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JP2000075370A - ストロボカメラシステム - Google Patents

ストロボカメラシステム

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Publication number
JP2000075370A
JP2000075370A JP10248196A JP24819698A JP2000075370A JP 2000075370 A JP2000075370 A JP 2000075370A JP 10248196 A JP10248196 A JP 10248196A JP 24819698 A JP24819698 A JP 24819698A JP 2000075370 A JP2000075370 A JP 2000075370A
Authority
JP
Japan
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area
main
light
strobe
photometric
Prior art date
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Pending
Application number
JP10248196A
Other languages
English (en)
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JP2000075370A5 (ja
Inventor
Tatsuyuki Tokunaga
辰幸 徳永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10248196A priority Critical patent/JP2000075370A/ja
Publication of JP2000075370A publication Critical patent/JP2000075370A/ja
Publication of JP2000075370A5 publication Critical patent/JP2000075370A5/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】被写体をより一層鮮明にストロボ撮影できるス
トロボカメラシステムを提供する。 【解決手段】ファインダー画面内に多分割測光エリアと
多分割焦点検出エリアを有し、選択された焦点検出エリ
アの領域を含む測光領域を有する測光エリアに対して、
メインの測光エリアと該メインの測光エリアを中心とし
て重み付けを行い、少なくとも該メインの測光エリアの
出力に基づいてストロボ光量を制御する際、選択された
前記焦点検出エリアが複数の測光エリアの中間または複
数の測光エリアをカバーする位置の場合、前記複数の測
光エリアのうちのいずれか一つを前記メインの測光エリ
アとしての重み付けを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体に向け発光
を行い自動的に適正露光を得るように発光量の調節を行
い露光動作を行うストロボカメラシステムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、被写体に向け発光を行い自動
的に適正露光を得るように発光量の調節を行い露光動作
を行うストロボカメラシステムは種種提案されている。
【0003】そのなかでも画面内を複数の領域に分割し
て被写体反射光をそれぞれ領域毎に測光し、その測光結
果をもとにストロボ発光量制御を行うものは、撮影画面
のさまざまな状況に対応することができるので優れた方
法といえる。
【0004】また、露光動作に先立って被写体に向け予
備発光を行い、画面内を分割したそれぞれの被写体から
の反射光の測光値のうち主被写体のエリアの測光値をも
とに本発光の発光量の決定する方式が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの方式は、画面
内を分割した測光のエリアと焦点を合わすべき焦点検出
エリアとに対応関係があるが、焦点検出エリアが測光の
エリアと対応してない場合や、撮影者の注視点情報が画
面内で測光エリアと一致しない場合、画像認識により主
被写体を判断したときに測光エリアと一致しない場合等
どのようにストロボの光量を決めるかについては触れて
いない。
【0006】本出願に係る発明の目的は、被写体をより
一層鮮明にストロボ撮影できるストロボカメラシステム
を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の目的
を実現するストロボカメラシステムの一つの構成は、被
写体に向けストロボ光を照射する手段と、カメラのファ
インダー画面内を複数の測光エリアに分割し、それぞれ
の分割測光エリアの被写体輝度を測定する測光手段と、
前記分割測光エリアのうち複数の測光エリアの中間のポ
イントに主被写体が存在することを認識または設定する
手段と、前記複数の測光エリアのうち主測光エリアを選
択する主測光エリア選択手段と、前記選択された主測光
エリアのストロボ光による被写体反射光を前記測光手段
により測光した結果に基づいて露光時のストロボ光量を
制御する光量制御手段と、を有するものである。
【0008】本出願に係る発明の目的を実現するストロ
ボカメラシステムの他の一つの構成は、露光時に被写体
に向けストロボ光を照射する手段と、露光動作に先立っ
て被写体に向けストロボ光を照射する予備発光手段と、
カメラのファインダー画面内を複数の測光エリアに分割
し、それぞれの分割エリアの被写体輝度を測定する測光
手段と、前記分割測光エリアのうち複数の測光エリアの
中間のポイントに主被写体が存在することを認識または
設定する手段と、前記複数の測光エリアのうち主測光エ
リアを選択する主測光エリア選択手段と、前記選択され
た主測光エリアの予備発光手段によるストロボによる被
写体反射光を前記測光手段により測光した結果に基づい
て露光時のストロボ光量を制御する光量制御手段と、を
有するものである。
【0009】前記主被写体が存在することを認識または
設定する手段とは、画面内複数のポイントより焦点を合
わすべき被写体を自動的に選択する手段であり、または
画面内複数のポイントより焦点を合わすべき被写体を手
動で選択し、そのポイントの被写体の焦点状態を検出す
る手段であり、または画面内より撮影者の注視点を検出
することにより主被写体を選択する手段であり、または
撮影画面の画像情報により画像処理により主被写体を選
択する手段である。
【0010】本発明による作用としては、いかなる撮影
シーンにおいても常にストロボ光量を適正に制御して失
敗のないストロボカメラシステムを実現するものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は本発
明を1眼レフレックスカメラに適用して実施したストロ
ボカメラシステムの主に光学的な構成を説明した横断面
図である。
【0012】1はカメラ本体であり、この中に光学部
品、メカ部品、電気回路、フィルムなどを収納し、写真
撮影が行えるようになっている。2は主ミラーで、観察
状態と撮影状態に応じて撮影光路へ斜設されあるいは退
去される。また主ミラー2はハーフミラーとなっており
斜設されているときも、後述する焦点検出光学系に被写
体からの光線の約半分を透過させている。3は撮影レン
ズ12〜14の予定結像面に配置されたピント板、4は
ファインダー光路変更用のペンタプリズム、5はファイ
ンダーで、撮影者はこの窓よりピント板3を観察するこ
とで、撮影画面を観察することが出来る。6,7は観察
画面内の被写体輝度を測定する為の結像レンズと多分割
