[go: up one dir, main page]

JPH06336501A - シクロデキストリンの回収方法 - Google Patents

シクロデキストリンの回収方法

Info

Publication number
JPH06336501A
JPH06336501A JP5223776A JP22377693A JPH06336501A JP H06336501 A JPH06336501 A JP H06336501A JP 5223776 A JP5223776 A JP 5223776A JP 22377693 A JP22377693 A JP 22377693A JP H06336501 A JPH06336501 A JP H06336501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cholesterol
resin
solution
compound
guest
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5223776A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3507528B2 (ja
Inventor
Nobuyuki Nakamura
信之 中村
Mikio Yamamoto
幹男 山本
Hideyuki Sumiyoshi
秀幸 住吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Maize Products Co Ltd
Nihon Shokuhin Kako Co Ltd
Original Assignee
Japan Maize Products Co Ltd
Nihon Shokuhin Kako Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Maize Products Co Ltd, Nihon Shokuhin Kako Co Ltd filed Critical Japan Maize Products Co Ltd
Priority to JP22377693A priority Critical patent/JP3507528B2/ja
Priority to TW083102473A priority patent/TW251291B/zh
Priority to US08/217,287 priority patent/US5449771A/en
Priority to KR1019940006355A priority patent/KR100319784B1/ko
Priority to EP94302305A priority patent/EP0618236B1/en
Priority to DE69414020T priority patent/DE69414020T2/de
Priority to CN94103841A priority patent/CN1102933C/zh
Publication of JPH06336501A publication Critical patent/JPH06336501A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3507528B2 publication Critical patent/JP3507528B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B37/00Preparation of polysaccharides not provided for in groups C08B1/00 - C08B35/00; Derivatives thereof
    • C08B37/0006Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid
    • C08B37/0009Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid alpha-D-Glucans, e.g. polydextrose, alternan, glycogen; (alpha-1,4)(alpha-1,6)-D-Glucans; (alpha-1,3)(alpha-1,4)-D-Glucans, e.g. isolichenan or nigeran; (alpha-1,4)-D-Glucans; (alpha-1,3)-D-Glucans, e.g. pseudonigeran; Derivatives thereof
    • C08B37/0012Cyclodextrin [CD], e.g. cycle with 6 units (alpha), with 7 units (beta) and with 8 units (gamma), large-ring cyclodextrin or cycloamylose with 9 units or more; Derivatives thereof

