JP2562379B2 - サーマルプリンタの駆動制御装置 - Google Patents
サーマルプリンタの駆動制御装置Info
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- Electronic Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はサーマルプリンタに関し、特にその発熱要素
の駆動結果によって発熱制御する履歴制御に関する。
の駆動結果によって発熱制御する履歴制御に関する。
従来からサーマルプリンタでは、感熱素子を用いて発
熱要素への印加エネルギーを制御する方法が用いられて
きている、この例として特開昭63−202471等があげられ
る。
熱要素への印加エネルギーを制御する方法が用いられて
きている、この例として特開昭63−202471等があげられ
る。
従来の実施例でも周辺温度を検出するサーミスタとサ
ーマルヘッドの温度を検出するサーミスタを双方有しこ
れに基づいて印加エネルギを制御する制御方式は採用さ
れていた。
ーマルヘッドの温度を検出するサーミスタを双方有しこ
れに基づいて印加エネルギを制御する制御方式は採用さ
れていた。
これら従来例では、サーマルヘッドの基材温度の検出
と周囲温度の検出による制御が調和せず、広い温度範囲
に於いて一様な印刷品位を保つことは極めて困難であっ
た。
と周囲温度の検出による制御が調和せず、広い温度範囲
に於いて一様な印刷品位を保つことは極めて困難であっ
た。
又、特に熱転写プリンタに於いては印字用紙だけでな
くインクリボンも周囲温度の影響をうけるため、サーマ
ルヘッドの温度検出を周囲温度で補正するにもきめ細か
な制御を必要としていた。
くインクリボンも周囲温度の影響をうけるため、サーマ
ルヘッドの温度検出を周囲温度で補正するにもきめ細か
な制御を必要としていた。
しかしながら、従来の実施例では、熱転写プリンタに
ふさわしい制御方法が確立されていなかった。
ふさわしい制御方法が確立されていなかった。
又従来の、周囲温度補正方式では感熱抵抗素子のサー
ミスタを複数配設しなければならず、高価なものとなっ
ていた。
ミスタを複数配設しなければならず、高価なものとなっ
ていた。
本発明の目的は、このような従来の問題点を除去し、
周囲温度に変化にきめ細かく応答し、広い温度範囲に於
いて、印字品質のよいサーマルプリンタの駆動制御装置
を提供することにある。
周囲温度に変化にきめ細かく応答し、広い温度範囲に於
いて、印字品質のよいサーマルプリンタの駆動制御装置
を提供することにある。
本発明は、複数の発熱要素を搭載したサーマルヘッド
の基材温度もしくは放熱板温度を検出しこれに応じて前
記サーマルヘッドの印加エネルギを制御し、更に周囲温
度による印加エネルギの補正を行なうごときサーマルプ
リンタに於いて、 前記サーマルヘッドの基材もしくは放熱板に接触配置
された感熱抵抗素子と、 該感熱抵抗素子の抵抗値変化を検出し前記サーマルヘ
ッドの基材もしくは放熱板温度を検知するヘッド温度検
知手段と、 前記サーマルヘッドの駆動休止時間が所定の時間を越
えたかどうか検出する時間検知手段と該時間検知手段を
有し、検知結果が所定の時間を越えていた場合、前記サ
ーマルヘッドの温度をその周囲温度と認識する周囲温度
検知手段と、 印刷動作中、前記ヘッド温度検知手段を作動し検知し
たヘッド温度に応じた印加エネルギで前記サーマルヘッ
ドの発熱要素を駆動制御する制御手段と、 前記周囲温度検知手段の検知結果に基づいて前記サー
マルヘッドの発熱要素への印加エネルギを補正する補正
制御手段とを有し、 所定の印刷単位の印刷動作に先立って前記周囲温度検
知手段を作動し、以降所定の印刷動作中前記ヘッド温度
検知手段を作動し周囲温度とヘッド温度に応じて発熱要
素の印加エネルギを制御することを特徴とするサーマル
プリンタの駆動制御装置である。
の基材温度もしくは放熱板温度を検出しこれに応じて前
記サーマルヘッドの印加エネルギを制御し、更に周囲温
度による印加エネルギの補正を行なうごときサーマルプ
リンタに於いて、 前記サーマルヘッドの基材もしくは放熱板に接触配置
された感熱抵抗素子と、 該感熱抵抗素子の抵抗値変化を検出し前記サーマルヘ
ッドの基材もしくは放熱板温度を検知するヘッド温度検
知手段と、 前記サーマルヘッドの駆動休止時間が所定の時間を越
えたかどうか検出する時間検知手段と該時間検知手段を
有し、検知結果が所定の時間を越えていた場合、前記サ
ーマルヘッドの温度をその周囲温度と認識する周囲温度
検知手段と、 印刷動作中、前記ヘッド温度検知手段を作動し検知し
たヘッド温度に応じた印加エネルギで前記サーマルヘッ
ドの発熱要素を駆動制御する制御手段と、 前記周囲温度検知手段の検知結果に基づいて前記サー
マルヘッドの発熱要素への印加エネルギを補正する補正
制御手段とを有し、 所定の印刷単位の印刷動作に先立って前記周囲温度検
知手段を作動し、以降所定の印刷動作中前記ヘッド温度
検知手段を作動し周囲温度とヘッド温度に応じて発熱要
素の印加エネルギを制御することを特徴とするサーマル
プリンタの駆動制御装置である。
第12図は周囲温度の変化のサーマルヘッドの温度変化
に対する通電パルス幅の関係を示す特性図である。縦軸
は25℃のパルス幅を1とした時のパルス幅の比を示し、
横幅な温度を示している。
に対する通電パルス幅の関係を示す特性図である。縦軸
は25℃のパルス幅を1とした時のパルス幅の比を示し、
横幅な温度を示している。
41は周囲温度の変化に対するパルス幅の変化を示す理
想特性曲線であり、ほとんど直線となっている。51から
59はサーマルヘッドの温度変化に対するパルス幅の最適
な変化特性を示す特性曲線をそれぞれ示している。サー
マルヘッドの温度は動作初期は当然ながら周囲温度より
低くなることはないから、周囲温度からスタートする。
想特性曲線であり、ほとんど直線となっている。51から
59はサーマルヘッドの温度変化に対するパルス幅の最適
な変化特性を示す特性曲線をそれぞれ示している。サー
マルヘッドの温度は動作初期は当然ながら周囲温度より
低くなることはないから、周囲温度からスタートする。
この特性曲線は周囲温度を0℃から5℃ずつ変化させ
ながら最も良い印刷品位が得られるポイントをプロット
したものであり、実際は周囲温度の変化に対して連続的
