JPH08174892A - サーマルヘッド制御回路 - Google Patents
サーマルヘッド制御回路Info
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- JPH08174892A JPH08174892A JP6322632A JP32263294A JPH08174892A JP H08174892 A JPH08174892 A JP H08174892A JP 6322632 A JP6322632 A JP 6322632A JP 32263294 A JP32263294 A JP 32263294A JP H08174892 A JPH08174892 A JP H08174892A
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- JP
- Japan
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- thermal head
- ambient temperature
- history
- pulse
- heating element
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- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 39
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 2
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 6
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 5
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 4
- 206010037660 Pyrexia Diseases 0.000 description 2
- 238000004040 coloring Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000005338 heat storage Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- Electronic Switches (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】周囲温度と印加電圧履歴とから算出する駆動パ
ルスをサーマルヘッドに印加することにより良好な印字
品位が得られる。 【構成】このサーマルヘッド制御回路は、サーマルヘッ
ドの周囲温度を測定して周囲温度データ5を出力する周
囲温度測定部1と、この周囲温度データ5からサーマル
ヘッドの発熱体に印加する電圧印加時間6を計数する印
加時間計数部2と、印字データ7に基づいた発熱体印加
電圧履歴から履歴パルス8を生成する履歴パルス生成部
3と、電圧印加時間6と履歴パルス8とから発熱体を駆
動する駆動パルス9を生成する駆動パルス生成部4とを
備える。駆動パルス9は、サーマルヘッド発熱体抵抗R
0〜Rnの一方の端子に入力される。発熱体駆動信号S
0〜Snが発熱体抵抗R0〜Rnの他方の端子にそれぞ
れ接続されているドライバD0〜Dnに入力されると、
発熱体抵抗R0〜Rnは発熱する。
ルスをサーマルヘッドに印加することにより良好な印字
品位が得られる。 【構成】このサーマルヘッド制御回路は、サーマルヘッ
ドの周囲温度を測定して周囲温度データ5を出力する周
囲温度測定部1と、この周囲温度データ5からサーマル
ヘッドの発熱体に印加する電圧印加時間6を計数する印
加時間計数部2と、印字データ7に基づいた発熱体印加
電圧履歴から履歴パルス8を生成する履歴パルス生成部
3と、電圧印加時間6と履歴パルス8とから発熱体を駆
動する駆動パルス9を生成する駆動パルス生成部4とを
備える。駆動パルス9は、サーマルヘッド発熱体抵抗R
0〜Rnの一方の端子に入力される。発熱体駆動信号S
0〜Snが発熱体抵抗R0〜Rnの他方の端子にそれぞ
れ接続されているドライバD0〜Dnに入力されると、
発熱体抵抗R0〜Rnは発熱する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサーマルヘッド制御回路
に関し、特に周囲温度と印加電圧履歴とから算出する駆
