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JP2000267151A - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JP2000267151A
JP2000267151A JP11066367A JP6636799A JP2000267151A JP 2000267151 A JP2000267151 A JP 2000267151A JP 11066367 A JP11066367 A JP 11066367A JP 6636799 A JP6636799 A JP 6636799A JP 2000267151 A JP2000267151 A JP 2000267151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emission
light
switch
strobe
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11066367A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichiro Okumura
洋一郎 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP11066367A priority Critical patent/JP2000267151A/ja
Publication of JP2000267151A publication Critical patent/JP2000267151A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Focusing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】プリ発光の有無に応じてストロボ発光量制御方
式を切り換える事で、簡素な構成でありながら適正露光
量を得られるようにしたカメラを提供する。 【解決手段】本発明のカメラは、本発光に先立ってプリ
発光が可能なストロボ発光部8と、撮影レンズ1を通過
した被写体光を受光して焦点調節用信号を出力するAF
センサ12a、上記ストロボ発光部8のプリ発光を行う
際に、上記AFセンサ12aを作動させてプリ発光によ
る反射光を評価した結果に応じて露光時に行われるスト
ロボ本発光の光量を決定することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボ装置を内
蔵したカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラによるストロボ撮影時の自
動露出制御の方式としては、以下に挙げるようなものが
開発され、実用化されている。
【0003】即ち、第1にフラッシュマチック方式が実
用化されている。これは、ストロボ装置のISO情報を
含んだガイドナンバと、被写体距離とに応じてストロボ
撮影時の絞り値を決定するものであり、LSカメラでは
主流の制御である。
【0004】第2に、TTL調光方式が実用化されてい
る。これは、発光量可変ストロボ装置と、露光中のフィ
ルム面からの反射光を積分するTTL調光手段とによ
り、ストロボ撮影中にリアルタイムの光量制御を行うも
のであり、一眼レフカメラ(SLRカメラ)で使用さ
れ、多分割調光方式も実用化されている。
【0005】以上のほか、外光式オートストロボ、ガイ
ドナンバ制御方式等も採用されている。上記外光式オー
トストロボとは、ISO値、絞り値を入力可能なストロ
ボ装置自身で発光量を制御するものであり、上記ガイド
ナンバ制御方式とは、フラッシュマチック方式の変形で
あり、調光ストロボを用いるものである。
【0006】一方、近年の技術動向によれば、赤目現象
を低減させる必要からストロボプリ発光が求められ、結
果的に調光可能なストロボ装置が多用される傾向にあ
る。
【0007】この一例として、例えば特開平1−289
925号公報では、ストロボ装置による本発光前にスト
ロボプリ発光を行い、当該ストロボプリ発光による測光
光量に基づいて本発光時の発光量を演算する技術が開示
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、ストロボプリ発光により本発光時の発光量
を演算するにあたり、被写界全ての光量を積分するた
め、新たにTTL調光用の集積回路を設ける必要があっ
た。さらに、本発光時に調光する技術では、クイックリ
ターンミラーが跳ね上げられた状態下では、サブミラー
を介してAFセンサで積分することが困難であり、専用
の集積回路を設ける必要があった。
【0009】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、上述したストロボ光量制
御に係り、簡素な構成でありながら適正露光量を得られ
るようにしたカメラを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様では、本発光に先立ってプリ発
光が可能なストロボ装置と、撮影レンズを通過した被写
体光を受光して焦点調節用信号を出力する光電変換素子
と、上記ストロボ装置のプリ発光を行う際に、上記光電
変換素子を作動させてプリ発光による反射光を評価した
結果に応じて露光時に行われるストロボ本発光の光量を
決定する手段とを具備したことを特徴とするカメラが提
供される。
【0011】第2の態様では、本発光に先立ってプリ発
