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JPH0513444A - 電界効果トランジスタ - Google Patents

電界効果トランジスタ

Info

Publication number
JPH0513444A
JPH0513444A JP27524891A JP27524891A JPH0513444A JP H0513444 A JPH0513444 A JP H0513444A JP 27524891 A JP27524891 A JP 27524891A JP 27524891 A JP27524891 A JP 27524891A JP H0513444 A JPH0513444 A JP H0513444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
source
channel
fet
region
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27524891A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiichi Kamiyanagi
喜一 上柳
Yoshihisa Oishi
喜久 大石
Nobuo Kodera
信夫 小寺
Yasunari Umemoto
康成 梅本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP27524891A priority Critical patent/JPH0513444A/ja
Publication of JPH0513444A publication Critical patent/JPH0513444A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】短ゲート効果の小さい高性能のFETを提供す
る。 【構成】ソース/ドレイン領域のチャネル2に近い側の
領域20,20′の抵抗値をチャネルから遠い側の領域
19,19′の抵抗値より大きくする。それにより高抵
抗領域と半絶縁性GaAs基板との間の電界強度が減少
する結果、ソース領域から半絶縁性GaAs基板へのキ
ヤリアの注入が減少し、短ゲート効果を小さくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はショットキーゲート電界
効果トランジスタ(MESFET)に係り、特に超高速
のコンピュータや通信回路に好適な高性能FETを提供
することにある。
【0002】
【従来の技術】図1に従来の高性能FETの断面図を示
す。このFETでは半絶縁性GaAs基板1の表面部に
形成されたチャネル層2の上に形成したゲート電極3と
n+ソース/ドレイン領域4,4′とが自己整合されて
おり、寄生抵抗が低減されることにより高性能化が達成
されている。5,6はそれぞれソース/ドレイン電極で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来構
造のFETでは、図2に示すように、ゲート長7が1μ
m以下になると、ゲート長が短くなるにしたがってしき
い電圧値が負側にずれるという現象がある。これはME
SFETの短ゲート効果と称しており、原因としてはn
+ソース/ドレイン領域の接近によって、チャネル層2
の下の基板側に電子が注入され、基板を通してソース
5,ドレイン6間に電流が流れるためと考えられてい
る。また、この現象が顕著になると、ピンチオフするに
必要なゲート電圧が増加し、FETの性能劣化を生じ
る。
【0004】本発明の目的は、短ゲート効果の小さい高
性能のFETを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ソース/ド
レイン領域のチャネルに近い側の領域の抵抗値をチャネ
ルから遠い側の領域の抵抗値より大きくすることにより
達成できる。
【0006】
【作用】上記高抵抗領域を設けることにより、高抵抗領
域と半絶縁性半導体基板との間の電界強度が減少する。
その結果、ソース領域から半絶縁性半導体基板へのキャ
リアの注入が減少し、短ゲート効果を小さくできる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図3(a)乃至図3
(e)により説明する。本実施例は半絶縁性GaAs基
板上に形成した自己整合型MESFETに本発明を適用
した例であるが、基板としとはGaAsに限らず、In
P,InGaAsやGaAlAs,InGaAsP等の
化合物半導体やSiGe等の半導体を用いてもよい。
図3(a)乃至図3(e)は、本実施例の素子の作製プ
ロセスと完成時の断面構造を示す。本実施例の素子作製
にあたっては、まず図3(a)に示すように、フォトレ
ジスト膜10のパターンをマスクとしてイオン注入を行
い、半絶縁性GaAs基板1上にチャネル2を形成す
る。注入イオンとしてはSi+を使用し、注入エネルギ
ーは30KeV、ドース量はノーマリオフ型の場合2.
5×1012cm-2、ノーマリオン型の場合5.5×1012c
m-2である。10はFETの領域外をマスクするための
ホトレジスト膜である。このイオン打込み層2は、この
後アニールによって活性化する。アニールは通常行われ
ている条件(800℃,15分)でよい。雰囲気はAs
3ガスとH2ガスの混合ガスとする。
【0008】次に、ホトレジストパターン18,18′
をマスクとして第1ソース/ドレイン領域19,19′
用のイオン注入を行う。従ってこの領域19,19′は
ゲートは電極とは自己整合されていないが、ゲート電極
のない状態でアニールが可能であるため、高温でのアニ
ールができ、低抵抗の領域が形成可能となる。注入イオ
ンをSi+とし、100KeV,2×1013cm-2の注入
を行った場合、800℃,15分のアニールで130Ω
/□という低いシート抵抗が得られる(図3(b))。
但し、ゲート電極とは、マスクアライナのみで位置合わ
せを行うため、合わせ精度の裕度を見てゲート電極との
間隔を取る必要があり、1/10縮少投影露光装置を用
いた場合、約1μm離す必要がある。電子ビーム露光装
置を利用するとゲート長0.5μmとして約0.5μmず
つ離すことは容易である。この方法を採用することは任
意である。
【0009】次に、上記のチャネル層上に、ホトリソグ
ラフィプロセスを用いて耐熱金属ゲート11を形成する
(図3(c))。耐熱金属ゲート11にはCVD(熱分
解化学蒸着)で形成したWSi合金膜を用い、ホトレジ
ストのパターン(図示せず)をマスクとして反応性ドラ
イエッチングによってゲート電極を形成する。WSiの
エッチングにはNF3ガスを使用する。耐熱金属ゲート
としては上記の材料以外に、スパッタWSi,CVD−
W,スパッタW,MoSi,TiW等を使用してもよ
い。
【0010】次に、新たにイオン注入用のホトレジスト
マスク10´を形成し、これとゲート電極をマスクとし
て第2ソース/ドレイン領域20,20′用のイオン注
入を行うイオン注入条件は、Si+,60KeV,8×
1012cm-2である。またアニール条件は第一実施例と同
様750℃,20分であり、これによって400〜50
0Ω/□のシート抵抗でかつ、浅いソース/ドレイン領
域が得られる。 次に、p型層16,16′(図3
(d))を不純物イオン17注入により形成する。不純
物イオンとしてはBeを使用し、注入条件は60Ke
V,2×1018cm-2である。この時の注入層の中心深さ
は約0.16μmである。また、このドーズ量の場合、
p層は空乏化されるので容量は半絶縁性のGaAs基板
と比べて、実質的に増加しない。このイオン注入の後7
00℃,20分の条件でアニールを行う。このアニール
は、AlN等の保護膜を使用するかAsH3,ガス雰囲
気中で行う。また、フラッシュランプなどを使用した。
高温(950〜100℃)短時間(5〜30秒)のアニ
ールで活性化してもよい。また、p型層形成用の不純物
イオンとしては、MgやCを用いてもよく、同様のアニ
ールによってp型層形成が可能である。
【0011】最後に、ソース/ドレイン領域上に通常の
リフトオフプロセスによってソース/ドレイン電極5,
6を形成を経てFETを完成する(図3(e))。
【0012】本実施例によれば、図3(e)に示すよう
にソース/ドレイン領域を低抵抗領域19,19′と高
抵抗領域20,20′の2段階に形成し、短ゲート効果
を押えるとともにゲート耐圧を高めている。
【0013】また、n+ソース/ドレイン領域19,1
9′を取り囲む形にp型層16,16′を形成でき、ソ
ース領域から基板1へのキャリアの注入を防ぐことがで
きるため、より短ゲート効果の小さいFETの形成が可
能となる。
【0014】さらには、n型チャネル及びn+型ソース
/ドレイン領域用の活性化アニールの後に、p型層のア
ニールが可能なため、この層のみの活性化に必要な低温
のアニールが可能であり、アニール時のp型層の拡散が
押えられるため、しきい電圧の制御性のよい安定したプ
ロセスでFETを形成できる。
【0015】
【発明の効果】以上、実施例を用いて説明して来たよう
に、本発明によれば、耐熱ゲート金属を用いてゲート電
極とソース/ドレイン領域との自己整合されたFETに
おいて、短ゲート効果の小さい高性能のFET作製が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の自己整合型FETの断面図である。
【図2】従来の自己整合型FETの短ゲート効果を説明
する図である。
【図3】本発明の実施例のFETの作製手順を示す断面
図である。
【符号の説明】
1…半導体基板、2…チャネル層、3…ゲート電極、4
/4′,19/19′,20/20′…ソース/ドレイ
ン領域、5,6…ソース/ドレイン電極、16/16′
…p型埋込み層。
フロントページの続き (72)発明者 梅本 康成 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】半絶縁性半導体基板上に形成された電界効
    果トランジスタにおいて、ソース/ドレイン領域はチャ
    ネルに近い側の領域とチャネルから遠い側の領域とで抵
    抗値が異なっており、上記チャネルに近い側の領域の抵
    抗値の方が上記チャネルから遠い側の領域の抵抗値より
    大きいことを特徴とする電界効果トランジスタ。
JP27524891A 1991-10-23 1991-10-23 電界効果トランジスタ Pending JPH0513444A (ja)

Priority Applications (1)

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JP27524891A JPH0513444A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 電界効果トランジスタ

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JP27524891A JPH0513444A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 電界効果トランジスタ

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JP59222060A Division JP2550013B2 (ja) 1984-10-24 1984-10-24 電界効果トランジスタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0513444A true JPH0513444A (ja) 1993-01-22

Family

ID=17552762

Family Applications (1)

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JP27524891A Pending JPH0513444A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 電界効果トランジスタ

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JP (1) JPH0513444A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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