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シクロデキストリンと、コレステロール、そ
の他の脂質等のゲスト化合物との包接化合物から、シク
ロデキストリンを効率良く、高純度で経済的に回収する
方法を提供する。 【構成】 シクロデキストリンと、コレステロール、そ
の他の脂質等のゲスト化合物との包接化合物が、実質的
に解離し、可溶化している条件下で、スチレンを基本骨
格とする非極性のハイポーラス型疎水性吸着樹脂に、前
記包接化合物を含有する水溶液を通液して、ゲスト化合
物を優先的に吸着させて得られる通過液から、シクロデ
キストリンを回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シクロデキストリン
(以下CDと略記する)とゲスト化合物との包接化合物
から、CDを回収する方法に関する。更に詳しくは、動
物性油脂や卵黄から、CDを用いてコレステロール及び
/又はその他の脂質を除去し、低コレステロールの油脂
や液卵を製造する工程において副生する、CDとコレス
テロール及び/又はその他の脂質との包接化合物から、
CDを回収する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、食生活の欧風化に伴い、高コレス
テロール食品の摂取量が増加し、血中コレステロール過
多による動脈硬化症や高血圧症などの成人病が著しく増
加している。このことから、低コレステロール食品の開
発が強く望まれている。特に高コレステロール食品とし
て指摘されているバターなどの動物油脂や卵について、
それらに含まれるコレステロールを除去することが望ま
れている。
【0003】この方法として、近年、各種のCD、特に
グルコース7分子で構成されているβ−CDを用いてコ
レステロールとの包接化合物を形成させて該食品から除
去する方法が提案され、かつ、既に実用化されている
(特開昭63−41595号、特開平3−14896
号、特開平3−49647号、特開平3−130039
号、特開平4−93399号、特開平4−229158
号、WO91−16824号、USP5,063,07
7号参照)。
【0004】これらの方法によって低コレステロール食
品の製造が容易になったが、副生物として得られる、C
Dと、コレステロールやその他の脂質との包接化合物か
ら、CDを効率良く回収する方法については殆んど報告
がない。
【0005】このため、従来は、これらの包接化合物の
水懸濁液を加熱して、CDと、コレステロールやその他
の脂質とに解離させた後、遠心分離操作でそれぞれを回
収する方法が便宜的に行われている(特開平3−148
96号)。
【0006】また、CDをより高純度で回収するため
に、CDと、コレステロールやその他の脂質との包接化
合物の混合物を、アルコールやヘキサンなどの有機溶媒
で処理して、コレステロールやその他の脂質を可溶化し
て回収する方法も提案されている(特開平4−2291
58号、WO91−16824号)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、包接化
合物の水懸濁液を加熱後、遠心分離する方法では、それ
ぞれを分別して回収することは困難であり、回収したC
D中には5〜10%(W/W)程度のコレステロールや
脂質が残留している。このため、回収したCDを脱コレ
ステロール用途に再利用できないばかりでなく、他の一
般的な用途への転用も不可能であった。
【0008】また、有機溶媒で処理する方法は、多量の
有機溶媒と、防爆型の反応設備及び大規模な溶媒回収装
置を必要とすることから経済的な方法とは言えなかっ
た。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、CDを用いて低コレステロールの油
脂や液卵を製造する際に副生する包接化合物から、高品
質のCDを容易に、かつ、経済的に効率良く回収する方
法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために、鋭意研究した結果、CDとコレステ
ロール及びその他の脂質との包接化合物の混合物が実質
的に解離し、これらの包接化合物の沈殿を生じない条件
下で、特定の吸着樹脂にコレステロール及びその他の脂
質を優先的に吸着させて得られる通過液から、CDを効
率良く回収し得ることを見出し、本発明を完成させるに
至った。
【0011】すなわち、本発明のCD回収方法は、シク
ロデキストリンとゲスト化合物との包接化合物水溶液
を、スチレンを基本骨格とする非極性のハイポーラス型
疎水性吸着樹脂に通液して、前記ゲスト化合物を前記吸
着樹脂に優先的に吸着させて除去することを特徴とす
る。
【0012】以下、本発明について好ましい態様を挙げ
て更に詳細に説明する。本発明は、シクロデキストリン
とゲスト化合物との包接化合物からゲスト化合物を選択
的に除去してシクロデキストリンを回収する方法に関す
るものであり、特にゲスト化合物がコレステロール及び
/又はその他の脂質である場合に効果的な方法である。
本発明において、出発原料となる、シクロデキストリン
と、コレステロールやその他の脂質からなるゲスト化合
物との包接化合物は、前述した特開昭63−41595
号、特開平3−14896号、特開平3−49647
号、特開平3−130039号、特開平4−93399
号、特開平4−229158号、WO91−16824
号、USP.5,063,077号などに開示された方
法によって容易に調製できる。この場合、CDとして
は、β−CDだけでなく、各種のCD又はそれらの混合
物を用いることができる。
【0013】本発明に用いる吸着樹脂は、スチレンを基
本骨格とする非極性のハイポーラス型疎水性樹脂であれ
ばよく、樹脂の比表面積や平均細孔径、あるいは粒径な
どに特に制限は無い。上記特性を有する市販の樹脂とし
ては、例えば「デュオライトS−866」、同「S−8
72」、同「S−874」、同「S−876」(いずれ
も商品名、ダイアモンド・シャムロック社製)、「アー
バンライトXAD−2」、同「XAD−4」、同「XA
D−2000」(いずれも商品名、ローム・アンド・ハ
ース社製)、「ダイヤイオンHP−10」、同「HP−
20」、同「HP−30」、同「HP−40」、同「H
P−50」(いずれも商品名、三菱化成工業株式会社
製)などが挙げられる。
【0014】本発明では、上記の吸着樹脂に、CDとゲ