光が可能なストロボ装置と、撮影レンズを通過した被写
体光を受光して焦点調節用信号を出力する光電変換素子
と、上記光電変換素子の出力に基づいて被写体距離を求
める距離算出手段と、少なくとも上記被写体距離に基づ
いて露光時のストロボ発光量を決定するフラッシュマチ
ック演算手段と、上記ストロボ装置によりプリ発光を行
った場合には、当該プリ発光による反射光の評価結果に
基づいて決定された本発光のストロボ光量を採用し、プ
リ発光を行わなかった場合には、上記フラッシュマチッ
ク演算手段により決定された本発光のストロボ光量を採
用する手段とを具備したことを特徴とするカメラが提供
される。
【0012】第3の態様では、上記第1又は第2の態様
において、上記プリ発光は、赤目現象軽減のために行わ
れる事前発光であることを特徴とするカメラが提供され
る。第4の態様では、上記第1又は第2の態様におい
て、上記プリ発光は、合焦動作のために行われる事前発
光であることを特徴とするカメラが提供される。
【0013】上記第1乃至第4の態様によれば、以下の
作用が奏される。
【0014】即ち、本発明の第1の態様では、ストロボ
装置により、本発光に先立ってプリ発光が行われ、光電
変換素子により撮影レンズを通過した被写体光が受光さ
れて焦点調節用信号が出力され、上記ストロボ装置のプ
リ発光を行う際に、上記光電変換素子を作動させてプリ
発光による反射光を評価した結果に応じて露光時に行わ
れるストロボ本発光の光量が決定される。
【0015】第2の態様では、ストロボ装置により、本
発光に先立ってプリ発光が行われ、光電変換素子によ
り、撮影レンズを通過した被写体光が受光されて焦点調
節用信号が出力され、距離算出手段により上記光電変換
素子の出力に基づいて被写体距離が求められ、フラッシ
ュマチック演算手段により少なくとも上記被写体距離に
基づいて露光時のストロボ発光量が決定され、上記スト
ロボ装置によりプリ発光を行った場合には、当該プリ発
光による反射光の評価結果に基づいて決定された本発光
のストロボ光量を採用し、プリ発光を行わなかった場合
には、上記フラッシュマチック演算手段により決定され
た本発光のストロボ光量が採用される。
【0016】第3の態様では、上記第1又は第2の態様
において、上記プリ発光は、赤目現象軽減のために行わ
れる事前発光であり、第4の態様では、上記第1又は第
2の態様において、上記プリ発光は、合焦動作のために
行われる事前発光である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0018】図1は本発明の第1の実施の形態に係るカ
メラの光学系の構成を示す概略図である。同図に示され
るように、撮影レンズ1が所定位置に配設され、当該撮
影レンズ1を介して入射された被写体光の光路上には、
可動ミラー2が配設されている。この可動ミラー2の後
面には、サブミラー3が配設されており、当該サブミラ
ー3で反射された光の光路上にはAFセンサ4が設けら
れている。
【0019】上記可動ミラー2で反射された光の光路上
には、フォーカシングスクリーン5を介してペンタプリ
ズム6が設けられており、該ペンタプリズム6で反射さ
れた光の光路上には、ファインダ部7が設けられてい
る。この他、カメラの所定位置には、Xe管等によるス
トロボ発光部8が設けられている。
【0020】このような構成において、上記撮影レンズ
1を介して入射された被写体光は可動ミラー2で上方に
反射され、フォーカシングスクリーン5、ペンタプリズ
ム6、ファインダ部7を介して撮影者の眼に導かれる。
【0021】一方、上記可動ミラー2を透過した光は、
更にサブミラー3で下方に反射され、AFセンサ4に結
像される。このAFセンサ4は、被写体光を受光し、そ
の受光した光の強度に応じた出力をなすものである。
【0022】次に図2は第1の実施の形態に係るカメラ
の制御系の構成を示す図である。
【0023】図2に示されるように、AFセンサ12a
とインターフェース回路12bにより電荷蓄積型光電変
換部12が構成されている。そして、全体の制御を司る
中央制御部たるCPU11は、上記電荷蓄積型光電変換
部12、測光センサ13、ストロボ制御部14、シャッ
タ制御部15、レンズ駆動回路18、ミラー駆動回路1
9、スイッチ検出部20と電気的に接続されている。
【0024】上記ストロボ制御部14は、ストロボ発光
部8と接続されている。上記シャッタ制御部15は、先
幕保持マグネット16、後幕保持マグネット17に接続
されている。この例では、フォーカルプレーンシャッタ
を有するSLRカメラを想定している。上記レンズ駆動
回路18は、撮影レンズ1と機械的機構を介して接続さ
れており、上記ミラー駆動回路19は、機械的機構を介
して可動ミラー2と接続されている。上記スイッチ検出
部20には、ファーストレリーズスイッチ1R、セカン
ドレリーズスイッチ2Rが電気的に接続されている。
【0025】このような構成において、AFセンサ12
aにより被写体光が受光され、光の強度に応じた出力信
号がインターフェース回路12bを介してCPU11に
対して送られる。さらに、CPU11には、測光センサ
13で得られた被写体輝度情報も入力される。また、レ
リーズスイッチの半押しでオンされるファーストレリー
ズスイッチ1R、全押しでオンされるセカンドレリーズ
スイッチ2Rの状態もスイッチ検出部20にて検出さ
れ、適宜CPU11に送られる。
【0026】また、CPU11は、撮影時又は焦点検出
時においてはストロボ制御部14を制御して、ストロボ
