JPH07165528A - 紫外線吸収性皮膚化粧料 - Google Patents
紫外線吸収性皮膚化粧料Info
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- JPH07165528A JPH07165528A JP5343026A JP34302693A JPH07165528A JP H07165528 A JPH07165528 A JP H07165528A JP 5343026 A JP5343026 A JP 5343026A JP 34302693 A JP34302693 A JP 34302693A JP H07165528 A JPH07165528 A JP H07165528A
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- catalpa
- plant
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ノウゼンカズラ科植物(Bignoniaceae Juss.)
抽出物を含有することを特徴とする皮膚化粧料。また、
前記ノウゼンカズラ科植物抽出物がキササゲ属植物(Cat
alpa Scop.)であることを特徴とする皮膚化粧料。さら
に、前記ノウゼンカズラ科植物抽出物がキササゲ属植物
の樹皮から抽出された抽出物であることを特徴とする皮
膚化粧料。 【効果】 安全性、光安定性が高く、しかも優れた紫外
線吸収効果を有する。
抽出物を含有することを特徴とする皮膚化粧料。また、
前記ノウゼンカズラ科植物抽出物がキササゲ属植物(Cat
alpa Scop.)であることを特徴とする皮膚化粧料。さら
に、前記ノウゼンカズラ科植物抽出物がキササゲ属植物
の樹皮から抽出された抽出物であることを特徴とする皮
膚化粧料。 【効果】 安全性、光安定性が高く、しかも優れた紫外
線吸収効果を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は皮膚化粧料、特に紫外線
吸収効果を有する植物抽出物を含有する安全性の高い紫
外線吸収性皮膚化粧料に関するものである。
吸収効果を有する植物抽出物を含有する安全性の高い紫
外線吸収性皮膚化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】太陽光線に含まれる紫外線は、皮膚科学
的には400nm〜320nmの長波長紫外線(UV−
A)、320nm〜290nm中波長紫外線(UV−
B)、290nm以下の短波長紫外線(UV−C)に分
類される。このうち、290nm以下の波長の紫外線
は、オゾン層によって吸収され、地表に到達しない。
的には400nm〜320nmの長波長紫外線(UV−
A)、320nm〜290nm中波長紫外線(UV−
B)、290nm以下の短波長紫外線(UV−C)に分
類される。このうち、290nm以下の波長の紫外線
は、オゾン層によって吸収され、地表に到達しない。
【0003】地表に届く紫外線は、人間の皮膚に様々な
影響を及ぼす。地上にまで達する紫外線の内で、UV−
Bは皮膚の紅班や水泡を形成し、メラニン形成も促進す
る。一方、UV−Aは皮膚の褐色化を惹起し、皮膚の弾
力性の低下及びシワの発生を促進し急激な老化をもたら
す。また、紅班反応の開始を促進し、或いはある種の患
者に対してはこの反応を増強し、更に光毒性或いは光ア
レルギー反応の原因とさえなり得る。このような紫外線
の有害性から皮膚を保護するために、各種紫外線吸収剤
が開発されてきた。
影響を及ぼす。地上にまで達する紫外線の内で、UV−
Bは皮膚の紅班や水泡を形成し、メラニン形成も促進す
る。一方、UV−Aは皮膚の褐色化を惹起し、皮膚の弾
力性の低下及びシワの発生を促進し急激な老化をもたら
す。また、紅班反応の開始を促進し、或いはある種の患
者に対してはこの反応を増強し、更に光毒性或いは光ア
レルギー反応の原因とさえなり得る。このような紫外線
の有害性から皮膚を保護するために、各種紫外線吸収剤
が開発されてきた。
【0004】化学合成による多種多様な紫外線吸収剤と
しては、例えば、ジベンゾイルメタン誘導体、ベンゾフ
ェノン誘導体、ウロカニン酸、p−アミノ安息香酸、2
−エチルヘキシルp−ジメチルアミノベンゾエートなど
が挙げられ、これらは実際に化粧料に配合され、紫外線
による障害の予防に用いられている。
しては、例えば、ジベンゾイルメタン誘導体、ベンゾフ
ェノン誘導体、ウロカニン酸、p−アミノ安息香酸、2
−エチルヘキシルp−ジメチルアミノベンゾエートなど
が挙げられ、これらは実際に化粧料に配合され、紫外線
による障害の予防に用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
化学合成による紫外線吸収剤を配合した日焼け防止化粧
料は光感作性等の点で安全性に問題があり、配合量が制
限されるなど化粧品原料の中では最も問題のある薬剤で
ある。一方、天然物由来のものは一般に作用が温和で安
全性が高く、多量に配合することも可能であるが、紫外
線吸収剤としては吸収波長が290nm以下の短波長の
紫外線を吸収するものが多く、問題となるUV−A及び
/又はUV−B領域の波長の紫外線を吸収するものは余
りなく、いまだ満足すべき効果を発揮するものは得られ
ていなかった。
化学合成による紫外線吸収剤を配合した日焼け防止化粧
料は光感作性等の点で安全性に問題があり、配合量が制
限されるなど化粧品原料の中では最も問題のある薬剤で
ある。一方、天然物由来のものは一般に作用が温和で安
全性が高く、多量に配合することも可能であるが、紫外
線吸収剤としては吸収波長が290nm以下の短波長の
紫外線を吸収するものが多く、問題となるUV−A及び
/又はUV−B領域の波長の紫外線を吸収するものは余
りなく、いまだ満足すべき効果を発揮するものは得られ
ていなかった。
【0006】本発明はこのような従来技術の課題に鑑み
なされたものであり、その目的は天然物より得られる安
全性が高い物質で、しかもUV−A及び/又はUV−B
領域に吸収を有する紫外線吸収剤およびこれを含有する
皮膚化粧料を提供することにある。
なされたものであり、その目的は天然物より得られる安
