JPH0697603B2 - 希ガス放電灯 - Google Patents
希ガス放電灯Info
- Publication number
- JPH0697603B2 JPH0697603B2 JP62079719A JP7971987A JPH0697603B2 JP H0697603 B2 JPH0697603 B2 JP H0697603B2 JP 62079719 A JP62079719 A JP 62079719A JP 7971987 A JP7971987 A JP 7971987A JP H0697603 B2 JPH0697603 B2 JP H0697603B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bulb
- lamp
- rare gas
- discharge lamp
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J7/00—Details not provided for in the preceding groups and common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
- H01J7/02—Selection of substances for gas fillings; Specified operating pressure or temperature
- H01J7/06—Selection of substances for gas fillings; Specified operating pressure or temperature having helium, argon, neon, krypton, or xenon as the principal constituent
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J61/00—Gas-discharge or vapour-discharge lamps
- H01J61/70—Lamps with low-pressure unconstricted discharge having a cold pressure < 400 Torr
- H01J61/76—Lamps with low-pressure unconstricted discharge having a cold pressure < 400 Torr having a filling of permanent gas or gases only
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J61/00—Gas-discharge or vapour-discharge lamps
- H01J61/02—Details
- H01J61/12—Selection of substances for gas fillings; Specified operating pressure or temperature
- H01J61/16—Selection of substances for gas fillings; Specified operating pressure or temperature having helium, argon, neon, krypton, or xenon as the principle constituent
Landscapes
- Discharge Lamp (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、バルブの内部にキセノンを主体とした希ガス
を封入してなる希ガス放電灯に関する。
を封入してなる希ガス放電灯に関する。
(従来の技術) 複写機やファクシミリの光源、または液晶表示装置のバ
ックライトなどには、けい光ランプまたはキセノン(X
e)グローランプが使用されている。
ックライトなどには、けい光ランプまたはキセノン(X
e)グローランプが使用されている。
従来のけい光ランプは、バルブの内面にけい光体被膜を
形成し、このバルブの内部にコイルフィラメントよりな
る熱陰極形電極を設けるとともに、このバルブの内部に
水銀Hgと、アルゴンArを主体とした希ガスを封入して構
成されていることは知られている。
形成し、このバルブの内部にコイルフィラメントよりな
る熱陰極形電極を設けるとともに、このバルブの内部に
水銀Hgと、アルゴンArを主体とした希ガスを封入して構
成されていることは知られている。
しかしながら、けい光ランプは、水銀の蒸気圧が周囲温
度に依存し、この水銀の蒸気圧が紫外線の発光量を変化
させるから、雰囲気温度に影響される度合いが大きく、
したがって、周囲温度が15℃未満または60℃を越えるよ
うな雰囲気では光効率が著しく低下したり、極端な低温
状態では始動性が大幅に悪化して始動電圧が高くなる等
の欠点をもつ。
度に依存し、この水銀の蒸気圧が紫外線の発光量を変化
させるから、雰囲気温度に影響される度合いが大きく、
したがって、周囲温度が15℃未満または60℃を越えるよ
うな雰囲気では光効率が著しく低下したり、極端な低温
状態では始動性が大幅に悪化して始動電圧が高くなる等
の欠点をもつ。
また、従来のけい光ランプは、フィラメントに酸化バリ
ウム等の電子放射物質を塗布してあり、この電子放射物
質は点灯中にフィラメントが高温になった場合には蒸発
し易いので早期に管壁の黒化を招く。
ウム等の電子放射物質を塗布してあり、この電子放射物
質は点灯中にフィラメントが高温になった場合には蒸発
し易いので早期に管壁の黒化を招く。
さらに、けい光ランプの場合、アルゴンArガスが1〜5T
orr程度の圧力で封入されており、点灯中の水銀蒸気圧
との分圧がHg:Ar=1000:1程度となるように封入されて
いる。これはArガスのペニング効果を利用するためのも
ので、Arガスを5Torr以上の圧力で封入することは実用
的でないので採用されない。このため希ガスの封入圧力
は低く、電極前部に長いファラデー暗部が発生し、この
ような暗部は通常のけい光ランプでは10mm程度にもな
り、発光に有効に寄与しなく、有効発光長さが相対的に
短くなる欠点があり、OA機器の光源としては好ましくな
い。
orr程度の圧力で封入されており、点灯中の水銀蒸気圧
との分圧がHg:Ar=1000:1程度となるように封入されて
いる。これはArガスのペニング効果を利用するためのも
ので、Arガスを5Torr以上の圧力で封入することは実用
的でないので採用されない。このため希ガスの封入圧力
は低く、電極前部に長いファラデー暗部が発生し、この
ような暗部は通常のけい光ランプでは10mm程度にもな
り、発光に有効に寄与しなく、有効発光長さが相対的に
短くなる欠点があり、OA機器の光源としては好ましくな
い。
一方、従来のXeグローランプは、バルブの内面にけい光
体被膜を形成し、このバルブの内部に冷陰極形電極を設
けるとともに、このバルブの内部にキセノンを主体とし
た希ガスを50Torr以上の圧力で封入して構成されてい
る。
体被膜を形成し、このバルブの内部に冷陰極形電極を設
けるとともに、このバルブの内部にキセノンを主体とし
た希ガスを50Torr以上の圧力で封入して構成されてい
る。
このような従来のXeグローランプは、バルブの内部にキ
セノンを主体とした希ガスを相対的に高い圧力で封入し
てあるので周囲温度の影響を受ける割合いは少ないが、
封入圧力が高いゆえに始動電圧が高くなる欠点がある。
セノンを主体とした希ガスを相対的に高い圧力で封入し
てあるので周囲温度の影響を受ける割合いは少ないが、
封入圧力が高いゆえに始動電圧が高くなる欠点がある。
また、従来のXeグローランプは、冷陰極形電極を用いて
いるので、ランプ電流を多く流すと冷陰極が発熱して消
耗が著しくなる欠点があり、これを回避するためランプ
電流を抑えてあるので、光効率が良くないとともに、光
量が少ない不具合がある。
いるので、ランプ電流を多く流すと冷陰極が発熱して消
耗が著しくなる欠点があり、これを回避するためランプ
電流を抑えてあるので、光効率が良くないとともに、光
量が少ない不具合がある。
さらに従来のXeグローランプは、ランプ電流が少ないた
めに陽光柱が細くなり過ぎ、このため陽光柱が蛇行し、
この結果輝度分布にムラが生じていた。また陽光柱の蛇
行現象は刻一刻と変化し、輝度分布が安定しないという
欠点もあった。
めに陽光柱が細くなり過ぎ、このため陽光柱が蛇行し、
この結果輝度分布にムラが生じていた。また陽光柱の蛇
行現象は刻一刻と変化し、輝度分布が安定しないという
欠点もあった。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、最近のOA機器用の光源は、周囲温度の影
響を受けず、光効率が高いとともに、長寿命であり、し
かもムラのない安定した輝度分布を有することが強く望
まれている。
響を受けず、光効率が高いとともに、長寿命であり、し
かもムラのない安定した輝度分布を有することが強く望
まれている。
本発明は、上記の要請を満足し得る希ガス放電灯を提供
しようとするものである。
しようとするものである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明においては、バルブの内面にけい光体被膜を形成
し、このバルブの内部に熱陰極形電極を設けるととも
に、このバルブの内部にキセノンを主体とした希ガスを
20〜200Torrの圧力で封入したことを特徴とする。
し、このバルブの内部に熱陰極形電極を設けるととも
に、このバルブの内部にキセノンを主体とした希ガスを
20〜200Torrの圧力で封入したことを特徴とする。
(作用) 本発明は、けい光体被膜を励起させる紫外線を発する物
質として、キセノンを主体とした希ガスを20〜200Torr
封入したので、バルブ内の圧力が雰囲気温度に影響され
る割合いが少なく、光効率および始動性能が安定する。
また、電極は熱陰極形を採用したから、始動時に予熱す
ることができ、始動電圧を引下げることができる。ま
た、熱陰極であればランプ電流を大きくすることがで
き、光量の増大が可能となり、かつランプ電圧を下げて
光効率の向上が可能になる。そして、キセノンを主体と
した希ガスは高圧で封入してあるので、熱陰極の蒸発が
防止され管壁の黒化が発生せず、またファラデー暗部の
発生は極めて小さく有効発光長さを大きくすることもで
きる。さらに、ランプ電流が大きいので陽光柱が太くな
り、管内に広がるから陽光柱の蛇行現象がみられず、輝
度分布のムラが解消されて安定した輝度分布が得られ
る。
質として、キセノンを主体とした希ガスを20〜200Torr
封入したので、バルブ内の圧力が雰囲気温度に影響され
る割合いが少なく、光効率および始動性能が安定する。
また、電極は熱陰極形を採用したから、始動時に予熱す
ることができ、始動電圧を引下げることができる。ま
た、熱陰極であればランプ電流を大きくすることがで
き、光量の増大が可能となり、かつランプ電圧を下げて
光効率の向上が可能になる。そして、キセノンを主体と
した希ガスは高圧で封入してあるので、熱陰極の蒸発が
防止され管壁の黒化が発生せず、またファラデー暗部の
発生は極めて小さく有効発光長さを大きくすることもで
きる。さらに、ランプ電流が大きいので陽光柱が太くな
り、管内に広がるから陽光柱の蛇行現象がみられず、輝
度分布のムラが解消されて安定した輝度分布が得られ
る。
(実施例) 以下本発明について、第1図ないし第3図に示すアパー
チャ形希ガス放電灯に適用した実施例にもとづき説明す
る。
チャ形希ガス放電灯に適用した実施例にもとづき説明す
る。
図において、1は細長い棒状をなしたバルブであり、石
英または硬質あるいは軟質ガラスにより形成されてい
る。バルブ1の内径は、OA機器用として6mm〜12mmの範
囲が好ましい。6mm未満では後述する熱陰極5の挿入が
不可能であり、また12mmを越える場合はOA機器用光源と
しては太くなり過ぎる。
英または硬質あるいは軟質ガラスにより形成されてい
る。バルブ1の内径は、OA機器用として6mm〜12mmの範
囲が好ましい。6mm未満では後述する熱陰極5の挿入が
不可能であり、また12mmを越える場合はOA機器用光源と
しては太くなり過ぎる。
このバルブ1の内面にはけい光体被膜2が形成されてい
るとともに、これらバルブ1の内面とけい光体被膜2の
間には反射被膜3または遮光被膜が形成されている。反
射被膜3まはた遮光被膜は、第2図に示すように、バル
ブ1の周方向の所定角度範囲θを除いた全面に形成され
ており、この反射被膜3または遮光被膜が形成されてい
ない上記所定角度範囲θ部が開口部となってここから外
部に光を放出する。よって、本実施例のランプはアパー
チャ形をなしているものである。
るとともに、これらバルブ1の内面とけい光体被膜2の
間には反射被膜3または遮光被膜が形成されている。反
射被膜3まはた遮光被膜は、第2図に示すように、バル
ブ1の周方向の所定角度範囲θを除いた全面に形成され
ており、この反射被膜3または遮光被膜が形成されてい
ない上記所定角度範囲θ部が開口部となってここから外
部に光を放出する。よって、本実施例のランプはアパー
チャ形をなしているものである。
このようなバルブ1内にはキセノンガスよりなる希ガス
が20〜200Torrの範囲で封入されている。
が20〜200Torrの範囲で封入されている。
バルブ1の両端は、ボタンステム4,4が封着されてお
り、これら各ボタンステム4,4には電極5,5が取付けられ
ている。
り、これら各ボタンステム4,4には電極5,5が取付けられ
ている。
電極5,5は、従来のけい光ランプで使用されていたと同
様なコイルフィラメント6,6からなる熱陰極であり、こ
れらフィラメント6,6はリード線7…に支持されてお
り、これらリード線7…は上記ボタンステム4,4を気密
に貫通されている。
様なコイルフィラメント6,6からなる熱陰極であり、こ
れらフィラメント6,6はリード線7…に支持されてお
り、これらリード線7…は上記ボタンステム4,4を気密
に貫通されている。
このような構成のXeガス放電灯の作用について説明す
る。
る。
リード線7…を電源に接続して電極5,5間に電圧を印加
すると、従来のけい光ランプと同様にコイルフィラメン
ト6,6が予熱され熱電子を放出するとともに、図示しな
い点灯管の作用によりキック電圧が付与されてこれら電
極5,5間にアーク放電を発生させる。
すると、従来のけい光ランプと同様にコイルフィラメン
ト6,6が予熱され熱電子を放出するとともに、図示しな
い点灯管の作用によりキック電圧が付与されてこれら電
極5,5間にアーク放電を発生させる。
このアーク放電によりバルブ1内の希ガスが紫外線を発
し、その共鳴線がバルブ1内面に形成したけい光体被膜
2を励起して可視光線を発する。この可視光線はバルブ
1の外部に放射される。この場合、バルブ1内面には反
射被膜3または遮光被膜を設け、かつ反射被膜3または
遮光被膜を形成しない所定角度範囲θ部に開口部を形成
してあるから、上記けい光体被膜2から発した光は開口
部を通じて外部に放出される。
し、その共鳴線がバルブ1内面に形成したけい光体被膜
2を励起して可視光線を発する。この可視光線はバルブ
1の外部に放射される。この場合、バルブ1内面には反
射被膜3または遮光被膜を設け、かつ反射被膜3または
遮光被膜を形成しない所定角度範囲θ部に開口部を形成
してあるから、上記けい光体被膜2から発した光は開口
部を通じて外部に放出される。
したがって、このものは開口部θを通じてのみ光が放出
されるので、光の放出方向に指向性が与えられ、開口部
θの方向のみを照射することになる。
されるので、光の放出方向に指向性が与えられ、開口部
θの方向のみを照射することになる。
このようなXeガス放電灯においては、バルブ1内にキセ
ノンを主体とした希ガスを20〜200Torr封入したので、
バルブ1内の圧力が雰囲気温度に影響される割合いが少
なく、光効率および始動性能が安定し、周囲温度の変化
による発光量の変動は少なくなる。
ノンを主体とした希ガスを20〜200Torr封入したので、
バルブ1内の圧力が雰囲気温度に影響される割合いが少
なく、光効率および始動性能が安定し、周囲温度の変化
による発光量の変動は少なくなる。
また、電極5,5はコイルフィラメント6,6からなる熱陰極
を採用したから、始動時に予熱することができ、熱電子
を放出して始動を容易にし、始動電圧を引下げることが
できる。
を採用したから、始動時に予熱することができ、熱電子
を放出して始動を容易にし、始動電圧を引下げることが
できる。
また、コイルフィラメント6,6よりなる熱陰極である
と、ランプ電流を例えば50mA以上まで大きくすることが
でき、光量の増大が可能となり、かつランプ電圧を下げ
て光効率の向上が可能になる。
と、ランプ電流を例えば50mA以上まで大きくすることが
でき、光量の増大が可能となり、かつランプ電圧を下げ
て光効率の向上が可能になる。
そして、キセノンを主体とした希ガスは高圧で封入して
あるので、コイルフィラメント6,6の蒸発が防止され管
壁の黒化が発生しない。
あるので、コイルフィラメント6,6の蒸発が防止され管
壁の黒化が発生しない。
特に、XeガスはArガスに比べて熱伝導性がよく、このた
めコイルフィラメント6,6の発熱を管壁を通じて放出し
易く、コイルフィラメント6,6の温度上昇を抑制するの
でコイルフィラメント6,6の蒸発を防止するとともに、
この温度上昇が抑えられる分ランプ電流を増して発光量
を増大させることもできる。
めコイルフィラメント6,6の発熱を管壁を通じて放出し
易く、コイルフィラメント6,6の温度上昇を抑制するの
でコイルフィラメント6,6の蒸発を防止するとともに、
この温度上昇が抑えられる分ランプ電流を増して発光量
を増大させることもできる。
また、封入ガス圧が高いことから、ファラデー暗部の発
生は数mm程度に極めて小さくなり、有効発光長さを大き
くすることもできる。
生は数mm程度に極めて小さくなり、有効発光長さを大き
くすることもできる。
また、ランプ電流が大きいので陽光柱が太くなり、管内
に広がるため陽光柱の蛇行現象がみられず、輝度分布の
ムラが解消される。
に広がるため陽光柱の蛇行現象がみられず、輝度分布の
ムラが解消される。
本実施例の場合、電極マウントとしてボタンステム4,4
を使用したので、バルブ1の端部からの電極高さhを小
さくすることができ、バルブ1の全長Lに対する有効発
光長さlを大きくすることができ、また有効発光長さl
を従来と同等とすればバルブ1の全長Lを短くすること
ができ、ランプの小形化が可能になる。このことは、上
記ファラデー暗部が極めて小さくなることにより一層助
長される利点もある。
を使用したので、バルブ1の端部からの電極高さhを小
さくすることができ、バルブ1の全長Lに対する有効発
光長さlを大きくすることができ、また有効発光長さl
を従来と同等とすればバルブ1の全長Lを短くすること
ができ、ランプの小形化が可能になる。このことは、上
記ファラデー暗部が極めて小さくなることにより一層助
長される利点もある。
第3図は、本実施例構造のXeガス放電灯について、光束
維持率を調べた実験結果を示すもので、バルブ外径10m
m、バルブ長さ200mm、バルブ内にXeガスを80Torr封入し
たアパーチャ形ランプの場合を実線aで示す。
維持率を調べた実験結果を示すもので、バルブ外径10m
m、バルブ長さ200mm、バルブ内にXeガスを80Torr封入し
たアパーチャ形ランプの場合を実線aで示す。
これに対し、バルブ外径10mm、バルブ長さ200mm、バル
ブ内に水銀HgとアルゴンArを、Arガスが3Torrとして封
入したアパーチャ形けい光ランプの場合を破線bで示
す。
ブ内に水銀HgとアルゴンArを、Arガスが3Torrとして封
入したアパーチャ形けい光ランプの場合を破線bで示
す。
バルブ内に水銀とアルゴンを封入したけい光ランプの場
合は、管壁の黒化により点灯時間3000時間で光束維持率
が60%に低下したが、本発明に係るXeガス放電灯は管壁
の黒化が全く認められず、点灯時間3000時間でも光束維
持率を略100%に維持することが確認された。
合は、管壁の黒化により点灯時間3000時間で光束維持率
が60%に低下したが、本発明に係るXeガス放電灯は管壁
の黒化が全く認められず、点灯時間3000時間でも光束維
持率を略100%に維持することが確認された。
なお、本発明は上記実施例に制約されるものではない。
すなわち、バルブ1の外面に、軸方向に沿ってほぼ均一
な幅を有する帯状をな外部電極を密着して設け、始動時
にこの外部電極にも電圧を印加して始動補助電極として
使用するようにすれば、始動性が一層向上する。なお、
外部電極は、たとえば銅とカーボンをペースト状にして
塗布し、これを焼成することにより形成した導電性塗布
膜にて構成することができる。
な幅を有する帯状をな外部電極を密着して設け、始動時
にこの外部電極にも電圧を印加して始動補助電極として
使用するようにすれば、始動性が一層向上する。なお、
外部電極は、たとえば銅とカーボンをペースト状にして
塗布し、これを焼成することにより形成した導電性塗布
膜にて構成することができる。
また、本発明はアパーチャ形希ガス放電灯には限らず、
反射被膜や遮光被膜のない放電灯であってもよい。
反射被膜や遮光被膜のない放電灯であってもよい。
さらに、バルブ1内に封入される物質としては、キセノ
ンのみに制約されず、キセノンにクリプトン、アルゴ
ン、ネオン、ヘリウム等の少なくとも1種からなる他の
希ガスを混合したものであってもよい。
ンのみに制約されず、キセノンにクリプトン、アルゴ
ン、ネオン、ヘリウム等の少なくとも1種からなる他の
希ガスを混合したものであってもよい。
そしてまた、本発明は直管形希ガス放電灯には限らず、
第4図に他の実施例として示すようなU字形や、W字形
など、種々の形状に曲成された希ガス放電灯であっても
よく、またステムは第1図のボタンステム4には限ら
ず、第4図のようなフレアステム20であってもよい。
第4図に他の実施例として示すようなU字形や、W字形
など、種々の形状に曲成された希ガス放電灯であっても
よく、またステムは第1図のボタンステム4には限ら
ず、第4図のようなフレアステム20であってもよい。
[発明の効果] 以上発明したように本発明によると、けい光体被膜を励
起させる紫外線を発する物質として、キセノンを主体と
した希ガスを20〜200Torr封入したので、バルブ内の圧
力が雰囲気温度に影響される割合いが少なく、光効率お
よび始動性能が安定する。また、電極は熱陰極形を採用
したから、始動時に予熱することができ、始動電圧を引
下げることができる。また、熱陰極であればランプ電流
を大きくすることができ、光量の増大が可能となり、か
つランプ電圧を下げて光効率の向上が可能になる。そし
て、キセノンを主体とした希ガスは高圧で封入してある
ので、熱陰極の蒸発が防止され管壁の黒化が発生せず、
またファラデー暗部の発生は極めて小さく有効発光長さ
を大きくすることもできる。さらにまた、ランプ電流が
大きいので陽光柱が太くなり、管内に広がるため陽光柱
の蛇行現象がみられず、輝度分布のムラが解消される利
点もある。
起させる紫外線を発する物質として、キセノンを主体と
した希ガスを20〜200Torr封入したので、バルブ内の圧
力が雰囲気温度に影響される割合いが少なく、光効率お
よび始動性能が安定する。また、電極は熱陰極形を採用
したから、始動時に予熱することができ、始動電圧を引
下げることができる。また、熱陰極であればランプ電流
を大きくすることができ、光量の増大が可能となり、か
つランプ電圧を下げて光効率の向上が可能になる。そし
て、キセノンを主体とした希ガスは高圧で封入してある
ので、熱陰極の蒸発が防止され管壁の黒化が発生せず、
またファラデー暗部の発生は極めて小さく有効発光長さ
を大きくすることもできる。さらにまた、ランプ電流が
大きいので陽光柱が太くなり、管内に広がるため陽光柱
の蛇行現象がみられず、輝度分布のムラが解消される利
点もある。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示し、第1図
はランプ全体の構成を示す断面図、第2図は第1図中II
−II線の断面図、第3図は特性図、第4図は本発明の他
の実施例を示すランプの構成図である。 1…バルブ、2…けい光体被膜、3…反射被膜、4…ス
テム、5…熱陰極形電極、6…コイルフィラメント。
はランプ全体の構成を示す断面図、第2図は第1図中II
−II線の断面図、第3図は特性図、第4図は本発明の他
の実施例を示すランプの構成図である。 1…バルブ、2…けい光体被膜、3…反射被膜、4…ス
テム、5…熱陰極形電極、6…コイルフィラメント。
Claims (3)
- 【請求項1】バルブの内面にけい光体被膜を形成し、こ
のバルブの内部に熱陰極形電極を設けるとともに、この
バルブの内部にキセノンを主体とした希ガスを20〜200T
orrの圧力で封入したことを特徴とする希ガス放電灯。 - 【請求項2】上記放電灯のランプ電流は50mA以上とした
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の希ガス放
電灯。 - 【請求項3】上記バルブの管内径は、6mm以上、12mm以
下としたことを特徴とする特許請求の範囲第1項または
第2項記載の希ガス放電灯。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62079719A JPH0697603B2 (ja) | 1987-04-02 | 1987-04-02 | 希ガス放電灯 |
EP19880302841 EP0285396A3 (en) | 1987-04-02 | 1988-03-30 | Rare-gas arc lamp having hot cathode |
US07/176,147 US4882520A (en) | 1987-04-02 | 1988-03-31 | Rare gas arc lamp having hot cathode |
KR1019880003667A KR910004742B1 (ko) | 1987-04-02 | 1988-03-31 | 희(希)가스 방전등 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62079719A JPH0697603B2 (ja) | 1987-04-02 | 1987-04-02 | 希ガス放電灯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63248050A JPS63248050A (ja) | 1988-10-14 |
JPH0697603B2 true JPH0697603B2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=13698008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62079719A Expired - Lifetime JPH0697603B2 (ja) | 1987-04-02 | 1987-04-02 | 希ガス放電灯 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4882520A (ja) |
EP (1) | EP0285396A3 (ja) |
JP (1) | JPH0697603B2 (ja) |
KR (1) | KR910004742B1 (ja) |
Families Citing this family (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01157053A (ja) * | 1987-08-25 | 1989-06-20 | Mitsubishi Electric Corp | 熱陰極型低圧希ガス放電ランプ |
JPH07118396B2 (ja) * | 1988-12-27 | 1995-12-18 | 三菱電機株式会社 | 希ガス放電蛍光ランプ装置 |
JPH0812794B2 (ja) * | 1988-12-27 | 1996-02-07 | 三菱電機株式会社 | 希ガス放電蛍光ランプの点灯方法 |
CA2006034C (en) * | 1988-12-27 | 1995-01-24 | Takehiko Sakurai | Rare gas discharge fluorescent lamp device |
JPH02128359U (ja) * | 1989-03-30 | 1990-10-23 | ||
KR920010666B1 (ko) * | 1989-06-13 | 1992-12-12 | 미쯔비시 덴끼 가부시기가이샤 | 저압희가스방전램프 |
JP2712719B2 (ja) * | 1990-03-05 | 1998-02-16 | 三菱電機株式会社 | 熱陰極型希ガス放電蛍光ランプ装置 |
US5136206A (en) * | 1990-05-14 | 1992-08-04 | U.S. Philips Corporation | Low-pressure mercury vapor discharge lamp suitable for illuminating a color original |
JP2658506B2 (ja) | 1990-06-06 | 1997-09-30 | 三菱電機株式会社 | 希ガス放電蛍光ランプ装置 |
US5150012A (en) * | 1991-06-07 | 1992-09-22 | David A. Pringle | Low pressure xenon lamp and driver circuitry for use in theatrical productions and the like |
US6140778A (en) * | 1992-06-04 | 2000-10-31 | David A. Pringle | Low pressure xenon lamp and driver circuitry for use in theatrical productions and the like |
US5923118A (en) * | 1997-03-07 | 1999-07-13 | Osram Sylvania Inc. | Neon gas discharge lamp providing white light with improved phospher |
US5523655A (en) * | 1994-08-31 | 1996-06-04 | Osram Sylvania Inc. | Neon fluorescent lamp and method of operating |
US5602444A (en) * | 1995-08-28 | 1997-02-11 | General Electric Company | Fluorescent lamp having ultraviolet reflecting layer |
JPH103879A (ja) * | 1996-06-12 | 1998-01-06 | Tdk Corp | セラミック陰極蛍光放電ランプ |
DE69731136T2 (de) * | 1996-02-27 | 2005-10-13 | General Electric Co. | Quecksilberlose Ultraviolett-Entladungsquelle |
US5726528A (en) * | 1996-08-19 | 1998-03-10 | General Electric Company | Fluorescent lamp having reflective layer |
US6204508B1 (en) | 1998-08-07 | 2001-03-20 | Axcelis Technologies, Inc. | Toroidal filament for plasma generation |
JP2001028258A (ja) * | 1999-05-12 | 2001-01-30 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 平面蛍光ランプ |
DE10211480A1 (de) * | 2002-03-15 | 2003-09-25 | Univ Ilmenau Tech | Temperaturunempfindliche Hochspannungsleuchtröhre |
KR20030093983A (ko) * | 2002-05-31 | 2003-12-11 | 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 | 방전등 장치 및 그것을 이용한 백라이트 |
DE10231257A1 (de) * | 2002-07-11 | 2004-01-22 | Philips Intellectual Property & Standards Gmbh | Bräunungsvorrichtung |
US6791272B2 (en) * | 2002-08-27 | 2004-09-14 | Lcd Lighting, Inc. | Fluorescent lamp providing uniform backlight illumination for displays |
JP4421191B2 (ja) * | 2003-01-30 | 2010-02-24 | 新光電気工業株式会社 | 放電管 |
JP2006269301A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Sony Corp | 放電灯及び照明装置 |
US20080106177A1 (en) * | 2006-11-07 | 2008-05-08 | Jansma Jon B | Fluorescent lamp utilizing a partial barrier coating resulting in assymetric or oriented light output and process for same |
JP4922961B2 (ja) * | 2007-02-20 | 2012-04-25 | スタンレー電気株式会社 | 蛍光ランプ |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2076026A (en) * | 1934-03-09 | 1937-04-06 | Hirsch Melville Manuel | Primary light source |
US2622221A (en) * | 1945-11-23 | 1952-12-16 | Westinghouse Electric Corp | Fluorescent discharge lamp |
US3275872A (en) * | 1963-07-12 | 1966-09-27 | Gen Electric | Reflector fluorescent lamp |
JPS5451776A (en) * | 1977-10-03 | 1979-04-23 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | Gas discharge display panel |
JPS54155675A (en) * | 1978-05-30 | 1979-12-07 | Matsushita Electronics Corp | Small-sized fluorescent lamp |
JPS55121261A (en) * | 1979-03-14 | 1980-09-18 | Toshiba Corp | Highly efficient rapidly starting fluorescent lamp |
US4310773A (en) * | 1979-05-16 | 1982-01-12 | General Electric Company | Glass flash tube |
US4461981A (en) * | 1981-12-26 | 1984-07-24 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Low pressure inert gas discharge device |
JPS6084763A (ja) * | 1983-10-14 | 1985-05-14 | Hitachi Ltd | ラピツドスタ−ト形螢光ランプ |
-
1987
- 1987-04-02 JP JP62079719A patent/JPH0697603B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-03-30 EP EP19880302841 patent/EP0285396A3/en not_active Withdrawn
- 1988-03-31 US US07/176,147 patent/US4882520A/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-03-31 KR KR1019880003667A patent/KR910004742B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0285396A2 (en) | 1988-10-05 |
JPS63248050A (ja) | 1988-10-14 |
US4882520A (en) | 1989-11-21 |
EP0285396A3 (en) | 1990-11-22 |
KR910004742B1 (ko) | 1991-07-10 |
KR880013208A (ko) | 1988-11-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0697603B2 (ja) | 希ガス放電灯 | |
US3121184A (en) | Discharge lamp with cathode shields | |
US7508133B2 (en) | Discharge lamp and illumination apparatus with gas fill | |
US5027030A (en) | Glow discharge lamp having zero anode voltage drop | |
JP3400489B2 (ja) | 複合放電ランプ | |
US5017831A (en) | Glow discharge lamp with getter material on anode | |
JPH05144412A (ja) | 蛍光ランプ | |
US5239229A (en) | Glow discharge lamp with auxiliary electrode for mounting getter thereon | |
JPS644305B2 (ja) | ||
JP3030268B2 (ja) | 表示灯型蛍光ランプ | |
US4097774A (en) | Arc discharge flash lamp and shielded cold cathode therefor | |
US5218269A (en) | Negative glow discharge lamp having wire anode | |
JP3480340B2 (ja) | 直流放電ランプ | |
US2312246A (en) | Electric discharge device | |
US5432403A (en) | Negative glow discharge lamp having improved color stability and enhanced life | |
EP0577275A1 (en) | Fluorescent lamp | |
JPH0452933Y2 (ja) | ||
JP2862482B2 (ja) | 小型蛍光管 | |
JP3970788B2 (ja) | 放電管 | |
JP3970418B2 (ja) | 放電管 | |
JP4575842B2 (ja) | 電球形蛍光ランプ | |
JPS62157656A (ja) | 表示素子 | |
JPH0569260B2 (ja) | ||
JPH065248A (ja) | アパーチャ形低圧放電灯 | |
JPS60264040A (ja) | 高圧ナトリウムランプ |