スト化合物との包接化合物を含有する水溶液を、包接化
合物が実質的に解離し、包接化合物の沈殿を形成しない
条件下で通液することにより、ゲスト化合物が優先的に
吸着され、CDの分別回収が可能となる。ここで、包接
化合物が実質的に解離した状態とは、CDとゲスト化合
物の大部分、好ましくは85%以上が解離した状態を意
味する。
【0015】包接化合物水溶液の通液方法に特に制限は
無いが、一般に行なわれているように、カラム内に充填
した樹脂にカラム上部もしくは下部から定量的に通液す
るのがよい。
【0016】包接化合物水溶液の樹脂への通液濃度は、
経済性及び/又は操作性を考慮すると、5〜10%(W
/V)程度が好ましい。
【0017】また、通液温度は、包接化合物水溶液の沸
点以下で、かつ、包接化合物が実質的に解離し、包接化
合物の沈殿を形成しない程度の温度、好ましくは50℃
以上であればよい。
【0018】通液する包接化合物水溶液のpHは、極端
な酸性あるいはアルカリ性ではCDが分解される可能性
があるので、pH2〜12が好ましく、pH3〜10が
更に好ましい。また、アルカリ条件下でのCDとコレス
テロール及び/又はその他の脂質との包接化合物の解離
度は、酸性条件下よりも高いので、pH7〜10程度の
中性から弱アルカリ性で通液するのが最も好ましい。
【0019】更に、通液速度は速い方が経済的である
が、一般にSV=1〜10程度が好ましい。
【0020】吸着樹脂通過液からのCDの回収は、公知
の方法により行うことができる。例えば、CDを含む通
過液を活性炭を用いて脱色し、イオン交換樹脂による脱
塩処理、濃縮処理を行って、CDを含む濃縮液を得るこ
とができ、更に、この濃縮液を噴霧乾燥により乾燥し
て、CD粉末を得ることもできる。更に、結晶化工程を
経て、容易に結晶CDを回収することもできる。
【0021】一方、吸着樹脂通過液を例えば脱コレステ
ロール用途に再利用する場合には、上記精製操作は不要
であり、通過液をそのまま再利用できるほか、通過液を
噴霧乾燥などの方法で粉末化したり、あるいは濃縮結晶
化したものを、実質的に支障なく再利用することができ
る。
【0022】一方、樹脂に吸着したコレステロール、そ
の他の脂質等のゲスト化合物は、公知の方法により回収
することができる。例えば、樹脂体積の3〜5倍量のメ
タノール、エタノール等のアルコール類を樹脂に通液す
ることにより、樹脂から容易に溶離するので、溶出液中
の溶媒を留去することにより、容易に回収できる。更
に、ゲスト化合物の回収が不要な場合には、苛性ソーダ
溶液で樹脂を洗浄することにより、樹脂を繰り返し再使
用することができる。
【0023】
【作用】本発明においては、CDと、コレステロール、
その他の脂質等のゲスト化合物との包接化合物を含有す
る水溶液を、これらの包接化合物が実質的に解離し、包
接化合物の沈殿を形成しない条件下で、スチレンを基本
骨格とする非極性のハイポーラス型疎水性吸着樹脂に通
液することにより、ゲスト化合物を優先的に吸着させ得
るので、通過液中からCDを高品質、高収率で回収する
ことができる。
【0024】これらの樹脂は、ゲスト化合物だけでな
く、CDをも吸着し得ることが知られているが(特許第
1286959号参照)、CDの樹脂への吸着強度はコ
レステロールやその他の脂質等のゲスト化合物よりも小
さく、ゲスト化合物の方が優先的に吸着するために、C
Dが樹脂へ吸着されることによる回収効率への影響はほ
とんどない。
【0025】したがって、本発明によれば、従来、分別
回収が技術的に困難であったCDと、コレステロール、
その他の脂質等のゲスト化合物との包接化合物から、C
Dを容易に、かつ経済的に回収することが可能になる。
【0026】
【実施例】
実施例1 各種の吸着樹脂について、乳脂肪の脱コレステロールに
用いた、CDとコレステロール及び脂質との包接化合物
からの、コレステロール及び脂質の除去効果を検討し
た。
【0027】β−CDである「セルデックス−N」(商
品名、日本食品化工株式会社製;水分10%)1.1k
gと、20kgの無水乳脂肪とを、室温で10分間予備
混練した後、20Lの温水(50℃)を添加し、窒素気
流中で20分間激しく攪拌して、β−CDとコレステロ
ール及び脂質との包接化合物を形成させた。20分間放
置後、遠心分離して、油層と包接化合物を含む水層とに
分別し、得られた水層画分に苛性ソーダを加えてpH
9.5に調整した後、30分間加熱煮沸して、大部分の
包接化合物を解離させた。次いで、高温時に遠心分離し
て、解離している大部分のコレステロール及び脂質を回
収した。残余のβ−CDを含む水懸濁液を噴霧乾燥し
て、水分9.6%を含む粗β−CD粉末を得た。
【0028】この粗β−CD粉末中には全固型物重量に
対して0.1%の蛋白質、0.7%のコレステロール、
5.9%の脂質、0.6%の無機塩類及び92.7%の
β−CDを含む炭水化物が含まれていた。なお、コレス
テロールは、試料からクロロホルムを用いる還流抽出法
により抽出させた後、日本食品工業学会編「食品分析」
571頁、光琳発行、1982年に記載されたガスクロ
マトグラフ法により測定した。また、溶媒抽出後の試料
中の脂質量は特開平3−14896号中に記載されてい
る方法で測定した。
【0029】次いで、約10%(W/V)の粗β−CD
懸濁液に塩酸を加えてpH7に調整し、30分間加熱煮
沸した後、硅藻土を濾過剤として熱時濾過してコレステ
ロール、脂質及びその他の不溶物を更に除いて、約9.
6%(W/V)の初発原料溶液を調製した。この溶液
を、初発原料A溶液とした。
【0030】次いで、90mlの上記初発原料A溶液に
6ml(湿潤時)の各種吸着樹脂を添加し、80℃で攪
拌しながら20分間保持した。前記樹脂を熱時濾別して
得られる水溶液の固型物濃度を、純水を加えてブリック
ス(Brix)度1.5(28℃)に調整した後、20
℃で3日間放置して生成する包接化合物の有無を、水を
対照として720nmで測定し、濁度として表示した。
【0031】なお、比較のために、未包接のβ−CD
「セルデックス−N」(商品名、日本食品化工株式会社
製;純度98.8%)、及び樹脂による吸着処理前の初
発原料A溶液を同様に処理して、それらの濁度も測定し
た。また、初発原料A溶液の濁度と吸着樹脂処理後の濁
度から、コレステロール及び脂質の見掛けの除去率を算
出した。その結果を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】表1の結果より、スチレンを基本骨格とす
