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JP2891565B2 - 遮音性木質系床材 - Google Patents

遮音性木質系床材

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Publication number
JP2891565B2
JP2891565B2 JP3204949A JP20494991A JP2891565B2 JP 2891565 B2 JP2891565 B2 JP 2891565B2 JP 3204949 A JP3204949 A JP 3204949A JP 20494991 A JP20494991 A JP 20494991A JP 2891565 B2 JP2891565 B2 JP 2891565B2
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JP
Japan
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synthetic resin
board
nonwoven fabric
wooden
resin foam
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP3204949A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0525914A (ja
Inventor
士郎 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eidai Sangyo KK
Original Assignee
Eidai Sangyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Eidai Sangyo KK filed Critical Eidai Sangyo KK
Priority to JP3204949A priority Critical patent/JP2891565B2/ja
Publication of JPH0525914A publication Critical patent/JPH0525914A/ja
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Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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  • Floor Finish (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は遮音性能が非常に優れ
た遮音性木質系床材に関する。
【0002】
【従来技術】最近、中高層住宅の床は、カーペット類の
代わりに木質系床材が使用されることが多くなってきた
が、木質系床材はカーペット類に比べ遮音性に劣ってい
るため、居住性を損なうという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は上述した欠
点を解消し、遮音性の優れた木質系床材を提供するため
に日々研究した結果この発明を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、裏側に複数
本の溝が形成された木質板の裏面に、不織布に合成樹脂
ゾルが塗布されて発泡された合成樹脂発泡材が不織布側
が木質板の裏面側にくるように貼着されていることを特
徴とする遮音性木質系床材に係る。
【0005】以下、図面により本発明の遮音性木質系床
材について詳述する。第1図において、1は木質板であ
り、この木質板1の裏側には、幅1〜3mm、深さは板厚
みの3分の1程度、溝間隔は20〜50mmの溝2が形成
されている。
【0006】木質板1の裏面には、不織布3に合成樹脂
ゾルが塗布されてその後加熱発泡された合成樹脂発泡材
4が、不織布3側が木質板1の裏面に接触するように貼
着されている。このように不織布3側が木質板1の裏面
に接触するようにしたほうが木質板1と合成樹脂発泡材
4との接着性が良い。
【0007】上記木質板1としては、合板、パーティク
ルボード、ハードボード、LVL(平行合板)などが使
用される。この木質板の表面に銘木単板や化粧合成樹脂
シートを貼着したり、塗装を施すことによって化粧層を
形成してもよい。
【0008】不織布3としてはポリエステル繊維、ポリ
プロピレン繊維、ナイロン繊維等の繊維をシート状にし
たものが使用できる。
【0009】また、合成樹脂発泡材4を形成する樹脂と
しては、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリロ
ブタジエンスチレン樹脂などが適している。必要があれ
ばこれらに発泡剤を添加し撹拌したものを不織布3に塗
布し、その後若干加熱して発泡させて形成する。もし、
常温で発泡する樹脂であれば加熱する必要はない。この
合成樹脂発泡材4の厚みは 3〜10mmが好ましいがこれに
限定されるものではない。厚みが薄過ぎると遮音性能が
よくなく、厚みが厚過ぎると経済的にも問題があるが、
床板の上を歩く時に床板の沈みが大きくなり過ぎて歩行
感が悪くなる。合成樹脂発泡材4の発泡状態は、連続気
泡、独立気泡どちらでもよいが、大きい発泡の中に小さ
な発泡が多数あるような発泡状態のものでもよい。この