全性が高い物質で、しかもUV−A及び/又はUV−B
領域に吸収を有する紫外線吸収剤およびこれを含有する
皮膚化粧料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意検討した結果、ノウゼンカズラ科
植物(Bignoniaceae Juss.)の抽出物に優れた紫外線吸収
能が存在し、この抽出物を配合することによって安全な
サンケア製品が得られることができることを見出し、本
発明を完成するに至った。
を達成するために鋭意検討した結果、ノウゼンカズラ科
植物(Bignoniaceae Juss.)の抽出物に優れた紫外線吸収
能が存在し、この抽出物を配合することによって安全な
サンケア製品が得られることができることを見出し、本
発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明の皮膚化粧料は、ノウゼ
ンカズラ科植物(Bignoniaceae Juss.)の抽出物を含有す
ることを特徴とする。本発明の皮膚化粧料は、一つには
ノウゼンカズラ科植物(Bignoniaceae Juss.)の抽出物
が、キササゲ属植物(Catalpa Scop.)であることを特徴
とする。本発明の皮膚化粧料は、一つにはノウゼンカズ
ラ科植物(Bignoniaceae Juss.)の抽出物がキササゲ属植
物(Catalpa Scop.)に属するハナキササゲ(Catalpa spec
iosa Warder ex Engelm.)、アメリカキササゲ(Catalpa
bingnonioides Walt.)、トウキササゲ(Catalpa bungei
C.A.Mey.)、ウスベニキササゲ(Catalpa fargesiiBu
r.)、キササゲ(Catalpa ovata G.Don)の中から選ばれた
少なくとも1種以上の抽出物であることを特徴とする。
ンカズラ科植物(Bignoniaceae Juss.)の抽出物を含有す
ることを特徴とする。本発明の皮膚化粧料は、一つには
ノウゼンカズラ科植物(Bignoniaceae Juss.)の抽出物
が、キササゲ属植物(Catalpa Scop.)であることを特徴
とする。本発明の皮膚化粧料は、一つにはノウゼンカズ
ラ科植物(Bignoniaceae Juss.)の抽出物がキササゲ属植
物(Catalpa Scop.)に属するハナキササゲ(Catalpa spec
iosa Warder ex Engelm.)、アメリカキササゲ(Catalpa
bingnonioides Walt.)、トウキササゲ(Catalpa bungei
C.A.Mey.)、ウスベニキササゲ(Catalpa fargesiiBu
r.)、キササゲ(Catalpa ovata G.Don)の中から選ばれた
少なくとも1種以上の抽出物であることを特徴とする。
【0009】本発明の皮膚化粧料は、一つにはノウゼン
カズラ科植物(Bignoniaceae Juss.)の抽出物がキササゲ
属植物(Catalpa Scop.)の樹皮から抽出された抽出物で
あることを特徴とする。
カズラ科植物(Bignoniaceae Juss.)の抽出物がキササゲ
属植物(Catalpa Scop.)の樹皮から抽出された抽出物で
あることを特徴とする。
【0010】以下、本発明の構成について詳述する。本
発明で用いるノウゼンカズラ科植物としては、キササゲ
属植物(Catalpa Scop.)に属するハナキササゲ(Catalpa
speciosa Warder ex Engelm.)、アメリカキササゲ(Cata
lpa bingnonioides Walt.)、トウキササゲ(Catalpa bun
gei C.A.Mey.)、ウスベニキササゲ(Catalpa fargesii B
ur.)、キササゲ(Catalpa ovata G.Don)等が挙げられる
が、特に、ハナキササゲ(Catalpa speciosa Warder ex
Engelm.)が好ましい。
発明で用いるノウゼンカズラ科植物としては、キササゲ
属植物(Catalpa Scop.)に属するハナキササゲ(Catalpa
speciosa Warder ex Engelm.)、アメリカキササゲ(Cata
lpa bingnonioides Walt.)、トウキササゲ(Catalpa bun
gei C.A.Mey.)、ウスベニキササゲ(Catalpa fargesii B
ur.)、キササゲ(Catalpa ovata G.Don)等が挙げられる
が、特に、ハナキササゲ(Catalpa speciosa Warder ex
Engelm.)が好ましい。
【0011】本発明に係る抽出物は前記植物の花、樹
皮、果実、葉、根、種子、茎等の部位あるいは全草を用
いて抽出され、特にハナキササゲ(Catalpa speciosa Wa
rder ex Engelm.)では樹皮を中心にして用いられる。本
発明で用いる植物抽出物の抽出方法としては、前記植物
を溶媒、例えば、メタノール、エタノール、プロピルア
ルコール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソ
ブタノール等の低級アルコール或いは含水低級アルコー
ル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル等の多価アルコール或いは含水多価アルコール、アセ
トン、酢酸エチルエステル等の各種有機溶媒により抽出
し、溶媒を留去することにより得ることができる。特
に、メタノール又はエタノールは本発明で用いる植物に
対する浸潤性が良好で、抽出効率や収量の点で好まし
い。
皮、果実、葉、根、種子、茎等の部位あるいは全草を用
いて抽出され、特にハナキササゲ(Catalpa speciosa Wa
rder ex Engelm.)では樹皮を中心にして用いられる。本
発明で用いる植物抽出物の抽出方法としては、前記植物
を溶媒、例えば、メタノール、エタノール、プロピルア
ルコール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソ
ブタノール等の低級アルコール或いは含水低級アルコー