る比極性のハイポーラス型疎水性吸着樹脂であれば、樹
脂の比表面積や平均細孔径の差異に関係なく、β−CD
と包接化合物を形成して沈殿を形成するゲスト化合物
(コレステロールや脂質類)を、若干の能力差は観察さ
れるが優先的に吸着し得ることが明らかになった。一
方、アクリル酸エステルを基本骨格とし、樹脂表面が中
間的極性を持つハイポーラス型吸着樹脂は、わずかにコ
レステロールや脂質などを吸着し得るものの、本発明の
スチレンを基本骨格とし、非極性の疎水性吸着樹脂に比
較して、吸着性能は非常に低かった。また、樹脂表面が
親水性の吸着樹脂は、本条件下ではコレステロール及び
脂質を殆ど吸着しなかった。
【0034】また、カラムに通液させない初発原料A溶
液の熱時濾過直後の溶状は透明であるが、コレステロー
ルや脂質などのゲスト化合物が除去されていないので、
液温が低下すると直ちにβ−CDとの包接化合物の沈殿
が生成した。
【0035】試験例 本発明を実施する際の吸着樹脂への通液温度とpHの検
討を行った。
【0036】実施例1で調製した初発原料A溶液に、苛
性ソーダもしくは塩酸を加えてpH9.2、7.0及び
4.0に調整した後、純水を加えて約7.5%(W/
V)濃度とした。次いで、本溶液を各温度で30分間加
温し、直ちにその濁度を720nmで測定した。その結
果を図1に示す。
【0037】図1から明らかなように、同一濃度の初発
原料A溶液の濁度は、溶液のpHが高いほど低くなっ
た。すなわち、pHが高いほど包接化合物が解離してい
ることが示された。
【0038】また、一定のpHであれば、温度が高いほ
ど濁度は低くなった。一方、温度が50℃以下では、β
−CDとコレステロールや脂質との包接化合物の沈殿が
生成し、通液処理を行った場合、コレステロールや脂質
の樹脂への優先的な吸着が不十分となるばかりでなく、
カラム内に目詰まりが生じ、本発明を実施することがで
きなかった。
【0039】このことから、一般に調製が容易な5〜1
0%(W/V)程度の初発原料溶液を用いる場合、該原
料溶液中のβ−CDが安定なpH3〜10程度の温和な
条件下では、該原料溶液の通液温度は50℃以上、かつ
沸点(約100℃)以下で行うのがよいことがわかっ
た。
【0040】実施例2 本発明の方法により回収されたCDの品質を、従来方法
により回収されたCDの品質と比較して検討した。
【0041】実施例1で調製した約9.6%(W/V)
の初発原料A溶液1200ml(固型物116g)をカ
ラムに充填した約200ml(湿潤時)の「デュオライ
トS−876」(商品名、ダイアモンド・シャムロック
社製)樹脂に85℃、流速640ml/h(SV=3.
2)で通液した後、約600mlの純水(85℃)で樹
脂を洗浄した。通過液及び洗浄液を合わせた後、2等分
し、一方を減圧下で濃縮乾固させて結晶状粉末を得た。
これを試料1とした。
【0042】また、上記2等分した溶液の他方は、減圧
下で約40%(W/V)まで濃縮して結晶を析出させた
後、更に、4℃で3日間放置してβ−CDの結晶を充分
に析出させた。次いで、析出した結晶を濾別し、少量の
純水(4℃)で、洗浄した後、65℃の温風乾燥中で3
日間乾燥させてβ−CDの結晶を得た。これを試料2と
した。
【0043】なお、比較のために、初発原料A溶液60
0mlを試料1と同様な条件で濃縮乾固させて試料3と
した。また、初発原料A溶液600mlを試料2と同様
な条件で結晶化して試料4とした。
【0044】次に、各試料について、得られた固形物重
量、水分(乾燥減量)、原料に対する固形物の回収率、
固形物中のβ−CD含有率、コレステロールや脂質など
の溶媒抽出画分の割合、水を加えて1.5%(W/V)
に希釈し20℃で時々攪拌しながら、3日間放置した後
の包接化合物の生成量を720nmで測定した濁度、及
び目視による溶状を測定した。その結果を表2に示す。
なお、対照としてβ−CDである「セルデックス−N」
(商品名、日本食品化工株式会社製)についても同様に
して上記性状を測定した。
【0045】
【表2】
【0046】表2に示されるように、本発明によれば、
初発原料A中に含まれるコレステロールや脂質などが、
スチレンを基本骨格とする非極性のハイポーラス型疎水
性吸着樹脂に優先的に吸着されることにより、包接化合
物のホスト分子であるβ−CDを通過液中から効率良く
回収することが可能であるばかりでなく、得られたβ−
CDは、未包接のβ−CDとほぼ同様の品質を有してい
た。更に、樹脂へのβ−CDの吸着量も非常に少なく、
初発原料中のβ−CDの約2.5%が吸着されただけで
あった。
【0047】一方、通液処理を行わなかったものでは、
多量のコレステロールや脂質などが残留し、包接化合物
を形成しているため、溶状は白濁し、脱コレステロール
用途への再利用は不可能と考えられた。
【0048】実施例3 本発明において用いる吸着樹脂の吸着能力を測定した。
【0049】実施例1で調製した初発原料A溶液に水を
加えて約7%(W/V)とし、カラムに充填した約70
ml(湿潤時)の「ダイヤイオンHP−20」(商品
名、三菱化成工業株式会社製)樹脂に70℃で流速35
0ml/h(SV=5)で通液して、得られる通過液を
経時的にサンプリングした。次いで、直ちに塩酸を加え
てpH4.0に調整した後、純水を加えてブリックス
(Brix)度1.5に希釈し、20℃で3日間放置し
た。本操作により析出した包接化合物の沈殿を720n
mで測定し、同様に処理した初発原料A溶液を100と
し、水を対照とする相対濁度として表わした。その結果
を図2に示した。
【0050】図2から明らかなように、本発明によれ
ば、「ダイヤイオンHP−20」樹脂を用いた場合、1
バッチ当り樹脂体積(湿潤時)の約1.6〜2倍量(固
形物として)の初発原料Aが処理可能であった。
【0051】更に、通過液中の固形物が0〜110g、
111〜160g、及び161〜190gまでの三区分
をそれぞれ集めた後、約40%(W/V)まで減圧濃縮
して、β−CDの結晶を析出させ、更に、4℃で3日間
放置してβ−CDの結晶を充分に析出させた。得られた
結晶を濾別後、少量の純水(4℃)で洗浄し、65℃で
3日間それぞれ通風乾燥した。こうして得られた試料
を、それぞれ、試料5、試料6、試料7とした。
【0052】これらの試料を用いて、実施例2と同様
に、性状、重量、水分、対原料(固形物)回収率、β−
CD含有率、溶媒抽出画分の割合、濁度及び溶状につい
て測定した。なお、比較として、β−CD及び実施例2
