[go: up one dir, main page]

JPH0693534A - ジェットルームにおける緯入れ制御装置 - Google Patents

ジェットルームにおける緯入れ制御装置

Info

Publication number
JPH0693534A
JPH0693534A JP24227992A JP24227992A JPH0693534A JP H0693534 A JPH0693534 A JP H0693534A JP 24227992 A JP24227992 A JP 24227992A JP 24227992 A JP24227992 A JP 24227992A JP H0693534 A JPH0693534 A JP H0693534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weft
nozzle
tip
stretch
arrival
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24227992A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Shiraki
雅雄 白木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP24227992A priority Critical patent/JPH0693534A/ja
Publication of JPH0693534A publication Critical patent/JPH0693534A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Looms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジェットルームにおいて緯糸張力を適正に付
与する。 【構成】 緯入れ末端側の緯入れ用補助ノズル6の隣に
はストレッチノズル10及び把持パイプ11が対向設置
されている。緯入れ用補助ノズル6の圧力エア噴射は電
磁バルブV5 の開閉により制御される。ストレッチノズ
ル10における圧力エア噴射は電磁バルブV6 の開閉に
より制御される。織幅領域内には緯糸先端到達検出器1
6が設置されている。制御コンピュータCは緯糸先端到
達検出器16からの緯糸先端到達検出信号の入力及びロ
ータリエンコーダ15からの機台回転角度検出信号に基
づいて電磁バルブV5 の消磁タイミング及び電磁バルブ
6の励磁タイミングを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、緯入れ用メインノズル
及び緯入れ用補助ノズルの噴射作用によって緯糸を緯入
れし、緯入れ末端に設置されたストレッチノズルによっ
て緯糸先端部を把持するジェットルームにおける緯入れ
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】緯入れ用メインノズル及び緯入れ用補助
ノズルの噴射作用によって緯入れするジェットルームで
は、緯糸の飛走状態を適正に制御することが織布品質向
上の上で重要である。そのため、特開昭62−1250
49号公報の緯入れ調整装置は緯入れされた緯糸の実際
の飛走状態を検出して緯入れ用補助ノズルの噴射タイミ
ングを調整している。
【0003】緯入れ終了した緯糸の先端部を把持して適
度な張力を付与することも良好な織布を製織する上で必
要である。緯糸先端部を圧力エアの噴射作用によって把
持する装置が特開昭61−207642号公報に開示さ
れている。この従来装置では張力ノズルの噴射作用によ
って把持パイプへ緯糸先端を導入し、張力ノズルの噴射
圧によって緯糸に張力を付与している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】緯糸先端部に張力ノズ
ルの噴射圧を作用させて適正張力を付与するには緯糸弛
みを生じることなく把持パイプ内へ緯糸先端を導入しな
ければならない。そのためには張力ノズルに隣接する緯
入れ末端側の緯入れ用補助ノズルの噴射タイミングと張
力ノズルの噴射タイミングとを適切に設定する必要があ
る。緯入れされた緯糸の先端が張力ノズルの噴射作用領
域に到達する時期は緯入れ毎に異なる。そのため、前記
緯入れ末端側の緯入れ用補助ノズルの噴射タイミングが
固定されている場合、この噴射期間は緯糸先端が張力ノ
ズルの噴射作用領域に到達する時期のばらつきを考慮し
