JPH07500625A - 改善された伸び率を有する低い熱膨張率のポリイミド - Google Patents
改善された伸び率を有する低い熱膨張率のポリイミドInfo
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の名称
改善された伸び率を有する低い熱膨張率のポリイミド発明の分野
本発明は、低い線熱膨張率および改善された引張伸びを与えるため3.3’、4
.4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物または2.2−ビス(3,4−カ
ルボキシフェニル)へキサフルオロブロノくンニ無水物で改質された、9.9−
ビス(ペルフルオロアルキル)キサンチン−2、3,6,7−テ)・ラカルボン
酸二無水物または9−アリール−9−(ペルフルオロアルキル)キサンチン−2
,3,6,7−テトラカルボン酸二無水物およびベンジジン誘導体を基材とする
ポリイミドを使用するポリイミド組成物、フィルムおよび電子デノくイスに関す
る。
発明の背景
ポリイミドはとりわ(」熱安定性、不活性、強力な溶媒中でさえ常に不溶性であ
ること、良好な機械的および電気的性質、並びに高OTgを特徴とする有用なポ
リマー群を構成する。これらの前駆体は一般に熱的または化学的処理により最終
的なイミド化形態とすることができろポリアミド酸である。
ポリイミドは常に数多くの産業において少なくとも幾つかの」二記の特徴を必要
とする多数の用途が見しX出されており、また最近、これらの用途は電子デバイ
スにおいて、特に誘電体として劇的に増加し始めた。このようなデバイスについ
ての知識が継続して拡大するにつれて、これらの性質および性質のコントロール
に関する需要が幾分混乱している。
特にエレクトロニクス産業では、とりわけ低い誘電率、低い吸湿性、低い線熱膨
張率および良好な機械的性質を有する強靭なピンホールのないコーチングの生成
においてポリイミドの改良が必要とされる。一般にこれらの性質の多くは相いれ
ないため、すべての性質を最大限に活用することはできない。したがって、所望
のものを最大限に活用するため少なくとも部分的にこれらの性質の1つ以上を犠
牲にすることにより妥協案だけが通常達成される。
エレクトロニクスおよび他の用途において特に重要な性質は低い線熱膨張率であ
る。これは、エレクトロニクス成分において電子デバイスを構成する成分の膨張
率の違いがデバイスの初期破損をもたらしつるデバイス中の応力をひき起こすこ
とができるためである。
エレクトロニクス成分がより小さくなるにつれて、応力のコントロールはより重
要になり、そのためデバイスの各挿成分の熱膨張はできるだけ近く調和させるべ
きである。応力は一般に成分の熱膨張の違いの効果およびこれらの成分のモジュ
ラスに関連しうるため、これらの因子のコントロールは応力を最小限にするのに
重要である。
ポリマーは一般に例えばシリコン、二酸化シリコン、銅、アルミニウムなどのよ
うな電子デバイスを構成する他の成分よりもかなり高い熱膨張率を有するため、
しばしばポリマーとデバイスの他の成分との大きな食い違いはデバイス内の高い
応力をもたらしうる。ポリマーと他の物質との間の応力を減少する試みは一般に
、モジュラスを減少することにより応力を減少することもまたできるが、物質量
の熱膨張率の違いを減少することに焦点が合せられた。
ポリイミドにおいて、低い熱膨張率は堅いロッド状バックボーンの使用により達
成されている。この例は3.3’ 、 3.4−ビフェニルテトラカルボン酸二
無水物(BPD^)およびp−フェニレンジアミン(PPD)を基材とするポリ
イミドである。このポリイミドは加工条件に応じて、シリコンとポリイミドとの
間の応力が非常に低くなるようにシリコンの値と非常に接近した3〜4pp−の
範囲内のフィルム平面における線熱膨張率を有することができる。このポリマー
は低い熱膨張率の他に別の望ましい性質を有するが、低い誘電率を有さない。1
991年6月25日に出願された本出願人の米国特許出願No、07/720.