で調製した試料4も同様に測定した。その結果を表3に
示す。
【0053】
【表3】
【0054】表3から明らかなように、本発明によれ
ば、β−CDとコレステロール及び脂質との包接化合物
から簡便に効率良く高純度の結晶β−CDが回収できる
ことが示された。
【0055】実施例4 β−CDの代りにCD混合物を用いて回収されたCDの
品質を検討した。
【0056】実施例1のβ−CDの代りに、2.5kg
(固形物)の「セルデックスT−50」(商品名、日本
食品化工株式会社製;噴霧乾燥品;本品の中には固形物
に対して約17%のα−CD、21%のβ−CD、7%
のγ−CD及び55%の還元性糖類が含まれている)を
用いて、実施例1と同様な条件で処理し、水分6.8%
を含む粗「セルデックスT−50」粉末を得た。この粗
「セルデックスT−50」粉末中には0.1%の蛋白
質、0.7%のコレステロール、6.1%の脂質、0.
6%の無機塩及び92.5%の、CDを含む炭水化物が
含まれていた。以下、実施例1と同様に処理をして、約
9.0%(W/V)の初発原料溶液を調製し、これを初
発原料B溶液とした。
【0057】次いで、該初発原料B溶液2000ml
(固形物180g)を、カラムに充填した約100ml
(湿潤時)の「デュオライトS−861」(商品名、ダ
イアモンド・シャムロック社製)樹脂に95℃、流速2
00ml/h(SV=2)で通液した後、約300ml
の純水(95℃)で樹脂を洗浄した。通過液及び洗浄液
を合わせ、減圧下で濃縮乾固させて結晶状粉末を得た。
これを試料8とした。
【0058】なお、比較のために初発原料B溶液200
0mlを試料8と同様に濃縮乾固して、結晶状粉末を得
た。これを試料9とした。
【0059】これらの試料について、実施例2と同様
に、得られた固形物重量、水分(乾燥減量)、減量に対
する固形物の回収率、固形物中のCDの含有率、固形物
中の溶媒抽出画分の割合、濁度、及び溶状を測定した。
また、対照として、「セルデックスT−50」について
も同様にして上記性状を測定した。その結果を表4に示
す。なお、濁度の測定は各試料を3%(W/V)として
行なった。
【0060】
【表4】
【0061】表4から明らかなように、CDの混合物を
用いても、何らの支障なく本発明を実施できた。一部の
CDが樹脂に吸着されるため、回収される全固形物中の
CDの含有率は低下するが、品質的には何らの問題な
く、脱コレステロール用途に再利用可能であった。一
方、通液処理しない試料9では、溶状は白濁し、脱コレ
ステロール用途あるいは他の用途への再利用は困難と考
えられた。
【0062】実施例5 初発原料の調製にラードを用いた場合に、本発明の方法
により回収されるCDの品質を検討した。
【0063】ラード2kgに200g(水分10.5
%)のβ−CDを加え、50℃で10分間予備混練した
後、3000mlの温水(60℃)を添加し、窒素気流
中で30分間激しく攪拌してβ−CDとコレステロール
及び脂質との包接化合物を形成させた。次いで、30分
間放置後、遠心分離して油層と包接化合物を含む水層と
に分別した。得られた水層画分に苛性ソーダを加えてp
H9.5に調整した後、30分間加熱煮沸して大部分の
包接化合物を解離させた。次いで、高温時に遠心分離し
て、解離している大部分のコレステロールと脂質などを
回収した。次いで、残余の水層部を集め、100℃で3
0分間煮沸した後、硅藻土を濾過助剤として熱時濾過し
て、コレステロール及び脂質を更に除き、約6%(W/
V)の溶液を調製した。これを、初発原料C溶液とし
た。
【0064】初発原料C溶液1000ml(固形物約6
0g)を、カラムに充填した約50ml(湿潤時)の
「ダイヤイオンHP−20」(商品名、三菱化成工業株
式会社製)樹脂に90℃、流速250ml/h(SV=
5)で通液した後、150mlの純水(90℃)で樹脂
を洗浄した。通過液及び洗浄液を合わせ、濃縮乾固させ
て結晶状粉末を得た。これを試料10とした。
【0065】なお、比較のために初発原料C溶液100
0mlを試料10と同様に濃縮乾固させた。これを試料
11とした。
【0066】これらの試料について実施例2と同様に固
形物重量、水分、回収率、β−CDの含有率、溶媒抽出
画分(%)、濁度及び溶状を測定した。その結果を表5
に示す。
【0067】
【表5】
【0068】表5に示されるように、一部のβ−CDが
樹脂に吸着するため、純度的には原料よりも悪化する
が、本発明により回収されるβ−CDの溶状は透明であ
り、コレステロールや脂質がほぼ除去された。
【0069】実施例6 初発原料の調製に卵黄を用いた場合における、各種吸着
樹脂のコレステロール除去効果を検討した。
【0070】卵黄の前処理は、SKW法(USP5,0
63,077号参照)を若干修正した方法により行っ
た。すなわち、鶏卵50個を割卵して得られた卵黄90
5gに、同量(905g)の0.1M食塩水を加え、ミ
キサーで十分に撹拌混合したのち、4℃にて6000r
pm、15分間遠心分離を行い、不溶物を除去して、1
554gの卵液を得た。
【0071】この卵液1554gに、108g−CM
(含水重量)のβ−CD「セルデックスN」(商品名、
日本食品化工株式会社製)を添加し、60分間撹拌して
β−CDとコレステロールとの包接化合物を形成させ
た。次いで、4℃にて6000rpm、15分間遠心分
離を行い、包接化合物を含む沈殿333.2g(固形分
換算)を得た。これらについて分析したところ、卵黄の
回収率は79.4%、回収固形分に対するコレステロー
ル除去率は73.9%、卵黄に対するコレステロール除
去率は67.9%であった。
【0072】上記沈殿8.8g(水分5%、β−CD含
量45.6%、固形分4.01g)に約80mlの水を
加えて懸濁し、20分間煮沸して加熱した。その後、珪
藻土である「ラジオライトスペシアルフロー」(商品
名、昭和化学工業株式会社製)を助剤として濾過し、ブ
リックス(Brix)約3の濾液120ml(固形分
3.60g)を得た。
【0073】次いで、試験管に1g(湿潤時)の各種吸
着樹脂を秤量し、上記濾液5mlを加えて、90〜95
℃にて1時間、時々撹拌しながら吸着処理を行った。吸
着処理後、濾紙で樹脂を濾過し、得られた濾液をブリッ
クス(Brix)1.6に希釈調整した後、室温(約2
4℃)で20時間放置して、生成する包接化合物の有無
を、水を対象として720nmで測定し、濁度として表
示した。
【0074】なお、比較のために、樹脂による吸着処理