発光部8を駆動する。さらに、シャッタ制御部15を制
御して、先幕保持マグネット16、後幕保持マグネット
17に通電することで、フォーカルプレーンシャッタの
開閉を行う。また、レンズ駆動回路18を介して撮影レ
ンズ1を駆動する。この撮影レンズ1の駆動には、合
焦、ズーミングの為の駆動を含む。さらに、CPU11
は、ミラー駆動回路19を制御して、可動ミラー2を駆
動する。即ち、ファインダ観察時は撮影レンズの光軸に
対して45度の傾きを成し、光束を上方に反射してフォ
ーカシングスクリーン5に導くように駆動し、撮影には
はね上げて撮影光路から退避させ、撮影終了時に再び元
の位置に復帰させるように駆動することになる。
【0027】次に図3は図2の構成を更に具現化したカ
メラの構成を示す図である。
【0028】図3に於いて、メインCPU(以下、CP
Uと記す)21は、図示しない内部ROMに予め記憶さ
れたプログラムを逐次実行して周辺ブロックの制御を行
うものである。上記CPU21には光電変換手段たるオ
ートフォーカス(以下、AFと記す)IC22が電気的
に接続されていて、このAFIC22は、自動焦点調節
としてTTL位相差検出方式を採用している。
【0029】該AFIC22は、撮影レンズ48を通過
した被写体光を、コンデンサレンズ46とセパレータレ
ンズ45L,45Rとを有してなるAF光学系47を介
して、上面に配置したフォトセンサアレイ44L,44
Rで受け、後述する光量積分や量子化等の処理を行うよ
うになっていて、その測距情報が該AFIC22からC
PU21へと転送される。
【0030】さらに、上記フォトセンサアレイ44L,
44Rの各素子の特性にばらつきがある場合には、その
ままでは正確な測距情報を得ることができないことに鑑
み、不揮発性記録素子であるEEPROM23にフォト
センサアレイ44L,44Rのばらつきに関する情報を
予め記憶させておき、AFIC22から得られる測距情
報の補正演算をCPU21において行うようにしてい
る。
【0031】このEEOROM23に、機械的なばらつ
きや各種素子の電気的特性のばらつき等、様々な調整値
を予め記憶させておき、これら調整値を必要に応じてC
PU21に送ることで、各種演算を行うことができるよ
うに構成されている。
【0032】尚、CPU21とAFIC22,EEPR
OM23の間でのデータの授受は、シリアル通信により
行うようになっている。
【0033】上記CPU21にはデータバック25が電
気的に接続されており、該データバック25は、CPU
21から出力される制御信号に基づいてフィルムに日付
の写し込みを行うものである。尚、このデータバック2
5の写し込みランプの光量は、フィルムのISO感度に
応じて段階的に変化するように構成されている。
【0034】上記CPU21にはインターフェイスIC
(以下、IFICと記す)27が4ビットのパラレル通
信を行うように接続されていて、このIFIC27は、
被写体輝度の測定やカメラ内温度の測定、フォトインタ
ラプタ等の出力信号の波形整形、モータの定電圧駆動制
御、温度安定、温度比例電圧等の各種定電圧の生成、バ
ッテリの残量チェック、赤外光リモコンの受信、後述す
るモータドライバIC28,29の制御、各種LEDの
制御、電源電圧のチェック、昇圧回路の制御等を行うも
のである。
【0035】このIFIC27には、被写体輝度の測定
を行う測光用シリコンフォトダイオード(以下、SPD
と記す)43が電気的に接続されている。このSPD4
3は、その受光面が画面中央部分とその周辺部分とに2
分割されており、画面中央の一部分のみで測光を行うス
ポット測光と、画面全体を使用して測光するアベレージ
測光との2通りの測光を行うように構成されている。
【0036】このSPD43が被写体輝度に応じた電流
をIFIC27に出力すると、IFIC27では、この
SPD43からの出力を電圧に変換してCPU21へと
転送し、CPU21では、この電圧の情報を基にして露
出演算や逆光の判断等を行うようになっている。
【0037】また、IFIC27に内蔵された回路によ
り絶対温度に比例した電圧が出力されると、その信号は
CPU21によってA/D変換された後、カメラ内温度
の測温値として出力され、その測温値は温度により状態
が変化する機械部材や電気信号の補正等において用いら
れるようになっている。
【0038】さらに、該IFIC27において行われる
フォトインタラプタ等の波形整形は、フォトインタラプ
タあるいはフォトリフレクタ等の出力の光電流を基準電
流と比較して、矩形波として同IFIC27より出力す
るものである。このとき、基準電流にヒステリシスを持
たせることによりノイズ除去を行っている。また、IF
IC27は、このCPU21との通信により、基準電流
およびヒステリシス特性を変化させることもできるよう
になっている。
【0039】IFIC27において行われるバッテリの
残量チェックは、図示しないがバッテリの両端に低抵抗
を接続して電流を流したときのバッテリ両端の電圧を該
IFIC27内部で分圧してCPU21へ出力し、この
CPU21内においてA/D変換を行いA/D値を得る
ことで行うようになっている。
【0040】そして、IFIC27において行われる赤
外光リモコンの受信は、リモコン送信用ユニット40の
投光用LED41から発せられる変調された赤外光を、
該IFIC27に電気的に接続された受光用シリコンフ
ォトダイオード42によって受信することで行う。この
シリコンフォトダイオード42の出力信号は、該IFI
C27内部で波形整形等の処理が行われた後に、CPU
