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JPH0696494B2 - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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Publication number
JPH0696494B2
JPH0696494B2 JP2467086A JP2467086A JPH0696494B2 JP H0696494 B2 JPH0696494 B2 JP H0696494B2 JP 2467086 A JP2467086 A JP 2467086A JP 2467086 A JP2467086 A JP 2467086A JP H0696494 B2 JPH0696494 B2 JP H0696494B2
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JP
Japan
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disintegrating
cosmetic
skin
titanium
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JP2467086A
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慎也 岡部
忠光 浦本
尚之 神部
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ポーラ化成工業株式会社
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/19Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
    • A61K8/29Titanium; Compounds thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q1/00Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
    • A61Q1/02Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/40Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of particular ingredients
    • A61K2800/41Particular ingredients further characterized by their size
    • A61K2800/412Microsized, i.e. having sizes between 0.1 and 100 microns

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な感触を有する化粧料に関するものであ
り、皮膚上に於て、伸びが軽くなめらかであり、しかも
密着性や隠蔽力にも優れた化粧料特にメークアップ化粧
料に関するものである。
従来、二酸化チタンは隠蔽力のある白色顔料として広く
化粧料に用いられており、シミ、ソバカスなどのカバー
やサンスクリーンなどに役立っている。しかしながら二
酸化チタンを配合した化粧料は皮膚上に於て、のびが著
しく重くなり、使用感を悪化させるだけでなく、むら付
きを生じたりして、化粧仕上げ効果をも悪化させてしま
うことがあった。この傾向は二酸化チタンの配合量が増
えるにしたがい顕著となる為、前述の隠蔽効果とは相反
する関係となってしまい問題となっているのである。
従来、上記の問題点を解決すべく種々の試みが行なわれ
た。すなわち、二酸化チタンの表面をアルミナ、シリ
カ、黄酸化鉄等の無機物質もしくは高級脂肪酸またはこ
れらの塩等の有機物質により被覆処理して得られる表面
処理二酸化チタンを用いる方法(特開昭59-98009号)、
(特開昭58-49307号)、微粒子二酸化チタンを用いる方
法(特開昭58-49307号)などであるが、前者の表面処理
二酸化チタンを用いる方法では、皮膚上に於けるのびや
延展性の改善が十分でなく、塗布時の均一性や化粧仕上
げ効果に優れたものではない。又、後者の微粒子二酸化
チタンを用いる方法では、密着性や均一性は良いもの
の、皮膚上に於ける伸びのなめらかさについては、むし
ろ、しっとりとしたのびの重いタイプとなるのである。
そこで、本発明者等はこのような現状に鑑み、上記の問
題点を克服した、伸びが軽く皮膚への塗布時になめらか
である、二酸化チタン配合の化粧料を提供することを目
的とする。
従って、上記目的を達成すべく鋭意研究を行なった結
果、皮膚上に於いて物理的な圧力により崩壊する性質を
有する二酸化チタンを化粧料に含有せしめることによ
り、従来にない独特の優れた官能特性と隠蔽力、サンス
クリーン効果、密着性などの諸特性とを同時に達成でき
ることを見出し、本発明を完成するに到った。
すなわち本発明は崩壊性二酸化チタンを含有することを
特徴とする化粧料に関するものである。
本発明を以下に、詳細に説明する。
本発明に適用される崩壊性二酸化チタンは、皮膚上に塗
布する場合に、指またはパフ等による圧力または摩擦な
どにより崩壊する性質を有するものであり、皮膚に塗り
伸ばす時に崩壊することのより、従来には例のない新規
な感触を達成するのである。この独特の官能特性につい
ては、詳細に後述することにするが、最も顕著な効果と
しては、皮膚上に塗布する時に、かろやかに滑るように
伸びることである。又、さらに塗り伸ばした時には、消
え入るようなバイニシング感が得られることである。
一方、従来より化粧料に用いられている白色顔料である
二酸化チタンの粒子は、不定形又は多面体の形状であ
り、崩壊する性質を有しておらず、タルク等の板状粉体
と比較しても著しく伸びが重いものであるので、本発明
に適用せられる崩壊性二酸化チタンとは根本的にその性
質を異にするものである。
参考までに、前記の崩壊性二酸化チタンの電子顕微鏡写
真を後記第1図に示す。第1図に示す如く、本発明に適
用される崩壊性二酸化チタンは、微粒子状の二酸化チタ
ンが密集した形態をしており、通常は球状粒子である。
ここで、二酸化チタンの微粒子ができ、凝集して崩壊性
二酸化チタンが形成される過程は、その製造工程におい
て一連して行なわれるため、個々の微粒子を測定するこ
とは困難である。しかし、第1図に示す電子顕微鏡写真
から、平均100mμ程度の粒子径を持つ二酸化チタンの微
粒子が凝集して、崩壊性二酸化チタンが形成されている
ものと推測される。
このようなものは、従来品の二酸化チタンを物理的方法
により改質するか、又は、二次粒子化するなどして得る
ことは不可能である。もちろん、上記の崩壊性二酸化チ
タンは皮膚上に塗布する時点で、完全に崩壊してしまう
必要はなく、未崩壊の二酸化チタンが皮膚上に残ること
は、むしろ好ましい使用感をもたらすものである。又、
前記の崩壊性二酸化チタンは、特にはその粒子形状を問
わないものであるが、一般的には球状粉体であり、この
場合には球状粒子である崩壊性二酸化チタンが転動しな
がら崩壊するので、最もなめらかで軽いタッチの感触と
なり、本発明に於ては最も好ましいものである。
次に、前記の崩壊性二酸化チタンの平均粒子径は、配合
する化粧料の性質に応じて任意に選択され、例えば、パ
ウダリーなのびの良いケーキ状ファンデーションや粉末
化粧料では、比較的大きな粒子径(1〜30μm)のもの
を、密着性が良くきめ細かい感触のメークアップ化粧料
では、比較的小さな粒子径(0.2〜5μm)のものを用
いる。したがって、前記の崩壊性二酸化チタンは平均粒
子径が0.2〜30μmの範囲であるものが用いられる。平
均粒子径が0.2μm未満である場合は、崩壊前の粒子と
崩壊後の粒子の粒子径の差が小さい為、本発明特有の新
規な官能特性を感じられにくいのである。又、30μm超
の場合は、化粧料使用時に、付着性が悪くなり感触面で
の異和感を生じ易く好ましくない。
このように、前記の崩壊性二酸化チタンは、粉体を用い
ることを必要とする化粧料に広く利用可能であり、かく
して、本発明により提供せられる化粧料としてはリキッ
ドファンデーション、パウダーファンデーション、ケー
キ状ファンデーション、スティック状ファンデーショ
ン、フェイスパウダー、口紅、ほほ紅、アイライナー、
アイシャドー、アイブロウペンシル等のメークアップ化
粧料が挙げられ、その他にもボディパウダー、制汗剤、
日焼止めクリーム、美白パウダー、乳液、化粧水等と、
多岐にわたって応用可能である。とりわけ上記の化粧料
の内でも、ケーキ状ファンデーションやスティック状フ
ァンデーション等の固型ファンデーションは、皮膚に塗
り伸ばす時の感触改良効果が最も顕著であるので、本発
明に於ては好適である。
次に、配合の方法は、崩壊性二酸化チタンを、そのまま
又は公知の物質により表面を被覆して表面処理粉体と
し、従来の無機顔料を配合するのと同様の方法により化
粧料に配合することができる。上記の表面処理粉体の例
としては、例えば、耐水性、耐汗性を向上させる為、崩
壊性二酸化チタンの表面をシリコーン油剤、高級脂肪酸
又はその塩、高級脂肪酸エステル、レシチン又は水素添
加レシチン等により被覆せしめた表面処理粉体や、色分
れ、白浮きなどを防止し、目的に応じた化粧仕上りを得
る為、崩壊性二酸化チタンの表面を黄酸化鉄、ベンガ
ラ、シリカ、アルミナ等により被覆せしめた表面処理粉
体などが挙げられる。
又、配合量は、化粧料の性質に応じて任意に選択され、
リキッドファンデーションでは凡そ0.5〜40重量%、ケ
ーキ状ファンデーションでは凡そ1〜60重量%、パウダ
ーファンデーションでは凡そ1.5〜75重量%、フェイス
パウダーでは凡そ1〜95重量%、クリームでは凡そ0.5
〜20重量%であり、したがって、通常は化粧料全重量に
対し凡そ0.5〜95重量%、好ましくは2〜75重量%であ
る。
尚、本発明に係わる化粧料には、前述の崩壊性二酸化チ
タンの他、通常化粧料に用いられる添加剤たとえば、油
脂類、ワックス類、界面活性剤、酸化防止剤、香料、色
素、顔料、粉体、アルコール類、多価アルコール、防腐
剤、薬効成分、紫外線吸収剤、キレート剤、水、保湿
剤、増粘剤等を配合することができる。
次に、本発明に適用される崩壊性二酸化チタンの製造方
法について述べる。
前記の崩壊性二酸化チタンは既知のいくつかの方法によ
り得ることができ、例えば、氷冷した四塩化チタン水溶
液に希塩酸を攪拌しながら徐々に加えて強酸性四塩化チ
タン溶液とし、さらに硫酸ナトリウムを加えてチタン硫
酸塩とする。次に、この溶液をゆっくりと加温して温度
約90℃〜100℃とし、加温、攪拌を続けながら6〜20日
間放置して含水酸化チタンゾルを熟成させ、さらに放冷
する。このようにして得られた球状の含水酸化チタンゾ
ルをデカンデーション等により水洗し、必要ならば超音
波処理等を行ない分散させた後、ろ過、水洗してイオン
性物質を除去した後、得られた酸化チタンを乾燥させ、
さらにこれを約750℃でばい焼して崩壊性二酸化チタン
を得る方法、硫酸チタンを精製水に混合溶解し、さらに
これを加熱して加水分解を行ない、含水酸化チタンゾル
を精製せしめ、さらに加熱を続けながらゲル状態となる
まで濃縮する。次に、あらかじめ界面活性剤を少量添加
してある無極性有機溶媒中に上記のゲル状物を加えて混
合攪拌し、攪拌を続けながらゆっくりと加温して60℃と
した後、5時間程度攪拌を続けた後、デカンテーション
等により有機溶媒を除去した後、水洗を2〜3回くり返
して無機イオン等を除去し、さらにメチルアルコール等
により洗浄した後、乾燥させて球状の酸化チタンゾルを
得る。次に、これを850℃以下の温度で焼成し、崩壊性
二酸化チタンを得る方法などが挙げられる。ここで、上
記の焼成温度は重要な要素であり、例えば、850℃以上
で焼成すると、酸化チタンの殆どがルチル型に転移して
しまい、崩壊性の性質が失われてしまうのである。又、
焼成温度が低くなるほどアナターゼ型の比率が多くな
り、崩壊性は大きくなる傾向がある。したがって、用途
に応じて目的とする崩壊性を有した二酸化チタンを得る
ことができるのである。さらに、この他にも、噴霧造粒
法や流動造粒法などにより製造することが可能である。
以下に崩壊性二酸化チタンの製造例を示す。
製造例−1 氷冷した0.5N希塩酸10lに四塩化チタン190gを攪拌しな
がら少しづつ加えて均一に溶解し、さらにこれに硫酸ナ
トリウム50gを少しづつ加えて溶解する。次にこの溶液
をゆっくりと加温して約98℃とし、そのまま10日間放置
した後、放冷して球状の含水チタンゾルを生成させ、デ
カンテーションによりCl-及びSO4 2-イオンが微量となる
まで洗浄し、超音波処理により分散させた後、減圧ろ
過、洗浄して含水酸化チタンをろ取する。次に、これを
120℃で1日乾燥した後、750℃で3時間ばい焼して白色
粉末状の崩壊性二酸化チタン(平均粒子径0.4μm)75g
を得た。
(収率94%) 製造例−2 硫酸第二チタン200gを精製水500mlに混合溶解し、温度
約50℃で4時間混合攪拌を続け、さらにゆっくりと加温
しながら混合攪拌を続けてゲル状態となるまで濃縮す
る。次に、予めソルビタンモノオレート20gをn−デカ
ン4lに溶解せしめた溶液に、混合攪拌しながら上記のゲ
ル状物を加えて混合攪拌し、攪拌を続けながらゆっくり
と加温して60℃とした後、5時間程度攪拌を続けた後、
デカンテーション等によりn−デカンを除去した後、水
洗を3回くり返し、さらにメチルアルコールで洗浄した
後に乾燥させる。こうして得られた球状の酸化チタンゾ
ルを680℃で3時間焼成し、崩壊性二酸化チタン60gを得
た。
(収率91%) 以上の様な方法等により崩壊性二酸化チタンを得ること
ができるが、もちろん前述した如く、崩壊性であれば本
発明に於て使用可能であり、上記の製造方法又は製造例
に限定されるものではない。又、前述の崩壊性二酸化チ
タンは市販されているものであり、これらのものも使用
可能である。この様なものとしては、例えば、触媒化成
(株)製・崩壊性二酸化チタンなどが挙げられる。
次に、前記の崩壊性二酸化チタンを皮膚上に塗布した場
合のすべり抵抗値を測定し、下表−1に示す。このとき
対照品として、従来の二酸化チタンを用いた。抵抗値が
小さいほど皮膚上に於て、すべりや伸びが良いことを意
味する。試験方法は下記の通りである。
〈試料〉 *1 製造例−1の崩壊性二酸化チタン (平均粒子径0.4μm) *2 崩壊性二酸化チタン(触媒化成(株)製) (平均粒子径5μm) *3 従来品の二酸化チタン (平均粒子径0.4μm) 〈試験方法〉 上腕内側部の比較的平坦な部分に4×5cmの部位を作
り、これに検体0.1gを均一に塗布し(約0.005g/cm2)、
すべり抵抗測定装置に接続されたステンレス製半球状の
測定ヘッドを20g/cm2の圧で部位に押し当て、ヘッドを
水平にゆっくりとすべらせたときの抵抗値をすべり抵抗
値とした。尚、検体未塗布(ブランク)では、このすべ
り抵抗値は約35gとなる。
以上の如く、本発明に適用される崩壊性二酸化チタン
は、従来品と比較して、皮膚上に塗布した場合に、その
すべり抵抗値が非常に低く、すなわち伸びがなめらか
で、均一性があり、しかも肌のすべすべ感が得られるの
である。一方、従来品である二酸化チタンは肌のすべり
抵抗値が粉体を未塗布の場合(ブランク)よりも、はっ
きりと増加するのである。この皮膚上に於ける両者のす
べり抵抗値の差異は、官能テストに於ても顕著であり、
本発明に適用される崩壊性二酸化チタンが、かろやかに
皮膚上に伸びるのに比して、従来品の二酸化チタンは、
重く、ひっかかるような感触となるのである。
このすべり抵抗の相違は、化粧料に応用した場合には、
官能特性をはじめとして、種々の特性の相違となって表
われる。したがって、前述した如く、化粧料の性質に応
じた粒子径や、崩壊性のものを選択して用いることが好
適である。
次に本発明に適用される化粧料(実施例1〜2)につい
て官能評価を行ない結果を表−2に示した。このとき対
照品として、各々の化粧料について、本発明に用いる崩
壊性二酸化チタンの代りに、従来品の二酸化チタンを配
合したものを調製し、官能評価した。
試験方法は下記の通りである。
官能テスト: 女子30名をパネラーとし、検体である化粧料を14日間任
意の方法で使用した後、官能評価項目として、なめらか
さ、肌への付着性、皮膚上での伸び、隠蔽力の4項目に
ついて下記のような基準において評価し、30名の平均値
を評価点とした。
以上の如く、本発明に適用される化粧料は、皮膚上に塗
布した場合に伸びが良く、なめらかであり、肌への付着
性、隠蔽力などの官能特性に優れている。しかも、塗り
伸ばしてゆく時には、崩壊性二酸化チタンが徐々に崩壊
する為、従来にないバニジング感覚が得られるのであ
る。又、その紫外線遮蔽効果や安全性の高さをも考え合
わせると、本発明に用いる崩壊性二酸化チタンは、従来
の化粧品顔料には見られない、優れた特性を有する粉体
であることがわかる。
次に本発明の実施例を示す。
実施例−1 リキッドフアンデーション 重量部 (A)流動パラフィン 10 ワセリン 5 イソプロピルミリステート 3 セタノール 1 ステアリン酸 2 グリセリンモノオレート 0.5 POE(25)モノステアレート 1.5 (B)黄酸化鉄 1.5 弁柄 0.5 黒酸化鉄 0.2 製造例−1の崩壊性二酸化チタン 15 タルク 3 (C)プロピレングリコール 5 グリセリン 5 水酸化カリウム 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.3 精製水 46.1 (製法) 上記Aの処方物を75〜80℃で均一に溶解混合し、これに
上記Bの処方物を混合機で混合し粉砕したものを加え、
攪拌分散し、分散液を得る。この分散液に上記Cの処方
物を75〜80℃で均一に溶解混合したものを攪拌しながら
徐々に加えて乳化分散物を得る。これを30℃まで冷却し
製品とする。
実施例−2 固型フアンデーション 重量部 (A)流動パラフィン 13 イソプロピルミリステート 0.5 ソルビタンモノオレート 0.3 ジメチルポリシロキサン 3 香料 0.2 グリセリン 1 (B)黄酸化鉄 2 弁柄 0.8 群青 0.2 崩壊性二酸化チタン*2 40 シリコーン被覆セリサイト 20 タルク 14 シルクパウダー 4 チタンマイカ 1 (製法) 上記Bの処方物を高速混合機(ヘンシエル型ミキサー)
にて2分間混合機、粉砕機にて粉砕、混合する。このも
のを80℃にて上記Aの処方物とヘンシエルミキサー中で
5分間低速混合し、20℃に冷却後、プレス機により中皿
にプレス成型して製品とする。
実施例−3 フェイスパウダー 重量部 (A)黄酸化鉄 1 弁柄 0.4 群青 0.1 製造例−1の崩壊性二酸化チタン 8 製造例−2の崩壊性二酸化チタン 8 セリサイト 34 タルク 40 アルミニウムステアレート 3.5 チタンマイカ 0.5 (B)ジメチルポリシロキサン 4 香料 0.5 (製法) 上記Aの処方物を高速混合物(ヘンシエル型ミキサー)
にて2分間混合後、粉砕機にて粉砕、混合する。このも
のを上記Bの処方物とヘンシエルミキサー中で5分間低
速混合した後、プレス機により中皿にプレス成型して製
品とする。
実施例−4 日焼け止め料 重量部 (A)崩壊性二酸化チタン 25 黄酸化鉄 1.3 弁柄 0.3 黒酸化鉄 0.2 (B)キャンデリラワックス 5 カルナバワックス 5 パラフィン 4 ヒマシ油 50 オリーブ 10 パラメトキシケイ皮酸イソプロピル 1 (製法) 上記Aの処方物を混合機で充分に混合した後、粉砕機に
て粉砕、混合する。次にこれを上記Bの処方物を90℃で
加熱混合溶解させたものに加え、さらに混合攪拌し、こ
れを金型に流し込み、冷却後、固形物を取り出し、容器
に装着して製品とする。
実施例−5 ケーキ状アイカラー 重量部 (A)カオリン 5.0 ステアリン酸亜鉛 3.5 シリコーン被覆崩壊性二酸化チタン*2 46.5 黒酸化鉄 4.0 弁柄 10.0 雲母チタン 8.0 ミツロウ 1.5 セタノール 0.8 流動パラフィン 2.5 香料 0.2 (製法) 上記Aの処方物を高速混合機(ヘンシエル型ミキサー)
にて2分間混合後、粉砕機にて粉砕、混合する。このも
のを80℃にて上記Bの処方物とヘンシエルミキサー中で
5分間低速混合し、20℃に冷却後、上記Cの香料を加え
て2分間低速混合する。このものを粉砕機にて粉砕後と
り出して、プレスする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に適用される崩壊性二酸化チタン(平均
粒子径5μm)の電子顕微鏡写真(倍率20000倍)であ
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】崩壊性二酸化チタンを含有することを特徴
    とする化粧料。
  2. 【請求項2】該化粧料全重量中に崩壊性二酸化チタンを
    2〜75重量%含有することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の化粧料。
  3. 【請求項3】崩壊性二酸化チタンが球状粉体である特許
    請求の範囲第1項又は第2項記載の化粧料。
  4. 【請求項4】崩壊性二酸化チタンの平均粒子径が0.2〜3
    0μmの範囲である特許請求の範囲第1項から第3項の
    一に記載の化粧料。
  5. 【請求項5】化粧料がメークアップ化粧料である特許請
    求の範囲第1項から第4項の一に記載の化粧料。
  6. 【請求項6】メークアップ化粧料が固型ファンデーショ
    ンである特許請求の範囲第5項に記載の化粧料。
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