にパルス幅が変化していくものである。
ながら最も良い印刷品位が得られるポイントをプロット
したものであり、実際は周囲温度の変化に対して連続的
にパルス幅が変化していくものである。
この特性曲線から、以下のことが分かる。
、サーマルヘッド搭載のサーミスタによる温度変化に
対する印加エネルギーの変化の割合は、周囲温度の変動
に対する印加エネルギの変化の割合より小さい。
対する印加エネルギーの変化の割合は、周囲温度の変動
に対する印加エネルギの変化の割合より小さい。
、周囲温度の温度上昇に対しては、ほぼ直線的に印加
エネルギーを減じてやる必要がある。
エネルギーを減じてやる必要がある。
、サーマルヘッドの駆動中の温度上昇に対し温度上昇
が進むに連れ印加エネルギーを減ずる割合を徐々に大き
くしなければならない。
が進むに連れ印加エネルギーを減ずる割合を徐々に大き
くしなければならない。
、周囲温度からサーマルヘッドの駆動を開始し、サー
マルヘッドの温度上昇に連れて減じる印加エネルギーの
割合(削減率p)は、周囲温度をスタートポイントとし
て周囲温度の温度上昇に対して減じる印加エネルギーの
割合(削減率q)より少なくとも、20℃以上の範囲に於
いて小さい。
マルヘッドの温度上昇に連れて減じる印加エネルギーの
割合(削減率p)は、周囲温度をスタートポイントとし
て周囲温度の温度上昇に対して減じる印加エネルギーの
割合(削減率q)より少なくとも、20℃以上の範囲に於
いて小さい。
、すなわち、p<qなる関係を周囲温度の任意の位置
からサーマルヘッドを駆動する時に守らなければならな
い。
からサーマルヘッドを駆動する時に守らなければならな
い。
このような特性に最適なサーマルプリンタの駆動制御
装置の実施例について以下に詳述する。
装置の実施例について以下に詳述する。
第1図は本発明によるサーマルプリンタの駆動制御装
置を用いたターミナルプリンタの一実施例の構成を示す
略図である。
置を用いたターミナルプリンタの一実施例の構成を示す
略図である。
1は複数の発熱要素1aを有するサーマルヘッド、2は
このサーマルヘッドをドライブするヘッドドライブ回
路、3はCPU4とサーマルヘッドとの間に挿入されたサー
マルヘッドの発熱量をドットごとに制御するヘッド制御
回路(以下HCUと略す)をそれぞれ示している。
このサーマルヘッドをドライブするヘッドドライブ回
路、3はCPU4とサーマルヘッドとの間に挿入されたサー
マルヘッドの発熱量をドットごとに制御するヘッド制御
回路(以下HCUと略す)をそれぞれ示している。
15は前記発熱要素の通電時間の基準値を発生する基準
値発生手段であり、A/Dコンバータ15aとサーマルヘッド
1の基板温度もしくは放熱板温度を検出する感熱素子の
一種のサーミスタ1bと抵抗器15bとを主な構成要素と
し、サーミスタ1bと抵抗器15bとの分圧点の電位Vtを検
出したディジタル信号に変換するものであり、CPU4から
の指令に同期してバイナリィコードを発生する。コンデ
ンサ15cは出力電位Vtを安定化するために設置されてい
る。
値発生手段であり、A/Dコンバータ15aとサーマルヘッド
1の基板温度もしくは放熱板温度を検出する感熱素子の
一種のサーミスタ1bと抵抗器15bとを主な構成要素と
し、サーミスタ1bと抵抗器15bとの分圧点の電位Vtを検
出したディジタル信号に変換するものであり、CPU4から
の指令に同期してバイナリィコードを発生する。コンデ
ンサ15cは出力電位Vtを安定化するために設置されてい
る。
12はROM、13はRAM、17はデータバス、18はアドレスバ
ス、14はCPU4に内蔵されたタイマー回路、20は電源Vh入
力端子をそれぞれ示している。
ス、14はCPU4に内蔵されたタイマー回路、20は電源Vh入
力端子をそれぞれ示している。
CPU4は、一例として8ビットのCPUを示し、▲▼
端子8及びI/Oポート、タイマー回路14などを有してい
る。タイマー回路は少なくとも独立して作動可能なタイ
マーユニット14a、14bが内蔵されている。
端子8及びI/Oポート、タイマー回路14などを有してい
る。タイマー回路は少なくとも独立して作動可能なタイ
マーユニット14a、14bが内蔵されている。
9は比較的長い時間を検知するリトリガブルなワンシ
ョットタイマー回路であり、抵抗器9a、コンデンサ9bを
有し印刷の休止時間が所定時間を経過したか検知する休
止時間検知手段を構成している。一般的な商品名555等
が用いられる。CPU4のI/Oポートに接続され印刷動作中
常にトリガがかかり印刷動作が終了した時から所定の時
間が経過したことがOUT端子と出力レベルからわかる。
検知時間は上記抵抗器とコンデンサの時定数によって設
定される。
ョットタイマー回路であり、抵抗器9a、コンデンサ9bを
有し印刷の休止時間が所定時間を経過したか検知する休
止時間検知手段を構成している。一般的な商品名555等
が用いられる。CPU4のI/Oポートに接続され印刷動作中
常にトリガがかかり印刷動作が終了した時から所定の時
間が経過したことがOUT端子と出力レベルからわかる。
検知時間は上記抵抗器とコンデンサの時定数によって設
定される。
HCU3はユニット回路としてCPUの一種のペリフェラル
として働き、ROM12、RAM13と同様メモリマップ上の特定
の番地に割り当てられる。デコーダ16はこのユニット回
路をアクセスするための▲▼端子7に接続される。
5はデータバス17に接続されるデータ入力端子、6はア
ドレスバスの下位2ビットを入力するアドレス入力端子
である。
として働き、ROM12、RAM13と同様メモリマップ上の特定
の番地に割り当てられる。デコーダ16はこのユニット回
路をアクセスするための▲▼端子7に接続される。
5はデータバス17に接続されるデータ入力端子、6はア
ドレスバスの下位2ビットを入力するアドレス入力端子
である。
19は印刷データを入力するインターフェイスでありデ
ータの入力ばかりでなく、印刷モードの入力などにも用
いられる。プリンタのインターフェイスなどからソフト
ウェアによって与えられるコマンドも印刷モード検出手
段の一種である。
ータの入力ばかりでなく、印刷モードの入力などにも用
いられる。プリンタのインターフェイスなどからソフト
ウェアによって与えられるコマンドも印刷モード検出手
段の一種である。
第2図は本発明による駆動制御装置のヘッド制御回路