268は低い熱膨張率、低い吸湿性および低い誘電率の独特な組合せを示す9−
アリール−9−ペルフルオロアルキル−2、3,6,7−テトラカルボン酸二無
水物または9,9−ビス(ペルフルオロアルキル)キサンチン−2,3,6,7
−テトラカルボン酸二無水物およびベンジジン誘導体を基材とする低い熱膨張率
のフッ素化ポリイミドを開示している。しかしながら、これらのポリイミドはそ
の非常に堅い、硬質のバンクポーンのため比較的低い伸び率を有する。したがっ
て、実質的に低い誘電率および低い熱膨張率の望ましい性質を維持上他方改善さ
れた引張伸び(10%より高い)を有するポリイミドを提供することは非常に望
ましい。
米国特許第5.051.520号(Trofimenko)はモノマー、並びに
一般に9−アリール−9−ペルフルオロアルキル−2,3,6,7−テトラカル
ボン酸二無水物および9.9−ビス(ペルフルオロアルキル)−キサンチン−2
,3,6,7−テトラカルボン酸二無水物を基材とするポリイミドを開示してい
る。
日本特許出願公開公報平2−60933 (llasaki l5hisava
ら、公開日1990年3月1日)はベンジジン誘導体およびフルオロ鎖含有誘導
体を含むポリイミド組成物を開示している。
日本特許出願公開公報平3−72528(Tetsu 1iatsuuraら;
公開日1991年3月27日)はベンジジン誘導体、および3.3’ 、 3.
4−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物または2.2−ビス(3,4−カルボ
キシフェニル)へキサフルオロプロパンを含有するポリイミド組成物を開示して
いる。
国際公報to 91101340 (llarris ;公開日1991年2月
7日)はベンジジン誘導体を種々の二無水物と共に開示している。
上記の刊行物の何れも本発明の物質の組合せおよび決定的な要件;すなわち次の
構造
R■はアリールまたはR2であり、
R2は−CF3であり、
R3およびR1は−C,F2ゆ43、−C,112−1および−OC,I12.
41からなる群より選択され、
mは0〜4の整数であり、
pは0〜2の整数であり、そして
qは10より大きい整数である)
を有し:さらに有効なモル量の
またはこれらの組合せをポリイミド構造中1こお答する等モル量のと置換してポ
リイミドの線熱膨張率を25より高(1値(こ、まtこ誘電率を3より高い値に
増加することなく、ポマノイミドの弓1張(+11びを10%より高いものにす
ることを特徴とするポ+Jイミドを開示まtこ(ま示唆していない。
本発明は低い線熱膨張率、低L)誘電率および改善さ第1た弓1張(申びの良好
なバランスを与えるため有効量の3.3’、3.4−ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物または2.2−ビス(3,4−カルボキシフェニル)ヘキサフルオロ
プロノ(ンで改質さ第1jこ、9−アIJ−7レー9−ペルフルオロアルキル−
2,3,6,7−チトラゾ7/レポン酸二無水物まtこ1′19.9−ビス(ペ
ルフルオロアルキル)キサンチン−2,3,6,7−テトラカルボン酸二無水物
、およびベンジジン誘導体を基材とするポリイミドを提供する。さらに詳しくは
、本発明は次の構造R1はアリールまたはR2であり、
R2は−CF3であり、
R3およびR4は−C,,F2□7、−C,I+、、、、および−oc、n、□
1からなる群より選択され、
mはO〜4の整数であり、
pは0〜2の整数であり、そして
qは10より大きい整数である)
を有し、さらに有効なモル量の
またはこれらの組合せをポリイミド構造中における等モル量のと置換し7てポリ
イミドの線熱膨張率を25より高い値に、また誘電率を3より高い値に増加する
ことなく、ポリイミドの引張伸びを10%より高いものにすることを特徴とする
ポリイミドに関する。
好ましくは、−1−記のポリイミドζごおいてR3およびR′はそれぞれベンジ
ン〉・環の2.2′−位にあり、−〇やFg、、+1および−C,112□、か
らなる群より選択され、川は1〜4の整数であり、そしてpは】へ・2の整数で
ある。
例えば過フッ素化基のような電子吸引性基はベンジジン環の3,3′−位にある
とベンジジン誘導体の(4,、l’−位にある)アミン基の反応性を下げるため
、ベンジジン環の2.2′−位が好ましい。コレラバまた例えば炭化水素鎖のよ
うな非電子吸引性基がそうであるように、立体効果によりベンジジンのアミノ基
の反応性を下げうる。
R3およびR4はそれぞれベンジジン環において単一の塩素原子の形態を取って
もよいが、殆どの場合、腐蝕のおそれがあるため電子的用途には適していない。