測光センサで、結像レンズ6はペンタダハプリズム4内
の反射光路を介してピント板3と多分割測光センサ7を
共役に関係付けている。
【0013】図4(A)に撮影画面上の測光エリア分割
図を示す。撮影画面はA0〜A22までの23エリアに
分割されている。多分割測光センサ7は、撮影画面と共
役に関係付けられたそれぞれのエリアの輝度を測定する
ことが出来る。
【0014】図1に戻って、8はシャッター、9は感光
部材で、銀塩フィルム等より成っている。主ミラー2は
斜設されているときも、被写体からの光線の約半分を透
過させている。
【0015】25はサブミラーであり、被写体からの光
線を下方に折り曲げて、焦点検出ユニット26の方に導
いている。焦点検出ユニット26は、2次結像ミラー2
7、2次結像レンズ28、焦点検出ラインセンサ29等
からなっている。2次結像ミラー27、2次結像レンズ
28により焦点検出光学系を成しており、撮影光学系の
2次結像面を焦点検出ラインセンサ29上に結んでい
る。焦点検出ユニット26は後述の電気回路の処理によ
り、既知の位相差検出法により撮影画面内の被写体の焦
点状態を検出し、撮影レンズの焦点調節機構を制御する
ことにより自動焦点検出装置を実現している。
【0016】この自動焦点検出装置は、図4(B)のよ
うに撮影画面内のp00〜p18の19点の焦点状態を
検出するものである。
【0017】23はフィルム面を測光するための測光レ
ンズであり、24はフィルム面測光センサである。これ
らは、露光中にフィルム面に到達した光の拡散反射を利
用して露光量を測定しストロボの適正光量を得る、所謂
TTL調光に使用される。
【0018】10は公知のカメラと撮影レンズとのイン
ターフェイスとなるマウント接点であり、11はカメラ
本体に据え付けられるレンズ鏡筒である。12〜14は
撮影レンズであり、12は1群レンズで、光軸上を図中
左右に可動することで、撮影画面のピント位置を調整す
ることが出来る。13は2群レンズで、光軸上を図中左
右方向に可動することで撮影画面の変倍を行い、撮影レ
ンズの焦点距離が変更される。14は3群固定レンズ、
15は撮影レンズ絞りである。
【0019】16はその1群レンズ駆動モータであり、
自動焦点調節動作に従って1群レンズを左又は右に移動
させることにより自動的にピント位置を調整することが
出来る。17はレンズ絞り駆動モータであり、これによ
り撮影レンズ絞りを開放にしたり、絞ったりする事が出
来る。
【0020】18は外付けストロボで、カメラ本体1に
取り付けられ、カメラからの信号に従って発光制御を行
うものである。19はキセノン管で、電流エネルギーを
発光エネルギーに変換する。20,21は反射板とフレ
ネルであり、それぞれ発光エネルギーを効率良く被写体
に向けて集光する役目である。22はカメラ本体1と外
付けストロボ18とのインターフェイスとなる公知のス
トロボ接点である。
【0021】30はグラスファイバーであり、キセノン
管19の発光した光をモニタ用のセンサ(PD1)31
に導いている。センサ(PD1)31は、ストロボのプ
リ発光及び本発光の光量を直接測光しているものであ
り、本発光量の制御のためのセンサである。32はやは
りキセノン管19の発光した光をモニタするセンサ(P
D2)である。センサ(PD2)32の出力によりキセ
ノン管19の発光電流を制限してストロボがフラット発
光を行う事が出来る。
【0022】33はストロボがバウンス撮影になってい
るかを検知するスイッチである。34は反射板を前後に
移動させ、ストロボ発光の照射角を撮影レンズの焦点距
離に合わせて画面に適合させる照射角(ストロボズー
ム)調節機構である。
【0023】50〜53は、撮影者の注視点を検出する
いわゆる視線検出機構を構成する部材である。54は撮
影者の眼球である。
【0024】撮影者がファインダー5を覗いてピント板
3を通して撮影画面を観察しているときに、赤外光照明
(IRED)53が眼球54を照射する。50はダイク
ロイックミラーであり、赤外光のみを反射する。52は
エリアタイプの光電変換センサであり、視線用レンズ5
1によって、IRED53で照射された眼球54の像が
光電変換センサ52上に結ばれ、光電変換センサ52か
ら出力される画像データを後述するマイコンで演算する
ことにより、撮影者の画面上における注視点を検出す
る。
【0025】図1では、本実施の形態を実現するために
必要な部材の内、光学メカ部材のみ記しており、その他
に電気回路部材が必要となるが、ここでは省略してあ
る。
【0026】図2、図3に本実施の形態のストロボカメ
ラシステムの電気回路ブロック図を示している。図2は
カメラ本体側とレンズ側の回路ブロック、図3はストロ
ボ側の回路ブロックで、図1と対応する部材には同じ符
号を付している。
【0027】まず図2から説明する。
【0028】カメラマイコン100は、所定のソフトウ
エアによりカメラ内の動作をつかさどる。EEPROM
100bは、フィルムカウンタその他の撮影情報を記憶
可能である。100cのA/Dは、焦点検出回路10
5、測光回路106、視線検出回路113からのアナロ
グ信号をA/D変換し、カメラマイコン100はそのA
/D値を信号処理することにより各種状態を設定する。
【0029】カメラマイコン100には、焦点検出回路
105、測光回路106、シャッター制御回路107、
モータ制御回路108、フィルム走行検知回路109、
スイッチセンス回路110、LCD駆動回路111、視
線検出回路113が接続されている。また、撮影レンズ
側とはマウント接点群10を介して信号の伝達がなされ
る。さらにストロボ側とは、ストロボが直接カメラ本体
に取り付けられた状態では、ストロボ接点群22を介し
て信号の伝達がなされる。
【0030】ラインセンサ29は、前述のようにファイ
ンダー上の撮影画面内のp00〜p18の19点の焦点
状態を検出するためのもので、撮影光学系の2次結像面
にペア(上下方向に一対)で各焦点検出エリアに対応し
て配置されている。焦点検出回路105は、カメラマイ
コン100の信号に従い、これらラインセンサ29の蓄
積制御と読み出し制御を行って、それぞれ光電変換され
た画素情報をカメラマイコン100に出力する。カメラ
マイコン100はこの情報をA/D変換し周知の位相差
検出法による焦点検出を行う。
【0031】カメラマイコン100は焦点検出情報によ
り、レンズマイコン112と信号のやりとりを行うこと
によりレンズの焦点調節を行う。
【0032】測光回路106は画面内の各エリアの輝度
信号として、前述したように画面内を複数のエリアに分
割した多分割測光センサ7からの出力をカメラマイコン
100に出力する。
【0033】測光回路106は被写体に向けてストロボ
光をプリ発光していない定常状態と、プリ発光している
プリ発光状態との双方の状態で輝度信号を出力し、カメ
ラマイコン100は輝度信号A/D変換し、撮影の露出
の調節のための絞り値の演算とシャッタースピードの演
算、及び露光時のストロボ本発光量の演算を行う。
【0034】シャッター制御回路107は、カメラマイ
コン100からの信号に従って、シャッター先幕(MG
−1)、シャッター後幕(MG−2)を走行させ、露出
動作を担っている。
【0035】モータ制御回路108は、カメラマイコン
100からの信号に従ってモータを制御することによ
り、主ミラー2のアップダウン、及びシャッターのチャ
ージ、そしてフィルムの給送を行っている。フィルム走
行検知回路109は、フィルム給送時にフィルムが1駒
分巻き上げられたかを検知し、カメラマイコン100に
信号を送る。
【0036】SW1は不図示のレリーズ釦の第1ストロ
ークでONし、測光、AFを開始するスイッチとなる。
SW2はレリーズ釦の第2ストロークでONし、露光動
作を開始するスイッチとなる。SWFELKは、不図示
のプッシュスイッチでONするスイッチであり、露光動
作の前にストロボプリ発光を行ってストロボ光量を決定