ル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル等の多価アルコール或いは含水多価アルコール、アセ
トン、酢酸エチルエステル等の各種有機溶媒により抽出
し、溶媒を留去することにより得ることができる。特
に、メタノール又はエタノールは本発明で用いる植物に
対する浸潤性が良好で、抽出効率や収量の点で好まし
い。
【0012】また、本発明に係る抽出物はその色や匂い
を除いてより使用しやすくするために、活性炭やカラム
クロマトグラフィー等を用いて、本発明の効果を損わな
い程度に精製を行っても良い。このような精製物もま
た、本発明の皮膚外用剤に用いることができる。本発明
の紫外線吸収性皮膚化粧料全量におけるノウゼンカズラ
科植物抽出物の配合量は、乾燥物として0.005〜3
0重量%が好ましい。配合量が0.005重量%未満で
あると紫外線吸収効果が十分に発揮されず、また30重
量%以上配合してもコストが高くなり現実的でない。
を除いてより使用しやすくするために、活性炭やカラム
クロマトグラフィー等を用いて、本発明の効果を損わな
い程度に精製を行っても良い。このような精製物もま
た、本発明の皮膚外用剤に用いることができる。本発明
の紫外線吸収性皮膚化粧料全量におけるノウゼンカズラ
科植物抽出物の配合量は、乾燥物として0.005〜3
0重量%が好ましい。配合量が0.005重量%未満で
あると紫外線吸収効果が十分に発揮されず、また30重
量%以上配合してもコストが高くなり現実的でない。
【0013】本発明の皮膚化粧料においては、ノウゼン
カズラ科植物由来の抽出物を少なくとも1種以上含有す
るものである。本発明の紫外線吸収皮膚化粧料は前記の
必須成分に加え、必要に応じて本発明の効果を損わない
範囲内で、化粧料、医薬部外品、医薬品等に一般に用い
られる各種成分、水性成分、保湿剤、増粘剤、防腐剤、
酸化防止剤、香料、色剤、薬剤等を配合することができ
る。例えば固体状或いは液状パラフィン、クリスタルオ
イル、セレシン、オゾケライト、モンタンロウ等の炭化
水素類、シリコン油類、オリーブ油、地ロウ、カルナバ
ロウ、ラノリンのような植物性もしくは動物性油脂やロ
ウ、更にステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸、グ
リセリンモノステアリン酸エステル、グリセリンモノオ
レイン酸エステル、イソプロピルミリスチン酸プロピ
ル、イソプロピルステアリン酸エステルのような脂肪酸
又はそのエステル類、分岐脂肪酸の一価アルコール又は
多価アルコールのエステル類、エチルアルコール、イソ
プロピルアルコール、セチルアルコール、パルミチルア
ルコール等のアルコール類、グリコール、グリセリン、
ソルビトール等の多価アルコール類又はそのエステル
類、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カ
チオン性界面活性剤のような界面活性剤を挙げることが
できる。
カズラ科植物由来の抽出物を少なくとも1種以上含有す
るものである。本発明の紫外線吸収皮膚化粧料は前記の
必須成分に加え、必要に応じて本発明の効果を損わない
範囲内で、化粧料、医薬部外品、医薬品等に一般に用い
られる各種成分、水性成分、保湿剤、増粘剤、防腐剤、
酸化防止剤、香料、色剤、薬剤等を配合することができ
る。例えば固体状或いは液状パラフィン、クリスタルオ
イル、セレシン、オゾケライト、モンタンロウ等の炭化
水素類、シリコン油類、オリーブ油、地ロウ、カルナバ
ロウ、ラノリンのような植物性もしくは動物性油脂やロ
ウ、更にステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸、グ
リセリンモノステアリン酸エステル、グリセリンモノオ
レイン酸エステル、イソプロピルミリスチン酸プロピ
ル、イソプロピルステアリン酸エステルのような脂肪酸
又はそのエステル類、分岐脂肪酸の一価アルコール又は
多価アルコールのエステル類、エチルアルコール、イソ
プロピルアルコール、セチルアルコール、パルミチルア
ルコール等のアルコール類、グリコール、グリセリン、
ソルビトール等の多価アルコール類又はそのエステル
類、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カ
チオン性界面活性剤のような界面活性剤を挙げることが
できる。
【0014】また本発明には下記植物抽出物や薬剤も適
宜配合することができる。例えば、トウガラシ、ヨウテ
イ、アロエ、クコ、ヨモギ、カラシ、イネ、マンケイ
シ、マンネンロウ、コッサイホ、エニシダ、リンドウ、
タンジン、ヘチマ、キキョウ、マツ、クジン、ベニバ
ナ、メギ、ビンロウジ、ユーカリ、カゴソウ、モクロ
ウ、ゴシツ、サイコ、チャ、シンイ、ワサビ、ジョテイ
シ(ジョテイジツ)、オランダセンニチ、クチナシ、ウ
スバサイシン、ニンニク、ハッカ、ヨクイニン、キリン
ケツ、ヤシ、ゴボウ、カンゾウ、ホップ、キク、ラッキ
ョ、ニラ、ネギ、タマネギ、セネガ、アマチャヅル、マ
ンネンタケ、ジオウ、グリチルリチン酸モノアンモニウ
ム、グリチルレチン酸、グリチルリチン、ゴマ、センキ
ュウ、カシュウ等が挙げられる。
宜配合することができる。例えば、トウガラシ、ヨウテ
イ、アロエ、クコ、ヨモギ、カラシ、イネ、マンケイ
シ、マンネンロウ、コッサイホ、エニシダ、リンドウ、
タンジン、ヘチマ、キキョウ、マツ、クジン、ベニバ
ナ、メギ、ビンロウジ、ユーカリ、カゴソウ、モクロ
ウ、ゴシツ、サイコ、チャ、シンイ、ワサビ、ジョテイ
シ(ジョテイジツ)、オランダセンニチ、クチナシ、ウ
スバサイシン、ニンニク、ハッカ、ヨクイニン、キリン
ケツ、ヤシ、ゴボウ、カンゾウ、ホップ、キク、ラッキ
ョ、ニラ、ネギ、タマネギ、セネガ、アマチャヅル、マ
ンネンタケ、ジオウ、グリチルリチン酸モノアンモニウ
ム、グリチルレチン酸、グリチルリチン、ゴマ、センキ
ュウ、カシュウ等が挙げられる。
【0015】また本発明の紫外線吸収皮膚化粧料の剤型
は任意であり、例えば液状、乳液状、クリーム状、ステ
ィック状等の剤型をとることができる。
は任意であり、例えば液状、乳液状、クリーム状、ステ
ィック状等の剤型をとることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を説明する。