HCU3の詳細回路図である。
HCU3の詳細回路図である。
データ入力端子5はD0〜D7の8ビットデータがパラレ
ル入力可能である。
ル入力可能である。
21〜29は8ビットのデータを保有するデータラッチ回
路をそれぞれ示し、21〜23はヘッド駆動信号のH0〜H7の
データを、24〜26はH8〜H15のデータを、27〜29はH16〜
H23のデータをそれぞれラッチしている。
路をそれぞれ示し、21〜23はヘッド駆動信号のH0〜H7の
データを、24〜26はH8〜H15のデータを、27〜29はH16〜
H23のデータをそれぞれラッチしている。
ヘッド駆動出力は一例として24ドットのサーマルヘッ
ドを駆動するものとして24コの出力端子H0〜H24を有し
ている。
ドを駆動するものとして24コの出力端子H0〜H24を有し
ている。
31は現在のヘッドデータの1ドット列分を保持するラ
ッチ回路群であり、32は1回前の過去のデータの1ドッ
ト列分を33は2回前の過去のデータの1ドット列分をそ
れぞれ保有するラッチ回路群を示している。
ッチ回路群であり、32は1回前の過去のデータの1ドッ
ト列分を33は2回前の過去のデータの1ドット列分をそ
れぞれ保有するラッチ回路群を示している。
30はアドレスデコーダであり、CPUのデータ出力のア
ドレス情報によってヘッドデータを8ビットごとに振り
分けて格納したりサーマルヘッドへの通電時間を決定す
る通電区間のデータ信号を受信する機能を有している、
一例としてアドレスデータの下位3ビットA0、A1、A2の
ビット情報によってデータラッチ回路21、24、27を選択
可能である。
ドレス情報によってヘッドデータを8ビットごとに振り
分けて格納したりサーマルヘッドへの通電時間を決定す
る通電区間のデータ信号を受信する機能を有している、
一例としてアドレスデータの下位3ビットA0、A1、A2の
ビット情報によってデータラッチ回路21、24、27を選択
可能である。
CPU4からデータバスにヘッド駆動データが出力される
と同時に、▲▼信号が出力され、あらかじめCPU4の
メモリマップ上に定めたアドレス情報によって▲▼
端子がアクセスされ、アドレスバスの下位3ビットの情
報によってデータラッチ回路21、24、27のそれぞれにデ
ータが転送される。すると既に格納されていたデータ
は、第2図の右方向、例えばデータラッチ回路21のデー
タはデータラッチ回路22へと言うようにシフトされ過去
のデータとして順次保持される。
と同時に、▲▼信号が出力され、あらかじめCPU4の
メモリマップ上に定めたアドレス情報によって▲▼
端子がアクセスされ、アドレスバスの下位3ビットの情
報によってデータラッチ回路21、24、27のそれぞれにデ
ータが転送される。すると既に格納されていたデータ
は、第2図の右方向、例えばデータラッチ回路21のデー
タはデータラッチ回路22へと言うようにシフトされ過去
のデータとして順次保持される。
34はCPU4からの周期信号に変調された区間データ信号
を通電区間パルスとして復調する通電区間パルス発生回
路であり、バイナリィカウンタ35とインバータ35a、AND
回路35bからなっている。9はバイナリィカウンタのク
ロック入力端子、10はリセット入力端子であり、アドレ
スデコーダ30に接続されている。クロック入力は、周期
を可変して転送されてくるパルス信号であり、この周期
を選択的に取り出して区間パルスをつくるのが通電区間
パルス発生回路34である。
を通電区間パルスとして復調する通電区間パルス発生回
路であり、バイナリィカウンタ35とインバータ35a、AND
回路35bからなっている。9はバイナリィカウンタのク
ロック入力端子、10はリセット入力端子であり、アドレ
スデコーダ30に接続されている。クロック入力は、周期
を可変して転送されてくるパルス信号であり、この周期
を選択的に取り出して区間パルスをつくるのが通電区間
パルス発生回路34である。
第2図のゲート回路37(G0)は通電区間パルス発生回
路34の出力信号と記憶回路の駆動データとを混合し発熱
要素へのヘッド駆動信号を出力するものであり、過去の
駆動データに対応する第1のゲート回路38と現在の駆動
データに対応する第2のゲート回路40と過去の駆動履歴
に応じて予熱パルスを加える第3のゲート回路39とから
構成されている。通電区間t3、t2、t1は過去の駆動デー
タに対応する副通電区間であり第1のゲート回路に入力
され、通電区間t0は現在の駆動データに対応する主通電
区間であり第2のゲート回路に入力される。副通電区間
のうちt2は予熱パルス用として第3のゲート回路にも入
力される。
路34の出力信号と記憶回路の駆動データとを混合し発熱
要素へのヘッド駆動信号を出力するものであり、過去の
駆動データに対応する第1のゲート回路38と現在の駆動
データに対応する第2のゲート回路40と過去の駆動履歴
に応じて予熱パルスを加える第3のゲート回路39とから
構成されている。通電区間t3、t2、t1は過去の駆動デー
タに対応する副通電区間であり第1のゲート回路に入力
され、通電区間t0は現在の駆動データに対応する主通電
区間であり第2のゲート回路に入力される。副通電区間
のうちt2は予熱パルス用として第3のゲート回路にも入
力される。
第3図はアドレスデータと機能の関係を示す説明図で
あり、A2=0のときの下位2ビットの情報によって3つ
のデータラッチ回路を選択的にアクセス可能である。デ
ータがセットされた後、所定のアドレスをアクセスし通
電信号入力端子9、10にパルスが入力されると発熱要素
への通電がなされる。
あり、A2=0のときの下位2ビットの情報によって3つ
のデータラッチ回路を選択的にアクセス可能である。デ
ータがセットされた後、所定のアドレスをアクセスし通
電信号入力端子9、10にパルスが入力されると発熱要素
への通電がなされる。
第4図はこの通電区間パルス発生回路の入出力波形を
示すタイミング図であり、41はプリンタの印刷周期を決
定するタイマーからのCPUへの割り込み入力の入力波形
であり一般にCPUの内臓タイマーを用い内部割り込み可
能を用いている。
示すタイミング図であり、41はプリンタの印刷周期を決
定するタイマーからのCPUへの割り込み入力の入力波形
であり一般にCPUの内臓タイマーを用い内部割り込み可
能を用いている。
42はクロック入力端子9の入力波形を示している。ク