しロックする動作の始動スイッチである。
【0037】SWpointは、撮影者が焦点検出エリ
アを手動で選択するときに不図示の操作部材(焦点検出
エリア選択ボタン)を押すことによってONする。di
al_1とdial_2は、不図示のダイアルを撮影者
が回して操作することによってON・OFFするスイッ
チである。回す方向によってはON・OFFの位相が反
対になる。撮影者は焦点検出エリア選択ボタンを押した
後、ダイアルを回すことによって焦点検出エリアの変更
が可能となる。
【0038】SW1、SW2、SWFELK、SWpo
int、dial_1、dial_2及びその他不図示
のカメラの操作部材からの信号は、スイッチセンス回路
110が検知し、カメラマイコン100に送っている。
【0039】SWXは、シャッターの全開にともなって
ONするスイッチであり、ストロボ側に、露光時本発光
の発光タイミングを送っている。
【0040】液晶表示回路111はファインダー内LC
D41と不図示のモニター用LCD42の表示をカメラ
マイコン100からの信号に従って制御している。
【0041】114はフィルム面反射測光回路であり、
フィルム面測光センサ24の測光情報をカメラマイコン
100は得ることが出来る。
【0042】このフィルム面測光センサ24は、多分割
測光センサ7と同様に図4のように画面内を分割してお
り、撮影画面と共役に関係付けられたそれぞれのエリア
の輝度を測定することが出来る。
【0043】115は視線検出回路であり、光電変換セ
ンサ52とIRED53を制御する。
【0044】撮影者がファインダー5を覗いているとき
に、IRED53を撮影者の眼球に向けて照射する。そ
の間光電変換センサ52は、光電変換による電荷の蓄積
を行う。所定時間の蓄積動作の後、視線検出回路115
はカメラマイコン100の指示に従い光電変換センサ5
2からの画像信号を読み出し、カメラマイコン100は
A/D変換を行い画素信号を信号処理することによっ
て、撮影者の画面上での注視点を検出することが出来
る。
【0045】視線検出の具体的な方法については、既に
いくつもの文献で記載されているのでここでは詳細な説
明は省略する。
【0046】次にレンズの構成に関して説明を行う。カ
メラ本体とレンズはレンズマウント接点10を介して相
互に電気的に接続される。このレンズマウント接点10
はレンズ内のフォーカス駆動用モータ16および、絞り
駆動用モータ17の電源用接点であるL0、レンズマイ
コン112の電源用接点であるL1、公知のシリアルデ
ータ通信を行う為のクロック用接点L2、カメラからレ
ンズへのデータ送信用接点L3、レンズからカメラへの
データ送信用接点L4、前記モータ用電源に対するモー
タ用グランド接点であるL5、前記レンズマイコン11
2用電源に対するグランド接点であるL6で構成されて
いる。
【0047】レンズマイコン112は、これらのレンズ
マウント接点10を介してカメラマイコン100と接続
され、1群レンズ駆動モータ16及びレンズ絞りモータ
17を動作させ、レンズの焦点調節と絞りを制御してい
る。35,36は光検出器とパルス板であり、レンズマ
イコン112がパルス数をカウントすることにより1群
レンズの位置情報を得ることが出来、レンズの焦点調節
を行ったり、被写体の絶対距離情報をカメラマイコン1
00に伝達することが出来る。
【0048】次に図3により、ストロボの構成に関して
説明をおこなう。
【0049】ストロボマイコン200はカメラマイコン
100からの信号に従って、ストロボの制御を行う回路
で、発光量の制御、フラット発光の発光強度及び発光時
間の制御や、発光照射角の制御等を行う。
【0050】201は、DC/DCコンバータで、スト
ロボ制御回路200の指示により電池電圧を数百Vに昇
圧し、メインコンデンサC1に充電する。
【0051】R1/R2は、メインコンデンサC1の電
圧をストロボマイコン200がモニターするために設け
られた分圧抵抗である。ストロボマイコン200は、分
圧された電圧をストロボマイコン内蔵A/D変換器によ
りA/D変換することにより、C1の電圧を間接的にモ
ニタし、DC/DCコンバータ201の動作を制御する
ことにより、メインコンデンサC1の電圧を所定の電圧
に制御する。
【0052】202はトリガ回路で、ストロボ発光時に
カメラマイコン100の指示やSWX信号によりストロ
ボマイコン200を介してトリガ信号を出力し、キセノ
ン管19のトリガ電極に数千Vの高電圧を印加する事に
よりキセノン管19の放電を誘発し、メインコンデンサ
C1に蓄えられた電荷エネルギーをキセノン管19を介
して光エネルギーとして放出する。
【0053】203はIGBT等のスイッチング素子を
用いた発光制御回路であり、前記発光時のトリガー電圧
印加時には導通状態とし、キセノン管19の電流を流
し、発光停止時には遮断状態する事により、キセノン管
19の電流を遮断し発光を停止する。
【0054】204,205はコンパレータで、204
は後述の閃光発光時の発光停止に用いられ、205は後
述のフラット発光時の発光強度制御に用いられる。20
6はデータセレクタで、ストロボマイコン200からの
選択信号SEL1、SEL2に従い、D0からD2の入
力を選択し、Yに出力する。
【0055】207は閃光発光制御用モニタ回路であ
り、受光素子31の出力を対数圧縮し、増幅する。
【0056】208は207の出力を積分する積分回路
である。209はフラット発光制御用モニタ回路であ
り、受光素子32の出力を増幅する。210は前記フラ
ット発光時間等を記憶する記憶手段であるEEPROM
である。
【0057】照射角(ストロボズーム)調節機構34
は、公知のモータ駆動回路211、ズーム駆動モータ2
12、ピニオンギア213、ラックギア214、反射笠
20の位置を検出するズーム位置検出エンコーダ215
等で構成される。
【0058】216は発光可能を示すLEDである。
【0059】SWBは、ストロボがバウンス状態である
かどうかを判別するスイッチ33である。
【0060】SWTは不図示の多灯設定釦に連動するス
イッチであり、撮影者が複数のストロボを使用して撮影
を行ういわゆる多灯ストロボ撮影のときに多灯設定釦を
操作することによって、ストロボマイコン200が多灯
ストロボの設定を行う。
【0061】SWMZは不図示のマニュアルズーム設定
釦に連動するスイッチであり、自動で焦点距離情報を検
知できないレンズを使用しているときや、撮影者が意図
的に撮影画角と異なるストロボ照射角でストロボを照射
し、被写体にスポット的にストロボを照射するなどの特
殊効果を狙った撮影を行うとき、マニュアルズーム設定
釦を操作することによって、ストロボマイコン200が
照射角調節機構34を動作させ、撮影者の設定したい照
射角の設定を行う。
【0062】次にストロボマイコン200の各端子の説
明を行う。
【0063】CKはカメラとのシリアル通信を行う為の
同期クロックの入力端子、DIはシリアル通信データの
入力端子、DOはシリアル通信のデータ出力端子、CH
Gはストロボの発光可能状態を電流としてカメラに伝え
る出力端子、Xはカメラからの発光タイミング信号の入
力端子、ECKはストロボマイコン200の外部に接続
された記憶手段であるEEPROMもしくはフラッシュ
ROM等の書込可能な記憶手段とシリアル通信を行う為
の通信クロックを出力する為の出力端子、EDIは前記
記憶手段からのシリアルデータ入力端子、EDOは前記
記憶手段へのシリアルデータ出力端子、SELEは記憶
手段との通信を許可するイネーブル端子であり説明上L
oでイネーブル、Hiでディスエーブルとする。なお、
本実施の形態ではストロボマイコンの外部に記憶手段を
設定したが、ストロボマイコンに内蔵されていても同じ
であるのは言うまでもない。
【0064】POWはパワースイッチ215の状態を入
力する入力端子、OFFはパワースイッチ215と接続