21へと転送されるようになっている。
【0041】また、IFIC27において行われる電源
電圧の低電圧監視は、該IFIC27にそのための専用
端子が設けられていて、この専用端子に入力される電源
電圧が規定値より低下すると、IFIC27からリセッ
ト信号がCPU21へと出力されて、CPU21の暴走
等が未然に防止されるように構成されている。
【0042】IFIC27において行われる昇圧回路の
制御は、電源電圧が所定値より低下したときに、昇圧回
路を作動させるというものである。
【0043】そして、上記IFIC27には、AF測距
終了やストロボ発光警告等を行うためのファインダ内表
示用LED39や、フォトインタラプタ等に使用されて
いるLEDなどが電気的に接続されており、これらのL
EDのオン/オフ及び発光光量の制御は、CPU21お
よびEEPROM23,IFIC27間で通信を行って
IFIC27が直接的に行うようになっている。
【0044】加えて、このIFIC27は、モータの定
電圧制御も行うようになっている。すなわち、上記IF
IC27には、モータドライバIC28が電気的に接続
されていて、このモータドライバIC28は、フィルム
給送及びシャッタのチャージを行うシャッタチャージモ
ータ(SCM)32、フォーカス調整のためのレンズ駆
動用モータ(LDM)33、鏡枠のズーミング用のモー
タ(ZM)34の3つのモータの駆動、および昇圧回路
の駆動、セルフタイマ動作表示用のLEDの駆動等を行
うためのものである。
【0045】これらの動作の制御、例えば「どのデバイ
スを駆動するか」、「モータは正転させるか逆転させる
か」、「制動をかけるか」等については、CPU21か
らの信号をIFIC27が受けて、該IFIC27がモ
ータドライバIC28を制御することにより行うように
なっている。
【0046】そして、上記SCモータ32が、シャッタ
チャージ、フィルム巻き上げ、巻き戻しのいずれの状態
にあるかは、クラッチレバーを用いることによりシャッ
タチャージフォトインタラプタ(SCPI)35で検出
するようになっていて、その検出した情報はCPU21
へと転送される。
【0047】また、レンズの繰り出し量は、上記LDモ
ータ33に取り付けられたフォーカス調整のためのレン
ズ駆動用フォトインタラプタ(LDPI)36により検
出されて、その出力は上記IFIC27で波形整形され
た後にCPU21へと転送されるようになっている。
【0048】さらに、鏡枠のズーミング量の繰り出し量
は、鏡枠のズーミング用のフォトインタラプタ(ZMP
I)38およびフォトリフレクタ(ZMPR)37で検
出するようになっている。
【0049】すなわち、鏡枠がテレ(TELE)端とワ
イド(WIDE)端の間にあるときは、鏡枠に貼設した
銀色シールの反射をZMPR37が検出し、その出力を
CPU21に入力して、テレ端、ワイド端の検出を行っ
ている。そして、上記ZMPI38は、ZMモータ34
に取り付けられてその動作状態を検出するものであり、
その出力はIFIC27で波形整形された後にCPU2
1に入力されて、テレ端又はワイド端からのズーミング
量が検出されるようになっている。
【0050】上記CPU21にはモータドライバIC2
9が電気的に接続されていて、このモータドライバIC
29は、絞り調整ユニット駆動用のステッピングモータ
であるAVモータ(AVM)30を、上記CPU21か
らの制御信号により駆動するようになっている。
【0051】このAVモータ20の動作状態は絞りフォ
トインタラプタ(AVPI)31により検出されるよう
になっていて、このAVPI31の出力はIFIC27
で波形整形した後に、CPU21に出力されて、絞り開
放位置の検出を行うようになっている。
【0052】上記CPU21には液晶表示パネル24が
電気的に接続されていて、この液晶表示パネル24は、
CPU21から送られる信号により、フィルム駒数、撮
影モード、ストロボモード、絞り値、電池残量等の表示
をするものである。
【0053】上記CPU21には光源手段たるストロボ
回路26が電気的に接続されていて、このストロボ回路
26は、撮影時またはAF測距時に被写体の輝度が不足
している場合に、発光管を発光させて必要な輝度を被写
体に与えるものであり、CPU21からの信号に基づい
てIFIC27が制御するようになっている。
【0054】さらに、CPU21には、ファーストレリ
ーズスイッチR1SW、セカンドレリーズスイッチR2
SW、ズームアップスイッチZUSW、ズームダウンス
イッチZDSW、セルフスイッチSELFSW、スポッ
トスイッチSPOTSW、ポートレートモードスイッチ
PCT1SW、夜景モードスイッチPCT2SW、風景
モードスイッチPCT3SW、マクロモードスイッチP
CT4SW、プログラムスイッチPSW、ストロボスイ
ッチSTSW、AV優先スイッチAVSW、パワースイ
ッチPWSW、パノラマスイッチPANSW、裏蓋スイ
ッチBKSW、シャッタチャージスイッチSCSW、ミ
ラーアップスイッチMUSW、DXスイッチDXSWが
電気的に接続されている。
【0055】上記ファーストレリーズスイッチR1SW
は、レリーズボタンが半押しされた状態のときにオンと
なるスイッチであり、このスイッチがオンされたときに
は測距動作が行われる。上記セカンドレリーズスイッチ
R2SWは、レリーズボタンが全押しされた状態のとき
にオンとなるスイッチであり、このスイッチがオンされ
たときには各種測定値を基に撮影動作が行われる。
【0056】上記ズームアップスイッチZUSW及びズ
ームダウンスイッチZDSWは、鏡枠のズーミングを行