尚、本発明はこれらに限定されるものではない。また、
配合量は他に指定がない限り重量%で示す。抽出例1 まず、ハナキササゲ(Catalpa speciosa Warder ex Enge
lm.)の樹皮からの有効抽出画分の抽出法について説明す
る。
尚、本発明はこれらに限定されるものではない。また、
配合量は他に指定がない限り重量%で示す。抽出例1 まず、ハナキササゲ(Catalpa speciosa Warder ex Enge
lm.)の樹皮からの有効抽出画分の抽出法について説明す
る。
【0017】原料 ハナキササゲ(Catalpa speciosa Warder ex Engelm.)の
樹皮粉砕品100g 抽出 前記ハナキササゲの樹皮粉砕品100gにメタノール5
00mlを加え、温度30℃、時間3時間、回転攪拌数
100rpmで抽出操作を行った。 加圧濾過 前記で得られた抽出液を、窒素0.1kg/cm2以
下の加圧力を付加した状態で、濾紙No.2により濾過
を行った。 濃縮 前記で得られた濾液について、温度25〜30℃、減
圧度60〜65torrで減圧濃縮を行った。この結果、メ
タノール抽出物4.40gが得られた。
樹皮粉砕品100g 抽出 前記ハナキササゲの樹皮粉砕品100gにメタノール5
00mlを加え、温度30℃、時間3時間、回転攪拌数
100rpmで抽出操作を行った。 加圧濾過 前記で得られた抽出液を、窒素0.1kg/cm2以
下の加圧力を付加した状態で、濾紙No.2により濾過
を行った。 濃縮 前記で得られた濾液について、温度25〜30℃、減
圧度60〜65torrで減圧濃縮を行った。この結果、メ
タノール抽出物4.40gが得られた。
【0018】試験例1 紫外線吸収スペクトルの測定 前記抽出例1の抽出物を濃度10ppmとなるようにエ
タノールに溶解し、紫外線吸収スペクトルを測定した。
また、同じ天然物由来の紫外線吸収剤として、甘草(Gl
ycyrrhizae Radix)の全草から前記抽出例1と同様に抽
出した抽出物を比較例1として用い、同様に紫外線吸収
スペクトルを測定した。
タノールに溶解し、紫外線吸収スペクトルを測定した。
また、同じ天然物由来の紫外線吸収剤として、甘草(Gl
ycyrrhizae Radix)の全草から前記抽出例1と同様に抽
出した抽出物を比較例1として用い、同様に紫外線吸収
スペクトルを測定した。
【0019】その結果を図1及び図2に示す。抽出例1
は約325nmのUV−A領域に最大吸収を有し、約2
70〜350nmというUV−A〜UV−B領域で紫外
線吸収能を示したが、比較例1では約280nmのUV
−C領域に最大吸収を有し、UV−A〜UV−B領域に
おける紫外線吸収能は低かった。以上のことから明らか
なように、本発明の抽出物はUV−A及びUV−B領域
に優れた紫外線吸収能を有していた。
は約325nmのUV−A領域に最大吸収を有し、約2
70〜350nmというUV−A〜UV−B領域で紫外
線吸収能を示したが、比較例1では約280nmのUV
−C領域に最大吸収を有し、UV−A〜UV−B領域に
おける紫外線吸収能は低かった。以上のことから明らか
なように、本発明の抽出物はUV−A及びUV−B領域
に優れた紫外線吸収能を有していた。
【0020】試験例2 光安定性 次に本発明者らは、本発明にかかる植物抽出物の光安定
性について検討した。すなわち、前記抽出例1及び比較
例1の抽出物を濃度30ppmとなるようにエタノール
に溶解してガラス製サンプルビンに充填し、キセノンラ
ンプ光照射を30時間(夏場の約10日に相当)行っ
た。キセノンランプ照射前後に紫外線吸収スペクトルを
測定し、その紫外線吸収能を比較した。その結果、抽出
例1のキセノンランプ照射後の紫外線吸収スペクトルの
チャートは照射前と殆ど変化が認められなかったが、比
較例1では270nm以上の波長領域で吸光度が大きく
低下していた。以上の結果から、本発明にかかる抽出物
は優れた光安定性を有していることが理解される。
性について検討した。すなわち、前記抽出例1及び比較
例1の抽出物を濃度30ppmとなるようにエタノール
に溶解してガラス製サンプルビンに充填し、キセノンラ
ンプ光照射を30時間(夏場の約10日に相当)行っ
た。キセノンランプ照射前後に紫外線吸収スペクトルを
測定し、その紫外線吸収能を比較した。その結果、抽出
例1のキセノンランプ照射後の紫外線吸収スペクトルの
チャートは照射前と殆ど変化が認められなかったが、比
較例1では270nm以上の波長領域で吸光度が大きく
低下していた。以上の結果から、本発明にかかる抽出物
は優れた光安定性を有していることが理解される。
【0021】以下に本発明にかかるノウゼンカズラ科植
物抽出物を配合した皮膚化粧料の配合例を示す。配合例1 クリーム A.油相 ステアリン酸 10.0% ステアリルアルコール 4.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 8.0 ビタミンEアセテート 0.5 香料 0.4 エチルパラベン 0.1 ブチルパラベン 0.1 プロピルパラベン 0.1 B.水相 ハナキササゲ樹皮抽出物(抽出例1) 0.03 1,3−ブチレングリコール 10.0 プロピレングリコール 8.0 グリセリン 2.0 水酸化カリウム 0.4 精製水 残 余
物抽出物を配合した皮膚化粧料の配合例を示す。配合例1 クリーム A.油相 ステアリン酸 10.0% ステアリルアルコール 4.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 8.0 ビタミンEアセテート 0.5 香料 0.4 エチルパラベン 0.1 ブチルパラベン 0.1 プロピルパラベン 0.1 B.水相 ハナキササゲ樹皮抽出物(抽出例1) 0.03 1,3−ブチレングリコール 10.0 プロピレングリコール 8.0 グリセリン 2.0 水酸化カリウム 0.4 精製水 残 余
【0022】〈製法〉ハナキササゲ樹皮抽出物を1,3
−ブチレングリコールに予め溶解したものを用いて、更
に各成分を溶解し、水相Bを製造する。そして、油相A
と水相Bをそれぞれ70℃に加熱し、完全溶解する。A
相をB相に加えて、乳化機で乳化する。乳化物を熱交換
