JP3405885B2 - 織機のよこ糸供給装置 - Google Patents
織機のよこ糸供給装置Info
- Publication number
- JP3405885B2 JP3405885B2 JP16666196A JP16666196A JP3405885B2 JP 3405885 B2 JP3405885 B2 JP 3405885B2 JP 16666196 A JP16666196 A JP 16666196A JP 16666196 A JP16666196 A JP 16666196A JP 3405885 B2 JP3405885 B2 JP 3405885B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- weft
- measuring device
- injection
- period
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Looms (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織機のよこ糸供給装置
において、よこ糸の過剰な供給を防止する装置に関す
る。
において、よこ糸の過剰な供給を防止する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、よこ入れ側で、給糸体の下流側
にバルーンブレーカや板ばねテンサなどを設けることは
広く行われている。また、特開平2−53936、特公
昭56−11779や実開昭64−45182の公報な
どは、測長装置の上流側の近傍位置に、上流に向けて空
気を噴射するエアーノズルを設け、測長装置のよこ糸牽
引終了時に、エアーノズルを噴射させることによって、
バックテンション(よこ糸繰り出し方向に対し逆方向の
張力)を発生させ、よこ糸の巻き付け張力を一定にして
いる。
にバルーンブレーカや板ばねテンサなどを設けることは
広く行われている。また、特開平2−53936、特公
昭56−11779や実開昭64−45182の公報な
どは、測長装置の上流側の近傍位置に、上流に向けて空
気を噴射するエアーノズルを設け、測長装置のよこ糸牽
引終了時に、エアーノズルを噴射させることによって、
バックテンション(よこ糸繰り出し方向に対し逆方向の
張力)を発生させ、よこ糸の巻き付け張力を一定にして
いる。
【0003】
【従来技術の問題点】しかし、測長装置へのよこ糸巻き
付け終了時エアノズルや板ばねセンサによるよこ糸制動
力が充分に作用せず、よこ糸巻き付け終了後もしばらく
の間給糸体からよこ糸が繰り出されるという問題があっ
た。これは給糸体より下流の解舒されたよこ糸の慣性が
作用して給糸体からのよこ糸引き出し張力として作用す
るためと考えられる。これを防止するため、給糸体から
繰り出されるよこ糸に対してよこ糸巻き付け終了時に
は、通常のよこ糸巻き付け時よりもより大きな制動力を
発生させることが考えられる。
付け終了時エアノズルや板ばねセンサによるよこ糸制動
力が充分に作用せず、よこ糸巻き付け終了後もしばらく
の間給糸体からよこ糸が繰り出されるという問題があっ
た。これは給糸体より下流の解舒されたよこ糸の慣性が
作用して給糸体からのよこ糸引き出し張力として作用す
るためと考えられる。これを防止するため、給糸体から
繰り出されるよこ糸に対してよこ糸巻き付け終了時に
は、通常のよこ糸巻き付け時よりもより大きな制動力を
発生させることが考えられる。
【0004】しかし、1つの部材で過大な制動力を発生
させると、よこ糸にダメージを与えさらには糸切れが発
生してしまうこともあって制動力を大きくできず、結局
よこ糸のたるみを解消できなかった。特に測長装置がよ
こ糸を挟持する一対のローラで構成され、よこ入れ時に
このローラを所定量回転させる形態の装置では、このよ
こ糸の過供給により、次回のよこ入れ時には、巻き付け
張力が低下した状態での巻き付けによりよこ糸が当該ロ
ーラに巻き付いたり、よこ糸の測長むらが生じたり、さ
らにはこのたるみ部分がなくなった瞬間に、よこ糸張力
が急激に上昇して、給糸側で糸切れを発生するという問
題があった。
させると、よこ糸にダメージを与えさらには糸切れが発
生してしまうこともあって制動力を大きくできず、結局
よこ糸のたるみを解消できなかった。特に測長装置がよ
こ糸を挟持する一対のローラで構成され、よこ入れ時に
このローラを所定量回転させる形態の装置では、このよ
こ糸の過供給により、次回のよこ入れ時には、巻き付け
張力が低下した状態での巻き付けによりよこ糸が当該ロ
ーラに巻き付いたり、よこ糸の測長むらが生じたり、さ
らにはこのたるみ部分がなくなった瞬間に、よこ糸張力
が急激に上昇して、給糸側で糸切れを発生するという問
題があった。
【0005】
【発明の課題】本発明の課題は、織機のよこ入れ期間に
同期して、所定量のよこ糸を繰り出す測長装置で、繰り
出し動作終了時に生じるよこ糸の過剰な供給を防止し、
よこ糸のたるみ部分を最小にするとともに、測長装置で
のよこ糸の巻き付け張力を安定させることである。
同期して、所定量のよこ糸を繰り出す測長装置で、繰り
出し動作終了時に生じるよこ糸の過剰な供給を防止し、
よこ糸のたるみ部分を最小にするとともに、測長装置で
のよこ糸の巻き付け張力を安定させることである。
【0006】
【発明の解決手段】そこで、本発明は、間欠的に給糸体
からよこ糸を牽引して繰り出す測長装置と、給糸体より
下流側近傍に設けられ上流側に向けて流体を噴射する第
1のノズルと、前記第1のノズルより下流側でかつ上記
測長装置の上流側近傍に設けられ上流側に向けて流体を
