JPH0767490B2 - 医療用注入機器 - Google Patents
医療用注入機器Info
- Publication number
- JPH0767490B2 JPH0767490B2 JP3136971A JP13697191A JPH0767490B2 JP H0767490 B2 JPH0767490 B2 JP H0767490B2 JP 3136971 A JP3136971 A JP 3136971A JP 13697191 A JP13697191 A JP 13697191A JP H0767490 B2 JPH0767490 B2 JP H0767490B2
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- syringe
- medical infusion
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、造影剤や薬液の注入を
自動的に行う医療用注入機器に関するものである。
自動的に行う医療用注入機器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２はこの種の医療用注入機器の構成の
概略を示す斜視図で、図において、１１は造影剤や薬液
が充填されるシリンジ、１２はこのシリンジ１１のピス
トン桿を押圧するシリンジ駆動機構、１３はコントロー
ル装置、１４はハンドスイッチ、１５はフットスイッ
チ、１６はディスプレイ装置、１７はスタンドを示す。
概略を示す斜視図で、図において、１１は造影剤や薬液
が充填されるシリンジ、１２はこのシリンジ１１のピス
トン桿を押圧するシリンジ駆動機構、１３はコントロー
ル装置、１４はハンドスイッチ、１５はフットスイッ
チ、１６はディスプレイ装置、１７はスタンドを示す。
【０００３】また、図１は本発明の一実施例を示す断面
図であるが、１のモータを除いて、従来の技術と同様で
あり、図１を用いて従来の技術を説明する。図１は、図
２に示すシリンジ駆動機構１２の構成を示す断面図で、
図において、図２と同一符号は同一又は相当部分を示
し、１はモータで、例えばステッピングモータ等の磁気
モータが使用されている。２はギア等を組み合わせた回
転伝達機構、３は回転部材で、この回転部材３の外周に
はネジ部３ａが形成されている。
図であるが、１のモータを除いて、従来の技術と同様で
あり、図１を用いて従来の技術を説明する。図１は、図
２に示すシリンジ駆動機構１２の構成を示す断面図で、
図において、図２と同一符号は同一又は相当部分を示
し、１はモータで、例えばステッピングモータ等の磁気
モータが使用されている。２はギア等を組み合わせた回
転伝達機構、３は回転部材で、この回転部材３の外周に
はネジ部３ａが形成されている。
【０００４】４はネジ部３ａと係合するナット部で形成
された摺動部材、５は摺動部材４に固定されたアクチュ
エータ、６はシリンジ１１を固定させておくシリンジホ
ルダを示す。
された摺動部材、５は摺動部材４に固定されたアクチュ
エータ、６はシリンジ１１を固定させておくシリンジホ
ルダを示す。
【０００５】次に動作について説明する。図２に示すコ
ントロール装置１３からの制御信号により、モータ１へ
通電が行われモータ１が回転し、この回転が回転伝達機
構２を介して回転部材３へ伝えられ、ネジ３ａが図面の
矢印Ａに示す方向に回転する。回転部材３が回転する
と、ネジ３ａと係合する摺動部材４が水平方向に摺動
し、この摺動部材４に固定されたアクチュエータ５が図
面の矢印Ｂの方向（水平方向）に摺動する。
ントロール装置１３からの制御信号により、モータ１へ
通電が行われモータ１が回転し、この回転が回転伝達機
構２を介して回転部材３へ伝えられ、ネジ３ａが図面の
矢印Ａに示す方向に回転する。回転部材３が回転する
と、ネジ３ａと係合する摺動部材４が水平方向に摺動
し、この摺動部材４に固定されたアクチュエータ５が図
面の矢印Ｂの方向（水平方向）に摺動する。
【０００６】そして、アクチュエータ５がシリンジホル
ダ６で固定されたシリンジ１１のピストン桿１１ａを、
図面の矢印Ｃの方向に押圧し、ピストン桿１１ａが押さ
れることにより、シリンジ１１内の薬液が加圧されて、
このシリンジ１１の先端に接続されたカテーテル等（図
示せず）へ押し出される。
ダ６で固定されたシリンジ１１のピストン桿１１ａを、
図面の矢印Ｃの方向に押圧し、ピストン桿１１ａが押さ
れることにより、シリンジ１１内の薬液が加圧されて、
このシリンジ１１の先端に接続されたカテーテル等（図
示せず）へ押し出される。
【０００７】なお、図１ではピストン桿１１ａとアクチ
ュエータ５の先端５ａとは、単に接触して押圧するよう
に描かれているが、実際にはシリンジホルダ６へシリン
ジ１１をセットすることでピストン桿１１ａとアクチュ
エータ先端５ａとが嵌合し、モータ１を逆回転させるこ
とでピストン桿１１ａを引っ張ることができ、造影剤や
薬液をシリンジ１１内へ充填する動作も自動で行うこと
ができるようになっている。
ュエータ５の先端５ａとは、単に接触して押圧するよう
に描かれているが、実際にはシリンジホルダ６へシリン
ジ１１をセットすることでピストン桿１１ａとアクチュ
エータ先端５ａとが嵌合し、モータ１を逆回転させるこ
とでピストン桿１１ａを引っ張ることができ、造影剤や
薬液をシリンジ１１内へ充填する動作も自動で行うこと
ができるようになっている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の医療用注入機器は発生する磁場による障害
