JPH06200651A - 自走式地下円形駐車場 - Google Patents
自走式地下円形駐車場Info
- Publication number
- JPH06200651A JPH06200651A JP4362082A JP36208292A JPH06200651A JP H06200651 A JPH06200651 A JP H06200651A JP 4362082 A JP4362082 A JP 4362082A JP 36208292 A JP36208292 A JP 36208292A JP H06200651 A JPH06200651 A JP H06200651A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parking lot
- circular
- road
- runway
- slope
- Prior art date
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- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 出入口から所定の傾斜角で通路を形成しても
駐車場を取り囲むように長い通路を敷地内で確保でき公
園や広場のような公共の地域の地下を利用して駐車場を
構築し、その近傍に出入口を直ちに設けることができ、
近隣の建物や私有地に制限されることなく地下駐車場の
構築を可能する。 【構成】 自走式の地下円形駐車場において、駐車場出
入口からの走行路を円形駐車場の円の接線方向に接続し
た。同走行路の勾配を車の安全運転に必要な10〜15
度に保っても同走行路の実質的長さを大きくとれること
で、駐車場の近い位置に駐車場出入口を設けることがで
きる。
駐車場を取り囲むように長い通路を敷地内で確保でき公
園や広場のような公共の地域の地下を利用して駐車場を
構築し、その近傍に出入口を直ちに設けることができ、
近隣の建物や私有地に制限されることなく地下駐車場の
構築を可能する。 【構成】 自走式の地下円形駐車場において、駐車場出
入口からの走行路を円形駐車場の円の接線方向に接続し
た。同走行路の勾配を車の安全運転に必要な10〜15
度に保っても同走行路の実質的長さを大きくとれること
で、駐車場の近い位置に駐車場出入口を設けることがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は地下に構築されて自動
車の走行路の両側に車室(駐車スペース)を確保する自
走式地下円形駐車場に関する。
車の走行路の両側に車室(駐車スペース)を確保する自
走式地下円形駐車場に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車の普及は、各地域において
駐車場の不足問題を生じ、社会問題にまで発展してい
る。特に大都市等の市街地においては土地不足とあいま
って駐車場の需要が拡大し、新しく建築するビル等には
駐車場の併設を義務付ける様な事態さえも検討されてい
る。しかし地上の面積も限られていることから駐車場を
地下に構築することも検討されてきたが地上式の駐車場
を単に地下に移動させるという発想には限界があった。
駐車場の不足問題を生じ、社会問題にまで発展してい
る。特に大都市等の市街地においては土地不足とあいま
って駐車場の需要が拡大し、新しく建築するビル等には
駐車場の併設を義務付ける様な事態さえも検討されてい
る。しかし地上の面積も限られていることから駐車場を
地下に構築することも検討されてきたが地上式の駐車場
を単に地下に移動させるという発想には限界があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】立体地下駐車場は自走
式と機械式に大別されるが、従来の自走式の場合には駐
車場出入口の走行路が駐車場の中央部分に直角に接続さ
れているために、走行路を安全に操車するのに必要な傾
斜角を確保する関係から車室にいたる車路はかなりの距
離を必要とし、駐車場を構築できる場所と出入口を設け
られる地表との関係が制限されてしまい、特定の場所で
なければ構築出来ないという問題があった。また、機械
式の場合にはこのような問題の他に、駐車台を安全に昇
降操作するオペレータが必要であると共に一度に一台し
か処理できず駐車効率及び維持費の面で問題があった。
