JPH075220U - 通信ケーブル - Google Patents
通信ケーブルInfo
- Publication number
- JPH075220U JPH075220U JP3264193U JP3264193U JPH075220U JP H075220 U JPH075220 U JP H075220U JP 3264193 U JP3264193 U JP 3264193U JP 3264193 U JP3264193 U JP 3264193U JP H075220 U JPH075220 U JP H075220U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- bar code
- cable core
- code symbol
- core wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Communication Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】通信ケーブルのケーブル心線を機械的手段によ
って個別的かつ誤動作なく識別することができる通信ケ
ーブルの提供。 【構成】ケーブル心線2それぞれにケーブル心線外周面
の円周方向ほぼ半分を覆うバーコード記号標示部6を複
数設け、これらバーコード記号標示部6をケーブル心線
2の軸方向に沿って所定間隔をあけ、かつケーブル心線
2の径方向線対称位置に互い違いに配設した通信ケーブ
ル。
って個別的かつ誤動作なく識別することができる通信ケ
ーブルの提供。 【構成】ケーブル心線2それぞれにケーブル心線外周面
の円周方向ほぼ半分を覆うバーコード記号標示部6を複
数設け、これらバーコード記号標示部6をケーブル心線
2の軸方向に沿って所定間隔をあけ、かつケーブル心線
2の径方向線対称位置に互い違いに配設した通信ケーブ
ル。
Description
【0001】
本考案は、複数のケーブル心線を束ねて構成した通信ケーブルに関する。
【0002】
従来から、複数のケーブル心線を束ねて構成した通信ケーブルにおいては、該 通信ケーブルと他の部材とを接続する際におけるケーブル心線の識別を容易にす るために、各ケーブル心線を被覆する被膜に彩色を施すことが行われている。つ まり、ケーブル心線はカラーコード化されている。通常、彩色される色は(青, 黄,緑,赤,紫,白,茶,黒)といったような8色等からなっており、ケーブル心線の 数が彩色数以上である場合は、所定本数毎にケーブル心線を束ねるとともに束ね た心線ユニットを彩色したユニット粗巻テープでさらに覆い、この心線ユニット の色ないし番号とケーブル心線の色との組み合わせで各ケーブル心線を個別的に 識別するようになっていた。
【0003】 ところで、昨今の通信装置の高度化に伴って通信ケーブルによって伝達される 情報量が増えており、そのために通信ケーブルを構成する心線の数も増大してい る。そのため、通信ケーブルの接続作業においては、ケーブル心線数の増大につ れて作業者の目視によって各ケーブル心線を識別することが困難になってきてお り、ケーブル心線数の多い通信ケーブルの接続には、色センサを用いた心線識別 装置を用いることが試みられている。
【0004】
しかしながら、上記した心線識別装置による心線識別作業には次のような問題 があった。すなわち、色センサそのものの識別精度が高いとはいえず、識別間違 いを起こす可能性がある。また、心線識別装置は色毎に心線を識別しているだけ であって、一本一本のケーブル心線を個別的に識別しているわけではなく、心線 識別装置が識別したケーブル心線の色とその心線が含まれる心線ユニットの色等 との組み合わせによって、心線識別装置が、あるいは作業者自身がケーブル心線 の個別的な識別を行う必要があり、機械的な識別手段としては完全なものとはい えなかった。
【0005】 したがって、本考案においては、通信ケーブルのケーブル心線を機械的手段に よって個別的かつ誤動作なく識別することができる通信ケーブルの提供を目的と している。
【0006】
このような目的を達成するために、本考案の通信ケーブルは、ケーブル心線そ れぞれにケーブル心線外周面の円周方向ほぼ半分を覆うバーコード記号標示部を 複数設け、これらバーコード記号標示部をケーブル心線の軸方向に沿って所定間 隔をあけかつケーブル心線の径方向線対称位置に互い違いに配設したことに特徴 を有している。
【0007】
上記構成によれば、心線毎に識別可能な情報を各バーコード記号標示部に刷り 込んでおけば、このバーコード記号標示部から情報を読み取る機械的手段との組 み合わせにより、各心線を個別的に識別することができるようになる。
【0008】 また、バーコード記号標示部へは印刷技術等を応用して確実に情報を刷り込む ことができるうえ、バーコード記号標示部からの情報読み取りも光学的手段等に より確実に行うことできる。そのため、バーコード記号標示部からの情報読み取 りを誤動作なく行える。
【0009】 さらには、バーコード記号標示部をケーブル心線外周面の円周方向ほぼ半分を 覆うとともに各ケーブル心線の軸方向に沿って所定間隔をあけ、かつケーブル心 線の径方向線対称位置に互い違いに配設しているので、ケーブル心線の外側ほぼ どこからでも、バーコード記号標示部を読み取ることができる。
【0010】
以下、本考案の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1は本考案の一 実施例の通信ケーブルの全体構造を示す側面図、図2はケーブル心線を拡大した 側面図、図3はケーブル心線の断面図である。
