JPH0419069B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0419069B2 JPH0419069B2 JP58201702A JP20170283A JPH0419069B2 JP H0419069 B2 JPH0419069 B2 JP H0419069B2 JP 58201702 A JP58201702 A JP 58201702A JP 20170283 A JP20170283 A JP 20170283A JP H0419069 B2 JPH0419069 B2 JP H0419069B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solenoid valve
- vehicle
- steering
- steer
- lock cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D7/00—Steering linkage; Stub axles or their mountings
- B62D7/06—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
- B62D7/14—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
- B62D7/142—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering specially adapted for particular vehicles, e.g. tractors, carts, earth-moving vehicles, trucks
- B62D7/144—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering specially adapted for particular vehicles, e.g. tractors, carts, earth-moving vehicles, trucks for vehicles with more than two axles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、最後車軸がセルフ・ステア型に構
成されるところの後二軸型車両に関する。
成されるところの後二軸型車両に関する。
一般に、積載重量の重い後二軸型車両、例え
ば、後二軸型トラツクでは、エンジンで駆動され
ないところの最後車軸は、セルフ・ステア型に構
成され、そのトラツクの荷重を確実に支持するこ
とはもとより、旋回時に、そのトラツクの旋回半
径を小さくするようにしてきている。
ば、後二軸型トラツクでは、エンジンで駆動され
ないところの最後車軸は、セルフ・ステア型に構
成され、そのトラツクの荷重を確実に支持するこ
とはもとより、旋回時に、そのトラツクの旋回半
径を小さくするようにしてきている。
そのように、その最後車軸をセルフ・ステア型
にしたその後二軸型トラツクは、通常、ステア・
ロツク・シリンダを備え、そのトラツクが高速走
行するとき、および、後退するとき、最後輪を回
転可能に支持してアクスル・ビームの両端に揺動
可能に連結されたセルフ・ステア型最後車輪軸を
中立状態、すなわち、直進方向に向けられた状態
でロツクし、高速走行時におけるそのトラツクの
走行安定性を高め、また、そのトラツクの後退を
安全かつ、確実にするよう装備されてきている。
にしたその後二軸型トラツクは、通常、ステア・
ロツク・シリンダを備え、そのトラツクが高速走
行するとき、および、後退するとき、最後輪を回
転可能に支持してアクスル・ビームの両端に揺動
可能に連結されたセルフ・ステア型最後車輪軸を
中立状態、すなわち、直進方向に向けられた状態
でロツクし、高速走行時におけるそのトラツクの
走行安定性を高め、また、そのトラツクの後退を
安全かつ、確実にするよう装備されてきている。
しかし、そのトラツクは、高速走行から減速さ
れて低速走行に移行する際に、ステアリング・ホ
イールが大きく操作されると、そのトラツクで
は、旋回の途中に、その最後車輪軸がステア・ロ
ツク状態からセルフ・ステア状態に切り替えられ
るので、その切り替わる時点でそのトラツクの旋
回半径が急激に変化されて操舵感覚が著しく変化
された。また、それとは逆に、そのトラツクが低
速走行から加速されて高速走行に移行する際に、
そのステアリング・ホイールが大きく操作される
と、そのトラツクの旋回途中に、その最後車輪軸
がセルフ・ステア状態からステア・ロツク状態に
切り替わるので、その切り替わる時点でそのトラ
ツクの旋回半径が急激に変化されて操舵感覚が著
しく変化された。
れて低速走行に移行する際に、ステアリング・ホ
イールが大きく操作されると、そのトラツクで
は、旋回の途中に、その最後車輪軸がステア・ロ
ツク状態からセルフ・ステア状態に切り替えられ
るので、その切り替わる時点でそのトラツクの旋
回半径が急激に変化されて操舵感覚が著しく変化
された。また、それとは逆に、そのトラツクが低
速走行から加速されて高速走行に移行する際に、
そのステアリング・ホイールが大きく操作される
と、そのトラツクの旋回途中に、その最後車輪軸
がセルフ・ステア状態からステア・ロツク状態に
切り替わるので、その切り替わる時点でそのトラ
ツクの旋回半径が急激に変化されて操舵感覚が著
しく変化された。
また、そのトラツクが走行時に制動されると、
そのトラツクは、路面摩擦およびそれに基づくブ
レーキの片効きなどによつて走行が不安定にな
る。時に、その際に、そのステアリング・ホイー
ルの比較的大きな操作が重なると、そのトラツク
は、舵角がさらに切られる方向に巻き込まれ、安
定した状態で旋回が困難になつた。
そのトラツクは、路面摩擦およびそれに基づくブ
レーキの片効きなどによつて走行が不安定にな
る。時に、その際に、そのステアリング・ホイー
ルの比較的大きな操作が重なると、そのトラツク
は、舵角がさらに切られる方向に巻き込まれ、安
定した状態で旋回が困難になつた。
この発明の目的・課題は、低速走行時には、旋
回半径を小さく可能にし、高速走行時には、走行
安定性を高め、低速走行から高速走行に、また、
高速走行から低速走行に移行する際の比較的大き
な旋回において、操舵感覚の急激な変化を抑制
し、より安定な走行を可能にし、制動時には、安
定した姿勢を保つて安全に制動可能にし、そし
て、後退時には、操舵を安定させるところのセル
フ・ステア型最後車軸を有する後二軸型車両の提
供にある。
回半径を小さく可能にし、高速走行時には、走行
安定性を高め、低速走行から高速走行に、また、
高速走行から低速走行に移行する際の比較的大き
な旋回において、操舵感覚の急激な変化を抑制
し、より安定な走行を可能にし、制動時には、安
定した姿勢を保つて安全に制動可能にし、そし
て、後退時には、操舵を安定させるところのセル
フ・ステア型最後車軸を有する後二軸型車両の提
供にある。
上述の目的・課題に関連して、この発明の後二
軸型車両は、ステアリング・ホイールの操作に応
じて前車輪軸を介して前輪を操舵するパワー・ス
テアリングと、最後輪を回転可能に支持し、そし
て、その前輪を操舵することによる車両の旋回方
向に応じてセルフ・ステアされる最後車輪軸をロ
ツクするステア・ロツク・シリンダと、そのステ
ア・ロツク・シリンダに流体圧源を接続する流体
圧配管に配置される電磁弁と、その車両が低速走
行される際には、車速センサからの信号に応じて
その電磁弁に流れる電流を制御し、その電磁弁を
開閉制御してステア・ロツク・シリンダにセル
フ・ステア動作させ、また、その車両が高速走行
される際には、その車速センサからの信号に応じ
てその電磁弁に流れる電流を制御し、その電磁弁
を開閉制御してそのステア・ロツク・シリンダに
ステア・ロツク動作させ、さらに、その車両が低
速走行から高速走行に、あるいは、高速走行から
低速走行に移行される際に、そのステアリング・
ホイールが比較的大きく操作されると、その車両
が直進走行に戻るまでの間、その車速センサおよ
びパワー・ステアリングの油圧回路の油圧センサ
からの信号に応じてその電磁弁に流れる電流を制
御し、その電磁弁をその車両の旋回前の走行状態
のままに維持してそのステア・ロツク・シリンダ
をその車両の旋回前の走行状態のままに保持し、
そして、その車両が直進走行に戻ると、その車速
センサおよび油圧センサからの信号に応じてその
電磁弁に流れる電流を制御し、その電磁弁を開閉
制御してそのステア・ロツク・シリンダにステ
ア・ロツク動作させるかあるいはセルフ・ステア
動作させ、またさらに、その車両が制動される際
には、流体圧サービス・ブレーキ系統のブレーキ
圧力センサからの信号に応じてその電磁弁に流れ
る電流を制御し、その電磁弁を開閉制御してその
ステア・ロツク・シリンダにステア・ロツク動作
させ、なおさらに、その車両が後退される際に
は、バツク・センサからの信号に応じてその電磁
弁に流れる電流を制御し、その電磁弁を開閉制御
してそのステア・ロツク・シリンダにステア・ロ
ツク動作させるコントロール・ユニツトとを備
え、そして、その車両の低速走行時には、その最
後車輪軸をセルフ・ステアさせて旋回半径を小さ
くし、その車両の高速走行時には、その最後車輪
軸をステア・ロツクさせて走行安定性を高め、そ
の車両の比較的大きな旋回時には、その最後車輪
軸を旋回前の走行状態のままに保つて操舵感覚の
急激な変化を抑制し、その車両が直進状態に戻る
とその最後車輪軸を車速に応じてステア・ロツク
あるいはセルフ・ステアさせ、その車両の制動時
には、その最後車輪軸をステア・ロツクさせて安
全に制動可能にし、そして、その車両の後退時に
は、その最後車輪軸をステア・ロツクさせて操舵
を安定させるところである。
軸型車両は、ステアリング・ホイールの操作に応
じて前車輪軸を介して前輪を操舵するパワー・ス
テアリングと、最後輪を回転可能に支持し、そし
て、その前輪を操舵することによる車両の旋回方
向に応じてセルフ・ステアされる最後車輪軸をロ
ツクするステア・ロツク・シリンダと、そのステ
ア・ロツク・シリンダに流体圧源を接続する流体
圧配管に配置される電磁弁と、その車両が低速走
行される際には、車速センサからの信号に応じて
その電磁弁に流れる電流を制御し、その電磁弁を
開閉制御してステア・ロツク・シリンダにセル
フ・ステア動作させ、また、その車両が高速走行
される際には、その車速センサからの信号に応じ
てその電磁弁に流れる電流を制御し、その電磁弁
を開閉制御してそのステア・ロツク・シリンダに
ステア・ロツク動作させ、さらに、その車両が低
速走行から高速走行に、あるいは、高速走行から
低速走行に移行される際に、そのステアリング・
ホイールが比較的大きく操作されると、その車両
が直進走行に戻るまでの間、その車速センサおよ
びパワー・ステアリングの油圧回路の油圧センサ
からの信号に応じてその電磁弁に流れる電流を制
御し、その電磁弁をその車両の旋回前の走行状態
のままに維持してそのステア・ロツク・シリンダ
をその車両の旋回前の走行状態のままに保持し、
そして、その車両が直進走行に戻ると、その車速
センサおよび油圧センサからの信号に応じてその
電磁弁に流れる電流を制御し、その電磁弁を開閉
制御してそのステア・ロツク・シリンダにステ
ア・ロツク動作させるかあるいはセルフ・ステア
動作させ、またさらに、その車両が制動される際
には、流体圧サービス・ブレーキ系統のブレーキ
圧力センサからの信号に応じてその電磁弁に流れ
る電流を制御し、その電磁弁を開閉制御してその
ステア・ロツク・シリンダにステア・ロツク動作
させ、なおさらに、その車両が後退される際に
は、バツク・センサからの信号に応じてその電磁
弁に流れる電流を制御し、その電磁弁を開閉制御
してそのステア・ロツク・シリンダにステア・ロ
ツク動作させるコントロール・ユニツトとを備
え、そして、その車両の低速走行時には、その最
後車輪軸をセルフ・ステアさせて旋回半径を小さ
くし、その車両の高速走行時には、その最後車輪
軸をステア・ロツクさせて走行安定性を高め、そ
の車両の比較的大きな旋回時には、その最後車輪
軸を旋回前の走行状態のままに保つて操舵感覚の
急激な変化を抑制し、その車両が直進状態に戻る
とその最後車輪軸を車速に応じてステア・ロツク
あるいはセルフ・ステアさせ、その車両の制動時
には、その最後車輪軸をステア・ロツクさせて安
全に制動可能にし、そして、その車両の後退時に
は、その最後車輪軸をステア・ロツクさせて操舵
を安定させるところである。
以下、この発明の後二軸型車両の特定された具
体例について、図面を参照して説明する。
体例について、図面を参照して説明する。
第1および2図は、後二軸型トラツクに具体化
されたこの発明の後二軸型車両の具体例10を示
している。
されたこの発明の後二軸型車両の具体例10を示
している。
その後二軸型トラツク10は、前車軸12がフ
ロント・アクスル・ビーム12aとそのフロン
ト・アクスル・ビーム12aの両端に揺動可能に
連結されて前輪60,61を回転可能に支持した
前輪輪軸18,19とで組み立てられて操舵入力
に応じてパワー・ステアリング15でその前車輪
軸18,19を介してその前輪60,61が操舵
され、後前車輪29,30がそのトラツク10に
搭載されたエンジン25で駆動され、そして、そ
の後前車軸29,30の後方に配置された最後車
軸32がセルフ・ステア型に構成されたところで
ある。この場合、そのセルフ・ステア型最後車軸
32は、リア・アクスル・ビーム32aとそのリ
ア・アクスル・ビーム32aの両端に揺動可能に
連結されて最後輪66,67を回転可能に支持し
た最後車輪軸33,34とから組み立てられ、そ
して、そのようにステア後輪軸に構成されたその
最後車輪軸33,34がそのトラツク10の走行
条件に応じてステア・ロツク・シリンダ39,4
0でセルフ・ステア状態およびステア・ロツク状
態に選択的に置かれるところである。
ロント・アクスル・ビーム12aとそのフロン
ト・アクスル・ビーム12aの両端に揺動可能に
連結されて前輪60,61を回転可能に支持した
前輪輪軸18,19とで組み立てられて操舵入力
に応じてパワー・ステアリング15でその前車輪
軸18,19を介してその前輪60,61が操舵
され、後前車輪29,30がそのトラツク10に
搭載されたエンジン25で駆動され、そして、そ
の後前車軸29,30の後方に配置された最後車
軸32がセルフ・ステア型に構成されたところで
ある。この場合、そのセルフ・ステア型最後車軸
32は、リア・アクスル・ビーム32aとそのリ
ア・アクスル・ビーム32aの両端に揺動可能に
連結されて最後輪66,67を回転可能に支持し
た最後車輪軸33,34とから組み立てられ、そ
して、そのようにステア後輪軸に構成されたその
最後車輪軸33,34がそのトラツク10の走行
条件に応じてステア・ロツク・シリンダ39,4
0でセルフ・ステア状態およびステア・ロツク状
態に選択的に置かれるところである。
すなわち、この後二軸型トラツク10は、ステ
アリング・ホイール17の操作に応じてその前車
輪軸18,19を介してその前輪60,61を操
舵するそのパワー・ステアリング15と、その最
後輪66,67を回転可能に支持し、そして、そ
の前輪60,61を操舵するところによるそのト
ラツク10の旋回方向に応じてセルフ・ステアさ
れるそのステア後輪軸33,34をロツクするス
テア・ロツク・シリンダ39,40と、そのステ
ア・ロツク・シリンダ39,40にエア・タンク
48を接続した空気圧配管49に配置された電磁
弁50と、そのトラツク10の走行条件に応じて
その電磁弁50に流れる電流を制御し、その電磁
弁50を開閉制御してそのステア・ロツク・シリ
ンダ39,40にセルフ・ステア動作およびステ
ア・ロツク動作させるコントロール・ユニツト5
4とが備えられた。
アリング・ホイール17の操作に応じてその前車
輪軸18,19を介してその前輪60,61を操
舵するそのパワー・ステアリング15と、その最
後輪66,67を回転可能に支持し、そして、そ
の前輪60,61を操舵するところによるそのト
ラツク10の旋回方向に応じてセルフ・ステアさ
れるそのステア後輪軸33,34をロツクするス
テア・ロツク・シリンダ39,40と、そのステ
ア・ロツク・シリンダ39,40にエア・タンク
48を接続した空気圧配管49に配置された電磁
弁50と、そのトラツク10の走行条件に応じて
その電磁弁50に流れる電流を制御し、その電磁
弁50を開閉制御してそのステア・ロツク・シリ
ンダ39,40にセルフ・ステア動作およびステ
ア・ロツク動作させるコントロール・ユニツト5
4とが備えられた。
そして、このトラツク10では、そのコントロ
ール・ユニツト54は、そのトラツク10が低速
走行される際には、車速センサ56からの信号に
応じてその電磁弁50に流れる電流を制御し、そ
の電磁弁50を開閉制御してそのステア・ロツ
ク・シリンダ39,40にセルフ・ステア動作さ
せ、また、そのトラツク10が高速走行される際
には、その車速センサ56からの信号に応じてそ
の電磁弁50に流れる電流を制御し、その電磁弁
50を開閉制御してそのステア・ロツク・シリン
ダ39,40にステア・ロツク動作させ、さら
に、そのトラツク10が低速走行から高速走行
に、あるいは、高速走行から低速走行に移行され
る際に、そのステアリング・ホイール17が比較
的大きく操作されると、そのトラツク10が直進
走行に戻るまでの間、その車速センサ56および
パワー・ステアリング15の油圧回路の油圧セン
サ57からの信号に応じてその電磁弁50に流れ
る電流を制御し、その電磁弁50をそのトラツク
10の旋回前の走行状態のままに維持してそのス
テア・ロツク・シリンダ39,40をそのトラツ
ク10の旋回前の走行状態のままに保持し、そし
て、そのトラツク10が直進走行に戻ると、その
車速センサ56および油圧センサ57からの信号
に応じてその電磁弁50に流れる電流を制御し、
その電磁弁50を開閉制御してそのステア・ロツ
ク・シリンダ39,40にステア・ロツク動作さ
せるかあるいはセルフ・ステア動作させ、またさ
らに、そのトラツク10が制動される際には、流
体圧サービス・ブレーキ系統のブレーキ圧力セン
サ68からの信号に応じてその電磁弁50に流れ
る電流を制御し、その電磁弁50を開閉制御して
そのステア・ロツク・シリンダ39,40にステ
ア・ロツク動作させ、なおさらに、そのトラツク
10が後退される際には、バツク・センサ69か
らの信号に応じてその電磁弁50に流れる電流を
制御し、その電磁弁50を開閉制御してそのステ
ア・ロツク・シリンダ39,40にステア・ロツ
ク動作させるところである。
ール・ユニツト54は、そのトラツク10が低速
走行される際には、車速センサ56からの信号に
応じてその電磁弁50に流れる電流を制御し、そ
の電磁弁50を開閉制御してそのステア・ロツ
ク・シリンダ39,40にセルフ・ステア動作さ
せ、また、そのトラツク10が高速走行される際
には、その車速センサ56からの信号に応じてそ
の電磁弁50に流れる電流を制御し、その電磁弁
50を開閉制御してそのステア・ロツク・シリン
ダ39,40にステア・ロツク動作させ、さら
に、そのトラツク10が低速走行から高速走行
に、あるいは、高速走行から低速走行に移行され
る際に、そのステアリング・ホイール17が比較
的大きく操作されると、そのトラツク10が直進
走行に戻るまでの間、その車速センサ56および
パワー・ステアリング15の油圧回路の油圧セン
サ57からの信号に応じてその電磁弁50に流れ
る電流を制御し、その電磁弁50をそのトラツク
10の旋回前の走行状態のままに維持してそのス
テア・ロツク・シリンダ39,40をそのトラツ
ク10の旋回前の走行状態のままに保持し、そし
て、そのトラツク10が直進走行に戻ると、その
車速センサ56および油圧センサ57からの信号
に応じてその電磁弁50に流れる電流を制御し、
その電磁弁50を開閉制御してそのステア・ロツ
ク・シリンダ39,40にステア・ロツク動作さ
せるかあるいはセルフ・ステア動作させ、またさ
らに、そのトラツク10が制動される際には、流
体圧サービス・ブレーキ系統のブレーキ圧力セン
サ68からの信号に応じてその電磁弁50に流れ
る電流を制御し、その電磁弁50を開閉制御して
そのステア・ロツク・シリンダ39,40にステ
ア・ロツク動作させ、なおさらに、そのトラツク
10が後退される際には、バツク・センサ69か
らの信号に応じてその電磁弁50に流れる電流を
制御し、その電磁弁50を開閉制御してそのステ
ア・ロツク・シリンダ39,40にステア・ロツ
ク動作させるところである。
また、この後二軸型トラツク10において、そ
のステア・ロツク・シリンダ39,40のセル
フ・ステア動作は、そのステア・ロツク・シリン
ダ39,40がそのステア後輪軸33,34をセ
ルフ・ステア状態に置くところの動作であり、そ
して、そのステア・ロツク・シリンダ39,40
のステア・ロツク動作は、そのステア・ロツク・
シリンダ39,40がそのステア後輪軸33,3
4をステア・ロツク状態に置くところの動作であ
る。
のステア・ロツク・シリンダ39,40のセル
フ・ステア動作は、そのステア・ロツク・シリン
ダ39,40がそのステア後輪軸33,34をセ
ルフ・ステア状態に置くところの動作であり、そ
して、そのステア・ロツク・シリンダ39,40
のステア・ロツク動作は、そのステア・ロツク・
シリンダ39,40がそのステア後輪軸33,3
4をステア・ロツク状態に置くところの動作であ
る。
そのパワー・ステアリング15は、そのトラツ
ク10のシヤシ・フレーム11の前方に配置され
たその前車軸12において、そのフロント・アク
スル・ビーム12aの両端にキング・ピンを介し
て揺動可能に取り付けられてその前車輪軸18,
19とトタイ・ロツド・アーム20,21とを備
えた一対のナツクル13,14、そのタイ・ロツ
ド・アーム20,21端を互いに連結するタイ・
ロツド22、ステアリング・ホイール17の操作
に応じてセクタ・シヤフト(図示せず)を回転さ
せるインテグラル型パワー・ステアリング装置1
6、そのセクタ・シヤフトの動きをそのタイ・ロ
ツド22に伝達するピツトマン・アーム(図示せ
ず)、ドラツグ・リンク23、ナツクル・アーム
24、および、そのパワー・ステアリング装置1
6のための油圧回路などより構成されている。
ク10のシヤシ・フレーム11の前方に配置され
たその前車軸12において、そのフロント・アク
スル・ビーム12aの両端にキング・ピンを介し
て揺動可能に取り付けられてその前車輪軸18,
19とトタイ・ロツド・アーム20,21とを備
えた一対のナツクル13,14、そのタイ・ロツ
ド・アーム20,21端を互いに連結するタイ・
ロツド22、ステアリング・ホイール17の操作
に応じてセクタ・シヤフト(図示せず)を回転さ
せるインテグラル型パワー・ステアリング装置1
6、そのセクタ・シヤフトの動きをそのタイ・ロ
ツド22に伝達するピツトマン・アーム(図示せ
ず)、ドラツグ・リンク23、ナツクル・アーム
24、および、そのパワー・ステアリング装置1
6のための油圧回路などより構成されている。
そのパワー・ステアリング15は、既存のトラ
ツクに適用されるパワー・ステアリングと実質的
に同一に構成されるので、その構成の詳細な説明
を省略する。
ツクに適用されるパワー・ステアリングと実質的
に同一に構成されるので、その構成の詳細な説明
を省略する。
また、そのナツクル13,14の前車輪軸1
8,19には、前輪60,61が前述されたよう
に、それぞれ回転可能に支持された。
8,19には、前輪60,61が前述されたよう
に、それぞれ回転可能に支持された。
従つて、そのステアリング・ホイール17が回
転されると、そのパワー・ステアリング装置16
がそれらのナツクル13,14を同一方向に揺動
させ、その前車輪軸18,19が揺動され、その
結果、その前輪60,61の舵角が変えられる。
転されると、そのパワー・ステアリング装置16
がそれらのナツクル13,14を同一方向に揺動
させ、その前車輪軸18,19が揺動され、その
結果、その前輪60,61の舵角が変えられる。
勿論、そのパワー・ステアリグ装置16は、イ
ンテグラル型のものとして説明したが、セミ・イ
ンテグラル型もしくはリンケージ型のものを使用
することも可能である。
ンテグラル型のものとして説明したが、セミ・イ
ンテグラル型もしくはリンケージ型のものを使用
することも可能である。
その後前車軸29,30は、そのトラツク10
のシヤシ・フレーム11における後方に配置さ
れ、そのトラツクに搭載されたエンジン25で駆
動される。
のシヤシ・フレーム11における後方に配置さ
れ、そのトラツクに搭載されたエンジン25で駆
動される。
すなわち、その後前車軸29,30は、そのシ
ヤシ・フレーム11における後方寄りの位置に配
置され、かつ、終減速機59を備えた車軸管58
内に回転可能に収められ、そのエンジン25の後
方に配置された変速機26の出力軸をプロペラ・
シヤフト31を介してその終減速機59のドライ
ブ・シヤフトに連結している。
ヤシ・フレーム11における後方寄りの位置に配
置され、かつ、終減速機59を備えた車軸管58
内に回転可能に収められ、そのエンジン25の後
方に配置された変速機26の出力軸をプロペラ・
シヤフト31を介してその終減速機59のドライ
ブ・シヤフトに連結している。
その後前車軸29,30の両端には、ダブル・
タイヤとしての車輪62,63,64,65がそ
れぞれ取り付けられていることは勿論である。
タイヤとしての車輪62,63,64,65がそ
れぞれ取り付けられていることは勿論である。
そのセルフ・ステア型最後車軸32は、その後
前車軸29,30の後方において、そのシヤシ・
フレーム11に配置され、そして、前述されたよ
うに、そのトラツク10の旋回方向に応じて、セ
ルフ・ステアされるように構成されている。すな
わち、その最後車軸32は、そのリア・アクス
ル・ビーム32aおよび最後車輪軸33,34で
構成され、その最後車輪軸32,34が、また、
ナツクル27,28に固定されたステア後輪軸に
構成された。そのナツクル27,28は、キン
グ・ピンを介してそのリア・アクスル・ビームの
両端に揺動可能に連結され、その結果、そのステ
ア後輪軸33,34はそのリア・アクスル・ビー
ム32aの両端においてステア可能にされてい
る。
前車軸29,30の後方において、そのシヤシ・
フレーム11に配置され、そして、前述されたよ
うに、そのトラツク10の旋回方向に応じて、セ
ルフ・ステアされるように構成されている。すな
わち、その最後車軸32は、そのリア・アクス
ル・ビーム32aおよび最後車輪軸33,34で
構成され、その最後車輪軸32,34が、また、
ナツクル27,28に固定されたステア後輪軸に
構成された。そのナツクル27,28は、キン
グ・ピンを介してそのリア・アクスル・ビームの
両端に揺動可能に連結され、その結果、そのステ
ア後輪軸33,34はそのリア・アクスル・ビー
ム32aの両端においてステア可能にされてい
る。
さらに、そのナツクル27,28は、そのトラ
ツク10の前方側に突出されたナツクル・コント
ロール・アーム35,36および後方側に突出さ
れたタイ・ロツド・アーム37,38をそれぞれ
備えている。
ツク10の前方側に突出されたナツクル・コント
ロール・アーム35,36および後方側に突出さ
れたタイ・ロツド・アーム37,38をそれぞれ
備えている。
そのタイ・ロツド・アーム37,38端はタ
イ・ロツド47およびボール・ジヨイントを介し
て互いに連結されている。さらに、そのタイ・ロ
ツド・アーム37,38端の少なくとも一方は、
ガスを封入したダンパ(図示せず)、もしくは、
スプリングを内蔵したダンパ(図示せず)を介し
て、そのリア・アクスル・ビーム32aにピボツ
ト連結されることが望ましい。
イ・ロツド47およびボール・ジヨイントを介し
て互いに連結されている。さらに、そのタイ・ロ
ツド・アーム37,38端の少なくとも一方は、
ガスを封入したダンパ(図示せず)、もしくは、
スプリングを内蔵したダンパ(図示せず)を介し
て、そのリア・アクスル・ビーム32aにピボツ
ト連結されることが望ましい。
従つて、その一対のナツクル27,28は、そ
のタイ・ロツド47によつてキング・ピンのまわ
りをそれぞれ同一方向に揺動され、その結果、そ
のステア後輪軸33,34は同一方向にセルフ・
ステアされる。
のタイ・ロツド47によつてキング・ピンのまわ
りをそれぞれ同一方向に揺動され、その結果、そ
のステア後輪軸33,34は同一方向にセルフ・
ステアされる。
そのステア・ロツク・シリンダ39,40は、
後述されるエア・タンク48からの圧縮空気によ
り、そのステア後輪軸33,34をロツクするも
ので、そのステア後輪軸33,34の付近で、そ
の最後車軸32におけるそのリア・アクスル・ビ
ーム32aに自在継手を介して回転可能に配置さ
れた。
後述されるエア・タンク48からの圧縮空気によ
り、そのステア後輪軸33,34をロツクするも
ので、そのステア後輪軸33,34の付近で、そ
の最後車軸32におけるそのリア・アクスル・ビ
ーム32aに自在継手を介して回転可能に配置さ
れた。
そのステア・ロツク・シリンダ39,40は、
シリンダと、そのシリンダ内に配置されたダイヤ
フラムと、一端側をそのシリンダから出し入れ可
能にして、他端をそのダイヤフラムに連結したプ
ツシユ・ロツド45,46と、そのプツシユ・ロ
ツド45,46を引つ込めるように、そのシリン
ダ内に配置されたリターン・スプリングとより構
成されている。
シリンダと、そのシリンダ内に配置されたダイヤ
フラムと、一端側をそのシリンダから出し入れ可
能にして、他端をそのダイヤフラムに連結したプ
ツシユ・ロツド45,46と、そのプツシユ・ロ
ツド45,46を引つ込めるように、そのシリン
ダ内に配置されたリターン・スプリングとより構
成されている。
そのように構成されたそのステア・ロツク・シ
リンダ39,40は、そのリア・アクスル・ビー
ム32aに所定の間隔を保つて固定されたブラケ
ツト41,42端に自在継手を介して回転可能に
取り付けられ、そのプツシユ・ロツド45,46
端がそのナツクル・コントロール・アーム35,
36端側に向けられている。
リンダ39,40は、そのリア・アクスル・ビー
ム32aに所定の間隔を保つて固定されたブラケ
ツト41,42端に自在継手を介して回転可能に
取り付けられ、そのプツシユ・ロツド45,46
端がそのナツクル・コントロール・アーム35,
36端側に向けられている。
勿論、その自在継手は、クロス・スパイダを含
み、そのステア・ロツク・シリンダ39,40の
3次元的な動きを許容するように、そのステア・
ロツク・シリンダ39,40をそのブラケツト4
1,42に連結している。
み、そのステア・ロツク・シリンダ39,40の
3次元的な動きを許容するように、そのステア・
ロツク・シリンダ39,40をそのブラケツト4
1,42に連結している。
さらに、そのステア・ロツク・シリンダ39,
40のプツシユ・ロツド45,46端はスリーブ
43,44を介してそのナツクル・コントロー
ル・アーム35,36端に連結している。
40のプツシユ・ロツド45,46端はスリーブ
43,44を介してそのナツクル・コントロー
ル・アーム35,36端に連結している。
そのスリーブ43,44は、そのプツシユ・ロ
ツド45,46端を往復摺動可能に受け入れるよ
うに一端を開口してロツド・ガイド・ボアを形成
し、他端をそのナツクル・コントロール・アーム
35,36端にボール・ジヨイント連結してい
る。
ツド45,46端を往復摺動可能に受け入れるよ
うに一端を開口してロツド・ガイド・ボアを形成
し、他端をそのナツクル・コントロール・アーム
35,36端にボール・ジヨイント連結してい
る。
従つて、そのステア・ロツク・シリンダ39,
40のプツシユ・ロツド45,46が空気圧によ
つて押し出されるならば、そのプツシユ・ロツド
45,46の先端がそのスリーブ43,44のロ
ツド・ガイド・ボアの底壁に当り、そのナツク
ル・コントロール・アーム35,36はもとよ
り、キング・ピンを中心とするそのナツクル2
7,28の回転が規制され、換言するならば、そ
のステア後輪軸33,34がステア・ロツク状態
に置かれる。
40のプツシユ・ロツド45,46が空気圧によ
つて押し出されるならば、そのプツシユ・ロツド
45,46の先端がそのスリーブ43,44のロ
ツド・ガイド・ボアの底壁に当り、そのナツク
ル・コントロール・アーム35,36はもとよ
り、キング・ピンを中心とするそのナツクル2
7,28の回転が規制され、換言するならば、そ
のステア後輪軸33,34がステア・ロツク状態
に置かれる。
勿論、そのステア・ロツク・シリンダ39,4
0のプツシユ・ロツド45,46が引つ込められ
ているとき、そのプツシユ・ロツド45,46の
先端はそのロツド・ガイド・ボアの底壁から離さ
れ、そのプツシユ・ロツド45,46に対するそ
のスリーブ43,44の往復動が許容され、その
結果、そのステア後輪軸33,34がセルフ・ス
テア状態に置かれる。
0のプツシユ・ロツド45,46が引つ込められ
ているとき、そのプツシユ・ロツド45,46の
先端はそのロツド・ガイド・ボアの底壁から離さ
れ、そのプツシユ・ロツド45,46に対するそ
のスリーブ43,44の往復動が許容され、その
結果、そのステア後輪軸33,34がセルフ・ス
テア状態に置かれる。
そのエア・タンク48は、空気圧配管49を介
してそれらステア・ロツク・シリンダ39,40
にそれぞれ接続されている。そのエア・タンク4
8内の圧縮空気はそのトラツク10のエンジン2
5で駆動されるエア・コンプレツサ(図示せず)
から供給されることは勿論である。
してそれらステア・ロツク・シリンダ39,40
にそれぞれ接続されている。そのエア・タンク4
8内の圧縮空気はそのトラツク10のエンジン2
5で駆動されるエア・コンプレツサ(図示せず)
から供給されることは勿論である。
その電磁弁50は、そのエア・タンク48とそ
のステア・ロツク・シリンダ39,40とを接続
する空気圧配管49に設けられている。
のステア・ロツク・シリンダ39,40とを接続
する空気圧配管49に設けられている。
そして、その電磁弁50は、タンク・ポート5
1、シリンダ・ポート52、および、排気ポート
53をそれぞれ備える3方向制御弁で、電気信号
によつてその排気ポート53を閉じると同時にそ
のタンク・ポート51をそのシリンダ・ポート5
2に連絡し、および、そのタンク・ポート51を
閉じると同時にそのシリンダ・ポート52をその
排気ポート53に連絡する何れか一方の動作を選
択的に行なうように構成されている。
1、シリンダ・ポート52、および、排気ポート
53をそれぞれ備える3方向制御弁で、電気信号
によつてその排気ポート53を閉じると同時にそ
のタンク・ポート51をそのシリンダ・ポート5
2に連絡し、および、そのタンク・ポート51を
閉じると同時にそのシリンダ・ポート52をその
排気ポート53に連絡する何れか一方の動作を選
択的に行なうように構成されている。
そのコントロール・ユニツト54は、その電磁
弁50のソレノイド・コイルに電気的に接続さ
れ、その車速センサ56、上述のパワー・ステア
リング15の油圧系統に設けられた油圧センサ5
7、その後二軸型トラツク10の油圧サービス・
ブレーキ系統に設けられたブレーキ圧力センサ6
8、および、そのトラツク10の変速機26に設
けられたバツク・センサ69からの入力信号に応
じてその電磁弁50を開閉制御するもので、入力
および出力回路、演算回路、記憶回路、制御回
路、および、電源回路より構成されている。
弁50のソレノイド・コイルに電気的に接続さ
れ、その車速センサ56、上述のパワー・ステア
リング15の油圧系統に設けられた油圧センサ5
7、その後二軸型トラツク10の油圧サービス・
ブレーキ系統に設けられたブレーキ圧力センサ6
8、および、そのトラツク10の変速機26に設
けられたバツク・センサ69からの入力信号に応
じてその電磁弁50を開閉制御するもので、入力
および出力回路、演算回路、記憶回路、制御回
路、および、電源回路より構成されている。
その車速センサ56は、既存の車速センサと同
様に、そのトラツク10の変速機26に配置さ
れ、その変速機26の出力軸の回転速度を検出
し、その回転速度を電気信号に変換して、その信
号をそのコントロール・ユニツト54に送るよう
に構成されている。従つて、その車速センサ56
は、そのコントロール・ユニツト54の入力回路
に電気的に接続されている。
様に、そのトラツク10の変速機26に配置さ
れ、その変速機26の出力軸の回転速度を検出
し、その回転速度を電気信号に変換して、その信
号をそのコントロール・ユニツト54に送るよう
に構成されている。従つて、その車速センサ56
は、そのコントロール・ユニツト54の入力回路
に電気的に接続されている。
その油圧センサ57は、そのパワー・ステアリ
ング15の油圧系統、すなわち、オイル・ポンプ
55の吐出側に配置され、そのオイル・ポンプ5
5からパワー・ステアリング装置16に供給され
るオイルの圧力を検出し、その圧力を電気信号に
変換して、その信号をそのコントロール・ユニツ
ト54に送るように構成されている。従つて、そ
の油圧センサ57は、そのコントロール・ユニツ
ト54の入力回路に電気的に接続されている。
ング15の油圧系統、すなわち、オイル・ポンプ
55の吐出側に配置され、そのオイル・ポンプ5
5からパワー・ステアリング装置16に供給され
るオイルの圧力を検出し、その圧力を電気信号に
変換して、その信号をそのコントロール・ユニツ
ト54に送るように構成されている。従つて、そ
の油圧センサ57は、そのコントロール・ユニツ
ト54の入力回路に電気的に接続されている。
そのブレーキ圧力センサ68は、そのキヤスタ
型ステア後輪軸33,34に取り付けられた最後
車輪66,67を制動するための油圧サービス・
ブレーキ系統に設けられ、そのブレーキ系統のブ
レーキ・オイルの圧力を検出し、その圧力を電気
信号に変換して、その信号をそのコントロール・
ユニツト54に送るように構成されている。勿
論、そのブレーキ圧力センサ68はそのコントロ
ール・ユニツト54の入力回路に電気的に接続さ
れている。
型ステア後輪軸33,34に取り付けられた最後
車輪66,67を制動するための油圧サービス・
ブレーキ系統に設けられ、そのブレーキ系統のブ
レーキ・オイルの圧力を検出し、その圧力を電気
信号に変換して、その信号をそのコントロール・
ユニツト54に送るように構成されている。勿
論、そのブレーキ圧力センサ68はそのコントロ
ール・ユニツト54の入力回路に電気的に接続さ
れている。
また、そのバツク・センサ69は、バツク・ア
ツプ・センサが使用され、そのバツク・アツプ・
センサ69は、そのトラツク10の変速機26に
設けられ、チエンジ・レバーがリバース操作され
るときの動きを検出し、そのチエンジ・レバーが
リバース側に操作されているか否かの電気信号を
そのコントロール・ユニツト54に送るように構
成されている。そのバツク・アツプ・センサ69
は、上述の車速センサ56、油圧センサ57、お
よび、ブレーキ圧力センサ68と同様にそのコン
トロール・ユニツト54の入力回路に電気的に接
続されていることは勿論である。
ツプ・センサが使用され、そのバツク・アツプ・
センサ69は、そのトラツク10の変速機26に
設けられ、チエンジ・レバーがリバース操作され
るときの動きを検出し、そのチエンジ・レバーが
リバース側に操作されているか否かの電気信号を
そのコントロール・ユニツト54に送るように構
成されている。そのバツク・アツプ・センサ69
は、上述の車速センサ56、油圧センサ57、お
よび、ブレーキ圧力センサ68と同様にそのコン
トロール・ユニツト54の入力回路に電気的に接
続されていることは勿論である。
この発明の後二軸型車両10において、上述し
た以外は既存の後二軸型トラツクと同様に構成さ
れるので、それらの構成の説明を省略する。
た以外は既存の後二軸型トラツクと同様に構成さ
れるので、それらの構成の説明を省略する。
次に、上述の後二軸型トラツク10の走行につ
いて述べるに、そのトラツク10が低速走行をす
ると、そのコントロール・ユニツト54の制御下
でその車速センサ56からの信号により、その電
磁弁50のタンク・ポート51が閉じられ、その
シリンダ・ポート52がその排気ポート53に連
絡される。
いて述べるに、そのトラツク10が低速走行をす
ると、そのコントロール・ユニツト54の制御下
でその車速センサ56からの信号により、その電
磁弁50のタンク・ポート51が閉じられ、その
シリンダ・ポート52がその排気ポート53に連
絡される。
すなわち、そのステア・ロツク・シリンダ3
9,40のシリンダ室内の圧縮空気がその排気ポ
ート53から大気中に逃がされ、リターン・スプ
リングによつてそのプツシユ・ロツド45,46
が内側にそれぞれ引つ込められる。
9,40のシリンダ室内の圧縮空気がその排気ポ
ート53から大気中に逃がされ、リターン・スプ
リングによつてそのプツシユ・ロツド45,46
が内側にそれぞれ引つ込められる。
その結果、そのプツシユ・ロツド45,46に
対するそのスリーブ43,44の往復動が許容さ
れ、そのステア後輪軸33,34がセルフ・ステ
ア状態に置かれ、そのトラツク10が低速走行す
るときの旋回半径が小さくなつた。
対するそのスリーブ43,44の往復動が許容さ
れ、そのステア後輪軸33,34がセルフ・ステ
ア状態に置かれ、そのトラツク10が低速走行す
るときの旋回半径が小さくなつた。
その際、そのステア・ロツク・シリンダ39,
40は自在継手を介してその最後車軸32のリ
ア・アクスル・ビーム32aに回転可能に支持さ
れているので、そのステア後輪軸33,34のセ
ルフ・ステアに応じて、そのステア・ロツク・シ
リンダ39,40の向きが自由に変えられ、その
結果、そのステア後輪軸33,34のセルフ・ス
テアにそのステア・ロツク・シリンダ39,40
が実質的に干渉することなく、そのセルフ・ステ
アが極めて円滑になされた。
40は自在継手を介してその最後車軸32のリ
ア・アクスル・ビーム32aに回転可能に支持さ
れているので、そのステア後輪軸33,34のセ
ルフ・ステアに応じて、そのステア・ロツク・シ
リンダ39,40の向きが自由に変えられ、その
結果、そのステア後輪軸33,34のセルフ・ス
テアにそのステア・ロツク・シリンダ39,40
が実質的に干渉することなく、そのセルフ・ステ
アが極めて円滑になされた。
また、そのトラツク10が高速走行をすると、
そのコントロール・ユニツト54の制御下でその
車速センサ56からの信号により、その電磁弁5
0の排気ポート53が閉じられ、そのタンク・ポ
ート51がそのシリンダ・ポート52に連絡され
る。
そのコントロール・ユニツト54の制御下でその
車速センサ56からの信号により、その電磁弁5
0の排気ポート53が閉じられ、そのタンク・ポ
ート51がそのシリンダ・ポート52に連絡され
る。
すなわち、そのエア・タンク48からの圧縮空
気がそのステア・ロツク・シリンダ39,40の
シリンダ室内に送られ、ダイヤフラムがそのリタ
ーン・スプリングに抗して移動され、そのプツシ
ユ・ロツド45,46が外側にそれぞれ押し出さ
れる。
気がそのステア・ロツク・シリンダ39,40の
シリンダ室内に送られ、ダイヤフラムがそのリタ
ーン・スプリングに抗して移動され、そのプツシ
ユ・ロツド45,46が外側にそれぞれ押し出さ
れる。
その結果、そのプツシユ・ロツド45,46の
先端がそのスリーブ43,44におけるロツド・
ガイド・ボアの底壁に当り、そのプツシユ・ロツ
ド45,46に対するそのスリーブ43,44の
往復動が規制され、そのステア後輪軸33,34
がステア・ロツク状態に置かれ、そのトラツク1
0が高速走行するときの走行安定性が向上され
た。
先端がそのスリーブ43,44におけるロツド・
ガイド・ボアの底壁に当り、そのプツシユ・ロツ
ド45,46に対するそのスリーブ43,44の
往復動が規制され、そのステア後輪軸33,34
がステア・ロツク状態に置かれ、そのトラツク1
0が高速走行するときの走行安定性が向上され
た。
勿論、そのトラツク10が後退するときには、
変速機26のチエンジ・レバーがリバース操作さ
れることによつて、そのバツク・アツプ・センサ
69からの信号をそのコントロール・ユニツト5
4が入力し、そのコントロール・ユニツト54か
らの出力信号によつてその電磁弁50が開閉さ
れ、上述の高速走行の場合と同様に、そのステア
後輪軸33,34がステア・ロツク状態に置か
れ、後退時の操縦性が安定化された。
変速機26のチエンジ・レバーがリバース操作さ
れることによつて、そのバツク・アツプ・センサ
69からの信号をそのコントロール・ユニツト5
4が入力し、そのコントロール・ユニツト54か
らの出力信号によつてその電磁弁50が開閉さ
れ、上述の高速走行の場合と同様に、そのステア
後輪軸33,34がステア・ロツク状態に置か
れ、後退時の操縦性が安定化された。
さらに、そのトラツク10が高速走行から減速
し、低速走行に移行する際に、そのステアリン
グ・ホイール17が比較的大きな操作角をもつて
回転されると、そのパワー・ステアリング15の
油圧回路の油圧が上昇し、その油圧センサ57が
そのコントロール・ユニツト54に出力信号を送
る。
し、低速走行に移行する際に、そのステアリン
グ・ホイール17が比較的大きな操作角をもつて
回転されると、そのパワー・ステアリング15の
油圧回路の油圧が上昇し、その油圧センサ57が
そのコントロール・ユニツト54に出力信号を送
る。
そのようにして、そのコントロール・ユニツト
54がその車速センサ56および油圧センサ57
からのそれぞれの信号を入力すると、そのコント
ロール・ユニツト54は、高速走行している場合
と同様に、その電磁弁50に出力信号を送り、そ
の結果、その電磁弁50の排気ポート53が閉じ
られ、そのタンク・ポート51がそのシリンダ・
ポート52に連絡される。
54がその車速センサ56および油圧センサ57
からのそれぞれの信号を入力すると、そのコント
ロール・ユニツト54は、高速走行している場合
と同様に、その電磁弁50に出力信号を送り、そ
の結果、その電磁弁50の排気ポート53が閉じ
られ、そのタンク・ポート51がそのシリンダ・
ポート52に連絡される。
従つて、そのトラツク10が高速走行をしてい
る状態から減速し、低速走行に移行する際、その
ステアリング・ホイール17が比較的大きく操作
されると、そのステア後輪軸33,34がセル
フ・ステアされることなく、ステア・ロツクされ
たままの状態に保持されて操作感覚が急激に変化
することが阻止された。すなわち、この場合は、
そのステアリング・ホイール17の操作が終るま
でそのパワー・ステアリング15の油圧配管の油
圧が上昇されているので、そのステア後輪軸3
3,34がセルフ・ステア状態に戻されることが
一時的に保留されてステア・ロツク状態に保持さ
れる。
る状態から減速し、低速走行に移行する際、その
ステアリング・ホイール17が比較的大きく操作
されると、そのステア後輪軸33,34がセル
フ・ステアされることなく、ステア・ロツクされ
たままの状態に保持されて操作感覚が急激に変化
することが阻止された。すなわち、この場合は、
そのステアリング・ホイール17の操作が終るま
でそのパワー・ステアリング15の油圧配管の油
圧が上昇されているので、そのステア後輪軸3
3,34がセルフ・ステア状態に戻されることが
一時的に保留されてステア・ロツク状態に保持さ
れる。
また、そのトラツク10が低速走行をしている
状態から加速し、高速走行に移行される際に、そ
のステアリング・ホイール17が、比較的大きく
操作されると、そのコントロール・ユニツト54
は、その車速センサ56および油圧センサ57か
らの信号に応じてその電磁弁50を制御し、その
電磁弁50において、そのタンク・ポート51が
閉じられてそのシリンダ・ポート52がその排気
ポート53に連絡される。
状態から加速し、高速走行に移行される際に、そ
のステアリング・ホイール17が、比較的大きく
操作されると、そのコントロール・ユニツト54
は、その車速センサ56および油圧センサ57か
らの信号に応じてその電磁弁50を制御し、その
電磁弁50において、そのタンク・ポート51が
閉じられてそのシリンダ・ポート52がその排気
ポート53に連絡される。
従つて、そのステア後輪軸33,34がステ
ア・ロツクされることなく、セルフ・ステアされ
たままの状態に保持されて操舵感覚が急激に変化
することが阻止された。
ア・ロツクされることなく、セルフ・ステアされ
たままの状態に保持されて操舵感覚が急激に変化
することが阻止された。
この場合も、そのステアリング・ホイール17
の操作が終るまでそのパワー・ステアリング15
の油圧配管の油圧が上昇されているので、そのス
テア後輪軸33,34がステア・ロツク状態に戻
されることが一時的に保留されてセルフ・ステア
状態に保持される。
の操作が終るまでそのパワー・ステアリング15
の油圧配管の油圧が上昇されているので、そのス
テア後輪軸33,34がステア・ロツク状態に戻
されることが一時的に保留されてセルフ・ステア
状態に保持される。
そのようにして、このトラツク10では、低速
走行から高速走行に、あるいは、高速走行から低
速走行に移行される際に、そのステアリング・ホ
イール17が比較的大きく操作されると、直進走
行に戻るまでの間、そのコントロール・ユニツト
54がその車速センサ56および油圧センサ57
からの信号に応じて、その電磁弁50に流れる電
流を制御し、その電磁弁50を旋回前の走行状態
のままに維持してそのステア・ロツク・シリンダ
39,40を旋回前の走行状態のままに保持し、
すなわち、そのステア後輪軸33,34がセル
フ・ステア状態、あるいは、ステア・ロツク状態
に保持されて操舵感覚の急激な変化が防止され、
そして、直進走行に戻ると、そのコントロール・
ユニツト54がその車速センサ56および油圧セ
ンサ57からの信号に応じて、その電磁弁50に
流れる電流を制御し、その電磁弁50を開閉制御
してそのステア・ロツク・シリンダ39,40に
ステア・ロツク動作させるかあるいはセルフ・ス
テア動作させ、そのステア後輪軸33,34がス
テア・ロツク状態、あるいは、セルフ・ステア状
態に置かれる。
走行から高速走行に、あるいは、高速走行から低
速走行に移行される際に、そのステアリング・ホ
イール17が比較的大きく操作されると、直進走
行に戻るまでの間、そのコントロール・ユニツト
54がその車速センサ56および油圧センサ57
からの信号に応じて、その電磁弁50に流れる電
流を制御し、その電磁弁50を旋回前の走行状態
のままに維持してそのステア・ロツク・シリンダ
39,40を旋回前の走行状態のままに保持し、
すなわち、そのステア後輪軸33,34がセル
フ・ステア状態、あるいは、ステア・ロツク状態
に保持されて操舵感覚の急激な変化が防止され、
そして、直進走行に戻ると、そのコントロール・
ユニツト54がその車速センサ56および油圧セ
ンサ57からの信号に応じて、その電磁弁50に
流れる電流を制御し、その電磁弁50を開閉制御
してそのステア・ロツク・シリンダ39,40に
ステア・ロツク動作させるかあるいはセルフ・ス
テア動作させ、そのステア後輪軸33,34がス
テア・ロツク状態、あるいは、セルフ・ステア状
態に置かれる。
また、そのトラツク10の走行時、ブレーキ・
ペダルの踏み込みによつて制動され、油圧サービ
ス・ブレーキ系統の油圧が高くなると、そのブレ
ーキ圧力センサ68からの信号をそのコントロー
ル・ユニツト54が入力し、そのコントロール・
ユニツト54からの出力信号によつてその電磁弁
50が開閉され、上述の高速走行の場合と同様
に、そのステア後輪軸33,34がステア・ロツ
ク状態に置かれ、そのトラツク10が安定した状
態で、安全な制動がなされる。
ペダルの踏み込みによつて制動され、油圧サービ
ス・ブレーキ系統の油圧が高くなると、そのブレ
ーキ圧力センサ68からの信号をそのコントロー
ル・ユニツト54が入力し、そのコントロール・
ユニツト54からの出力信号によつてその電磁弁
50が開閉され、上述の高速走行の場合と同様
に、そのステア後輪軸33,34がステア・ロツ
ク状態に置かれ、そのトラツク10が安定した状
態で、安全な制動がなされる。
上述から理解されるように、この発明の後二軸
型車両は、ステアリング・ホイールの操作に応じ
て前車輪軸を介して前輪を操舵するパワー・ステ
アリングと、最後輪を回転可能に支持し、そし
て、その前輪を操舵することによる車両の旋回方
向に応じてセルフ・ステアされる最後車輪軸をロ
ツクするステア・ロツク・シリンダと、そのステ
ア・ロツク・シリンダに流体圧源を接続する流体
圧配管に配置される電磁弁と、その車両が低速走
行される際には、車速センサからの信号に応じて
その電磁弁に流れる電流を制御し、その電磁弁を
開閉制御してステア・ロツク・シリンダにセル
フ・ステア動作させ、また、その車両が高速走行
される際には、その車速センサからの信号に応じ
てその電磁弁に流れる電流を制御し、その電磁弁
を開閉制御してそのステア・ロツク・シリンダに
ステア・ロツク動作させ、さらに、その車両が低
速走行から高速走行に、あるいは、高速走行から
低速走行に移行される際に、そのステアリング・
ホイールが比較的大きく操作されると、その車両
が直進走行に戻るまでの間、その車速センサおよ
びパワー・ステアリングの油圧回路の油圧センサ
からの信号に応じてその電磁弁に流れる電流を制
御し、その電磁弁をその車両の旋回前の走行状態
のままに維持してそのステア・ロツク・シリンダ
をその車両の旋回前の走行状態のままに保持し、
そして、その車両が直進走行に戻ると、その車両
センサおよび油圧センサからの信号に応じてその
電磁弁に流れる電流を制御し、その電磁弁を開閉
制御してそのステア・ロツク・シリンダにステ
ア・ロツク動作させるかあるいはセルフ・ステア
動作させ、またさらに、その車両が制動される際
には、流体圧サービス・ブレーキ系統のブレーキ
圧力センサからの信号に応じてその電磁弁に流れ
る電流を制御し、その電磁弁を開閉制御してその
ステア・ロツク・シリンダにステア・ロツク動作
させ、なおさらに、その車両が後退される際に
は、バツク・センサからの信号に応じてその電磁
弁に流れる電流を制御し、その電磁弁を開閉制御
してそのステア・ロツク・シリンダにステア・ロ
ツク動作させるコントロール・ユニツトとを備え
るので、この発明の後二軸型車両では、低速走行
時、そのセルフ・ステア型最後車輪軸がそのステ
ア・ロツク・シリンダでセルフ・ステア状態に置
かれて旋回半径が小さくされ、高速走行時、その
セルフ・ステア型最後車輪軸がそのステア・ロツ
ク・シリンダでステア・ロツク状態に置かれて走
行安定性が高められ、低速走行から高速走行に、
あるいは、高速走行から低速走行に移行される際
にそのステアリング・ホイールが比較的大きく操
作される場合には、直進走行に戻るまでの間、そ
のセルフ・ステア型最後車輪軸がそのステア・ロ
ツク・シリンダで旋回前の走行状態のままに、所
謂、セルフ・ステア状態あるいはステア・ロツク
状態のままに保持されて操舵感覚の急激な変化が
防止され、それに伴つて、安定な旋回走行が可能
になり、その車両の制動時、そのセルフ・ステア
型最後車輪軸がそのステア・ロツク・シリンダで
ステア・ロツク状態に置かれてその車両が安定し
た姿勢に保たれて安全に制動が可能になり、そし
て、その車両の後退時、そのセルフ・ステア型最
後車輪軸がそのステア・ロツク・シリンダでステ
ア・ロツク状態に置かれて操縦が安定され、その
ようにして、操縦安定性が向上され、大型車両に
とつて、極め有用で実用的である。
型車両は、ステアリング・ホイールの操作に応じ
て前車輪軸を介して前輪を操舵するパワー・ステ
アリングと、最後輪を回転可能に支持し、そし
て、その前輪を操舵することによる車両の旋回方
向に応じてセルフ・ステアされる最後車輪軸をロ
ツクするステア・ロツク・シリンダと、そのステ
ア・ロツク・シリンダに流体圧源を接続する流体
圧配管に配置される電磁弁と、その車両が低速走
行される際には、車速センサからの信号に応じて
その電磁弁に流れる電流を制御し、その電磁弁を
開閉制御してステア・ロツク・シリンダにセル
フ・ステア動作させ、また、その車両が高速走行
される際には、その車速センサからの信号に応じ
てその電磁弁に流れる電流を制御し、その電磁弁
を開閉制御してそのステア・ロツク・シリンダに
ステア・ロツク動作させ、さらに、その車両が低
速走行から高速走行に、あるいは、高速走行から
低速走行に移行される際に、そのステアリング・
ホイールが比較的大きく操作されると、その車両
が直進走行に戻るまでの間、その車速センサおよ
びパワー・ステアリングの油圧回路の油圧センサ
からの信号に応じてその電磁弁に流れる電流を制
御し、その電磁弁をその車両の旋回前の走行状態
のままに維持してそのステア・ロツク・シリンダ
をその車両の旋回前の走行状態のままに保持し、
そして、その車両が直進走行に戻ると、その車両
センサおよび油圧センサからの信号に応じてその
電磁弁に流れる電流を制御し、その電磁弁を開閉
制御してそのステア・ロツク・シリンダにステ
ア・ロツク動作させるかあるいはセルフ・ステア
動作させ、またさらに、その車両が制動される際
には、流体圧サービス・ブレーキ系統のブレーキ
圧力センサからの信号に応じてその電磁弁に流れ
る電流を制御し、その電磁弁を開閉制御してその
ステア・ロツク・シリンダにステア・ロツク動作
させ、なおさらに、その車両が後退される際に
は、バツク・センサからの信号に応じてその電磁
弁に流れる電流を制御し、その電磁弁を開閉制御
してそのステア・ロツク・シリンダにステア・ロ
ツク動作させるコントロール・ユニツトとを備え
るので、この発明の後二軸型車両では、低速走行
時、そのセルフ・ステア型最後車輪軸がそのステ
ア・ロツク・シリンダでセルフ・ステア状態に置
かれて旋回半径が小さくされ、高速走行時、その
セルフ・ステア型最後車輪軸がそのステア・ロツ
ク・シリンダでステア・ロツク状態に置かれて走
行安定性が高められ、低速走行から高速走行に、
あるいは、高速走行から低速走行に移行される際
にそのステアリング・ホイールが比較的大きく操
作される場合には、直進走行に戻るまでの間、そ
のセルフ・ステア型最後車輪軸がそのステア・ロ
ツク・シリンダで旋回前の走行状態のままに、所
謂、セルフ・ステア状態あるいはステア・ロツク
状態のままに保持されて操舵感覚の急激な変化が
防止され、それに伴つて、安定な旋回走行が可能
になり、その車両の制動時、そのセルフ・ステア
型最後車輪軸がそのステア・ロツク・シリンダで
ステア・ロツク状態に置かれてその車両が安定し
た姿勢に保たれて安全に制動が可能になり、そし
て、その車両の後退時、そのセルフ・ステア型最
後車輪軸がそのステア・ロツク・シリンダでステ
ア・ロツク状態に置かれて操縦が安定され、その
ようにして、操縦安定性が向上され、大型車両に
とつて、極め有用で実用的である。
第1図は後二軸型トラツクに具体化されたこの
発明の後二軸型車両の具体例を示す概説図、およ
び、第2図は、第1図に示されたその後二軸型ト
ラツクにおけるステア後輪軸まわりの構造を示す
拡大部分概説図である。 11……シヤシ・フレーム、13,14……ナ
ツクル、15……パワー・ステアリング、17…
…ステアリング・ホイール、18,19……前車
輪軸、27,28……ナツクル、33,34……
ステア後輪軸、39,40……ステア・ロツク・
シリンダ、48……エア・タンク、49……空気
圧配管、50……電磁弁、54……コントロー
ル・ユニツト、55……オイル・ポンプ、56…
…車速センサ、57……油圧センサ、68……ブ
レーキ圧力センサ、69……バツク・センサ。
発明の後二軸型車両の具体例を示す概説図、およ
び、第2図は、第1図に示されたその後二軸型ト
ラツクにおけるステア後輪軸まわりの構造を示す
拡大部分概説図である。 11……シヤシ・フレーム、13,14……ナ
ツクル、15……パワー・ステアリング、17…
…ステアリング・ホイール、18,19……前車
輪軸、27,28……ナツクル、33,34……
ステア後輪軸、39,40……ステア・ロツク・
シリンダ、48……エア・タンク、49……空気
圧配管、50……電磁弁、54……コントロー
ル・ユニツト、55……オイル・ポンプ、56…
…車速センサ、57……油圧センサ、68……ブ
レーキ圧力センサ、69……バツク・センサ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ステアリング・ホイールの操作に応じて前車
輪軸を介して前輪を操舵するパワー・ステアリン
グと、 最後輪を回転可能に支持し、そして、その前輪
を操舵することによる車両の旋回方向に応じてセ
ルフ・ステアされる最後車輪軸をロツクするステ
ア・ロツク・シリンダと、 そのステア・ロツク・シリンダに流体圧源を接
続する流体圧配管に配置される電磁弁と、 その車両が低速走行される際には、車速センサ
からの信号に応じてその電磁弁に流れる電流を制
御し、その電磁弁を開閉制御してステア・ロツ
ク・シリンダにセルフ・ステア動作させ、また、
その車両が高速走行される際には、その車速セン
サからの信号に応じてその電磁弁に流れる電流を
制御し、その電磁弁を開閉制御してそのステア・
ロツク・シリンダにステア・ロツク動作させ、さ
らに、その車両が低速走行から高速走行に、ある
いは、高速走行から低速走行に移行される際に、
そのステアリング・ホイールが比較的大きく操作
されると、その車両が直進走行に戻るまでの間、
その車速センサおよびパワー・ステアリングの油
圧回路の油圧センサからの信号に応じてその電磁
弁に流れる電流を制御し、その電磁弁をその車両
の旋回前の走行状態のままに維持してそのステ
ア・ロツク・シリンダをその車両の旋回前の走行
状態のままに保持し、そして、その車両が直進走
行に戻ると、その車速センサおよび油圧センサか
らの信号に応じてその電磁弁に流れる電流を制御
し、その電磁弁を開閉制御してそのステア・ロツ
ク・シリンダにステア・ロツク動作させるかある
いはセルフ・ステア動作させ、またさらに、その
車両が制動される際には、流体圧サービス・ブレ
ーキ系統のブレーキ圧力センサからの信号に応じ
てその電磁弁に流れる電流を制御し、その電磁弁
を開閉制御してそのステア・ロツク・シリンダに
ステア・ロツク動作させ、なおさらに、その車両
が後退される際には、バツク・センサからの信号
に応じてその電磁弁に流れる電流を制御し、その
電磁弁を開閉制御してそのステア・ロツク・シリ
ンダにステア・ロツク動作させるコントロール・
ユニツト とを備える後二軸型車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58201702A JPS6092987A (ja) | 1983-10-27 | 1983-10-27 | 後二軸型車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58201702A JPS6092987A (ja) | 1983-10-27 | 1983-10-27 | 後二軸型車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6092987A JPS6092987A (ja) | 1985-05-24 |
JPH0419069B2 true JPH0419069B2 (ja) | 1992-03-30 |
Family
ID=16445498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58201702A Granted JPS6092987A (ja) | 1983-10-27 | 1983-10-27 | 後二軸型車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6092987A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6187778U (ja) * | 1984-11-15 | 1986-06-09 | ||
JPH0251178U (ja) * | 1988-10-03 | 1990-04-10 | ||
DE10329234A1 (de) * | 2003-06-28 | 2005-01-13 | Man Nutzfahrzeuge Aktiengesellschaft | Nutzfahrzeug mit einer Vor- und Nachlaufachse mit adhäsionskraftbedingt eigengelenkten Rädern |
CN102923187B (zh) * | 2012-11-27 | 2015-08-19 | 徐州重型机械有限公司 | 多轴汽车起重机的随动转向控制系统及多轴汽车起重机 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5261024A (en) * | 1975-11-13 | 1977-05-20 | Takemochi Ishii | Steering control system for fourrwheel steered vehicle |
JPS5820565A (ja) * | 1981-07-28 | 1983-02-07 | Honda Motor Co Ltd | 車両の操舵装置 |
JPS5880371U (ja) * | 1981-11-28 | 1983-05-31 | 日野自動車株式会社 | セルフステア輪の固定装置 |
-
1983
- 1983-10-27 JP JP58201702A patent/JPS6092987A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6092987A (ja) | 1985-05-24 |
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