式と機械式に大別されるが、従来の自走式の場合には駐
車場出入口の走行路が駐車場の中央部分に直角に接続さ
れているために、走行路を安全に操車するのに必要な傾
斜角を確保する関係から車室にいたる車路はかなりの距
離を必要とし、駐車場を構築できる場所と出入口を設け
られる地表との関係が制限されてしまい、特定の場所で
なければ構築出来ないという問題があった。また、機械
式の場合にはこのような問題の他に、駐車台を安全に昇
降操作するオペレータが必要であると共に一度に一台し
か処理できず駐車効率及び維持費の面で問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、駐車場出
入口の走行路が円形駐車場の接続方向に接続している自
走式地下円形駐車場である。第2の発明は、駐車場内の
走行路が進入と退出とに分かれた二走行路で夫々が一方
通行になった円形駐車場において、駐車場出入口の進入
路が外方走行路の接線方向に接続され、退出路が内方走
行路の接線方向に接続されることを特徴とした自走式地
下円形駐車場である。第3の発明は、上記第1ないし第
2の発明において駐車場出入口の走行路勾配が円形駐車
場内の走行路の勾配と異なったことを特徴としている自
走式地下円形駐車場である。
入口の走行路が円形駐車場の接続方向に接続している自
走式地下円形駐車場である。第2の発明は、駐車場内の
走行路が進入と退出とに分かれた二走行路で夫々が一方
通行になった円形駐車場において、駐車場出入口の進入
路が外方走行路の接線方向に接続され、退出路が内方走
行路の接線方向に接続されることを特徴とした自走式地
下円形駐車場である。第3の発明は、上記第1ないし第
2の発明において駐車場出入口の走行路勾配が円形駐車
場内の走行路の勾配と異なったことを特徴としている自
走式地下円形駐車場である。
【0005】
【作用】第1の発明による自走式地下円形駐車場によれ
ば、走行路を駐車場に出入する際に危険を生じない程度
の緩やかな傾斜角に設けても円形駐車場の周方向に沿っ
て走行路を実質的に長く確保することができるので、駐
車場出入口を駐車場を構築する地域の極めて近い位置に
設けられる。第2の発明による自走式地下円形駐車場
は、駐車場出入口の進入路を円形駐車場の外方走行路の
接線方向に接続しているから市街の車道(公道)から減
速しながら駐車場に入ってきても、半径の大きい外方走
行路に沿って車路を形成できるので極端に危険な傾斜角
を意識しないで駐車場近くの進入路から駐車場に入るこ
とができる。一方、退出する時には円形駐車場内の小さ
い半径の内方走行路の接線方向と駐車場出口への走行路
を接続しているから、進入時と異なって車室を確認せず
に急速に加速上昇して行き何の危険も意識せずに駐車場
出口の走行路に円滑に移行できる。第3の発明による自
走式地下円形駐車場によれば、駐車場構築地域の極めて
近い位置に駐車場出入口を設けることで、駐車場出入口
からの走行路を安全な最大の傾斜角に保っても、「円
形」と「接線方向」という二つの要因を組み合わせるこ
とで走行路の長さを実質的に大きく取れることから円形
駐車場内の緩やかな勾配の走行路にも極めて円滑に移行
することが可能になる。
ば、走行路を駐車場に出入する際に危険を生じない程度
の緩やかな傾斜角に設けても円形駐車場の周方向に沿っ
て走行路を実質的に長く確保することができるので、駐
車場出入口を駐車場を構築する地域の極めて近い位置に
設けられる。第2の発明による自走式地下円形駐車場
は、駐車場出入口の進入路を円形駐車場の外方走行路の
接線方向に接続しているから市街の車道(公道)から減
速しながら駐車場に入ってきても、半径の大きい外方走
行路に沿って車路を形成できるので極端に危険な傾斜角
を意識しないで駐車場近くの進入路から駐車場に入るこ
とができる。一方、退出する時には円形駐車場内の小さ
い半径の内方走行路の接線方向と駐車場出口への走行路
を接続しているから、進入時と異なって車室を確認せず
に急速に加速上昇して行き何の危険も意識せずに駐車場
出口の走行路に円滑に移行できる。第3の発明による自
走式地下円形駐車場によれば、駐車場構築地域の極めて
近い位置に駐車場出入口を設けることで、駐車場出入口
からの走行路を安全な最大の傾斜角に保っても、「円
形」と「接線方向」という二つの要因を組み合わせるこ
とで走行路の長さを実質的に大きく取れることから円形
駐車場内の緩やかな勾配の走行路にも極めて円滑に移行