を考慮していない点にある。例えば、最近の診断や治療
にはＭＲＩ(Magnetic Resonance Imagi)が良く用いられ
るが、ＭＲＩ用造影剤をこの医療用注入機器を用いて人
体に注入し、断層画像の観察を行おうとしても、磁気モ
ータが発生する磁場や各部を構成する鉄などの磁性体に
より画像が乱れてしまう障害が発生し、ＭＲＩ等の磁気
を利用する機器と併用できないという問題点があった。
点は、従来の医療用注入機器は発生する磁場による障害
を考慮していない点にある。例えば、最近の診断や治療
にはＭＲＩ(Magnetic Resonance Imagi)が良く用いられ
るが、ＭＲＩ用造影剤をこの医療用注入機器を用いて人
体に注入し、断層画像の観察を行おうとしても、磁気モ
ータが発生する磁場や各部を構成する鉄などの磁性体に
より画像が乱れてしまう障害が発生し、ＭＲＩ等の磁気
を利用する機器と併用できないという問題点があった。
【０００９】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたもので、ＭＲＩ等の磁気を利用する機器と併用して
も磁場の発生や磁力線の遮断による障害を生じることの
ない医療用注入機器を得ることを目的としている。
れたもので、ＭＲＩ等の磁気を利用する機器と併用して
も磁場の発生や磁力線の遮断による障害を生じることの
ない医療用注入機器を得ることを目的としている。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる医療用注
入機器は、全体を非磁性体で構成し、駆動モータに磁気
モータ以外の磁場を発生しないモータ、例えば圧電素子
を利用した超音波モータを用いたことを最も主要な特徴
としている。
入機器は、全体を非磁性体で構成し、駆動モータに磁気
モータ以外の磁場を発生しないモータ、例えば圧電素子
を利用した超音波モータを用いたことを最も主要な特徴
としている。
【００１１】
【作用】本発明においては、全体を非磁性体で構成し、
駆動モータに磁気モータ以外の磁場を発生しないモー
タ、例えば超音波モータを使用することにより、ＭＲＩ
などの磁気を利用する機器と併用しても磁場や磁力線に
よる障害を防止できる。
駆動モータに磁気モータ以外の磁場を発生しないモー
タ、例えば超音波モータを使用することにより、ＭＲＩ
などの磁気を利用する機器と併用しても磁場や磁力線に
よる障害を防止できる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図１は本発明の一実施例を示す断面図で、図にお
いて、図２と同一符号は同一又は相当部分を示し、１は
モータで、本発明では使用されるモータに磁気モータ以
外の磁場を発生しないモータ、例えば超音波モータが用
いられる。また、コントロール装置１３を除くシリンジ
駆動機構１２，ハンドスイッチ１４，フットスイッチ１
５，ディスプレイ装置１６，スタンド１７は、それぞ
れ、ステンレス，アルミニューム，プラスチックなどの
非磁性体素材を用いて構成されている。
する。図１は本発明の一実施例を示す断面図で、図にお
いて、図２と同一符号は同一又は相当部分を示し、１は
モータで、本発明では使用されるモータに磁気モータ以
外の磁場を発生しないモータ、例えば超音波モータが用
いられる。また、コントロール装置１３を除くシリンジ
駆動機構１２，ハンドスイッチ１４，フットスイッチ１
５，ディスプレイ装置１６，スタンド１７は、それぞ
れ、ステンレス，アルミニューム，プラスチックなどの
非磁性体素材を用いて構成されている。
【００１３】次に超音波モータについて説明する。超音
波モータはピエゾ素子などの圧電素子が通電されること
による圧電素子から発生する超音波振動で、弾性体を固
有の振動数で振動させてこの弾性体を連続的に進行させ
る技術を利用したもので、圧電素子と弾性体とを張り合
わせ、リング状にした回転型モータや、直線状にしたリ
ニア型超音波モータなどがある。そして、この超音波モ
ータは、低速，高トルクが得られる等の特徴を有すると
共に、磁気作用を原理としていないため、磁場の影響を
周りに与えないと同時に、磁場の影響を受けないという
特徴を持っている。従って、ＭＲＩ等の磁気を利用する
機器と併用しても、磁力線による障害が発生しない。
波モータはピエゾ素子などの圧電素子が通電されること
による圧電素子から発生する超音波振動で、弾性体を固
有の振動数で振動させてこの弾性体を連続的に進行させ
る技術を利用したもので、圧電素子と弾性体とを張り合
わせ、リング状にした回転型モータや、直線状にしたリ
ニア型超音波モータなどがある。そして、この超音波モ
ータは、低速，高トルクが得られる等の特徴を有すると
共に、磁気作用を原理としていないため、磁場の影響を
周りに与えないと同時に、磁場の影響を受けないという
特徴を持っている。従って、ＭＲＩ等の磁気を利用する
機器と併用しても、磁力線による障害が発生しない。
【００１４】例えばＭＲＩでの診断は、造影剤の注入速
度の正確なコントロールが必要であり、注入速度や注入
量を機械的にコントロールでき、しかも遠隔操作が行え
る医療用注入機器の使用が望まれるが、従来の医療用注
入機器は磁場による障害などが全く考慮されていなかっ
たため、このような場合に使用できなかった。本発明
は、これを解決している。なお、図１に示す実施例は、
駆動モータとして回転型超音波モータを使用している