噴射する第2のノズルと、上記測長装置のよこ糸牽引状
態に応じて上記第1のノズルおよび第2のノズルの流体
の噴射量または噴射時期および噴射期間を制御する制御
器とで、よこ糸供給装置を構成している。
からよこ糸を牽引して繰り出す測長装置と、給糸体より
下流側近傍に設けられ上流側に向けて流体を噴射する第
1のノズルと、前記第1のノズルより下流側でかつ上記
測長装置の上流側近傍に設けられ上流側に向けて流体を
噴射する第2のノズルと、上記測長装置のよこ糸牽引状
態に応じて上記第1のノズルおよび第2のノズルの流体
の噴射量または噴射時期および噴射期間を制御する制御
器とで、よこ糸供給装置を構成している。
【0007】ここで、よこ糸供給装置は、前記制御器に
よって、測長装置のよこ糸牽引状態に応じ、上記第1の
ノズルおよび第2のノズルを所定の噴射量で噴射させ、
よこ糸の繰り出し方向に対して、逆方向の作用力を発生
させることにより、よこ糸の過剰な供給を防止し、測長
装置でのよこ糸の巻き付け張力を安定させている。な
お、上記ノズルの噴射量は、ノズルの噴射流量または噴
射圧力によって決められる。
よって、測長装置のよこ糸牽引状態に応じ、上記第1の
ノズルおよび第2のノズルを所定の噴射量で噴射させ、
よこ糸の繰り出し方向に対して、逆方向の作用力を発生
させることにより、よこ糸の過剰な供給を防止し、測長
装置でのよこ糸の巻き付け張力を安定させている。な
お、上記ノズルの噴射量は、ノズルの噴射流量または噴
射圧力によって決められる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のよこ糸供給装置
1を織機のよこ入れ装置2とともに示している。織機の
よこ入れ装置2は、よこ糸3をよこ入れするために、織
機のよこ入れ期間に同期して、よこ糸3を所定量繰り出
す測長装置4、給糸体10と測長装置4との間で、給糸
体10から解舒されるよこ糸3に生じるバルーンを規制
するためのバルーンブレーカ5、および測長装置4から
送り出されるよこ糸3をたて糸開口11によこ入れする
メインノズル6を備えている。
1を織機のよこ入れ装置2とともに示している。織機の
よこ入れ装置2は、よこ糸3をよこ入れするために、織
機のよこ入れ期間に同期して、よこ糸3を所定量繰り出
す測長装置4、給糸体10と測長装置4との間で、給糸
体10から解舒されるよこ糸3に生じるバルーンを規制
するためのバルーンブレーカ5、および測長装置4から
送り出されるよこ糸3をたて糸開口11によこ入れする
メインノズル6を備えている。
【0009】また、よこ糸供給装置1は、バルーンブレ
ーカ5より下流側でその近傍に設けられ、上流側に向け
て流体例えば空気26を噴射する第1のノズル7と、第
1のノズル7より下流側でかつ上記測長装置4の上流側
に設けられ、上流側に向けて流体例えば空気26を噴射
する第2のノズル8と、測長装置4の動作に応じて第1
のノズル7、第2のノズル8の流体の噴射量を制御する
制御器9とを有している。
ーカ5より下流側でその近傍に設けられ、上流側に向け
て流体例えば空気26を噴射する第1のノズル7と、第
1のノズル7より下流側でかつ上記測長装置4の上流側
に設けられ、上流側に向けて流体例えば空気26を噴射
する第2のノズル8と、測長装置4の動作に応じて第1
のノズル7、第2のノズル8の流体の噴射量を制御する
制御器9とを有している。
【0010】測長装置4は、回転ローラの回転により1
ピック分のよこ糸3を測長し、かつよこ入れ方向に加勢
するもので、よこ糸3を挟み込む状態で回転する一対の
回転ローラとしてフィードローラ12、13を有してい
る。一対のフィードローラ12、13のうち一方のフィ
ードローラ13は、駆動手段としてのサーボモータ14
に連結され、それによってよこ糸3を繰り出す方向に回
転する。これと同時にメインノズル6が噴射されよこ糸
3は、たて糸開口11内によこ入れされ、その後、筬打
ちされて布23を形成する。なお、よこ糸3とフィード
ローラ12、13の周面との間で滑りをなくするため
に、よこ糸3を一方、例えば駆動側のフィードローラ1
3の周面に1巻きまたはそれ以上巻き付けることもでき
る。そのようにすれば、測長の精度がよくなる。
ピック分のよこ糸3を測長し、かつよこ入れ方向に加勢
するもので、よこ糸3を挟み込む状態で回転する一対の
回転ローラとしてフィードローラ12、13を有してい
る。一対のフィードローラ12、13のうち一方のフィ
ードローラ13は、駆動手段としてのサーボモータ14
に連結され、それによってよこ糸3を繰り出す方向に回
転する。これと同時にメインノズル6が噴射されよこ糸
3は、たて糸開口11内によこ入れされ、その後、筬打
ちされて布23を形成する。なお、よこ糸3とフィード
ローラ12、13の周面との間で滑りをなくするため
に、よこ糸3を一方、例えば駆動側のフィードローラ1
3の周面に1巻きまたはそれ以上巻き付けることもでき
る。そのようにすれば、測長の精度がよくなる。
【0011】測長制御器15の内部のフィードコントロ
ーラ16は、主制御ユニット17からの織機状態信号に
よって制御され、織機の主軸18に連結されたエンコー
ダ19の出力としてのクランク角度信号を入力として、
回転速度指令を発生し、これによってサーボモータ14
の回転を制御するほか、制御器9にも出力する。なおサ
ーボモータ14の回転は、パルスジェネレータ20によ
って検出され、回転量のフィードバック信号として、フ
ィードコントローラ16に送り込まれている。
ーラ16は、主制御ユニット17からの織機状態信号に
よって制御され、織機の主軸18に連結されたエンコー
