JPH0328353B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0328353B2 JPH0328353B2 JP58201703A JP20170383A JPH0328353B2 JP H0328353 B2 JPH0328353 B2 JP H0328353B2 JP 58201703 A JP58201703 A JP 58201703A JP 20170383 A JP20170383 A JP 20170383A JP H0328353 B2 JPH0328353 B2 JP H0328353B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steer
- lock
- push rod
- vehicle
- rear wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D7/00—Steering linkage; Stub axles or their mountings
- B62D7/06—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
- B62D7/14—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
- B62D7/148—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering provided with safety devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、車両に使用されるステア・ロツク
装置の改良に関する。
装置の改良に関する。
一般に、積載重量の重い後二軸型車両、例え
ば、後二軸型トラツクにおいてエンジンで駆動さ
れない最後車輪軸は、キヤスタ型後輪軸として構
成され、そのトラツクの荷重を確実に支持するこ
とはもとより、そのトラツクの旋回時にセルフ・
ステアをし旋回半径を小さくするようにしてきて
いる。
ば、後二軸型トラツクにおいてエンジンで駆動さ
れない最後車輪軸は、キヤスタ型後輪軸として構
成され、そのトラツクの荷重を確実に支持するこ
とはもとより、そのトラツクの旋回時にセルフ・
ステアをし旋回半径を小さくするようにしてきて
いる。
そのようなセルフ・トレーリング型ステア後輪
軸を備える後二輪型トラツクにおいて、ステア・
ロツク装置は、そのトラツクが高速走行すると
き、および、後退するとき、そのセルフ・トレー
リング型ステア後輪軸を中立状態、すなわち、直
進方向に向けられた状態でロツクし、そのトラツ
クの高速走行時の走行安定性を向上し、また、そ
のトラツクの後退を安全かつ確実にするように構
成されてきている。
軸を備える後二輪型トラツクにおいて、ステア・
ロツク装置は、そのトラツクが高速走行すると
き、および、後退するとき、そのセルフ・トレー
リング型ステア後輪軸を中立状態、すなわち、直
進方向に向けられた状態でロツクし、そのトラツ
クの高速走行時の走行安定性を向上し、また、そ
のトラツクの後退を安全かつ確実にするように構
成されてきている。
そのステア・ロツク装置は、通常、空気圧若し
くは油圧シリンダからなり、そのシリンダをその
トラツクのシヤシ側に固定し、そのシリンダから
出し入れされるプツシユ・ロツド端をそのステア
後輪軸のナツクル・コントロール・アーム側に連
結している。
くは油圧シリンダからなり、そのシリンダをその
トラツクのシヤシ側に固定し、そのシリンダから
出し入れされるプツシユ・ロツド端をそのステア
後輪軸のナツクル・コントロール・アーム側に連
結している。
しかし、そのシリンダはそのシヤシに横方向に
配置され、そのプツシユ・ロツドが横方向に往復
動されるのに対し、そのナツクル・コントロー
ル・アームはそのステア後輪軸を回転可能に支持
しているキング・ピンのまわりを回転するので、
そのプツシユ・ロツドには、そのナツクル・コン
トロール・アームに追従する動きが要求され、そ
のプツシユ・ロツドの往復運動とそのナツクル・
コントロール・アームの回転運動とのずれを吸収
する機構をそのシリンダが備えなければならず、
その結果、通常の空気圧若しくは油圧シリンダを
そのステア・ロツク装置として使用することが困
難になり、換言するならば、そのステア・ロツク
装置のための特別のシリンダを使用しなければな
らなかつた。
配置され、そのプツシユ・ロツドが横方向に往復
動されるのに対し、そのナツクル・コントロー
ル・アームはそのステア後輪軸を回転可能に支持
しているキング・ピンのまわりを回転するので、
そのプツシユ・ロツドには、そのナツクル・コン
トロール・アームに追従する動きが要求され、そ
のプツシユ・ロツドの往復運動とそのナツクル・
コントロール・アームの回転運動とのずれを吸収
する機構をそのシリンダが備えなければならず、
その結果、通常の空気圧若しくは油圧シリンダを
そのステア・ロツク装置として使用することが困
難になり、換言するならば、そのステア・ロツク
装置のための特別のシリンダを使用しなければな
らなかつた。
また、従来のこの種のステア・ロツク装置は、
空気圧若しくは油圧が作用しているとき、そのセ
ルフ・トレーリング型ステア後輪軸をステア・ロ
ツク状態に置くように構成されているので、その
ステア・ロツク装置のための空気圧系統若しくは
油圧系統が万一失陥した場合には、そのセルフ・
トレーリング型ステア後輪軸が常にセルフ・ステ
ア状態に置かれ、高速走行時の走行安定性および
後退時の操縦性が著しく損われる虞れがあつた。
空気圧若しくは油圧が作用しているとき、そのセ
ルフ・トレーリング型ステア後輪軸をステア・ロ