うスイッチであり、ズームアップスイッチZUSWがオ
ンすると長焦点方向に、ズームダウンスイッチZDSW
がオンすると短焦点方向に、それぞれズーミングするよ
うになっている。
【0057】上記セルフスイッチSELFSWは、オン
されることにより、セルフタイマ撮影モードまたはリモ
コンの待機状態に入るスイッチである。このスイッチが
オンされた状態においては、セカンドレリーズスイッチ
R2SWがオンされればセルフタイマ撮影が行われ、リ
モコン送信ユニット30によって撮影操作を行えばリモ
コン撮影が行われる。リモコン信号受信確認の意味でス
トロボを発光、プリ発光積分、本発光の光量求める。
【0058】上記スポットスイッチSPOTSWは、オ
ンされることにより、測光を撮影画面の中央の一部のみ
で行う「スポット測光モード」に入るスイッチである。
このスポット測光は、後述するAFセンサにより行われ
る。なお、このスポットスイッチSPOTSWがオフに
なっているときの通常の測光は、測光用のSPD33に
よって行われる評価測光となる。
【0059】さらに、上記ポートレートモードスイッチ
PCT1SW、夜景モードスイッチPCT2SW、風景
モードスイッチPCT3SW、マクロモードスイッチP
CT4SW及びプログラムスイッチPSWは、「プログ
ラム撮影モード」の切換スイッチであり、撮影条件に合
わせて撮影者がモード選択を行うものである。上記ポー
トレートモードスイッチPCT1SWは、オンされるこ
とにより「ポートレートモード」に入るスイッチであ
り、このモードに入ると、適正露出範囲内で被写界深度
が浅くなるように、絞り及びシャッタスピードを決定す
る。
【0060】上記夜景モードスイッチPCT2SWは、
オンされることにより「夜景モード」に入るスイッチで
あり、このモードに入ると、通常撮影時の適正露出の値
よりも一段アンダーに設定する。上記風景モードスイッ
チPCT3SWは、オンされることにより「風景モー
ド」に入るスイッチであり、このモードに入ると、適正
露出範囲内で被写界深度ができるだけ深くなるように、
絞りおよびシャッタスピードの値を決定する。上記マク
ロモードスイッチPCT4SWは、オンされることによ
り「マクロモード」に入るスイッチであり、近接撮影時
に使用される。
【0061】なお、これらポートレートモードスイッチ
PCT1SW、夜景モードスイッチPCT2SW、風景
モードスイッチPCT3SW、マクロモードスイッチP
CT4SWは、同時に2つ以上選択することができない
ように構成されている。
【0062】そして、上記プログラムスイッチPSW
は、オンされることにより通常の「プログラム撮影モー
ド」に入るための切換スイッチであり、このPSWを押
すことにより、上記PCT1SW、PCT2SW、PC
TS3W、PCT4SWのリセット、および後述するA
V優先スイッチAVSWのリセットを行うようになって
いる。上記AV優先スイッチAVSWは、オンされるこ
とにより撮影モードが「AV優先プログラムモード」と
なるスイッチである。このAV優先プログラムモード
は、AV値を撮影者が決定して、そのAV値に合わせて
プログラムでシャッタスピードを決めるモードである。
このモードに入ると、PCT2SWとPCT4SWは上
述した機能はなくなってAV値の設定スイッチとなる。
すなわち、PCT2SWはAV値を大きくするスイッチ
となり、PCT4SWはAV値を小さくするスイッチと
なる。
【0063】上記ストロボスイッチSTSWは、ストロ
ボの発光モードの切換スイッチであり、通常「自動発光
モード(AUTO)」、「赤目軽減自動発光モード(A
UTO−S)」、「強制発光モード(FILL−I
N)」、「ストロボオフモード(OFF)」の各発光モ
ードを切り換えるようになっている。
【0064】上記パワースイッチPWSWは、カメラの
メイン電源を入れるためのスイッチであり、このスイッ
チがオンの状態の時に撮影が行われる。
【0065】上記パノラマスイッチ(PANSW)は、
撮影状態がパノラマ撮影か通常撮影かを検出するための
スイッチであり、パノラマ撮影時にオンとなるように構
成されている。
【0066】このパノラマスイッチPANSWがオンで
撮影モードがパノラマになっている場合には、測光の補
正演算等を行うようになっている。これは、パノラマ撮
影時には撮影画面の上下の一部がマスクされ、これに伴
って測光センサの一部もマスクされることになるので、
そのままでは正確な測光が行えないためである。
【0067】上記裏蓋スイッチBKSWは、裏蓋の開閉
状態を検出するためのスイッチで、裏蓋が閉じている状
態がオフ状態となるように構成されている。この裏蓋ス
イッチBKSWがオンからオフへ移行すると、フィルム
のローディングを開始するようになっている。
【0068】上記シャッタチャージスイッチSCSW
は、シャッタチャージを検出するためのスイッチであ
る。上記ミラーアップスイッチMUSWは、ミラーアッ
プを検出するためのスイッチであり、ミラーアップでオ
ンとなるように構成されている。上記DXスイッチDX
SWは、フィルムのパトローネに印刷されているフィル
ム感度を示すDXコードを読み取るとともに、フィルム
装填の有無を検出するためのスイッチであり、図示しな
い5つのスイッチ群で構成されている。
【0069】図4はAFIC22の詳細な構成を示す図
である。
【0070】この図4に於いて、AFIC22はフォト
ダイオードアレイFDL及びFDR、画素増幅回路EA
C、シフトレジスタSR及びセンサ制御回路SCCとか
ら構成されている。フォトダイオードアレイFDL及び