することが可能になる。
【0006】
【実施例】以下、この発明の自走式地下円形駐車場の実
施例を図1ないし図5によって説明する。図1は本発明
による駐車場の実施例の一部切欠斜視図を模型的に示し
ている。図2イ)は駐車場の出入口走行路層を示す平面
図であり、図2ロ)は駐車場の走行路及び車室を示す基
準層の平面図である。図において、外壁3は後述の連続
山留壁1や構真柱2を用いた逆打工法によって施工され
ている。外壁3と構真柱2との間にはスラブ4が複数層
配設され、このスラブ4上には車室7、7’と走行路1
0が各々形成されている。この実施例は進入路5と退出
路6の二つの一方通行路を備える円形駐車場であるか
ら、これらの各走行路の両側には車室7、7’及び8、
8’が配設されており、公園等の公共用地の地下に大規
模な駐車スペースを確保できる。図3は、図2における
I−I矢視の断面図であり、二つの駐車場出入口A、B
からの各走行路10がスパイラル状に一層毎に互いに積
層構築されている状態を示している。外周の進入路A、
Bに対応して内周の退出走行路A’、B’が各々構成さ
れるが、その走行方向は逆になっており、勾配は外周の
ものより急になっている。各走行路は各々3.24%〜
3.47%の勾配を持って緩やかに傾斜しており、安全
な走行が可能になっていると同時に図4に示すように走
行路10の両側に設けられる平らな車室7、7’への接
合も無理のない円滑なものに構成されている。
施例を図1ないし図5によって説明する。図1は本発明
による駐車場の実施例の一部切欠斜視図を模型的に示し
ている。図2イ)は駐車場の出入口走行路層を示す平面
図であり、図2ロ)は駐車場の走行路及び車室を示す基
準層の平面図である。図において、外壁3は後述の連続
山留壁1や構真柱2を用いた逆打工法によって施工され
ている。外壁3と構真柱2との間にはスラブ4が複数層
配設され、このスラブ4上には車室7、7’と走行路1
0が各々形成されている。この実施例は進入路5と退出
路6の二つの一方通行路を備える円形駐車場であるか
ら、これらの各走行路の両側には車室7、7’及び8、
8’が配設されており、公園等の公共用地の地下に大規
模な駐車スペースを確保できる。図3は、図2における
I−I矢視の断面図であり、二つの駐車場出入口A、B
からの各走行路10がスパイラル状に一層毎に互いに積
層構築されている状態を示している。外周の進入路A、
Bに対応して内周の退出走行路A’、B’が各々構成さ
れるが、その走行方向は逆になっており、勾配は外周の
ものより急になっている。各走行路は各々3.24%〜
3.47%の勾配を持って緩やかに傾斜しており、安全
な走行が可能になっていると同時に図4に示すように走
行路10の両側に設けられる平らな車室7、7’への接
合も無理のない円滑なものに構成されている。
【0007】駐車場出入口9からの走行路10は、勾配
を10〜15%に保って無理のない車の出入りを確保し
ており、さらに駐車場の半径の大きい外方の円形の接線
方向に沿って進入路5へと接続している。それによって
駐車場出入口9からの進入車は下降路で減速して進みつ
つ走行路の勾配が10〜15%から3.47%へと変化
しても走行方向の変転が円錐状に円滑に行われることか
ら勾配の変化はほとんど感じることなく安全、確実に操
車できる。また駐車場からの退出車は退出路6から駐車
場出入口9に向かうことになるが退出路6と走行路10
との接続は退出路の円形接線から走行路10へと円滑に
行われるので、小さい半径と車室に対する注意が必要で
ないことと合わせて車が進入する場合と同様に走行路の
勾配の変化をほとんど感じることなく加速することが可
能になり極めて迅速に退出して行くことができる。地下
円形駐車場11の車室7、7’及び8、8’は、図5に
示すような配置にすることができる。図5イ)は、車室
の方向を走行路に対して直行して配置するもので車室の
左右に若干の余分なスペースを残すことになるが駐車操
作はし易くなる。一方、図5ロ)に示す車室はその方向
を走行路に対して60度の角度を持って配置するもの
で、車室に余分なスペースを残さないで済むから駐車効
率を向上させることができる。中央部分は図3に見る様
に吹抜部12を形成しており図示しないがファンルー
ム、電気室、ポンプ室、ボンベ庫等の機械室をその内部
に適宜配置してある。また、この中央部分はその一部を
地上に開放していて換気塔として活用している。この
