JPH08201873A - カメラの露出決定装置 - Google Patents
カメラの露出決定装置Info
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- JPH08201873A JPH08201873A JP830195A JP830195A JPH08201873A JP H08201873 A JPH08201873 A JP H08201873A JP 830195 A JP830195 A JP 830195A JP 830195 A JP830195 A JP 830195A JP H08201873 A JPH08201873 A JP H08201873A
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- JP
- Japan
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- photometric
- value
- exposure
- information
- photographing
- Prior art date
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- Pending
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- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Exposure Control For Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、少ない分割数の測光センサで複雑
な輝度分布の条件でも適切な補正をかけ、より適正露出
に近い露出を与えるために、被写界の中央と周辺の輝度
差と撮影倍率により補正値を求めて適正露出を得ること
を特徴とする。 【構成】測光部1から被写界の中央と周辺の測光値、逆
光判定部2から中央と周辺の輝度差及び輝度分布情報、
測距部4から被写体距離情報、ズーム部5から撮影レン
ズの焦点距離情報、撮影モード設定部6から撮影モード
が、それぞれ演算部3に入力される。この演算部3に
て、上記各情報から中央焦点平均測光値と、被写体の撮
影倍率が求められる。更に、この撮影倍率と輝度分布情
報から係数γ1 が演算され、上記撮影モードが所定のモ
ードの時に輝度差と係数γ1 から求まる情報と中央重点
平均測光値とが演算されて適正露出値が求められる。こ
の演算部3で求められた適正露出値に基き、露出制御部
7にて露出が行われる。
な輝度分布の条件でも適切な補正をかけ、より適正露出
に近い露出を与えるために、被写界の中央と周辺の輝度
差と撮影倍率により補正値を求めて適正露出を得ること
を特徴とする。 【構成】測光部1から被写界の中央と周辺の測光値、逆
光判定部2から中央と周辺の輝度差及び輝度分布情報、
測距部4から被写体距離情報、ズーム部5から撮影レン
ズの焦点距離情報、撮影モード設定部6から撮影モード
が、それぞれ演算部3に入力される。この演算部3に
て、上記各情報から中央焦点平均測光値と、被写体の撮
影倍率が求められる。更に、この撮影倍率と輝度分布情
報から係数γ1 が演算され、上記撮影モードが所定のモ
ードの時に輝度差と係数γ1 から求まる情報と中央重点
平均測光値とが演算されて適正露出値が求められる。こ
の演算部3で求められた適正露出値に基き、露出制御部
7にて露出が行われる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はカメラの露出決定装置
に関し、より詳細には被写界を分割して測光し、主要被
写体の適正露出を求めるカメラの露出決定装置に関する
ものである。
に関し、より詳細には被写界を分割して測光し、主要被
写体の適正露出を求めるカメラの露出決定装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラにより写真撮影を行う場
合、被写界を測光して露出値を決定している。例えば、
特開昭62−203141号公報に示される技術では、
被写界を同心円状の複数のエリアに分割して測光し、被
写体距離と焦点距離とから撮影倍率βを求め、被写体が
中央部の測光素子に対応する倍率であると判断した場
合、測光分布と輝度差から補正量を求め、中央焦点平均
値に補正を行っている。
合、被写界を測光して露出値を決定している。例えば、
特開昭62−203141号公報に示される技術では、
被写界を同心円状の複数のエリアに分割して測光し、被
写体距離と焦点距離とから撮影倍率βを求め、被写体が
中央部の測光素子に対応する倍率であると判断した場
合、測光分布と輝度差から補正量を求め、中央焦点平均
値に補正を行っている。
【0003】また、本件出願人による先の出願である特
願平6−271211号には、ストロボ発生時のFM演
算精度を向上させるため、測距精度の悪いワイド近傍で
の測距精度を向上させる技術が記載されている。
願平6−271211号には、ストロボ発生時のFM演
算精度を向上させるため、測距精度の悪いワイド近傍で
の測距精度を向上させる技術が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開昭
62−20314号公報に記載された技術は、被写体が
中心のエリアに一致したと判断したときのみ補正を行う
もので、あらゆる撮影倍率に対応させようとすると、同
心円状に細かく分割する必要がある。そのため、分割さ
れた1つのセルの面積は小さくなり、光電流が小さくな
ることから低輝度での正確な測光を可能にするには、専
用のアンプを測光センサの近傍に備えなえればならな
い。それ故、コストアップが生じることや、素子の形状
が大きくなるといった課題があった。
62−20314号公報に記載された技術は、被写体が
中心のエリアに一致したと判断したときのみ補正を行う
もので、あらゆる撮影倍率に対応させようとすると、同
心円状に細かく分割する必要がある。そのため、分割さ
れた1つのセルの面積は小さくなり、光電流が小さくな
ることから低輝度での正確な測光を可能にするには、専
用のアンプを測光センサの近傍に備えなえればならな
い。それ故、コストアップが生じることや、素子の形状
が大きくなるといった課題があった。
【0005】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、測光センサの数を増加させることなく、複雑な輝度
分布の条件でも適切な補正を行ってより適正露出に近い
露出を与えることのできるカメラの露出決定装置を提供
することを目的とする。
で、測光センサの数を増加させることなく、複雑な輝度
分布の条件でも適切な補正を行ってより適正露出に近い
露出を与えることのできるカメラの露出決定装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、少
なくとも撮影画面の中央部と、該中央部を除く撮影画面
全域とをそれぞれ測光する測光手段を備えたカメラの露
出決定装置に於いて、上記測光手段の出力に基いて主要
被写体が逆光状態か否かを判定すると共に、第1の測光
値を演算する第1の演算手段と、撮影レンズの焦点距離
情報と、主要被写体距離情報とに応じて主要被写体の撮
影倍率を求め、この撮影倍率と上記逆光状態か否かに基
き上記第1の測光値を補正する補正係数を出力する出力
手段と、上記第1の測光値と上記補正係数とを演算した
値を第2の測光値として出力する第2の演算手段とを具
備したことを特徴とする。
なくとも撮影画面の中央部と、該中央部を除く撮影画面
全域とをそれぞれ測光する測光手段を備えたカメラの露
出決定装置に於いて、上記測光手段の出力に基いて主要
被写体が逆光状態か否かを判定すると共に、第1の測光
値を演算する第1の演算手段と、撮影レンズの焦点距離
情報と、主要被写体距離情報とに応じて主要被写体の撮
影倍率を求め、この撮影倍率と上記逆光状態か否かに基
き上記第1の測光値を補正する補正係数を出力する出力
手段と、上記第1の測光値と上記補正係数とを演算した
値を第2の測光値として出力する第2の演算手段とを具
備したことを特徴とする。
【0007】
【作用】この発明は、少なくとも撮影画面の中央部と、
該中央部を除く撮影画面全域とをそれぞれ測光する測光
手段を備えたカメラの露出決定装置に於いて、上記測光
手段の出力に基いて、第1の演算手段によって主要被写
体が逆光状態か否かが判定されると共に第1の測光値が
演算される。また、撮影レンズの焦点距離情報と、主要
被写体距離情報とに応じて主要被写体の撮影倍率が求め
られ、この撮影倍率と上記逆光状態か否かに基いて上記
第1の測光値を補正する補正係数が出力手段で出力され
る。そして、上記第1の測光値と上記補正係数とを乗じ
た値が、第2の測光値として第2の演算手段から出力さ
れる。これにより、撮影倍率により補正値が演算される
際には被写体距離情報が使用され、測距精度の低いワイ
ド側では、演算される補正値が異常な値にならないよう
に補正値が抑えられる。
該中央部を除く撮影画面全域とをそれぞれ測光する測光
手段を備えたカメラの露出決定装置に於いて、上記測光
手段の出力に基いて、第1の演算手段によって主要被写
体が逆光状態か否かが判定されると共に第1の測光値が
演算される。また、撮影レンズの焦点距離情報と、主要
被写体距離情報とに応じて主要被写体の撮影倍率が求め
られ、この撮影倍率と上記逆光状態か否かに基いて上記
第1の測光値を補正する補正係数が出力手段で出力され
る。そして、上記第1の測光値と上記補正係数とを乗じ
た値が、第2の測光値として第2の演算手段から出力さ
れる。これにより、撮影倍率により補正値が演算される
際には被写体距離情報が使用され、測距精度の低いワイ
ド側では、演算される補正値が異常な値にならないよう
に補正値が抑えられる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1は、この発明の第1の実施例を示すもの
で、カメラの露出決定装置の概略を示したブロック構成
図である。
明する。図1は、この発明の第1の実施例を示すもの
で、カメラの露出決定装置の概略を示したブロック構成
図である。
【0009】図1に於いて、被写界の中央と周辺の測光
値を出力する測光センサ等の測光部1の出力は、被写界
の輝度分布が逆光か順光かを判断する逆光判定部2を介
して、或いは直接に演算部3に供給される。この演算部
3には、被写界の主要被写体の距離情報を出力する測距
部4と、焦点距離情報を出力するズーム部5と、撮影モ
ードを設定してモード情報を出力する撮影モード設定部
6とから、各種情報が供給される。そして、上記演算部
3からは、適正露出値が露出制御部7に出力される。