動パルスを生成するサーマルヘッド制御回路に関する。
に関し、特に周囲温度と印加電圧履歴とから算出する駆
動パルスを生成するサーマルヘッド制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のサーマルヘッド制御回路
は、たとえば特開昭64−58170号公報に示される
ように、サーマルヘッドの各微小発熱体に対する駆動時
間について、この各微小発熱体の非駆動時間中の放熱の
状況を考慮して決定する印加電圧のパルス幅を有してい
ることにより、サーマルヘッドによる印字を長時間連続
使用しても畜熱を極力抑制することが可能となり、高速
印字駆動を行っても高品位の鮮明な印字パターンを得る
ことができる。
は、たとえば特開昭64−58170号公報に示される
ように、サーマルヘッドの各微小発熱体に対する駆動時
間について、この各微小発熱体の非駆動時間中の放熱の
状況を考慮して決定する印加電圧のパルス幅を有してい
ることにより、サーマルヘッドによる印字を長時間連続
使用しても畜熱を極力抑制することが可能となり、高速
印字駆動を行っても高品位の鮮明な印字パターンを得る
ことができる。
【0003】図4は、この従来のサーマルヘッド制御回
路において、サーマルヘッドの発熱時と放熱時との時間
経過とともにヘッド表面温度がいかに変化するかを示す
図である。図4を参照すると、この従来のサーマルヘッ
ド制御回路において、サーマルヘッド微小発熱体に時刻
t1 よりt2 までの時間、電圧Vの印加電圧パルスを与
えると、その微小発熱体は温度tcからtpまで発熱す
る。印加電圧パルスが時刻t2 で終了すると放熱冷却が
開始する。この放熱状態は時刻t4 まで継続する。いま
サーマルヘッドと組み合せ使用されるインクフィルムも
しくは感熱紙の感熱温度を同図に示すtsとすると、感
熱温度tsよりも高温の部分のエネルギーは同図の斜線
部分の面積Eeに比例するはずである。従って、面積E
eの値が一定であればサーマルヘッドの微小発熱体より
発生する熱エネルギーが一定となり、インクフィルムも
しくは感熱紙の印字濃度を一定に保つことが可能とな
る。すなわち、高速印字の場合には電圧印加時間を可変
とし、図中の印字時刻t2 ,t3 ,t4 ,t5 を制御す
る必要がある。電圧印加時間を可変する要因としては、
サーマルヘッドの微小発熱体の1個のみに注目した場
合、その微小発熱体の過去の電圧印加履歴がどうであっ
たかを考慮すれば良いが、実際には今注目した発熱体は
長時間電圧印加がないがすぐ隣りの発熱体が連続して電
圧印加があるならば、その発熱体の影響も注目しなけれ
ばならない。特開昭64−58170号公報では、今発
熱しようとしている微小発熱体の過去4ドットおよびそ
の左右のドットにも注目しパルス幅(印加電圧時間)を
決定している。
路において、サーマルヘッドの発熱時と放熱時との時間
経過とともにヘッド表面温度がいかに変化するかを示す
図である。図4を参照すると、この従来のサーマルヘッ
ド制御回路において、サーマルヘッド微小発熱体に時刻
t1 よりt2 までの時間、電圧Vの印加電圧パルスを与
えると、その微小発熱体は温度tcからtpまで発熱す
る。印加電圧パルスが時刻t2 で終了すると放熱冷却が
開始する。この放熱状態は時刻t4 まで継続する。いま
サーマルヘッドと組み合せ使用されるインクフィルムも
しくは感熱紙の感熱温度を同図に示すtsとすると、感
熱温度tsよりも高温の部分のエネルギーは同図の斜線
部分の面積Eeに比例するはずである。従って、面積E
eの値が一定であればサーマルヘッドの微小発熱体より
発生する熱エネルギーが一定となり、インクフィルムも
しくは感熱紙の印字濃度を一定に保つことが可能とな
る。すなわち、高速印字の場合には電圧印加時間を可変
とし、図中の印字時刻t2 ,t3 ,t4 ,t5 を制御す
る必要がある。電圧印加時間を可変する要因としては、
サーマルヘッドの微小発熱体の1個のみに注目した場
合、その微小発熱体の過去の電圧印加履歴がどうであっ
たかを考慮すれば良いが、実際には今注目した発熱体は
長時間電圧印加がないがすぐ隣りの発熱体が連続して電
圧印加があるならば、その発熱体の影響も注目しなけれ
ばならない。特開昭64−58170号公報では、今発
熱しようとしている微小発熱体の過去4ドットおよびそ
の左右のドットにも注目しパルス幅(印加電圧時間)を
決定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来のサーマルヘ
ッド制御回路は、各微小発熱体の非駆動時間中の放熱の