ダ19の出力としてのクランク角度信号を入力として、
回転速度指令を発生し、これによってサーボモータ14
の回転を制御するほか、制御器9にも出力する。なおサ
ーボモータ14の回転は、パルスジェネレータ20によ
って検出され、回転量のフィードバック信号として、フ
ィードコントローラ16に送り込まれている。
【0012】制御器9は、フィードコントローラ16の
出力としてのサーボモータ14の回転速度指令、主制御
ユニット17の出力としての織機状態信号を入力とし
て、第1のノズル7および第2のノズル8を制御するた
めに、噴射制御信号(圧力指令およびオンオフの指令)
を発生し、これによって噴射制御弁21、22を駆動す
る。これによって、噴射制御弁21、22は、圧力源2
5から配管28で供給される流体として空気26の圧力
を適当な圧力とし、かつ測長装置4のよこ糸牽引状態に
応じて第1のノズル7、第2のノズル8に配管28a、
28bを介してそれぞれ空気26を供給する。なお、主
制御ユニット17は、よこ入れノズル6等のよこ入れ噴
射制御や、図示しないたて糸張力制御等の織機の全体の
動作を制御する。
出力としてのサーボモータ14の回転速度指令、主制御
ユニット17の出力としての織機状態信号を入力とし
て、第1のノズル7および第2のノズル8を制御するた
めに、噴射制御信号(圧力指令およびオンオフの指令)
を発生し、これによって噴射制御弁21、22を駆動す
る。これによって、噴射制御弁21、22は、圧力源2
5から配管28で供給される流体として空気26の圧力
を適当な圧力とし、かつ測長装置4のよこ糸牽引状態に
応じて第1のノズル7、第2のノズル8に配管28a、
28bを介してそれぞれ空気26を供給する。なお、主
制御ユニット17は、よこ入れノズル6等のよこ入れ噴
射制御や、図示しないたて糸張力制御等の織機の全体の
動作を制御する。
【0013】図2は、バールンブレーカ5および第1の
ノズル7の支持状態を示している。バルーンブレーカ5
および第1のノズル7は、織機のフレームなどに取り付
けられたスタンド27の上に固定されている。第1のノ
ズル7は、よこ糸3の繰り出し方向の上流側に向けら
れ、バルーンブレーカ5の中心孔に向けられている。給
糸体10から供給されたよこ糸3は、バルーンブレーカ
5の中心孔を通り、第1のノズル7の内部を通り、第2
のノズル8に達する。なお、図示しないが、第2のノズ
ル8も同様にスタンドなどによって織機のフレームに取
り付けられる。また、第1のノズル7および第2のノズ
ル8には、よこ糸3を挿通せず、よこ糸3の側方に配置
させ、上流側に向けて流体噴射させてもよい。
ノズル7の支持状態を示している。バルーンブレーカ5
および第1のノズル7は、織機のフレームなどに取り付
けられたスタンド27の上に固定されている。第1のノ
ズル7は、よこ糸3の繰り出し方向の上流側に向けら
れ、バルーンブレーカ5の中心孔に向けられている。給
糸体10から供給されたよこ糸3は、バルーンブレーカ
5の中心孔を通り、第1のノズル7の内部を通り、第2
のノズル8に達する。なお、図示しないが、第2のノズ
ル8も同様にスタンドなどによって織機のフレームに取
り付けられる。また、第1のノズル7および第2のノズ
ル8には、よこ糸3を挿通せず、よこ糸3の側方に配置
させ、上流側に向けて流体噴射させてもよい。
【0014】次に、図3、4、5は、噴射制御弁21ま
たは噴射制御弁22の一例を示している。図3の具体例
は、配管28に対して、制御器9から出力される圧力指
令によって動作する圧力制御弁または圧力比例弁29、
開閉指令によって動作する開閉弁30を直列の状態で介
在させた例を示している。
たは噴射制御弁22の一例を示している。図3の具体例
は、配管28に対して、制御器9から出力される圧力指
令によって動作する圧力制御弁または圧力比例弁29、
開閉指令によって動作する開閉弁30を直列の状態で介
在させた例を示している。
【0015】また、図4の具体例は、分岐状態の配管2
8の合流位置に切り換え指令によって動作する切り換え
弁31を設けるとともに、配管28の複数の並列部分ご
とに圧力制御弁32を介在させ、これらをそれぞれの圧
力指令によって独立に動作させる例である。ここで、複
数の圧力制御弁32は、圧力指令によって1つのみ動作
し、適切な圧力の空気26を切り換え弁31に供給す
る。ここで、切り換え指令は、オンオフの機能として働
く。
8の合流位置に切り換え指令によって動作する切り換え
弁31を設けるとともに、配管28の複数の並列部分ご
とに圧力制御弁32を介在させ、これらをそれぞれの圧
力指令によって独立に動作させる例である。ここで、複
数の圧力制御弁32は、圧力指令によって1つのみ動作
し、適切な圧力の空気26を切り換え弁31に供給す
る。ここで、切り換え指令は、オンオフの機能として働
く。
【0016】さらに、図5の具体例は、並列状態の2つ
の配管28の一方の部分に圧力指令によって動作する絞
り弁34を介在させ、また他方の部分に圧力指令によっ
て動作する絞り弁33および開閉指令によって動作する
開閉弁35を介在させた例である。ここで、2つの絞り
弁33、34は、絞り量を変更することによって、適切
な流量の空気26を第1のノズル7または第2のノズル
8に供給しており、開閉弁35は、必要なときに、それ
よりも多い量の空気26を供給させる。
の配管28の一方の部分に圧力指令によって動作する絞
り弁34を介在させ、また他方の部分に圧力指令によっ
て動作する絞り弁33および開閉指令によって動作する
開閉弁35を介在させた例である。ここで、2つの絞り