値を出力する測光センサ等の測光部1の出力は、被写界
の輝度分布が逆光か順光かを判断する逆光判定部2を介
して、或いは直接に演算部3に供給される。この演算部
3には、被写界の主要被写体の距離情報を出力する測距
部4と、焦点距離情報を出力するズーム部5と、撮影モ
ードを設定してモード情報を出力する撮影モード設定部
6とから、各種情報が供給される。そして、上記演算部
3からは、適正露出値が露出制御部7に出力される。
【0010】このような構成に於いて、被写界の中央と
周辺の測光値が測光部1から出力されると、逆光判定部
2にて、中央と周辺の輝度差が求められて被写界の輝度
分布が逆光か順光かが判定され、輝度差と輝度分布情報
が出力される。一方、測距部4から被写界の主要被写体
の距離情報が出力され、ズーム部5からは撮影レンズの
焦点距離を変化させて焦点距離情報が出力される。更
に、撮影モード設定部6からは、設定された撮影モード
の情報が出力される。
周辺の測光値が測光部1から出力されると、逆光判定部
2にて、中央と周辺の輝度差が求められて被写界の輝度
分布が逆光か順光かが判定され、輝度差と輝度分布情報
が出力される。一方、測距部4から被写界の主要被写体
の距離情報が出力され、ズーム部5からは撮影レンズの
焦点距離を変化させて焦点距離情報が出力される。更
に、撮影モード設定部6からは、設定された撮影モード
の情報が出力される。
【0011】そして、測光部1から上記測光値、逆光判
定部2から輝度差及び輝度分布情報、測距部4から被写
体距離情報、ズーム部5から焦点距離情報、撮影モード
設定部6から撮影モードが、それぞれ演算部3に入力さ
れる。この演算部3では、上記測光値から中央焦点平均
測光値が求められ、被写体距離情報と焦点距離情報から
被写体の撮影倍率が求められる。更に、この撮影倍率と
輝度分布情報から第1の係数γ1 が演算され、上記撮影
モードが所定のモードの時に上記輝度差と第1の係数γ
1 から求まる情報と、上記中央重点平均測光値とが演算
されて、適正露出値が求められる。そして、この演算部
3で求められた上記適正露出値に基いて、露出制御部7
にて露出が行われる。
定部2から輝度差及び輝度分布情報、測距部4から被写
体距離情報、ズーム部5から焦点距離情報、撮影モード
設定部6から撮影モードが、それぞれ演算部3に入力さ
れる。この演算部3では、上記測光値から中央焦点平均
測光値が求められ、被写体距離情報と焦点距離情報から
被写体の撮影倍率が求められる。更に、この撮影倍率と
輝度分布情報から第1の係数γ1 が演算され、上記撮影
モードが所定のモードの時に上記輝度差と第1の係数γ
1 から求まる情報と、上記中央重点平均測光値とが演算
されて、適正露出値が求められる。そして、この演算部
3で求められた上記適正露出値に基いて、露出制御部7
にて露出が行われる。
【0012】図2は、上述したカメラの露出決定装置の
詳細を示した回路構成図である。図2に於いて、メイン
CPU10は、その内部ROMに記録されたプログラム
を逐次実行していき、周辺のIC等の制御を行うように
なっている。このメインCPU10には、オートフォー
カス(AF)用のICであるAFIC11と、不揮発性
素子であるEEPROM12が接続されている。尚、こ
のカメラでは、オートフォーカス方式はTTL位相差検
出方式を採用している。
詳細を示した回路構成図である。図2に於いて、メイン
CPU10は、その内部ROMに記録されたプログラム
を逐次実行していき、周辺のIC等の制御を行うように
なっている。このメインCPU10には、オートフォー
カス(AF)用のICであるAFIC11と、不揮発性
素子であるEEPROM12が接続されている。尚、こ
のカメラでは、オートフォーカス方式はTTL位相差検
出方式を採用している。
【0013】また、上記メインCPU10には、液晶表
示パネル13と、デートモジュール14と、ストロボユ
ニット15と、インターフェースIC(IFIC)16
が接続されている。このIFIC16では、赤外光リモ
コンの受信が行われる。すなわち、リモコン送信ユニッ
ト17に取付けられている投光用発光ダイオード(LE
D)18より変調された赤外光が発せられ、その赤外光
がIFIC16に接続された受光用シリコンフォトダイ
オード(SPD)19にて受信される。SPD19の出
力は、IFIC16の内部で波形整形等の処理が行われ
た後、メインCPU10へ転送される。
示パネル13と、デートモジュール14と、ストロボユ
ニット15と、インターフェースIC(IFIC)16
が接続されている。このIFIC16では、赤外光リモ
コンの受信が行われる。すなわち、リモコン送信ユニッ
ト17に取付けられている投光用発光ダイオード(LE
D)18より変調された赤外光が発せられ、その赤外光
がIFIC16に接続された受光用シリコンフォトダイ
オード(SPD)19にて受信される。SPD19の出
力は、IFIC16の内部で波形整形等の処理が行われ
た後、メインCPU10へ転送される。
【0014】上記IFIC16には、AF測距終了、ス
トロボ発光警告のファインダ内表示用LED20、或い
はフォトインタプラタ等に使用されているLEDが接続
されている。更に、IFIC16には、撮影画面全体を
測光する測光センサ21と、後述する各種モータを駆動
するモータドライバ22及びフィルムの給送量を検出す
るためのフォトリフレクタ(WPR)23が接続され
る。
トロボ発光警告のファインダ内表示用LED20、或い
はフォトインタプラタ等に使用されているLEDが接続
されている。更に、IFIC16には、撮影画面全体を
測光する測光センサ21と、後述する各種モータを駆動
するモータドライバ22及びフィルムの給送量を検出す
るためのフォトリフレクタ(WPR)23が接続され
る。
【0015】上記モータドライバ22には、フィルム給
送及びシャッタのチャージ、ミラー駆動を行うシーケン
スモータ(M1)24、フォーカス調整のためのレンズ
駆動用のLDモータ(M2)25、鏡枠のズーミング用
のZMモータ(M3)26と、セルフタイマ動作表示用
のLED27と、フォーカルプレーンシャッタの先幕を
吸着保持する先幕マグネット(MGF)28及びフォー
カルプレーンシャッタの後幕を吸着保持する後幕マグネ
ット(MGS)29が接続される。
送及びシャッタのチャージ、ミラー駆動を行うシーケン
スモータ(M1)24、フォーカス調整のためのレンズ
駆動用のLDモータ(M2)25、鏡枠のズーミング用
のZMモータ(M3)26と、セルフタイマ動作表示用
のLED27と、フォーカルプレーンシャッタの先幕を
吸着保持する先幕マグネット(MGF)28及びフォー
カルプレーンシャッタの後幕を吸着保持する後幕マグネ
ット(MGS)29が接続される。
【0016】上記シーケンスモータ24、LEDモータ
25、ZMモータ26の近傍には、それぞれシャッタ・
チャージ用フォトインタラプタ(SCPI)31、レン
ズ用フォトインタラプタ(LDPI)32、ズーミング
用フォトリフレクタ(ZMPR)33及びズーミング用
フォトインタラプタ(ZMPI)34が設けられ、メイ
ンCPU10及びIFIC16に接続される。
25、ZMモータ26の近傍には、それぞれシャッタ・
チャージ用フォトインタラプタ(SCPI)31、レン
ズ用フォトインタラプタ(LDPI)32、ズーミング
用フォトリフレクタ(ZMPR)33及びズーミング用
フォトインタラプタ(ZMPI)34が設けられ、メイ
ンCPU10及びIFIC16に接続される。
【0017】また、絞り用フォトインタラプタ(AVP
I)35は、絞り調整ユニット駆動用のステッピングモ
ータ(AVモータ;M4)36の近傍に設けられるもの
で、上記モータドライバ22及びIFIC16に接続さ
れる。上記AVモータ36は、メインCPU10によ
り、モータドライバ37を介して駆動される。
I)35は、絞り調整ユニット駆動用のステッピングモ
ータ(AVモータ;M4)36の近傍に設けられるもの
で、上記モータドライバ22及びIFIC16に接続さ
れる。上記AVモータ36は、メインCPU10によ
り、モータドライバ37を介して駆動される。
【0018】更に、上記メインCPU10には、詳細を
後述する各種スイッチ40〜52、55〜63と、オー
トフォーカス時の合焦点及びスイッチの操作時に音を発
する圧電ブザー(PCV)65が接続されている。
後述する各種スイッチ40〜52、55〜63と、オー
トフォーカス時の合焦点及びスイッチの操作時に音を発
する圧電ブザー(PCV)65が接続されている。
【0019】AFIC11は、先ず、メインCPU10
よりAFIC11のリセット信号(AFRES)Sig
1が送られてリセットされる。被写体からの光は、図示
されない撮影レンズを通ってAFIC11上面に配置さ
れたフォトセンサアレイ上に到達する。すると、AFI
C11内部では、光量積分、量子化といった処理が行わ
れる。そして、測距情報としてピントのずれ量が算出さ
れる。
よりAFIC11のリセット信号(AFRES)Sig
1が送られてリセットされる。被写体からの光は、図示
されない撮影レンズを通ってAFIC11上面に配置さ
れたフォトセンサアレイ上に到達する。すると、AFI
C11内部では、光量積分、量子化といった処理が行わ
れる。そして、測距情報としてピントのずれ量が算出さ
れる。
【0020】光量積分が終了すると、光量積分が終了し
たことを示す信号(AFEND)Sig2がメインCP
U10へ送られる。測距情報はAFIC11とメインC
PU10間の通信を行うことを示す信号(AFCEN)
Sig3、データ信号(DATA)Sig4、同期用ク
ロック信号(CLK)Sig5にて、メインCPU10
へ転送される。
たことを示す信号(AFEND)Sig2がメインCP
U10へ送られる。測距情報はAFIC11とメインC
PU10間の通信を行うことを示す信号(AFCEN)
Sig3、データ信号(DATA)Sig4、同期用ク
ロック信号(CLK)Sig5にて、メインCPU10
へ転送される。
【0021】ところで、上記フォトセンサアレイの各素
子の特性にばらつきがあると、そのままでは正確な測距
情報を得ることができない。そこで、EEPROM12
に予めフォトセンサアレイのばらつき情報を記憶させて
おき、AFIC11から得られる測距情報の補正演算
が、メインCPU10にて行われる。
子の特性にばらつきがあると、そのままでは正確な測距
情報を得ることができない。そこで、EEPROM12
に予めフォトセンサアレイのばらつき情報を記憶させて
おき、AFIC11から得られる測距情報の補正演算
が、メインCPU10にて行われる。
【0022】その他、EEPROM12には機械的なば
らつき、各種素子の電気的特性のばらつき等、様々な調
整値を記憶させてある。これらの調整値は、必要に応じ
