JPH11109453A - カメラシステム - Google Patents
カメラシステムInfo
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- JPH11109453A JPH11109453A JP9264202A JP26420297A JPH11109453A JP H11109453 A JPH11109453 A JP H11109453A JP 9264202 A JP9264202 A JP 9264202A JP 26420297 A JP26420297 A JP 26420297A JP H11109453 A JPH11109453 A JP H11109453A
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- light
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- preliminary
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B7/00—Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
- G03B7/16—Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly in accordance with both the intensity of the flash source and the distance of the flash source from the object, e.g. in accordance with the "guide number" of the flash bulb and the focusing of the camera
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B7/00—Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
- G03B7/08—Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】中間リングの装着時等のように撮影レンズの開
放絞り値が不明の場合であっても安定したストロボ撮影
を可能とするカメラシステムを提供する。 【解決手段】被写体に対する本発光での発光光量が所定
値に達すると発光を停止する調光手段と、撮影レンズの
開放絞り値を検知する検知手段を備え、前記調光手段
は、撮影前に予備発光を行って前記予備発光時の測光値
と予備発光前の測光値を基に撮影時の発光量を決定する
第1の調光部(#9〜#16)と、撮影時での露光面か
らの測光値に応じて調光動作を行う第2の調光部(#2
0〜#25)とを有するカメラシステムにおいて、前記
検知手段が前記撮影レンズの開放絞り値を検知できない
場合にストロボ動作が選択されると、前記第2の調光部
での調光動作を行わせるストロボ制御手段(#7、8
a)を有する。
放絞り値が不明の場合であっても安定したストロボ撮影
を可能とするカメラシステムを提供する。 【解決手段】被写体に対する本発光での発光光量が所定
値に達すると発光を停止する調光手段と、撮影レンズの
開放絞り値を検知する検知手段を備え、前記調光手段
は、撮影前に予備発光を行って前記予備発光時の測光値
と予備発光前の測光値を基に撮影時の発光量を決定する
第1の調光部(#9〜#16)と、撮影時での露光面か
らの測光値に応じて調光動作を行う第2の調光部(#2
0〜#25)とを有するカメラシステムにおいて、前記
検知手段が前記撮影レンズの開放絞り値を検知できない
場合にストロボ動作が選択されると、前記第2の調光部
での調光動作を行わせるストロボ制御手段(#7、8
a)を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体に向け発光
を行い自動的に適正露光を得るように発光量の調節を行
うストロボ制御システムを備えたカメラシステムに関す
るものである。
を行い自動的に適正露光を得るように発光量の調節を行
うストロボ制御システムを備えたカメラシステムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、被写体に向け発光を行い自動
的に適正露光を得るように発光量の調節を行い露光動作
を行うカメラシステムにおけるストロボ制御システムは
種々提案されており、露光時にフィルム面に到達する光
のフィルム面反射光を測光することにより適正発光量を
得るいわゆるTTL調光が一般的である。
的に適正露光を得るように発光量の調節を行い露光動作
を行うカメラシステムにおけるストロボ制御システムは
種々提案されており、露光時にフィルム面に到達する光
のフィルム面反射光を測光することにより適正発光量を
得るいわゆるTTL調光が一般的である。
【0003】さらに、フォーカルプレーンシャッター独
特の問題点として高速シャッターではスリット露光を行
うためストロボ同調秒時が制限されていることも解決し
たストロボ制御システムとして、撮影前に予備発光を行
い予備発光時の測光値と予備発光直前の測光値をもとに
発光量を演算するシステムが提案されている。
特の問題点として高速シャッターではスリット露光を行
うためストロボ同調秒時が制限されていることも解決し
たストロボ制御システムとして、撮影前に予備発光を行
い予備発光時の測光値と予備発光直前の測光値をもとに
発光量を演算するシステムが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記撮
影前に予備発光を行い予備発光時の測光値と予備発光直
前の測光値をもとに発光量を演算するシステムでは、光
軸上にない測光センサーで測光を行うことになり、正し
い測光値を得るためには撮影レンズの開放絞り値情報を
カメラに伝達することが必要となるが、カメラと撮影レ
ンズの間にベローズや中間リングを装着した時のように
撮影レンズの開放絞り値が未知の場合には、正しい測光
値が得られず、露出アンダーやオーバーになってしまう
可能性を多分に含んでいた。
影前に予備発光を行い予備発光時の測光値と予備発光直
前の測光値をもとに発光量を演算するシステムでは、光
軸上にない測光センサーで測光を行うことになり、正し
い測光値を得るためには撮影レンズの開放絞り値情報を
カメラに伝達することが必要となるが、カメラと撮影レ
ンズの間にベローズや中間リングを装着した時のように
撮影レンズの開放絞り値が未知の場合には、正しい測光
値が得られず、露出アンダーやオーバーになってしまう
可能性を多分に含んでいた。
【0005】本出願に係る発明の目的は、中間リングや
ベローズを装着した時等、撮影レンズの開放絞り値が不
明の場合であっても安定したストロボ撮影を可能とする
カメラシステムを提供しようとするものである。
ベローズを装着した時等、撮影レンズの開放絞り値が不
明の場合であっても安定したストロボ撮影を可能とする
カメラシステムを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の目的
を実現する第1の構成は、被写体に対する本発光での発
光光量が所定値に達すると発光を停止する調光手段と、
撮影レンズの開放絞り値を検知する検知手段を備え、前
記調光手段は、撮影前に予備発光を行って前記予備発光
時の測光値と予備発光前の測光値を基に撮影時の発光量
を決定する第1の調光部と、撮影時での露光面からの測
光値に応じて調光動作を行う第2の調光部とを有するカ
メラシステムにおいて、前記検知手段が前記撮影レンズ
の開放絞り値を検知できない場合にストロボ動作が選択
されると、前記第2の調光部での調光動作を行わせるス
トロボ制御手段を有するものである。
を実現する第1の構成は、被写体に対する本発光での発
光光量が所定値に達すると発光を停止する調光手段と、
撮影レンズの開放絞り値を検知する検知手段を備え、前
記調光手段は、撮影前に予備発光を行って前記予備発光
時の測光値と予備発光前の測光値を基に撮影時の発光量
を決定する第1の調光部と、撮影時での露光面からの測
光値に応じて調光動作を行う第2の調光部とを有するカ
メラシステムにおいて、前記検知手段が前記撮影レンズ
の開放絞り値を検知できない場合にストロボ動作が選択
されると、前記第2の調光部での調光動作を行わせるス
トロボ制御手段を有するものである。
【0007】本出願に係る発明の目的を実現する第2の
構成は、前記第1の調光部は、被写体に対する予備発光
で得た被写体測光値を基に、前記予備発光に際し撮影レ
ンズの通過光を測光手段により検出して得た予備発光量
に対する相対的な本発光量を演算し、本発光に際し、前