他、車の持主の昇降のためのエレベーター、階段のごと
く駐車場として必要な設備は当然に備えているが、この
発明の主要部分とは無関係であるから詳細な説明は省略
する。
を10〜15%に保って無理のない車の出入りを確保し
ており、さらに駐車場の半径の大きい外方の円形の接線
方向に沿って進入路5へと接続している。それによって
駐車場出入口9からの進入車は下降路で減速して進みつ
つ走行路の勾配が10〜15%から3.47%へと変化
しても走行方向の変転が円錐状に円滑に行われることか
ら勾配の変化はほとんど感じることなく安全、確実に操
車できる。また駐車場からの退出車は退出路6から駐車
場出入口9に向かうことになるが退出路6と走行路10
との接続は退出路の円形接線から走行路10へと円滑に
行われるので、小さい半径と車室に対する注意が必要で
ないことと合わせて車が進入する場合と同様に走行路の
勾配の変化をほとんど感じることなく加速することが可
能になり極めて迅速に退出して行くことができる。地下
円形駐車場11の車室7、7’及び8、8’は、図5に
示すような配置にすることができる。図5イ)は、車室
の方向を走行路に対して直行して配置するもので車室の
左右に若干の余分なスペースを残すことになるが駐車操
作はし易くなる。一方、図5ロ)に示す車室はその方向
を走行路に対して60度の角度を持って配置するもの
で、車室に余分なスペースを残さないで済むから駐車効
率を向上させることができる。中央部分は図3に見る様
に吹抜部12を形成しており図示しないがファンルー
ム、電気室、ポンプ室、ボンベ庫等の機械室をその内部
に適宜配置してある。また、この中央部分はその一部を
地上に開放していて換気塔として活用している。この
他、車の持主の昇降のためのエレベーター、階段のごと
く駐車場として必要な設備は当然に備えているが、この
発明の主要部分とは無関係であるから詳細な説明は省略
する。
【0008】次に自走式地下円形駐車場の構築について
図6〜図10に従ってその施工手順を説明する。図6
は、地表面からの最初の根切手順を示している。円形駐
車場の施工外周に連続地中壁を打って連続山留壁1が形
成される。中央部分に相当する位置には溝真柱2が施工
されその上に作業構台13が構築される。次いで外周根
切14が行われ、その部分には外壁コンクリートが順次
打たれて外壁3を形成して行き同時に中央部根切15が
実施される。図7は図6で構築された第1段階の工事状
況の平面図であり、連続山留壁1及び構真柱2と作業構
台13の平面状態を示している。図8は、円形駐車場の
第1層のスラブ梁16のコンクリートを打設する第2段
階の手順を示しており、同時にスラブ4も示されてい
る。第3段階は、図9に示しているように第2層のため
の外周根切17及び2段目の外壁コンクリートが施工さ
れ、同時に中央部根切15が行われて中央部の躯体工事
が施工される。以下、地下駐車場の階層の数に応じて第
3段階の工事を順次繰り返して続けられる。
図6〜図10に従ってその施工手順を説明する。図6
は、地表面からの最初の根切手順を示している。円形駐
車場の施工外周に連続地中壁を打って連続山留壁1が形
成される。中央部分に相当する位置には溝真柱2が施工
されその上に作業構台13が構築される。次いで外周根
切14が行われ、その部分には外壁コンクリートが順次
打たれて外壁3を形成して行き同時に中央部根切15が
実施される。図7は図6で構築された第1段階の工事状
況の平面図であり、連続山留壁1及び構真柱2と作業構
台13の平面状態を示している。図8は、円形駐車場の
第1層のスラブ梁16のコンクリートを打設する第2段
階の手順を示しており、同時にスラブ4も示されてい
る。第3段階は、図9に示しているように第2層のため
の外周根切17及び2段目の外壁コンクリートが施工さ
れ、同時に中央部根切15が行われて中央部の躯体工事
が施工される。以下、地下駐車場の階層の数に応じて第
3段階の工事を順次繰り返して続けられる。
【0009】図10は、上述の逆打工法を行う躯体工事
18の打継ぎ断面を示している。既設の外壁3からは鉄
筋19が出ており、根切が行われて根切面20が形成さ
れると必要な鉄筋を接続して外壁用の型枠を用意し、下
方の外壁3を打設してからその中間に膨張コンクリート
21を打設する順序で完工する。以上の実施例では二つ
の走行路を有し、その両側に夫々車室を備えた円形駐車