て幅広く設定される。このような噴射タイミング設定を
行なうと、張力ノズルの噴射作用領域に到達している緯
糸先端が緯入れ末端側の緯入れ用補助ノズルの噴射作用
を受け続ける場合も生じる。緯入れ用補助ノズルのこの
ような噴射作用を受けると、把持パイプへ導入しようと
する緯糸先端がばたつき、緯糸先端が把持パイプに入ら
ないおそれがある。
【0005】特開昭61−207642号公報の従来装
置では、緯糸の飛走状態を検出して緯入れ用補助ノズル
のみならず張力ノズルの噴射タイミングあるいは噴射圧
も調整している。しかし、把持パイプへ緯糸先端を円滑
に導入するための噴射タイミング制御あるいは噴射圧制
御は何ら言及されていない。
【0006】本発明は、ストレッチノズルの噴射作用に
よって把持パイプ内へ緯糸先端を確実に導入し得るジェ
ットルームにおける緯入れ制御装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
緯入れ用メインノズル及び緯入れ用補助ノズルの噴射作
用によって緯糸を緯入れし、緯入れ末端に設置されたス
トレッチノズルの噴射作用によって緯糸先端部を把持パ
イプ内へ導入して把持するジェットルームを対象とし、
第1の発明では、緯入れ飛走中の緯糸の先端到達時期を
検出する緯糸先端到達時期検出手段と、前記緯糸先端到
達時期検出手段によって検出された緯糸先端到達時期に
基づいてこの検出位置以後の緯糸到達位置における緯糸
先端到達時期を予測する緯糸先端到達時期予測手段と、
緯糸先端到達時期予測手段によって予測された緯糸先端
到達時期に基づいて緯入れ末端側の緯入れ用補助ノズル
及び前記ストレッチノズルの噴射圧力波形を制御する圧
力波形制御手段とにより緯入れ制御装置を構成し、緯糸
先端がストレッチノズルの噴射作用領域に到達すると予
測される時期には緯入れ末端側の緯入れ用補助ノズルの
噴射を停止し、緯糸先端がストレッチノズルの噴射作用
領域に到達すると予測される時期前にストレッチノズル
を噴射するようにした。
【0008】第2の発明では、緯入れ飛走中の緯糸の先
端到達時期を検出する緯糸先端到達時期検出手段と、前
記緯糸先端到達時期検出手段によって検出された緯糸先
端到達時期に基づいてこの検出位置以後の緯糸先端到達
位置における緯糸先端到達時期を予測する緯糸先端到達
時期予測手段と、緯糸先端到達時期予測手段によって予
測された緯糸先端到達時期に基づいて緯入れ末端側の緯
入れ用補助ノズルの噴射圧力波形を制御する圧力波形制
御手段とにより緯入れ制御装置を構成し、緯糸先端がス
トレッチノズルの噴射作用領域に到達すると予測される
時期には緯入れ末端側の緯入れ用補助ノズルの噴射を停
止し、緯糸先端がストレッチノズルの噴射作用領域に到
達すると予想して予め設定された時期的範囲の前の所定
時期にストレッチノズルを噴射するようにした。
【0009】
【作用】緯糸先端到達時期予測手段は、緯糸先端到達時
期検出手段によって検出された到達時期を基にしてスト
レッチノズルの噴射作用領域における緯糸先端到達時期
を予測する。
【0010】第1の発明では、圧力波形制御手段は、予
測された緯糸先端到達時期には緯入れ用補助ノズルの噴
射を停止すると共に、予測された緯糸先端到達時期の前
にストレッチノズルの噴射を開始する。
【0011】第2の発明では、緯糸先端がストレッチノ
ズルの噴射作用領域に到達すると予想される時期的範囲
が予め設定されており、圧力波形制御手段は、この時期
的範囲の前の所定時期にストレッチノズルを噴射する。
そして、圧力波形制御手段は、予測された緯糸先端到達
時期に緯入れ用補助ノズルの噴射を停止する。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1、
図2及び図4に基づいて説明する。
【0013】1は巻付方式の緯糸測長貯留装置であり、
緯糸測長貯留装置1の糸巻付面1a上への糸巻付け及び
糸巻付面1aからの緯糸引き出し解舒は電磁ソレノイド
2の係止ピン2aの出没動作によって制御される。電磁
ソレノイド2の励消磁は制御コンピュータCの指令制御
によって行われ、制御コンピュータCは緯糸解舒検出器
3からの緯糸解舒検出情報に基づいて電磁ソレノイド2
の励消磁を制御する。
【0014】緯入れ用メインノズル4の噴射作用によっ
て糸巻付面1aから引き出し射出された緯糸Yは複数の
緯入れ用補助ノズル群5,6,7,8のリレー噴射へと
受け継がれる。緯入れが良好に行われた場合には所定の
機台回転角度範囲にて緯糸Yが緯糸検出器9によって検
出される。緯糸検出器9からの緯糸有無検出信号は制御