された時にストロボをオフ状態にする為の出力端子、O
Nはパワースイッチ215と接続された時のストロボを
オン状態にする為の出力端子であり、パワーON状態で
はPOW端子はON端子と接続され、その際ON端子は
ハイインピーダンス状態、OFF端子はLo状態であ
り、パワーOFF状態ではその逆である。LEDは発光
可能を表示する表示出力端子である。
【0065】STOPは発光停止信号の入力端子であ
り、説明上Loで発光停止状態とする。SEL0、SE
L1は前記データセレクタ206の入力選択を指示する
為の出力端子であり、SEL0SEL1の組み合わせが
(SEL1、SEL0)=(0、0)の時はD0端子が
Y端子に接続され、同様に(0、1)の時はD1端子、
(1、0)の時はD2端子が選択される。
【0066】DA0はストロボマイコン200に内蔵さ
れたD/A出力端子であり、コンパレータ204,20
5のコンパレートレベルをアナログ電圧で出力する。T
RIGはトリガ回路202に発光を指示するトリガ信号
出力端子。CNTはDC/DCコンバータ201の発振
開始停止を制御する出力端子で、説明上Hiで充電開
始、Loで充電停止とする。INTは積分回路208の
積分の開始/リセットを制御する端子で、Hiで積分リ
セット、Loで積分許可とする。
【0067】AD0、AD1はA/D入力端子であり、
入力される電圧をマイコン200内部で処理できるよう
にディジタルデータに変換するものであり、AD0はメ
インコンデンサC1の電圧をモニタするものであり、A
D1は積分回路208の積分出力電圧をモニタするもの
である。
【0068】Z0,Z1はズーム駆動モータ212を駆
動するモータ制御回路211を制御する制御出力端子で
あり、ZM0、ZM1、ZM2はズーム位置検出エンコ
ーダ215を入力する入力端子、COM0はズーム位置
検出エンコーダ215のグランドレベルに相当する電流
引き込みを行う共通端子である。
【0069】BOUNCEは、ストロボのバウンス状態
であるかどうかを入力するポートである。TATOU
は、多灯ストロボの設定のスイッチの入力ポート、M_
Zoomは、マニュアルズームの設定スイッチの入力ポ
ートである。
【0070】次に、このストロボのそれぞれの動作を説
明しながら回路を説明する。
【0071】<発光可能状態検知>ストロボマイコン2
00は、AD0ポートに入力されたメインコンデンサC
1の分圧された電圧をAD変換することによって、メイ
ンコンデンサC1の電圧が発光可能な所定電圧以上であ
ると判別されると、CHG端子より所定電流を吸い込
み、カメラに発光可能を伝える。また、LED端子をH
iに設定し、LED216を発光させて、発光可能を表
示する。
【0072】メインコンデンサC1の電圧が所定電圧以
下であると判別されたときは、CHG端子はノンアクテ
ィブに設定し電流は遮断され、カメラには発光不能が伝
わる。また、LED端子をLoに設定し、LED216
を消灯させて、発光不能を表示する。
【0073】<ストロボ照射角設定>ZM0〜ZM2端
子から現在のズーム位置を読み込み、シリアル通信によ
ってカメラから指示されたズーム位置になるように、Z
0、Z1端子を介して所定の信号を出力することにより
モータ駆動回路211を駆動する。
【0074】また、不図示のマニュアルズーム設定釦に
よって撮影者がマニュアルでストロボ照射角を設定する
ときには、M_Zoom端子の信号に従って所定のズー
ム位置になるようにモータ駆動回路211を駆動する。
【0075】<予備フラット発光>ストロボが発光可能
状態のとき、カメラ本体は、プリ発光の発光強度と発光
時間を通信すると共に、プリ発光を指示することができ
る。
【0076】ストロボマイコン200は、カメラ本体よ
り指示された所定発光強度信号に応じて、DA0に所定
の電圧を設定する。次にSEL1、SEL0にLo、H
iを出力し、入力D1を選択する。このときキセノン管
19はまだ発光していないので、受光素子32の光電流
はほとんど流れず、コンパレータ205反転入力端子に
入力されるモニタ回路209の出力は発生せず、コンパ
レータ205の出力はHiであるので、発光制御回路2
03は導通状態となる。次にTRIG端子よりトリガ信
号を出力すると、トリガ回路202は高圧を発生しキセ
ノン管19を励起し発光が開始される。
【0077】一方、ストロボマイコン200は、トリガ
発生より所定時間後、積分回路208に積分開始を指示
し、積分回路208はモニタ回路207の出力、すなわ
ち、光量積分用の受光素子31の対数圧縮された光電出
力を積分開始すると同時に、所定時間をカウントするタ
イマーを起動させる。
【0078】プリ発光が開始されると、フラット発光の
発光強度制御用受光素子32の光電流が多くなり、モニ
タ回路209の出力が上昇し、コンパレータ206の非
反転入力に設定されている所定のコンパレート電圧より
高くなると、コンパレータ205の出力はLoに反転
し、発光制御回路203はキセノン管19の発光電流を
遮断し、放電ループがたたれるが、ダイオードD1、コ
イルL1により還流ループを形成し、発光電流は回路の
遅れによるオーバーシュートが収まった後は、徐々に減
少する。発光電流の減少に伴い、発光強度が低下するの
で、受光素子32の高電流は減少し、モニタ回路209
の出力は低下し、所定のコンパレートレベル以下に低下
すると、再びコンパレータ205の出力はHiに反転
し、発光制御回路203が再度導通しキセノン管19の
放電ループが形成され、発光電流が増加し発光強度も増
加する。このように、DA0に設定された所定のコンパ
レート電圧を中心に、コンパレータ205は短い周期で
発光強度の増加減少を繰り返し結果的には、所望するほ
ぼ一定の発光強度で発光を継続させるフラット発光の制
御が出来る。
【0079】前述の発光時間タイマをカウントし、所定
のプリ発光時間が経過すると、ストロボマイコン200
はSEL1、SEL0端子をLo、Loに設定しデータ
セレクタ206の入力はD0すなわちLoレベル入力が
選択され、出力は強制的にLoレベルとなり、発光制御
回路203はキセノン管19の放電ループを遮断し、発
光終了する。
【0080】発光終了時に、ストロボマイコン200
は、プリ発光を積分した積分回路208の出力をA/D
入力端子AD1から読み込み、A/D変換し、積分値、
すなわちプリ発光時の発光量をディジタル値(INT
p)として読みとる事ができる。 <本発光制御>カメラマイコン100は、プリ発光時の
多分割測光センサ7からの被写体反射光輝度値等から、
本発光量のプリ発光に対する適正相対値(γ)を求め、
ストロボマイコン200に送る。
【0081】ストロボマイコン200は、プリ発光時の
測光積分値(INTp)にカメラ本体からの適正相対値
(γ)の値を掛け合わせ適正積分値(INTm)を求
め、DA0の出力に適正積分値(INTm)を設定す
る。
【0082】次にSEL1、SEL0にHi、Loを出
力し、入力D2を選択する。このとき積分回路は動作禁
止状態なので、コンパレータ204反転入力端子に入力
される積分回路208の出力は発生せず、コンパレータ
204の出力はHiであるので、発光制御回路203は
導通状態となる。次にTRIG端子よりトリガ信号を出
力すると、トリガ回路202は高圧を発生しキセノン管
19を励起し発光が開始される。またストロボマイコン
200は、トリガ印加によるトリガノイズが収まるとと
もに実際の発光が開始される10数μsec後に積分開
始端子INTをLoレベルに設定し、積分回路208は
センサ31からの出力をモニタ回路207を介して積分
する。積分出力がDAOで設定された所定電圧に到達す
ると、コンパレータ204は反転し、データセレクタ2
06を介して発光制御回路203は導通を遮断され、発
光は停止する。一方ストロボマイコン200はSTOP
端子をモニタし、STOP端子が反転し発光が停止する
と、SEL1、SEL0端子をLo、Loに設定し強制