記測光手段で測光した測光量が補正値を加味して前記演
算した本発光量に達すると発光を停止させるものであ
る。
構成は、前記第1の調光部は、被写体に対する予備発光
で得た被写体測光値を基に、前記予備発光に際し撮影レ
ンズの通過光を測光手段により検出して得た予備発光量
に対する相対的な本発光量を演算し、本発光に際し、前
記測光手段で測光した測光量が補正値を加味して前記演
算した本発光量に達すると発光を停止させるものであ
る。
【0008】本出願に係る発明の目的を実現する第3の
構成は、前記第2の調光部は、露光時にフィルム面から
の反射光を測光する測光手段を備え、露光時に前記測光
手段の測光値により得た測光量が所定値に達した時に発
光を停止させるものである。本出願に係る発明の目的を
実現する第4の構成は、前記測光手段は、画面内を複数
のエリアに分割して測光を行う多分割測光手段とするも
のである。
構成は、前記第2の調光部は、露光時にフィルム面から
の反射光を測光する測光手段を備え、露光時に前記測光
手段の測光値により得た測光量が所定値に達した時に発
光を停止させるものである。本出願に係る発明の目的を
実現する第4の構成は、前記測光手段は、画面内を複数
のエリアに分割して測光を行う多分割測光手段とするも
のである。
【0009】本出願に係る発明の目的を実現する第5の
構成は、前記ストロボ制御手段は、前記第2の調光部を
選択すると、撮影者に撮影条件が変更されたことを警告
する警告手段を有するものである。
構成は、前記ストロボ制御手段は、前記第2の調光部を
選択すると、撮影者に撮影条件が変更されたことを警告
する警告手段を有するものである。
【0010】
(第1の実施の形態)図1〜図7は本発明の第1の実施
の形態を示す。
の形態を示す。
【0011】図1,2は本発明を1眼レフレックスカメ
ラに適用して実施したストロボ制御カメラシステムの主
に光学的な構成を説明した横断面図である。図1の場合
は中間リングをカメラ本体と撮影レンズの間に装着した
ときの横断面図である。図2は中間リングを装着してい
ない時の横断図面である。図1,図2とも共通の部材に
は共通の符号を付している。
ラに適用して実施したストロボ制御カメラシステムの主
に光学的な構成を説明した横断面図である。図1の場合
は中間リングをカメラ本体と撮影レンズの間に装着した
ときの横断面図である。図2は中間リングを装着してい
ない時の横断図面である。図1,図2とも共通の部材に
は共通の符号を付している。
【0012】1はカメラ本体で、不図示の光学部品、メ
カ部品、電気回路、フィルム等を収納し写真撮影が行え
るようになっている。2は主ミラーで、観察状態と撮影
状態に応じて撮影光路へ斜設されあるいは退去される。
主ミラー2はハーフミラーとなっており、斜設時でも後
述の焦点検出光学系に被写体からの光線の約半分を透過
させている。3は撮影レンズ12〜14の予定結像面に
配置されたピント板、4はファインダー光路変更用のペ
ンタプリズム、5はファインダーで、撮影者はこの窓よ
りピント板3を観察することで、撮影画面を観察するこ
とが出来る。6、7は観察画面内の被写体輝度を測定す
る為の結像レンズと多分割測光センサで、結像レンズ6
はペンタダハプリズム4内の反射光路を介してピント板
3と多分割測光センサ7を共役に関係付けている。
カ部品、電気回路、フィルム等を収納し写真撮影が行え
るようになっている。2は主ミラーで、観察状態と撮影
状態に応じて撮影光路へ斜設されあるいは退去される。
主ミラー2はハーフミラーとなっており、斜設時でも後
述の焦点検出光学系に被写体からの光線の約半分を透過
させている。3は撮影レンズ12〜14の予定結像面に
配置されたピント板、4はファインダー光路変更用のペ
ンタプリズム、5はファインダーで、撮影者はこの窓よ
りピント板3を観察することで、撮影画面を観察するこ
とが出来る。6、7は観察画面内の被写体輝度を測定す
る為の結像レンズと多分割測光センサで、結像レンズ6
はペンタダハプリズム4内の反射光路を介してピント板
3と多分割測光センサ7を共役に関係付けている。
【0013】ここで多分割測光センサ7の機能を詳細に
説明する。図3に撮影画面上の測光エリア分割図を示
す。40は撮影画面全体を表している。41は多分割測
光センサ7の撮影画面上の測光するエリア分割を表し、
E0,E1,E2,E3,E4,E5のように撮影画面
を6個のエリアに分割している。このように撮影画面と
共役に関係付けられた多分割測光センサ7は、撮影画面
を分割して夫々の輝度値を測光し出力することが出来
る。
説明する。図3に撮影画面上の測光エリア分割図を示
す。40は撮影画面全体を表している。41は多分割測
光センサ7の撮影画面上の測光するエリア分割を表し、
E0,E1,E2,E3,E4,E5のように撮影画面
を6個のエリアに分割している。このように撮影画面と
共役に関係付けられた多分割測光センサ7は、撮影画面
を分割して夫々の輝度値を測光し出力することが出来
る。
【0014】図1に戻り、8はシャッター、9は銀塩フ
ィルム等で構成される感光部材。
ィルム等で構成される感光部材。
【0015】23、24は露光時にフイルム面反射光を
測光する為の結像レンズと調光用センサで、露光時のス
トロボ光の発光を調光用センサ24で測光し、所定量に
達したと判断されるとストロボ光発光を停止させ、発光
量の制御を行っている。25はサブミラーで、被写体か
らの光線を下方に折り曲げて、焦点検出ユニット26の
方に導いている。
測光する為の結像レンズと調光用センサで、露光時のス
トロボ光の発光を調光用センサ24で測光し、所定量に
達したと判断されるとストロボ光発光を停止させ、発光
量の制御を行っている。25はサブミラーで、被写体か
らの光線を下方に折り曲げて、焦点検出ユニット26の
方に導いている。
【0016】焦点検出ユニット26内には、2次結像ミ
ラー27、2次結像レンズ28、焦点検出ラインセンサ
29等が配置され、2次結像ミラー27、2次結像レン
ズ28により焦点検出光学系を成しており、撮影光学系
の2次結像面を焦点検出ラインセンサ29上に結んでい
る。焦点検出ユニット26は後述の電気回路の処理によ
り、既知の位相差検出法により撮影画面内の被写体の焦
点状態を検出し、撮影レンズの焦点調節機構を制御する
自動焦点検出装置を実現している。この自動焦点検出装
置は、画面内の所定の3点の焦点状態を検出するもの
で、図3に3点の焦点検出点P0,P1,P2を示す。
ラー27、2次結像レンズ28、焦点検出ラインセンサ
29等が配置され、2次結像ミラー27、2次結像レン
ズ28により焦点検出光学系を成しており、撮影光学系
の2次結像面を焦点検出ラインセンサ29上に結んでい
る。焦点検出ユニット26は後述の電気回路の処理によ
り、既知の位相差検出法により撮影画面内の被写体の焦
点状態を検出し、撮影レンズの焦点調節機構を制御する
自動焦点検出装置を実現している。この自動焦点検出装
置は、画面内の所定の3点の焦点状態を検出するもの
で、図3に3点の焦点検出点P0,P1,P2を示す。
【0017】10は公知のカメラとレンズとのインター
フェイスとなるマウント接点であり、レンズ装着を検知
するスイッチSW3(不図示)もここにあり、レンズに
制御回路が搭載されている時はONしており、レンズ非
装着時やベローズ、中間リング、リバースアダプター等
が装着された時はOFFになっている。
フェイスとなるマウント接点であり、レンズ装着を検知
するスイッチSW3(不図示)もここにあり、レンズに
制御回路が搭載されている時はONしており、レンズ非
装着時やベローズ、中間リング、リバースアダプター等
が装着された時はOFFになっている。
【0018】11はカメラ本体に据え付けられるレンズ
鏡筒、12〜14は撮影レンズであり、1群レンズ12
は光軸に沿って移動することで撮影画面のピント位置を
調整が出来、2群レンズ13は光軸に沿って移動するこ
とで、撮影画面の変倍を行い撮影レンズの焦点距離が変
更される。14は3群固定レンズである。15は撮影レ
ンズ絞りである。
鏡筒、12〜14は撮影レンズであり、1群レンズ12
は光軸に沿って移動することで撮影画面のピント位置を
調整が出来、2群レンズ13は光軸に沿って移動するこ
とで、撮影画面の変倍を行い撮影レンズの焦点距離が変
更される。14は3群固定レンズである。15は撮影レ
ンズ絞りである。
【0019】16は1群レンズ駆動モータで、自動焦点
調節動作に従って1群レンズ12を光軸に沿って移動さ
せることにより自動的にピント位置を調整することが出
来る。17は撮影レンズ絞り15を駆動するレンズ絞り
駆動モータで、撮影レンズ絞り15を開放にしたり、絞
ったりする事が出来る。
調節動作に従って1群レンズ12を光軸に沿って移動さ
せることにより自動的にピント位置を調整することが出