前の濾液を同様に処理して、その濁度も測定した。ま
た、吸着処理前の濾液の濁度と、吸着処理後の濁度か
ら、コレステロール及び脂質の見掛けの除去率を測定し
た。その結果を表6に示す。
【表6】
【0075】表6の結果より、スチレンを基本骨格とす
る非極性のハイポーラス型疎水性樹脂は、卵黄由来のコ
レステロール及び脂質に対しても、良好な吸着性能を示
すことが明らかになった。
【0076】実施例7 実施例6と同様にして調製された沈殿10g(水分5
%、β−CD含量45.6%、固形分4.33g)に約
150mlの水を加えて懸濁し、125℃で3分間オー
トクレーブで加熱した後、「ラジオライト#800」
(商品名、昭和化学工業株式会社製)と「ラジオライト
スペシアルフロー」(商品名、昭和化学工業株式会社
製)とを等量混合した珪藻土を助剤として濾過し、ブリ
ックス(Brix)約2の濾液200ml(固形分3.
98g)を得た。
【0077】この濾液を、カラムに充填した約20ml
(湿潤時)の「ダイヤイオンHP−20」(商品名、三
菱化成工業株式会社製)樹脂に85〜90℃、流速10
0ml/h(SV=5)で通液した後、得られた通過液
を濃縮乾固させた。
【0078】上記処理において、濾過前、濾過後及びカ
ラム通液後の溶液をサンプリングし、β−CDの含有
率、濁度、コレステロール及び脂質の除去率を測定し
た。その結果を、表7に示す。
【0079】
【表7】
【0080】表7に示されるように、HP−20処理を
行うことによって、90%近くのコレステロール及び脂
質を除去することが可能であった。また、回収されたβ
−CDは、未包接のβ−CDとほぼ同様の品質を有して
いた。
【0081】比較例 卵黄を実施例6と同様に前処理して得られた卵液を、実
施例7と同様なカラムに通液し、得られた通過液を分析
したところ、卵黄の回収率は86.6%、固形分当たり
のコレステロール除去率は1.15%、卵黄に対するコ
レステロール除去率は13.8%であった。この結果よ
り、吸着樹脂そのものには卵黄からコレステロール及び
脂質を選択的に除去する能力はないことが示され、卵黄
からβ−CDを用いてコレステロール及び脂質を選択的
に包接・除去し、生成した包接化合物から吸着樹脂を用
いてコレステロール及び脂質を除去するという本発明の
優位性が確認された。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
CDとゲスト化合物との包接化合物を含有する水溶液
を、包接化合物が実質的に解離し、可溶化している条件
下で、スチレンを基本骨格とする非極性のハイポーラス
型疎水性吸着樹脂に通液し、ゲスト化合物を優先的に樹
脂に吸着させて得られる通過液からCDを回収するの
で、高品質のCDを容易に効率よく経済的に回収するこ
とができる。このため、例えば、動物油脂や卵黄中に含
まれるコレステロールやその他の脂質をCDを用いて除
去低減化する際に、副生物として得られるCDとコレス
テロール及び/又はその他の脂質との包接化合物から、
高純度のCDを回収して、脱コレステロール用途に再利
用したり、他の用途へ利用することが可能となるので、
食品製造分野における低コレステロールの油脂や液卵
を、工業的に安価に提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】包接化合物形成に及ぼす通液温度及びpHの影
響を示す図である。
【図2】「ダイヤイオンHP−20」樹脂への初発原料
Aの通液処理固形物量と通過液の濁度の関係を示す図で
ある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シクロデキストリンとゲスト化合物との
    包接化合物を含有する水溶液を、スチレンを基本骨格と
    する非極性のハイポーラス型疎水性吸着樹脂に通液し
    て、前記ゲスト化合物を前記吸着樹脂に優先的に吸着さ
    せて除去することを特徴とするシクロデキストリンの回
    収方法。
  2. 【請求項2】 前記ゲスト化合物がコレステロール及び
    /又はその他の脂質である請求項1記載のシクロデキス
    トリンの回収方法。
  3. 【請求項3】 前記包接化合物水溶液の通液温度が、前
    記水溶液の沸点以下であり、かつ50℃以上である請求
    項1又は2記載のシクロデキストリンの回収方法。
JP22377693A 1993-03-31 1993-08-17 シクロデキストリンの回収方法 Expired - Lifetime JP3507528B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22377693A JP3507528B2 (ja) 1993-03-31 1993-08-17 シクロデキストリンの回収方法
TW083102473A TW251291B (ja) 1993-03-31 1994-03-22
US08/217,287 US5449771A (en) 1993-03-31 1994-03-24 Method for recovering cyclodextrin
KR1019940006355A KR100319784B1 (ko) 1993-03-31 1994-03-29 시클로덱스트린의회수방법
EP94302305A EP0618236B1 (en) 1993-03-31 1994-03-30 Method for recovering cyclodextrin
DE69414020T DE69414020T2 (de) 1993-03-31 1994-03-30 Verfahren zur Gewinnung von Cyclodextrin
CN94103841A CN1102933C (zh) 1993-03-31 1994-03-31 回收环糊精的方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9688793 1993-03-31
JP5-96887 1993-03-31
JP22377693A JP3507528B2 (ja) 1993-03-31 1993-08-17 シクロデキストリンの回収方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06336501A true JPH06336501A (ja) 1994-12-06
JP3507528B2 JP3507528B2 (ja) 2004-03-15