状況を考慮してパルス幅を決定しているが、このパルス
幅は実験により最も鮮明印字の得られる値にしているた
め、サーマルヘッドの周囲温度を考慮した時は履歴パル
ス幅を各温度ごとの固定値として扱うために、メモリ容
量を多く使用してしまい、少しの温度変化での履歴パル
ス幅の設定が困難なことにより、急激な温度上昇や温度
下降時にパルス幅の変化率が大きいために、パルス幅決
定温度の境界点において印字品位にバラツキが生じてし
まう。
ッド制御回路は、各微小発熱体の非駆動時間中の放熱の
状況を考慮してパルス幅を決定しているが、このパルス
幅は実験により最も鮮明印字の得られる値にしているた
め、サーマルヘッドの周囲温度を考慮した時は履歴パル
ス幅を各温度ごとの固定値として扱うために、メモリ容
量を多く使用してしまい、少しの温度変化での履歴パル
ス幅の設定が困難なことにより、急激な温度上昇や温度
下降時にパルス幅の変化率が大きいために、パルス幅決
定温度の境界点において印字品位にバラツキが生じてし
まう。
【0005】本発明の目的は、周囲温度と印加電圧履歴
とから算出する駆動パルスをサーマルヘッドに印加する
ことにより良好な印字品位が得られるサーマルプリンタ
を提供することにある。
とから算出する駆動パルスをサーマルヘッドに印加する
ことにより良好な印字品位が得られるサーマルプリンタ
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のサーマルヘッド
制御回路は、熱発色または熱転写により媒体に印字する
サーマルヘッドの周囲温度を測定して周囲温度データを
出力する周囲温度測定部と、前記周囲温度から前記サー
マルヘッドの発熱体に印加する電圧印加時間を計数する
印加時間計数部と、前記発熱体の印加電圧履歴から履歴
パルスを生成する履歴パルス生成部と、前記電圧印加時
間と前記履歴パルスとから前記発熱体を駆動する駆動パ
ルスを生成する駆動パルス生成部とを備える。
制御回路は、熱発色または熱転写により媒体に印字する
サーマルヘッドの周囲温度を測定して周囲温度データを
出力する周囲温度測定部と、前記周囲温度から前記サー
マルヘッドの発熱体に印加する電圧印加時間を計数する
印加時間計数部と、前記発熱体の印加電圧履歴から履歴
パルスを生成する履歴パルス生成部と、前記電圧印加時
間と前記履歴パルスとから前記発熱体を駆動する駆動パ
ルスを生成する駆動パルス生成部とを備える。
【0007】また、本発明のサーマルヘッド制御回路の
前記周囲温度測定部は、温度変化により抵抗値が変化す
るサーミスタと、このサーミスタ両端電圧をA/D変換
して前記周囲温度データとして出力するA/D変換部と
を備える。
前記周囲温度測定部は、温度変化により抵抗値が変化す
るサーミスタと、このサーミスタ両端電圧をA/D変換
して前記周囲温度データとして出力するA/D変換部と
を備える。
【0008】さらに、本発明のサーマルヘッド制御回路
の前記印加時間計数部は、前記周囲温度データと実験的
に求まる定数との積に補正値を加える特定式から計数す
る電圧印加時間を出力することを特徴とする。
の前記印加時間計数部は、前記周囲温度データと実験的
に求まる定数との積に補正値を加える特定式から計数す
る電圧印加時間を出力することを特徴とする。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。本発明の一実施例をブロックで示す図1を参照する
と、この実施例のサーマルヘッド制御回路は、熱発色ま
たは熱転写により媒体に印字するサーマルヘッドの周囲
温度を測定して周囲温度データ5を出力する周囲温度測
定部1と、この周囲温度データ5からサーマルヘッドの
発熱体に印加する電圧印加時間6を計数する印加時間計
数部2と、印字データ7に基づいた発熱体印加電圧履歴
から履歴パルス8を生成する履歴パルス生成部3と、電
圧印加時間6と履歴パルス8とから発熱体を駆動する駆
動パルス9を生成する駆動パルス生成部4とから構成さ
れる。周囲温度測定部1は、温度変化により抵抗値が変
化するサーミスタと、このサーミスタ両端電圧をA/D
変換して周囲温度データ5として出力するA/D変換部
とを備える。印加時間計数部2は、周囲温度データ5と
実験的に求まる定数との積に補正値を加える特定式から
計数する電圧印加時間6を出力する。駆動パルス生成部
4から出力される駆動パルス9は、サーマルヘッド発熱
体抵抗R0〜Rnの一方の端子に入力される。発熱体駆
動信号S0〜Snがサーマルヘッド発熱体抵抗R0〜R
nの他方の端子にそれぞれ接続されているドライバD0