てEEPROM12を活性化する。つまり、通信可能な
状態にする信号(EPCEN)Sig7、データ信号
(DATA)Sig8、同期クロック信号(CLK)S
ig9により、読出しが可能となる。尚、メインCPU
10、AFIC11、EEPRM12の間でのデータの
授受は、シリアル通信にて行われる。更に詳細な説明は
後述する。
らつき、各種素子の電気的特性のばらつき等、様々な調
整値を記憶させてある。これらの調整値は、必要に応じ
てEEPROM12を活性化する。つまり、通信可能な
状態にする信号(EPCEN)Sig7、データ信号
(DATA)Sig8、同期クロック信号(CLK)S
ig9により、読出しが可能となる。尚、メインCPU
10、AFIC11、EEPRM12の間でのデータの
授受は、シリアル通信にて行われる。更に詳細な説明は
後述する。
【0023】デートモジュール14では、メインCPU
10からの写し込み信号Sig10により、フィルムに
日付の写し込みが行われる。写し込みランプの発光時間
は、フィルムISO感度によって段階的に変化する。
10からの写し込み信号Sig10により、フィルムに
日付の写し込みが行われる。写し込みランプの発光時間
は、フィルムISO感度によって段階的に変化する。
【0024】IFIC16は、メインCPU10からの
IFIC起動信号(IFCENb)Sig11によって
起動される。そして、メインCPU10とラッチ信号
(LATCH)Sig12、4bitバスライン信号
(D0b〜D3b)Sig13〜Sig16、D/Ab
信号Sig17が用いられてパラレル通信が行われ、被
写体輝度の測定、カメラ内温度の測定、フォトインタプ
ラタ等の出力信号の波形整形、モータの定電圧駆動制
御、温度安定電圧、温度比例電圧等、各種定電圧の生
成、バッテリの残量チェック、赤外光リモコンの受信、
モータドライバの制御、各種LEDの制御、電源電圧の
低電圧監視、昇圧回路の制御等が行われる。
IFIC起動信号(IFCENb)Sig11によって
起動される。そして、メインCPU10とラッチ信号
(LATCH)Sig12、4bitバスライン信号
(D0b〜D3b)Sig13〜Sig16、D/Ab
信号Sig17が用いられてパラレル通信が行われ、被
写体輝度の測定、カメラ内温度の測定、フォトインタプ
ラタ等の出力信号の波形整形、モータの定電圧駆動制
御、温度安定電圧、温度比例電圧等、各種定電圧の生
成、バッテリの残量チェック、赤外光リモコンの受信、
モータドライバの制御、各種LEDの制御、電源電圧の
低電圧監視、昇圧回路の制御等が行われる。
【0025】尚、ラッチ信号Sig12は、バスライン
上の信号を読取るタイミングをとるための信号である。
上記D/Ab信号は、4bitバスライン信号Sig1
3〜Sig16がアドレスを示すものであるのか、また
はデータを示すものであるのかを表す信号である。D/
Ab信号が“ハイレベル(H)”のときは4bitバス
ライン信号Sig13〜Sig16はアドレスを表し、
D/Ab信号が“ローレベル(L)”のときは4bit
バスライン信号Sig13〜Sig16はデータを表
す。
上の信号を読取るタイミングをとるための信号である。
上記D/Ab信号は、4bitバスライン信号Sig1
3〜Sig16がアドレスを示すものであるのか、また
はデータを示すものであるのかを表す信号である。D/
Ab信号が“ハイレベル(H)”のときは4bitバス
ライン信号Sig13〜Sig16はアドレスを表し、
D/Ab信号が“ローレベル(L)”のときは4bit
バスライン信号Sig13〜Sig16はデータを表
す。
【0026】被写体輝度の測定は、2分割のシリコンフ
ォトダイオード(SPD)で構成される測光センサ21
を用いて行われる。この測光センサ21の受光面は、画
面中央部分とその周辺部分というように2分割されてお
り、画面中央の一部のみで測光を行うスポット測光と、
画面全体を使用して測光するアベレージ測光の、2通り
の測光を行うことができる。
ォトダイオード(SPD)で構成される測光センサ21
を用いて行われる。この測光センサ21の受光面は、画
面中央部分とその周辺部分というように2分割されてお
り、画面中央の一部のみで測光を行うスポット測光と、
画面全体を使用して測光するアベレージ測光の、2通り
の測光を行うことができる。
【0027】上記測光センサ21からは、被写体輝度に
応じた電流がIFIC16に出力される。IFIC16
では、測光センサ21からの出力を電圧に変換して、メ
インCPU10へ転送される。上記メインCPU10で
は、その電圧情報を基に、露出演算、逆光判断等が行わ
れる。
応じた電流がIFIC16に出力される。IFIC16
では、測光センサ21からの出力を電圧に変換して、メ
インCPU10へ転送される。上記メインCPU10で
は、その電圧情報を基に、露出演算、逆光判断等が行わ
れる。
【0028】カメラ内温度の測定は、IFIC16に内
蔵された回路より絶対温度に比例した電圧が出力され、
その信号がメインCPU10にてA/D変換が行われる
ことで値が得られる。得られた測温値は、温度によって
状態が変化する機械部材や電気信号の補正等に用いられ
る。
蔵された回路より絶対温度に比例した電圧が出力され、
その信号がメインCPU10にてA/D変換が行われる
ことで値が得られる。得られた測温値は、温度によって
状態が変化する機械部材や電気信号の補正等に用いられ
る。
【0029】フォトインタプラタ等の波形整形は、フォ
トインタプラタ或いはフォトリフレクタ等の出力の光電
流を基準電流と比較し、矩形波としてIFIC16から
出力される。このとき、基準電流にヒステリシスを持た
せることによって、ノイズ除去が行われる。また、メイ
ンCPU10との通信により、基準電流及びヒステリシ
ス特性を変化させることができる。
トインタプラタ或いはフォトリフレクタ等の出力の光電
流を基準電流と比較し、矩形波としてIFIC16から
出力される。このとき、基準電流にヒステリシスを持た
せることによって、ノイズ除去が行われる。また、メイ
ンCPU10との通信により、基準電流及びヒステリシ
ス特性を変化させることができる。
【0030】バッテリの残量チェックは、バッテリの両
端に低抵抗を接続して、電流を流したときのバッテリ両
端の電圧をIFIC138内部で分圧してCPU120
へ出力し、該CPU10にてA/D変換が行われること
によって電圧値を得る。赤外光リモコンの受信は、リモ
コン送信用ユニット17の投光用LED18より変調さ
れた赤外光が発せられ、その赤外光を受光用SPD19
にて受信される。SPD18の出力は、IFIC16内
部で波形整形等の処理が行われた後、メインCPU10
へ転送される。
端に低抵抗を接続して、電流を流したときのバッテリ両
端の電圧をIFIC138内部で分圧してCPU120
へ出力し、該CPU10にてA/D変換が行われること
によって電圧値を得る。赤外光リモコンの受信は、リモ
コン送信用ユニット17の投光用LED18より変調さ
れた赤外光が発せられ、その赤外光を受光用SPD19
にて受信される。SPD18の出力は、IFIC16内
部で波形整形等の処理が行われた後、メインCPU10
へ転送される。
【0031】電源電圧の低電圧監視は、IFIC16に
より行われる。すなわち、IFIC16に専用端子が設
けられており、ここに入力される電圧が規定値より低下
すると、IFIC16からリセット信号がメインCPU
10へ出力され、該CPU10の暴走等が未然に防止さ
れる。昇圧回路の制御は、電源電圧が所定値より低下し
たときに昇圧回路を作動させるというものである。
より行われる。すなわち、IFIC16に専用端子が設
けられており、ここに入力される電圧が規定値より低下
すると、IFIC16からリセット信号がメインCPU
10へ出力され、該CPU10の暴走等が未然に防止さ
れる。昇圧回路の制御は、電源電圧が所定値より低下し
たときに昇圧回路を作動させるというものである。
【0032】これらのLEDのオン、オフ及び発光光量
の制御は、メインCPU10と、EEPROM12及び
IFIC16間で通信が行われ、IFIC16により直
接制御される。制御されるものは、SCPI31のLE
D電流Sig21、LDPI32のLED電流Sig2
2、ZMPR33のLED電流Sig23、ZMPI3
4のLED電流Sig24、AVPI35のLED電流
Sig25、WPR23のLED電流Sig19及びフ
ァインダ内表示用LED20のオン、オフである。
の制御は、メインCPU10と、EEPROM12及び
IFIC16間で通信が行われ、IFIC16により直
接制御される。制御されるものは、SCPI31のLE
D電流Sig21、LDPI32のLED電流Sig2
2、ZMPR33のLED電流Sig23、ZMPI3
4のLED電流Sig24、AVPI35のLED電流
Sig25、WPR23のLED電流Sig19及びフ
ァインダ内表示用LED20のオン、オフである。
【0033】各モータの定電圧駆動制御に於いては、メ
インCPU10との通信により、駆動電圧を段階的に設
定することができる。モータドライバ22では、フィル
ム給送及びシャッタのチャージ、ミラー駆動が行われ、
シーケンスモータ24、LDモータ25、ZMモータ2
6の3つのモータの駆動、及び昇圧回路の駆動、セルフ
タイマ動作表示用のLED27の駆動と、先幕マグネッ
ト28及び後幕マグネット29の制御等が行われるよう
になっている。
インCPU10との通信により、駆動電圧を段階的に設
定することができる。モータドライバ22では、フィル
ム給送及びシャッタのチャージ、ミラー駆動が行われ、
シーケンスモータ24、LDモータ25、ZMモータ2
6の3つのモータの駆動、及び昇圧回路の駆動、セルフ
タイマ動作表示用のLED27の駆動と、先幕マグネッ
ト28及び後幕マグネット29の制御等が行われるよう
になっている。
【0034】これらの操作制御、例えば、どのデバイス
を駆動をするか、モータは正転させるか逆転させるか、
制動をかけるか等は、メインCPU10の信号をIFI
C16が受け、このIFIC16がモータドライバ22
の各トランジスタ(図示せず)をオン、オフする信号S
ig18によって制御する。シーケンスモータ24がシ
ャッタチャージ、フィルム巻上げ、フィルム巻戻しのど
の状態にあるかは、検出用のフォトインタプラタである
SCPI31で検出し、その信号Sig26はメインC
PU10へ出力される。
を駆動をするか、モータは正転させるか逆転させるか、
制動をかけるか等は、メインCPU10の信号をIFI
C16が受け、このIFIC16がモータドライバ22
の各トランジスタ(図示せず)をオン、オフする信号S
ig18によって制御する。シーケンスモータ24がシ
ャッタチャージ、フィルム巻上げ、フィルム巻戻しのど
の状態にあるかは、検出用のフォトインタプラタである