発光禁止状態に設定するとともに、積分開始端子を反転
し、積分を終了し、発光処理を終了する。
【0083】このようにして、本発光を適正な発光量に
制御することが出来る。
【0084】<第1の実施の形態>次に、図5〜図6を
用いて本発明を実施したストロボカメラシステムの動作
フローをカメラマイコン100の動作を中心に説明す
る。
【0085】[#101]図5においてカメラの動作が
開始すると、カメラマイコン100はまずレリーズ釦の
第1ストロークでONするSW1を検出する。SW1を
検出するまではこの動作を繰り返し、SW1を検出する
と次のステップに移行する。 [#102]カメラマイコン100は、前述の測光回路
106より画面内複数のエリアの被写体輝度情報をA/
D変換により得る。
【0086】この輝度情報により、後述での露光動作に
用いるシャッタースピード、絞り値を演算により求め
る。
【0087】[#103]カメラマイコン100は焦点
検出回路105を駆動することにより周知の位相差検出
法による焦点検出動作を行う。
【0088】焦点検出するポイント(焦点検出エリア)
は前述したように複数あるため、カメラマイコン100
は各焦点検出エリアのデフォーカス量を演算する。
【0089】[#104]カメラマイコン100は、求
められた各焦点検出エリアのデフォーカス量より、周知
のアルゴリズムよりどの焦点検出エリアに主被写体が存
在するかを判断し、その焦点検出エリアを主ポイントに
決定する。
【0090】この周知アルゴリズムとは、各焦点検出エ
リアの中から一番近いものにする近点優先のものや、焦
点検出エリアをデフォーカス量の近いものでグループ分
けしてその中から選択する方法等がある。
【0091】[#105]選択された焦点検出エリアが
合焦となるように、カメラマイコン100はレンズ側と
通信を行うことによってレンズの焦点調節を行う。
【0092】[#106]カメラマイコン100は、レ
リーズ釦の第2ストロークでONするSW2がONであ
るかどうかを判別する。OFFであれば、ステップ10
1〜105までの動作を繰り返し、SW2がONであれ
ば、ステップ107以下のレリーズ動作に進む。
【0093】[#107]カメラマイコン100は、プ
リ発光の直前に被写体輝度を測光回路106により得
る。その輝度値はそれぞれのエリア毎に、 EVa(i) i=0〜22 として、RAMに記憶させる。
【0094】[#108]カメラマイコン100は、ス
トロボ側に対してプリ発光の命令を行う。ストロボマイ
コン200はこの命令に従って、前述したようにプリ発
光動作を行う。
【0095】カメラマイコン100は、プリ発光のフラ
ット発光が持続している間に被写体輝度を測光回路10
6により得る。その輝度値はそれぞれのエリア毎に、 EVf(i) i=0〜22 として、RAMに記憶させる。
【0096】[#109]カメラマイコン100は、E
VaとEVfからプリ発光反射光分のみの輝度値を抽出
する。
【0097】EVdf(i)←EVf(i)−EVa
(i) i=0〜22 として、RAMに記憶させる。
【0098】[#110]カメラマイコン100は、ス
トロボ光量を適正に制御するための演算を行うために、
主測光エリアを選択する。
【0099】この選択の方法は、フローチャートではサ
ブルーチン形式になっており、これについて図6で説明
する。
【0100】[#120]主測光エリア選択サブルーチ
ンが呼び出される。
【0101】[#121]まずカメラマイコン100
は、#104で決定された主ポイントに丁度対応する測
光エリアがあるかどうかを判定する。
【0102】これは、図4でわかるように例えばp0
0、p07、p09等は、各焦点検出エリアの画面上で
の位置が、測光エリアの画面上での位置において各測光
エリアの中心に位置している。
【0103】逆に、p01、p02、p03等は、各焦
点検出エリアの画面上の位置が各測光エリアの端であ
り、隣の測光エリアとの境界に位置している。よって、
p00、p07、p09のようなポイントは、対応する
測光エリアが有ると判断して#122に進む。またp0
1、p02、p03のようなポイントは対応する測光エ
リアがないとして#123へ進む。
【0104】[#122]主ポイントと対応する測光エ
リアが有るので、その対応するエリアを主測光エリアに
決定する。その具体例を図11に示す。この表は主ポイ
ントがp00であれば主測光エリアはA0、主ポイント
がp07であれば主測光エリアはA1というふうにみれ
ばよい。
【0105】[#123]主ポイントと丁度対応する測
光エリアがない場合は、主ポイントに近接の測光エリア
を選び出す。その具体例は図12に示す。
【0106】この表は、例えば主ポイントがp01であ
れば近接の測光エリアはA0、A1、主ポイントがp0
2であれば近接の測光エリアはA0、A2、というふう
にみればよい。
【0107】[#124]このように選び出された周辺
の測光エリアのうち、#109で演算により求められた
プリ発光の被写体反射光の最大となるエリアを見つけ
る。いまこの実施の形態では、周辺のエリアは2エリア
しかないので、EVdf(i)の大きい方のエリアとい
うことになる。もちろん3エリア4エリアとある場合
は、その中でEVdf(i)の最大となるエリアを見つ
けることになる。
【0108】[#125]前記選ばれた測光エリアを主
測光エリアに決定する。
【0109】[#126]主測光エリア選択サブルーチ
ンをリターンする。
【0110】再び図5に戻る。
【0111】[#111]前記決定された主測光エリア
を元に、ストロボ本発光の発光量を演算する。
【0112】この演算は、基本的には以下の式で行われ
る。
【0113】 P={TGT−EVa(i)}/EVdf(i) ……式(1) TGT:適正露光量 EVa:外光による被写体の輝度 EVdf:プリ発光反射光分のみの輝度 P:各測光エリアにおいて適正となるストロボ光量 このとき、EVa(i)がTGTにほぼ等しいか、もし
くはEVa(i)がTGTより大きな値となるときは、
ストロボを焚かなくても自然光のみで適正露光量もしく
はオーバー露光となる。前記式のPの値は、ほぼ0かも
しくは、マイナスとなってしまう。
【0114】ストロボ光量がマイナスというのはありえ
ないし、0とするのもストロボONなのにストロボが光
らないのは、撮影者にとって違和感があるので、Pは、
次の式で求める。
【0115】 P=TGT/EVdf(i)catch ……式(2) catch:ストロボ光量を適正露光量よりも一定の割
合で少なくする比率実際の計算は、式(1)と式(2)
の大きい方の値をとることで、上記の目的は達成でき
る。
【0116】さて、#110のように主測光エリアが決
定しているので、Pは少なくとも主測光エリアに関して
演算を行えばよいが、主測光エリアだけでは、画面内で
非常に狭いエリアのみでストロボ光量を決め手しまうこ
とになってしまう。そのエリアにたまたま白いドレスが
入ったり、黒い服が入ったりするとストロボ光露出のば
らつきとなってしまう。
【0117】そこで、主測光エリアの周辺のエリア、例
えばA0が主測光エリアであれば、A1、A2、A3、
A4、A5、A6のエリアに関してもPを求め、それぞ
れのPを重みづけ平均を行う。このとき重みづけの係数
は、当然主測光エリアであるA0に一番の重みづけを施
す。このようにしてストロボ本発光の発光量を演算す
る。
【0118】カメラマイコン100は、前記重みづけ平
均の値を適正相対値(γ)に変換する演算を行い、スト
ロボ側に通信によりγの値を送る。
【0119】[#112]ここでカメラマイコン100
は、いわゆる露光動作を行う。
【0120】すなわち、主ミラー2をアップさせサブミ
ラー25ともども撮影光路より退去させ、レンズを制御
して絞りを制御し、決められたシャッタースピード値
(TV)になるようにシャッター制御回路107を制御
する。