機を用いて冷却してクリームを得た。また、本配合例に
かかるクリームを75%エタノールにハナキササゲ抽出
物濃度が0.003%濃度溶液となるように希釈し、石
英セルに入れ、分光光度計により200〜700nmの
波長の吸光度を測定した結果、抽出例1の紫外線吸収ス
ペクトル(図1)と同様に270〜350nm付近の波
長領域において高い吸収能を有し、日焼け防止等に効果
があることが示唆された。
−ブチレングリコールに予め溶解したものを用いて、更
に各成分を溶解し、水相Bを製造する。そして、油相A
と水相Bをそれぞれ70℃に加熱し、完全溶解する。A
相をB相に加えて、乳化機で乳化する。乳化物を熱交換
機を用いて冷却してクリームを得た。また、本配合例に
かかるクリームを75%エタノールにハナキササゲ抽出
物濃度が0.003%濃度溶液となるように希釈し、石
英セルに入れ、分光光度計により200〜700nmの
波長の吸光度を測定した結果、抽出例1の紫外線吸収ス
ペクトル(図1)と同様に270〜350nm付近の波
長領域において高い吸収能を有し、日焼け防止等に効果
があることが示唆された。
【0023】以下の皮膚化粧料は何れも配合例1と同
様、安全性が高く、紫外線吸収効果を有する皮膚化粧料
であった。配合例2 クリーム A.セタノール 4.0% ワセリン 7.0 イソプロピルミリステート 8.0 スクワラン 12.0 ジメチルポリシロキサン 3.0 グリセリンモノステアリル酸エステル 2.2 POE(20)ソルビタンモノステアレート 2.8 グリチルレチン酸ステアレート 0.02 エチルパラベン 0.1 ブチルパラベン 0.1 B.水相 ハナキササゲ樹皮抽出物(抽出例1) 0.1 1,3−ブチレングリコール 7.0 フェノキシエタノール 0.2 L−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩 3.0 アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩 1.0 精製水 残 余
様、安全性が高く、紫外線吸収効果を有する皮膚化粧料
であった。配合例2 クリーム A.セタノール 4.0% ワセリン 7.0 イソプロピルミリステート 8.0 スクワラン 12.0 ジメチルポリシロキサン 3.0 グリセリンモノステアリル酸エステル 2.2 POE(20)ソルビタンモノステアレート 2.8 グリチルレチン酸ステアレート 0.02 エチルパラベン 0.1 ブチルパラベン 0.1 B.水相 ハナキササゲ樹皮抽出物(抽出例1) 0.1 1,3−ブチレングリコール 7.0 フェノキシエタノール 0.2 L−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩 3.0 アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩 1.0 精製水 残 余
【0024】〈製法〉ハナキササゲ樹皮抽出物を1,3
−ブチレングリコールに予め溶解した後、配合例1に準
じてクリームを得た。
−ブチレングリコールに予め溶解した後、配合例1に準
じてクリームを得た。
【0025】配合例3 乳液 A.油相 スクワラン 5.0% オレイルオレート 3.0 ワセリン 2.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 0.8 ポリオキシエチレン(20)オレイルエーテル 1.2 2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート 3.0 香料 0.12 B.水相 ハナキササゲ樹皮抽出物(抽出例1) 0.2 ジプロピレングリコール 5.0 エタノール 3.0 カルボキシルビニルポリマー 0.17 ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 水酸化カリウム 0.08 メチルパラベン 0.15 ヘキサメタンリン酸ナトリウム 0.05 精製水 残 余
【0026】〈製法〉ハナキササゲ樹皮抽出物を予めジ
プロピレングリコールに溶解した後、配合例1に準じて
乳液を得た。
プロピレングリコールに溶解した後、配合例1に準じて
乳液を得た。
【0027】配合例4 クリーム A.油相 ベヘニルアルコール 0.5% 12-ヒト゛ロキシステアリン酸 コレスタノールエステル 2.0 スクワラン 7.0 ホホバオイル 5.0 自己乳化型モノステアリン酸グリセリル 2.5 ポリオキシエチレン(20) ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.5 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン 3.0 エチルパラベン 0.2 ブチルパラベン 0.1 香料 0.1 B.水相 1,3−ブチレングリコール 6.0 アメリカキササゲ樹皮抽出物 0.05 グリセリン 3.5 亜鉛崋 1.5 カオリン 0.5 ベントナイト 0.3 ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.03 精製水 残 余
【0028】〈製法〉アメリカキササゲ樹皮抽出物を
1,3−ブチレングリコールに溶解した後、配合例1に
準じた製法で粉末入りクリームを得た。
1,3−ブチレングリコールに溶解した後、配合例1に
準じた製法で粉末入りクリームを得た。
【0029】配合例5 エッセンス A.油相 ステアリン酸 3.0% セタノール 1.0 ラノリン誘導体 3.0 流動パラフィン 5.0 2−エチルヘキシルステアレート 3.0 POEセチルアルコールエーテル 2.0 モノステアリン酸グリセリン 2.0 防腐剤 適 量 香料 適 量 B.水相 1,3−ブチレングリコール 6.0 トリエタノールアミン 10.0 トウキササゲ樹皮抽出物 10.0 精製水 残 余
【0030】〈製法〉1,3−ブチレングリコールにト
ウキササゲ樹皮抽出物を溶解し、これをトリエタノール
アミンとともに精製水に溶解し、水相Bを製造する。ス
テアリン酸、セタノール、ラノリン誘導体、流動パラフ
ィン、2−エチルヘキシルステアレート、モノステアリ