ロック入力信号は周期が順次変化するものである。バイ
ナリィカウンタ35がリセット入力後、このクロックを受
け取ると4ビットのコードに変換する。これをインバー
タ35a、AND回路35bによって、43〜46の出力波形に変換
する。43は36aの端子の出力波形、44は36b端子の、45は
36c端子の、46は36d端子の出力波形をそれぞれ示してい
てそのパルス幅はそれぞれt3、t2、t1、t0である。これ
らのパルス幅は発熱要素の通電時間となり、過去の駆動
履歴と対応させた通電区間として発熱要素に付与され
る。
ロック入力信号は周期が順次変化するものである。バイ
ナリィカウンタ35がリセット入力後、このクロックを受
け取ると4ビットのコードに変換する。これをインバー
タ35a、AND回路35bによって、43〜46の出力波形に変換
する。43は36aの端子の出力波形、44は36b端子の、45は
36c端子の、46は36d端子の出力波形をそれぞれ示してい
てそのパルス幅はそれぞれt3、t2、t1、t0である。これ
らのパルス幅は発熱要素の通電時間となり、過去の駆動
履歴と対応させた通電区間として発熱要素に付与され
る。
第5図は本発明による駆動制御装置のサーマルヘッド
の通電方法を示す説明図であり、51、52、53は記憶回路
31、32、33内のデータをそれぞれ示し、51は現在の、52
は一つ前の回の、53は二つ前の回のデータを示してい
る。54〜58はヘッド駆動信号の出力波形を示していて、
54はH0端子の、57はH7端子の、58はH10端子の出力波形
をそれぞれ示している。
の通電方法を示す説明図であり、51、52、53は記憶回路
31、32、33内のデータをそれぞれ示し、51は現在の、52
は一つ前の回の、53は二つ前の回のデータを示してい
る。54〜58はヘッド駆動信号の出力波形を示していて、
54はH0端子の、57はH7端子の、58はH10端子の出力波形
をそれぞれ示している。
第5図では53が印刷開始時のデータとして示してい
る。通電初回に通電オンとドットは全ての通電区間が通
電される全通電時間が印加され、通電オフのドットはt1
区間が予熱パルスとして付与される。この予熱パルスは
サーマルヘッドの基板温度を高めるだけでドットを形成
することはない。
る。通電初回に通電オンとドットは全ての通電区間が通
電される全通電時間が印加され、通電オフのドットはt1
区間が予熱パルスとして付与される。この予熱パルスは
サーマルヘッドの基板温度を高めるだけでドットを形成
することはない。
一つ前のタイミングで自己の発熱要素の通電データが
オンであると斜線部で示したt3区間が削減され(出力波
形54に示す)、二つ前のタイミングで駆動データがある
とt2区間が削減され(出力波形57に示す)、これが連続
していると、 t3+t2区間が削減される(出力波形54に示す)。前回
の駆動結果で隣接した双方のドットが通電オンである時
はt1区間が削減される(出力波形56に示す)。そして全
ての削減しようとして比較されるデータがオンデータで
あって自己の現在のデータがオンの時は、t0区間のみが
通電オンとなる。逆に削減しようとして比較されるデー
タがオフデータで、かつ現在のデータがオフの時は予熱
パルスが与えられる。このような駆動データの比較と通
電区間の選択をゲート回路37が行なっている。
オンであると斜線部で示したt3区間が削減され(出力波
形54に示す)、二つ前のタイミングで駆動データがある
とt2区間が削減され(出力波形57に示す)、これが連続
していると、 t3+t2区間が削減される(出力波形54に示す)。前回
の駆動結果で隣接した双方のドットが通電オンである時
はt1区間が削減される(出力波形56に示す)。そして全
ての削減しようとして比較されるデータがオンデータで
あって自己の現在のデータがオンの時は、t0区間のみが
通電オンとなる。逆に削減しようとして比較されるデー
タがオフデータで、かつ現在のデータがオフの時は予熱
パルスが与えられる。このような駆動データの比較と通
電区間の選択をゲート回路37が行なっている。
ヘッド制御回路2はゲートアレイ化しワンチップとす
ることによってきわめて簡略な構成を有するサーマルプ
リンタを実現することが可能となる。これはサーマルプ
リンタを用いたターミナルプリンタばかりでなく、ポー
タブルワールドプロセッサなどの小型化指向の機器に組
み込む場合きわめて重要な要素である。
ることによってきわめて簡略な構成を有するサーマルプ
リンタを実現することが可能となる。これはサーマルプ
リンタを用いたターミナルプリンタばかりでなく、ポー
タブルワールドプロセッサなどの小型化指向の機器に組
み込む場合きわめて重要な要素である。
本実施例では一例として過去のデータを二回前まで記
憶する例で示したがこれを三回、四回として通電区間の
数を4回、5回と増加することが可能であり、このよう
にすることによって更にきめ細かな履歴制御を実現する
ことができる。
憶する例で示したがこれを三回、四回として通電区間の
数を4回、5回と増加することが可能であり、このよう
にすることによって更にきめ細かな履歴制御を実現する
ことができる。
第6図は本発明のサーマルプリンダの駆動装置の基準
値発生手段15のサーミスタ1bの温度Tと分圧点の電位Vt
との関係を示す特性図であり一例としてサーミスタの25
℃の基準値をRthとするとRth=50kΩ、抵抗器15bの抵抗
値Rk=25kΩの時の特性曲線61を示している。
値発生手段15のサーミスタ1bの温度Tと分圧点の電位Vt
との関係を示す特性図であり一例としてサーミスタの25
℃の基準値をRthとするとRth=50kΩ、抵抗器15bの抵抗
値Rk=25kΩの時の特性曲線61を示している。
A/Dコンバータは、本実施例では8ビットのバイナリ
ィコードを出力するものを用いている。A/Dコンバータ
はこの電位をディジタル量に変換し出力する。8ビット
で分解できる数は255であり最大検出電圧を4ボルト
[V]とすると1ステップで15.7mVの分解能が得られ
る。最大検出電圧はA/DコンバータのVmax設定端子を用
いて容易に設定することができる。
ィコードを出力するものを用いている。A/Dコンバータ
はこの電位をディジタル量に変換し出力する。8ビット
で分解できる数は255であり最大検出電圧を4ボルト
[V]とすると1ステップで15.7mVの分解能が得られ