SCPI31で検出し、その信号Sig26はメインC
PU10へ出力される。
【0035】レンズの繰出し量は、LDモータ25に取
付けられたLDPI32で検出され、その出力Sig2
7はIFIC16で波形整形された後にメインCPU1
0へ送られる。
付けられたLDPI32で検出され、その出力Sig2
7はIFIC16で波形整形された後にメインCPU1
0へ送られる。
【0036】鏡枠のズーミングの状態は、鏡枠に内蔵さ
れたZMPI34及びZMPR33により検出される。
鏡枠がTELE(テレ端)からWIDE(ワイド端)の
間にあるとき、鏡枠に設けられた高反射部がZMPR3
3に対向するように構成され、またそれ以外の範囲では
無反射部が対向するように構成されている。
れたZMPI34及びZMPR33により検出される。
鏡枠がTELE(テレ端)からWIDE(ワイド端)の
間にあるとき、鏡枠に設けられた高反射部がZMPR3
3に対向するように構成され、またそれ以外の範囲では
無反射部が対向するように構成されている。
【0037】これにより、ZMPR33の出力Sig2
8がメインCPU10へ入力されることで、テレ端、ワ
イド端の検出が可能となる。ZMPI34は、ZMモー
タ26に取付けられており、その出力Sig29はIF
IC16で波形整形された後、メインCPU10へ入力
され、テレ端またはワイド端からのズーミング量が検出
されるようになっている。
8がメインCPU10へ入力されることで、テレ端、ワ
イド端の検出が可能となる。ZMPI34は、ZMモー
タ26に取付けられており、その出力Sig29はIF
IC16で波形整形された後、メインCPU10へ入力
され、テレ端またはワイド端からのズーミング量が検出
されるようになっている。
【0038】上記モータドライバ37は、AVモータ3
6をメインCPU10からのオン、オフ信号(ENA)
Sig30及び正転、逆転信号(IN)Sig31よ
り、駆動されるようになっている。また、AVPI35
からは、その出力Sig32がIFIC16で波形整形
されてメインCPU10へ入力され、絞り開放位置の検
出が行われるようになっている。
6をメインCPU10からのオン、オフ信号(ENA)
Sig30及び正転、逆転信号(IN)Sig31よ
り、駆動されるようになっている。また、AVPI35
からは、その出力Sig32がIFIC16で波形整形
されてメインCPU10へ入力され、絞り開放位置の検
出が行われるようになっている。
【0039】上記液晶表示パネル13は、メインCPU
10から送られるセグメント信号(SEG)Sig3
4、コモン信号(COM)Sig35により、フィルム
駒数、撮影モード、ストロボモード、絞り値、電池残量
等の表示がされるようになっている。
10から送られるセグメント信号(SEG)Sig3
4、コモン信号(COM)Sig35により、フィルム
駒数、撮影モード、ストロボモード、絞り値、電池残量
等の表示がされるようになっている。
【0040】また、ストロボユニット15は、撮影時ま
たはオートフォーカス測距時、被写体の輝度が不足して
いたときに、発光管を発光させて必要な輝度を被写体に
与えるためのものである。このストロボユニット15
は、メインCPU10からの信号にて、IFIC16の
ストロボ充電信号(STCHG)Sig36、ストロボ
発光開始信号(STON)sig37、トリガ回路を制
御する信号(STRG)Sig38の各信号にて制御さ
れるようになっている。更に、ストロボの充電電圧は、
VST信号Sig39としてメインCPU10に送られ
るようになっている。
たはオートフォーカス測距時、被写体の輝度が不足して
いたときに、発光管を発光させて必要な輝度を被写体に
与えるためのものである。このストロボユニット15
は、メインCPU10からの信号にて、IFIC16の
ストロボ充電信号(STCHG)Sig36、ストロボ
発光開始信号(STON)sig37、トリガ回路を制
御する信号(STRG)Sig38の各信号にて制御さ
れるようになっている。更に、ストロボの充電電圧は、
VST信号Sig39としてメインCPU10に送られ
るようになっている。
【0041】上記WPR23は、フィルムのパーフォレ
ーションに対向するように配置されている。フィルム面
とパーフォレーションの部分では光の反射率が異なるた
め、該WPR23の出力は、それぞれに対応したときに
異なる。すなわち、フィルム給送時には該WP23はフ
ィルム面とパーフォレーションと交互に対向するため、
WPR23の出力Sig20はパルス状になる。したが
って、そのパルス数をカウントすることで、フィルム1
駒分の移動量を検出することができる。
ーションに対向するように配置されている。フィルム面
とパーフォレーションの部分では光の反射率が異なるた
め、該WPR23の出力は、それぞれに対応したときに
異なる。すなわち、フィルム給送時には該WP23はフ
ィルム面とパーフォレーションと交互に対向するため、
WPR23の出力Sig20はパルス状になる。したが
って、そのパルス数をカウントすることで、フィルム1
駒分の移動量を検出することができる。
【0042】上記スイッチ40〜52では、キー信号0
〜5(KEY0〜KEY5)Sig40〜Sig45及
びキーコモン0〜2(KEYCOM0〜2)Sig46
〜Sig48が検出される。これらの信号により、上記
スイッチ40〜52の何れのスイッチがオンしているか
がわかる。
〜5(KEY0〜KEY5)Sig40〜Sig45及
びキーコモン0〜2(KEYCOM0〜2)Sig46
〜Sig48が検出される。これらの信号により、上記
スイッチ40〜52の何れのスイッチがオンしているか
がわかる。
【0043】上記KEY0〜KEY5は、通常、メイン
CPU10内部でプルアップされているため、その信号
レベルは“H”状態にある。ここで、例えば、KEYC
OMSig46を“L”、KEYCOMSig47を
“H”、KEYCOMSig48を“H”としたとす
る。この時点で後述するファーストレリーズスイッチ4
0がオンされれば、KEY0Sig40は“H”から
“L”に変化する。したがって、KEYCOM0〜2S
ig46〜48の信号レベルと、KEY0〜5Sig4
0〜45の信号レベルがわかれば、スイッチ40〜52
の何れがオンとなっているかを知ることができる。
CPU10内部でプルアップされているため、その信号
レベルは“H”状態にある。ここで、例えば、KEYC
OMSig46を“L”、KEYCOMSig47を
“H”、KEYCOMSig48を“H”としたとす
る。この時点で後述するファーストレリーズスイッチ4
0がオンされれば、KEY0Sig40は“H”から
“L”に変化する。したがって、KEYCOM0〜2S
ig46〜48の信号レベルと、KEY0〜5Sig4
0〜45の信号レベルがわかれば、スイッチ40〜52
の何れがオンとなっているかを知ることができる。
【0044】尚、KEYCOM0〜2Sig46〜48
は、同時に2つ以上“L”にすることはできない。スイ
ッチ40はファーストレリーズスイッチ(1RSW)で
あり、レリーズ釦が半押しされた状態のときにオンとな
り、測距動作を行うためのものである。スイッチ41は
セカンドレリーズスイッチ(2RSW)であり、レリー
ズ釦が全押しされた状態のときにオンとなり、各種測定
値を基に撮影動作が行われる。
は、同時に2つ以上“L”にすることはできない。スイ
ッチ40はファーストレリーズスイッチ(1RSW)で
あり、レリーズ釦が半押しされた状態のときにオンとな
り、測距動作を行うためのものである。スイッチ41は
セカンドレリーズスイッチ(2RSW)であり、レリー
ズ釦が全押しされた状態のときにオンとなり、各種測定
値を基に撮影動作が行われる。
【0045】スイッチ42及び43は、ズームアップス
イッチ(ZUSW)及びズームダウンスイッチ(ZDS
W)であり、鏡枠のズーミングを行うためのスイッチで
ある。ZUSW42がオンすると長焦点方向に、ZDS
W43がオンすると短焦点方向にズーミングする。
イッチ(ZUSW)及びズームダウンスイッチ(ZDS
W)であり、鏡枠のズーミングを行うためのスイッチで
ある。ZUSW42がオンすると長焦点方向に、ZDS
W43がオンすると短焦点方向にズーミングする。
【0046】スイッチ44はセルフスイッチ(SELF
SW)であり、このSELFSW44がオンとなると、
セルフタイマ撮影モードまたはリモコンの待機状態とな
る。この状態に於いて、上記2RSW41がオンされれ
ばセルフタイマ撮影が行われ、リモコン送信機にて撮影
操作を行えばリモコンによる撮影が行われる。
SW)であり、このSELFSW44がオンとなると、
セルフタイマ撮影モードまたはリモコンの待機状態とな
る。この状態に於いて、上記2RSW41がオンされれ
ばセルフタイマ撮影が行われ、リモコン送信機にて撮影
操作を行えばリモコンによる撮影が行われる。
【0047】スイッチ45は、スポットスイッチ(SP
OTSW)である。このSPOTSW45がオンされる
と、測光を撮影画面の中央の一部のみをAFIC11で
行うスポット測光モードとなる。尚、SPOTSW45
がオフでの通常の測光は、撮影画面全体を測光センサ2
1を用いて行われる。
OTSW)である。このSPOTSW45がオンされる
と、測光を撮影画面の中央の一部のみをAFIC11で
行うスポット測光モードとなる。尚、SPOTSW45
がオフでの通常の測光は、撮影画面全体を測光センサ2
1を用いて行われる。
【0048】ピクチャ1スイッチ(PCT1SW)46
〜ピクチャ4スイッチ(PCT4SW)49及びプログ
ラムスイッチ(PSW)50は、プログラム撮影モード
の切換スイッチであり、撮影条件に合わせて撮影者がモ
ード選択を行う。
〜ピクチャ4スイッチ(PCT4SW)49及びプログ
ラムスイッチ(PSW)50は、プログラム撮影モード
の切換スイッチであり、撮影条件に合わせて撮影者がモ
ード選択を行う。
【0049】PCT1SW46がオンされるポートレー
トモードとなり、適正露出範囲内で被写界深度が浅くな
るように、絞り及びシャッタスピードが決定される。P
CT2SW47がオンされると夜景モードとなり、通常
撮影時の適正露出の値よりも一段アンダーに設定され
る。また、PCT3SW48がオンされると風景モード
となり、適正露出範囲内で被写界深度ができるだけ深く
なるように、絞り及びシャッタスピードの値が決定され
る。PCT4SW49がオンされると、ストップモーシ
ョンモードとなり、シャッタスピードができるだけ速く
なるように設定される。また、このときはストロボモー
ドの赤目防止モードは使用できなくなる。
トモードとなり、適正露出範囲内で被写界深度が浅くな
るように、絞り及びシャッタスピードが決定される。P