来る。17は撮影レンズ絞り15を駆動するレンズ絞り
駆動モータで、撮影レンズ絞り15を開放にしたり、絞
ったりする事が出来る。
【0020】18は外付けストロボで、カメラ本体1に
取り付けられ、カメラからの信号に従って発光制御が行
われる。19は電流エネルギーを発光エネルギーに変換
するキセノン管、20、21は反射板とフレネルレンズ
であり、夫々発光エネルギーを効率良く被写体に向けて
集光する。22はカメラ本体1と外付けストロボ18と
のインターフェースとなる公知のアクセサリーシュー接
点である。
取り付けられ、カメラからの信号に従って発光制御が行
われる。19は電流エネルギーを発光エネルギーに変換
するキセノン管、20、21は反射板とフレネルレンズ
であり、夫々発光エネルギーを効率良く被写体に向けて
集光する。22はカメラ本体1と外付けストロボ18と
のインターフェースとなる公知のアクセサリーシュー接
点である。
【0021】30はグラスファイバーで、キセノン管1
9の発光した光をモニタ用のセンサ(PD1)31に導
いている。センサ(PD1)31はストロボの予備発光
及び本発光の光量を直接測光するためのるものであり、
本発光量の制御のためのセンサとして機能する。
9の発光した光をモニタ用のセンサ(PD1)31に導
いている。センサ(PD1)31はストロボの予備発光
及び本発光の光量を直接測光するためのるものであり、
本発光量の制御のためのセンサとして機能する。
【0022】32はキセノン管19の発光した光をモニ
タするセンサ(PD2)で、センサ(PD2)32の出
力によりキセノン管19の発光電流を制限してストロボ
のフラット発光を行うためのセンサとして機能する。
タするセンサ(PD2)で、センサ(PD2)32の出
力によりキセノン管19の発光電流を制限してストロボ
のフラット発光を行うためのセンサとして機能する。
【0023】50は中間リングで、被写体の撮影倍率を
上げるために装着されたもので、中にレンズは入ってお
らず、電気的には後述するレンズ装着検知スイッチSW
3がオンにならないことが特徴である。
上げるために装着されたもので、中にレンズは入ってお
らず、電気的には後述するレンズ装着検知スイッチSW
3がオンにならないことが特徴である。
【0024】なお、図1、図2では、本発明を実現する
ために必要な部材の内、光学メカ部材のみ記し、その他
に電気回路部材が必要となるが、ここでは省略してあ
る。
ために必要な部材の内、光学メカ部材のみ記し、その他
に電気回路部材が必要となるが、ここでは省略してあ
る。
【0025】図4に本実施の形態のカメラシステムの電
気回路ブロック図を示す。なお、図1と対応する部材に
は同じ符号を付している。
気回路ブロック図を示す。なお、図1と対応する部材に
は同じ符号を付している。
【0026】MPUは発振器101で作られるクロック
を基に内部の動作が行われ、RAM100aはカメラと
して動作する上で必要な情報の記憶、およびレンズやス
トロボから送られてきたパラメータを一時的に格納する
メモリである。EEPROM100bは、フィルムカウ
ンタその他の撮影情報を記憶可能である。A/D変換器
100cは、焦点検出回路105、測光回路106から
のアナログ信号をA/D変換し、MPUはそのA/D変
換値を信号処理することにより各種状態を設定する。
を基に内部の動作が行われ、RAM100aはカメラと
して動作する上で必要な情報の記憶、およびレンズやス
トロボから送られてきたパラメータを一時的に格納する
メモリである。EEPROM100bは、フィルムカウ
ンタその他の撮影情報を記憶可能である。A/D変換器
100cは、焦点検出回路105、測光回路106から
のアナログ信号をA/D変換し、MPUはそのA/D変
換値を信号処理することにより各種状態を設定する。
【0027】MPU100には、焦点検出回路105、
測光回路106、シャッター制御回路107、モーター
制御回路108、フィルム走行検知回路109、スイッ
チセンス回路110、LCD駆動回路111が接続され
ている。また、撮影レンズ内に配置されたレンズ制御回
路112とはマウント接点10を介して信号の伝達がな
され、外付けストロボとは、アクセサリーシュー接点2
2を介してストロボ制御回路102と信号の伝達がなさ
れる。
測光回路106、シャッター制御回路107、モーター
制御回路108、フィルム走行検知回路109、スイッ
チセンス回路110、LCD駆動回路111が接続され
ている。また、撮影レンズ内に配置されたレンズ制御回
路112とはマウント接点10を介して信号の伝達がな
され、外付けストロボとは、アクセサリーシュー接点2
2を介してストロボ制御回路102と信号の伝達がなさ
れる。
【0028】ラインセンサ29は前述のようにファイン
ダー上の3つの焦点検出点に対応した3組のラインセン
サLine−L、Line−C、Line−Rから構成
される公知のCCDラインセンサである。焦点検出回路
105はMPU100の信号に従い、これらラインセン
サ29の蓄積制御と読み出し制御を行って、ぞれぞれの
画素情報をMPU100に出力する。
ダー上の3つの焦点検出点に対応した3組のラインセン
サLine−L、Line−C、Line−Rから構成
される公知のCCDラインセンサである。焦点検出回路
105はMPU100の信号に従い、これらラインセン
サ29の蓄積制御と読み出し制御を行って、ぞれぞれの
画素情報をMPU100に出力する。
【0029】MPU100はこの情報をA/D変換し公
知の位相差検出法による焦点検出を行う。そして、MP
U100は焦点検出情報により、レンズ制御回路112
と信号のやりとり行うことによりレンズの焦点調節を行
う。
知の位相差検出法による焦点検出を行う。そして、MP
U100は焦点検出情報により、レンズ制御回路112
と信号のやりとり行うことによりレンズの焦点調節を行
う。
【0030】測光回路106は画面内の各エリアの輝度
信号として、前述したように画面内を6個のエリアに分
割した多分割測光センサ7からの出力をMPU100に
出力する。測光回路106は、被写体に向けてストロボ
光を予備発光していない定常状態と予備発光している予
備発光状態と双方の状態で輝度信号を出力し、MPU1
00は輝度信号A/D変換し、撮影の露出の調節のため
の絞り値の演算とシャッタースピードの演算、及び露光
時のストロボ本発光量の演算を行う。
信号として、前述したように画面内を6個のエリアに分
割した多分割測光センサ7からの出力をMPU100に
出力する。測光回路106は、被写体に向けてストロボ
光を予備発光していない定常状態と予備発光している予
備発光状態と双方の状態で輝度信号を出力し、MPU1
00は輝度信号A/D変換し、撮影の露出の調節のため
の絞り値の演算とシャッタースピードの演算、及び露光
時のストロボ本発光量の演算を行う。
【0031】シャッター制御回路107は、MPU10
0からの信号に従って、シャッター先幕(MG−1)、
シャッター後幕(MG−2)を走行させ、露出動作を担
っている。モータ制御回路108は、MPU100から
の信号に従ってモータを制御することにより主ミラー2
のアップダウン、及びシャッターのチャージ、そしてフ
ィルムの給送を行っている。フィルム走行検知回路10
9は、フィルム給送時にフィルムが1駒分巻き上げられ
たかを検知し、MPU100に信号を送る。
0からの信号に従って、シャッター先幕(MG−1)、
シャッター後幕(MG−2)を走行させ、露出動作を担
っている。モータ制御回路108は、MPU100から
の信号に従ってモータを制御することにより主ミラー2
のアップダウン、及びシャッターのチャージ、そしてフ
ィルムの給送を行っている。フィルム走行検知回路10
9は、フィルム給送時にフィルムが1駒分巻き上げられ
たかを検知し、MPU100に信号を送る。
【0032】SW1は不図示のレリーズ釦の第1ストロ
ークでONし、測光、AFを開始するスイッチ、SW2
はレリーズ釦の第2ストロークでONし、露光動作を開
始するスイッチとなる。スイッチSW1,SW2及びそ
の他不図示のカメラの操作部材からの信号は、スイッチ
センス回路110が検知し、MPU100に送ってい
る。
ークでONし、測光、AFを開始するスイッチ、SW2
はレリーズ釦の第2ストロークでONし、露光動作を開
始するスイッチとなる。スイッチSW1,SW2及びそ
の他不図示のカメラの操作部材からの信号は、スイッチ
センス回路110が検知し、MPU100に送ってい
る。
【0033】液晶表示回路111はファインダー内LC
D43と不図示のモニター用LCD42の表示をMPU
100からの信号に従って制御している。
D43と不図示のモニター用LCD42の表示をMPU
100からの信号に従って制御している。
【0034】レンズ制御回路112は、レンズマウント