〜Dnに入力されると、サーマルヘッド発熱体抵抗R0
〜Rnは発熱する。
る。本発明の一実施例をブロックで示す図1を参照する
と、この実施例のサーマルヘッド制御回路は、熱発色ま
たは熱転写により媒体に印字するサーマルヘッドの周囲
温度を測定して周囲温度データ5を出力する周囲温度測
定部1と、この周囲温度データ5からサーマルヘッドの
発熱体に印加する電圧印加時間6を計数する印加時間計
数部2と、印字データ7に基づいた発熱体印加電圧履歴
から履歴パルス8を生成する履歴パルス生成部3と、電
圧印加時間6と履歴パルス8とから発熱体を駆動する駆
動パルス9を生成する駆動パルス生成部4とから構成さ
れる。周囲温度測定部1は、温度変化により抵抗値が変
化するサーミスタと、このサーミスタ両端電圧をA/D
変換して周囲温度データ5として出力するA/D変換部
とを備える。印加時間計数部2は、周囲温度データ5と
実験的に求まる定数との積に補正値を加える特定式から
計数する電圧印加時間6を出力する。駆動パルス生成部
4から出力される駆動パルス9は、サーマルヘッド発熱
体抵抗R0〜Rnの一方の端子に入力される。発熱体駆
動信号S0〜Snがサーマルヘッド発熱体抵抗R0〜R
nの他方の端子にそれぞれ接続されているドライバD0
〜Dnに入力されると、サーマルヘッド発熱体抵抗R0
〜Rnは発熱する。
【0010】次に、履歴パルス生成部3が履歴パルス8
を生成する手順を、特開昭64−58170号公報に示
される例に基づいて説明する。サーマルヘッドは、抵抗
体による微小発熱体を一直線状に配置させ、ドットを印
字すべきタイミングで、同微小発熱体を短時間発熱させ
ることにより印字を行っている。この場合、任意の発熱
体に注目した場合に、印字すべきタイミングで印加電圧
パルスを受けて発熱し、ついで同印加パルスがなくな
り、発熱動作が終ってから次に再び、印加パルスを受け
るまでの間に同発熱体は常に初期の表面温度にまで放熱
による温度低下があることが望ましい。しかしながら、
実際には例えば直線印字などを行うと発熱が連続的に繰
返される結果、印字ヘッド自体に蓄熱が生じ、印字濃度
が大となり、次第に不鮮明な印字となる。
を生成する手順を、特開昭64−58170号公報に示
される例に基づいて説明する。サーマルヘッドは、抵抗
体による微小発熱体を一直線状に配置させ、ドットを印
字すべきタイミングで、同微小発熱体を短時間発熱させ
ることにより印字を行っている。この場合、任意の発熱
体に注目した場合に、印字すべきタイミングで印加電圧
パルスを受けて発熱し、ついで同印加パルスがなくな
り、発熱動作が終ってから次に再び、印加パルスを受け
るまでの間に同発熱体は常に初期の表面温度にまで放熱
による温度低下があることが望ましい。しかしながら、
実際には例えば直線印字などを行うと発熱が連続的に繰
返される結果、印字ヘッド自体に蓄熱が生じ、印字濃度
が大となり、次第に不鮮明な印字となる。
【0011】そこで、連続的に印字が行なわれる場合に
は、発熱体の発熱駆動時間を制御することにより、発熱
エネルギー量と放熱エネルギー量とがバランスがとれる
ように制御させる。すなわち、図2においてドット位置
a1 〜a4 が電圧印加されたかどうかによって生ずる現
サイクルの印加時間幅に対する影響の大きさを同図にあ
るごとく、注目ドットの左右のドットに対して配慮す
る。すなわち、記号Aで表わすドット位置(1箇所)、
記号Bで表すドット位置(3箇所)、記号Cで表わすド
ット位置(3箇所)、記号Dで表わすドット位置(5箇
所)のごとく注目ドット(被補正ドット)の近辺ドット
の集合を4個考え、各々の集合に重み付けを行い、注目
ドットに対する電圧印加時間の決定の要因として、各集
合について過去の電圧印加の状況を調べることを行う。
は、発熱体の発熱駆動時間を制御することにより、発熱
エネルギー量と放熱エネルギー量とがバランスがとれる
ように制御させる。すなわち、図2においてドット位置
a1 〜a4 が電圧印加されたかどうかによって生ずる現
サイクルの印加時間幅に対する影響の大きさを同図にあ
るごとく、注目ドットの左右のドットに対して配慮す
る。すなわち、記号Aで表わすドット位置(1箇所)、
記号Bで表すドット位置(3箇所)、記号Cで表わすド
ット位置(3箇所)、記号Dで表わすドット位置(5箇
所)のごとく注目ドット(被補正ドット)の近辺ドット
の集合を4個考え、各々の集合に重み付けを行い、注目
ドットに対する電圧印加時間の決定の要因として、各集
合について過去の電圧印加の状況を調べることを行う。
【0012】図3は実際に発熱体に印加される履歴パル