る。最大検出電圧はA/DコンバータのVmax設定端子を用
いて容易に設定することができる。
特性曲線61は非直線のため電圧の区間毎に温度範囲が
若千異なっている。しかしCPU4ではこの電位をバイナリ
ィコードで検出する事によってサーマルヘッドの温度を
検知し、印刷モード等の印字条件に応じて最適な通電条
件を設定することが可能である。
若千異なっている。しかしCPU4ではこの電位をバイナリ
ィコードで検出する事によってサーマルヘッドの温度を
検知し、印刷モード等の印字条件に応じて最適な通電条
件を設定することが可能である。
第7図は本発明のサーマルプリンタの駆動装置のA/D
コンバータの出力コードと通電時間の基パルス幅との相
関を示す記憶手段内の第1のデータテーブルの説明図で
あり、サーミスタ温度テーブル71、Vt出力値テーブル7
2、A/Dコンバータの出力値すなわち基準値テーブル73、
基準パルス幅比テーブル74、基準パルス幅テーブル75、
基準パスル幅の規定値76からなる。
コンバータの出力コードと通電時間の基パルス幅との相
関を示す記憶手段内の第1のデータテーブルの説明図で
あり、サーミスタ温度テーブル71、Vt出力値テーブル7
2、A/Dコンバータの出力値すなわち基準値テーブル73、
基準パルス幅比テーブル74、基準パルス幅テーブル75、
基準パスル幅の規定値76からなる。
テーブル73とテーブル74の関係及び基準パルス幅の規
定値76がROM内に第1のデータテーブル77として格納さ
れる。このためCPUはA/Dコンバータの出力コードを基準
値として検知することによって、基準パルス幅を設定す
ることが可能となる。基準パルス幅TWは基準パルス幅の
規定値76と比から求めることになる。パルス幅の比の基
準値1.00は25℃の時を基準としている。
定値76がROM内に第1のデータテーブル77として格納さ
れる。このためCPUはA/Dコンバータの出力コードを基準
値として検知することによって、基準パルス幅を設定す
ることが可能となる。基準パルス幅TWは基準パルス幅の
規定値76と比から求めることになる。パルス幅の比の基
準値1.00は25℃の時を基準としている。
テーブル73はヘキサコードで記載されているが、ROM
内にはバイナリィコードで焼き付けられる 又、テーブルの精度は実際には温度のステップを更に
細分し、1℃単位程度にコードテーブル73と基準パルス
幅テーブル74をデータとして保有する。しかし、10℃単
位に保有してその間を直線と近似して補完することも可
能である。基準パルス幅の比の特性は実験によってプリ
ンタのサーマルヘッドの蓄熱特性に合わせ最適な特性を
もたせることができる。
内にはバイナリィコードで焼き付けられる 又、テーブルの精度は実際には温度のステップを更に
細分し、1℃単位程度にコードテーブル73と基準パルス
幅テーブル74をデータとして保有する。しかし、10℃単
位に保有してその間を直線と近似して補完することも可
能である。基準パルス幅の比の特性は実験によってプリ
ンタのサーマルヘッドの蓄熱特性に合わせ最適な特性を
もたせることができる。
サーミスタを包含したパルス発生回路を用いる方式で
はこの最適特性に回路の特性を合致させるのに大変な困
難をともなうのが一般的であるが、A/Dコンバータを用
いる方式では自由に温度特性カーブを選択できることが
わかる。
はこの最適特性に回路の特性を合致させるのに大変な困
難をともなうのが一般的であるが、A/Dコンバータを用
いる方式では自由に温度特性カーブを選択できることが
わかる。
第8図は通電区間の比の一例(第2のデータテーブ
ル)を示す説明図であり、81、82、83は印刷モードを、
84、85、86はそれぞれのモードの通電区間の比を示して
いる。
ル)を示す説明図であり、81、82、83は印刷モードを、
84、85、86はそれぞれのモードの通電区間の比を示して
いる。
通電区間の比は熱転写ワンタイム時のt0を基準パルス
幅として100で示している。インクリボンの種類や印刷
紙の種類などの印刷モードに応じてパルス幅の比を変え
てある。これらの基準比をROM12内に第3のデータテー
ブルとして設置し、印刷モードに応じて、基準値発生手
段15の出力値とこのROM内第1のデータテーブルと第2
のデータテーブル及び第3のデータテーブルの値とから
容易に各々の通電区間のパルス幅を求めることが可能と
なる。一例として、基準パルス幅TWのパルス幅がt0を示
し周囲温度が25℃とすれば、 t3=80×t0/100 となる。
幅として100で示している。インクリボンの種類や印刷
紙の種類などの印刷モードに応じてパルス幅の比を変え
てある。これらの基準比をROM12内に第3のデータテー
ブルとして設置し、印刷モードに応じて、基準値発生手
段15の出力値とこのROM内第1のデータテーブルと第2
のデータテーブル及び第3のデータテーブルの値とから
容易に各々の通電区間のパルス幅を求めることが可能と
なる。一例として、基準パルス幅TWのパルス幅がt0を示
し周囲温度が25℃とすれば、 t3=80×t0/100 となる。
このように基準パルス幅は主通電区間t0を求めるよう
な値とすることができるが、全通電時間を基準としてこ
れから通電区間の比によって分割して求めることもでき
る。
な値とすることができるが、全通電時間を基準としてこ
れから通電区間の比によって分割して求めることもでき
る。
印刷モードはここに掲げたのみならず、モノクローム
インクボンやカラーリボン更に、印字スピード等その組
合せは多い。
インクボンやカラーリボン更に、印字スピード等その組
合せは多い。
第9図は周囲温度によるパルス幅の補正係数を示す記
憶手段内の第2のデータテーブルを示す説明図であり、
25℃を1として、周囲温度に応じて第9図の補正係数を
乗ずることによってその時の基準パルス幅を求めること
ができる。例えば周囲温度が30℃なら周囲温度25℃の基
準パルス幅の比と30℃の補正係数から0.95×0.95で求め
られる。
憶手段内の第2のデータテーブルを示す説明図であり、
25℃を1として、周囲温度に応じて第9図の補正係数を
乗ずることによってその時の基準パルス幅を求めること
ができる。例えば周囲温度が30℃なら周囲温度25℃の基
準パルス幅の比と30℃の補正係数から0.95×0.95で求め
られる。