ツク状態に置くように構成されているので、その
ステア・ロツク装置のための空気圧系統若しくは
油圧系統が万一失陥した場合には、そのセルフ・
トレーリング型ステア後輪軸が常にセルフ・ステ
ア状態に置かれ、高速走行時の走行安定性および
後退時の操縦性が著しく損われる虞れがあつた。
この発明の目的・課題は、車両の走行状態に応
じて、セルフ・トレーリング型ステア後輪軸をセ
ルフ・ステア状態およびステア・ロツク状態の何
れかに置き、また、そのような動作を可能にする
手段において、ナツクル・コントロール・アーム
の回転運動に追従してプツシユ・ロツドの向きを
自由に変え、そのプツシユ・ロツドの往復運動と
そのナツクル・コントロール・アームの回転運動
とのずれを吸収する遊びを省いて構造を簡略化
し、殊に、特別なシリンダを使用することなし
に、簡易な流体圧シリンダでステア・ロツクの解
除を可能にし、万一、そのシリンダの流体圧系統
が失陥した場合、そのステア後輪軸をステア・ロ
ツク状態に置いて走行可能にし、操縦安定性を確
保し、この場合の車両の高速走行時および後退時
にも操縦安定性が損われることを防止し、安全な
走行を可能にするところの車両に使用されるステ
ア・ロツク装置の提供にある。
じて、セルフ・トレーリング型ステア後輪軸をセ
ルフ・ステア状態およびステア・ロツク状態の何
れかに置き、また、そのような動作を可能にする
手段において、ナツクル・コントロール・アーム
の回転運動に追従してプツシユ・ロツドの向きを
自由に変え、そのプツシユ・ロツドの往復運動と
そのナツクル・コントロール・アームの回転運動
とのずれを吸収する遊びを省いて構造を簡略化
し、殊に、特別なシリンダを使用することなし
に、簡易な流体圧シリンダでステア・ロツクの解
除を可能にし、万一、そのシリンダの流体圧系統
が失陥した場合、そのステア後輪軸をステア・ロ
ツク状態に置いて走行可能にし、操縦安定性を確
保し、この場合の車両の高速走行時および後退時
にも操縦安定性が損われることを防止し、安全な
走行を可能にするところの車両に使用されるステ
ア・ロツク装置の提供にある。
上述の目的・課題に関連して、この発明の車両
に使用されるステア・ロツク装置は、セルフ・ト
レーリング型ステア後輪軸に固定的に連結される
ナツクル・コントロール・アームと、シヤシの横
方向に配置されて一端をそのナツクル・コントロ
ール・アームにボール・ジヨイント連結させるス
リーブと、そのスリーブに一端側を差し込んで自
在継手を介してそのシヤシに回転可能に支持され
るプツシユ・ロツドと、そのプツシユ・ロツドを
そのスリーブに押し付けてそのステア後輪軸をロ
ツク可能にするステア・ロツク・スプリングと、
そのステア・ロツク・スプリングに抗して、その
プツシユ・ロツドをそのスリーブから引いてその
ステア後輪軸をロツク解除可能にする流体圧型ス
テア・ロツク・リリース・シリンダと、車両の低
速走行時、流体圧源からそのステア・ロツク・リ
リース・シリンダに加圧流体を供給する電磁弁と
を含む構成にするところにある。
に使用されるステア・ロツク装置は、セルフ・ト
レーリング型ステア後輪軸に固定的に連結される
ナツクル・コントロール・アームと、シヤシの横
方向に配置されて一端をそのナツクル・コントロ
ール・アームにボール・ジヨイント連結させるス
リーブと、そのスリーブに一端側を差し込んで自
在継手を介してそのシヤシに回転可能に支持され
るプツシユ・ロツドと、そのプツシユ・ロツドを
そのスリーブに押し付けてそのステア後輪軸をロ
ツク可能にするステア・ロツク・スプリングと、
そのステア・ロツク・スプリングに抗して、その
プツシユ・ロツドをそのスリーブから引いてその
ステア後輪軸をロツク解除可能にする流体圧型ス
テア・ロツク・リリース・シリンダと、車両の低
速走行時、流体圧源からそのステア・ロツク・リ
リース・シリンダに加圧流体を供給する電磁弁と
を含む構成にするところにある。
以下、この発明の車両に使用されるステア・ロ
ツク装置の特定された具体例について、図面を参
照して説明する。
ツク装置の特定された具体例について、図面を参
照して説明する。
第1図は、この発明の車両に使用されるステ
ア・ロツク装置を概説的に示し、第2ないし5図
は、後二軸型トラツク63に適用されたこの発明
の車両に使用されるステア・ロツク装置の具体例
10を示している。
ア・ロツク装置を概説的に示し、第2ないし5図
は、後二軸型トラツク63に適用されたこの発明
の車両に使用されるステア・ロツク装置の具体例
10を示している。
その後二軸型トラツク63は、後前車輪軸6
5,66がそのトラツク63に搭載されたエンジ
ンで駆動され、その後前車輪軸65,66の後方
の最後車輪軸17,18がセルフ・トレーリング
型ステア後輪軸として構成されているもので、こ
の発明のステア・ロツク装置10は、そのセル
フ・トレーリング型ステア後輪軸17,18をセ
ルフ・ステア状態およびステア・ロツク状態の何
れかにするように構成されている。
5,66がそのトラツク63に搭載されたエンジ
ンで駆動され、その後前車輪軸65,66の後方
の最後車輪軸17,18がセルフ・トレーリング
型ステア後輪軸として構成されているもので、こ
の発明のステア・ロツク装置10は、そのセル
フ・トレーリング型ステア後輪軸17,18をセ
ルフ・ステア状態およびステア・ロツク状態の何
れかにするように構成されている。
そのステア・ロツク装置10は、第1図に示さ
れるように、そのセルフ・トレーリング型ステア
後輪軸17,18付近において、横方向の往復動
をするように、自在継手40,41を介してその
トラツク63のシヤシ64側に回転可能に配置さ
れたプツシユ・ロツド11,12と、そのステア
後輪軸17,18側に設けられたナツクル・コン