また、好ましくはR1およびR2は共に−CF3である。
また、好ましくはR3およびR4は−CF3であり、そしてより好ましくはR1
,R2、R3およびR4はずべて−CF3である。
本発明はまた上記のポリイミドからなるフィルムに関する。
さらに、本発明はまた
(a)導体、半導体または絶縁体からなる基板:および(b)フルオロキサ゛ノ
テン誘導体、ベンジジン環誘導体および有効量の3.3’、3.4−ビフェニル
テトラカルボン酸二無水物または2.2−ビス(3,4−カルボキシフェニル)
へギサフルオロブロバンがら誘導された−に記のポリイミドからなり、基板と接
触する誘電性フィルムで構成される導体または半導体を含有する電子デバイスに
関する。
「基板と接触するJなる表現はフィルムが導体、半導体、絶縁体またはこれらの
組合せと接触する必要があることを意味する。
本発明は低い熱膨張率、低い誘電率および改善された引張伸び(10%より高い
)の良好なバランスを与えるため有効量の3.3’、3.4−ビフェニルテトラ
カルボン酸二無水物または2.2−ビス(3,4−カルボキシフェニル)へtザ
フルオロブロバンで改質された、9−アリール−9−ペルフルオロアルキル−2
,3,6,7−テトラカルボン酸−:、無水物または9.9−ビス(ペルフルオ
ロアルキル)キサンチン−2、3,6,7−テトラカルボン酸二無水物、および
ベンジジン誘導体を基材とするポリイミドを使用するポリイミド組成物、フィル
ムおよび電子デバイスに関する。
上記したように、とりわけ低い誘電率、低い線熱膨張率、低い吸湿性、高い熱安
定性、高いガラス転移温度、高いモジュラス、良好な引張伸びのような望ましい
性質を1種以上有する強靭なピンホールのないコーチングを生成するためにはポ
リイミドが必要である。
一般にこれらの性質の多くは相いれないためすべての性質を最大限に活用するこ
とはできないが、産業の要件に最良に適合させるためこれらのバランスを最良に
することが相当望ましい。
1991年6 B 258に出願された本出願人の特許出願No、 07/72
0,680において、9−アリール−9〜ペルフルオロアルキル−2,3,6,
7−テトラカルボン酸二無水物または9.9−ビス(ペルフルオロアルキル)キ
サンチン−2,3,6,7−テトラカルボン酸二無水物、およびベンジジン誘導
体を基材とするポリイミド組成物が開示された。これらのフッ素化ポリイミドは
低い誘電率、低い吸湿性および低い熱膨張率の優れた組合せを与えることがわか
った。しかしながら、幾つかの従来の材料に比べて、これらのポリイミドは低い
引張伸びを有することがわかった。引張伸びは一般に靭性と関わりがあるため、
低い伸び率を有するフィルムおよび他の製品は加工、取扱い、または使用中に亀
裂や他の脆化現象をひき起こしやすい。したがって、実質的にポリイミドの他の
望ましい性質、特に低い誘電率、低い吸湿性および低い熱膨張率を維持しながら
、ポリイミドの伸び率を最大限にすることが望ましい。これらの性質のうち低い
線熱膨張率および低い誘電率は電子デバイスなどの多くの用途において特に重要
である。
線熱膨張率は25ppm以下の値を有する場合、低いと考えられる。
これは例えば導体、半導体および無機誘電体または絶縁体のようなその中に含ま
れる成分がO〜25pp11の範囲の線熱膨張率(CTE)を有するためである
。例えば、二酸化シリコンのCTEは0.4ppmであり、シリコンのCTEは
3〜4ppmであり、酸化アルミニウムのCTEは(3ppmであり、銅のCT
Eは17ppmであり、そして金、アルミニウムおよび銀のCTEは10〜25
ppmの範囲である。基板とポリイミドコーチングのCTEは完全に適合するこ
とが好ましいが、例えば単シリコンウェハー上の回路部分のような同一の電子デ
バイス中に種々の物質が含まれるため、このことは殆どの場合不可能である。特
定の場合に応じて、より広い0〜25ppa+の範囲内のより狭い小範囲により
近づいたCTEが望ましい。一般に、0〜l0apHの範囲のCTEが好ましく
、そしてO〜5 ppmの範囲のCTEは半導体デバイス中に存在する最も一般
的な物質である二酸シリコンおよびシリコンのCTEに近いためより好ましい。
また、ポリイミドフィルムについて得られる線熱膨張率は例えば溶液濃度、回転
塗布速度、粘度、乾燥および硬化プロフィール、並びにフィルムの厚さのような
加工条件にある程度依存することに注目すべきである。このことは特定のポリイ
ミド構造のCTEをある範囲にわたって変化させつるが、一般にはポリマー鎖の
剛性がCTEがどんな範囲内にあるかを決定する。
誘電率は乾燥状態で3.0より、好ましくは2,8より、最も好ましくは2.5