弁33、34は、絞り量を変更することによって、適切
な流量の空気26を第1のノズル7または第2のノズル
8に供給しており、開閉弁35は、必要なときに、それ
よりも多い量の空気26を供給させる。
【0017】次に、図6は、織機の運転(製織)状態で
の噴射の一例を示している。図6の(1)は、よこ入れ
終了後の筬打ちの状態を示している。第1のノズル7
は、オンの状態で微量噴射を行っており、また第2のノ
ズル8は、オフの状態で、噴射を停止している。そし
て、測長装置4のフィードローラ12、13は、よこ糸
3を挟み込んだ状態で停止している。したがって、第1
のノズル7と一対のフィードローラ12、13との間
で、よこ糸3は、第1のノズル7の微量噴射によって弱
い張力で直線状となっている。
の噴射の一例を示している。図6の(1)は、よこ入れ
終了後の筬打ちの状態を示している。第1のノズル7
は、オンの状態で微量噴射を行っており、また第2のノ
ズル8は、オフの状態で、噴射を停止している。そし
て、測長装置4のフィードローラ12、13は、よこ糸
3を挟み込んだ状態で停止している。したがって、第1
のノズル7と一対のフィードローラ12、13との間
で、よこ糸3は、第1のノズル7の微量噴射によって弱
い張力で直線状となっている。
【0018】図6の(2)は、よこ入れ開始の状態を示
している。第1のノズル7は、オンの状態で、微量噴射
を継続しており、また第2のノズル8は、オフの状態で
噴射を停止している。そして、測長装置4の一対のフィ
ードローラ12、13は、高速で送り方向(正方向)に
回転している。したがって、よこ糸3は、第1のノズル
7によって弱い張力を付与された状態で、一対のフィー
ドローラ12、13の強制的な牽引力によって、メイン
ノズル6の方向に送り出され、メインノズル6のよこ入
れ噴射により、たて糸開口11に向けて飛走を開始す
る。
している。第1のノズル7は、オンの状態で、微量噴射
を継続しており、また第2のノズル8は、オフの状態で
噴射を停止している。そして、測長装置4の一対のフィ
ードローラ12、13は、高速で送り方向(正方向)に
回転している。したがって、よこ糸3は、第1のノズル
7によって弱い張力を付与された状態で、一対のフィー
ドローラ12、13の強制的な牽引力によって、メイン
ノズル6の方向に送り出され、メインノズル6のよこ入
れ噴射により、たて糸開口11に向けて飛走を開始す
る。
【0019】図6の(3)は、よこ入れ終了直後の状態
を示している。ここで、制御器9はフィードローラ1
2、13の回転指令の終了(減速開始)を検知し、第1
のノズル7および第2のノズル8は、共に所定の期間オ
ンにして、多量噴射を行い、よこ糸3に対する制動を開
始することにより、よこ糸3の過供給を防止する。また
測長装置4の一対のフィードローラ12、13は、停止
して、よこ糸3を挟み込んでいる。したがって、一対の
フィードローラ12、13の上流側で、よこ糸3は、第
1のノズル7および第2のノズル8による多量噴射によ
って引き戻される方向に牽引され、過剰に供給されない
状態に設定される。この後、織機は、筬打ちの状態つま
り図6の(1)の状態に戻り、以上の動作を繰り返すこ
とによって製織運動を継続する。このようにして、制御
器9は、フィードローラ12、13の回転指令の終了後
から筬打ち前までの所定の期間において第1のノズル
7、第2のノズル8を共に多量噴射させるとともに、上
記所定の期間以外の期間においては前記第1のノズル7
に微量噴射を行わせ、各噴射に応じた力をよこ糸3に対
しよこ糸繰り出し方向の逆方向に作用させる。
を示している。ここで、制御器9はフィードローラ1
2、13の回転指令の終了(減速開始)を検知し、第1
のノズル7および第2のノズル8は、共に所定の期間オ
ンにして、多量噴射を行い、よこ糸3に対する制動を開
始することにより、よこ糸3の過供給を防止する。また
測長装置4の一対のフィードローラ12、13は、停止
して、よこ糸3を挟み込んでいる。したがって、一対の
フィードローラ12、13の上流側で、よこ糸3は、第
1のノズル7および第2のノズル8による多量噴射によ
って引き戻される方向に牽引され、過剰に供給されない
状態に設定される。この後、織機は、筬打ちの状態つま
り図6の(1)の状態に戻り、以上の動作を繰り返すこ
とによって製織運動を継続する。このようにして、制御
器9は、フィードローラ12、13の回転指令の終了後
から筬打ち前までの所定の期間において第1のノズル
7、第2のノズル8を共に多量噴射させるとともに、上
記所定の期間以外の期間においては前記第1のノズル7
に微量噴射を行わせ、各噴射に応じた力をよこ糸3に対
しよこ糸繰り出し方向の逆方向に作用させる。
【0020】次に、図7は、織機の停止中の状態を示し
ている。この状態で、第1のノズル7は、オンの状態
で、微量噴射を継続しており、また第2のノズル8は、
オフの状態に設定される。もちろん、測長装置4の一対
のフィードローラ12、13は停止している。したがっ
て、前記図6の(1)と同様に、よこ糸3は、停止状態
の一対のフィードローラ12、13に挟まれた状態で、
その上流側で第1のノズル7の微量噴射によって、弱い
張力で戻り方向に牽引されていることになる。
ている。この状態で、第1のノズル7は、オンの状態
で、微量噴射を継続しており、また第2のノズル8は、
オフの状態に設定される。もちろん、測長装置4の一対
のフィードローラ12、13は停止している。したがっ
て、前記図6の(1)と同様に、よこ糸3は、停止状態
の一対のフィードローラ12、13に挟まれた状態で、
その上流側で第1のノズル7の微量噴射によって、弱い