トロール・アーム19,20と、そのプツシユ・
ロツド11,12端を往復動可能に受け入れるよ
うに一端を開口し、かつ、他端をそのナツクル・
コントロール・アーム19,20にボール・ジヨ
イント連結61,62したスリーブ22,23
と、そのプツシユ・ロツド11,12をそのスリ
ーブ22,23側に押し付け、そのステア後輪軸
17,18をロツクするステア・ロツク・スプリ
ング13,14と、そのステア・ロツク・スプリ
ング13,14に抗してそのプツシユ・ロツド1
1,12を逆方向に引き寄せる流体圧型ステア・
ロツク・リリース・シリンダ24,25と、その
ステア・ロツク・リリース・シリンダ24,25
のための流体圧源とを基本的な構成にし、そのト
ラツク63に適用されるものとして、第2ないし
5図に示されるように、そのプツシユ・ロツド1
1,12、ステア・ロツク・スプリング13,1
4、および、ステア・ロツク・リリース・シリン
ダ24,25を組み合わせ、スプリング・ステ
ア・ロツク・シリンダ26,27に構成してい
る。
れるように、そのセルフ・トレーリング型ステア
後輪軸17,18付近において、横方向の往復動
をするように、自在継手40,41を介してその
トラツク63のシヤシ64側に回転可能に配置さ
れたプツシユ・ロツド11,12と、そのステア
後輪軸17,18側に設けられたナツクル・コン
トロール・アーム19,20と、そのプツシユ・
ロツド11,12端を往復動可能に受け入れるよ
うに一端を開口し、かつ、他端をそのナツクル・
コントロール・アーム19,20にボール・ジヨ
イント連結61,62したスリーブ22,23
と、そのプツシユ・ロツド11,12をそのスリ
ーブ22,23側に押し付け、そのステア後輪軸
17,18をロツクするステア・ロツク・スプリ
ング13,14と、そのステア・ロツク・スプリ
ング13,14に抗してそのプツシユ・ロツド1
1,12を逆方向に引き寄せる流体圧型ステア・
ロツク・リリース・シリンダ24,25と、その
ステア・ロツク・リリース・シリンダ24,25
のための流体圧源とを基本的な構成にし、そのト
ラツク63に適用されるものとして、第2ないし
5図に示されるように、そのプツシユ・ロツド1
1,12、ステア・ロツク・スプリング13,1
4、および、ステア・ロツク・リリース・シリン
ダ24,25を組み合わせ、スプリング・ステ
ア・ロツク・シリンダ26,27に構成してい
る。
スプリング・ステア・ロツク・シリンダ26,
27は、空気逃し孔36,37を備えるシリンダ
34,35と、そのシリンダ34,35内に往復
摺動可能に嵌め込まれたピストン28,29と、
一端側をそのシリンダ34,35の一方の端面か
ら出し入れ可能にして他端をそのピストン28,
29に連結したプツシユ・ロツド11,12と、
そのプツシユ・ロツド11,12を押し出すよう
に、そのシリンダ34,35内に配置されたステ
ア・ロツク・スプリング13,14とより構成さ
れている。
27は、空気逃し孔36,37を備えるシリンダ
34,35と、そのシリンダ34,35内に往復
摺動可能に嵌め込まれたピストン28,29と、
一端側をそのシリンダ34,35の一方の端面か
ら出し入れ可能にして他端をそのピストン28,
29に連結したプツシユ・ロツド11,12と、
そのプツシユ・ロツド11,12を押し出すよう
に、そのシリンダ34,35内に配置されたステ
ア・ロツク・スプリング13,14とより構成さ
れている。
勿論、そのスプリング・ステア・ロツク・シリ
ンダ26,27のシリンダ34,35は一方の端
面にポート38,39をそれぞれ備え、そのポー
ト38,39からそのシリンダ34,35のシリ
ンダ室84,85に圧縮空気が送られると、その
ピストン28,29がそのステア・ロツク・スプ
リング13,14に抗して摺動され、そのプツシ
ユ・ロツド11,12が引つ込められ、そのステ
ア・ロツク・スプリング13,14によるステ
ア・ロツク動作が解除されるように構成され、す
なわち、ステア・ロツク・リリース・シリンダ2
4,25を構成している。
ンダ26,27のシリンダ34,35は一方の端
面にポート38,39をそれぞれ備え、そのポー
ト38,39からそのシリンダ34,35のシリ
ンダ室84,85に圧縮空気が送られると、その
ピストン28,29がそのステア・ロツク・スプ
リング13,14に抗して摺動され、そのプツシ
ユ・ロツド11,12が引つ込められ、そのステ
ア・ロツク・スプリング13,14によるステ
ア・ロツク動作が解除されるように構成され、す
なわち、ステア・ロツク・リリース・シリンダ2
4,25を構成している。
自在継手40,41は、そのセルフ・トレーリ
ング型ステア後輪軸17,18付近で、それらス
プリング・ステア・ロツク・シリンダ26,27
をそのトラツク63のシヤシ64側、すなわち、
リア・アクスル・ビーム67に回転可能にそれぞ
れ取り付けている。
ング型ステア後輪軸17,18付近で、それらス
プリング・ステア・ロツク・シリンダ26,27
をそのトラツク63のシヤシ64側、すなわち、
リア・アクスル・ビーム67に回転可能にそれぞ
れ取り付けている。
その自在継手40,41は、先端にヨーク44
を備えて根元側をそのリア・アクスル・ビーム6
7に固定したブラケツト42,43と、そのステ
ア・ロツク・シリンダ26,27の一方の端面に
固定されたヨーク45と、そのヨーク45をその
ブラケツト42,43のヨーク44にそれぞれ回
転可能に連結するクロス・スパイダ47,48と
より構成されている。勿論、そのヨーク45、お
よび、そのブラケツト42,43のヨーク44
は、スパイダ・ボア74,75,76,77,7
8,79,80,81をそれぞれ備え、また、そ
のクロス・スパイダ47,48には、そのステ
ア・ロツク・シリンダ26,27のプツシユ・ロ