より低い場合に低いと考えられる。3.0より大きい誘電率はあまり望ましくな
く、または特に電子回路部品がより小さくなるにつれて、また回路パターンがよ
り精密になるにつれて多くの用途において不適格となりつる。
85%B、 +1.におけるポリイミドの吸湿性は2.5%未満、好ましくは2
.0%未満、より好ましくは1.5%未満の場合に低いと考えられる。
実際、吸湿性がより低いと、残りの重要な性質の低下がなければ、ポリイミドは
より好ましい。
ポリイミドフィルムの引張伸びは少なくとも10%以上、好ましくは20%以上
、より好ましくは25%以上の値を有する場合、良いと考えられる。
9−アリール−9−ペルフルオロアルキル−2,3,6,1−−−rトラカルボ
ン酸二無水物または9,9−ビス(ペルフルオロアルキル)キサンテン−2,3
,6,7−テトラカルボン酸二無水物およびベンジジン誘導体を基材とする非常
に強靭で剛性の、実質的に棒状構造のポリイミドの伸び率を増加するために、3
.3’、4.4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物および2.2−ビス(
3,4−カルボキシフェニル)へキサフルオロブロバンニ無水物のようなコモノ
マーがポリマーに十分な可撓性を付与し、それにより低い誘電率、低い吸湿性お
よび低い熱膨張率のような他の望ましい性質をひどく低下させることなく伸び率
を改善しうろことを本発明者らは見い出した。これらのコモノマーのうち最初の
3.3’ 、 4.4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPD^)は
非常に低いCTEを維持しながらより高い伸び率を付与することができるため特
に興味が持たれる。BPDA/PPDを基材とするポリイミドは典型的に、良好
な引張伸び(典型的には20%以上)を有しながら非常に低いCTEを与える。
しがしながら、それは本発明のコポリイミドと対照して低い誘電率を有さない。
BPD^の有用な性質はそのがなり独特な構造がらもたらされると考えられる。
簡易化されたBPD^はポリイミド中、2つの一般的な配座AおよびB:
I
または一般式
で存在するとみなされる。
配座Aにおいて、構成単位を結合する他のモノマーとの結合は同一直線上にない
が逆平行であり、そのためこれらは互いに中心を外れて180°の角度を維持す
る。このようなモノマ−または配座はしばしば当該技術分野において「オフセッ
ト」または「クランク軸」と呼ばれ、そして他の棒状モノマーと対にされた時ポ
リマー鎖の棒状の性質を実質的に維持し、それによりポリマー鎖の高い平面内配
向、したがって低いCTEをもたらすことが予想される。配座Bにおいて、結合
する結合は同一直線または逆平行の何れでもなく、実際は約120°の角をなす
。このような配座は棒状構造を与えることは予想されないため、より低い配向、
したがってより高いCTEを与える。
しかしながら、これはポリマー鎖の可撓性を増加し、それにより潜在的により高
い伸び率を与える。全体構造中におけるクランク軸(オフセラ]・)構造または
有限量の配座B、あるいは連鎖動力学の他の局面が改善された伸び率を与えるが
どうかはまだ完全に解明されていないが、本発明の実施例で観察される低い熱膨
張率により、ポリイミド中のBPrl^単位はおそらく実質的に配座Aで存在す
ると考えられる。もちろん、中心のビフェニルc−c結合の回転のため、他にA
とBの中間の配座もあると予想されるが、これらの配座はAとBの配座の中間の
挙動をするものと考えられる。しかしながら、これらの見解は単なる推測であり
、本発明の範囲を制限するものではない。何れの場合においても、本発明のコポ
リイミドのコモノマーとしてBPD^を使用することは、より高い伸び率を与え
ながら非常に低いCTEを維持するのが望ましい時、特に好ましい。
9−アリール−9−ペルフルオロアルキル−2,3,6,7−テトラカルボン酸
二無水物または9.9−ビス(ペルフルオロアルキル)−2、3,6,7−キサ
ンチンテトラカルボン酸二無水物および上記のような棒状ジアミンを基材とする
ポリイミドの伸び率を改善するための第2の有用なモノマーは2.2−ビス(3
,4−カルボキシフェニル)へキサフルオロプロパンニ無水物(6FD^)であ
る。このモノマーは大きく曲がった配座を有するという点でBPD^と異なり、
そのため非常に低いCTEが望ましい場合、比較的少量が使用されるだけである
。
一方、特定の用途においては制御できる程度に高いCTEが望ましい。
例えば、シリコン以外の基板(例えばそのCTEが17である銅)のCTEを実