【0011】 この通信ケーブル1は内部に多数のケーブル心線2,…を備えている。各ケー ブル心線2の被膜にはそれぞれ従来と同様の彩色が施されている。すなわち、各 ケーブル心線2はカラーコード化されている。ケーブル心線2はユニット粗巻テ ープ3により複数本束ねられて心線ユニット4を構成している。各心線ユニット 4の粗巻テープ3にも彩色が施されており、カラーコード化しててる。心線ユニ ット4はさらには複数本束ねられて外部被覆5に覆われている。なお、ケーブル 心線数が多い場合は、心線ユニット4をさらに複数本束ねて心線ユニット集合体 を構成するとともに、このようにして構成した心線ユニット集合体をさらには複 数本束ねて通信ケーブルを構成する。なお、この場合、心線ユニット集合体にも 彩色を施してカラーコード化する。
【0012】 各ケーブル心線2はその外周面にバーコード記号標示部6を備えている。バー コード記号標示部6は図2に示すように、ケーブル心線2外周面の円周方向ほぼ 半分を覆う大きさを備えており、中央部にバーコード記号7が印刷形成されてい る。このバーコード記号7には、各ケーブル心線2を個別的に識別する情報が刷 り込まれている。バーコード記号標示部6は白色下地8の上にバーコード記号7 を印刷形成して構成されている。これは白色下地8を備えたほうがバーコード記 号標示部6の有無を判別しやすく、さらには、バーコード記号7の読み取りが行 いやすくなるためである。なお、ケーブル心線2の彩色が白色の場合はその効果 がないので、図4に示すように直接バーコード記号7を形成してもよい。
【0013】 このように構成されたバーコード記号標示部6が各ケーブル心線2に複数形成 されているのであるが、その配置位置にも特徴がある。すなわち、バーコード記 号標示部6はケーブル心線2の軸方向に沿って所定間隔(5〜20cm)をあけ て複数配設されている。さらに、隣り合うバーコード記号標示部6どうしはケー ブル心線2の径方向線対称位置に対向して配設されている。つまり、バーコード 記号標示部6はケーブル心線2の径方向線対称位置に互い違いに配設されている 。
【0014】 この通信ケーブル1のケーブル心線識別には、一般に用いられるバーコードリ ーダーを応用することができ、バーコードリーダーで各バーコード記号標示部6 のバーコード記号7を読み取ることによって各ケーブル心線2を個別的に識別す ることができる。識別作業の際には、ケーブル心線2が捩れて読み取り作業が確 実に行えないことが考えられるが、バーコード記号標示部6はケーブル心線2外 周面の円周方向ほぼ半分を覆い、かつケーブル心線2の径方向線対称位置に互い 違いに配設されているので、ケーブル心線2外側のどの方向からでもバーコード 記号標示部6を読み取ることができるうえ、ケーブル心線2が多少捩れた場合で あっても、いずれかのバーコード記号表示部6から情報を読み取ることができる 。
【0015】 なお、本実施例では、作業者のケーブル心線識別作業を補助するために、各ケ ーブル心線2を従来と同様にカラーコード化していたが、上記のような機械的識 別作業だけでケーブル心線2を識別することもできる。この場合、ケーブル心線 2を彩色する必要がなくなり、その分、通信ケーブル1の製造コストを低減する ことができる。
【0016】 また、上記実施例は多対の通信ケーブルにおいて本考案を実施したものであっ たが、本考案はこのようなものに限るわけではなく、複数のケーブル心線を備え たケーブルであれば、他のどのようなケーブルでもよいのはいうまでもない。
【0017】
以上のように本考案によれば、バーコード記号標示部から情報を読み取る機械 的手段との組み合わせにより、各心線を機械的かつ個別的に識別することができ るので、ケーブル心線の識別作業を簡便かつ確実に行えるようになった。
【0018】 また、バーコード記号標示部へは印刷技術等を応用して確実に情報を刷り込む ことができるうえ、バーコード記号標示部からの情報読み取りも光学的手段等に より確実に行うことできる。そのため、バーコード記号標示部からの情報読み取 りを誤動作なく行えるという効果も得られる。
【0019】 さらには、バーコード記号標示部をケーブル心線外周面の円周方向ほぼ半分を 覆うとともに、各ケーブル心線の軸方向に沿って所定間隔をあけ、かつケーブル 心線の径方向線対称位置に互い違いに配設しているので、ケーブル心線の外側ほ ぼどこからでもバーコード記号標示部を読み取ることができるうえ、多少ケーブ ル心線に捩れが生じた場合であっても、いずれかのバーコード記号表示部から情 報を読み取ることができるという効果もある。
【図1】本考案の一実施例に係る通信ケーブルの構成を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図2】実施例のケーブル心線を拡大した側面図であ
る。
る。
【図3】ケーブル心線の断面図である。
【図4】バーコード記号標示部の変形例を示す側面図で
ある。
ある。
1 通信ケーブル 2 ケーブル心線 6 バーコード記号標示部
Claims (1)
- 【請求項1】 ケーブル心線(2)それぞれにケーブル
心線外周面の円周方向ほぼ半分を覆うバーコード記号標
示部(6)を複数設け、これらバーコード記号標示部
(6)をケーブル心線(2)の軸方向に沿って所定間隔
をあけかつケーブル心線(2)の径方向線対称位置に互