場について説明したが、この発明はこの実施例に何ら制
限されるものでなく、一つの走行路で逆走する二つの昇
降路を夫々備えた対面通行型の円形駐車場をも当然に含
むものである。又、円形駐車場の「円形」という構成に
おいても「楕円形」の様にこの発明の目的、効果を奏し
得る曲線部を備える駐車場についてもその範囲に含まれ
るものである。
18の打継ぎ断面を示している。既設の外壁3からは鉄
筋19が出ており、根切が行われて根切面20が形成さ
れると必要な鉄筋を接続して外壁用の型枠を用意し、下
方の外壁3を打設してからその中間に膨張コンクリート
21を打設する順序で完工する。以上の実施例では二つ
の走行路を有し、その両側に夫々車室を備えた円形駐車
場について説明したが、この発明はこの実施例に何ら制
限されるものでなく、一つの走行路で逆走する二つの昇
降路を夫々備えた対面通行型の円形駐車場をも当然に含
むものである。又、円形駐車場の「円形」という構成に
おいても「楕円形」の様にこの発明の目的、効果を奏し
得る曲線部を備える駐車場についてもその範囲に含まれ
るものである。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による自
走式地下駐車場は、駐車場出入口通路を円形駐車場の接
線方向に接続しているものであるから、出入口から所定
の傾斜角で走行路を形成しても駐車場を取り囲むことで
実質的に長い走行路を敷地内で確保でき、公園や広場の
ような公共の地域の地下を利用して駐車場を構築して、
その近傍に出入口を直ちに設けることができるので近隣
の建物や私有地に制限されることなく地下駐車場の構築
を可能にしている。さらに駐車場出入口からの進入車が
勾配10〜15%の走行を進み、円形駐車場内の勾配
3.47%の走行路に入っても半径の大きな外方走行路
に沿って車路を形成できるので、走行路の変転が円錐状
に円滑に行われる。同様に退出車も勾配3.47%の退
出路から勾配10〜15%の走行路に進んでもその変転
が円滑である。同時に半径の小さい内方走行路に沿って
車室を意識せずに加速して行けるから運転車は勾配の変
化を何ら感じることなくスムーズな操車感覚で安全、確
実に操車できる効果も併せ奏するものである。
走式地下駐車場は、駐車場出入口通路を円形駐車場の接
線方向に接続しているものであるから、出入口から所定
の傾斜角で走行路を形成しても駐車場を取り囲むことで
実質的に長い走行路を敷地内で確保でき、公園や広場の
ような公共の地域の地下を利用して駐車場を構築して、
その近傍に出入口を直ちに設けることができるので近隣
の建物や私有地に制限されることなく地下駐車場の構築
を可能にしている。さらに駐車場出入口からの進入車が
勾配10〜15%の走行を進み、円形駐車場内の勾配
3.47%の走行路に入っても半径の大きな外方走行路
に沿って車路を形成できるので、走行路の変転が円錐状
に円滑に行われる。同様に退出車も勾配3.47%の退
出路から勾配10〜15%の走行路に進んでもその変転
が円滑である。同時に半径の小さい内方走行路に沿って
車室を意識せずに加速して行けるから運転車は勾配の変
化を何ら感じることなくスムーズな操車感覚で安全、確
実に操車できる効果も併せ奏するものである。
【図1】この発明による自走式地下円形駐車場の模型的
斜視図。
斜視図。
【図2】この発明の実施例の自走式地下円形駐車場の出
入口走行路層及び基準層を示す平面図。
入口走行路層及び基準層を示す平面図。
【図3】同駐車場における概略断面図。
【図4】同駐車場における走行路と両側の車室の傾斜関
係を示する説明図。
係を示する説明図。
【図5】同駐車場における車室の配置状態を示す平面説
明図。
明図。
【図6】同駐車場の施工手順の第1段階を示す断面説明
図。
図。
【図7】施工第1段階における平面説明図。
【図8】同駐車場の施工手順第2段階を示す断面説明
図。
図。
【図9】同駐車場の施工手順第3段階を示す断面説明
図。
図。
【図10】施工に採用される外壁の逆打工法の断面説明
図。
図。
【符号の説明】 1 連続山留壁 2 鋼真柱 3 外壁 4 スラブ 5 進入路 6 退出路 7,7’ 車室 8,8’ 車室 9 駐車場出入口 10 走行路(車路) 11 地下円形駐車場 12 吹抜部 13 作業構台 14 外周根切 15 中央部根切 16 スラブ梁
Claims (3)
- 【請求項1】 駐車場出入口の走行路が、円形駐車場の