張力で戻り方向に牽引されていることになる。
【0021】なお、バルーンブレーカ5は、測長装置4
がよこ糸3を送り出すとき、よこ糸3が給糸体10から
解舒され生じるバルーニングを規制する。バルーンブレ
ーカ5は、例えば、上記の第1のノズル7の上流側に別
途に設けても、あるいは第1のノズル7の先端に設けて
もよい。
がよこ糸3を送り出すとき、よこ糸3が給糸体10から
解舒され生じるバルーニングを規制する。バルーンブレ
ーカ5は、例えば、上記の第1のノズル7の上流側に別
途に設けても、あるいは第1のノズル7の先端に設けて
もよい。
【0022】なお、図8は、対比のために、従来のもの
の一例を示している。従来のものでは、第1のノズル7
は存在しないため、よこ入れ開始直前において、第2の
ノズルに相当するノズル8’がオンの状態となって噴射
を行う結果、よこ糸3は、バルーンブレーカ5およびノ
ズル8’の上流側でゆるんだ状態となっている。
の一例を示している。従来のものでは、第1のノズル7
は存在しないため、よこ入れ開始直前において、第2の
ノズルに相当するノズル8’がオンの状態となって噴射
を行う結果、よこ糸3は、バルーンブレーカ5およびノ
ズル8’の上流側でゆるんだ状態となっている。
【0023】ところで、第1のノズル7および第2のノ
ズル8の噴射量の設定は、特に限定されず、糸種および
よこ入れ速度(織機の回転数)に応じて、噴射流量また
は噴射圧力などをパラメータとして決める。また、ノズ
ルの数は、2以上であってもよい。そして、噴射(圧力
・流量)の設定は、いずれも、制御器9に設定され、噴
射制御弁21、22に出力される。
ズル8の噴射量の設定は、特に限定されず、糸種および
よこ入れ速度(織機の回転数)に応じて、噴射流量また
は噴射圧力などをパラメータとして決める。また、ノズ
ルの数は、2以上であってもよい。そして、噴射(圧力
・流量)の設定は、いずれも、制御器9に設定され、噴
射制御弁21、22に出力される。
【0024】次に、図9は、噴射パターンすなわち連続
噴射、間欠噴射、または連続噴射と間欠噴射との組み合
わせを示している。連続噴射(微量噴射・多量噴射)と
しては、(1)で示すように、一定の圧力(一定の噴射
量)の下で一定の期間噴射を継続するもの、(2)で示
すように、圧力を順次増加させながら所定の期間継続す
るもの、さらに(3)のように、圧力を順次減少させな
がら所定の期間継続するものが考えられる。また間欠噴
射(微量噴射・多量噴射)としては、(4)に示すよう
に、一定のパルス間隔t1、一定の休止間隔t2のもと
に間欠的な噴射を継続するもの、さらに(5)に示すよ
うに、パルス休止間隔t2を一定に保ちながらパルス間
隔t1を順次減少あるいは図示しないが順次増加させる
ものなどが考えられる。さらに、連続噴射と間欠噴射と
の組み合わせとしては、(6)に示すように、所定の期
間にわたって一定の圧力で連続噴射を継続するととも
に、それぞれの期間で、それよりも高い圧力で間欠噴射
を加えるものなどが考えられる。
噴射、間欠噴射、または連続噴射と間欠噴射との組み合
わせを示している。連続噴射(微量噴射・多量噴射)と
しては、(1)で示すように、一定の圧力(一定の噴射
量)の下で一定の期間噴射を継続するもの、(2)で示
すように、圧力を順次増加させながら所定の期間継続す
るもの、さらに(3)のように、圧力を順次減少させな
がら所定の期間継続するものが考えられる。また間欠噴
射(微量噴射・多量噴射)としては、(4)に示すよう
に、一定のパルス間隔t1、一定の休止間隔t2のもと
に間欠的な噴射を継続するもの、さらに(5)に示すよ
うに、パルス休止間隔t2を一定に保ちながらパルス間
隔t1を順次減少あるいは図示しないが順次増加させる
ものなどが考えられる。さらに、連続噴射と間欠噴射と
の組み合わせとしては、(6)に示すように、所定の期
間にわたって一定の圧力で連続噴射を継続するととも
に、それぞれの期間で、それよりも高い圧力で間欠噴射
を加えるものなどが考えられる。
【0025】次に、図10は、一対のフィードローラ1
2、13の回転運動に対応させて、第1のノズル7また
は第2のノズル8の噴射時期および噴射期間を示してい
る。織機が運転信号によって運転を開始した後、一対の
フィードローラ12、13はよこ入れ期間にわたって所
定の速度で回転を継続する。サーボモータ14の立ち上
がり特性および立ち下がり特性のために、フィードロー
ラ12、13の速度線図は台形のものとなっている。そ
して、第1のノズル7および第2のノズル8の噴射時
期、噴射期間は、それぞれサーボモータ14の加速期
間、減速期間と対応し、各期間での糸張力の変動に対抗
している。なお、サーボモータ14に対する回転指令
は、よこ入れの開始時点で与えられ、サーボモータ14
の立ち下がり特性に基づいて、よこ入れ終了時点よりも
やや早く終わるようになっている。
2、13の回転運動に対応させて、第1のノズル7また
は第2のノズル8の噴射時期および噴射期間を示してい
る。織機が運転信号によって運転を開始した後、一対の
フィードローラ12、13はよこ入れ期間にわたって所
定の速度で回転を継続する。サーボモータ14の立ち上
がり特性および立ち下がり特性のために、フィードロー
ラ12、13の速度線図は台形のものとなっている。そ
して、第1のノズル7および第2のノズル8の噴射時
期、噴射期間は、それぞれサーボモータ14の加速期
間、減速期間と対応し、各期間での糸張力の変動に対抗
している。なお、サーボモータ14に対する回転指令
は、よこ入れの開始時点で与えられ、サーボモータ14
の立ち下がり特性に基づいて、よこ入れ終了時点よりも