周囲温度の検知はヘッド温度を検知するA/Dコンバー
タを用い、前記休止時間検知手段によってヘッドの休止
時間が所定の時間を越えていた場合、印刷動作の直前に
検出したヘッド温度は周囲温度にほとんど近似される。
休止時間の所定値はサーマルヘッドの大きさによって差
があり、一般にシリアル型のサーマルヘッドでは3分か
ら5分程度でほとんど周囲温度に達する。しかしライン
型サーマルヘッドでは20分から30分近くかかるため、そ
のヘッドの大きさによって休止時間の所定値は設定する
必要がある。
タを用い、前記休止時間検知手段によってヘッドの休止
時間が所定の時間を越えていた場合、印刷動作の直前に
検出したヘッド温度は周囲温度にほとんど近似される。
休止時間の所定値はサーマルヘッドの大きさによって差
があり、一般にシリアル型のサーマルヘッドでは3分か
ら5分程度でほとんど周囲温度に達する。しかしライン
型サーマルヘッドでは20分から30分近くかかるため、そ
のヘッドの大きさによって休止時間の所定値は設定する
必要がある。
[動作] 第10図、第11図を用いて印刷動作について説明する。
第10図は本発明のサーマルプリンタの駆動制御装置の
印刷動作のフローチャート図である。
印刷動作のフローチャート図である。
印刷の開始に先立って、休止時間検知手段によって電
源投入後の最初の印刷か(ステップ101)それとも前回
の印刷から充分時間が経過しているか検知する。(ステ
ップ102) もし最初の印刷であったり休止時間が充分の場合は前
記A/Dコンバータを作動し周囲温度を検知する。(ステ
ップ103) 周囲温度から先ずパルス幅の補正値を第2のデータテ
ーブルから求めRAMの所定番地に格納する。最初の印刷
でない場合はこの値を更新する。(ステップ104) これ以降、所定周期ごとにヘッド温度を検出しながら
サーマルヘッドを駆動する。(ステップ105、ステップ1
06) 基準値発生手段15の出力値とこのROM内第1のデータ
テーブルと第2のデータテーブルの値から求めた補正値
とから容易に各々の通電区間のパルス幅を求めるこのが
可能となる。
源投入後の最初の印刷か(ステップ101)それとも前回
の印刷から充分時間が経過しているか検知する。(ステ
ップ102) もし最初の印刷であったり休止時間が充分の場合は前
記A/Dコンバータを作動し周囲温度を検知する。(ステ
ップ103) 周囲温度から先ずパルス幅の補正値を第2のデータテ
ーブルから求めRAMの所定番地に格納する。最初の印刷
でない場合はこの値を更新する。(ステップ104) これ以降、所定周期ごとにヘッド温度を検出しながら
サーマルヘッドを駆動する。(ステップ105、ステップ1
06) 基準値発生手段15の出力値とこのROM内第1のデータ
テーブルと第2のデータテーブルの値から求めた補正値
とから容易に各々の通電区間のパルス幅を求めるこのが
可能となる。
第11図はヘッド駆動時のタイミングを示す説明図であ
り、以下に詳述する。T0、T1、T2は通電周期を示し、通
電周期決定用のタイマーによって定められ、通電周期の
他、ヘッドを移送するステップモータ等(図示せず)の
基本クロックともなっている。
り、以下に詳述する。T0、T1、T2は通電周期を示し、通
電周期決定用のタイマーによって定められ、通電周期の
他、ヘッドを移送するステップモータ等(図示せず)の
基本クロックともなっている。
通電周期に同期して基準値発生手段15をアクセスし、
A/Dコンバータの出力コードを検知する。第1のデータ
テーブルを参照しサーマルヘッドの温度に応じた基準パ
ルス幅TWを求め、更に印刷動作の最初に求めた周囲温度
の補正係数を乗じ第3のデータテーブルを参照し各通電
区間t0、t1……tnを演算する。次のタイミング周期でこ
れに応じた発熱要素への主通電区間及び副通電区間のパ
ルス幅値をCPU内蔵のタイマー回路14a、14bを交互に用
いてカウントし、この出力時間に同期してHCUの所定ア
ドレスをアクセスすることによって周期信号として出力
する。一例としてタイマー回路14aにt3をセットした後
タイマー回路14aが作動中にタイマー回路14bにt2をセッ
トしタイマー回路14aのカウント動作が終了したらタイ
マー回路14bを起動しタイマー回路14bにt1をセットする
といった手順である。タイマー回路をこのように複数個
用いることによって精度の高い時間が得られCPUの処理
速度に影響されず正確な通電制御か可能となる。更にタ
イマー出力の処理も遅延時間が最小となるようCPUの内
部割り込み機能を用いている。こようにタイマー回路を
複数装備したCPU4は通電区間データ出力手段を兼ねてい
ることになる。パルス幅TWの読み取りはヘッドの駆動の
所定周期ごとに行ない、時々刻々と変わるサーマルヘッ
ドの温度に対応させることによって蓄熱を防止し良好な
印字品質を実現できる。
A/Dコンバータの出力コードを検知する。第1のデータ
テーブルを参照しサーマルヘッドの温度に応じた基準パ
ルス幅TWを求め、更に印刷動作の最初に求めた周囲温度
の補正係数を乗じ第3のデータテーブルを参照し各通電
区間t0、t1……tnを演算する。次のタイミング周期でこ
れに応じた発熱要素への主通電区間及び副通電区間のパ
ルス幅値をCPU内蔵のタイマー回路14a、14bを交互に用
いてカウントし、この出力時間に同期してHCUの所定ア
ドレスをアクセスすることによって周期信号として出力
する。一例としてタイマー回路14aにt3をセットした後
タイマー回路14aが作動中にタイマー回路14bにt2をセッ
トしタイマー回路14aのカウント動作が終了したらタイ
マー回路14bを起動しタイマー回路14bにt1をセットする
といった手順である。タイマー回路をこのように複数個
用いることによって精度の高い時間が得られCPUの処理
速度に影響されず正確な通電制御か可能となる。更にタ
イマー出力の処理も遅延時間が最小となるようCPUの内
部割り込み機能を用いている。こようにタイマー回路を
複数装備したCPU4は通電区間データ出力手段を兼ねてい
ることになる。パルス幅TWの読み取りはヘッドの駆動の
所定周期ごとに行ない、時々刻々と変わるサーマルヘッ
ドの温度に対応させることによって蓄熱を防止し良好な
印字品質を実現できる。
印字動作中は基本的に1ドット周期毎にA/Dコンバー
タを作動しサーマルヘッドの温度を検知することによっ
て、パルス幅をこの時の最適値に設定することができ