接点10を介してMPU100と通信し、1群レンズ駆
動モータ16及びレンズ絞りモータ17を動作させ、レ
ンズの焦点調節と絞りを制御している。35、36は光
検出器とパルス板であり、レンズ制御回路112がパル
ス数をカウントすることにより1群レンズ12の位置情
報を得ることが出来、レンズの焦点調節を行うことが出
来る。また1群レンズ12の位置情報より、被写体の絶
対距離情報をMPU100に伝達する。開放絞り値情報
や焦点距離情報もレンズマウント接点10を介して伝達
される。
接点10を介してMPU100と通信し、1群レンズ駆
動モータ16及びレンズ絞りモータ17を動作させ、レ
ンズの焦点調節と絞りを制御している。35、36は光
検出器とパルス板であり、レンズ制御回路112がパル
ス数をカウントすることにより1群レンズ12の位置情
報を得ることが出来、レンズの焦点調節を行うことが出
来る。また1群レンズ12の位置情報より、被写体の絶
対距離情報をMPU100に伝達する。開放絞り値情報
や焦点距離情報もレンズマウント接点10を介して伝達
される。
【0035】調光回路113は、カメラの調光センサ2
4とストロボとの通信を行う回路からなり、調光センサ
24はストロボの発光とともにセンサの蓄積を開始し、
調光センサ24の出力が一定値になるとストロボに発光
停止信号を送信する。
4とストロボとの通信を行う回路からなり、調光センサ
24はストロボの発光とともにセンサの蓄積を開始し、
調光センサ24の出力が一定値になるとストロボに発光
停止信号を送信する。
【0036】ストロボ制御回路200は、MPU100
からの信号に従って被写体に向けてストロボ光を発光さ
せる回路で、発光量の制御、フラット発光の波高値及び
発光時間の制御等を行うことが出来る。
からの信号に従って被写体に向けてストロボ光を発光さ
せる回路で、発光量の制御、フラット発光の波高値及び
発光時間の制御等を行うことが出来る。
【0037】201はDC/DCコンバータで、ストロ
ボ制御回路200の指示により電池電圧を昇圧し、メイ
ンコンデンサC1に約300Vを蓄えることができる。
R1/R2は、メインコンデンサC1の電圧をストロボ
制御回路200がモニターするために設けられた分圧抵
抗である。ストロボ制御回路200は、分圧された電圧
をA/D変換器202によりA/D変換することによ
り、メインコンデンサC1の電圧を間接的にモニタし、
DC/DCコンバータ201をとめて昇圧をやめさせた
り、現在の充電電圧をモニタし、MPU100に伝達し
たり出来る。
ボ制御回路200の指示により電池電圧を昇圧し、メイ
ンコンデンサC1に約300Vを蓄えることができる。
R1/R2は、メインコンデンサC1の電圧をストロボ
制御回路200がモニターするために設けられた分圧抵
抗である。ストロボ制御回路200は、分圧された電圧
をA/D変換器202によりA/D変換することによ
り、メインコンデンサC1の電圧を間接的にモニタし、
DC/DCコンバータ201をとめて昇圧をやめさせた
り、現在の充電電圧をモニタし、MPU100に伝達し
たり出来る。
【0038】203はトリガ回路で、露光時にMPU1
00の指示によりストロボ制御回路200を介してトリ
ガ信号を出力し、キセノン管19に高電圧を発生させメ
インコンデンサC1に蓄えられた電荷エネルギーがキセ
ノン管19を介して放電することにより、ストロボの発
光を開始させる。
00の指示によりストロボ制御回路200を介してトリ
ガ信号を出力し、キセノン管19に高電圧を発生させメ
インコンデンサC1に蓄えられた電荷エネルギーがキセ
ノン管19を介して放電することにより、ストロボの発
光を開始させる。
【0039】204は発光停止回路で、前述のトリガ信
号の出力時はONしており、発光が開始され、公知のT
TL調光の時には調光回路113の出力が一定値に達す
るとストロボ制御回路200へ発光停止信号を送信す
る。そして、ストロボ制御回路200は発行停止回路2
04へ発光停止信号を送り、発光停止回路204は発光
停止信号を受けるとOFFしてキセノン管19の発光を
停止させる。
号の出力時はONしており、発光が開始され、公知のT
TL調光の時には調光回路113の出力が一定値に達す
るとストロボ制御回路200へ発光停止信号を送信す
る。そして、ストロボ制御回路200は発行停止回路2
04へ発光停止信号を送り、発光停止回路204は発光
停止信号を受けるとOFFしてキセノン管19の発光を
停止させる。
【0040】次に予備発光を行い予備発光時の測光値を
基に本発光の発光量を制御するシステムにおけるストロ
ボの夫々の動作を説明しながら回路を説明する。
基に本発光の発光量を制御するシステムにおけるストロ
ボの夫々の動作を説明しながら回路を説明する。
【0041】<フラット発光>ストロボ制御回路200
は、D/A変換器207に所定の値を設定する。このと
きキセノン管19はまだ光り始めていないので、フラッ
ト発光用のモニタセンサ32(PD2)の光電流は少な
く、したがってコンパレータ206の反転入力端子に入
力される第2モニタ回路209の出力は低い。よってコ
ンパレータ206はHIを発光停止回路204に出力し
ている。
は、D/A変換器207に所定の値を設定する。このと
きキセノン管19はまだ光り始めていないので、フラッ
ト発光用のモニタセンサ32(PD2)の光電流は少な
く、したがってコンパレータ206の反転入力端子に入
力される第2モニタ回路209の出力は低い。よってコ
ンパレータ206はHIを発光停止回路204に出力し
ている。
【0042】そしてトリガー回路203からトリガ信号
が出力されると、キセノン管19は発光を開始し、すぐ
に発光の波高値は上昇し、モニタセンサ32(PD2)
の光電流が多くなり第2モニタ回路209の出力が上昇
し、コンパレータ206の出力がLOWになる。
が出力されると、キセノン管19は発光を開始し、すぐ
に発光の波高値は上昇し、モニタセンサ32(PD2)
の光電流が多くなり第2モニタ回路209の出力が上昇
し、コンパレータ206の出力がLOWになる。
【0043】コンパレータ206の出力がLOWになる
と、発光停止回路204が働き、キセノン管19の放電
ループが断たれるが、ダイオードD1、コイルL1によ
り環流ループを形成し、波高値は瞬時に落ちないで徐々
に落ちてくる。
と、発光停止回路204が働き、キセノン管19の放電
ループが断たれるが、ダイオードD1、コイルL1によ
り環流ループを形成し、波高値は瞬時に落ちないで徐々
に落ちてくる。
【0044】波高値が落ちてくると、モニタセンサ32
(PD2)の光電流は少なくなるので再びコンパレータ
206の出力はHIに転じ、キセノン管19の放電ルー
プが形成され波高値が上昇してくる。このように、コン
パレータ206の出力により短い周期で波高値の増加減
少を繰り返し、結果的に略一定の波高値で発光を継続さ
せるフラット発光の制御が行われる。フラット発光の終
了は、ストロボ制御回路200が直接発光停止回路20
4に発光停止信号を出力することによって行われる。
(PD2)の光電流は少なくなるので再びコンパレータ
206の出力はHIに転じ、キセノン管19の放電ルー
プが形成され波高値が上昇してくる。このように、コン
パレータ206の出力により短い周期で波高値の増加減
少を繰り返し、結果的に略一定の波高値で発光を継続さ
せるフラット発光の制御が行われる。フラット発光の終
了は、ストロボ制御回路200が直接発光停止回路20
4に発光停止信号を出力することによって行われる。
【0045】また、フラット発光の波高値はD/A変換
器207にあたえるデジタル値によって、コンパレータ
206の非反転入力端子に入力される電圧を異ならせる
ことで、モニタセンサ32(PD2)の光電流の動作ポ
イントを変化させ、所望の値に制御するようにしてい
る。発光時間についても、ストロボ制御回路200によ
り所望の時間に制御することができる。
器207にあたえるデジタル値によって、コンパレータ
206の非反転入力端子に入力される電圧を異ならせる
ことで、モニタセンサ32(PD2)の光電流の動作ポ
イントを変化させ、所望の値に制御するようにしてい
る。発光時間についても、ストロボ制御回路200によ
り所望の時間に制御することができる。
【0046】<予備発光と積分>予備発光は前述のフラ
ット発光を所定の波高値で所定時間行う。このとき、モ
ニタセンサ31(PD1)は、キセノン管19の発光輝
度を測光しており、ストロボ制御回路200は積分回路
211に積分開始を指示し、積分回路211は第1モニ
タ回路210からの出力により予備発光の積分を開始す
る。
ット発光を所定の波高値で所定時間行う。このとき、モ
ニタセンサ31(PD1)は、キセノン管19の発光輝
度を測光しており、ストロボ制御回路200は積分回路
211に積分開始を指示し、積分回路211は第1モニ
