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JPH0476343B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0476343B2
JPH0476343B2 JP63080894A JP8089488A JPH0476343B2 JP H0476343 B2 JPH0476343 B2 JP H0476343B2 JP 63080894 A JP63080894 A JP 63080894A JP 8089488 A JP8089488 A JP 8089488A JP H0476343 B2 JPH0476343 B2 JP H0476343B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sic
composite
oxidation
surface layer
composite material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63080894A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01252578A (ja
Inventor
Satoharu Kuroyanagi
Motohiro Yamamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Carbon Co Ltd
Original Assignee
Tokai Carbon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Carbon Co Ltd filed Critical Tokai Carbon Co Ltd
Priority to JP63080894A priority Critical patent/JPH01252578A/ja
Publication of JPH01252578A publication Critical patent/JPH01252578A/ja
Publication of JPH0476343B2 publication Critical patent/JPH0476343B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/71Ceramic products containing macroscopic reinforcing agents
    • C04B35/78Ceramic products containing macroscopic reinforcing agents containing non-metallic materials
    • C04B35/80Fibres, filaments, whiskers, platelets, or the like
    • C04B35/83Carbon fibres in a carbon matrix

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高度の耐酸化性を有するC/C複合
材(炭素繊維強化炭素複合材)の製造方法に関す
る。
〔従来の技術〕
炭素繊維で複合強化した炭素材、すなわちC/
C複合材は、優れた耐熱耐蝕性を有するうえに軽
量で高水準の強度特性を備えているため、航空気
やロケツトの構造材をはじめ高温下に使用される
各種用途部材として有用されている。
しかし、C/C複合材は非酸化性雰囲気におい
ては2000℃を越える高温域でも安定使用が保障さ
れるものの、酸化性雰囲気中では400℃附近から
酸化損耗が生じる宿命的な欠点がある。このた
め、酸化防止策としてCVD法により表面にSiCコ
ーテイング層を形成する方法、あるいはマトリツ
クスとなる結合材中にセラミツク系物質を混入す
る方法などが提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の酸化防止策のうち、CVDによつて
SiCコーテイング層を形成する手段には、例えば
SiCl4またはSiHCl3のようなハロゲン化けい素化
合物とCH4、C3H8などの炭化水素との混合ガス、
あるいはCH3SiCl3のような炭化水素を含むハロ
ゲン化けい素化合物などをH2ガスにより加熱分
解しC/C複合材面にSiCとして直接的に沈着さ
せるデポジツト法と、例えばSiO2とCまたはSi
の混合粉末を加熱して生成させたSiOガスをC/
C複合材と接触させ基材炭素との界面反応により
表層部をSiCに転化するコンバージヨン法があ
る。ところが、デポジツト法による場合には厚い
SiCコーテイング膜の形成が難かしいうえに、プ
ラズマ暴露中などの苛酷な条件下ではコーテイン
グ膜が容易に剥離する問題点があり、他方、コン
バージヨン法では密度の高いC/C複合材に対し
て肉厚のSiC層を形成することができない難点が
ある。
また、マトリツクス結合材中にセラミツクス系
物質を混入する方法は炭素繊維に浸透する結合材
中に例えばSi、B、Ti、Al、Ta、Wなどの炭化
物の粉末もしくはウイスカーを分散させて複合成
形するものであるが、この方法による場合にはマ
トリツクスあるいは炭素繊維を完全にセラミツク
ス化することに困難性があり、高い耐酸化性を期
待することはできない。
本発明は上記の課題を解決するためになされた
ので、その目的とするところはC/C複合材の表
層部に肉厚で高密度の耐酸化SiC層を形成しよう
とするところにある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために本発明により提供さ
れる耐酸化性C/C複合材の製造方法は、炭素繊
維に炭化性結合材を浸透したプリプレグシートを
積層成形したのち焼成処理するC/C複合材の製
造方法において、積層成形過程で表層に近いプリ
プレグシートの層間にSiCのウイスカーシートを
介在させ、更に焼成処理したC/C複合材を1800
〜2000℃の高温下でSiOと反応させて表層部を
SiCに転化することを構成上の特徴とする。
強化材となる炭素繊維には高強度、高弾性率の
ポリアクリルニトリル系炭素繊維が好適に用いら
れ、平織、朱子織のような織布のほかフエルト、
トウなどの形態で使用に供される。一方、マトリ
ツクスとなる炭化性結合材としては、フエノール
系、フラン系に属する高炭化性の熱硬化樹脂プレ
ポリマー、あるいはタールピツチが使用される。
通常のC/C複合材は、炭化性結合材を含浸、
塗布等の手段によつて浸透した炭素繊維(プリプ
レグシート)を所定枚数積層して熱圧成形したの
ち結合材成分を焼成炭化するプロセスにより製造
されるが、本発明においては積層成形の時点で表
層に近いプリプレグシートの層間にSiCウイスカ
ーシートを介在させることが第1の要件となる。
表層に近いプリプレグシートの層間とは、プリプ
レグシートを積層する際の外層部分に位置する数
層を指すが、最も効果的な層間はプリプレグシー
トの外側から第1層と第2層の間および第2層と
第3層の間である。この層間に介在させるSiCウ
イスカーシートには、直径0.1〜5μm、長さ10〜
500μmのSiC針状単結晶を液媒に均一分散させ抄
紙法あるいは過法によつて厚さ約0.1〜0.5mmの
薄膜状に形成されたシートが用いられ、そのまま
もしくは適用する炭化性結合材を同一物質を予め
浸透したうえで供用される。
SiCウイスカーシートを所定層間に介在させて
積層したプリプレグシートは常法により加熱下に
プレスしてFRP中間体に成形する。次いで、
FRP中間体を非酸化性雰囲気中700℃以上の温度
に焼成して結合材成分を完全に炭化することによ
りC/C複合基材を得る。
このようにして焼成処理された材料は組織密度
が十分に高くないので、更に炭化性樹脂液を含浸
し、再焼成する工程を複数回反復してC/C複合
基材の緻密化を図ることが望ましい。この場合、
炭化性樹脂液の含浸は、真空加圧化におこなうこ
とが効果的である。
本発明の第2の要件は、焼成処理されたC/C
複合基材の表層部をコンバージヨン法によりSiC
に転化することである。この操作は、SiO2とC
またはSiのような還元材料を配合した混合粉末を
加熱してSiOガスを発生させ、これを1800〜2000
℃に加熱されたC/C複合基材と接触させて反応
を起し、表層部の炭素基材をSiCに転化すること
によつておこなわれる。
〔作 用〕
上記した本発明の製造方法によれば、表層部分
のC/C層もSiOとの反応により最終的にSiCに
転化するから、これが積層成形時に介在させた
SiCウイスカーシートの層と一体となつて肉厚で
緻密のSiC被膜を形成することができる。また、
SiCウイスカーシート層は高温における酸素原子
の拡散を抑制する作用を営むから、肉厚で緻密な
SiC被膜形成による作用と相俟つてC/C複合材
の酸化損耗を効果的に防止するために有効機能す
る。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例および比較例に基づいて
説明する。
実施例 1 ポリアクリルニトリル系の高強度高弾性炭素繊
維〔東邦レーヨン(株)製〕で構成された織布に炭化
性結合材としてフエノール樹脂初期縮合物〔大日
本インキ(株)製、“p5900”〕を塗布し、48時間風乾
してプリプレグシート(厚さ0.38mm)を作製し
た。
一方、直径0.4〜0.7μm、長さ20〜50μmのβ−
SiCウイスカー〔東海カーボン(株)製、“トーカウ
イスカー”〕から分散液過法により得たVf30
%、厚さ0.2mmのSiCウイスカーシートを準備し
た。
プリプレグシートを14枚積層し、その上下第1
層と第2層の間にSiCウイスカーシートを介在さ
せた状態でモールドに入れ、加熱温度110℃、適
用圧力20Kg/cm2の条件で成形した。成形物はモー
ルドから取り出し、250℃の温度で完全に硬化し
た。得られたFRP中間体をN2雰囲気の焼成炉に
詰め、5℃/hrの速度で昇温し、1000℃で5時間
焼成処理して結合材を炭化した。焼成体に結合材
と同一のフエノール樹脂初期縮合物を真空加圧下
に含浸し、上記と同様にして1000℃の温度で再焼
成する処理を3回反復して基材組織の緻密化を図
つた。次いで、N2雰囲気炉で常温から1900℃ま
で30℃/hrの昇温速度により熱処理し、縦横150
mm、厚さ5.4mm、炭素繊維Vf60%のC/C複合基
材を得た。
C/C複合基材を次いで反応チヤンバー内にセ
ツトして1850℃に保持し、SiO2とSiの混合粉末
を加熱して発生させたSiOガスを3時間に亘り接
触させて表層部分をSiCに転化した(コンバージ
ヨン法)。形成されたSiC層の厚さは400μmであ
つた。
このようにして製造されたC/C複合材につ
き、空気中、1000℃で30分間加熱処理し酸化によ
る重量減少率を測定したところ、1.3%であつた。
これは本発明の要件を適用しないで作成した従来
製法によるC/C複合材の同重量減少率が23.0%
であつたのに比べ耐酸化性能が大幅に向上するこ
とを示すものであつた。
比較例 1 実施例1と同一の材料と条件を用い、SiCウイ
スカーシートを介在せずにC/C複合材を製造し
た。この場合のSiC層厚は200μmであつた。得ら
れたC/C複合材につき実施例1と同様の酸化消
耗テストを実施した。その結果、重量減少率は
5.2%であつた。
比較例 2 実施例1と同一の材料と条件を用いC/C複合
基材を作製した。ついでC/C複合基材を反応チ
ヤンバーにセツトし、1300℃に保持しながら
CH3SiCl3を2%モル比H2ガスに担持させて60分
間流入した(デポジツト法)。このようにしてデ
ポジツト法によりC/C複合基材の表面に厚さ
30μmのSiC膜を形成した。得られたC/C複合
材につき実施例1と同様にして酸化消耗テストを
おこなつたところ、重量減少率は16.3%であり本
発明より劣るものであつた。
〔発明の効果〕
本発明によればC/C複合材の表層部に肉厚で
高密度のSiC層を形成することができるから酸化
防止性能を著るしく向上することができる。した
がつて、苛酷な高温酸化雰囲気に曝される分野へ
の適用が可能となるから広汎な用途部材として活
用が期待できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 炭素繊維に炭化性結合材を浸透したプリプレ
    グシートを積層成形したのち焼成処理するC/C
    複合材の製造方法において、積層成形過程で表層
    に近いプリプレグシートの層間にSiCウイスカー
    シートを介在させ、更に焼成処理したC/C複合
    基材を1800〜2000℃の高温下でSiOと反応させて
    表層部をSiCに転化することを特徴とする耐酸化
    性C/C複合材の製造方法。 2 焼成処理したC/C複合基材に炭化性樹脂液
    を含浸し再焼成する工程を反復する請求項1記載
    の耐酸化性C/C複合材の製造方法。
JP63080894A 1988-04-01 1988-04-01 耐酸化性c/c複合材の製造方法 Granted JPH01252578A (ja)

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