ン酸グリセリンを70〜80℃にて加熱溶解後、POE
セチルアルコールエーテル、防腐剤、香料を順次溶解
し、温度を70℃にし、油相Aを製造する。前述の水相
Bに攪拌しながら油相Aを添加し、乳化を行う。ホモミ
キサーで乳化粒子を均一に調製後、脱気、冷却を行い、
エッセンスを得た。
ウキササゲ樹皮抽出物を溶解し、これをトリエタノール
アミンとともに精製水に溶解し、水相Bを製造する。ス
テアリン酸、セタノール、ラノリン誘導体、流動パラフ
ィン、2−エチルヘキシルステアレート、モノステアリ
ン酸グリセリンを70〜80℃にて加熱溶解後、POE
セチルアルコールエーテル、防腐剤、香料を順次溶解
し、温度を70℃にし、油相Aを製造する。前述の水相
Bに攪拌しながら油相Aを添加し、乳化を行う。ホモミ
キサーで乳化粒子を均一に調製後、脱気、冷却を行い、
エッセンスを得た。
【0031】配合例6 エッセンス A.エタノール相 ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0% オレイルアルコール 0.5 ビタミンEアセテート 0.2 香料 適 量 エタノール 10.0 POEソルビタンジラウレート モノステアリン酸エステル 1.0 防腐剤 適 量 退色防止剤 適 量 B.水相 ハナキササゲ樹皮抽出物(抽出例1) 0.05 ジプロピレングリコール 5.0 ポリエチレングリコール400 5.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 アルギン酸ナトリウム 0.3 水酸化ナトリウム 0.15 POEソルビタンジラウレート モノステアリン酸エステル 1.0 プラセンタエキス 0.2 精製水 残 部
【0032】〈製法〉精製水にカルボキシビニルポリマ
ーを溶解した後、ジプロピレングリコール、ポリエチレ
ングリコール400、ハナキササゲ樹皮抽出物を順次溶
解し、水相Bを得る。エタノールにPOEソルビタンジ
ラウレートモノステアリン酸エステル、ソルビタンモノ
オレイン酸エステル、オレイルアルコール、ビタミンE
アセテート、香料、防腐剤、退色防止剤を順次溶解し、
エタノール相Aを得、該エタノール相Aを水相Bに添加
し乳化する。精製水の一部に水酸化ナトリウムを溶解
し、これを添加して攪拌、脱気、濾過する。
ーを溶解した後、ジプロピレングリコール、ポリエチレ
ングリコール400、ハナキササゲ樹皮抽出物を順次溶
解し、水相Bを得る。エタノールにPOEソルビタンジ
ラウレートモノステアリン酸エステル、ソルビタンモノ
オレイン酸エステル、オレイルアルコール、ビタミンE
アセテート、香料、防腐剤、退色防止剤を順次溶解し、
エタノール相Aを得、該エタノール相Aを水相Bに添加
し乳化する。精製水の一部に水酸化ナトリウムを溶解
し、これを添加して攪拌、脱気、濾過する。
【0033】配合例7 水中油型ファンデーション A.粉体 タルク 3.0% 二酸化チタン 5.0 ベンガラ 0.5 黄酸化鉄 1.4 黒酸化鉄 0.1 B.水相 ベントナイト 0.5 モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.9 トリエタノールアミン 1.0 プロピレングリコール 10.0 ウスベニキササゲ樹皮抽出物 0.1 精製水 56.4 C.油相 ステアリン酸 2.2 イソヘキサデシルアルコール 7.0 モノステアリン酸グリセリン 2.0 液状ラノリン 2.0 流動パラフィン 8.0 防腐剤 適 量 香料 適 量
【0034】〈製法〉予めウスベニキササゲ樹皮抽出物
を一部プロピレングリコールに溶解し、また水相の増粘
剤であるベントナイト残部プロピレングリコールに分散
する。これらを精製水に加え、70℃でホモミキサー処
理した後、残りの水相成分を添加し十分に攪拌する。こ
れに十分混合粉砕された粉体部を攪拌しながら添加し、
70℃でホモミキサー処理する。次に70℃〜80℃で
加熱溶解された油相を徐々に添加し70℃でホモミキサ
ー処理する。これを攪拌しながら冷却し、45℃で香料
を加え、室温まで冷却する。最後に脱気し容器に充填す
る。
を一部プロピレングリコールに溶解し、また水相の増粘
剤であるベントナイト残部プロピレングリコールに分散
する。これらを精製水に加え、70℃でホモミキサー処
理した後、残りの水相成分を添加し十分に攪拌する。こ
れに十分混合粉砕された粉体部を攪拌しながら添加し、
70℃でホモミキサー処理する。次に70℃〜80℃で
加熱溶解された油相を徐々に添加し70℃でホモミキサ
ー処理する。これを攪拌しながら冷却し、45℃で香料
を加え、室温まで冷却する。最後に脱気し容器に充填す
る。
【0035】配合例8 W/O乳化型ファンデーション(クリームタイプ) A.粉体 セリサイト 5.36% カオリン 4.0 二酸化チタン 9.32 ベンガラ 0.36 黄酸化鉄 0.8 黒酸化鉄 0.16 B.油相 流動パラフィン 5.0 デカメチルシクロペンタシロキサン 12.0 ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 4.0 精製水 51.9 C.水相 分散剤 0.1 1,3−ブチレングリコール 5.0 ハナキササゲ樹皮抽出物(抽出例1) 0.08 精製水 51.9 防腐剤 適 量 D.その他 安定化剤 2.0 香料 適 量
【0036】〈製法〉ハナキササゲ樹皮抽出物を予め
1,3−ブチレングリコールに溶解し、更に水相を70
℃で加熱攪拌後、十分混合粉砕された粉体部を添加し7
0℃でホモミキサー処理する。これに一部の精製水に溶
解した安定化剤を加え攪拌する。更に70℃に加熱した
油相を加え、70℃でホモミキサー処理する。これを攪
拌しながら冷却し45℃で香料を加え、室温まで冷却す
る。最後に脱気し容器に充填する。
1,3−ブチレングリコールに溶解し、更に水相を70
℃で加熱攪拌後、十分混合粉砕された粉体部を添加し7
0℃でホモミキサー処理する。これに一部の精製水に溶
解した安定化剤を加え攪拌する。更に70℃に加熱した
油相を加え、70℃でホモミキサー処理する。これを攪
拌しながら冷却し45℃で香料を加え、室温まで冷却す
る。最後に脱気し容器に充填する。