る。しかしながら印字スピードの遅い低速印刷モードで
は、サーマルヘッドの温度上昇はそれほど急激でないた
め1ドット周期でなくてもよい。又、CPU4は、インクリ
ボンの種類や紙の種類に応じて、全通電時間、通電区間
の幅を便宣可変して通電信号を出力するため、これらの
印字のモードに対応したデータテーブルを読みだし周期
信号に変換して出力する。
タを作動しサーマルヘッドの温度を検知することによっ
て、パルス幅をこの時の最適値に設定することができ
る。しかしながら印字スピードの遅い低速印刷モードで
は、サーマルヘッドの温度上昇はそれほど急激でないた
め1ドット周期でなくてもよい。又、CPU4は、インクリ
ボンの種類や紙の種類に応じて、全通電時間、通電区間
の幅を便宣可変して通電信号を出力するため、これらの
印字のモードに対応したデータテーブルを読みだし周期
信号に変換して出力する。
本実例によればA/Dコンバータによって検知した基準
値から基準パルス幅を求め所定の比率で演算することに
よって容易に通電区間の値を求めることができる。
値から基準パルス幅を求め所定の比率で演算することに
よって容易に通電区間の値を求めることができる。
本実施例では休止時間検知手段をワンショットタイマ
ーで説明したがCPUの内臓タイマーを用いてもよい。
ーで説明したがCPUの内臓タイマーを用いてもよい。
CPUを中心とする通電区間データ出力手段と通電区間
パルス発生手段34とによって通電区間信号発生手段を構
成している。
パルス発生手段34とによって通電区間信号発生手段を構
成している。
本発明によれば、周囲温度の広い範囲にわたって、サ
ーマルプリンタの印字品質を向上させることが可能であ
り、きわめて有用なサーマルプリンタを提供できる。
ーマルプリンタの印字品質を向上させることが可能であ
り、きわめて有用なサーマルプリンタを提供できる。
周囲温度とサーマルヘッドの温度を検出することによ
って、サーマルヘッドのさらなる高速駆動が実現可能と
なり、印刷の高速化に対応できた。
って、サーマルヘッドのさらなる高速駆動が実現可能と
なり、印刷の高速化に対応できた。
サーミスタを2個配置することなく周囲温度の検知が
可能であり、熱転写のインクリボンの違いによる印字特
性の差を充分考慮したきめ細かな制御が可能となり、カ
ラーリボンやマルチタイムリボンといった様々なインク
リボンを一機種で対応可能となる。
可能であり、熱転写のインクリボンの違いによる印字特
性の差を充分考慮したきめ細かな制御が可能となり、カ
ラーリボンやマルチタイムリボンといった様々なインク
リボンを一機種で対応可能となる。
以上詳述したごとく本発明によるサーマルプリンタの
駆動制御装置は、発熱要素を用いて印刷する如きあらゆ
るタイプのプリンタに応用が可能でありきわめて有益な
ものである。
駆動制御装置は、発熱要素を用いて印刷する如きあらゆ
るタイプのプリンタに応用が可能でありきわめて有益な
ものである。
ROM内のテーブルを参照することによって実質的にサ
ーマルヘッドの温度をリアルタイムで検知していること
になり、極めて制度の高い熱制御が可能となる。
ーマルヘッドの温度をリアルタイムで検知していること
になり、極めて制度の高い熱制御が可能となる。
以上詳述したごとく本発明によるサーマルプリンタの
駆動制御装置は、発熱要素を用いて印刷する如きあらゆ
るタイプのプリンタに応用が可能でありきわめて有益な
ものである。
駆動制御装置は、発熱要素を用いて印刷する如きあらゆ
るタイプのプリンタに応用が可能でありきわめて有益な
ものである。
第1図は本発明によるサーマルプリンタの駆動制御装置
を用いたターミナルプリンタの一実施例の構成を示す略
図。 第2図は本発明の駆動制御装置のヘッド制御回路HCU3の
詳細回路図。 第3図は本発明のヘッド制御回路のアドレスデータと機
能の関係を示す説明図。 第4図は本発明の駆動制御装置の通電区間パルス発生回
路の入出力波形を示す説明図。 第5図は本発明の駆動制御装置のサーマルヘッドへの通
電方法を示す説明図。 第6図は本発明のサーマルプリンタの駆動装置の基準値
発生手段15のサーミスタ1bの温度Tと分圧点の電位Vtと
の関係を示す特性図。 第7図は本発明のサーマルプリンタの駆動装置のVtの出
力値とA/Dコンバータの出力値と通電時間の基準パルス
幅との相関を示す説明図。 第8図は本発明の駆動制御装置の通電区間の比の一例を
示す説明図。 第9図は周囲温度によるパルス幅の補正係数を示す記憶
手段内の第2のデータテーブルを示す説明図。 第10図は本発明のサーマルプリンタの駆動制御装置の印
刷動作のフローチャート図。 第11図はヘッド駆動時のタイミングを示す説明図。 第12図は周囲温度の変化とサーマルヘッドの温度変化に
対する通電パルス幅の関係を示す特性図。 1……サーマルヘッド 1b……サーミスタ 2……ヘッドドライブ回路 31、32、33……記憶回路 4……CPU 15……基準値発生手段 19……休止時間検知手段 14a、14b……タイマー回路 34……区間パルス発生回路 37……ゲート回路 77……第1のデータテーブル 84、85、86……第2のデータテーブル
を用いたターミナルプリンタの一実施例の構成を示す略
図。 第2図は本発明の駆動制御装置のヘッド制御回路HCU3の
詳細回路図。 第3図は本発明のヘッド制御回路のアドレスデータと機
能の関係を示す説明図。 第4図は本発明の駆動制御装置の通電区間パルス発生回
路の入出力波形を示す説明図。 第5図は本発明の駆動制御装置のサーマルヘッドへの通
電方法を示す説明図。 第6図は本発明のサーマルプリンタの駆動装置の基準値
発生手段15のサーミスタ1bの温度Tと分圧点の電位Vtと
の関係を示す特性図。 第7図は本発明のサーマルプリンタの駆動装置のVtの出
力値とA/Dコンバータの出力値と通電時間の基準パルス
幅との相関を示す説明図。 第8図は本発明の駆動制御装置の通電区間の比の一例を
示す説明図。 第9図は周囲温度によるパルス幅の補正係数を示す記憶
手段内の第2のデータテーブルを示す説明図。 第10図は本発明のサーマルプリンタの駆動制御装置の印
刷動作のフローチャート図。 第11図はヘッド駆動時のタイミングを示す説明図。 第12図は周囲温度の変化とサーマルヘッドの温度変化に