【0121】このときシャッターの全開に同期してSW
XがONし、ストロボ側に伝わり、これが本発光の命令
となる。
【0122】ストロボマイコン200は、カメラから送
られてきたγに基づいて適正な量に前述のような本発光
制御を行う。
【0123】最後は、撮影光路より退去された主ミラー
2等をダウンし再び撮影光路へ斜設させ、モータ制御回
路108とフィルム走行検知回路109により、フィル
ムを1駒巻上げる。
【0124】[#113]これで、一連のカメラ動作を
終える。
【0125】この第1の実施の形態では、複数の測距点
から自動的に主焦点検出エリアが決められ、測光エリア
がその主焦点検出エリアと丁度対応するエリアがないと
きは、主焦点検出エリアの近接の測光エリアから、プリ
発光の被写体反射光が最大のエリアを主測光エリアと選
んでいる。
【0126】これは、通常のストロボ撮影では、カメラ
より一番近いところにある被写体が主被写体であること
の確率が非常に高い為、プリ発光の被写体反射光も一番
近い被写体で最大となるので、主被写体を主測光エリア
として、ストロボ光量を決める確率は非常に高くなる。
【0127】よって、常に適正なストロボ光量制御が可
能となる。
【0128】<第2の実施の形態>次に、図7〜図8を
用いて本発明を実施した第2の例のストロボカメラシス
テムの動作フローをカメラマイコン100の動作を中心
に説明する。
【0129】[#201]図7においてカメラの動作が
開始すると、カメラマイコン100はスイッチセンス回
路110を介して、撮影者の操作による図2で示したs
wPOINT、dial_1、dial_2の状態を判
別することで、焦点検出エリアを決める。撮影者は、液
晶表示を見ながらスイッチとダイアルを操作して、焦点
検出エリアをマニュアルで決定することができる。
【0130】[#202]カメラマイコン100は、レ
リーズ釦の第1ストロークでONするSW1を検出す
る。SW1を検出するまでは#201と#202を繰り
返し焦点検出エリアのマニュアルの選択を行い、SW1
を検出すると次のステップに移行する。
【0131】[#203]カメラマイコン100は、前
述の測光回路106より画面内複数のエリアの被写体輝
度情報をA/D変換により得る。
【0132】この輝度情報により、後述での露光動作に
用いるシャッタースピード、絞り値を演算により求め
る。
【0133】[#204]カメラマイコン100は焦点
検出回路105を駆動することにより周知の位相差検出
法による焦点検出動作を行う。
【0134】焦点検出エリアは#201で選択されたポ
イントである。
【0135】[#205]カメラマイコン100は、マ
ニュアルで選択された焦点検出エリアが合焦となるよう
に、カメラマイコン100はレンズ側と通信を行うこと
によってレンズの焦点調節を行う。
【0136】[#206]カメラマイコン100は、マ
ニュアルで選択された焦点検出エリア以外の焦点検出エ
リアのデフォーカス情報を焦点検出回路105により取
得する。この情報は後の#208主測光エリアの選択に
使用される。
【0137】[#207]カメラマイコン100は、レ
リーズ釦の第2ストロークでONするSW2がONであ
るかどうかを判別する。OFFであれば、ステップ20
1〜207までの動作を繰り返し、SW2がONであれ
ば、ステップ208以下のレリーズ動作に進む。
【0138】[#208]カメラマイコン100は、ス
トロボ光量を適正に制御するための演算を行うために、
主測光エリアを選択する。
【0139】この選択方法は、フローチャートではサブ
ルーチン形式になっており、これについて図8で説明す
る。
【0140】[#220]主測光エリア選択サブルーチ
ンが呼び出される。
【0141】[#221]まずカメラマイコン100
は、#201で撮影者により選択された測距の主ポイン
トに丁度対応する測光エリアがあるかどうかを判定す
る。この動作は、前述の第1の実施の形態の#121と
同じである。
【0142】[#222]主ポイントと対応する測光エ
リアが有るので、その対応するエリアを主測光エリアに
決定する。ここも第1の実施の形態の#122と同じで
ある。
【0143】[#223]主ポイントと丁度対応する測
光エリアがない場合は、主ポイントに近接の測光エリア
を選び出す。(第1の実施の形態の#123と同じ)
[#224]このように選び出された近接の測光エリア
のうち、デフォーカス情報がより合焦に近いものを選び
出す。デフォーカス情報は、#206で取得したもので
あり、測光エリアと焦点検出エリアの対応は、図11で
説明したとおりである。
【0144】[#225]前記選ばれた測光エリアを主
測光エリアに決定する。
【0145】[#226]主測光エリア選択サブルーチ
ンをリターンする。
【0146】再び図7に戻る。
【0147】[#209]ここでカメラマイコン100
は、いわゆる露光動作を行う。
【0148】すなわち、主ミラー2をアップさせサブミ
ラー25ともども撮影光路より退去させ、レンズを制御
して絞りを制御し、決められたシャッタースピード値
(TV)になるようにシャッター制御回路107を制御
する。
【0149】このときシャッターの全開に同期してSW
XがONし、ストロボ側に伝わり、これが本発光の命令
となる。
【0150】さらにこのとき、フィルム面反射測光回路
114が働き、ストロボ光の被写体反射光がフィルム面
に入射してさらに反射したものをフィルム面測光センサ
24で測光する。フィルム面測光センサ24も図4の
(A)と同じような分割となっており、フィルム面反射
測光は、#208で選択された主測光エリアを中心に行
われる。それは、第1の実施の形態の#111と同じよ
うに主測光エリアに周辺のエリアのフィルム面ダイレク
ト測光値を重みづけ加算することで、その重みづけ加算
値が所定の値に達したときにストロボ側に発光終了の信
号を送り、ストロボ光量を制御するものである。
【0151】最後は、撮影光路より退去された主ミラー
2等をダウンし再び撮影光路へ斜設させ、モータ制御回
路108とフィルム走行検知回路109により、フィル
ムを1駒巻上げる。
【0152】[#210]これで、一連のカメラ動作を
終える。
【0153】この第2の実施の形態では、複数の測距点
から撮影者がマニュアルで焦点検出エリアを選択し、測
光エリアがその主焦点検出エリアと丁度対応するエリア
がないときは、主焦点検出エリアの近接の測光エリアか
ら、測距のデフォーカス量が一番合焦に近いエリアを主
測光エリアと選んでいる。
【0154】これにより、主測光エリアに主被写体が存
在する確率が非常に高くなり、常に適正なストロボ光量
制御が可能となる。
【0155】<第3の実施の形態>次に、図9〜図10
を用いて本発明を実施したストロボカメラシステムの動
作フローをカメラマイコン100の動作を中心に説明す
る。
【0156】[#301]図9においてカメラの動作が
開始すると、カメラマイコン100はまずレリーズ釦の
第1ストロークでONするSW1を検出する。SW1を
検出するまではこの動作を繰り返し、SW1を検出する
と次のステップに移行する。[#302]カメラマイコ
ン100は視線検出回路115を駆動することで、ファ
インダーを覗く撮影者の注視点を検出する。この結果に
よって、撮影者が画面内のどのポイントを注視している
かを判別し、そのポイントを主焦点検出エリアと決定す
る。
【0157】[#303]カメラマイコン100は、前
述の測光回路106より画面内複数のエリアの被写体輝
度情報をA/D変換により得る。
【0158】この輝度情報により、後述での露光動作に
用いるシャッタースピード、絞り値を演算により求め
る。
【0159】[#304]カメラマイコン100は焦点
検出回路105を駆動することにより周知の位相差検出
法による焦点検出動作を行う。
【0160】焦点検出エリアは#302で撮影者の視線
で選択されたポイントである。