が、リニア型超音波モータを使用すれば、回転伝達機構
２を省略できる。
度の正確なコントロールが必要であり、注入速度や注入
量を機械的にコントロールでき、しかも遠隔操作が行え
る医療用注入機器の使用が望まれるが、従来の医療用注
入機器は磁場による障害などが全く考慮されていなかっ
たため、このような場合に使用できなかった。本発明
は、これを解決している。なお、図１に示す実施例は、
駆動モータとして回転型超音波モータを使用している
が、リニア型超音波モータを使用すれば、回転伝達機構
２を省略できる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように本発明の医療用注入
機器は、全体を非磁性体で構成し、駆動モータに磁気モ
ータ以外の磁力線を発生しないモータ、例えば超音波モ
ータを使用することにより、ＭＲＩなどの磁気を利用す
る機器と併用して使用でき、従来では磁気による障害の
ため行えなかった造影などにも医療用注入機器を用いる
ことを可能とした等の利点がある。
機器は、全体を非磁性体で構成し、駆動モータに磁気モ
ータ以外の磁力線を発生しないモータ、例えば超音波モ
ータを使用することにより、ＭＲＩなどの磁気を利用す
る機器と併用して使用でき、従来では磁気による障害の
ため行えなかった造影などにも医療用注入機器を用いる
ことを可能とした等の利点がある。
【図１】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図２】医療用注入機器全体の構成の概略を示す斜視図
である。
である。
１ モータ ２ 回転伝達機構 ３ 回転部材 ４ 摺動部材 ５ アクチュエータ ６ シリンジホルダ １１ シリンジ １２ シリンジ駆動機構
Claims (1)
- 【請求項１】 全体を非磁性体で構成し、駆動モータに
磁気モータ以外の磁場を発生しないモータ、例えば圧電
素子を利用した超音波モータを用いたことを特徴とする
医療用注入機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3136971A JPH0767490B2 (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | 医療用注入機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3136971A JPH0767490B2 (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | 医療用注入機器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0584296A JPH0584296A (ja) | 1993-04-06 |
| JPH0767490B2 true JPH0767490B2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=15187760
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3136971A Expired - Lifetime JPH0767490B2 (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | 医療用注入機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0767490B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000041819A1 (fr) * | 1997-06-23 | 2000-07-20 | Takachi, Ken | Distributeur |
| JP2011000183A (ja) * | 2009-06-16 | 2011-01-06 | Nippon Medical School | 薬液注入装置 |
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|---|---|---|---|---|
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| JP2003290348A (ja) * | 2002-01-30 | 2003-10-14 | Nemoto Kyorindo:Kk | Ｍｒｉ対応注入装置 |
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| JP4907738B1 (ja) | 2011-06-14 | 2012-04-04 | 株式会社根本杏林堂 | 注入機器及び超音波モータの制御方法 |
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1991
- 1991-05-14 JP JP3136971A patent/JPH0767490B2/ja not_active Expired - Lifetime
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|---|---|
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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