Family

ID=26438053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22377693A Expired - Lifetime JP3507528B2 (ja) 1993-03-31 1993-08-17 シクロデキストリンの回収方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5449771A (ja)
EP (1) EP0618236B1 (ja)
JP (1) JP3507528B2 (ja)
KR (1) KR100319784B1 (ja)
CN (1) CN1102933C (ja)
DE (1) DE69414020T2 (ja)
TW (1) TW251291B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273963A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Ezaki Glico Co Ltd 分画された高重合度環状グルカンの製造方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100346703C (zh) * 2005-01-25 2007-11-07 扬州大学 低胆固醇稀奶油的加工方法及用途
KR100791978B1 (ko) 2005-06-21 2008-01-04 곽해수 콜레스테롤 제거용 베타-싸이클로덱스트린의 가교화 및그의 재생방법
KR100817934B1 (ko) * 2006-11-29 2008-03-31 한국과학기술연구원 경화된 β-사이클로덱스트린 중합체 분말을 이용한스테로이드 화합물의 선택적 추출방법
CN102578360A (zh) * 2011-01-06 2012-07-18 盐城市方圆食品有限公司 一种高水解低胆固醇鸡蛋蛋白质氨基酸液的制备方法
KR20160011364A (ko) 2014-07-22 2016-02-01 (주)스마트뉴트리 링크된 베타-싸이클로덱스트린 및 그 용도
CN114097894A (zh) * 2021-10-19 2022-03-01 广汉市迈德乐食品有限公司 一种低胆固醇牛油及其制备方法