【0161】[#305]カメラマイコン100は、視
線で選択された焦点検出エリアが合焦となるように、カ
メラマイコン100はレンズ側と通信を行うことによっ
てレンズの焦点調節を行う。
【0162】[#306]カメラマイコン100は、レ
リーズ釦の第2ストロークでONするSW2がONであ
るかどうかを判別する。OFFであれば、ステップ30
1〜305までの動作を繰り返し、SW2がONであれ
ば、ステップ307以下のレリーズ動作に進む。
【0163】[#307]カメラマイコン100は、プ
リ発光の直前に被写体輝度を測光回路106により得
る。その輝度値はそれぞれのエリア毎に、 EVa(i) i=0〜22 として、RAMに記憶させる。
【0164】[#308]カメラマイコン100は、ス
トロボ側に対してプリ発光の命令を行う。ストロボマイ
コン200はこの命令に従って、前述したようにプリ発
光動作を行う。
【0165】カメラマイコン100は、プリ発光のフラ
ット発光が持続している間に被写体輝度を測光回路10
6により得る。その輝度値はそれぞれのエリア毎に、 EVf(i) i=0〜22 として、RAMに記憶させる。
【0166】[#309]カメラマイコン100は、E
VaとEVfからプリ発光反射光分のみの輝度値を抽出
する。
【0167】EVdf(i)←EVf(i)−EVa
(i) i=0〜22 として、RAMに記憶させる。
【0168】[#310]カメラマイコン100は、ス
トロボ光量を適正に制御するための演算を行うために、
主測光エリアを選択する。
【0169】この選択の方法は、フローチャートではサ
ブルーチン形式になっており、これについて図10で説
明する。
【0170】尚、この#306〜#310の動作は、第
1の実施の形態の#106〜#110とまったく同一で
ある。
【0171】[#320]主測光エリア選択サブルーチ
ンが呼び出される。
【0172】[#321]まずカメラマイコン100
は、#302で視線検出により選択された測距の主ポイ
ントに丁度対応する測光エリアがあるかどうかを判定す
る。この動作は、前述の第1の実施の形態の#121と
同じである。
【0173】[#322]主ポイントと対応する測光エ
リアが有るので、その対応するエリアを主測光エリアに
決定する。ここも第1の実施の形態の#121と同じで
ある。
【0174】[#323]主ポイントと丁度対応する測
光エリアがない場合は、主ポイントに近接の測光エリア
を選び出す。(第1の実施の形態の#123と同じ) [#324]選出された測光エリアの全てを主測光エリ
アに決定する。これは、たとえば主焦点検出エリアがp
01であれば、主測光エリアはA0、A1の2つのエリ
アとなる。
【0175】[#325]主測光エリア選択サブルーチ
ンをリターンする。
【0176】再び図9に戻る。
【0177】[#311]前記決定された主測光エリア
を元に、ストロボ本発光の発光量を演算する。
【0178】この演算は、基本的には第1の実施の形態
の#111の式(1)、式(2)で行われる。主測光エ
リアは、例えばA0のみの場合もあるし、A0、A1の
2つのエリアとなる場合もあるが、それぞれ適正となる
ストロボ光量Pを演算する。さらに、画面内の狭いエリ
アのみでストロボ光量を決めてしまうとストロボ光露出
のばらつきが生じる場合があるので、主測光エリアの周
辺のエリアのPを求め、主測光エリアとその周辺エリア
のそれぞれのPの重みづけ平均を行う。このとき重みづ
けの係数は、当然主測光エリアに一番の重みづけを施
す。
【0179】主測光エリアに対する周辺のエリアの決め
かたは、例えば主測光エリアがA0のみである場合は、
第1の実施の形態の#111で述べたように主測光エリ
アに隣接する6つのエリアを周辺エリアとすればよい
が、主測光エリアがA0とA1の場合もやはり2つのエ
リアに隣接するA2、A3、A4、A5、A6、A7、
A8、A18の8つのエリアを周辺のエリアとする。主
測光エリアが他のエリアであっても同様な考え方で周辺
の測光エリアを用いればよい。
【0180】このようにしてストロボ本発光の発光量を
演算する。
【0181】カメラマイコン100は、前記重みづけ平
均の値を適正相対値(γ)に変換する演算を行い、スト
ロボ側に通信によりγの値を送る。
【0182】[#312]ここでカメラマイコン100
は、いわゆる露光動作を行う。
【0183】すなわち、主ミラー2をアップさせサブミ
ラー25ともども撮影光路より退去させ、レンズを制御
して絞りを制御し、決められたシャッタースピード値
(TV)になるようにシャッター制御回路107を制御
する。
【0184】このときシャッターの全開に同期してSW
XがONし、ストロボ側に伝わり、これが本発光の命令
となる。
【0185】ストロボマイコン200は、カメラから送
られてきたγに基づいて適正な量に前述のような本発光
制御を行う。
【0186】最後は、撮影光路より退去された主ミラー
2等をダウンし再び撮影光路へ斜設させ、モータ制御回
路108とフィルム走行検知回路109により、フィル
ムを1駒巻上げる。
【0187】[#313]これで、一連のカメラ動作を
終える。
【0188】この第3の実施の形態では、複数の測距点
より撮影者の視線を検出することにより主焦点検出エリ
アを決め、測光エリアがその主焦点検出エリアと丁度対
応するエリアがないときは、主焦点検出エリアの近接の
測光エリア全てを主測光エリアとしている。
【0189】これにより、主被写体が測光エリアの中間
付近にいても近接の測光エリア全てから得られたプリ発
光の被写体反射光輝度をもとにストロボ発光量を決める
ため、平均的に適正となる確率が高くなりストロボ光量
のばらつきの少ない非常に使い勝手の良いストロボ光量
制御が可能となる。
【0190】これら第1、第2、第3の実施の形態は本
発光が閃光発光で説明しているが、一様な波高値が続く
フラット発光でも適用できる。またストロボが着脱式で
なくカメラ本体内蔵タイプでも適用できることも言うま
でもない。
【0191】<実施の形態と請求項の対応>本発明のス
トロボ光を照射する手段は、実施の形態におけるストロ
ボマイコン200、メインコンデンサC1、キセノン管
19、発光制御回路203等で構成されるものが相当す
る。本発明の分割エリアの測光手段は、実施の形態にお
ける多分割測光センサ7と測光回路106で構成される
ものが相当する。
【0192】本発明の主測光選択手段は、実施の形態に
おけるカメラマイコン100等で構成されるものが相当
する。
【0193】本発明の自動的に複数のポイントより焦点
を合わすべきポイントを選択する手段は、実施の形態に
おけるカメラマイコン100、焦点検出回路105、焦
点検出ラインセンサ29等で構成されるものが相当す
る。
【0194】本発明の画面内複数のポイントより焦点を
合わすべき被写体を手動で選択する手段は、カメラマイ
コン100、スイッチセンス回路110、SWpoin
t、dial_1、dial_2等で構成されるものが
相当する。
【0195】本発明の画面内より撮影者の注視点を検出
する手段は、実施の形態におけるカメラマイコン10
0、視線検出回路115、光電変換センサ52等で構成
されるものが相当する。
【0196】本発明のプリ発光制御手段は、実施の形態
におけるストロボマイコン200、メインコンデンサC
1、キセノン管19、発光制御回路203、コンパレー
タ205、データセレクタ206等で構成されるものが
相当する。
【0197】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多
分割測光エリアのどの位置に主被写体があっても、常に
適正でばらつきの少ないストロボ光量制御を行うことが
可能であり、非常に性能が高く使い勝手のよいストロボ
カメラシステムを実現したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したストロボカメラシステムの横