タ回路210からの出力により予備発光の積分を開始す
る。
【0047】尚、発光停止回路204には、積分回路2
11の出力が反転入力端子に入力されているコンパレー
タ205の出力が入力されているが、フラット発光モー
ドにおいてはストロボ制御回路200からの信号によ
り、コンパレータ205からの信号が無視されるように
設定されていて、前述したフラット発光の制御を阻害し
ないようになっている。
11の出力が反転入力端子に入力されているコンパレー
タ205の出力が入力されているが、フラット発光モー
ドにおいてはストロボ制御回路200からの信号によ
り、コンパレータ205からの信号が無視されるように
設定されていて、前述したフラット発光の制御を阻害し
ないようになっている。
【0048】所定時間の予備発光が終わると、ストロボ
制御回路200は、予備発光を積分した積分回路211
の出力をA/D変換器202によりA/D変換し、積分
値をデジタル値として読み込むことができる。
制御回路200は、予備発光を積分した積分回路211
の出力をA/D変換器202によりA/D変換し、積分
値をデジタル値として読み込むことができる。
【0049】<本発光制御>MPU100は、前述の予
備発光の積分値、また予備発光時の多分割測光センサ7
からの被写体反射光輝度値等から、本発光量の適正積分
値を求め、ストロボ制御回路200を介して、D/A変
換器207にその適正積分値を設定する。
備発光の積分値、また予備発光時の多分割測光センサ7
からの被写体反射光輝度値等から、本発光量の適正積分
値を求め、ストロボ制御回路200を介して、D/A変
換器207にその適正積分値を設定する。
【0050】本発光は、積分回路211を初期状態にし
てトリガー回路203により発光を開始させる。
てトリガー回路203により発光を開始させる。
【0051】そして、モニタセンサ31(PD1)によ
り測光されたキセノン管19の発光輝度は積分回路21
1によって積分され、積分出力が設定された適正積分値
まで到達すると、コンパレータ205の出力がHIから
LOWに切り替わり、発光停止回路204によって発光
のストップがかかる。尚、この本発光モード時における
コンパレータ206の出力は、ストロボ制御回路200
からの信号により、無視されるように設定している。こ
のようにして、本発光の発光量を演算で求めた適正な発
光量に制御することができる。
り測光されたキセノン管19の発光輝度は積分回路21
1によって積分され、積分出力が設定された適正積分値
まで到達すると、コンパレータ205の出力がHIから
LOWに切り替わり、発光停止回路204によって発光
のストップがかかる。尚、この本発光モード時における
コンパレータ206の出力は、ストロボ制御回路200
からの信号により、無視されるように設定している。こ
のようにして、本発光の発光量を演算で求めた適正な発
光量に制御することができる。
【0052】図5を用いて本発明を実施したカメラのス
トロボ制御システムの動作フローを説明する。図5はM
PU100の動作を中心に説明したフローである。な
お、ステップを#と略す。
トロボ制御システムの動作フローを説明する。図5はM
PU100の動作を中心に説明したフローである。な
お、ステップを#と略す。
【0053】まず、図5においてカメラの動作が開始
し、レリーズ釦の第1ストロークスイッチSW1のON
を検出すると(#01)、#2に進む。
し、レリーズ釦の第1ストロークスイッチSW1のON
を検出すると(#01)、#2に進む。
【0054】#02では、スイッチセンス回路110よ
り他の不図示のカメラの各操作スイッチを読み込み、シ
ャッタースピードの決め方や、絞りの決め方等様々な撮
影モードの設定を行う。なお、スイッチセンス回路に測
光・測距開始スイッチSW1やレリーズ開始スイッチS
W2、レンズ装着判別スイッチSW3等が接続されてい
る。スイッチSW3はレンズに制御回路が搭載されてい
る時はONし、レンズ非装着やベローズ、中間リング、
リバースアダプター等が装着された時はOFFになって
いる。
り他の不図示のカメラの各操作スイッチを読み込み、シ
ャッタースピードの決め方や、絞りの決め方等様々な撮
影モードの設定を行う。なお、スイッチセンス回路に測
光・測距開始スイッチSW1やレリーズ開始スイッチS
W2、レンズ装着判別スイッチSW3等が接続されてい
る。スイッチSW3はレンズに制御回路が搭載されてい
る時はONし、レンズ非装着やベローズ、中間リング、
リバースアダプター等が装着された時はOFFになって
いる。
【0055】また、カメラにレンズやストロボが装着さ
れている場合には、レンズやストロボとデータ通信を行
う。レンズからは開放絞り値情報、焦点距離情報、絶対
距離情報などが伝達される。ストロボからは充電完了情
報やガイドナンバー情報が伝達され、レンズの焦点距離
情報を伝達する。この時必要な情報はMPU内のRAM
100aや必要に応じてEEPROM100bに保存さ
れる。
れている場合には、レンズやストロボとデータ通信を行
う。レンズからは開放絞り値情報、焦点距離情報、絶対
距離情報などが伝達される。ストロボからは充電完了情
報やガイドナンバー情報が伝達され、レンズの焦点距離
情報を伝達する。この時必要な情報はMPU内のRAM
100aや必要に応じてEEPROM100bに保存さ
れる。
【0056】#03では、焦点検出動作を行う。これは
前述したように焦点検出回路105による公知の位相差
検出法によるもので、この前記焦点検出動作による焦点
状態により、MPU100はレンズ制御回路112を制
御することによって、レンズの焦点調節を行う。焦点検
出ポイントは図3で説明したように画面上に3ポイント
あるが、そのうちのどのポイントの被写体にピントを合
わせるかは、撮影者が任意に設定できる方式でも良い
し、近点優先を基本の考え方とした公知の自動選択アル
ゴリズム方式でも良い。
前述したように焦点検出回路105による公知の位相差
検出法によるもので、この前記焦点検出動作による焦点
状態により、MPU100はレンズ制御回路112を制
御することによって、レンズの焦点調節を行う。焦点検
出ポイントは図3で説明したように画面上に3ポイント
あるが、そのうちのどのポイントの被写体にピントを合
わせるかは、撮影者が任意に設定できる方式でも良い
し、近点優先を基本の考え方とした公知の自動選択アル
ゴリズム方式でも良い。
【0057】#04で、画面上の6つのエリアの被写体
輝度値を測光回路106より得る。このとき、撮影レン
ズの開放絞り値情報を基に各エリアの被写体輝度値の補
正を行う。
輝度値を測光回路106より得る。このとき、撮影レン
ズの開放絞り値情報を基に各エリアの被写体輝度値の補
正を行う。
【0058】#05で、前記6つのエリアの被写体輝度
値より、公知のアルゴリズムより露出量を決定し、設定
された撮影モードに従ってシャッタースピードの値と絞
りの値を決定する。
値より、公知のアルゴリズムより露出量を決定し、設定
された撮影モードに従ってシャッタースピードの値と絞
りの値を決定する。
【0059】つぎに、#06でレリーズ釦の第2ストロ
ークでONするスイッチSW2がONであるかどうかを
判別し、OFFの時は#01〜#06までの動作を繰り
返す。スイッチSW2がONであれば、#07以下の動
作に進む。
ークでONするスイッチSW2がONであるかどうかを
判別し、OFFの時は#01〜#06までの動作を繰り
返す。スイッチSW2がONであれば、#07以下の動
作に進む。
【0060】#07では、スイッチSW3の状態をスイ
ッチセンス回路110から入力し、レンズが装着されて
いる時は#08へ、そうでないときは#8aへ進む。
ッチセンス回路110から入力し、レンズが装着されて
いる時は#08へ、そうでないときは#8aへ進む。
【0061】#08、#08aではストロボ撮影が選択
されたか否かが判断され、ストロボ撮影出なければ通常
の撮影動作を行い、ストロボ撮影では#09、#20に
それぞれ進む。
されたか否かが判断され、ストロボ撮影出なければ通常
の撮影動作を行い、ストロボ撮影では#09、#20に
それぞれ進む。
【0062】#09では、MPU100はストロボ制御
回路200からの情報伝達により現在のストロボのメイ
ンコンデンサC1の充電電圧情報を得、レンズ制御回路
112からの情報伝達により被写体のカメラからの絶対
距離情報を得、また測光回路106からの被写体輝度情
報を得る。
回路200からの情報伝達により現在のストロボのメイ
ンコンデンサC1の充電電圧情報を得、レンズ制御回路
112からの情報伝達により被写体のカメラからの絶対
距離情報を得、また測光回路106からの被写体輝度情
報を得る。
【0063】#10では、MPU100は得られた充電
電圧情報、絶対距離情報、被写体輝度情報を基に、予備