CT2SW47がオンされると夜景モードとなり、通常
撮影時の適正露出の値よりも一段アンダーに設定され
る。また、PCT3SW48がオンされると風景モード
となり、適正露出範囲内で被写界深度ができるだけ深く
なるように、絞り及びシャッタスピードの値が決定され
る。PCT4SW49がオンされると、ストップモーシ
ョンモードとなり、シャッタスピードができるだけ速く
なるように設定される。また、このときはストロボモー
ドの赤目防止モードは使用できなくなる。
【0050】以上のPCT1SW46〜PCT4SW4
9は、同時に2つ以上選択することはできない。スイッ
チ50は、通常のプログラム撮影モード用スイッチ(P
SW)である。このPSW50が押下されることで、上
記PCT1SW46〜PCT4SW49のリセット及び
後述するAV優先プログラムモードのリセットが行われ
る。
9は、同時に2つ以上選択することはできない。スイッ
チ50は、通常のプログラム撮影モード用スイッチ(P
SW)である。このPSW50が押下されることで、上
記PCT1SW46〜PCT4SW49のリセット及び
後述するAV優先プログラムモードのリセットが行われ
る。
【0051】ストロボスイッチ(STSW)51は、ス
トロボの発光モードの切換スイッチである。このSTS
W51が操作されることにより、通常自動発光モード
(AUTO)、赤目軽減自動発光モード(AUTO−
S)、強制発光モード(FILL−IN)、ストロボオ
フモードが切換えられる。
トロボの発光モードの切換スイッチである。このSTS
W51が操作されることにより、通常自動発光モード
(AUTO)、赤目軽減自動発光モード(AUTO−
S)、強制発光モード(FILL−IN)、ストロボオ
フモードが切換えられる。
【0052】スイッチ52は、AV優先スイッチ(AV
SW)である。いま、このAVSW52がオンされる
と、撮影モードが絞り優先プログラムモードとなる。こ
のモードはAV値(絞り)を撮影者が決定し、そのAV
値に合わせて、プログラムでシャッタスピードが決定さ
れる。この絞り優先プログラムモードになると、PCT
2SW47及びPCT4SW49は上述した機能がなく
なり、AV値の設定スイッチとなる。PCT2SW47
はAV値を大きくするスイッチであり、PCT4SW4
9はAV値を小さくするスイッチである。
SW)である。いま、このAVSW52がオンされる
と、撮影モードが絞り優先プログラムモードとなる。こ
のモードはAV値(絞り)を撮影者が決定し、そのAV
値に合わせて、プログラムでシャッタスピードが決定さ
れる。この絞り優先プログラムモードになると、PCT
2SW47及びPCT4SW49は上述した機能がなく
なり、AV値の設定スイッチとなる。PCT2SW47
はAV値を大きくするスイッチであり、PCT4SW4
9はAV値を小さくするスイッチである。
【0053】パワースイッチ(PWSW)55は、この
カメラのメインスイッチである。パノラマスイッチ(P
ANSW)56は、撮影状態がパノラマ撮影か通常撮影
かを検出するためのスイッチであり、パノラマ撮影時に
オンとなる。
カメラのメインスイッチである。パノラマスイッチ(P
ANSW)56は、撮影状態がパノラマ撮影か通常撮影
かを検出するためのスイッチであり、パノラマ撮影時に
オンとなる。
【0054】裏蓋スイッチ(BKSW)57は裏蓋の状
態を検出するためのスイッチで、裏蓋が閉じている状態
がオフ状態となる。このBKSW57がオンからオフへ
状態が移行すると、フィルムのローディングが開始され
る。
態を検出するためのスイッチで、裏蓋が閉じている状態
がオフ状態となる。このBKSW57がオンからオフへ
状態が移行すると、フィルムのローディングが開始され
る。
【0055】シャッタチャージスイッチ(SCSW)5
8は、シャッタチャージを検出するためのスイッチであ
る。ミラーアップスイッチ(MUSW)59は、ミラー
アップを検出するためのスイッチであり、ミラーアップ
でオンとなる。
8は、シャッタチャージを検出するためのスイッチであ
る。ミラーアップスイッチ(MUSW)59は、ミラー
アップを検出するためのスイッチであり、ミラーアップ
でオンとなる。
【0056】DXスイッチ(DXSW)60は、フィル
ムのパトローネに印刷されているフィルム感度を表すD
Xコード撮影枚数と露出レンジを読取るため、及びフィ
ルム装填の有無を検出するためのスイッチである。この
DXSW60は、図示されないが10個のスイッチ群で
構成されている。
ムのパトローネに印刷されているフィルム感度を表すD
Xコード撮影枚数と露出レンジを読取るため、及びフィ
ルム装填の有無を検出するためのスイッチである。この
DXSW60は、図示されないが10個のスイッチ群で
構成されている。
【0057】ポップアップスイッチ(PUPSW)61
は、ストロボを制御するスイッチである。PUPSW6
1はストロボ発光部の動きに連動しており、発光部が上
がった状態でオン状態となり、ストロボ充電が行われ
る。また被写体が低輝度で、ストロボモードがAuto
となっているときにPUPSW61がオンならば、スト
ロボ発光が許可される。
は、ストロボを制御するスイッチである。PUPSW6
1はストロボ発光部の動きに連動しており、発光部が上
がった状態でオン状態となり、ストロボ充電が行われ
る。また被写体が低輝度で、ストロボモードがAuto
となっているときにPUPSW61がオンならば、スト
ロボ発光が許可される。
【0058】巻戻しスイッチ(RWMSW)62は、フ
ィルムの強制巻戻しを行うためのスイッチである。RW
MSW160がオンであれば、フィルムの強制巻戻しが
行われる。
ィルムの強制巻戻しを行うためのスイッチである。RW
MSW160がオンであれば、フィルムの強制巻戻しが
行われる。
【0059】スイッチ63は、ストロボ発光のタイミン
グを取るためのスイッチ(XSW)である。このXSW
63は、シャッタの先幕が走行して終了した時点でオン
となり、シャッタチャージ完了時にオフとなる。
グを取るためのスイッチ(XSW)である。このXSW
63は、シャッタの先幕が走行して終了した時点でオン
となり、シャッタチャージ完了時にオフとなる。
【0060】図3は、上記AFIC11の詳細な構成を
示す図である。同図に於いて、センサ制御回路(SC
C)111 は、メインCPU10からの制御信号に応じ
てAFIC11全体の動作を制御する。このセンサ制御
回路111 は、メインCPU10からのリセット信号
(AFRES)Sig1を受けると、AFIC11内の
各ブロックにリセット信号を供給し、蓄積動作を開始さ
せる。そして、その蓄積動作中は、AFEND信号Si
g2を“L”に保持してメインCPU10に出力する。
示す図である。同図に於いて、センサ制御回路(SC
C)111 は、メインCPU10からの制御信号に応じ
てAFIC11全体の動作を制御する。このセンサ制御
回路111 は、メインCPU10からのリセット信号
(AFRES)Sig1を受けると、AFIC11内の
各ブロックにリセット信号を供給し、蓄積動作を開始さ
せる。そして、その蓄積動作中は、AFEND信号Si
g2を“L”に保持してメインCPU10に出力する。
【0061】メインCPU10はAFEND信号Sig
2を随時モニタしており、“L”である区間が積分リミ
ット時間を越えるとAFEXT信号Sig2′を出力
し、センサ制御回路111 は、このAFEXT信号Si
g2′に応じて強制的に蓄積動作を停止させる。
2を随時モニタしており、“L”である区間が積分リミ
ット時間を越えるとAFEXT信号Sig2′を出力
し、センサ制御回路111 は、このAFEXT信号Si
g2′に応じて強制的に蓄積動作を停止させる。
【0062】更に、センサ制御回路111 は、センサ回
路(SC)113 に対して信号A〜Eを出力して感度モ
ードの切換えを行うと共に、CLKSig5、DATA
信号Sig4によってメインCPU10に対してセンサ
データD(I)の通信を行う。尚、フォトダイオード
(PD)112 とセンサ回路113 については後述する
が、センサ回路113 では蓄積動作を終了すると蓄積終
了信号TS をラッチ回路(LC)114 とオア発生回路
(ORC)115 に出力する。
路(SC)113 に対して信号A〜Eを出力して感度モ
ードの切換えを行うと共に、CLKSig5、DATA
信号Sig4によってメインCPU10に対してセンサ
データD(I)の通信を行う。尚、フォトダイオード
(PD)112 とセンサ回路113 については後述する
が、センサ回路113 では蓄積動作を終了すると蓄積終
了信号TS をラッチ回路(LC)114 とオア発生回路
(ORC)115 に出力する。
【0063】また、光電変換素子列中に最初に電荷蓄積
を終了したセンサ回路113 の蓄積終了信号TS は、オ
ア発生回路115 を介してオア信号としてセンサ制御回
路111 に入力される。センサ制御回路111 では、こ
れをTOR信号として出力する。更に、光電変換素子列中
に最後に電荷蓄積を終了したセンサ回路113 からの蓄
積終了信号TS は、アンド発生回路(ANDC)116
により、センサ制御回路111 を介してAFEND信号
Sig2を出力する。
を終了したセンサ回路113 の蓄積終了信号TS は、オ
ア発生回路115 を介してオア信号としてセンサ制御回
路111 に入力される。センサ制御回路111 では、こ
れをTOR信号として出力する。更に、光電変換素子列中
に最後に電荷蓄積を終了したセンサ回路113 からの蓄
積終了信号TS は、アンド発生回路(ANDC)116
により、センサ制御回路111 を介してAFEND信号
Sig2を出力する。
【0064】そして、メインCPU10は、AFEND
信号Sig2のローレベル“L”からハイレベル“H”
を検出して、AFIC11の積分終了を判定し、ローレ
ベル“L”区間の時間を計測して、積分リミットの判定
を行う。
信号Sig2のローレベル“L”からハイレベル“H”
を検出して、AFIC11の積分終了を判定し、ローレ
ベル“L”区間の時間を計測して、積分リミットの判定
を行う。
【0065】次いで、光電変換素子の中で最初に電荷蓄
積を完了したセンサ回路113 からの蓄積終了信号TS
がオア発生回路115 に入力されると、ORS信号によ
ってスイッチ(SW)117 を閉じる。このスイッチ1
17 のオンにより、カウンタ(COT)118 はクロッ
クジェネレータ(CG)119 のクロックパルス(C
P)のカウントを開始する。
積を完了したセンサ回路113 からの蓄積終了信号TS
がオア発生回路115 に入力されると、ORS信号によ
ってスイッチ(SW)117 を閉じる。このスイッチ1
17 のオンにより、カウンタ(COT)118 はクロッ
クジェネレータ(CG)119 のクロックパルス(C