ツド11,12を通す貫通孔57,58が形成さ
れている。
を備えて根元側をそのリア・アクスル・ビーム6
7に固定したブラケツト42,43と、そのステ
ア・ロツク・シリンダ26,27の一方の端面に
固定されたヨーク45と、そのヨーク45をその
ブラケツト42,43のヨーク44にそれぞれ回
転可能に連結するクロス・スパイダ47,48と
より構成されている。勿論、そのヨーク45、お
よび、そのブラケツト42,43のヨーク44
は、スパイダ・ボア74,75,76,77,7
8,79,80,81をそれぞれ備え、また、そ
のクロス・スパイダ47,48には、そのステ
ア・ロツク・シリンダ26,27のプツシユ・ロ
ツド11,12を通す貫通孔57,58が形成さ
れている。
従つて、そのクロス・スパイダ47,48のそ
れぞれの先端をそれらスパイダ・ボア74,7
5,76,77,78,79,80,81内に収
め、さらに、それらクロス・スパイダ47,48
のそれぞれの先端を回転可能に支持するように、
内側に複数のニードル・ベアリング配置したスパ
イダ・キヤツプ49,50,51,52,53,
54,55,56をそれらスパイダ・ボア74,
75,76,77,78,79,80,81にそ
れぞれ嵌め込んでいる。
れぞれの先端をそれらスパイダ・ボア74,7
5,76,77,78,79,80,81内に収
め、さらに、それらクロス・スパイダ47,48
のそれぞれの先端を回転可能に支持するように、
内側に複数のニードル・ベアリング配置したスパ
イダ・キヤツプ49,50,51,52,53,
54,55,56をそれらスパイダ・ボア74,
75,76,77,78,79,80,81にそ
れぞれ嵌め込んでいる。
そのようにしてそのクロス・スパイダ47,4
8を介してそのヨーク45がそのブラケツト4
2,43のヨー44に連結される際、そのスプリ
ングステア・ロツク・シリンダ11,12のプツ
シユ・ロツド13,14はそのクロス・スパイダ
47,48の貫通孔57,58に通されている。
8を介してそのヨーク45がそのブラケツト4
2,43のヨー44に連結される際、そのスプリ
ングステア・ロツク・シリンダ11,12のプツ
シユ・ロツド13,14はそのクロス・スパイダ
47,48の貫通孔57,58に通されている。
勿論、上述のように自在継手40,41を介し
てリア・アクスル・ビーム67に回転可能に連結
されたそれらスプリング・ステア・ロツク・シリ
ンダ26,27のプツシユ・ロツド11,12端
は、そのトラツク63の両側、すなわち、後述す
るナツクル・コントロール・アーム19,20側
に向けられている。
てリア・アクスル・ビーム67に回転可能に連結
されたそれらスプリング・ステア・ロツク・シリ
ンダ26,27のプツシユ・ロツド11,12端
は、そのトラツク63の両側、すなわち、後述す
るナツクル・コントロール・アーム19,20側
に向けられている。
ナツクル・コントロール・アーム19,20
は、そのキヤスタ型ステア後輪軸17,18を備
えるナツクル15,16にそれぞれ一体的に形成
されている。
は、そのキヤスタ型ステア後輪軸17,18を備
えるナツクル15,16にそれぞれ一体的に形成
されている。
すなわち、そのナツクル15,16はそのキヤ
スタ型ステア後輪軸17,18を備え、キング・
ピン69,70を介してそのリア・アクスル・ビ
ーム67の両端にそれぞれ回転可能に連結されて
いるもので、そのナツクル・コントロール・アー
ム19,20はそのトラツク63の前方側に向け
て突出されるようにしてそのナツクル15,16
にそれぞれ一体的に形成されている。
スタ型ステア後輪軸17,18を備え、キング・
ピン69,70を介してそのリア・アクスル・ビ
ーム67の両端にそれぞれ回転可能に連結されて
いるもので、そのナツクル・コントロール・アー
ム19,20はそのトラツク63の前方側に向け
て突出されるようにしてそのナツクル15,16
にそれぞれ一体的に形成されている。
また、そのナツクル15,16はそのナツク
ル・コントロール・アーム19,20の突出方向
と反対側、すなわち、そのトラツク63の後方側
に向けて突出されたタイ・ロツド・アーム71,
72をそれぞれ備え、それらタイ・ロツド・アー
ム71,72はタイ・ロツド73を介して互いに
連結されている。
ル・コントロール・アーム19,20の突出方向
と反対側、すなわち、そのトラツク63の後方側
に向けて突出されたタイ・ロツド・アーム71,
72をそれぞれ備え、それらタイ・ロツド・アー
ム71,72はタイ・ロツド73を介して互いに
連結されている。
スリーブ22,23は、上述のスプリング・ス
テア・ロツク・シリンダ26,27のプツシユ・
ロツド11,12端を往復動可能に受け入れるよ
うに一端を開口し、他端をそのナツクル・コント
ロール・アーム19,20端にボール・ジヨイン
ト連結61,62している。
テア・ロツク・シリンダ26,27のプツシユ・
ロツド11,12端を往復動可能に受け入れるよ
うに一端を開口し、他端をそのナツクル・コント
ロール・アーム19,20端にボール・ジヨイン
ト連結61,62している。
すなわち、そのスリーブ22,23は、そのプ
ツシユ・ロツド11,12端を往復動可能に受け
入れるためのロツド・ガイド・ボア59,60を
備えて一端を開口し、他端をそのナツクル・コン
トロール・アーム19,20端にボール・ジヨイ
ント連結61,62しているもので、そのスプリ
ング・ステア・ロツク・シリンダ26,27のプ
ツシユ・ロツド11,12がそのステア・ロツ
ク・スプリング13,14によつて押し出される
とき、そのプツシユ・ロツド11,12の先端が
そのロツド・ガイド・ボア59,60の底壁8
2,83、すなわち、ストツパに当り、そのナツ
クル・コントロール・アーム19,20はもとよ