コンピュータCに入力される。制御コンピュータCは緯
糸有無検出信号に基づいて織機の運転継続及び停止のい
ずれかを選択する。
【0015】緯入れ末端にはストレッチノズル10及び
把持パイプ11が対向設置されている。ストレッチノズ
ル10と把持パイプ11との対向間隙は緯糸Yの緯入れ
経路と交差している。
【0016】緯入れ用メインノズル4における緯入れ用
圧力エア噴射は電磁バルブV1 の開閉により制御され
る。緯入れ用補助ノズル群5〜8における緯入れ用圧力
エア噴射は電磁バルブV2,3,4,5 の開閉により制
御される。ストレッチノズル10における緯糸把持用圧
力エア噴射は電磁バルブV6 の開閉により制御される。
電磁バルブV1 は圧力エア供給タンク12に接続されて
おり、電磁バルブV2 〜V5 は圧力エア供給タンク13
に接続されている。電磁バルブV6 は圧力エア供給タン
ク14に接続されている。
【0017】各電磁バルブV1 〜V6 の開閉制御は制御
コンピュータCからの指令により行われる。制御コンピ
ュータCはロータリエンコーダ15からの機台回転角度
検出信号に基づいて電磁バルブV1 〜V6 の開閉を指令
する。
【0018】織幅領域内には緯糸先端到達検出器16が
設置されている。緯糸先端到達検出器16は緯入れ経路
上を飛走中の緯糸の到達を検出する。緯糸先端到達検出
器16からの緯糸先端到達検出信号は制御コンピュータ
Cに入力される。制御コンピュータCは緯糸先端到達検
出器16からの緯糸先端到達検出信号の入力に基づいて
電磁バルブV5 の消磁タイミング及び電磁バルブV6
励磁タイミングを制御する。
【0019】制御コンピュータCは図4に示す噴射タイ
ミング制御プログラムに基づいて緯入れ用補助ノズル群
8及びストレッチノズル10の噴射タイミングを制御す
る。以下にこの噴射タイミング制御を説明する。
【0020】図2(a)及び図2(b)は緯入れ用メイ
ンノズル4、緯入れ用補助ノズル群5〜8及びストレッ
チノズル10の噴射圧力波形を示すグラフである。横軸
は時間Tを表し、縦軸は緯入れされた緯糸の先端到達位
置(緯入れ位置)を表す。横軸は機台1回転(クランク
角度360°の範囲)の一部の角度範囲を時間表示に置
換したものであり、横軸上の各時間記号は一部のクラン
ク角度範囲中の角度を時間表示に置換している。
【0021】曲線Mは緯入れ用メインノズル4の噴射圧
力波形を表し、曲線S1 ,S2 ,S 3 は緯入れ用補助ノ
ズル群5〜7の噴射圧力波形を表す。これら噴射圧力波
形M,S1 ,S2 ,S3 は不変、即ち電磁バルブV1
4 の噴射タイミングは固定されている。即ち、制御コ
ンピュータCは任意のnピック目の緯入れ用メインノズ
ル4及び緯入れ用補助ノズル群5〜7の噴射を噴射圧力
波形M,S1 〜S3 に制御する。
【0022】図2(a)及び図2(b)の時期T0 は糸
巻付面1a上の巻糸を係止ピン2aの係止作用から解放
開始する時、即ち電磁ソレノイド2の励磁開始時期を表
す。係止ピン2aの係止作用から解放された緯糸Yは噴
射圧力波形Mで表す緯入れ用メインノズル4の噴射作用
によって射出される。この射出された緯糸Yは噴射圧力
波形S1 〜S3 で表す緯入れ用補助ノズル5〜7の噴射
作用によって緯入れされる。
【0023】nピック目の緯糸Yの先端が緯糸先端到達
検出器16の検出領域に到達すると、緯糸先端到達検出
器16は緯糸先端到達検出信号を制御コンピュータCに
出力する。制御コンピュータCはこの緯糸先端到達検出
信号の入力に応答して緯糸先端到達時期Txn を把握
し、L1 /(Txn −T0 )=vn を算出する。図1に
示すようにL1 は緯入れ用メインノズル4から緯糸先端
到達検出器16の検出検出領域までの距離を表す。従っ
て、vn はnピック目の緯糸Yの飛走速度を表す。
【0024】制御コンピュータCは算出した飛走速度v
n を用いて(Txn +L2 /vn )=Twn を算出す
る。図1に示すようにL2 は緯糸先端到達検出器16の
検出領域から把持パイプ11の設置位置、即ちストレッ
チノズル10の噴射作用領域までの距離を表す。従っ
て、時間Twn は速度vn で飛走する緯糸Yの先端がス
トレッチノズル10の噴射作用領域に到達する時期を表
す。即ち、制御コンピュータCは緯糸先端到達検出器1
6によって検出された緯糸先端到達時期Txn に基づい
て緯糸Yの先端がストレッチノズル10の噴射作用領域
に到達する時期を予測する。
【0025】時間T=Teになると、制御コンピュータ
Cは電磁バルブV5 を励磁する。時期Teは一定値であ