やや早く終わるようになっている。
【0026】そして、第1のノズル7または第2のノズ
ル8は、のフィードローラ減速時に回転指令の終了後
所定の期間tにわたって、あるいはのフィードロー
ラ減速に先行して回転指令の終了時よりも所定の期間α
早い時点から所定の期間tにわたって、さらにのフ
ィードローラ加速時に回転指令の発生時点から所定の期
間tにわたり、さらにのフィードローラ加速に先行
して回転指令の発生時点から所定の期間βだけ遡った時
点から所定の期間tにわたって、それぞれ微量噴射ま
たは多量噴射を継続する。多量噴射は、よこ糸3に対し
て高い張力を発生し、給糸体10の近くでたるみ部分を
形成するのに用いられる。また、微量噴射は、よこ糸3
に対し低い張力を発生するが、これは測長装置4へのバ
ックテンションを発生するために用いられる。
ル8は、のフィードローラ減速時に回転指令の終了後
所定の期間tにわたって、あるいはのフィードロー
ラ減速に先行して回転指令の終了時よりも所定の期間α
早い時点から所定の期間tにわたって、さらにのフ
ィードローラ加速時に回転指令の発生時点から所定の期
間tにわたり、さらにのフィードローラ加速に先行
して回転指令の発生時点から所定の期間βだけ遡った時
点から所定の期間tにわたって、それぞれ微量噴射ま
たは多量噴射を継続する。多量噴射は、よこ糸3に対し
て高い張力を発生し、給糸体10の近くでたるみ部分を
形成するのに用いられる。また、微量噴射は、よこ糸3
に対し低い張力を発生するが、これは測長装置4へのバ
ックテンションを発生するために用いられる。
【0027】そして、これらの噴射期間は、これまでの
経験に基づき、制御器9に予め設定される。ちなみに、
既に記載したように、制御器9に入力される織機の状態
信号は、織機制御信号として、織機運転信号、よこ入れ
タイミング信号などであり、また測長制御信号として、
サーボモータ14の回転速度指令である。制御器9は上
記の信号により織機の状態を判別して噴射量を決定し、
その噴射量に応じた信号を噴射制御弁21、22に送り
込み、第1のノズル7、第2のノズル8に必要な噴射動
作を行わせる。
経験に基づき、制御器9に予め設定される。ちなみに、
既に記載したように、制御器9に入力される織機の状態
信号は、織機制御信号として、織機運転信号、よこ入れ
タイミング信号などであり、また測長制御信号として、
サーボモータ14の回転速度指令である。制御器9は上
記の信号により織機の状態を判別して噴射量を決定し、
その噴射量に応じた信号を噴射制御弁21、22に送り
込み、第1のノズル7、第2のノズル8に必要な噴射動
作を行わせる。
【0028】また、第1のノズル7および第2のノズル
8の噴射制御は、上記織機運転中のよこ入れの他に、例
えば織機の停止時に行われるよこ入れ(例えば織付け時
等)や、よこ入れミス検知時のよこ入れミス糸除去動作
にも作用させてもよく、織機運転時には限定されない。
また、この織機の状態に応じて上記ノズルの噴射量を設
定すればよいことは言うまでもない。
8の噴射制御は、上記織機運転中のよこ入れの他に、例
えば織機の停止時に行われるよこ入れ(例えば織付け時
等)や、よこ入れミス検知時のよこ入れミス糸除去動作
にも作用させてもよく、織機運転時には限定されない。
また、この織機の状態に応じて上記ノズルの噴射量を設
定すればよいことは言うまでもない。
【0029】また測長装置4の他の具体的な構成とし
て、例えば以下のものが考えられる。図11の(1)の
例は、一定の速度で回転する一対のフィードローラ1
2、13に、二又状のヤーンガイド36により保持した
よこ糸3をヤーンガイド36の平行移動(進退)により
フィードローラ12、13に対して接触・非接触させる
例である。また、図11の(2)の例は、一定の速度で
回転する1個のフィードローラ13に対してヤーンガイ
ド36を上下動(進退)させることによって、ヤーンガ
イド36によって保持されたよこ糸3をローラ外周面に
接触・非接触の状態とする例である。さらに、図11の
(3)の具体例は、ヤーンガイド36を固定しておき、
よこ入れ毎に上側のフィードローラ12を下降/上昇の
動作を行い、これに基づいて一定の速度で回転するフィ
ードローラ13と、これに対してよこ糸3を接触・非接
触状態とするフィードローラ12との間でよこ糸3を挟
み込みよこ糸3を送り出す例である。
て、例えば以下のものが考えられる。図11の(1)の
例は、一定の速度で回転する一対のフィードローラ1
2、13に、二又状のヤーンガイド36により保持した
よこ糸3をヤーンガイド36の平行移動(進退)により
フィードローラ12、13に対して接触・非接触させる
例である。また、図11の(2)の例は、一定の速度で
回転する1個のフィードローラ13に対してヤーンガイ
ド36を上下動(進退)させることによって、ヤーンガ
イド36によって保持されたよこ糸3をローラ外周面に
接触・非接触の状態とする例である。さらに、図11の
(3)の具体例は、ヤーンガイド36を固定しておき、
よこ入れ毎に上側のフィードローラ12を下降/上昇の
動作を行い、これに基づいて一定の速度で回転するフィ
ードローラ13と、これに対してよこ糸3を接触・非接
触状態とするフィードローラ12との間でよこ糸3を挟
み込みよこ糸3を送り出す例である。
【0030】また、上記した回転ドラム方式の測長装置
のほかに、固定ドラム方式の測長装置、すなわち固定ド
ラムと、固定ドラムに対向して進出してよこ糸を係止す
る係止部材と、固定ドラムに対向して配置されよこ糸を
挿通したフライヤーが設けられ、フライヤーの回転によ