P)のカウントを開始する。
【0066】したがって、光電変換素子列中で最も強い
光を受けたフォトダイオード112のラッチ回路114
には、カウンタ出力“0”がラッチされる。そして、
他のフォトダイオード112 では、入射する光強度が小
さいほど電荷蓄積時間が長くなり、蓄積終了信号TS が
発生するまでの時間差が発生する。それ故、この時間差
に応じたカウンタ出力が、それぞれラッチ回路114 に
於いてラッチされる。
光を受けたフォトダイオード112のラッチ回路114
には、カウンタ出力“0”がラッチされる。そして、
他のフォトダイオード112 では、入射する光強度が小
さいほど電荷蓄積時間が長くなり、蓄積終了信号TS が
発生するまでの時間差が発生する。それ故、この時間差
に応じたカウンタ出力が、それぞれラッチ回路114 に
於いてラッチされる。
【0067】また、上記オア発生回路115 は、図示さ
れていないが光電変換素子列の中央範囲内に位置するフ
ォトダイオードに対応するセンサ回路113 からの蓄積
終了信号TS のみを有効とする。ここでは、光電変換素
子列の両側の主要被写体背景の逆光が入る虞があるの
で、この範囲の各左右所定数のセンサ回路113 からの
蓄積終了信号TS は除外して、オア発生回路115 に入
力していない。
れていないが光電変換素子列の中央範囲内に位置するフ
ォトダイオードに対応するセンサ回路113 からの蓄積
終了信号TS のみを有効とする。ここでは、光電変換素
子列の両側の主要被写体背景の逆光が入る虞があるの
で、この範囲の各左右所定数のセンサ回路113 からの
蓄積終了信号TS は除外して、オア発生回路115 に入
力していない。
【0068】各素子列の所定の素子の蓄積時間は、それ
ぞれ平均化した値を更に複数回の積分動作により平均化
し、積分時間から輝度を求めることが可能である。この
蓄積時間に関する詳しい説明は、本件出願人による先の
出願である特願平6−271211号に記載されている
ので省略する。
ぞれ平均化した値を更に複数回の積分動作により平均化
し、積分時間から輝度を求めることが可能である。この
蓄積時間に関する詳しい説明は、本件出願人による先の
出願である特願平6−271211号に記載されている
ので省略する。
【0069】図4は、被写界を測光する測光センサ21
のパターン例を示した図である。この場合、主要被写体
を測光する中央部のパターン21aと、主要被写体の周
辺及び背景の輝度を測光するための周辺部のパターン2
1bから成っている。
のパターン例を示した図である。この場合、主要被写体
を測光する中央部のパターン21aと、主要被写体の周
辺及び背景の輝度を測光するための周辺部のパターン2
1bから成っている。
【0070】次に、図5のフローチャートを参照して、
カメラの一連の処理動作を説明する。先ず、ステップS
1にてカメラの一連の動作に必要な初期設定が行われ
る。次いで、ステップS2に於いて、シャッタレリーズ
釦の半押し、すなわち1RSW40のオンが検出され
る。ここで、1RSW40のオンが検出されると、ステ
ップS3に進んで、AFIC11に積分開始信号が与え
られて積分が開始される。
カメラの一連の処理動作を説明する。先ず、ステップS
1にてカメラの一連の動作に必要な初期設定が行われ
る。次いで、ステップS2に於いて、シャッタレリーズ
釦の半押し、すなわち1RSW40のオンが検出され
る。ここで、1RSW40のオンが検出されると、ステ
ップS3に進んで、AFIC11に積分開始信号が与え
られて積分が開始される。
【0071】そして、ステップS4にて、AFIC11
から積分完了に伴って積分完了信号が出力されるので、
その信号が出力されるまで待機する。次いで、ステップ
S5では、積分完了によりAFIC11からAFの情報
が取込まれ、ピントのずれ量が求められ、合焦点レンズ
の駆動方向と駆動量が求められる。合焦であれば、合焦
信号が出力される。更に積分時間からAFエリアの輝度
情報に変換するスポット測光を行う。尚、積分時間から
輝度信号への変換は、本件出願人による先の出願である
特願平6−271211号に記載されているので省略す
る。ここで求めたスポット測光値をBVAFとする。
から積分完了に伴って積分完了信号が出力されるので、
その信号が出力されるまで待機する。次いで、ステップ
S5では、積分完了によりAFIC11からAFの情報
が取込まれ、ピントのずれ量が求められ、合焦点レンズ
の駆動方向と駆動量が求められる。合焦であれば、合焦
信号が出力される。更に積分時間からAFエリアの輝度
情報に変換するスポット測光を行う。尚、積分時間から
輝度信号への変換は、本件出願人による先の出願である
特願平6−271211号に記載されているので省略す
る。ここで求めたスポット測光値をBVAFとする。
【0072】次に、合焦用レンズの駆動量から被写体ま
での距離を算出するため、ステップS6に於いて合焦判
定がなされる。ここで、合焦していないときには、ステ
ップS7に進み、上記ステップS5で求められた合焦用
レンズの駆動方向と駆動量に基いて、合焦用レンズが駆
動される。その後、ステップS2に戻る。一方、上記ス
テップS6にて合焦していると判定されれば、ステップ
S8へ進んで、測光値から適正露出値を求める測光演算
が行われる。
での距離を算出するため、ステップS6に於いて合焦判
定がなされる。ここで、合焦していないときには、ステ
ップS7に進み、上記ステップS5で求められた合焦用
レンズの駆動方向と駆動量に基いて、合焦用レンズが駆
動される。その後、ステップS2に戻る。一方、上記ス
テップS6にて合焦していると判定されれば、ステップ
S8へ進んで、測光値から適正露出値を求める測光演算
が行われる。
【0073】そして、ステップS9に於いて、レリーズ
釦の全押し、すなわち2RSW41がオンされているか
否かが検出される。ここで、レリーズ釦が全押しされて
いない場合は、上記ステップS2へ戻る。レリーズ釦が
全押しされていれば、ステップS10に進んで、上記ス
テップS8で求められたTV値(シャッタ速度)、AV
値に基いて、露出が行われる。その後、ステップS11
にて、露出されたフィルム面が1駒巻上げられる。
釦の全押し、すなわち2RSW41がオンされているか
否かが検出される。ここで、レリーズ釦が全押しされて
いない場合は、上記ステップS2へ戻る。レリーズ釦が
全押しされていれば、ステップS10に進んで、上記ス
テップS8で求められたTV値(シャッタ速度)、AV
値に基いて、露出が行われる。その後、ステップS11
にて、露出されたフィルム面が1駒巻上げられる。
【0074】次に、図6及び図7のフローチャートを参
照して、測光演算を行う処理動作について説明する。初
めに、ステップS21にて、測光センサ(170)の輝
度信号がIFIC16で電圧信号に変換され、メインC
PU10でA/D変換されて輝度値が求められる。ここ
で、図4に示される中央部21aの輝度値をBVB 、周
辺部21bの輝度値をBVC とする。
照して、測光演算を行う処理動作について説明する。初
めに、ステップS21にて、測光センサ(170)の輝
度信号がIFIC16で電圧信号に変換され、メインC
PU10でA/D変換されて輝度値が求められる。ここ
で、図4に示される中央部21aの輝度値をBVB 、周
辺部21bの輝度値をBVC とする。
【0075】次いで、ステップS22にて、上記ステッ
プS21で求められた中央部21a及び周辺部21bの
輝度値から、中央重点平均測光値(BVAVE )が求めら
れる。演算式は次の通りである。
プS21で求められた中央部21a及び周辺部21bの
輝度値から、中央重点平均測光値(BVAVE )が求めら
れる。演算式は次の通りである。
【0076】
【数1】
【0077】続いて、ステップS23では中央部21a
と周辺部21bの輝度差ΔBVが、下記(2)式により
求められる。 ΔBV=|BVB −BVC | …(2) そして、ステップS24に於いて、主要被写体の輝度分
布が逆光なのか順光なのかを判断するため、BVB とB
Vc が比較される。ここで、BVB ≦BVc の場合に
は、主要被写体が周辺部より暗いので逆光と判断され、
ステップS25へ進む。これに対し、BVB >BVc の
場合は、主要被写体が周辺部より明るいので順光と判断
されてステップS26へ進む。
と周辺部21bの輝度差ΔBVが、下記(2)式により
求められる。 ΔBV=|BVB −BVC | …(2) そして、ステップS24に於いて、主要被写体の輝度分
布が逆光なのか順光なのかを判断するため、BVB とB
Vc が比較される。ここで、BVB ≦BVc の場合に
は、主要被写体が周辺部より暗いので逆光と判断され、
ステップS25へ進む。これに対し、BVB >BVc の
場合は、主要被写体が周辺部より明るいので順光と判断
されてステップS26へ進む。
【0078】上記ステップS25では、逆光フラグが
“1”にセットされる。また、ステップS26では、順
光フラグが“1”にセットされる。次いで、ステップS
27では、主要被写体の撮影倍率βが演算される。被写
体距離情報は、AF処理(図3のステップS5)で求め
られる。
“1”にセットされる。また、ステップS26では、順
光フラグが“1”にセットされる。次いで、ステップS
27では、主要被写体の撮影倍率βが演算される。被写
体距離情報は、AF処理(図3のステップS5)で求め
られる。
【0079】焦点距離情報は、先ず、ZMPI34のカ
ウント数からズームエンコーダ値に変換され、ズームエ
ンコーダ値から焦点距離情報に変換される。撮影倍率
は、下記(3)式により求められる。
ウント数からズームエンコーダ値に変換され、ズームエ
ンコーダ値から焦点距離情報に変換される。撮影倍率
は、下記(3)式により求められる。
【0080】 撮影倍率(β)=焦点距離情報(f) /被写体距離情報(L) …(3) ステップS28では、上記撮影倍率βと、逆光、順光フ
ラグとを使用して、係数γ1 が求められる。この係数γ
1 の求め方は次の通りである。先ず、βと逆光、順光フ
ラグとから、下記表1を参照する。
ラグとを使用して、係数γ1 が求められる。この係数γ
1 の求め方は次の通りである。先ず、βと逆光、順光フ
ラグとから、下記表1を参照する。
【0081】
【表1】
【0082】βが一致する場合は該当するγ1 のデータ
が使用されるが、βが例えば0.0465のように0.
063と0.03の間にある場合は、それぞれのγ1 の
データが比例分配されて求められる。つまり、補間演算
して求められる。順光の場合にはγ1 =0.375が、
逆光の場合にはγ1 =1.5が演算される(図8参
照)。このようにして、表1に示されるデータがアナロ
グ的に演算され、滑らかな値としてγ1 が求められる。
が使用されるが、βが例えば0.0465のように0.