り、緯入れ用補助ノズル群8は予め決められた時期Te
に噴射開始する。
【0026】時間T=Twn −Δt1 になると、制御コ
ンピュータCは電磁バルブV6 を励磁する。時期(Tw
n −Δt1 )はnピック目毎に算出決定される時期であ
り、ストレッチノズル10はこの算出決定された時期
(Twn −Δt1 )に噴射開始する。この噴射流は緯入
れ経路を横切って把持パイプ11内へ流入する。この噴
射開始時期(Twn −Δt1 )は緯糸Yの先端がストレ
ッチノズル10の噴射作用領域に到達すると予測される
時期Twn の前である。又、噴射開始時期(Tw n −Δ
1 )は緯糸Yの先端が緯入れ用補助ノズル群8の噴射
作用領域に到達すると予測される時期Ten の前であ
る。
【0027】時間T=Twn −Δt2 (Δt2 <Δ
1 )になると、制御コンピュータCは電磁バルブV5
を消磁する。時期(Twn −Δt2 )はnピック目毎に
算出決定される時期であり、緯入れ用補助ノズル群8は
この算出決定された時期(Twn−Δt2 )に噴射停止
する。この噴射停止時期(Twn −Δt2 )は緯糸Yの
先端がストレッチノズル10の噴射作用領域に到達する
と予測される時期Twn の前である。又、噴射停止時期
(Twn −Δt2 )は緯糸Yの先端が緯入れ用補助ノズ
ル群8の噴射作用領域に到達すると予測される時期Te
n の後である。
【0028】即ち、緯糸Yが緯入れ用補助ノズル群8の
噴射作用を受ける前にストレッチノズル10が噴射開始
し、緯糸Yが緯入れ用補助ノズル群8の噴射作用を受け
始めた後に緯入れ用補助ノズル群8の噴射が停止する。
そして、緯入れ用補助ノズル群8の噴射作用を受けなく
なった緯糸Yの先端がストレッチノズル10の噴射作用
領域に到達する。ストレッチノズル10の噴射作用領域
に到達した緯糸Yの先端はストレッチノズル10の噴射
作用によって把持パイプ11内へ吹き入れられる。
【0029】図2(a)の曲線S4iはiピック目の緯入
れ用補助ノズル群8の噴射圧曲線を表し、曲線Ei はi
ピック目のストレッチノズル10の噴射圧力波形を表
す。図2(b)の曲線S4jはjピック目の緯入れ用補助
ノズル群8の噴射圧曲線を表し、曲線Ej はjピック目
のストレッチノズル10の噴射圧力波形を表す。図2
(a)の直線Di はiピック目の緯糸Yの飛走状態を示
し、図2(b)の直線Djはjピック目の緯糸Yの飛走
状態を示す。jピック目の緯糸Yの飛走速度はiピック
目の飛走速度よりも速い。逆に、緯糸Yの飛走速度がi
ピック目の飛走速度よりも遅くなることもある。このよ
うな緯糸Yの飛走速度のばらつきがあっても、緯糸Yの
先端が緯入れ用補助ノズル群8の噴射作用領域に到達す
る前にストレッチノズル10が噴射開始する。そして、
緯糸Yの先端が緯入れ用補助ノズル群8の噴射作用を受
け始めた直後に緯入れ用補助ノズル群8の噴射が停止す
る。
【0030】緯糸Yの先端は緯入れ用補助ノズル8の噴
射作用を受けたままでいるとばたつく。しかし、本実施
例では緯糸飛走速度が緯入れ毎に変動しても、緯糸Yの
先端部はストレッチノズル10の噴射作用領域に到達す
る前に緯入れ用補助ノズル群8の噴射作用から解放され
る。従って、緯糸Yの先端はばたつきのない状態でスト
レッチノズル10の噴射作用領域に到達し、ストレッチ
ノズル10の噴射作用を受ける。緯糸Yの先端がばたつ
いていないため、緯糸Yの先端はストレッチノズル10
の噴射作用を受けて把持パイプ11内へ円滑に導入され
る。
【0031】時間間隔Δt1 ,Δt2 は緯糸Yの先端を
把持パイプ11内へ円滑に導入するように予め設定され
た一定値である。緯入れ用補助ノズル群8の噴射作用領
域とストレッチノズル10の噴射作用領域との距離は短
い。そのため、緯糸Yの飛走速度vn がばらついても緯
糸Yの先端が緯入れ用補助ノズル群8の噴射作用領域か
らストレッチノズル10の噴射作用領域へ到達するに要
する時間のばらつきは僅かである。それ故に、緯入れ用
補助ノズル8の噴射作用を受ける時期Ten は、時間間
隔Δt1 ,Δt2 が一定値でもストレッチノズル10の
噴射開始時期(Twn −Δt1 )と緯入れ用補助ノズル
群8の噴射終了時期(Twn −Δt2 )との間に収ま
る。しかし、予測される緯糸先端到達時期Twn の変動
に合わせて時間間隔Δt1 ,Δt2 を決定するようにす
ることもできる。
【0032】この実施例ではストレッチノズル10の噴
射開始時期が緯糸の飛走速度に応じて変更される。緯糸
の飛走速度が速ければ噴射開始時期も早まり、緯糸の飛