りよこ糸をフライヤーから引き出しながら固定ドラム上
によこ糸を巻き付ける形態の測長装置も考えられる。ま
た、1ピック毎によこ糸を巻き付け動作する測長装置の
ほかに、予め数ピック分のよこ糸を巻き付けておくとと
もに巻量を検出し、よこ入れにより巻量が減少したらこ
れを補うべくよこ糸を巻き付ける形態のよこ糸測長装置
にも適用してもよい。
のほかに、固定ドラム方式の測長装置、すなわち固定ド
ラムと、固定ドラムに対向して進出してよこ糸を係止す
る係止部材と、固定ドラムに対向して配置されよこ糸を
挿通したフライヤーが設けられ、フライヤーの回転によ
りよこ糸をフライヤーから引き出しながら固定ドラム上
によこ糸を巻き付ける形態の測長装置も考えられる。ま
た、1ピック毎によこ糸を巻き付け動作する測長装置の
ほかに、予め数ピック分のよこ糸を巻き付けておくとと
もに巻量を検出し、よこ入れにより巻量が減少したらこ
れを補うべくよこ糸を巻き付ける形態のよこ糸測長装置
にも適用してもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明では、ノズルを2以上複数設ける
ことで、測長装置のよこ糸牽引終了時に、ノズルからの
噴射による作用力を分散させることができ、従来のよう
に1つのノズルで強力な噴射をしないので、噴射による
よこ糸のダメージを少なくし、かつよこ糸の慣性により
生じるよこ糸のたるみ部分を最小限の長さに抑えること
ができる。また、織機の再運転時で測長装置のよこ糸牽
引開始後のよこ糸のたるみ部分がなくなった瞬間に、よ
こ糸張力が急激に上昇することがなく、給糸側で糸切れ
が発生しない。
ことで、測長装置のよこ糸牽引終了時に、ノズルからの
噴射による作用力を分散させることができ、従来のよう
に1つのノズルで強力な噴射をしないので、噴射による
よこ糸のダメージを少なくし、かつよこ糸の慣性により
生じるよこ糸のたるみ部分を最小限の長さに抑えること
ができる。また、織機の再運転時で測長装置のよこ糸牽
引開始後のよこ糸のたるみ部分がなくなった瞬間に、よ
こ糸張力が急激に上昇することがなく、給糸側で糸切れ
が発生しない。
【図1】本発明のよこ糸供給装置のブロック線図であ
る。
る。
【図2】給糸体から第1のノズルに至る間のよこ糸の経
路の斜面図である。
路の斜面図である。
【図3】噴射制御弁のブロック線図である。
【図4】噴射制御弁のブロック線図である。
【図5】噴射制御弁のブロック線図である。
【図6】織機の運転状態での第1のノズル、第2のノズ
ルおよび測長装置の動作状態の説明図である。
ルおよび測長装置の動作状態の説明図である。
【図7】織機の停止状態での第1のノズル、第2のノズ
ルおよび測長装置の動作状態の説明図である。
ルおよび測長装置の動作状態の説明図である。
【図8】従来例による織機の運転状態でのノズルおよび
測長装置の動作状態の説明図である。
測長装置の動作状態の説明図である。
【図9】第1のノズルなどの噴射パターンの説明図であ
る。
る。
【図10】第1のノズルなどの噴射時期および噴射期間
の説明図である。
の説明図である。
【図11】測長装置の他の例の正面図である。
1 よこ糸供給装置
2 織機のよこ入れ装置
3 よこ糸
4 測長装置
5 バルーンブレーカ
6 メインノズル
7 第1のノズル
8 第2のノズル
9 制御器
10 給糸体
11 たて糸開口
12 フィードローラ
13 フィードローラ
14 駆動手段としてのサーボモータ
15 測長制御器
16 フィードコントローラ
17 主制御ユニット
18 主軸
26 流体としての空気
Claims (4)
- 【請求項1】 間欠的に給糸体からよこ糸を牽引して繰
り出す測長装置と、給糸体より下流側近傍に設けられ上
流側に向けて流体を噴射する第1のノズルと、 前記第1のノズルより下流側でかつ上記測長装置の上流
側近傍に設けられ上流側に向けて流体を噴射する第2の
ノズルと、 上記測長装置のよこ糸牽引状態に応じて上記第1のノズ
ルおよび第2のノズルの流体の噴射量または噴射時期お
よび噴射期間を制御する制御器とからなり、 前記制御器によって上記第1のノズルおよび第2のノズ
ルが所定の噴射量または噴射時期および噴射期間で噴射
され、よこ糸に対しよこ糸の繰り出し方向と逆方向の力
を作用させることを特徴とする織機のよこ糸供給装置。 - 【請求項2】 間欠的に給糸体からよこ糸を牽引して繰
り出す測長装置と、 給糸体より下流側近傍に設けられ上流側に向けて流体を
噴射する第1のノズルと、 前記第1のノズルより下流側でかつ上記測長装置の上流
側近傍に設けられ上流側に向けて流体を噴射する第2の
ノズルと、 上記測長装置のよこ糸牽引状態に応じて上記第1のノズ
ルおよび第2のノズルの流体の噴射量、噴射時期および
噴射期間を制御する制御器とからなり、 前記制御器は、フィードローラの回転指令の終了後から
筬打ち前までの所定の期間において前記第1のノズル、
第2のノズルを共に多量噴射させるとともに、上記所定
の期間以外の期間においては前記第1のノズルに微量噴
射を行わせ、各噴射に応じた力をよこ糸に対しよこ糸の
繰り出し方向の逆方向に作用させることを特徴とする織
機のよこ糸供給装置。 - 【請求項3】 間欠的に給糸体からよこ糸を牽引して繰
り出す測長装置と、 給糸体より下流側近傍に設けられ上流側に向けて流体を
噴射する第1のノズルと、 前記第1のノズルより下流側でかつ上記測長装置の上流
側近傍に設けられ上流側に向けて流体を噴射する第2の
ノズルと、 上記測長装置のよこ糸牽引状態に応じて上記第1のノズ
ルおよび第2のノズル の流体の噴射量、噴射時期および