質的に適合させることが望ましい場合、伸び率を改善するためだけでなくポリイ
ミドのCTEを増加して銅のCTEと適合させるためにも、コモノマーとして6
FD八を使用することが好ましい。このことは実施例4に詳しく記載する。この
ことはまた、コポリイミドのモジュラスが減少された時特に有利であり、したが
ってさらに応力を最小限にする。
本発明のコポリイミド中におけるコモノマーとしての81”D八と6FIlAの
相対的な違いは実施例3と実施例4を比較することにより説明される。こ第1ら
の実施例において、6FD^を使用して達成された伸び率はBPD^を使用して
得られたものと比べて同程度または高い。−7方、BPD^を使用するCTEは
6FDAの場合よりも有意に低い。
6FOAと類似した他の「可撓化」モノマーもまた非常に強靭で棒状のポリイミ
ドの伸び率を改善するのに有用でありうることもまた考察される。このようなモ
ノマーには無水オキシシフタル酸、3.3’、4.4’−ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物、3.3’ 、 4.4’−ジフェニルスルホンテトラカル
ボン酸二無水物などが含まれるが、これらに限定されない。二無水物の他に1.
「可撓化」ジアミンもまた本発明の実施において有用でありうる。このようなジ
アミンには4.4−ジアミノジフェニルエーテル(4,4’−オキシジアニリン
)、m−フェニレンジアミン、2,2−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフル
オロプロパン、4.4’−メチレンジアニリン、3.4’−ジアミノジフェニル
エーテル、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼンなどが含まれるが、
これらに限定されない。しがしながら、6FD^はポリイミドの吸湿性および誘
電率を下げうろことが知られているため、本発明において好ましいコモノマーで
あると考えられた。
そのクランク軸の性質がBPD^と類似し、た他のモノマーもまた本発明の実施
において有用でありうることもまた考察される。しかしながら、このようなモノ
マーの例は極めて少なく、そのためBPD^は本発明の実施において好ましいモ
ノマーであるとみなされた。
例えば1,4−フェニレンジアミンまたはp−フェニレンジアミンのような他の
棒状クア°ミンを本発明のポリイミドの構造中、ベンジジン誘導体を部分的に、
または完全に置換するために使用してもよい1、しかしながら、請求の範囲に記
載のベンジジン誘導体が好ましい。
少量の、例えばビしlメリント酸二無水物のような他の二無水物を改質剤と1.
て使用してもよい。
導体、半導体、絶縁体およびこれらの組合せのような電子部品を含有しうる、例
えばシリコンウェハーのような電子デバイスは本発明の組成物でコーチングする
ことができる。他の例にはプリント回路、混成回路などが含まれる。誘電性また
は保護フィルムの形態の本発明の組成物は実施例3および4に記載されているよ
うに低い線熱膨張率、低い誘電率、高いガラス転移温度、高い熱安定性および改
善された伸び率を特徴とする。低い吸湿性もまた達成される場合もある。
したがって、9.9−ビス(トリフルオロメチル)キサンチン−2、3,6,7
−テトラカルボン酸二無水物、3.3’ 、 4.4’−ビフェニルテトラカル
ボン酸二無水物および2,2′−ビス(トリフルオロメチル)−ベンジジンを基
材とする本発明の典型的な組成物から作られた誘電性フィルム(実施例3)は平
面内線熱膨張率(CTE)が7ppm、 85%R,Fl、における吸湿性が1
3%、乾燥誘電率が約2゜7、モして引張伸びが約22%であることがわかった
。3.3’ 、 4.4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物を含まない類
似組成物からも同様の性質が得られたが、伸び率はたった6%であった(比較例
I)。
9.9−ビス(トリフルオロメチル)キサンチン−2,3,6,7−テトラカル
ボン酸二無水物、2.2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオ
ロブロバンニ無水物および2.2′−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンを
基材とする本発明の別の典型的な組成物から別の誘電性フィルムを作った(実施
例4)。比較例Iと比べて、この材料はCTEが18ppI11であったが、伸
び率は29%であった。
本発明の実施において使用される好ましい溶媒の例は極性有機溶媒、例えばジメ