発光の発光量を演算し、決定された予備発光量になるよ
うにMPU100は、ストロボ制御回路200に指令を
出して、予備発光を制御する。
電圧情報、絶対距離情報、被写体輝度情報を基に、予備
発光の発光量を演算し、決定された予備発光量になるよ
うにMPU100は、ストロボ制御回路200に指令を
出して、予備発光を制御する。
【0064】#11では、予備発光と同時にMPU10
0は、被写体の反射光を多分割測光センサ7によって測
光している。すなわち、予備発光の発光する直前にも多
分割測光センサ7によって、被写体の輝度を測光してい
る。これは、予備発光時の測光値から、予備発光直前の
測光値の差分をとることによって予備発光の発光分のみ
の被写体からの反射光を得るためである。
0は、被写体の反射光を多分割測光センサ7によって測
光している。すなわち、予備発光の発光する直前にも多
分割測光センサ7によって、被写体の輝度を測光してい
る。これは、予備発光時の測光値から、予備発光直前の
測光値の差分をとることによって予備発光の発光分のみ
の被写体からの反射光を得るためである。
【0065】また、予備発光を行っているときストロボ
制御回路200は、キセノン管19の直接光をモニタセ
ンサ31PD1で測光し、積分回路211で積分して、
予備発光終了時に積分値をA/D変換して読み込む。
制御回路200は、キセノン管19の直接光をモニタセ
ンサ31PD1で測光し、積分回路211で積分して、
予備発光終了時に積分値をA/D変換して読み込む。
【0066】#12では、予備発光の積分値、予備発光
の被写体反射光測光値、露出値等から本発光の適正積分
値を演算する。
の被写体反射光測光値、露出値等から本発光の適正積分
値を演算する。
【0067】#13では、露光動作に先立って主ミラー
2をアップさせサブミラー25ともども撮影光路より退
去させる。
2をアップさせサブミラー25ともども撮影光路より退
去させる。
【0068】#14では、決められた露光量に基づく絞
り値になるようにレンズ制御回路112に指令を出す。
り値になるようにレンズ制御回路112に指令を出す。
【0069】#15では、シャッター制御回路107に
指令を出し、シャッターの先幕走行用のマグネットMG
−1に通電してシャッター先幕を走行させる。
指令を出し、シャッターの先幕走行用のマグネットMG
−1に通電してシャッター先幕を走行させる。
【0070】#16では、シャッターの駆動に合わせて
露光中にストロボの本発光がストロボ制御回路200に
より制御される。この本発光は#12の演算によって求
められた発光量で制御されることとなる。
露光中にストロボの本発光がストロボ制御回路200に
より制御される。この本発光は#12の演算によって求
められた発光量で制御されることとなる。
【0071】#17では、決められたシャッタースピー
ド値になるようにシャッターの後幕を走行させるために
シャッター制御回路107に指令を出し、シャッター後
幕走行用のマグネットMG−2に通電してシャッター後
幕を走行させる。
ド値になるようにシャッターの後幕を走行させるために
シャッター制御回路107に指令を出し、シャッター後
幕走行用のマグネットMG−2に通電してシャッター後
幕を走行させる。
【0072】#18ではMPU100は撮影レンズの絞
り値を開放にするためにレンズ制御回路112に絞り開
放の指令を出す。
り値を開放にするためにレンズ制御回路112に絞り開
放の指令を出す。
【0073】こうして露光動作が終わると、#19で
は、撮影光路より退去された主ミラー2等をダウンし再
び撮影光路へ斜設させ、モータ制御回路108とフイル
ム走行検知回路109により、フィルムを1駒巻上げ、
本実施の形態のカメラシステムの動作は終了する。
は、撮影光路より退去された主ミラー2等をダウンし再
び撮影光路へ斜設させ、モータ制御回路108とフイル
ム走行検知回路109により、フィルムを1駒巻上げ、
本実施の形態のカメラシステムの動作は終了する。
【0074】次に、#7において、スイッチSW3がO
FFを検出した場合であるレンズの開放絞り値が未知の
場合、#8aに進み、ストロボ撮影が選択されると、#
20に進む。
FFを検出した場合であるレンズの開放絞り値が未知の
場合、#8aに進み、ストロボ撮影が選択されると、#
20に進む。
【0075】#20では、撮影レンズの開放絞り値が不
明なため、撮影者が設定した撮影条件に満たないために
カメラが撮影モードを変更したことを警告表示を行う。
表示はMPU100から液晶表示回路111を介してフ
ァインダー内LCD24とモニター用LCD42を制御
して行う。
明なため、撮影者が設定した撮影条件に満たないために
カメラが撮影モードを変更したことを警告表示を行う。
表示はMPU100から液晶表示回路111を介してフ
ァインダー内LCD24とモニター用LCD42を制御
して行う。
【0076】#21では、露光動作に先立って主ミラー
2をアップさせサブミラー25ともども撮影光路より退
去させる。
2をアップさせサブミラー25ともども撮影光路より退
去させる。
【0077】#22では、MPU100は、設定された
に絞り値になるようにレンズ制御回路112に指令を出
す。
に絞り値になるようにレンズ制御回路112に指令を出
す。
【0078】#23では、MPU100は、シャッター
制御回路107に指令を出し、シャッターの先幕走行用
のマグネットMG−1に通電してシャッター先幕を走行
させる。
制御回路107に指令を出し、シャッターの先幕走行用
のマグネットMG−1に通電してシャッター先幕を走行
させる。
【0079】#24では、シャッターの駆動に合わせて
露光中にストロボの本発光を行い、同時に調光センサ2
4が積分を開始する。
露光中にストロボの本発光を行い、同時に調光センサ2
4が積分を開始する。
【0080】調光センサは図6(a)に示されているよ
うに4分割のセンサで測距点に応じて重みづけがなされ
ている。焦点検出点が左の時は図6(b)のように調光
はLとCLの2領域で行い、焦点検出点が中央の時は調
光は図6(c)のようにCLとCRの2領域で行う。焦
点検出点が右の時は図6(d)のようにCRとRの2領
域で調光を行う。
うに4分割のセンサで測距点に応じて重みづけがなされ
ている。焦点検出点が左の時は図6(b)のように調光
はLとCLの2領域で行い、焦点検出点が中央の時は調
光は図6(c)のようにCLとCRの2領域で行う。焦
点検出点が右の時は図6(d)のようにCRとRの2領
域で調光を行う。
【0081】#25で積分値が所定値に達するとストロ
ボ制御回路200により発光が停止される。#25を終
えると#17へ進む。
ボ制御回路200により発光が停止される。#25を終
えると#17へ進む。
【0082】次に、図7により予備発光を行い予備発光
時の測光値をもとに本発光量の演算を行う本実施の形態
のカメラシステムの適正本発光量の演算と予備発光量の
演算部分の演算式とフローを説明する。なお、本フロー
チャートにおけるステップをSと略す。
時の測光値をもとに本発光量の演算を行う本実施の形態
のカメラシステムの適正本発光量の演算と予備発光量の
演算部分の演算式とフローを説明する。なお、本フロー
チャートにおけるステップをSと略す。
【0083】S01は、図5のフローの#05にあたる
部分で、自然光下の被写体輝度を測光して、6つのエリ
アの重み付け平均をとっている。
部分で、自然光下の被写体輝度を測光して、6つのエリ
アの重み付け平均をとっている。
【0084】重み付け係数であるWiは、ストロボ本発
光制御の測光モードや、自動焦点検出の測距ポイントに
よって、変化し例えば表1のように設定されている。
光制御の測光モードや、自動焦点検出の測距ポイントに
よって、変化し例えば表1のように設定されている。
【0085】
【表1】
【0086】表1によれば、ストロボ本発光制御の測光
モードが重み付け平均測光のときには、自動焦点検出の
測距ポイントに重み付けをおいた重み付け平均をとって
いる。測光モードが部分測光の時は測距ポイントを含む
エリアのみに重み付け係数をかけ、他のエリアをすべて
0にした重み付け平均の演算をしており、結果的には一
つのエリアのEVbiがそのままEVbとなっている。
また重み付け平均する際には、各エリアの輝度値のLO
G圧縮された値EVbiを2のべき乗をとって伸長した
もので重み付け平均をとり、最後に2の底でLOG圧縮
している。この演算で求められた値EVbは、後述の本
発光適正比演算S09で使用する。
モードが重み付け平均測光のときには、自動焦点検出の
測距ポイントに重み付けをおいた重み付け平均をとって
いる。測光モードが部分測光の時は測距ポイントを含む
エリアのみに重み付け係数をかけ、他のエリアをすべて
0にした重み付け平均の演算をしており、結果的には一