FDRは、それぞれ複数のフォトダイオードを有してい
るもので、各フォトダイオードに入射する光電に応じた
電荷を発生し、それぞれ独立して画素増幅回路EACに
出力する。
【0071】画素増幅回路EACでは、フォトダイオー
ドアレイFDL及びFDRの各フォトダイオードの発生
する電荷をそれぞれ独立して増幅し、発生電荷に対する
電圧信号を発生する。また、画素増幅回路EACは、各
フォトダイオードの発生する電荷のうち最大値、つまり
最も入射光量の大きいフォトダイオードに対応する画素
増幅回路出力に応じてモニタ出力を発生し、モニタ出力
端子MDATAに出力する。センサ制御回路SCCは、
CPU21からの各信号(CEN、RES、END、C
LK)に応じてAFIC22の内部の動作を制御する。
更に、シフトレジスタSRは、CPU21からのクロッ
ク信号CLKに応じて、フォトダイオードアレイFDL
及びFDRの各フォトダイオードに対応する画素増幅回
路EACの出力を、順次センサデータ出力端子SDAT
Aに出力する。
【0072】図5は、上記AFIC22のフォトダイオ
ードアレイFDL及びFDRと、画素増幅回路EACの
詳細な構成を示す回路図である。
【0073】上記フォトダイオードアレイFDL及びF
DRは、それぞれフォトダイオードPD1、PD2、P
D3・・・PDnにより構成される。また、画素増幅回
路EACについては、各フォトダイオード毎に同一回路
を有しているので、ここではフォトダイオードPD1に
対応する部分についてのみ説明する。
【0074】初段アンプは、反転増幅器A11と積分コ
ンデンサC11及びスイッチSW11によって積分回路
が構成されている。フォトダイオードPD1で発生する
電荷は、スイッチSW11のオフによって積分コンデン
サC11に蓄積が開始され、蓄積レベルに応じた出力V
s1が発生される。
【0075】更に、2段目アンプでは、初段アンプ出力
VS1を更に−C21/C31倍に増幅した電圧VS2
が発生される。尚、スイッチSW21は、スイッチSW
11とほぼ同時にオフされる。スイッチSWSR1は、2
段目アンプ出力VS2とセンサデータ出力SDATAを接
続するスイッチであり、シフトレジスタSRからの信号
によりオンされ、これにより、センサデータ出力SDA
TAに各画素増幅回路の2段目アンプ出力VS2が出力さ
れる。各画素毎のスイッチSW11、SW12、・・
・、及びSW21、SW22、・・・は、制御信号 R
1、 R2により全画素同期して動作する。
【0076】また、モニタ回路は、PMOSトランジス
タPM1、PM2、・・・、PMn及び抵抗Rpによっ
て構成される。各PMOSトランジスタは、ソースフォ
ロワとして使用されており、各画素増幅回路の2段目ア
ンプ出力VS2のうちの略ピークレベルに追従してモニタ
出力MDATAにピーク出力、すなわちフォトダイオー
ドアレイFDL及びFDRのうちの最大入射光量の画素
に対応したモニタ出力が発生される。
【0077】次に、図6のタイミングチャートを参照し
て、CPU21とAFIC22の動作を説明する。最初
に、CPU21によりリセット信号RESを受けると、
センサ制御回路SCCではAFIC22内部の各ブロッ
クの初期化が行われると共に、フォトダイオードアレイ
FDL及びFDRと、画素増幅回路EACによる蓄積動
作が開始される。蓄積動作中は、画素増幅回路EACか
らは、電荷蓄積のレベルに応じたモニタ信号がモニタ出
力MDATAに出力される。CPU21では、このモニ
タ出力MDATAを内蔵のADコンバータで随時モニタ
しており、適切な電荷蓄積量となるレベルに達したとこ
ろで蓄積終了信号ENDがAFIC22に出力され、蓄
積動作が終了される。
【0078】次に、CPU21から読み出しクロックC
LKがAFIC22に出力される。すると、シフトレジ
スタSRにより、これに応じてフォトダイオードアレイ
FDLのフォトダイオードの蓄積電荷に対応する画素増
幅回路EACの出力電圧が、センサデータ出力SDAT
Aに順次出力される。CPU21では、このセンサデー
タ出力SDATAを内蔵のADコンバータで順次A/D
変換し、内部のRAMに各々格納していく。
【0079】以下、図7のフローチャートを参照して、
第1の実施の形態に係るカメラのシーケンスを詳細に説
明する。
【0080】レリーズボタンの半押しによりファースト
レリーズスイッチR1がオンされると(ステップS
1)、測光センサ13による測光、及び露出演算を行い
(ステップS2)、続いて測距を行う(ステップS
3)。このとき、被写体からの反射光量も同時に積分す
る。続いて、CPU11は、上記測光結果に基づいて被
写体輝度がローコントラストか、被写体が暗いか否かを
検出する(ステップS4)。
【0081】上記ステップS4にて、ローコントラスト
であると判断された場合は、ストロボ補助光を発光させ
て、測距・積分を行い(ステップS5)、その結果に基
づいて撮影レンズ1の駆動量を演算し(ステップS
6)、上記測距・積分結果に基づいて反射光量を検出す
る(ステップS7)。そして、かかる反射光量の情報に
基づいて本発光の光量を演算し(ステップS8)、レン
ズ駆動回路18により撮影レンズ1を駆動して所定の合
焦動作を行う(ステップS9)。
【0082】一方、上記ステップS4にて、ローコント
ラストでないと判断された場合には、撮影レンズの駆動
量を演算し(ステップS10)、所定の合焦動作を行い
(ステップS11)、フラッシュマチック演算を行う
(ステップS12)。ここでは、ガイドナンバの定義