対する通電パルス幅の関係を示す特性図。 1……サーマルヘッド 1b……サーミスタ 2……ヘッドドライブ回路 31、32、33……記憶回路 4……CPU 15……基準値発生手段 19……休止時間検知手段 14a、14b……タイマー回路 34……区間パルス発生回路 37……ゲート回路 77……第1のデータテーブル 84、85、86……第2のデータテーブル
Claims (3)
- 【請求項1】複数の発熱要素を搭載したサーマルヘッド
の基材温度もしくは放熱板温度を検出しこれに応じて前
記サーマルヘッドの印加エネルギを制御し、更に周囲温
度による印加エネルギの補正を行なうごときサーマルプ
リンタに於いて、 前記サーマルヘッドの基材もしくは放熱板に接触配置さ
れた感熱抵抗素子と、 該感熱抵抗素子の抵抗値変化を検出し前記サーマルヘッ
ドの基材もしくは放熱板温度を検知するヘッド温度検知
手段と、 前記サーマルヘッドの駆動休止時間が所定の時間を越え
たかどうか検出する時間検知手段と該時間検知手段を有
し、検知結果が所定の時間を越えていた場合、前記サー
マルヘッドの温度をその周囲温度と認識する周囲温度検
知手段と、 印刷動作中、前記ヘッド温度検知手段を作動し検知した
ヘッド温度に応じた印加エネルギで前記サーマルヘッド
の発熱要素を駆動制御する制御手段と、 前記周囲温度検知手段の検知結果に基づいて前記サーマ
ルヘッドの発熱要素への印加エネルギを補正する補正制
御手段とを有し、 所定の印刷単位の印刷動作に先立って前記周囲温度検知
手段を作動し、以降所定の印刷動作中前記ヘッド温度検
知手段を作動し周囲温度とヘッド温度に応じて発熱要素
の印加エネルギを制御することを特徴とするサーマルプ
リンタの駆動制御装置。 - 【請求項2】前記発熱要素の駆動履歴を少なくとも過去
2回以上を記憶し、この記憶結果に基づいて前記発熱要
素のそれぞれの通電時間を制御しながら印刷する如きサ
ーマルプリンタの駆動制御装置に於いて、 a、前記発熱要素の現在及び過去の駆動データを記憶す
る記憶回路と、 b、該記憶回路に接続された任意の発熱要素の通電時間
を現在の駆動データを出力するための主通電区間と過去
の駆動データに対応する複数の副通電区間とに分割して
出力するゲート回路と、 c、前記サーマルヘッドの温度もしくはその放熱板温度
を検出する感熱抵抗素子と、 d、該感熱抵抗素子の抵抗器との分圧点の電位を検出す
るA/Dコンバータを有し前記発熱要素への通電時間の基
準値を発生する基準値発生手段と、 e、前記時間検知手段と前記基準値発生手段とから前記
基準値を周囲温度の補正基準値として認識する補正値検
知手段と、 f、前記基準値と前記主通電区間のパルス幅と前記副通
電区間のパルス幅との関係をデータテーブルにして記憶
する記憶手段と、 g、該補正値検知手段の補正基準値と前記パルス幅の増
減率との関係をデータテーブルにして記憶する記憶手段
と、 h、前記基準値と前記補正基準値の検知結果に基づいて
前記ゲート回路に前記複数の通電区間を設定するため前
記データテーブルを参照し各通電区間のパルス幅を求め
通電区間信号として前記ゲート回路に与える通電区間信
号発生手段と、 i、前記ゲート回路の出力信号に応答し、前記発熱要素
への通電をオンオフするヘッドドライブ回路とを有する
ことを特徴とするサーマルプリンタの駆動制御装置。 - 【請求項3】複数の発熱要素を搭載したサーマルヘッド
の基材温度もしくは放熱板温度を検出しこれに応じて前
記サーマルヘッドの印加エネルギを制御する如きサーマ
ルプリンタに於いて、前記サーマルヘッドの基材温度も
しくは放熱板に接触配置された感熱抵抗素子と、所定の
印刷単位の印刷動作に先だって前記感熱抵抗素子を用い
てその温度を検出しこれを周囲温度として格納する記憶
手段と、所定の印字動作中に前記感熱抵抗素子を用いて
前記サーマルヘッドそれ自体の温度を検知し前記格納さ
れた周囲温度とサーマルヘッドの温度から前記サーマル
ヘッドへの印加エネルギを決定する手段とを有し、周囲
温度とサーマルヘッドの温度を単一の感熱抵抗素子にて
検出し、それらの温度条件に最適な印加エネルギで前記
発熱要素を制御することを特徴とするサーマルプリンタ
の駆動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18754090A JP2562379B2 (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | サーマルプリンタの駆動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18754090A JP2562379B2 (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | サーマルプリンタの駆動制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0473167A JPH0473167A (ja) | 1992-03-09 |
JP2562379B2 true JP2562379B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=16207877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18754090A Expired - Fee Related JP2562379B2 (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | サーマルプリンタの駆動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2562379B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5995550B2 (ja) * | 2012-06-27 | 2016-09-21 | キヤノン株式会社 | サーマルプリンタ |
-
1990
- 1990-07-16 JP JP18754090A patent/JP2562379B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0473167A (ja) | 1992-03-09 |
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