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR6947M (ja) * 1968-01-02 1969-05-12
JPS609524B2 (ja) * 1979-06-01 1985-03-11 理化学研究所 シクロデキストリンの回収法
JPS609524A (ja) * 1983-06-28 1985-01-18 Fujitsu Ten Ltd プレス曲げ加工装置
FR2601959B1 (fr) * 1986-07-24 1988-12-02 Monserbio Gie Procede d'elimination du cholesterol contenu dans une matiere grasse d'origine animale et matiere grasse appauvrie en cholesterol obtenue
US5232725A (en) * 1989-03-14 1993-08-03 S.A.N. Corman Process for reducing the content of cholesterol and of free fatty acids in an animal fat
BE1003488A3 (fr) * 1989-03-14 1992-04-07 Corman N Sa Procede de reduction de la teneur en cholesterol et en acides gras libres de la matiere grasse d'origine animale et matiere grasse ainsi obtenue.
US5264241A (en) * 1989-06-29 1993-11-23 Roquette Freres Process for manufacturing dairy products with a reduced sterol content
FR2648988B1 (fr) * 1989-06-29 1991-10-18 Roquette Freres Procede de fabrication de produits laitiers a teneur reduite en sterols, et produits ainsi obtenus
US5264226A (en) * 1989-07-12 1993-11-23 Roquette Freres Process for preparing dairy products with a low content of sterols, particularly of cholesterol
FR2649589B1 (fr) * 1989-07-12 1991-10-31 Roquette Freres Procede de preparation de produits laitiers a teneur reduite en sterols, notamment en cholesterol
DE3928258A1 (de) * 1989-08-26 1991-02-28 Sueddeutsche Kalkstickstoff Verfahren zur entfernung von cholesterin bzw. cholesterinestern aus eigelb
AU638531B2 (en) * 1990-01-29 1993-07-01 Roquette Freres Process of refining mixtures obtained from treatments of fatty media with cyclodextrin and containing complexes of cyclodextrin mainly with lipophilic substances other than fatty acids
EP0527735A4 (en) * 1990-05-08 1993-09-15 Commonwealth Scientific & Industrial Research Organisation ( C.S.I.R.O. ) Cholesterol removal
JPH0493399A (ja) * 1990-08-09 1992-03-26 Morinaga Milk Ind Co Ltd 動物性油脂からコレステロールを除去する方法、該方法により得られた低コレステロール油脂、該低コレステロール油脂を含有する低コレステロール油脂製品
DE4029287A1 (de) * 1990-09-14 1992-03-19 Sueddeutsche Kalkstickstoff Verfahren zur herstellung von cholesterinreduziertem eigelb
JP3080442B2 (ja) * 1991-07-19 2000-08-28 日本食品化工株式会社 マルトオリゴ糖誘導体の回収方法
JP2891565B2 (ja) * 1991-07-19 1999-05-17 永大産業株式会社 遮音性木質系床材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273963A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Ezaki Glico Co Ltd 分画された高重合度環状グルカンの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0618236A2 (en) 1994-10-05
DE69414020D1 (de) 1998-11-26
CN1102933C (zh) 2003-03-12
KR940021584A (ko) 1994-10-19
CN1093373A (zh) 1994-10-12
EP0618236A3 (en) 1995-07-05
KR100319784B1 (ko) 2002-07-04
TW251291B (ja) 1995-07-11
DE69414020T2 (de) 1999-03-18
JP3507528B2 (ja) 2004-03-15
US5449771A (en) 1995-09-12
EP0618236B1 (en) 1998-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
HU197917B (en) Process for cleaning glycosides with anthracyclinone skeleton by selective adsorption on resins
CN108017535A (zh) 一种从发酵液中提取长链二元酸的方法
JP3507528B2 (ja) シクロデキストリンの回収方法
JPH02255686A (ja) エラグ酸の製造法
US7939633B2 (en) Decolorization/deodorization of corn zein products
JP3421338B2 (ja) バンコマイシンの製造方法
JPH04154871A (ja) アントシアニン系色素の精製方法
DE2014957C2 (de) Verfahren zur Reinigung von Proteinen des Blutserums oder -plasmas
JP2605207B2 (ja) ビートサポニンの精製方法
JPH0212467B2 (ja)
JPH09255888A (ja) 赤キャベツ色素の製造方法
KR100439015B1 (ko) 사이클로덱스트린 유도체가 결합된 고정체를 이용한콜레스테롤의 제거방법
WO1999029713A1 (fr) Separation et purification de l'aspartame et d'un derive d'aspartame
JPH0269492A (ja) シアル酸の製造方法
JPH0250921B2 (ja)
CN119219487A (zh) 分离苹果酸与丁二酸的方法
JPS5811986B2 (ja) 苦味成分、渋味成分および臭気成分を含有しないステビオ−ル配糖体の製造法
JPS6013758A (ja) トリプトフアンの精製法
JPS62226983A (ja) 抗生物質s541化合物およびその誘導体の回収方法
JPH04149134A (ja) アロエエキスの苦味成分を分離する方法
JPS604155A (ja) L−ロイシンおよびl−イソロイシンの分離法
JPS604168A (ja) トリプトフアンの晶析法
JPS6150957A (ja) タウリンの製法
JPS60105498A (ja) 光学活性トリプトフアンの回収方法
US2793161A (en) Process for recovering vitamin b12

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031219

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081226

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101226

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101226

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121226

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121226

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131226

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term