接線方向に接続していることを特徴とする自走式地下円
形駐車場。 - 【請求項2】 駐車場出入口の進入路が円形駐車場の外
方走行路の接線方向に接続され、退出路が円形駐車場の
内方走行路の接線方向に接続されることを特徴とする自
走式地下円形駐車場。 - 【請求項3】 駐車場出入口の走行路勾配が円形駐車場
内の走行路の勾配と異なることを特徴とする請求項1な
いし請求項2に記載の自走式地下円形駐車場。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4362082A JP2657749B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 自走式地下円形駐車場 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4362082A JP2657749B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 自走式地下円形駐車場 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06200651A true JPH06200651A (ja) | 1994-07-19 |
JP2657749B2 JP2657749B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=18475848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4362082A Expired - Lifetime JP2657749B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 自走式地下円形駐車場 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2657749B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010106458A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Ohbayashi Corp | 建物、建物の構築方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49132841A (ja) * | 1973-03-09 | 1974-12-20 | ||
JPS5018302A (ja) * | 1972-10-25 | 1975-02-26 | ||
JPS58204275A (ja) * | 1982-05-24 | 1983-11-28 | 武者 英二 | 駐車装置 |
JPH0363358A (ja) * | 1989-08-01 | 1991-03-19 | Takenaka Komuten Co Ltd | 大深度地下のスパイラルトンネル式駐車場 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP4362082A patent/JP2657749B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS49132841A (ja) * | 1973-03-09 | 1974-12-20 | ||
JPS58204275A (ja) * | 1982-05-24 | 1983-11-28 | 武者 英二 | 駐車装置 |
JPH0363358A (ja) * | 1989-08-01 | 1991-03-19 | Takenaka Komuten Co Ltd | 大深度地下のスパイラルトンネル式駐車場 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010106458A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Ohbayashi Corp | 建物、建物の構築方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2657749B2 (ja) | 1997-09-24 |
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