つのエリアのEVbiがそのままEVbとなっている。
また重み付け平均する際には、各エリアの輝度値のLO
G圧縮された値EVbiを2のべき乗をとって伸長した
もので重み付け平均をとり、最後に2の底でLOG圧縮
している。この演算で求められた値EVbは、後述の本
発光適正比演算S09で使用する。
【0087】S02は、図5のフローの#02にあたる
部分で、撮影者の意志等により、シャッター速度優先モ
ードや絞り値優先モード等の各撮影モードや制御値等を
入力する。
部分で、撮影者の意志等により、シャッター速度優先モ
ードや絞り値優先モード等の各撮影モードや制御値等を
入力する。
【0088】S03では、入力された撮影モードや制御
値と被写体輝度のEVbiから、シャッタースピードT
Vと絞り値AVの露出値EVsの決定を行う。
値と被写体輝度のEVbiから、シャッタースピードT
Vと絞り値AVの露出値EVsの決定を行う。
【0089】EVs=TV+AV この露出値を決めるのにはS01で求めた、重み付け平
均値EVbを使用しても良いが、公知の分割測光の演算
アルゴリズムを用いても良い。
均値EVbを使用しても良いが、公知の分割測光の演算
アルゴリズムを用いても良い。
【0090】S04は、図5のフローの#09にあたる
部分で、予備発光直前の被写体輝度を測光して、重み付
け平均をとっている。演算方法はS01と同じである。
部分で、予備発光直前の被写体輝度を測光して、重み付
け平均をとっている。演算方法はS01と同じである。
【0091】演算されたEvaは、予備発光のみの被写
体反射光を演算するために後述の本発光適正比演算S0
9で使用する。
体反射光を演算するために後述の本発光適正比演算S0
9で使用する。
【0092】次に、S07(図5の#11)で、予備発
光の制御を行うが、予備発光の発光量は、S05、S0
6の手順で決定されている。
光の制御を行うが、予備発光の発光量は、S05、S0
6の手順で決定されている。
【0093】S05は、図5の#09にあたり、メイン
コンデンサ充電電圧Vc、被写体輝度情報EVa、被写
体距離情報Distを入力し、図5の#10にあたるS
06で予備発光量Qを演算により求める。
コンデンサ充電電圧Vc、被写体輝度情報EVa、被写
体距離情報Distを入力し、図5の#10にあたるS
06で予備発光量Qを演算により求める。
【0094】Q=k×F1Vc×F2EVb×F3Di
st S08は、図5のフローの#11にあたる部分で、予備
発光時の被写体からの反射光輝度を測光して、重み付け
平均をとっている。
st S08は、図5のフローの#11にあたる部分で、予備
発光時の被写体からの反射光輝度を測光して、重み付け
平均をとっている。
【0095】S09は、図5のフローの#12にあたる
部分で、予備発光に対する適正となる本発光の発光量の
演算を行っている。
部分で、予備発光に対する適正となる本発光の発光量の
演算を行っている。
【0096】 r1=LN2(2EVs-2EVb)-LN2(2EVf-2EVa) (A) r2=EVs-1.5-LN2(2EVf-2EVa)+rV (B) A式の第一項は、露出値EVsから被写体輝度測光値E
Vbを夫々2のべき乗をとって伸長したもので差分をと
り、最後に2の底でLOG圧縮している。この演算で、
自然光下での被写体輝度に対して、露出量の足らない量
を演算している。つまり、被写体の総合露出が、自然光
下の輝度にストロボ光下の輝度を足して適正露出を得る
という考えで行うのである。
Vbを夫々2のべき乗をとって伸長したもので差分をと
り、最後に2の底でLOG圧縮している。この演算で、
自然光下での被写体輝度に対して、露出量の足らない量
を演算している。つまり、被写体の総合露出が、自然光
下の輝度にストロボ光下の輝度を足して適正露出を得る
という考えで行うのである。
【0097】次にA式の第二項は、予備発光時の被写体
反射光輝度EVfから予備発光直前の被写体輝度EVa
を同じように伸長して差分をとり圧縮している。この演
算では自然光下での被写体輝度を差し引いたストロボ予
備発光のみの被写体反射光を求めている。
反射光輝度EVfから予備発光直前の被写体輝度EVa
を同じように伸長して差分をとり圧縮している。この演
算では自然光下での被写体輝度を差し引いたストロボ予
備発光のみの被写体反射光を求めている。
【0098】B式の第一項は、A式の第一項が0以下の
時、つまり露出値EVsが、被写体輝度測光値EVbよ
り小さいとき、つまりストロボを使わなくても適正露出
が得られる時を想定しており、その場合には目指す発光
レベルは制御値より1.5段アンダーの発光量で発光さ
せる。1.5段アンダーの発光量の根拠は実際に写真を
撮ったデータから得たもので、B式の第二項は、A式と
内容は同じである。
時、つまり露出値EVsが、被写体輝度測光値EVbよ
り小さいとき、つまりストロボを使わなくても適正露出
が得られる時を想定しており、その場合には目指す発光
レベルは制御値より1.5段アンダーの発光量で発光さ
せる。1.5段アンダーの発光量の根拠は実際に写真を
撮ったデータから得たもので、B式の第二項は、A式と
内容は同じである。
【0099】そして、A式、B式とも第一項から第二項
を差し引くことにより、圧縮系の演算なので、総合露出
として適正になるためには、本発光の発光量を予備発光
に対してどれだけ増やせばよいかまたは減らせばよいか
の比が求められる。
を差し引くことにより、圧縮系の演算なので、総合露出
として適正になるためには、本発光の発光量を予備発光
に対してどれだけ増やせばよいかまたは減らせばよいか
の比が求められる。
【0100】この後にr1とr2の値の大きい値を制御
値としている。大きい値を制御値としているが、EVs
>EVfの時はr1、EVs=<EVfの時はr2を用
いることと同じ意味である。
値としている。大きい値を制御値としているが、EVs
>EVfの時はr1、EVs=<EVfの時はr2を用
いることと同じ意味である。
【0101】つまり、基本的には制御値よりも被写体輝
度が明るい時はr2を用い、制御値よりも被写体輝度が
暗い時はr1を用いる。
度が明るい時はr2を用い、制御値よりも被写体輝度が
暗い時はr1を用いる。
【0102】S10は、図5のフローの#11にあたる
部分で、予備発光のキセノン管19の直接測光した積分
値をpre_intとしている。
部分で、予備発光のキセノン管19の直接測光した積分
値をpre_intとしている。
【0103】S11は、図5のフローの#12にあたる
部分で、本発光の適正積分値(main_int)を演算してい
る。
部分で、本発光の適正積分値(main_int)を演算してい
る。
【0104】main_int=pre_int+r+TV-t_pre+c すべての変数は圧縮系の変数である。
【0105】予備発光の波高値に対して、S09で求め
た比rを足した値の波高値でシャッターの開いている間
フラット発光させればよいのだが、これを積分値に換算
するので、シャッター時間TV−プリ発光継続時間t_
preの時間のファクターを足せばよい。最後に、撮影
者によって設定された調光補正量などの補正係数を加え
ている。
た比rを足した値の波高値でシャッターの開いている間
フラット発光させればよいのだが、これを積分値に換算
するので、シャッター時間TV−プリ発光継続時間t_
preの時間のファクターを足せばよい。最後に、撮影
者によって設定された調光補正量などの補正係数を加え
ている。
【0106】S12は、図5のフローの#16にあたる
部分で、演算で求められた本発光の適正積分値にもとづ
いて本発光量を制御している。
部分で、演算で求められた本発光の適正積分値にもとづ
いて本発光量を制御している。
【0107】なお、本発明は、一眼レフカメラに限定す
ることもなくレンズシャッタカメラその他のカメラにも
応用することができる。また、記録媒体は銀塩フィルム
に限るものではなくCCDなどの撮像素子とメモリの組
み合わせでもよい。
ることもなくレンズシャッタカメラその他のカメラにも
応用することができる。また、記録媒体は銀塩フィルム
に限るものではなくCCDなどの撮像素子とメモリの組
み合わせでもよい。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜5に係
る発明のカメラシステムによれば、撮影前に予備発光を
行って予備発光時の測光値と予備発光直前の測光値を基
に発光量を演算する第1の調光部と、いわゆるTTL調
光の第2の調光部を備えたカメラシステムにおいて、カ
メラと撮影レンズの間にベローズや中間リングを装着し
た時のように撮影レンズの開放絞り値が不明の場合に
は、TTL調光を行うことにより撮影レンズの開放絞り
値が不明な撮影条件でも、適正な発光量で制御すること
が可能となった。
る発明のカメラシステムによれば、撮影前に予備発光を