【0037】配合例9 W/Oクリームタイプサンスクリーン化粧料 A.水相 精製水 54.95% 1,3−ブチレングリコール 7.0 二酸化チタン 5.0 エデト酸二ナトリウム 0.05 エタノール 2.0 ハナキササゲ樹皮抽出物(抽出例1) 0.5 B.油相 オキシベンゾン 2.0 パラメトキシケイ皮酸オクチル 5.0 スクワラン 10.0 ワセリン 5.0 ステアリルアルコール 3.0 ステアリン酸 3.0 グリセリルモノステアレート 3.0 ポリアクリル酸エチル 1.0 酸化防止剤 適 量 防腐剤 適 量 香料 適 量
【0038】〈製法〉キササゲ樹皮抽出物をエタノール
に予め溶解し、更に油相部と水相部をそれぞれ70℃に
加熱し溶解させる。水相部は二酸化チタンの分散を十分
に行い、油相部を加え、ホモジナイザーを用いて乳化す
る。乳化物を熱交換機を用い冷却する。
に予め溶解し、更に油相部と水相部をそれぞれ70℃に
加熱し溶解させる。水相部は二酸化チタンの分散を十分
に行い、油相部を加え、ホモジナイザーを用いて乳化す
る。乳化物を熱交換機を用い冷却する。
【0039】配合例10 O/W乳液タイプサンスクリーン化粧料 A.水相 精製水 68.3 ジプロピレングリコール 6.0 エタノール 3.0 ヒドロキシエチルセルロース 0.3 キササゲ抽出物 0.005 B.油相 パラメトキシケイ皮酸オクチル 6.0 ジパラメトキシケイ皮酸グリセリルオクチル 2.0 4-tert-ブチル4′-メトキシベンゾイルメタン 2.0 オキシベンゾン 3.0 オレイルオレート 5.0 ジメチルポリシロキサン 3.0 ワセリン 0.5 セチルアルコール 1.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 0.8 POE(29)オレイルアルコールエーテル 1.2 酸化防止剤 適 量 防腐剤 適 量 香料 適 量
【0040】〈製法〉キササゲ抽出物を予めエタノール
に溶解し、更に他の水相成分と合わせて70℃に加熱
し、水相を調製する。そして、油相部を70℃に加熱溶
解させる。水相部に油相部を加え、ホモジナイザーを用
い乳化する。乳化物を熱交換機を用い冷却する。
に溶解し、更に他の水相成分と合わせて70℃に加熱
し、水相を調製する。そして、油相部を70℃に加熱溶
解させる。水相部に油相部を加え、ホモジナイザーを用
い乳化する。乳化物を熱交換機を用い冷却する。
【0041】配合例11 W/O型クリームタイプサンスクリーン化粧料 A.水相 精製水 36.5% 1,3−ブチレングリコール 6.0 ハナキササゲ樹皮抽出物(抽出例1) 1.0 B.油相 パラメトキシケイ皮酸オクチル 5.0 オキシベンゾン 3.0 4-tert-ブチル4′-メトキジベンゾイルメタン 1.0 疎水化処理二酸化チタン 3.0 スクワラン 40.0 ジイソステアリン酸グリセリン 3.0 有機変性モンモリロナイト 1.5 防腐剤 適 量 香料 適 量
【0042】〈製法〉予めエタノールにハナキササゲ樹
皮抽出物を溶解し、更に油相部と水相部をそれぞれ70
℃に加熱溶解させる。油相部は二酸化チタンの分散を十
分に行い、ホモジナイザー処理を行いながら水相部を添
加する。乳化物を熱交換機を用い冷却する。
皮抽出物を溶解し、更に油相部と水相部をそれぞれ70
℃に加熱溶解させる。油相部は二酸化チタンの分散を十
分に行い、ホモジナイザー処理を行いながら水相部を添
加する。乳化物を熱交換機を用い冷却する。
【0043】配合例12 ローション 精製水 40.0% ジプロピレングリコール 5.0 1,3−ブチレングリコール 10.0 ポリエチレングリコール400 10.0 エチルアルコール 20.0 ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 3.0 パラメトキシケイ皮酸オクチル 1.0 ハナキササゲ樹皮抽出物(抽出例1) 5.0 トリエタノールアミン 5.0 香料 適 量
【0044】〈製法〉エチルアルコールにポリオキシエ
チレン(60)硬化ヒマシ油、パラメトキシケイ皮酸オ
クチル及び香料を溶解する(アルコール相)。一方、エ
タノールにハナキササゲ樹皮抽出物を予め溶解し、更に
精製水にその他の多価アルコールを添加し、十分に溶解
させる(水相)。水相にアルコール相を添加し、充分に
攪拌する。
チレン(60)硬化ヒマシ油、パラメトキシケイ皮酸オ
クチル及び香料を溶解する(アルコール相)。一方、エ
タノールにハナキササゲ樹皮抽出物を予め溶解し、更に
精製水にその他の多価アルコールを添加し、十分に溶解
させる(水相)。水相にアルコール相を添加し、充分に
攪拌する。
【0045】配合例13 O/W型乳液タイプサンスクリーン化粧料 A.油相 流動パラフィン 3.0% ミリスチン酸イソプロピル 2.0 オレイルオレエート 4.0 ワセリン 2.0 ステアリルアルコール 1.0 ステアリン酸 2.0 グリセリルモノステアレート 2.0 ビタミンEアセテート 適 量 防腐剤 適 量 香料 適 量 B.水相 精製水 77.8 1,3−ブチレングリコール 6.0 カルボキシビニルポリマー 0.2 トリエタノールアミン 3.0 キササゲ樹皮抽出物 0.1
【0046】〈製法〉キササゲ樹皮抽出物を1,3−ブ
チレングリコールに予め溶解し、更に油相部と水相部を
それぞれ70℃に加熱溶解させる。水相に油相を加え、
ホモジナイザーを用い乳化する。乳化物を熱交換機を用
い冷却する。
チレングリコールに予め溶解し、更に油相部と水相部を
それぞれ70℃に加熱溶解させる。水相に油相を加え、
ホモジナイザーを用い乳化する。乳化物を熱交換機を用
い冷却する。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る皮膚化
粧料はノウゼンカズラ科植物(Bignoniaceae Juss.)の抽
出物を配合することにより、安全性、光安定性が高く、
しかも優れた紫外線吸収効果を有する皮膚化粧料であ
る。
粧料はノウゼンカズラ科植物(Bignoniaceae Juss.)の抽
出物を配合することにより、安全性、光安定性が高く、
しかも優れた紫外線吸収効果を有する皮膚化粧料であ
る。
【図1】本発明の実施例にかかるハナキササゲ(Catalpa