チルスルホキシド、ジエチルスルホキシドなどを含むスルホキシド型溶媒、N、
N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジエチルホルムアミドなどを含むホルムア
ミド型溶媒、N、N−ジメチルアセトアミド、N、N−ジエチルアセトアミドな
どを含むアセトアミド型溶媒:N−メチル−2−ピロリドン、N−シクロへキシ
ル−2−ピロリドン、1.3−ジメチル−2−イミドシリジオン、N−ビニル−
2−ピロリドンなどを含むピロリドン型溶媒、フェノール、0−1m−1p−ク
レゾール、キシレノール、ハロゲン化フェノール、カテコールなどを含むフェノ
ール系溶媒;ヘキサメチルホスホラミド;およびγ−ブチロラクトンを含む多数
のラクトンである。これらの溶媒は単独で、または混合物として使用される。キ
ンレン、トルエンなどのような芳香族炭化水素を部分的に使用することもまた可
能であり、例えば共沸混合物として水の除去が必要な場合に望ましい。
用語集
BI’D^ 3.3’ 、 4.4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物C
TE :線熱膨張率
DMACニジメチルアセトアミド
DMSO:ジエチルスルホキシド
DSC:示差走査熱量計
GPa :ギガパスカル
GPCニゲル透過クロマトグラフィー
1lIllO1e: ミリモル
にn :数平均分子量
11Pa :メガパスカル
關曹 :重量平均分子量
NMP :N−メチル−2−ピロリドンpp■ :100万分の1
R,H,:相対湿度
Tgニガラス転移温度
TG^ ・熱重量分析
TTIF :テトラヒドロフラン
Tll^ :サーモメカニカル分析
特に断りがなければ、すべての部および百分率は重量で与えられる。
実施例1
9.9−ビス(トリフルオロメチル)キサンチン−2,3,6,7−テトラカル
ボン酸二無水物、3.3’ 、 4.4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水
物および2.2′−ビス(トリフルオロメチル)−ベンジジンを基材とするコポ
リ(アミド酸)の合成
窒素の入口と出口および機械的撹拌器が取付けられた100Nj!の反応がまに
、3.7281g(8,136ミリモル)の9.9−ビス(トリフルオロメチル
)キサンチン−2,3,6,7−テトラカルボン酸二無水物、0.7979g(
2,712ミリモル)の3.3’ 、 4.4′−ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物および3.47409(10,848ミリモル)の2.2′−ビス(ト
リフルオロメチル)ベンジジンを入れた。その後間もなく、42KlのNMPを
加え、撹拌を開始した。二無水物を反応混合物中にゆっくりと溶解し、そして温
度を窒素下、室温に一晩(約20時間)維持した。その後、ポリv−溶液を1ミ
クロンのフィルターを通してゆっくりと加圧濾過して透明な黄色の溶液を得た。
ポリ(アミド酸)のGPC(DMAc/ LiBr/H3PO4/TIIF溶媒
、ポリスチレン標準、l?I検出)の結果、lln = 107.000、MW
=226.0OO1およびlit/Mn=2.11であった。
実施例2
実施例1のポリ(アミド酸)を用いたシリコンウェハーのコーチングおよびポリ
イミドへの変換
実施例1の透明な溶液の一部を薄い(1000人)酸化物層を含有する5インチ
のシリコンウェハー上に回転塗布した。回転塗布後、ウェハーを直接135℃の
空気炉に30分間置き、次に窒素下、別の炉の中に入れ、2℃/分で200℃ま
で加熱し、30分間保持し、次に2℃/分で350℃まで加熱し、そして窒素下
、1時間保持した。得られたポリイミドフィルムは密着して、ウェハーに接着し
た。
実施例3
実施例2の誘電性フィルムの評価
実施例2で作られた誘電性フィルムの性質を決定するために、シリコンウェハー
の酸化物層を水性11Fでエツチングした。その結果、薄い黄色の、折り曲げ可
能なそれ自体で独立しているポリイミドフィルムが得られた。フィルムの厚さは
IOIIwであり、そして^5TID 882−83 (方法A)に従ってイン
ストロンモデル4501で試験して次の機械的性質を得た:引張強さ一285M
Pa、ヤング率= 5.2GPa、破断点における引張伸び=22%。5℃/分
におけるTM^により測定したところ、0〜200℃の線熱膨張率(CTE)は
2回の測定で71)I)Iであった。TG^(15℃/分、50〜600℃、空
気中)により、これらの条件下約435℃で明らかな減量が始まることがわかっ
た。乾燥フィルムの0%R,I1.およびl M)Izにおける誘電率は3回の
測定で2.7.2.6および2.9であった。石英結晶上に回転塗布された〜3
ミクロンのフィルムの吸湿性は、石英結晶微量天秤で測定したところ85%R,
H,において1.3%であった。10ラジアン/秒の振動数における動的機械的
分析(DMA)による損失弾性率(E″)のピーク最大値として測定されたガラ
ス転移温度(Tg)は390℃であった。
実施例4
9.9−ビス(トリフルオロメチル)キサンチン−2,3,6,7−テトラカル
ボン酸二無水物、2.2−ビス(3,4−カルボキシフェニル)へキサフルオロ
ブロバンニ無水物および2.2′−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンを基
材とするコポリイミドの合成、使用および評価実施例1の手順と同様にして、ポ
リ(アミド酸)を32m1のNMP中における3、 56389 (7,777
3ミリモル)の9.9−ビス(トリフルオロメチル)キサンチン−2,3,6,
7−テトラカルボン酸二無水物、1.1517g(2,5925ミリモル)の2
,2−ビス(3,4−カルボキシフェニル)へキサフルオロプロパンニ無水物お
よび3.3208g(10,3697ミリモル)の2,2′−ビス(トリフルオ
ロメチル)ベンジジンから製造した。2.3.6.7−テトラカルボン酸二無水
物はNIIP中における他の2つのモノマーの溶液に固体として加えた。−晩の
反応後に反応混合物の粘度が実質的に増加したため、さらにlQ++7!のNM
Pを加え、さらに3日間反応させた。ポリ(アミド酸)のGPC(DIIAc/
LjBr/H3P0*/TIIF溶媒、ポリスチレン標準、R1検出)の結果、
1ln=63500、舅1f=147000、およびMy/Mn=2.32であ
った。ポリマーを実施例1のように濾過し、実施例2のように塗布し、ポリイミ
ドに変換した。実施例3のようにして、自立性のフィルムが得られ、その機械的
性質は次のとおりであった:引張強さ= 228MPa、ヤング率=4,3GP
a、破断点における引張伸び=29%。5℃/′分におけるTM^により測定し
たところ、0〜200℃の線熱膨張率(CTE)は18pp■であった。TG^
(15℃/分、50〜600℃、空気中)により、これらの条件下的446℃で
明らがな減量が始まることがわかった。
実施例!
9.9−ビス(トリフルオロメチル)キサンチン−2,3,6,7−テトラカル
ボン酸二無水物および2,2′−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンを基材
とするポリイミドの合成、使用および評価実施例1の手順と同様にして、ポリ(
アミド酸)を4.70909(1,0,2フロロミリモル)の9,9−ビス(ト
リフルオロメチル)キサンチン−2,3,6,7−テトラカルボン酸二無水物お
よび3.29109 (to、 2フロロミリモル)の2.2′−ビス(トリフ
ルオロメチル)ベンジジンがら製造した。その後間もなく、42s+/のNMP
を加え、撹拌を開始した。二無水物を反応混合物中にゆっくりと溶解し、そして
温度を室温に一晩(約20時間)維持した。ポリ(アミド酸)溶液のGPC(D
IIAc/LiBr/R,PO,/TIIF溶媒、ポリスチレン標準、RI検出
)の結果、1ln= 126000、VW=215000、およびIlv/Mn
=1..71であった。ポリマーを実施例1のように濾過し、実施例2のように
塗布し、ポリイミドに変換した。
実施例3のようにして、自立性のl013ミクロンの厚さのフィルムが得られ、
その機械的性質は次のとおりであった:引張強さ=200MPa。
ヤング率=6.1GPa、破断点における引張伸び=6%。Tll^(10℃/
分、0〜200℃)により測定したところ、フィルムの熱膨張率(CTE)は2
回の測定で5 ppmおよび’7 ppmであった。乾燥フィルムの1組1Zに
おける誘電率は2回の測定で24および2.7であった。石英結晶」二に回転塗
布された〜3ミクロンのフィルムの吸湿性は、石英結晶軟量天秤で測定したとこ
ろ85%R,11,において2回の測定で1.2%および1,4%であった。実
施例3のようにして測定されたTgは〜420℃であっtこ。
補正書の翻訳文提出書
(特許法第184条の8)
平成6年4月28日
Claims (21)
