JPH0451054A - 静電記録装置 - Google Patents
静電記録装置Info
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- JPH0451054A JPH0451054A JP15934890A JP15934890A JPH0451054A JP H0451054 A JPH0451054 A JP H0451054A JP 15934890 A JP15934890 A JP 15934890A JP 15934890 A JP15934890 A JP 15934890A JP H0451054 A JPH0451054 A JP H0451054A
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Landscapes
- Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、記録ヘッドと記録媒体とを接触させずに静電
記録画像を形成する非接触式静電記録装置に関するもの
である。
記録画像を形成する非接触式静電記録装置に関するもの
である。
従来、静電記録装置の一つとして、マルチスタイラスプ
リンタがよく知られている。このマルチスタイラスプリ
ンタは、多数の針状の記録電極を主走査方向へ微小等間
隔に並べて記録ヘッドを構成し、記録信号に応じて各針
状電極に電圧を選択的に印加し、用紙上に直接放電を行
なって静電潜像を形成するものである。この場合、用紙
上に電荷を容易且つ安定的に保持できる様に、高電気抵
抗剤を塗布した特殊紙を使用する。しかし、この様な特
殊紙は、船艇やペンによる記入性が悪く、又、湿度等の
環境条件に依って変質するから保存性にも問題があり、
事務用の用紙としては好ましくない。
リンタがよく知られている。このマルチスタイラスプリ
ンタは、多数の針状の記録電極を主走査方向へ微小等間
隔に並べて記録ヘッドを構成し、記録信号に応じて各針
状電極に電圧を選択的に印加し、用紙上に直接放電を行
なって静電潜像を形成するものである。この場合、用紙
上に電荷を容易且つ安定的に保持できる様に、高電気抵
抗剤を塗布した特殊紙を使用する。しかし、この様な特
殊紙は、船艇やペンによる記入性が悪く、又、湿度等の
環境条件に依って変質するから保存性にも問題があり、
事務用の用紙としては好ましくない。
又、針状電極先端と用紙表面との間隔が大きいと、放電
電界が広がって形成するドツトが大きくなり、高解像度
の記録画像を得ることが難しい。
電界が広がって形成するドツトが大きくなり、高解像度
の記録画像を得ることが難しい。
その為、用紙表面にギャップ材を設け、そのギャップ材
と針状電極先端を摺接させることにより微小な間隙を確
保している。然るに、この方式による場合、針状電極先
端が摩耗するという問題がある。
と針状電極先端を摺接させることにより微小な間隙を確
保している。然るに、この方式による場合、針状電極先
端が摩耗するという問題がある。
そこで、普通紙を用いることができ、且つ、画像媒体と
記録電極先端との微小間隔を正確に確保できる方式とし
て、−旦、ドラム状の中間記録媒体上にトナー画像を形
成し、そのトナー画像を用紙上に転写する方式が用いら
れている。この方式による場合、中間記録媒体を用いる
為に装置が大型化する傾向がある。
記録電極先端との微小間隔を正確に確保できる方式とし
て、−旦、ドラム状の中間記録媒体上にトナー画像を形
成し、そのトナー画像を用紙上に転写する方式が用いら
れている。この方式による場合、中間記録媒体を用いる
為に装置が大型化する傾向がある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので
あって、普通紙を使用でき、且つ、高解像度で鮮明な画
像を安定して得ることが可能な小型で耐久性に優れた静
電記録装置を提供することを目的とする。
あって、普通紙を使用でき、且つ、高解像度で鮮明な画
像を安定して得ることが可能な小型で耐久性に優れた静
電記録装置を提供することを目的とする。
上記目的は、表面が現像剤搬送路となる現像剤担持部材
と、前記現像剤担持部材表面に沿って現像剤を搬送する
現像剤搬送手段と、前記現像剤担持部材表面に所定の間
隔で互いに電気的絶縁を保って並列設置した複数の記録
電極と、前記記録電極に所定の間隙を保って対向配置し
た円筒電極と、各前記記録電極に記録情報に応じた記録
電圧を印加する記録電極駆動手段と、前記円筒電極へバ
イアス電圧を印加するバイアス電源と、前記記録電圧と
前記バイアス電圧を制御する電圧制御手段とを有し、前
記電圧制御手段は前記記録電圧を印加する記録時間外に
前記記録電極側の現像剤を前記円筒電極に強制的に転移
させるクリーニング電圧を印加することを特徴とする静
電記録装置を提供することにより、達成される。
と、前記現像剤担持部材表面に沿って現像剤を搬送する
現像剤搬送手段と、前記現像剤担持部材表面に所定の間
隔で互いに電気的絶縁を保って並列設置した複数の記録
電極と、前記記録電極に所定の間隙を保って対向配置し
た円筒電極と、各前記記録電極に記録情報に応じた記録
電圧を印加する記録電極駆動手段と、前記円筒電極へバ
イアス電圧を印加するバイアス電源と、前記記録電圧と
前記バイアス電圧を制御する電圧制御手段とを有し、前
記電圧制御手段は前記記録電圧を印加する記録時間外に
前記記録電極側の現像剤を前記円筒電極に強制的に転移
させるクリーニング電圧を印加することを特徴とする静
電記録装置を提供することにより、達成される。
以下、本発明の実施例について、第1図乃至第10図に
基づき詳細に説明する。
基づき詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例としての記録装置の全体構成
を示す模式的断面図である。同図において、1は普通紙
のカット用紙Pを積載収納した給紙カセットであり、機
体側方に挿脱自在に装着しである。挿着した給紙カセッ
ト1の先端部上方には、給紙コロ1aが矢印方向に駆動
回転可能に配設しである。給紙コロ1aの前方には、絶
縁部材よりなる上、下搬送ガイド板2a+ 2bで画定
される用紙搬入経路を形成しである。この用紙搬入経路
中には、待機ロール対3を配設してあり、給紙コロla
により繰り出された用紙Pの進行を一旦停止させて搬送
姿勢を整えた後、下流側の画像転写部Tへ後述する記録
画像の到達タイミングと同期する様に再給送する。
を示す模式的断面図である。同図において、1は普通紙
のカット用紙Pを積載収納した給紙カセットであり、機
体側方に挿脱自在に装着しである。挿着した給紙カセッ
ト1の先端部上方には、給紙コロ1aが矢印方向に駆動
回転可能に配設しである。給紙コロ1aの前方には、絶
縁部材よりなる上、下搬送ガイド板2a+ 2bで画定
される用紙搬入経路を形成しである。この用紙搬入経路
中には、待機ロール対3を配設してあり、給紙コロla
により繰り出された用紙Pの進行を一旦停止させて搬送
姿勢を整えた後、下流側の画像転写部Tへ後述する記録
画像の到達タイミングと同期する様に再給送する。
待機ロール対3下流側の画像転写部Tには、転写帯電器
4を像担持体を兼ねる円筒電極Sに対向配置しである。
4を像担持体を兼ねる円筒電極Sに対向配置しである。
本例では、円筒電極5を矢印aで示す反時計回り方向に
駆動回転させる。この円筒電極5には、後述する様に本
例では負(−)の摩擦帯電極性を備えた現像剤を使用す
るから、負極性の直流電圧に交流電圧を重畳して得られ
る交流バイアス電圧を出力可能な交流バイアス電源5a
を接続しである。この場合、交流バイアス電圧の周波数
は10kHz以上とする。この様に、円筒電極に対して
高周波数の交流バイアス電圧を印加することにより、地
汚れが無く画像濃度かが充分に確保された記録画像を得
ることができる。その理由については、後述する記録動
作の説明において明らかにする。
駆動回転させる。この円筒電極5には、後述する様に本
例では負(−)の摩擦帯電極性を備えた現像剤を使用す
るから、負極性の直流電圧に交流電圧を重畳して得られ
る交流バイアス電圧を出力可能な交流バイアス電源5a
を接続しである。この場合、交流バイアス電圧の周波数
は10kHz以上とする。この様に、円筒電極に対して
高周波数の交流バイアス電圧を印加することにより、地
汚れが無く画像濃度かが充分に確保された記録画像を得
ることができる。その理由については、後述する記録動
作の説明において明らかにする。
円筒電極5の反対側の周面には、後述する記録画像形成
ニレツ)Uを対向設置しである。この記録画像形成ユニ
ットUにより円筒電極5表面にトナー記録画像が形成さ
れ、円筒電極5の回転と共にトナー記録画像が画像転写
部Tへ搬送され、再給送されて(る用紙上に転写される
。記録画像形成ユニットUの構成については、後桟詳細
に説明する。
ニレツ)Uを対向設置しである。この記録画像形成ユニ
ットUにより円筒電極5表面にトナー記録画像が形成さ
れ、円筒電極5の回転と共にトナー記録画像が画像転写
部Tへ搬送され、再給送されて(る用紙上に転写される
。記録画像形成ユニットUの構成については、後桟詳細
に説明する。
画像転写部Tの下流側には、分離爪6を先端を円筒電極
周面に圧接させて配設しである。そして、分離爪6の下
流側には、エアーサクシ蘇ン方式の搬送ベルト7が水平
方向に張設されており、記録画像の転写を終え分離爪6
により円筒電極5周面から分離された用紙の裏面を吸引
しつつその前方に設けられている定着器8に向けて搬送
する。定着器8は加熱ロール8aと圧接ロール8bから
成り、両ロール間に用紙を挾持し搬送する際にトナー像
を熱定着する。定着を終えた用紙は、排出口9から画像
面を下にしたフェイスダウン状態で排紙トレイ10上に
排出積載される。
周面に圧接させて配設しである。そして、分離爪6の下
流側には、エアーサクシ蘇ン方式の搬送ベルト7が水平
方向に張設されており、記録画像の転写を終え分離爪6
により円筒電極5周面から分離された用紙の裏面を吸引
しつつその前方に設けられている定着器8に向けて搬送
する。定着器8は加熱ロール8aと圧接ロール8bから
成り、両ロール間に用紙を挾持し搬送する際にトナー像
を熱定着する。定着を終えた用紙は、排出口9から画像
面を下にしたフェイスダウン状態で排紙トレイ10上に
排出積載される。
以上の如く、本例の記録装置においては、用紙の給紙か
ら排紙に至る全用紙搬送経路が略ストレート状に形成さ
れている為、通紙動作が全般的に滑らかであり、画像不
良やジャム等の通紙不良が発生し難い。又、記録装置に
とって好ましいページ揃えが不要なフェイスダウン排紙
状態を上述のストレート通紙経路で得ることができると
いう利点も備えている。
ら排紙に至る全用紙搬送経路が略ストレート状に形成さ
れている為、通紙動作が全般的に滑らかであり、画像不
良やジャム等の通紙不良が発生し難い。又、記録装置に
とって好ましいページ揃えが不要なフェイスダウン排紙
状態を上述のストレート通紙経路で得ることができると
いう利点も備えている。
ここで、記録画像形成ユニツ)Uの詳細な構成について
説明する。
説明する。
記録画像形成ユニツ)Uは、大略、現像剤を貯留するユ
ニット容器11内の底部に撹拌ロール12と供給ロール
13を駆動回転可能に配設し、画像記録手段と現像剤搬
送手段を一体化した記録ユニットUwを、円筒電極5周
面に向けて開いた容器11の開口11aにその記録ヘッ
ド部が位置する姿勢で配設して成る。本例では、現像剤
として、少なくとも絶縁性樹脂、磁性微粉末及び着色剤
粒子を含有する一成分現像剤で、負(−)の摩擦帯電特
性を備えた絶縁性磁性トナーを使用する。尚、現像剤と
しては、磁性体キ中リヤと絶縁性トナーを所定の割合で
混合した二成分現像剤も使用できる。
ニット容器11内の底部に撹拌ロール12と供給ロール
13を駆動回転可能に配設し、画像記録手段と現像剤搬
送手段を一体化した記録ユニットUwを、円筒電極5周
面に向けて開いた容器11の開口11aにその記録ヘッ
ド部が位置する姿勢で配設して成る。本例では、現像剤
として、少なくとも絶縁性樹脂、磁性微粉末及び着色剤
粒子を含有する一成分現像剤で、負(−)の摩擦帯電特
性を備えた絶縁性磁性トナーを使用する。尚、現像剤と
しては、磁性体キ中リヤと絶縁性トナーを所定の割合で
混合した二成分現像剤も使用できる。
第2図は、記録ユニットUwとその周辺部材を示す模式
的断面図である。本例の記録ユニットUwNは、断面が
長円形で紙面垂直方向に延びる柱体をなしており、鉄、
ニッケル、パーマロイ等の高透磁率部材から成る基体1
4の外周面の一部を除いた領域に、非磁性材料から成り
表面が磁性トナーdの搬送路となる外被部材15を被覆
してなる。基体14の外被部材15で覆った周表面には
、断面がV字形をなす多数の凹部溝14aを、基体長手
軸方向(紙面垂直方向)に沿って平行に等間隔で凹設形
成しである。尚、第2FllJでは、計12個の凹部溝
14aだけを図示しであるが、実際はそれより多くの凹
部#14aを密に形成しである。
的断面図である。本例の記録ユニットUwNは、断面が
長円形で紙面垂直方向に延びる柱体をなしており、鉄、
ニッケル、パーマロイ等の高透磁率部材から成る基体1
4の外周面の一部を除いた領域に、非磁性材料から成り
表面が磁性トナーdの搬送路となる外被部材15を被覆
してなる。基体14の外被部材15で覆った周表面には
、断面がV字形をなす多数の凹部溝14aを、基体長手
軸方向(紙面垂直方向)に沿って平行に等間隔で凹設形
成しである。尚、第2FllJでは、計12個の凹部溝
14aだけを図示しであるが、実際はそれより多くの凹
部#14aを密に形成しである。
各回部溝14aの長さは、外被部材15周表面上に画定
しである搬送経路の幅よりも長く設定しである。
しである搬送経路の幅よりも長く設定しである。
各回部溝14a内には、導線leaを埋め込み敷設し、
励磁コイルの一部としてのフィル部16を夫々形成しで
ある。このコイル部16を、第3図(a)に示す様に、
本例ではA、Bの2組に分け、各組のコイル部16A、
16Bをl個おきに配置しである。この場合、第3図(
b)に示す様に、同じ組において他の組の1個のコイル
部16をおいて隣合う一対のフィル部16.16(例え
ばコイル部16B1をおいた連続する奇数番目と偶数番
目のコイル部16A1と16A2)は、同一導線16a
を1個おきの1対の凹部溝14a、14aに亘って所定
方向に多数回巻きつけて形成しである。従って、同じ組
において1個おきで隣合う一対のコイル部16.16の
導線18aの走行方向(コイルの巻線方向に基づく)は
、互いに逆方向となる。
励磁コイルの一部としてのフィル部16を夫々形成しで
ある。このコイル部16を、第3図(a)に示す様に、
本例ではA、Bの2組に分け、各組のコイル部16A、
16Bをl個おきに配置しである。この場合、第3図(
b)に示す様に、同じ組において他の組の1個のコイル
部16をおいて隣合う一対のフィル部16.16(例え
ばコイル部16B1をおいた連続する奇数番目と偶数番
目のコイル部16A1と16A2)は、同一導線16a
を1個おきの1対の凹部溝14a、14aに亘って所定
方向に多数回巻きつけて形成しである。従って、同じ組
において1個おきで隣合う一対のコイル部16.16の
導線18aの走行方向(コイルの巻線方向に基づく)は
、互いに逆方向となる。
尚、コイル部1θを3M以上のm&lに分ける場合は1
各組のコイル部は(m−1)個おきの配置となり、導線
leaを(m−1)個おきの一対の凹部溝14a、14
aに亘って巻回し、同じ組の一対のコイル部を形成する
。
各組のコイル部は(m−1)個おきの配置となり、導線
leaを(m−1)個おきの一対の凹部溝14a、14
aに亘って巻回し、同じ組の一対のコイル部を形成する
。
上述の様に構成したA組のフィル部4AとB組のコイル
部4Bに対し、第4図に示す様にπ/2だけ位相をずら
せた2種類(2相)の交番電流AllB 1^= I sin (ωt) ・・・・・・・・
・・・・ (1)ia=Isin(ωt+z/2)++
+++ (2)を、夫々通電する。
部4Bに対し、第4図に示す様にπ/2だけ位相をずら
せた2種類(2相)の交番電流AllB 1^= I sin (ωt) ・・・・・・・・
・・・・ (1)ia=Isin(ωt+z/2)++
+++ (2)を、夫々通電する。
各コイル部16へ上述の様に交番電流を通電することに
より、基体14における各凹部溝14B間の各仕切り部
14bには、第5図に示す様な通電電流に対応した磁界
が励磁される。第5図は、スリーブ2表面における励磁
磁界分布の時間的変化を示すグラフ図である。同グラフ
図では、縦軸が励磁磁界のスリーブ半径方向成分Hrを
表し、横軸がスリーブ2表面上の位置を表している。尚
、Tは、通電する交番電流の周期である。本例では、前
述した様に各組における奇数番目と偶数番目の各コイル
部16(例えば1BAIと16A2)における導線の走
行方向が逆になっている。従って、同経のコイル部16
に同位相の交番電流を流せば、奇数番目と偶数番目の各
コイル部1θにより励磁される磁界の方向が互いに逆方
向となる。その結果、スリーブ2表面上に形成される磁
界の分布曲線も、第5図に示す様に交番電流に対応した
波形を描いている。そして、この波形磁界は交番電流と
同様に周期Tで変化するから、結果的に図中凸方向に進
行する進行波磁界を形成することになる。
より、基体14における各凹部溝14B間の各仕切り部
14bには、第5図に示す様な通電電流に対応した磁界
が励磁される。第5図は、スリーブ2表面における励磁
磁界分布の時間的変化を示すグラフ図である。同グラフ
図では、縦軸が励磁磁界のスリーブ半径方向成分Hrを
表し、横軸がスリーブ2表面上の位置を表している。尚
、Tは、通電する交番電流の周期である。本例では、前
述した様に各組における奇数番目と偶数番目の各コイル
部16(例えば1BAIと16A2)における導線の走
行方向が逆になっている。従って、同経のコイル部16
に同位相の交番電流を流せば、奇数番目と偶数番目の各
コイル部1θにより励磁される磁界の方向が互いに逆方
向となる。その結果、スリーブ2表面上に形成される磁
界の分布曲線も、第5図に示す様に交番電流に対応した
波形を描いている。そして、この波形磁界は交番電流と
同様に周期Tで変化するから、結果的に図中凸方向に進
行する進行波磁界を形成することになる。
即ち、第3図(a)において、全コイル部16によりス
リーブ2表面に形成された波形磁界が、外被部材15表
面に沿って反時計回り方向イヘ所定速度で進行すること
になる。その結果、進行波磁界の進行方向イとは逆の時
計回り方向口に磁性トナーを搬送することができる。こ
の場合、第2図に示す様に、磁性トナーdは進行波磁界
の磁力線に対応したトナーの穂を形成しつつ搬送される
。
リーブ2表面に形成された波形磁界が、外被部材15表
面に沿って反時計回り方向イヘ所定速度で進行すること
になる。その結果、進行波磁界の進行方向イとは逆の時
計回り方向口に磁性トナーを搬送することができる。こ
の場合、第2図に示す様に、磁性トナーdは進行波磁界
の磁力線に対応したトナーの穂を形成しつつ搬送される
。
第2図に戻って、本例では、基体14を2個に接離可能
に分割し、分割基体14A、14Bを接合した状態で内
部空間Sが形成される構成となっている。各分割基体1
4A、14Bには、個々に外被部材15A、15Bを被
設しである。そして、平坦なトナー搬送路を形成する為
、両外被部材15人。
に分割し、分割基体14A、14Bを接合した状態で内
部空間Sが形成される構成となっている。各分割基体1
4A、14Bには、個々に外被部材15A、15Bを被
設しである。そして、平坦なトナー搬送路を形成する為
、両外被部材15人。
15Bの接合部にブリッジ部材17を架設しである。
トナー搬送路の上流側には、トナーの穂を適正な長さに
規制してトナー層を形成するためのドクタブレード18
を配設しである。本例のドクタブレード18は、先端を
外被部材15B表面に近接させた姿勢で、ユニット容器
11の側壁に固着しである。ドクタブレード18の下流
側で外被部材15Aの周表面が円筒電極5表面に微小間
隙を保って最近接する位置が記録部Wとなり、ここで磁
性トナーdを入力記録データに応じて円筒電極5表面へ
選択的に転移させ、トナー記録画像を形成する。記録部
Wより下流側には、掻取り板19を、先端を外被部材1
5A表面に圧接させた姿勢で配設しである。この掻取り
板19により、記録部Wで使用されずに搬送されてきた
残留磁性トナーd’ を掻き落とす。
規制してトナー層を形成するためのドクタブレード18
を配設しである。本例のドクタブレード18は、先端を
外被部材15B表面に近接させた姿勢で、ユニット容器
11の側壁に固着しである。ドクタブレード18の下流
側で外被部材15Aの周表面が円筒電極5表面に微小間
隙を保って最近接する位置が記録部Wとなり、ここで磁
性トナーdを入力記録データに応じて円筒電極5表面へ
選択的に転移させ、トナー記録画像を形成する。記録部
Wより下流側には、掻取り板19を、先端を外被部材1
5A表面に圧接させた姿勢で配設しである。この掻取り
板19により、記録部Wで使用されずに搬送されてきた
残留磁性トナーd’ を掻き落とす。
外被部材15Aの表面上で、記録部Wからトナー搬送方
向口に対して上流側の領域には、記録電極シート20を
被着敷設しである。本例の記録電極シート20は、第6
図に示す様に、可視性印刷回路基板(FPC)で構成し
てあり、シート長手方向に互いに平行に延びる複数の記
録電極線20aを、ベースフィルム2Ob上にシート幅
方向(トナー搬送路幅方向:主走査方向)へ所定の微細
ピッチで並列に延在形成しである。この記録電極線20
aの数は、主走査1ライン分の最大データ数に対応させ
である。本例では、多数の記録電極線20aを、40μ
mの間隔を保って86μmピッチ(300DPI)の密
度で、エツチング加工によりパターン形成しである。
向口に対して上流側の領域には、記録電極シート20を
被着敷設しである。本例の記録電極シート20は、第6
図に示す様に、可視性印刷回路基板(FPC)で構成し
てあり、シート長手方向に互いに平行に延びる複数の記
録電極線20aを、ベースフィルム2Ob上にシート幅
方向(トナー搬送路幅方向:主走査方向)へ所定の微細
ピッチで並列に延在形成しである。この記録電極線20
aの数は、主走査1ライン分の最大データ数に対応させ
である。本例では、多数の記録電極線20aを、40μ
mの間隔を保って86μmピッチ(300DPI)の密
度で、エツチング加工によりパターン形成しである。
上述の様に構成した記録電極シート20は、第6図に示
す様に、ブリッジ部材17の下方に潜らせ、分割基体1
4A、14Bの接合面を通って内部空間Sまで敷設しで
ある。内部空間S内には、各記録電極線20aを駆動す
る複数個の駆動回路素子21を配設しである。これら駆
動回路素子21に、上述した記録電極シート20の記録
電極線20aを適切な本数づつに分けて夫々接続しであ
る。
す様に、ブリッジ部材17の下方に潜らせ、分割基体1
4A、14Bの接合面を通って内部空間Sまで敷設しで
ある。内部空間S内には、各記録電極線20aを駆動す
る複数個の駆動回路素子21を配設しである。これら駆
動回路素子21に、上述した記録電極シート20の記録
電極線20aを適切な本数づつに分けて夫々接続しであ
る。
各駆動回路素子21からは、入力配線回路22を分割基
体14A、14Bの他方の接合面から記録ユニットUw
外へ引き出しである。入力配線回路22は、前述した記
録制御部Cに接続しである。従って、駆動回路素子21
は、図外の記録装置全体の記録動作を制御する記録制御
部に接続しである。
体14A、14Bの他方の接合面から記録ユニットUw
外へ引き出しである。入力配線回路22は、前述した記
録制御部Cに接続しである。従って、駆動回路素子21
は、図外の記録装置全体の記録動作を制御する記録制御
部に接続しである。
ここで、本例の記録装置における記録画像形成動作につ
いて説明する。
いて説明する。
第2図において、励磁フィルに前述した様な交番電流を
通電すると、記録ユニー) トU wの励磁コイルを配
設した領域の外周面上には、矢印イ方向に移動する進行
波磁界が形成され、磁性トナーdが穂(トナーチェーン
)を形成しつつその反対の矢印口方向に搬送される。搬
送される磁性トナーdは、ドクタブレード18により所
定の厚さに穂切り規制された後、記録部Wへ搬送される
。この際に、磁性トナーdは負極性に摩擦帯電される。
通電すると、記録ユニー) トU wの励磁コイルを配
設した領域の外周面上には、矢印イ方向に移動する進行
波磁界が形成され、磁性トナーdが穂(トナーチェーン
)を形成しつつその反対の矢印口方向に搬送される。搬
送される磁性トナーdは、ドクタブレード18により所
定の厚さに穂切り規制された後、記録部Wへ搬送される
。この際に、磁性トナーdは負極性に摩擦帯電される。
記録部Wでは、各記録電極線20aと円筒電極5表面が
微小間隙を介して対向しており、この微小間隙はギャッ
プ材等を設けなくても正確且つ安定的に確保されるから
、高解像度の記録画像を非接触方式で安定して得ること
ができる。そして、その微小間隙に記録情報に応じて電
界が形成され、先端部を円筒電極5周表面に接触させつ
つ搬送されるトナーチェーンの磁性トナーdを円筒電極
5周表面へ選択的に付着させてトナー記録画像を形成す
る。そのトナー記録画像は、以下の様にして形成される
。
微小間隙を介して対向しており、この微小間隙はギャッ
プ材等を設けなくても正確且つ安定的に確保されるから
、高解像度の記録画像を非接触方式で安定して得ること
ができる。そして、その微小間隙に記録情報に応じて電
界が形成され、先端部を円筒電極5周表面に接触させつ
つ搬送されるトナーチェーンの磁性トナーdを円筒電極
5周表面へ選択的に付着させてトナー記録画像を形成す
る。そのトナー記録画像は、以下の様にして形成される
。
第7図(a)は、記録電極線20aに印加する記録電圧
Vsと、円筒電極5に印加する交流バイアス電圧Vdと
の関係を示すタイミングチャート図である。円筒電極5
には、交流バイアス電源5aにより、本例で使用する磁
性トナーdの帯電極性が負であるから、0Vと一50V
をピークとする周波数が10kHz以上の交流バイアス
電圧Vdを印加する。この交流バイアス電圧Vdは、高
周波の交流電圧と負極性の直流電圧を重畳することによ
り得られる。
Vsと、円筒電極5に印加する交流バイアス電圧Vdと
の関係を示すタイミングチャート図である。円筒電極5
には、交流バイアス電源5aにより、本例で使用する磁
性トナーdの帯電極性が負であるから、0Vと一50V
をピークとする周波数が10kHz以上の交流バイアス
電圧Vdを印加する。この交流バイアス電圧Vdは、高
周波の交流電圧と負極性の直流電圧を重畳することによ
り得られる。
一方、記録電極線20aに対しては、駆動回路素子21
が、入力される記録データに応じて本例では一200V
(オン電圧)と0V(オフ電圧)の間で変化する記録
電圧Vsを印加する。この場合、駆動回路素子21に入
力される1ビツトの記録データが“H”のときに、対応
する記録電極線20aへ一200vのオン電圧が印加さ
れる。これにより、円筒電極5から記録電極120aに
向けて200v〜150Vの電位差が形成される。
が、入力される記録データに応じて本例では一200V
(オン電圧)と0V(オフ電圧)の間で変化する記録
電圧Vsを印加する。この場合、駆動回路素子21に入
力される1ビツトの記録データが“H”のときに、対応
する記録電極線20aへ一200vのオン電圧が印加さ
れる。これにより、円筒電極5から記録電極120aに
向けて200v〜150Vの電位差が形成される。
負極性に帯電した磁性トナーdは電位の高い方へ引き付
けられるから、間隔が最も狭く電界が最大となる記録部
Wにおいて、−200Vの電圧を印加した記録電極線2
Oa上を移動するトナーチェーンの磁性トナーdだけが
選択的に円筒電極5表面に付着し、黒ドツトを形成する
。
けられるから、間隔が最も狭く電界が最大となる記録部
Wにおいて、−200Vの電圧を印加した記録電極線2
Oa上を移動するトナーチェーンの磁性トナーdだけが
選択的に円筒電極5表面に付着し、黒ドツトを形成する
。
1ビツトの記録データが“L”の場合は、記録電極線2
0aに本例では0Vのオフ電圧が印加される。その結果
、円筒電極5からその対応記録電極線20aに見た電位
差はOv〜−50Vとなり、負極性の磁性トナーdは電
位の低い円筒電極5表面に付着せず、トナーチェーンと
して保持されたまま下流側へ移動する。
0aに本例では0Vのオフ電圧が印加される。その結果
、円筒電極5からその対応記録電極線20aに見た電位
差はOv〜−50Vとなり、負極性の磁性トナーdは電
位の低い円筒電極5表面に付着せず、トナーチェーンと
して保持されたまま下流側へ移動する。
上述の様に円筒電極5に交流バイアス電圧を印加するこ
とにより、第7図(b)に示す様に円筒電極5に一50
Vの直流バイアス電圧Vd’を印加スル場合に比べて、
地汚れがなく画像濃度が充分に確保された良好な記録画
像を安定的に形成することができる。その理由は、次の
通りである。
とにより、第7図(b)に示す様に円筒電極5に一50
Vの直流バイアス電圧Vd’を印加スル場合に比べて、
地汚れがなく画像濃度が充分に確保された良好な記録画
像を安定的に形成することができる。その理由は、次の
通りである。
記録部Wをトナーチェーンが移動する際、その先端部の
磁性トナーは円tiTIi極5表面に接触している。従
って、円筒電極5表面とこれに接触する磁性トナーとの
間には、主に所謂鏡像力とVan derWaals力
等の物理的付着力が作用し、その磁性トナーが円筒電極
5表面に付着する傾向がある。記録データが“L”の場
合に磁性トナーが上述の鏡像力等により円筒電極5表面
に付着すると、画像上に地汚れとなって表れる。この地
汚れの発生を防止する為に、バイアス電圧を円筒電極5
に印加し、磁性トナーを円筒電極5表面から離脱させる
回収電界力を作用させる。
磁性トナーは円tiTIi極5表面に接触している。従
って、円筒電極5表面とこれに接触する磁性トナーとの
間には、主に所謂鏡像力とVan derWaals力
等の物理的付着力が作用し、その磁性トナーが円筒電極
5表面に付着する傾向がある。記録データが“L”の場
合に磁性トナーが上述の鏡像力等により円筒電極5表面
に付着すると、画像上に地汚れとなって表れる。この地
汚れの発生を防止する為に、バイアス電圧を円筒電極5
に印加し、磁性トナーを円筒電極5表面から離脱させる
回収電界力を作用させる。
然るに、第7図(b)に示した一定の直流バイアス電圧
Vd’を印加する方式によれば、磁性トナーの帯電量が
大きい場合等に、その直流バイアス電圧Vd’による回
収電界力より大きい物理的付着力が作用し、円筒電極5
表面に接触する磁性トナーdがそのまま付着して地汚れ
となる。
Vd’を印加する方式によれば、磁性トナーの帯電量が
大きい場合等に、その直流バイアス電圧Vd’による回
収電界力より大きい物理的付着力が作用し、円筒電極5
表面に接触する磁性トナーdがそのまま付着して地汚れ
となる。
これに対して、本例の様に高周波の交流バイアス電圧V
dを円筒電極5に印加すれば、磁性トナーに対し回収電
界力が短い周期で断続的に作用する。即ち、磁性トナー
に高周波の振動を加えたのと同様な状態となる。その結
果、円筒電極5表面近傍の磁性トナーが浮遊状態で滞留
するトナークラウドが形成される。トナークラウド状態
の磁性トナーに作用する鏡像力等の物理的付着力は、円
筒電極5表面に単に接触するだけの磁性トナーに対する
場合よりも弱くなる。従って、トナークラウドを形成す
る磁性トナーは、帯電量が大きい場合においても円筒電
極5表面にそのまま付着して地汚れとなることなく、断
続的に作用する回収電界力とコイル部16からの磁力に
より記録電極線2Oa側に引かれつつ下流側に移動する
。
dを円筒電極5に印加すれば、磁性トナーに対し回収電
界力が短い周期で断続的に作用する。即ち、磁性トナー
に高周波の振動を加えたのと同様な状態となる。その結
果、円筒電極5表面近傍の磁性トナーが浮遊状態で滞留
するトナークラウドが形成される。トナークラウド状態
の磁性トナーに作用する鏡像力等の物理的付着力は、円
筒電極5表面に単に接触するだけの磁性トナーに対する
場合よりも弱くなる。従って、トナークラウドを形成す
る磁性トナーは、帯電量が大きい場合においても円筒電
極5表面にそのまま付着して地汚れとなることなく、断
続的に作用する回収電界力とコイル部16からの磁力に
より記録電極線2Oa側に引かれつつ下流側に移動する
。
本願発明者等は、印加する交流バイアス電圧の周波数が
10kHz以上の場合に上述のトナークラウドが発生し
易いことを、実験的に確認している。これは、上述した
10kHzの波動の1/2周期である50μsecが磁
性トナーの電極間移動時間で、それ以上の周波数に対し
ては磁性トナーが電極間を移動できずに円筒電極5表面
近傍で往復移動し、トナークラウド状態となるからであ
る。
10kHz以上の場合に上述のトナークラウドが発生し
易いことを、実験的に確認している。これは、上述した
10kHzの波動の1/2周期である50μsecが磁
性トナーの電極間移動時間で、それ以上の周波数に対し
ては磁性トナーが電極間を移動できずに円筒電極5表面
近傍で往復移動し、トナークラウド状態となるからであ
る。
記録データが“H″の場合は、記録電極線20aにオン
記録電圧(−200V)が印加されているから、磁性ト
ナーがトナークラウドを形成していてもその電界力によ
り確実に円筒電極5表面に付着させることができ、充分
な画像濃度を得ることができる。
記録電圧(−200V)が印加されているから、磁性ト
ナーがトナークラウドを形成していてもその電界力によ
り確実に円筒電極5表面に付着させることができ、充分
な画像濃度を得ることができる。
記録部Wで円筒電極5側へ転移せずに残留する磁性トナ
ーd′は、進行波磁界の進行と共に下流側へ移動して掻
取り板19により外被部材15A表面から掻き落とされ
、貯留磁性トナーと撹拌混合される。
ーd′は、進行波磁界の進行と共に下流側へ移動して掻
取り板19により外被部材15A表面から掻き落とされ
、貯留磁性トナーと撹拌混合される。
円筒電極5周表面に形成されたトナー記録画像は、第1
図に示す様に円筒電極5の反時計回り方向aの回転と共
に画像転写部Tへ搬送され、ここで待機ロール対3によ
りタイミングを測って再給送されてくる用紙上に転写さ
れる。
図に示す様に円筒電極5の反時計回り方向aの回転と共
に画像転写部Tへ搬送され、ここで待機ロール対3によ
りタイミングを測って再給送されてくる用紙上に転写さ
れる。
次に、本発明の他の実施例について説明する。
尚、上記実施例と同一の構成要素については、同一の符
号を付してその説明を省略する。
号を付してその説明を省略する。
第8図に示す実施例は、画像形成ユニー/ )Uの記録
ユニッ)UWにおける現像剤搬送手段とじて一対のマグ
ネットロール23.24を使用するものである。第9図
はその記録ユニットUwと円筒電極5からなる画像形成
プロセス部を詳細に示す模式的断面図である。第9図に
示す様に、本例の記録ユニットUWは、マグネットロー
ル23,24を夫々内包した一対の磁気搬送ロール25
,26間に非磁性材からなる現像剤担持部材27を架設
し、記録手段としての記録電極体28を両磁気搬送ロー
ル25.2Et間に配設して構成しである。
ユニッ)UWにおける現像剤搬送手段とじて一対のマグ
ネットロール23.24を使用するものである。第9図
はその記録ユニットUwと円筒電極5からなる画像形成
プロセス部を詳細に示す模式的断面図である。第9図に
示す様に、本例の記録ユニットUWは、マグネットロー
ル23,24を夫々内包した一対の磁気搬送ロール25
,26間に非磁性材からなる現像剤担持部材27を架設
し、記録手段としての記録電極体28を両磁気搬送ロー
ル25.2Et間に配設して構成しである。
両マグネットロール23.24を夫々矢印すで示す同一
方向へ同速度で回転させれば、現像剤担持部材27表面
上には、両マグネットロール23゜24の各磁力の合力
による合成回転磁場が形成される。この合成回転磁場に
より、磁性トナーdを現像剤担持部材27表面に沿って
矢印C方向に搬送する。
方向へ同速度で回転させれば、現像剤担持部材27表面
上には、両マグネットロール23゜24の各磁力の合力
による合成回転磁場が形成される。この合成回転磁場に
より、磁性トナーdを現像剤担持部材27表面に沿って
矢印C方向に搬送する。
現像剤担持部材27表面に沿った現像剤搬送路中で、円
筒電極5周面に最近接する記録部Wには、記録電極体2
8の先端面を突出させである。記録電極体28は、第1
0図に示す様に、板状の電極支持部材28a表面に上記
実施例の記録電極シート20と同一構成のものを被着し
てなる。記録電極シート20には、駆動回路素子29を
直接搭載しである。
筒電極5周面に最近接する記録部Wには、記録電極体2
8の先端面を突出させである。記録電極体28は、第1
0図に示す様に、板状の電極支持部材28a表面に上記
実施例の記録電極シート20と同一構成のものを被着し
てなる。記録電極シート20には、駆動回路素子29を
直接搭載しである。
而して、本例においても上記実施例と同様に、第9図に
示す様に円筒電極5に対して交流バイアス電源5aを接
続し、第7図(a)のタイミングチャート図に示す様に
交流バイアス電圧Vdと記録電圧Vsを夫々円筒電極5
と記録電極線20aに印加する。これにより、記録部W
にトナークラ・ウドが形成され、地汚れが無く充分な画
像濃度の記録画像を安定的に形成することができる。
示す様に円筒電極5に対して交流バイアス電源5aを接
続し、第7図(a)のタイミングチャート図に示す様に
交流バイアス電圧Vdと記録電圧Vsを夫々円筒電極5
と記録電極線20aに印加する。これにより、記録部W
にトナークラ・ウドが形成され、地汚れが無く充分な画
像濃度の記録画像を安定的に形成することができる。
又、記録手段としての記録電極体28を記録ユニット0
w内に内蔵したから、記録電極を高密度に実装した記録
ユニットUwを小型でコンパクトに構成できる。従って
、円筒電極5周辺と記録ユニットUwから成る画像形成
プロセス部の小型化が促進され、中間記録媒体(円筒電
極5)を用いた非接触式静電記録装置の小型化を大幅に
促進することが可能となる。
w内に内蔵したから、記録電極を高密度に実装した記録
ユニットUwを小型でコンパクトに構成できる。従って
、円筒電極5周辺と記録ユニットUwから成る画像形成
プロセス部の小型化が促進され、中間記録媒体(円筒電
極5)を用いた非接触式静電記録装置の小型化を大幅に
促進することが可能となる。
尚、本発明は、上記の特定の実施例に限定されるべきも
のでなく、本発明の技術的範囲において種々の変形が可
能であることは勿論である。
のでなく、本発明の技術的範囲において種々の変形が可
能であることは勿論である。
例えば、円筒電極5に印加する交流バイアス電圧として
、0Vから現像剤の帯電極性側に偏倚するパルス波形電
圧を用いることも可能である。
、0Vから現像剤の帯電極性側に偏倚するパルス波形電
圧を用いることも可能である。
又、上記実施例等の様に線状の記録電極を用いる場合に
限らず、所謂マルチスタイラスプリンタの針状電極等の
様に記録電極を点状に並設した場合にも、本発明を適用
することができる。
限らず、所謂マルチスタイラスプリンタの針状電極等の
様に記録電極を点状に並設した場合にも、本発明を適用
することができる。
更に、本発明は、現像剤として磁性現像剤ではなく非磁
性現像剤を使用する場合にも適用可能である。
性現像剤を使用する場合にも適用可能である。
以上、詳細に説明した様に、本発明によれば、現像剤担
持部材上に並設した記録電極と中間記録媒体を兼ねる円
筒電極を微小間隙で対向させ、円筒電極に交流バイアス
電圧を印加することにより、電極対向部の微小間隙を安
定して正確に確保できると共に、円筒電極表面近傍の現
像剤をクラウド吠に浮遊させることができる。その結果
、地汚れがなく充分な画像濃度が確保され且つ高解像度
の記録画像を安定的に形成することが可能となる。
持部材上に並設した記録電極と中間記録媒体を兼ねる円
筒電極を微小間隙で対向させ、円筒電極に交流バイアス
電圧を印加することにより、電極対向部の微小間隙を安
定して正確に確保できると共に、円筒電極表面近傍の現
像剤をクラウド吠に浮遊させることができる。その結果
、地汚れがなく充分な画像濃度が確保され且つ高解像度
の記録画像を安定的に形成することが可能となる。
又、記録電極の駆動回路を現像剤搬送手段内に設置する
から、多数の記録電極とその駆動回路を高密度実装した
記録手段と現像剤搬送手段とをコンパクトに一体化でき
、且つ、記録と現像を同時に行なうから、大型化する傾
向のある中間記録媒体を用いた静電記録装置の小型化を
図ることができる。従って、上述した良好な記録画像を
普通紙上に安定的に形成可能な非接触式の静電記録装置
を小型で安価に製造することが可能となる。
から、多数の記録電極とその駆動回路を高密度実装した
記録手段と現像剤搬送手段とをコンパクトに一体化でき
、且つ、記録と現像を同時に行なうから、大型化する傾
向のある中間記録媒体を用いた静電記録装置の小型化を
図ることができる。従って、上述した良好な記録画像を
普通紙上に安定的に形成可能な非接触式の静電記録装置
を小型で安価に製造することが可能となる。
第1図は本発明の一実施例としての記録装置の全体構成
を示す模式的断面図、第2図は上記記録装置における記
録画像形成ユニットとその周辺構成を示す断面図、第3
図(a)及び第3図(b)は夫々上記記録装置における
励磁フィルの構成を示す各説明図、第4図は上記励磁フ
ィルに通電する電流の波形を示すグラフ図、第5図は上
記励磁コイルによる励磁磁界分布曲線の時間的変化を示
すグラフ図、第6図は上記記録画像形成ユニットにおけ
る記録ユニットを示す一部破断斜視図、第7図(a)及
び第7図(b)夫々上記記録装置における電圧制御動作
とその比較例を示す各タイミングチャート図、第8図は
本発明の他の実施例を示す模式的断面図、第9図は上記
他の実施例における画像形成プロセス部を示す模式的断
面図、第10図は上記画像形成プロセス部の記録電極体
を示す斜視図である。 1・・・給紙カセット 3・・・待機ロール対 4・・・転写帯電器 5・・・円筒電極 5a・・・交流バイアス[源 8・・・定着器 11・・・ユニット容器 12・・・攪拌ロール 14・・・基体 14A、14B・・・分割基体 15.15A、15B・・・外被部材 16・・・フィル部 18・・・ドクタブレード 19・・・掻き取り板 20・・・記録電極シート 20a・・・記録電極線 20b・・・ベースフィルム 21.29・・・駆動回路素子 22・・・入力配線回路 23.24・・・マグネットロール 27・・・現像剤担持部材 28・・・記録電極体 T・・・画像転写部 U・・・記録画像形成ユニット U、・・・記録ユニット W・・・記録部
を示す模式的断面図、第2図は上記記録装置における記
録画像形成ユニットとその周辺構成を示す断面図、第3
図(a)及び第3図(b)は夫々上記記録装置における
励磁フィルの構成を示す各説明図、第4図は上記励磁フ
ィルに通電する電流の波形を示すグラフ図、第5図は上
記励磁コイルによる励磁磁界分布曲線の時間的変化を示
すグラフ図、第6図は上記記録画像形成ユニットにおけ
る記録ユニットを示す一部破断斜視図、第7図(a)及
び第7図(b)夫々上記記録装置における電圧制御動作
とその比較例を示す各タイミングチャート図、第8図は
本発明の他の実施例を示す模式的断面図、第9図は上記
他の実施例における画像形成プロセス部を示す模式的断
面図、第10図は上記画像形成プロセス部の記録電極体
を示す斜視図である。 1・・・給紙カセット 3・・・待機ロール対 4・・・転写帯電器 5・・・円筒電極 5a・・・交流バイアス[源 8・・・定着器 11・・・ユニット容器 12・・・攪拌ロール 14・・・基体 14A、14B・・・分割基体 15.15A、15B・・・外被部材 16・・・フィル部 18・・・ドクタブレード 19・・・掻き取り板 20・・・記録電極シート 20a・・・記録電極線 20b・・・ベースフィルム 21.29・・・駆動回路素子 22・・・入力配線回路 23.24・・・マグネットロール 27・・・現像剤担持部材 28・・・記録電極体 T・・・画像転写部 U・・・記録画像形成ユニット U、・・・記録ユニット W・・・記録部
Claims (4)
- (1)表面が現像剤搬送路となる現像剤担持部材と、前
記現像剤担持部材表面に沿って現像剤を搬送する現像剤
搬送手段と、複数の記録電極を前記現像剤担持部材表面
に所定の間隔で互いに電気的絶縁を保って並列設置し、
記録情報に応じた記録電圧を各前記記録電極に出力する
駆動回路を前記現像剤搬送手段の内部に設置して成る記
録手段と、前記記録電極に所定の間隙を保って対向配置
した円筒電極とを有し、前記記録電極と円筒電極が対向
する電極対向部に前記記録電圧を印加することにより、
前記電極対向部へ搬送されてくる現像剤を前記円筒電極
側へ選択的に転移させる静電記録装置において、前記円
筒電極に交流バイアス電圧を印加することを特徴とする
静電記録装置。 - (2)前記交流バイアス電圧は直流電圧と交流電圧を重
畳させてなる請求項1記載の静電記録装置。 - (3)前記交流バイアス電圧は0Vから現像剤の帯電極
性側に偏倚するパルス波形電圧である請求項1記載の静
電記録装置。 - (4)前記交流バイアス電圧の周波数は10kHz以上
である請求項1記載の静電記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15934890A JPH0451054A (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 静電記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15934890A JPH0451054A (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 静電記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0451054A true JPH0451054A (ja) | 1992-02-19 |
Family
ID=15691883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15934890A Pending JPH0451054A (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 静電記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0451054A (ja) |
-
1990
- 1990-06-18 JP JP15934890A patent/JPH0451054A/ja active Pending
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