断面図。
【図2】図1のカメラ本体の電気回路ブロック図。
【図3】図1のストロボの電気回路ブロック図。
【図4】(A)は図1のカメラの測光回路の画面分割
図、(B)は焦点検出エリアの画面分割図、(C)は
(A)と(B)を合成した図。
【図5】本発明の第1の実施の形態のストロボカメラシ
ステムのフローチャート。
【図6】本発明の第1の実施の形態のストロボカメラシ
ステムのフローチャート。
【図7】本発明の第2の実施の形態のストロボカメラシ
ステムのフローチャート。
【図8】本発明の第2の実施の形態のストロボカメラシ
ステムのフローチャート。
【図9】本発明の第3の実施の形態のストロボカメラシ
ステムのフローチャート。
【図10】本発明の第3の実施の形態のストロボカメラ
システムのフローチャート。
【図11】焦点検出エリアと測光エリアの対応表。
【図12】焦点検出エリアと測光エリアの対応表。
【符号の説明】
200…ストロボマイコン C1…メインコ
ンデンサ 19…キセノン管 203…発光制
御回路 205…コンパレータ 206…データ
セレクタ 7…多分割測光センサ 106…測光回
路 100…カメラマイコン 26…焦点検出
ユニット 31…センサ(PD1) 207…閃光発
光制御用モニタ回路 208…フィルム面測光センサ 114…フィル
ム面反射測光回路 115…視線検出回路 52…光電変換
センサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体に向けストロボ光を照射する手段
    と、 カメラのファインダー画面内を複数の測光エリアに分割
    し、それぞれの分割測光エリアの被写体輝度を測定する
    測光手段と、 前記分割測光エリアのうち複数の測光エリアの中間のポ
    イントに主被写体が存在することを認識または設定する
    手段と、 前記複数の測光エリアのうち主測光エリアを選択する主
    測光エリア選択手段と、 前記選択された主測光エリアのストロボ光による被写体
    反射光を前記測光手段により測光した結果に基づいて露
    光時のストロボ光量を制御する光量制御手段と、を有す
    ることを特徴とするストロボカメラシステム。
  2. 【請求項2】 露光時に被写体に向けストロボ光を照射
    する手段と、 露光動作に先立って被写体に向けストロボ光を照射する
    予備発光手段と、 カメラのファインダー画面内を複数の測光エリアに分割
    し、それぞれの分割エリアの被写体輝度を測定する測光
    手段と、 前記分割測光エリアのうち複数の測光エリアの中間のポ
    イントに主被写体が存在することを認識または設定する
    手段と、 前記複数の測光エリアのうち主測光エリアを選択する主
    測光エリア選択手段と、 前記選択された主測光エリアの予備発光手段によるスト
    ロボによる被写体反射光を前記測光手段により測光した
    結果に基づいて露光時のストロボ光量を制御する光量制
    御手段と、を有することを特徴とするストロボカメラシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 被写体に向けてストロボ光を照射するス
    トロボ手段と、 カメラのファインダー画面内を複数の測光エリアに分割
    し、それぞれの分割測光エリアの被写体輝度を測定する
    測光手段と、 カメラのファインダー画面内を複数の焦点検出エリアに
    分割し、自動または撮影者の意思で焦点検出エリアを任
    意に選択可能とする焦点検出手段と、 前記選択された焦点検出エリアに対応する1または複数
    の前記測光エリアに基づいて主測光エリアを選択する主
    測光エリア選択手段と、 前記選択された主測光エリアのストロボ光による被写体
    反射光を前記測光手段により測光した結果に基づいて露
    光時のストロボ光量を制御する光量制御手段と、を有す
    ることを特徴とするストロボカメラシステム。
  4. 【請求項4】 被写体に向けてストロボ光を照射する露
    光動作に先立って被写体に向けてストロボ光を予備発光
    させるストロボ手段と、 カメラのファインダー画面内を複数の測光エリアに分割
    し、それぞれの分割測光エリアの被写体輝度を測定する
    測光手段と、 カメラのファインダー画面内を複数の焦点検出エリアに
    分割し、自動または撮影者の意思で焦点検出エリアを任
    意に選択可能とする焦点検出手段と、 前記選択された焦点検出エリアに対応する1または複数
    の前記測光エリアに基づいて主測光エリアを選択する主
    測光エリア選択手段と、 前記選択された主測光エリアにおける予備発光での被写
    体反射光を前記測光手段により測光した結果に基づいて
    露光時のストロボ光量を制御する光量制御手段と、を有
    することを特徴とするストロボカメラシステム。
  5. 【請求項5】 被写体に向けてストロボ光を照射するス
    トロボ手段と、 カメラのファインダー画面内を複数の測光エリアに分割
    し、それぞれの分割測光エリアの被写体輝度を測定する
    測光手段と、 カメラのファインダー画面内を複数の焦点検出エリアに
    分割し、自動または撮影者の意思で焦点検出エリアを任
    意に選択可能とする焦点検出手段と、 前記選択された焦点検出エリアの領域を含む測光領域を
    有する測光エリアに対して、メインの測光エリアと該メ
    インの測光エリアを中心として重み付けを行い、少なく
    とも該メインの測光エリアの出力に基づいてストロボ光
    量を制御する光量制御手段と、を有し、 前記光量制御手段は、選択された前記焦点検出エリアが
    複数の測光エリアの中間または複数の測光エリアをカバ
    ーする位置の場合、前記複数の測光エリアのうちのいず
    れか一つを前記メインの測光エリアとしての重み付けを
    行うか、または前記複数の測光エリアをメインの測光エ
    リアとして重み付けを行うことを特徴とするストロボカ
    メラシステム。
  6. 【請求項6】 前記光量制御手段は、前記ストロボ手段
    をプリ発光させて得られた複数の測光エリアの出力に基
    づいてメインの測光エリアを選択することを特徴とする
    請求項5に記載のストロボカメラシステム。
  7. 【請求項7】 前記光量制御手段は、前記選択された焦
    点検出エリアに近接した検出エリアのうち、近距離の検
    出エリアに対応したフォーカス状態を示す検出エリアを
    カバーする測光エリアをメインの測光エリアとすること
    を特徴とする請求項5に記載のストロボカメラシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記主被写体が存在することを認識また
    は設定する手段とは、画面内複数のポイントより焦点を
    合わすべき被写体を自動的に選択する手段であることを
    特徴とする請求項1または2に記載のストロボカメラシ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記主被写体が存在することを認識また
    は設定する手段とは、画面内複数のポイントより焦点を
    合わすべき被写体を手動で選択し、そのポイントの被写
    体の焦点状態を検出する手段であることを特徴とする請
    求項1または2に記載のストロボカメラシステム。
  10. 【請求項10】 前記主被写体が存在することを認識ま
    たは設定する手段とは、画面内より撮影者の注視点を検
    出することにより主被写体を選択する手段であることを
    特徴とする請求項1または2に記載のストロボカメラシ
    ステム。
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