い違いに配設したことを特徴とする通信ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3264193U JPH075220U (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 通信ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3264193U JPH075220U (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 通信ケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH075220U true JPH075220U (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=12364483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3264193U Pending JPH075220U (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 通信ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075220U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004061867A1 (ja) * | 2002-12-27 | 2004-07-22 | Yazaki Corporation | 電線 |
CN108231268A (zh) * | 2018-04-09 | 2018-06-29 | 江苏中利集团股份有限公司 | 一种具有标识信息的线缆 |
CN108303775A (zh) * | 2018-04-09 | 2018-07-20 | 江苏中利集团股份有限公司 | 一种具有夜光标识的光缆及其制造 |
CN108565060A (zh) * | 2018-04-09 | 2018-09-21 | 江苏中利集团股份有限公司 | 一种具有夜光标识的电缆及其制造 |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP3264193U patent/JPH075220U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004061867A1 (ja) * | 2002-12-27 | 2004-07-22 | Yazaki Corporation | 電線 |
CN108231268A (zh) * | 2018-04-09 | 2018-06-29 | 江苏中利集团股份有限公司 | 一种具有标识信息的线缆 |
CN108303775A (zh) * | 2018-04-09 | 2018-07-20 | 江苏中利集团股份有限公司 | 一种具有夜光标识的光缆及其制造 |
CN108565060A (zh) * | 2018-04-09 | 2018-09-21 | 江苏中利集团股份有限公司 | 一种具有夜光标识的电缆及其制造 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4158746A (en) | Cable with color coding identification of groups | |
US3020335A (en) | Color coded cable | |
US3994090A (en) | Marking and splicing aid for cables | |
JPH075220U (ja) | 通信ケーブル | |
JP2003168329A (ja) | 被覆電線 | |
JPH01134808A (ja) | ワイヤーハーネス | |
US1607432A (en) | Electric cable | |
JPH07117632B2 (ja) | テープ心線光ケーブル | |
JPH0643932U (ja) | 識別コード付き電線および結束電線 | |
JPS62105109A (ja) | スペ−サ型光ケ−ブル | |
US6498881B1 (en) | Identification scheme to both identify ribbon color/dash code and locate fiber#1 | |
US20060118323A1 (en) | Wire harness with concentric code identifier | |
CN106409130B (zh) | 用于标识传感器的标签 | |
JPH11297129A (ja) | 所内配線の通信線の識別方法 | |
JPH0541025U (ja) | 電線・ケーブル線心識別用テープ | |
JPS5821456Y2 (ja) | 通信ケ−ブル | |
JP3586838B2 (ja) | カラーコード | |
JP3113181U (ja) | 集合ケーブル | |
JPH04112414U (ja) | 多心ケ−ブル | |
JP2000260236A (ja) | 被覆電線の識別方法 | |
JP2535723Y2 (ja) | ケーブル用ストレスコーン | |
JPS60151906A (ja) | 被覆電線への識別マ−キング方法 | |
JPH0973820A (ja) | 電気ケーブル及びその配線方法 | |
JP2001338535A (ja) | 多対通信ケーブル | |
CA1101951A (en) | Cable with color coding identification of groups |