- 1.次の構造 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、 R1はアリールまたはR2であり、 R2は−CF3てあり、 R3およびR4は−CmF2m41、−CpH2p+1および−OCpH2P+ 1からなる群より選択され、 mはO〜4の整数であり、 pは0〜2の整数であり、そして qは10より大きい整数である) を有し;さらに有効なモル量の ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ またはこれらの組合せをポリイミド構造中における等モル量の▲数式、化学式、 表等があります▼ と置換してポリイミドの線熱膨張率を25より高い値に、また誘電率を3より高 い値に増加することなく、ポリイミドの引張伸びを10%より高いものにするこ とを特徴とするポリイミド。
- 2.R3およびR4はそれぞれ、ベンジジン環の2.2′一位にあり、−CmF 2m4および−CpH2+1からなる群より選択され、mは1〜4の整数であり 、そしてpは1〜2の整数である請求項1記載のポリイミド。
- 3.Rlはフェニルである請求項2記載のポリイミド。
- 4.R1およびR2は−CF3である請求項2記載のポリイミド。
- 5.R3およびR4は−CF3である請求項2記載のポリイミド。
- 6.R1、R2、R3およびR4は−CF3である請求項2記載のポリイミド。
- 7.R1、R2、R3およひR4は−CF3である請求項1記載のポリイミド。
- 8.次の構造 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、 R1はアリールまたはR2であり、 R2は−CF3であり、 R3およびR4は−CmF2m+1、−CpH2p+1および−OCpH2p+ 1からなる群より選択され、 mは0〜4の整数であり、 pは0〜2の整数であり、そして qは10より大きい整数である) を有し;さらに有効なモル量の ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ またはこれらの組合せをポリイミド構造中における等モル量の▲数式、化学式、 表等があります▼ と置換してポリイミドの線熱膨張率を25より高い値に、また誘電率を3より高 い値に増加することなく、ポリイミドの引張伸びを10%より高いものにするこ とを特徴とするポリイミドからなるフイルム。
- 9.R3およびR4はそれぞれ、ベンジジン環の2,211−位にあり、−Cm F2m+1および−CpH2p+1からなる群より選択され、mは1〜4の整数 であり、そしてpは1〜2の整数である請求項8記載のフィルム。
- 10.R1はフエニルである請求項9記載のフィルム。
- 11.R1およびR2は−CF3である請求項9記載のフィルム。
- 12.R3およびR4は−CF3である請求項9記載のフィルム。
- 13.R1、R2、R3およびR4は−CF3である請求項9記載のフィルム。
- 14.R1、R2、R3およびR4は−CF3である請求項8記載のフィルム。
- 15.(a)導体、半導体または絶縁体からなる基板;および(b)フルオロキ サンテン誘導体およびベンジジン環誘導体から誘導された、次の構造 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、 R1はアリールまたはR2であり、 R2は−CF3であり、 R3およびR4は−CmF2m+1、−CpH2p+1および−OCpH2p+ 1からなる群より選択され、 mは0〜4の整数であり、 pは0〜2の整数であり、そして qは10より大きい整数である) を有し;さらに有効なモル量の ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ またはこれらの組合せをポリイミド構造中における等モル量の▲数式、化学式、 表等があります▼ と置換してポリイミドの線熱膨張率を25より高い値に、また誘電率を3より高 い値に増加することなく、ポリイミドの引張伸びを10%より高いものにするこ とを特徴とするポリイミドからなり、基板と接触する誘電性フィルムで構成され る導体または半導体を含有する電子デバイス。
- 16.R3およびR4はそれぞれ、ベンジジン環の2.2′−位にあり、−Cm F2m+1および−CpH2p+1からなる群より選択され、mは1〜4の整数 であり、そしてPは1〜2の整数である請求項15記載の電子デバイス。
- 17.R1はフェニルである請求16記載の電子デバイス。
- 18.R1およびR2は−CF3である請求項16記載の電子デバイス。
- 19.R3およびR4は−CF3である請求項16記載の電子デバイス。
- 20.R1、R2、R3およびR4は−CF3である請求16記載の電子デバイ ス。
- 21.R1、R2、R3およびR4は−CF3である請求15記載の電子デバイ ス。
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