(絞りと照射距離の積が一定である)に基づき、ストロ
ボの照射距離(撮影距離、レンズ繰り出し量)と絞りを
連動させ、ストロボのガイドナンバをセットし、距離を
合わせ、適正露出が得られるようにする。
【0083】続いて、セカンドレリーズスイッチ2Rの
状態を検出し(ステップS13)、当該セカンドレリー
ズスイッチ2Rがオンされていない場合には、上記ステ
ップS1に戻り、上記動作を繰り返す。一方、セカンド
レリーズスイッチ2Rがオンされた場合には、可動ミラ
ーを跳ね上げ(ステップS14)、先幕を走行させ(ス
テップS15)、ストロボが必要であるか否かを判断す
る(ステップS16)。 そして、ストロボ本発光が必
要である場合には、更にストロボ補助光の発光を行った
か否かを検出し(ステップS17)、該発光が行われて
いる場合には、光量演算結果(ステップS8)により光
量を定め(ステップS19)、該発光が行われていない
場合には、フラッシュマチック演算結果(ステップS1
2)により光量を定め(ステップS19)、本発光を行
う(ステップS20)。
【0084】上記ステップS16で、ストロボ本発光が
不要であると判断された場合、及び上記本発光(ステッ
プS20)の後、後幕を走行させ(ステップS21)、
可動ミラーを下げ(ステップS22)、こうして1駒分
の撮影を終了する。
【0085】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0086】本実施の形態に係るカメラの構成は前述し
た第1の実施の形態と同様であるので、ここでは重複し
た説明は省略し、同一構成要素は同一符号を用いて、以
下、特徴となる撮影シーケンスを説明する。
【0087】図8は、第2の実施の形態に係るカメラの
動作を示すフローチャートである。基本的には、第1の
実施の形態と同様であるが(図7)、ステップS13に
てセカンドレリーズスイッチ2Rがオンされた後のシー
ケンスが相違する。
【0088】即ち、セカンドレリーズスイッチ2Rがオ
ンされると、赤目プリ発光及び積分を行い(ステップS
30)、積分値から反射光量を検出し(ステップS3
1)、これより本発光の光量を演算する(ステップS3
2)。
【0089】ここで、赤目とは、カメラの光軸とストロ
ボの光軸が近似した場合、ストロボの光軸が瞳孔を通し
て眼球内に入射するとき、眼球内の血管によって赤外光
が反射され、瞳孔部が赤く再現される現象をいい、上記
赤目プリ発光とは当該赤目現象を防止するための間欠光
の発光をいう。
【0090】以降のシーケンスは、図7と同様である為
(ステップS14乃至S22)、ここでは詳細な説明は
省略する。
【0091】このように、第2の実施の形態では、赤目
プリ発光時の反射光量に基づいて本発光時の光量を演算
する点に特徴を有している。
【0092】尚、ステップS20での本発光で、ストロ
ボ補助光による反射光量から算出された光量、フラッシ
ュマチック演算で算出された光量、赤目プリ発光による
反射光量から算出された光量のいずれかを選択して、当
該光量に基づいて本発光を行うようなシーケンスとする
こともできる。
【0093】以上の他、リモコン信号受光時にストロボ
を発光させるカメラにおいては、このリモコン応答スト
ロボ発光時のセンサ積分結果に基づいて本発光光量を設
定することもできる。
【0094】尚、本発明の上記実施の形態には以下の発
明が含まれる。
【0095】(1)露光動作時に被写体に対してストロ
ボ光を照射するストロボ手段と、被写体の焦点ずれ量を
検出するために、撮影レンズを通過した被写体光束を光
電変換する光電変換手段と、上記光電変換手段の検出結
果に応じて、上記被写体に対して焦点調節用補助光を照
射する補助光手段と、上記補助光照射を行った際の上記
光電変換手段の出力に基づいて、上記露光動作時の上記
ストロボ手段の照射光量を制御する照射光量制御手段
と、を具備することを特徴とするカメラ。
【0096】(2)上記補助光手段は上記ストロボ手段
と兼用していることを特徴とする上記(1)記載のカメ
ラ。
【0097】(3)被写体の焦点ずれ量を検出するため
に、撮影レンズを通過した被写体光束を光電変換する光
電変換手段と、露光動作に先立って、被写体に予備照射
光を照射する予備照射手段と、予備照射を行った際の光
電変換手段の出力を検出し、その検出結果に基づいて露
光動作時のストロボ発光量を決定する決定手段と、を具
備することを特徴とするカメラ。
【0098】(4)露光時に被写体を照射するストロボ
発光手段と、撮影レンズを通過した被写体光を積分した
結果に基づいて合焦信号を出力する測距センサと、測距
時に被写体にストロボ光を照射させ、測距センサから出
力される信号とストロボ発光量とに基づいて露光時のス
トロボ発光量を決定する手段と、を具備することを特徴
とするカメラ。
【0099】(5)露光時に被写体に照射するストロボ
発光手段と、撮影レンズを通過した被写体光を積分した
結果に基づいて合焦信号を出力する測距センサと、露光
動作に先立って赤目防止プリ発光を行う際に、上記測距
センサから出力される信号とストロボ発光量とに基づい
て露光時のストロボ発光量を決定する手段と、を具備す
ることを特徴とするカメラ。
【0100】(6)露光時に被写体を照射するストロボ
発光手段と、撮影レンズを通過した被写体光を積分した
結果に基づいて合焦信号を出力する測距センサと、測距
センサ出力に基づいて被写体距離を演算する距離演算手
段と、被写体距離に応じて、露光時のストロボ発光量を
求めるフラッシュマチック演算手段と、測距時に被写体
にストロボ光を照射させ、測距センサから出力される信
