016-02-29
ITUD20110070A1 (it) 2012-11-12
EP2707588A1 (en) 2014-03-19
US9790791B2 (en) 2017-10-17
WO2013050836A1 (en) 2013-04-11
EP2707588B1 (en) 2015-09-23
BR112013028928A2 (pt) 2017-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5372017B2 (ja) リニアマルチシリンダスターリングサイクルマシン
JP4542532B2 (ja) 多段シリンダーからなるアルファ型フリーピストン・スターリング機関
US20040025489A1 (en) Fluidic-piston engine
US20100139262A1 (en) 4-Cycle Stirling Machine with Two Double-Piston Units
JP4630626B2 (ja) 熱機関
US8640453B2 (en) Heat engine
JP2014517192A (ja) 外燃機関
EP3097280B1 (en) Variable volume transfer shuttle capsule and valve mechanism
US5644917A (en) Kinematic stirling engine
JP2025021694A (ja) スターリングエンジン
JPS6125901A (ja) 第1及び第2の線形変位体間の運動を伝達するための機構
EP4286675A1 (en) External combustion engine
JP2680411B2 (ja) 運動変換装置
WO2007088340A1 (en) Reciprocating thermodynamic machine
JP2008223555A (ja) 熱機関
Hirata Development of a small 50W class Stirling engine
KR101116715B1 (ko) 열기관
JPS6069252A (ja) スターリングサイクルのガス機関
JPH0444098B2 (ja)
JP2011163216A (ja) ピストン駆動装置
Kagawa et al. Enhanced design for a miniature Stirling machine
松口淳 et al. Study on Performance Improvement of a Double-acting Stiring Engine (Performance Evaluation of a New-type Matrix Geometric Pattern)
JPS61237870A (ja) デイスプレ−サ形スタ−リング機関のピストン駆動機構
Fekieta Analysis of properties of a laboratory model of a Gamma Stirling engine
JPH04353363A (ja) ヒートポンプ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160412

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160711

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161220