speciosa Warder ex Engelm.)樹皮のメタノール抽出物
(抽出例1)の紫外線吸収スペクトル図である。
speciosa Warder ex Engelm.)樹皮のメタノール抽出物
(抽出例1)の紫外線吸収スペクトル図である。
【図2】本発明の比較例である甘草(Glycyrrhizae Rad
ix)全草のメタノール抽出物(比較例1)の紫外線吸収
スペクトル図である。
ix)全草のメタノール抽出物(比較例1)の紫外線吸収
スペクトル図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 建三 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 中村 哲治 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 西 豊行 京都府京都市南区吉祥院西ノ庄門口町14番 地 日本新薬株式会社内 (72)発明者 佐野 彰 京都府京都市南区吉祥院西ノ庄門口町14番 地 日本新薬株式会社内 (72)発明者 小島 信敏 京都府京都市南区吉祥院西ノ庄門口町14番 地 日本新薬株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 ノウゼンカズラ科植物(Bignoniaceae Ju
ss.)の抽出物を含有することを特徴とする皮膚化粧料。 - 【請求項2】 請求項1記載の皮膚化粧料において、ノ
ウゼンカズラ科植物(Bignoniaceae Juss.)の抽出物が、
キササゲ属植物(Catalpa Scop.)の抽出物であることを
特徴とする皮膚化粧料。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の皮膚化粧料におい
て、ノウゼンカズラ科植物(Bignoniaceae Juss.)の抽出
物がキササゲ属植物(Catalpa Scop.)に属するハナキサ
サゲ(Catalpa speciosa Warder ex Engelm.)、アメリカ
キササゲ(Catalpa bignonioides Walt.)、トウキササゲ
(Catalpa bungei C.A.Mey.)、ウスベニキササゲ(Catalp
a fargesii Bur.)、キササゲ(Catalpa ovata G.Don)の
中から選ばれた少なくとも1種以上の抽出物であること
を特徴とする皮膚化粧料。 - 【請求項4】 請求項1〜3記載の皮膚化粧料におい
て、ノウゼンカズラ科植物(Bignoniaceae Juss.)の抽出
物がキササゲ属植物(Catalpa Scop.)の樹皮から抽出さ
れた抽出物であることを特徴とする皮膚化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5343026A JPH07165528A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 紫外線吸収性皮膚化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5343026A JPH07165528A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 紫外線吸収性皮膚化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07165528A true JPH07165528A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=18358369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5343026A Withdrawn JPH07165528A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 紫外線吸収性皮膚化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07165528A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0952814A (ja) * | 1995-08-09 | 1997-02-25 | Sunstar Inc | 皮膚化粧料組成物 |
JPH09165313A (ja) * | 1995-12-15 | 1997-06-24 | Kao Corp | 皮膚外用剤 |
JP2006290749A (ja) * | 2005-04-06 | 2006-10-26 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | メラニン生成抑制剤 |
JP2007204379A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | mTORを活性化する製剤及びmTORを活性化する方法 |
-
1993
- 1993-12-15 JP JP5343026A patent/JPH07165528A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0952814A (ja) * | 1995-08-09 | 1997-02-25 | Sunstar Inc | 皮膚化粧料組成物 |
JPH09165313A (ja) * | 1995-12-15 | 1997-06-24 | Kao Corp | 皮膚外用剤 |
JP2006290749A (ja) * | 2005-04-06 | 2006-10-26 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | メラニン生成抑制剤 |
JP2007204379A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | mTORを活性化する製剤及びmTORを活性化する方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010306 |