ように発泡が重複したものは半連続気泡になっているよ
うに思われる。
【0010】合成樹脂発泡材4の底面は平滑である必要
はなく、凹凸状であってもよい。凹凸状のほうが遮音性
能は一般によくなる。
【0011】第2図に示したように、木質板1を、表面
木質板5、遮音性、制振性または緩衝性を有するシート
7、裏面木質板6から構成してもよい。この場合表面木
質板5および裏面木質板6の厚みはそれぞれ2.5 〜4.0
mmが好ましいがこれに限定されるものではない。あまり
厚みが薄過ぎると床板としての剛性が問題になり、厚過
ぎると価格もさることながら、運搬、施工時に支障を来
す恐れがある。上記表面木質板5の裏面に貼り合わせる
遮音または制振シートとしては、粉末鉛入塩化ビニル樹
脂シート、無機粉末充填ゴムシート、塩化ビニル樹脂シ
ート等が挙げられ、厚さ0.8 〜2mm のものが好ましい。
また、緩衝性シートとしては天然ゴムや合成ゴムの発泡
シートやオレフィン系発泡シート等の緩衝性のあるシー
トであればよく、厚みは1 〜2mm が好ましい。
【0012】さらに、裏面木質板6として有孔木質板を
使用すれば遮音性がさらに向上する。有孔木質板の孔直
径は5 〜15mmが好ましいがこれに限定されるものではな
い。上記有孔木質板は1枚でも効果があるが、2枚の有
孔木質板を孔をずらせて貼り合わせれば遮音効果の向上
が望める。
【0013】また、第2図に示した木質板1を小割して
細長板状にし、これを複数本適宜手段で若干ずつ同一方
向にずらして接合した階段状の木質板の裏面に、不織布
3に合成樹脂のゾルが塗布発泡された合成樹脂発泡材4
を、不織布3側が木質板の裏面に接触するように貼着す
ると遮音性はさらに向上する。
【0014】
【実施例1】不織布の片面に、塩化ビニル樹脂のゾルを
塗布した後、温度50〜120度に加熱して発泡倍率が
5〜7倍の合成樹脂発泡材を得、裏側に幅2mm、深さ
2.5mm、溝間隔30mmの平行な溝が形成された厚
さ7.5mmの化粧合板の裏面に、上記合成樹脂発泡材
を不織布側が木質板の裏面側にくるように貼着して所望
の床材を製造した。
【0015】
【実施例2】不織布の片面に、ポリウレタン樹脂のゾル
を塗布発泡させ、発泡倍率が4〜6倍の合成樹脂発泡材
を得、裏側に幅3mm、深さ2.5mm、溝間隔20m
mの基盤目状の溝が形成された厚さ7mmの化粧複合板
の裏面にこの合成樹脂発泡材を不織布側が木質板の裏面
側にくるように貼着して所望の床材を製造した。化粧複
合板は、厚さ3mmの化粧合板、厚さ1mmの天然ゴム
発泡シート、厚さ3mmの合板で構成されている。
【0016】
【発明の効果】この発明は、裏側に複数本の溝が形成さ
れた木質板の裏面に、不織布に合成樹脂ゾルが塗布され
て発泡された合成樹脂発泡材が貼着されているので遮音
性に非常に優れているとともに、木質板と合成樹脂発泡
材とが、不織布部分で層間剥離をおこして容易にはがれ
ることがない遮音性木質系床材を得ることができる。ま
た、不織布部分で層間剥離をおこしにくい合成樹脂発泡
材が容易に製造できるという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る遮音性木質系床材の一実施例を
示す断面図。
【図2】この発明に係る遮音性木質系床材の別の実施例
を示す断面図。
【符号の説明】
1 木質板 2 溝 3 不織布 4 合成樹脂発泡材 5 表面木質板 6 裏面木質板 7 遮音性、制振性または緩衝性を有するシート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏側に複数本の溝が形成された木質板の
    裏面に、不織布に合成樹脂ゾルが塗布されて発泡された
    合成樹脂発泡材が、不織布側が木質板の裏面側にくるよ
    うに貼着されていることを特徴とする遮音性木質系床
    材。
JP3204949A 1991-07-19 1991-07-19 遮音性木質系床材 Expired - Fee Related JP2891565B2 (ja)

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JPH0525914A JPH0525914A (ja) 1993-02-02
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3507528B2 (ja) * 1993-03-31 2004-03-15 日本食品化工株式会社 シクロデキストリンの回収方法
KR100247524B1 (ko) 1994-05-31 2000-03-15 겐지 아이다 아크릴산 제조용 촉매 및 이 촉매를 이용한 아크릴산의 제조방법
CN100363579C (zh) * 2005-09-29 2008-01-23 黄清华 多隔音层地板

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JPH0547220Y2 (ja) * 1987-08-17 1993-12-13
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JPH04166553A (ja) * 1990-10-26 1992-06-12 Mitsuboshi Belting Ltd 防音床材

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JPH0525914A (ja) 1993-02-02

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