063と0.03の間にある場合は、それぞれのγ1 の
データが比例分配されて求められる。つまり、補間演算
して求められる。順光の場合にはγ1 =0.375が、
逆光の場合にはγ1 =1.5が演算される(図8参
照)。このようにして、表1に示されるデータがアナロ
グ的に演算され、滑らかな値としてγ1 が求められる。
【0083】次いで、ステップS29では、ズームエン
コーダ値から係数γ2 が求められる。この係数γ2 は、
測距精度を加味して補正量の効き率を制御する係数であ
り、下記表2を参照して求められる。
コーダ値から係数γ2 が求められる。この係数γ2 は、
測距精度を加味して補正量の効き率を制御する係数であ
り、下記表2を参照して求められる。
【0084】
【表2】
【0085】ズームエンコーダが“0(すなわちズーム
がワイド側)”から“14(すなわちズームがスタンダ
ード付近)”では、測距精度が悪いので、補正係数γ2
を0〜1の範囲の値にする必要がある。
がワイド側)”から“14(すなわちズームがスタンダ
ード付近)”では、測距精度が悪いので、補正係数γ2
を0〜1の範囲の値にする必要がある。
【0086】次に、ステップS30では、上記ステップ
S27〜S29で求められた情報に基いて、下記(4)
式に従って補正値が求められる。 ADJ=ΔBV×γ1 ×γ2 …(4) そして、ステップS31にて、補正値が大きい値になら
ないよう、上限リミッタをかける処理が行われる。ここ
で、ADJが1.5EVより大きい場合にはステップS
32へ進み、ADJに1.5EVが入る。
S27〜S29で求められた情報に基いて、下記(4)
式に従って補正値が求められる。 ADJ=ΔBV×γ1 ×γ2 …(4) そして、ステップS31にて、補正値が大きい値になら
ないよう、上限リミッタをかける処理が行われる。ここ
で、ADJが1.5EVより大きい場合にはステップS
32へ進み、ADJに1.5EVが入る。
【0087】ステップS33では、撮影モードがポート
レートかどうかが判断される。ポートレートモードであ
ればステップS34へ、その他のモードであればステッ
プS35へ進む。
レートかどうかが判断される。ポートレートモードであ
ればステップS34へ、その他のモードであればステッ
プS35へ進む。
【0088】ステップS34では、下記(5)式に従っ
てBV値が演算される。 BV=BVAVE −ADJ …(5) また、ステップS35では、下記(6)式に従ってBV
値が演算される。
てBV値が演算される。 BV=BVAVE −ADJ …(5) また、ステップS35では、下記(6)式に従ってBV
値が演算される。
【0089】 BV=BVAVE …(6) 次いで、ステップS36にて、DXSW60により読込
まれたDXコードがSV値(フィルム感度)に変換され
る。そして、ステップS37にて、BV値とSV値から
EV値が求められる。演算式は次の通りである。
まれたDXコードがSV値(フィルム感度)に変換され
る。そして、ステップS37にて、BV値とSV値から
EV値が求められる。演算式は次の通りである。
【0090】 EV=BV+SV …(7) 更に、ステップS38では、上記EV値から、AV値と
TV値が、下記(8)式に従って求められる。
TV値が、下記(8)式に従って求められる。
【0091】 EV=AV+TV …(8) 図9は、同実施例による効果を説明する図である。撮影
時の条件として、中央部、周辺部の測光値は、それぞれ
BVB =15、BVc =16.5であり、中央部より周
辺部の方が明るい(ΔBV=1.5)ので、逆光と判定
されている。また、撮影時の焦点距離(ズームエンコー
ダ=30)は、f=100mm、被写体までの距離は
3.0mである。
時の条件として、中央部、周辺部の測光値は、それぞれ
BVB =15、BVc =16.5であり、中央部より周
辺部の方が明るい(ΔBV=1.5)ので、逆光と判定
されている。また、撮影時の焦点距離(ズームエンコー
ダ=30)は、f=100mm、被写体までの距離は
3.0mである。
【0092】ここで、上記情報よりβ計算すると、β=
0.03となる。更に、上記表1及び表2よりγ1 、γ
2 を求めると、γ1 =0.5、γ2 =1.0となる。ま
た、中央重点平均測光値BVAVE を計算すると、次のよ
うになる。
0.03となる。更に、上記表1及び表2よりγ1 、γ
2 を求めると、γ1 =0.5、γ2 =1.0となる。ま
た、中央重点平均測光値BVAVE を計算すると、次のよ
うになる。
【0093】
【数2】 そして、撮影モードがポートレートモードの場合の適正
露出値は、 BV=BVAVE −ΔBV・γ1 ・γ2 =15.7−1.5・0.5・1.0 =14.95 となる。
露出値は、 BV=BVAVE −ΔBV・γ1 ・γ2 =15.7−1.5・0.5・1.0 =14.95 となる。
【0094】撮影モードがポートレートモード以外の場
合には、BV=15.7が適正露出値となる。上述した
第1の実施例では、ポートレートモードは人物を撮影す
ることを前提とした撮影モードとしている。したがっ
て、上記表1のβ、γ1 は、人物の撮影状況に合わせて
設定してあるが、これらのデータテーブルを、撮影する
対象物に合わせて変更するようにしても良い。
合には、BV=15.7が適正露出値となる。上述した
第1の実施例では、ポートレートモードは人物を撮影す
ることを前提とした撮影モードとしている。したがっ
て、上記表1のβ、γ1 は、人物の撮影状況に合わせて
設定してあるが、これらのデータテーブルを、撮影する
対象物に合わせて変更するようにしても良い。
【0095】次に、この発明の第2の実施例を説明す
る。この第2の実施例は、上述した第1の実施例とは測
光の処理動作が異なる。図10は、第2の実施例に従っ
て測光演算を行う処理動作について説明するフローチャ
ートである。尚、図10のフローチャートに於いて、ス
テップS41〜S50は、補正後の露出値をスポット測
光値でリミッタを施す処理であり、図6のフローチャー
トのステップS21〜S30と同じであるので、ここで
の説明は省略する。
る。この第2の実施例は、上述した第1の実施例とは測
光の処理動作が異なる。図10は、第2の実施例に従っ
て測光演算を行う処理動作について説明するフローチャ
ートである。尚、図10のフローチャートに於いて、ス
テップS41〜S50は、補正後の露出値をスポット測
光値でリミッタを施す処理であり、図6のフローチャー
トのステップS21〜S30と同じであるので、ここで
の説明は省略する。
【0096】ステップ51では、上記ステップS50で
求められたADJとBVAVE とから、BV値が求められ
る。次いで、ステップS52に於いて、BVがスポット
部のBVAFより小さいか否かが判定される。BVがBV
AFよりも小さい場合はステップS53へ、そうでない場
合はステップS54へ進む。
求められたADJとBVAVE とから、BV値が求められ
る。次いで、ステップS52に於いて、BVがスポット
部のBVAFより小さいか否かが判定される。BVがBV
AFよりも小さい場合はステップS53へ、そうでない場
合はステップS54へ進む。
【0097】ステップS53では、BV値に測光値BV
AFが入る。その後のステップS54〜S56は、図7の
ステップS36〜S38と同じであるので、説明は省略
する。
AFが入る。その後のステップS54〜S56は、図7の
ステップS36〜S38と同じであるので、説明は省略
する。
【0098】尚、この発明の上記実施態様によれば、以
下の如き構成が得られる。 (1) 少なくとも被写界の中央と周辺の輝度信号を出
力する測光手段と、被写界の輝度分布を求め、輝度分布
情報を出力する判断手段と、主要被写体までの距離情報
を出力する測距手段と、撮影レンズの焦点距離を変化さ
せ、焦点距離情報を出力するズーム手段と、上記測光値
と、輝度差と、輝度分布情報と、被写体距離情報と、焦
点距離情報とを入力し、上記測光値から中央重点平均測
光値を求め、被写体距離情報と焦点距離情報とから被写
体の撮影倍率を求め、この撮影倍率と輝度分布情報から
露出補正情報を算出し、この露出補正情報と上記中央重
点平均測光値とに基いて適正露出値を出力する演算手段
とを具備したことを特徴とするカメラの露出決定装置。
下の如き構成が得られる。 (1) 少なくとも被写界の中央と周辺の輝度信号を出
力する測光手段と、被写界の輝度分布を求め、輝度分布
情報を出力する判断手段と、主要被写体までの距離情報
を出力する測距手段と、撮影レンズの焦点距離を変化さ
せ、焦点距離情報を出力するズーム手段と、上記測光値
と、輝度差と、輝度分布情報と、被写体距離情報と、焦
点距離情報とを入力し、上記測光値から中央重点平均測
光値を求め、被写体距離情報と焦点距離情報とから被写
体の撮影倍率を求め、この撮影倍率と輝度分布情報から
露出補正情報を算出し、この露出補正情報と上記中央重
点平均測光値とに基いて適正露出値を出力する演算手段
とを具備したことを特徴とするカメラの露出決定装置。
【0099】(2) 少なくとも被写界の中央と周辺の
輝度信号を出力する測光手段と、被写界の輝度分布を求
め、輝度分布情報を出力する判断手段と、主要被写体ま
での距離情報を出力する測距手段と、撮影レンズの焦点
距離を変化させ、焦点距離情報を出力するズーム手段
と、撮影モードを設定し、モード情報を出力する撮影モ
ード設定手段と、上記測光値と、輝度差と、輝度分布情
報と、被写体距離情報と、焦点距離情報と、撮影モード
とを入力し、上記測光値から中央重点平均測光値を求
め、被写体距離情報と焦点距離情報とから被写体の撮影
倍率を求め、この撮影倍率と輝度分布情報から露出補正
情報を算出し、上記撮影モードが少なくとも1つの所定
の撮影モードと一致したときに、露出補正情報と上記中
央重点平均測光値とを演算し、露出値を出力する演算手
段とを具備したことを特徴とするカメラの露出決定装
置。
輝度信号を出力する測光手段と、被写界の輝度分布を求
め、輝度分布情報を出力する判断手段と、主要被写体ま
での距離情報を出力する測距手段と、撮影レンズの焦点
距離を変化させ、焦点距離情報を出力するズーム手段
と、撮影モードを設定し、モード情報を出力する撮影モ
ード設定手段と、上記測光値と、輝度差と、輝度分布情
報と、被写体距離情報と、焦点距離情報と、撮影モード
とを入力し、上記測光値から中央重点平均測光値を求
め、被写体距離情報と焦点距離情報とから被写体の撮影
倍率を求め、この撮影倍率と輝度分布情報から露出補正
情報を算出し、上記撮影モードが少なくとも1つの所定
の撮影モードと一致したときに、露出補正情報と上記中
央重点平均測光値とを演算し、露出値を出力する演算手
段とを具備したことを特徴とするカメラの露出決定装
置。
【0100】(3) 少なくとも被写界の中央と周辺の
輝度信号を出力する測光手段と、被写界の輝度分布を求
め、輝度分布情報を出力する判断手段と、主要被写体ま
での距離情報を出力する測距手段と、撮影レンズの焦点
距離を変化させ、焦点距離情報を出力するズーム手段
と、被写界の狭い範囲を測光するスポット測光手段と、
上記測光値と、輝度差と、輝度分布情報と、被写体距離
情報と、焦点距離情報とを入力し、上記測光値から中央
重点平均測光値を求め、被写体距離情報と焦点距離情報
とから被写体の撮影倍率を求め、この撮影倍率と輝度分
布情報から露出補正情報を算出し、この露出補正情報と
上記中央重点平均測光値とに基く演算結果が上記スポッ
ト測光値よりも大きいとき、スポット測光値で制限され
た露出値を出力する演算手段とを具備したことを特徴と
するカメラの露出決定装置。
輝度信号を出力する測光手段と、被写界の輝度分布を求
め、輝度分布情報を出力する判断手段と、主要被写体ま
での距離情報を出力する測距手段と、撮影レンズの焦点
距離を変化させ、焦点距離情報を出力するズーム手段
と、被写界の狭い範囲を測光するスポット測光手段と、
上記測光値と、輝度差と、輝度分布情報と、被写体距離
情報と、焦点距離情報とを入力し、上記測光値から中央
重点平均測光値を求め、被写体距離情報と焦点距離情報
とから被写体の撮影倍率を求め、この撮影倍率と輝度分
布情報から露出補正情報を算出し、この露出補正情報と
上記中央重点平均測光値とに基く演算結果が上記スポッ
ト測光値よりも大きいとき、スポット測光値で制限され
た露出値を出力する演算手段とを具備したことを特徴と
するカメラの露出決定装置。
【0101】(4) 少なくとも被写界の中央と周辺の
輝度信号を出力する測光手段と、被写界の輝度分布を求
め、輝度分布情報を出力する判断手段と、主要被写体ま
での距離情報を出力する測距手段と、撮影レンズの焦点
距離を変化させ、焦点距離情報を出力するズーム手段
と、上記測光値と、輝度差と、輝度分布情報と、被写体