号とストロボ発光量とに基づいて露光時のストロボ発光
量を求めた第1光量と、フラッシュマチック演算により
露光時のストロボ発光量を求めた第2光量とを切り換え
て、露光時のストロボ発光量とする手段とを具備するこ
とを特徴とするカメラ。 (7)上記ストロボ発光量決定手段は、露光前にストロ
ボ発光を行った場合には、第1の演算結果を採用し、露
光前にストロボ発光を行わなかった場合には、第2の演
算結果を採用することを特徴とする上記(6)に記載の
カメラ。
【0101】(8)本発行に先立ってプリ発光を行うス
トロボ手段と、被写体像の位相差を検出して合焦信号を
出力する測距センサと、プリ発光と同期させて測距セン
サの積分動作を開始させ、その積分結果に基づいて本発
光時の発光量を算出する手段と、を具備したことを特徴
とするカメラ。
【0102】(9)プリ発光は、赤目現象軽減のための
発光であることを特徴とする上記(8)に記載のカメ
ラ。
【0103】(10)プリ発光時の積分結果から求めた
第1の光量と、測距データに基づいてフラッシュマチッ
ク演算で求めた第2の光量とを比較して、いずれか一方
を本発行光量として選択することを特徴とする上記
(8)に記載のカメラ。
【0104】(11)プリ発光は、測距時の補助光のプ
リ発光であることを特徴とする上記(8)に記載のカメ
ラ。
【0105】(12)リモコン信号受光時にストロボを
発光させるカメラであって、このリモコン応答ストロボ
発光時のセンサ積分結果に基づいて本発光光量を設定す
ることを特徴とする上記(8)に記載のカメラ。
【0106】上述した実施の形態によれば、ストロボプ
リ発光をAFセンサによって積分し、その結果に基づい
て本発光時の光量を決定しているから、専用のTTL調
光手段を別途設ける必要がなく、また、プリ発光しない
場合には、フラッシュマチック制御を用いているから、
結果的にプリ発光の有無によらず常に適正なストロボ調
光を行うことができる。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリ発光するかしないかに応じてストロボ発光量制御方
式を切り換えているから、簡素な構成でありながら適正
露光量を得られるようにしたカメラを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカメラの光学
系の構成を示す概略図である。
【図2】第1の実施の形態に係るカメラの制御系の構成
を示す図である。
【図3】図2の構成を更に具現化したカメラの構成を示
す図である。
【図4】AFIC22の詳細な構成を示す図である。
【図5】AFIC22のフォトダイオードアレイFDL
及びFDRと、画素増幅回路EACの詳細な構成を示す
回路図である。
【図6】CPU21とAFIC22の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図7】第1の実施の形態に係るカメラのシーケンスを
詳細に説明するフローチャートである。
【図8】第2の実施の形態に係るカメラの動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 可動ミラー 3 サブミラー 4 AFセンサ 5 フォーカシングスクリーン 6 ペンタプリズム 7 ファインダ部 8 ストロボ発光部 11 CPU 12 電荷蓄積型光電変換部 13 測光センサ 14 ストロボ制御部 15 シャッタ制御部 16 先幕保持マグネット 17 後幕保持マグネット 18 レンズ駆動回路 19 ミラー駆動回路 20 スイッチ検出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本発光に先立ってプリ発光が可能なスト
    ロボ装置と、 撮影レンズを通過した被写体光を受光して焦点調節用信
    号を出力する光電変換素子と、 上記ストロボ装置のプリ発光を行う際に、上記光電変換
    素子を作動させてプリ発光による反射光を評価した結果
    に応じて露光時に行われるストロボ本発光の光量を決定
    する手段と、を具備したことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 本発光に先立ってプリ発光が可能なスト
    ロボ装置と、 撮影レンズを通過した被写体光を受光して焦点調節用信
    号を出力する光電変換素子と、 上記光電変換素子の出力に基づいて被写体距離を求める
    距離算出手段と、 少なくとも上記被写体距離に基づいて露光時のストロボ
    発光量を決定するフラッシュマチック演算手段と、 上記ストロボ装置によりプリ発光を行った場合には、当
    該プリ発光による反射光の評価結果に基づいて決定され
    た本発光のストロボ光量を採用し、プリ発光を行わなか
    った場合には、上記フラッシュマチック演算手段により
    決定された本発光のストロボ光量を採用する手段と、を
    具備したことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 上記プリ発光は、赤目現象軽減のために
    行われる事前発光であることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 上記プリ発光は、合焦動作のために行わ
    れる事前発光であることを特徴とする請求項1又は2に
    記載のカメラ。
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