り、キング・ピン69,70を中心とするそのナ
ツクル15,16の回転が規制され、換言するな
らば、そのキヤスタ型ステア後輪軸17,18が
ステア・ロツク状態に置かれるように構成されて
いる。
ツシユ・ロツド11,12端を往復動可能に受け
入れるためのロツド・ガイド・ボア59,60を
備えて一端を開口し、他端をそのナツクル・コン
トロール・アーム19,20端にボール・ジヨイ
ント連結61,62しているもので、そのスプリ
ング・ステア・ロツク・シリンダ26,27のプ
ツシユ・ロツド11,12がそのステア・ロツ
ク・スプリング13,14によつて押し出される
とき、そのプツシユ・ロツド11,12の先端が
そのロツド・ガイド・ボア59,60の底壁8
2,83、すなわち、ストツパに当り、そのナツ
クル・コントロール・アーム19,20はもとよ
り、キング・ピン69,70を中心とするそのナ
ツクル15,16の回転が規制され、換言するな
らば、そのキヤスタ型ステア後輪軸17,18が
ステア・ロツク状態に置かれるように構成されて
いる。
勿論、そのスプリング・ステア・ロツク・シリ
ンダ26,27のプツシユ・ロツド11,12が
空気圧によつて引つ込められているとき、そのプ
ツシユ・ロツド11,12の先端はそのロツド・
ガイド・ボア59,60の底壁82,83に当る
ことなく、そのプツシユ・ロツド11,12に対
するそのスリーブ22,23の往復動が許容さ
れ、その結果、そのセルフ・トレーリング型ステ
ア後輪軸17,18がセルフ・ステア状態に置か
れる。
ンダ26,27のプツシユ・ロツド11,12が
空気圧によつて引つ込められているとき、そのプ
ツシユ・ロツド11,12の先端はそのロツド・
ガイド・ボア59,60の底壁82,83に当る
ことなく、そのプツシユ・ロツド11,12に対
するそのスリーブ22,23の往復動が許容さ
れ、その結果、そのセルフ・トレーリング型ステ
ア後輪軸17,18がセルフ・ステア状態に置か
れる。
また、そのスリーブ22,23の外側は、ラバ
ー・ブーツ(図示せず)で被われ、そのラバー・
ブーツの一端をそのスリーブ22,23に、他端
をそのプツシユ・ロツド11,12に連結して、
そのスリーブ22,23内への塵、砂、水などの
浸入を防止するように構成することが望ましい。
ー・ブーツ(図示せず)で被われ、そのラバー・
ブーツの一端をそのスリーブ22,23に、他端
をそのプツシユ・ロツド11,12に連結して、
そのスリーブ22,23内への塵、砂、水などの
浸入を防止するように構成することが望ましい。
そのスプリング・ステア・ロツク・シリンダ2
6,27のポート38,39は空気圧配管94を
介してエア・タンク(図示せず)にそれぞれ接続
されている。
6,27のポート38,39は空気圧配管94を
介してエア・タンク(図示せず)にそれぞれ接続
されている。
そのエア・タンク内の圧縮空気は、そのトラツ
ク63のエンジンで駆動されるエア・コンプレツ
サ(図示せず)から供給される。
ク63のエンジンで駆動されるエア・コンプレツ
サ(図示せず)から供給される。
また、そのエア・タンクとそれらステア・ロツ
ク・シリンダ26,27とを接続する空気圧配管
94には電磁弁95が設けられている。
ク・シリンダ26,27とを接続する空気圧配管
94には電磁弁95が設けられている。
その電磁弁95は、タンク・ポート96、シリ
ンダ・ポート97、および、排気ポート98をそ
れぞれ備えて3方向制御弁で、電気信号によつて
その排気ポート98を閉じると同時にそのタン
ク・ポート96をそのシリンダ・ポート97に連
絡し、および、そのタンク・ポート96を閉じる
と同時にそのシリンダ・ポート97をその排気ポ
ート98に連絡する何れか一方の動作を選択的に
行なうように構成されている。
ンダ・ポート97、および、排気ポート98をそ
れぞれ備えて3方向制御弁で、電気信号によつて
その排気ポート98を閉じると同時にそのタン
ク・ポート96をそのシリンダ・ポート97に連
絡し、および、そのタンク・ポート96を閉じる
と同時にそのシリンダ・ポート97をその排気ポ
ート98に連絡する何れか一方の動作を選択的に
行なうように構成されている。
その電磁弁95の電磁コイルは、車速センサ
(図示せず)およびそのトラツク63の変速機
(図示せず)におけるバツク・アツプ・スイツチ
(図示せず)からの信号を増幅するアンプリフア
イヤ(図示せず)に電気的に接続されている。
(図示せず)およびそのトラツク63の変速機
(図示せず)におけるバツク・アツプ・スイツチ
(図示せず)からの信号を増幅するアンプリフア
イヤ(図示せず)に電気的に接続されている。
勿論、その電磁弁95の電磁コイルは、その車
速センサおよびバツク・アツプ・スイツチからの
信号に応じ、そのトラツク63が高速走行すると
き、若しくは、後退するときに励磁され、そのタ
ンク・ポート96が閉じられると同時にそのシリ
ンダ・ポート97がその排気ポート98に連絡さ
れ、また、そのトラツク63がそのような条件以
外で通常の走行をするときに励磁されず、その排
気ポート98が閉じられると同時にそのタンク・
ポート96がそのシリンダ・ポート97に連絡さ
れるように構成されている。
速センサおよびバツク・アツプ・スイツチからの
信号に応じ、そのトラツク63が高速走行すると
き、若しくは、後退するときに励磁され、そのタ
ンク・ポート96が閉じられると同時にそのシリ
ンダ・ポート97がその排気ポート98に連絡さ
れ、また、そのトラツク63がそのような条件以
外で通常の走行をするときに励磁されず、その排
気ポート98が閉じられると同時にそのタンク・
ポート96がそのシリンダ・ポート97に連絡さ
れるように構成されている。
次に、上述のように構成されたステア・ロツク
装置10を備える後二軸型トラツク63の走行に
ついて述べるに、そのトラツク63が低速走行を
すると、車速センサからの信号に従つて電磁弁9
5の電磁コイルは励磁されず、その電磁弁95の
排気ポート98は閉じられ、タンク・ポート96
がシリンダ・ポート97に連絡される。
装置10を備える後二軸型トラツク63の走行に
ついて述べるに、そのトラツク63が低速走行を
すると、車速センサからの信号に従つて電磁弁9
5の電磁コイルは励磁されず、その電磁弁95の
排気ポート98は閉じられ、タンク・ポート96
がシリンダ・ポート97に連絡される。
すなわち、エア・タンクからの圧縮空気が、ス
プリング・ステア・ロツク・シリンダ26,27
のシリンダ室84,85に送られ、ステア・ロツ
ク・スプリング13,14に抗してピストン2
8,29が摺動され、プツシユ・ロツド11,1
2が内側にそれぞれ引つ込められる。
プリング・ステア・ロツク・シリンダ26,27
のシリンダ室84,85に送られ、ステア・ロツ
ク・スプリング13,14に抗してピストン2
8,29が摺動され、プツシユ・ロツド11,1
2が内側にそれぞれ引つ込められる。
その結果、そのプツシユ・ロツド11,12に
対するスリーブ22,23の往復動が許容され、
そのセルフ・トレーリング型ステア後輪軸17,
18がセルフ・ステア状態に置かれ、そのトラツ
ク63が低速走行するときの旋回半径が小さくな
る。
対するスリーブ22,23の往復動が許容され、
そのセルフ・トレーリング型ステア後輪軸17,
18がセルフ・ステア状態に置かれ、そのトラツ
ク63が低速走行するときの旋回半径が小さくな
る。
その際、そのスプリング・ステア・ロツク・シ
リンダ26,27は自在継手40,41を介して
リア・アクスル・ビーム63に回転可能に支持さ
れているので、そのステア後輪軸17,18のセ
ルフ・ステアに応じて、そのスプリング・ステ
ア・ロツク・シリンダ26,27の向きが自由に
変えられる。
リンダ26,27は自在継手40,41を介して
リア・アクスル・ビーム63に回転可能に支持さ
れているので、そのステア後輪軸17,18のセ
ルフ・ステアに応じて、そのスプリング・ステ
ア・ロツク・シリンダ26,27の向きが自由に
変えられる。
従つて、そのステア後輪軸17,18のセル
フ・ステアにそのスプリング・ステア・ロツク・
シリンダ26,27が実質的に干渉することな
く、そのセルフ・ステアが極めて円滑になされ
る。
フ・ステアにそのスプリング・ステア・ロツク・
シリンダ26,27が実質的に干渉することな
く、そのセルフ・ステアが極めて円滑になされ
る。
また、そのトラツク63が高速走行をするとそ
の車速センサからの信号によつてその電磁弁95
の電磁コイルが励磁され、その電磁弁95のタン
ク・ポート96が閉じられ、そのシリンダ・ポー
ト97がその排気ポート98に連絡される。
の車速センサからの信号によつてその電磁弁95
の電磁コイルが励磁され、その電磁弁95のタン
ク・ポート96が閉じられ、そのシリンダ・ポー
ト97がその排気ポート98に連絡される。
すなわち、そのスプリング・ステア・ロツク・
シリンダ26,27のシリンダ室84,85内の
圧縮空気がその排気ポート98から大気中に逃が
され、そのステア・ロツク・スプリング13,1
4によつてピストン28,29が上述と逆方向に
摺動され、そのプツシユ・ロツド11,12が外
側にそれぞれ押し出される。
シリンダ26,27のシリンダ室84,85内の
圧縮空気がその排気ポート98から大気中に逃が
され、そのステア・ロツク・スプリング13,1
4によつてピストン28,29が上述と逆方向に
摺動され、そのプツシユ・ロツド11,12が外
側にそれぞれ押し出される。
その結果、そのプツシユ・ロツド11,12の
先端がそのスリーブ22,23におけるロツド・
ガイド・ボア59,60の底壁82,83に当
り、そのプツシユ・ロツド11,12に対するそ
のスリーブ22,23の往復動が規制され、その
セルフ・トレーリング型ステア後輪軸17,18
がステア・ロツク状態に置かれ、そのトラツク6
3が高速走行するときの走行安定性が向上され
る。
先端がそのスリーブ22,23におけるロツド・
ガイド・ボア59,60の底壁82,83に当
り、そのプツシユ・ロツド11,12に対するそ
のスリーブ22,23の往復動が規制され、その
セルフ・トレーリング型ステア後輪軸17,18
がステア・ロツク状態に置かれ、そのトラツク6
3が高速走行するときの走行安定性が向上され
る。
勿論、そのトラツク63が後退するときには、
変速機の後退操作によつてバツク・アツプ・スイ
ツチが自動的に付勢され、さらに、そのバツク・
アツプ・スイツチの付勢によつてその電磁弁95
の電磁コイルが励磁され、上述の高速走行の場合
と同様にそのセルフ・トレーリング型ステア後輪
軸17,18がステア・ロツク状態に置かれ、後
退時の操縦性が安定化される。
変速機の後退操作によつてバツク・アツプ・スイ
ツチが自動的に付勢され、さらに、そのバツク・
アツプ・スイツチの付勢によつてその電磁弁95
の電磁コイルが励磁され、上述の高速走行の場合
と同様にそのセルフ・トレーリング型ステア後輪
軸17,18がステア・ロツク状態に置かれ、後
退時の操縦性が安定化される。
また、そのトラツク63の走行中、そのスプリ
ング・ステア・ロツク・シリンダ26,27のた
めの空気圧系統、エア・タンクや空気圧配管が失
陥した場合、そのスプリング・ステア・ロツク・
シリンダ26,27のシリンダ室84,85内の
圧力は、そのような失陥により低下するので、そ
のプツシユ・ロツド11,12がそのステア・ロ
ツク・スプリング13,14によつて押し出さ
れ、そのセルフ・トレーリング型ステア後輪軸1
7,18がステア・ロツク状態に置かれる。
ング・ステア・ロツク・シリンダ26,27のた
めの空気圧系統、エア・タンクや空気圧配管が失
陥した場合、そのスプリング・ステア・ロツク・
シリンダ26,27のシリンダ室84,85内の
圧力は、そのような失陥により低下するので、そ
のプツシユ・ロツド11,12がそのステア・ロ
ツク・スプリング13,14によつて押し出さ
れ、そのセルフ・トレーリング型ステア後輪軸1
7,18がステア・ロツク状態に置かれる。
従つて、そのスプリング・ステア・ロツク・シ
リンダ26,27のための空気圧系統が万一失陥
した場合、そのセルフ・トレーリング型ステア後
輪軸17,18が常にステア・ロツク状態に置か
れ、殊に、高速走行時および後退時に走行安定性
および操縦性が損われることが防止され、安全な
走行が可能になる。
リンダ26,27のための空気圧系統が万一失陥
した場合、そのセルフ・トレーリング型ステア後
輪軸17,18が常にステア・ロツク状態に置か
れ、殊に、高速走行時および後退時に走行安定性
および操縦性が損われることが防止され、安全な
走行が可能になる。
上述のステア・ロツク装置10において、ナツ
クル・コントロール・アーム19,20は、それ
らのナツクル15,16の動きを規制し得るよう
に、それらナツクル15,16に設けられるもの
であれば、そのナツクル15,16からの突出方
向は任意であり、タイ・ロツド・アーム71,7
2にそのナツクル・コントロール・アーム19,
20の機能を兼ねさせることも可能である。その
場合、スリーブ22,23の他端はそのタイ・ロ
ツド・アーム71,73の適宜の位置にボール・
ジヨイント連結される。
クル・コントロール・アーム19,20は、それ
らのナツクル15,16の動きを規制し得るよう
に、それらナツクル15,16に設けられるもの
であれば、そのナツクル15,16からの突出方
向は任意であり、タイ・ロツド・アーム71,7
2にそのナツクル・コントロール・アーム19,
20の機能を兼ねさせることも可能である。その
場合、スリーブ22,23の他端はそのタイ・ロ
ツド・アーム71,73の適宜の位置にボール・
ジヨイント連結される。
上述から理解されるように、この発明の車両に
使用されるステア・ロツク装置は、セルフ・トレ
ーリング型ステア後輪軸に固定的に連結されるナ
ツクル・コントロール・アームと、シヤシの横方
向に配置されて一端をそのナツクル・コントロー
ル・アームにボール・ジヨイント連結させるスリ
ーブと、そのスリーブに一端側を差し込んで自在
継手を介してそのシヤシに回転可能に支持される
プツシユ・ロツドと、そのプツシユ・ロツドをそ
のスリーブに押し付けてそのステア後輪軸をロツ
ク可能にするステア・ロツク・スプリングと、そ
のステア・ロツク・スプリングに抗して、そのプ
ツシユ・ロツドをそのスリーブから引いてそのス
テア後輪軸をロツク解除可能にする流体圧型ステ
ア・ロツク・リリース・シリンダと、車両の低速
走行時、流体圧源からそのステア・ロツク・リリ
ース・シリンダに加圧流体を供給する電磁弁とを
含むところにあるので、この発明の車両に使用さ
れるステア・ロツク装置では、車両の低速走行
時、そのプツシユ・ロツドが、そのステア・ロツ
ク・リリース・シリンダでそのスリーブから引き
戻されてそのステア後輪軸が、セルフ・ステア状
態に置かれ、そして、その車両の高速走行時およ
び後退時、そのプツシユ・ロツドが、ステア・ロ
ツク・スプリングでそのスリーブに押し付けられ
てそのステア後輪軸が、ステア・ロツク状態に置
かれてその車両の操縦安定性が確保され、また、
万一、そのシリンダの流体圧系統が失陥した場
合、そのプツシユ・ロツドが、そのステア・ロツ
ク・スプリングでそのスリーブに押し付けられて
そのステア後輪軸が、ステア・ロツク状態に置か
れ、操縦安定性が確保されてその車両が安全に走
行可能になり、さらに、そのプツシユ・ロツドの
向きが、その自在継手で、そのナツクル・コント
ロール・アームの回転運動に追従して自由に変え
られ、そのプツシユ・ロツドの往復運動とそのナ
ツクル・コントロール・アームの回転運動とのず
れを吸収する遊びが省かれ、それに伴つて、構造
が簡略化され、殊に、特別なシリンダを使用する
ことなく、簡単な流体圧シリンダでステア・ロツ
クの解除が可能になり、極めて実用的になる。
使用されるステア・ロツク装置は、セルフ・トレ
ーリング型ステア後輪軸に固定的に連結されるナ
ツクル・コントロール・アームと、シヤシの横方
向に配置されて一端をそのナツクル・コントロー
ル・アームにボール・ジヨイント連結させるスリ
ーブと、そのスリーブに一端側を差し込んで自在
継手を介してそのシヤシに回転可能に支持される
プツシユ・ロツドと、そのプツシユ・ロツドをそ
のスリーブに押し付けてそのステア後輪軸をロツ
ク可能にするステア・ロツク・スプリングと、そ
のステア・ロツク・スプリングに抗して、そのプ
ツシユ・ロツドをそのスリーブから引いてそのス
テア後輪軸をロツク解除可能にする流体圧型ステ
ア・ロツク・リリース・シリンダと、車両の低速
走行時、流体圧源からそのステア・ロツク・リリ
ース・シリンダに加圧流体を供給する電磁弁とを
含むところにあるので、この発明の車両に使用さ
れるステア・ロツク装置では、車両の低速走行
時、そのプツシユ・ロツドが、そのステア・ロツ
ク・リリース・シリンダでそのスリーブから引き
戻されてそのステア後輪軸が、セルフ・ステア状
態に置かれ、そして、その車両の高速走行時およ
び後退時、そのプツシユ・ロツドが、ステア・ロ
ツク・スプリングでそのスリーブに押し付けられ
てそのステア後輪軸が、ステア・ロツク状態に置
かれてその車両の操縦安定性が確保され、また、
万一、そのシリンダの流体圧系統が失陥した場
合、そのプツシユ・ロツドが、そのステア・ロツ
ク・スプリングでそのスリーブに押し付けられて
そのステア後輪軸が、ステア・ロツク状態に置か
れ、操縦安定性が確保されてその車両が安全に走
行可能になり、さらに、そのプツシユ・ロツドの
向きが、その自在継手で、そのナツクル・コント
ロール・アームの回転運動に追従して自由に変え
られ、そのプツシユ・ロツドの往復運動とそのナ
ツクル・コントロール・アームの回転運動とのず
れを吸収する遊びが省かれ、それに伴つて、構造
が簡略化され、殊に、特別なシリンダを使用する
ことなく、簡単な流体圧シリンダでステア・ロツ
クの解除が可能になり、極めて実用的になる。
第1図はこの発明の車両に使用されるステア・
ロツク装置を示す概説図、第2図は後二軸型トラ
ツクに適用されたこの発明の車両に使用されるス
テア・ロツク装置の具体例を示す概説図、第3図
は第2図に示されたステア・ロツク装置の拡大平
面図、第4図はプツシユ・ロツド、ステア・ロツ
ク・スプリング、およびステア・ロツク・リリー
ス・シリンダより構成されたスプリング・ステ
ア・ロツク・シリンダを示す縦断面図、および、
第5図は第2図に示されたステア・ロツク装置の
分解斜視図である。 10……車両に使用されるステア・ロツク装
置、11,12……プツシユ・ロツド、13,1
4……ステア・ロツク・スプリング、17,18
……セルフ・トレーリング型ステア後輪軸、1
9,20……ナツクル・コントロール・アーム、
22,23……スリーブ、24,25……流体圧
型ステア・ロツク・リリース・シリンダ、63…
…後二軸型トラツク、64……シヤシ。
ロツク装置を示す概説図、第2図は後二軸型トラ
ツクに適用されたこの発明の車両に使用されるス
テア・ロツク装置の具体例を示す概説図、第3図
は第2図に示されたステア・ロツク装置の拡大平
面図、第4図はプツシユ・ロツド、ステア・ロツ
ク・スプリング、およびステア・ロツク・リリー
ス・シリンダより構成されたスプリング・ステ
ア・ロツク・シリンダを示す縦断面図、および、
第5図は第2図に示されたステア・ロツク装置の
分解斜視図である。 10……車両に使用されるステア・ロツク装
置、11,12……プツシユ・ロツド、13,1
4……ステア・ロツク・スプリング、17,18
……セルフ・トレーリング型ステア後輪軸、1
9,20……ナツクル・コントロール・アーム、
22,23……スリーブ、24,25……流体圧
型ステア・ロツク・リリース・シリンダ、63…
…後二軸型トラツク、64……シヤシ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 セルフ・トレーリング型ステア後輪軸に固定
的に連結されるナツクル・コントロール・アーム
と、 シヤシの横方向に配置されて一端をそのナツク
ル・コントロール・アームにボール・ジヨイント
連結させるスリーブと、 そのスリーブに一端側を差し込んで自在継手を
介してそのシヤシに回転可能に支持されるプツシ
ユ・ロツドと、 そのプツシユ・ロツドをそのスリーブに押し付
けてそのステア後輪軸をロツク可能にするステ
ア・ロツク・スプリングと、 そのステア・ロツク・スプリングに抗して、そ
のプツシユ・ロツドをそのスリーブから引いてそ
のステア後輪軸をロツク解除可能にする流体圧型
ステア・ロツク・リリース・シリンダと、 車両の低速走行時、流体圧源からそのステア・
ロツク・リリース・シリンダに加圧流体を供給す
る電磁弁 とを含む車両に使用されるステア・ロツク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20170383A JPS6092988A (ja) | 1983-10-27 | 1983-10-27 | 車両に使用されるステア・ロツク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20170383A JPS6092988A (ja) | 1983-10-27 | 1983-10-27 | 車両に使用されるステア・ロツク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6092988A JPS6092988A (ja) | 1985-05-24 |
JPH0328353B2 true JPH0328353B2 (ja) | 1991-04-18 |
Family
ID=16445516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20170383A Granted JPS6092988A (ja) | 1983-10-27 | 1983-10-27 | 車両に使用されるステア・ロツク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6092988A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61275064A (ja) * | 1985-05-29 | 1986-12-05 | Hino Motors Ltd | 後二軸型車両 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5880371U (ja) * | 1981-11-28 | 1983-05-31 | 日野自動車株式会社 | セルフステア輪の固定装置 |
-
1983
- 1983-10-27 JP JP20170383A patent/JPS6092988A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6092988A (ja) | 1985-05-24 |
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