走速度が遅ければ噴射開始時期も遅くなる。従って、ス
トレッチノズル10からの無駄なエア噴射が無くなり、
エア消費量を低減することができる。
【0033】なお、緯入れ用補助ノズル群8の噴射停止
時期は図2に示す例に限らない。緯糸先端がストレッチ
ノズルの噴射作用領域に到達すると予測される時期には
緯入れ末端側の緯入れ用補助ノズルの噴射が停止してい
ればよい。又、ストレッチノズル10の噴射開始時期も
図2に示す例に限らない。緯糸先端がストレッチノズル
の噴射作用領域に到達すると予測される時期前にストレ
ッチノズルが噴射していればよい。
【0034】本発明は勿論前記実施例にのみ限定される
ものではなく、例えば図3のグラフ及び図5のフローチ
ャートで示す噴射タイミング制御の実施例も可能であ
る。図3の曲線Fi はストレッチノズル10の噴射圧力
波形を表す。ストレッチノズル10の噴射開始時期Ts
1 及び噴射終了時期Ts2 は予め一定値に設定されてい
る。従って、ストレッチノズル10は緯糸Yの飛走速度
に関係なく所定時期Ts1 に噴射開始し、所定時期Ts
2 に噴射停止する。そのため、ストレッチノズル10の
噴射期間は前記実施例よりも長くなるが、ストレッチノ
ズル10の噴射タイミング制御が容易となる。
【0035】又、本発明は前記実施例における緯糸解舒
検出器3を用いて所定位置における緯糸先端到達時期を
検出し、この検出結果に基づいて緯糸先端がストレッチ
ノズルの噴射作用領域に到達する時期を予測することも
できる。この予測によって緯入れ用補助ノズル群8の噴
射タイミングさらにはストレッチノズル10の噴射タイ
ミングを前記実施例のように制御することができる。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、緯糸先端
がストレッチノズルの噴射作用領域に到達すると予測さ
れる時期には緯入れ末端側の緯入れ用補助ノズルの噴射
を停止し、緯糸先端がストレッチノズルの噴射作用領域
に到達すると予測される時期前にストレッチノズルを噴
射するようにしたので、緯糸の飛走速度がばらついても
緯糸先端を把持パイプ内へ確実に導入して適度な張力を
緯糸に付与し得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 緯入れ装置と噴射タイミング制御回路との組
合せ図である。
【図2】 (a)はiピック目の緯糸飛走状態と噴射タ
イミングとの関係を示すグラフである。(b)はjピッ
ク目の緯糸飛走状態と噴射タイミングとの関係を示すグ
ラフである。
【図3】 別例の緯糸飛走状態と噴射タイミングとの関
係を示すグラフである。
【図4】 噴射タイミング制御プログラムを表すフロー
チャートである。
【図5】 別例の噴射タイミング制御プログラムを表す
フローチャートである。
【符号の説明】
4 ・・・緯入れ用メインノズル、5〜7…緯入れ用補助ノ
ズル群、8…緯入れ末端側の緯入れ用補助ノズル群、1
0…ストレッチノズル、11…把持パイプ、16…緯糸
先端到達検出器、C…緯糸先端到達時期予測手段及び圧
力波形制御手段となる制御コンピュータ、Y…緯糸。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緯入れ用メインノズル及び緯入れ用補助ノ
    ズルの噴射作用によって緯糸を緯入れし、緯入れ末端に
    設置されたストレッチノズルの噴射作用によって緯糸先
    端部を把持パイプ内へ導入して把持するジェットルーム
    において、 緯入れ飛走中の緯糸の織幅内所定位置における先端到達
    時期を検出する緯糸先端到達時期検出手段と、 前記緯糸先端到達時期検出手段によって検出された緯糸
    先端到達時期に基づいてこの検出位置以後の緯糸到達位
    置における緯糸先端到達時期を予測する緯糸先端到達時
    期予測手段と、 緯糸先端到達時期予測手段によって予測された緯糸先端
    到達時期に基づいて緯入れ末端側の緯入れ用補助ノズル
    及び前記ストレッチノズルの噴射圧力波形を制御する圧
    力波形制御手段とからなり、 緯糸先端がストレッチノズルの噴射作用領域に到達する
    と予測される時期には緯入れ末端側の緯入れ用補助ノズ
    ルの噴射を停止し、緯糸先端がストレッチノズルの噴射
    作用領域に到達すると予測される時期前にストレッチノ
    ズルを噴射するようにしたジェットルームにおける緯入
    れ制御装置。
  2. 【請求項2】緯入れ用メインノズル及び緯入れ用補助ノ
    ズルの噴射作用によって緯糸を緯入れし、緯入れ末端に
    設置されたストレッチノズルの噴射作用によって緯糸先
    端部を把持パイプ内へ導入して把持するジェットルーム
    において、 緯入れ飛走中の緯糸の織幅内所定位置における先端到達
    時期を検出する緯糸先端到達時期検出手段と、 前記緯糸先端到達時期検出手段によって検出された緯糸
    先端到達時期に基づいてこの検出位置以後の緯糸到達位
    置における緯糸先端到達時期を予測する緯糸先端到達時
    期予測手段と、 緯糸先端到達時期予測手段によって予測された緯糸先端
    到達時期に基づいて緯入れ末端側の緯入れ用補助ノズル
    の噴射圧力波形を制御する圧力波形制御手段とからな
    り、 緯糸先端がストレッチノズルの噴射作用領域に到達する
    と予測される時期には緯入れ末端側の緯入れ用補助ノズ
    ルの噴射を停止し、緯糸先端がストレッチノズルの噴射
    作用領域に到達すると予想して予め設定された時期的範
    囲の前の所定時期にストレッチノズルを噴射するように
    したジェットルームにおける緯入れ制御装置。
JP24227992A 1992-09-10 1992-09-10 ジェットルームにおける緯入れ制御装置 Pending JPH0693534A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24227992A JPH0693534A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 ジェットルームにおける緯入れ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24227992A JPH0693534A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 ジェットルームにおける緯入れ制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0693534A true JPH0693534A (ja) 1994-04-05

Family

ID=17086901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24227992A Pending JPH0693534A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 ジェットルームにおける緯入れ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0693534A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1473391A1 (de) * 2003-04-29 2004-11-03 Sultex AG System und verfahren zum eintragen eines schussfadens
US7063109B2 (en) 2003-04-29 2006-06-20 Sultex Ag System and method for inserting a weft thread
CN106012243A (zh) * 2015-03-27 2016-10-12 株式会社丰田自动织机 用于喷气织机的纬纱检测装置
EP3156529A1 (en) * 2015-10-12 2017-04-19 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Air jet loom with weft insertion control device
EP3144422A3 (en) * 2015-09-16 2017-04-26 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Method for monitoring weft traveling condition in air jet loom
JP2017226926A (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 株式会社豊田自動織機 エアジェット織機における緯糸検知方法及び緯糸検知装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1473391A1 (de) * 2003-04-29 2004-11-03 Sultex AG System und verfahren zum eintragen eines schussfadens