行って予備発光時の測光値と予備発光直前の測光値を基
に発光量を演算する第1の調光部と、いわゆるTTL調
光の第2の調光部を備えたカメラシステムにおいて、カ
メラと撮影レンズの間にベローズや中間リングを装着し
た時のように撮影レンズの開放絞り値が不明の場合に
は、TTL調光を行うことにより撮影レンズの開放絞り
値が不明な撮影条件でも、適正な発光量で制御すること
が可能となった。
【図1】第1の実施の形態の中間リング装着状態のカメ
ラシステムの横断面図
ラシステムの横断面図
【図2】第1の実施の形態の中間リング非装着状態のカ
メラシステムの横断面図
メラシステムの横断面図
【図3】図1のカメラのファインダー図
【図4】図1のカメラの電気回路ブロック図
【図5】図1のカメラの動作を示すフローチャート
【図6】(a)〜(d)は図1のカメラのTTL調光セ
ンサの分割図
ンサの分割図
【図7】図1のカメラの予備発光により適正本発光量の
演算と予備発光量の演算部の動作を示すフローチャート
演算と予備発光量の演算部の動作を示すフローチャート
19 キセノン管 31 モニタセンサ(PD1) 7 多分割測光センサ 100 MPU 200 ストロボ制御回路 203 トリガ回路 204 発光停止回路 205,206 コンパレータ 211 積分回路 C1 メインコンデンサ
Claims (5)
- 【請求項1】 被写体に対する本発光での発光光量が所
定値に達すると発光を停止する調光手段と、撮影レンズ
の開放絞り値を検知する検知手段を備え、前記調光手段
は、撮影前に予備発光を行って前記予備発光時の測光値
と予備発光前の測光値を基に撮影時の発光量を決定する
第1の調光部と、撮影時での露光面からの測光値に応じ
て調光動作を行う第2の調光部とを有するカメラシステ
ムにおいて、 前記検知手段が前記撮影レンズの開放絞り値を検知でき
ない場合にストロボ動作が選択されると、前記第2の調
光部での調光動作を行わせるストロボ制御手段を有する
ことを特徴とするカメラシステム。 - 【請求項2】 前記第1の調光部は、被写体に対する予
備発光で得た被写体測光値を基に、前記予備発光に際し
撮影レンズの通過光を測光手段により検出して得た予備
発光量に対する相対的な本発光量を演算し、本発光に際
し、前記測光手段で測光した測光量が補正値を加味して
前記演算した本発光量に達すると発光を停止させること
を特徴とするカメラシステム。 - 【請求項3】 前記第2の調光部は、露光時にフィルム
面からの反射光を測光する測光手段を備え、露光時に前
記測光手段の測光値により得た測光量が所定値に達した
時に発光を停止させることを特徴とするカメラシステ
ム。 - 【請求項4】 前記測光手段は、画面内を複数のエリア
に分割して測光を行う多分割測光手段であることを特徴
とする請求項2または3記載のカメラシステム。 - 【請求項5】 前記ストロボ制御手段は、前記第2の調
光部を選択すると、撮影者に撮影条件が変更されたこと
を警告する警告手段を有することを特徴とする請求項
1、2、3または4記載のカメラシステム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9264202A JPH11109453A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | カメラシステム |
US09/159,708 US6029011A (en) | 1997-09-29 | 1998-09-24 | Control device for flash device used for camera |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9264202A JPH11109453A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | カメラシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11109453A true JPH11109453A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17399914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9264202A Pending JPH11109453A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | カメラシステム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6029011A (ja) |
JP (1) | JPH11109453A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001290188A (ja) * | 2000-04-10 | 2001-10-19 | Ricoh Co Ltd | カメラの誤撮影防止装置 |
JP2013044929A (ja) * | 2011-08-24 | 2013-03-04 | Nikon Corp | 撮像装置及び撮像方法 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11183978A (ja) * | 1997-12-22 | 1999-07-09 | Nikon Corp | 閃光制御装置 |
US20050046739A1 (en) * | 2003-08-29 | 2005-03-03 | Voss James S. | System and method using light emitting diodes with an image capture device |
US8891954B1 (en) * | 2013-06-19 | 2014-11-18 | ExpoImaging, Inc. | Light focusing device |
US9158180B2 (en) | 2012-09-14 | 2015-10-13 | ExpoImaging, Inc. | Light focusing device |
US9158181B2 (en) | 2012-09-14 | 2015-10-13 | ExpoImaging, Inc. | Light focusing device |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US35877A (en) * | 1862-07-15 | Improvement in arranging water-tubes for cooling the breech of ordnance | ||
US4541703A (en) * | 1982-01-05 | 1985-09-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Electronic flash photographic device |
US4717934A (en) * | 1984-12-28 | 1988-01-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Camera system |
JPS61185735A (ja) * | 1985-02-14 | 1986-08-19 | Canon Inc | 電子閃光装置 |
US5268730A (en) | 1990-03-19 | 1993-12-07 | Nikon Corporation | Automatic light modulating camera |
-
1997
- 1997-09-29 JP JP9264202A patent/JPH11109453A/ja active Pending
-
1998
- 1998-09-24 US US09/159,708 patent/US6029011A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001290188A (ja) * | 2000-04-10 | 2001-10-19 | Ricoh Co Ltd | カメラの誤撮影防止装置 |
JP2013044929A (ja) * | 2011-08-24 | 2013-03-04 | Nikon Corp | 撮像装置及び撮像方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6029011A (en) | 2000-02-22 |
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