ス8の波形を示す。履歴パルス8はもしも過去4サイク
ル前にわたって上記ドット位置A〜Dの集合のどのドッ
トにも電圧印加がなかったとするならば、t0 ,tA ,
tB ,tC ,tD のすべての時間、電圧印加される。も
しも、ドット位置A〜Dの集合のいずれかに過去におい
て電圧印加があったならば、対応するtA ,tB ,
tC ,tD の時間は電圧印加は行なわれない。例えば、
今、グループA,Cに過去に電圧印加があったとする
と、現サイクルで印加されるパルス波形は図3(b)の
ごとくになる。なお、時間tO 〜tD の長さは上述の特
開昭64−58170号公報に示されるように、次式に
より決まるパルス幅である。 tw=τlog(1−(exp(n/τ)−1)・exp(−Cy・
tc/τ))+n ここに、twは電圧印加時間幅、τは発熱・放熱時定
数、tcは印字サイクルタイム、Cyは前回印字からの
電圧印加を行なわなかったサイクル数、nは定数であ
る。
ス8の波形を示す。履歴パルス8はもしも過去4サイク
ル前にわたって上記ドット位置A〜Dの集合のどのドッ
トにも電圧印加がなかったとするならば、t0 ,tA ,
tB ,tC ,tD のすべての時間、電圧印加される。も
しも、ドット位置A〜Dの集合のいずれかに過去におい
て電圧印加があったならば、対応するtA ,tB ,
tC ,tD の時間は電圧印加は行なわれない。例えば、
今、グループA,Cに過去に電圧印加があったとする
と、現サイクルで印加されるパルス波形は図3(b)の
ごとくになる。なお、時間tO 〜tD の長さは上述の特
開昭64−58170号公報に示されるように、次式に
より決まるパルス幅である。 tw=τlog(1−(exp(n/τ)−1)・exp(−Cy・
tc/τ))+n ここに、twは電圧印加時間幅、τは発熱・放熱時定
数、tcは印字サイクルタイム、Cyは前回印字からの
電圧印加を行なわなかったサイクル数、nは定数であ
る。
【0013】駆動パルス生成部4は、上述の履歴パルス
8から、サーマルヘッド周囲温度から計数される電圧印
加時間6を加味して、駆動パルス9を出力する。
8から、サーマルヘッド周囲温度から計数される電圧印
加時間6を加味して、駆動パルス9を出力する。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サーマルヘッドの周囲温度を測定して、この周囲温度か
らサーマルヘッド発熱体に印加する電圧印加時間を計数
し、この発熱体の印加電圧履歴から履歴パルスを生成
し、電圧印加時間と履歴パルスとから発熱体を駆動する
駆動パルスを生成することにより、履歴パルスからサー
マルヘッド周囲温度に適した各温度ごとの駆動パルスを
生成するので、メモリ容量を多く使用せずに、急激な温
度上昇や温度下降時に印字品位のバラツキを少なくする
ことができる。
サーマルヘッドの周囲温度を測定して、この周囲温度か
らサーマルヘッド発熱体に印加する電圧印加時間を計数
し、この発熱体の印加電圧履歴から履歴パルスを生成
し、電圧印加時間と履歴パルスとから発熱体を駆動する
駆動パルスを生成することにより、履歴パルスからサー
マルヘッド周囲温度に適した各温度ごとの駆動パルスを
生成するので、メモリ容量を多く使用せずに、急激な温
度上昇や温度下降時に印字品位のバラツキを少なくする
ことができる。
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】サーマルヘッド発熱制御を行うための印加パル
ス波形を決定するための重みづけ分布を示す図である。
ス波形を決定するための重みづけ分布を示す図である。
【図3】履歴パルス波形を示す図である。
【図4】従来例において、サーマルヘッドの発熱時と放
熱時との時間経過とともにヘッド表面温度がいかに変化
するかを示す図である。
熱時との時間経過とともにヘッド表面温度がいかに変化
するかを示す図である。
1 周囲温度測定部 2 印加時間計数部 3 履歴パルス生成部 4 駆動パルス生成部 5 周囲温度データ 6 電圧印加時間 7 印字データ 8 履歴パルス 9 駆動パルス R0〜Rn 発熱体抵抗 D0〜Dn ドライバ S0〜Sn 発熱体駆動信号
Claims (3)
- 【請求項1】 熱発色または熱転写により媒体に印字す
るサーマルヘッドの周囲温度を測定して周囲温度データ
を出力する周囲温度測定部と、前記周囲温度から前記サ
ーマルヘッドの発熱体に印加する電圧印加時間を計数す
る印加時間計数部と、前記発熱体の印加電圧履歴から履
歴パルスを生成する履歴パルス生成部と、前記電圧印加