距離情報と、焦点距離情報とを入力し、上記測光値から
中央重点平均測光値を求め、被写体距離情報と焦点距離
情報とから被写体の撮影倍率を求め、この撮影倍率と輝
度分布情報から露出補正係数を求め、上記輝度差とこの
係数により得られる露出補正情報と上記中央重点平均測
光値とに基き演算した適正露出値を出力する演算手段と
を具備したことを特徴とするカメラの露出決定装置。
輝度信号を出力する測光手段と、被写界の輝度分布を求
め、輝度分布情報を出力する判断手段と、主要被写体ま
での距離情報を出力する測距手段と、撮影レンズの焦点
距離を変化させ、焦点距離情報を出力するズーム手段
と、上記測光値と、輝度差と、輝度分布情報と、被写体
距離情報と、焦点距離情報とを入力し、上記測光値から
中央重点平均測光値を求め、被写体距離情報と焦点距離
情報とから被写体の撮影倍率を求め、この撮影倍率と輝
度分布情報から露出補正係数を求め、上記輝度差とこの
係数により得られる露出補正情報と上記中央重点平均測
光値とに基き演算した適正露出値を出力する演算手段と
を具備したことを特徴とするカメラの露出決定装置。
【0102】(5) 少なくとも被写界の中央と周辺の
輝度信号を出力する測光手段と、被写界の輝度分布を求
め、輝度分布情報を出力する判断手段と、主要被写体ま
での距離情報を出力する測距手段と、撮影レンズの焦点
距離を変化させ、焦点距離情報を出力するズーム手段
と、上記測光値と、輝度差と、輝度分布情報と、被写体
距離情報と、焦点距離情報とを入力し、上記測光値から
中央重点平均測光値を求め、被写体距離情報と焦点距離
情報とから被写体の撮影倍率を求め、この撮影倍率と輝
度分布情報から第1の露出補正係数を求め、焦点距離情
報から第2の露出補正係数を求め、上記輝度差と第1の
係数と第2の係数とにより得られる露出補正情報と上記
中央重点平均測光値とに基き演算した適正露出値を出力
する演算手段とを具備したことを特徴とするカメラの露
出決定装置。
輝度信号を出力する測光手段と、被写界の輝度分布を求
め、輝度分布情報を出力する判断手段と、主要被写体ま
での距離情報を出力する測距手段と、撮影レンズの焦点
距離を変化させ、焦点距離情報を出力するズーム手段
と、上記測光値と、輝度差と、輝度分布情報と、被写体
距離情報と、焦点距離情報とを入力し、上記測光値から
中央重点平均測光値を求め、被写体距離情報と焦点距離
情報とから被写体の撮影倍率を求め、この撮影倍率と輝
度分布情報から第1の露出補正係数を求め、焦点距離情
報から第2の露出補正係数を求め、上記輝度差と第1の
係数と第2の係数とにより得られる露出補正情報と上記
中央重点平均測光値とに基き演算した適正露出値を出力
する演算手段とを具備したことを特徴とするカメラの露
出決定装置。
【0103】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、主要被
写体が順光、逆光等の難しい撮影条件でも被写体距離、
焦点距離、輝度差から判断して適正な露出補正量を求め
ることができるので、撮影者が主要被写体に対し、撮影
モードを選択した場合、より良く露出補正がかかり、簡
単な操作でより適正な露出を得ることができる。例えば
子供の写真を撮影するチャイルドモードや、人より大き
なオブジェ等を撮影するオブジェモード、昆虫等の小さ
な物を撮影するマクロモードで、それぞれに対応するデ
ータテーブルを用意することで可能となる。
写体が順光、逆光等の難しい撮影条件でも被写体距離、
焦点距離、輝度差から判断して適正な露出補正量を求め
ることができるので、撮影者が主要被写体に対し、撮影
モードを選択した場合、より良く露出補正がかかり、簡
単な操作でより適正な露出を得ることができる。例えば
子供の写真を撮影するチャイルドモードや、人より大き
なオブジェ等を撮影するオブジェモード、昆虫等の小さ
な物を撮影するマクロモードで、それぞれに対応するデ
ータテーブルを用意することで可能となる。
【図1】この発明の第1の実施例を示すもので、カメラ
の露出決定装置の概略を示したブロック構成図である。
の露出決定装置の概略を示したブロック構成図である。
【図2】カメラの露出決定装置の詳細を示した回路構成
図である。
図である。
【図3】図2のAFIC11の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】被写界を測光する測光センサ21のパターン例
を示した図である。
を示した図である。
【図5】カメラの一連の処理動作を説明するフローチャ
ートである。
ートである。
【図6】測光演算を行う処理動作を説明するフローチャ
ートである。
ートである。
【図7】測光演算を行う処理動作を説明するフローチャ
ートである。
ートである。
【図8】撮影倍率βと係数γ1 との関係を示す特性図で
ある。
ある。
【図9】第1の実施例による効果を説明する図である。
【図10】この発明の第2の実施例に従って測光演算を
行う処理動作について説明するフローチャートである。
行う処理動作について説明するフローチャートである。
1…測光部、2…逆光判定部、2…演算部、4…測距
部、5…ズーム部、6…撮影モード設定部、7…露出制
御部、10…メインCPU、11…AFIC、12…E
EPROM、13…液晶表示パネル、15…ストロボユ
ニット、16…インターフェースIC(IFIC)、1
7…リモコン送信ユニット、21…測光センサ、21a
…中央部、21b…周辺部、22、37…モータドライ
バ、24…シーケンスモータ(M1)、25…LDモー
タ(M2)、26…ZMモータ(M3)、31…シャッ
タ・チャージ用フォトインタラプタ(SCPI)、32
…レンズ用フォトインタラプタ(LDPI)、33…ズ
ーミング用フォトリフレクタ(ZMPR)、34…ズー
ミング用フォトインタラプタ(ZMPI)、35…絞り
用フォトインタラプタ(AVPI)、36…ステッピン
グモータ(AVモータ;M4)、40…ファーストレリ
ーズスイッチ(1RSW)、41…セカンドレリーズス
イッチ(2RSW)、42…ズームアップスイッチ(Z
USW)、43…ズームダウンスイッチ(ZDSW)、
52…AV優先スイッチ(AVSW)、60…DXスイ
ッチ(DXSW)。
部、5…ズーム部、6…撮影モード設定部、7…露出制
御部、10…メインCPU、11…AFIC、12…E
EPROM、13…液晶表示パネル、15…ストロボユ
ニット、16…インターフェースIC(IFIC)、1
7…リモコン送信ユニット、21…測光センサ、21a
…中央部、21b…周辺部、22、37…モータドライ
バ、24…シーケンスモータ(M1)、25…LDモー
タ(M2)、26…ZMモータ(M3)、31…シャッ
タ・チャージ用フォトインタラプタ(SCPI)、32
…レンズ用フォトインタラプタ(LDPI)、33…ズ
ーミング用フォトリフレクタ(ZMPR)、34…ズー
ミング用フォトインタラプタ(ZMPI)、35…絞り
用フォトインタラプタ(AVPI)、36…ステッピン
グモータ(AVモータ;M4)、40…ファーストレリ
ーズスイッチ(1RSW)、41…セカンドレリーズス
イッチ(2RSW)、42…ズームアップスイッチ(Z
USW)、43…ズームダウンスイッチ(ZDSW)、
52…AV優先スイッチ(AVSW)、60…DXスイ
ッチ(DXSW)。
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも撮影画面の中央部と、該中央
部を除く撮影画面全域とをそれぞれ測光する測光手段を
備えたカメラの露出決定装置に於いて、 上記測光手段の出力に基いて主要被写体が逆光状態か否
かを判定すると共に、第1の測光値を演算する第1の演
算手段と、 撮影レンズの焦点距離情報と、主要被写体距離情報とに
応じて主要被写体の撮影倍率を求め、この撮影倍率と上
記逆光状態か否かに基き上記第1の測光値を補正する補
正係数を出力する出力手段と、 上記第1の測光値と上記補正係数とを演算した値を第2
の測光値として出力する第2の演算手段とを具備したこ
とを特徴とするカメラの露出決定装置。 - 【請求項2】 撮影レンズの焦点距離情報に基いて上記
補正係数とは異なる新たな補正係数を出力する第2の出
力手段を有し、 上記第2の演算手段は、上記第1の測光値と上記補正係
数と上記新たな補正係数とを演算した値を第2の測光値
として出力することを特徴とする請求項1に記載のカメ
ラの露出決定装置。 - 【請求項3】 上記第2の演算手段は、上記第2の測光
値が上記撮影画面の中央部の測光値を越えているとき、
該撮影画面の中央部の測光値を第2の測光値として出力
することを特徴とする請求項1若しくは2に記載のカメ
ラの露出決定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP830195A JPH08201873A (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | カメラの露出決定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP830195A JPH08201873A (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | カメラの露出決定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08201873A true JPH08201873A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11689336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP830195A Pending JPH08201873A (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | カメラの露出決定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08201873A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008176319A (ja) * | 2007-12-25 | 2008-07-31 | Canon Inc | Aeaf用固体撮像装置 |
KR101022467B1 (ko) * | 2003-12-20 | 2011-03-15 | 삼성전자주식회사 | 디지털 카메라의 자동노출제어 방법 |
JP2013040997A (ja) * | 2011-08-11 | 2013-02-28 | Nikon Corp | 露出演算装置およびカメラ |
US9357138B2 (en) | 2012-07-20 | 2016-05-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Image capture apparatus, method of controlling image capture apparatus, and electronic device |
-
1995
- 1995-01-23 JP JP830195A patent/JPH08201873A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101022467B1 (ko) * | 2003-12-20 | 2011-03-15 | 삼성전자주식회사 | 디지털 카메라의 자동노출제어 방법 |
JP2008176319A (ja) * | 2007-12-25 | 2008-07-31 | Canon Inc | Aeaf用固体撮像装置 |
JP4500849B2 (ja) * | 2007-12-25 | 2010-07-14 | キヤノン株式会社 | Aeaf用固体撮像装置 |
JP2013040997A (ja) * | 2011-08-11 | 2013-02-28 | Nikon Corp | 露出演算装置およびカメラ |
US9357138B2 (en) | 2012-07-20 | 2016-05-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Image capture apparatus, method of controlling image capture apparatus, and electronic device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040608 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |