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JPH0451163A - 静電記録装置 - Google Patents

静電記録装置

Info

Publication number
JPH0451163A
JPH0451163A JP16091890A JP16091890A JPH0451163A JP H0451163 A JPH0451163 A JP H0451163A JP 16091890 A JP16091890 A JP 16091890A JP 16091890 A JP16091890 A JP 16091890A JP H0451163 A JPH0451163 A JP H0451163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
electrode
developer
cleaning
toner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16091890A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Takahashi
秀樹 高橋
Eiichi Takeuchi
竹内 榮一
Shigeru Shimizu
茂 清水
Tadao Yamamoto
忠夫 山本
Hideaki Inoue
秀昭 井上
Yasuto Sato
靖人 佐藤
Kenji Nakayama
健二 中山
Toshiro Honda
本田 敏郎
Kenichiro Asako
健一郎 浅古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP16091890A priority Critical patent/JPH0451163A/ja
Publication of JPH0451163A publication Critical patent/JPH0451163A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、記録ヘッドと記録媒体とを接触させずに静電
記録画像を形成する非接触式静電記録装置に関するもの
である。
〔従来技術とその問題点〕
従来、静電記録装置の一つとして、マルチスタイラスプ
リンタがよく知られている。このマルチスタイラスプリ
ンタは、多数の針状の記録電極を主走査方向へ微小等間
隔に並べて記録ヘッドを構成し、記録信号に応じて各針
状電極に電圧を選択的に印加し、用紙上に直接放電を行
なって静電潜像を形成するものである。この場合、用紙
上に電荷を容易且つ安定的に保持できる様に、高電気抵
抗剤を塗布した特殊紙を使用する。しかし、この様な特
殊紙は、鉛筆やペンによる記入性が悲く、又、湿度等の
環境条件に依って変質するから保存性にも問題があり、
事務用の用紙としては好ましくない。
又、針状電極先端と用紙表面との間隔が大きいと、放電
電界が広がって形成するドツトが大きくなり、高解像度
の記録画像を得ることが難しい。
その為、用紙表面にギャップ材を設け、そのギャップ材
と針状電極先端を摺接させることにより微yJsな間隙
を確保している。然るに、この方式による場合、針状電
極先端が摩耗するという問題がある。
そこで、普通紙を用いることができ、且つ、画像媒体と
記録電極先端との微小間隔を正確に確保する為、−旦、
ドラム状の中間記録媒体上にトナー画像を形成し、その
トナー画像を用紙上に転写する方式が用いられている。
この方式による場合、中間記録媒体を繰り返し使用する
から、残像が発生しない様に、中間記録媒体を使用する
都度、クリーニングをする必要がある。しかし、クリー
ニング手段を中間記録媒体の周辺に設けると、静電記録
装置が大型化するという問題が生じる。
〔発明の目的〕 本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので
あって、普通紙を使用できると共にクリーニング手段の
専用設置スペースが不要となって小型化が促進され、残
像を発生させず解像度の高い良好な記録画像を安定して
形成可能な静電記録装置を提供することを目的とする。
〔発明の要点〕
本発明は、上記目的を達成する為、表面が現像剤搬送路
となる現像剤担持部材と、前記現像剤担持部材表面に沿
って現像剤を搬送する現像剤搬送手段と、複数の記録電
極を前記現像剤担持部材表面の現像剤搬送方向と直角の
幅方向へ所定の間隔で互いに電気的絶縁を保って並列設
置し、入力情報に応じた記録電圧を各前記記録電極に出
力する駆動回路を前記現像剤搬送手段の内部に設置して
成る記録手段と、前記記録電極に所定の間隙を保って対
向配置した円筒電極とを有し、前記記録電極が前記円筒
電極に最近接する記録部で搬送されてくる現像剤を前記
記録電圧に応じて前記円筒電極表面へ選択的に転移させ
る静電記録装置において、前記現像剤担持部材表面で前
記記録部の現像剤搬送方向に対して上流側に、現像剤の
帯電極性とは逆極性の電圧を印加したクリーニング電極
を設置したことを要点とする。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例について、第1図乃至第11図に
基づき詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例としての記録装置の全体構成
を示す模式的断面図である。同図において、1は普通紙
Pを積載収納した給紙カセットであり、機体側方に挿脱
自在に装着しである。挿着した給紙カセット1の先端部
上方には、給紙コロ1aが矢印方向に駆動回転可能に配
設しである。
給紙コロ1aの前方には、絶縁部材よりなる上、下搬送
ガイド板2a、2bで画定される用紙搬入経路を形成し
である。この用紙搬入経路中には、待機ロール対3を配
設してあり、給紙コロ1aにより繰り出された用紙Pの
進行を一旦停止させて搬送姿勢を整えた後、下流側の画
像転写部Tへ後述する記録画像の到達タイミングと同期
する様に再給送する。
待機ロール対3下流側の画像転写部Tには、転写帯電器
4を像担持体を兼ねる円筒電極5に対向配置しである。
本例では、円筒電極5を矢印aで示す反時計回り方向に
駆動回転させる。この円筒電極Sには、本例では後述す
る様に負(−)の摩擦帯電極性を備えた現像剤を使用す
るから、−30〜−40Vのバイアス電圧を印加可能な
バイアス電源5aを接続しである。円筒電極5の反対側
の周面には、後述する記録画像形成ユニッ)Uを対向設
置しである。この記録画像形成ユニットUにより円筒電
極5表面にトナー記録画像が形成され、円筒電極5の回
転と共にトナー記録画像が画像転写部Tへ搬送され、再
給送されてくる用紙上に転写される。記録画像形成ユニ
ットUの構成については、後程詳細に説明する。
画像転写部Tの下流側には、分離爪6を先端を円筒電極
周面に圧接させて配設しである。そして、分離爪6の下
流側には、エアーサクション方式の搬送ベルト7が水平
方向に張設されており、記録画像の転写を終え分離爪6
により円箇電極5周面から分離された用紙の裏面を吸引
しつつその前方に設けられている定着器8に向けて搬送
する。定着器8は加熱ロール8aと圧接ロール8bから
成り、両ロール間に用紙を挟持し搬送する際にトナー像
を熱定看する。定着を終えた用紙は、排出口9から画像
面を下にしたフェイスダウン状態で排紙トレイ10上に
排出積載される。
以上の如く、本例の記録装置においては、用紙の給紙か
ら排紙に至る全用紙搬送経路が略ストレート状に形成さ
れている為、通紙動作が全般的に滑らかであり、画像不
良やジャム等の通紙不良が発生し難い。又、記録装置に
とって好ましいページ揃えが不要なフェイスダウン排紙
状態を上述のストレート通紙経路で得ることができると
いう利点も備えている。
ここで、記録画像形成ユニットUの詳細な構成について
説明する。
記録画像形成ユニットUは、大略、現像剤を貯留するユ
ニット容器11内の底部に撹拌ロール12と供給ロール
13を駆動回転可能に配設し、画像記録手段と現像剤搬
送手段を一体化した記録ユニットUwを、円筒電極5周
面に向けて開いた容器11の開口11aにその記録ヘッ
ド部が位置する姿勢で配設して成る。本例では、現像剤
として、少なくとも絶縁性樹脂、磁性微粉末及び着色剤
粒子を含有する一成分現像剤で、負(−)の摩擦帯電特
性を備えた絶縁性磁性トナーを使用する。尚、現像剤と
しては、磁性体キャリヤと絶縁性トナーを所定の割合で
混合した二成分現像剤も使用できる。
第2図は、記録ユニットUwとその周辺部材を示す模式
的断面図である。本例の記録ユニットUwは、断面が長
円形で紙面垂直方向に延びる柱体をなしており、鉄、ニ
ッケル、パーマロイ等の高透磁率部材から成る基体14
の外周面の一部を除いた領域に、非磁性材料から成り表
面が磁性トナーdの搬送路となる外被部材15を被覆し
てなる。基体14の外被部材15で覆った周表面には、
断面がV字形をなす多数の凹部溝14aを、基体長手軸
方向(紙面垂直方向)に沿って平行に等間隔て凹設形成
しである。尚、第2図では、計12個の凹部溝14aだ
けを図示しであるが、実際はそれより多くの凹部溝14
aを密に形成しである。
各回部溝14aの長さは、外被部材15周表面上に画定
しである搬送経路の幅よりも長く設定しである。
各回部溝14a内には、導線16aを埋め込み敷設し、
励磁コイルの一部としてのコイル部16を夫々形成しで
ある。このコイル部16を、第3図(a)に示す様に、
本例ではA、Bの2組に分け、各組のコイル部16A、
16Bを1個おきに配置しである。この場合、第3図(
b)に示す様に、同じ組において他の組の1個のコイル
部16をおいて隣合う一対のコイル部16.16(例え
ばコイル部16B1をおいた連続する奇数番目と偶数番
目のコイル部1BAIと16A2)は、同一導線lea
を1個おきの1対の凹部溝14a、14aに亘って所定
方向に多数回巻きつけて形成しである。従って、同じ組
において1個おきで隣合う一対のコイル部16.18の
導線16aの走行方向(コイルの巻線方向に基づく)は
、互いに逆方向となる。
尚、コイル部16を3組以上のm組に分ける場合は、各
組のコイル部は(m−1)個おきの配置となり、導線1
6aを(m−1)個おきの一対の凹部溝14a、14a
に亘って巻回し、同じ組の一対のコイル部を形成する。
上述の様に構成したA組のコイル部4Aと8組のコイル
部4Bに対し、第4図に示す様にπ/2だけ位相をずら
せた2種類(2相)の交番電流AllB 1^= I sin (ωt)   ・・・・・・・・
・・・・ (1)is: l5ln(ωt+π/2) 
 ・・・・・・ (2)を、夫々通電する。
各コイル部16へ上述の様に交番電流を通電することに
より、基体14における各凹部溝14a間の各仕切り部
14bには、第5図に示す様な通電電流に対応した磁界
が励磁される。第5図は、スリーブ2表面における励磁
磁界分布の時間的変化を示すグラフ図である。同グラフ
図では、縦軸が励磁磁界のスリーブ半径方向成分Hrを
表し、横軸がスリーブ2表面上の位置を表している。尚
、Tは、通電する交番電流の周期である。本例では、前
述した様に各組における奇数番目と偶数番目の各コイル
部16(例えば16A1と16A2)における導線の走
行方向が逆になっている。従って、同級のコイル部16
に同位相の交番電流を流せば、奇数番目と偶数番目の各
コイル部16により励磁される磁界の方向が互いに逆方
向となる。その結果、スリーブ2表面上に形成される磁
界の分布曲線も、第5図に示す様に交番電流に対応した
波形を描いている。そして、この波形磁界は交番電流と
同様に周期Tで変化するから、結果的に図中ハ方向に進
行する進行波磁界を形成することになる。
即ち、第3図(a)において、全コイル部16によりス
リーブ2表面に形成された波形磁界が、外被部材15表
面に沿って反時計回り方向イヘ所定速度で進行すること
になる。その結果、進行波磁界の進行方向イとは逆の時
計回り方向口に磁性トナーを搬送することができる。こ
の場合、第2図に示す様に、磁性トナーdは進行波磁界
の磁力線に対応したトナーの穂を形成しつつ搬送される
第2図に戻って、本例では、基体14を2個に接離可能
に分割し、分割基体14A、14Bを接合した状態で内
部空間Sが形成される構成となっている。各分割基体1
4A、14Bには、個々に外被部材15A、15Bを被
設しである。そして、平坦なトナー搬送路を形成する為
、両外被部材15A。
15Bの接合部にブリッジ部材エフを架設しである。
トナー搬送路の上流側には、トナーの穂を適正な長さに
規制してトナー屓を形成するためのドクタブレード18
を配設しである。本例のドクタブレード18は、先端を
外被部材15B表面に近接させた姿勢で、ユニット容器
11の側壁に固着しである。ドクタブレード18の下流
側で外被部材15Aの周表面が円筒電極5周表面に微小
間隙を保って最近接する位置が記録部Wとなり、ここで
磁性トナーdを入力記録データに応じて円筒電極5表面
へ選択的に転移させ、トナー記録画像を形成する。記録
部Wより下流側には、掻取り板19を、先端を外被部材
15A表面に圧接させた姿勢で配設しである。この掻取
り板19により、記録部Wで使用されずに搬送されてき
た残留磁性トナーd’を掻き落とす。
外被部材15Aの表面上で、記録部Wからトナー搬送方
向口に対して上流側の領域には、記録電極シート20を
被着敷設しである。本例の記録電極シート20は、第6
図に示す様に、可視性印刷回路基板(FPC)で構成し
てあり、シート長手方向に互いに平行に延びる複数の記
録電極線20aを、ベースフィルム2Ob上にシート幅
方向(トナー搬送路幅方向:主走査方向)へ所定の微細
ピッチで並列に延在形成しである。この記録電極線20
aの数は、主走査1ライン分の最大データ数に対応させ
である。本例では、多数の記録電極線20aを、40μ
mの間隔を保って86μmピッチ(300DPI)の密
度で、エツチング加工によりパターン形成しである。
第7図は、記録部Wとその近傍の詳細構成を示す模式的
断面図である。記録電極シート2oの表面には、絶縁コ
ー)20cを被着してあり、これにより各記録電極線2
Oa間の電気的絶縁性を確保すると共に磁性トナーdと
の原振による記録電極線20aの摩耗を防止する構成と
なっている。
記録電極線20aの記録部Wに位置させる先端部20a
+は、第8図の拡大説明図に示す様に、若干だけ立上が
らせて絶縁コート200表面に露出させである。この記
録電極線20aの先端露出部20alが、実質的に記録
動作を行なう記録電極部となる。
而して、記録電極線先端露出部20alから上流側へ適
長離隔した位置には、非磁性導電材料からなるクリーニ
ング電極20dを配設しである。
クリーニング電極20dは、第6図に示す様に、現像剤
搬送路(絶縁コート200表面)の幅方向全域に亘って
延在させると共にその上面を露出させた状態で、絶縁コ
ート20c中に埋設しである。
この場合、記録電極線20aに対しては、絶縁コート2
0cを介在させて画電極20a、2Od間を絶縁する構
成となっている。
第7図に示す様に、クリーニング電極20dと円筒電極
5間には、現像剤の帯電極性と逆極性の直流電圧を出力
可能なりリーニング電源20eを介設しである。本例で
は、帯電極性が負極性の磁性トナーdを使用するから、
+50Vの電圧を出力可能なりリーニング電源20eを
設置接続しである。これにより、クリーニング電極20
dから円筒電極5に見て+50Vの電圧が印加され、負
極性の磁性トナーをクリーニング電極2Od側に引きつ
けるクリーニング電界が形成される。このクリーニング
電界により、後述する様に円筒電極5周表面に残留する
未転写トナーdo”がクリーニング電極2Od側へ転移
し、円筒電極5周表面がクリーニングされる。又、クリ
ーニング手段としてのクリーニング電極20dを記録電
極シート20中に埋設するから、クリーニング手段の専
用設置スペースが不要となり、静電記録装置の小型化促
進に大きく寄与する。
記録部Wの直下流側に、本例では記録電極シート20の
厚さ分の段差Gが形成されている。この段差Gを設ける
ことにより、円筒電極5周表面に転移し記録画像を形成
する磁性トナーd″と外被部材 15A表面に残留する
磁性トナーd′とが画像形成後に充分に離隔し、両磁性
トナーd′d″が相互に干渉し合って形成した画像を乱
す不都合を確実に防止することができる。この場合、段
差Gの落差は、記録部Wにおける電極対向間隔Lwの約
10倍が望ましく、本例では約500μmの落差を確保
しである。尚、第7図では、説明の都合上、実際の構成
と異なって電極対向間隔LWを段差Gよりも大きく図示
しである。
上述の様に構成した記録電極シート20は、第6図に示
す様に、ブリッジ部材17の下方に潜らせ、分割基体1
4A、14Bの接合面を通って内部空間Sまで敷設しで
ある。内部空間S内には、記録データに応じて記録電極
線20aを駆動する為の複数個の駆動回路素子21を配
設しである。これら駆動回路素子21に、上述した記録
電極シート20の記録電極線20aを適切な本数づつに
分けて夫々接続しである。各駆動回路素子21からは、
入力配線回路22を分割基体14A、14Bの他方の接
合面から記録ユニットUW外へ引き出しである。入力配
線回路22は、図外の記録制御部に接続しである。
ここで、本例の記録装置における記録画像形成動作につ
いて説明する。
第2図において、励磁コイルに前述した様な交番電流を
通電すると、記録ユニットUWの励磁フィルを配設した
領域の外周面上には、矢印イ方向に移動する進行波磁界
が形成され、磁性トナーdが穂を形成しつつその反対の
矢印口方向に搬送される。搬送される磁性トナーdは、
ドクタブレード18により所定の厚さに穂切り規制され
た後、記録部Wへ搬送される。この際に、磁性トナーd
は負極性に摩擦帯電される。
記録部Wでは、各記録電極線20aに対し駆動回路素子
21が記録データに応じて記録電圧を選択的に印加し、
記録電極線20aの露出先端部20a+(以下、記録電
極部20a+と言う)と円筒電極5周表面間に電界を形
成し、磁性トナーdを円筒電極5周表面へ選択的に転移
させる。本例では、1ビツトの記録データが“H9+の
ときに、対応する記録電極部20alに一180Vの電
圧を印加する。これにより、円筒電極5には一30Vの
電圧が印加されているから、円筒電極5から記録電極部
20a1に向けて150Vの電位差が形成される。負極
性に帯電した磁性トナーdは電位の高い方へ移動するか
ら、間隔が最も狭く電界が最大となる記録部Wにおいて
、−1sovの電圧が印加されている記録電極部2Oa
l上の磁性トナーdだけが選択的に円筒電極5表面に転
移し、黒ドツトを形成する。
一方、1ビツトの記録データが“L”の場合、記録電極
部20alが接地電位となる。その結果、円筒電極5か
らその対応記録電極部20a1に見た電位差は一30V
となり、負極性の磁性トナーdは記録電極部2Oal側
に保持されたままで転移しない。
上述の様に、入力記録データに応じて記録電極部20a
1の電位が一180Vと接地電位に選択的に制御され、
円筒電極5周表面の対向部に記録データに応じたトナー
記録画像が形成される。このトナー記録画像の濃度は、
バイアス電源5aのバイアス電圧を変化させれことによ
り調節できる。
その場合、適切な調節範囲は0〜−40V程度であり、
OVに近い程、画像濃度が高くなる。
記録部Wの直下流側には段差Gが形成されているから、
画像形成に供されずに記録電極シート20側に残留する
磁性トナーd′が、記録部W通過後直ちに円筒電極5周
表面から遠ざかる。従って、記録部Wで円筒電極5周表
面に形成されたトナー記録画像が、残留磁性トナーd′
との相互干渉により乱される不都合が確実に回避される
記録部Wで円筒電極5側へ転移せずに残留する磁性トナ
ーd′は、進行波磁界の進行と共に下流側へ移動して掻
取り板19により外被部材15A表面から掻き落とされ
、貯留磁性トナーと攪拌混合される。
円筒電極5周表面に形成されたトナー記録画像は、第1
図に示す様に円筒電極5の反時計回り方向aの回転と共
に画像転写部Tへ搬送され、ここで待機ロール対3によ
りタイミングを測って再給送されてくる用紙上に転写さ
れる。転写されずに円筒電極5周表面に残留する未転写
トナーは、円筒電極5の回転と共に再度記録部Wに搬送
されてくる。第7図において、記録部Wの上流側で、ク
リーニング電極20dと円筒電極5周表面との対向部に
は、円筒電極5からクリーニング電極20dに+50V
の電圧が印加されてクリーニング電界が形成されている
。このクリーニング電界により、円筒電極5周表面に残
留する未転写トナーd。′がクリーニング電極2Od側
に転移する。又、このクリーニング電界形成域では、記
録ユニットUw側のトナー搬送路に沿って搬送されてく
る磁性トナーdと円筒電極5側から回収される未転写ト
ナーd。#とが一時的に滞留し、トナー溜りRtが形成
されている。このトナー溜りRtで成長したトナーチェ
ーンによる掻き取り効果によっても、未転写トナーdo
#が円筒電極5周表面から除去される。この様にして円
筒電極5周表面から未転写トナーdo#がクリーニング
除去された後、記録部Wにおいて再度記録動作が実施さ
れるから、クリーニング不良による残像等の画像欠陥が
なく高解像度の記録画像が安定的に形成される。
次に、本発明の他の実施例について説明する。
尚、上記実施例と同一の構成要素については、同一の符
号を付してその説明を省略する。
第8図に示す実施例は、画像形成ユニッ)Uの記録ユニ
ットU、における現像剤搬送手段として一対のマグネッ
トロール23,24を使用するものである。第10図は
その記録ユニットUwと円筒電極5からなる画像形成プ
ロセス部を詳細に示す模式的断面図である。第10図に
示す様に、本例の記録ユニットUwは、マグネットロー
ル23゜24を夫々内包した一対の磁気搬送ロール25
゜28間に非磁性材からなる現像剤担持部材27を架設
し、記録手段としての記録電極体28を再磁気搬送ロー
ル25.26間に配設して構成しである。両マグネット
ロール23,24を夫々矢印すで示す同一方向へ同速度
で回転させれば、現像剤担持部材27表面上には、両マ
グネ・ソトロール23.24の各磁力の合力による合成
回転磁場が形成される。この合成回転磁場により、磁性
トナーdを現像剤担持部材27表面に沿って矢印C方向
に搬送する。
現像剤担持部材27表面に沿った現像剤搬送路中で、矢
印a方向に回転する円筒電極5周面に最近接する記録部
Wには、記録電極体28の先端面を突出させである。そ
の結果、記録部Wの直下流側には、段差Gが形成される
。記録電極体28は、第11図に示す様に、板状の電極
支持部材28a表面に上記実施例の記録電極シート20
と同一構成のものを被着してなる。記録電極シート20
ζこは、駆動回路素子29を直接搭載しである。
而して、現像剤担持部材27表面で記録部Wの上流側に
は、クリーニング電極30を一面を露出させて埋設しで
ある。このクリーニング電極30と円筒電極5間には、
上記実施例と同様に現像剤の帯電極性と逆極性の直流電
圧を出力可能なりリーニング電源31を介設し、クリー
ニング電界を形成する構成となっている。
本例においても、上記実施例と同様に、円筒電極5周表
面に残留する未転写トナーdo“が、クリーニング電界
とトナー溜りRtによる掻き取り効果により確実に除去
される。又、段差Gにより、画像の乱れの発生が回避さ
れる。その結果、残像がなく高解像度の記録画像が安定
して形成される。
又、クリーニング電極30を現像剤担持部材表面部に埋
設したから、クリーニング手段の専用設置スペースを省
略できる。更に、記録手段としての記録電極体28を記
録ユニッ)Uw内に内蔵したから亀記録電極を高密度に
実装した記録ユニットUwを小型でコンパクトに構成で
きる。従って、円筒電極5周辺と記録ユニツ)UWから
成る画像形成プロセス部の小型化が促進され、中間記録
媒体(円筒電極5)を用いた非接触式静電記録装置の小
型化を大幅に促進することが可能となる。
尚、本発明は、上記の特定の実施例に限定されるべきも
のでなく、本発明の技術的範囲において種々の変形が可
能であることは勿論である。
例えば、本発明は、現像剤として磁性現像剤ではなく非
磁性現像剤を使用する場合にも適用可能である。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明した様に、本発明によれば、現像剤担
持部材上に並設した記録電極と中間記録媒体を兼ねる円
筒電極を微小間隙で対向させて記録部を構成し、その記
録部の上流側における現像剤担持部材表面部に現像剤の
帯電極性とは逆極性の電圧を印加したクリーニング電極
を設置することにより、記録部において高解像度の画像
を形成するのに必要な微小間隙が安定的に確保されると
共に、記録部上流側にクリーニング電界を形成して円筒
電極周表面から未転写現像剤を確実に除去することがで
きる。その結果、普通紙上にクリーニング不良による残
像等の画像欠陥がなく高解像度の記録画像を安定して形
成することが可能となる。
又、クリーニング電極を現像剤担持部材中に設置し、記
録電極の駆動回路を現像剤搬送手段内に設置するから、
クリーニング手段と記録駆動回路の各専用設置スペース
が不要となるだけでなく、多数の記録電極とその駆動回
路を高密度実装した記録手段と現像剤搬送手段とをコン
パクトに一体化できる。従って、クリーニング不良によ
る画像欠陥がなく高解像度の記録画像を普通紙上に安定
的に形成可能な非接触式の静電記録装置を小型で安価に
製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としての記録装置の全体構成
を示す模式的断面図、第2図は上記記録装置における記
録画像形成ユニットとその周辺構成を示す断面図、第3
図(a)及び第3図(b)は夫々上記記録装置における
励磁コイルの構成を示す各説明図、第4図は上記励磁コ
イルに通電する電流の波形を示すグラフ図、第5図は上
記励磁コイルによる励磁磁界分布曲線の時間的変化を示
すグラフ図、第6図は上記記録画像形成ユニットにおけ
る記録ユニットを示す一部破断斜視図、第7図は上記記
録画像形成ユニットにおける記録部とその近傍の詳細構
成を示す模式的断面図、第8図は上記記録部における記
録電極シート先端部の詳細構成を示す拡大説明図、第9
図は本発明の他の実施例を示す模式的断面図、第10図
は上記他の実施例における画像形成プロセス部を示す模
式的断面図、第11図は上記画像形成プロセス部の記録
電極体を示す斜視図である。 1・・・給紙カセット 3・・・待機ロール対 4・・・転写帯電器 5・・・円筒電極 5a・・・バイアス電源(円筒電極側)8・・・定着器 11・・・ユニット容器 12・・・攪拌ロール 14・・・基体 14A、14B・・・分割基体 15.15A、15B・・・外被部材 16・・・コイル部 18・・・ドクタブレード 19・・・掻き取り板 20・・・記録電極シート 20a・・・記録電極線 20b…ベースフイルム 20c・・・絶縁コート 20d、30・・・クリーニング電極 20e、31・・・クリーニング電源 21.29・・・駆動回路素子 22・・・入力配線回路 23.24・・・マグネットロール 27・・・現像剤担持部材 28・・・記録電極体 T・・・画像転写部 U・・・記録画像形成ユニット Uw・・・記録ユニット W・・・記録部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 表面が現像剤搬送路となる現像剤担持部材と、前記現像
    剤担持部材表面に沿って現像剤を搬送する現像剤搬送手
    段と、複数の記録電極を前記現像剤担持部材表面の現像
    剤搬送方向と直角の幅方向へ所定の間隔で互いに電気的
    絶縁を保って並列設置し、入力情報に応じた記録電圧を
    各前記記録電極に出力する駆動回路を前記現像剤搬送手
    段の内部に設置して成る記録手段と、前記記録電極に所
    定の間隙を保って対向配置した円筒電極とを有し、前記
    記録電極が前記円筒電極に最近接する記録部で搬送され
    てくる現像剤を前記記録電圧に応じて前記円筒電極表面
    へ選択的に転移させる静電記録装置において、前記現像
    剤担持部材表面で前記記録部の現像剤搬送方向に対して
    上流側に、現像剤の帯電極性とは逆極性の電圧を印加し
    たクリーニング電極を設置したことを特徴とする静電記
    録装置。
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