時間と前記履歴パルスとから前記発熱体を駆動する駆動
パルスを生成する駆動パルス生成部とを備えることを特
徴とするサーマルヘッド制御回路。 - 【請求項2】 前記周囲温度測定部は、温度変化により
抵抗値が変化するサーミスタと、このサーミスタ両端電
圧をA/D変換して前記周囲温度データとして出力する
A/D変換部とを備えることを特徴とする請求項1記載
のサーマルヘッド制御回路。 - 【請求項3】 前記印加時間計数部は、前記周囲温度デ
ータと実験的に求まる定数との積に補正値を加える特定
式から計数する電圧印加時間を出力することを特徴とす
る請求項1記載のサーマルヘッド制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6322632A JP2681004B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | サーマルヘッド制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6322632A JP2681004B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | サーマルヘッド制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08174892A true JPH08174892A (ja) | 1996-07-09 |
JP2681004B2 JP2681004B2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=18145884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6322632A Expired - Lifetime JP2681004B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | サーマルヘッド制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2681004B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6389359A (ja) * | 1986-10-01 | 1988-04-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 感熱記録装置 |
JPS63185656A (ja) * | 1987-01-28 | 1988-08-01 | Seiko Epson Corp | サ−マルプリンタの印字制御装置 |
JPH02121853A (ja) * | 1988-10-31 | 1990-05-09 | Toshiba Corp | サーマルヘッド制御回路 |
JPH02217267A (ja) * | 1989-02-17 | 1990-08-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 階調プリンタ |
-
1994
- 1994-12-26 JP JP6322632A patent/JP2681004B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6389359A (ja) * | 1986-10-01 | 1988-04-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 感熱記録装置 |
JPS63185656A (ja) * | 1987-01-28 | 1988-08-01 | Seiko Epson Corp | サ−マルプリンタの印字制御装置 |
JPH02121853A (ja) * | 1988-10-31 | 1990-05-09 | Toshiba Corp | サーマルヘッド制御回路 |
JPH02217267A (ja) * | 1989-02-17 | 1990-08-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 階調プリンタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2681004B2 (ja) | 1997-11-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970701 |