US7063109B2 (en) 2003-04-29 2006-06-20 Sultex Ag System and method for inserting a weft thread
CN106012243A (zh) * 2015-03-27 2016-10-12 株式会社丰田自动织机 用于喷气织机的纬纱检测装置
EP3144422A3 (en) * 2015-09-16 2017-04-26 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Method for monitoring weft traveling condition in air jet loom
CN107034575A (zh) * 2015-09-16 2017-08-11 株式会社丰田自动织机 喷气织机中的纬纱行进状态监视方法
EP3156529A1 (en) * 2015-10-12 2017-04-19 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Air jet loom with weft insertion control device
JP2017075409A (ja) * 2015-10-12 2017-04-20 株式会社豊田自動織機 エアジェット織機における緯入れ制御装置
CN107034576A (zh) * 2015-10-12 2017-08-11 株式会社丰田自动织机 喷气织机的引纬控制装置
JP2017226926A (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 株式会社豊田自動織機 エアジェット織機における緯糸検知方法及び緯糸検知装置
CN107523926A (zh) * 2016-06-20 2017-12-29 株式会社丰田自动织机 喷气织机的纬纱探测方法以及纬纱探测装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910000298B1 (ko) 에어제트 직기의 위입 제어장치
JPH0759774B2 (ja) 無杼織機のよこ入れ自動調整方法
US4463783A (en) Method of inserting the weft in jet loom
JPH0693534A (ja) ジェットルームにおける緯入れ制御装置
JPH05209342A (ja) ジェットルームにおける緯入れ方法
JP2005113319A (ja) ジェットルームにおける緯入れ制御装置
JP2701545B2 (ja) ジェットルームにおける緯入れ用圧力制御装置
US5107902A (en) Method for controlling weft thread insertion timing in an air jet loom
JP2715072B2 (ja) よこ入れ装置の自動調整方法
JP2596231B2 (ja) ジェットルームにおける緯入れ制御装置
EP2435609B1 (en) Method for inserting a weft thread and airjet weaving machine
JP2522245B2 (ja) ジェットル―ムにおける緯入れ方法
JPH11200193A (ja) ジェットルームにおける緯糸把持装置
JP2792128B2 (ja) ジェットルームにおける緯入れ制御方法
JP2707284B2 (ja) 流体噴射式織機の緯入れ装置
JPS62257439A (ja) ジェットルームにおける緯入れ方法
JP2019070214A (ja) 空気噴射式織機における緯糸飛走情報の設定方法
JP2618376B2 (ja) ジエツトルームにおける緯入れ方法
JP2671514B2 (ja) 多色ジェットルームにおける緯入れ制御装置
JPH1096140A (ja) ジェットルームにおける噴射作用調整指示装置
JPH04240249A (ja) 空気噴射式織機の緯入れ制御装置
JP2636467B2 (ja) ジェットルームにおける緯入れ制御装置
JPH0816298B2 (ja) ジェットルームにおける緯入れ制御装置
JP3405885B2 (ja) 織機のよこ糸供給装置
JPH10310951A (ja) サブノズルの噴射タイミング制御方法およびその装置