噴射期間を制御する制御器とからなり、 前記制御器は、フイードローラの回転指令の終了後から
筬打ち前までの所定の期間およびフイードローラの回転
指令の発生時点からフィードローラの加速期間を含む所
定の期間にわたって前記第1のノズル、第2のノズルに
必要な噴射動作を行わせ、よこ糸に対しよこ糸の繰り出
し方向の逆方向の力を作用させることを特徴とする織機
のよこ糸供給装置。 - 【請求項4】 間欠的に給糸体からよこ糸を牽引して繰
り出す測長装置と、 給糸体より下流側近傍に設けられ上流側に向けて流体を
噴射する第1のノズルと、 前記第1のノズルより下流側でかつ上記測長装置の上流
側近傍に設けられ上流側に向けて流体を噴射する第2の
ノズルと、 上記測長装置のよこ糸牽引状態に応じて上記第1のノズ
ルおよび第2のノズルの流体の噴射量、噴射時期および
噴射期間を制御する制御器とからなり、 前記制御器は、フイードローラの回転指令の終了時より
も所定の期間早い時点から筬打ち前までの所定の期間お
よびフイードローラの回転指令の発生時点から所定の期
間だけ遡った時点からフィードローラの加速期間を含む
所定の期間にわたって前記第1のノズル、第2のノズル
に必要な噴射動作を行わせ、よこ糸に対しよこ糸の繰り
出し方向の逆方向の力を作用させることを特徴とする織
機のよこ糸供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16666196A JP3405885B2 (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 織機のよこ糸供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16666196A JP3405885B2 (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 織機のよこ糸供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09324344A JPH09324344A (ja) | 1997-12-16 |
JP3405885B2 true JP3405885B2 (ja) | 2003-05-12 |
Family
ID=15835398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16666196A Expired - Fee Related JP3405885B2 (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 織機のよこ糸供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3405885B2 (ja) |
-
1996
- 1996-06-07 JP JP16666196A patent/JP3405885B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09324344A (ja) | 1997-12-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0759774B2 (ja) | 無杼織機のよこ入れ自動調整方法 | |
JP2715078B2 (ja) | よこ入れ制御装置 | |
US5632308A (en) | Method for the metered insertion of weft yarn into a series shed weaving machine | |
JP2715072B2 (ja) | よこ入れ装置の自動調整方法 | |
JP3405885B2 (ja) | 織機のよこ糸供給装置 | |
JP2587961B2 (ja) | よこ入れ装置のよこ糸測長方法 | |
JPS5836242A (ja) | 空気噴射式織機におけるサブノズルの噴射タイミング制御方法と装置 | |
JP3654350B2 (ja) | 緯糸引き戻し制御方法 | |
JP3355111B2 (ja) | 流体噴射式織機の緯入れ装置 | |
JP3543891B2 (ja) | 無杼織機のよこ入れ方法およびよこ入れ装置 | |
JP3403884B2 (ja) | ジェットルームの緯糸張力付与装置 | |
JP2006207088A (ja) | 緯糸の測長方法 | |
JPH01183555A (ja) | ジェットルームにおける緯入れ状態検出方法 | |
JPH06264332A (ja) | 織機の緯入れ装置 | |
JP2605838Y2 (ja) | 織機の緯入れ装置 | |
JPH0253936A (ja) | 流体噴射式織機のよこ入れ装置 | |
JPH0461102B2 (ja) | ||
JPH06306736A (ja) | 織機の緯入れ装置 | |
JP2006063498A (ja) | 緯糸ブレーキ装置の制御方法および緯糸ブレーキ装置 | |
JP3319021B2 (ja) | 織機の緯入れ装置 | |
JP2958273B2 (ja) | 流体噴射式織機の緯糸張力付与方法および装置 | |
JP2003183950A (ja) | 緯入れ制御方法及び装置 | |
JPH07111020B2 (ja) | 断片織機における緯糸測長装置 | |
JP3961899B2 (ja) | 織機の制御方法及び装置 | |
JPH10212642A (ja) | 流体噴射式織機の緯糸把持装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |