JPH0532243B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0532243B2 JPH0532243B2 JP58153196A JP15319683A JPH0532243B2 JP H0532243 B2 JPH0532243 B2 JP H0532243B2 JP 58153196 A JP58153196 A JP 58153196A JP 15319683 A JP15319683 A JP 15319683A JP H0532243 B2 JPH0532243 B2 JP H0532243B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tread
- grooves
- circumference
- central
- tread portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/0302—Tread patterns directional pattern, i.e. with main rolling direction
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/0327—Tread patterns characterised by special properties of the tread pattern
- B60C11/033—Tread patterns characterised by special properties of the tread pattern by the void or net-to-gross ratios of the patterns
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C2011/0337—Tread patterns characterised by particular design features of the pattern
- B60C2011/0386—Continuous ribs
- B60C2011/0388—Continuous ribs provided at the equatorial plane
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
ウエツトスキツド抵抗性の高いタイヤ・パター
ンに関してこの明細書に述べる技術内容は、主と
して乗用車用、それもとくに、タイヤ断面上の高
さと幅との比で与えられる扁(へん)平比が小さ
いか、又は大型サイズの故に、走行路面上におけ
る接地幅が広い場合、ややもすればタイヤの接地
中央域における水はけが悪化することによるウエ
ツトスキツド抵抗性の問題を、有利に克服すべき
トレツド表面模様つまりタイヤ・パターンの改良
に関連し、上記乗車用タイヤの属する技術の分野
に位置している。 ラジアルカーカス構造タイヤの開発以来、タイ
ヤのへん平比は、急進的に縮小のすう勢にあり、
その結果、トレツド部接地幅は相対的に著しく拡
大した。 へん平タイヤは一般に高速走行の際の運動性能
の面でとくに有利であるが、上記接地幅の拡大
は、高速走行中にも遭遇すべき降雨による路面上
の流水又は溜水に基く、路面把持性能の悪化を回
避するのに不利であり、それというのは、タイヤ
の接地中央域から、側方へ向う水はけのための排
水径路がながくなることに由来し、タイヤの高速
走行中に路面とトレツドとの間にいわゆる流体潤
滑作用を呈する膜厚の水膜介在が結果されたと
き、アクアプレーニング現象により、自動車の操
縦機能が喪失する危険をもたらし勝ちである。 (従来の技術) 降雨で濡れた走路における高速走行中に、トレ
ツド接地域の排水を促進することに関する最近の
動向は、例えば特開昭57−194106号公報に開示さ
れているように、むしろ競走用タイヤのレース中
における気象急変に伴う交換を不要にすることを
目指し、この限りにおいてレースタイヤに独自な
開発目的に関連するにしても、トレツド部の中央
円周を挟んで互いに平行な複数対の縦溝につい
て、該円周を含む平面から遠いもの程狭くかつ浅
くするとともにこれらと交わつて網目状溝を形成
する斜め溝をトレツド縁部で中央円周を含む平面
に対し約75゜以下、とくにトレツド中央部では同
じく約40゜よりも小さい角度にし、水をできる限
り自然流の方向に指向させる、方向性タイヤの適
合に言及されている点は注目される。 しかるにこの場合、上記タイヤ使途の独自性の
下ではともかく、一般用タイヤの使用条件にあつ
ては、上記の如き斜め溝の急峻な斜交配列でトレ
ツド中央部におけるひし形ブロツクの鋭角状隅部
でとくに溝深さが最大をなすことも加わつて、い
わゆるブロツク欠けや、局部的異常摩耗が懸念さ
れるために実用に供し難い。 (発明が解決しようとする問題点) そこで上記のような弊害を伴うことなく、とく
にトレツド部中央域での排水能力を有効に高める
ことによつて走行路面に対して広い接地を生じる
タイプの乗用車タイヤに適合したトレツド・パタ
ーンを与えることが、この発明の目的である。 (問題点を解決するための手段) 上記発明目的は、次の事項を骨子とするしくみ
により有利に成就される。 広い幅にわたつて接地を生じるトレツド部を有
し、このトレツド部は、その中央円周を挟んで互
いに平行に延びる1対の中央縦溝と、これら中央
縦溝のトレツド部の側端からの隔たりをそれぞれ
2分してやはり平行に延びる1対の側傍縦溝とを
トレツド主溝としてそなえ、さらにこれらトレツ
ド主溝を横切つて矢筈模様状に斜交する配列に成
る、多数の横溝をトレツド主溝と組合わせて相互
独立に区画した、ブロツクタイプパターンに成る
こと、 各横溝が、トレツド部の中央円周を含む平面に
対して、中央円周と中央縦溝との間および側傍縦
溝とトレツド部の側端との間でそれぞれ60〜90゜
の範囲内の緩勾配、両縦溝間では30〜60゜の範囲
内の急勾配の各交角で傾斜する折線に沿つてほぼ
S形又は鏡像s形をなして延びトレツド部の中央
円周とトレツド部の側端との中間に変曲点を有す
る湾曲形状となること、 トレツド部の中央円周とトレツド部の側端との
間を3等分した各領域毎の部分全面積に対する、
該領域内を占めるブロツクの合計表面積の比率
が、トレツド部の中央円周に近い領域にて最小と
なる、上記ブロツクの配列になること、 の結合を特徴とするウエツトスキツド抵抗性の高
い乗用車用タイヤのトレツドパターン。 (作用) 上記のようにして相互独立に区画されたブロツ
クが、矢筈模様状にトレツド主溝に対し斜交する
配列をなす、多数の横溝の区分毎の、トレツド部
中央円周を含む平面に対する特定交角の下に、ト
レツド部の中央域と、両側域とでは、それらの中
間でほぼひし形に近い平行四辺形をなすのに反し
て、より矩形に近い輪郭形状となるため、そこで
ブロツク欠けや、偏摩耗を生じるうれいがなくな
り、しかもトレツド部の中央円周とトレツド部の
側端との間を3等分した領域のうち中央円周に近
い領域におけるブロツク表面積比率を最小とした
ため、トレツド中央域において最大の排水能力が
確保され、有効にウエツトスキツド抵抗性の向上
が導かれるわけである。 横溝の上記交角は、トレツド部中央円周と中央
縦溝との間およびトレツド部の側端と側傍縦溝と
の間において60゜〜90゜の範囲の緩勾配をなすこと
が必要で、60゜に満たないと、ブロツクの尖鋭化
した隅角部にブロツク欠けや、偏摩耗を生じる不
利が生じる一方、90゜をこえると、排水性能が阻
害されることとなり、また両縦溝間では30゜〜60゜
の範囲の急勾配をなすことによりこの発明の目的
に適合し、この交角が30゜に満たないと両縦溝間
のブロツクの隅角部が尖鋭化しすぎてブロツク欠
けや偏摩耗を生じ易くなり、一方60゜よりも大き
いと、排水能力の減退を来すこととなる。 両縦溝1,2および各横溝3とによつて相互独
立に区画したブロツク4は、中央円周O−Oと、
トレツド部の側端L−Lとの間を、円周線J−J
およびK−Kにより3等分した各領域,およ
び毎の部分全面積に対する、各領域内を占める
ブロツク4の合計表面積の比率がトレツド部の中
央円周O−Oに近い領域にて最小となる配列をな
し、ここに中央縦溝1と側傍縦溝2の配列位置
と、それらの溝幅さらには補助的に設けられるト
レツド副溝の付加を可変要因として上記の面積比
率については、 領域につき、40〜60% 領域につき、45〜65% 領域につき、65〜90% とすることがのぞましい。 (実施例) さて第1図,第2図にこの発明の各別実施例を
トレツド部の展開平面にて示し、タイヤの赤道つ
まりトレツド部の中央円周O−Oを挟んでトレツ
ド円周に沿い直状に延びる中央縦溝1と、この中
央縦溝1のトレツド部側端L−Lからの隔たりを
2分して、やはりトレツド円周に沿い直状に延び
る側傍縦溝2とを、トレツド主溝として対設する
とともに、これらトレツド主溝を横切つて矢筈模
様状に斜交する配列に成る多数の横溝3をトレツ
ド主溝と組合わせ相互独立に区画した、ブロツク
4をもつてトレツド部とする。 なお第1図の例に示したようなトレツド部の中
央円周上のトレツド副溝5、または図示はしない
が側傍縦溝2と中央縦溝1との間および側傍縦溝
2とトレツド部側端との間の何れか少くとも一方
にも、トレツド副溝をやはりトレツド円周に沿う
直状とする好適溝形において付加することができ
さらには第2図のようにトレツド副溝5を廃止す
ることもできる。 各横溝3は図示例において中央円周O−Oを含
む平面の左右に対称な配置をなす場合を図解した
が、タイヤの左右でそれらのほぼ半ピツチに至る
くいちがいをなすような、交互配列であつてもよ
い。 何れにしても横溝3は中央円周O−Oを含む平
面に対して、 中央円周O−Oと、中央縦溝1との間および側
傍縦溝2とトレツド部側端L−Lとの間にて、60
〜90゜の範囲内の緩勾配、また両縦溝1,2間で
は30〜60゜の範囲内の急勾配の各交角で傾斜する
折線に沿つてほぼS形又は鏡像S形をなして延
び、トレツド部の中央円周とトレツド部側端との
中間に変曲点を有する湾曲形状になる。 この発明において横溝3は、各縦溝1および2
とともにトレツドのスキツドベースに至る一様な
溝深さを有し、あるいは各縦溝1および2に比し
やや浅い溝深さのものとしてもよい。 この発明のタイヤパターンは、へん平比が、
0.75〜0.4の範囲の乗用車用タイヤに適用して、
とくに有利である。 具体例として第1図に従い下記諸元のタイヤパ
ターンを、サイズ205/60R15のタイヤに適用し、
これをサイズ6JJ−15のリムに組付け、標準内圧
2.0Kg/cm2を充てんして次にのべる試験を行つた。
ンに関してこの明細書に述べる技術内容は、主と
して乗用車用、それもとくに、タイヤ断面上の高
さと幅との比で与えられる扁(へん)平比が小さ
いか、又は大型サイズの故に、走行路面上におけ
る接地幅が広い場合、ややもすればタイヤの接地
中央域における水はけが悪化することによるウエ
ツトスキツド抵抗性の問題を、有利に克服すべき
トレツド表面模様つまりタイヤ・パターンの改良
に関連し、上記乗車用タイヤの属する技術の分野
に位置している。 ラジアルカーカス構造タイヤの開発以来、タイ
ヤのへん平比は、急進的に縮小のすう勢にあり、
その結果、トレツド部接地幅は相対的に著しく拡
大した。 へん平タイヤは一般に高速走行の際の運動性能
の面でとくに有利であるが、上記接地幅の拡大
は、高速走行中にも遭遇すべき降雨による路面上
の流水又は溜水に基く、路面把持性能の悪化を回
避するのに不利であり、それというのは、タイヤ
の接地中央域から、側方へ向う水はけのための排
水径路がながくなることに由来し、タイヤの高速
走行中に路面とトレツドとの間にいわゆる流体潤
滑作用を呈する膜厚の水膜介在が結果されたと
き、アクアプレーニング現象により、自動車の操
縦機能が喪失する危険をもたらし勝ちである。 (従来の技術) 降雨で濡れた走路における高速走行中に、トレ
ツド接地域の排水を促進することに関する最近の
動向は、例えば特開昭57−194106号公報に開示さ
れているように、むしろ競走用タイヤのレース中
における気象急変に伴う交換を不要にすることを
目指し、この限りにおいてレースタイヤに独自な
開発目的に関連するにしても、トレツド部の中央
円周を挟んで互いに平行な複数対の縦溝につい
て、該円周を含む平面から遠いもの程狭くかつ浅
くするとともにこれらと交わつて網目状溝を形成
する斜め溝をトレツド縁部で中央円周を含む平面
に対し約75゜以下、とくにトレツド中央部では同
じく約40゜よりも小さい角度にし、水をできる限
り自然流の方向に指向させる、方向性タイヤの適
合に言及されている点は注目される。 しかるにこの場合、上記タイヤ使途の独自性の
下ではともかく、一般用タイヤの使用条件にあつ
ては、上記の如き斜め溝の急峻な斜交配列でトレ
ツド中央部におけるひし形ブロツクの鋭角状隅部
でとくに溝深さが最大をなすことも加わつて、い
わゆるブロツク欠けや、局部的異常摩耗が懸念さ
れるために実用に供し難い。 (発明が解決しようとする問題点) そこで上記のような弊害を伴うことなく、とく
にトレツド部中央域での排水能力を有効に高める
ことによつて走行路面に対して広い接地を生じる
タイプの乗用車タイヤに適合したトレツド・パタ
ーンを与えることが、この発明の目的である。 (問題点を解決するための手段) 上記発明目的は、次の事項を骨子とするしくみ
により有利に成就される。 広い幅にわたつて接地を生じるトレツド部を有
し、このトレツド部は、その中央円周を挟んで互
いに平行に延びる1対の中央縦溝と、これら中央
縦溝のトレツド部の側端からの隔たりをそれぞれ
2分してやはり平行に延びる1対の側傍縦溝とを
トレツド主溝としてそなえ、さらにこれらトレツ
ド主溝を横切つて矢筈模様状に斜交する配列に成
る、多数の横溝をトレツド主溝と組合わせて相互
独立に区画した、ブロツクタイプパターンに成る
こと、 各横溝が、トレツド部の中央円周を含む平面に
対して、中央円周と中央縦溝との間および側傍縦
溝とトレツド部の側端との間でそれぞれ60〜90゜
の範囲内の緩勾配、両縦溝間では30〜60゜の範囲
内の急勾配の各交角で傾斜する折線に沿つてほぼ
S形又は鏡像s形をなして延びトレツド部の中央
円周とトレツド部の側端との中間に変曲点を有す
る湾曲形状となること、 トレツド部の中央円周とトレツド部の側端との
間を3等分した各領域毎の部分全面積に対する、
該領域内を占めるブロツクの合計表面積の比率
が、トレツド部の中央円周に近い領域にて最小と
なる、上記ブロツクの配列になること、 の結合を特徴とするウエツトスキツド抵抗性の高
い乗用車用タイヤのトレツドパターン。 (作用) 上記のようにして相互独立に区画されたブロツ
クが、矢筈模様状にトレツド主溝に対し斜交する
配列をなす、多数の横溝の区分毎の、トレツド部
中央円周を含む平面に対する特定交角の下に、ト
レツド部の中央域と、両側域とでは、それらの中
間でほぼひし形に近い平行四辺形をなすのに反し
て、より矩形に近い輪郭形状となるため、そこで
ブロツク欠けや、偏摩耗を生じるうれいがなくな
り、しかもトレツド部の中央円周とトレツド部の
側端との間を3等分した領域のうち中央円周に近
い領域におけるブロツク表面積比率を最小とした
ため、トレツド中央域において最大の排水能力が
確保され、有効にウエツトスキツド抵抗性の向上
が導かれるわけである。 横溝の上記交角は、トレツド部中央円周と中央
縦溝との間およびトレツド部の側端と側傍縦溝と
の間において60゜〜90゜の範囲の緩勾配をなすこと
が必要で、60゜に満たないと、ブロツクの尖鋭化
した隅角部にブロツク欠けや、偏摩耗を生じる不
利が生じる一方、90゜をこえると、排水性能が阻
害されることとなり、また両縦溝間では30゜〜60゜
の範囲の急勾配をなすことによりこの発明の目的
に適合し、この交角が30゜に満たないと両縦溝間
のブロツクの隅角部が尖鋭化しすぎてブロツク欠
けや偏摩耗を生じ易くなり、一方60゜よりも大き
いと、排水能力の減退を来すこととなる。 両縦溝1,2および各横溝3とによつて相互独
立に区画したブロツク4は、中央円周O−Oと、
トレツド部の側端L−Lとの間を、円周線J−J
およびK−Kにより3等分した各領域,およ
び毎の部分全面積に対する、各領域内を占める
ブロツク4の合計表面積の比率がトレツド部の中
央円周O−Oに近い領域にて最小となる配列をな
し、ここに中央縦溝1と側傍縦溝2の配列位置
と、それらの溝幅さらには補助的に設けられるト
レツド副溝の付加を可変要因として上記の面積比
率については、 領域につき、40〜60% 領域につき、45〜65% 領域につき、65〜90% とすることがのぞましい。 (実施例) さて第1図,第2図にこの発明の各別実施例を
トレツド部の展開平面にて示し、タイヤの赤道つ
まりトレツド部の中央円周O−Oを挟んでトレツ
ド円周に沿い直状に延びる中央縦溝1と、この中
央縦溝1のトレツド部側端L−Lからの隔たりを
2分して、やはりトレツド円周に沿い直状に延び
る側傍縦溝2とを、トレツド主溝として対設する
とともに、これらトレツド主溝を横切つて矢筈模
様状に斜交する配列に成る多数の横溝3をトレツ
ド主溝と組合わせ相互独立に区画した、ブロツク
4をもつてトレツド部とする。 なお第1図の例に示したようなトレツド部の中
央円周上のトレツド副溝5、または図示はしない
が側傍縦溝2と中央縦溝1との間および側傍縦溝
2とトレツド部側端との間の何れか少くとも一方
にも、トレツド副溝をやはりトレツド円周に沿う
直状とする好適溝形において付加することができ
さらには第2図のようにトレツド副溝5を廃止す
ることもできる。 各横溝3は図示例において中央円周O−Oを含
む平面の左右に対称な配置をなす場合を図解した
が、タイヤの左右でそれらのほぼ半ピツチに至る
くいちがいをなすような、交互配列であつてもよ
い。 何れにしても横溝3は中央円周O−Oを含む平
面に対して、 中央円周O−Oと、中央縦溝1との間および側
傍縦溝2とトレツド部側端L−Lとの間にて、60
〜90゜の範囲内の緩勾配、また両縦溝1,2間で
は30〜60゜の範囲内の急勾配の各交角で傾斜する
折線に沿つてほぼS形又は鏡像S形をなして延
び、トレツド部の中央円周とトレツド部側端との
中間に変曲点を有する湾曲形状になる。 この発明において横溝3は、各縦溝1および2
とともにトレツドのスキツドベースに至る一様な
溝深さを有し、あるいは各縦溝1および2に比し
やや浅い溝深さのものとしてもよい。 この発明のタイヤパターンは、へん平比が、
0.75〜0.4の範囲の乗用車用タイヤに適用して、
とくに有利である。 具体例として第1図に従い下記諸元のタイヤパ
ターンを、サイズ205/60R15のタイヤに適用し、
これをサイズ6JJ−15のリムに組付け、標準内圧
2.0Kg/cm2を充てんして次にのべる試験を行つた。
【表】
トレツド部の中央円周を含む平面に対する横溝
3の基準折線の交角は、 トレツド部の中央円周O−Oと中央縦溝1間に
て79゜の緩勾配 中央縦溝1と側傍縦溝2間にて46゜の急勾配側
傍縦溝2とトレツド部の側端L−L間にて74゜の
緩勾配 として、この基準折線に沿つて第1図の左半でほ
ぼS形、右側ではほぼ鏡像S形をなして両縦溝
1,2間に変曲点をもつ、湾曲形状にて横溝3を
配列した。 ブロツク面積比率については、 領域 50% 領域 57% 領域 82% であつた。 アクアプレーニング発生速度は、以上のべたト
レツドパターンになる供試タイヤのウエツトスキ
ツド試験を行つたところ、ブロツク面積比率が領
域,およびを通してほぼ一様にした同種の
比較タイヤの場合と対比して、10Km/h向上する
ことがわかつた。 またこの供試タイヤを実車に装着し5万Kmにわ
たる走行テストを行つたところ、ブロツク欠け
も、偏摩耗も殆ど生じなかつた。 (発明の効果) 以上のべたようにしてこの発明によれば、走行
路面上にて広い接地幅を生じる乗用車用タイヤに
おいて耐ウエツトスキツド特性を、ブロツク欠け
や偏摩耗を起すうれいなく有利に改善することが
できる。
3の基準折線の交角は、 トレツド部の中央円周O−Oと中央縦溝1間に
て79゜の緩勾配 中央縦溝1と側傍縦溝2間にて46゜の急勾配側
傍縦溝2とトレツド部の側端L−L間にて74゜の
緩勾配 として、この基準折線に沿つて第1図の左半でほ
ぼS形、右側ではほぼ鏡像S形をなして両縦溝
1,2間に変曲点をもつ、湾曲形状にて横溝3を
配列した。 ブロツク面積比率については、 領域 50% 領域 57% 領域 82% であつた。 アクアプレーニング発生速度は、以上のべたト
レツドパターンになる供試タイヤのウエツトスキ
ツド試験を行つたところ、ブロツク面積比率が領
域,およびを通してほぼ一様にした同種の
比較タイヤの場合と対比して、10Km/h向上する
ことがわかつた。 またこの供試タイヤを実車に装着し5万Kmにわ
たる走行テストを行つたところ、ブロツク欠け
も、偏摩耗も殆ど生じなかつた。 (発明の効果) 以上のべたようにしてこの発明によれば、走行
路面上にて広い接地幅を生じる乗用車用タイヤに
おいて耐ウエツトスキツド特性を、ブロツク欠け
や偏摩耗を起すうれいなく有利に改善することが
できる。
第1図,第2図は各別実施例のトレツド展開図
である。 1…中央縦溝、2…側傍縦溝、3…横溝、4…
ブロツク。
である。 1…中央縦溝、2…側傍縦溝、3…横溝、4…
ブロツク。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 広い幅にわたつて接地を生じるトレツド部を
有し、このトレツド部は、その中央円周を挟んで
互いに平行に延びる1対の中央縦溝と、これら中
央縦溝のトレツド部の側端からの隔たりをそれぞ
れ2分してやはり平行に延びる1対の側傍縦溝と
をトレツド主溝としてそなえ、さらにこれらトレ
ツド主溝を横切つて矢筈模様状に斜交する配列に
成る、多数の横溝をトレツド主溝と組合わせて相
互独立に区画した、ブロツクタイプパターンに成
ること、 各横構が、トレツド部の中央円周を含む平面に
対して、中央円周と中央縦溝との間および側傍縦
溝とトレツド部の側端との間でそれぞれ60〜90゜
の範囲内の緩勾配、両縦溝間では30〜60゜の範囲
内の急勾配の各交角で傾斜する折線に沿つてほぼ
S形又は鏡像S形をなして延びトレツド部の中央
円周とトレツド部の側端との中間に変曲点を有す
る湾曲形状になること、 トレツド部の中央円周とトレツド部の側端との
間を3等分した各領域毎の部分全面積に対する、
該領域内を占めるブロツクの合計表面積の比率
が、トレツド部の中央円周に近い領域にて最小と
なる、上記ブロツクの配列になること、 の結合を特徴とするウエツトスキツド抵抗性の高
い乗用車用タイヤのトレツドパターン。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58153196A JPS6045404A (ja) | 1983-08-24 | 1983-08-24 | ウェットスキッド抵抗性の高い乗用車用タイヤのトレッドパターン |
DE19843431045 DE3431045A1 (de) | 1983-08-24 | 1984-08-23 | Laufflaechenprofil fuer einen pkw-luftreifen mit hoher rutschfestigkeit auf nasser fahrbahn |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58153196A JPS6045404A (ja) | 1983-08-24 | 1983-08-24 | ウェットスキッド抵抗性の高い乗用車用タイヤのトレッドパターン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6045404A JPS6045404A (ja) | 1985-03-11 |
JPH0532243B2 true JPH0532243B2 (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=15557139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58153196A Granted JPS6045404A (ja) | 1983-08-24 | 1983-08-24 | ウェットスキッド抵抗性の高い乗用車用タイヤのトレッドパターン |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6045404A (ja) |
DE (1) | DE3431045A1 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6388506U (ja) * | 1986-11-28 | 1988-06-09 | ||
JPH07115570B2 (ja) * | 1987-03-11 | 1995-12-13 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
US4934430A (en) * | 1987-11-06 | 1990-06-19 | Bridgestone Corporation | Pneumatic radial tire |
US4934429A (en) * | 1987-11-06 | 1990-06-19 | Bridgestone Corporation | Low-section pneumatic radial tires |
JP2650040B2 (ja) * | 1988-04-28 | 1997-09-03 | 横浜ゴム株式会社 | 乗用車用空気入りタイヤ |
JP2821886B2 (ja) * | 1988-08-27 | 1998-11-05 | 横浜ゴム株式会社 | ライトトラック用空気入りタイヤ |
JPH0741774B2 (ja) * | 1988-11-11 | 1995-05-10 | 住友ゴム工業株式会社 | 自動二輪車用タイヤ |
JPH04278808A (ja) * | 1991-03-06 | 1992-10-05 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
DE19604727A1 (de) | 1996-02-09 | 1997-08-14 | Continental Ag | Fahrzeugluftreifen |
US6065517A (en) * | 1997-01-22 | 2000-05-23 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Pneumatic radial tire for heavy duty |
EP1363790B1 (en) * | 2001-02-28 | 2007-08-08 | Pirelli Tyre S.p.A. | Tyre tread for motor vehicles, particularly for snow-covered ground |
US7270163B2 (en) * | 2001-02-28 | 2007-09-18 | Pirelli Pneumatici S.P.A. | Tyre for a vehicle wheel including specific tread patterns |
JP4654761B2 (ja) * | 2005-05-18 | 2011-03-23 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
BR112014006584B1 (pt) * | 2011-09-29 | 2020-10-20 | Pirelli Tyre S.P.A | pneu para motocicletas |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB489359A (en) * | 1935-10-22 | 1938-07-22 | Hermann Schafer | Improvements in or relating to covers of non-skid pneumatic tyres |
GB738143A (en) * | 1953-06-15 | 1955-10-05 | Sigurd Ingemann Olsen | Improvements in the treads of tyres for motor vehicles |
US2770279A (en) * | 1954-01-04 | 1956-11-13 | Dealers Tire Service Inc | Vehicle tire |
JPS5342921A (en) * | 1976-09-28 | 1978-04-18 | Siemens Ag | Typewriter |
JPS55140604A (en) * | 1979-04-12 | 1980-11-04 | Dunlop Co Ltd | Tire tread |
JPS57194106A (en) * | 1981-05-11 | 1982-11-29 | Goodyear Tire & Rubber | Tire |
-
1983
- 1983-08-24 JP JP58153196A patent/JPS6045404A/ja active Granted
-
1984
- 1984-08-23 DE DE19843431045 patent/DE3431045A1/de not_active Withdrawn
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB489359A (en) * | 1935-10-22 | 1938-07-22 | Hermann Schafer | Improvements in or relating to covers of non-skid pneumatic tyres |
GB738143A (en) * | 1953-06-15 | 1955-10-05 | Sigurd Ingemann Olsen | Improvements in the treads of tyres for motor vehicles |
US2770279A (en) * | 1954-01-04 | 1956-11-13 | Dealers Tire Service Inc | Vehicle tire |
JPS5342921A (en) * | 1976-09-28 | 1978-04-18 | Siemens Ag | Typewriter |
JPS55140604A (en) * | 1979-04-12 | 1980-11-04 | Dunlop Co Ltd | Tire tread |
JPS57194106A (en) * | 1981-05-11 | 1982-11-29 | Goodyear Tire & Rubber | Tire |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3431045A1 (de) | 1985-03-14 |
JPS6045404A (ja) | 1985-03-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2650040B2 (ja) | 乗用車用空気入りタイヤ | |
JP5102711B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
US9555669B2 (en) | Pneumatic tire | |
US8496036B2 (en) | Pneumatic tire with tread having center rib, curved oblique grooves and connecting groove portions | |
JP5438719B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3110852B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
US6705366B2 (en) | Pneumatic tire including headland part | |
CN108688411B (zh) | 充气轮胎 | |
JPS62214004A (ja) | 高速用空気入りラジアルタイヤ | |
JPH10230712A (ja) | オール・シーズン乗用車用空気入りラジアル・タイヤ | |
JPH0532243B2 (ja) | ||
JPS5835881B2 (ja) | 二輪車用空気入りタイヤ | |
JP4262817B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3916453B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3851545B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPH05319023A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2003341306A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4233665B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3547186B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JP3590137B2 (ja) | 方向性傾斜ブロックを有する高運動性能空気入りタイヤ | |
JP4716551B2 (ja) | 冬用空気入りタイヤ | |
US20230031908A1 (en) | Tire | |
JP3294039B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4425247B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2021020635A (ja) | タイヤ |